JP2009095730A - 濾材交換型エアフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でフィルタ枠の両側板の強度を向上させる。
【解決手段】フィルタ枠12は、天板21と、地板22と、両側板23、24から成る。天板21は、両側板23、24の上に着脱可能に取り付けられており、その後方側を中心に前方側が上方に回動可能である。フィルタ枠11の前方側の開口部50Fに、プレフィルタ枠39を配置する。プレフィルタ枠39は、天枠部41と、地枠部42と、両側枠部43、44によって四角枠形に形成される。両側板23、24の前端部23F、24Fが、両側枠部43、44に嵌合することにより、プレフィルタ枠39がフィルタ枠12に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明はビル空調、産業空調等で使用され、フィルタ枠の天板を取り外して、或いは天板を回動させて、フィルタ枠の内部に配置された濾材を交換することが可能なエアフィルタに関する。
従来、空気中の塵埃や汚染物質が除去されるために、ガラス繊維から成る濾紙やポリエステル等の不織布である濾材がひだ状に折り畳まれて濾材パックが形成され、その濾材パックが四角枠形のフィルタ枠内部に配置されて構成されるエアフィルタが知られている。この種のフィルタとしては、環境保全の観点から、耐用年数が経過した使用済みの濾材パックだけを交換して、フィルタ枠を繰り返し使用する濾材交換型のものが近年多く用いられつつある。
上記エアフィルタにおける濾材交換は、例えば、フィルタ枠の天板が取り外され、上面から濾材パックが抜き出された後、新たな濾材パックが挿入されて行われることが知られている(例えば特許文献1参照)。
しかし、エアフィルタは、通常、空調設備等に設けられたケーシング内に取り付けられて使用されている。そのため、特許文献1の構成では、天板を取り外し、又はフィルタ枠の上面から濾材パックの交換を行うときのスペース的な制約から、一旦エアフィルタ全体をケーシングから取り外した後、濾材パックの交換を行わなければならず交換作業が煩雑になる。
また、フィルタ枠のエア流入側の開口部から濾材パックを出し入して、濾材交換が行われることも知られている。しかし、フィルタ枠の天地板と濾材パックとの間のシール性確保のために、濾材パックの天地面には、弾性マット等から形成されたシール材が装着されていると共に、濾材パックの高さは、枠内部の高さに対してやや大きく設定されている。したがって、開口部から濾材パックを出し入れして濾材交換を行う場合、相当な力で濾材パックを枠内部に押し込める必要がある。
一方、特許文献2には、側板上端のエア下流側の端部に、天板が揺動自在に取り付けられ、天板を上方に揺動させることにより、フィルタ枠の前面から濾材パックを出し入れすることが可能な濾材交換型エアフィルタが開示されている。このエアフィルタでは、前面から濾材パックを取り出すことが可能であるため、エアフィルタ全体をケーシングから取り外さなくて良く、また、濾材パックを大きな力で押し込んでフィルタ枠の内部に挿入させる必要もなくなる。
特許第3460032号公報 特許第3273333号公報
しかし、特許文献2の濾材交換型エアフィルタでは、天板は両側板に固定されていないので、両側板の上側部分を連結保持する部材がなく、両側板の上側部分は撓みやすくなり、エアフィルタ枠の側板の強度が低下するという問題がある。また、濾材交換型エアフィルタとしては、天板を着脱自在に取り外せるものも提案されつつあるが、そのようなエアフィルタでも、同様にエアフィルタ枠の側板の強度が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明は以上の問題点に鑑みて成されたものであり、天板が着脱自在に取り付けられ、或いは天板が回動するエアフィルタにおいて、簡単な構造で側板の強度を向上させることを目的とする。
