JP2009078875A - 乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置および診断方法 - Google Patents

乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置および診断方法 Download PDF

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【課題】乗客コンベアにおいて、精密な電動機制御技術や専用の踏段移動センサを必要とすることなく駆動チェーンおよび/または手摺駆動チェーンのたるみ量を診断する。
【解決手段】乗客コンベア1を電動機10により一方向へ運転させたのち制動をかけて静止させ、前記電動機10への電力を遮断した状態で前記制動を開放し、このとき駆動軸7が回転する回転量を回転量検出器12により検出し、この回転量に基いて駆動チェーン9のたるみ量を演算する。また、電動機10を逆方向に起動し、手摺移動量検出器24により、手摺20の移動開始を検出するまでの全遅れ時間T4を求め、この中から、先に求めた駆動チェーン9のたるみ量相当分L1を差し引いて、手摺駆動チェーン23のたるみ量L2を演算する。
【選択図】図3

Description

本発明は、エスカレーターや電動道路等の乗客コンベアの駆動チェーンおよび/または手摺駆動チェーンのたるみ量診断装置および診断方法に係るものである。
乗客コンベアの駆動チェーンのたるみ量を測定する技術としては、特許文献1や2が知られている。
まず、特許文献1では、駆動装置の電動機の駆動力を主駆動スプロケットを回動させるのに要する駆動力よりも低い駆動力で一方向へ回動させて駆動チェーンの一側を緊張させ、この時の駆動装置の回動位置を始点とする。次に、電動機を他方向へ回動させて駆動チェーンの他側を緊張させ、この時の駆動装置の回動位置を終点とし、始点から終点までの間に駆動装置が回動した回動数から駆動チェーンのたるみ量を演算する。
また、特許文献2には、最初に下降運転を行い、適当に停止させ、駆動チェーンの片側にたるみを集め、このときの回動位置を始点とする。次に、上昇運転を行い、たるみが解消して踏段が移動し始めるのを加速度センサで検出して停止させ、このときの回転位置を始点と比較したるみ量を演算する。
特許3753998号公報 特開2006−131356号公報
上記特許文献1の実現には主駆動スプロケットを回動させる駆動力よりも小さな駆動力を発生させることで、主駆動スプロケットと駆動装置を連結する駆動チェーンの緊張状態を得る事が重要な技術である。一般的にエスカレーターの駆動用電動機には誘導電動機が使用され、主駆動スプロケットと駆動用電動機の間には減速機を介して十分に減速して駆動力が伝達される。また、エスカレーター制動時の停止ショックを緩和するため、駆動装置にはずみ車を接続されることが一般的である。このため電動機が回動することで、駆動装置は慣性エネルギを持つことになる。駆動装置電動機と主駆動スプロケットの回転数比は大きく異なるため、駆動装置電動機側のトルクに換算して主駆動スプロケットが回動しないトルクは相当に小さいトルクとなる。しかし、主駆動スプロケットが回動しない程度に出力トルクを抑えた電動機制御を行っても、慣性力が働いているため、主駆動スプロケットが回動しない状態で駆動装置を停止させることは技術的に相当困難である。
また、特許文献1および2ともに、踏段が動き出すポイントを検出する加速度センサ等のセンサが必要であり、駆動電動機に連結されたロータリーエンコーダで代用することはできない。
本発明は、乗客コンベアにおいて、精密な電動機制御技術や専用の踏段移動センサを必要とすることなく駆動チェーンおよび/または手摺駆動チェーンのたるみ量を診断することを目的とする。
本発明の望ましい実施態様においては、乗客コンベアを電動機により一方向へ運転させたのち制動をかけて静止させ、前記電動機への電力を遮断した状態で前記制動を開放し、このとき駆動軸が回転する回転量を回転量検出器により検出し、この回転量に基いて駆動チェーンのたるみ量を演算することを特徴とする。
また、本発明の他の望ましい実施態様においては、駆動チェーンの一方を緊張状態として静止させた状態から、電動機を反対方向に回転駆動させ、この逆方向回転により、手摺駆動チェーンのたるみがなくなり移動手摺が逆方向に移動を開始したことを手摺移動量検出器の出力で検出し、電動機の逆方向運転開始時刻から移動手摺が移動を開始した時刻の差と、演算された駆動チェーンのたるみ量相当値に基いて手摺駆動チェーンのたるみ量を演算することを特徴とする。
