JP2009105428A - フェライトコアとその製造方法及びコモンモードノイズフィルター - Google Patents

フェライトコアとその製造方法及びコモンモードノイズフィルター Download PDF

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Abstract

【課題】 メッキの伸びを改善し、電極部間の絶縁抵抗を確保すること、導線と電極のショートを回避すること、および製品のQ値(ロス特性)を安定させること。
【解決手段】 巻芯部の両端に鍔部1と鍔部1に連続する複数の脚部2とを備え、これら脚部2の底面側の端部に電極が形成されてなるフェライトコアであって、各脚部2の鍔部1から底面にいたる側面のいずれも先細り状であるとともに、側面における稜線部が曲面状であるものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波信号を扱う各種電子機器のコモンモードノイズ対策に適合するフェライトコアとその製造方法、および差動伝送回路等に用いるコモンモードノイズフィルターに関する。
従来、電源ラインの不要輻射対策、高周波信号のコモンモードノイズ対策にコモンモードノイズフィルターが利用されている。
このコモンモードノイズフィルターは、図3に示すように巻芯部4の両端に鍔部1と、該鍔部1に連続する複数の脚部2とを備えてなるフェライト磁器の脚部2の底面側の端部に電極部3を形成してフェライトコア6を得、該フェライトコア6の巻芯部4にバイファイラ巻等により複数の導線を数ターンから数十ターン巻回して、さらに導線の巻き始めの先端と巻終わりの端末を脚部2の底面側の電極部3に各々半田付けや熱圧着等により導電接続した構造となっている。
上記コモンモードノイズフィルターに用いられるフェライト磁器に電極3を形成する場合には、ディッピングやスクリーン印刷、転写などの方法を用いてAgやAgPdなどの厚膜を印刷して焼成を行い、次にその厚膜上にNiやCu、Sn、SnPb、Auなどを用途、要求に合わせて幾層かメッキ処理にて作製する。このメッキ処理は、厚膜印刷を行ったフェライト磁器を作製したい層の成分の溶けたメッキ液に浸して電流を流すことによりフェライト磁器に形成された厚膜上に所定のメッキ層が形成され、その際、フェライト磁器に付着したメッキ液を洗浄することで形成される。
例えば、このようなコモンモードノイズフィルターは、2本の導線に同相電流が流れる場合は、磁束は足し合わされインピーダンスが大きくなる。逆に、2本の導線に逆相電流が流れる場合は、磁束は打ち消されインピーダンスはほとんど発生しない。このように、コモンモードノイズフィルターは、同相電流が流れにくく、逆相電流は流れやすいというフィルター機能を持つ電子部品である。
また、このコモンモードノイズフィルターが使われる情報通信機器分野では、部品に対する小型、軽量化の要求がある。その要求にしたがい、コモンモードノイズフィルターのサイズも、実装時の面積である略四角形のサイズが、縦3.2mm、横1.6mmである3216、縦2.5mm、横2.0mmである2520、同様に2012、1608、1210と小型化にシフトしてきている。
そこで、特許文献1では、図3に示すように、フェライトコアにおける各脚部2のすべての稜線部に曲面体を形成することが提案されている。
また、各脚部2の曲面体の曲率半径は、0.2〜0.3mmであり、4個の脚部2の巻芯部4側には、いずれも直立方向に対して30〜70°の傾斜面8を備えていることも特徴とされている。
上記の提案によれば、脚部2の全ての稜線部に曲率半径0.2mm程度の曲面体を形成したことにより、稜線部による導線の断線や短絡といった問題を防止できるとされている。また、脚部2の巻芯部4側に、傾斜面8を形成することにより、巻芯部4に巻回されたバイファイラ巻きの導線の電極3への接続をより緩やかな角度で行うことが可能となり、これにより、より信頼性の高いコモンモードノイズフィルターとすることが示されている。
特開2002−329618号公報
