JP2009078804A - 乗物用の折り畳み式階段装置及びそれを装備している乗物 - Google Patents

乗物用の折り畳み式階段装置及びそれを装備している乗物 Download PDF

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Abstract

【課題】回転翼航空機の胴体内に形成されたハウジング内に格納及び保持することができる階段装置を提供する。
【解決手段】本発明は、回転翼航空機用の折り畳み式階段装置(10)に関する。階段装置は、底部ステップ(16)と、回転翼航空機(2)の構造に固定された固定支持体(11)と、を備える。階段装置(10)は、左の側部梁(14)と、固定支持体(11)にヒンジ結合された右の側部梁(15)と、を備え、底部ステップ(16)がピボット・ピン(16’)を介して左右の側部梁(14,15)の左の自由端(14’)及び右の自由端(15’)上にそれぞれ配置される。階段装置(10)用の駆動手段(18)は、少なくとも1つの制御手段(21,22)を介して、回転翼航空機(1)内に形成されたハウジング(2)内に引き込まれたりそこから延出したりすることができる少なくとも1つの側部梁(14,15)に接続している。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザが、回転翼航空機のような乗物(vehicle)から乗り降りすることができるようにする折り畳み式階段装置に関し、それ故、本発明の階段装置を装備している乗物に関する。
通常、階段装置は、ユーザが乗物から容易に乗り降りすることができるように乗物上に配置される。階段装置は、例えば、回転翼航空機のように地面との隙間が大きい乗物にとって特に有用である。
英国特許第15077号に、その一部を折り畳むことができる第1の階段装置が開示されている。
この第1の階段装置は、複数のステップを備える主ブロック、すなわち、主ブロックにヒンジ結合された第1及び第2の底部ステップを有する主ブロックを備える。
この場合、ロッドが、第2の底部ステップの底面に固定される。この場合、レバーを使用することにより、ユーザは、主ブロックの下で第1及び第2の底部ステップを折り畳むためにロッドを移動させる。
それ故、この第1の階段装置の一部は、折り畳むことができ、第1及び第2の底部ステップは、主ブロックの下に格納される。しかし、主ブロックは、折り畳むこともできないし、引き込むこともできない。
それ故、階段装置をハウジング内に格納することができない。
しかし、回転翼航空機上においては、好適には、階段装置は、当業者が「サブフロア構造」と呼ぶ胴体の底部スペース内に配置することが好ましい。サブフロア構造は、その端部のところが円くなっていて、この端部は、「ハル・クオータ(hull quarters)」と呼ばれることもある。
飛行中、回転翼航空機の空力性能が低下するのを避けるために、階段装置は、サブフロア構造内に位置するハウジング内に完全に格納される。通常、ハウジングは、ほとんどの場合、サブフロア構造内に配置されるが、例えば、ケーブル又はパイプが存在するために、そこから少し突き出ることもある。
地上においては、階段装置は、展開され、そのハウジングから突き出る。
それ故、英国特許第15077号の第1の階段装置は、主ブロックを折り畳むことができない場合、また引き込むことができない場合、回転翼航空機に適していない。
対照的に、米国特許第5,584,493号に、複数のステップが設けられた1つのブロックを備える第2の階段装置が開示されている。
このブロックは引き込むことができるので、ブロックを、加圧流体により制御されるシステムの助けを借りて、ハウジングから延出することもできるし、引き込むこともできる。
しかし、この階段装置は、単に引き込むことができるだけで比較的大型のものである。ステップを備えるブロック自身は、折り畳むことができないので、小さなハウジング内に格納するためにその全体のサイズを小さくすることはできない。
効果的ではあるが、米国特許第5,584,493号に開示されている第2の階段装置は、その寸法が大きいために回転翼航空機上に配置するのに適していない。回転翼航空機のサブフロア構造の「ハル・クオータ」内で使用することができるスペースは、その性質からいって限られている。
最後に、欧州特許0,884,218号に、第3の階段装置が開示されている。
この第3の階段装置は、1つの折り畳み式ステップを含む。このステップは、第3の階段装置と嵌合する乗物のドアが移動すると、能動的な延出された位置から非能動的な引込位置へ移動する。
第3の階段装置は、特に自動車用途専用のものである。
第3の階段装置は、地面との隙間が比較的大きい乗物にとっては十分でない場合がある1つのステップしか有していない。
さらに、このステップは、その位置がどこであれ、乗物の外部に位置することを理解することができるだろう。
このような構成は、航空機用途には適していないように思われる。例えば、ステップを時期外れに展開することに起因してステップに空気が加える力は、階段装置を破壊するのに十分なものであることを容易に理解することができるだろう。
本発明の1つの目的は、回転翼航空機の胴体内に形成されたハウジング内に格納及び保持することができる階段装置を提供することである。
本発明によれば、回転翼航空機のような乗物用の折り畳み式階段装置は、底部ステップと、固定支持体と、を備える。固定支持体は、乗物の構造、回転翼航空機、又は例えば、自動車、バス又はトラックのような特にオフロード・タイプの陸上車両の構造に固定される。
