JP2009079320A - 不織布 - Google Patents

不織布 Download PDF

Info

Publication number
JP2009079320A
JP2009079320A JP2007249044A JP2007249044A JP2009079320A JP 2009079320 A JP2009079320 A JP 2009079320A JP 2007249044 A JP2007249044 A JP 2007249044A JP 2007249044 A JP2007249044 A JP 2007249044A JP 2009079320 A JP2009079320 A JP 2009079320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross
fiber
section
fibers
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007249044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5401713B2 (ja
Inventor
Masako Yokomizo
昌子 横溝
Sumihito Kiyooka
純人 清岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Kuraflex Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Kuraflex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Kuraflex Co Ltd filed Critical Kuraray Kuraflex Co Ltd
Priority to JP2007249044A priority Critical patent/JP5401713B2/ja
Publication of JP2009079320A publication Critical patent/JP2009079320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5401713B2 publication Critical patent/JP5401713B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

【課題】水や薬液等の液体の高い保液力と放出力を持ち、肌への刺激が少ないと同時に拭き取り性が良好な、対人向けの清拭用、美容用不織布に適する不織布を提供することを課題とする。
【解決手段】セルロース系繊維30〜80重量%と、所定の面積割合の袋状の空孔部を有する異形断面形状をなす異型断面繊維20〜70重量%とからなる不織布を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、水や薬液等の液体を保液し放出することで、肌を美容用あるいは清拭用に使用する不織布で、美容用に使用する場合においては美容液の保液性が高く、必要に応じて放出できる性能を有し、清拭時には肌を傷つける事無く高い拭き取り性を有して、拭き取った汚れは不織布内に保持し、再汚染を防ぐことが可能な不織布に関する。
従来、湿潤状態で用いる対人清拭用不織布として様々な物が提案されてきた。例えば、パルプ層の上下にレーヨン等を混綿してなる積層不織布が提案されている(特許文献1参照)。
パルプ層を不織布の中心部に存在させることにより、薬液等を十分に保液できることが確認されるが、レーヨンを含めてパルプはその繊維内に薬液を取り込んでしまい、使用時に十分放出することが出来ないため高価な薬液を有効に利用できない。さらに、表層を構成する材料についての新たな提案はなく、従来、清拭の拭き取り性が優れているものではない。一方、親水性繊維層の少なくとも片側に極細繊維層が積層された清拭用不織布が提案されている(特許文献2参照)。
表層に分割型極細繊維層を使用することにより高い拭き取り性を有することが可能となるが、分割型極細繊維によく見られるような花形の分割繊維はその繊維断面が鋭利である場合が多く、対人清拭用に使用した場合肌を傷つける恐れがある。また、分割型極細繊維が丸断面である場合は肌への刺激は抑制できるが、分割することで繊維密度が高くなり様々な薬液を十分に保液することが難しくなる。またこれら分割型極細繊維は空孔部が狭く、保液に適していない。
特開平11−48381号 特開2001−190469号
本発明は、液体の高い保液力と放出力を持ち、肌への刺激が少ないと同時に拭き取り性が良好な、対人向けの清拭用、美容用不織布に適する不織布を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために、不織布を構成する繊維の一部に袋状の空孔部を有する物を使用する事で、肌を傷つけることなく拭き取り性を向上できること、さらに液体を含ませて使用する場合においては保液力を向上すると共に、使用時には放出できることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、以下の通りである。
(1)セルロース系繊維 30〜80重量%と 異型断面繊維 20〜70重量%とからなる不織布であって、前記セルロース系繊維の任意の断面形状は略円形であり、前記異型断面繊維の任意の断面は少なくとも1つの袋状の空孔部を有し、該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比は、10:1〜1:1であることを特徴とする不織布である。
(2)前記袋状の空孔部は、前記異型断面繊維の断面の最外部付近に1〜15μmの開口部を少なくとも1つ有することを特徴とする、請求項1に記載の不織布である。