しかしながら、このようなコモンモードノイズフィルターが使われる情報通信機器分野では、機器の小型化に伴い、部品の小型、軽量化の要求があり、巻線型コモンモードノイズフィルターでも、実装時の略四角形のサイズが、縦3.2mm横1.6mmのサイズから、同様に縦2.5mm横2.0mm、縦2.0mm横1.2mm、縦1.6mm横0.8mm、もしくは、縦1.2mm横1.0mmと小型化にシフトしてきている。
ここで、上記特許文献1に示すようなフェライトコアを用いたコモンモードノイズフィルターでは、各脚部2の稜線部を曲面状としているものの、その曲率半径が大きく、また脚部2は巻芯部4側から底面に向かって同じ大きさであるため、脚部2に電極3を作成する際に発生するメッキの伸びを効率的に抑えることはできない。これは電荷が稜線部に集中しやすい性質を有しているためである。さらに、メッキ層を電界メッキにて形成する際、電極部3の厚膜に効率よく電荷が集中しない。そのため、メッキが電極部3の厚膜上に成形されにくく、その分、分散した電荷は曲面を有する稜線部に集中し易くなり、メッキの伸びを誘発している。
このメッキの伸びは、小型化に伴って各脚部2の電極部3間の距離が狭くなると、絶縁性を確保できないという問題を招くこととなる。即ち、各脚部2の底面側に電極部3を形成すると、図4に示す通り、電極部3を形成する際に作成するメッキ層が伸びやすく、特に、この電極部3のメッキ層の伸びは図5に示すように脚部2の稜線部で大きくなり絶縁性を確保できないことに起因するものである。
従来のサイズのコモンモードノイズフィルター(例えば、縦3.2mm横1.6mmの場合)用のフェライトコア6では、前述のような電極部3のメッキの伸びが発生しても、それぞれの脚部2の電極部3間に0.6mm程度の距離を保てたため絶縁性を保つことができていた。
特に、コモンモードノイズフィルター用のフェライトコア6は、同等サイズのチップインダクター用のフェライトコアなどと比較すると、鍔部1に連続する複数の脚部2が多く、必然的に電極部3の底面面積が小さくなる。電極部3の底面面積が小さくなると、加熱と加圧でつぶされた導線が電極部3を覆ってしまうため、実装時に半田ぬれ性が低下し、実装不良を起こしやすくなる。
そこで、この実装不良を改善するために、電極部3となるメッキ厚みを厚くする必要があったが、メッキの伸びはメッキの厚みに比例し成長する傾向にあり、そのメッキ伸びのために、各脚部2および電極部3間の間隔が狭くなり、電流が流れ電極部3間の絶縁性が保持できないという問題があった。
また、これらのフェライトコアに導線を巻回し、コモンモードノイズフィルターとした際、電極部3aの近くを図6のように隣接する電極部3bに厚着された導線が横切る。このとき、メッキが伸びることにより電極部3の寸法が長くなるため隣接する電極部3に圧着したワイヤーがこのメッキの伸びに接触しショートを起こすという問題があった。
また、メッキの伸びにより電極部3の寸法がばらつくため、フェライトコア6に発生する磁束のロスにばらつきが生じ、Q値(ロス特性)がばらつきやすいという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するものであり、メッキの伸びを改善し、電極部3間の絶縁抵抗を確保すること、導線と電極のショートを回避すること、および製品のQ値(ロス特性)を安定させることを目的としている。
本発明のフェライトコアは、巻芯部の両端に鍔部と該鍔部に連続する複数の脚部とを備え、これら脚部の底面側の端部に電極が形成されてなるフェライトコアであって、前記各脚部の前記鍔部から前記底面にいたる側面が先細り状であるとともに、前記側面における稜線部が曲面状であることを特徴とする。
また、本発明のフェライトコアの製造方法は、フェライトコアとなる焼結体をバレル加工することによって、各脚部の稜線部を曲面状に加工することを特徴とする。
また、本発明のコモンモードノイズフィルターは、上記のフェライトコアに導線を巻回してなる。
本発明のフェライトコアによれば、電極部形成時のメッキの伸びを抑制することができ、電極部間の絶縁性を高く維持でき、コモンモードノイズフィルターが小型化して隣接する電極部の間隔が近くなっても電極部間の絶縁の信頼性を高く保つことができる。また、電極部の脚部の底面側から巻き芯部に向けての寸法を調整出来るため隣接する電極部への導線のショートも防げる。また、製品のQ値を高く取れ、そのばらつきを抑えることができる。
