JP2008243071A - 盗難報知システム、携帯端末及び盗難報知方法 - Google Patents

盗難報知システム、携帯端末及び盗難報知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】盗難品の追跡を可能とする盗難報知システムを実現する。
【解決手段】
盗難検知装置10は、物品の盗難を検知し、個体識別番号と現在位置情報とを含む盗難信号を発信する。盗難検知装置10の電波の届く範囲内にある移動体端末20は、盗難信号を受信し、個体識別番号と現在位置情報とを含む盗難検出メールを管理サーバ60へ送信する。盗難検出メールを受信した管理サーバ60は、識別番号に対応する移動体端末22のメールアドレスへ盗難信号を含む警報メールを送信する。警報メールを受信した移動体端末22から、警察に通報を依頼する旨の対応メールの受信に応答して警察に盗難について通報する。
【選択図】図10

Description

本発明は、物品の盗難があったことを、その物品の所有者に知らせる盗難報知システム、携帯端末及び盗難報知方法に関する。
自動車や日常の携帯品などの盗難対策のため、各種の小型の盗難検知装置が利用されている。例えば、特許文献1、2に記載の盗難検知装置は、物品の盗難を検知した場合、その物品の所有者の携帯電話にアラーム信号を送信し、盗難があったことを報知する。
また、特許文献3に記載の車両緊急通報端末は、緊急事態を確実に通報するため、携帯電話網を利用し、緊急事態が発生したことを所定の通知先に報知している。
特開2005−63396号公報 実用新案登録第3055988号公報 特開2001−216588号公報
しかし、特許文献1〜3に記載の装置や端末では、盗難等が発生したことを報知するのみである。このため、盗難等が発生したことはわかるが、盗難にあった物品が、現在どこにあるのかを知ることができない。このため、盗難品を追跡することが困難である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、盗難品の追跡を可能とする盗難報知システム、携帯端末及び盗難報知方法を実現することを目的とする。
上記問題点を解決するため、本発明の第1の観点に係る盗難報知システムは、
物品に装着され、その物品の盗難を検知すると共に現在位置を判別し、固有の識別符号と検出した現在位置を示す情報とを含む盗難信号を無線送信する盗難検知手段(10)と、
盗難検知手段の識別番号と複数の連絡先とを対応付けて記憶しており、前記盗難検知装置からの盗難信号に応答して、該盗難信号に含まれている識別符号に対応する連絡先に、盗難信号に含まれている位置情報を含む盗難通知を送信する盗難報知手段(60)と、
を備えることを特徴とする。
前記盗難検知手段は、周期的に盗難信号を送信することもできる。
前記盗難検知手段から送信された盗難信号を受信し、前記盗難報知手段に転送する複数の転送手段(20a、20b、20c)をさらに備えてもよい。
前記転送手段は、携帯情報端末(20a、20b、20c)から構成され、
該携帯情報端末は、予め1又は複数の識別情報を記憶した記憶部(205)と、表示部(207)とを備え、
該携帯情報端末は、受信した盗難信号に含まれている識別情報を受信すると、受信した盗難信号に含まれている識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判別し、記憶されていれば、識別情報と現在位置情報を含む盗難情報を前記表示部に表示し、
記憶されていなければ、受信した盗難信号を前記盗難報知手段に転送することもできる。
前記サーバは、
盗難品が届けられた場合の謝礼を示す謝礼情報と前記識別番号とを対応づけて記憶する謝礼情報記憶手段(605)さらに備え、
受信した盗難信号に含まれている識別符号に対応する前記謝礼情報を前記謝礼情報記憶手段から読み出し、読み出した前記謝礼情報を前記盗難信号を転送した前記移動体端末へ送信する謝礼情報送信手段(601、ステップS619)を備えてもよい。
本発明の第2の観点に係る盗難報知システムは、
物品に装着され、その物品が盗難されたことを検知する盗難検知手段と、
現在位置を判別する位置判別手段(105)と、
前記盗難位置検知手段が盗難の発生を検知したことに応答して、固有の識別符号と前記位置判別手段が判別した現在位置を示す位置情報とを含む盗難信号を無線送信する送信手段(113)と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る携帯端末は、
表示部(207)と、
予め1又は複数の識別情報を記憶した記憶部(205)と、
通信部と、