(3)熱融着繊維5〜30重量%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の不織布である。
(4)前記異型断面繊維の断面外形が部分楕円を成していて、その長径が9〜30μmであることを特徴とする請求項1に記載の不織布である。
本発明の不織布は、水や薬液等の液体の高い保液力と放出力を持ち、肌への刺激が少ないと同時に拭き取り性が良好で、特に対人向け清拭用、美容用不織布に適する。
(1)の発明は、以下の効果を奏する。
本発明の不織布が含む30〜80重量%の任意の断面は略円形であるセルロース系繊維は、液体の高い吸液力と保液性を発現する。略円形の断面は肌触りが良いだけでなく、繊維の表面積に対する体積の割合が高いために高い保液性を実現できる。
また本発明の不織布が含む20〜70重量%の任意の断面が空孔部を有する異形断面繊維は、該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比が、10:1〜1:1であるので、空孔部に液体を保液することが出来、かつ該空孔部に保液された液体は繊維自体に吸液されているのではないために、使用時に押圧などで速やかに放出できる。
このようにセルロース系繊維は液体の吸液性、保液性が高く放出しにくく、異形断面繊維は液体の保液性が高く放出しやすいので、本発明の不織布は、セルロース系繊維と異形断面繊維の割合を上記のようにすることで吸液性、保液性、放出性が優れたものとなり、また目的に応じて適宜該繊維の割合を調節することで吸液性、保液性、放出性のバランスを調節でき、幅広い用途に好適である。例えば優れた吸液性、保液性、放出性によって拭き取り性が高いので、拭き取り用途に優れる。
また、異形断面繊維の空孔部が袋状なので、水や薬液等の液体の保液に有利なだけでなく、異形断面繊維の断面形状に由来する皮膚への刺激が少ないので、特に対人向けの清拭用、美容用不織布などの用途に適す。
(2)の発明は、(1)の発明の効果に加えて以下の効果を奏する。
本発明の不織布を構成する異型断面繊維の袋状の空孔部は、前記異型断面繊維の断面の最外部付近に1〜15μmの開口部を少なくとも1つ有するので、液体の空孔部への保液が速やかにできるとともに、開口部の表面張力によって保液性が確保でき、更に使用時の押圧によって速やかに放出できる。
(3)の発明は、(1)の発明の効果に加えて以下の効果を奏する。
本発明の不織布は、5〜30重量%の熱融着繊維を含むことで、形状安定性に優れる不織布となる。
(4)の発明は、(1)の発明の効果に加えて以下の効果を奏する。
前記異型断面繊維の断面外形が部分楕円楕円を成していることから、皮膚への刺激が一層少ない。
また上記断面外形の径が9〜30μmであることから、拭き取り性に優れ、かつ皮膚への刺激が一層少ない。
本発明について以下具体的に説明する。
本発明でいうセルロース系繊維とは、麻、コットン、シルク等の天然繊維、ビスコースレーヨン、キュプラ、及び溶剤防止セルロースなどの再生繊維、アセテート等の半合成繊維のうち、少なくとも1種類から選択して選ばれる。その中でも、好ましいのは、ビスコースレーヨンや溶剤紡糸セルロースなどの再生繊維が取り扱い性、汎用性の観点から好ましく用いられる。
本発明のセルロース系繊維は任意の断面形状が略円形である。ここで略円形とは曲線からなるへこみのない形状であることを指す。断面積の輪郭線の長さに対する割合が高いほど保液性が高い。また輪郭線の曲率が一定に近いほど肌触りも均一で刺激も少なくなるので好ましい。保液性の高さと肌触りの観点から真円であることが最も好ましい。
またセルロース系繊維の繊度は、0.8〜5dtexが好ましい。さらに好ましくは1〜3dtex、更に好ましくは1.3〜2.2dtexである。
繊度が0.8dtex以下になると、短繊維強力が低下し、使用時に繊維が切れやすくなる。結果として繊維屑が使用面に残り好ましくない。また、繊度が5dtexを超えると、特に対人に使用した場合においては、不織布の手触りが低下し、使用上好ましくない。また、繊維が太くなることで繊維強度が上がり、肌と摩擦した場合に肌が傷つく恐れがあり好ましくない。また繊度が低いほど吸液性が高くなり、繊度が高いほど液体の放出がされにくい。
セルロース系繊維の繊維長は特に制限がないが、他の構成繊維との交絡性が高く液体の吸液性、保液性、放出性、また肌触りなどが均一な不織布を生産性良く得るという観点からは10〜100mmが好ましい。さらに好ましくは20〜80mm、更に好ましくは35〜60mmである。
前記のセルロース系繊維の含有率は30〜80重量%である。セルロース系繊維の混合率が30重量%以下になると、液体を含浸させる場合不織布内に液をとどめておく力がよわくなり、使用時に不織布から液体が不必要に流れ落ち好ましくない。また、セルロース系繊維の混合率が80重量%以上になると、含浸した液体を繊維内に保持してしまい、必要なときに充分な量の液体を速やかに放出することが出来ない。更に好ましいセルロース系繊維の含有率は40〜60重量%である。
次に本発明でいう、異型断面繊維は、少なくとも1つの袋状の空孔部を有した繊維を用いられる。
ここで用いられる異型断面繊維の成分がセルロース系繊維のような親水性繊維である場合は繊維自体が膨潤して空孔部や開口部を塞いだり、液体が繊維に吸収されたりするため、放出しにくい場合がある。したがって疎水性繊維が好ましいが、親水性樹脂を一部になす複合繊維ではこの傾向は低くなり、用途によっては好ましい場合がある。たとえば、空孔部の壁面が親水性を有することで空孔部に入った液体が流出しにくく、かつ該親水性の壁面が疎水性繊維上に薄く被覆されたものであれば、壁面に吸収される液体も殆どないため、押圧などによる放液性は阻害されないので好ましい。また皮膚に接触する部分も親水性樹脂で被覆すると肌触りが向上する場合がある。
