JP2009096293A - チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法 - Google Patents
チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009096293A JP2009096293A JP2007268983A JP2007268983A JP2009096293A JP 2009096293 A JP2009096293 A JP 2009096293A JP 2007268983 A JP2007268983 A JP 2007268983A JP 2007268983 A JP2007268983 A JP 2007268983A JP 2009096293 A JP2009096293 A JP 2009096293A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- center
- center rim
- ring
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
【課題】幅広のチューブレスタイヤに好適なチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールを提供する。
【解決手段】チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHは、センターリム1と、リング2と、センターリム1及びリング2の一方の側壁に当接する第1の当接部と、第1の側方部位と、第1のビードシート部と、第1の接続部とを有する第1のサイドリムと、この第1のサイドリムとリング2の継ぎ目を環状にシールする第1のシール部40と、センターリム1及びリング2の他方の側壁に当接する第2の当接部と、第2の側方部位と、第2のビードシート部と、第2の接続部とを有する第2のサイドリムと、この第2のサイドリムとリング2の継ぎ目を環状にシールする第2のシール部50と、第2のサイドリムと第1のサイドリムでセンターリム1及びリング2を挟持した状態を保持する保持手段8,9とを備えているものである。
【選択図】図1
【解決手段】チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHは、センターリム1と、リング2と、センターリム1及びリング2の一方の側壁に当接する第1の当接部と、第1の側方部位と、第1のビードシート部と、第1の接続部とを有する第1のサイドリムと、この第1のサイドリムとリング2の継ぎ目を環状にシールする第1のシール部40と、センターリム1及びリング2の他方の側壁に当接する第2の当接部と、第2の側方部位と、第2のビードシート部と、第2の接続部とを有する第2のサイドリムと、この第2のサイドリムとリング2の継ぎ目を環状にシールする第2のシール部50と、第2のサイドリムと第1のサイドリムでセンターリム1及びリング2を挟持した状態を保持する保持手段8,9とを備えているものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法に係り、特に、幅広のチューブレスタイヤに好適なチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法に関する。
従来、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールがある(例えば、特許文献1参照)。
これは、センタリム(2)の外周に左右一対のビードストッパ(5,5)を外周面に一体に突設した該センタリム(2)と、略同幅の円環状のビードストッパリング(6)とを設け、センタリム(2)とビードストッパリング(6)とをサイドリム(1,1)で挟持するようにしたものである。
実公昭54−20721号公報 (第1図)
しかしながら、上記のものにあっては、タイヤの幅が広くなると、タイヤの幅に対応して、センタリム(2)及びビードストッパリング(6)それ自体を幅広に大きくして対応しなければならず、
しかも、上記のものには、タイヤを取り付けるための「リム部の直径を小さくして凹ませる部分」、所謂、「ウエル」がなく、ホイールの組立時にタイヤをも組み込まなければならない。
そのため、タイヤの交換にあっては、その都度、ホイールを解体しなければならず、更に、ホイール単体での、組み付け精度の確認をもできないという問題点があった。
しかも、上記のものには、タイヤを取り付けるための「リム部の直径を小さくして凹ませる部分」、所謂、「ウエル」がなく、ホイールの組立時にタイヤをも組み込まなければならない。
そのため、タイヤの交換にあっては、その都度、ホイールを解体しなければならず、更に、ホイール単体での、組み付け精度の確認をもできないという問題点があった。
本発明は、上記の点を考慮してなされたチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールは、センターリムと、このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、前記センターリムの外側に位置するリングと、前記センターリム及び前記リングの一方の側壁に当接する第1の当接部と、この第1の当接部より側方に張り出して形成された第1の側方部位と、この第1の側方部位の直径より大きく前記タイヤの一方のビードを保持する第1のビードシート部と、この第1のビードシート部と前記第1の側方部位を接続する第1の接続部とを有する第1のサイドリムと、この第1のサイドリムと前記リングの継ぎ目を環状にシールする第1のシール部と、前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に当接する第2の当接部と、この第2の当接部より側方に張り出して形成された第2の側方部位と、この第2の側方部位の直径より大きく前記タイヤの他方のビードを保持する第2のビードシート部と、この第2のビードシート部と前記第2の側方部位を接続する第2の接続部とを有する第2のサイドリムと、この第2のサイドリムと前記リングの継ぎ目を環状にシールする第2のシール部と、前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリム及び前記リングを挟持した状態を保持する保持手段とを備えているものである。
また、請求項2記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールは、請求項1記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールにおいて、第1の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、第2の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、前記センターリムのリングの側に環状に張り出す第1の張出部と、この第1の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、前記第1の張出部に対向すると共に、前記センターリムのリングの側に環状に張り出す第2の張出部と、この第2の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、前記センターリムの第1のサイドリムの側に環状に張り出す第1のセンターリム張出部と、前記センターリムの第2のサイドリムの側に環状に張り出す第2のセンターリム張出部と、前記第1の当接部の端面が前記第1のセンターリム張出部に、前記第2の当接部の端面が前記第2のセンターリム張出部に、それぞれ当接し、保持手段は、前記第1の当接部のボルト通し穴、前記第1の張出部のボルト通し穴、前記第2の張出部のボルト通し穴及び前記第2の当接部のボルト通し穴にボルトを通し、該ボルトの先端にナットを螺合して、前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリム及び前記リングを挟持した状態を保持するものである。
