JP2009097997A - 磁気エンコーダおよび転がり軸受 - Google Patents

磁気エンコーダおよび転がり軸受 Download PDF

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達雄 中島
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Abstract

【課題】適切に磁力を検出することができる磁気エンコーダを提供する。
【解決手段】磁気エンコーダ16は、周方向に交互に磁極が配置されたゴム製の多極磁石23を含む。多極磁石23は、ゴム組成物、磁性粉および加硫剤を含む未加硫の磁性ゴムを、所定の方向に磁界をかけながら加熱圧縮成形することにより形成されている。多極磁石23中の磁性粉の配向度は、0.8以上である。
【選択図】図1

Description

この発明は、磁気エンコーダおよび転がり軸受に関し、特に、ゴム製の多極磁石を含む磁気エンコーダおよびこのような磁気エンコーダを備える転がり軸受に関するものである。
従来、自動車のABS(Antilock Brake System)装置に使用される軸受として、磁気エンコーダを備えたシール付きの転がり軸受がある。このような転がり軸受は、例えば、特開平6−281018号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1によると、回転数や回転方向を検出する回転検出装置は、磁気エンコーダとセンサとから構成される。磁気エンコーダは、円周方向に交互に磁極を形成したゴム製の多極磁石と、これを保持するスリンガとからなる。センサは、回転軸と共に回転する磁気エンコーダの交互に配置される磁極を検出する。このようにして、回転検出装置は、回転数等を検出している。
ここで、上記した自動車用等に使用される場合、多極磁石と道路からの砂塵等の異物とが擦れあって、多極磁石の表面が摩耗してしまう恐れがある。そうすると、センサが多極磁石の磁極を適切に検出することができない。ここで、特開2002−333033号公報(特許文献2)によると、磁気エンコーダの外方側に保護カバーを設けている。図9は、特許文献2に示す磁気エンコーダを示す断面図である。図9を参照して、玉軸受101は、外方部材102と、内方部材103と、転動体104と、軸受を密封するシール105と、内方部材103に取り付けられた磁気エンコーダ106とを備える。磁気エンコーダ106は、スリンガ107と、このスリンガ107によって保持される多極磁石108とを含む。また、玉軸受101は、多極磁石108を覆うように、多極磁石108の軸受外方側に取り付けられる保護カバー109を備える。この保護カバー109によって、異物との接触による多極磁石108の摩耗を低減することにしている。
特開平6−281018号公報 特開2002−333033号公報
特許文献2のように多極磁石の外方側に保護カバーを取付けた場合、センサと多極磁石との間に保護カバーを設けるスペースが必要となり、センサと多極磁石とのギャップ(間隔)が大きくなってしまう。このように、センサと多極磁石との距離が長くなると、センサが多極磁石の磁気を適切に検出することができない恐れがある。
この発明の目的は、適切に磁力を検出することができる磁気エンコーダを提供することである。
この発明の他の目的は、回転数等を適切に検出することができる転がり軸受を提供することである。
この発明に係る磁気エンコーダは、周方向に交互に磁極が配置されたゴム製の多極磁石を含む。多極磁石は、ゴム組成物、磁性粉および加硫剤を含む未加硫の磁性ゴムを、所定の方向に磁界をかけながら加熱圧縮成形することにより形成されている。多極磁石中の磁性粉の配向度は、0.8以上である。
未加硫の磁性ゴムを、磁界をかけながら加熱圧縮成形して形成され、多極磁石中の磁性粉の配向度が上記した範囲である磁気エンコーダは、磁気特性に優れている。したがって、このような磁気エンコーダは、センサによって適切に磁力を検出される。
