JP2009095892A - ブラスト加工装置における研磨材回収機構 - Google Patents

ブラスト加工装置における研磨材回収機構 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラスト加工装置の設置を行う建物の床面や基礎等に対する大掛かりな改修工事等を必要とせず、加工室の床を可及的に低い位置に配置することのできるブラスト加工装置における研磨材回収機構を提供する。
【解決手段】ブラスト加工装置1のキャビネット3内の所定の位置を,研磨材を通過可能な網状体21,22によって上下に仕切り,前記網状体21,22を床面20とする加工室2を形成すると共に,前記網状体21,22下に,略逆四角錐形状のホッパ10を,上部が前記網状体21,22に向かって開口するように複数整列配置し,前記各ホッパ10の下端を,回収管30を介して集塵機等の吸引手段(図示せず)に連通する。
【選択図】図1

Description

本発明はブラスト加工装置における研磨材回収機構に関し,より詳細には,ブラスト加工装置のキャビネット内に形成された加工室内で噴射された研磨材を回収する,研磨材の回収機構に関する。
なお,本発明におけるブラスト加工装置には,研磨材を乾式にて噴射乃至は投射(以下,投射も含めて「噴射」という。)する各種形式のものを含み,圧縮空気等の圧縮ガスと共に研磨材を噴射するもの,遠心力によって投射材を噴射するもの,回転するインペラ等による打撃によって投射材を噴射するもの等のいずれも含む。
また,回収対象である研磨材には,研磨や切削を目的とした砥粒,その他の研磨材の他,ワークに対する残留応力の付与等を目的として噴射される,鋼球,ガラス・プラスチック・セラミックビーズ等の所謂「ショット」,その他各種の目的で噴射される粉体乃至は粒体を広く含み,また,研磨材の噴射に付随して発生するワークの切削粉や研磨材の破砕粉等からなる粉塵についても回収対象とする。
研磨材を噴射してワークと衝突させ,ワークの切削やクリーニングを行い,又は,鋼球等のショットをワークに衝突させてワークに残留応力の付与等を行う等,粉体や粒体をワークに対して噴射するブラスト加工では,噴射した研磨材や,研磨材がワークと衝突して生じた破砕粉,ワークの切削粉等の粉塵が飛散すると作業環境が汚染されると共に,一旦使用した研磨材を再使用するにはこれを回収する必要があることから,ブラスト加工装置の構成中に,研磨材の噴射を行う場所を画成する箱体であるキャビネットを設け,このキャビネット内に形成された加工室内でワークに研磨材を噴射することで,キャビネット外へ研磨材や粉塵が飛散することを防止している。
そして,このように加工室2内の研磨材や粉塵等を回収することができるよう,キャビネット3の下方を,図10に示すように下方に向かって徐々に幅を狭める逆角錐形状に形成してホッパ10’とし,このホッパ10’の下端を,例えば研磨材タンクであるサイクロン50を介して集塵機60に連通することで,集塵機60に設けた排風機61で集塵機60内を吸引すると,ホッパ10’によって回収された研磨材や粉塵をキャビネット3外に搬出すると共に,選別,回収等をすることができるように構成されている(特許文献1の図2参照)。
なお,前記ホッパ10’の上部開口は,研磨材が通過可能な目開の金網22等で覆い,異物等がホッパ10’内に落下することを防止すると共に,必要に応じてこの金網上にワークW”を載置等するための金属格子21等を配置する等して,ホッパ10’と加工室2とが仕切られており,これらの金属格子21や金網20が加工室2の床20を形成している。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2005−74563号公報
以上のように構成されたブラスト加工装置1において,キャビネット3の下部に逆四角錐状のホッパ10’を設けた構造にあっては,加工室2内で噴射された研磨材や,この研磨材の噴射によって生じた粉塵等は,加工室2の床面を成す金属格子21や金網22等を介してホッパ10’内に落下し,ホッパ10’内に落下した研磨材は,ホッパ10’の傾斜した内壁に案内されてその底部に溜まり,このホッパ10’の底部を介して加工室2内を吸引する回収管30によって吸引回収され,キャビネット3外に搬出される。
そして,このようにして搬出された研磨材は,研磨材タンクを兼ねたサイクロン50に導入されて再使用可能な研磨材が回収されると共に,研磨材が回収された後に残った粉塵は,集塵機60に導入され,排風機61によって粉塵の除去された清浄な空気のみが機外に排出されるように構成されており,これらによって研磨材や粉塵を回収するため回収機構が実現されている。
しかしながら,図10に示すようにキャビネット3の幅を下方に向けて狭める形状とすることで形成されたホッパ10’にあっては,キャビネット3が大型化すると,これに伴い形成されるホッパ10’も大型化し,このホッパ10’の上部開口上を金網22や金属格子21等で覆うことにより形成された加工室2の床20が比較的高い位置に配置されることになる。
そのため,図10に示した構造は,比較的小型のブラスト加工装置1であれば作業上特に問題は生じないが,大型のワークWを加工対象としたブラスト加工装置においても同様にこの構造を採用すると,キャビネット3の大型化によりホッパ10’のサイズも大型化し,ひいては加工室2の床高が上昇するために,加工室2までワークWを上げ下ろしする作業が困難となる。