また異形断面繊維の繊度は、0.5〜5.0dtexが好ましい。さらに好ましくは1〜3dtex、更に好ましくは1.2〜2.5dtexである。
繊度が0.5dtex以下になると、繊維が細くいため切れやすくなり、結果肌へ繊維が付着してしまうため好ましくない。また、繊度が5dtexを超えると、特に対人に使用した場合においては、不織布の手触りが低下し、使用上好ましくない。また、繊維が太くなることで繊維強度が上がり、肌と摩擦した場合に肌が傷つく恐れがあり好ましくない。
また異形断面繊維の繊維長は特に制限がないが、繊維の脱落がし難いの観点からは10〜100mmが好ましい。さらに好ましくは20〜80mm、更に好ましくは35〜60mmである。
本発明でいう、少なくとも1つの袋状の空孔部とは、前記合成繊維断面を観察した場合に、任意の断面に袋状をした凹部を有することをいう。該袋状とは空隙部が液体を保持できる隙間と断面積を有する形状を意味し、空孔部の深さとそれと垂直な方向の幅の最大値の比は5:1〜1:5の範囲であることが好ましく、3:1〜1:3の範囲であることが更に好ましく、3:2〜2:3の範囲であることが更に好ましい。また空孔部の面積は3〜300μmであることが好ましく、5〜200μmであることがさらに好ましく、10〜150μmであることがさらに好ましい。またT字やX字の断面形状や図1に示す断面形状が備えるような開放型の空孔形状よりも、開口部が空孔内部の最大幅以下となる例えば図2に示すような閉鎖型の断面形状であれば中に浸透した液体が開口部付近で引っかかり、漏洩しにくくなるだけでなく、肌等へ接触した場合の感触もよくなるので望ましい。袋状の空孔部を有することにより、繊維自身はほとんど吸水性を持たない合成繊維の内部に、液体を保持することが可能となる。さらに、繊維自身に液体を取り込まないために、不織布内に取り込んだ液体を必要とする場合には無駄なく対象物へ液体を移行することができる。
袋状の空孔部の数は特に制限はない。図3や図4に示すように多くの空孔部を有する場合は、空孔部の総面積に対する個々の空孔部の面積が小さくなるので、空孔部を中心から遠ざけて設けることができ、液の吸液速度と放出性が高くなる。また外圧に対する形状の安定性も高くなる。一方空孔部の数を少なくすると、保液性が高く、また開口部が少ないことで皮膚への刺激も少なくなる。
袋の形状は円形に近いほど水を含ませることの出来る体積が高まるので望ましい。また放水性も、高くなる。一方、袋の形状が細長い場合や凹凸を多く含んでいる場合、液体の保持性が高まる。これらを鑑みて用途によって袋の形状は適時調節する。
さらに、袋状の空孔部を有することにより、空孔部を有しない、例えば単に丸い断面の繊維と比較して拭き取り作業時に汚れが空孔部に引っ掛かり易くなることで、拭き取り性が向上する。さらに拭き取られて、不織布内部に留まった汚れが袋状の空孔部に保持されることにより、再度汚れが拭き取り対象物に戻り再汚染する危険が少なくなり好ましい。
また、該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比は、10:1〜1:1である。断面積が空孔部の総断面積の10倍より大きくなると、水や薬液等の液体を保液するため、或いは汚れを保持するための空間が小さくなり十分保液効果を得られないため好ましくない。また、断面積が空孔部の総断面積より小さくなると、液体や取り去った汚れを一時的に空孔部へ保液することは可能であるが、空孔部の形態を保持するための繊維部分が少なくなってしまう。この結果、薬液を含ませて美容用に用いると薬液を使用時まで保持しておくこと、清拭時ならば拭き取り対象物を再汚染しないために汚れを保持しておくことが難しくなり好ましくない。
液体を保持するために、より好ましい該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比は、9:1〜2:1、更に好ましくは 8:1〜3:1である。
該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比は、無作為に選定した断面写真数点について断面積と空孔部の面積とを測定し、それぞれ平均値を算出し、比を取ることで測定できる。空孔部は開口部の両端を結んだ線分と空孔部の輪郭線を結んだ形状の面積を測定する。測定点数は信頼できる程度に適宜選択すればよいが、例えば異形断面繊維の空孔部の広さと繊度が略一定な場合は5点以上測定すればよい。
異型断面繊維の袋状の空孔部が前記異型断面繊維の断面の最外部付近に有する開口部は、1〜15μmである。開口部が1μmより小さくなると、液体や汚れが空孔部に入り難くなり、液体を保持したり、汚れを保持したりできなくなり好ましくない。また、開口部が15μmより大きくなると、一度保持した液体や汚れを保持しつづけることが難しくなり、例えば薬液を保持した場合は、不必要に薬液を流出してしまい好ましくない。汚れを取り込む場合は、再度拭き取り対象物に汚れを返してしまい再汚染につながるため好ましくない。液体を取り込むためにより好ましい開口部は3〜10μmである。
本発明の不織布を構成する繊維の断面形状は、繊維の側面が皮膚に接したときに皮膚の刺激が少ないような形状であることが好ましい。繊維の側面は曲面を主体とすることが好ましく、曲面のみで構成されることが最も好ましい。また曲率半径の小さい曲面は皮膚刺激の原因となる場合があるので、曲率半径1μm以上であることが好ましく、2μm以上であることが更に好ましい。曲率半径の大きい部分が繊維断面の外側にあることで他の曲率半径の小さい部分の皮膚への接触を抑えられるので好ましい。断面の輪郭線の50%以上が外に向かって凸状をなすことで、皮膚へ接触した際の感触がよい。また該凸状をなす部分の最大の曲率半径を有する部分と同程度の曲率半径を有する凸状をなす曲線部分が前記輪郭線の30%以上をなすことが好ましく、50%以上をなすことが更に好ましく、70%以上をなすことが更に好ましく、90%以上をなすことが更に好ましい。また凸状部分の50%以上をなすことが好ましく、80%以上をなすことが更に好ましく、95%以上をなすことが更に好ましい。「該凸状をなす部分の最大の曲率半径を有する部分と同程度の曲率半径を有する凸状をなす曲線部分」とは最大の曲率半径と30%以内の差である曲率半径をなす部分であり、このように大きな曲率半径を有する部分が輪郭線や凸状部分の広い範囲をなすことで、皮膚への触感が柔らかいものとなる。