この階段装置は、両方とも固定支持体にヒンジ結合された1つの左の側部梁、及び1つの右の側部梁を備えているのが特徴である。底部ステップは、例えば、ネジの形をしたピボット・ピンを介して左右の側部梁の左の自由端及び右の自由端のところにそれぞれ配置されている。さらに、この階段装置は、階段装置を特に乗物内に形成されたハウジング(回転翼航空機内のハウジング)から引き込んだり延出したりすることができる少なくとも1つの側部梁に、少なくとも1つの制御手段を介して接続された駆動手段を備える。
それ故、この階段装置は、回転翼航空機のサブフロア構造内に位置するハウジングのような狭いスペース内で完全に折り畳むことができ、それ故、格納することができる。
それ故、駆動手段により、底部ステップが非能動状態になっている位置(以下「閉位置」と呼ぶ)から階段装置の底部ステップを移動させることができる。何故なら、階段装置は、この目的のためのハウジング内において、階段装置が上記ハウジングから延出された場合にユーザを助けるために底部ステップが能動状態になっている位置(以下「開位置」と呼ぶ)に折り畳まれているからである。
さらに、上記少なくとも1つの制御手段は、左制御手段及び右制御手段を備える。左制御手段は、固定支持体及び左側部梁にヒンジ結合されていて、右制御手段は、固定支持体及び右側部梁にヒンジ結合されている。
同様に、固定支持体は、左右の側部梁にそれぞれヒンジ結合された左ブランチ及び右ブランチを備える。
駆動手段の駆動により、左右の制御手段は、側部梁を引いたり押したりし、側部梁は、固定支持体のブランチへの接続点を中心にして回転する。この回転運動により、階段装置は開位置から閉位置に移動することができるし、その逆も行うことができる。
さらに、以下に説明するように、駆動手段及び上記の少なくとも1つの制御手段は、時期外れに開いたり閉じたりする全てのリスクを避けるために、階段装置を所望の開又は閉位置にロックする。
さらに、好適には、階段装置は、最初に上記底部ステップに、次に上記固定支持体の頂部にヒンジ結合された少なくとも1つのロッドを備えることが好ましい。
例えば、好ましい実施形態の場合には、階段装置は、右ロッド及び左ロッドを備える。
各ロッドは、底部ステップのオフセット部分にヒンジ結合されている。このオフセット部分は、底部ステップのピボット・ピンの上流に位置していて、ユーザは、例えば、ヘリコプタのような乗物内に入った場合、上記ピボット・ピンの下流に足を置く。
この場合、ロッドは、上記側部梁に対する底部ステップの傾斜角度を制御する。
閉位置においては、階段装置のサイズを小さくするために、この傾斜角度は小さいか又はゼロである。一方、開位置においては、この傾斜角度は、ユーザを楽にするために最適な角度になる。
少なくとも1つの側部梁は、また、階段装置が開いた場合に、すなわち開位置になった場合に、底部ステップを所定の角度で阻止するための第1の当接部を備えることができる。好適には、階段装置は、右側部梁上に右の第1の当接部を備え、左の側部梁上に左の第1の当接部を備えることが好ましい。
この所定の角度は、底部ステップがほぼ水平になるように、側部梁から底部ステップが分離する角度に対応する。この水平位置は、重力で画定される垂直軸に垂直である。
より詳細には、底部ステップは、底部ステップを所望の所定の角度で阻止するために、第1の当接部と協働する逆T字形の形をしたオフセット部分を含む。
階段装置は、また、頂部ステップを含むことができ、頂部ステップの後部は、接続ピンを介して固定支持体に取り付けられていて、一方、頂部ステップの前部は、左右の側部梁に対向して配置されている。
次に、頂部ステップは、必要に応じて、左側部梁に固定された左アンカー・ペグ及び右側部梁に固定された右アンカー・ペグとそれぞれ協働する左側溝及び右側溝を備えることができる。
さらに、階段装置をそのハウジング内に引き込むために、又はそこから延出するために、駆動手段が制御手段を駆動することができるようにするために、駆動手段は、接続を介して、少なくとも1つの制御手段に固定された少なくとも1つの二次シャフトを回転させる一次出口シャフトを含む。
駆動手段は、必要に応じて、又はその対称の長手方向の一次軸を中心にして一次出口シャフトを回転させるのに適しているクラッチ解除可能な電動機であってもよいし、又は手動駆動手段であってもよいことに留意されたい。
第1の実施形態の場合には、好適には、階段装置は、固定支持体を貫通した1つの二次シャフトを含んでいることが好ましい。このとき、階段装置は、二次シャフトの長手方向の対称の二次軸を中心にして回転するのに適した状態とされる。それ故、左の制御手段は、二次シャフトの左の固定具端部に固定されることにより、固定支持体の左のブランチにヒンジ結合されていて、一方、右の制御手段は、二次シャフトの右の固定具端部に固定されることにより、固定支持体の右のブランチにヒンジ結合されている。
次に、ベルトのような無端状の接続部が、階段装置の一次シャフトをその二次シャフトに接続する。
それ故、駆動手段は、その一次シャフト、接続部、二次シャフト、及び少なくとも1つの制御手段、及び必要に応じて、特に左の制御手段及び右の制御手段を介して連続的に側部梁に接続している。
次に、駆動手段は、必要に応じて、一次シャフトを時計方向又は反時計方向に回転し、それにより、例えば、無端ベルト接続のような上記接続部の助けを借りて二次シャフトを回転させる。二次シャフトは、その運動を制御手段に伝え、次に、制御手段は、階段装置を引き込んだり延出したりするために、側部梁を押したり引いたりする。