特に,大型のワークWを取り扱う場合,例えばワークWを台車に乗せたまま加工室2に搬出入したり,また,作業者自身も加工室2内に入って作業できる程度のスペースが確保できれば便利であるが,これを実現するためにはホッパ10のさらなる大型化が必要となる一方,台車等の乗り入れや作業者の出入りを円滑に行うことができるようにするためには,加工室2の床高を低くする必要があるという相反する要求を満たす必要がある。
このような要求は,従来のブラスト加工装置1の構造を採用したままでも,例えばブラスト加工装置1を設置する建物の床面や基礎に,ホッパ10’部分を収容可能な穴を設けておくことで達成することもでき,これにより加工室2の床20を建物の床面と同程度の高さとすることも可能である。
しかし,この方法によれば,ブラスト加工装置1の設置に多大な費用と労力が費されるだけでなく,既存の建物内に設置しようとする場合,建物の床面や基礎等についての大掛かりな改修が必要で,事後的な導入が難しいという問題がある。
しかも,キャビネット3の大型化に伴い加工室2が大型化すると,この加工室内の空気を吸引するための回収管,ダクト,サイクロン,集塵機,排風機等も,これに対応して大型化する必要があり,ブラスト加工装置のコストアップに繋がると共に,装置全体の大型化も避けられない。
そこで本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,加工室の床下に研磨材を回収するためのホッパを配置した構造でありながら,ブラスト加工装置の設置を行う建物の床面や基礎等に対する大掛かりな改修工事等を必要とせず,加工室の床を可及的に低い位置に配置することのできるブラスト加工装置における研磨材回収機構を提供することを目的とする。
また,本発明は,加工室を大型のものとした場合であっても,加工室内を吸引する回収管,ダクト,サイクロン,集塵機,排風機等を大型化することなく,しかも目詰まり等の弊害を生じさせることなく研磨材等を回収することのできるブラスト加工装置における研磨材回収機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明のブラスト加工装置における研磨材回収機構は,ブラスト加工装置1のキャビネット3内を,研磨材が通過可能な網状体(21,22)によって上下に仕切り,前記網状体(21,22)を床面20とする加工室2を形成すると共に,
前記網状体(21,22)下に,略逆四角錐形状のホッパ10を,上部が前記網状体(21,22)に向かって開口するように複数整列配置し,前記各ホッパ10の下端を,回収管30を介して集塵機60の吸引手段に連通したことを特徴とする(請求項1)。
前記構成の研磨材回収機構において,前記ホッパ10はこれをそれぞれが個々独立したものとして形成することもできるが,好ましくは二本の平行な溝を備えた断面例えば,45°のV字を連続したW字状の樋12の各溝内に,例えば,逆正三角形の分割板13を,45°で挿入して前記各溝内の空間を逆四角錐状に画定,分割するよう挿入して,2列1組で整列された前記ホッパ10を形成するものとすることができる(請求項2)。
この場合,前記2列1組のホッパ10が形成された前記樋12に,前記ホッパ10の整列方向を長さ方向とし,前記ホッパ10の全ての下端と連通した1本の前記回収管30を取り付けて回収ユニット18を形成し,前記網状体(21,22)下に1又は複数の前記回収ユニット18を配置することもできる(請求項3)。
前記回収管30の構成としては,この回収管30の断面形状を,短辺に対する長辺の比が1.5以上,好ましくは2〜3.5である長方形に形成し,前記断面における長辺の両端側において,前記各ホッパ10の下端を前記回収管30内に連通することができる(請求項4)。
この場合,前記各ホッパ10と前記回収管30とを連通する開孔15を,前記回収管30内で下方に向かって延長する延長パイプ16を設けても良い(請求項5)。
さらに,前記回収管30の長さ方向には,該回収管30内に外気を導入する空気導入管31を所定間隔毎に複数設けることができる(請求項6)。
なお,前記各回収ユニット18の回収管30毎に,又は,所定数の回収ユニット18の回収管30毎に,順次前記回収管30を前記吸引手段に連通する,電磁切換弁等からなる切換手段を設けるものとすることもできる(請求項7)。
以上説明した本発明の構成により,本発明のブラスト加工装置の研磨材回収機構では,以下のようにな顕著な効果を得ることができた。
加工室2の床面における研磨材の回収を,整列配置された複数のホッパ10により行うことから,キャビネット3の大型化によっても個々のホッパ10のサイズを小型化することができ,このホッパ10の高さ,従って,このホッパ10上に形成される加工室2の床高を低くすることができた。
その結果,ブラスト加工装置1の加工室2に対するワークWの搬出入や,作業者の出入りが容易であると共に,ワークWを台車等に乗せた状態で加工室2に搬出入することも可能である。
断面W字状の樋12を分割板13で仕切ることにより多数のホッパ10を同時に形成した構成にあっては,個々独立したホッパを形成する場合に比較してホッパ10の製造が容易であると共に,個々のホッパ10を小型に製造することも容易である。
また,各樋12に2列1組の複数のホッパ10が形成されていることから,このようなホッパ10の形成された樋12を幅方向に並べるだけでホッパ10が多数整列配置した状態を作り出すことができ,設置作業等の労力が軽減される。
前記2行1列のホッパが形成された樋12に,1本の回収管30を取り付けて回収ユニット18とした構成にあっては,キャビネット3内の加工室2となる部分の床面に回収ユニット18を配置した後は,各回収ユニット18に設けた回収管30を,接続管14を介してサイクロンや集塵機に接続するだけで研磨材の回収機構を完成させることができ,配管作業等が極めて容易である。