さらに、本発明の望ましい実施態様においては、演算された駆動チェーンのたるみ量相当値は、電動機の逆方向運転開始時刻から踏段が移動を開始する時刻までの時間間隔(T3)を、演算された駆動チェーンのたるみ量相当値(L1)に基いて予測演算することを特徴とする。
本発明の望ましい実施態様によれば、高度な電動機制御技術を必要とすることなく、また踏段移動計測用の専用のセンサを必要とすることなく、駆動チェーンや手摺駆動チェーンのたるみ量を計測することが可能となる。
本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べる実施形態の中で明らかにする。
以下、本発明の一実施例による乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置を、特にエスカレーターに適用した例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるエスカレーターの駆動チェーンのたるみ量および手摺駆動チェーンのたるみ量診断装置を示す概略構成図である。
図中、1はエスカレーター、2は踏段、3は踏段が連結されて循環する踏段チェーン、4は踏段チェーン3が巻きかけられた踏段チェーンスプロケット、5は踏段チェーンスプロケットと同軸に取付けられた主駆動スプロケットである。
エスカレーター1を駆動する駆動装置6は、その出力軸7に駆動スプロケット8が取付けられ、この駆動スプロケット8と主駆動スプロケット5との間に駆動チェーン9が巻き掛けられている。駆動装置6に駆動力を与えるために電動機10があり、駆動装置6を機械的に制動するために制動装置11が設けられている。駆動装置6の出力軸7と比例して回転する検出軸には、回転量検出器12が取付けられている。
エスカレーター1の欄干周辺部を手摺20が回動しており、この手摺20を踏段2と同期して駆動させるために手摺駆動ローラ21により駆動力を伝達している。踏段チェーンスプロケット4および主駆動スプロケット5と同軸に取付けられた手摺駆動スプロケット22と手摺駆動ローラ21との間には、手摺駆動チェーン23が巻き掛けられている。手摺20の移動状態を検出するために、手摺移動量検出器24が設けられている。
エスカレーター制御装置30には、電動機10に対して駆動用電力を供給する電動機駆動回路31と、制動装置11に対して制動/開放の電気的指令を与える制動装置制御回路32を備えている。また、駆動装置6の回転量を検出する回転量検出器12及び手摺移動量検出器24からそれぞれの速度に応じて出力されるパルス信号を受信してカウントするパルスカウント回路33を備えている。
エスカレーター乗降口手前に利用客の進入を検出する検出センサ40が設けられ、利用客の進入を検出すると、予め定められた運転を行う、いわゆる自動運転を行う。また、エスカレーターの状態を示す状態表示器50を設け、エスカレーター制御装置30に保守携帯端末51を接続できるようにして、保守作業時に診断を行うことができる。これらの点については、実施形態2あるいは3で後述する。
(実施形態1)
図2および図3に従って実施形態1の動作を説明する。図2は通常運転方向を下降方向としているエスカレーターにおける駆動チェーンおよび手摺駆動チェーンのたるみ量診断の運転フローである。図3は図2におけるたるみ量診断を行う場合の各部の挙動を示した動作説明図およびタイミングチャートである。
図示しないチェーンたるみ量診断を実施する指令が与えられると手順201によりエスカレーター1を上昇方向へ一旦起動し、手順202において手摺20まで駆動力が伝達され、手摺移動量検出器24により移動を開始したかを監視する。エスカレーター機器に何等かの異常が発生し一定時間経過しても、手摺20へ駆動力が伝達されず手摺移動量検出器24において手摺20の移動が検出されない場合には手順203において機器異常と判定し、手順204に進み、異常と診断して運転を終了する。この場合、遠隔監視装置等へ異常診断したことを伝達する。
手順202において、手摺移動量検出器24にて手摺移動を検出すると、手摺20まで駆動力が伝達し、駆動チェーン9および手摺駆動チェーン23に緊張力が発生し、それぞれのチェーンの一方が緊張状態、他方がたるみ状態となる。手順205にて、電動機駆動回路31を遮断して電動機10への電力供給を停止させて駆動力を無くし、制動装置制御回路32により制動装置11を動作させてエスカレーター1に機械的に制動を掛ける。手順206において、図3における一定時間T1の時間経過まで待機し、完全停止状態とする。具体的には、駆動装置6の回転を検出する回転量検出器12により回転量に応じて出力する電気的パルス信号が出力されていないことをパルスカウント回路33により検出して、エスカレーター1が完全に停止状態にあることを確認する。このときのエスカレーター1の駆動チェーン9と手摺駆動チェーン23は、図3の下方に示すエスカレーター状態(A)に示す状態となる。