本発明に係るエアフィルタは、互いに対向する両側板と、両側板の一端部を接続するように配置される地板と、地板に対向し、かつ両側板の他端部を接続するように配置される天板とによって構成される四角枠形のエアフィルタ枠と、エアフィルタ枠の内部に配置されるフィルタ濾材とを備え、エアフィルタ枠の前方側の開口部から後方側の開口部に向けてエアが流入され、天板が着脱自在に両側板に取り付けられており、又は天板がその後方側又は前方側を軸中心に、前方側又は後方側が両側板から離れるように回動可能なエアフィルタにおいて、エアフィルタ枠の前方側の開口部に設けられ、両前方側枠部と、両前方側枠部の一端部を接続する前方天枠部と、両前方側枠部の他端部を接続する前方地枠部とから構成される四角枠形のプレフィルタ枠と、プレフィルタ枠の内部に装着されるプレフィルタ濾材とを備え、両前方側枠部それぞれが、両側板の前端部それぞれに嵌合されてプレフィルタ枠がエアフィルタ枠に取り付けられることを特徴とする。
天板の両側板に接続される両側端部それぞれには、側板の外周面に沿って、地板に向けて立ち上げられた立上片が連設され、立上片には、穴又は突起が設けられる一方、各側板の他端部近傍には穴又は突起に一致する位置に、嵌合突起又は嵌合穴が設けられ、穴又は突起が嵌合突起又は嵌合穴に嵌合することによって、天板が両側板に固定されることが好ましい。そして、穴又は突起の嵌合突起又は嵌合穴との嵌合状態が外されると、天板はその前端部又は後端部が両側板から離れるように回動可能になる。
天板がその後方側を軸中心に、前方側が両側板から離れるように回動可能な場合、突起又は穴は、各立上片において、前方側に設けられることが好ましい。
各立上片の前方側には凹部が設けられ、その凹部それぞれに前方側枠部と天枠部の接続部分が嵌合することが好ましい。そして、天板の前端部には、地板に向けて立ち上げられた第1の前方立上片が連設されていた方が良い。第1の前方立上片は凹部の一部を構成し、プレフィルタ枠は両側板の前端部と第1の前方立上片に挟持される。
また、地板の前端部には、天板に向けて立ち上げられた第2の前方立上片が連設されていたほうが良い。プレフィルタ枠は地板の上に載置され、両側板の前端部と第1の前方立上片に挟持される。
前方両側枠部それぞれには、両側板の前端部に沿って延びる溝が設けられ、両側板の前端部それぞれは溝に嵌合することが好ましい。溝は、例えば前方両側枠部それぞれの外周面に設けられた断面L字部材によって形成される。また、エアフィルタ枠の後方側の開口部において、両側板の後端部を連結する補強部を備えることが好ましい。
本発明では、天板が着脱自在に取り付けられ、或いは天板が回動するエアフィルタにおいて、プレフィルタ枠で両側板を連結することにより、簡単な構造で両側板の強度を向上させることが可能になる。
以下本発明について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエアフィルタを示す分解斜視図である。本実施形態に係るエアフィルタ10は、濾材パック11と、フィルタ枠12と、連結部材13と、プレフィルタ14とを備える。
フィルタ枠12は、互いに対向して配置される略矩形の天板21、地板22と、互いに対向して配置される略矩形の左側板23、右側板24とを備え、これらが組み立てられると四角枠形を呈する。組み立てられたフィルタ枠12において、天板21、地板22は上下方向H(例えば鉛直方向)に垂直に配置される共に、左側板23、右側板24は左右方向L(例えば水平方向)に垂直に配置される。連結部材13は、フィルタ枠12の後方に配置され、フィルタ枠12の背面に取り付けられている。フィルタ枠12、連結部材13、後述するプレフィルタ枠39は、例えば、アルミ、亜鉛鋼板から形成される。
濾材パック11は、フィルタ枠12の内部に配置されている。プレフィルタ14は、濾材パック11の前方に設けられ、フィルタ枠12の前方側の開口部50Fを覆うように配置される。本実施形態においては、フィルタ枠12の前方側の開口部50Fから後方側の開口部50Bに向けてエアが流入される。
図2は、フィルタ枠及び連結部材の拡大斜視図である。図3は、天板を取り外したときのフィルタ枠を示す正面図である。図4は天板の側面図である。以下、図2〜4を用いて本実施形態に係るフィルタ枠及び連結部材の構成を説明する。