識別情報と位置情報とを含む盗難信号を受信する受信手段(209)と、
前記受信手段で受信した前記盗難信号に含まれている前記識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判別し、記憶されていれば、識別情報と現在位置情報を含む前記盗難情報を前記表示部に表示し、
記憶されていなければ、前記受信手段が受信した前記盗難信号を前記通信部を介して所定の連絡先に転送する制御部(201)と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る盗難報知方法は、
物品の盗難が検知されたことに応答して、識別番号と盗難検知装置の位置を示す位置情報とを含む盗難情報を送信する盗難信号送信ステップ(ステップS15)と、
前記盗難信号送信ステップで送信された前記盗難信号に応答して、
該盗難信号に含まれている識別情報に予め対応付けられている宛先に、
盗難信号に含まれている識別情報と位置情報とを含む盗難情報を送信する盗難情報報知ステップ(ステップS615)
ことを特徴とする。
本発明によれば、盗難品の追跡を可能とする盗難報知システム、携帯端末及び盗難報知方法を実現することができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1に係る盗難報知システム1について説明する。
図1は、本実施形態に係る盗難報知システム1の構成図である。盗難報知システム1は、複数の盗難検知装置10(10a、10b、・・・、10n)と、複数の移動体端末20(20a、20b・・・20m)と、基地局50を含む電話ネットワーク51と、管理サーバ60と、から構成される。
盗難検知装置10(10a〜10n)は、ユーザの所持品などに取り付けられる小型の防犯装置であり、取り付けられた物品の盗難を検知し、警報信号を無線送信する。盗難検知装置10は、図2に示すように、制御部101と、停止スイッチ103と、GPS(Global Positioning System)センサ105と、防犯センサ107と、ブザー109と、記憶部111と、送信部113と、から構成される。
制御部101は、盗難検知装置10全体を制御する。具体的には、記憶部111内に格納されたプログラムを読み出して実行し、GPSセンサ105から盗難検知装置10の現在位置(緯度、経度)を示す現在位置情報を受信する。また、制御部101は、防犯センサ107の送信する信号から、盗難検知装置10が取り付けられた物品が盗難したことを検知する。そして、制御部101は、盗難発生を検知すると、盗難信号を送信部113に無線送信させる。盗難信号は、盗難品とその位置を特定する情報であり、具体的には、図6(b)に示すように、盗難検知装置10に固有の個体識別情報とGPSセンサ105から出力された盗難検知装置10等の位置を示す現在位置情報とを含む。
図2に戻り、停止スイッチ103は、盗難検知装置10を操作するためのスイッチの1つであり、盗難検知装置10の音による警報(ブザー)と盗難信号の発信とを停止させるために使用される。停止スイッチ103は、例えば、電磁スイッチから構成され、外部に露出しておらず、外部から所定の治具を用いた電磁界を介した操作によりオフ可能である。
GPSセンサ105は、複数個の人工衛星から、盗難検知装置10の位置を取得するための電波を受信し、受信電波から現在位置を求め、求めた位置を示す現在位置情報を出力するセンサであり、盗難検知装置10の位置を示す現在位置情報を一定時間(例えば、30秒)ごとに制御部101に送信する。
防犯センサ107は、盗難検知装置10が取り付けられた物品の盗難を検知するセンサであり、振動センサ、傾きセンサ、加速度センサ、赤外線センサ、電流センサ等、或いはこれらの複合センサで構成されている。防犯センサ107は、例えば、盗難検知装置10の振動を検知したことや、物品を固定しているワイヤが切断されたことを検出し、盗難を検知したことを知らせる報知信号を制御部101に送信する。
ブザー109は、大音量の警報音を発生する機器であり、制御部101の制御に従って、警報音を発生し、又は警報音を停止する。
記憶部111は、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶装置から構成され、盗難検知装置10の制御プログラムと盗難検知装置10固有の個体識別情報とをフラッシュメモリに記憶し、GPSセンサ105からの現在位置情報をRAMに記憶する。
送信部113は、無線送信回路と電波を発信するアンテナ等から構成され、制御部101の制御に従って、盗難信号(現在位置情報と個体識別情報)信号を無線送信する。
