JP2009095752A - 間欠塗工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塗布部の始端及び終端の膜厚形状精度の向上、さらには該始端から終端に至る膜厚の均一化を可能にする。
【解決手段】 ポンプ14から塗工ヘッド12へ塗布液を供給する塗布液供給路15に塗布液吸引吐出手段17を構成するシリンダ18を接続すると共に、このシリンダ18の前に供給弁16及び戻し弁22を設け、この供給弁16及び戻し弁22の開閉とシリンダ18に嵌入したピストン19の上下動により、ポンプ14から送り出される塗布液及び塗工ヘッド12側の塗布液をシリンダ室18A内に一時的に吸引した後に塗工ヘッド12へ送り出すように吐出する。この吸引・吐出時に、ピストン19の昇降速度を制御部24及びサーボモータ21を用いて予め設定したプログラムにより適宜なカーブを描くように制御して塗工ヘッド12へ供給する塗布液の流量及び塗工ヘッド12側から吸引する塗布液の量を適正な値となるよう制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成する間欠塗工装置に係り、特に塗布部の始端及び終端の膜厚形状精度の向上、さらには該始端から終端に至る膜厚の均一化に関する。
間欠塗工は、特許文献1に記載されているように、連続して走行するウェブ状等の基材表面に対し、塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成することにより行われる。
特開平4−27464号公報
ところで、連続して走行する基材に対して塗布液を間欠的に吐出するため、塗布部の始端及び終端である塗布始め、塗布終り時における塗布液の吐出開始及び停止を的確に行う必要があり、特に塗布部の始端及び終端の膜厚形状を所定厚さのシャープな形状にすることが困難であるという課題があった。また、従来のエア駆動によるシリンダ等では細かな速度、微少変位の位置決めコントロールが出来なかった。
この発明は、上記課題を解決し、塗布部の始端及び終端の膜厚形状精度の向上、さらには該始端から終端に至る膜厚の均一化を図ることのできる間欠塗工装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためのこの発明は、塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成する間欠塗工装置において、前記塗布液を貯えるタンクと、このタンク内の塗布液を送り出すポンプと、このポンプの吐出口に元端を接続され先端に前記塗工ヘッドを接続した塗布液供給路と、この塗布液供給路の元端寄りに設けられた供給弁と、元端が前記ポンプと供給弁の間の塗布液供給路に接続され他端が前記タンクの上部に接続された塗布液戻し路と、この塗布液戻し路に設けられた戻し弁と、前記塗工ヘッドと供給弁の間の前記塗布液供給路に接続された塗布液吸引吐出手段と、この塗布液吸引吐出手段の作動速度を任意に制御可能に駆動するサーボモータと、このサーボモータ及び前記両弁を前記塗工部と非塗工部の形成に応じて予め設定されたプログラムにより作動させる制御部とを備えてなることを特徴としている。
なお、前記供給弁は、前記塗工部で開、非塗工部で閉、他方、前記戻し弁は、該塗工部で閉、非塗工部で開となるように構成されていてもよく、また、前記供給弁は、前記非塗工部の途中から塗工部の終端まで開、該終端から非塗工部の途中まで閉、他方、前記戻し弁は、該非塗工部の途中から塗工部の終端まで閉、該終端から非塗工部の途中まで開となるように構成されていてもよい。
さらに、前記塗工ヘッドと塗布液吸引吐出手段の間の塗布液供給路に設けられ、前記制御部により作動される吸引制御弁をさらに備えていてもよく、この吸引制御弁は、前記供給弁が開のとき閉じ、前記供給弁が閉のとき開くように構成されていることが好ましい。
さらにまた、前記ポンプと供給弁の間の塗布液供給路に塗布液の圧力を検出する圧力センサが設けられ、この圧力センサの出力を前記制御部に取り込んで前記戻し弁を開いて前記ポンプの吐出圧力を所定値以下に保つように構成されていてもよい。