対照的に、第2の実施形態の場合には、階段装置は、2つの異なる部分、より詳細には、左の二次シャフト及び右の二次シャフトに分割された二次シャフトを有する。各二次シャフトは、その対称の長手方向の二次軸を中心にして回転するのに適した状態のままで、固定支持体上に配置される。それ故、左の制御手段は、左の二次シャフトに固定されていることにより固定支持体にヒンジ結合されていて、一方、右の制御手段は、右の二次シャフトに固定されていることにより固定支持体にヒンジ結合されている。
次に、一次シャフトは、階段装置の一次シャフトの左の端部ゾーンを左の二次シャフトに接続する例えばベルトのような無端状の接続部のような接続部である駆動手段を通して、貫通している。一方、他の接続部は、階段装置の一次シャフトの右の端部ゾーンを右の二次シャフトに接続している。
それ故、駆動手段は、一次シャフト、接続部、左右の二次シャフト及び左右の制御手段を介して、連続的に側部梁に接続している。
次に、駆動手段は、必要に応じて、一次シャフトを時計方向又は反時計方向に回転させ、それにより、左右の二次シャフトを回転させる。左右の二次シャフトは、その運動を制御手段に伝え、制御手段は、階段装置を引き込んだり延出したりするために、側部梁を押したり引いたりする。
それぞれの一次シャフトを有する2つの駆動手段も使用することができることを理解されたい。各駆動手段は、二次シャフトの一方を回転させる。
上記実施形態を修正したものの場合には、無端状の接続部の代わりに、歯車装置を使用することができる。一次シャフトは、二次シャフトに固定された二次歯車を駆動する主歯車を有する。
さらに、制御手段は、レバー及び連結ロッドを備える。レバーは、階段装置の固定支持体及び制御手段の連結ロッドにヒンジ結合されていて、そのため連結ロッドは、レバー及び側部梁にヒンジ結合されている。
さらに、レバーは、上記二次シャフトの対称の長手方向の二次軸を中心にして回転することができるように、二次シャフトに固定されている。
さらに、連結ロッドは、連結ロッドの固定部分上をスライドする可動部分を含み、可動部分は、側部梁に固定されていて、一方、固定部分は、制御手段のレバーにヒンジ結合されていることが好ましい。
この場合、可動部分は、C字形をしていて、固定部分は、閉位置において上記二次シャフトを囲んでいる。
連結ロッドのこの特殊な特徴は、特に有利である。何故なら、それにより制御手段を開位置又は閉位置にロックすることができるからである。
最後に、階段装置に、その要素のうちのいくつかの運動を制御するために、第2及び第3の当接部を嵌合することができる。
次に、固定支持体には、階段装置を折り畳んだ場合、側部梁を阻止するための少なくとも1つの第2の当接部が設けられる。
どの実施形態であれ、固定支持体の左のブランチは、左の側部梁に対して停止部材としての働きをする左の第2の当接部を備え、一方、固定支持体の右のブランチは、右の側部梁に対して停止部材としての働きをする右の第2の当接部を備える。
同様に、固定支持体は、階段装置が開位置で開いた場合に、制御手段、特にそのレバーを阻止するための少なくとも1つの第3の停止部材を備える。
それ故、固定支持体の左のブランチは、左の制御手段の左のレバーに対して停止部材としての働きをする左の第3の当接部を備え、固定支持体の右のブランチは、右の制御手段の右のレバーに対して停止部材としての働きをする右の第3の当接部を備える。
上記第2のシャフトの対称の二次の長手軸を中心にして回転することができるように、各制御手段のレバーが二次シャフトに固定されているので、階段装置は、階段装置が開位置で展開された場合に、制御手段を第2の当接部と接触状態に維持するために、二次シャフト上に配置された戻りバネを備える。
この場合、戻りバネは、制御手段を開位置にロックしようとする。
本発明は、また、例えば、その胴体の底部内にサブフロア構造を備える回転翼航空機のような、その構造の底部内にサブフロア構造を含む乗物を提供する。この場合、この乗物は、その閉位置内で折り畳んだ場合に、上記サブフロア構造内に設けられたハウジング内にできるだけ全体が格納される本発明の階段装置を含む。
飛行中、空力上の理由のために、ハウジングは底部カバーにより閉じられる。底部カバーは、階段装置が展開することができるようにするために、偏心カムにより移動する少なくとも1つの第1のアームにより地上で移動する。カムは、それ自身が駆動手段により回転した場合に、階段装置の二次シャフトにより回転する。
階段装置は、少なくとも1つの二次シャフトに固定された左の第1のアーム及び右の第1のアームを有することが好ましい。二次シャフトは駆動手段により移動する。第1の実施形態の場合には、左右の第1のアームは、それぞれ、各偏心カムを介して1つの二次シャフトの左右の固定具端部に固定されている。一方、第2の実施形態の場合には、左右の第1のアームは、それぞれ、各偏心カムを介して左右の二次シャフトに固定されている。
それ故、駆動手段は、階段装置を展開し、また底部カバーを開く。
駆動手段により駆動されている場合には、二次シャフトは、底部カバーを開くためにカムを介して第1のアーム上で作動する。
この予備動作が終了しても、これらの二次シャフトは回転を続ける。この場合、これらの二次シャフトは、底部ステップを展開し、必要に応じて、階段装置の頂部ステップを開くために側部梁を回転させる。
同様に、頂部カバーにより飛行中にハウジングが閉まった場合には、頂部カバーを動かす頂部ステップが展開し、階段装置の頂部ステップにヒンジ結合された少なくとも1つの第2のアームにより地上で移動する。
