JP2009093400A - 監視システム - Google Patents

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利徳 米須
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理惠子 浅井
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雅弘 山本
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Abstract

【課題】通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを把握することができる監視システムを得ること。
【解決手段】監視システム1は、児童が所持するタグ10が事前に予定したルート以外のルート上にあるアクセスポイントで検出された場合、そのことを当該児童の保護者の携帯電話に電子メールで通知するだけでなく、例えば、当該タグ10の検出時刻や当該検出したアクセスポイントの位置や当該検出時刻とほぼ同時刻に当該アクセスポイントで検出された他の児童などに関する情報も、当該保護者の携帯電話に電子メールで通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視システムに関する。
監視システムに関する従来の技術としては、(特許文献1)や(非特許文献1)が存在する。
(非特許文献1)には、ネットワークセキュリティ技術を導入した街角見守りセンサーシステムが開示されている。街角見守りセンサーシステムは、子供のランドセルに装着した電子タグと、学校の校門や通学路や街中に設置した見守りセンサー(電子タグリーダおよびIPカメラからなるもの)と、メールサーバと、Webサーバと、管理用データベースサーバと、で構成され、子供が携帯しているランドセルに装着した電子タグと連動して各見守りセンサーが子供の登下校状況を把握する。これにより、子供の通過履歴や通過画像をWebやメールで保護者が確認することができる。
しかし、(非特許文献1)によれば、児童が見守りセンサーを通過する度にその様子を保護者に通知するので、必要以上に多くの通知が保護者に送られる虞がある。
そこで、(特許文献1)には、児童の行動予定から計算された登校完了予想時刻を超えて所定の時間経過しても登校未了の場合や、児童の行動予定から計算された下校完了予想時刻を超えて所定の時間経過しても下校未了の場合に、保護者に対する通報を行う児童防犯通報システムが開示されている。これにより、児童の防犯に関し、適切なタイミングで保護者に注意を喚起することができる。
特開2005−182469号公報 松下電器産業株式会社が開発した街角見守りセンサーシステムに関するホームページ"http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060601−2/jn060601−2.html"
しかしながら、(特許文献1)によれば、児童の行動が所定の条件から外れた場合にそのことを単に保護者に通知するのみなので、保護者は、送られてきた通知の重大性や危険性などを把握することが困難であるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを把握することができる監視システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、上述した目的を達成するために、本発明において、読取器は、無線通信器から通信器識別情報を読み取り、当該読み取った時刻である読取時刻を取得し、読み取った通信器識別情報、取得した読取時刻および予め記憶した読取器識別情報を情報処理装置に送信し、情報処理装置は、読取器から送信された通信器識別情報、読取時刻および読取器識別情報を受信し、受信した通信器識別情報を含む通信器管理情報を検索したり受信した読取器識別情報を含む読取器管理情報を検索したりし、検索した通信器管理情報が受信した読取器識別情報を含むか否かを判定し、その判定結果が、受信した読取器識別情報を含まないというものであった場合、予め設定した読取器以外のものが無線通信器を検出したことを、検索した読取器管理情報を構成する設置場所情報および受信した読取時刻と共に、検索した通信器管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先に通知するものである。
また、本発明において、読取器は、外部からの操作を受けると、無線通信器から通信器識別情報を読み取り、当該読み取った時刻である読取時刻を取得し、無線通信器の所持者が異常を知らせていることを示す異常通報を、読み取った通信器識別情報、取得した読取時刻および予め記憶した読取器識別情報と共に情報処理装置に送信し、情報処理装置は、読取器から送信された異常通報、通信器識別情報、読取時刻および読取器識別情報を受信し、受信した通信器識別情報を含む通信器管理情報を検索したり受信した読取器識別情報を含む読取器管理情報を検索したりし、受信した異常通報を、検索した読取器管理情報を構成する設置場所情報および受信した読取時刻と共に、検索した通信器管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先に通知するものである。
本発明によれば、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを把握することができる監視システムが得られる。
第1の発明の監視システムは、無線通信器と、所定の場所に設置した複数の読取器と、前記読取器と通信可能に接続された情報処理装置と、で構成された監視システムにおいて、前記無線通信器は、当該無線通信器を一意に識別するための通信器識別情報を記憶する通信側記憶手段を備え、各々の前記読取器は、当該読取器を一意に識別するための読取器識別情報を記憶する読取側記憶手段と、前記無線通信器で記憶した前記通信器識別情報を読み取る読取手段と、時を計る計時手段と、前記読取手段で前記通信器識別情報を読み取った時刻である読取時刻を前記計時手段から取得する取得手段と、前記読取手段で読み取った前記通信器識別情報、前記取得手段で取得した前記読取時刻および前記読取側記憶手段で記憶した前記読取器識別情報を、前記情報処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記読取器識別情報と前記読取器の設置場所に関する設置場所情報とを関連付けてなる複数の読取器管理情報、および前記通信器識別情報と予め設定した1つまたは複数の前記読取器識別情報と情報の通知先に関する予め設定した通知先情報とを関連付けてなる複数の通信器管理情報を記憶する処理側記憶手段と、前記読取器から送信された前記通信器識別情報、前記読取時刻および前記読取器識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記通信器識別情報を含む前記通信器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したり、前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含む前記読取器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したりする検索手段と、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報が前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含むか否かを判定する判定手段と、前記判定手段での判定結果が、前記受信した前記読取器識別情報を含まないというものであった場合、予め設定した前記読取器以外のものが前記無線通信器を検出したことを、前記検索手段で検索した前記読取器管理情報を構成する前記設置場所情報および前記受信手段で受信した前記読取時刻と共に、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報を構成する前記通知先情報で特定される前記通知先に通知する通知手段と、を備えたことを特徴としたものである。この構成により、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを把握することができるという作用を有する。
第2の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記通信器管理情報を構成する各々の前記読取器識別情報には、前記通信器識別情報を読み取る予定の時間である読取予定時間がさらに関連付けられており、前記判定手段は、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報を構成する前記読取予定時間が前記受信手段で受信した前記読取時刻を含むか否かをさらに判定し、前記通知手段は、前記判定手段での前記判定結果が、前記受信した前記読取器識別情報を含まず且つ前記受信した前記読取時刻を含むというものであった場合、予め設定した前記読取器以外のものが前記予定の時間に前記無線通信器を検出したことをさらに通知することを特徴としたものである。この構成により、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを把握することができるという作用を有する。