図1に示す移動体端末20(20a〜20m)は、一般の携帯電話、PHS(Personal Handyhone System)、PDA(Personal Digital Assistants)などの無線通信機能を有する携帯型の情報端末である。移動体端末20は、図3に示すように、制御部201と、電話通信部203と、記憶部205と、表示部207と、無線通信部209と、操作部211と、音声処理部213と、スピーカ215、マイク217とから構成される。
制御部201は、移動体端末20全体を制御する。例えば、制御部201は、電話通信部203を介して基地局50との間での一般電話通信、電子メール通信、データ通信等を行う。また、制御部201は、警報信号、電子メール、音声信号等を受信し、記憶部205にメール等の情報を格納し、表示部207に盗難信号やメールの内容等を表示させる。また、メール等の情報を無線通信部209に送信させる。また、制御部201は、音声処理部213を介して音声通話の処理等を行う。さらに、制御部201は、無線通信部209を介して近隣の盗難検知装置10から送信された盗難信号を受信し、電話通信部203を介して盗難信号を管理サーバ60に送信する等の処理を行う。
電話通信部203は、制御部201の制御下に動作し、アンテナ及び通信回路等から構成され、音声電話信号、盗難信号や電子メール、ウエブ情報などを送受信する。
記憶部205は、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成され、移動体端末20の制御プログラムと、登録個体識別情報と、管理サーバ60のメールアドレスとを格納する。ここで、登録個体識別情報は、移動体端末20のユーザが、操作部211の操作により予め登録しておく盗難検知装置10の識別番号である。個体識別番号は、図5に示すように、1つの移動体端末20に複数登録しておくことができる。制御部201は、何れかの盗難検知装置10から盗難信号を受信したときに、受信信号に含まれている固体識別情報が記憶部205に予め登録されているか否かを判別し、登録されていれば、その旨を表示部207に表示する等の盗難報知処理を実行し、登録されていなければ、盗難信号を電話通信部203を介して管理サーバ60に送信(転送)する等の処理を行う。
表示部207は、液晶ディスプレイ等の表示装置から構成され、制御部201の制御に従って、操作画面やメール内容等を表示する。
操作部211は、移動体端末20を操作するためのスイッチやボタン等である。
音声処理部213は、制御部201から供給された音声信号をスピーカ215を介して放音し、また、マイク217で収集された音声信号を制御部201に供給する。
図1に戻り、基地局50は、電話ネットワーク51上に複数配置され、自己の担当エリア内の複数の移動体端末20との間で無線通信を行う。
電話ネットワーク51は、一般の携帯電話網である。
管理サーバ60は、盗難防止報知システム1を全体的に管理するサーバであり、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)601と、RAM(Random Access Memory)603と、記憶部605と、通信コントローラ607と、から構成される。
CPU601は、管理サーバ60全体を制御する。例えば、移動体端末20から電話ネットワーク51を介して、盗難信号(現在位置情報と個体識別番号)を受信し、その盗難検知装置10の所有者の移動体端末20(メールアドレス)に盗難情報を含むメールを送信する。
RAM603は、CPU601のワークエリアとして機能する。
記憶部605は、磁気ディスク等の記憶媒体であり、管理サーバ60の制御プログラム、所持品登録ファイル6051等を格納する。
所持品登録ファイル6051は、盗難検知装置10が取り付けられた所持品が盗難にあった場合の連絡先を登録するファイルである。図6(a)に示すように、所持品登録ファイル6051には、移動体端末20のユーザの個人情報(氏名、利用者番号、電話番号、メールアドレス等)と、盗難検知装置10の個体識別番号とが対応づけられて格納される。ここで、利用者番号は、ユーザに個別に割り当てられた番号である。ユーザは、それぞれ、複数の電話番号、複数のメールアドレス、複数の個体識別番号を登録することができる。このため、利用者番号と個体識別番号とは1対多の対応関係で、メールアドレスと個体識別番号とは、多対多の対応関係で格納される。所持品登録ファイル6051へのデータの登録は、電話ネットワーク51を介して、ユーザが移動体端末20等を操作することにより行うことができる。