階段装置は、それぞれが頂部ステップに固定された左右の第2のアームを有することが好ましい。
頂部ステップが閉位置から開位置に展開すると、頂部カバーは引き込まれる。
本発明及びその利点は、実施形態の説明のための下記の説明を読み、添付の図面を参照すればより良く理解することができるだろう。
2枚以上の図面内の類似の要素には、全て同じ参照番号がつけてある。
それ故、図1は、本発明の階段装置を備える回転翼航空機の概略図である。階段装置は、回転翼航空機1のサブフロア構造5内に形成されたハウジング2内に配置されている。
図1に示すように、ハウジング2は、飛行中に空力擾乱が起きるのを避けるために、底部カバー4及び頂部カバー3の助けを借りて閉じることができる。この場合、階段装置は、閉位置にあり、ハウジング2内に完全に格納されるように折り畳まれている。
対照的に、地上においては、階段装置は、開位置に展開するために底部及び頂部カバー4及び3を開くことができる。
その場合、ユーザは、階段装置により回転翼航空機内に容易に出入りすることができる。
図2〜図4は、それぞれ開位置、中間位置及び閉位置に位置する本発明の第1の実施形態を構成する折り畳み階段装置10である。
図2を参照すると、階段装置10は、この目的のためのハウジング2内で回転翼航空機の構造に固定された左のブランチ12及び右のブランチ13を有する支持体11を備える。
さらに、階段装置10は、それぞれ固定支持体11の左右のブランチ12及び13にヒンジ結合された左の側部梁14及び右の側部梁15を備える。それ故、各側部梁14、15は、それを固定支持体11のブランチ12、13のうちの一方に接続しているヒンジを中心にして回転するのに適している。
この場合、階段装置の底部ステップ16は、左右の側部梁14及び15の間に配置されている。より詳細には、底部ステップ16は、最初に、ピボット・ピン16’を介して左の側部梁14の左の自由端14’に固定し、次に他のピボット・ピン16’により右の側部梁15の右の自由端15’に固定することにより、左右の側部梁14及び15の間に位置する。見る人が矢印Fの方向に階段装置を見た場合、左の側部梁14は、底部ステップ16の左側に位置し、右の側部梁15は、底部ステップ16の右に位置する。それ故、以下の説明においては、「左」及び「右」という用語は、底部ステップ16に対する要素の位置を示す。
それ故、底部ステップ16は、例えば、固定具のネジでできているそのピボット・ピン16’を中心にして回動することができる。
しかし、底部ステップ16は、各ピボット・ピン16’の上流に位置する2つの逆T字形のオフセット部分16”を有する。階段装置が開位置にある場合には、各オフセット部分16”は、各側部梁14、15に対して所定の角度で底部ステップ16を保持するために、各側部梁14、15の第1の当接部41と協働する。
好適には、この所定の角度は、底部ステップ16を水平位置にすることができることが好ましい、すなわち、重力の力に垂直な面内に位置させることができることが好ましい。それ故、ユーザが、ピボット・ピン16’の下流にかならず位置する底部ステップ16上に足を置いた場合には、底部ステップ16は、各オフセット部分16”及び各第1の当接部41間の協働により、側部梁に対して上記所定の角度を維持する。
さらに、階段装置10は、底部ステップ16の各側面上にあるオフセット部分16”にヒンジ結合された2つのロッド24及び25を備える。
それ故、左のロッド24は、オフセット部分16”及び固定支持体11の左のブランチ12の頂部11”にヒンジ結合されている。同様に、右のロッド25は、底部ステップ16のオフセット部分16”及び同様に固定支持体11の右のブランチ13の頂部11’にヒンジ結合されている。
この場合、階段装置10は、接続ピンを介して支持体の左右のブランチ12及び13に固定された後部17’を有する頂部ステップ17と嵌合される。それ故、ステップの後部17’は、左右のブランチ12及び13の間に配置されていて、階段装置10の折り畳み、展開中に、接続ピンを中心にしてピボット運動することができる。
対照的に、頂部ステップ17の前部17”は、左右の側部梁14及び15の間に配置されている。
より詳細には、頂部ステップ17の側面17”’には溝が設けられていて、それ故、頂部ステップは、左の側部溝29及び右の側部溝29’を備える。
左右の側部梁14及び15それぞれは、それぞれのアンカー・ペグを有する。それ故、左の側部梁14のアンカー・ペグは左の溝29内に位置し、一方、右の側部梁15のアンカー・ペグは右の溝29’内に位置する。
さらに、開位置から閉位置に移動することができるように、またその逆も行うことができるように、階段装置10は、例えば、少なくとも1つの制御手段21、22により側部梁に接続している電動機のような駆動手段18を含む。この場合、駆動手段18は、底部及び頂部ステップ16及び17を回転翼航空機1内のハウジング2内に引き込んだり又はそこから延出したりするために、側部梁14、15を、固定支持体11へのその各ヒンジを中心にして少なくとも1つの制御手段21、22を介して回転させることができる。
この場合、上記少なくとも1つの制御手段は、二次シャフト28の左の固定具端部28’を介して固定支持体11の左のブランチ12及び左の側部梁14にヒンジ結合された左の制御手段21を備える。
同様に、上記少なくとも1つの制御手段は、二次シャフト28の右の固定具端部28”を介して固定支持体11の右のブランチ13及び右の側部梁15にヒンジ結合された右の制御手段22を備える。
この場合、駆動手段18は、その対称の一次の長手軸S1を中心にして回転するために、一次出力シャフト19を駆動するのに適している。
