JP5297841B2 - エアフィルタ - Google Patents

エアフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP5297841B2
JP5297841B2 JP2009050197A JP2009050197A JP5297841B2 JP 5297841 B2 JP5297841 B2 JP 5297841B2 JP 2009050197 A JP2009050197 A JP 2009050197A JP 2009050197 A JP2009050197 A JP 2009050197A JP 5297841 B2 JP5297841 B2 JP 5297841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
filter
portions
plate
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009050197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010201352A (ja
Inventor
隆志 仁木
伸幸 東野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP2009050197A priority Critical patent/JP5297841B2/ja
Publication of JP2010201352A publication Critical patent/JP2010201352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5297841B2 publication Critical patent/JP5297841B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、同じフィルタ枠内部に濾材パックとプレフィルタが取り付けられるとともに、濾材パックが前方側の開口部から出し入れされるフロントアクセスタイプの濾材交換型エアフィルタに関する。
従来、空気中の塵埃や汚染物質が除去されるために、ガラス繊維から成る濾紙等がひだ状に折り畳まれて濾材パックが形成され、その濾材パックが、四角枠形のフィルタ枠内部に配置されたエアフィルタが知られている。エアフィルタが例えば中性能フィルタである場合、環境保全の観点から、耐用年数が経過した使用済みの濾材パックだけを交換して、フィルタ枠を繰り返し使用する濾材交換型のものが近年多く用いられつつある。
濾材交換型フィルタの一例としては、フィルタ枠の前方側の開口部から濾材パックを出し入れして交換するいわゆるフロントアクセスタイプのフィルタが知られている。フロントアクセスタイプのフィルタでは、例えば、フィルタ枠の天板を、その後方側を中心に、前方側が両側板から離間するように回動させた後、前方側の開口部から濾材パックを出し入れするようにしている(特許文献1参照)。
特許第3273333号公報
ところで、濾材パックに粗い塵埃が付着しないように、中性能フィルタの前段にプレフィルタが配置されることがある。プレフィルタは、中性能フィルタと別体に設けられることが一般的であるが、近年、フロントアクセスタイプのフィルタにおいて、プレフィルタを、中性能フィルタの濾材パックと同じフィルタ枠に取り付けることが検討されている。
プレフィルタがある場合、通常の運転状態では、プレフィルタ側から濾材パックに空気が通風させられるが、運転異常等が発生すると、濾材パック側からプレフィルタに空気が流れる場合がある。したがって、濾材パックとプレフィルタの両方が取り付けられたフィルタ枠には、運転異常時にプレフィルタがフィルタ枠から脱落するのを防止するために、前方開口側の端部に、プレフィルタを押さえつけるための押え部が設けられる。
しかし、フィルタ枠に押え部が設けられると、押え部が邪魔になり、濾材パックを水平に引き抜き或いは押し入れて、濾材パックを出し入れすることができない。そのため、濾材パックの出し入れの際には、濾材パックを旋回させる必要があり、濾材パック交換の作業性が低下する。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、同じフィルタ枠内部に濾材パックとプレフィルタが取り付けられるフロントアクセスタイプのフィルタにおいて、濾材パック交換の作業性を向上させることを目的とする。
本発明に係るエアフィルタは、前後に開口された四角枠であって、互いに対向する両側枠部と、互いに対向する天枠部及び地枠部から構成されるフィルタ枠と、これら両側枠部、天枠部及び地枠部それぞれの内面に支持されて、フィルタ枠の内部に配置される濾材と、濾材の前方側に配置されるプレフィルタとを備え、地枠部の内面は、濾材を支持する部分よりも前方側の部分が凹陥して、両側枠部が対向する方向に延びる溝部が形成されるとともに、プレフィルタは、四角形状を呈し、その一辺が溝部に嵌合されて、フィルタ枠に取り付けられていることを特徴とする。