さらにまた、前記塗布液吸引吐出手段は、前記塗工ヘッドと供給弁の間の前記塗布液供給路に接続されたシリンダと、このシリンダに嵌入されたピストンとからなり、このピストンの移動速度及び位置を前記サーボモータにより任意に制御可能に構成されていてもよい。
また、上記目的を達成するためのこの発明は、塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成する間欠塗工装置において、前記塗布液を貯えるタンクと、このタンク内の塗布液を送り出すポンプと、このポンプの吐出口に元端を接続され先端に前記塗工ヘッドを接続した塗布液供給路と、この塗布液供給路の元端寄りに接続された塗布液吸引吐出手段と、この塗布液吸引吐出手段の作動速度を任意に制御可能に駆動するサーボモータと、前記塗工ヘッドと塗布液吸引吐出手段の間の前記塗布液供給路に設けられた供給・吸引制御弁と、前記サーボモータ及び供給・吸引制御弁を前記塗工部と非塗工部の形成に応じて予め設定されたプログラムにより作動させる制御部とを備えてなることを特徴としている。
なお、前記供給・吸引制御弁は、前記塗工部で開、非塗工部で閉となるように構成されていてもよく、また、前記塗工部及びこの塗工部の終端から非塗工部の途中まで開、該途中から塗工部の始端まで閉となるように構成されていてもよい。
また、前記塗布液吸引吐出手段は、前記塗布液供給路の元端寄りに接続されたシリンダと、このシリンダに嵌入されたピストンとからなり、このピストンの移動速度及び位置を前記サーボモータにより任意に制御可能に構成されていてもよい。
さらにまた、前記塗工ヘッド又はその上流側に塗布液の圧力を検出する圧力センサが設けられ、この圧力センサの出力を前記制御部に取り込んで前記各弁の開閉を制御したり、前記塗布液吸引吐出手段の作動速度を制御したりするように構成されていてもよい。
この発明は、上記のように塗工ヘッドへの塗布液供給路に接続した塗布液吸引吐出手段の作動速度を制御部により塗工部と非塗工部の形成に応じて予め設定されたプログラムに従って所定のカーブを描いて変化する速度となるように制御すると共に、該塗布液吸引吐出手段の上流側又は下流側に設けた供給弁又は供給・吸引制御弁等の開閉を上記制御部により行うことにより、塗布液の吐出開始時及び停止時並びに該吐出開始から停止に至る間の塗布液の吐出及び吸引流量を的確に制御して塗布部の始端及び終端の膜厚形状精度の向上、並びに該始端から終端に至る膜厚の均一化を図ることができるという効果を得ることができる。
以下、この発明の一実施形態例について図1ないし図3を参照して説明する。図1は、この発明による間欠塗工装置の概要構成図であり、10はウェブ状の基材でバックアップロール11に巻き掛けられ、所定速度で矢印方向へ連続的に走行される。このバックアップロール11上を走行する基材10の表面に向けて塗工ヘッド12が配置されている。
13は、塗工ヘッド12へ供給する塗布液を貯えるタンクである。このタンク13の底部にはポンプ14が接続され、このポンプ14の吐出路である塗布液供給路15によりタンク13内の塗布液を塗工ヘッド12へ向けて送り出す。塗布液供給路15には、電磁弁又は油・空圧弁等の開閉動作を自動制御可能であり、さらに好ましくはサーボにより開度をコントロール可能な供給弁16が設けられると共に、この供給弁16の下流側に塗布液吸引吐出手段17が接続されている。
塗布液吸引吐出手段17は、供給弁16と塗工ヘッド12の間の塗布液供給路15に接続されたシリンダ18と、このシリンダ18に摺動自在に嵌入されたピストン19とからなり、シリンダ18とピストン19により形成されるシリンダ室18A内に塗布液供給路15から塗布液を吸引し、かつこの吸引した塗布液を塗布液供給路15へ吐出可能に構成されている。このピストン19は、ボールネジ機構20を介してサーボモータ21に接続され、このサーボモータ21により移動速度及び位置を任意に制御可能に構成されている。