しかも,1列のホッパ10毎に回収管を設ける場合に比較して,回収管30の本数が1/2となり,この点においても配管作業が容易である。
回収管30の断面形状を長方形とした場合には,他の断面形状の回収管を使用する場合に比較して,同量の研磨材の回収を低い管内風速によって実現することができ,管内風速を低下させて回収管30の摩耗を防止することができた。
また,回収管30の断面における長辺の両端側において前記ホッパ10の下端を連通することにより,ホッパ10より回収管30内に落下した研磨材が回収管30内に堆積等した場合であっても,回収管30の幅方向の中央部分には研磨材の導入され難い空間が形成されて,この部分による空気の流動が確保されることから,回収管30を目詰まりの生じ難いものとすることができた。
さらに,回収管30とホッパ10の下端とを連通する開口15を延長する延長パイプ16を設けた構成では,ホッパ10より落下した研磨材が回収管30内に堆積した場合であっても,この研磨材の堆積が,延長パイプ16の下端位置に達すると,研磨材の落下が停止して回収管30内に過剰に研磨材が落下することが防止され,より一層回収管30の目詰まりを生じ難くすることができた。
また,非常空気導入管31を設けた構成にあっては,仮に回収管30内で目詰まりが生じた場合であっても,所定の操作によってこの目詰まりを容易に解消することができた。
なお,回収ユニット18の回収管毎に,又は所定数の回収ユニットの回収管毎に吸引を行う構成とした場合には,全ての回収管30を同時に吸引する場合に比べ,ダクト,サイクロン,集塵機,排風機等を小型化することが可能となり,ブラスト加工装置全体の小型化が可能であると共に,研磨材の回収機構を廉価で提供することができた。
次に,本発明の実施形態につき以下説明する。
〔ブラスト加工装置の全体構造〕
図1において,1は,本発明の研磨材回収機構を備えたブラスト加工装置であり,このブラスト加工装置1は,内部に加工室2が形成される空間を有するキャビネット3を備えている。
このキャビネット3は,内部に空間が形成された箱状を成し,該キャビネット3の壁面の一部に,開閉扉や,可撓性のシート等で覆われた搬出入口を設け,この搬出入口を介して内部にワークWや,必要に応じて作業者が入ることができるように構成されている。
このキャビネット3内には,ワークWに対して研磨材を噴射するための噴射ノズル4等の研磨材噴射装置が収容されており,キャビネット3内においてワークWに研磨材を噴射することで,キャビネット3外に研磨材や粉塵等を漏出させることなく,ブラスト加工を行うことができるように構成されている。
図示の例では,キャビネット3内に作業者が入り込み,収容された噴射ノズル4を操作してワークWを加工するように構成した例を示しているが,例えばこの噴射ノズル4を,キャビネット3内に配置されたロボットアームの先端に取り付ける等して,作業者がキャビネット3内に入ることなく,作業を行うことができるように構成しても良い。
このキャビネット3内に形成された空間の下部には,内部で噴射された研磨材や,この研磨材の噴射により発生した粉塵等を回収するための回収機構の一部を成すホッパ10が設けられていると共に,このホッパ10の上部を,金網22や,グレーチング21等の金属格子によって覆うことで,この金網22やグレーチング21を床面20として,その上部に,ブラスト加工を行うための加工室2が形成されている。
加工室2の床下には,図2に示すように小型のホッパ10が多数整列した状態に配置されており,矩形状を成す各ホッパの上端開口部によって,加工室2の床面20となる部分が碁盤の目状に分割されている。
各ホッパ10の下端部は,これを回収管30に連通し,この回収管30を,例えば接続管40等で集合させている。
このようにして回収管30を集合させた接続管40は,図示は省略しているが図10を参照して説明した従来技術と同様,サイクロン等を介して集塵機に連通されており,この集塵機に設けた排風機によって回収管30内を吸引すると,各ホッパ10で回収され,回収管30内に落下した研磨材がサイクロンに導入されて回収されると共に,研磨材が除去された後の粉塵が集塵機によって回収されるように構成されている。
〔ホッパ〕
従来技術として説明したブラスト加工装置1にあっては,図10に示すようにキャビネット3の下部に,加工室2の内壁より連続する比較的大型で単一のホッパ10’を設け,このホッパ10’によって加工室2内の研磨材や粉塵を回収するものであったが,本発明の回収機構にあっては,床下にそれぞれが同一形状の逆四角錐形状に形成された複数のホッパ10を多数整列した状態に配置することで,個々のホッパ10を小型化して高さを抑え,これによって加工室2の床高を低く抑えている。
このホッパ10は,それぞれ個々独立して形成したものを,例えば架台等に整列状態に取り付けて全体として図2に示すように加工室2の床面を碁盤の目状に仕切るものとして構成しても良いが,本実施形態にあっては,図3及び図4(A),(B)に示すように,断面略W字状に形成された樋12の,各V溝を分割板13によって逆四角錐形状に分割し,2列1組に整列された複数のホッパ10を同時に形成している。
キャビネット3内における床20の形成位置を低くしようとすれば,個々のホッパ10のサイズを小さくして,各ホッパ10の高さを低く抑える必要があるが,前述したように,各ホッパ10を個々独立して製造する場合,ホッパ10が小型化すればする程,製造が困難となるために,上部開口が700×700mm,高さ550mm程度のホッパが実用上,最小のホッパ10となり,それ以上の小型化,従って加工室の床面位置の低下は困難となる。
