JPS6055168B2

JPS6055168B2 - エアフイルタ−装置

Info

Publication number: JPS6055168B2
Application number: JP57126559A
Authority: JP
Inventors: 修西村; 利夫高橋
Original assignee: Nitta Belt KK
Current assignee: Nitta Corp
Priority date: 1982-07-19
Filing date: 1982-07-19
Publication date: 1985-12-04
Also published as: JPS5916520A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はエアフィルタ装置、特に、炉材面積が大きくフ
ィルタエレメント毎の交換が容易なサイドローディング
方式のエアフィルタ装置に関する。

従来のエアフィルタ装置は、ケーシングに収容されるフ
ィルタエレメントの空間容積が天命いために、装置全体
が空間に占める容積が著しく大きい。

それゆえ、取り扱いが不便なうえに、コスト高である。
また、従来のメインフィルタはフィルタエレメントが金
属などの枠材に気密状に接着固定されているため、メイ
ンフィルタの寿命がきたときには枠がまだ使えるにもか
かわらず枠ごとそつくり交換しなければならない。その
ため、廃棄物がかさばり多くなるとともに著しく不経済
である。本発明の目的は、空間容積が小さいわりに淵材
面積が大きくしたがつて低圧損でかつ長寿命のエアフィ
ルタ装置を提供することにある。

本発明の他の目的は、フィルタエレメント毎の交換が容
易でありしたがつて運送費が安く、ランニングコストが
安くしかも廃棄物の少い著しく経済的なサイドローディ
ング方式のエアフィルタ装置を提供することにある。本
発明のさらに他の目的は、簡単な構造でありながらフィ
ルタエレメント同士およびフィルタエレメントとケーシ
ング内面との気密性が確実で、したがつてエアリークの
ないエアフィルタ装置を提供することにある。以下に本
発明を実施例にもとづいて図面を参照しつつ詳述する。

本発明装置は、第１図ａ−ｃに示すように、側面に開閉
ドア１１を備えたケーシング１と、このケーシング１に
ドア１１を介して収容されるプレフィルタエレメント２
およびメインフィルタエレメント３を有する。

このケーシング１は、例えば鉄でなり、その前面１１１
が淵過すべき空気流の上流側に位置し、その背面１１２
が下流側に位置する。プレフィルタ２は、例えばグラス
ファイバーなどの枦材でなる平板状のものであり、ケー
シング前面１１１のプレフィルタエレメント装着部１２
０を介してケーシング前面に着脱可能でかつ．気密状に
収容される。このプレフィルタエレメント装着部１２０
は、例えばガスケットなどのパッキンを設けた溝でなる
。この溝に、フレーム２１にガスケット２２を設けた平
板状プレフィルタエレメント２がスライド可能様でかつ
気密状にはめＳこまれる。プレフィルタエレメント２同
士およびプレフィルタエレメント２とケーシング内面と
は、ケーシングドア１１を閉鎖することにより、ケーシ
ングに気密状に圧接されうる。上記メインフィルタエレ
メント３はこのプレフイルタエレメクント２の後方に配
置される。個々のメインフィルタエレメント３も第２図
に示すように実質的に平板状に形成され、グラスベーパ
ーなどを枦材とするセパレータタイプのミニプリーツフ
イルタ３０とフレーム３１でなる。このメインフィルタ
戸材は上記プレフィルタ枦材よりも高い枦過性能を有す
る。メインフィルタエレメント３のフレーム３１にもそ
の外側にガスケット３１１などのパッキンが設けられて
いる。複数枚のメインフィルタエレメント３が、その酒
過面が正面方向すなわち空気流の方向に向くよう、ケー
シング１内の上方から下方に向つてジグザグ状にケーシ
ング内にとりつけられる。各メインフィルタエレメント
３は、ノケーシング１内に取りつけたメインフィルタエ
レメント装着部１３０を介して相互に気密状でかつ着脱
可能様に連結される。また、ドア１１の内面も同じくガ
スケット３１２を貼り付けておくことが、エレメントと
ドア内面との気密性をより確実に達成するうえで推奨さ
れる。ガスケットは、通常、繊維状マット、クロロプレ
ンなどの弾性のあるゴムまたはプラスチックなどの発泡
体から選定される。メインフィルタエレメント３の側面
は、ケーシングドア１１の閉鎖により、そのガスケット
３１２およびガスケット３１１を介して並列する隣接の
メインフィルタエレメントおよびケーシング１の内面に
気密状に圧接する。上記メインフィルタエレメント装着
部１３０は、例えば第３図に示すように、クランプ機構
４である。

クランプ機構４は、クランプ４０とクランプ係合部材４
１でなる。クランプ４０はメインフィルタエレメント３
のガスケット３１１をスライド可能様でかつ気密状に保
持する。クランプ係合部材４１は一対のクランプ４０，
４０を気密状に連結しかつケーシング１の適当な箇所に
固定する。このクランプ係合部材４１によるクランプの
連結角度により、メインフィルタエレメント３をジグザ
グ状にケーシング１にとりつけるときのメインフィルタ
エレメントのろ過面の空気流に対する傾斜角度が決まる
。上記クランプ４０は、チャンネル４２とチャンネル内
に取りつけたスプリングなどの弾性材４３と一端が枢軸
固定され他端がこの弾性体４３のばね力により応動する
スラツプ４４とを有する。