第3の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記処理側記憶手段は、前記受信手段で受信した前記通信器識別情報、前記読取時刻および前記読取器識別情報を関連付けてなる1つまたは複数の読取履歴情報をさらに記憶し、前記通信器管理情報は、前記無線通信器の所持者に関する所持者情報をさらに関連付けてなり、前記検索手段は、前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含み且つ前記受信手段で受信した前記読取時刻から所定時間遡った前記時刻までに該当する前記読取時刻を含む前記読取履歴情報を、前記処理側記憶手段からさらに検索し、検索した前記読取履歴情報を構成する前記通信器識別情報と関連付けられている前記所持者情報を、前記処理側記憶手段からさらに検索し、前記通知手段は、前記検索手段で検索した前記所持者情報をさらに通知することを特徴としたものである。この構成により、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などをさらに詳細に把握することができるという作用を有する。
第4の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記読取器を設置した場所に当該読取器と対応付けて設置され、当該読取器と通信可能に接続された複数のカメラをさらに備えて構成され、前記取得手段は、前記カメラから画像をさらに取得し、前記送信手段は、前記画像を前記情報処理装置にさらに送信し、前記受信手段は、前記画像をさらに受信し、前記通知手段は、前記判定手段での前記判定結果が、前記受信した前記読取器識別情報を含まないというものであった場合、前記受信手段で受信した前記画像をさらに通知することを特徴としたものである。この構成により、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などをさらに詳細に把握することができるという作用を有する。
第5の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記情報処理装置と通信可能に接続されたGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)端末をさらに備えて構成され、前記通信器管理情報は、前記GPS端末を一意に識別するためのGPS識別情報をさらに関連付けてなり、前記受信手段は、前記GPS端末から定期的に発信された当該GPS端末の位置に関するGPS位置情報および前記GPS識別情報をさらに受信し、前記検索手段は、前記受信手段で受信した前記GPS識別情報を含む前記通信器管理情報を前記処理側記憶手段からさらに検索し、検索した前記通信器管理情報を構成する前記読取器識別情報を含む前記読取器管理情報を前記処理側記憶手段からさらに検索し、前記判定手段は、前記検索手段で検索した前記読取器管理情報を構成する前記設置場所情報に前記受信手段で受信した前記GPS位置情報が含まれるか否かをさらに判定し、前記通知手段は、前記判定手段での前記判定結果が、前記GPS位置情報が含まれないというものであった場合、そのことを、前記受信手段で受信した前記GPS位置情報と共にさらに通知することを特徴としたものである。この構成により、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などをさらに詳細に把握することができるという作用を有する。
第6の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記読取器は、外部からの操作を受けると、前記無線通信器の所持者が異常を知らせていることを示す異常通報を、前記読取手段で読み取った前記通信器識別情報、前記取得手段で取得した前記読取時刻および前記読取側記憶手段で記憶した前記読取器識別情報と共に、前記情報処理装置に送信する異常通報手段をさらに備え、前記受信手段は、前記読取器から送信された前記異常通報をさらに受信し、前記通知手段は、前記異常通報をさらに通知することを特徴としたものである。この構成により、無線通信器の所持者は自らの行為で異常通報を保護者に発することができるので当該所持者はその行為によって安堵感を得ることができ、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを容易に把握することができるという作用を有する。
第7の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記通信側記憶手段は、前記通知先情報をさらに記憶し、前記読取器は、外部からの操作を受けると、前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先に音声メッセージを発信する、または前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先と音声通話が可能な状態にする音声通信手段をさらに備えたことを特徴としたものである。この構成により、保護者は無線通信器の所持者からのメッセージを聞いたり当該所持者と直接会話したりすることができ、その結果、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを直接把握することができるという作用を有する。
第8の発明の監視システムは、無線通信器と、所定の場所に設置した複数の読取器と、前記読取器と通信可能に接続された情報処理装置と、で構成された監視システムにおいて、前記無線通信器は、当該無線通信器を一意に識別するための通信器識別情報を記憶する通信側記憶手段を備え、各々の前記読取器は、当該読取器を一意に識別するための読取器識別情報を記憶する読取側記憶手段と、前記無線通信器で記憶した前記通信器識別情報を読み取る読取手段と、時を計る計時手段と、前記読取手段で前記通信器識別情報を読み取った時刻である読取時刻を前記計時手段から取得する取得手段と、外部からの操作を受けると、前記無線通信器の所持者が異常を知らせていることを示す異常通報を、前記読取手段で読み取った前記通信器識別情報、前記取得手段で取得した前記読取時刻および前記読取側記憶手段で記憶した前記読取器識別情報と共に、前記情報処理装置に送信する異常通報手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記読取器識別情報と前記読取器の設置場所に関する設置場所情報とを関連付けてなる複数の読取器管理情報、および前記通信器識別情報と情報の通知先に関する予め設定した通知先情報とを関連付けてなる複数の通信器管理情報を記憶する処理側記憶手段と、前記読取器から送信された前記異常通報、前記通信器識別情報、前記読取時刻および前記読取器識別情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記通信器識別情報を含む前記通信器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したり、前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含む前記読取器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したりする検索手段と、前記受信手段で受信した前記異常通報を、前記検索手段で検索した前記読取器管理情報を構成する前記設置場所情報および前記受信手段で受信した前記読取時刻と共に、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報を構成する前記通知先情報で特定される前記通知先に通知する通知手段と、を備えたことを特徴としたものである。この構成により、無線通信器の所持者は自らの行為で異常通報を保護者に発することができるので当該所持者はその行為によって安堵感を得ることができ、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを容易に把握することができるという作用を有する。
第9の発明の監視システムは、前記の発明の監視システムにおいて、前記通信側記憶手段は、前記通知先情報をさらに記憶し、前記読取器は、外部からの操作を受けると、前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先に音声メッセージを発信する、または前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先と音声通話が可能な状態にする音声通信手段をさらに備えたことを特徴としたものである。この構成により、保護者は無線通信器の所持者からのメッセージを聞いたり当該所持者と直接会話したりすることができ、その結果、通知を受けた保護者はその重大性や危険性などを直接把握することができるという作用を有する。