更に異型断面繊維の断面外形が部分楕円を成していて、その長径が9〜30μmであることが好ましい。すなわち繊維断面に外接する長径が9〜30μmの楕円の周の50%以上が、該繊維断面と±5%以内の誤差を持って近接または接している状態であることが好ましい。ここで楕円は図5に示すように繊維断面の最大長部分を長径とし、該長径を示す線分と直交する線分の異形断面繊維との接点の最大長を示す部分を短径とするように描くことができる。また繊維断面の最小長部分を短径とし、該短径を示す線分と直交する線分の異形断面繊維との接点の最大長を示す部分を長径とするように描いてもよい。外形が部分楕円を成すことにより、対人清拭用に不織布を使用した場合、肌への刺激が少なく、肌を傷つけることなく清拭をすることが可能である。長径が9μmより小さくなると、結果的に繊度が小さい細い繊維となる。同時に、空孔部も小さくなりすぎて液体を保液、保持することが難しくなる場合があるので好ましくない。また肌触りも不良となる場合がある。長径が30μm以上になると、特に対人に使用した場合においては、不織布の手触りが低下する場合があり、使用上好ましくない。該部分楕円の長径と短径の比は10:1〜1:1であることが好ましく、5:1〜1:1であることが更に好ましく、2:1〜1:1であることが更に望ましい。長径と短径の比が大きくなりすぎると、繊度が高くなり、また繊維の端部が鋭利な形状になってくるので、肌への刺激性が高まり、触感が低下する場合があるので、望ましくない。
前記異型断面繊維に使用されるポリマーとしては、ポリエステル系重合体、ポリオレフィン系重合体、ポリアミド系重合体、ポリスチレン系重合体、ポリアクリルニトリル系重合体、ポリビニルアルコール系重合体などが好ましく用いられる。その中でも、水及び油とのなじみが良好であるため液体の含浸が容易であり、湿潤時には非常にやわらかな風合いをもつため作業性に優れるポリビニルアルコール系共重合体や、弾性率が高く、不織布シートの収縮が抑制でき、作業性も良好となるポリエステル系重合体が最適である。
ポリオレフィン系重合体としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体などの鎖状オレフィン重合体や、シクロオレフィン系重合体、シクロオレフィン系共重合体などが挙げられる。
本発明のポリビニルアルコール系重合体に使用されるポリマーは特に制限はなく、別のモノマー、例えばエチレンなどのα−オレフィンやカルボン酸基、エステル基、スルホン酸基、エチレン基、シラン基、シラノール基、アミン基、アンモニウム基等の官能基をいずれか一つまたは二つ以上有するモノマー共重合していても構わない。また該ポリビニルアルコール系重合体は通常カルボン酸ビニル系重合体のケン化反応によって得ることが出来るが、この場合のケン化度についても特に制限はなく、通常ケン化度85〜99.9モル%、好ましくは96〜99.9モル%のものが用いられる。
ポリエステル系重合体としては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、フタル酸、α,β−(4−カルボキシフェノキシ)エタン、4,4'−ジカルボキシジフェニル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸またはこれらのエステル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のジオールまたはこれらのエステル形成性誘導体とから合成されるポリエステルや、ポリ乳酸等のヒドロキシカルボン酸および/またはその誘導体から得られるポリエステルをあげることができ、なかでもポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどの、構成単位の80重量%以上がエチレンテレフタレート単位または、ブチレンテレフタレート単位であるポリエステル系樹脂が好ましい。
また、本発明の不織布は熱融着繊維を含んでいてもよい。熱融着繊維の熱融着により清拭作業に使用する場合の重要な機能の1つである形態安定性を向上させることもできる。熱融着繊維の含有率は5〜30重量%が好ましい。形態安定性を向上したい場合に熱融着繊維を混合する場合、その含有率が5重量%未満になると、形態安定を向上させるような効果が期待できないため好ましくない。またその含有率が30重量%以上になった場合は、不織布が硬くなり手持ち感が低下すると共に、異型断面繊維がもっている空孔部に熱融着繊維が入り込んでしまい、空孔部を有効に利用できなくなる可能性があるため好ましくない。熱融着繊維の含有率は、前記範囲内において用途に応じて変更することで、得られる不織布の柔軟性および肌触りを調節することは可能である。
熱融着繊維は単一成分からなる熱融着繊維を使用しても良いが、熱処理により融着しない部分も含む2種類以上の樹脂成分からなるサイドバイサイド型、芯鞘型などの複合型熱性融着繊維を使用すると、融着しない部分により繊維強度が保たれるためより望ましい。融着成分の融点は、極細繊維を融着させないために、融点温度差が10℃以上あることが好ましい。
該熱融着繊維の成分として、6ナイロン/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/エチレン−酢酸ビニル系共重合体、ポリエステル/ポリプロピレン、ポリエステル/ポリエチレン、6ナイロン/66ナイロン、高密度ポリエステル/低密度ポリエステル、等の組合せが例示できるがこれらに限定されるものではない。