メインフィルタエレメント３を装着部１３０に装着する
ことにより、チャンネル４２内に挿入されるメインフィ
ルタガスケット３１１は、このスラツプ４４を介して弾
性材４３のばね力によりチャンネル内壁に気密状に押圧
される。その結果、メインフイルタエレメント３はクラ
ンプ４０に気密状にとりつけられる。ガスケット３１１
をクランプ４０から解放するには、スラツプ４４を弾性
材４３のばね圧に抗して押しもどしガスケット３１１が
チャンネル内壁から離脱した位置でスラツプ４４が仮止
めされる。この仮止めは、例えばスラツプ係止用突子を
設けたリスラツプ回動中心４４０に二重構造のストッパ
ーねじを設けるなどの通常よく用いられる手段により、
容易になされうる。クランプ４０は、チャンネル４２を
介して係合部材４１にスライド可能様にとりつけられる
。係合部材４１とチャンネル４２との間にはシール材４
１０が設けられ、両者を気密状に保持している。係合部
材４１は、一方、ケーシング１内の適当な箇所に固定さ
れている。本発明装置の一仕様例を表１に示す。

表の１■ョ値は、ケーシングに収容されるメインフィル
タエレメントが２枚一組で形成する側面■形状の数を示
す。

１列ョ値は、メインフィルタエレメントが並列に隣接す
る数を示す。

本発明装置のフィルタエレメント２，３の一仕様例を表
２に示す。

）本発明装置のハウジング１に上記プレおよびメインフィ
ルタエレメント２，３を装着するには、まず、ケーシン
グドア１１を開く。

次いで、第１図ｂに示すように、メインフィルタエレメ
ント３を対応メインフィルタエレメント装着部１３０に
装着しジグザグ状のフィルタユニットを形成する。装着
部１３０がクランプ機構４であるときには、第３図に示
すように、メインフィルタエレメント３のガスケット３
１１が対応クランプ４０に挿入される。同様に、プレフ
ィルタエレメント２をプレフィルタエレメント装着部１
２０に装着する。これらフィルタエレメントの装着が完
了すると、ケーシング下ア１１を閉鎖する。ドア１１の
閉鎖により、装着した全フィルタエレメントは、並列に
隣接するフィルタエレメント同士およびフィルタエレメ
ントとケーシング内面とが気密状に圧接し合う。このよ
うにしてフィルタエレメントをケーシング１内に収容し
得られる本発明装置は、プレフィルタｐ過面の露出する
ケーシング前面１１１が空気流の上流側に、メインフィ
ルタろ過面後方のケーシング背面１１２が下流側に置す
るよう配置され、空気のろ過に供される。空気流はプレ
フィルタエレメントろ過前およびメインフィルタエレメ
ントＰ過面を順次経てろ過される。ろ過された空気はケ
ーシング背面１１２から系外へ流出してゆく。本発明装
置は、このような構成と機能を有するため、前記目的に
対応する著しく優れた効果を奏しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａは本発明装置の一実施例を説明する斜視図、第
１図ｂおよびｃは、それぞれ、ケーシング１にメインフ
ィルタエレメント３およびプレフィルタエレメント２を
装着する状態を説明する斜視図、第２図はメインフィル
タエレメント３の一実施例の斜視図、および第３図はメ
インフィルタエレメント装着部１３０の一実施例のクラ
ンプ機構４の要部側面図である。１・・・・・・ケーシング、２・・・・・・プレフィル
タエレメント、３・・・・・・メインフィルタエレメン
ト、４・・・・・・クランプ機構、１１・・・・・・ド
ア、２１，３１・・・・・・フレーム、４０・・・・・
・クランプ、４１・・・・・・クランプ係合部材、４２
・・・・・・チャンネル、４３・・・・・・弾性材、４
４・・・・・・スラツプ、３１１，３１２・・・・・・
ガスケット。

Claims

【特許請求の範囲】

１（１）側面に開閉ドアを有するケーシングと、（２）
該ドアを介して該ケーシングの前面に収容される平板状
プレフイルタエレメントと、（３）該プレフイルタエレ
メントの後方に位置するよう該ドアを介して該ケーシン
グに収容される複数の平板状メインフィルタエレメント
と、を有し、（４）該プレフイルタエレメントは、該ハ
ウジング前面のプレフイルタエレメント装着部を介して
該ケーシングに着脱可能でかつ気密状に収容され、（５
）該メインフィルタエレメントは、該プレフイルタエレ
メントの後方において、濾過面が正面を向くようケーシ
ングのメインフィルタエレメント装着部を介してジグザ
グ状に配置され各メインフィルタエレメントは着脱可能
でかつ相交差し合うエレメント同士は気密状に連結され
、（６）該プレフイルタエレメント装着部は、ガスケッ
トを設けた溝であり、該プレフイルタエレメントのフレ
ームが該溝にスライド可能でかつ気密状に係合され、（
７）該メインフィルタエレメント装着部は、クランプと
クランプ係合部材でなるクランプ機構であり、該クラン
プは該メインフィルタエレメントのフレームのガスケッ
トをスライド可能に気密状に保持し、そして該クランプ
係合部材は一対の該クランプをシール材を介して気密状
に連結するとともに該クランプをケーシングに固定し、
（８）該メインフィルタエレメントの側面にはガスケッ
トが設けられており、このガスケットにより、メインフ
ィルタエレメント側同士およびメインフィルタエレメン
ト側面とドア内面とが気密状に連結され、ハウジング内
に収容された該プレおよびメインフィルタエレメントを
、該ケーシングドアを閉鎖することにより、ケーシング
内面に気密状に押圧し、空気流が該ケーシング前面の該
プレフイルタエレメントの濾過面およびメインフィルタ
エレメントの濾過面を順次経、濾過された空気が該ケー
シング背面から系外へ流出するよう構成したエアフィル
タ装置。