また、本発明のフェライトコアの製造方法によれば、バレル加工を行うことによって、小型のフェライトコアにおいても、脚部の曲面形状や曲面寸法、表面粗さを容易に、自由に調整することができる。
さらに、本発明のフェライトコアを用いてコモンモードノイズフィルターとした場合、コモンモードノイズフィルターが小型化して隣接する電極部の間隔が近くなっても、各電極部間の絶縁抵抗の信頼性を高く保つことができ、電極部と導線のショートを防止し、さらにQ値が高く、ばらつきの少ないものとすることができる。
以下、本発明のフェライトコアの実施形態を図面に基いて説明する。
図1(a)、(b)は本発明のフェライトコアの一実施形態の底面側を上方にした状態を示す斜視図である。
このフェライトコア6を構成するフェライト磁器は、Ni−Zn系フェライト、Mn−Zn系フェライトなどの磁性材料等から成り、巻芯部4の両端に鍔部1A、1Bを有し、該鍔部1Aには脚部2a、2bが、鍔部1Bには脚部2c、2dが形成されている。また、該脚部2a、2b、2c、2dの底面側の端部には電極部3a、3b、3c、3dが形成されている。
例えば、2012サイズと言われるフェライトコアは、短辺寸法Eが1.2mmとなるため、1つの鍔部1に形成された2つの脚部2の間隔は足部の破壊強度と厚膜印刷時に使用する高粘度のペーストの短絡防止を考慮し約0.4mmと非常に小さくなっている。
ここで、本発明のフェライトコア6は、図1(a)に示すように各脚部2が底面に向かって先細り状であるとともに、各脚部2の側面における稜線部が曲面状であることが重要である。
これにより、上記のような各脚部2の間隔の小さい小型のフェライトコア6においても、各脚部2の稜線部を曲面状にすることにより、脚部2に電極部3を形成する際に行う電界メッキによって発生するメッキの伸びを防ぐことができる。また各脚部2が底面に向かって先細り状であることから、脚部2の底面の面積を小さくすることができ、電界メッキを行う際、脚部2の底面に形成した厚膜に効率よく電荷が集中し、メッキの伸びをより確実に防ぐことができる。
従来、このメッキの伸びは、フェライト磁器の成分自体が作用し誘発するものと考えられていた。しかし、メッキの伸びは脚部2の側面より稜線部において伸びが大きくなることから、電界メッキ時の電荷が稜線部へ集中するために起こると考えられる。そこで、稜線部への電荷の集中を緩和するため、脚部を先細り状にしその底面部に形成した厚膜に電荷を集中させ、且つ稜線部を曲面状とすることで稜線部への電荷の集中を緩和させ、メッキの伸びを有効に抑制できるものである。これによって、隣接する電極部3aと3bの間、電極部3cと3dの間の絶縁抵抗を確保することができ、また導線と電極部3のショートを回避することができた。
さらに、電極部3は導体であるために高抵抗であるフェライト磁器に比べロスが大きい、このロスが大きい電極部3の面積が伸びによりばらつき製品のQ値(ロス特性)をばらつかせていた。しかし、各脚部2を先細り状で、且つ稜線部を曲面状とすることで、メッキの伸びの発生を抑制でき、製品のQ値を安定させることができる。
またさらに、上記各脚部2の先細り状の形状については、効率よく底面に形成した厚膜に電荷を集中させるため、例えば脚部2の巻芯部との境界の断面の面積に対し底面の面積を50〜85%とすることが望ましい。この面積比が50%未満の場合、電極部3が小さくなり実装強度が低下する。一方、85%を越える場合、各脚部2の底面に形成した厚膜に電荷が集中しにくくなりメッキの伸びを抑制できなくなる。
また、各脚部2の稜線部の曲率半径は0.02〜0.2mmであることが好ましい。これによって、稜線部への電荷の集中を抑え、電極部3の厚膜に電荷を集中させることができるためメッキの伸びを抑えることができる。各脚部2の曲率半径が0.02mmより小さいと、稜線部における電荷の集中を緩和しきれず伸びを抑制できない。また、稜線部にチッピングが発生しやすくなる。一方、0.2mmより大きいと脚部2が細くなるために強度が劣化する。さらに好ましい曲率半径は、0.05〜0.15mmである。