地枠部は、天枠部に対向しかつ濾材パックを支持する支持板部と、支持板部の前端に連設され、内部に溝部が形成されるコの字板部とを備えることが好ましい。コの字板部は、溝部の底面を構成する底板部と、溝部の側壁を構成し、前後方向に対向する両側壁板部から成る。支持板部は、天地方向において、前方側の側壁板部の先端に一致する位置、又はその先端よりも天枠部側に配置されることが好ましい。
天枠部は、その後方側を中心に前方側が両側枠部から離れるように回動可能であるとともに、天枠部の前端部は、地枠部に向けて立ち上げられた前方立上部が設けられることが好ましい。この場合、前方立上部の後方には、プレフィルタの他の一辺が配置されており、前方立上部がプレフィルタを後方に向けて押さえる。
プレフィルタは、例えば前後に開口された四角枠であって、互いに対向する両前方側枠部と、互いに対向する前方天枠部及び前方地枠部から構成されるプレフィルタ枠と、プレフィルタ枠の内部に配置されるプレフィルタ濾材とを有する。この場合、プレフィルタは、前方地枠部が溝部に嵌合されるとともに、両前方側枠部それぞれが両側枠部それぞれの前端部に取り付けられる。
また、両側枠部は、例えば互いに対向する両側板であって、両側板それぞれの前端部が、両前方側枠部それぞれに嵌合されるが好ましい。この場合、両前方側枠部それぞれに溝が設けられており、その溝に両側板の前端部それぞれが嵌合されることがさらに好ましい。
本発明においては、地枠部において、プレフィルタが嵌合される溝部が、濾材を支持する部分より、凹陥されているので、溝部の側壁がフィルタ枠内部への濾材の出し入れを阻害することが防止される。
本実施形態のエアフィルタの斜視図であって、プレフィルタ及び濾材パックをフィルタ枠から取り外した時の状態を示す。 ケーシングを示す斜視図である。 フィルタ枠を示す正面図である。 フィルタ枠を示す側面図である。 地板を示す斜視図である。 天板と側板との接続部分を示す斜視図である。 天板と側板との接続部分を示す斜視図であって、天板が回動したときの様子を示す。 プレフィルタの溝を示すための上面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照に説明する。
図1は本実施形態のエアフィルタを示す斜視図である。エアフィルタ10は、濾材パック11と、四角枠のフィルタ枠12と、ケーシング13と、プレフィルタ14とを備える。フィルタ枠12は、前後に開口されており、前方開口部50Fから後方開口部50Bに向けてエアが通過させられる。
フィルタ枠12は、互いに対向して平行に配置される左側板23及び右側板24と、両側板23、24の天地方向における一端同士を接続する天板21と、両側板23、24の天地方向における他端同士を接続する地板22とを備え、天板21及び地板22同士も互いに対向して平行に配置される。なお、本明細書では、天板21及び地板22が対向する方向を天地方向、両側板23、24が対向する方向を左右方向として説明する。
地板22は、両側板23、24の他端にビス等によって固定される。一方、天板21は、後述するように、後方側を中心に前方側が両側板23、24から離れるように回動可能なように両側板23、24に取り付けられている。エアフィルタ10は、濾材交換型のエアフィルタであって、天板21を上方に向けて回動させた後、プレフィルタ14及び濾材パック11を前方から取り出し又は挿入することが可能なフィルタである。
図2に示すように、ケーシング13は、前後に開口された四角枠形を呈する外枠17と、取付枠18とを備える。外枠17は、互いに対向する左側外板33及び右側外板34と、両側外板33、34の天地方向における一端同士を接続する天外板31と、両側外板33、34の天地方向における他端同士を接続する地外板32とを備え、天外板31及び地外板32同士も互いに対向して配置される。
取付枠18は、外枠17の後方側の開口部の一部を覆うように設けられている。取付枠18は、板状のフラットな四角枠形に形成され、その外縁部が外板31〜34の後端部31B〜34Bに連設され、外枠17と一体に形成される。四角枠形の取付枠18において、対向する2辺の間には、左右方向に延びる補強バー18Aが掛け渡される。
図1に示すように、フィルタ枠12は、外枠17内部に配置される。このとき、天外板31、地外板32それぞれは、フィルタ枠12の天板21、地板22に平行となるように、これら天板21、22それぞれの外側に配置される。左側外板33、右側外板34それぞれは、フィルタ枠12の左側板23、右側板24に平行となるように、これら両側板23、24の外側に配置される。各板31〜34は、板21〜24の外面それぞれから離間して配置される。また、外板31〜34の前端部31F〜34Fそれぞれは、フィルタ枠12の各板21〜24の前端部21F〜24Fそれぞれより後方側に配置される。