また、上記ポンプ14と供給弁16の間の塗布液供給路15には、供給弁16と同様の構成の弁からなる戻し弁22を途中に介在する塗布液戻し路23の一端が接続され、この塗布液戻し路23の他端はタンク13の上部に接続されている。
24は制御部であり、図2に示すように、塗工部Aと非塗工部Bの形成に応じて予め設定されたプログラムにより供給弁16と戻し弁22の開閉を行うと共に、サーボモータ21を作動させてピストン19を所定のカーブを描いて変化する速度で所定の位置へ移動させるように構成され、非塗工部Bの形成時には供給弁16を閉じて戻し弁22を開き、ポンプ14から送り出される塗布液をタンク13へ戻すと共に、ピストン19をプログラムされた所定の速度で同じくプログラムにより設定された上昇限位置まで上昇させて塗工ヘッド12側の塗布液を所定量だけシリンダ室18A内に吸引し、他方、塗工部Aの形成時には供給弁16を開いて戻し弁22を閉じ、ピストン19をプログラムされた所定の速度で下降限位置まで下降させることにより、シリンダ室18A内に貯えた塗布液を塗布液供給路15へ吐出し、この塗布液をポンプ14から送り出される塗布液と合流させて所定流量割合で塗工ヘッド12へ供給するように構成されている。
次いでこの装置の作用について説明する。図2は、図1に示したバックアップロール11上を走行する基材10に、塗工部Aと非塗工部Bからなる塗工パターンを形成する場合の基材10の走行速度すなわちライン速度、ポンプ14からの塗布液の吐出量、ピストン19の位置及び移動状態を示すピストン位置、並びに供給弁16及び戻し弁22の開閉状態を示すタイミングチャートであり、ライン速度及びポンプ吐出量は一定である。
この図2に示すように、塗工部Aの始端(図2において塗工部Aの左端)に対応する時点においては、ピストン19は形成する塗工パターンに応じて予めプログラムにより設定された上昇限位置にあり、供給弁16が開き、戻し弁22は閉じられる。なお、上記ピストン19の上昇限位置は、ピストン19の最大ストローク限位置ではなく、その範囲内で各塗工パターン毎にプログラムにより設定される。
上記のように供給弁16が開き、戻し弁22は閉じられることにより、ポンプ14からの塗布液がシリンダ室18Aを介して塗工ヘッド12へ向けて供給され始める。これと同時にピストン19が下降を開始し、シリンダ室18A内の塗布液をポンプ14から送り出される塗布液と共に塗工ヘッド12へ供給する。
図3に示すように、塗布部Aの始端を形成する塗布始め時において、塗布膜100の始端の膜厚形状は、実線100aで示すように、所定厚さのシャープな形状とすることが好ましいが、従来、これが困難であり、一般的には点線100bで示すように、始めは薄く徐々に厚さを増す形状となり、また、これを改善するために塗布始め時の供給量を一時的に増加させると、点線100cで示すように、始端が盛り上がってしまうなどの問題があった。
しかして、この発明は、塗布始め時におけるピストン19の下降開始速度を制御部24により、図2に曲線Cで示すように、高くすることにより実線100aで示すように所定厚さのシャープな形状とすることが可能となる。
その後は、図2に示すように、徐々に速度を低下させてピストン19を下降限位置まで下降させ、塗布部Aの終端に至る。これにより塗布部Aの始端から終端まで所定の均一厚さの塗布膜100が形成される。
こうして塗布部Aの終端に至ると、供給弁16を閉じて戻し弁22を開き、ポンプ14から吐出される塗布液の塗工ヘッド12への供給を停止し、塗布液を塗布液戻し路23からタンク13へ戻す。これと同時に、ピストン19を予め設定した所定の速度で上昇させる。このとき、上記のように供給弁16が閉じているため、ピストン19の上昇により塗工ヘッド12側の塗布液がシリンダ室18A内へ吸引される。この塗布液の吸引により、塗工ヘッド12の先端から基材10に向けて吐出していた塗布液が塗工ヘッド12内へ吸引され、塗布部Aの終端を形成する。