さらに、この一次シャフト19は、左右の制御手段21及び22に運動を与える。一次シャフト19は、接続部、特にベルト50を介して二次シャフト28の左の固定具端部28’に接続していて、それにより、その対称の長手軸S2を中心にして回転するように、上記二次シャフト28を駆動する。左右の制御手段21及び22は、二次シャフトの左右の固定具端部28’及び28”に固定されているので、当然左右の制御手段21及び22は、二次シャフト28を介して一次シャフト19により運動する。
それ故、駆動手段18が時計方向に回転すると、駆動手段は、一次シャフト19に同一の回転を与える。
この場合、一次シャフト19は、左右の制御手段21及び22を時計方向に回転する。この場合、左右の側部梁14及び15も、時計方向に回転し、それにより、階段装置を開位置から閉位置に折り畳むことができる。
階段装置10を展開し、開位置に移動させるために、駆動手段は、対照的に反時計方向に回転しなければならない。
さらに、その機能を実行するために、制御手段21、22は、それぞれレバー20及び連結ロッド23を含む。
それ故、左の制御手段21は、最初、二次シャフト28の左の固定具端部28’に固定され、次に左の連結ロッド23にヒンジ結合される左のレバー20を備える。それ故、この左の連結ロッド23は、左のレバー20及び左の側部梁14にヒンジ結合される。
同様に、それ故、右の制御手段22は、最初、二次シャフト28の右の固定具端部28”に固定され、次に右の連結ロッド23にヒンジ結合される右のレバー20を備える。それ故、この右の連結ロッド23は、右のレバー20及び右の側部梁15にヒンジ結合される。
必要な運動を行うことができるように、また階段装置10の安定化を助けるために、各連結ロッド23は、固定部分23’及び固定部分23’上をスライドするのに適している可動部分23”を有する。
この場合、固定部分23’は、制御手段のレバー上にヒンジ結合され、一方、C字形をしている可動部分23”は、側部梁に固定される。
下記の説明を読めば、連結ロッド23のC字形の可動部分23”が、都合のよいことに、閉位置において、対応する二次シャフト28の周囲を移動することを理解することができるだろう。
さらに、階段装置10は、また、展開の前に、底部及び頂部カバー4及び3を開くのに適している。逆に、階段装置10がハウジング2内に折り畳まれた場合、階段装置10は、底部及び頂部カバー4及び3を閉じる。
それ故、階段装置は、固定支持体11の右のブランチ13上に固定された二次シャフト28の右の固定具端部28”上に配置された右のカム26を有する。この右のカム26は、右の一次の第1のアーム60’及び右の二次の第1のアーム60”を備える右の第1のアーム60を介して底部カバーに接続している。
階段装置は、固定支持体11の左のブランチ12上に固定された二次シャフト28の左の固定具端部28’上に配置された左のカム26を備える。この左のカム26は、左の一次の第1のアーム60’及び左の二次の第1のアーム60”を備える左の第1のアーム60を介して底部カバーに接続している。
階段装置10の左右のブランチ12及び13の間に位置する頂部カバー3は、第2のアーム30を備える。第2のアーム30は、頂部ステップ17にヒンジ結合されており、頂部ステップ17が回動すると、頂部カバー3が移動するようになっている。
図2を参照すると、階段装置10は、開位置に位置していて、底部及び頂部ステップ16及び17は、回転翼航空機1内のハウジング2から展開し、延出する。
飛行中は、階段装置10が空力擾乱を引き起こさないように、階段装置10をハウジング2内に格納することが望ましい。
この場合、例えば、回転翼航空機のパイロットが制御している駆動手段18は、反時計方向に回転し、その駆動力を一次シャフト19に伝える。
この場合、一次シャフト19は、ベルト50を介して二次シャフト28を回転させる働きをする。この二次シャフト28は、その左右の固定具端部28’及び28”が、固定支持体11の左右のブランチ12及び13からそれぞれ突き出るように固定支持体11を貫通する。
二次シャフト28の各固定具端部28’、28”は、制御手段21、22の各レバー20及びカム26に固定される。これらのレバー20及びカム26は、二次シャフト28の対称の長手方向の二次軸S2を中心にして回転する。
図5に示すように、各レバー21は、側部梁14、15を回動させるために、その制御手段の連結ロッド23を駆動する。
この場合、これらの側部梁14、15は、ハウジング2内に折り畳まれる。
さらに、底部ステップ16が、そのオフセット部分16”により固定支持体11にヒンジ結合されたロッド24、25に取り付けられているので、底部ステップ16は、そのピボット軸16’を中心にして回転する。図3の中間位置の場合には、底部ステップ16は、完全に折り畳まれ、側部梁14、15から突き出ないので、折り畳んだ場合階段装置10が占めるスペースは最小限度に小さくなる。
同様に、側部梁14、15のアンカー・ペグは、頂部ステップ17の側部溝29、29’内をスライドする。頂部ステップ17は、中間位置、より一般的な言い方をすれば、閉位置内において側部梁14、15から突き出るのを防止するために、その接続ピンを中心にして傾斜する。
さらに、頂部ステップ17の運動により、第2のアームを介して頂部カバー3が移動する。
より詳細には、二次アームは、頂部ステップ17に固定された一次の第2のアーム31と、二次の第2のアーム32と、図5に示す三次の第2のアーム33と、を備える。