濾材パック11は、ガラス繊維、合成繊維、不織布等から成るシート状濾材が、折り目11Aに沿ってジグザグにひだ折りされて構成され、略直方体形に形成される。濾材パック11は特に限定されるわけではないが、例えば中性能フィルタの濾材である。濾材パック11は、その折り目11Aが天地方向に沿い、かつ濾材パック11の背面11Bが取付枠18の前面18Fに当接するようにフィルタ枠12の内部に配置される。濾材パック11の上下左右の端面11U、11D、11L、11Rそれぞれは、クッション性を有するシート状のシール材(不図示)を介して、板21〜24それぞれの内面に支持される。
プレフィルタ14は、濾材パック11の前方に配置され、前方側の開口部50Fを覆うように、フィルタ枠12に取り付けられる。プレフィルタ14は、前後に開口された四角枠形を呈するプレフィルタ枠39と、その内部に配置されたプレフィルタ濾材40とを有し、四角形に形成される。四角形のプレフィルタ14の各辺は、プレフィルタ枠39の後述する枠部41〜44それぞれで構成される。
プレフィルタ枠39は、天地方向に延びて互いに対向する前方左側枠部43、前方右側枠部44と、左右方向に延びて互いに対向する前方天枠部41、前方地枠部42とを備える。前方天枠部41及び前方地枠部42それぞれは、前方側枠部43、44の天地方向における端部同士を接続する。
プレフィルタ濾材40は、濾材パック11よりメッシュが粗い濾材であって、空気中の粗い塵埃や汚染物質を除去し、これらが濾材パック11に付着することを防止する。フィルタ枠12、ケーシング13、及びプレフィルタ枠39は、例えば、アルミ、亜鉛鋼板等の金属から形成される。
図3〜5に示すように、地板22及び両側板23、24の後端部22B〜24Bには、これら板がフィルタ枠12の外側に向かって垂直に折り曲げられて成形された、折り曲げ部22S〜24Sが設けられる。各折り曲げ部22S〜24Sそれぞれは、取付枠18の前面18F(図2参照)に当接し、これらにボルト27等によって固定されている。
天板21の前端部21Fには、天板21が垂直に折り曲げられて成形され、地板22に向かって立ち上げられる板状の前方立上片28が設けられる。前方立上板28は、前端部21Fにおいて、天板21の左端部21Lから右端部21Rまで設けられる。前方立上片28の後方には、フィルタ枠12に取り付けられたプレフィルタ14の前方天枠部41が配置される。前方立上片28は、前方天枠部41の前面に当接し、前方天枠部41を後方に向けて押さえており、プレフィルタ14がフィルタ枠12から脱落するのを防止する。なお、前方立上片28はさらに折り曲げられ、その先端から前方に向かって突出する突出片28Aが設けられる。
天板21は左右に長い略矩形を呈する。天板21の左端部21L及び右端部21Rには、天板21が垂直に折り曲げられて成形され、下方に向かって立ち上げられる板状の側方立上片35L、35Rが設けられる。側方立上片35L、35Rは、両側板23、24の外面に沿って設けられる。側方立上片35L、35Rの前方は切り取られており、側方立上片35L、35Rの前端面は、前方立上片28の背面より後方に配置される。そのため、天板21には、天板21の内面と、前方立上片28の背面と、側方立上片35L(又は35R)の前端面によって凹部38が形成される。凹部38は、後述するプレフィルタ14の第2の突出部45Bが配置されるスペースとなる。
図4、5に示すように、地板22の内面は、後方側の部分が濾材パック11を支持するとともに、その濾材パック11を支持する部分よりも前方側の部分が凹陥しており、左右方向に延びる溝部26が形成される。具体的に説明すると、地板22は、左右に長い略矩形平板状の支持板部19と、その支持板部19の前端に連設され、溝部26が形成されるコの字板部20を備える。支持板部19は、天板21に対向して平行に配置され、その内面によって濾材パック11を支持する。
コの字板部20は、前後方向に対向し、溝部26の側壁を構成する第1及び第2の両側壁板部20C、20Dと、溝部26の底面を構成する底板部20Eから成る。両側壁板部20C、20Dは、支持板部19に対して垂直であるとともに、底板部20Eは支持板部19に対して平行である。コの字板部20は、例えば地板22が折り曲げられて成形され、地板22の左端部22Lから右端部22Rまで設けられる。第1の側壁板部20Cは、後方側に配置され、その先端20Hが支持板部19の前端に連設されるとともに、第2の側壁板部20Dは、前方側に配置され、地板22の前端部22Fを構成する。
図4に示すように支持板部19は、天地方向において、第2の側壁板部20Dの先端20Gと一致した位置に配置される。但し、支持板部19は、天地方向において、側板20Dの先端20Gよりも天板21側(図4における上側)に配置されていても良い。また、底板部20Eは、天地方向おいて、外枠17の外地板32よりも天板21側に配置されている。
溝部26の内部には、後述するように、プレフィルタ14の一辺(前方地枠部42)が、嵌合される。第2の側壁板部20Dは、その嵌合された前方地枠部42を後方に向けて押さえており、プレフィルタ14がフィルタ枠12から脱落するのを防止する。