好ましくは、ゴム組成物は、NBR(アクリロニトリルーブタジエンゴム)を含む。また、NBRは、中高ニトリルゴムを含むことが好ましい。
さらに好ましくは、磁性粉は、磁場配向用フェライト系磁性粉を含む。
この発明の他の局面においては、転がり軸受は、外輪と、内輪と、外輪と内輪との間に配置され、外輪および内輪に設けられたそれぞれの軌道面上を転動する転動体と、上記したいずれかの磁気エンコーダとを含む。
このような転がり軸受は、磁気エンコーダに含まれる多極磁石の磁力を適切に検出することができるため、回転数等を適切に検出することができる。
好ましくは、磁気エンコーダの軸受外方側に取り付けられ、非磁性材料から構成される保護カバーを含む。
この発明によると、未加硫の磁性ゴムを、磁界をかけながら加熱圧縮成形して形成され、多極磁石中の磁性粉の配向度が上記した範囲である磁気エンコーダは、磁気特性に優れている。したがって、このような磁気エンコーダは、センサによって適切に磁力を検出される。
また、このような転がり軸受は、多極磁石の磁力を適切に検出することができるため、回転数等を適切に検出することができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る磁気エンコーダを含む転がり軸受の一部を示す断面図である。図1を参照して、転がり軸受11は、回転軸(図示せず)を支持する。このような転がり軸受11は、自動車の車軸を支持する軸受として利用される。
転がり軸受11は、転動体としての玉12と、玉12の内径側に配置される内輪13と、玉12の外径側に配置される外輪14と、玉12を保持する保持器(図示せず)と、回転軸の回転数等を検出するための磁気エンコーダ16と、軸受内部を密封するためのシール17とを含む。内輪13は、回転軸に固定されており、回転軸と共に回転する。一方、外輪14は、ハウジング(図示せず)に固定されている。玉12は、回転軸の回転時において、内輪13および外輪14に設けられた軌道面15a、15b上を転動する。
シール17は、剛性を有する芯金31と、弾性を有するゴム部32とを含む。芯金31は、外輪14に取り付けられ、固定されている。ゴム部32は、芯金31の一部を覆うように構成されている。ゴム部32は後述するスリンガ24と適当な圧力で、複数の箇所において接触している。具体的には、シール17の内径側や軸受外部側に突出する複数のリップ部が、スリンガ24と接触している。このようにして、転がり軸受11の内部を密封する。こうすることにより、内部に封入された潤滑油の漏れの防止や、転がり軸受11の内部への異物の混入の防止を図っている。
回転軸の回転数等を検出する回転検出装置21は、転がり軸受11に含まれる磁気エンコーダ16と、回転センサ22とを含む。磁気エンコーダ16と回転センサ22は、互いに対向する位置に設けられている。回転センサ22は、例えば、外輪14等と共にハウジングに取り付けられ、固定されている。
ここで、磁気エンコーダ16の構成について説明する。磁気エンコーダ16は、周方向に交互に磁極が配置されたゴム製の多極磁石23と、多極磁石23を保持する金属製のスリンガ24とを含む。スリンガ24は、円筒部28aと、円筒部28aの一方側の端部から外径側に延びるフランジ28bとを備える。フランジ28bの外方側に、多極磁石23が保持される。
図2は、多極磁石23の構成を示す概念図である。図1および図2を参照して、多極磁石23は、環状であり、その中央に貫通孔を有する。多極磁石23は周方向において多極に磁化されており、PCD(Pitch Circle Diameter:ピッチ円直径)26上において、N極27aおよびS極27bを交互に配置するように構成されている。
スリンガ24に保持された多極磁石23は、回転軸の回転に伴って、内輪13と共に回転する。このとき、軸方向外側に配置され、多極磁石23に対向する位置に設けられた回転センサ22の検出部25により、多極磁石23のN極27aおよびS極27bの磁力の変化を読取る。このようにして、回転検出装置21は、回転軸の回転数等を検出する。