これに対し,図3及び図4に示すように,断面形状がW字状である樋12を使用して連続したホッパ10を形成する場合には,分割板13の取付という比較的簡単な作業によって個々のホッパ10を形成することができるために,各ホッパ10の上端開口部を一辺200〜300mm角とすることも比較的容易であると共に,各ホッパの高さも350mm程度に抑えることが可能であり,加工室2の床高を,より一層低くすることが可能となる。
もっとも,各ホッパ10の上端開口サイズは,200〜300mm角のものに限定されず,ブラスト加工装置1の用途や規模に対応して,より大型のものとすることも可能であり,一例として本実施形態にあっては,200mm角,270mm角,330mm角,400mm角,500mm角等,数種類のサイズのものを準備し,製造するキャビネット3のサイズ,用途,使用する研磨材量(回収量)等にあわせて最適なサイズのものを選択できるように構成しており,これに対応して前述のW字状の樋12についても数種類のサイズのものを準備している。
この断面W字状の樋12は,図3及び図4(A)に示すように,溝底を成す部分がわずかな幅で平坦に形成されており,後述する分割板13を取り付けてホッパ10を形成した際に,各ホッパ10に平坦な底部14が形成されるように構成している。
この底部14裏面を,一端側を集塵機に連通されて内部が吸引される回収管30上に載置すると共に,各ホッパ10内の研磨材が,前記回収管30内に落下するように,前記底部14と回収管30の側壁とを貫通する開孔15を形成している。
この開孔15は,ホッパ10内に投入された研磨材等を,前記回収管30内に定量ずつ落下させることができる大きさに形成されており,回収管内30を通る風量に対して,前記開孔15を介して回収管30内に導入される風量の総和が小さな比率となるように,好ましくは1/10程度となるように比較的小さな孔として形成する。
従って,この開孔15を介して導入される空気によっては,回収管30内に大きな風量変化や風速変化が生じず,これによって安定した回収能力で回収管30内に落下した研磨材を回収することができるものとなっている。
一例として,回収管30の断面形状(流路の断面)が250mm×100mmの矩形である場合,その面積は25,000mm2であり,前記開孔15としてφ14mmの孔を計16個空けた時の総面積(2,463mm2)に対する比率は約10対1であり,この程度であれば,風速を略一定に保つことができる。
また,各ホッパ10の底部14に小さな開孔15しか形成していないため、研磨材を一気にホッパ10内に投入しても一定量ずつしか落下せず,その結果,回収管30に目詰まりが生じることが防止されている。
例えば,45°のV字を連続したW字状の樋12の各溝内に,例えば,前記V字と同寸法の逆正三角形の分割板13を,45°で挿入して断面W字状の樋12の空間内をそれぞれ仕切って多数の逆四角錐状のホッパ10を形成する場合,前述の分割板13は,略逆三角形を成す板を二枚一組として所定間隔,45°の所定傾斜角で前記溝内の空間に挿入すると共に溶着等することで,溝内を逆四角錐であるホッパ10の形状に仕切るものとすることができる。
この分割板13は,例えば図5に示すように略菱形に形成された板体を,中央の破線を山折りにして2枚の分割板13が連続して形成された形状としても良く,これをW字状の樋12の各V字溝内に挿入,固着することで各ホッパ10を形成することができる。
このように,断面W字状を成す樋12の溝内を分割してホッパ10を複数同時に形成することで,前述したようにホッパ10を個々に製造する場合に比較して各ホッパ10の形成作業が容易であり,かつ,個々独立してホッパ10を製造する場合に比較して小型のホッパ10を製造することが容易であるだけでなく,2列1組の状態でホッパ10が同時に形成されることから,このようにしてホッパ10が形成された樋12を所定数並べることで,容易にホッパ10の設置作業を完了させることができ,設置等の手間についても軽減される。
〔回収管〕
前述のようにして形成された各ホッパ10は,その下端を横置きに配置された回収管30上に載置され,各ホッパ10の底部14及び回収管30の壁面とを共に貫通する開孔15を介してホッパ10で回収された研磨材が,回収管30内に落下するように構成されている。
この回収管30は,前述したように一端側を接続管40,サイクロン等を介して吸引手段である集塵機に接続されていると共に,他端を,所定量の空気を導入可能に開放しており,これにより,集塵機によって一端側より回収管30内を吸引すると,他端側より所定量の空気が導入されて回収管30内に所定の風速の空気流が生じるように構成されている。
従って,前記開孔15を介して回収管30内に落下した研磨材は,回収管30内を流れる空気流と共に集塵機に引かれてキャビネット3外に搬出されるよう構成されている。
この回収管30としては各種形状のものを使用可能であるが,好ましくは縦方向の幅に対する横方向の幅の比が1.5以上,好ましくは2〜3.5である楕円形や長方形の断面形状,より好ましくは図3,図4に示すように長方形の断面形状に形成された回収管30を使用する。
そして,前述のように樋12に2列1組で形成されたホッパ10の配列方向を前記回収管30の長さ方向と成すと共に,幅方向の断面における長辺の両端側において各列のホッパ10の底部を開孔15を介して連通し,各ホッパ10内に回収された研磨材を前記開孔15を介して回収管30内に落下させている。