登録された個体識別番号に対応する盗難検知装置10が盗難を検知した場合、登録されたメールアドレスに盗難があった旨が通知される。例えば、図5に示す利用者「AAAA」は、2つのメールアドレスと、「00001」、「0002」、「0003」の3つの個体識別番号を登録している。このため、「00001」、「0002」、「0003」のいずれかの個体識別番号に対応する盗難検知装置10が盗難を検知した場合、登録された2つのメールアドレスに盗難信号(現在位置情報と個体識別番号)を含むメールが送信される。
図4に戻り、通信コントローラ607は、電話ネットワーク51と管理サーバ60との接続を制御する。
次に、上記構成の盗難報知システム1の動作について説明する。
まず、図7〜図10を参照して、盗難検知装置10,移動体端末20,管理サーバ60の個々の動作を説明する。
まず、図7を参照して、盗難検知装置10の制御部101が実行する盗難信号送信処理を説明する。商品が盗み出されて振動したり、商品を固定しているワイヤが切断されたりすると、防犯センサ107は、これを検出し、制御部101に検出信号を供給する。制御部101は、防犯センサ107が物品の盗難を検知したこと、即ち、検出信号に応答して、図6に示す警報発生発信処理を実行する。
この警報発生発信処理において、制御部101は、ブザー109に警報を発生させる(ステップS11)。
次に、制御部101は、GPSセンサ105から現在位置情報を取り込み(ステップS12)、個体識別番号を記憶部111から読み出し(ステップS13)、現在位置情報と個体識別情報を含む盗難信号を生成し(ステップS14)、送信部113から無線送信する(ステップS15)。
続いて、制御部101は、停止スイッチ103がオンされたか否かを判別し(ステップS16)、停止スイッチ103がオンされていれば(ステップS16:YES)、ブザー109と盗難情報の送信とを停止させ(ステップS17)、処理を終了する。
停止スイッチ103がオンされていないと判別された場合は(ステップS16:NO)、制御部101は処理をステップS12に戻す。このため、停止スイッチ103がオンされるまで、ブザー109は音による警報を発生し続け、送信部113は、固体識別情報と現在位置情報を含む盗難信号を送信し続ける。
移動体端末20の無線通信部209は、近傍の盗難検知装置10からの無線信号の受信を待機しており、該無線信号を受信すると、その旨を制御部201に通知する。例えば、図1に示した盗難報知システム1では、盗難検知装置10aの送信電波の届く範囲に、移動体端末20aが存在する。そこで、盗難検知装置10aが盗難信号を発信・送信した場合には、移動体端末20aがこれを受信する。
制御部201は、この通知に応答して、図8に示す盗難信号転送処理を開始する。
この盗難信号転送処理において、制御部201は、盗難検知装置10が送信してくる盗難信号を無線通信部209を介して取り込み、受信した盗難信号から、個体識別情報と現在位置情報とを抽出する(ステップS21)。制御部201は、盗難信号から抽出した個体識別情報が記憶部205に登録されている登録個体識別番号のいずれかと一致するか否かを判別する(ステップS23)。受信した個体識別情報が登録個体識別番号のいずれかと一致すると判別された場合(ステップS23:YES)、この携帯端末20のユーザの所持品が盗難にあった場合であるので、制御部201は、盗難が発生した旨のメッセージと、受信した個体識別情報と、現在位置情報が特定位置と、を表示部207に表示させる(ステップS25)。例えば、「所持品(個体識別情報:XXXXXX)が盗難にあいました。所持品の現在位置は緯度II°JJ’KK”、経度LL°MM’NN”、です。」と表示させる。なお、緯度・経度と地名とを対応付けるデータベースを用意しておき、緯度・経度を地名に変換して表示してもよい。
受信した個体識別情報が登録個体識別番号のいずれとも一致しないと判別された場合(ステップS23:NO)、制御部201は、記憶部205から管理サーバ60のURL又はメールアドレスを読み出し、盗難信号(現在位置情報と個体識別情報)を含む盗難検出メールを作成し、この警報メールを管理サーバ60へ送信する(ステップS27)。無線通信のサービスエリア外に移動体端末20がある場合は、作成した盗難検出メールを記憶部205に格納しておき、通信サービスエリアに入ったときに管理サーバ60へ送信する。ステップS25又はステップS27の後、制御部201は、盗難信号転送処理を終了する。
なお、盗難検知装置10の電波の届く範囲に移動体端末20が存在しない場合でも、何れかの移動体端末20が通信圏に入ってきた段階で、上述の盗難信号転送処理が実行される。
基地局50も、移動体端末20の無線通信部209と同様の構成を有しており、近傍の盗難検知装置10から、盗難信号を受信すると、これを管理サーバ60に転送する。