頂部ステップ17により駆動されると、一次の第2のアームが移動する。しかし、この第2のアーム31は、最初に、固定具手段32’により固定支持体11に固定され、次に三次の第2のアーム33にヒンジ結合された二次の第2のアームにヒンジ結合される。
それ故、二次の第2のアームは、その固定具手段32’を中心にして回動し、三次の第2のアーム33を押す。
側部梁14及び15の間に配置されているこの三次の第2のアーム33は、頂部カバー3に固定され、頂部カバー3は、ハウジング2の一部を閉ざすために三次の第2のアーム33により押される。
都合のよいことに、階段装置10は、頂部カバー3の処理を容易にし、挟み込みや詰まり等の機械故障(ジャミング:jamming)の全てのリスクを防止するための2つの第2のアームを有する。
図3の中間位置においては、側部梁14、15及び底部及び頂部ステップ16及び17は折り畳まれていて、すでに閉位置に位置する。
しかし、今までのところカム26の回転運動が底部カバー4に何の影響も与えなかったことを理解することができるだろう。
しかし、駆動手段18、すなわち二次シャフト28の回転運動は、中間位置に達した場合、引き続き行われ、停止しない。
図4を参照すると、カム26が、フィンガー26’がうまくスライドすることができるスロットを有することが分かる。フィンガー26’は、第1のアーム60に固定されている。
より詳細には、第1のアーム60は、湾曲部及び二次の第1のアーム60”を有する一次の第1のアーム60’を備える。フィンガー26’は、その湾曲部のところで一次の第1のアーム60に固定されている。
カム26の回動中、フィンガー26’は、カム26のスロット26”内でスライドする。このスロットは、直線部分26””により延びている円弧形状部分26”’からできているので、フィンガー26’が円弧形状部分26”’から直線部分に移動すると、カム26はフィンガー26’に力を加える。一次の第1のアーム60’内の湾曲部は、固定支持体11に固定された支持手段60”上にヒンジ結合されているので、一次の第1のアーム60’は、支持手段60”’のヒンジを中心にして矢印F1の方向に移動する。この運動は、フィンガー26’上に加わった力により行われる。
その後で、一次の第1のアーム60’は、二次の第1のアーム60”を移動させ、そのため、閉位置に移動するように、回転翼航空機(図示せず)のサブフロア構造にそれが固定される点を中心にして傾斜する底部カバー4を移動させる。
それ故、フィンガー26’が、カム26の円弧形状部分から遠ざかると、カム26が底部カバー4を閉じるのを理解することができるだろう。対照的に、フィンガー26’が、円弧形状部分の方向に移動しているカム内のスロットの直線部分をスライドすると、カム26は、底部カバーを開ける。
最後に、フィンガー26’が円弧形状部分をスライドすると、カムは底部カバーに何の影響も与えない。
さらに、底部カバー4を閉じている間、各レバー20は引き続き回転を続ける。この場合、各連結ロッドの可動部分23”は、その固定部分23’に対してスライドする。
開位置においては、制御手段のレバー20及び連結ロッド23は前後方向にほぼ整合しているが、閉位置においては、これらのレバー及び連結ロッドは、逆に重なり、その場合、連結ロッドの固定部分23’は、レバー20内に配置される。この場合、各連結ロッド23のC字形の可動部分23”は、都合のよいことに、自身が接続している二次シャフト28を囲んでいる。
この運動により、階段装置は、閉位置に位置する。
図を見れば、1つの駆動手段18が、最初に、階段装置の底部及び頂部ステップ16及び17を折り畳み、次にハウジング2を閉じるために、底部及び頂部カバー4及び3を移動させることが分かるだろう。駆動手段の複数の機能は、階段装置を折り畳んだり、展開したりするために必要なモータの数を制限し、それによりコストが低減し、スペースをかなり節約するための結合装置を介して働く。
図を見れば、階段装置10が非常にコンパクトなものであり、それにより、回転翼航空機1のサブフロア構造5内に確実に設置することができ、階段装置10が、サブフロア構造のハル・クオータから突き出る全ての潜在的な可能性を最小限度に低減することが分かるだろう。
さらに、図4の閉位置から図2の開位置に移行させることにより、階段装置10を展開する動作が、階段装置10の同一の要素を使用することを容易に理解することができるだろう。しかし、この場合、駆動手段18は、所望の結果を得るために反時計方向に回転する。
さらに、階段装置が時期外れに折り畳まれたり、展開されたりするのを防止するために、開位置においても閉位置においても階段装置をロックしなければならない。
図5を参照すると、ユーザがステップに力を加えると、左右の側部梁14及び15は、矢印F2の方向に移動することにより折り畳まれようとする。
このような運動は、連結ロッド23を移動させようとする。しかし、各レバーが、階段装置10が展開される場合に、すなわち開位置にある場合に、上記レバー20が保持されている第3の当接部により移動を阻止されている間は、レバー20がこのような動きを阻止する。
また、第3の当接部40、すなわち、左の制御手段21の左のレバーに対する左の第3の当接部、及び右の制御手段22の右のレバーに対する右の第3の当接部40に対して制御手段21、22の各レバー20を保持しようとする戻りバネを備える二次シャフト28の設置も考えることができる。
それ故、開位置においては、階段装置10は、しっかりとロックされる。
底部ステップ16も非常に安定なものであることを思い出されたい。開位置においては、底部ステップ16と側部梁14及び15との間に所定の角度が維持される。