なお、多極磁石23を覆うように、多極磁石23の軸受外方側、すなわち、回転センサ22が位置する側に、非磁性材料から構成される保護カバーを設けることにしてもよい。こうすることにより、砂塵等の異物との接触による多極磁石23の摩耗を低減することができる。この場合、後述するように、多極磁石23の磁気特性が良好であるため、多極磁石23と検出部25との間の距離を長くしても、検出部25は、適切に多極磁石23の磁力の変化を読取ることができる。また、多極磁石23と検出部25との間の距離が長いため、かみ込んだ砂塵等の排出を容易にすることができる。
次に、磁気エンコーダ16の製造装置の構成について説明する。図3は、磁気エンコーダ16の製造装置の概略断面図である。なお、図3等においては、紙面上側を上方向とする。図3を参照して、磁気エンコーダ製造装置51は、磁界をかけながら加熱圧縮成形をすることができる。磁気エンコーダ製造装置51は、圧力をかける加圧手段としてのプレス52と、可動プレート54aに取り付けられた可動軸55aと、可動プレート54aを支持する支柱53と、固定プレート54bに取り付けられた固定軸55bとを含む。可動プレート54aの上方には、プレス52が取り付けられており、プレス52によって、可動プレート54aおよび可動軸55aは、下方向に移動し、荷重を負荷することができる。
また、磁気エンコーダ製造装置51は、可動軸55aおよび固定軸55bの先端に取り付けられ、後述する多極磁石の素材となる未加硫の磁性ゴムを収容する収容部としての金型中子71と、金型中子71の周辺に配置される金型部60と、金型部60の周りに配置され、金型部60および金型中子71を加熱する加熱手段としてのヒータ58と、金型部60の上下方向に配置され、金型部60からの伝熱を遮断するための断熱プレート59と、断熱プレート59の上下方向に配置される冷却ジャケット管57と、冷却ジャケット管57の上下方向に配置され、所定の方向の磁界を発生させる磁界発生手段としてのコイル56とを含む。
冷却手段としての冷却ジャケット管57は、パイプ61を通じて送られるクーラー62からの冷媒により、コイル56を冷却する。断熱プレート59は、金型部60からのコイル56への伝熱を低減する。なお、支柱53、可動プレート54a、固定プレート54b、可動軸55aおよび固定軸55bは、磁性材料で構成されており、冷却ジャケット管57および金型部60は、非磁性材料で構成されている。なお、図3において、ハッチングで示す部分は、磁性材料で構成された部材である。
図4は、金型中子71の断面図である。図5は、金型中子71の斜視図である。図6は、金型中子71に含まれる下金型中子72bの斜視図である。図3〜図6を参照して、金型中子71は、上金型中子72aと、下金型中子72bから構成されており、それぞれ厚みを有する円板状である。上金型中子72aの中央部には、厚み方向に凹んだ凹部75aが設けられている。下金型中子72bの中央部には、厚み方向に膨らんだ凸部75bが設けられている。金型中子71は、上金型中子72aに設けられた凹部75aと、下金型中子72bに設けられた凸部75bとを嵌め合わせるようにして配置される。なお、上金型中子72aおよび下金型中子72bにより、多極磁石23の外形形状が形成される。
上金型中子72aおよび下金型中子72bはそれぞれ、磁性材料74および非磁性材料73から構成されている。非磁性材料73は、上金型中子72aおよび下金型中子72bの径方向中央側および外径側に配置されており、磁性材料74は、径方向において非磁性材料73に挟まれた部分に配置される。上金型中子72aおよび下金型中子72bを嵌め合わせたとき、上下方向において、それぞれ磁性材料74同士および非磁性材料73同士が位置するよう構成されている。なお、上金型中子72aおよび下金型中子72bに設けられた磁性材料74同士が最も近接する位置は、磁性材料74が位置する領域において、径方向の中央側に近いことが好ましい。こうすることにより、磁性ゴムを加硫する際に、この位置において磁束密度を高めることができる。