本発明の不織布の製法としては、特に限定はなく、カード法、エアレイ法、スパンボンド法などの乾式法や湿式法によって形成される繊維ウェブを用いることができる。繊維ウェブとしては、ランダムウェブ、セミランダムウェブ、パラレルウェブ等が好ましく用いられる。
中でも本発明の不織布は、セルロース系繊維、異型断面繊維、熱融着繊維、等の各種繊維を混綿した後、カード法あるいはエアレイ法などにより繊維ウェブを形成するのが好ましい。この場合のステープル繊維ウェブとしては、ランダムウェブ、セミランダムウェブ、パラレルウェブ、クロスラップウェブ等が好ましく用いられる。
次に、得られたウェブに対し構成繊維同士を交絡させることで、不織布を得ることが出来る。繊維
ウェブを交絡させる方法としては、水流絡合方式、ニードルパンチ方式、等が上げられるが、これに限るものではない。その中でもニードルパンチ方式は水流絡合方式と比較して繊維を損傷し、繊維屑を不織布内に存在させる可能性が高い。結果、清拭作業等をする際に、不織布内部より繊維屑が清拭対象物に付着する可能性が高くなるため悪い場合がある。よって、水流絡合方式により、繊維を絡合する方が好ましい。
水流で絡合するには、オリフィスが0.3〜1.5mmの間隔で設けられたノズルからの柱状水流を
噴射して水流処理を施して繊維同士の三次元的な交絡が付与される。前記水流処理は、従来から良く
知られている方法で行えば良く、その条件は最終的に得ようとする不織布の目付、柔軟性などに応じ
て設定すればよい。例えば、目付が30〜60g/mの不織布を得ようとする場合は、孔径0.05
〜0.3mmのオリフィスが0.3〜1.5mmの間隔で設けられたノズルから、水圧20〜70kg/cmの柱状水流を積層物の表裏面側からそれぞれ1〜4回ずつ噴射するとよい。
水流によって交絡させた後は、水分を除去するために乾燥させる。そして熱融着繊維が混綿されている場合においては、乾燥後または乾燥と同時に、前記熱融着繊維によって構成繊維を熱融着させる為に熱融着繊維のみ溶融する温度で熱処理を行う。例えば、熱融着繊維として複合繊維を用いた場合、複合繊維の第二成分の融点以上、複合繊維の第一成分の融点以下の温度で熱処理される。そして、熱処理温度を上記の範囲内で変化させることによって、得られる不織布の柔軟性および肌触りを調節することは可能である。
熱融着繊維を不織布に含ませる場合、熱融着繊維を熱処理することで不織布の形状安定性を高めることができる。熱処理の方法には特に制限はないが、例えば熱風処理、熱カレンダー処理、熱エンボス処理、などが挙げられる。このうち特に、熱風処理、熱カレンダー処理であれば、熱融着繊維が均一に溶融するため好ましい。
本発明の不織布の目付は20g/m〜100g/mであることが好ましいが、これに限るものではない。目付が20g/m未満であると繊維本数が少なくなり厚みが低下する。結果、液体の保液性が低下すると共に、手持ち感が得られないばかりか地合も悪くなり好ましくない。また、100g/mより大きいと厚みが高くなりすぎて持ち難くなり作業性の低下につながる。清拭用に使用される場合は、作業性や手持ち感の点から、30g/m〜80g/mであることがより好ましい。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されない。なお、本実施例中における各物性値は、以下の方法により測定した。
[異形断面繊維の断面の断面積と空孔部面積の比の測定方法]
無作為に選定した断面の顕微鏡写真10点について断面積と空孔部の面積とを
測定し、それぞれ平均値を算出し、比を取った。空孔部は開口部の両端を結んだ線分と空孔部の輪郭線を結んだ形状の面積を測定した。
[異形断面繊維の空孔部の深さと幅の比の測定方法]
無作為に選定した断面の顕微鏡写真10点について空孔部の深さと幅を測定し、平均値を算出し、比を取った。空孔部の内壁内の点と、開口部の両端を結んだ直線との最大距離を深さとした。空孔部内壁内の2点を結ぶ、開口部の両端を結んだ直線と平行な線分の長さの最大値を幅とした。
[厚さの試験方法]
JIS L 1096 8.5に準じ厚さの測定方法で測定する。厚み計は、Mitutouo Corporation製デジマチックインジケーターを使用し、測定子1インチΦ
荷重12g/cmで 測定した。
[保液率の試験方法]
JIS L 1907 7.2吸水率に準じて測定する。試験片を5cm角に切り出して重量を測定する(Ag)。その試験片をイオン交換水の中に30秒浸した。その後試験片の一辺をつまんで液から取り出し1分後の重量(Cg)を測定した。
保液率(D%)は下記式にて算出される。
D(%)= (C−A)/ A × 100
[残存率(F%)の試験方法]
保水率を測定したサンプル(初期重量がAg)を、10cm角に切り出して約2.5gに裁量した濾紙(訂正濾紙No.2)間にはさみ、上から2kgの重りを置いて1分間静置する。1分後サンプルを取り出し重量を測定する(Eg)。水の残存率(F%)は下記式で算出される。
F(%)= (E−A)/ A ×100
〔拭き取り性〕
10cm角のサンプルを4つ折にして使用。サンプル不織布に重量の約3倍の水を含浸。5名の被験者の腕に口紅を塗布して、拭き取ることで性能を比較した。
〇 : 拭き取り性が良好である
△ : やや口紅が残る
× : ほとんど口紅が拭き取れない
[肌触り]
5名の被験者により本発明シートを用いて、拭き取り性を行った後、さらに5往復肌を拭き取ってもらい、以下の基準に従って官能評価した。
<評価基準>
〇 : 肌触りが良い
△ : 拭き取った後の肌が やや違和感がある
× : 拭き取った後の肌が チクチクする
《実施例1》