このように,回収管30の断面における長辺の両端側において,前述のように各列のホッパ10の下端を連結したことにより,図4(A)に示すように,一方の列のホッパ10と,他方の列のホッパ10から同時に研磨材が落下した場合であっても,回収管30の幅方向中央部分には,研磨材が落下しない空間が形成されているために,回収管30内が吸引されているときは勿論,吸引を間欠的に行う等して回収管30内の吸引が行われていない期間に研磨材が落下したとしても回収管30が詰まり難くなっている。
また,このように,2列のホッパ10に共通の単一の回収管30を使用することで,回収管30の取付作業が容易である。
因みに,断面長方形の回収管30に代え,断面が正方形,円形,菱形(正方形を45°回転したもの)の回収管を使用する場合を考えると,いずれの回収管共に断面積を同一とする場合,回収能力(同一の管内風速で研磨材を回収できた量)の比は,断面の縦横比が1:2.5である長方形の回収管が2.5,断面正方形の回収管が2,円形の回収管が1.5,菱形の回収管が1であり,断面長方形の回収管において最も高い数値となることが確認されている。
ここで,回収管30内の風速が増加すると,研磨材による回収管30内壁の摩耗が促進されることから回収管30の交換,メンテナンスなどの頻度が増えることになるが,回収管30の形状を断面長方形とした本実施形態の構造にあっては,前述のように他の形状に比較して優れた回収能力を発揮することから,他の形状の回収管に比較して,回収管30内の風速を低くした場合であっても必要量の研磨材を回収することが可能である。
その結果,研磨材の回収効率を低下させることなく,相対的に低い風速によって回収管30の摩耗を抑制して,回収管30の交換等に要するメンテナンスの労力や費用を軽減することができるものとなっている。
しかも,図6に示すように,断面長方形に形成した回収管は,断面積を同一とした,前記いずれの形状の回収管に対しても回収管の高さを低くすることができ,その結果,断面長方形の回収管の使用は,作業室2の床20の高さを低くする上でも有利である。
ここで,回収管の高さを低くしようとする場合,回収管30’を図7に示すように,各列のホッパ10毎に設けることもできるが,このように構成する場合には,回収管30’の使用本数が倍となり,取り付けや配管作業が繁雑となる。
断面長方形の1本の回収管30を,2列1組のホッパに共通のものとして設ける構成は,煩雑な配管,取り付け作業を行うことなく,回収管の高さを低く抑えることができる点で有利である。
なお回収管30は,内部に突起を形成しない形状とすると共に,これを2列1組のホッパ10の列方向を長さ方向とした直管とし,各回収管30の集合等,曲線部の形成に際しては,回収管30とは別に設けられた接続管40等によって接続することで,回収管30については摩耗がほとんど発生せず,一度設置をすれば半永久的に使用できる構造となり,メンテナンスが殆ど不要である。
その結果,比較的作業がし易い,キャビネット3の壁面に近くに設けられた前記接続管40等の交換等によってメンテナンス等を完了することができ,メンテナンスの作業性に優れたものとなる。
回収管30のサイズは,形成する床のサイズや各ホッパ10のサイズに関わりなくこれを一定とすることもできるが,好ましくは,形成する床のサイズやホッパ10のサイズに対応して変更する。
一例として,回収管30のサイズとホッパ列の長さ(加工室の奥行き)との関係では,回収管30の基本サイズを断面100mm×250mmの長方形の回収管30とした場合,ホッパ列の長さ(加工室の奥行き)が6m以上であるときや,研磨材の噴射量(従って,回収する研磨材量)が多いとき,断面110mm×320mmの長方形の回収管を使用するようにしても良い。
また,本実施形態にあっては,幅400mm,540mm,660mm,800mm,1000mmのW字状の樋12に,上端開口部のサイズが200mm角,270mm角,330mm角,400mm角,500mm角のホッパ10を2列ずつ形成したものを作成し,一例として下記のサイズの回収管30と組み合わせて使用した。
回収管30の長さ,従って,1本の回収管30に連通可能なホッパ10の数は,一例として,ホッパ10の底部14に形成された開孔15の総面積との比率によって決定することができ,1本の回収管30に形成される開孔15の総面積が,回収管30の断面積の15%以下となるように形成する。
すなわち,開孔15の総面積が,回収管30の断面積の15%以下であれば,回収管30内における風速の上昇を15%以下に抑えることができ,一例として,回収管30の空気導入口付近で15m/secの風速であれば,出口付近で17.3m/sec程度,導入口付近で18m/secの風速であれば,出口付近で20.7m/sec程度に留めることができ,過度に風速が上昇することにより回収管30の摩耗が加速することを防止できる。
〔各ユニットの設置及び吸引〕
このようにして,2列1組のホッパ10と,この2列1組のホッパ10に対して各1本ずつ設けられた回収管30で1つの回収ユニット18を構成し,この回収ユニット18を架台上に取り付けることで,加工室2の床面となる部分にホッパ10が多数整列配置される。
前記架台は,一例として奥行き2.2mのサイズを基調とし,この半分の1.1mの倍数で奥行きのサイズを調整可能とすることができる。
なお,架台の奥行きを2.2mを基調とすることとしたのは,運搬据え付け作業の便を考慮したものであり,特にこのサイズに限定されるものではないが,奥行きに基調とする所定のサイズを設けることで,形成するブラスト加工装置1の大小に拘わらず,架台を構成する資材を共用することができると共に,ブラスト加工装置の設計に要する労力,費用を軽減することが可能である。