下金型中子72bにおいて、磁性材料74から構成される部分は、厚み方向に凹んでおり、スリンガ64を取り付けることができる。スリンガ64を取り付けた下金型中子72bを上金型中子72aに嵌め合わせたとき、スリンガ64の上下方向には、磁性材料74が配置される。この場合、スリンガ64は、多極磁石を保持する面65を上側として取り付けられる。
なお、理解の容易の観点から、図3に示す磁気エンコーダ製造装置51は、一つの金型中子71を備えた構成としているが、複数の金型中子71を取り付けることにより、磁気エンコーダを同時に成形することができる。すなわち、複数の金型中子71を左右方向に並列するように配置させて取り付け、一度の成形で多数個の磁気エンコーダを形成することができる。
コイル56への通電により、磁気エンコーダ製造装置51において磁界を発生させることができる。ここで、上記したように、磁気エンコーダ製造装置51を構成する部材は、磁性材料または非磁性材料で構成されているため、磁気エンコーダ製造装置51において、図3中の一点鎖線で示す矢印IIIの方向に磁界のループを形成することができる。このようにして、金型中子71内の所定の位置、具体的には、磁性材料74から構成されている部分の磁界を密にして、加熱圧縮成形を行う。こうすることにより、加熱圧縮成形時において、磁性ゴムに含まれる磁性粉を高度に配向させることができる。なお、このような加熱圧縮成形においては、材料、すなわち、未加硫の磁性ゴムの流動中に、磁性ゴム内の各部において、磁性粉を磁界に沿って配向させることができる。ここで、磁界をかけた射出成形によると、例えば、材料の流れる端部側において、磁界の方向と異なる方向に磁性粉が配向してしまう。しかし、加熱圧縮成形によると、そのような恐れを低減することができる。
次に、磁気エンコーダ16を製造する方法について、説明する。まず、ヒータ58により加硫温度に金型中子71を加熱した後、金型中子71内にスリンガ64を配置させる。ここで、スリンガ64のうち、磁性ゴムが位置する面65には、予め加硫接着剤を塗布しておく。次に、予め準備された未加硫の磁性ゴム63を、下金型中子72b内のうち、スリンガ64の上部側、すなわち、加硫接着剤が塗布された面65側にセットする。未加硫の磁性ゴム63は、図7に示すように、予め一時的にリング状に成形されている。
その後、可動プレート54aを下方向に移動させて加圧し、磁性ゴム63の加熱圧縮成形を行う。ここで、コイル56に通電して、磁界を発生させ、磁界をかけながら成形を行う。所定の時間を経過した後、コイル56への通電を停止する。その後、可動プレート54aを上方向に移動させ、磁気エンコーダを金型中子71から取り外す。この場合、磁性ゴム63は、加硫接着剤によってスリンガ64の面65に接着保持されている。その後、加硫させた磁性ゴム63に対して、必要に応じて所定温度、所定時間で熱処理を行い、着磁ヨークによって多極に着磁して多極磁石とし、所望の磁気エンコーダを得る。
ここで、得られた多極磁石中の磁性粉の配向度、すなわち、加硫させた磁性ゴム中の磁性粉の配向度を、0.8以上とすることが好ましい。配向度が0.8未満であると、多極磁石の磁束密度が低くなり、保護カバーを取り付けてギャップが大きくなったときに、磁力を適切に検出することができない恐れがあるためである。配向度は、素材となる材料や配合比率によって左右されるが、例えば、上記した加熱圧縮成形において、かける磁界の大きさを変更して、所望の値を得ることができる。
次に、磁気エンコーダに含まれる多極磁石を構成する磁性ゴムについて、説明する。上記したように、多極磁石は、未加硫の磁性ゴムを加熱圧縮成形し、加硫された磁性ゴムを多極に着磁することにより形成される。未加硫の磁性ゴムは、ゴム組成物、磁性粉、軟化剤(プロセスオイル)、亜鉛華、老化防止剤、内部離型剤、加硫剤および共架橋剤を含む。内部離型剤を含むことにより、金型の摩耗等を改善することができる。また、ゴム組成物は、固形ゴムと、液状ゴムとを含む。
