JP2009103178A - 操作部材のダンパ装置 - Google Patents

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【課題】操作部材が勢いよく急激に手操作されたり、急速に繰り返し手操作されても、耳障りな打音が発生せず、併せて部品耐久性の向上を図ること。
【解決手段】シリンダ・ピストン式のリニアダンパ手段40をケース部材31に軸線方向に移動可能に設け、外部ばね33によってリニアダンパ手段40が前記ケース部材31より軸線方向外方に突出する方向に付勢し、リニアダンパ手段40とケース部材31の何れか一方を支持体(22)に連結し、他方を操作部材(24)に当接させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、操作部材のダンパ装置に関し、特に、支持体より支持された操作部材の戻り方向の移動に対してダンパ作用を与える操作部材のダンパ装置に関するものである。
ドアハンドル等の手操作の操作部材に、シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段等のダンパ手段を接続し、操作部材が手放されて操作部材がばね力等によって元の位置に戻る戻り移動が、ダンパ手段のダンパ作用によってゆっくり行われるようにする提案が種々行われている(例えば、特許文献1、2)。
特開2005−351071号公報 特開2006−29564号公報
操作部材をばね力に抗して戻り位置より引き出す或いは引き上げるような手操作時には、ダンパ装置が操作部材に作用せず、操作部材の手操作が、ダンパ手段の動作負荷を伴うことなく小さい力で、抵抗なく行われ得るよう、ダンパ手段は、操作部材に対して離間可能に当接するだけで、ピン等を用いた離間不能の連結を行われていない。
このため、操作部材が、勢いよく急激に手操作された場合や、急速に繰り返し手操作された場合には、操作部材の動きにダンパ手段が追従できず、ダンパ手段と操作部材との当接関係が崩れ、ダンパ手段と操作部材との間に隙間ができ、その後、ダンパ手段と操作部材とが元の当接関係に戻る際に、衝突による耳障りな打音が生じることになる。また、この衝突は、部品耐久性を低下させる原因になる。
本発明が解決しようとする課題は、操作部材が勢いよく急激に手操作されたり、急速に繰り返し手操作されても、耳障りな打音が発生せず、併せて部品耐久性の向上を図ることである。
本発明による操作部材のダンパ装置は、支持体より支持された操作部材の戻り方向の移動に対してダンパ作用を与えるダンパ装置であって、シリンダチューブ内に、当該シリンダチューブ内を軸線方向に移動可能なピストンロッド付きのピストンと、前記ピストンロッドが前記シリンダチューブ外に突出する方向に前記ピストンを付勢する内部ばねとを具備し、前記内部ばねのばね力に抗した前記ピストンの軸線方向移動によって減衰効果を生じるシリンダ・ピストン式リニアダンパ手段と、前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段を軸線方向に移動可能に保持するケース部材と、前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段が前記ケース部材より軸線方向外方に突出する方向に付勢する外部ばねとを有し、前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段と前記ケース部材の何れか一方が前記支持体に連結され、他方が前記操作部材に当接している。
本発明による操作部材のダンパ装置は、好ましくは、前記ケース部材は前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段を受け入れる有底のシリンダ受け入れ孔を有し、前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段は、前記シリンダチューブの一端部より軸線方向外方に突出した前記ピストンロッドの先端部が前記シリンダ受け入れ孔の底部に対向する向きをもって前記シリンダ受け入れ孔に挿入され、前記シリンダチューブの他端部側が前記ケース部材より軸線方向外方に突出して前記支持体あるいは前記操作部材に当接しており、前記外部ばねは、前記シリンダ受け入れ孔の底部と前記シリンダチューブの一端部との間に、前記ピストンロッドの外周囲を取り巻くように配置されている。
本発明による操作部材のダンパ装置は、好ましくは、前記ケース部材は前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段を受け入れる有底のシリンダ受け入れ孔を有し、前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段は、前記シリンダチューブの一端部より軸線方向外方に突出した前記ピストンロッドの先端部に固定されたばねリテーナを有し、当該ばねリテーナが前記シリンダ受け入れ孔の底部に対向する向きをもって前記シリンダ受け入れ孔に挿入され、前記シリンダチューブの他端部側が前記ケース部材より軸線方向外方に突出して前記支持体あるいは前記操作部材に当接しており、前記外部ばねは、前記ばねリテーナと前記シリンダチューブの一端部との間に、前記ピストンロッドの外周囲を取り巻くように配置されている。