そして,前述した必要数の回収ユニット18を架台の幅方向に並べて据え付け,必要な面積の床面をカバーすると共に,このホッパ10の上部開口上に金網22やグレーチング21を敷設することで,加工室2の床20が形成されている。
前記回収ユニット18の幅(W字状の樋12の幅)が400mm(各ホッパの上部開口が200mm角),540mm(各ホッパの上部開口が270mm角),660mm(各ホッパの上部開口が330mm角),800mm(各ホッパの上部開口が400mm角),1000mm(各ホッパの上部開口部が500mm角)の複数種類を用意した本実施形態にあっては,各回収ユニット18の幅に,架台として使用する角パイプの幅100mmを加えたサイズを基調として,幅方向に並べて設置する回収ユニット18の数に応じて,前記基調とするサイズの倍数が,形成する床面の幅となる。
もっとも,架台として使用する角パイプは,必ずしも1回収ユニット18につき1本必要となるものではなく,前記基調とした数値の倍数に対して10%程度のサイズの増減を行うことが可能である。
使用する回収ユニット18と,これにより形成される床面の幅との対応関係を一例として示せば,下記の表2に示す通りである。
本実施形態にあっては,ホッパ10の上部開口上に金網22を敷設した上に,さらに所定幅のスリット状の開口が形成されたグレーチング21を敷設した二重構造とし,例えばホッパ10の底部14に形成した開孔15を通過できない大型の異物等が床20上に存在する場合,グレーチング21又は金網22によって,この異物がその下方に配置されたホッパ10に落下することが防止され,ホッパ10に目詰まりが生じることが防止されている。
前述のホッパ10上部に対する金網22やグレーチング21の載置は,加工室2の床面を一例として500〜600mm角程度に分割して,各分割された区画毎にこの区画サイズに対応した金網22と,この金網22上にさらに同サイズのグレーチング21を敷設することにより行っても良い。
このように,金網22やグレーチング21を500〜600mm角程度の区画毎に敷設することで,床下に設けられた各ホッパ10の点検等に際して,500〜600mm角毎にグレーチング21や金網22を取り外すことが可能である。
一例として,各ホッパの上部開口部を200〜300mm角に形成した場合には,1区画内に2行2列から3行3列程度のホッパが収容されており,各区画の金網22やグレーチング21を取り外すことで,前記の単位毎にホッパ10を露出させることができる。
なお,床面の分割サイズを500〜600mm角としたのは,一区画の床面を覆うグレーチング及び金網を取り外した際に,他区画の床面上に乗った作業者がいずれのホッパに対しても手が届く(メンテナンスできる)サイズであることによる。
また,例えばワークWを載せる台車用のレールをキャビネット3内に形成された加工室2の床20上に引き込む場合,このレールの引き込みに必要な部分のグレーチング21,必要に応じて金網22を外し,レールが取り付けられたグレーチング21や床板をこの部分に嵌合することで,キャビネット3外からのレールの引き込みについても容易に行うことができる。
このように,ホッパ10の上部開口上を金網22やグレーチング21等の開孔板で覆って床20とすることで,この加工室2内のいずれの位置の床面上にワークWを配置して研磨材の噴射を行う場合であっても,噴射された研磨材や,研磨材の噴射によって発生した粉塵等を,床20を構成するグレーチング21や金網22に形成された開孔を介してホッパ10(各ホッパ10)内に回収することができる。
しかも,各ホッパ10の底部14と連通された回収管30内は,集塵機に設けた排風機等によって内部の空気が吸引されていることから,各ホッパ10に回収され,開孔15を介して回収管30内に落下した研磨材は,回収管内の空気と共に負圧に引かれて搬送されて,図示せざる研磨材回収用のサイクロンに導入されて再使用可能な研磨材が回収され,また,サイクロンで再使用可能な研磨材が除去された後の粉塵は,図示せざる集塵機等に導入されて空気中の粉塵が除去された後,清浄な空気のみが機外に排出されるように構成されている。
前述のように,2列1組に形成されたホッパ10に,断面長方形の回収管30を連通させた本実施形態の構造にあっては,回収管30に対する研磨材の導入は,図4(A)に示すように回収管30の幅方向における両端より行われるため,例えば一時的に回収管30内の空気の吸引が行われずに回収管30内に落下した研磨材が回収されずに堆積したとしても,各ホッパ10の底面14に形成された開孔15は微小であり,回収管30内に対する研磨材の落下は,僅かずつ行われることから,回収管30内が研磨材によって直ちに目詰まりを生じることなく,回収管30の幅方向の中央付近には,空気の通り路となり得る比較的大きな空間が残されている。
そのため,回収管30を前述のように断面長方形とした構成あっては,回収管30内を常時吸引することなく間欠的に吸引するように構成したとしても目詰まりが発生することを防止でき,例えば回収管30の一端側を集合させる接続管40に切換弁等の切換手段を設ける等して,所定のグループ毎,例えば各ユニットの回収管30毎,又は所定数の回収管30毎に時間差を以て順次吸引するように構成することも可能である。
このように,各回収管30,又は所定数毎の回収管30内の吸引を,時間差を以て順次行う構成とする場合には,全ての回収管30を同時に吸引する場合に比較して,吸引に必要な集塵機(集塵機に設けた排風機)やサイクロン,ダクト等を小型化することができ,装置全体についても小型化が可能である。
一例として,10cm×20cmの角パイプに15m/minの風を通すと,1分間当たりの風量(回収管の断面を通過する空気量)は,
0.1×0.2×15×60=18m3/min である。