また、請求項3記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体は、センターリムと、このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、前記センターリムの外側に位置するリングと、このリングと前記センターリムとを結合手段により結合して一体化するものである。
また、請求項4記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法は、センターリムと、このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、前記センターリムの外側に位置するリングとを有し、前記リングと前記センターリムとを結合手段により結合してチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体を形成する第1の工程と、この第1の工程の後、前記センターリム及び前記リングの一方の側壁に第1の側方部位と前記第1の側方部位の直径より大きな直径を有する第1のビードシート部を有する第1のサイドリムを取り付ける第2の工程と、この第2の工程の後、又は、前記第2の工程と同時に、前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に第2の側方部位と前記第2の側方部位の直径より大きな直径を有する第2のビードシート部を有する第2のサイドリムを取り付ける第3の工程と、この第3の工程の後、前記第1のサイドリムと前記リングの継ぎ目、前記第2のサイドリムと前記リングの継ぎ目、をそれぞれ環状にシールするシール工程と、このシール工程の後、前記第1のビードシート部にタイヤの一方のビードを、前記第2のビードシート部に前記タイヤの他方のビードを、それぞれ保持させる保持工程とを備えているものである。
また、請求項5記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールは、センターリムと、このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、前記センターリムの外側に位置し、前記センターリムの一方の側壁に当接する第1の当接部と、この第1の当接部より側方に張り出して前記センターリムの外側を覆うと共に、タイヤを取り付けるための第1の側方部位と、この第1の側方部位の直径より大きく前記タイヤの一方のビードを保持する第1のビードシート部と、この第1のビードシート部と前記第1の側方部位を接続する第1の接続部とを有する第1のサイドリムと、前記センターリムの他方の側壁及び前記第1の側方部位の端面に当接する第2の当接部と、この第2の当接部より側方に張り出して形成されたタイヤを取り付けるための第2の側方部位と、この第2の側方部位の直径より大きく前記タイヤの他方のビードを保持する第2のビードシート部と、この第2のビードシート部と前記第2の側方部位を接続する第2の接続部とを有する第2のサイドリムと、前記第2の当接部と前記第1の側方部位の端面の継ぎ目を環状にシールするシール部と、前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリムを挟持した状態を保持する保持手段とを備えているものである。
また、請求項6記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールは、請求項5記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールにおいて、第1の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、第2の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、前記センターリムの第1の側方部位の側に環状に張り出す第1の張出部と、この第1の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、前記第1の張出部に対向すると共に、第1の側方部位の側に環状に張り出す第2の張出部と、この第2の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、前記センターリムの第1のサイドリムの側に環状に張り出す第1のセンターリム張出部と、前記センターリムの第2のサイドリムの側に環状に張り出す第2のセンターリム張出部と、前記第1の当接部の端面が前記第1のセンターリム張出部に、前記第2の当接部の端面が前記第2のセンターリム張出部に、それぞれ当接し、保持手段は、前記第1の当接部のボルト通し穴、前記第1の張出部のボルト通し穴、前記第2の張出部のボルト通し穴及び前記第2の当接部のボルト通し穴にボルトを通し、該ボルトの先端にナットを螺合して、前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリムを挟持した状態を保持するものである。
また、請求項7記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールは、請求項1又は5記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールにおいて、タイヤ内に空気を導くエアーバルブが第1の接続部又は第2の接続部に取り付けられているものである。
請求項1記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールによれば、センターリム及びリングの一方の側壁に第1のサイドリムを、前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に第2のサイドリムを、それぞれ位置させ、しかも、前記第1のサイドリムに第1の側方部位を、前記第2のサイドリムに第2の側方部位を、それぞれ設けているため、チューブレスタイヤの幅が大きくなっても、センターリム及びリングの幅を大きくしないで、前記第1の側方部位及び第2の側方部位の幅寸法の広狭で対応することができ、また、第1の側方部位は第1のビードシート部の直径より、第2の側方部位は第2のビードシート部の直径より、それぞれ小さく形成しているため、タイヤを取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備することができるため、従来例のように、タイヤを組み込みながらチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールを組み立てる必要がなく、第1の側方部位及び第2の側方部位を利用して、タイヤの取り付けをも容易に行うことができる。
その結果、本発明にあっては、タイヤを交換する際、従来例のように、スポークホイールを解体する必要がなく、しかも、タイヤを除いたスポークホイール単体での組み付け精度の確認をも行うことができる等頗る実用的効果を奏する。
その結果、本発明にあっては、タイヤを交換する際、従来例のように、スポークホイールを解体する必要がなく、しかも、タイヤを除いたスポークホイール単体での組み付け精度の確認をも行うことができる等頗る実用的効果を奏する。