両側板23、24の前端部23F、24Fは、天板21の前方立上片28より後方側に配置され、前方立上片28と前端部23F、24Fとの間には、隙間47が形成される。隙間47は、後述するプレフィルタ枠47の第1の突出部45Aが配置されるスペースとなる。また、前端部23F、24Fは、立上片35L、35Rそれぞれの前端面より前方側に配置され、側板24側から見ると、前端部23F、24Fは凹部38の内部に配置される。また、前端部23F、24Fは、地板22の第2の側壁板部20Dよりも後方側に配置され、側板23側から見ると前端部23F、24Fは溝部26の上方に配置される。
両側板23、24は、天地方向に長い矩形を呈する。両側板23、24には、内側に向かって突出する部材が設けられておらず、その内面は、フラットな平面で構成される。したがって、濾材パック11がフィルタ枠12の内部に挿入する際に、その挿入が両側板23、24で阻害されることがない。
通常、エアフィルタ10は、複数碁盤状に配列されて使用されるため、外枠17は他の外枠17にビスやリベット等によって取り付けられる。したがって、各フィルタ枠12の各板21〜24にはリベットやビスを通すための穴70が複数設けられる。
図6に示すように、側方立上片35L、35Rには、その前端面から後方に向けて凹む嵌合凹部36が設けられている。一方、両側板23、24の天地方向における一端23U、24U近傍の外面には、嵌合凹部36に一致する位置に嵌合突起37が設けられる。嵌合突起37は嵌合凹部36に嵌合され、これにより、天板21の天地方向への移動が規制される。したがって、天板21は多少の衝撃を受けても、不意に回動することが防止される。嵌合突起37が嵌合凹部36に嵌合された状態では、天板21は上記したように、支持板部19に平行に配置される(以下、通常位置という)。
側方立上片35L、35Rは、両側板23、24を内側に向けて押圧するように配置されることが好ましい。この場合、押圧に反発して濾材パック11及び両側板23、24が外側に向けて復元するので、嵌合突起37の嵌合凹部36への嵌合状態は安定する。また、濾材パック11と両側板23、24の間のシール性も高めることができる。
側方立上片35L、35Rは、その後端部近傍が、リベット49によって、左側板23、右側板24それぞれの後端部近傍に連結される。天板21は、図7に示すように、それらリベット49(すなわち、天板21の後端部21B側)を軸中心に、前端部21F側が両側板23、24から離間するように回動することができる。ただし、天板21の外側(上方)には図1に示すように、天外板31が設けられるため、天板21の回動できる範囲は、天外板31によって規制される。
図1、8に示すように、プレフィルタ枠39の前方側枠部43、44の外周面43S、44Sには、断面L字部材45L、45Rが連設されている。断面L字部材45L、45Rは、例えば、前方側枠部43、44それぞれに一体に形成され、その天地方向における一端から他端まで設けられている。断面L字部材45L、45Rそれぞれは、図8に示すように、外周面43S(または外周面44S)から外側に向かって突出する第1の突出部45Aと、第1の突出部45Aの先端部から後方に向かって突出する第2の突出部45Bから成る。断面L字部材45L、45Rは、第1の突出部45Aを溝底面とすると共に、外周面43S又は44S及び第2の突出部45Bを溝側壁とする溝46L、46Rを形成する。これら溝46L、46Rは、天地方向に延在し、かつ後方に向けて開口する。
プレフィルタ枠39は、前方地枠部42が地板22の溝部26に嵌合されるとともに、両前方側枠部43、44の溝46L、46Rに、両側板23、24の前端部23F、24Fが嵌合されて、フィルタ枠12に取り付けられる。プレフィルタ枠39が取り付けられたフィルタ枠12において、天板21が通常位置に配置されると、前方立上片28の後方に前方天枠部41が配置され、前方立上片28は前方天枠部41を後方に向けて押さえる。すなわち、プレフィルタ39は、前方立上片28及び第2の側壁板部20Dと、前端部23F、24F及び第1の側壁板部20Cとの間に挟み込まれてフィルタ枠12に固定される。
プレフィルタ14や濾材パック11が、フィルタ枠12から取り外されるときには、まず、天板21の前端部21Fが上方に強く引っ張られて、嵌合突起37が嵌合凹部36から抜き取られる。次いで、天板21がリベット49を中心に、前端部21Fが両側板23、24から離間するように、上方に向けて回動された後、プレフィルタ14及び濾材パック12が順に取り外される。
ここで、上記したように、地板22の前方側は凹陥しており、プレフィルタ14を押さえつけるための第2の側壁板部20Dの先端部20Gは、支持板部19の内面と同一の高さ位置に配置される。したがって、濾材パック11は、旋回させることなく、手前に引き出すことによって、フィルタ枠12の外部に取り出すことができる。なお、濾材パック11を取り出す際、天板21は、上方に回動されているので、前方立上片28が濾材パック11の引き出しを阻害することもない。濾材パック11をフィルタ枠12の内部に挿入するときも同様である。
