JP6163818B2 - 間欠塗布装置および塗布方法 - Google Patents

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本発明は、間欠塗布装置および塗布方法に関し、特に連続的に進行するシート状部材に対して液体を間欠的に塗布する間欠塗布装置および塗布方法に関する。
間欠塗布装置とは、未塗布の領域と塗布の領域とを断続的に繰り返し作製する塗布装置である。
間欠塗布装置における課題は、断続的に塗布された液体の厚みを、塗布された領域内で均一とすることである。特に、未塗布領域から塗布領域となる塗り始めの領域では、盛り上がりのない急速な厚みの立ち上げが課題であり、塗布領域から未塗布領域となる塗り終わりの領域では、急速な厚みの立ち下げが課題である。このような課題を解決する技術が、特許文献1〜5に記載されている。
図7は、特許文献1に示された間欠塗布装置の要部を示す概略図である。この間欠塗布装置100は、基材Wに塗布液Mを塗布するダイDと、ダイDへ塗布液Mを圧送するポンプPと、塗布液Mを貯えるタンクTと、ダイDとポンプPとの間に設けられて開閉を交互に繰り返す断続バルブVaと、ダイDと断続バルブVaの間のダイ側給液路101aに接合された吸引・圧送手段SVと、ポンプPと断続バルブVaの間からタンクTへ延設した配管からなる戻し液路102と、戻し液路102の途中に配置された開閉弁Vbと、吸引・圧送手段SV、断続バルブVaおよび開閉弁Vbを制御する制御装置105を備えている。さらに、リリーフ弁103を備えた逃がし路104を、ダイ側給液路101aに連通することにより、吸引・圧送手段SVから圧送された高圧の塗布液Mを、タンクTへ逃がせるようにしている。この間欠塗布装置では、塗布域Cを形成するときは、断続バルブVaを開きかつ開閉弁Vbを閉じてダイDから塗布液Mを基材Wに塗布すると共に、塗布域Cと塗布域Cとの間の非塗布域Gでは、断続バルブVaを閉じかつ開閉弁Vbを開いて戻し液路102を通してタンクTへ塗布液Mを戻すように、制御装置105が制御する。これにより、塗布液Mを圧送するポンプPの連続運転を確保している。
さらに、特許文献1は、断続バルブVaとダイDとの間に設置した吸引・圧送手段SVによって、塗布域Cでの塗布液Mの、急速な厚みの立ち上げや急速な厚みの立ち下げを行うことを提案している。また、リリーフ弁103を備えた逃がし路104を設けることにより、吸引・圧送手段SVから圧送されリリーフ弁103の設定圧力を越えている高圧の塗布液Mは逃がし路104を介してタンクTへ逃がせるように構成している。
図8は、特許文献2に示された間欠塗布装置の間欠供給用バルブを示す断面図である。特許文献2の間欠供給用バルブ200は、シリンダー201と、弁座202と、弁体203と、ピストン204と、圧空室205a、205bなどを備えている。間欠供給用バルブ200は、圧空室205a、205bに圧空を供給することによりピストン204を移動させるエアシリンダ構造を有する。特許文献2では、間欠供給用バルブ200をエアシリンダで駆動した場合に発生する、塗り始めの盛り上がりを抑制する方法を提供している。
特許文献3では、スプレー時のみフィードバック制御を同期させるようにすることにより、実質噴射量を設定どおり管理できるようにした塗布流量フィードバック制御システムが提案されている。特許文献3では、スプレーOFF時にはフィードバック制御は中止され、塗料の供給は継続するが戻しバルブを開いて、循環通路を介して塗料供給ポンプに塗料を戻すことが提案されている。
特許文献4には、タンクとダイとをつなぐ液通路に仕切弁が設けられた間欠塗布装置が記載されており、仕切弁へ供給する制御電流を調整してその開度を制御することにより、塗布パターンの塗布開始点や終了点等の過渡的部分の形状をも精度良く形成することが提案されている。
特許文献5には、液体の吐出停止時には管路が送液用管から戻り用管に切り替えられる液体塗布装置が記載されており、液体戻し時の圧力と液体吐出時の圧力とが同一になるよう調節することにより、管路が切り替えられると直ちに液体がダイから吐出され、これによって塗布開始部および塗布終了部をシャープなエッジで塗布することが提案されている。
特開2003−340338号公報 特開2001−38276号公報 特開2006−272211号公報 特開2011−88138号公報 特開平10−76209号公報
しかしながら、特許文献1の間欠塗布装置では、断続バルブVaおよび開閉弁Vb以外に、ピストンのような吸引・圧送手段SVを追加する必要があり、構成部品が増加し、故障原因が増加するという課題がある。
特許文献2はエアシリンダ駆動の場合の盛り上がり抑制に効果的であるが、急速な塗布厚みの立ち上げについては、考慮されていない。