以下、本発明にかかる監視システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態により本発明が限定されるものではない。
[1.本実施の形態の概要]
本実施の形態にかかる監視システム(本実施の形態では、本システムと記す場合がある。)の概要(その1〜その8)について、図1〜図8を参照して説明する。
図1は、本システムの概要(その1)を示す図である。図1において、符号1は監視システムであり、符号10はRFID(Radio Frequency Identification)タグ(本実施の形態では、タグと記す場合がある。)であり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークである。
本システム1は、複数のタグ10と、複数のリーダ11と、管理サーバ12と、リーダ11と管理サーバ12とを通信可能に接続するネットワーク13と、で構成される。タグ10は、例えば、ランドセルのなど児童の所持品に取り付けられる。リーダ11は、例えば、児童の自宅から学校までの通学経路を含む地域や地区一帯に設置される。本実施の形態では、リーダ11を設置した場所を“アクセスポイント”と記す場合がある。リーダ11は、タグ10を検出すると、当該タグ10で記憶したID(タグID)を読み取り、読み取ったタグID、その読取時刻、および当該リーダ11で記憶したID(リーダID)を管理サーバ12に送信する。
まず、児童の保護者は、アクセスポイント通過スケジュールを児童単位で管理サーバ12に登録する。アクセスポイント通過スケジュールは、児童が通過するアクセスポイントごとに、その通過順序や、それを通過する時間・時刻などを規定した情報である。アクセスポイントを通過する時間を、例えば或るアクセスポイントから次のアクセスポイントを通過するまでの時間の差分で登録した場合、タグ10を検出したアクセスポイントの位置が適正であるか否かについては、当該アクセスポイントに関する情報と、当該タグ10を直前に検出したアクセスポイントに関する情報との差分から判断する。
アクセスポイント通過スケジュールは、例えば保護者の自宅に設置されているパーソナルコンピュータ(PC)から登録することができる。そして、その登録を行う場合、例えば、所定の設定画面を介して、登録したいアクセスポイントを、そのIDで指定してもよく、またそれを含むエリア(例えば地区名や地域名や番地など)などで指定することができる。
本システム1は、アクセスポイント通過スケジュールで登録したアクセスポイントと異なるアクセスポイントでタグ10を検出した場合、そのことを保護者の携帯電話に電子メールで通報(通知)すると共に、例えば、当該タグ10を検出したアクセスポイントの位置に関する情報(具体的には住所(例えば番地)や地図など)や当該タグ10を検出した時刻(検出時刻)なども併せて通報する。具体的には、タグ10を検出したリーダ11は、当該リーダ11のID(リーダID)を管理サーバ12に通知する。そして、管理サーバ12は、リーダ11から通知されたリーダIDに基づいて、当該リーダIDに対応するリーダ11の設置位置に関する情報(具体的には住所(例えば番地)や地図など)を得る。そして、管理サーバ12は、得たリーダ11の設置位置に関する情報を保護者の携帯電話に電子メールで通知する。
また、本システム1は、アクセスポイント通過スケジュールで登録したエリアと異なるエリアで、タグ10が、当該スケジュールで登録した予定時間に検出された場合、そのことを保護者の携帯電話に電子メールで通報する。
また、本システム1は、アクセスポイントでタグ10が検出された場合、例えば、当該アクセスポイントでほぼ同時刻(例えば検出時から過去2〜3分以内)に検出された他のタグ10に関する情報を、保護者の携帯電話に電子メールで通報する。なお、当該他のタグ10に関する情報としては、具体的には、当該他のタグ10のID(タグID)や、当該他のタグ10を所持する児童の名前やその児童が在籍する学校名やその児童の学年などに関する同伴者情報などが挙げられる。
また、本システム1は、アクセスポイント通過スケジュールで登録したエリア内のアクセスポイントでタグ10が検出された場合、例えば、当該アクセスポイントの位置に関する情報(具体的には住所(例えば番地)や地図など)や同伴者情報などを、保護者の携帯電話に電子メールで通報する。
また、本システム1は、アクセスポイント通過スケジュールで登録したエリア内のアクセスポイントでタグ10を検出した検出時刻が当該スケジュールで登録した予定時間から大幅に遅れていた場合、例えば同伴者情報などを、保護者の携帯電話に電子メールで通報する。
図2は、本システムの概要(その2)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図2において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークであり、符号14はカメラである。
本システム1は、複数のタグ10と、リーダ11およびカメラ14の複数のセットと、管理サーバ12と、ネットワーク13と、で構成される。カメラ14は、リーダ11と通信可能に接続され、リーダ11と共にアクセスポイントに設置される。リーダ11は、タグ10を検出するとカメラ14から画像を取得する。リーダ11は、読み取ったタグID、その読取時刻およびリーダIDに加え、カメラ14で撮像した画像も管理サーバ12に送信する。
本システム1は、児童がアクセスポイント通過スケジュールに反して行動した場合(例えば、アクセスポイント通過スケジュールで登録したアクセスポイントと異なるアクセスポイントでタグ10が検出された場合)、そのことを保護者の携帯電話に電子メールで通報すると共に、カメラ14で撮影した画像などを、保護者の携帯電話に電子メールで併せて通報する。
また、本システム1は、児童の現在位置を調べるよう保護者から携帯電話を介して要求された場合、当該要求の際に保護者が指定したタグIDの現在位置を調べると共に、当該タグIDと関連する画像を検出し、それらを保護者の携帯電話に電子メールで通知する。なお、本システム1は、タグIDと関連する画像を検出できなかったときは、過去に検出した画像や同伴者情報などを保護者の携帯電話に電子メールで通知する。
図3は、本システムの概要(その3)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図3において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークであり、符号14はカメラであり、符号15はGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)端末である。
本システム1は、タグ10およびGPS端末15の複数のセットと、リーダ11およびカメラ14の複数のセットと、管理サーバ12と、ネットワーク13と、で構成される。カメラ14は、リーダ11と共にアクセスポイントに設置される。GPS端末15は、タグ10と共に児童の所持品に取り付けられる。GPS端末15は、定期的に位置情報を管理サーバ12へ発信する。
本システム1は、児童の行動パターンがアクセスポイント通過スケジュールと大きく異なり、さらにGPS端末15で得た当該児童の位置情報が当該スケジュールで登録したエリア外である場合、例えば、GPS端末15で得たその児童の位置情報や同伴者情報などを、保護者の携帯電話に電子メールで通報する。なお、本システム1は、児童の行動パターンがアクセスポイント通過スケジュールと大きく異なるものの、GPS端末15で得た当該児童の位置情報が当該スケジュールで登録したエリア内である場合は、通報しない。
また、本システム1は、タグ10を所持する児童が管理サーバ12へ緊急通報した時には、例えばカメラ14で撮影した画像などを、保護者の携帯電話に電子メールで通報する。なお、本システム1は、タグ10を所持する児童以外の者(例えば住民や通行人)が管理サーバ12へ緊急通報した時には、セキュリティの観点から、カメラ14で撮影した画像を通報しない。
図4は、本システムの概要(その4)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図4において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダである。
リーダ11は、タグ10を所持する児童が何らかの異常を訴えていることを管理サーバ12へネットワーク13経由で通報する異常通報手段をさらに備える。リーダ11は、自動販売機に取り付けられる。リーダ11が取り付けられた自動販売機の所定の位置には、当該リーダ11が備える異常通報手段を作動させるための作動ボタン(通報ボタン)が取り付けられている。