連結部材13は、板状のフラットな四角枠形に形成され、左右方向Lに延び、互いに平行に配置される天枠部13A及び地枠部13Bと、上下方向Hに延び、互いに平行に配置される両側枠部13C、13Dとによって形成される。
フィルタ枠12の地板22及び両側板23、24の後端部22B〜24Bは、フィルタ枠12の外側に向かって垂直に折り曲げられて、折り曲げ部22S〜24Sとして形成される。各折り曲げ部22S〜24Sそれぞれは、地枠部13B、及び両側枠部13C、13Dそれぞれの前面13Fに対向して当接しており、地枠部13B、及び両側枠部13C、13Dそれぞれにボルト27等によって固定されている。これにより、地板22は、両側板23、24の下端部23D、24Dを接続するように配置され、地板22及び両側板23、24は、図3に示すように前方から見るとコの字を呈する。また、連結部材13は、後方側の開口部50Bにおいて、両側板23、24間を連結し、両側板23、24の後方側が左右に撓むのを規制する補強部となる。
天板21は、その下面が左側板23、右側板24の上端部23U、24Uに当接してこれらの上に載置されている。これにより、天板21は、両側板23、24を接続しフィルタ枠12は四角枠形に形成される。天板21が左側板23、右側板24の上に載置された状態では、天板21の後端部21Bは天枠部13Aの前面13Fに対向し、好ましくは当接している。
天枠部13Aには、天板21の後端部21Bが対向又は当接する位置において、前面13Fから背面13Gに向けて貫通する第1及び第2のスリット31、32が設けられる。第1及び第2のスリット31、32は、フィルタ枠12の左右方向Lにおける中心位置C1を中心に対称的に配置され、それぞれ左右方向Lに沿って延び、すなわち、天板21の後端部21Bに沿って延びている。
天板21には、中心位置C1を中心に対称的に配置され、後端部21Bから後方に向かって突出する第1及び第2の凸部33、34が形成される。第1及び第2の凸部33、34は、第1及び第2のスリット31、32に一致した位置に配置されて横長の略矩形に形成され、その横長さ(左右方向Lにおける長さ)は、第1及び第2のスリット31、32の長さより僅かに小さい。なお、第1及び第2の凸部33、34は、天板21と同一の板から形成され、天板21と同一平面上に配置されている。
天板21が両側板23、24の上端部23U、24Uの上に載置させられると、第1及び第2の凸部33、34が第1及び第2のスリット31、32に嵌入される。第1及び第2のスリット31、32のスリット幅は、天板21(すなわち、第1及び第2の凸部33、34)の厚さよりも大きく、第1及び第2の凸部33、34は、第1及び第2のスリット31、32に嵌入した状態でも、僅かに上下方向に移動することが可能である。これにより、天板21は、第1及び第2の凸部33、34を通る左右方向Lに延びる軸を中心に、その前端部21Fが、両側板23、24から離れるように、上方に回動することが可能である。
天板21の左右方向における両端部(左端部21L及び右端部21R)は、下方に垂直に折り曲げられて、下方に向かって立ち上げられた板状の立上片35L、35Rに形成される。立上片35L、35Rそれぞれは、左側板23、右側板24の外周面に沿うように配置されている。
立上片35L、35Rそれぞれには、穴36L、36Rが穿設される。穴36L、36Rは、天板21(すなわち、フィルタ枠12)の前後方向Dにおける中央位置C2よりも前方側に配置される。一方、左側板23、右側板24それぞれの上端部23U、24U近傍の外周面には、穴36L、36Rに一致する位置に嵌合突起37L、37Rが設けられる。嵌合突起37L、37Rは穴36L、36Rに嵌合させられる。
