JP2009098685A - シリコーンゴム層を有する平版の現像方法 - Google Patents

シリコーンゴム層を有する平版の現像方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明はシリコーンゴム層を有する平版を自動現像機において安定して現像する方法を提供することを課題とする。
【解決手段】シリコーンゴム層を有する平版を、前処理工程部、現像工程部、後処理工程部および水洗工程部を有する自動現像機を用いて搬送ロールで搬送しながら、上記シリコーンゴム層をブラシロールで擦って現像する平版の現像方法において、ブラシロールを回転および/またはロール方向に往復させ、画像部におけるシリコーンゴム層を物理的に除去するとともに、前記ブラシロールの下流側に設けた搬送ロールに接したライダーロールにより、搬送ロールに随伴したシリコーンゴム層のカスを細かくすることを特徴とする平版の現像方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコーンゴム層を有する平版を自動現像機で現像する方法に関するものである。
シリコーンゴム層を有する平版は、公知の方法により画像露光処理が施されて現像されるが、現像方法としては主に自動現像機が使用されている。自動現像機を用いて現像処理を行う場合、板状の印刷原版を搬送ロールで搬送しながら、1〜4本のブラシロールで画線部のシリコーンゴム層を除去するという現像方法が一般的である(たとえは特許文献1)。
このように現像にブラシロールを用いるのは、表面のシリコーンゴム層が一般的に不溶解性であるため、機械的な力で擦りとる必要があり、加えてこの目的を満たすための実用上最も効率的な手段であることによる。
特開平8−234446号公報(特許請求の範囲)
しかしながら、シリコーンゴム層を有する平版を自動現像機において現像する際、ブラシロールでシリコーンゴム層を除去すると、このシリコーンゴム層は版面上から除去されて、シリコーンゴムのカスとなる。しかしカスは不溶解性であるため、ブラシロールの下流にある搬送ロールに付着することがある。搬送ロールにシリコーンゴムのカスが付着することにより、平版の搬送性の低下を生じたり、液切れ性が悪くなることがあり、それにより、現像性が変化し、品質上の問題を引き起こすこととなる。そのため搬送ロールのシリコーンゴムのカスを除去するため定期的に搬送ロール清掃をする必要があった。すなわち本発明はシリコーンゴム層を有する平版を自動現像機において安定して現像する方法を提供することを課題とする。
本発明においては、シリコーンゴム層を有する平版を、前処理工程部、現像工程部、後処理工程部および水洗工程部を有する自動現像機を用いて搬送ロールで搬送しながら、上記シリコーンゴム層をブラシロールで擦って現像する平版の現像方法において、ブラシロールを回転および/またはロール方向に往復させ、画像部におけるシリコーンゴム層を物理的に除去するとともに、前記ブラシロールの下流側に設けた搬送ロールに接したライダーロールにより、搬送ロールに随伴したシリコーンゴム層のカスを細かくすることで、上記課題を解決することができる。
本発明の現像方法によれば、シリコーンゴムのカスが搬送ロールに付着することが無くなり、定期的に搬送ロールを清掃しなくても搬送性や品質に問題が生じず、安定して現像することができる。
本発明の現像方法は、シリコーンゴム層を有する平版を自動現像機において現像する工程に用いられるものである。本発明に用いるシリコーンゴム層を有する平版について説明する。本発明のシリコーンゴム層を有する平版は、基板上に少なくとも露光により隣接する層との接着力が変化する層とシリコーンゴムを主成分とする層を有する構成を持つものが好ましい。より具体的には特開2005−309126号、特開2000−47377号公報に記載された水なし平版印刷版原版を挙げることができる。
次にシリコーンゴム層を有する平版の製版方法を説明する。露光部が画線部となるネガ型・露光部が非画線部となるポジ型平版の場合は、通常保護フィルム上に原図フィルムを配して活性光線により画像露光を行い、その後保護フィルムを除去した後、現像することによって画像を形成することができる。また、直描型平版の場合は、保護フィルムを有する原版についてはそのままもしくは保護フィルムを剥離してから、レーザー光で画像を露光する。その後、保護フィルムを有するものは剥離した後、無いものはそのまま現像することによって画像を形成することができる。