本システム1は、タグ10を所持する児童が通報ボタンを押すと、例えば、アクセスポイントの位置に関する情報やタグID、同伴者情報などを、保護者の携帯電話や地域コミュニティーで設けたパーソナルコンピュータに電子メールで通報する。
また、リーダ11は、IP電話のような音声通信手段をさらに備える。リーダ11が取り付けられた自動販売機の所定の位置には、当該リーダ11が備える音声通信手段を作動させるための作動ボタン(通信ボタン)が取り付けられている。
本システム1は、タグ10を所持する児童が通信ボタンを押すと、当該タグ10のタグIDを読み取り、それに基づいて、保護者の携帯電話に音声メッセージを通知する。本システム1は、タグ10を所持する児童が通信ボタンを押すと、当該タグ10のタグIDを読み取り、それに基づいて、リーダ11と保護者の携帯電話との間で音声通話ができる状態にする。
図5は、本システムの概要(その5)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図5において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークである。
例えば学校への通学の場合、アクセスポイント通過スケジュールに登録するアクセスポイントを、エリア単位で指定することができる。
本システム1は、アクセスポイント通過スケジュールで登録したアクセスポイントから外れたアクセスポイントでタグ10を検出した場合(例えば、登録したエリア内のアクセスポイント内での差分時間設定から外れた場合)、そのことを保護者の携帯電話に電子メールで通報すると共に、例えば、当該外れたアクセスポイントの位置に関する情報(具体的には住所(例えば番地)や地図など)や当該タグ10が検出された時刻(検出時刻)などを併せて通報する。
本システム1は、児童の通学スタートポイントから、途中の通学経路で検出したタグIDおよび位置情報に基づいて差分時間を判定し、アクセスポイント通過スケジュールで登録したエリア内か外かを判定する。本システム1は、アクセスポイント通過スケジュールで登録したエリア外と判定した場合、そのことを保護者に通報する。
本システム1では、リーダ11の位置を登録した時、当該登録した位置の差分に応じた移動時間を管理サーバ12で計算することができる。
本システム1では、例えば児童の移動手段(例えば自転車、徒歩、自動車など)や移動速度などを設定することができる。これにより、家から学校までの時間管理だけでなく、家からその他の場所への移動を監視することもできる。
本システム1では、アクセスポイント通過スケジュールに反しているか否かの判定において、出発地点−目的地点の時間管理設定を優先することができる。その場合、出発地点−目的地点の移動設定時間に対し、途中経路は、距離に応じた時間差が設定される。
図6は、本システムの概要(その6)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図6において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークである。
本システム1では、自宅がアクセスポイントではない場合(自宅にリーダ11が設置されてない場合)、通学スタート時のアクセスポイントに関する情報を管理サーバ12が認識できないので、当該スタート時を知らせる情報を保護者の携帯電話から電子メールで管理サーバ12に通知したり、当該スタート時を知らせる情報を予め管理サーバ12に登録しておいたりすることができる。
本システム1では、下記のような週の行動スケジュールや、複数の帰路エリアに関する情報を、管理サーバ12に登録することができる。
(例)月曜日:学校→家
火曜日:学校→塾→家
水曜日:学校→塾→家
木曜日:学校→水泳→家
図7は、本システムの概要(その7)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図7において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークである。
本システム1では、児童からの異常通報時に管理エリア1の管理サーバ12が検索したタグIDなどの情報が古い場合、当該管理サーバ12が、当該管理エリア1以外の管理エリア(例えば管理エリア2)の管理サーバ12に当該タグIDの位置情報を問い合わせ、管理エリア2の管理サーバ12が指定IDの位置情報を検出し、それを管理エリア1の管理サーバ12に送信する。
図8は、本システムの概要(その8)を示す図である。なお、ここでは、上述した説明と重複するものを省略する場合がある。図8において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークである。
本システム1は、タグIDが検出されたアクセスポイントに関する情報を、保護者に電子メールで通知する。本システム1は、デパートのような商業施設やバス停や駅のような交通施設での位置検出機能との連携により、アクセスポイントに関する情報やその商業施設に関する広告情報を、保護者に電子メールで通知する。
これにより、行方不明になった子供(児童)を探し出すことができる。また、商業施設などとの連携により、保護者は、アクセスポイントに関する情報を入手することができると同時に、その商業施設などの広告情報も入手することができる。また、商業施設側は、子供の見守り情報と共に広告も配信することができる。なお、本システム1は、保護者の携帯電話に広告が多数配信されるのを防ぐために、必要な広告のみを選択することができる。
[2.システム構成]
本システムの構成について、図9から図15を参照して説明する。
図9は、本システムの全体構成の一例を示す図である。図9において、符号1は監視システムであり、符号10はタグであり、符号11はリーダであり、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークであり、符号14はカメラであり、符号15はGPS端末である。
本システム1は、タグ10およびGPS端末15の複数のセットと、リーダ11およびカメラ14の複数のセットと、管理サーバ12と、ネットワーク13と、で構成される。
タグ10は、本発明の無線通信器に相当するものであり、本発明の通信側記憶手段に相当する記憶部10aを備える。タグ10およびGPS端末15のセットは、所定の所持者(例えば児童など)の所持品に取り付けられる。記憶部10aは、当該タグ10固有のID(タグID:本発明の通信器識別情報に相当)を記憶する。記憶部10aは、例えば前記所持者の保護者が所有する携帯電話の電子メールアドレスや電話番号などの通知先に関する通知先情報(本発明の通知先情報に相当)をさらに記憶してもよい。タグ10は、パッシブタイプのものでもよく、アクティブタイプのものでもよい。GPS端末15は、本発明のGPS端末に相当するものであり、当該GPS端末15の位置に関するGPS位置情報(本発明のGPS位置情報に相当)、当該GPS位置情報を受信した受信時刻、当該GPS端末15固有のID(GPS−ID:本発明のGPS識別情報に相当)を定期的に管理サーバ12に発信する。
図10は、本システムを構成するリーダ11の構成の一例を示すブロック図であり、当該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。図10において、符号11はリーダであり、符号13はネットワークであり、符号14はカメラである。図10において、符号11aは記憶部であり、符号11bは読取部であり、符号11cは計時部であり、符号11dは取得部であり、符号11eは送信部であり、符号11fは異常通報部であり、符号11gは通報ボタンであり、符号11hは音声通信部であり、符号11iは通信ボタンである。
リーダ11は、本発明の読取器に相当するものであり、ネットワーク13経由で管理サーバ12と通信可能に接続されている。リーダ11は、本発明のカメラに相当するカメラ14と通信可能に接続されている。リーダ11は、図示の如く、大別して、本発明の読取側記憶手段に相当する記憶部11aと、本発明の読取手段に相当する読取部11bと、本発明の計時手段に相当する計時部11cと、本発明の取得手段に相当する取得部11dと、本発明の送信手段に相当する送信部11eと、本発明の異常通報手段に相当する異常通報部11fと、通報ボタン11gと、本発明の音声通信手段に相当する音声通信部11hと、通信ボタン11iと、を備える。
記憶部11aは、当該リーダ11固有のID(リーダID:本発明の読取器識別情報に相当)を記憶する。読取部11bは、タグ10で記憶したタグIDや通信先情報を読み取る。計時部11cは時を計る。取得部11dは、タグIDを読み取った読取時刻(本発明の読取時刻に相当)を計時部11cから取得したり、カメラ14で撮像した画像(本発明の画像に相当)を取得したりする。送信部11eは、読取部11bで読み取ったタグID、取得部11dで取得した読取時刻や画像および記憶部11aで記憶したリーダIDを、管理サーバ12にネットワーク13経由で送信する。異常通報部11fは、通報ボタン11gが押されると、タグ10の所持者が異常を知らせていることを示す所定の異常通報を、読取部11bで読み取ったタグID、取得部11dで取得した読取時刻や画像および記憶部11aで記憶したリーダIDと共に管理サーバ12にネットワーク13経由で送信する。通報ボタン11gは、異常通報部11fを作動させるためのスイッチである。音声通信部11hは、通信ボタン11iが押されると、当該タグIDに対応する通知先情報で特定される通知先(例えば携帯電話)に所定の音声メッセージを発信する、または当該タグIDに対応する通知先情報で特定される通知先(例えば携帯電話)とリーダ11との間で音声通話が可能な状態にする。