また、請求項2記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールによれば、第1の当接部の端面が第1のセンターリム張出部に、第2の当接部の端面が第2のセンターリム張出部に、それぞれ当接するため、第1の当接部のボルト通し穴、第1の張出部のボルト通し穴、第2の張出部のボルト通し穴及び第2の当接部のボルト通し穴にボルトを通す際の位置合わせが容易であると共に、タイヤにかかる荷重をボルトの他に第1のセンターリム張出部、第2のセンターリム張出部を介してセンターリムでも受けるため、ボルトの破損をも防止することができる。
また、請求項3記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体によれば、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体は、センターリムと、このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、前記センターリムの外側に位置するリングと、このリングと前記センターリムとを結合手段により結合しているため、場所を取らずに保管することがで、しかも、センターリム及びリングのそれぞれの側壁にサイドリムを取り付ければ良く、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの迅速な生産に対応することができる。
また、請求項4記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法によれば、第2の工程及び第3の工程により、センターリム及びリングの一方の側壁に第1のサイドリムを、前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に第2のサイドリムを、それぞれ位置させ、しかも、前記第1のサイドリムに第1の側方部位を、前記第2のサイドリムに第2の側方部位を、それぞれ設けることができるため、チューブレスタイヤの幅が大きくなっても、センターリム及びリングの幅を大きくしないで、前記第1の側方部位及び前記第2の側方部位の幅寸法の広狭で対応することができ、また、前記第1の側方部位は第1のビードシート部の直径より、前記第2の側方部位は第2のビードシート部の直径より、それぞれ小さく形成しているため、タイヤを取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備することができるため、従来例のように、タイヤを組み込みながらチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールを組み立てる必要がなく、前記第1の側方部位及び前記第2の側方部位を利用して、タイヤの取り付けをも容易に行うことができる。
また、請求項5記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールによれば、センターリム及びリングの一方の側壁に第1のサイドリムを、前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に第2のサイドリムを、それぞれ位置させ、しかも、前記第1のサイドリムに第1の側方部位を、前記第2のサイドリムに第2の側方部位を、それぞれ設けているため、チューブレスタイヤの幅が大きくなっても、センターリムの幅を大きくしないで、前記第1の側方部位及び第2の側方部位の幅寸法の広狭で対応することができ、また、第1の側方部位は第1のビードシート部の直径より、第2の側方部位は第2のビードシート部の直径より、それぞれ小さく形成しているため、タイヤを取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備することができるため、従来例のように、タイヤを組み込みながらチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールを組み立てる必要がなく、第1の側方部位及び第2の側方部位を利用して、タイヤの取り付けをも容易に行うことができる。
その結果、本発明にあっては、タイヤを交換する際、従来例のように、スポークホイールを解体する必要がなく、しかも、タイヤを除いたスポークホイール単体での組み付け精度の確認をも行うことができる等頗る実用的効果を奏する。
更に、本発明のシール部は、第2の当接部と第1の側方部位の端面の継ぎ目を環状にシールするため、請求項1記載の発明に比べ、シール部が少ない分、気密性に対する確実性が向上する。
その結果、本発明にあっては、タイヤを交換する際、従来例のように、スポークホイールを解体する必要がなく、しかも、タイヤを除いたスポークホイール単体での組み付け精度の確認をも行うことができる等頗る実用的効果を奏する。
更に、本発明のシール部は、第2の当接部と第1の側方部位の端面の継ぎ目を環状にシールするため、請求項1記載の発明に比べ、シール部が少ない分、気密性に対する確実性が向上する。
また、請求項6記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールによれば、第1の当接部の端面が第1のセンターリム張出部に、第2の当接部の端面が第2のセンターリム張出部に、それぞれ当接するため、第1の当接部のボルト通し穴、第1の張出部のボルト通し穴、第2の張出部のボルト通し穴及び第2の当接部のボルト通し穴にボルトを通す際の位置合わせが容易であると共に、タイヤにかかる荷重をボルトの他に第1のセンターリム張出部、第2のセンターリム張出部を介してセンターリムでも受けるため、ボルトの破損をも防止することができる。
スポーク取り付け用の穴部を複数有するセンターリムの外側にビードストッパーが位置する従来のスポークホイールのエアバルブにあっては、ホイール組み立てる際、エアバルブのシール部が動く可能性が高いが、請求項7記載の自動二輪用のスポークホイールによれば、エアーバルブが第1の接続部又は第2の接続部に取り付けられているため、既存の自動車のエアーバルブと同様に気密性の確実性が大幅に向上する。
本発明のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法の一実施例を図面を参照して説明する。
図1乃至図4において、Hはチューブレス対応のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールで、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHは、中央に、センターリム1及びリング2が、センターリム1及びリング2の一方の側に第1のサイドリム3が、センターリム1及びリング2の他方の側に第2のサイドリム4が、それぞれ位置するようになっている。
図1乃至図4において、Hはチューブレス対応のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールで、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHは、中央に、センターリム1及びリング2が、センターリム1及びリング2の一方の側に第1のサイドリム3が、センターリム1及びリング2の他方の側に第2のサイドリム4が、それぞれ位置するようになっている。
また、5はスポークで、スポーク5は、例えば、スポーク5の一端をハブ6の側に係止させ、他端をニップル7に係止するようにしてあって、複数設けられている。このスポーク5によりハブ6とセンターリム1は連結される。なお、ハブ6は、センターリム1とは別体であって、軸心位置に配置されている。
センターリム1は、図4に示すように、スポーク取り付け用の穴部10(図2参照)を複数有し、センターリム1の第1のサイドリム3の側に第1のセンターリム張出部11が環状に張り出し、センターリム1の第2のサイドリム4の側に第2のセンターリム張出部12が環状に張り出している。