本発明においてはシリコーンゴム層を有する平版を自動現像機で現像する工程において搬送ロールにシリコーンゴムのカスが付着することをライダーロールにより防止することが特徴であり、また搬送ロールの周速と、ライダーロールの周速を異なった値に設定することが好ましい条件として挙げられる。
本発明の自動現像機としては平版を現像できるものであれば限定されるものではないが、好ましくは少なくとも前処理液工程部と現像工程部、後処理工程部および水洗工程部がこの順に設けられている自動現像機を用いるのかよい。自動現像機の具体的な例としては、東レ(株)製のTWL−1160F、TWL−860F、TWL−650Fなどの自動現像機、あるいは、特開平5−2272号公報、特開平5−6000号公報がなどに開示されている自動現像機を挙げることができる。
以下、本発明に好適に使用できる自動現像機の実施の形態について、図1を参照しながら詳細に説明する。
自動現像機の前処理工程部には、例えば特開2005−338580号公報に記載の製版用処理液である製版用処理液1、すなわち(1)ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルエーテル:19重量部、(2)ポリプロピレングリコール#200:72重量部、(3)2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール : 9重量部、(4)水 : 1重量部を入れ、現像工程部には水を入れ、後処理工程部には現像の確認を容易にするためシリコーンゴム層以外を染色する染色液として例えば特開平9−34132号公報に記載の実施例3染色液、すなわち(1)クリスタルバイオレット(塩基性染料、保土谷化学工業(株)製)、0.10重量部、(2)Brilliant Basic Cyanine 6GH (塩基性染料、保土谷化学工業(株)製)、0.40重量部、(3)シノリンSO−35(2エチルヘキシル硫酸ナトリウム、40%水溶液、アニオン性界面活性剤、新日本理化(株)製)5.00重量部、(4)ブチルカルビトール 10重量部、(5)KS−502(信越化学工業(株)製、消泡剤)0.002重量部、(6)純水 84.498重量部を入れ、水洗工程部には水を入れて現像を行う。
挿入台12より挿入された平版1は搬送ロール2により所定の速度で搬送され、前処理工程部では、上記処理液を所定の温度でシャワーパイプ4より平版1の版面上に供給され、その後、現像工程部でシャワーパイプ4より水を供給しつつブラシロール5で版面上のシリコーンゴム層を除去する。その後、後処理工程部において、染色液をシャワーパイプ4より供給しながらブラシロール6でシリコーンゴム層が除去された画像部を染色し、モルトンロール3でシリコーンゴム層上等に残る染色液を除去する。さらに水洗工程部においてシャワーパイプ4より水を平版1に上下両方より供給し、平版1に残るシリコーンゴムのカスや染色液を洗い流し、ファン11で版表面の水気を乾燥させることで印刷版が作成される。
現像に用いるブラシロール5としては金属あるいはプラスチックなどの溝型材に直径100〜500μmのブラシ単糸を列状に植え込んだものを芯に取り付けたものを用いることが好ましい。また、上記ブラシ単糸を金属あるいはプラスチックなどの芯に放射線状に植え込んだものでもよく、上記ブラシ単糸をプラスチックシートあるいは布などの基材に植え込んだものを、金属あるいはプラスチックなどを芯として巻いたものでもよい。また、ブラシ単糸の素材としてはポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートおよびポリプロピレンなどが挙げられる。
またブラシロール5の回転数は、10〜1000rpm、さらに好ましくは200〜600rpmであることが好ましい。さらにブラシロール5を回転すると共に、軸方向へ往復運動させると、シリコーンゴム層除去効果が向上するため好ましい。ブラシの回転方向としては、平版の搬送方向と同方向でも逆方向でも良いが、同方向が好ましく、同方向のものの後に逆方向のものを併設することが更に好ましい。ブラシロール5は下に平版1を支えるためにブラシ受けロール8が設置されている。