図11は、本システムを構成する管理サーバ12の構成の一例を示すブロック図であり、当該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。図11において、符号12は管理サーバであり、符号13はネットワークである。図11において、符号12aは制御部であり、符号12bは記憶部であり、符号12cは通信インターフェース部であり、符号12dは入出力インターフェース部であり、符号12eは入力装置であり、符号12fは出力装置である。図11において、符号12a1は受信部であり、符号12a2は検索部であり、符号12a3は判定部であり、符号12a4は通知部である。図11において、符号12b1は、リーダ管理情報ファイルであり、符号12b2はタグ管理情報ファイルであり、符号12b3は読取履歴情報ファイルであり、符号12b4はGPS情報ファイルである。
管理サーバ12は、リーダ11とネットワーク13経由で通信可能に接続されている。管理サーバ12は、GPS端末15と通信可能に接続されている。管理サーバ12は、大別して、本発明の受信手段、検索手段、判定手段および通知手段を含む制御部12aと、本発明の処理側記憶手段に相当する記憶部12bと、通信インターフェース部12cと、入出力インターフェース部12dとで構成されており、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
記憶部12bは、各種のデータベースやテーブルやファイルなどを格納する。記憶部12bは、ストレージ手段であり、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ装置や、HD(Hard Disk:ハードディスク)のような固定ディスク装置や、フレキシブルディスクや、光ディスク等を用いることができる。記憶部12bは、図示の如く、大別して、本発明の読取器管理情報を含むリーダ管理情報ファイル12b1と、本発明の通信器管理情報を含むタグ管理情報ファイル12b2と、本発明の読取履歴情報を含む読取履歴情報ファイル12b3と、GPS情報ファイル12b4と、を格納する。
リーダ管理情報ファイル12b1は、本発明の読取器管理情報に相当するリーダ管理情報を格納する。リーダ管理情報は、リーダIDと、本発明の設置場所情報に相当する設置場所情報とからなる。設置場所情報は、リーダ11の設置場所(アクセスポイント)に関する情報(例えば住所や地図など)である。ここで、リーダ管理情報ファイル12b1に格納される情報について図12を参照して説明する。図12は、リーダ管理情報ファイル12b1に格納される情報の一例を示す図である。図12に示すように、リーダ管理情報ファイル12b1は、リーダIDと設置場所情報とを相互に関連付けて格納する。
図11に戻り、タグ管理情報ファイル12b2は、本発明の通信器管理情報に相当するタグ管理情報を格納する。タグ管理情報は、タグIDと、本発明の所持者情報に相当する所持者情報と、通知先情報と、本発明の読取器識別情報および読取予定時間を含む登録リーダ情報と、GPS−IDと、からなる。所持者情報は、タグ10およびGPS端末15の所持者に関する情報(例えば所持者の氏名や住所や通学先や勤務先など)である。通知先情報は、前記所持者の例えば保護者などが所有する携帯電話の例えばメールアドレスや電話番号などに関する情報である。登録リーダ情報は、上述したアクセスポイント通過スケジュールに相当するものであり、リーダIDと読取予定時間との複数のペアからなる情報である。読取予定時間は、リーダ11がタグIDを読み取る予定の時間に関する情報である。ここで、タグ管理情報ファイル12b2に格納される情報について図13を参照して説明する。図13は、タグ管理情報ファイル12b2に格納される情報の一例を示す図である。図13に示すように、タグ管理情報ファイル12b2は、タグIDと、所持者情報と、通知先情報と、登録リーダ情報(リーダIDと読取予定時間との複数のペア)と、GPS−IDと、を相互に関連付けて格納する。
図11に戻り、読取履歴情報ファイル12b3は、本発明の読取履歴情報に相当する読取履歴情報を格納する。読取履歴情報は、タグIDと、リーダIDと、読取時刻と、カメラ14で撮像した画像と、からなる。ここで、読取履歴情報ファイル12b3に格納される情報について図14を参照して説明する。図14は、読取履歴情報ファイル12b3に格納される情報の一例を示す図である。図14に示すように、読取履歴情報ファイル12b3は、タグIDと、リーダIDと、読取時刻と、画像と、を相互に関連付けて格納する。
図11に戻り、GPS情報ファイル12b4は、GPS情報を格納する。GPS情報は、GPS−IDと、GPS位置情報と、GPS端末15が当該GPS位置情報をGPS衛星から受信した受信時刻と、からなる。ここで、GPS情報ファイル12b4に格納される情報について図15を参照して説明する。図15は、GPS情報ファイル12b4に格納される情報の一例を示す図である。図15に示すように、GPS情報ファイル12b4は、GPS−IDと、GPS位置情報と、受信時刻と、を相互に関連付けて格納する。
図11に戻り、通信インターフェース部12cは、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して当該管理サーバ12をネットワーク13に通信可能に接続する。通信インターフェース部12cは、管理サーバ12とネットワーク13(またはルータ等の通信装置)との間における通信を媒介する。すなわち、通信インターフェース部12cは他の端末と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
入出力インターフェース部12dは、入力装置12eや出力装置12fに接続する。ここで、出力装置12fには、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる(なお、以下で、出力装置12fをモニタとして記載する場合がある。)。また、入力装置12eには、キーボードやマウスやマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。
制御部12aは、管理サーバ12を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)等である。制御部12aは、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラムに基づいて種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部12aは、図示の如く、大別して、本発明の受信手段に相当する受信部12a1と、本発明の検索手段に相当する検索部12a2と、本発明の判定手段に相当する判定部12a3と、本発明の通知手段に相当する通知部12a4と、を備える。
受信部12a1は、リーダ11から送信されたタグID、読取時刻およびリーダIDなどを受信し、読取履歴情報ファイル12b3の所定の記憶領域に格納する。受信部12a1は、GPS端末15から送信されたGPS−ID、GPS位置情報および受信時刻などを受信し、GPS情報ファイル12b4の所定の記憶領域に格納する。
検索部12a2は、受信部12a1で受信した情報に基づいて、例えば以下(21)〜(23)などの検索処理を実行する。
(21)受信部12a1で受信したタグIDを含むタグ管理情報を、タグ管理情報ファイル12b2から検索する。
(22)受信部12a1で受信したリーダIDを含むリーダ管理情報を、リーダ管理情報ファイル12b1から検索する。
(23)受信部12a1で受信したリーダIDを含み且つ受信部12a1で受信した読取時刻から所定時間遡った時刻までに該当する読取時刻を含む読取履歴情報を、読取履歴情報ファイル12b3から検索し、検索した読取履歴情報を構成するタグIDと関連付けられている所持者情報を、タグ管理情報ファイル12b2から検索する。
判定部12a3は、検索部12a2で検索した情報に基づいて、例えば以下(31)〜(32)などの判定処理を実行する。
(31)検索部12a2で検索したタグ管理情報が、受信部12a1で受信したリーダIDを含むか否かを判定する。
(32)検索部12a2で検索したタグ管理情報を構成する読取予定時間が、受信部12a1で受信した読取時刻を含むか否かを判定する。
通知部102a4は、判定部12a3での判定結果に基づいて、例えば以下(41)〜(42)などの通知処理を実行する。