ここで、ゴム組成物としては、天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、イソプレンーイソブチレンゴム(ブチルゴム)、スチレンーブタジエンゴム、スチレンーイソブチレンースチレンゴム(SBS)、スチレンーイソプレンースチレンゴム(SIS)、スチレンーエチレンーブチレンースチレンゴム(SEBS)、エチレンープロピレンターポリマー(EPDM)、アクリロニトリルーブタジエンゴム(NBR)、水素化NBR(H−NBR)、フッ素ゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、クロルスルホン化ポリエチレン、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴム等が挙げられる。
なお、上記した自動車用の磁気エンコーダとしては、NBR、H−NBRおよびアクリルゴムが好ましい。NBRは、ニトリル基の含有量に応じて、極高ニトリルゴム(ニトリル基含有量43重量%以上)、高ニトリルゴム(ニトリル基含有量36〜42重量%)、中高ニトリルゴム(ニトリル基含有量31〜35重量%)、中ニトリルゴム(ニトリル基含有量25〜30重量%)、低ニトリルゴム(ニトリル基含有量24重量%以下)に大別される。上記用途に使用される場合、耐油性向上の観点から、ニトリル基含有量31重量%以上とすることが好ましい。さらに、コスト等を考慮すると、中高ニトリルゴムを用いることが好ましい。NBRの市販品としては、Nipol1042(中高ニトリル)、Nipol1041(高ニトリル)、Nipol1043(中ニトリル)、Nipol1312(液状NBR)(いずれも日本ゼオン(株)製)等が挙げられる。
未加硫の磁性ゴムを加硫させる加硫剤としては、パーオキサイド系加硫剤を用いることが好ましい。こうすることにより、低温加硫によって、未加硫の磁性ゴムを加硫させることができる。そうすると、加熱圧縮成形時において、温度上昇を抑制しながら、磁気エンコーダを製造することができる。したがって、量産性を考慮した連続成形を行うことができ、磁気エンコーダの生産性を良好にすることができる。
ゴム組成物としてNBRを用いた場合のパーオキサイド系加硫剤としては、ケトンパーオキサイド系、パーオキシケタール系、ハイドロパーオキサイド系、ジアルキルパーオキサイド系、パーオキシエステル系、パーオキシジカーボネート系、ジアシルパーオキサイド系加硫剤が挙げられる。特に、上記したような低温加硫には、パーオキシケタール系が好ましい。また、その配合は、固形ゴム100重量部に対し、10重量部以上含有させることが好ましい。パーオキシケタール系架橋剤の市販品としては、パーヘキサC40(1,1ジ(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、日本油脂(株)製)等が挙げられる。また、ジアシルパーオキサイド系架橋剤の市販品としては、パーカドックスCH−50L(ジベンゾイルパーオキサイド、化薬アクゾ(株)製)等が挙げられる。
また、加硫剤として、硫黄を用いることもできる。硫黄の市販品としては、硫黄(鶴見化学工業(株)製)等が挙げられる。さらに、加硫促進剤を用いることにしてもよい。加硫促進剤としては、例えば、チラウム系の加硫促進剤が挙げられる。チラウム系の加硫促進剤の市販品としては、ノクセラーTTや、ノクセラーCZ(いずれも大内新興化学工業(株)製)等が挙げられる。
また、加硫剤と併用して、共架橋剤を用いることにしてもよい。こうすることにより、より効率的に磁性ゴムを加硫させることができる。共架橋剤としては、アミンポリサルファイド系、ビスマレイミド系、チラウム系、メタクリル酸高級エステル、メタクリル酸の金属塩、トリアジンチオール系等が挙げられる。特に、上記したような低温加硫に用いるには、ビスマレイミド系共架橋剤が好ましい。また、その配合は、固形ゴム100重量部に対し、10重量部以上含有させることが好ましい。ビスマレイミド系共架橋剤の市販品としては、バルノックPM(N,N’−m−フェニレンビスマレイミド、大内新興化学工業(株)製)等が挙げられる。