以上のように、本実施形態では、プレフィルタ14を押さえつけるための前方立上片28や第1の側壁板部20Dによって、フィルタ枠12内部への濾材パック11の出し入れが阻害されることはない。したがって、本実施形態では、濾材パック11交換の作業性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、プレフィルタ14が両側板23、24に取り付けられることにより、フィルタ枠12の両側板23、24は左右に撓みにくくなり、フィルタ枠12の強度が向上する。また、両側板23、24は、プレフィルタの断面L字部材45L、45Rによって内側に向けて押圧されるように配置されることが好ましい。このような構成によれば、濾材パック11と両側板23、24の間のシール性も高めることができる。
一方、濾材パック11が交換される際には、プレフィルタ14がフィルタ枠12から取り外されることにより、両側板23、24は左右方向に比較的撓むので、濾材パック11は、比較的容易に両側板23、24の間に出し入れできる。
本実施形態では、天板21は、前方側が両側板23、24から離間するように回動すれば良く、リベットの代わりに蝶番等で両側板23、24に連結されていても良い。また、本実施形態では、天板21の側方立上片35L、35Rには、凹部の代わりに、嵌合突起38が嵌合されるための穴が設けられても良い。また、その穴は両側板23、24に設けられるとともに、立上片35L、35Rそれぞれの内面に、穴に嵌合するための突起が設けられても良い。
10 エアフィルタ
11 濾材パック
12 フィルタ枠
14 プレフィルタ
19 支持板部
20 コの字板部
20C 第1の側壁板部
20D 第2の側壁板部
21 天板(天枠部)
22 地板(地枠部)
23 左側板(左側枠部)
24 右側板(右側枠部)
26 溝部
28 前方立上片(前方立上部)
39 プレフィルタ枠
40 プレフィルタ濾材
41 前方天枠部
42 前方地枠部
43 前方左側枠部
44 前方右側枠部

Claims (4)

  1. 前後に開口された四角枠であって、互いに対向する両側枠部と、互いに対向する天枠部及び地枠部から構成されるフィルタ枠と、
    前記両側枠部、天枠部及び地枠部それぞれの内面に支持されて、前記フィルタ枠の内部に配置される濾材パックと、
    前記濾材パックの前方側に配置されるプレフィルタとを備え、
    前記地枠部の内面は、前記濾材パックを支持する部分よりも前方側の部分が凹陥して、前記両側枠部が対向する方向に延びる溝部が形成され、
    前記プレフィルタは、四角形状を呈し、その一辺が前記溝部に嵌合されて、前記フィルタ枠に取り付けられ
    前記地枠部は、前記天枠部に対向しかつ前記濾材パックを支持する支持板部と、前記支持板部の前端に連設され、内部に前記溝部が形成されるコの字板部とを備え、
    前記コの字板部は、前記溝部の底面を構成する底板部と、前記溝部の側壁を構成し、前後方向に対向する両側壁板部から成り、
    前記支持板部は、天地方向において、前方側の側壁板部の先端に一致する位置、又はその先端よりも天枠部側に配置され、
    前記天枠部は、その後方側を中心に前方側が前記両側枠部から離れるように回動可能であって、
    前記天枠部の前端部は、前記地枠部に向けて立ち上げられた前方立上部が設けられており、
    前記前方立上部の後方には、前記プレフィルタの他の一辺が配置されており、
    前記前方立上部は、前記プレフィルタを後方に向けて押さえることを特徴とするエアフィルタ。
  2. 前記プレフィルタは、前後に開口された四角枠であって、互いに対向する両前方側枠部と、互いに対向する前方天枠部及び前方地枠部から構成されるプレフィルタ枠と、前記プレフィルタ枠の内部に配置されるプレフィルタ濾材とを有し、
    前記プレフィルタは、前記前方地枠部が前記溝部に嵌合されるとともに、前記両前方側枠部それぞれが前記両側枠部それぞれの前端部に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ。
  3. 前記両側枠部は、互いに対向する両側板であって、
    前記両側板それぞれの前端部が、前記両前方側枠部それぞれに嵌合されることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ。
  4. 前記両前方側枠部それぞれに溝が設けられており、その溝に前記両側板の前端部それぞれが嵌合されることを特徴とする請求項に記載のエアフィルタ。
JP2009050197A 2009-03-04 2009-03-04 エアフィルタ Active JP5297841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050197A JP5297841B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 エアフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009050197A JP5297841B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 エアフィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010201352A JP2010201352A (ja) 2010-09-16