この塗布部Aの終端の形成は、ピストン19の上昇開始速度を制御部24により適宜に設定することにより、図3に点線100dで示すような好ましくない形状から実線100eで示すような所定厚さのシャープな形状にすることが可能である。その後、ピストン19は上記上昇限位置まで上昇し、次の塗工部Aの始端に至り、以下上記と同様の動作が繰り返される。
なお、図2に示すタイミングチャートは、ピストン19を上昇開始から同一速度で上昇限位置まで上昇させる例を示したが、下降時と同様に曲線状に速度を変化させるようにしてもよい。
図4は、図1に示した装置の他の動作例を示すタイミングチャートである。この図4に示す動作例は、供給弁16を開き、戻し弁22を閉じるタイミングを、図2に示した例と変えたものである。すなわち、図2では、塗布部Aの終端から次の塗布部Aの始端までの全区間において、供給弁16を閉、戻し弁22を開とし、塗布部Aの始端において、供給弁16を開き、戻し弁22を閉じる例を示したが、図4は、塗布部Aの終端から次の塗布部Aの始端までの途中の予め定めた時点で、供給弁16を開き、戻し弁22を閉じるようにした例である。
この図4に示した例によれば、ピストン19の上昇による塗工ヘッド12側からシリンダ室18A内への塗布液の吸引量を、ピストン19の上昇限位置までの範囲内で適宜に設定することができる。なお、供給弁16を開き、戻し弁22を閉じた後にポンプ14から送り出される塗布液は、シリンダ室18A内に貯えられる。このとき、ピストン19の上昇速度は、塗工ヘッド12側からの吸引とポンプ14側からの吸引との両者を勘案して設定される。
図5は、この発明による間欠塗工装置の他の実施形態例を示す概要構成図であり、図1に示した例の塗工ヘッド12とシリンダ18との間の塗布液供給路15に吸引制御弁25を付加したものである。この吸引制御弁25は、図6のタイミングチャートに示すように、非塗工部B中の供給弁16を開き、戻し弁22を閉じた時点から次の塗布部Aの始端までの間のみ閉じられ、これ以外のときは開かれる。
この吸引制御弁25を付加することにより、図4の例で示したところのピストン19の上昇による塗工ヘッド12側からシリンダ室18A内への塗布液の吸引量を制御することができる。なお、この吸引制御弁25を閉じる範囲は、図6の例に限定されるものではなく、非塗工部B中の供給弁16を開いた時点から次の塗布部Aの始端までの間の範囲内であれば、適宜に設定可能である。
図7は、この発明による間欠塗工装置のさらに他の実施形態例を示す概要構成図であり、図1に示した供給弁16、戻し弁22及び塗布液戻し路23を削除し、塗工ヘッド12とシリンダ18との間の塗布液供給路15に供給・吸引制御弁26を設けたものである。
この供給・吸引制御弁26は、図8のタイミングチャートに示すように、塗工部Aでは開、非塗工部Bでは閉とされる。この非塗工部Bにおいては、ポンプ14からの塗布液はシリンダ室18Aに貯えられ、このシリンダ室18Aに貯えられた塗布液は塗工部Aの形成時に吐出され、ポンプ14からの塗布液に合流して塗工ヘッド12へ供給される。
なお、この供給・吸引制御弁26は、図9のタイミングチャートに示すように、閉じる時点を遅らせることにより、塗布部Aの終端に至った後にピストン19を上昇させたとき、塗工ヘッド12側から塗布液をシリンダ室18A内へ吸引して、塗布部Aの終端をより的確に形成するようにしてもよい。
図10は、この発明のさらに他の実施形態例を示す概要構成図であり、図1に示した実施形態例の塗工ヘッド12に第一圧力センサ27を、塗工ヘッド12とシリンダ18との間の塗布液供給路15すなわち塗工ヘッド12の上流側に第二圧力センサ28を、さらに供給弁16とポンプ14の間の塗布液供給路15に第三圧力センサ29を、それぞれ設けたものである。なお、第一、第二の圧力センサ27、28は、いずれか一方でよい。