なお、本実施例においては、スポーク取り付け用の穴部10にニップル7が取り付けてある。
また、センターリム1のリング2の側に第1の張出部13、第2の張出部14が環状に張り出し、第1の張出部13と第2の張出部14とは、対向する位置関係にある。この第1の張出部13及び第2の張出部14には、後述するボルト8を通すボルト通し穴13a、14aがそれぞれ複数設けられている。
センターリム1は、図4に示すように、スポーク取り付け用の穴部10(図2参照)を複数有し、センターリム1の第1のサイドリム3の側に第1のセンターリム張出部11が環状に張り出し、センターリム1の第2のサイドリム4の側に第2のセンターリム張出部12が環状に張り出している。
なお、本実施例においては、スポーク取り付け用の穴部10にニップル7が取り付けてある。
また、センターリム1のリング2の側に第1の張出部13、第2の張出部14が環状に張り出し、第1の張出部13と第2の張出部14とは、対向する位置関係にある。この第1の張出部13及び第2の張出部14には、後述するボルト8を通すボルト通し穴13a、14aがそれぞれ複数設けられている。
センターリム1の外側にはリング2が位置している。センターリム1とリング2とは、望ましくは、結合手段により結合されて、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体Aとすることが望ましい。
結合手段としては、例えば、リング2を加熱し膨張させて広げ、リング2内にセンターリム1をはめ入れる所謂「焼き嵌め」でも良く、また、図5に示すように、センターリム1の一方の面と他方の面にそれぞれ、雄ネジ20、20(例えば、皿ボルト)をねじ込むと共に、ねじ込んだ雄ネジ20、20の頭部が、センターリム1とリング2の両方に跨るようにセンターリム1とリング2の両方にそれぞれ凹所1a、2aを設けて、センターリム1とリング2を連結するようにしても良い。
結合手段としては、例えば、リング2を加熱し膨張させて広げ、リング2内にセンターリム1をはめ入れる所謂「焼き嵌め」でも良く、また、図5に示すように、センターリム1の一方の面と他方の面にそれぞれ、雄ネジ20、20(例えば、皿ボルト)をねじ込むと共に、ねじ込んだ雄ネジ20、20の頭部が、センターリム1とリング2の両方に跨るようにセンターリム1とリング2の両方にそれぞれ凹所1a、2aを設けて、センターリム1とリング2を連結するようにしても良い。
また、図4に示す31は、センターリム1及びリング2の一方の側壁に当接する第1の当接部で、32は、第1の当接部31より側方に張り出して形成された第1の側方部位で、第1の側方部位32は、チューブレスタイヤ30の幅が大きくなっても、センターリム1及びリング2の幅を大きくしないで、第1の側方部位32の幅寸法の広狭で対応しようとするもので、また、第1の側方部位32は、第1のビードシート部33の直径より小さく形成されて、タイヤ30を取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備している。
なお、第1のビードシート部33は、第1の側方部位32の直径より大きく形成して、タイヤ30の一方のビードを保持するようになっている。34は、第1のビードシート部33と第1の側方部位32を接続する第1の接続部で、35は、タイヤ30が第1の側方部位32に落ちないように形成された第1のハンプで、36は、タイヤ30が第1のビードシート部33から外へ飛び出さないように形成された第1のフランジで、これら第1の当接部31、第1の側方部位32 、第1のビードシート部33、第1の接続部34、第1のハンプ35、第1のフランジ36で、第1のサイドリム3が構成されている。
なお、第1のセンターリム張出部11に第1の当接部31の端面31bが当接し(図2及び図4参照)、また、第1の当接部31には、ボルト通し穴31aが複数設けられ、また、第1のサイドリム3とリング2の継ぎ目は、第1のシール部40により環状にシールされている。
なお、第1のビードシート部33は、第1の側方部位32の直径より大きく形成して、タイヤ30の一方のビードを保持するようになっている。34は、第1のビードシート部33と第1の側方部位32を接続する第1の接続部で、35は、タイヤ30が第1の側方部位32に落ちないように形成された第1のハンプで、36は、タイヤ30が第1のビードシート部33から外へ飛び出さないように形成された第1のフランジで、これら第1の当接部31、第1の側方部位32 、第1のビードシート部33、第1の接続部34、第1のハンプ35、第1のフランジ36で、第1のサイドリム3が構成されている。
なお、第1のセンターリム張出部11に第1の当接部31の端面31bが当接し(図2及び図4参照)、また、第1の当接部31には、ボルト通し穴31aが複数設けられ、また、第1のサイドリム3とリング2の継ぎ目は、第1のシール部40により環状にシールされている。
また、第2のサイドリム4は、第1のサイドリム3と同様に、図4に示す41は、センターリム1及びリング2の他方の側壁に当接する第2の当接部で、42は、第2の当接部41より側方に張り出して形成された第2の側方部位で、第2の側方部位42は、チューブレスタイヤ30の幅が大きくなっても、センターリム1及びリング2の幅を大きくしないで、第2の側方部位42の幅寸法の広狭で対応しようとするもので、また、第2の側方部位42は、第2のビードシート部43の直径より小さく形成されて、タイヤ30を取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備している。
なお、第2のビードシート部43は、第2の側方部位42の直径より大きく形成して、タイヤ30の他方のビードを保持するようになっている。44は、第2のビードシート部43と第2の側方部位42を接続する第2の接続部で、45は、タイヤ30が第2の側方部位42に落ちないように形成された第2のハンプで、46は、タイヤ30が第2のビードシート部43から外へ飛び出さないように形成された第2のフランジで、これら第2の当接部41、第2の側方部位42 、第2のビードシート部43、第2の接続部44、第2のハンプ45、第2のフランジ46で、第2のサイドリム4が構成されている。
なお、第2のセンターリム張出部12に第2の当接部41の端面41bが当接し(図2及び図4参照)、また、第2の当接部41には、ボルト通し穴41aが複数設けられ、また、第2のサイドリム4とリング2の継ぎ目は、第2のシール部50により環状にシールされている。
なお、第2のビードシート部43は、第2の側方部位42の直径より大きく形成して、タイヤ30の他方のビードを保持するようになっている。44は、第2のビードシート部43と第2の側方部位42を接続する第2の接続部で、45は、タイヤ30が第2の側方部位42に落ちないように形成された第2のハンプで、46は、タイヤ30が第2のビードシート部43から外へ飛び出さないように形成された第2のフランジで、これら第2の当接部41、第2の側方部位42 、第2のビードシート部43、第2の接続部44、第2のハンプ45、第2のフランジ46で、第2のサイドリム4が構成されている。
なお、第2のセンターリム張出部12に第2の当接部41の端面41bが当接し(図2及び図4参照)、また、第2の当接部41には、ボルト通し穴41aが複数設けられ、また、第2のサイドリム4とリング2の継ぎ目は、第2のシール部50により環状にシールされている。