特許文献3乃至5で提案された塗布装置や塗布装置を用いても、ポンプを連続運転しつつ、構成部品をできるかぎり増加させないで、急速な塗布厚みの立ち上げは実現することができない。
したがって、本発明の目的は、上述した課題である、構成部品の大幅な増加なしに、厚さが均一な塗布領域を形成することができないという課題を解決する間欠塗布装置および塗布方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る間欠塗布装置は、塗布液を貯えるタンクと、上記塗布液を吐出するダイと、上記ダイへ上記塗布液を供給する配管と、上記配管の途中に設けられ塗布液を圧送するポンプと、上記ポンプと上記ダイとの間の上記配管に設けられた供給弁と、上記ポンプと上記供給弁との間の上記配管の途中から分岐し、上記ダイから上記塗布液が吐出されていない期間に上記塗布液が通過して上記タンクへ上記塗布液を回収する戻し配管と、上記戻し配管の途中に設けられた戻し弁とを有し、
少なくとも上記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
上記戻し弁は弁座と弁体とを備え、上記弁座を挟んで第1および第2の貫通孔を有し、
上記戻し弁の上記第1および第2の貫通孔は上記戻し弁が上記戻し配管に挿入されるように上記戻し配管に連通されていることを特徴とする。
本発明に係る他の間欠塗布装置は、塗布液を貯えるタンクと、上記塗布液を吐出するダイと、上記ダイへ上記塗布液を供給する配管と、上記配管の途中に設けられ上記塗布液を圧送するポンプと、上記ポンプと上記ダイとの間の上記配管に設けられた供給弁と、上記ダイから上記塗布液が吐出されていない期間に上記塗布液が通過して上記タンクへ上記塗布液を回収する戻し配管と、開閉状態が制御される戻し弁とを有し、
少なくとも上記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
上記戻し弁は弁座の一方の側に第1および第2の貫通孔を他方の側に第3の貫通孔を有し、上記第1および第2の貫通孔は上記戻し弁が上記ポンプと上記供給弁との間の上記配管に挿入されるように上記配管に連通され、上記第3の貫通孔は上記戻し配管に連通されていることを特徴とする。
本発明に係るさらに他の間欠塗布装置は、塗布液を貯えるタンクと、上記塗布液を吐出するダイと、上記ダイへ上記塗布液を供給する配管と、上記配管の途中に設けられ上記塗布液を圧送するポンプと、上記ポンプと上記ダイとの間の上記配管に設けられた供給弁と、上記ダイから上記塗布液が吐出されていない期間に上記塗布液が通過して上記タンクへ上記塗布液を回収する戻し配管と、上記戻し配管の途中に設けられた戻し弁とを有し、
少なくとも上記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
上記供給弁は弁座の一方の側に第1および第2の貫通孔を他方の側に第3の貫通孔を有し、上記第1および第3の貫通孔は上記供給弁が上記配管に挿入されるように上記配管に連通され、上記第2の貫通孔は上記戻し配管に連通されていることを特徴とする。
また、本発明に係る塗布方法は、全開状態の供給弁を通して塗布液を吐出し、上記供給弁を全閉状態とし、全開状態の戻し弁を通して上記塗布液を回収した後に上記戻し弁の開閉状態を制御し、その後に上記供給弁を全開状態とすることを特徴とする。
本発明によれば、構成部品の大幅な増加を招かずに、厚さが均一な塗布領域を形成することができる。
本発明の第1実施形態に係る間欠塗布装置を説明するための概略構成図である。 図1の供給弁5、戻し弁8および制御装置10の細部を説明するための概略構成図である。 (a)は供給弁5や戻し弁8の弁体の軌道を説明するための概略構成図であり、(b)は(a)の弁体の軌道を時間に対する位置で表したグラフである。 本発明の実施形態に係る間欠塗布装置による塗布方法を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態に係る間欠塗布装置を説明するための概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る間欠塗布装置を説明するための概略構成図である。 特許文献1に示された間欠塗布装置の要部を示す概略図である。 特許文献2に示された間欠塗布装置の間欠供給用バルブを示す断面図である。 特許文献1の間欠塗布装置を用いた塗布方法を説明するためのタイミングチャートである。 別の関連する塗布方法を説明するためのタイミングチャートである。
本発明の好ましい実施形態について説明する前に、背景技術に記載した関連する間欠塗布装置を用いた塗布方法について、説明する。特許文献1には間欠塗布装置が示されているが、この装置の制御態様について具体的な記載がない。図9は、図7の間欠塗布装置を用いた塗布方法の一例を説明するためのタイミングチャートである。図10は、別の関連する塗布方法を想定した、タイミングチャートである。