さらに、図1(b)に示すように、各脚部2の稜線部の曲率半径が、鍔部1側で0.02〜0.15mm、底面側で0.05mm〜0.2mmであり、且つ底面に向かって漸増することがより好ましい。
このように、各脚部2の底面側の曲率半径を鍔部1側の曲率半径より大きくすることで、電極部3を形成する際のメッキの伸びをより効果的に防ぐことができる。また、鍔部1側は曲率半径を小さくする事により脚部2の強度を保つことが出来る。
即ち、電極部3を形成するためのメッキの伸びは、厚膜の上端から脚部2の稜線部に沿って成長していくため稜線部の曲率半径は厚膜側である底面側は大きくすることが好ましい。それに対し、メッキの伸に影響が少なくなる鍔部1側は、できるだけ強度を保つために脚部2の断面積を広く確保する必要があるため曲率半径を小さくすることが好ましい。
ここで、各脚部2の鍔部1側の曲率半径が0.02mmより小さいと、稜線部にチッピングが発生しやすくなり、一方、0.2mmより大きいと脚部2が細くなるために、強度が劣化する。また、底面側の曲率半径が0.05mmより小さいと、メッキの伸びを抑制するのが困難となり、絶縁性が保持できなくなる。一方、0.2mmより大きいと脚部2が細くなるために、強度が劣化するとともに電極部3が小さくなるため実装強度が低下する。
また、この様に各脚部2の稜線部の曲率半径が、鍔部1側で0.02〜0.15mm、底面側で0.05〜0.2mmであり、且つ底面に向かって漸増させることにより脚部2は先細り形状となるため電界メッキにて電極部3に形成した厚膜部にメッキ層を形成する際、厚膜上に電荷が集中しやすくなる、その為、効率的にメッキが行われ厚膜以外への電荷の拡散が緩和されメッキの伸びが抑制される。
例えば2012サイズのコモンモードフィルター用のフェライトコアの場合、脚部2は約0.4mm角になるため鍔部1側で曲率半径0.02〜0.07mm、底面側で曲率半径0.05〜0.1mmとすることが好ましい。
次に、本発明のフェライトコア6の製造方法を説明する。
まず、フェライト磁器の原料となる、Ni−Zn系フェライト、Mn−Zn系フェライトなどの粉末に所定のバインダーを加えスプレードライなどにより粉末成形に適した顆粒に造粒して原料粉末を得る。特に、使用周波数や表面抵抗値の問題からNi−Zn系フェライトから成ることが好ましい。
次いで、この原料粉末を所望の形状の金型に充填し、所定の圧力で加圧してフェライト磁器となる成形体を得る。
その後、得られた成形体を電気炉やガス炉などの焼成炉にて所定の焼成温度で焼成し焼結することにより、フェライト磁器となる焼結体を得る。この焼結体の各脚部2の稜線部はこの時点では曲面を有しておらず、鍔部側から底面側の断面形状は一定である。
次いで、得られた焼結体の脚部2を先細り状で、且つ稜線部を曲面状に加工する。
この方法としては、機械加工、ブラスト及びバレルなどの加工方法が挙げられるが、この中でも特にバレル加工を施すことが好ましい。
特に、本発明のフェライトコア6のように、各脚部2が底面に向かって先細り状であるとともに、脚部2の側面における稜線部が曲面状である形状の形成において、機械加工は個別加工になるためにコストが掛かりすぎる。また、ブラスト加工は全面に研磨剤が当たり、研磨力が強過ぎるため必要以上に面が荒れ、強度が低下しやすい。これらの加工方法に対し、バレル加工は、例えば磁器製のポット状容器の中に焼結体、水および研磨剤等を入れ、回転させることにより加工を行うため、バッチ処理が可能であり加工費用を安くすることができる。また、バレル加工として研磨剤によって加工する際も、水のみで焼結体同士の摩擦力だけで加工する際も、その研磨加工は水中にて行うため必要以上に面の荒れが発生せず、バレル加工後も強度を維持できるといった特徴を有する。また、バレル加工は、製品と研磨剤または、焼結体同士のぶつかり合いによって加工が進むため、最もぶつかりが起こりやすい稜線部、突起部、突起の先端部がその他部分よりバレル加工が掛かりやすいという特徴があるため、脚部2の稜線部の底面に向かい漸増する曲率半径を有する加工には特に適している。
このバレル加工において使用する研磨材として、高抵抗の研磨材または研磨材を使用せず水のみで焼結体同士の接触によって加工することが好ましい。