ユーザが底部ステップ16に寄りかかると、底部ステップ16の全ての動きを防止するために、そのオフセット部分16”は、第1の当接部41により移動することができなくなる。
同様に、側部梁14、15は開位置に保持されているので、頂部ステップ17は、必然的に安定になる。
図6を参照すると、階段装置が時期外れに開くのを完全に防止するために、閉位置にある場合でも、階段装置10を確実にロックすることが望ましい。
閉位置にある場合には、各側部梁は、第2の当接部43に対して阻止された状態でなければならない。
この位置の場合には、各制御手段21、22の戻り軸AX1は、二次シャフト28の上を越え、一方、各連結ロッドの可動部分23”は、上記二次シャフト28を囲んでいる。
それ故、力F3が階段装置10を展開しようとしても、これらの力は、制御手段を開くことができず、そのためそれらが閉位置に位置している場合のように、それらが機械的にロックされている限りは、側部梁をカバーと一緒に開くことはできない。
同様に、底部ステップ16を展開することができない。何故なら、底部ステップ16は、ロッド24及び25により阻止されていて、頂部ステップ17が側部梁により適切な位置に保持されているからである。
それ故、階段装置は、開位置においても閉位置においても安定していて、それ故、回転翼航空機上の極限状態において使用するのに適している。
図7は、第2の実施形態の二次シャフトの概略図である。
この場合、二次シャフトは、2つの異なる部分に分割されている。それ故、二次シャフトは、固定支持体11の左のブランチ12にヒンジ結合された左の二次シャフト70、及び固定支持体11の右のブランチ13にヒンジ結合された右の二次シャフト71を備える。
さらに、一次シャフト19は、駆動手段18を貫通している。それ故、一次シャフト18の一番左のゾーンは、ベルト73を介して左の二次シャフト70に接続していて、一方、上記一次シャフト18の一番右のゾーンは、もう1つのベルト74を介して右の二次シャフト71に接続している。
それ故、駆動手段18は、その長手方向の対称の二次軸S2を中心にして、左右の二次シャフト70及び71を回転させることができる。
この第2の実施形態の変形版は、左右の二次シャフト70及び71を駆動するために、同時に動作する2つの異なる駆動手段を使用して構成することができる。
当然、実施の際に、本発明を種々様々に変更することができる。すでにいくつかの実施形態について説明してきたが、全ての可能な実施形態を包括的に識別することは不可能であることを容易に理解することができるだろう。当然、本発明の範囲から逸脱することなしに、上記手段のいずれかを等価の手段で置換することができる。
また、底部カバー4の重量を支持するための少なくとも1つの保持バネを使用することもできる。各戻りバネは、全て底部カバー4及び固定支持体10に固定されている。
同様に、駆動手段は、必要に応じて、手動で開くことができるようにするためにクラッチ解除可能なモータであってもよいし、又は実際に、駆動手段を手動にすることもできる。
最後に、上記図面は回転翼航空機用の階段装置に関するものである。しかし、本発明は、例えば、他の乗物、航空機、陸上車両、水上車両に適用することもできる。
階段装置を備える回転翼航空機の概略図である。 開位置に位置する第1の実施形態の階段装置の等角図である。 中間位置に位置する第1の実施形態の階段装置の等角図である。 閉位置に位置する第1の実施形態の階段装置の等角図である。 開位置に位置する第1の実施形態を構成している階段装置用の制御手段を示す概略図である。 閉位置に位置する第1の実施形態の階段装置用の制御手段を示す概略図である。 第2の実施形態の二次シャフトの概略図である。

Claims (21)

  1. 乗物用の折り畳み式階段装置(10)であって、
    前記階段装置が、底部ステップ(16)と、前記乗物(1)の構造に固定された固定支持体(11)と、を備えるとともに、1つの左の側部梁(14)と、1つの右の側部梁(15)と、を備え、前記側部梁が、前記固定支持体(11)にヒンジ結合され、前記底部ステップ(16)が、ピボット・ピン(16’)により左右の側部梁(14,15)の左の自由端(14)及び右の自由端(15’)上にそれぞれ配置され、
    前記階段装置が、前記階段装置(10)を駆動するための駆動手段(18)を備え、前記駆動手段(18)が、少なくとも1つの制御手段(21,22)を介して、前記乗物(1)内に形成されたハウジング(2)内に前記階段装置(10)を引き込んだりそこから延出したりすることができる少なくとも1つの側部梁(14,15)に接続し、
    前記階段装置が、頂部ステップ(17)をさらに備え、前記頂部ステップ(17)の後部(17’)が、前記固定支持体(11)に固定され、一方、前記頂部ステップ(17)の前部(17”)が、前記左右の側部梁(14,15)に対向して配置される、
    階段装置。
  2. 前記少なくとも1つの制御手段が、左の制御手段(21)及び右の制御手段(22)を備え、前記左の制御手段(21)が、前記固定支持体(11)及び前記左の側部梁(14)にヒンジ結合され、一方、前記右の制御手段(22)が、前記固定支持体(11)及び前記右の側部梁(15)にヒンジ結合される、
    請求項1に記載の階段装置。
  3. 前記固定支持体(11)が、前記左右の側部梁(14,15)にそれぞれヒンジ結合された左のブランチ(12)及び右のブランチ(13)を備える、
    請求項1に記載の階段装置。