図7の間欠塗布装置を用いた塗布方法としては、次のものが考えられる。塗布期間では断続バルブVaを開くと共に開閉弁Vbを閉じるよう、制御装置105は弁体位置を制御する。戻し期間では、断続バルブVaを閉じると共に開閉弁Vbを開くよう、制御装置105は弁体位置を制御する。図9では、塗布期間の塗り終わりにおける急速な立ち下げを目的として、開閉弁Vbのストロークを大きく、すなわち開閉弁Vbの開度を大きくしている。開閉弁Vbのストロークを大きくとは、例えば、5mmとする。こうすると、塗布圧力の立ち下がりにおいて負圧が発生し、戻し期間での、ダイDからの塗布液もれを防止することができる。しかしながら、戻し期間中に供給圧力が小さくなってしまうために、次の塗布期間の塗り始めでは急速な塗布圧力の立ち上がりが期待できなくなる。
図7の間欠塗布装置を用いた別の関連する塗布方法としては、次のものも想定される。塗布期間では断続バルブVaを開くと共に開閉弁Vbを閉じるよう、制御装置105は弁体位置を制御する。戻し期間では、断続バルブVaを閉じると共に開閉弁Vbを開くよう、制御装置105は弁体位置を制御する。図10では、塗布期間の塗り始めにおける塗布圧力の急速な立ち上がりを目的として、供給圧力を上げるために、開閉弁Vbのストロークを小さく、すなわち開閉弁Vbの開度を小さくしている。開閉弁Vbのストロークを小さくとは、例えば、1mmとする。こうすると、開閉弁Vbの開度を小さくしたことにより、戻し期間中の開閉弁Vbの圧力損失が大きくでき、供給圧力が上昇する。その結果、塗布期間の開始直後に急速に塗布圧力を立ち上げることができる。しかしながら、開閉弁Vbの開度を小さくしたために、塗布期間の終了における塗布圧力の負圧が発生しなくなる。
現在主流の間欠塗布装置は、供給弁と戻し弁を有する構成が多く、供給弁や戻し弁の開度については、全開と全閉の二つの開度のみ定義している。このとき、供給弁は、全開と全閉の反転を繰り返す。供給弁が全開のとき戻し弁は全閉に、供給弁が全閉のとき戻し弁は全開にする。供給弁や戻し弁を動かす時間のタイミングは同時のことが多いが、動かすタイミングをずらすこともある。例えば、塗り始めの立ち上がり改善のために、供給弁を開く少し前に戻し弁を閉じるということもある。しかし、時間のタイミングをずらす方法は、供給弁あるいは戻し弁の弁体の動作時間を数100マイクロ秒単位で厳密に管理する必要がある。しかし、開閉を繰り返す弁においては、連続使用時間に応じて摩擦や粘性抵抗など機械的特性が変化していく。弁の機械的特性が変化する中で、弁体が実際に動き出すタイミングを数100マイクロ秒単位で厳密に管理することは困難である。
次に、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
初めに、本発明の第1の実施形態による間欠塗布装置および塗布方法について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る間欠塗布装置を説明するための概略構成図である。図2は、図1の供給弁5、戻し弁8および制御装置10の細部を説明するための概略構成図である。図3(a)は供給弁5や戻し弁8の弁体の軌道を説明するための概略構成図であり、図3(b)は図3(a)の弁体の軌道を時間に対する位置で表すグラフである。図4は、本発明の実施形態に係る間欠塗布装置による塗布方法を説明するためのタイミングチャートである。
図1に示すように、本実施形態による間欠塗布装置は、塗布液20を吐出するダイ2と、ダイ2へ塗布液20を供給する配管3と、配管3の途中に設けられ塗布液20を圧送するポンプ4と、ポンプ4とダイ2との間の上記配管3に設けられ、開閉状態が制御される供給弁5と、ダイ2から塗布液20が吐出されていない期間に塗布液20が通過する戻し配管9と、戻し配管9の途中に設けられ、開閉状態が制御される戻し弁8とを有している。本実施形態では、戻し配管9は配管3の途中から分岐するように、配管3に接続されている。ポンプ4は、間欠塗布装置が稼働している間、配管3の塗布液20を圧送し続ける連続運転をしている。
さらに、間欠塗布装置は、塗布液20を貯えるタンク1と、供給弁5とダイ2との間の配管3に設けられた塗布圧力センサー6と、ポンプ4と供給弁5との間の配管3に設けられた供給圧力センサー7と、供給弁5および戻し弁8を制御する制御装置10とを有している。