(41)判定部12a3での判定結果が、“受信部12a1で受信したリーダIDを含まない”というものであった場合、予め設定したリーダ11以外のものがタグ10を検出したことを、検索部12a2で検索したリーダ管理情報を構成する設置場所情報、検索部12a2で検索した所持者情報、受信部12a1で受信した読取時刻、受信部12a1で受信した画像、および受信部12a1で受信したGPS位置情報と共に、検索部12a2で検索したタグ管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先に通知する。
(42)判定部12a3での判定結果が、“受信部12a1で受信したリーダIDを含まない”且つ“受信部12a1で受信した読取時刻を含む”というものであった場合、予め設定したリーダ11以外のものが予定の時間にタグ10を検出したことを、検索部12a2で検索したリーダ管理情報を構成する設置場所情報、検索部12a2で検索した所持者情報、受信部12a1で受信した読取時刻、受信部12a1で受信した画像、および受信部12a1で受信したGPS位置情報と共に、検索部12a2で検索したタグ管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先に通知する。
図9に戻り、ネットワーク13は、管理サーバ12とリーダ11とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネットや、イントラネットや、LAN(有線/無線の双方を含む)や、VANや、パソコン通信網や、公衆電話網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、専用回線網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、CATV網や、IMT2000方式、GSM方式またはPDC/PDC−P方式等の携帯回線交換網/携帯パケット交換網や、無線呼出網や、Bluetooth(登録商標)等の局所無線網や、PHS網や、CS、BSまたはISDB等の衛星通信網等のうちいずれかを含んでもよい。これにより、管理サーバ12は、有線・無線を問わず任意のネットワークを介して、各種データを送受信することができる。
[3.システムの処理]
上述した構成の本システムで行われる処理の一例について図16から図19を参照して説明する。
図16は、本システムで行われる通知処理(その1)の一例を示すフローチャートである。タグ10の所持者がリーダ11の通信範囲を通過すると、本システムは以下の処理を実行する。
まず、リーダ11は、読取部11bで、タグ10のタグIDを読み取る(ステップSA1)。つぎに、リーダ11は、ステップSA1でタグIDを読み取ると、取得部11dで、計時部11cから読取時刻を取得すると共にカメラ14から画像を取得する(ステップSA2)。つぎに、リーダ11は、送信部11eで、ステップSA1で読み取ったタグID、ステップSA2で取得した読取時刻および画像、記憶部11aで記憶したリーダIDを、管理サーバ12にネットワーク13経由で送信する(ステップSA3)。
つぎに、管理サーバ12は、受信部12a1で、ステップSA3で送信したタグID、リーダID、読取時刻および画像を受信し、読取履歴情報ファイル12b3の所定の記憶領域に格納する(ステップSA4)。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSA4で受信したタグIDを含むタグ管理情報をタグ管理情報ファイル12b2から検索すると共に、ステップSA4で受信したリーダIDを含むリーダ管理情報をリーダ管理情報ファイル12b1から検索する(ステップSA5)。
つぎに、管理サーバ12は、判定部12a3で、ステップSA5で検索したタグ管理情報がステップSA4で受信したリーダIDを含むか否かを判定すると共に、ステップSA5で検索したタグ管理情報を構成する読取予定時間がステップSA4で受信した読取時刻を含むか否かを判定する(ステップSA6)。
つぎに、管理サーバ12は、ステップSA6での判定結果が“受信したリーダIDを含む”というものではない場合(ステップSA7:No)、検索部12a2で、ステップSA4で受信したリーダIDを含み且つステップSA4で受信した読取時刻から所定時間遡った時刻までに該当する読取時刻を含む読取履歴情報を、読取履歴情報ファイル12b3から検索する(ステップSA8)。つまり、スケジュールとして予め登録したアクセスポイントと異なるアクセスポイントでタグ10が検出された場合には、管理サーバ12は、そのことを保護者に通知する必要があるので、ステップSA8以降の処理を実行する。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSA8で検索した読取履歴情報を構成するタグIDと関連付けられている所持者情報(上述した同伴者情報に相当)を、タグ管理情報ファイル12b2から検索する(ステップSA9)。
つぎに、管理サーバ12は、ステップSA6での判定結果が“受信した読取時刻を含む”というものであった場合(ステップSA10:Yes)、通知部12a4で、予め設定したリーダ11以外のものが予定時間にタグ10を検出したことを、ステップSA5で検索したリーダ管理情報を構成する設置場所情報、ステップSA4で受信した読取時刻、ステップSA9で検索した所持者情報およびステップSA4で受信した画像と共に、ステップSA5で検索したタグ管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先(具体的には保護者の携帯電話の電子メールアドレス)に通知する(ステップSA11)。
一方、管理サーバ12は、ステップSA6での判定結果が“受信した読取時刻を含む”というものでなかった場合(ステップSA10:No)、通知部12a4で、予め設定したリーダ11以外のものがタグ10を検出したことを、ステップSA5で検索したリーダ管理情報を構成する設置場所情報、ステップSA4で受信した読取時刻、ステップSA9で検索した所持者情報およびステップSA4で受信した画像と共に、ステップSA5で検索したタグ管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先(具体的には保護者の携帯電話の電子メールアドレス)に通知する(ステップSA12)。
以上の処理により、保護者は、タグ10の所持者が予め登録したスケジュールから外れたということを知ることができるだけでなく、さらに、それに付随する情報として、例えば当該所持者が居るアクセスポイントの位置や、当該所持者のタグ10の読取時刻や、当該アクセスポイント付近を写した画像や、当該アクセスポイントで前記読取時刻とほぼ同時刻に検出された他の所持者、などに関する情報を得ることができる。これにより、保護者は、タグ10の所持者が置かれている状況を詳細に把握することができ、結果的に、当該所持者が予め登録したスケジュールから外れたということの重大性や危険性などを適確に判断することができる。例えば、通知された所持者の中に知人や友人が含まれている場合、保護者は、予め登録したスケジュールから外れたことがそれほど重大ではないという認識を得ることができる。
これにて、通知処理(その1)の説明を終了する。
図17は、本システムで行われる通知処理(その2)の一例を示すフローチャートである。
まず、GPS端末15は、GPS−ID、GPS位置情報および受信時刻を管理サーバ12に定期的に送信する(ステップSB1)。
つぎに、管理サーバ12は、受信部12a1で、ステップSB1で送信したGPS−ID、GPS位置情報および受信時刻を受信し、GPS情報ファイル12b4の所定の記憶領域に格納する(ステップSB2)。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSB2で受信したGPS−IDを含むタグ管理情報をタグ管理情報ファイル12b2から検索する(ステップSB3)。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSB3で検索したタグ管理情報を構成するリーダIDを含むリーダ管理情報をリーダ管理情報ファイル12b1から検索する(ステップSB4)。
つぎに、管理サーバ12は、判定部12a3で、ステップSB4で検索したリーダ管理情報を構成する設置場所情報に、ステップSB2で受信したGPS位置情報が含まれるか否かを判定する(ステップSB5)。
つぎに、管理サーバ12は、ステップSB5での判定結果が“GPS位置情報が含まれる”というものでなかった場合(ステップSB6:No)、検索部12a2で、ステップSB2で受信した受信時刻から所定時間遡った時刻までに該当する受信時刻を含み且つステップSB2で受信したGPS位置情報を中心とした所定範囲内に該当するGPS位置情報を含むGPS情報を、GPS情報ファイル12b4から検索する(ステップSB7)。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSB7で検索したGPS情報を構成するGPS−IDを含むタグ管理情報を、タグ管理情報ファイル12b2から検索する(ステップSB8)。