手順207にて、制動装置制御回路32により制動装置11に通電して、制動装置11を開放状態とする。駆動チェーン9は一方が緊張状態、一方がたるみ状態であるため、制動装置11を開放状態とするとチェーンの張力がバランスし、釣り合うように動こうとする。主駆動スプロケット5に連結された踏段チェーン3および踏段2は、図示しない走行ローラに発生する弾性変形等により走行抵抗を有する。このため、主駆動スプロケット5と駆動装置6の回転に要する力を比較した場合、一般的に駆動装置6が十分に小さい力となるため、駆動装置6の駆動スプロケット8が、手順208のように自由回転を始める。この場合の回転量は駆動チェーン9のたるみ量に応じて変化する。たるみ量が少なければ少ない回転で張力が釣り合うが、たるみ量が多ければ張力が釣り合うため大きな回転量が必要となる。この回転量を計測することで駆動チェーン9のたるみ量を換算して算出することができる。このため手順209にて、制動装置11開放時における回転量検出器12の出力パルス始点をa点として記憶する。手順210において、回転量検出器12から出力されるパルスが一定時間以上継続した場合は、異常と診断して手順204に進み、異常と診断して運転を終了し、遠隔監視装置等へ異常診断したことを伝達する。一般的にエスカレーターの構造上、この回転時間は数秒程度となり、例えば30秒以上も回転を続けたりする場合は、踏段2上に荷重が加えられて、踏段2自体が動き出している場合等が想定され、正常な診断を行うことができる状態ではない。このため、一定時間を経過しても回転量検出器12にて回転が検出される場合を異常と診断するものである。
手順211において、回転量検出器12にてパルス出力が終了したことをパルスカウント回路33で検出すると、手順212において回転停止のパルス終点を終点bとして記憶する。手順213では、記録している始点aのパルスカウント値と終点bのパルスカウント値の差分量を算出することで、駆動チェーン9のたるみ量に伴う駆動スプロケット8の回転量が求まる。予め求めてある駆動チェーン9のたるみ量と駆動スプロケット8の回転量との換算関係に当てはめ、駆動チェーン9のたるみ量L1を算出する。
さて、次に、図3において、これまでのエスカレーター状態(B)から、電動機10を駆動して駆動チェーン9の一方が完全に緊張状態になり、主駆動スプロケット5へ駆動力が伝達されるまでの時間T3は駆動チェーン9のたるみ量と電動機10の角速度または角加速度により決まる。したがって、電動機10の角加速度を固定とすると、時間T3は駆動チェーン9のたるみ量のみにより決まるので、演算により求めることが可能となる。
手順215にて、制動装置制御回路32により制動装置11に通電して、制動装置11を開放状態とし、電動機駆動回路31により電動機10に対して電力を供給し下降方向へ駆動する。手順216で、駆動チェーン9のたるみが完全に無くなり緊張状態になると主駆動スプロケット5に駆動力が伝達される。また、このとき、主駆動スプロケット5に駆動力が伝達されると、主駆動スプロケット5と同軸に接続されている手摺駆動スプロケット22が回転を始める。このため、手順217で手摺駆動スプロケット22に巻き掛けられた手摺駆動チェーン23に駆動力が伝達され、手摺駆動チェーン23のたるみ側が引っ張られ徐々に緊張状態となる。これが、図3のエスカレーター状態(C)から(D)への変遷であり、手摺駆動チェーン23の一方がたるみ状態から完全に緊張状態に変化すると手摺駆動ローラ21に駆動力が伝達され、手摺20が回動を始める。このため、手順220にて、手摺20の回動を検出する手摺移動量検出器24で手摺の移動開始を監視する。このとき、電動機10が起動して一定時間を経過しても手摺20が移動を開始しなければ駆動力伝達経路または手摺移動量検出器24の異常が考えられるので、手順219の異常診断状態となり、診断を終了し、遠隔監視装置等へ異常診断したことを伝達する。手順221にて、電動機10が下降方向へ起動開始した時点から、手摺移動量検出器24にて手摺20の移動開始を検出した時点までの時間T4を計測する。手順222では、先に、手順214にて演算により求めた時間T3と、ここで求めた時間T4との差分時間を算出する。時間T3は、電動機10が起動してから主駆動スプロケット5へ駆動力が伝達されるまでの時間であり、すなわち、駆動チェーン9のたるみ量に相当する値である。この差分時間が、手摺駆動チェーン23のたるみ量と電動機10の角速度または角加速度により決まるので、駆動チェーン9の場合と同様に、電動機10の角加速度を固定すれば、手摺駆動チェーンのたるみ量と差分時間との関係になる。したがって、予め求めてある手摺駆動チェーン23のたるみ量と差分時間との換算関係に当てはめ、手摺駆動チェーン23のたるみ量L2を算出する。