本発明による操作部材のダンパ装置は、好ましくは、前記ケース部材に対する軸線方向外方への最大突出量を規制された形態で前記ケース部材に軸線方向に移動可能に係合したキャップ部材を有し、前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段は前記ケース部材と前記キャップ部材との間に設けられている。
本発明による操作部材のダンパ装置は、例えば、前記操作部材がリクライニング機能を有するシートのリクライニングレバーであり、当該リクライニングレバーはばね手段のばね力によって前記戻り方向に付勢されている。
本発明による操作部材のダンパ装置は、外部ばねのばね力によってシリンダ・ピストン式リニアダンパ手段がケース部材より軸線方向外方に突出する方向に常時付勢されていることにより、操作部材が勢いよく急激に手操作されたり、急速に繰り返し手操作されても、シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段が操作部材あるいは支持体に常時当接し、シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段が操作部材あるいは支持体に衝突することによる耳障りな打音の発生が回避される。併せて部品耐久性の向上が図られる。
本発明による操作部材のダンパ装置を、リクライニング機能を有する自動車用シートのリクライニングレバーに適用した一つの実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。
図1において、符号11はシートクッション部(座部)フレームを、符号12はシートバック部(背もたれ部)フレームを各々示している。シートバック部フレーム12は、リクライニングデバイスユニット20によってシートクッション部フレーム11に支軸21の中心軸線周りに回動可能で、傾斜前倒れ可能に取り付けられている。
リクライニングデバイスユニット20は、周知の構造のものであり、図には示していないが、シートバック部フレーム12を、支軸21の中心軸線周りに図1で見て時計廻り方向、つまり、前倒れ方向(矢印A方向)に付勢するばね手段、シートバック部フレーム12を支軸21の中心軸線周りの任意の回動角位置(傾斜姿勢)に保持するラチット機構を内蔵している。
シートクッション部フレーム11と一体のデバイスフレーム(支持体)22には枢軸23によってリクライニングレバー24が回動可能に取り付けられている。リクライニングレバー24とデバイスフレーム22との間には引張コイルばね25が取り付けられている。引張コイルばね25はリクライニングレバー24を図1で見て時計廻り方向(矢印B方向)、つまり、戻り方向に、ばね付勢している。
リクライニングレバー24は、枢軸23を回動中心として、引張コイルばね25のばね力に抗して、図1で見て反時計廻り方向(矢印C方向)に持ち上げ手操作されることにより、リクライニングデバイスユニット20のラチット機構を解除し、シートバック部フレーム12の傾斜姿勢を調整できる状態にする。
デバイスフレーム22にはリクライニングレバー24の戻り方向(矢印B方向)の移動に対してダンパ作用を与えるダンパ装置30が設けられている。ダンパ装置30は、図2〜図4に示されているように、ケース部材31と、キャップ部材32と、リニアダンパ手段40と、外部ばね33とにより構成されている。
リニアダンパ手段40は、周知のシリンダ・ピストン式のものであり、シリンダチューブ41と、シリンダチューブ41内を軸線方向に移動可能でピストンロッド43を有するピストン42と、ピストンロッド43がシリンダチューブ41外に突出する方向(図2、図3で見て下方)にピストン42を付勢する圧縮コイルばねによる内部ばね44とを具備し、内部ばね44のばね力に抗したピストン42の軸線方向移動によって減衰効果を生じる。
ピストンロッド43は、シリンダチューブ41の一端部(エンドキャップ45)より軸線方向外方(下方)に突出している。ピストン42、ピストンロッド43が固定側である場合には、内部ばね44はシリンダチューブ41をピストン42に対して上方へ付勢しており、リニアダンパ手段40は内部ばね44のばね力に抗したシリンダチューブ41の降下移動によって減衰効果を生じる。
ケース部材31は、樹脂成形品であり、円筒状のリニアダンパ手段40を受け入れる上方開口・下部有底の円形横断面形状のシリンダ受け入れ孔34を有する。リニアダンパ手段40は、シリンダチューブ41より軸線方向外方に突出したピストンロッド43の先端部43Aがシリンダ受け入れ孔34の底部34Aに対向する向きをもって、シリンダ受け入れ孔34に移動可能に挿入され、ケース部材31に対して軸線方向(上下方向)に移動可能になっている。