上記高抵抗の研磨剤とは、研磨剤の抵抗値が10Ω・cm以上である研磨剤のことであり、アルミナ、シリカ等を用いることができ、バレル加工後に、研磨剤の微少粒子がフェライト磁器となる焼結体に付着したとしても、その後の工程で電極部3を形成する電界メッキの際に表面に付着した微小粒子の研磨剤と厚膜との間で電流が流れにくいためメッキは伸びにくい。
また、上記抵抗値は1011Ω・cm以上であることがより好ましく、これは主にフェライト磁器として使用されるNi−Zn系フェライト材の抵抗と同じであるためである。一方、研磨材の抵抗値が10Ω・cmより低い研磨剤を使用した場合、バレル加工後に、研磨剤の微少粒子がフェライト磁器となる焼結体に付着すると、その後の工程で電極部3を形成する電界メッキの際に表面に付着した微小粒子の研磨剤と厚膜との間で電流が流れるため、メッキが伸びやすく、絶縁性を確保することができない。
なお、上記研磨剤の抵抗値は、研磨剤を絶縁性の型に充填し加圧し押し固めた物をHP社製の高抵抗測定器用いDC50Vを印可し測定されるものである。
また、研磨剤の粒径は、400μm以下であることが好ましく、脚部2間に研磨剤が十分に入り込んで、脚部2の稜線部を曲面状に加工することができる。一方、400μmを越えると、脚部2間の間に入らなくなるため脚部2の内側の側面の稜線部に曲面状に加工できない。
バレル加工での稜線部の曲率半径の調整は磁器製のポット状容器に入れる焼結体の数量や研磨剤の量、加工時間で調整する。焼結体の数量が多ければ研磨力が大きくなるため大きな曲率半径を得やすく、特に稜線部、突起部、突起の先端部の曲率半径はその他部位に比べ大きくなりやすい。研磨剤を多く入れれば、焼結体同士のぶつかり合いが減り、研磨剤による研磨が多くなるため曲率半径は均一になりやすい。加工時間が増えればどちらの場合も曲率半径は大きくなる。
このようなバレル加工の条件としては、例えばバレル容量13リットルに対し焼結体を1〜6リットル、水を4〜9リットル、メディアの粒径と使用量は製品の大きさと欲しい曲面の形状により調整する。
また、研磨剤を使用せずに水のみを用いて焼結体同士の接触によって加工すると、焼結体の数量の調整と処理時間の調整によって所定の曲面状に加工することができる。
また、脚部2に電極部3を形成するフェライト磁器の焼結体の表面粗さは、Ra0.2〜0.6μmであることが望ましい。表面粗さがRa0.2μmより小さいと脚部2に印刷した厚膜が剥がれやすく、製品として実装した場合の密着強度が低下する。0.6μmより大きいと表面が荒れた状態となり強度が低下する。ここで、表面粗さの測定方法は、フェライト磁器を脚部2側を上にして平板上に固定し厚膜を印刷する脚部2の底面部に表面粗さ計の触針を当て測定されるものである。Raの調整はバレル加工時の磁器製などのポットの回転数によって調整する。ポットの回転が速いと焼結体同士や焼結体と研磨剤が強くぶつかるためRaは大きくなる。ポットの回転数を下げれば焼結体同士や焼結体と研磨剤のぶつかりが弱くなるためRaは小さくなる。
上述のようなフェライトコア6は、コモンモードノイズフィルターとして好適に用いられる。
図2は、本発明のフェライトコアを用いたコモンモードノイズフィルターの一実施形態を示す底面側を上方にした状態の斜視図である。
巻芯部4の両端に鍔部1と、該鍔部に連続する複数の脚部2とを備え、脚部2の底面側の端部に電極部3が形成されてなるフェライトコア6の巻芯部4にバイファイラ巻等により複数の導線を数ターンから数十ターン巻回して、さらに、導線の巻き始めの先端と巻終わりの端末を脚部2の底面側の電極部3に各々半田付けや熱圧着等により導電接続した構造となっている。
この様に各脚部2を先細り状で、各稜線部を曲面状にすることにより、電極部3のメッキの伸びが抑制され隣接する脚部2及び電極部3の距離が保てコモンモードノイズフィルターの各電極部3間の絶縁抵抗が保たれる。また、伸びが抑制されることにより隣接する電極部3に厚着した導線が電極部3のそばを通ったとしても伸びの部分がないためショートすることが無くなった。また、伸びが抑制され電極の体積が減り寸法も安定化したため製品のQ値(ロス特性)が改善されかつ安定化した。