この演算は、電動機を逆方向起動してから移動手摺20が移動を始めるまでの全遅れ時間T4(全たるみ量相当)から、駆動チェーン9のたるみL1による遅れ時間T3を差し引いて、手摺駆動チェーン23のたるみ量L2(遅れ時間T4−T3)を得ている。
手順223にて演算により算出した駆動チェーンたるみ量L1と予め設定した駆動チェーンたるみ量診断しきい値を比較し、しきい値を超えたたるみ量が検出されていた場合、手順224へ進み、たるみ量異常として駆動チェーン9のたるみ量管理値超過を記録する。同様に、手順225にて演算により算出した手摺駆動チェーンたるみ量L2と予め設定した手摺駆動チェーンたるみ量診断しきい値と比較し、しきい値を超えたたるみ量が検出された場合、手順226へ進み、手摺駆動チェーン23のたるみ量管理値超過を記録する。
診断結果は、手順227にて制御装置30の記録領域に記録する。また、診断結果は、手順227にて遠隔監視装置を通じて監視センタへ発報し、必要に応じて保全調整作業を実施する指示を行う。
以上の実施形態1によれば、既存のロータリーエンコーダ等を用いた回転量検出器12を利用し、高度な電動機制御技術や踏段移動センサを必要とすることなく、乗客コンベアの駆動チェーンのたるみ量診断が可能である。
また、この実施形態1によれば、既存のロータリーエンコーダ等を用いた手摺移動量検出器24を利用し、高度な電動機制御技術を必要とすることなく、乗客コンベアの手摺駆動チェーンのたるみ量診断をも可能としている。
(実施形態2)
図1において、エスカレーター乗降口手前に、利用客の進入を検出するセンサ40を設け、このセンサにて利用客の進入を検出したとき、エスカレーターを起動する、いわゆる自動運転を行う実施形態2を、図4に示すフローチャートに従い説明する。
実施形態1にて説明した通り、エスカレーターに利用客が乗っておらず運転休止状態において、駆動チェーン9、手摺駆動チェーン23のたるみ量診断を行う。このため、手順401にて、エスカレーター乗降口手前に設置した利用客検出センサ40にてエスカレーターへの利用客の乗込みが無い状態を検出し、エスカレーターが利用待機状態であることを確認する。続いて、手順402にて、エスカレーター制御装置30に内蔵する時刻情報と、過去に蓄積された運転情報より算出し、若しくは予め入力された利用の少ない時間帯(一般的には深夜時間帯)であるかどうかを比較して診断動作が可能かどうかを判断する。これは利用の多い時間帯に診断を行うと、後述する利用客進入時の診断中止動作に至ることを予防するためである。手順402にて診断が可能と判定されると、手順403において、実施形態1にて説明した駆動チェーン9、手摺駆動チェーン23のたるみ量診断を行う。
診断中においても、手順404に示す通り、利用客検出センサ40にて常にエスカレーターに利用客の乗込み有無を監視して、万一利用客の検出があった場合には、手順405に進んで、直ちにチェーンたるみ量診断を中止する。そして、予め定められた方向にエスカレーターを起動させ、通常の自動運転を行う。手順406に示す通り、利用客の検出が無い状態で診断を実施し、手順407にて診断終了後に、元の自動運転待機状態へ復帰させて駆動チェーン9、手摺駆動チェーン23のたるみ量診断を終了する。
(実施形態3)
図1において、エスカレーターの状態を示す状態表示器50を設け、エスカレーター制御装置30に保守携帯端末51を接続可能なエスカレーターにおいて、保守作業時に診断を行う実施形態3について、図5に示すフローチャートに従い説明する。
手順501にて、エスカレーターの状態が保守作業中かどうかを検出し、保守作業時以外は診断を行わない。手順502にて、保守作業中に通常の保守作業時には行わないようなある特定の暗号操作を行うことで駆動チェーン9、手摺駆動チェーン23のたるみ量診断手順504へ移行する。特定の暗号操作とは、例えば、停止スイッチ操作を5秒間入れ続け、その後10秒間以内に、停止スイッチを5回入れる等を用いることができる。