これにより、ケース部材31は、リニアダンパ手段40を軸線方向に移動可能に保持している。この保持状態で、リニアダンパ手段40のシリンダチューブ41の他端部(上端部)側は、シリンダ受け入れ孔34の上方開口34Bより軸線方向外方(上方)に突出している。
ケース部材31は、底部34Aの側の端部に、取付片31Bを一体に有する。取付片31Bにはボルト通し孔31Cが貫通形成されている。
ケース部材31は、取付片31Bのボルト通し孔31Cに通されたボルト26、ナット27によってデバイスフレーム22に固定されている(図1参照)。
外部ばね33は、圧縮コイルばねにより構成され、シリンダ受け入れ孔34の底部34Aとシリンダチューブ41の一端部(エンドキャップ45)との間に、ピストンロッド43の突出部分の外周囲を取り巻くように配置され、リニアダンパ手段40をケース部材31より軸線方向外方(上方)に突出する方向にばね付勢している。
キャップ部材32は、樹脂成形品であり、端壁部32Aと、一端を端壁部32Aによって閉じられた円筒部32Bと、一端を端壁部32Aに接続された片持ち片状の帯片部32Cとを一体に有する。キャップ部材32の円筒部32Bは、ケース部材31のシリンダ受け入れ孔34に軸線方向に移動可能に嵌合し、内側にシリンダチューブ41の他端部41Aを嵌合固定状態で受け入れている。
キャップ部材32の帯片部32Cは、ケース部材31の外側に形成された扁平孔35に軸線方向に移動可能に廻り止め係合している。これにより、リニアダンパ手段40の廻り止めが行われる。
帯片部32Cには突起32Dが形成され、ケース部材31には軸線方向に所定長さを有する長いスリット孔31Aが形成されている。キャップ部材32は、スリット孔31Aに突起32Dが係合することにより、ケース部材31に対する軸線方向外方への最大突出量を規制される。これにより、ケース部材31、キャップ部材32、リニアダンパ手段40、外部ばね33からなるダンパ装置30が一つの組立体として取り扱えるようになり、ダンパ装置30の運搬性がよくなる。
上述の構成により、リニアダンパ手段40は、ピストンロッド43の先端部43Aがシリンダ受け入れ孔34の底部34Aに当接し、ケース部材31とキャップ部材32との間に廻り止め状態で設けられている。シリンダチューブ41の他端部41Aがキャップ部材32の端壁部32Aを介してリクライニングレバー24と一体の係合子24Aと当接している。この当接は、外部ばね33のばね力によってキャップ部材32の端壁部32Aが係合子24Aに押し付けられた状態で保たれる。
本実施形態では、リニアダンパ手段40は、荷重応答型のオイルダンパとして構成されている。つまり、シリンダチューブ41は、シリンダチューブ41の一端部のエンドキャップ45と共働してピストン42の両側にオイルを密閉されたオイル室46、47を画定している。
ピストン42は、ピストンロッド43に固定された内側ピストン部材43Aと、内側ピストン部材43Aに対して軸線方向に所定量のみ移動可能に設けられてシリンダチューブ41の内周面に摺接する筒状の外側ピストン部材43Bとにより構成されている。外側ピストン部材43Bは、内側ピストン部材43Aとの間に設けられた圧縮コイルばね48のばね力によって、図2、図3で見て上方に付勢されている。
ピストン42は、内側ピストン部材43Aと外側ピストン部材43Bとの間に、オイル室46と47とを互いに連通接続するオリフィス通路49を画定している。
オリフィス通路48は、内側ピストン部材43Aの外径が軸線方向に段階的に異なっていることにより、内側ピストン部材43Aに対する外側ピストン部材43Bの軸線方向位置により、段階的に絞り度(オリフィス通路断面積)を可変設定される。当該オリフィス通路断面積は、外側ピストン部材43Bが圧縮コイルばね48のばね力によって内側ピストン部材43Aに対して最上昇位置にある状態で最大になり、これに対し外側ピストン部材43Bが圧縮コイルばね48のばね力に抗して内側ピストン部材43Aに対して最降下位置にある状態で最小(最大絞り度)になる。
圧縮コイルばね48のばね力に抗した外側ピストン部材43Bの内側ピストン部材43Aに対する降下移動は、内部ばね44のばね力に抗したシリンダチューブ41のピストン42に対する上昇移動によって生じるオイル室46と47の内圧差Pd(オイル室47の内圧>オイル室46の内圧)によって外側ピストン部材43Bに内圧差Pdに応じた下向きの荷重が作用することにより生じる。なお、ここでの内圧差Pdは、(オイル室47の内圧)−(オイル室46の内圧)である。