なお、軟化剤(プロセスオイル)の市販品としては、シンタックHA−35(神戸油化学工業(株)製)等、亜鉛華の市販品としては、酸化亜鉛(堺化学工業(株)製)等、老化防止剤の市販品としては、ノクラックCD(4,4’−ビス(α、α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、大内新興化学工業(株)製)、内部離型剤の市販品としては、EG−ROLL(積工化学(株)製)等が挙げられる。なお、内部離型剤として、ステアリン酸等を用いてもよい。
また、上述したように、磁性ゴムは加熱圧縮成形時に加硫接着剤によってスリンガに接着して保持されるが、加硫接着剤としては、フェノール樹脂を接着剤成分とするフェノール樹脂系接着剤が好ましい。フェノール樹脂系接着剤としては、接着剤成分として、ノボラック型フェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、およびこれらのフェノール樹脂混合物を含む接着剤が挙げられる。ノボラック型フェノール樹脂は、フェノール類とホルムアルデヒドとを酸性触媒(塩酸、しゅう酸等)の存在下で反応させることによって得られる。この場合のフェノール類としては、フェノール、m−クレゾール、m−クレゾールとp−クレゾールとの混合物、ビスフェノールA等が用いられる。レゾール型フェノール樹脂は、ビスフェノールAとホルムアルデヒドとを塩基性触媒(アルカリ金属、マグネシウムの水酸化物等)の存在下で反応させることにより得られる。
フェノール樹脂系接着剤の市販品としては、シクソン715(ロームアンドハース社製)、メタロックN10、メタロックN15、メタロックN15D、メタロックN31、メタロックNT、メタロックPA(いずれも東洋化学研究所製)、ケムロックTS1677−13(ロッドファーイースト社製)等が挙げられる。また、フェノール樹脂とエポキシ樹脂とを含有する接着剤としては、メタロックXPH−27(東洋化学研究所製)等が挙げられる。さらに、フェノール樹脂と合成ゴムとを含有する接着剤としては、メタロックC12、メタロックN20、メタロックN20D、メタロックN23、メタロックP(いずれも東洋化学研究所製)等が挙げられる。
磁性粉は、バリウム系フェライト、ストロンチウム系フェライトのようなハードフェライトやソフトフェライトを用いることができる。これらフェライト粉は、顆粒状の粉体であってもよく、異方性のフェライト粉であってもよい。さらに、上記した加熱圧縮成形において、金型内での流動中の粒子抵抗がより小さい粒子形状を有する磁場配向用の異方性フェライトを用いてもよい。また、磁性粉は、希土類系磁性材料であってもよい。例えば、サマリウム鉄(SmFeN)系磁性粉、ネオジウム鉄(NdFeB)系磁性粉、サマリウムーコバルトのいずれかの単独磁性粉であってもよい。さらに、このような希土類系磁性粉を2種以上混合したものでもよい。さらに、上記したフェライト粉のみでは磁力が不足する場合、サマリウム鉄系磁性粉やネオジウム鉄系磁性粉等の希土類系磁性粉をフェライト粉に混合してもよい。こうすることにより、磁力向上を図りつつ、安価に製造することができる。フェライトの市販品としては、FA600(戸田工業(株)製)等が挙げられる。
なお、磁性粉の含有量は、固形ゴム100重量部に対し、1350重量部以上とすることが好ましい。こうすることにより、より高い磁束密度を得ることができる。
また、加熱圧縮成形時にかける磁界の強さは、80000A/m以上800000A/m以下とすることが好ましい。80000A/mよりも小さいと、得られた磁気エンコーダの磁束密度が低くなる恐れがあるためである。また、磁界は、800000A/m程度で飽和し、800000A/mよりも大きくすると、コイルの発熱が大きくなってしまうからである。
ここで、磁気エンコーダの配合および評価を、表1、表2に示す。なお、成形条件等を以下に示す。