搬送ロール2は、平版1に対して上下対に配置されており、搬送ロール2対は測板に支持されて、駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、平版1を所定速度で搬送するようになっている。搬送ロール対は上側と下側のロール表面にゴムが巻かれていても良いし、上側のみロール表面にゴムが巻かれていて、下側のロールの素材は金属となっていても良い。ゴムの材質としては、シリコーンゴム層を傷つけず、処理薬品に耐えるものであればいかなるものでも使用することができる。好ましくは、シリコーンゴム、ポリブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、ポリクロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、アクリルニトリルブタジエンゴム、フッ化炭化水素ゴムでなどを使用することができる。ゴム硬度は10〜100度が好ましく、より好ましくは20〜40度である。なお、ゴム硬度はJISK6253のデュロメーター タイプA スプリングで測定した値である。搬送ロールにゴムを巻いている場合クラウン加工されていることが好ましい。
さらに上記した搬送ロール2対の平版1の挟持圧力は0.01〜20kg/cmに設定することが好ましく、0.03〜2.0kg/cmに設定することがより好ましい。
上記ブラシロール5の下流にある搬送ロール2にライダーロール10を取り付けることが本発明の特徴であり、また搬送ロールの周速と、ライダーロールの周速を異なった値に設定することが好ましい条件として挙げられる。
前処理工程部、現像工程部や水洗工程部の入り口にある搬送ロール2についているライダーロール9はロールにかかる液が搬送ロール2から版面をつたって前の工程に流れでることを防止する目的で取り付けられている。ライダーロール10は搬送ロール2に付着したシリコーンゴムのカスを細かくし、搬送ロール2に付着させないことが目的である。ブラシロール5によって物理的に擦り取られたシリコーンゴムのカスは現像液や水により工程部内に流れ落ちて、フィルタに捕集されるものもあるが、版面上についたまま搬送され、下流の搬送ロール2に付着するものもある。搬送ロール2にシリコーンゴムのカスが付着することにより搬送性が低下したり、また搬送ロール2での液の切れが悪くなることで、後工程へ現像液が持ち込まれ、現像性に変動が生じ、品質に問題がおきることがある。
ライダーロール10は、搬送ロール2対の上側ロールの上部に接して設置し、搬送ロール2との間に一定の圧力かけることが好ましい。搬送ロール2へのライダーロール10の圧力についてはローラーニップ圧調整用ボルト17で上から押し込むことにより調整できる。好ましい押し込み量は搬送ロール2の材質、ライダーロール10の材質により異なるが、たとえば搬送ロール2の材質がブチルゴム、ライダーロール10の材質がステンレス(SUS304)であれば、0.4mm〜1.6mmであることが好ましい。押し込み量が0.4mm以上であればシリコーンゴムのカスを十分細かくすることができ、1.6mm以下であれば搬送ロール2対の上側ロールを破損させる可能性が少なくなる。圧力の調整方法は、限定されるものではないが、例えばライダーロール10のロール径の変更やパイプ状に加工することでも調整できる。
また、より効果的にシリコーンゴムのカスを細かくし、搬送ロール2に付着させないためには、搬送ロール2の周速と、ライダーロール10の周速を異なった値に設定することが好ましく、搬送ロール2の周速V、ライダーロール10の周速をV10として、0.2≦V/V10≦0.95または0.2≦V10/V≦0.95であることが好ましく、0.8≦V/V10≦0.9または0.8≦V10/V≦0.9であることがより好ましい。VとV10との周速差が0.2≦V/V10≦0.95または0.2≦V10/V≦0.95であれば、シリコーンゴムのカスを細かくすることができ搬送ロール2にシリコーンゴムのカスが付着しなくなり好ましい。
ライダーロール10は搬送ロール2と同様に測板によって支持され、回転するように構成されている。ライダーロール10を取り付けることで搬送ロール2上にシリコーンゴムのカスが付着しなくなるのは、版面上から搬送ロール2に付着したシリコーンゴムのカスをライダーロール10によって細かくされることでローラから流れ落ち易くなっていると考えられる。さらにライダーロール10と搬送ロール2の上側ロールの周速を異なった値に設定することにより、発生したずり応力で搬送ロール2上のシリコーンゴムのカスをより細かくできローラから流れ落ち易くなる効果が得られ、好ましい。
ライダーロール10と搬送ロール2の上側ロールの周速を異なった値とする方法としては、例えば図2に示すギヤ16を使用しギヤ比変更により周速を異なった値とする方法、ライダーロール10と搬送ロール2の上側ロール別駆動にする方法などが挙げられ、いかなる方法でもよいが、作業性、費用面からギヤ比変更による方法がより良い。