供給弁5と戻し弁8の細部について、説明する。図2に示すように、供給弁5は、シリンダー5a、弁体5b、弁座5c、および弁体5bを駆動するサーボモーター5dを有している。供給弁5の弁体5bは、サーボモーター5dと接続されており、任意の軌道で移動させることができる。弁体5bは制御装置10に制御されたサーボモーター5dにより、シリンダー5aの内部を移動し、これにより供給弁5は開閉状態が制御される。さらに、図2に示すように、戻し弁8は、シリンダー8a、弁体8b、弁座8c、および弁体8bを駆動するサーボモーター8dを有している。戻し弁8の弁体8bは、サーボモーター8dと接続されており、任意の軌道で移動させることができる。弁体8bは制御装置10に制御されたサーボモーター8dにより、シリンダー8aの内部を移動し、これにより戻し弁8は開閉状態が制御される。
ここで言う軌道とは、図3に示すように、指定した時間tにおいて指定した位置xを通過するように、弁体5bや弁体8bを駆動することである。位置xは、弁体5b、8bが弁座5c、8cに接触している位置を基準、すなわちx=0とする。本実施形態においては、図3に示すように、弁体5b、8bは直動方向に運動し、サーボモーター5d、8dには直動のリニアモーターを使用することを想定している。軌道を設定可能であれば、回転モーターを直動に変換して弁体5bや弁体8bを駆動する構成としてもよい。
図1に示すように、シート21は一方向に送られており、断続的にダイ2から塗布液20が吐出されることにより、シート21上に断続的に塗布膜22が形成される。
本実施形態の間欠塗布装置では、戻し弁8は、開状態、閉状態、または開状態と閉状態との中間の半開状態に制御される。言い換えると、戻し弁8は、開度が大きい状態、開度がゼロの状態、または開度が大きい状態とゼロの状態との間の開度が小さい状態に、制御される。さらに言い換えると、戻し弁8は、弁体8bのストロークが大きい状態、弁体8bのストロークがゼロの状態、または弁体8bのストロークが大きい状態とゼロの状態との間のストロークが小さい状態に、制御される。
制御装置10は、供給弁5が閉状態のときには戻し弁8が開状態または半開状態になるよう、サーボモーター5d、8dを制御する。さらに、制御装置10は、供給弁5が閉状態から開状態に遷移する前に、戻し弁8が開状態から開状態と閉状態との間の半開状態になるよう、サーボモーター5d、8dを制御する。
次に、図4のタイミングチャートを参照して、本実施形態による間欠塗布装置の動作および塗布方法について、説明する。供給弁5を閉状態から開状態に遷移させると共に、戻し弁8を閉状態に遷移させるように制御して、塗布期間となる。例えば、戻し弁8の開度が0mmとなるように制御する。配管3を通じて、タンク1から供給弁5を通してダイ2へ塗布液20が送られ、ダイ2から塗布液20が吐出される。この塗布期間の間、供給弁5および戻し弁8の開閉状態が維持されて、一方向に送られているシート21上に塗布膜22が形成される。
次に、供給弁5を開状態から閉状態に遷移させると共に、戻し弁8を閉状態から開状態に遷移させるように制御して、戻し期間となる。例えば、戻し弁8の開度が0mmから5mmとなるように制御する。戻し期間では、ダイ2は塗布液20の吐出を停止すると共に、配管3およびポンプ4を通じタンク1から圧送された塗布液20は戻し弁8および戻し配管9を経由して、タンク1へ戻される。さらに、本実施形態では戻し期間において、供給弁5を閉状態に維持したまま、戻し弁8を開状態から開状態と閉状態との中間の半開状態へと遷移させるように、制御する。例えば、戻し弁8の開度が5mmから1mmとなるように制御する。これにより、次の塗布期間の前の戻し期間において、図4に示すように塗布液20の供給圧力を高めることができる。
次に、供給弁5を閉状態から開状態に遷移させると共に、戻し弁8を半開状態から閉状態に遷移させるように制御して、塗布期間となる。例えば、戻し弁8の開度が1mmから0mmとなるように制御する。こうして、再び、配管3および供給弁5を通して、タンク1からダイ2へ塗布液20が送られ、ダイ2から塗布液20が吐出される。塗布期間の間、供給弁5および戻し弁8の開閉状態が維持されて、シート21上に塗布膜22が形成される。
次に、供給弁5を開状態から閉状態に遷移させると共に、戻し弁8を閉状態から開状態に遷移させるように制御して、再び戻し期間となる。すなわち、戻し弁8の開度が0mmから5mmとなるように制御する。
本実施形態による間欠塗布装置では、戻し弁8を、制御装置10に制御されたサーボモーター8dで、開状態、閉状態、または開状態と閉状態との中間の半開状態に制御している。言い換えると、戻し弁8は、開度が大きい状態、開度がゼロの状態、または開度が大きい状態とゼロの状態との間の開度が小さい状態に、制御される。さらにまた、言い換えると、戻し弁8は、弁体8bのストロークが大きい状態、弁体8bのストロークがゼロの状態、または弁体8bのストロークが大きい状態とゼロの状態との間のストロークが小さい状態に、制御される。
