JP2531649Y2 - 平版印刷版製版処理装置用液供給スプレー管 - Google Patents

平版印刷版製版処理装置用液供給スプレー管

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JP2531649Y2 JP1990018044U JP1804490U JP2531649Y2 JP 2531649 Y2 JP2531649 Y2 JP 2531649Y2 JP 1990018044 U JP1990018044 U JP 1990018044U JP 1804490 U JP1804490 U JP 1804490U JP 2531649 Y2 JP2531649 Y2 JP 2531649Y2
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【考案の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本考案は平版印刷版を処理する製版処理装置に於て、
平版印刷版に製版処理液を供給する処理液供給スプレー
管に関する。
(B)従来技術及びその課題 従来より平版印刷版の製版処理装置に於ける処理液と
印刷版とを接触させる方法及び搬送方式には数多くの考
案・発明がなされている。例えば光導電性酸化亜鉛樹脂
分散系オフセット印刷版の不感脂化処理に於て主に用い
られている様な、印刷版を案内板等の誘導によりロール
挟持して搬送し、処理液中に湾曲浸漬させて行なう方
法、類似の方法として特開昭62−21451号公報等に記載
図例の、処理液中を液中ガイドロール等によって印刷版
を湾曲浸漬させる方法、或は印刷版を水平搬送しながら
版上に処理液を吐出接触させる方法、実開平1−160444
号公報記載の印刷版を傾斜保持して左右方向に搬送して
処理する方法等がある。特にアルカリ可溶型感光層を有
する平版印刷版である電子写真平版印刷版やPS版は、光
導電性酸化亜鉛樹脂分散系オフセット印刷版や直描型平
版印刷版に於ける不感脂化処理と異なり、1台の製版機
にて通常2種以上の処理液(アルカリ性現像液、水洗
液、リンス液、保護ガム液等)で処理すること、画像修
正等特別のことがない限り一回の処理で二度製版機に通
版することがないこと、及び処理液の活性度低下を抑制
すること等から、殊にアルカリ性現像処理部では処理液
を感光層に均一に供給する方式も開示されている。例え
ば、特開昭55−32044号公報記載の液供給パイプから版
上に施した現像液を現像液拡散板によって延伸する方
式、特開昭62−238565号公報等に記載の液供給パイプか
ら吐出した液を粗面化ロールを介して施す方式、2枚の
板材等により形成された間隙から供給する方式、現像液
を含んだ吸水性部材と摺接させる方式、特開昭63−1793
58号公報等に記載図例の2枚の板材等により形成された
間隙から処理液を供給し、ついでディップ漕に浸漬させ
る方式等が挙げられる。
この様に処理液と感光層との接触方式に変革がなされ
ても、その大多数は基本的に処理液を液供給パイプか
ら、詳述すればパイプ(スプレー管)に設けられた複数
の小孔から、吐出させてそれを別の部材、例えば前述の
例で云えば粗面化ロールや2枚の板材等、で液の流量に
対する流速(版との接触圧)を減少させたり、整流して
版搬送幅方向に均一に供給出来る様にするだけで、液経
時や自動製版機の断続的使用、感光層成分等の処理液へ
の流入等によりスプレー管小孔の目詰まりが発生してし
まえば、しかも往々にして小孔の全てが均一に詰まる訳
ではないため、最終的には整流・均一化が制御出来なく
なってしまう。
わけてもアルカリ可溶型電子写真平版印刷版製版工程
に於ける溶出及び水洗処理では、PS版製版工程に於ける
それらと同様に非画像部を可溶化し、洗液によって除去
することが目的であるが、一般に電子写真感光層は初期
帯電電位等の電子写真特性及び耐刷性等からPS版の感光
層よりも2〜4倍厚く、しかもこの感光層側面からの溶
出液の回り込みに起因する、サイドエッチと呼称される
画線細りを抑制しながら溶出するため、PS版アルカリ現
像液より更に高アルカリ強度の溶液を用いて製版する関
係上、同一のスプレー管を用いると少なくとも溶出部及
び水洗部に於て溶出された感光層成分及び処理液成分が
双方とも高いためにより早期に目詰まりが誘発してしま
い、それに伴ってサイドエッチ等のムラの原因となる。
そこで、従来処理液側からの対応では液固形分を低下
させたり、例えば水溶性樹脂、吸水性樹脂、保湿剤、レ
ベリング剤等を添加して処理液の液体成分の蒸発を抑制
したり、液の流動を向上させる技術が知られているが、
少なくともスプレー管に関する改善は行なわれておら
ず、結果として一端目詰まりが発生してしまえば、実際
上行なわれているのは管を製版機本体から取外してブラ