上述した第2のサイドリム4と第1のサイドリム3でセンターリム1及びリング2は、保持手段により挟持した状態を保持される。この保持手段は、例えば、第1の当接部31のボルト通し穴31a、第1の張出部13のボルト通し穴13a、第2の張出部14のボルト通し穴14a及び第2の当接部41のボルト通し穴41aにボルト8を通し、該ボルト8の先端にナット9を螺合して、第2のサイドリム4と第1のサイドリム3でセンターリム1及びリング2を挟持した状態を保持することができる。
なお、図1乃至図4記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHにおいては、タイヤ30内に空気を導くエアーバルブを図示していないが、図6に示すように、第1の接続部34(又は第2の接続部44)にタイヤ30内に空気を導くエアーバルブ60が接続されている。
なお、図1乃至図4記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHにおいては、タイヤ30内に空気を導くエアーバルブを図示していないが、図6に示すように、第1の接続部34(又は第2の接続部44)にタイヤ30内に空気を導くエアーバルブ60が接続されている。
上述したチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHを製造するには、図3に示すリング2とセンターリム1(図3においては、図示しないが、スポーク5によりハブ6とセンターリム1は連結されている。)とを上述した結合手段により結合してチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体Aを形成する(第1の工程)。
この第1の工程の後、図4に示すように、センターリム1及びリング2の一方の側壁に第1の側方部位32と第1の側方部位32の直径より大きな直径を有する第1のビードシート部33を有する第1のサイドリム3を取り付ける(第2の工程)。この第2の工程の後、又は、前記第2の工程と同時に、センターリム1及びリング2の他方の側壁に第2の側方部位42と第2の側方部位42の直径より大きな直径を有する第2のビードシート部43を有する第2のサイドリム4を取り付ける(第3の工程)。
この第3の工程の後、図1に示すように、第1のサイドリム3とリング2の継ぎ目、第2のサイドリム4とリング2の継ぎ目、をそれぞれ環状にシールする(シール工程)。なお、シール部位は、図1の40、50である。
このシール工程の後、第1のビードシート部33にタイヤ30の一方のビードを、第2のビードシート部43にタイヤ30の他方のビードを、それぞれ保持させる(保持工程)ようにしている(図1参照)。
この第1の工程の後、図4に示すように、センターリム1及びリング2の一方の側壁に第1の側方部位32と第1の側方部位32の直径より大きな直径を有する第1のビードシート部33を有する第1のサイドリム3を取り付ける(第2の工程)。この第2の工程の後、又は、前記第2の工程と同時に、センターリム1及びリング2の他方の側壁に第2の側方部位42と第2の側方部位42の直径より大きな直径を有する第2のビードシート部43を有する第2のサイドリム4を取り付ける(第3の工程)。
この第3の工程の後、図1に示すように、第1のサイドリム3とリング2の継ぎ目、第2のサイドリム4とリング2の継ぎ目、をそれぞれ環状にシールする(シール工程)。なお、シール部位は、図1の40、50である。
このシール工程の後、第1のビードシート部33にタイヤ30の一方のビードを、第2のビードシート部43にタイヤ30の他方のビードを、それぞれ保持させる(保持工程)ようにしている(図1参照)。
従って、上述したチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHによれば、センターリム1及びリング2の一方の側壁に第1のサイドリム3を、センターリム1及びリング2の他方の側壁に第2のサイドリム4を、それぞれ位置させ、しかも、第1のサイドリム3に第1の側方部位32を、第2のサイドリム4に第2の側方部位42を、それぞれ設けているため、チューブレスタイヤ30の幅が大きくなっても、センターリム1及びリング2の幅を大きくしないで、第1の側方部位32及び第2の側方部位42の幅寸法の広狭で対応することができ 、また、第1の側方部位32は第1のビードシート部33の直径より、第2の側方部位42は第2のビードシート部43の直径より、それぞれ小さく形成しているため、タイヤ30を取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備することができるため、従来例のように、タイヤを組み込みながらチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールを組み立てる必要がなく、第1の側方部位32及び第2の側方部位42を利用して、タイヤ30の取り付けをも容易に行うことができる。
その結果、本発明にあっては、タイヤ30を交換する際、従来例のように、スポークホイールを解体する必要がなく、しかも、タイヤを除いたスポークホイール単体での組み付け精度の確認をも行うことができる等頗る実用的効果を奏する。
また、第1のセンターリム張出部11に第1の当接部31の端面31bが、第2のセンターリム張出部14に第2の当接部41の端面41bが、それぞれ当接するため、センターリム1とリング2との位置あわせが容易で、ホイールの組立精度をも向上させることができる。
更に、エアーバルブ60が第1の接続部34又は第2の接続部44に取り付けられているため、既存の自動車のエアーバルブと同様に気密性を保持することができる。
また、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体Aは、センターリム1と、このセンターリム1とは別体であって、軸心位置に配置されるハブ6と、このハブ6とセンターリム1を連結する複数のスポーク5と、センターリム1の外側に位置するリング2と、このリング2とセンターリム1とを結合手段により結合しているため、場所を取らずに保管することがで、しかも、センターリム1及びリング2のそれぞれの側壁にサイドリム3、4を取り付ければ良く、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHの迅速な生産に対応することができる。
その結果、本発明にあっては、タイヤ30を交換する際、従来例のように、スポークホイールを解体する必要がなく、しかも、タイヤを除いたスポークホイール単体での組み付け精度の確認をも行うことができる等頗る実用的効果を奏する。
また、第1のセンターリム張出部11に第1の当接部31の端面31bが、第2のセンターリム張出部14に第2の当接部41の端面41bが、それぞれ当接するため、センターリム1とリング2との位置あわせが容易で、ホイールの組立精度をも向上させることができる。
更に、エアーバルブ60が第1の接続部34又は第2の接続部44に取り付けられているため、既存の自動車のエアーバルブと同様に気密性を保持することができる。
また、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体Aは、センターリム1と、このセンターリム1とは別体であって、軸心位置に配置されるハブ6と、このハブ6とセンターリム1を連結する複数のスポーク5と、センターリム1の外側に位置するリング2と、このリング2とセンターリム1とを結合手段により結合しているため、場所を取らずに保管することがで、しかも、センターリム1及びリング2のそれぞれの側壁にサイドリム3、4を取り付ければ良く、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHの迅速な生産に対応することができる。
なお、上述した実施例のセンターリム1の外側は、独立したリング2により覆われているが、本願発明にあっては、これに限らず、上述したリング2と第1のサイドリム3とを一体化しても良い(図7及び図8参照)。