これまでの間欠塗布装置に新たな構成部品を追加することなく、戻し弁8の開度制御により、供給弁5を開状態とした直後に塗布圧力を急速に立ち上げることができる。塗布期間と戻し期間とを繰り返すことにより、シート21上に断続的に塗布膜22が形成され、塗布開始点等の過渡的部分の形状をも精度よく制御された塗布パターンを間欠的に形成することができる。
特に、塗布液20が戻し弁8を通過する戻し期間中に戻し弁8の開度を変更することが効果的である。本実施形態による間欠塗布装置によれば、塗り終わりに戻し弁8の開度を大きくして、塗布圧力を急速に立ち下げることができる。また、塗り始め前には戻し弁8の開度を小さくし、供給弁5前までの塗布液20の供給圧力を高めておけるので、供給弁5を開いた直後に塗布圧力を急速に立ち上げることができる。その結果、厚さが均一な塗布領域を形成することができる。
また本実施形態の塗布方法によれば、供給弁5を開いた直後に塗布圧力を急速に立ち上げることができる。その結果、塗布パターンの塗布開始点等の過渡的部分の形状をも精度よく形成することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る間欠塗布装置および塗布方法を説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る間欠塗布装置を説明するための概略構成図である。
本実施形態の間欠塗布装置は、図5に示すように、塗布液20を吐出するダイ2と、ダイ2へ塗布液20を供給する配管3と、配管3の途中に設けられ塗布液20を圧送するポンプ4と、ポンプ4とダイ2との間の上記配管3に設けられ、開閉状態が制御される供給弁5と、ダイ2から塗布液20が吐出されていない期間に塗布液20が通過する戻し配管9と、供給弁5とポンプ4との間の配管3と戻し配管9との間に設けられ、開閉状態が制御される戻し弁8とを有している。すなわち、本実施形態の戻し弁8は、供給弁5とポンプ4との間の配管3の途中に設けられており、かつ配管3と戻し配管9との間に設けられている。ポンプ4は、間欠塗布装置が稼働している間、配管3の塗布液20を圧送し続ける連続運転をしている。
さらに、間欠塗布装置は、塗布液20を貯えるタンク1と、供給弁5とダイ2との間の配管3に設けられた塗布圧力センサー6と、ポンプ4と戻し弁8との間の配管3に設けられた供給圧力センサー7と、供給弁5の弁体を駆動するサーボモーター5dと戻し弁8の弁体を駆動するサーボモーター8dとを制御する制御装置10とを有している。
供給弁5は、弁座を挟んで第1の貫通孔5iおよび第2の貫通孔5oを備えている。そして、供給弁5の第1の貫通孔5iおよび第2の貫通孔5oは供給弁5が配管3に挿入されるように、配管3に連通されている。さらに、戻し弁8は、弁座の一方の側に第1の貫通孔8iと第2の貫通孔8iとを、他方の側に第3の貫通孔8oを備えている。そして、戻し弁8の第1の貫通孔8iおよび第2の貫通孔8iが配管3に挿入されるように、配管3に連通されている。さらに、戻し弁8の第3の貫通孔8oが戻し配管9に連通されている。
本実施形態では、塗布期間では戻し弁8の第1の貫通孔8iおよび第2の貫通孔8i、供給弁5を通して、塗布液20がダイ2へ送られて、シート21に塗布膜22が形成される。戻し期間では、戻し弁8の第1の貫通孔8iおよび第3の貫通孔8oを通して、戻し配管9へ塗布液20が送られて、タンク1へ戻される。
本実施形態の間欠塗布装置および塗布方法においても、供給弁5および戻し弁8の開閉状態、開度、や各弁が備える弁体のストロークを、図4で示される第1の実施形態と同じようなタイミングで制御することにより、第1の実施形態と同様な効果がもたらされる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係る間欠塗布装置および塗布方法を説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る間欠塗布装置を説明するための概略構成図である。
本実施形態の間欠塗布装置は、図6に示すように、塗布液20を吐出するダイ2と、ダイ2へ塗布液20を供給する配管3と、配管3の途中に設けられ塗布液20を圧送するポンプ4と、ポンプ4とダイ2との間の上記配管3に設けられ、開閉状態が制御される供給弁5と、ダイ2から塗布液20が吐出されていない期間に塗布液20が通過する戻し配管9a、9bと、戻し配管9aと戻し配管9bとの間に設けられ、開閉状態が制御される戻し弁8とを有している。すなわち、本実施形態の戻し弁8は、戻し配管9aと戻し配管9bとから構成される戻し配管の途中に設けられている。ポンプ4は、間欠塗布装置が稼働している間、配管3の塗布液20を圧送し続ける連続運転をしている。