この第一圧力センサ27又は第二圧力センサ28は、図4に示したタイミングチャートにおいて、供給弁16を開き、戻し弁22を閉じるタイミングの決定に用いられる。すなわち、図4に示したタイミングチャートでは、供給弁16を開き、戻し弁22を閉じるタイミングをプログラムにより予め定めた時点としていたが、これによらず、第一圧力センサ27又は第二圧力センサ28により塗工ヘッド12側の塗布液の圧力を検出して制御部24に取り込み、この圧力が所定値以下に達したとき、塗工ヘッド12側の塗布液がシリンダ室18A内へ所定量吸引されたとして供給弁16を開き、戻し弁22を閉じる。これにより塗工ヘッド12側の塗布液の吸引がより的確に行われる。
また、第一圧力センサ27又は第二圧力センサ28は、これらの検出圧力が予め定めた所定値になるようにピストン19の下降及び上昇速度を制御するのに用いてもよい。さらにまた、第三圧力センサ29は、この検出圧力が予め定めた所定値以上に達したとき、供給弁16の開閉に関係なく、戻し弁22を開いてポンプ14の吐出圧力を所定値若しくは所定値以下に保つのに用いられる。
なお、第一、第二及び第三の各圧力センサ27、28、29は、図5に示した実施形態例にも同様に適用でき、さらに第一又は第二圧力センサ27、28は、図7に示した実施形態例にも同様に適用できる。ただし、図5及び図7に示した実施形態例では、第二圧力センサ28は、塗工ヘッド12と吸引制御弁25又は供給・吸引制御弁26の間の塗布液供給路15に設けられる。
前述した実施形態例においては、塗布液吸引吐出手段17としてシリンダ18及びピストン19からなるものを示したが、これに限らず、ダイヤフラム式等の種々の吸引吐出手段を適用することができる。
この発明は、塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成する間欠塗工装置に適用される。
この発明による間欠塗工装置の一実施形態例を示す概要構成図。 図1に示した装置の各部の動作の一例を示すタイミングチャート。 塗布膜の膜厚形状を示す拡大縦断面図。 図1に示した装置の各部の動作の他の例を示すタイミングチャート。 この発明による間欠塗工装置の他の実施形態例を示す概要構成図。 図5に示した装置の各部の動作の一例を示すタイミングチャート。 この発明による間欠塗工装置のさらに他の実施形態例を示す概要構成図。 図7に示した装置の各部の動作の一例を示すタイミングチャート。 図7に示した装置の各部の動作の他の例を示すタイミングチャート。 この発明による間欠塗工装置のさらに他の実施形態例を示す概要構成図。
符号の説明
10 基材
11 バックアップロール
12 塗工ヘッド
13 タンク
14 ポンプ
15 塗布液供給路
16 供給弁
17 塗布液吸引吐出手段
18 シリンダ
18A シリンダ室
19 ピストン
20 ボールネジ機構
21 サーボモータ
22 戻し弁
23 塗布液戻し路
24 制御部
25 吸引制御弁
26 供給・吸引制御弁
27 第一圧力センサ
28 第二圧力センサ
29 第三圧力センサ
100 塗布膜。

Claims (13)

  1. 塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成する間欠塗工装置において、前記塗布液を貯えるタンクと、このタンク内の塗布液を送り出すポンプと、このポンプの吐出口に元端を接続され先端に前記塗工ヘッドを接続した塗布液供給路と、この塗布液供給路の元端寄りに設けられた供給弁と、元端が前記ポンプと供給弁の間の塗布液供給路に接続され他端が前記タンクの上部に接続された塗布液戻し路と、この塗布液戻し路に設けられた戻し弁と、前記塗工ヘッドと供給弁の間の前記塗布液供給路に接続された塗布液吸引吐出手段と、この塗布液吸引吐出手段の作動速度を任意に制御可能に駆動するサーボモータと、このサーボモータ及び前記両弁を前記塗工部と非塗工部の形成に応じて予め設定されたプログラムにより作動させる制御部とを備えてなることを特徴とする間欠塗工装置。
  2. 前記供給弁は、前記塗工部で開、非塗工部で閉、他方、前記戻し弁は、該塗工部で閉、非塗工部で開となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の間欠塗工装置。