以上のように、本発明のフェライトコアによれば、電極部3形成時のメッキの伸びを抑制することができ、電極部間の絶縁性を高く維持でき、コモンモードノイズフィルターが小型化して隣接する電極部3の間隔が近くなっても電極部3間の絶縁の信頼性を高く保つことができる。また、電極部3の脚部2の底面側から巻き芯部に向けての寸法を調整出来るため隣接する電極部への導線のショートも防げる。また、製品のQ値を高く取れ、そのばらつきを抑えることができる。
また、各脚部2の各稜線部の曲率半径が鍔部1側で0.02〜0.15mm、底面側で0.05〜0.2mmであり、且つ底面に向かって漸増することから、メッキの伸びを確実に抑制できるとともに、脚部2の強度を高く保つことができ、実装時の強度を確保することができる。
また、本発明のフェライトコア6を作製するにあたり、バレル加工を行うことによって、小型のフェライトコア6においても、脚部2の曲面形状や曲面寸法、表面粗さを容易に、自由に調整することができる。
また、バレル加工時に高抵抗の研磨剤を使用するか、または水のみの使用にすることによって、研磨剤の微少粒子がフェライト磁器となる焼結体に付着したとしても、その後の工程で電極部3を形成する電界メッキを行う際に表面に付着した微小粒子の研磨剤と電極部3となる厚膜との間で電流が流れにくいため、メッキの伸びを防止することができる。
また、本発明のフェライトコア6を用いてコモンモードノイズフィルターとした場合、コモンモードノイズフィルターが小型化して隣接する電極部3の間隔が近くなっても、各電極部3間の絶縁抵抗の信頼性を高く保つことができ、電極部3と導線のショートを防止し、さらにQ値が高く、ばらつきの少ないものとすることができる。
<実施例1>
先ず、図1(a)、(b)示すような本発明のフェライトコア6を得るため、磁性材料としてNi−Zn系フェライト材とバインダーを混練後、スプレードライヤーにて原料粉末を作製した。次いで、この原料粉末を用い粉末プレス成形によって成形した後、900〜1300℃で焼成して4つの脚部2を持つフェライト磁器となる焼結体を30個作製した。
そして、この焼結体を磁器からなるポット状容器を有するバレル装置に入れ、研磨剤として抵抗値1011Ω・cm、粒径が80μmのアルミナと水を加えたもの、抵抗値10Ω・cm、粒径が80μmの炭化珪素と水を加えたものをそれぞれ準備し、バレル加工によって脚部2を表1に示す如く曲面体を持ち先細り状となるよう加工してフェライト磁器を作製した。
なお、脚部2は研磨剤の量と加工する焼結体の数量、加工時間をそれぞれ調整し形状を調整した。各研磨材の抵抗値は研磨剤を絶縁性の容器に入れ圧力を加え固めたものをHP社製の高抵抗測定器を用いDC50Vを印可して測定した。
各フェライト磁器は、実装時の略四角形のサイズが縦2.0mm、横1.2mmの2012サイズ(各脚部2の底面は0.4×0.4mm、脚部2a、2bの底面間、脚部2c、2dの底面間の距離をそれぞれ0.4mm、脚部2の底面と巻き芯部4までの長さは0.25mm)とし、各脚部2の形状が先細り状としたものは鍔部1との境界の断面積に対して底面の面積が70%となるようにした。
また、比較例としてバレル加工を行わないもの、脚部2の形状を鍔部側から底面側まで同じ断面を有するものを用意した。
次いで、全てのフェライト磁器に電極3を形成し各30個のフェライトコア試料を得た。電極3部は、フェライト磁器の各脚部2にディッピングによりAgの厚膜を印刷して焼成を行い、フェライト磁器に厚膜を焼き付け、その厚膜上にNi、Snを電界メッキにて作製した。
それぞれの電極部3の厚みはAgが20μm、Niが2μm、Snが7μmとし、Ag厚膜の脚部2の底面側から巻芯部4に向けての寸法は0.1mmとした。なお、各フェライトコア試料の脚部2の形状は測定顕微鏡によって測定した。
次いで、得られた各フェライトコア試料を下記の方法にて評価する。
(1)各メッキの伸びを評価した。伸びの計測は図5に示したメッキの伸び5をAg厚膜の脚部2底面側から巻き芯部に向けての寸法の上端からメッキの最先端部とし測定顕微鏡を用い測定した後、4つの脚部2のメッキの伸びの平均を算出した。