即ち、図7及び図8記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHは、中央に位置するセンターリム1と、このセンターリム1の一方の側に位置する第1のサイドリム3と、センターリム1の他方の側に位置する第2のサイドリム4とから概略的に構成されている。
即ち、図7及び図8記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールHは、中央に位置するセンターリム1と、このセンターリム1の一方の側に位置する第1のサイドリム3と、センターリム1の他方の側に位置する第2のサイドリム4とから概略的に構成されている。
センターリム1は、上述の実施例と同様に、スポーク取り付け用の穴部10を複数有し、センターリム1の第1のサイドリム3の側に環状に張り出す第1のセンターリム張出部11と、センターリム1の第2のサイドリム4の側に環状に張り出す第2のセンターリム張出部12とを有している。
なお、スポーク5は、上述の実施例と同様に、ハブ(図示せず)とセンターリム1とを連結するものである。
13は、センターリム1の第1の側方部位32の側に環状に張り出す第1の張出部で、14は、第1の張出部13に対向すると共に、センターリム1の第1の側方部位32の側に環状に張り出す第2の張出部である(図8参照)。
なお、第1の張出部13にはボルト通し穴13aが、第2の張出部14にはボルト通し穴14aが、それぞれ複数設けられ、また、7は穴部10に係止したニップルで、ニップル7はスポーク5の一端が係止するようになっいる。
なお、スポーク5は、上述の実施例と同様に、ハブ(図示せず)とセンターリム1とを連結するものである。
13は、センターリム1の第1の側方部位32の側に環状に張り出す第1の張出部で、14は、第1の張出部13に対向すると共に、センターリム1の第1の側方部位32の側に環状に張り出す第2の張出部である(図8参照)。
なお、第1の張出部13にはボルト通し穴13aが、第2の張出部14にはボルト通し穴14aが、それぞれ複数設けられ、また、7は穴部10に係止したニップルで、ニップル7はスポーク5の一端が係止するようになっいる。
また、第1のサイドリム3は、センターリム1の外側に位置し、センターリム1の一方の側壁13bに当接する第1の当接部31と、この第1の当接部31より側方に張り出してセンターリム1の外側を覆う第1の側方部位32(図8参照)とを有する。
この第1の側方部位32は、チューブレスタイヤ(図7及び図8において、図示しないが、図1記載のチューブレスタイヤ30)の幅が大きくなっても、センターリム1の幅を大きくしないで、第1の側方部位32の幅寸法の広狭で対応しようとするもので、また、第1の側方部位32は、第1のビードシート部33の直径より小さく形成されて、タイヤ(図7及び図8において、図示しないが、図1記載のチューブレスタイヤ30)を取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備している。また、第1のサイドリム3は、第1の側方部位32の直径より大きくタイヤ(図7及び図8において、図示しないが、図1記載のチューブレスタイヤ30)の一方のビードを保持する第1のビードシート部33と、この第1のビードシート部33と第1の側方部位32を接続する第1の接続部34と、タイヤが第1の側方部位32に落ちないように形成された第1のハンプ35、タイヤが第1のビードシート部33から外へ飛び出さないように形成された第1のフランジ36とを有している。
31aは、第1の当接部31に設けられたボルト通し穴で、該ボルト通し穴31aは、複数、例えば、環状に複数設けられている。また、第1の当接部31の端面31bは、第1のセンターリム張出部11に当接するようになっている(図8参照)。
この第1の側方部位32は、チューブレスタイヤ(図7及び図8において、図示しないが、図1記載のチューブレスタイヤ30)の幅が大きくなっても、センターリム1の幅を大きくしないで、第1の側方部位32の幅寸法の広狭で対応しようとするもので、また、第1の側方部位32は、第1のビードシート部33の直径より小さく形成されて、タイヤ(図7及び図8において、図示しないが、図1記載のチューブレスタイヤ30)を取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備している。また、第1のサイドリム3は、第1の側方部位32の直径より大きくタイヤ(図7及び図8において、図示しないが、図1記載のチューブレスタイヤ30)の一方のビードを保持する第1のビードシート部33と、この第1のビードシート部33と第1の側方部位32を接続する第1の接続部34と、タイヤが第1の側方部位32に落ちないように形成された第1のハンプ35、タイヤが第1のビードシート部33から外へ飛び出さないように形成された第1のフランジ36とを有している。
31aは、第1の当接部31に設けられたボルト通し穴で、該ボルト通し穴31aは、複数、例えば、環状に複数設けられている。また、第1の当接部31の端面31bは、第1のセンターリム張出部11に当接するようになっている(図8参照)。
また、第2のサイドリム4は、上述の実施例と同様に、センターリム1の他方の側壁14b及び第1の側方部位32の端面32aに当接する第2の当接部41と、この第2の当接部41より側方に張り出して形成された第2の側方部位42とを有する。この第2の側方部位42は、チューブレスタイヤの幅が大きくなっても、センターリム1の幅を大きくしないで、第2の側方部位42の幅寸法の広狭で対応しようとするもので、また、第2の側方部位42は、第2のビードシート部43の直径より小さく形成されて、タイヤを取り付けるための凹み、所謂「ウエル」の機能をも具備している。また、第2のサイドリム4は、この第2の側方部位42の直径より大きくタイヤの他方のビードを保持する第2のビードシート部43、この第2のビードシート部43と第2の側方部位42を接続する第2の接続部44、タイヤが第1の側方部位32に落ちないように形成された第2のハンプ45、タイヤが第2のビードシート部43から外へ飛び出さないように形成された第2のフランジ46を有している。
41aは、第2の当接部41に設けられたボルト通し穴で、該ボルト通し穴41aは、複数、例えば、環状に複数設けられている。また、第2の当接部41の端面41bは、第2のセンターリム張出部12に当接するようになっている(図8参照)。
また、図8に示す50’は、第2の当接部41と第1の側方部位32の端面32aの継ぎ目を環状にシールするシール部である。
41aは、第2の当接部41に設けられたボルト通し穴で、該ボルト通し穴41aは、複数、例えば、環状に複数設けられている。また、第2の当接部41の端面41bは、第2のセンターリム張出部12に当接するようになっている(図8参照)。
また、図8に示す50’は、第2の当接部41と第1の側方部位32の端面32aの継ぎ目を環状にシールするシール部である。
上述したセンターリム1は、第2のサイドリム4と第1のサイドリム3で挟持され、この挟持した状態は保持手段により保持される。保持手段は、例えば、第1の当接部31のボルト通し穴31a、第1の張出部13のボルト通し穴13a、第2の張出部14のボルト通し穴14a及び第2の当接部14のボルト通し穴14aにボルト8を通し、該ボルト8の先端にナット9を螺合して、第2のサイドリム4と第1のサイドリム3でセンターリム1を挟持した状態を保持するようにしている。なお、図示しないが、図6に示すエアーバルブを図8の第1の接続部34(又は第2の接続部44)に取り付けるようにしても良い。
H チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール
1 センターリム
2 リング
3 第1のサイドリム
4 第2のサイドリム
31 第1の当接部
32 第1の側方部位
33 第1のビードシート部
34 第1の接続部
40 第1のシール部
41 第2の当接部
42 第2の側方部位
43 第2のビードシート部
44 第2の接続部
50 第2のシール部
1 センターリム
2 リング
3 第1のサイドリム
4 第2のサイドリム
31 第1の当接部
32 第1の側方部位
33 第1のビードシート部
34 第1の接続部
40 第1のシール部
41 第2の当接部
42 第2の側方部位
43 第2のビードシート部
44 第2の接続部
50 第2のシール部
Claims (7)
- センターリムと、
このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、
このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、
前記センターリムの外側に位置するリングと、
前記センターリム及び前記リングの一方の側壁に当接する第1の当接部と、この第1の当接部より側方に張り出して形成された第1の側方部位と、この第1の側方部位の直径より大きく前記タイヤの一方のビードを保持する第1のビードシート部と、この第1のビードシート部と前記第1の側方部位を接続する第1の接続部とを有する第1のサイドリムと、
この第1のサイドリムと前記リングの継ぎ目を環状にシールする第1のシール部と、
前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に当接する第2の当接部と、この第2の当接部より側方に張り出して形成された第2の側方部位と、この第2の側方部位の直径より大きく前記タイヤの他方のビードを保持する第2のビードシート部と、この第2のビードシート部と前記第2の側方部位を接続する第2の接続部とを有する第2のサイドリムと、
この第2のサイドリムと前記リングの継ぎ目を環状にシールする第2のシール部と、
前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリム及び前記リングを挟持した状態を保持する保持手段とを備えている
ことを特徴とするチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール。 - 第1の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
第2の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
前記センターリムのリングの側に環状に張り出す第1の張出部と、
この第1の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
前記第1の張出部に対向すると共に、前記センターリムのリングの側に環状に張り出す第2の張出部と、
この第2の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
前記センターリムの第1のサイドリムの側に環状に張り出す第1のセンターリム張出部と、
前記センターリムの第2のサイドリムの側に環状に張り出す第2のセンターリム張出部と、
前記第1の当接部の端面が前記第1のセンターリム張出部に、前記第2の当接部の端面が前記第2のセンターリム張出部に、それぞれ当接し、
保持手段は、前記第1の当接部のボルト通し穴、前記第1の張出部のボルト通し穴、前記第2の張出部のボルト通し穴及び前記第2の当接部のボルト通し穴にボルトを通し、該ボルトの先端にナットを螺合して、前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリム及び前記リングを挟持した状態を保持する
ことを特徴とする請求項1記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール。 - センターリムと、
このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、
このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、
前記センターリムの外側に位置するリングと、
このリングと前記センターリムとを結合手段により結合して一体化する
ことを特徴とするチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体。 - センターリムと、
このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、
このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、
前記センターリムの外側に位置するリングとを有し、
前記リングと前記センターリムとを結合手段により結合してチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体を形成する第1の工程と、
この第1の工程の後、前記センターリム及び前記リングの一方の側壁に第1の側方部位と前記第1の側方部位の直径より大きな直径を有する第1のビードシート部を有する第1のサイドリムを取り付ける第2の工程と、
この第2の工程の後、又は、前記第2の工程と同時に、前記センターリム及び前記リングの他方の側壁に第2の側方部位と前記第2の側方部位の直径より大きな直径を有する第2のビードシート部を有する第2のサイドリムを取り付ける第3の工程と、
この第3の工程の後、前記第1のサイドリムと前記リングの継ぎ目、前記第2のサイドリムと前記リングの継ぎ目、をそれぞれ環状にシールするシール工程と、
このシール工程の後、前記第1のビードシート部にタイヤの一方のビードを、前記第2のビードシート部に前記タイヤの他方のビードを、それぞれ保持させる保持工程とを備えている
ことを特徴とするチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法。 - センターリムと、
このセンターリムとは別体であって、軸心位置に配置されるハブと、
このハブと前記センターリムを連結する複数のスポークと、
前記センターリムの外側に位置し、前記センターリムの一方の側壁に当接する第1の当接部と、この第1の当接部より側方に張り出して前記センターリムの外側を覆うと共に、タイヤを取り付けるための第1の側方部位と、この第1の側方部位の直径より大きく前記タイヤの一方のビードを保持する第1のビードシート部と、この第1のビードシート部と前記第1の側方部位を接続する第1の接続部とを有する第1のサイドリムと、
前記センターリムの他方の側壁及び前記第1の側方部位の端面に当接する第2の当接部と、この第2の当接部より側方に張り出して形成されたタイヤを取り付けるための第2の側方部位と、この第2の側方部位の直径より大きく前記タイヤの他方のビードを保持する第2のビードシート部と、この第2のビードシート部と前記第2の側方部位を接続する第2の接続部とを有する第2のサイドリムと、
前記第2の当接部と前記第1の側方部位の端面の継ぎ目を環状にシールするシール部と、
前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリムを挟持した状態を保持する保持手段とを備えている
ことを特徴とするチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール。 - 第1の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
第2の当接部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