これにより、内部ばね44のばね力によってシリンダチューブ41がピストン42に対して上昇移動する時(図2の状態より図3の状態への変化時)には、オイル室46の内圧がオイル室47の内圧より高くなるから、外側ピストン部材43Bは内側ピストン部材43Aに対して最上昇位置にあってオリフィス通路48の通路断面積を最大値に設定する。これに対し、内部ばね44のばね力に抗してシリンダチューブ41がピストン42に対して降下移動する時(図3の状態より図2の状態への変化時)には、その移動速度に応じてオイル室47の内圧がオイル室46の内圧より高くなるから、外側ピストン部材43Bは内圧差Pdに応じて内側ピストン部材43Aに対して降下し、オリフィス通路48の通路断面積内圧差Pdの増大に応じて絞り度を増す絞り度を設定する。
この動作によって段階的な荷重応答型のオイルダンパ作用が得られる。なお、内側ピストン部材43Aの外周面をテーパ形状にすることにより、連続した特性を有する荷重応答型のオイルダンパ作用を得ることもできる。
上述のように構成されていることにより、リニアダンパ手段40は、外部ばね33のばね力によってケース部材31より軸線方向外方に突出する方向に常時付勢されている。このことにより、図2に示されている状態等より、リクライニングレバー24が引張コイルばね25のばね力に抗して勢いよく急激に持ち上げ操作あるいは急速に繰り返し持ち上げ操作され、リクライニングレバー24の係合子24Aがキャップ部材32より離れようとしても、外部ばね33のばね力によって、リニアダダンパ手段40、キャップ部材32がケース部材31より飛び出すようにポップアップする。
これにより、リニアダダンパ手段40のシリンダチューブ41は、キャップ部材32の端壁部32Aを挟んだ状態で、リクライニングレバー24の係合子24Aと当接した状態を維持し、係合子24Aより離れることがない。
この結果、キャップ部材32とリクライニングレバー24とが衝突することによる耳障りな打音が発生することがなく、併せて部品耐久性の向上が図られる。
図3に示されているように、手操作によってリクライニングレバー24が引張コイルばね25のばね力に抗して持ちあげられている状態(図1にて仮想線により示されている状態)より、リクライニングレバー24が手放されると、リクライニングレバー24は、引張コイルばね25のばね力によって、図1に実線により示されている元の位置に戻ろうとする。
この戻り方向の移動に対してリニアダダンパ手段40のシリンダチューブ41がピストン42ならびにピストンロッド43に対して内部ばね44のばね力に抗して降下し、リクライニングレバー24の降下速度に応じたリニアダダンパ手段40によりダンパ作用のもとに、リクライニングレバー24がゆっくり元の位置に戻る。
このように、リクライニングレバー24がゆっくり元の位置に戻ることにより、リクライニングレバー24の他の部材との衝突による衝突音が発生することがない。
図5は、本発明による操作部材のダンパ装置の他の実施形態を示している。なお、図5において、図2に対応する部分は、図2に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
本実施形態では、ピストンロッド43の先端部43Aにピン50によってばねリテーナ51が固定装着されている。ばねリテーナ51は、シリンダ受け入れ孔34の底部34Aに対向する向きをもってシリンダ受け入れ孔34に挿入され、シリンダ受け入れ孔34の底部34Aに当接している。
外部ばね33は、ばねリテーナ51とシリンダチューブ41の一端部(エンドキャップ45)との間に、ピストンロッド43の突出部分の外周囲を取り巻くように配置され、シリンダチューブ41をケース部材31より軸線方向外方(上方)に突出する方向にばね付勢している。
外部ばね33は、内部ばね44と同様に、リニアダンパ手段40を伸長させる復元ばねととして、リニアダンパ手段40に作用する。
これにより、シリンダチューブ41が下方に押されることにより、リニアダンパ手段40が縮小した状態よりリニアダンパ手段40が伸長する速度が速くなり、リクライニングレバー24(図1参照)が引張コイルばね25のばね力に抗して勢いよく急激に持ち上げ操作あるいは急速に繰り返し持ち上げ操作されても、リニアダンパ手段40が素早く伸長し、リニアダダンパ手段40のシリンダチューブ41は、キャップ部材32の端壁部32Aを挟んだ状態で、リクライニングレバー24の係合子24Aと当接した状態を維持し、係合子24Aより離れることがない。
この結果、この実施形態においても、キャップ部材32とリクライニングレバー24とが衝突することによる耳障りな打音が発生することがなく、併せて部品耐久性の向上が図られる。また、リニアダンパ手段40が素早く伸長することにより、リクライニングレバー24が急速に繰り返し持ち上げ操作されても、リニアダンパ手段40が有効に機能し、適切なダンパ効果が得られる。
なお、上述の実施形態では、ケース部材31が支持体であるデバイスフレーム22に固定され、リニアダンパ手段40側のキャップ部材32が操作部材であるリクライニングレバー24に当接しているが、これとは逆に、リニアダンパ手段40側のキャップ部材32がデバイスフレーム22に固定され、ケース部材31の端部(シリンダ受け入れ孔34の底部34Aの側の端部)がリクライニングレバー24に当接している構成でもよい。