携帯端末20又は基地局50から転送された盗難信号は、管理サーバ60の通信コントローラ607に受信される。通信コントローラ607は、受信したアラーム情報をCPU601に通知する。CPU601は、アラーム情報に応答して、図9に示す警報メール送信処理を開始する。
警報報知処理を開始すると、CPU601は、まず、受信した盗難信号から、盗難検知装置10の個体識別情報と現在位置情報とを読み出し、RAM603に格納する(ステップS611)。CPU601は、RAM603から、個体識別情報を読み出し、この個体識別情報に対応する利用者の全てのメールアドレスを所持品登録ファイル6051から読み出す(ステップS613)。CPU601は、RAM603から個体識別情報と現在位置情報を読み出して盗難信号(現在位置情報と個体識別情報)を生成し、生成した盗難情報を含む警報メールを生成し、生成した警報メールを読み出したメールアドレスに転送する(ステップS615)。
警報メールを受信した移動体端末20のユーザは、必要であれば、警察に通報することを依頼する対応メールを作成し、管理サーバ60に送信する。
管理サーバ60のCPU601は、対応メールを受信すると、図9に示す処理を開始し、まず、対応メールの送信元アドレスが警報メールを送信した宛先アドレスであるか否かを判別する(ステップS651)。送信元アドレスが警報メールを送信した宛先アドレスに等しければ(ステップS651:YES)、CPU601は、盗難された所持品、ユーザの連絡先、盗難された日付等を記載した盗難届を作成し、警察にメール送信することで、警察に通報する(ステップS653)。送信元アドレスが警報メールを送信したアドレスでは無い場合には、確認用のメールを送信する等、所定のエラー処理を実行する。
図10に、盗難報知システム1の動作の一例をシーケンスフロー図で示す。
図10の例では、盗難検知装置10は、物品の盗難を検知し、固体識別情報と現在位置情報とを含む盗難信号を発信する(ステップS15)。盗難検知装置10の電波の届く範囲内にある移動体端末20は、盗難信号を受信し、固体識別情報と現在位置情報とを含む盗難検出メールを管理サーバ60へ送信する(ステップS27)。盗難検出メールを受信した管理サーバ60は、固体識別情報に対応する移動体端末22のメールアドレスへ警報メールを送信する(ステップS615)。警報メールを受信した移動体端末22から、警察に通報を依頼する旨の対応メールが送信され、管理サーバ60は対応メールの送信元アドレスが警報メールを送信した宛先アドレスであるか否かを判別する(ステップS651)。管理サーバ60は、対応メールの受信に応答して警察に盗難について通報する(ステップS653)。
本実施形態に係る盗難報知システムによれば、物品の盗難があった場合、盗難のあったことが所有者の移動体端末に送信されるだけでなく、盗難品の位置までが送信される。また、盗難品が盗難者により移動した場合であっても、盗難検知装置10の電波の届く範囲に移動体端末20が有る限り、現在位置情報が送信され続ける。このため、所有者は、盗難品の追跡を容易に行うことができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2に係る盗難報知システムについて説明する。実施形態1に係る盗難報知システムは、盗難品の現在位置情報を盗難品の所有者にメールで知らせるのみであったが、実施形態2に係る盗難報知システムは、さらに盗難品の現在位置情報を送信した移動体端末に、盗難品を届けた場合の謝礼についてメール送信することを特徴としている。
実施形態2に係る盗難報知システムの構成は、所持品登録ファイル6051に、謝礼額(円)の項目を追加した以外は、実施形態1に係る盗難報知システムと同様である。ここで、謝礼額(円)は、盗難品を届けてもらった際に、盗難品の所有者が届けた者に支払う金額を意味し、予め、個体識別情報ごとに所持品登録ファイルに登録しておく。
実施形態2に係る所持品登録ファイル6051aの構成を図12に示す。謝礼額は、個体識別情報ごとに登録されるので、所持品登録ファイル6051aにおいて、謝礼額(円)は個体識別情報に1対1に対応づけて格納される。但し、謝礼額(円)は全ての個体識別情報に登録する必要は無い。また、謝礼額(円)の金額は、ユーザが移動体端末20等の操作により、個体識別情報ごとに追加、削除、変更することができる。
図13を参照して実施形態2に係る盗難報知システムの動作について説明する。図13に実施形態2に係る警報メール送信処理を示す。実施形態2に係る盗難報知システムの動作は、図9に示した警報メール送信処理にステップS617及びステップS619が追加されている以外は、実施形態1に係る盗難報知システムと同様である。