成形条件については、磁性ゴムを150℃に加温した金型内にセットし、金型を閉じて加熱圧縮直後から所定の磁界の強さで20分間印加し、磁界をかけた。磁界の印加を停止した後、さらに10分間金型内において保持した。加熱圧縮成形は、合計30分とした。
配向度の評価については、以下の数1で示す式で算出した。この式中の分母は、(4π×飽和磁化×密度)×磁性粉の体積分率で算出される。ここで、ストロンチウム系フェライトの場合は、密度がその真密度である5.11g/cmであるとき、4π×飽和磁化×密度=4650(G)となる。また、Brは、アキシャル方向にストレート(単極)に飽和着磁した磁気エンコーダの表面磁束密度(G)である。
Figure 2009097997
なお、密度測定については、以下の通りである。JIS R3503に示されるピクノメーター(比重瓶、呼び容量50ml)を用いて計測した。まず、容器を洗浄、乾燥させて容器の質量Mを測定した。この容器に、磁気エンコーダにより削り取った磁性ゴムを容器の高さの1/4程度までの量を入れて、その時の質量Mを測定した。質量(M−M)が磁性ゴム自体の質量となる。次に、磁性ゴムを入れた容器に磁性ゴム粉が全部浸るより少し多めに蒸留水を入れ、この状態で真空容器に投入した。そして、真空容器を10kPa程度まで減圧して粒子に付着している空気の脱気を行い、この脱気を磁性ゴム粉から気泡が発生しなくなるまで行なった。その後、真空容器から取り出し、液温が室温になるまで放置した後、容器の規定量まで蒸留水を追加して、その時の質量Mを測定した。次に、容器から磁性ゴムおよび蒸留水を取り出して、洗浄、乾燥後、再度蒸留水だけ容器に規定量まで入れて質量Mを測定した。別途、測定温度における蒸留水の密度ρは、化学便覧(改訂4版、丸善(株)刊)基礎編5章表5.2から補間して求めた。なお、磁性ゴムの密度ρ(g/cm)は、以下の数2で示す式で算出した。
Figure 2009097997
なお、上記した磁性粉の体積分率、すなわち、加硫された磁性ゴム中における磁性粉の体積分率は、例えば、磁性ゴムの質量や、数2により得られた磁性ゴムの密度等によって算出することができる。
磁気特性については、上記した加熱圧縮成形により得られた磁気エンコーダ(外径φ78mm、内径φ68mm、磁性ゴム部の厚み1.1mm)を45対90極に多極着磁した後、厚み0.4mmのSUS製の保護カバーを装着し、磁気特性検査装置TMW−EC14L(東洋磁気工業(株)製)を用いて、保護カバーの表面からギャップ2.0mmで磁束密度を測定した。表中の○は、5mT以上であり、×は、5mTよりも低い値を示す。
耐油性試験については、JIS No.3相当のオイルのIRM903を用いて、100℃、72時間浸漬後の体積変化率で判定した。表中の○は、±5%以下であり、×は、±5%を超えた場合を示す。
Figure 2009097997
Figure 2009097997
表1〜表2を参照して、配向度が0.8以上であるNo.1〜No.8、No.11、No.12では、磁気特性が良好である。これに対し、配向度が0.8未満のNo.9、No.10では、磁気特性が劣っている。なお、No.12については、耐油性が劣っている。したがって、上記した自動車用に使用される場合には、耐油性が良好なものを選択することが好ましい。
このような磁気エンコーダを含む転がり軸受は、自動車用の車軸の支持構造に備えられる。図8は、車軸支持構造を示す概略断面図である。図8を参照して、車軸支持構造81は、車軸(図示せず)と共に回転するハブ輪82と、車軸を支持する転がり軸受91とを含む。ハブ輪82のフランジ84は、ボルト83によって車輪(図示せず)に固定されている。転がり軸受91は、複列アンギュラ玉軸受であり、複列に配置される玉92と、内輪93と、外輪94と、保持器95と、シール96と、磁気エンコーダ(図示せず)とを含む。