シ等で掃除する方法がとられるが、着脱・掃除等に時間
がかかるばかりか、場合によっては目詰まりに起因する
物質を小孔から完全に除去することは出来なかった。
(C)考案の目的 従って、本発明の目的は処理液供給スプレー管の目詰
まりを短時間に容易に改変する液供給スプレー管を提供
することにある。
(D)目的を達成するための手段 本考案は、平版印刷版を搬送路に沿って自動搬送する
と共に製版用処理液により処理する平版印刷版製版処理
装置に用いられ、平版印刷版へ製版用処理液を吐出供給
するスプレー管が、スプレー管本体と、当該スプレー管
の一部をなしスプレー管本体の長さ方向に着脱可能な状
態で装着された液吐出孔を有する帯状物とから構成され
る平版印刷版製版処理装置用液供給スプレー管によって
達成される。当該液吐出孔を有する帯状物を使用するこ
とによって、目詰まり等の清掃に際して処理液供給スプ
レー管本体を平版印刷版製版処理装置からの着脱の手間
を省略でき、また液吐出孔を有するスプレー管の当該帯
状物の小孔の目詰まりを液流動方向両側から清掃出来
る。更に、当該帯状物は切り替え可能であり、スプレー
管の一部品として常時予備の帯状物を用意しておくこと
によって、当該帯状物を交換する時間だけ停機すれば良
いので、製版中断時間も大幅に削減出来る。
また、本考案の液吐出孔を有する帯状物は、スプレー
管本体が、スプレー管蓋状物とスプレー管本体主要部か
ら構成され、当該蓋状物は、スプレー管本体主要部と回
転軸及び締め付け具又は外部締め付け具により固定され
た開閉可能な構造であって、スプレー管本体主要部の長
さ方向の全長と同一又は短い長さを有することを特徴と
する処理液供給スプレー管本体を製版処理装置から取外
すことなしに脱着出来る平版印刷版処理装置用液供給ス
プレー管としても使用できる。
更に、製版処理に於て液供給スプレー管の目詰まりが
起き易い、電子写真方式で描画されたアルカリ可溶型電
子写真平版印刷版に製版処理に用いることにより、一層
効果的である。
(E)実施例 以下に、スプレー管本体と、当該スプレー管の一部を
なしスプレー管本体の長さ方向に着脱可能な状態で装着
された液吐出孔を有する帯状物から構成される平版印刷
版処理装置用液供給スプレー管の実施例を、図をもって
説明する。
第1図では、液吐出孔を有する帯状物12は、スプレー
管本体の長さ方向に凸部形状13により、スプレー管本体
11に装着挟持され、第2図では、断面が台形状になった
液吐出孔を有する帯状物22は吐出する液の圧力によって
スプレー管本体21に圧着固持される。第1図の帯状物の
材質は金属や硬質プラスチック等の硬質材が、第2図の
帯状物の材質は(軟質)ゴムや軟質プラスチック等の軟
質材が好適である。
第3図では、本考案の処理液供給スプレー管の基本構
成は、スプレー管蓋状物31、液吐出孔を有する帯状物を
納める形状を有するスプレー管本体主要部32、スプレー
管本体接合部液漏れ防止構造物33、スプレー管本体止め
金34からなり、回転軸35を軸にして開閉(第3図aが通
常使用される閉状態、同bが開状態)できるようになっ
ている。開閉されるスプレー管蓋状物31は、スプレー管
本体主要部の長さ方向の全長と同一又は全長より短い長
さを有し、液吐出孔を有する帯状物の脱着に当たり、当
該帯状物をスプレー管本体主要部から容易に取外すこと
が出来る様な構造を有する。例えば、第1図cに示す如
く、当該帯状物をスプレー管本体主要部の長さ方向全域
に渡らなくて良い。従って、従来より使用されていた製
版機に於ても管外径等を合わせれば、処理液供給スプレ
ー管本体を製版処理装置から取外すことなしに、液吐出
孔を有する帯状物を脱着できる構造である。
第4図は、スプレー管蓋状物41、液吐出孔を有する帯
状物を装着する部位46を含むスプレー管本体主要部42、
スプレー管本体接合部液漏れ防止構造物43、バネ47によ
ってスプレー管本体を締付ける部分を有する外部締め付
け具44からなる構造の場合、管本体蓋状物41は着脱式と
なる。スプレー管本体接合部液漏れ防止構造物43は、第
4図bに図示した様な処理液供給スプレー管本体外径よ
りも短かいゴムバンド48を渡すことにより、処理液供給
スプレー管本体円周方向接合部(第3図cに於ける部分
37に相当する)からの処理液の漏液を防止することが可
能である。また、処理液の流量を増量させようとしてス
プレー管本体管接合部から処理液が漏液することを未然
に防止する等の目的の場合には、スプレー管本体接合部
液漏れ防止構造物は第4図cに図示したネジ49等で締め
付ける方式のものが好適である。
第5図は、液吐出孔を有する帯状物52が軟質ゴム等の
材質の場合、処理液供給スプレー管本体円周方向接合部
37の液漏れ防止用のOリングとしても利用できるよう
に、液供給スプレー管本体円周方向接合部37であって、