嵌合突起37L、37Rが穴36L、36Rに嵌合させられた状態では、天板21は両側板23、24の上に載置されている。また、この嵌合により天板21は、両側板23、24に対して相対的に移動することが規制され、両側板23、24に固定されて取り付けられる。すなわち、突起37L、37Rが嵌合穴36L、36Rに嵌合すると、天板21は上方に回動できなくなる。なお、立上片35L、36Rは、好ましくは両側板23、24を内側に向けて押圧するように配置されている。これにより、上記押圧に反発して両側板23、24が外側に向けて復元されるので、嵌合突起37L、37Rの穴36L、36Rへの嵌合状態は安定する。
本実施形態では、天板21の前端部21F側が上方に強く引っ張られて突起37L、37Rが嵌合穴36L、36Rから抜き取られると、天板21は上方に向けて回動可能になる。そして、天板21が上方に回動された後、上斜め前方に向けて引っ張られることにより、第1及び第2の凸部33、34が第1及び第2のスリット31、32から抜き取られ、天板21が両側板23、24の上から取り外されることとなる。
また、取り外された天板21は、天枠部13Aの前方に配置され、かつ前端部21F側が僅かに斜め上を向くように傾けられた状態で、後方に押されることにより、第1及び第2の凸部33、34それぞれが第1及び第2のスリット31、32に挿入される。その後、天板21が、第1及び第2の凸部33、34を中心に前端部21Fが両側板23、24に近づくように下方に向けて回動させられると、嵌合突起37L、37Rの上に立上片35L、35Rが載せられた状態となる。次いで、天板21が下方に向けて押圧されると、天板21の両立上片35L、35Rが嵌合突起37L、37Rによって僅かに外側に広げられつつ、嵌合突起37L、37Rが穴36L、36Rに嵌合するまで天板21が下方にさらに移動する。嵌合突起37L、37Rが穴36L、36Rに嵌合されると、天板21が両側板23、24の上に載置され、天板21が両側板23、24の上に取り付けられることとなる。このように、本実施形態では、天板21は両側板23、24の上に着脱自在に取り付け可能である。
図2、4に示すように、天板21の前端部21Fは、下方に向かって垂直に折り曲げられており、下方に向かって立ち上げられた板状の第1の前方立上片28に形成される。第1の前方立上片28は、天板21の左端部21Lから右端部21Rにわたって設けられる。また、立上片35L、35Rの前方側は切り取られており、天板21には、天板21の下面と、第1の前方立上片28の背面と、立上片35L、35Rの前端面によって凹部38L、38Rが形成される。
図2に示すように、地板22の前端部22Fは、上方に向かって垂直に折り曲げられており、上方に向かって立ち上げられた板状の第2の前方立上片29に形成される。第2の前方立上片29は、地板22の左端部22Lから右端部22Rにわたって設けられる。前後方向Dにおける両側板23、24の長さは、前後方向Dにおける天板21、地板22の長さより短く、前方立上片28、29と左右の側板23、24の前端部23F、24Fとの間には、隙間47が形成されている。なお、天板21が取り付けられた状態では、両側板23、24の前端部23F、24Fは、立上片35L、35Rの前端より前方側に配置され、側方から見ると、前端部23F、24Fは凹部38L、38Rの内部に配置される。
天板21の第1の前方立上片28の先端部は、図4に示すように、内側に垂直に折り曲げられた後、さらに上方に垂直に折り曲げられて二度折りされているが、二度折りされていなくても良い。また、地板22の第2の前方立上片29の先端部は、さらに内側に向けてムダ折りされて、そのムダ折りされた部分は、第2の前方立上片29の背面に密着するように形成されるが、ムダ折りされていなくても良い。
側板23、24は、内側に向って折り曲げられておらず、側板23、24の内周面はフラットな平面に形成される。側板23、24の前端部23F、24Fは、外側に向けてムダ折りされて、そのムダ折りされた部分51は、側板23、24の外周面に密着するように形成されるが、ムダ折りされていなくても良い。
再び図1を参照して本実施形態に係る濾材パック及びプレフィルタの構成を説明する。濾材パック11は、ガラス繊維、合成繊維、不織布等から成るシート状濾材が、折り目に沿ってジグザグにひだ折りされて構成され、略直方体形に形成される。濾材パック11は、その折り目が上下方向に平行にされ、かつその背面11Bが連結部材13の前面13Fに当接するように、フィルタ枠12の内部に配置される。