現像工程部におけるブラシロール5と、その上流と下流にある搬送ロール2との間にはシャワーパイプ4が配置されている。上流の搬送ロール2とブラシロール5の間のシャワーパイプ4はブラシロール5に対向してシャワー吐出口が軸方向に沿って適当な間隔で設けられている。下流の搬送ロール2とブラシロール5の間のシャワーパイプ4は下流の搬送ロール2に対向して吐出口が軸方向に沿って適当な間隔で設けられている。また後処理工程部におけるブラシロール6と、その上流と下流にある搬送ロール2との間に配置されているシャワーパイプ4も同様である。搬送ロール2から流れ落ちたシリコーンゴムのカスは循環ポンプ13で循環されている場合は循環ポンプ13の後にあるフィルター14に捕集され、オーバーフロー口のある現像工程部ではオーバーフロー口の後に設けられているカス取りネット15に捕集される。ライダーロール9、10の材質としては現像液に侵されず、搬送ロール2を傷つけないようなものであればよいが、好ましくは耐久性の面から金属製がよい。例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、ニッケル、チタンなどやこれらの合金類が使用できる。
前処理工程部、現像工程部や後処理工程部および水洗工程部で使用されている循環ポンプ13としては市販の汎用ポンプが使用できる。また循環ポンプ13の後のシリコーンゴムのカスを捕集するフィルター14として、濾過精度が10〜500μmのものを使用することが好ましく、10〜300μmのものを使用することがより好ましい。カス取りネットとしては市販の洗濯ネットの細かいメッシュの物が使用できる。好ましくは目開きが0.1〜1mmのものが使用できる。
このようにブラシロール5、6で現像されたシリコーンゴムのカスが搬送ロール2に付着することを防止することで、現像品質の良いシリコーンゴム層を有する平版を得ることができる。
以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、搬送ロール上のシリコーンゴムのカスの付着は、デジタルカメラ(Nikon製COOLPIX_S8)で写真を撮り、Adobe_Photoshop_CS2を用い2値化し、以下の基準で判断した。
<シリコーンゴムのカスの付着面積の割合>
◎:0%
○:0%〜10%
△:10%〜50%
×:50%〜100%
(実施例1)
自動現像機として水なし平版印刷版用自動現像機TWL−1160F(東レ(株)製)を使用した。前処理工程部にCP−1(東レ(株)製、水なし平版印刷版用前処理液)を入れ、現像工程部には水を、後処理工程部にはPA−F(東レ(株)製、水なし平版用現像後処理液)を、水洗工程部には水を入れた。現像工程部のブラシロールの下流にある搬送ロールの上部にφ25mmのライダーロールを取り付けた。
縦800mm×横1030mm のTAC−VG5(東レ(株)製、直描型水なし平版)をイメージセッターGX3940(松下電送システム(株)製)に巻き付けて固定し、2400dpi、175線/インチ、175mJ/cmで画線部が50%となるように画像を出力した後、版から保護フィルムを剥離した。保護フィルムを剥離した版を30版、自動現像機に通版した。なお搬送ロール2の材質はブチルゴム、ライダーロール10の材質はステンレス(SUS304)であり、搬送ロール2へのライダーロール10の押し込み量は0mmで行った。また搬送ロール2とライダーロール10の周速はいずれも80cm/分とした。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがみられなかった。結果を表1に示す。
(比較例1)
現像工程部のブラシロール5の下流にある搬送ロール2の上部にφ25mm、ステンレス(SUS304)のライダーロール10を取り付けなかった以外は実施例1と同様にして、版を30版通版した。その結果、ブラシロール5の下流にある搬送ロール2の上側にも下側にもシリコーンゴムのカスが付着していた。その後版を通版したところ搬送ロール2での液切れ性が悪く、版面上に水がついたまま後処理工程部へ通版される状態となった。結果を表1に示す。
(実施例2)
搬送ロール2へのライダーロール10の押し込み量を0.2mmとした以外は実施例1と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例3)
搬送ロール2へのライダーロール10の押し込み量を0.4mmとした以外は実施例1と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例4)
搬送ロール2へのライダーロール10の押し込み量を1.6mmとした以外は実施例1と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例5)