この回収管を,例えば6本同時に吸引する場合を考えると,排風機が1分間に吸入する空気量は,108m3/minの大風量になる。
この吸引を,回収管3本づつ,2回に分けて行う場合には,排風機の1分当たりの吸引量は,半分の風量,すなわち,54m3/minとなり,回収管2本づつ,3回に分けて行う場合には,1/3の36m3/minで良い。
大型のブラスト加工装置とする場合には,回収管10本〜20本と,さらに本数を増やす場合もあり,これを同時に吸引する場合には,さらに大風量が必要となることから,前述のように,回収管を,間欠的な吸引によっても目詰まりを生じない構成とし,所定の本数毎に順次吸引を可能とすることで,使用する集塵機(排風機)やサイクロン,ダクト等の小型化が可能である。
なお,同時に吸引する回収管30を決まった本数とすることで,集塵機等に要求される吸入量に変動がなく,床下に設置するホッパ数が増加した場合であっても,吸引に使用する排風機やサイクロン,ダクト等を共用することができ,装置の製造コスト低下に貢献する。
なお,各ホッパ10は,底部14が比較的狭く形成されているために,落下せずにホッパ10内に止まる研磨材(所謂「死砂」)が非常に少なく,しかも,回収管30内に落下した研磨材は,回収効率の良い断面長方形の回収管30を使用していると共に,風速15m/s以上で回収しているために,回収管30内の吸引が行われている時には回収管30内の研磨材は短期間でサイクロン等を介して回収タンクに回収されて循環使用される。
そのため,一般に研磨材を循環使用する場合には,装置内に滞留する研磨材量を見越して余分に研磨材を循環させる必要があり,そのために研磨材の使用量が増加するが,前述した本発明の構成により,本発明の床構造を備えたブラスト加工装置1にあっては,装置内で滞留する研磨材量が非常に少ないために,研磨材の使用量を減少させることも可能となっている。
なお,以上で説明した構成にあっては,加工室2の床下の全面にホッパ10が形成されたユニットを配置するものとして説明したが,上記ホッパ10が形成されたユニットは,加工室2の床20となる部分の一部,例えば幅方向における一端側,若しくは両端側,乃至は中央にのみ配置し,この部分を介して研磨材の回収等を行うように構成しても良く,この場合には,加工室2の床20の他の部分は,開孔していない金属板等によって塞ぐ。
〔延長パイプ〕
前述の各ホッパ10と,その下方に配置された回収管30との連通は,ホッパ10の底部14と回収管30の上面とを共に貫通する開孔15を形成し,この開孔15を介して研磨材が回収管30内に落下するように構成するものとして説明したが,好ましくは,図8に示すように,ホッパ10の底部14及び回収管30の上面を貫通する前記開孔15に上端を連通し,下端を前記回収管30の底面に対して所定の間隔が空くように突出させた延長パイプ16を設けるものとしても良い。
前述のように各回収管30毎に順次,又は所定数の回収管30毎に順次,回収管30内を吸引する場合,各回収管30には内部の吸引が行われていない期間が発生し,この吸引が行われていない間,ホッパ10から回収管30内に落下した研磨材は,この回収管30内に堆積することとなる。
しかし,前述のように延長パイプ16を設けることで,回収管30内で研磨材の堆積が発生した場合,この研磨材の堆積が延長パイプ16の下端位置にまで達すると,堆積した研磨材によって延長パイプ16の下端が塞がれてホッパ10内に未だ研磨材等が存在する場合であっても,この研磨材は回収管30内を落下することができずに各ホッパ10内に滞留する。従ってこれにより回収管30内に過剰に研磨材が導入されることが防止され,目詰まりが生じ難いものとなっている。
回収管30内に研磨材が堆積した場合であっても,回収管内に60%程度の空間が生じていれば,堆積した研磨材を目詰まりさせることなく回収することが可能であり,使用する研磨材の種類,粒径などによる研磨材の安息角を考慮して,回収管内の空間が40%以上埋まることがないように,延長管の突出長さ,管径等を調整する。
なお,この延長パイプ16は,一度に大量に研磨材が落下しないように内径を10〜20mm程度に抑えることが好ましく,また,前述した開孔15同様,ホッパ10から空気流入量が過剰とならないように,その内径を設定する。
一例とし,使用する回収管30のサイズと,各回収管30に対応した延長パイプ16の内径,及び,この延長パイプ16を介した研磨材の落下量を示せば下記の表3に示す通りである。
なお,前述のように延長パイプ16の下端における突出長さを,回収管30の途中までで止めておくこと(底部との間に間隔を設けること)は,回収管30内の吸引が行われていないときには前述のようにホッパ10内の研磨材が過剰に落下することを防止する作用を有するだけでなく,回収管30内の吸引が行われている際には,研磨材が風に乗りやすくするという効果がある。
研磨材を効率良く回収するためには,研磨材が回収管30内に落下している最中に横風を受け,回収管30の底面につく前に水平方向に流れを変えると共に,研磨材をバラけさせることが必要である。そして,研磨材は,一度底面に止まってしまう,速度エネルギーを与えなければこれを移動させることができず,特に研磨材が密の場合,倍程度の空気速度が無いと浮遊しにくい。
一例として,A#60程度の研磨材を使用する場合には,通常は12〜25m/secの風速で50〜100mmの高さがあれば研磨材を水平方向の流れに乗せることができ,前述の延長パイプ16の突出長さは,回収管30が目詰まりを生じる前に研磨材の落下を停止する位置であると共に,回収管30内の吸引時には,研磨材を回収管30内の流れに乗せることができる位置となるように構成することが好ましい。