さらに、間欠塗布装置は、塗布液20を貯えるタンク1と、供給弁5とダイ2との間の配管3に設けられた塗布圧力センサー6と、ポンプ4と供給弁5との間の配管3に設けられた供給圧力センサー7と、供給弁5の弁体を駆動するサーボモーター5dと戻し弁8の弁体を駆動するサーボモーター8dとを制御する制御装置10とを有している。
供給弁5は、弁座の一方の側に第1の貫通孔5iと第2の貫通孔5iとを、他方の側に第3の貫通孔5oを備えている。そして、供給弁5の第1の貫通孔5iおよび第3の貫通孔5oは供給弁5が配管3に挿入されるように、配管3に連通されている。供給弁5の第2の貫通孔5iは、戻し配管9bに連通されている。さらに、戻し弁8は、弁座を挟んで第1の貫通孔8iおよび第2の貫通孔8oを備えている。そして、戻し弁8の第1の貫通孔8iおよび第2の貫通孔8oが戻し配管9aと供給弁と連結した戻し配管9bとの間に挿入されるように、戻し配管9a、9bに連通されている。
本実施形態では、塗布期間では供給弁5の第1の貫通孔5iおよび第3の貫通孔5oを通して、塗布液20がダイ2へ送られて、シート21に塗布膜22が形成される。戻し期間では、供給弁5の第1の貫通孔5iおよび第2の貫通孔5i、戻し配管9b、戻し弁8を通して、戻し配管9aへ塗布液20が送られて、塗布液20はタンク1へ戻される。
本実施形態の間欠塗布装置および塗布方法においても、供給弁5および戻し弁8の開閉状態、開度、および各弁が備える弁体のストロークを、図4で示される第1の実施形態と同じようなタイミングで制御することにより、第1の実施形態と同様な効果がもたらされる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は様々な態様の間欠塗布装置に適用可能であり、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではない。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1)塗布液を貯えるタンクと、前記塗布液を吐出するダイと、前記ダイへ前記塗布液を供給する配管と、前記配管の途中に設けられ塗布液を圧送するポンプと、前記ポンプと前記ダイとの間の前記配管に設けられた供給弁と、前記ポンプと前記供給弁との間の前記配管の途中から分岐し、前記ダイから前記塗布液が吐出されていない期間に前記塗布液が通過して前記タンクへ前記塗布液を回収する戻し配管と、前記戻し配管の途中に設けられた戻し弁とを有し、
少なくとも前記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
前記戻し弁は弁座と弁体とを備え、前記弁座を挟んで第1および第2の貫通孔を有し、前記戻し弁の前記第1および第2の貫通孔は前記戻し弁が前記戻し配管に挿入されるように前記戻し配管に連通されていることを特徴とする間欠塗布装置。
(付記2)塗布液を貯えるタンクと、前記塗布液を吐出するダイと、前記ダイへ前記塗布液を供給する配管と、前記配管の途中に設けられ前記塗布液を圧送するポンプと、前記ポンプと前記ダイとの間の前記配管に設けられた供給弁と、前記ダイから前記塗布液が吐出されていない期間に前記塗布液が通過して前記タンクへ前記塗布液を回収する戻し配管と、開閉状態が制御される戻し弁とを有し、
少なくとも前記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
前記戻し弁は弁座の一方の側に第1および第2の貫通孔を他方の側に第3の貫通孔を有し、前記第1および第2の貫通孔は前記戻し弁が前記ポンプと前記供給弁との間の前記配管に挿入されるように前記配管に連通され、前記第3の貫通孔は前記戻し配管に連通されることを特徴とする間欠塗布装置。
(付記3)塗布液を貯えるタンクと、前記塗布液を吐出するダイと、前記ダイへ前記塗布液を供給する配管と、前記配管の途中に設けられ前記塗布液を圧送するポンプと、前記ポンプと前記ダイとの間の前記配管に設けられた供給弁と、前記ダイから前記塗布液が吐出されていない期間に前記塗布液が通過して前記タンクへ前記塗布液を回収する戻し配管と、前記戻し配管の途中に設けられた戻し弁とを有し、
少なくとも前記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
前記供給弁は弁座の一方の側に第1および第2の貫通孔を他方の側に第3の貫通孔を有し、前記第1および第3の貫通孔は前記供給弁が前記配管に挿入されるように前記配管に連通され、前記第2の貫通孔は前記戻し配管に連通されることを特徴とする間欠塗布装置。