レーヨン繊維(単繊維繊度1.7dtex、繊維長40mm)を50重量部、ポリエチレンテレフタレートを成分とする、断面形状が直径16μmの部分円に近似され、該断面に深さ:幅=8:5の袋状の空孔部を1つ持ち、断面積と前記空孔部の総断面積の比率が、4.5:1である異型断面繊維(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)を50重量部の割合で用いて均一に混綿した後、目付40g/mのカードウェブを常法により作製し、このカードウェブを開口率25%、穴径0.3mmのパンチングドラム支持体上に載置して速度60mm/分で長手方向に連続的に移送すると同時に、上方から高圧水流を噴射して交絡処理を行って、交絡した繊維ウェブ(織布)を製造した。この交絡処理に当たっては、穴径0.10mmのオリフィスをウェブの幅方向に沿って0.6mmの間隔で設けてあるノズル2本を使用し(隣接するノズル間の距離20cm)、1列目(上流側)のノズルから噴射した高圧水流の水圧を20kg/cm2、2列目(中間位置)のノズルから噴射した高圧水流の水圧を40kg/cm2、として行った。さらに細かい網目を有する全体に平坦な支持体に載置して連続的に移送すると共に高圧水流を噴射して交絡処理を行って、不織布を構成する繊維を更に交絡させた。この交絡処理は、穴径0.10mmのオリフィスをウェブの幅方向に沿って0.6mmの間隔で設けてあるノズル2本を使用して、いずれも高圧水流の水圧40kg/cm2の条件下で行った。さらに130℃で乾燥して、目付けが40g/m2の不織布を得た。
《実施例2》
レーヨン繊維(単繊維繊度1.7dtex、繊維長40mm)を45重量部、ポリエチレンテレフタレートを成分とする、断面形状が長径18μm、短径14μmの部分楕円に近似され、該断面に深さ:幅=8:5の袋状の空孔部を1つ持ち、該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比率が、4.5:1 である異型断面繊維(以下「PET繊維」という場合がある)(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)を30重量部熱融着繊維としてポリエチレンテレフタレートを芯成分としてポリエチレンを鞘成分とする低温融着性芯鞘型複合紡糸繊維(芯成分:鞘成分の重量比=1:1)(以下「PET/PE芯鞘繊維」という場合がある)(単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)を25重量部の割合で用いて均一に混綿した後、目付40g/mのカードウェブを常法により作製し、このカードウェブを開口率25%、穴径0.3mmのパンチングドラム支持体上に載置して速度60mm/分で長手方向に連続的に移送すると同時に、上方から高圧水流を噴射して交絡処理を行って、交絡した繊維ウェブ(織布)を製造した。
この交絡処理に当たっては、穴径0.10mmのオリフィスをウェブの幅方向に沿って0.6mmの間隔で設けてあるノズル2本を使用し(隣接するノズル間の距離20cm)、1列目(上流側)のノズルから噴射した高圧水流の水圧を20kg/cm2、2列目(中間位置)のノズルから噴射した高圧水流の水圧を40kg/cm2、として行った。さらに細かい網目を有する全体に平坦な支持体に載置して連続的に移送すると共に高圧水流を噴射して交絡処理を行って、不織布を構成する繊維を更に交絡させた。この交絡処理は、穴径0.10mmのオリフィスをウェブの幅方向に沿って0.6mmの間隔で設けてあるノズル2本を使用して、いずれも高圧水流の水圧40kg/cm2の条件下で行った。さらに120℃で乾燥した後、140℃のカレンダー処理によりPET/PE芯鞘繊維を溶融させて、目付けが40g/m2の不織布を得た。
《実施例3》
実施例2のPET繊維をポリビニルアルコールを成分とする断面形状が長径:短径=2:1の部分楕円に近似され、該断面に深さ:幅=1:2の袋状の空孔部を1つ持ち、断面積と前記空孔部の総断面積の比率が、8:1である異型断面繊維(単繊維繊度1.6dtex、繊維長38mm)に変更する以外は、同様な方法で平均目付40g/mからなる不織布を得た。
《比較例1》
実施例1の原綿構成をレーヨン100重量%に変更する以外は、同様な方法で平均目付40g/mからなる不織布を得た。
《比較例2》
実施例2のPET繊維を丸断面の通常PET繊維(単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm)に変更する以外は、同様な方法で平均目付40g/mからなる不織布を得た。
《比較例3》
実施例2のPET繊維をポリアミド成分とポリエステル成分が交互に層状に積層した断面形状をもち、繊度3.8dtex、繊維長51mmの、分割繊維(株式会社クラレ製 W-102)に変更する以外は、同様な方法で平均目付40g/mからなる不織布を得た。
以上の実施例、比較例について表1、表2に示す。
Figure 2009079320
Figure 2009079320
実施例1が示すように、繊維構成がレーヨン50重量% 断面積と前記空孔部の総断面積の比率が、4.5:1である異型断面PET50重量%で作成された不織布は、保液率が高いため水や薬液等の液体を保液し易く、なお且つ残存率も低いことから、保液した薬液を放出し有効に利用できることが確認された。
また、拭き取り性や肌触りも良好であった。実施例1の原綿構成に熱融着繊維を加えた場合、やや保液力は低下するが、実施例1と同様に、拭き取り性や肌触りも良好であった。
それに対して、比較例1で示されるように、レーヨン繊維100重量%であると、保液した薬液を放出できないため薬液の有効利用が妨げられる。さらに、比較例2のように異型断面ではなく丸断面のPETを繊維構成に加えた場合、保液性が低下すると共に拭き取り性も低下する。また、比較例3で示すように分割極細繊維を使用した場合、拭き取り性は良好であるが、肌へ刺激を与えてしまう結果となった。