CPU601は、警報メールを登録されたメールアドレスに送信(ステップS615)した後、RAM603から、個体識別情報を読み出す。そして、CPU601は、読み出した個体識別情報に対応する謝礼額(円)が所持品登録ファイル6051aに登録されているか否かを判別する(ステップS617)。謝礼額(円)が登録されていると判別された場合には(ステップS617:YES)、登録された謝礼額(円)を記載したメールを警報メールの発信元の移動体端末20のメールアドレスへ送信する(ステップS619)。謝礼額(円)が登録されていないと判別された場合(ステップS617:NO)又はステップS619の後、CPU601は、警報メール送信処理を終了する。
盗難品が取り戻された場合、盗難品の所有者は、登録された謝礼額(円)を届けた者に支払う。
本実施形態に係る盗難報知システムによれば、盗難品の現在位置情報に加えて、警報メールの発信元に謝礼額を送信する。謝礼額を見た発信元のユーザは、盗難品を取り戻そうとするから、盗難品が取り戻される確率が高くなる。
なお、移動体端末20がそれぞれプリペイド式の電子マネー機能を備え、実施形態2における謝礼の支払いは電子マネーで決済することとしてもよい。
また、所持品登録ファイル6051は、管理サーバ60の記憶部605に格納するのでなく、電話ネットワーク51に接続されたデータベースに格納するなど、その位置は任意である。
警報メールに含まれるのは、個体識別情報や現在位置情報に限らない。例えば、移動体端末20は、それぞれ、GPSセンサを備え、警報メールを受信した端末は、GPSセンサから受信した自己の現在位置情報を警報メールに追加して送信しても良い。また、移動体端末20の通信サービスエリア内の基地局の現在位置情報を追加して送信しても良い。警報メールの発信元の移動体端末の位置や基地局の位置が送信されることにより、盗難品の追跡がより容易となる。
盗難検知装置10の停止スイッチ103は、ブザー109と盗難信号の送信をどちらも停止させているが、ブザー109の停止と盗難信号の送信の停止とは、別々の手順によって行ってもよい。例えば、ブザー109は、停止スイッチ103により停止するが、盗難検知装置10の電源をオフにしない限り、盗難情報の盗難信号の送信は継続し続ける構成としてもよい。
盗難検知装置10は、カメラなどの撮影装置やマイクなどの録音装置をさらに備え、撮影装置、録音装置から取得された画像情報や音声情報を圧縮し、盗難信号に付加して発信し、所有者の携帯電話で伸張して再生する構成としても良い。この構成により、盗難にあった物品周辺の画像や音を携帯電話で視聴することができ、盗難物品の位置の特定が容易となる。
メール以外の連絡手段で盗難品の所有者に連絡してもよい。例えば、固定電話へのコールなどで盗難について連絡しても良い。
実施形態2において、謝礼情報は、警報メールの発信元の移動体端末のみに送信する構成としているが(ステップS619)、謝礼情報の送信先は、これに限定されない。例えば、警報メールの発信された移動体端末を管轄する基地局の通信サービスエリア内の全ての移動体端末に謝礼情報を送信しても良い。また、移動体端末に謝礼情報を送信するのでなく、インターネットの掲示板などに盗難品と盗難された場所とともに謝礼情報を掲載する構成でも良い。これらの構成により、盗難品の情報収集がより容易になる。
実施形態2において、謝礼情報の他、所持品登録ファイル6051aに予めメッセージを登録しておき、盗難発生時に当該メッセージを記載したメールを送信しても良い。
盗難の検知だけでなく、不法侵入の検知や事故等の緊急事態の通報など、他のアラーム発生原因に対しても本発明を適用することができる。
実施形態1に係る盗難報知システムの構成図である。 実施形態1に係る盗難検知装置のブロック図である。 実施形態1に係る移動体端末のブロック図である。 実施形態1に係る管理サーバのブロック図である。 予め登録された固体識別情報を示す図である。 (a)実施形態1に係る所持品登録ファイルの構成を示した図である。(b)実施形態1に係る盗難信号の構成を示す図である。 実施形態1に係る盗難信号送信処理のフローチャートである。 実施形態1に係る盗難信号転送処理のフローチャートである。 実施形態1に係る警報メール送信処理のフローチャートである。 実施形態1に係る通報処理のフローチャートである。 実施形態1に係る盗難報知システムのシーケンスフロー図である。 実施形態2に係る所持品登録ファイルの構成を示した図である。 実施形態2に係る警報メール送信処理のフローチャートである。
符号の説明
1 盗難報知システム
10a、10b 盗難検知装置
101 制御部
103 停止スイッチ
105 GPSセンサ