つぎに、管理サーバ12は、通知部12a4で、GPS端末15が予め登録したアクセスポイントを含むエリア外にあることを、ステップSB2で受信したGPS位置情報およびステップSB8で検索したタグ管理情報を構成する所持者情報と共に、ステップSB3で検索したタグ管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先(具体的には保護者の携帯電話の電子メールアドレス)に通知する(ステップSB9)。
以上の処理により、保護者は、GPS端末15の所持者が予め登録したアクセスポイントを含むエリアから外れたということを知ることができるだけでなく、さらに、それに付随する情報として、例えば当該所持者が居る位置や、ほぼ同時刻に当該位置から所定範囲内に居る他の所持者、などに関する情報を得ることができる。これにより、保護者は、GPS端末15の所持者が置かれている状況を詳細に把握することができ、結果的に、当該所持者が予め登録したエリアから外れたということの重大性や危険性などを適確に判断することができる。
これにて、通知処理(その2)の説明を終了する。
図18は、本システムで行われる異常通報処理の一例を示すフローチャートである。タグ10の所持者がリーダ11の通報ボタン11gを押すと、本システムは以下の処理を実行する。
まず、リーダ11は、読取部11bで、タグ10のタグIDを読み取る(ステップSC1)。つぎに、リーダ11は、ステップSA1でタグIDを読み取ると、取得部11dで、計時部11cから読取時刻を取得すると共にカメラ14から画像を取得する(ステップSC2)。つぎに、リーダ11は、異常通報部11fで、タグ10の所持者が異常を知らせていることを示す異常通報を、ステップSC1で読み取ったタグID、ステップSC2で取得した読取時刻および画像、記憶部11aで記憶したリーダIDと共に、管理サーバ12にネットワーク13経由で送信する(ステップSC3)。
つぎに、管理サーバ12は、受信部12a1で、ステップSC3で送信した異常通報、タグID、読取時刻、画像およびリーダIDを受信し、読取履歴情報ファイル12b3の所定の記憶領域などに格納する(ステップSC4)。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSC4で受信したタグIDを含むタグ管理情報をタグ管理情報ファイル12b2から検索し、ステップSC4で受信したリーダIDを含むリーダ管理情報をリーダ管理情報ファイル12b1から検索し、ステップSC4で受信したリーダIDを含み且つステップSC4で受信した読取時刻から所定時間遡った時刻までに該当する読取時刻を含む読取履歴情報を読取履歴情報ファイル12b3から検索する(ステップSC5)。
つぎに、管理サーバ12は、検索部12a2で、ステップSC5で検索した読取履歴情報を構成するタグIDと関連付けられている所持者情報を、タグ管理情報ファイル12b2から検索する(ステップSC6)。
つぎに、管理サーバ12は、通知部12a4で、ステップSC4で受信した異常通報を、ステップSC5で検索したリーダ管理情報を構成する設置場所情報、ステップSC6で検索した所持者情報、ステップSC4で受信した読取時刻およびステップSC4で受信した画像と共に、ステップSC5で検索したタグ管理情報を構成する通知先情報で特定される通知先に通知する(ステップSC7)。
以上の処理により、保護者は、タグ10の所持者が異常を訴えていることを知ることができるだけでなく、さらに、それに付随する情報として、例えば当該所持者がいるアクセスポイントの位置や、当該所持者のタグ10の読取時刻や、当該アクセスポイント付近を写した画像や、当該アクセスポイントで前記読取時刻とほぼ同時刻に検出された他の所持者、などに関する情報を即座に得ることができる。これにより、保護者は、タグ10の所持者が置かれている状況を詳細に把握することができ、その異常な実態を適確に判断することができる。例えば、通知された画像に不審者が写っている場合、保護者は、警察に通報したり地域のコミュニティーに連絡したりして人をその場に向わせるなどの適切な対応を素早くとることができる。
これにて、異常通報処理の説明を終了する。
図19は、本システムで行われる音声通信処理の一例を示すフローチャートである。タグ10の所持者がリーダ11の通信ボタン11iを押すと、本システムは以下の処理を実行する。
まず、リーダ11は、読取部11bで、タグ10で記憶したタグIDおよび通知先情報を読み取る(ステップSD1)。
つぎに、リーダ11は、音声通信部11hで、所定の音声メッセージをステップSD1で読み取った通知先情報で特定される通知先に通知する、またはステップSD1で読み取った通知先情報で特定される通知先と音声通話が可能な状態を確立する(ステップSD2)。
以上の処理により、タグ10の所持者は、積極的なアクションにより、アクセスポイントから当該所持者の保護者と直接会話をしたり、アクセスポイントから保護者に音声メッセージを通知したりすることができる。そして、当該所持者は、このアクションにより、緊急な状況において保護者と連絡が取れたという安堵感を得ることができる。また、保護者は、電子メールなどの文章情報では伝えきれない当該所持者の心境などを直接感じ取ることができる。
これにて、音声通信処理の説明を終了する。
本発明にかかる監視システムは、RFIDタグを用いた情報通信分野など産業上の様々な分野において有用であり、特に、登校・下校時における児童の監視に適している。
本システムの概要(その1)を示す図 本システムの概要(その2)を示す図 本システムの概要(その3)を示す図 本システムの概要(その4)を示す図 本システムの概要(その5)を示す図 本システムの概要(その6)を示す図 本システムの概要(その7)を示す図 本システムの概要(その8)を示す図 本システムの全体構成の一例を示す図 本システムを構成するリーダの構成の一例を示すブロック図 本システムを構成する管理サーバの構成の一例を示すブロック図 リーダ管理情報ファイルに格納される情報の一例を示す図 タグ管理情報ファイルに格納される情報の一例を示す図 読取履歴情報ファイルに格納される情報の一例を示す図 GPS情報ファイルに格納される情報の一例を示す図 本システムで行われる通知処理(その1)の一例を示すフローチャート 本システムで行われる通知処理(その2)の一例を示すフローチャート 本システムで行われる異常通報処理の一例を示すフローチャート 本システムで行われる音声通信処理の一例を示すフローチャート
符号の説明
1 監視システム
10 タグ
10a 記憶部
11 リーダ
11a 記憶部
11b 読取部
11c 計時部
11d 取得部
11e 送信部
11f 異常通報部
11g 通報ボタン
11h 音声通信部
11i 通信ボタン
12 管理サーバ
12a 制御部
12a1 受信部
12a2 検索部
12a3 判定部
12a4 通知部
12b 記憶部
12b1 リーダ管理情報ファイル
12b2 タグ管理情報ファイル
12b3 読取履歴情報ファイル
12b4 GPS情報ファイル
12c 通信インターフェース部
12d 入出力インターフェース部
12e 入力装置
12f 出力装置
13 ネットワーク
14 カメラ
15 GPS端末

Claims (9)

  1. 無線通信器と、所定の場所に設置した複数の読取器と、前記読取器と通信可能に接続された情報処理装置と、で構成された監視システムにおいて、
    前記無線通信器は、
    当該無線通信器を一意に識別するための通信器識別情報を記憶する通信側記憶手段
    を備え、
    各々の前記読取器は、
    当該読取器を一意に識別するための読取器識別情報を記憶する読取側記憶手段と、
    前記無線通信器で記憶した前記通信器識別情報を読み取る読取手段と、
    時を計る計時手段と、
    前記読取手段で前記通信器識別情報を読み取った時刻である読取時刻を前記計時手段から取得する取得手段と、
    前記読取手段で読み取った前記通信器識別情報、前記取得手段で取得した前記読取時刻および前記読取側記憶手段で記憶した前記読取器識別情報を、前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記読取器識別情報と前記読取器の設置場所に関する設置場所情報とを関連付けてなる複数の読取器管理情報、および前記通信器識別情報と予め設定した1つまたは複数の前記読取器識別情報と情報の通知先に関する予め設定した通知先情報とを関連付けてなる複数の通信器管理情報を記憶する処理側記憶手段と、
    前記読取器から送信された前記通信器識別情報、前記読取時刻および前記読取器識別情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記通信器識別情報を含む前記通信器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したり、前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含む前記読取器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したりする検索手段と、