本発明によれば、美容液等の薬液をより多く保液すると共に、効率よく放出でき、また清拭時には肌を傷つける事無く高い拭き取り性を有して、拭き取った汚れは不織布内に保持し、再汚染を防ぐことが可能である。
開放型の空孔形状の空孔部を有する本発明の不織布が備える異形断面繊維の断面形状の例 閉鎖型の空孔形状の空孔部を有する本発明の不織布が備える異形断面繊維の断面形状の例 複数の空孔部を有する本発明の不織布が備える異形断面繊維の断面形状の例 複数の空孔部を有する本発明の不織布が備える異形断面繊維の断面形状の例 本発明の不織布が備える異形断面繊維の断面外形の部分楕円形状を説明する図
符号の説明
1 空孔部
2 開口部
3 異形断面繊維の断面形状を元に描いた楕円の長径
4 異形断面繊維の断面形状を元に描いた楕円の短径
5 異形断面繊維の外形
6 異形断面繊維の断面形状を元に描いた楕円

Claims (4)

  1. セルロース系繊維30〜80重量%と異型断面繊維20〜70重量%とからなる不織布であって、前記セルロース系繊維の任意の断面形状は略円形あり、前記異型断面繊維の任意の断面は少なくとも1つの袋状の空孔部を有し、該断面の断面積と前記空孔部の総断面積の比は、10:1〜1:1であることを特徴とする不織布。
  2. 前記袋状の空孔部は、前記異型断面繊維の断面の最外部付近に1〜15μmの開口部を少なくとも1つ有することを特徴とする、請求項1に記載の不織布。
  3. 熱融着繊維5〜30重量%をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の不織布。
  4. 前記異型断面繊維の断面外形が部分楕円を成していて、その長径が9〜30μmであることを特徴とする請求項1に記載の不織布。
JP2007249044A 2007-09-26 2007-09-26 不織布 Expired - Fee Related JP5401713B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249044A JP5401713B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 不織布

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249044A JP5401713B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 不織布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009079320A true JP2009079320A (ja) 2009-04-16
JP5401713B2 JP5401713B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=40654284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007249044A Expired - Fee Related JP5401713B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 不織布

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5401713B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524032A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 繊維性構造体及びその製造方法
WO2014073334A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 ユニ・チャーム株式会社 ウェットワイプス、及びウェットワイプスの包装体
WO2014132690A1 (ja) 2013-02-26 2014-09-04 東レ株式会社 不織布
JP2015067936A (ja) * 2013-10-01 2015-04-13 ユニチカ株式会社 不織布
KR20230122579A (ko) 2020-12-23 2023-08-22 도레이 카부시키가이샤 스킨 케어 제품용 부직포, 페이스 마스크 및 클렌징 시트

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01192803A (ja) * 1988-01-23 1989-08-02 Asahi Chem Ind Co Ltd 新規な使い捨て衛生材料
JPH02251649A (ja) * 1989-03-22 1990-10-09 Kuraray Co Ltd 吸水性不織布
JPH02289220A (ja) * 1989-04-28 1990-11-29 Kuraray Co Ltd ワイピングクロス用布帛
JPH02293457A (ja) * 1989-04-28 1990-12-04 Kuraray Co Ltd ウエットテイッシュ用不織布
JPH0345745A (ja) * 1989-07-13 1991-02-27 Kuraray Co Ltd 夜具地
JPH05302267A (ja) * 1992-04-21 1993-11-16 Toyobo Co Ltd 中空繊維およびその製造方法
JP2001314342A (ja) * 2000-05-08 2001-11-13 Lion Corp 皮膚洗浄用シート

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01192803A (ja) * 1988-01-23 1989-08-02 Asahi Chem Ind Co Ltd 新規な使い捨て衛生材料