  4. 第一に前記底部ステップ(16)にヒンジ結合され、第二に前記固定支持体(11)の頂部部分(11’)にヒンジ結合された少なくとも1つのロッド(24,25)を含む、
    請求項1に記載の階段装置。
  5. 前記ロッド(24,25)が、前記底部ステップ(16)のオフセット部分(16”)にヒンジ結合され、前記オフセット部分(16”)が、前記底部ステップ(16)のピボット・ピン(16’)の上流に位置し、前記乗物(1)内に乗り込んだ場合に、ユーザが前記ピボット・ピン(16)の下流に足を置く、
    請求項4に記載の階段装置。
  6. 前記頂部ステップ(17)が、左の側部梁(14)に固定された左のアンカー・ペグ及び前記右の側部梁(15)に固定された右のアンカー・ペグとそれぞれ協働する左の側部溝(29)及び右の側部溝(29’)を備える、
    請求項1に記載の階段装置。
  7. 前記駆動手段(18)が、接続部(50)を介して、少なくとも1つの制御手段(21,22)に固定された少なくとも1つの二次シャフト(28,70,71)を回転させる一次出力シャフト(19)を備える、
    請求項1に記載の階段装置。
  8. 前記階段装置が、前記固定支持体(11)を貫通する1つの二次シャフト(28)を含み、前記二次シャフト(28)は、その長手方向の対称の二次軸(S2)を中心にして回転するのに適した状態のままとされる、
    請求項7に記載の階段装置。
  9. 前記二次シャフトが、2つの異なる部分、より詳細には、それぞれが、前記固定支持体上に配置され、その長手方向の対称の二次軸(S2)を中心にして回転するのに適した状態のままにされた左の二次シャフト(70)及び右の二次シャフト(71)に分割される、
    請求項7に記載の階段装置。
  10. 前記階段装置が、左右の制御手段(21,22)を含み、前記左の制御手段(21)が、前記左の二次シャフト(70)に固定されていることにより前記固定支持体(11)にヒンジ結合され、一方、前記右の制御手段(22)が、前記右の二次シャフト(71)に固定されていることにより前記固定支持体(11)にヒンジ結合される、
    請求項9に記載の階段装置。
  11. 各制御手段(21,22)が、レバー(20)及び連結ロッド(23)を含み、前記レバー(20)が前記二次シャフト(28,70,71)及び前記連結ロッド(23)に固定され、前記連結ロッド(23)が、前記レバー(20)及び側部梁(14,15)にヒンジ結合される、
    請求項1に記載の階段装置。
  12. 前記連結ロッド(23)が、前記連結ロッド(23)の固定部分(23’)上をスライドする可動部分(23”)を有し、前記可動部分(23”)が側部梁(14,15)に固定され、一方、前記固定部分(23’)が、前記制御手段(21,22)の前記レバー(20)にヒンジ結合される、
    請求項11に記載の階段装置。
  13. 前記可動部分(23”)が、C字形をし、前記固定部分(23’)が、前記閉位置で前記二次シャフト(28,70,71)を囲んでいる、
    請求項12に記載の階段装置。
  14. 少なくとも1つの側部梁(14,15)が、前記階段装置(10)が展開された場合に、所定の角度で前記底部ステップ(16)を阻止するための第1の当接部(41)を有する、
    請求項1に記載の階段装置。
  15. 前記固定支持体(10)が、前記階段装置(10)が折り畳まれた場合に、側部梁(14,15)を阻止するための少なくとも1つの第2の当接部(43)を含む、請求項1に記載の階段装置。
  16. 前記固定支持体(11)が、前記階段装置(10)が展開された場合に、制御手段(21)を阻止するための少なくとも1つの第3の当接部(40)を含む、
    請求項1に記載の階段装置。
  17. レバー(20)が、前記二次シャフト(28)の対称の長手方向の二次軸(S2)を中心にして回転することができるように、二次シャフト(28,70,71)に固定され、前記階段装置(10)が、展開された場合に前記制御手段(21)を前記第2の当接部(43)と接触状態に保持するために、前記二次元シャフト(28,70,71)上に配置された戻りバネを備える、
    請求項1に記載の階段装置。
  18. 乗物(1)であって、その構造の底部ゾーン内にサブフロア構造(5)を有し、前記乗物が請求項1に記載の階段装置(10)を含み、前記階段装置(10)が折り畳まれた場合に、前記サブフロア構造(5)内に形成されたハウジング(2)内に完全に格納される、
    乗物。
  19. 前記ハウジング(2)が、飛行中に底部カバー(4)により閉じられ、前記底部カバー(4)が、地上においては、前記階段装置(10)を展開することができるようにするために、偏心カム(26)により移動する少なくとも第1のアーム(60)により移動し、前記カム(26)が、駆動手段(18)により回転する前記階段装置(10)の二次シャフト(28)により回転する、
    請求項18に記載の乗物。
  20. 前記ハウジング(2)が、飛行中に頂部カバー(3)により閉じられ、前記頂部カバー(3)が、地上において、前記階段装置(10)の頂部ステップ(17)にヒンジ結合された少なくとも第2のアーム(30)により移動し、前記頂部ステップ(17)の展開により、前記頂部カバー(3)が移動する、
    請求項18に記載の乗物。
  21. 前記乗物が、その胴体の底部ゾーン内のサブフロア構造を備える回転翼航空機である、
    請求項19に記載の乗物。
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