  3. 前記供給弁は、前記非塗工部の途中から塗工部の終端まで開、該終端から非塗工部の途中まで閉、他方、前記戻し弁は、該非塗工部の途中から塗工部の終端まで閉、該終端から非塗工部の途中まで開となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の間欠塗工装置。
  4. 前記塗工ヘッドと塗布液吸引吐出手段の間の塗布液供給路に設けられ、前記制御部により作動される吸引制御弁をさらに備えていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の間欠塗工装置。
  5. 前記吸引制御弁は、前記供給弁が開のとき閉じ、前記供給弁が閉のとき開くように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の間欠塗工装置。
  6. 前記ポンプと供給弁の間の塗布液供給路に塗布液の圧力を検出する圧力センサが設けられ、この圧力センサの出力を前記制御部に取り込んで前記戻し弁を開いて前記ポンプの吐出圧力を所定値以下に保つように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の間欠塗工装置。
  7. 前記塗布液吸引吐出手段は、前記塗工ヘッドと供給弁の間の前記塗布液供給路に接続されたシリンダと、このシリンダに嵌入されたピストンとからなり、このピストンの移動速度及び位置を前記サーボモータにより任意に制御可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の間欠塗工装置。
  8. 塗工ヘッドから塗布液を間欠的に吐出して基材に塗工部と非塗工部を交互に形成する間欠塗工装置において、前記塗布液を貯えるタンクと、このタンク内の塗布液を送り出すポンプと、このポンプの吐出口に元端を接続され先端に前記塗工ヘッドを接続した塗布液供給路と、この塗布液供給路の元端寄りに接続された塗布液吸引吐出手段と、この塗布液吸引吐出手段の作動速度を任意に制御可能に駆動するサーボモータと、前記塗工ヘッドと塗布液吸引吐出手段の間の前記塗布液供給路に設けられた供給・吸引制御弁と、前記サーボモータ及び供給・吸引制御弁を前記塗工部と非塗工部の形成に応じて予め設定されたプログラムにより作動させる制御部とを備えてなることを特徴とする間欠塗工装置。
  9. 前記供給・吸引制御弁は、前記塗工部で開、非塗工部で閉となるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の間欠塗工装置。
  10. 前記供給・吸引制御弁は、前記塗工部及びこの塗工部の終端から非塗工部の途中まで開、該途中から塗工部の始端まで閉となるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の間欠塗工装置。
  11. 前記塗布液吸引吐出手段は、前記塗布液供給路の元端寄りに接続されたシリンダと、このシリンダに嵌入されたピストンとからなり、このピストンの移動速度及び位置を前記サーボモータにより任意に制御可能に構成されていることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1項に記載の間欠塗工装置。
  12. 前記塗工ヘッド又はその上流側に塗布液の圧力を検出する圧力センサが設けられ、この圧力センサの出力を前記制御部に取り込んで前記各弁の開閉を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の間欠塗工装置。
  13. 前記塗工ヘッド又はその上流側に塗布液の圧力を検出する圧力センサが設けられ、この圧力センサの出力を前記制御部に取り込んで前記塗布液吸引吐出手段の作動速度を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に記載の間欠塗工装置。
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