(2)各フェラトコア試料の電極部3a、3bにそれぞれのプローブを当てDC50Vを印可した時の電極部3a、3b間の絶縁抵抗を評価した。ここで用いた測定器はHP社製の高抵抗測定器であり、測定電圧は一般的にインダクターで導線間や導線とフェライトコア等の絶縁抵抗の評価で用いられる電圧値である。
(3)各フェライトコア試料を脚部2の底面の電極部3を用い実装基板上に半田付けし、そのフェライトコア試料を実装した実装基板をAIKOH社製のテストスタンドに両面テープを用い固定しAIKOH社製のCPU GAGEを用いフェライトコア6の実装時の略四角形のサイズのうち、縦2.0mmの辺の巻芯部4を実装基板と平行な方向に圧子で5mm/分の速度で加圧する。このように加圧した場合に脚部2が全て破壊し実装基板からフェライトコア試料が外れる時の強度を評価した。
(4)各フェライトコア試料を各30個ずつ用意し、それに、直径0.1mmの導線を7ターン巻回し導線をねじり止め、導線の先端を半田槽に付け導通をとり、HP社のLCRメーターにて測定周波数1MHz、測定電圧50mVでそれぞれのQ値(ロス特性)を測定し、30個のQ値のばらつきである標準偏差を算出した。
結果を表1に示す。
Figure 2009105428
表1から明らかなように、各脚部2が底面に向かって先細り状であるとともに、各脚部2の側面における稜線部が曲面状である試料(No.1〜15)は、メッキの伸びが0.15mm以下と小さく、脚部2間の絶縁抵抗も10Ω・cm以上に確保されており、強度も10N以上とすることができた。また、フェライトコイル試料における平均のQ値を10.4以上と高いものとすることができ、そのバラツキも1.8以下とすることができた。
特に、アルミナを研磨剤としてバレル加工し、各脚部2の稜線部の曲率半径を0.02〜0.2mmとした試料(No.2〜6)、各脚部2の稜線部の曲率半径を鍔部側で0.02〜0.15mm、底面側で0.05〜0.2mmである試料(No.10〜13)は、メッキの伸びを0.1mm以下により小さくでき、脚部2間の絶縁抵抗も10Ω・cm以上と十分に確保することができ、さらにQ値も11以上として、そのバラツキも1.71以下とすることができた。これは、各稜線部を先細り状として曲面体を形成することにより、メッキの伸びが抑制されQ値の低い電極部3の面積が少なくなりフェライトコア6としてのQ値が高くなったと考えられる。また、メッキの伸びが抑制されることで電極部3の寸法が安定するためQ値のばらつきが少なくなったと考えられる。
これに対し、比較例である試料のうち、バレル加工を行わず、脚部2の各稜線部に角が残っている試料(No.16、17)は、メッキの伸びが0.23mm以上と長くなり、脚部間の絶縁抵抗が105Ω・cmと小さく、さらにQ値も9.7以下、そのバラツキが2以上と大きくなっていることが判った。
また、脚部2の各稜線部を曲面体としても、先細り状になっていない試料(No.18)は、同寸法の曲率半径を有し、先細り状の試料(No.4)に比べメッキの伸びは大きくなり、脚部2間の絶縁抵抗も10Ω・cm、Q値も10.2、そのバラツキが2.3と大きくなっている。これは、各脚部2の稜線部を先細り状、且つ曲面体とすることにより、脚部2の稜線部への電荷の集中が緩和されメッキの伸びが抑制されるためである。
<実施例2>
次いで、上記実施例1と同様に、フェライト磁器となる焼結体を磁器からなるポット状バレル装置に入れ研磨剤として水のみを用いて種々の条件でバレル加工を行い、脚部2を表1に示す如く形状となるよう作製し、底面に同様に電極部3を形成した。
なお、各フェライトコア試料の脚部2の形状は測定顕微鏡によって測定した。
次いで、得られた各フェライトコア試料に実施例1と同様に(1)〜(3)の評価を行った。
また、各フェライトコア試料をそれぞれ30個ずつ用意し、直径0.1mmの導線を7ターン巻回し、実施例1と同様に上記(4)の評価を行った。
結果を表2に示す。
Figure 2009105428
表2から明らかなように、各脚部2が底面に向かって先細り状であるとともに、各脚部2の側面における稜線部が曲面状である試料(No.19〜31)は、メッキの伸びが0.16mm以下と小さく、脚部2間の絶縁抵抗も10Ω・cm以上に確保されており、強度も8N以上とすることができた。また、フェライトコイル試料における平均のQ値を10.2以上と高いものとすることができ、そのバラツキも1.9以下とすることができた。