107 防犯センサ
109 ブザー
111 記憶部
113 送信部
20a、20b、20c 移動体端末
201 制御部
203 電話通信部
205 記憶部
207 表示部
209 無線通信部
211 操作部
213 音声処理部
215 スピーカ
217 マイク
50 基地局
51 電話ネットワーク
60 管理サーバ
601 CPU
603 RAM
605 記憶部
6051 所持品登録ファイル
607 通信コントローラ

Claims (8)

  1. 物品に装着され、その物品の盗難を検知すると共に現在位置を判別し、固有の識別符号と検出した現在位置を示す情報とを含む盗難信号を無線送信する盗難検知手段(10)と、
    盗難検知手段の識別番号と複数の連絡先とを対応付けて記憶しており、前記盗難検知装置からの盗難信号に応答して、該盗難信号に含まれている識別符号に対応する連絡先に、盗難信号に含まれている位置情報を含む盗難通知を送信する盗難報知手段(60)と、
    を備えることを特徴とする盗難報知システム。
  2. 前記盗難検知手段は、周期的に盗難信号を送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の盗難報知システム。
  3. 前記盗難検知手段から送信された盗難信号を受信し、前記盗難報知手段に転送する複数の転送手段(20a、2b、20c)をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の盗難報知システム。
  4. 前記転送手段は、携帯情報端末(20a、20b、20c)から構成され、
    該携帯情報端末は、予め1又は複数の識別情報を記憶した記憶部(205)と、表示部(207)とを備え、
    該携帯情報端末は、受信した盗難信号に含まれている識別情報を受信すると、受信した盗難信号に含まれている識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判別し、記憶されていれば、識別情報と現在位置情報を含む盗難情報を前記表示部に表示し、
    記憶されていなければ、受信した盗難信号を前記盗難報知手段に転送する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の盗難報知システム。
  5. 前記サーバは、
    盗難品が届けられた場合の謝礼を示す謝礼情報と前記識別番号とを対応づけて記憶する謝礼情報記憶手段(605)さらに備え、
    受信した盗難信号に含まれている識別符号に対応する前記謝礼情報を前記謝礼情報記憶手段から読み出し、読み出した前記謝礼情報を前記盗難信号を転送した前記移動体端末へ送信する謝礼情報送信手段(601、ステップS619)を備える、
    ことを特徴とする請求項4に記載の盗難報知システム。
  6. 物品に装着され、その物品が盗難されたことを検知する盗難検知手段と、
    現在位置を判別する位置判別手段(105)と、
    前記盗難位置検知手段が盗難の発生を検知したことに応答して、固有の識別符号と前記位置判別手段が判別した現在位置を示す位置情報とを含む盗難信号を無線送信する送信手段(113)と、
    を備えることを特徴とする盗難報知システム。
  7. 表示部(207)と、
    予め1又は複数の識別情報を記憶した記憶部(205)と、
    通信部と、
    識別情報と位置情報とを含む盗難信号を受信する受信手段(209)と、
    前記受信手段で受信した前記盗難信号に含まれている前記識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判別し、記憶されていれば、識別情報と現在位置情報を含む前記盗難情報を前記表示部に表示し、
    記憶されていなければ、前記受信手段が受信した前記盗難信号を前記通信部を介して所定の連絡先に転送する制御部(201)と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
  8. 物品の盗難が検知されたことに応答して、識別番号と盗難検知装置の位置を示す位置情報とを含む盗難情報を送信する盗難信号送信ステップ(ステップS15と、
    前記盗難信号送信ステップで送信された前記盗難信号に応答して、
    該盗難信号に含まれている識別情報に予め対応付けられている宛先に、
    盗難信号に含まれている識別情報と位置情報とを含む盗難情報を送信する盗難情報報知ステップ(ステップS615)
    ことを特徴とする盗難報知方法。
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