周方向にフック51が納まる様な形状の溝を設けた構造の
好適例である。液吐出孔を有する帯状物52の着脱をより
容易にするフック51を設けたものである。
第4図の処理液供給スプレー管本体に装着する液吐出
孔を有する帯状物は、例えば処理液供給スプレー管本体
主要部42に大きめの孔を設け、その孔に例えば第6図に
図示した様な液吐出孔を有する帯状物62に於てスプレー
孔となる小径管状部位64を差込む方式とすることで、液
吐出方向をより安定化することができる。
第3図及び第4図に於ける処理液供給スプレー管本
体、及び第2図、第5図、第6図に於ける液吐出孔を有
する帯状物とは、双方がその接合部で漏液しない構造に
して、所望の組合せで用いることができ、本考案の主旨
に測して、少なくとも何れか一方を他の構造物で代用す
ることも出来る。
液吐出孔を有する帯状物に於ける小孔を複数列設けた
り、孔間隔や孔径を変更した液吐出孔を有する帯状部分
を予め幾つか用意しておくことで、本考案の液供給スプ
レー管の利点は更に拡大される。
(F)考案の効果 本考案によれば、平版印刷版製版用処理装置の液供給
スプレー管の目詰まりの清掃を短時間に容易にすること
が出来、製版中断時間の大幅な削減が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は液吐出孔を有する帯状物がスプレー
管本体の長さ方向に着脱可能な液供給スプレー管断面図
(a)及び液吐出孔を有する帯状物の拡大斜視図(b)
である。第3図はスプレー管蓋状物がスプレー管本体主
要部に回転軸及び締め付け具で固定されて開閉可能でか
つ液吐出孔を有する帯状物が着脱可能な液供給スプレー
管断面図及び斜視図で、(a)が閉状態断面図、(b)
が開状態断面図、(c)が主要部分斜視図である。第4
図はスプレー管蓋状物がスプレー管本体主要部に外部締
め付け具で固定されて着脱閉可能でかつ液吐出孔を有す
る帯状物も着脱可能な液供給スプレー管断面図(a)及
び管接合部液漏れ防止構造物の例示図(b)、(c)で
ある。第5図及び第6図は本考案のスプレー管本体に装
着する液吐出孔を有する帯状物の部分斜視図である。第
7図は本考案が適用された平版印刷版製版処理装置を示
す概略構成図である。 4…スプレー小孔、11、21…スプレー管本体、12、22、
52、62…液吐出孔を有する帯状物、13…凸部形状、31、
41…スプレー管蓋状物、32、42…スプレー管本体主要
部、33、43…スプレー管本体接合部液漏れ防止構造物、
34…締め付け具、44…外部締め付け具、35…回転軸、3
6、46…液吐出部位、37…スプレー管本体円周方向接合
部、47…バネ、48…ゴムバンド、49…ネジ、51…フッ
ク、64…小径管状部位、71…溶出槽、72…水洗槽、73…
リンス槽、713…保護ガム槽、74、76、77…搬送ロー
ル、75…絞りロール、78…液供給スプレー管(本考案適
用部位)、79…ブラシロール、710、711…ポンプ、71
4、715、716、717…液貯蔵タンク

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平版印刷版を搬送路に沿って自動搬送する
    と共に製版用処理液により処理する平版印刷版製版処理
    装置において、平版印刷版へ製版用処理液を吐出供給す
    るスプレー管が、スプレー管本体と、当該スプレー管の
    一部をなしスプレー管本体の長さ方向に着脱可能な状態
    で装着された液吐出孔を有する帯状物とから構成される
    平版印刷版製版処理装置用液供給スプレー管。
  2. 【請求項2】スプレー管本体が、スプレー管蓋状物とス
    プレー管本体主要部から構成され、当該蓋状物は、スプ
    レー管本体主要部と回転軸及び締め付け具又は外部締め
    付け具により固定された開閉可能な構造であって、スプ
    レー管本体主要部の長さ方向の全長と同一又は全長より
    短い長さを有することを特徴とする請求項1記載の平版
    印刷版製版処理装置用液供給スプレー管。
  3. 【請求項3】該スプレー管が、電子写真方式で描画され
    たアルカリ可溶型電子写真平版印刷版に製版処理液を吐
    出供給するスプレー管である請求項1または請求項2記
    載の平版印刷版製版処理装置用液供給スプレー管。
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JP2501271Y2 (ja) * 1988-05-09 1996-06-12 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版自動処理機の処理液吐出パイプの取付構造

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