特に、各脚部2の稜線部の曲率半径を0.02〜0.2mmとした試料(No.20〜24)、各脚部2の稜線部の曲率半径を鍔部側で0.02〜0.15mm、底面側で0.05〜0.2mmである試料(No.27〜30)は、メッキの伸びを0.09mm以下により小さくでき、脚部2間の絶縁抵抗も10Ω・cm以上と十分に確保することができ、強度も11N以上とすることが出来た。さらにQ値も11以上として、そのバラツキも1.75以下とすることができた。これは、各稜線部を先細り状として曲面体を形成することにより、メッキの伸びが抑制されQ値の低い電極部3の面積が少なくなりフェライトコアとしてのQ値が高くなったと考えられる。また、メッキの伸びが抑制されることで電極部3の寸法が安定するためQ値のばらつきが少なくなったと考えられる。
これに対し、比較例である試料の稜線部の曲率半径を0.22mmとした試料(No.25)、各脚部2の稜線部の曲率半径を鍔部側で0.2mm、底面側で0.22mmである試料(No.31)は、メッキの伸びが0.02mm以下となり、脚部2間の絶縁抵抗が1011Ω・cmと大きく、さらにQ値も13以上、そのバラツキが1.27以下となったが強度が9N以下と小さくなっていることが判った。
これは、各脚部2の稜線部の曲面体を大きくすることにより、脚部2の断面積が減少し脚部2の強度が低下したためである。
(a)、(b)は本発明のフェライトコアの一実施形態を示す斜視図である。 本発明のフェライトコアを用いたコモンモードノイズフィルターの一実施形態を示す斜視図である。 (a)〜(c)は従来のフェライトコアを用いたコモンモードノイズフィルターの一実施形態を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は脚部の底面側からみた平面図である。 従来のフェライトコアの問題点を説明するための斜視図である。 従来のフェライトコアの問題点を説明するための斜視図および断面図である。 従来のフェライトコアを用いたコモンモードノイズフィルターの問題点を説明するための部分斜視図である。
符号の説明
1:鍔部
2:脚部
3:電極部
4:巻芯部
5:メッキの伸び部

Claims (8)

  1. 巻芯部の両端に鍔部と該鍔部に連続する複数の脚部とを備え、これら脚部の底面側の端部に電極が形成されてなるフェライトコアであって、前記各脚部の前記鍔部から前記底面にいたる側面が先細り状であるとともに、前記側面における稜線部が曲面状であることを特徴とするフェライトコア。
  2. 前記稜線部の曲率半径が前記鍔部側より前記底面側が大きいことを特徴とする請求項1に記載のフェライトコア。
  3. 前記稜線部の曲率半径が0.02mm以上0.2mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のフェライトコア。
  4. 前記稜線部の曲率半径が、前記鍔部側で0.02mm以上0.15mm以下、前記底面側で0.05mm以上0.2mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフェライトコア。
  5. 前記稜線部の曲率半径が前記底面に向かって漸増することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフェライトコア。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のフェライトコアの製造方法であって、前記フェライトコアとなる焼結体をバレル加工することによって、各脚部の稜線部を曲面状に加工することを特徴とするフェライトコアの製造方法。
  7. 前記バレル加工の研磨材として、高抵抗の研磨剤、または水を使用することを特徴とする請求項6に記載のフェライトコアの製造方法。
  8. 請求項1乃至5のいずれかに記載のフェライトコアに導線を巻回してなるコモンモードノイズフィルター。
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