(付記4)前記供給弁の弁体のストロークが略ゼロの状態からストロークが大きい状態に遷移する前に、前記戻し弁の弁体のストロークが大きい状態からストロークが略ゼロの状態との間のストロークが小さい状態になるよう制御されることを特徴とする、付記1乃至3のいずれか一項に記載の間欠塗布装置。
(付記5)全開状態の供給弁を通して塗布液を吐出し、前記供給弁を全閉状態とし、全開状態の戻し弁を通して前記塗布液を回収した後に前記戻し弁の開閉状態を制御し、その後に前記供給弁を全開状態とすることを特徴とする塗布方法。
(付記6)前記供給弁が閉状態のときには前記戻し弁が開状態になるよう制御され、
前記供給弁が閉状態から開状態に遷移する前に、前記戻し弁は開状態から開状態と閉状態との間の半開状態になるよう制御されることを特徴とする、付記5に記載の塗布方法。
(付記7)ダイから前記塗布液を吐出する塗布期間と、前記ダイから前記塗布液を吐出しない戻し期間とを交互に繰り返しながら塗布し、
前記戻し期間においては、前記戻し弁が開状態から開状態と閉状態との間の半開状態になるよう制御されるのに先立って、前記供給弁が開状態から閉状態になるよう制御されることを特徴とする、付記5に記載の塗布方法。
(付記8)前記供給弁の開度が略ゼロの状態から開度が大きい状態に遷移する前に、前記戻し弁は開度が大きい状態から開度が略ゼロの状態との間の中間状態になるよう制御されることを特徴とする、付記5に記載の塗布方法。
(付記9)ダイから前記塗布液を吐出する塗布期間と、前記ダイから前記塗布液を吐出しない戻し期間とを交互に繰り返しながら塗布し、
前記戻し期間においては、前記戻し弁の開度が大きい状態から開度が略ゼロの状態との間の中間状態になるよう制御されるのに先立って、前記供給弁の開度が大きい状態から開度が略ゼロの状態になるよう制御されることを特徴とする、付記5に記載の塗布方法。
(付記10)前記供給弁の弁体のストロークが略ゼロの状態からストロークが大きい状態に遷移する前に、前記戻し弁の弁体のストロークが大きい状態からストロークが略ゼロの状態との間のストロークが小さい状態になるよう制御されることを特徴とする、付記5に記載の塗布方法。
(付記11)ダイから前記塗布液を吐出する塗布期間と、前記ダイから前記塗布液を吐出しない戻し期間とを交互に繰り返しながら塗布し、
前記戻し期間においては、前記戻し弁の弁体のストロークが大きい状態からストロークが略ゼロの状態との間のストロークが小さい状態になるよう制御されるのに先立って、前記供給弁の弁体のストロークが大きい状態から略ゼロの状態になるよう制御されることを特徴とする、付記5に記載の塗布方法。
1 タンク
2 ダイ
3 配管
4 ポンプ
5 供給弁
5a、8a シリンダー
5b、8b 弁体
5c、8c 弁座
5d、8d サーボモーター
5i、5o、8i、8o 貫通孔
6 塗布圧力センサー
7 供給圧力センサー
8 戻し弁
9、9a、9b 戻し配管
10 制御装置
20 塗布液
21 シート
22 塗布膜

Claims (10)

  1. 塗布液を貯えるタンクと、前記塗布液を吐出するダイと、前記ダイへ前記塗布液を供給する配管と、前記配管の途中に設けられ前記塗布液を圧送するポンプと、前記ポンプと前記ダイとの間の前記配管に設けられた供給弁と、前記ポンプと前記供給弁との間の前記配管の途中から分岐し、前記ダイから前記塗布液が吐出されていない期間に前記塗布液が通過して前記タンクへ前記塗布液を回収する戻し配管と、前記戻し配管の途中に設けられた戻し弁とを有し、
    少なくとも前記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
    開状態の前記供給弁を通して前記ダイから前記塗布液を吐出し、前記供給弁を前記開状態から閉状態とし、開状態の前記戻し弁を通して前記タンクへ前記塗布液を回収した後で再び前記ダイから前記塗布液を吐出する前に、前記開状態の前記戻し弁を半開状態とし、前記戻し弁の半開状態を保ち、その後に前記供給弁を前記閉状態から前記開状態と制御し、
    前記戻し弁は弁座と弁体とを備え、前記弁座を挟んで第1および第2の貫通孔を有し、前記戻し弁の前記第1および第2の貫通孔は前記戻し弁が前記戻し配管に挿入されるように前記戻し配管に連通されていることを特徴とする間欠塗布装置。
  2. 塗布液を貯えるタンクと、前記塗布液を吐出するダイと、前記ダイへ前記塗布液を供給する配管と、前記配管の途中に設けられ前記塗布液を圧送するポンプと、前記ポンプと前記ダイとの間の前記配管に設けられた供給弁と、前記ダイから前記塗布液が吐出されていない期間に前記塗布液が通過して前記タンクへ前記塗布液を回収する戻し配管と、開閉状態が制御される戻し弁とを有し、
    少なくとも前記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