内輪93はハブ輪82に固定され、車軸の回転と共に回転する。外輪94は、外径側に配置されるハウジング(図示せず)に固定される。また、シール96には、多極磁石およびスリンガを含む磁気エンコーダが含まれており、回転センサ97により、回転数を検出することができる。
このように、車軸支持構造81は構成されている。このような車軸支持構造81は、生産性が良好である。
なお、上記の実施の形態においては、転動体として玉を使用した場合について説明したが、転動体として、円筒ころや針状ころ、棒状ころ等のころを使用した場合についても適用される。また、シールを含まないタイプの転がり軸受や、外輪または内輪を含まない転がり軸受についても適用される。
また、上記した磁気エンコーダは、転がり軸受に含まれることにしたが、これに限らず、滑り軸受に含まれることにしてもよい。さらに、回転軸等に限らず、他の回転部材の回転数等を検出する際にも適用され、検出センサと共に、回転部材の回転数等を検出する回転検出装置を構成することにしてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係る磁気エンコーダおよび転がり軸受は、自動車用等、車軸用の転がり軸受等に、有効に利用される。
この発明の一実施形態に係る転がり軸受の一部を示す断面図である。 多極磁石の構成を示す概念図である。 磁気エンコーダ製造装置の概略断面図である。 磁気エンコーダ製造装置に含まれる金型中子の断面図である。 磁気エンコーダ製造装置に含まれる金型中子の斜視図である。 磁気エンコーダ製造装置に含まれる金型中子を構成する下金型中子の斜視図である。 成形した未加硫の磁性ゴムを示す斜視図である。 この発明の一実施形態に係る転がり軸受を含む車軸支持構造を示す概略断面図である。 従来の玉軸受の一部を示す断面図である。
符号の説明
11,91 転がり軸受、12,92 玉、13,93 内輪、14,94 外輪、15a,15b 軌道面、16 磁気エンコーダ、17,96 シール、21 回転検出装置、22,97 回転センサ、23 多極磁石、24,64 スリンガ、25 検出部、26 PCD、27a N極、27b S極、28a、円筒部、28b,84 フランジ、31 芯金、32 ゴム部、51 磁気エンコーダ製造装置、52 プレス、53 支柱、54a 可動プレート、固定プレート54b、55a 可動軸、55b 固定軸、56 コイル、57 冷却ジャケット管、58 ヒータ、59 断熱プレート、60 金型部、61 パイプ、62 クーラー、63 磁性ゴム、65 面、71 金型中子、72a 上金型中子、72b 下金型中子、73 非磁性材料、74 磁性材料、75a 凹部、75b 凸部、81 車軸支持構造、82 ハブ輪、83 ボルト、95 保持器。

Claims (6)

  1. 周方向に交互に磁極が配置されたゴム製の多極磁石を含む磁気エンコーダであって、
    前記多極磁石は、ゴム組成物、磁性粉および加硫剤を含む未加硫の磁性ゴムを、所定の方向に磁界をかけながら加熱圧縮成形することにより形成されており、
    前記多極磁石中の前記磁性粉の配向度は、0.8以上である、磁気エンコーダ。
  2. 前記ゴム組成物は、NBR(アクリロニトリルーブタジエンゴム)を含む、請求項1に記載の磁気エンコーダ。
  3. 前記NBRは、中高ニトリルゴムを含む、請求項2に記載の磁気エンコーダ。
  4. 前記磁性粉は、磁場配向用フェライト系磁性粉を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の磁気エンコーダ。
  5. 外輪と、
    内輪と、
    前記外輪と前記内輪との間に配置され、前記外輪および前記内輪に設けられた軌道面上を転動する転動体と、
    請求項1〜4のいずれかに記載の磁気エンコーダとを含む、転がり軸受。
  6. 前記多極磁石を覆うように前記多極磁石の軸受外方側に取り付けられ、非磁性材料から構成される保護カバーを含む、請求項5に記載の転がり軸受。
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