搬送ロール2とライダーロール10の周速差をV10/V=0.95(V10=76cm/分、V=80cm/分)とした以外は実施例3と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがまったくみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例6)
搬送ロール2とライダーロール10の周速差をV10/V=0.90(V10=72cm/分、V=80cm/分)とした以外は実施例3と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがまったくみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例7)
搬送ロール2とライダーロール10の周速差をV10/V=0.80(V10=64cm/分、V=80cm/分)とした以外は実施例3と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがまったくみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例8)
搬送ロール2とライダーロール10の周速差をV10/V=0.20(V10=16cm/分、V=80cm/分)とした以外は実施例3と同様にして、30版を通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロール2には30版ではシリコーンゴムのカスがまったくみられなかった。結果を表1に示す。
(実施例9)
自動現像機として水なし平版印刷版用自動現像機TWL−860F(東レ(株)製)を使用した。前処理工程部にPP−F(東レ(株)製、水なし平版印刷版用前処理液)を入れ、現像工程部には水を、後処理工程部にはPA−F(東レ(株)製、水なし平版用現像後処理液)を、水洗工程部には水を入れた。現像工程部のブラシロール5の下流にある搬送ロール2の上部にφ25mmのライダーロール10を取り付けた。
縦560mm×横670mm のTAP−DG1(東レ(株)製、ポジ型水なし平版)に175線/インチで網点面積率が50%のポジフィルムを水平型真空焼付機P−806−I(大日本スクリーン製造(株)製)にて60秒真空密着させ、その後60秒間露光した後、版から保護フィルムを剥離した。
保護フィルムを剥離した版を30版、自動現像機に通版した。なお搬送ロール2の材質はブチルゴム、ライダーロール10の材質はステンレス(SUS304)であり、搬送ロール2へのライダーロール10の押し込み量は0.4mmで行った。また搬送ロール2とライダーロール10の周速差はV10/V=0.90(V10=72cm/分、V=80cm/分)として通版した。ライダーロール10を取り付けた搬送ロールには30版ではシリコーンゴムのカスがまったくみられなかった。結果を表1に示す。
Figure 2009098685
本発明に関わる自動現像機の一例を示す概略図である。 本発明に関わるライダーロール10と搬送ロール2との間にギヤを設置した一例を示す図である。 本発明に関わるローラーニップ調整用ボルトの一例を示す図である。
符号の説明
1:平版
2:搬送ロール
3:モルトンロール
4:シャワーパイプ
5:ブラシロール(現像工程部)
6:ブラシロール(後処理工程部)
7:ブラシロール(水洗工程部)
8:ブラシ受けロール
9:ライダーロール
10:ライダーロール
11:ファン
12:挿入台
13:循環ポンプ
14:フィルター
15:カス取りネット
16:ギヤ
17:ローラーニップ圧調整用ボルト

Claims (2)

  1. シリコーンゴム層を有する平版を、前処理工程部、現像工程部、後処理工程部および水洗工程部を有する自動現像機を用いて搬送ロールで搬送しながら、上記シリコーンゴム層をブラシロールで擦って現像する平版の現像方法において、ブラシロールを回転および/またはロール方向に往復させ、画像部におけるシリコーンゴム層を物理的に除去するとともに、前記ブラシロールの下流側に設けた搬送ロールに接したライダーロールにより、搬送ロールに随伴したシリコーンゴム層のカスを細かくすることを特徴とする平版の現像方法。
  2. 前記ブラシロールの下流側に設けた搬送ロールの周速と、搬送ロールに接したライダーロールの周速を異なった値に設定することを特徴とする請求項1に記載の平版の現像方法。
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