    開状態の前記供給弁を通して前記ダイから前記塗布液を吐出し、前記供給弁を前記開状態から閉状態とし、開状態の前記戻し弁を通して前記タンクへ前記塗布液を回収した後で再び前記ダイから前記塗布液を吐出する前に、前記開状態の前記戻し弁を半開状態とし、前記戻し弁の半開状態を保ち、その後に前記供給弁を前記閉状態から前記開状態と制御し、
    前記戻し弁は弁座の一方の側に第1および第2の貫通孔を他方の側に第3の貫通孔を有し、前記第1および第2の貫通孔は前記戻し弁が前記ポンプと前記供給弁との間の前記配管に挿入されるように前記配管に連通され、前記第3の貫通孔は前記戻し配管に連通されていることを特徴とする間欠塗布装置。
  3. 塗布液を貯えるタンクと、前記塗布液を吐出するダイと、前記ダイへ前記塗布液を供給する配管と、前記配管の途中に設けられ前記塗布液を圧送するポンプと、前記ポンプと前記ダイとの間の前記配管に設けられた供給弁と、前記ダイから前記塗布液が吐出されていない期間に前記塗布液が通過して前記タンクへ前記塗布液を回収する戻し配管と、前記戻し配管の途中に設けられた戻し弁とを有し、
    少なくとも前記戻し弁は開閉状態が任意に制御可能であり、
    開状態の前記供給弁を通して前記ダイから前記塗布液を吐出し、前記供給弁を前記開状態から閉状態とし、開状態の前記戻し弁を通して前記タンクへ前記塗布液を回収した後で再び前記ダイから前記塗布液を吐出する前に、前記開状態の前記戻し弁を半開状態とし、前記戻し弁の半開状態を保ち、その後に前記供給弁を前記閉状態から前記開状態と制御し、
    前記供給弁は弁座の一方の側に第1および第2の貫通孔を他方の側に第3の貫通孔を有し、前記第1および第3の貫通孔は前記供給弁が前記配管に挿入されるように前記配管に連通され、前記第2の貫通孔は前記戻し配管に連通されていることを特徴とする間欠塗布装置。
  4. 前記供給弁の前記弁体のストロークが略ゼロの状態からストロークが大きい状態に遷移を始める前に、前記戻し弁の前記弁体のストロークが大きい状態からストロークが略ゼロの状態との間のストロークが小さい状態になるよう制御されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の間欠塗布装置。
  5. 開状態と閉状態の開閉状態を取り得る供給弁及び戻し弁を用いた塗布方法であって、
    前記開状態の供給弁を通して塗布液を吐出し、前記供給弁を前記開状態から前記閉状態とし、前記開状態の戻し弁を通して前記塗布液を回収した後で再び前記塗布液を吐出する前に、前記開状態の前記戻し弁を半開状態とし、前記戻し弁の半開状態を保ち、その後に前記供給弁を前記閉状態から前記開状態とすることを特徴とする塗布方法。
  6. 前記供給弁が前記閉状態のときには前記戻し弁が前記開状態になるよう制御され、
    前記供給弁が前記閉状態から前記開状態に遷移を始める前に、前記戻し弁は前記開状態から前記開状態と前記閉状態との間の半開状態になるよう制御されることを特徴とする、請求項5に記載の塗布方法。
  7. ダイから前記塗布液を吐出する塗布期間と、前記ダイから前記塗布液を吐出しない戻し期間とを交互に繰り返しながら塗布し、
    前記戻し期間においては、前記戻し弁が前記開状態から前記開状態と前記閉状態との間の半開状態になるよう制御されるのに先立って、前記供給弁が前記開状態から前記閉状態になるよう制御されることを特徴とする、請求項5に記載の塗布方法。
  8. 前記閉状態に対応する前記供給弁の開度が略ゼロの状態から前記開状態に対応する開度が大きい状態に遷移を始める前に、前記戻し弁は前記開状態に対応する開度が大きい状態から前記閉状態に対応する開度が略ゼロの状態との間の中間状態になるよう制御されることを特徴とする、請求項5に記載の塗布方法。
  9. ダイから前記塗布液を吐出する塗布期間と、前記ダイから前記塗布液を吐出しない戻し期間とを交互に繰り返しながら塗布し、
    前記戻し期間においては、前記開状態に対応する前記戻し弁の開度が大きい状態から前記閉状態に対応する開度が略ゼロの状態との間の中間状態になるよう制御されるのに先立って、前記開状態に対応する前記供給弁の開度が大きい状態から前記閉状態に対応する開度が略ゼロの状態になるよう制御されることを特徴とする、請求項5に記載の塗布方法。
  10. 前記閉状態に対応する前記供給弁の弁体のストロークが略ゼロの状態から前記開状態に対応するストロークが大きい状態に遷移を始める前に、前記開状態に対応する前記戻し弁の弁体のストロークが大きい状態から前記閉状態に対応するストロークが略ゼロの状態との間のストロークが小さい状態になるよう制御されることを特徴とする、請求項5に記載の塗布方法。
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