また、手順503に示すように、保守携帯端末51を接続し、専用の命令コードをエスカレーター制御装置30へ送信することで、同様に診断手順504へ移行し、実施形態1にて説明した駆動チェーン9、手摺駆動チェーン23のたるみ量診断を行う。
診断が終了すると、手順503で保守携帯端末51が接続されているか否かを判断し、保守携帯端末51が接続されている場合は、手順506へ進んで、診断結果、計測データをエスカレーター制御装置30から保守携帯端末51へ転送・表示する。また、手順507では、エスカレーター本体に設置している状態表示器50にて診断結果をコード表示して、保守作業員に伝達する。保守作業が終了し、保守状態から通常状態へ復旧させることで、状態表示器50の表示を診断結果表示から通常表示に戻して一連の動作を終了する。
このように本発明の実施形態によれば、高度な電動機制御技術を必要とすることなく、またチェーンたるみ量計測に専用のセンサを必要とすることなく、駆動チェーンおよび/または手摺駆動チェーンのたるみ量を計測し診断することが可能となる。
本発明の一実施形態による乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置を適用したエスカレーターの概略構成図である。 本発明の実施形態1によるチェーンたるみ量診断制御処理フロー図である。 本発明の実施形態1によるチェーンたるみ量診断制御における各機器の動作タイミングチャートおよび機器の挙動を示す図である。 本発明の実施形態2によるチェーンたるみ量診断制御処理フロー図である。 本発明の実施形態3によるチェーンたるみ量診断制御処理フロー図である。
符号の説明
1…エスカレーター、2…踏段、3…踏段チェーン、4…踏段チェーンスプロケット、5…主駆動スプロケット、6…駆動装置、7…出力軸、8…駆動スプロケット、9…駆動チェーン、10…電動機、11…制動装置、12…回転量検出器、20…手摺、21…手摺駆動ローラ、22…手摺駆動スプロケット、23…手摺駆動チェーン、24…手摺移動量検出器、30…エスカレーター制御装置、31…電動機駆動回路、32…制動装置制御回路、33…パルスカウント回路、40…利用客検出センサ、50…状態表示器、51…保守携帯端末。

Claims (10)

  1. 電動機と、この電動機によって駆動される駆動装置スプロケットと、この駆動装置スプロケットから駆動チェーンを介して駆動される踏段チェーンスプロケットと、この踏段チェーンスプロケットに巻き掛けられた無端状の踏段チェーンと、この踏段チェーンにより循環移動される多数の踏段と、前記電動機から駆動装置スプロケットに至る駆動軸の回転を制動させる制動装置と、前記駆動軸の回転角度を検出する回転量検出器とを備えた乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベアを前記電動機により一方向へ運転させたのち制動をかけて静止させる手段と、前記電動機への電力を遮断した状態で前記制動装置を開放する手段と、このとき前記駆動軸が回転する回転量を前記回転量検出器により検出する手段と、この回転量に基いて前記駆動チェーンのたるみ量を演算する手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  2. 電動機と、この電動機によって動力を与えられる駆動装置と、この駆動装置に設けられた駆動装置スプロケットと、この駆動装置スプロケットから駆動チェーンを介して駆動される主駆動スプロケットと、この主駆動スプロケットと同軸上に取付けられた踏段チェーンスプロケットと、この踏段チェーンスプロケットに巻き掛けられた無端状の踏段チェーンと、この踏段チェーンにより循環移動される多数の踏段と、これらの踏段と同期して移動し欄干構成部材に案内される移動手摺と、前記駆動装置の駆動軸の回転を制動させる制動装置と、前記駆動装置の駆動軸の回転角度を検出する回転量検出器とを備えた乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベアを前記電動機により一方向へ運転させたのち制動をかけて、前記駆動チェーンの一方を緊張状態として静止させる手段と、前記電動機への電力を遮断した状態で前記制動装置を開放する手段と、このとき前記駆動チェーンの張力により前記駆動装置が回転する回転量を前記回転量検出器により検出する手段と、この回転量に基いて前記駆動チェーンのたるみ量を演算する手段とを備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  3. 