    前記検索手段で検索した前記通信器管理情報が前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含むか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段での判定結果が、前記受信した前記読取器識別情報を含まないというものであった場合、予め設定した前記読取器以外のものが前記無線通信器を検出したことを、前記検索手段で検索した前記読取器管理情報を構成する前記設置場所情報および前記受信手段で受信した前記読取時刻と共に、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報を構成する前記通知先情報で特定される前記通知先に通知する通知手段と、
    を備えたこと
    を特徴とする監視システム。
  2. 前記通信器管理情報を構成する各々の前記読取器識別情報には、前記通信器識別情報を読み取る予定の時間である読取予定時間がさらに関連付けられており、
    前記判定手段は、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報を構成する前記読取予定時間が前記受信手段で受信した前記読取時刻を含むか否かをさらに判定し、
    前記通知手段は、前記判定手段での前記判定結果が、前記受信した前記読取器識別情報を含まず且つ前記受信した前記読取時刻を含むというものであった場合、予め設定した前記読取器以外のものが前記予定の時間に前記無線通信器を検出したことをさらに通知すること
    を特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記処理側記憶手段は、前記受信手段で受信した前記通信器識別情報、前記読取時刻および前記読取器識別情報を関連付けてなる1つまたは複数の読取履歴情報をさらに記憶し、
    前記通信器管理情報は、前記無線通信器の所持者に関する所持者情報をさらに関連付けてなり、
    前記検索手段は、前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含み且つ前記受信手段で受信した前記読取時刻から所定時間遡った前記時刻までに該当する前記読取時刻を含む前記読取履歴情報を、前記処理側記憶手段からさらに検索し、検索した前記読取履歴情報を構成する前記通信器識別情報と関連付けられている前記所持者情報を、前記処理側記憶手段からさらに検索し、
    前記通知手段は、前記検索手段で検索した前記所持者情報をさらに通知すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の監視システム。
  4. 前記読取器を設置した場所に当該読取器と対応付けて設置され、当該読取器と通信可能に接続された複数のカメラをさらに備えて構成され、
    前記取得手段は、前記カメラから画像をさらに取得し、
    前記送信手段は、前記画像を前記情報処理装置にさらに送信し、
    前記受信手段は、前記画像をさらに受信し、
    前記通知手段は、前記判定手段での前記判定結果が、前記受信した前記読取器識別情報を含まないというものであった場合、前記受信手段で受信した前記画像をさらに通知すること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の監視システム。
  5. 前記情報処理装置と通信可能に接続されたGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)端末をさらに備えて構成され、
    前記通信器管理情報は、前記GPS端末を一意に識別するためのGPS識別情報をさらに関連付けてなり、
    前記受信手段は、前記GPS端末から定期的に発信された当該GPS端末の位置に関するGPS位置情報および前記GPS識別情報をさらに受信し、
    前記検索手段は、前記受信手段で受信した前記GPS識別情報を含む前記通信器管理情報を前記処理側記憶手段からさらに検索し、検索した前記通信器管理情報を構成する前記読取器識別情報を含む前記読取器管理情報を前記処理側記憶手段からさらに検索し、
    前記判定手段は、前記検索手段で検索した前記読取器管理情報を構成する前記設置場所情報に前記受信手段で受信した前記GPS位置情報が含まれるか否かをさらに判定し、
    前記通知手段は、前記判定手段での前記判定結果が、前記GPS位置情報が含まれないというものであった場合、そのことを、前記受信手段で受信した前記GPS位置情報と共にさらに通知すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の監視システム。
  6. 前記読取器は、外部からの操作を受けると、前記無線通信器の所持者が異常を知らせていることを示す異常通報を、前記読取手段で読み取った前記通信器識別情報、前記取得手段で取得した前記読取時刻および前記読取側記憶手段で記憶した前記読取器識別情報と共に、前記情報処理装置に送信する異常通報手段をさらに備え、
    前記受信手段は、前記読取器から送信された前記異常通報をさらに受信し、
    前記通知手段は、前記異常通報をさらに通知すること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の監視システム。
  7. 前記通信側記憶手段は、前記通知先情報をさらに記憶し、
    前記読取器は、外部からの操作を受けると、前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先に音声メッセージを発信する、または前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先と音声通話が可能な状態にする音声通信手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の監視システム。
  8. 無線通信器と、所定の場所に設置した複数の読取器と、前記読取器と通信可能に接続された情報処理装置と、で構成された監視システムにおいて、
    前記無線通信器は、
    当該無線通信器を一意に識別するための通信器識別情報を記憶する通信側記憶手段
    を備え、
    各々の前記読取器は、
    当該読取器を一意に識別するための読取器識別情報を記憶する読取側記憶手段と、
    前記無線通信器で記憶した前記通信器識別情報を読み取る読取手段と、
    時を計る計時手段と、
    前記読取手段で前記通信器識別情報を読み取った時刻である読取時刻を前記計時手段から取得する取得手段と、
    外部からの操作を受けると、前記無線通信器の所持者が異常を知らせていることを示す異常通報を、前記読取手段で読み取った前記通信器識別情報、前記取得手段で取得した前記読取時刻および前記読取側記憶手段で記憶した前記読取器識別情報と共に、前記情報処理装置に送信する異常通報手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記読取器識別情報と前記読取器の設置場所に関する設置場所情報とを関連付けてなる複数の読取器管理情報、および前記通信器識別情報と情報の通知先に関する予め設定した通知先情報とを関連付けてなる複数の通信器管理情報を記憶する処理側記憶手段と、
    前記読取器から送信された前記異常通報、前記通信器識別情報、前記読取時刻および前記読取器識別情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記通信器識別情報を含む前記通信器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したり、前記受信手段で受信した前記読取器識別情報を含む前記読取器管理情報を前記処理側記憶手段から検索したりする検索手段と、
    前記受信手段で受信した前記異常通報を、前記検索手段で検索した前記読取器管理情報を構成する前記設置場所情報および前記受信手段で受信した前記読取時刻と共に、前記検索手段で検索した前記通信器管理情報を構成する前記通知先情報で特定される前記通知先に通知する通知手段と、
    を備えたこと
    を特徴とする監視システム。
  9. 前記通信側記憶手段は、前記通知先情報をさらに記憶し、
    前記読取器は、外部からの操作を受けると、前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先に音声メッセージを発信する、または前記読取手段で読み取った前記通知先情報で特定される前記通知先と音声通話が可能な状態にする音声通信手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項8に記載の監視システム。
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