〔非常空気導入管〕
さらに,前述の回収管30には,回収管30内に研磨材が目詰まりした場合にこれを解消するための構成として,好ましくは長さ方向の所定間隔毎に,この回収管30内に外気を導入可能と成す非常空気導入管31を設けることが好ましい。
この非常空気導入管31は,回収管30が目詰まり等することなく正常に機能しているときにはキャップ32によって閉じられており,この非常空気導入管31を介した外気の導入は行わず,回収管30内に研磨材等が目詰まりが生じた場合のみ,開放して,この部分より回収管30内に外気を導入するように構成されている。
この非常空気導入管31は,回収管30の長さ方向に形成された各ホッパ10間の間隔毎に形成することが好ましく,例えば図9(A),(B)に示すように回収管30内の長さ方向に連続して研磨材の目詰まりが生じることにより,排風機等による吸引によっては回収管30内の研磨材を回収できなくなった場合等に使用する。
このような目詰まりが,回収管30を越えてこの回収管30を集合させている接続管40内に迄及んでいる場合には,配管の一部を外す等してこの取り外しにより生じた連結端より接続管40内の研磨材を排出して接続管40を空にしておく。
次いで,回収管30に設けた非常空気導入管31のうち,排風機側に最も近い非常空気導入管(一例として31a)を閉ざしているキャップ32を外して開放すると共に,排風機によってこの回収管30内を吸引して,回収管30に目詰まりを生じさせている研磨材のうち,この開放した非常空気導入管31aの下流側の研磨材をまず回収する。
このようにして,最も排風機側にある非常空気導入管31aの下流側における研磨材の回収が完了すると,この開放していた非常空気導入管31aを再度キャップによって閉じると共に,この非常空気導入管と隣接する1つ上流側の非常空気導入管31bのキャップ32を開放すると共に,排風機によって回収管内を吸引し,この作業を順次繰り返すことにより,回収管30を詰まらせている研磨材等の全てを回収して,目詰まりを解消できるように構成したものである。
〔その他〕
なお,回収管30には,その長さ方向にシート状の補強材を挿入することで,研磨材と接触する回収管30の内部底面等を覆うことで,この部分の補強を図ることもでき,また,研磨材による摩耗によって穴が開いた回収管30を補修するようにしても良い。
ブラスト加工装置の概略図。 加工室の床下に設けたホッパの概略斜視図。 回収ユニットの斜視図。 回収ユニットの断面図であり,(A)は図3のA−A方向,(B)は図3のB−B方向の断面である。 分割板の変形例を示す平面図。 断面を同面積とした場合における断面形状と高さとの違いの説明図であり,(A)は断面長方形,(B)は断面正方形,(C)は断面円形,(D)は断面菱形である。 ホッパの各列毎に回収管を設ける場合の説明図であり,(A)は矩形管,(B)は円形管を使用した例である。 延長パイプを備えた回収ユニットの断面図。 非常空気導入管を備えた回収ユニットの断面図であり,(A)は幅方向,(B)は長さ方向の断面である。 従来のブラスト加工装置の説明図。
符号の説明
1 ブラスト加工装置
2 加工室
3 キャビネット
4 噴射ノズル
10,10’ ホッパ
12 樋(W字状)
13 分割板
14 底部
15 開孔
16 延長パイプ
18 回収ユニット
20 床面(加工室の)
21 グレーチング(金属格子)
22 金網
30,30’ 回収管
31 非常空気導入管
32 キャップ
40 接続管

Claims (7)

  1. ブラスト加工装置のキャビネット内を,研磨材を通過可能な網状体によって上下に仕切り,前記網状体を床面とする加工室を形成すると共に,
    前記網状体下に,略逆四角錐形状のホッパを,上部が前記網状体に向かって開口するように複数整列配置し,前記各ホッパの下端を回収管を介して吸引手段に連通したことを特徴とするブラスト加工装置における研磨材回収機構。
  2. 二本の平行な溝を備えた断面略W字状の樋の各溝内に,略逆三角形の分割板を前記各溝内空間を逆四角錐状に画定,分割するよう挿入して,2列1組に整列された前記ホッパを形成したことを特徴とする請求項1記載のブラスト加工装置における研磨材回収機構。
  3. 前記2列1組のホッパが形成された前記樋に,前記ホッパの整列方向を長さ方向とし,前記ホッパの全ての下端と連通した1の回収管を取り付けて回収ユニットを形成し,
    前記網状体下に1又は複数の前記回収ユニットを配置したことを特徴とする請求項2記載のブラスト加工装置における研磨材回収機構。
  4. 前記回収管が,短辺に対する長辺の比が1.5以上である断面長方形であり,前記断面における長辺の両端側において,前記各ホッパの下端を前記回収管内に連通したことを特徴とする請求項3記載のブラスト加工装置における研磨材回収機構。
  5. 前記各ホッパと前記回収管とを連通する開孔を,前記回収管内で下方に向かって延長する延長パイプを設けたことを特徴とする請求項4記載のブラスト加工装置における研磨材回収機構。
  6. 前記回収管の長さ方向に,該回収管内に外気を導入する非常空気導入管を所定間隔毎に複数設けたことを特徴とする請求項2〜5いずれか1項記載のブラスト加工装置における研磨材回収機構。
  7. 前記各回収ユニットの回収管毎に,又は,所定数の回収ユニットの回収管毎に,順次前記回収管を前記吸引手段に接続する切換手段を備えることを特徴とする請求項3〜5いずれか1項記載のブラスト加工装置における研磨材回収機構。
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