請求項2において、前記踏段チェーンスプロケットと同軸に取付けられた手摺駆動スプロケットと、前記移動手摺に対して駆動力を伝達する手摺駆動ローラと、前記手摺駆動スプロケットと前記手摺駆動ローラとを無端状に接続する手摺駆動チェーンと、前記移動手摺の移動を検出する手摺移動量検出器を備え、前記駆動チェーンの一方を緊張状態として静止させた状態から、前記電動機を反対方向に回転駆動させる手段と、この逆方向回転により、前記手摺駆動チェーンのたるみがなくなり前記移動手摺が逆方向に移動を開始したことを前記手摺移動量検出器の出力で検出する手段と、前記電動機の逆方向運転開始時刻から前記移動手摺が移動を開始した時刻の差と、演算された前記駆動チェーンのたるみ量相当値に基いて前記手摺駆動チェーンのたるみ量を演算する演算手段とを備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  4. 請求項3において、演算された前記駆動チェーンのたるみ量相当値は、前記電動機の逆方向運転開始時刻から前記踏段が移動を開始する時刻までの時間間隔(T3)を、演算された前記駆動チェーンのたるみ量相当値(L1)に基いて予測演算する手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記たるみ量が所定のしきい値を超えたときに異常診断信号を発信する手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、乗客コンベア乗降口手前に利用客の進入を検出する利用客センサと、この利用客センサにより利用客の進入を検出したとき運転を開始する手段と、前記利用客センサが作動状態において前記チェーンのたるみ量診断動作を禁止する手段を備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、保守点検作業時に特定の操作を行うことで前記チェーンたるみ量の診断動作を開始させる手段と、診断結果を前記乗客コンベアに設置された表示器により表示する手段とを備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、保守点検作業時に特定の操作を行うことで前記チェーンたるみ量の診断動作を開始させる手段と、診断結果を保守携帯端末に伝達する手段とを備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断装置。
  9. 電動機と、この電動機によって動力を与えられる駆動装置と、この駆動装置に設けられた駆動装置スプロケットと、この駆動装置スプロケットから駆動チェーンを介して駆動される主駆動スプロケットと、この主駆動スプロケットと同軸上に取付けられた踏段チェーンスプロケットと、この踏段チェーンスプロケットに巻き掛けられた無端状の踏段チェーンと、この踏段チェーンにより循環移動される多数の踏段と、これらの踏段と同期して移動し欄干構成部材に案内される移動手摺と、前記駆動装置の駆動軸の回転を制動させる制動装置と、前記駆動装置の駆動軸の回転角度を検出する回転量検出器とを備えた乗客コンベアにおいて、前記乗客コンベアを前記電動機により一方向へ運転させたのち制動をかけて、前記駆動チェーンの一方を緊張状態として静止させるステップと、前記電動機への電力を遮断した状態で前記制動装置を開放するステップと、このとき前記駆動チェーンの張力により前記駆動装置が回転する回転量を前記回転量検出器により検出するステップと、この回転量に基いて前記駆動チェーンのたるみ量を演算するステップとを備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断方法。
  10. 請求項9において、前記踏段チェーンスプロケットと同軸に取付けられた手摺駆動スプロケットと、前記移動手摺に対して駆動力を伝達する手摺駆動ローラと、前記手摺駆動スプロケットと前記手摺駆動ローラとを無端状に接続する手摺駆動チェーンと、前記移動手摺の移動を検出する手摺移動量検出器を備え、前記駆動チェーンの一方を緊張状態として静止させた状態から、前記電動機を反対方向に回転駆動させるステップと、この逆方向回転により、前記手摺駆動チェーンのたるみがなくなり前記移動手摺が逆方向に移動を開始したことを前記手摺移動量検出器の出力で検出するステップと、前記電動機の逆方向運転開始時刻から前記移動手摺が移動を開始した時刻の差と、演算された前記駆動チェーンのたるみ量相当値に基いて前記手摺駆動チェーンのたるみ量を演算する演算ステップとを備えたことを特徴とする乗客コンベアのチェーンたるみ量診断方法。
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