前記センターリムの第1の側方部位の側に環状に張り出す第1の張出部と、
この第1の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
前記第1の張出部に対向すると共に、第1の側方部位の側に環状に張り出す第2の張出部と、
この第2の張出部には、ボルト通し穴が複数設けられ、
前記センターリムの第1のサイドリムの側に環状に張り出す第1のセンターリム張出部と、
前記センターリムの第2のサイドリムの側に環状に張り出す第2のセンターリム張出部と、
前記第1の当接部の端面が前記第1のセンターリム張出部に、前記第2の当接部の端面が前記第2のセンターリム張出部に、それぞれ当接し、
保持手段は、前記第1の当接部のボルト通し穴、前記第1の張出部のボルト通し穴、前記第2の張出部のボルト通し穴及び前記第2の当接部のボルト通し穴にボルトを通し、該ボルトの先端にナットを螺合して、前記第2のサイドリムと前記第1のサイドリムで前記センターリムを挟持した状態を保持する
ことを特徴とする請求項5記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール。 - タイヤ内に空気を導くエアーバルブが第1の接続部又は第2の接続部に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1又は5記載のチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268983A JP2009096293A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007268983A JP2009096293A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009096293A true JP2009096293A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40699711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007268983A Pending JP2009096293A (ja) | 2007-10-16 | 2007-10-16 | チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009096293A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109311355A (zh) * | 2016-06-16 | 2019-02-05 | 迈意大利有限责任公司 | 轮胎的轮辋 |
CN112590455A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-02 | 鼎镁(昆山)新材料科技有限公司 | 一种无内胎车轮的轮圈及自行车 |
CN115465019A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-12-13 | 湖南中联重科智能高空作业机械有限公司 | 薄型实心轮胎和高空作业平台 |
-
2007
- 2007-10-16 JP JP2007268983A patent/JP2009096293A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109311355A (zh) * | 2016-06-16 | 2019-02-05 | 迈意大利有限责任公司 | 轮胎的轮辋 |
CN109311355B (zh) * | 2016-06-16 | 2021-01-05 | 迈意大利有限责任公司 | 轮胎的轮辋 |
CN112590455A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-02 | 鼎镁(昆山)新材料科技有限公司 | 一种无内胎车轮的轮圈及自行车 |
CN115465019A (zh) * | 2022-08-23 | 2022-12-13 | 湖南中联重科智能高空作业机械有限公司 | 薄型实心轮胎和高空作业平台 |
CN115465019B (zh) * | 2022-08-23 | 2023-06-30 | 湖南中联重科智能高空作业机械有限公司 | 薄型实心轮胎和高空作业平台 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101482892B1 (ko) | 차량용 휠, 주행륜, 차량 및 차량용 휠의 조립 분해 방법 | |
US9283804B2 (en) | Vehicle wheel spoke connection | |
US20130043713A1 (en) | Vehicle wheel spoke connection | |
JP4921504B2 (ja) | ディスクロータ案内装置及び外径案内装置 | |
JP2009096293A (ja) | チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール、チューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイール構造体及びチューブレスタイヤ用自動二輪車のスポークホイールの製造方法 | |
US8182047B2 (en) | Spoke for wire wheels, method of construction of said wheel and wheel thus obtained | |
WO2016008091A1 (zh) | 胎压传感器组件及包括其的车轮 | |
JP5204209B2 (ja) | 空気入りタイヤ用の中子、中子入りタイヤ、および車両 | |
JP3973842B2 (ja) | チューブレスタイヤ用のワイヤースポークホイール | |
US20130300186A1 (en) | Vehicle wheel spoke connection | |
JP2006264665A (ja) | タイヤの突き刺しによる破裂防止リム装置 | |
JP2009508757A (ja) | 車両、とくにオートバイ及び自動車用のチューブレス型スポーク式車輪 | |
JP2020111257A (ja) | 車両用タイヤホイール組立体 | |
KR101993116B1 (ko) | 단일 단면 구조를 갖는 튜브 리스 타이어 조립체 | |
JP2008302858A (ja) | 車両用ホイール | |
JP2004243870A (ja) | チューブレスタイヤ用中子支持体及びその組付方法並びに中子支持体を装着したタイヤホイール組立体 | |
JP2020104816A (ja) | 車両用ホイール | |
JP2007062496A (ja) | チューブレスタイヤ用のワイヤスポーク車輪 | |
TWM563364U (zh) | 氣嘴 | |
JP2007131216A (ja) | ランフラットタイヤ用中子、ランフラットタイヤ及びランフラットタイヤのリム組み方法 | |
JP2007030747A (ja) | ランフラット用支持体、ランフラット用支持体付き空気入りタイヤ及びその作製方法 | |
JP2006327390A (ja) | リム分割式ホイールのサイドリング装着構造 | |
CN106061753A (zh) | 辐条轮辋 | |
JP2005231616A (ja) | B型横装填ホイールのシール構造 | |
JP2017178271A (ja) | チューブレススポークホイールの構造 |