濾材パック11の上下の端面11U、11Dそれぞれには、例えばクッション性を有するシート性の第1のシール材15が取り付けられており、各端面11U、11Dは、シール材15を介して、天板21及び地板22の内周面に圧接されている。これにより、天板21及び地板22の内周面と、濾材パック11の各端面11U、11Dそれぞれの間は、各第1のシール材15によってシールされると共に、濾材パック11の端面11U、11Dは、第1のシール材15を介して天板21及び地板22に支持される。
濾材パック11の端面11U、11Dは、多数のひだ山の端面によって形成されており、ひだ山とひだ山との間からのエア漏れをなくすために、第1のシール材15は、端面11U、11Dの全面に取り付けられている。
同様に、濾材パック11の左右の端面11L、11Rそれぞれにも、第2シール材16が取り付けられる。これにより、両側板23、24の内周面と、左右の端面11L、11Rそれぞれの間がシールされると共に、左右の端面11L、11Rは、第2のシール材16を介して両側板23、24に支持される。但し、左右の端面11L、11Rは、1つのひだ山の1枚の折り壁で構成されるため、第2のシール材16は、左右の端面11L、11Rの一部分に取り付けられる。なお、第1及び第2のシール材15,16は、例えば繊維材料、発泡体、スポンジ等のシート状の弾性材料で構成される。なお、第2のシール材16は省略されていても良い。
プレフィルタ14は、プレフィルタ枠39と、プレフィルタ濾材40とを有する。プレフィルタ枠39は、左右方向Lに延びて互いに平行に配置される天枠部41及び地枠部42と、上下方向Hに延びて互いに平行に配置され、天枠部41、地枠部42の左右の端部それぞれを接続する左右の側枠部43、44とによって構成され、四角枠形に形成される。
プレフィルタ濾材40は、濾材パック11よりメッシュが粗い濾材であって、空気中の粗い塵埃や汚染物質を除去し、これらが濾材パック11に付着することを防止する。プレフィルタ濾材40は、その左右上下の端面が、左右の側枠部43、44、天枠部41、及び地枠部42に接着又は固定されることにより、プレフィルタ枠39の内部に装着される。
図1、5に示すように、プレフィルタ枠39の側枠部43、44の外周面43S、44Sには、上下方向に延びる断面L字部材45L、45Rが連設されている。断面L字部材45L、45Rは、例えば、両側枠部43、44に一体に形成され、その上端から下端まで設けられている。断面L字部材45L、45Rそれぞれは、外周面43S、44Sから外側に向かって突出する第1の突出部45Aと、第1の突出部45Aの先端部から後方に向かって突出する第2の突出部45Bから成る。断面L字部材45L、45Rは、第1の突出部45Aを溝底面とすると共に、外周面43S、44S及び第2の突出部45Bを溝側壁とする溝46L、46Rを形成し、これら溝46L、46Rは後方に向けて開口している。
溝46L、46Rの内部に、左側板23、右側板24の前端部23F、24Fが嵌合されると共に、地枠部42の下面が地板22の上面に置かれることにより、プレフィルタ枠39はフィルタ枠12に取り付けられ、濾材パック11の前方に配置される。そして、天板21が左右の側板23、24の上に載置させられ、突起37L、37Rが嵌合穴36L、36Rに嵌合した状態では、プレフィルタ枠39の左側枠部43、右側枠部44それぞれと天枠部41との接続部分53L、53Rは天板21の凹部38L、38R(図2参照)に嵌合される。
天板21が取り外された後、プレフィルタ枠39は、上方に持ち上げられると共に、前方に引っ張られて、溝46L、46Rから前端部23F、24Fが抜き取られることにより、フィルタ枠12から取り外される。一方、プレフィルタ枠39は、上述したように、溝46L、46Rの内部に、左側板23、右側板24の前端部23F、24Fが嵌合されると共に、地枠部42の下面が地板22の上面に置かれることにより、フィルタ枠12に取り付けられる。すなわち、プレフィルタ枠39はフィルタ枠12に着脱自在に取り付け可能である。
プレフィルタ枠39の地枠部42の前面は、第2の前方立上片29の背面に圧接されると共に、天枠部41の前面は、第1の前方立上片28の背面に圧接されている。したがって、プレフィルタ枠39は前方立上片28、29と両側板23、24とによって挟持され、フィルタ枠12に固定されることとなる。このような状態では、フィルタ枠12の両側板23、24の前方側が、プレフィルタ枠39によって保持され、フィルタ枠12の両側板23、24は、左右に撓みにくくなる。
本実施形態のエアフィルタ10は、天板21、プレフィルタ枠39が順に取り外された後、使用済みの濾材パック11がシール材15、16と共に、フィルタ枠12から取り出される。次いで、新たな濾材パック11がシール材15、16と共に、フィルタ枠12の内部に装着され、濾材パック11が交換される。濾材パック11交換後、プレフィルタ枠39、天板21が順にフィルタ枠12に取り付けられて、再度エアフィルタ10が組み立てられる。
以上のように、本実施形態では、両側板23、24の前端部をプレフィルタ枠39で連結させているので、部品点数を増やすことなく、側板23、24の強度を向上させることができる。また、本実施形態では、両側板23、24は、その後端部も連結部材13によって連結されており、その前方側及び後方側から補強されることとなる。
また、両側板23、24の前端部23F、24Fは内側に向けて折り曲げられておらず、さらに天板21が上方に回動可能であるので、本実施形態では、濾材パック11を僅かに上方に持ち上げた後、前面側から出し入れすることができる。したがって、エアフィルタ10を例えばケーシングから取り出さなくても濾材パック11の交換を行うことが可能である。
なお、本実施形態では、天板21は両側板23、24の上に着脱自在に取り付けられ、かつ天板21がその後方側(後端部21B)を軸中心に、前方側が両側板から離れるように回動可能であったが、天板21は両側板23、24の上に着脱自在に取り付けられなくても良い。この場合、天板21の後端部は、例えば、天枠部13Aに蝶番等によって回動自在に取り付けられても良い。また、天板21の後方側が、上端部23U、24Uの後方側に蝶番等によって回動自在に取り付けられても良い。勿論、天板21は、両側板23、24に着脱自在に取り付けられれば、後方側を軸中心に回動できなくても良い。
また、本実施形態では、連結部材13が四角枠形であったが、四角枠形でなくても良く、例えば、両側板23、24の後端部23B、24Bを連結する板状の連結部材であっても良い。
さらに、本実施形態では、天板21の立上片35L、35Rに穴が、両側板23、24に嵌合突起が設けられたが、立上片35L、35Rそれぞれの内周面に突起が、両側板23、24に各突起が嵌合するための嵌合穴が穿設されていても良い。
なお、連結部材13はその厚さが薄い板状部材であり、第1及び第2のスリット31、32は連結部材13を貫通して設けられるが、連結部材13が肉厚な場合、スリット31、32は連結部材を貫通していなくても良い。但しこの場合も、第1及び第2のスリット31、32は、前方に向けて開口している。
さらに、本実施形態では、天板21は後方側を軸中心に前方側が上方に回動する構成を示したが、天板21は、その前方側を軸中心に、後方側が両側板から離れるように上方に回動しても良い。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタの分解斜視図である。 天板が取り外されたときのエアフィルタ枠及び取付部材を示す斜視図である。 天板を除くエアフィルタ枠を示す斜視図である。 天板を示す側面図である。 プレフィルタ枠の一部を示すための上面図である。
符号の説明
10 エアフィルタ
11 濾材パック
12 フィルタ枠
13 取付部材
13A 天枠部(後方天枠部)
13B 地枠部(後方地枠部)
13C、13D 側枠部(後方側枠部)
14 プレフィルタ
21 天板
22 地板
23 左側板
24 右側板
31、32 第1及び第2のスリット
33、34 第1及び第2の凸部
36L、36R 穴
37L、37R 嵌合突起
39 プレフィルタ枠
41 天枠部(前方天枠部)
42 地枠部(前方地枠部)
43、44 側枠部(前方側枠部)

Claims (10)

  1. 互いに対向する両側板と、前記両側板の一端部を接続するように配置される地板と、前記地板に対向し、かつ前記両側板の他端部を接続するように配置される天板とによって構成される四角枠形のエアフィルタ枠と、
    前記エアフィルタ枠の内部に配置されるフィルタ濾材とを備え、
    前記エアフィルタ枠の前方側の開口部から後方側の開口部に向けてエアが流入され、
    前記天板が着脱自在に前記両側板に取り付けられており、又は前記天板がその後方側又は前方側を軸中心に、前方側又は後方側が前記両側板から離れるように回動可能なエアフィルタにおいて、
    エアフィルタ枠の前方側の開口部に設けられ、両前方側枠部と、前記両前方側枠部の一端部を接続する前方天枠部と、前記両前方側枠部の他端部を接続する前方地枠部とから構成される四角枠形のプレフィルタ枠と、
    前記プレフィルタ枠の内部に装着されるプレフィルタ濾材とを備え、
    前記両前方側枠部それぞれが、前記両側板の前端部それぞれに嵌合されて前記プレフィルタ枠がエアフィルタ枠に取り付けられることを特徴とするエアフィルタ。
  2. 前記天板の前記両側板に接続される両側端部それぞれには、前記側板の外周面に沿って、前記地板に向けて立ち上げられた立上片が連設され、
    前記立上片には、穴又は突起が設けられる一方、前記各側板の他端部近傍には前記穴又は突起に一致する位置に、嵌合突起又は嵌合穴が設けられ、
    前記穴又は突起が前記嵌合突起又は嵌合穴に嵌合することによって、前記天板が前記両側板に固定されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 前記穴又は突起の前記嵌合突起又は嵌合穴との嵌合状態が外されると、前記天板はその前端部又は後端部が前記両側板から離れるように回動可能になることを特徴とする請求項2に記載のエアフィルタ。
  4. 前記天板がその後方側を軸中心に、前方側が前記両側板から離れるように回動可能であって、
    前記突起又は前記穴は、前記各立上片において、前方側に設けられることを特徴とする請求項2に記載のエアフィルタ。
  5. 前記各立上片の前方側には凹部が設けられ、その凹部それぞれに前記前方側枠部と前記前方天枠部の接続部分が嵌合することを特徴とする請求項2に記載のエアフィルタ。
  6. 前記天板の前端部には、前記地板に向けて立ち上げられた第1の前方立上片が連設され、前記第1の前方立上片が前記凹部の一部を構成し、前記プレフィルタ枠は前記両側板の前端部と前記第1の前方立上片に挟持されることを特徴とする請求項5に記載のエアフィルタ。
  7. 前記地板の前端部には、前記天板に向けて立ち上げられた第2の前方立上片が連設されると共に、
    前記プレフィルタ枠は前記地板の上に載置され、前記両側板の前端部と前記第1の前方立上片に挟持されることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  8. 前記前方両側枠部それぞれには、前記両側板の前端部に沿って延びる溝が設けられ、前記両側板の前端部それぞれは前記溝に嵌合することを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  9. 前記溝は、前記前方両側枠部それぞれの外周面に設けられた断面L字部材によって形成されることを特徴とする請求項8に記載のエアフィルタ。
  10. エアフィルタ枠の後方側の開口部において、前記両側板の後端部を連結する補強部を備えることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
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