JP5297841B2 true JP5297841B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=42963388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009050197A Active JP5297841B2 (ja) 2009-03-04 2009-03-04 エアフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5297841B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230057A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Japan Vilene Co Ltd ユニット型フィルタのフィルタ枠
JP6788463B2 (ja) * 2016-09-30 2020-11-25 日本無機株式会社 エアフィルタ、およびエアフィルタの製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2592917Y2 (ja) * 1992-04-24 1999-03-31 ミドリ安全株式会社 エアーフィルタ装置及びそれに用いられるフィルタパック、並びにフィルタパックの梱包緩衝体
JPH10272321A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Nippon Muki Co Ltd エアフィルタ
JP2001120937A (ja) * 1999-10-21 2001-05-08 Midori Anzen Co Ltd エアフィルタ装置のフィルタユニット
JP3295659B2 (ja) * 1999-10-21 2002-06-24 ミドリ安全株式会社 エアフィルタ装置
JP2002058935A (ja) * 2000-08-14 2002-02-26 Sanyo Electric Co Ltd プレフィルターの固定方法及び固定装置
JP2006305508A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nippon Muki Co Ltd エアフィルタ取付装置及びエアフィルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010201352A (ja) 2010-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8085530B2 (en) Mounting mechanism and electronic device incorporating the same
US7972401B2 (en) Air intake filter assembly
JP5104472B2 (ja) ファンフィルタユニット
JP5297841B2 (ja) エアフィルタ
JP5565664B2 (ja) ダクト型空気調和機
KR20070036121A (ko) 백형 에어 필터 장치와 그 장치용 여과재 및 여과재 프레임
JP4664188B2 (ja) ろ材交換型エアーフィルタ
US8783398B2 (en) Replaceable cooling system compartment door screen insert
JP5333196B2 (ja) エアフィルタ及びエアフィルタ用濾材保持具
KR101459497B1 (ko) 공기 청정기
JP4599143B2 (ja) ろ材交換型エアーフィルタ
JP2009095730A (ja) 濾材交換型エアフィルタ
JP6561665B2 (ja) 画像形成装置用外付け排気フィルターユニットおよび画像形成装置
JP4572870B2 (ja) エアクリーナ
JP5044468B2 (ja) エアフィルタ
JP2011122782A (ja) ダクト型空気調和機
CN108968847A (zh) 集尘盒及扫地机器人
JP5582728B2 (ja) エアフィルタ
JP2007030562A (ja) 自動車用空気調和装置
JP5161531B2 (ja) 濾材交換型エアフィルタ
JP6284763B2 (ja) 折畳コンテナ
CN207494011U (zh) 一种辣椒振动筛
JP4958474B2 (ja) シュレッダーの分別回収ユニット
CN112606663B (zh) 一种便于更换滤纸式的汽车空调滤芯器
CN219228049U (zh) 显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5297841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150