本発明による操作部材のダンパ装置を、リクライニング機能を有する自動車用シートのリクライニングレバーに適用した一つの実施形態を示す全体構成図である。 本実施形態による操作部材のダンパ装置のレバー戻り状態での拡大断面図である。 本実施形態による操作部材のダンパ装置のレバー持ち上げ状態での拡大断面図である。 本実施形態による操作部材のダンパ装置の分解斜視図である。 本発明による操作部材のダンパ装置の他の実施形態レバー戻り状態での拡大断面図である。
符号の説明
11 シートクッション部フレーム
12 シートバック部フレーム
20 リクライニングデバイスユニット
21 支軸
22 デバイスフレーム
23 枢軸
24 リクライニングレバー
25 引張コイルばね
26 ボルト
27 ナット
30 ダンパ装置
31 ケース部材
32 キャップ部材
33 外部ばね
34 シリンダ受け入れ孔
40 リニアダンパ手段
41 シリンダチューブ
42 ピストン
43 ピストンロッド
44 内部ばね
45 エンドキャップ
46、47 オイル室
48 圧縮コイルばね
49 オリフィス通路
50 ピン
51 ばねリテーナ

Claims (5)

  1. 支持体より支持された操作部材の戻り方向の移動に対してダンパ作用を与えるダンパ装置であって、
    シリンダチューブ内に、当該シリンダチューブ内を軸線方向に移動可能なピストンロッド付きのピストンと、前記ピストンロッドが前記シリンダチューブ外に突出する方向に前記ピストンを付勢する内部ばねとを具備し、前記内部ばねのばね力に抗した前記ピストンの軸線方向移動によって減衰効果を生じるシリンダ・ピストン式リニアダンパ手段と、
    前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段を軸線方向に移動可能に保持するケース部材と、
    前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段が前記ケース部材より軸線方向外方に突出する方向に付勢する外部ばねとを有し、
    前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段と前記ケース部材の何れか一方が前記支持体に連結され、他方が前記操作部材に当接している操作部材のダンパ装置。
  2. 前記ケース部材は前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段を受け入れる有底のシリンダ受け入れ孔を有し、
    前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段は、前記シリンダチューブの一端部より軸線方向外方に突出した前記ピストンロッドの先端部が前記シリンダ受け入れ孔の底部に対向する向きをもって前記シリンダ受け入れ孔に挿入され、前記シリンダチューブの他端部側が前記ケース部材より軸線方向外方に突出して前記支持体あるいは前記操作部材に当接しており、
    前記外部ばねは、前記シリンダ受け入れ孔の底部と前記シリンダチューブの一端部との間に、前記ピストンロッドの外周囲を取り巻くように配置されている請求項1記載の操作部材のダンパ装置。
  3. 前記ケース部材は前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段を受け入れる有底のシリンダ受け入れ孔を有し、
    前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段は、前記シリンダチューブの一端部より軸線方向外方に突出した前記ピストンロッドの先端部に固定されたばねリテーナを有し、当該ばねリテーナが前記シリンダ受け入れ孔の底部に対向する向きをもって前記シリンダ受け入れ孔に挿入され、前記シリンダチューブの他端部側が前記ケース部材より軸線方向外方に突出して前記支持体あるいは前記操作部材に当接しており、
    前記外部ばねは、前記ばねリテーナと前記シリンダチューブの一端部との間に、前記ピストンロッドの外周囲を取り巻くように配置されている請求項1記載の操作部材のダンパ装置。
  4. 前記ケース部材に対する軸線方向外方への最大突出量を規制された形態で前記ケース部材に軸線方向に移動可能に係合したキャップ部材を有し、
    前記シリンダ・ピストン式リニアダンパ手段は前記ケース部材と前記キャップ部材との間に設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の操作部材のダンパ装置。
  5. 前記操作部材はリクライニング機能を有するシートのリクライニングレバーであり、当該リクライニングレバーはばね手段のばね力によって前記戻り方向に付勢されている請求項1から4の何れか一項に記載の操作部材のダンパ装置。
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