JPH02251649A (ja) * 1989-03-22 1990-10-09 Kuraray Co Ltd 吸水性不織布
JPH02289220A (ja) * 1989-04-28 1990-11-29 Kuraray Co Ltd ワイピングクロス用布帛
JPH02293457A (ja) * 1989-04-28 1990-12-04 Kuraray Co Ltd ウエットテイッシュ用不織布
JPH0345745A (ja) * 1989-07-13 1991-02-27 Kuraray Co Ltd 夜具地
JPH05302267A (ja) * 1992-04-21 1993-11-16 Toyobo Co Ltd 中空繊維およびその製造方法
JP2001314342A (ja) * 2000-05-08 2001-11-13 Lion Corp 皮膚洗浄用シート

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013524032A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 繊維性構造体及びその製造方法
KR20150084032A (ko) * 2012-11-09 2015-07-21 유니 참 코포레이션 웨트 와이프, 및 웨트 와이프의 포장체
WO2014073334A1 (ja) * 2012-11-09 2014-05-15 ユニ・チャーム株式会社 ウェットワイプス、及びウェットワイプスの包装体
JP2014094188A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Uni Charm Corp ウェットワイプス、及びウェットワイプスの包装体
KR102014909B1 (ko) * 2012-11-09 2019-08-27 유니 참 코포레이션 웨트 와이프, 및 웨트 와이프의 포장체
CN104603359A (zh) * 2012-11-09 2015-05-06 尤妮佳股份有限公司 湿巾及湿巾的包装体
WO2014132690A1 (ja) 2013-02-26 2014-09-04 東レ株式会社 不織布
KR20150120964A (ko) 2013-02-26 2015-10-28 도레이 카부시키가이샤 부직포
CN105074074A (zh) * 2013-02-26 2015-11-18 东丽株式会社 无纺布
EP2963168A4 (en) * 2013-02-26 2016-09-21 Toray Industries NONWOVEN FABRIC
JPWO2014132690A1 (ja) * 2013-02-26 2017-02-02 東レ株式会社 不織布
KR102093682B1 (ko) * 2013-02-26 2020-03-26 도레이 카부시키가이샤 부직포
JP2015067936A (ja) * 2013-10-01 2015-04-13 ユニチカ株式会社 不織布
KR20230122579A (ko) 2020-12-23 2023-08-22 도레이 카부시키가이샤 스킨 케어 제품용 부직포, 페이스 마스크 및 클렌징 시트

Also Published As

Publication number Publication date
JP5401713B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6158178B2 (ja) 保液シート及びフェイスマスク
JP4286255B2 (ja) タフト付きラミネートウェブ
JP6080319B2 (ja) 不織布およびその製造方法、並びに拭き取り材
JP6107820B2 (ja) 不織布
JP6285737B2 (ja) ウェットシート用不織布、ウェットワイピングシート、および液体含浸皮膚被覆シート
KR102213970B1 (ko) 보액 시트 및 페이스 마스크
JP4419929B2 (ja) 皮革様シートおよびその製造方法
KR20160123280A (ko) 해도 복합 섬유, 복합 극세 섬유 및 섬유 제품
JP5643145B2 (ja) 積層シート及びその製造方法
KR20120107908A (ko) 적층 시트 및 그 제조 방법
JPH11217757A (ja) 短繊維不織布およびその製造方法
JP5309270B1 (ja) 多層繊維構造物
JP5401713B2 (ja) 不織布
JP5309268B1 (ja) 多層繊維構造物
KR20110095145A (ko) 산업용 와이프
JP3668184B2 (ja) 皮膚湿潤シートおよびその製造方法
JP4307426B2 (ja) 積層不織布
JP2004315991A (ja) 液体塗布用繊維集合体
KR20220002346A (ko) 섬유 적층체 및 그 제조 방법
JP2021023669A (ja) 液体含浸皮膚被覆シート用不織布及びその製造方法、液体含浸皮膚被覆シート、並びにフェイスマスク
JP2010084297A (ja) ワイパー用不織布およびその製造方法
JP3961741B2 (ja) 湿潤シート
JP2002263043A (ja) ワイピング用不織布
JP2004313425A (ja) 拭き取りシート
JP2013170340A (ja) エアレイド不織布用繊維および該繊維を用いたエアレイド不織布

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5401713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees