JP2009077280A - パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 - Google Patents
パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009077280A JP2009077280A JP2007245770A JP2007245770A JP2009077280A JP 2009077280 A JP2009077280 A JP 2009077280A JP 2007245770 A JP2007245770 A JP 2007245770A JP 2007245770 A JP2007245770 A JP 2007245770A JP 2009077280 A JP2009077280 A JP 2009077280A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wavelength
- optical
- signal
- optical network
- amplitude
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J14/00—Optical multiplex systems
- H04J14/02—Wavelength-division multiplex systems
- H04J14/0278—WDM optical network architectures
- H04J14/0282—WDM tree architectures
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J3/00—Time-division multiplex systems
- H04J3/02—Details
- H04J3/06—Synchronising arrangements
- H04J3/0635—Clock or time synchronisation in a network
- H04J3/0682—Clock or time synchronisation in a network by delay compensation, e.g. by compensation of propagation delay or variations thereof, by ranging
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
【解決手段】レンジング専用の波長を1つ備え、レンジングはこの専用波長でのみ行って往復遅延時間を測定し、他の波長では得られた往復遅延時間に基づいて複数のONUからの送信信号を時分割多重して伝送する。さらに、OLTはレンジング専用の波長に対してのみバースト受信回路を備え、レンジング手順に引き続き各ONUに対して送信振幅と送信位相を調整する制御を行い、OLTでの受信振幅および受信位相を等しく揃える。このために、OLTは受信信号の振幅および位相を測定する手段をバースト受信回路として備え、またONU毎の受信振幅および受信位相を管理するテーブルを備える。
【選択図】図12
Description
例えば、ITU−T勧告G.984.3の8.2章の規定では、複数のONUからOLTに向けて伝送される信号は上り信号と呼ばれ、プリアンブル、デリミタ、ペイロード信号を含み、また同勧告8章の図8−2に示すように、各上り信号の直前には前のバースト信号との衝突防止のためにガードタイムが設定される。一方、同勧告8.1章の規定によれば、該OLTより該複数のONUに向けて送信される信号は下り信号と呼ばれ、フレーム同期パタン、PLOAM領域、US Bandwidth MAP領域、フレームペイロードを含む。OLTは同勧告8.1.3.6章に示すようにUS Bandwidth MAPと呼ばれる領域を用いて、各ONUの上り送信許可タイミングを指定する。US Bandwidth MAP領域は送信許可の開始を指定するStart値と終了を指定するEnd値を備えており、それぞれバイト単位の指定が行われる。この値を、送信を許可するという意味でグラント値とも呼ぶ。そして、End値と次のStart値の差は、上り無信号領域であり、上記ガードタイムに対応する。なお、個々のONUにはT−CONUと呼ばれる複数の帯域割り当て単位が割り付け可能であり、上記上り送信許可タイミングの指定はT−CONU毎に行われる。
一方、WDM方式では、OLTとONUの間に上り信号、下り信号に共に複数の波長の異なる波を接続し、各ONUは特定の波長を受信、送信することにより、通信を行う。OLTから各ONUに対して個別の波長を割り当てて通信を行うことにより、通信帯域を著しく向上させることが出来る。最大32台のONUを接続できるWDM−PONの1つの実現方法は、各ONUに上り下りそれぞれ1つずつの波長を割り当てることである。すなわち1つのPONで使用する波長数は、接続されるONUの最大数(例えば32台)の2倍(下り32波長、上り32波長)とすることである。この場合、1つの波長は1台のONUにより占有されるため波長数の受信器が必要とされる反面、上述のレンジング手順は不要となり、またOLTは従来のTDM−PONで必要であった高度な技術を要するバースト信号受信回路を備える必要がない。
ただしこの時、上り信号は複数のONUからの送信信号を時分割多重して伝送するため、WDM−PONでありながら上述のレンジング手順が必要となる。レンジングにおいては、上述のようにONU毎に往復遅延時間を測定することが必要であり、このためにレンジング窓と呼ばれる無信号領域を備えることが必須となる。たとえばOLTから最大20kmの距離に位置するONUの往復遅延時間を測定するためには、200マイクロ秒のレンジング窓を開く必要があり、この間通常の通信を行うことはできない。一方、ONUを高速に起動するためには、レンジング窓を1ミリ秒に1回程度の頻度で開いて距離測定を行うことが望ましい。するとこの例では、1ミリ秒中に200マイクロ秒の領域を無信号領域に設定しなければならず、これによる帯域の欠損は20%に及ぶ。
また、上述のようにOLTはバースト受信回路を上り波長の数だけ備えることが必要となる。バースト受信回路は連続信号用の受信回路に比して高度な技術を要し、回路規模も増加するため、バースト受信回路を上り波長の数だけ備えることはPONシステムとしての経済性を損なう可能性がある。
以上の点に鑑み、本発明の目的のひとつは、複数のONUが波長を共有して伝送を行うWDM−PON方式において、レンジング手順による利用帯域の減少を極力抑えるパッシブ光ネットワークシステム及びレンジング方法を提供することである。また、本発明の他の目的のひとつは、高度な技術を要するバースト受信回路を上り波長の数だけ備えることを避け、OLTが1つのバースト受信回路のみを備えることで経済的に優れた通信方式を提供することにある。
上記第2の課題、目的は、例えば、上記解決手段で使用するレンジング専用の波長に対してのみバースト受信回路を備え、レンジング手順に引き続き各ONUに対して送信振幅と送信位相を調整する制御を行い、OLTでの受信振幅および受信位相を等しく揃えることで解決される。このために、OLTは受信信号の振幅および位相を測定する手段をバースト受信回路として備え、またONU毎の受信振幅および受信位相を管理するテーブルを備え、最終的に期待する受信振幅および受信位相と、最初のレンジング手順において測定された振幅および位相の差分を上記管理テーブルに書き込み、さらにこの差分を少なくする方向に各ONUに対する制御メッセージを送信した後、再び最終的に期待する受信振幅および受信位相と受信された信号の振幅および位相の差分を測定する。この繰り返しにより、最終的に全てのONUからの受信振幅および受信位相を期待値に揃えることができる。この複数回の制御は、レンジング専用の波長を割り当てることで初めて実用的に可能となったものであり、信号伝送の効率を気にせずに、何回でもONUからの受信振幅および受信位相を制御するループを回すことが可能となる。
OLT、光ファイバ、光スプリッタ、複数のONUを備え、ONUは送信波長および受信波長を可変制御する波長制御部を備えるWDM−PONシステムにおいて、OLTからONUへの通信に使用される波長のうち1つをレンジング専用に使用すること
を特徴のひとつとする。
また、上記WDM−PONシステムであって、OLTは受信した信号を波長別に弁別するWDMフィルタと、上記WDMフィルタから弁別された上記レンジング専用に使用する波長の出力ポートに接続されたバースト受信回路と、上記WDMフィルタから出力される他の信号波長のポートに接続された連続信号用の受信器を備えることを特徴のひとつとする。
上記WDM−PONシステムであって、OLTは受信信号の振幅および位相を測定する手段と、ONU毎の受信振幅および受信位相を管理するテーブルと、ONUに対して送信振幅と送信位相を制御するメッセージを送信する手段を備えることを特徴のひとつとする。
上記WDM−PONシステムであって、ONUは、OLTからの制御メッセージに基づいて送信振幅と送信位相を調整する手段を備えることを特徴のひとつとする。
OLT、光ファイバ、光スプリッタ、複数のONUを備え、ONUは送信波長および受信波長を可変制御する波長制御部を備えるWDM−PONシステムにおいて、
OLTからONUへの通信に使用される波長のうち1つをレンジング専用に使用し、
OLTは受信信号の振幅および位相を測定する手段と、ONU毎の受信振幅および受信位相を管理するテーブルと、ONUに対して送信振幅と送信位相を制御するメッセージを送信する手段を備え、
ONUは、OLTからの制御メッセージに基づいて送信振幅と送信位相を調整する手段を備え、
OLTは、レンジング時受信したバースト信号の受信振幅および受信位相と、期待する受信振幅および受信位相の差分を求め、その差分を小さくする方向にONUに対して送信振幅および送信位相を調整する制御メッセージを送信し、続いてONUは受信した上記制御メッセージの内容に基づき送信振幅および送信位相を調整することを特徴のひとつとする。
光終端装置と、光スプリッタと、光ファイバ及び前記光スプリッタを介して前記光終端装置に接続される複数の光ネットワークユニットとを備え、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが、波長分割多重かつ各波長が時分割多重で通信するパッシブ光ネットワークシステムにおいて、
前記光終端装置と前記光ネットワークユニット間で予め定められたレンジング処理を行うための信号が送受信される第1波長と、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが通信するための複数の第2波長とを有する前記システムであって、
前記光終端装置は、
第1波長を用いて前記光ネットワークユニットと前記レンジング処理を行い、自光終端装置と複数の前記光ネットワークユニット間が等距離にあるようにするために各前記光ネットワークユニットで信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各前記光ネットワークユニットに指示し、及び、第2波長を用いて前記光ネットワークユニットと通信し、
前記光ネットワークユニットはそれぞれ、
前記光終端装置から指示された等化遅延量を記憶する等化遅延量記憶部と、
設定される受信波長で信号を受信する受信器と、
設定される送信波長で、信号を前記等化遅延量記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する送信器と、
前記送信器の送信波長及び前記受信器の受信波長を、第1波長に設定して前記レンジング処理のための信号を送信及び受信させ、前記レンジング処理の後、前記送信器の送信波長及び前記受信器の受信波長を、割り当てられる第2波長のひとつに設定して、前記光終端装置と通信させる波長制御部と
を備えたパッシブ光ネットワークシステムが提供される。
光終端装置と、光スプリッタと、光ファイバ及び前記光スプリッタを介して前記光終端装置に接続される複数の光ネットワークユニットとを備え、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが、波長分割多重かつ各波長が時分割多重で通信するパッシブ光ネットワークシステムにおいて、
前記光終端装置と前記光ネットワークユニット間で予め定められたレンジング処理を行うための信号が送受信される第1波長と、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが通信するための複数の第2波長とを有する前記システムであって、
前記光終端装置は、
第1波長を用いて前記光ネットワークユニットと前記レンジング処理を行い、自光終端装置と複数の前記光ネットワークユニット間が等距離にあるようにするために各前記光ネットワークユニットで信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各前記光ネットワークユニットに指示し、及び、第2波長を用いて前記光ネットワークユニットと通信し、
前記光ネットワークユニットはそれぞれ、
前記光終端装置から指示された等化遅延量を記憶する等化遅延量記憶部と、
設定される受信波長で信号を受信する第3受信器と、
設定される送信波長で、信号を前記等化遅延量記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する第3送信器と、
第1波長で信号を受信する第4受信器と、
第1波長で、信号を前記等化遅延量記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する信号を送信する第4送信器と、
前記第3送信器の送信波長及び前記第3受信器の受信波長を、割り当てられる第2波長のひとつに設定して、前記光終端装置と通信させる波長制御部と
を備え、
前記光ネットワークユニットは、第2波長での前記光終端装置との通信に並行して、第1波長で、前記レンジング処理のための信号、及び/又は、前記光終端装置に出力する信号の振幅及び位相を調整するための振幅位相制御信号を送受信するパッシブ光ネットワークシステムが提供される。
光終端装置と、光スプリッタと、光ファイバ及び前記光スプリッタを介して前記光終端装置に接続される複数の光ネットワークユニットとを備え、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが、波長分割多重かつ各波長が時分割多重で通信するパッシブ光ネットワークシステムにおけるレンジング方法であって、
前記システムは、前記光終端装置と前記光ネットワークユニット間で予め定められたレンジング処理を行うための信号が送受信される第1波長と、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが通信するための複数の第2波長とを有し、
前記光終端装置は、
第1波長を用いて前記光ネットワークユニットと前記レンジング処理を行い、前記光終端装置と複数の前記光ネットワークユニット間が等距離にあるようにするために、各前記光ネットワークユニットで信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各前記光ネットワークユニットに指示し、及び、第2波長を用いて前記光ネットワークユニットと通信し、
前記光ネットワークユニットは、
前記光終端装置から指示された等化遅延量を記憶して、前記光終端装置に出力される信号を該等化遅延量に基づき遅延して送信させ、
送信波長及び受信波長を第1波長に設定して前記レンジング処理のための信号を送信及び受信し、
前記レンジング処理の後、送信波長及び受信波長を割り当てられる第2波長のひとつに設定して、前記光終端装置と通信する前記レンジング方法が提供される。
PON10はPSTN/インターネット20に接続されて、データを送受信する。PON10は、例えば、光スプリッタ100、幹線ファイバ110、支線ファイバ120、OLT200および複数のONU300を備える。さらに、ONU300に接続される電話400、パーソナルコンピュータ410等を備えてもよい。なお、ONU300はONTでもよいが、本実施の形態ではONUとして説明する。
OLT200には、1本の幹線ファイバ110、光スプリッタ100および支線ファイバ120を介して、たとえば32台のONU300が接続可能である。図1の例では、5台のONUが図示されており、それぞれOLT200からのファイバ長が異なる。図示された例では、ONU300−1はOLT200からのファイバ長が1km、ONU300−2はOLT200からのファイバ長が10km、ONU300−3はOLT200からのファイバ長が20km、ONU300−4はOLT200からのファイバ長が10km、ONU300−nはOLT200からのファイバ長が15kmである。
OLT200からONU300の方向(下り方向)に伝送される信号130にはそれぞれのONU300宛の信号が、波長分割多重かつ時分割多重されて伝送される。ONU300で受信された信号は、自分宛の信号であるか否かをONU300内で判定し、信号のあて先に基づいて、電話400やパーソナルコンピュータ410に送られる。また、ONU300からOLT200の方向(上り方向)では、ONU300−1から伝送される信号120−1、ONU300−2から伝送される信号120−2、ONU300−3から伝送される信号120−3、ONU300−4から伝送される信号120−4、ONU300−nから伝送される信号120−nは、光スプリッタ100を通った後に波長多重かつ時分割多重されて、信号140となり、OLT200に到達する。ONU300とOLT200の間のファイバ長が異なるため、信号140は振幅が異なる信号が多重化される形態をとる。
OLT200からONU300へ向かう下り信号の通信にはm個の波長λd1、λd2、…、λdmが使用される。OLTからONUへ向かう上り信号の通信にはn個の波長λu1、λu2、…、λdnが使用される。それぞれの波長は1台または任意の数の複数台のONU300により共用されることができる。本実施の形態では下り波長λd1は全てのONU300が起動される時に共用される共通波長であり、また上り波長λu1は全てのONUが起動される時かつその時のみに共通に使用されるレンジング専用波長である。
本実施の形態では1例として、下り波長を8個(M=8)、上り波長を4個(n=4)使用し、それぞれは20nm間隔で配置され、周囲温度変動に伴う波長変動に対して十分な変動耐力を有する。上述のように下り波長λd1は全てのONU300が起動される時に共用される共通波長であり、また上り波長λu1は、全てのONU300が起動される時かつその時のみに共通に使用されるレンジング専用波長である。なお、波長の数、割り当てる波長の値は適宜定めることができる。以下、λd1とλu1を併せて第1波長と称し、他の複数の波長を第2波長と称することがある。
OLT200は、ONU300−1、ONU300−2、ONU300−3、ONU300−4、ONU300−nまでの距離をITU−T勧告G.984.3に示されるレンジング手順(レンジング処理)によってそれぞれ測定し、すべてのONU300がOLT200から等距離に見えるように、ONU毎に等化遅延量と呼ばれる値の設定を行う。この作用により、すべてのONU300が例えば20kmに接続されているように扱うことができる。以下にこのメカニズムを詳しく説明する。
OLT200は、ONU300−1に向けてranging request信号(レンジング要求信号)310―1を送信する。図4の例では、OLT200は、各ONU300にそれぞれranging request信号310―1を送信しているが、図3に示すように同報してもよい。ONU300−1は、ranging request信号310―1を受信後、決められた一定時間後にranging response信号(レンジング応答信号)311―1をOLT200に送信する。OLT200は、ranging request信号310―1の送信タイミングとranging response信号311―1の受信タイミングの差からONU300−1までの距離を判定する。続いてOLT200は、ranging timeメッセージ(レンジング時間メッセージ)312−1を送信し、ONU300−1に対して等化遅延量330−1を設定する。この等化遅延量330−1の働きにより、図3に示したように、ONU300−1は物理的な設置位置にかかわらず、OLT200からの距離があたかも20kmであるように調整されている。以下、同様にONU300−2、ONU300−3の距離測定が行われる。
この後、OLT200は、grant(グラント)およびrequest report信号を送信することで、ONU300−1、ONU300−2、ONU300−3に対して、上り送信許可を与えると共に送信要求量を通知するよう要求する。以降は、動的帯域割当(DBA)等を行い通常の運用(通信)を実施する。
OLT200は、例えば、網IF201と、パケットバッファ202と、信号振分部203と、コネクション管理テーブル221と、PONフレーム生成部204と、ドライバー205と、E/O206と、WDMフィルタ207と、O/E208と、増幅器209と、固定位相リタイミング部210と、PONフレーム分解部211と、信号多重部216と、パケットバッファ217と、網IF218と、CPU(第1制御部)223と、メモリ224と、メッセージ送信バッファ222と、メッセージ受信バッファ223と、波長管理テーブル220と、ATC(Automatic Threshold Control)212と、バーストクロック抽出部213と、振幅位相偏差判定部214と、上りバースト振幅位相管理テーブル(振幅位相管理領域)225とを有する。
網IF201はPSTN/インターネット20からの信号を受信する。この信号は一旦パケットバッファ202に格納される。信号振分部203は、パケット信号に付与されているVLAN(Virtual Local Area Network)−IDなどのラベルを読み取ってコネクション管理テーブル221を参照して、対応するONU番号を読み取り、PONフレーム生成部204−1〜204−mの中の対応するブロックに上記パケット信号を転送する。例えば、ONU番号によりどの波長を用いるかが予め定められており、その波長に応じてPONフレーム生成部204のいずれかにパケット信号を転送する。なお、本実施の形態では、図2に示すようにm=8である。
OLT200内には使用する下り波長がm個の時、m個のPONフレーム生成部204、ドライバー205、E/O206を備えている。PONフレーム生成部204は、PON区間のオーバーヘッドを加えて電気の送信信号を生成し、ドライバー205はE/O206を電流駆動して電気信号を光信号に変換し、WDMフィルタ207を介して信号を送信する。
ところで、O/E208−1には、例えば、ATC(Automatic Threshold Control、自動閾値制御部)212が接続され、順にバーストクロック抽出部213、振幅位相偏差判定部214が接続されている。レンジング専用に使用される波長λu1からのレンジング用バースト信号をATC212およびバーストクロック抽出部213(これらをバースト受信回路と称する)にて受信し、さらに振幅位相偏差判定部214にて期待する受信振幅および受信位相からの実際の受信信号の偏差(振幅偏差、位相偏差)を測定して、その内容を上りバースト振幅位相管理テーブル225に送り、記憶する。
また、CPU223とメモリ224は、上位からの指示で行き先ONUと波長割り当ての対応付けを波長管理テーブル220に登録するともに、メッセージ送信バッファ222およびメッセージバッファ223を用いて各ONU300−1〜ONU300−nと波長割り当てメッセージの授受を行い、ONU毎に使用波長の設定を行う。波長管理テーブル220は、例えば、ONU−IDのエントリーと、シリアルナンバーのエントリーと、下り波長のエントリーおよび上り波長のエントリーとを含む。
受信バースト振幅位相管理テーブル225は、例えば、ONU−ID毎に受信期待値からの振幅および位相の偏差が格納される。図8(a)に示すようにOLT200によるONU300毎の送信振幅および送信位相の調整前は比較的大きな偏差の値を示しているが、調整の終了後は図8(d)に示すように偏差の値が0となり、OLT200の受信回路(第2受信器)は固定ゲインおよび固定位相のクロックで複数ONU200からのバースト信号を正しく受信できる。図8(a)から図8(d)に至るOLTによるONU毎の送信振幅および送信位相の調整動作については、後に図12および図10を参照して説明する。
ONU300は、例えば、WDMフィルタ501と、波長可変フィルタ502と、O/E503と、AGC(Automatic Gain Control)504と、クロック抽出部505と、PONフレーム終端部506と、ユーザーIF507と、PONフレーム生成部511と、ドライバー512と、波長可変レーザー513と、CPU(第2制御部)523と、メモリ524と、波長管理メモリ522と、受信波長制御部521と、送信波長制御部520と、メッセージ受信バッファ508と、メッセージ送信バッファ510と、等化遅延値記憶部531と、送信振幅位相制御部532と、グラント処理部533とを有する。
支線ファイバ120から受信した光信号は、WDMフィルタ501にて波長分離され、波長可変フィルタ502にて下り波長λd1からλdmの内、1つを選択透過する。O/E503にて光信号は電気信号に変換される。AGC(Automatic Gain Control)504にて振幅値が一定となるように制御を行う。クロック抽出部505にてリタイミングを行い、PONフレーム終端部506で、PON区間のオーバーヘッドが分離されて、ユーザー信号はユーザーIF507に送られて出力される。
CPU523、メモリ524は対になってONU300内の各ブロックの監視制御を行う。例えばCPU523は、ONU起動直後やONUがファイバに接続された直後に波長管理メモリ522に事前に決められた波長、例えば下り波長λd1、上り波長λu1を初期値としてセットする。受信波長制御部521は波長管理メモリ522に格納されている値にもとづき波長可変フィルタ502の波長を設定し、送信波長制御部520は波長管理メモリ522に格納されている値にもとづき可変波長レーザー513の波長を設定する。また、CPU523はメッセージ受信バッファ508およびメッセージ送信バッファ510を用いてOLT200と波長割り当てメッセージの授受を行い、波長管理メモリ522に自身の割り当て波長を設定する。さらに図3および図4にて説明したように、ITU−T勧告G.984.3に示されているranging timeメッセージ312がメッセージ受信バッファ508にて受信される。CPU523は、指示された等化遅延量330を等化遅延値記憶部531に蓄積する。等化遅延量は、PONフレーム生成部511に作用して送信信号を遅延させ、ONU300の物理的な設置位置にかかわらず、OLT200からの距離があたかも20kmであるように送信信号を調整する。また、送信振幅位相制御部532は、メッセージ受信バッファ508にて受信されたOLT200からの指示に基づき、送信信号の振幅と位相を微調整するようドライバー512に作用する。PONフレーム終端部506から分離されたグラントはグラント処理部533にて処理され、PONフレーム生成部511はOLT200から指示されたグラントの値に基づいたタイミングで上り信号フレームを生成する。グラントの詳細はITU−T勧告G.984.3に示されている。また、上記送信信号の振幅と位相の調整の詳細は、後に図12および図10を参照して説明する。
例えば1ミリ秒の帯域割当周期1100の中で、ONU300−1〜300−5はそれぞれOLT200に向けて信号1111〜1115を送信する。この送信タイミングは従来技術にて説明したグラントを用いてOLT200から各ONU300に対して指示される。帯域割当周期1100の中で、レンジング窓1110は図3および図4で説明したレンジングに使用される無信号領域(通信データがない領域)である。レンジングリクエスト350をONU300−1が受信すると、ONU300−1は直ちにレンジングレスポンス310をOLT200に向けて送信する。OLT200は、レンジングリクエスト350を送信してからレンジングレスポンス310を受信するまでの遅延時間を測定し、ONU300−1がOLT200からどれだけの距離だけ離れているかを知る。図4で説明したように、ITU−T勧告G.984.3に示されているranging timeメッセージ312によって、この後にONU300に対して等化遅延量330を設定し、ONU300の物理的な設置位置にかかわらず、OLT200からの距離があたかも20kmであるように送信信号を調整する。なお、この部分は図11では省略されている。
OLT200とONU300の間の距離が最大20kmであれば、レンジング窓1110の幅は最低200マイクロ秒が必要である。帯域割当周期が1秒の時、レンジング窓の幅が200マイクロ秒であれば20%の伝送帯域が信号転送に利用できないことになる。なお、レンジング窓の幅として125マイクロ秒の整数倍である250マイクロ秒を用いて、125マイクロ秒フレームの周期性を確保する場合もある。
本実施の形態では例えば上り信号用波長λu1がレンジング用途のために占有することができるが、この領域をさらにレンジング窓1110と、125マイクロ秒周期1201−1〜1201−4に分割しても良い。この構成を用いると最初にレンジング窓1110領域でレンジングリクエスト350およびレンジングレスポンス310−1〜310−5を用いてONU300−1〜300−5からの受信信号の振幅および位相を測定する。そして図11で説明したように、ITU−T勧告G.984.3に示されているranging timeメッセージ312によって、この後にONU300に対して等化遅延量330を設定し、ONU300の物理的な設置位置にかかわらず、OLT200からの距離があたかも20kmであるように送信信号を調整するが、この部分は図12でも省略されている。
続いて、125マイクロ秒周期1201−1〜1201−nを用いて、125マイクロ秒毎にONU送信振幅位相制御信号1202を各ONU300に送信する。なお、図12の例ではONU300それぞれへのONU送信振幅位相制御信号1202を二重線一本で示しているが、それぞれのONU分信号が送信される。この詳細動作説明は、後に説明する。
この信号転送フレームは、例えば下り波長λd1〜λd8を用いて伝送される。フレーム同期パタン2001はフレーム同期に使用される。PLOAM(Physical Layer Operation Administration and Maintenance)領域2002は物理層の監視制御に用いられる領域で、この具体例は例えばITU−T勧告G.984.3に示されている。OMCI(ONT Management and Control Interface)領域2003は、ONUの内部制御情報を監視、制御できる領域であり、この具体例はITU−T勧告G.984.4に示されている。グラント領域2004は上り信号でのONU300の信号送信タイミングを制御するために使用され、その具体的な構成はITU−T勧告G.984.3の8章や、IEEE802.3規格64章に記載された内容で実現される。フレームペイロード2005はユーザー信号を伝達する領域であり、イーサネット(登録商標)信号やATM信号などのユーザー信号をマッピングできる。
ONU送信振幅位相制御信号1202は、送信先ONU−ID2101、MSG−ID(メッセージID)2102、振幅調整量2103、位相調整量2104、ONUシリアルナンバー2105、予約領域2106、CRC(Cyclic Redundancy Check)2107を含む。
送信先ONU−ID2101は、本制御の対象となるONU−IDが入る。MSG−ID2102は、本信号がONU送信振幅位相制御信号であることを示す種別コードである。振幅調整量2103は、例えば7bitで構成され、粒度0.5dB、制御範囲+32dB〜−31.5dBの振幅制御に使用される。例えばONU300が振幅調整量−31.5dBを受信したら、以後は送信振幅を31.5dBだけ減少させて(−31.5dBして)上り信号を送信しなければならない。振幅を下げ過ぎた場合、例えばOLT200は、振幅調整量+0.5dBを本制御信号を用いて送信し、受信したONU300は、以後は送信振幅を+0.5dBだけ増加させて上り信号を送信する。送信位相調整量2104は、例えば5bitで構成され、粒度1/16ビット時間、制御範囲+15/16〜−16/16(=−1)ビット時間の送信位相制御に使用される。例えばONU300が送信位相調整量−1/16ビット時間を受信したら、以後は送信位相を1/16ビット時間だけ遅延させて(−1/16ビットずらして)上り信号を送信しなければならない。位相を遅らせ過ぎた場合、例えばOLT200は、送信位相調整量+1/16ビット時間を本制御信号を用いて送信し、受信したONU300は、以後は送信位相を+1/16ビット時間だけ前進させて上り信号を送信する。なお、振幅調整量2103、送信位相調整量2104のビット数、粒度、制御範囲は、上述の例以外にも適宜定めることができる。
ONUシリアルナンバー2105は、ONUが固有に持つ番号であり、ITU−T勧告G.983.1では8バイトのコードである。予約領域2106は信号の長さをITU−T勧告G.983.1勧告既定のPLOAMメッセージの長さに揃えるための空き領域であり、また将来の拡張用途に使用できる。CRC(Cyclic Redundancy Check)2107はメッセージ内容の誤りの有無をOLT200が確認するために付与され、誤りがあるメッセージをOLT200は使用しない。本制御信号1202は、例えば下り波長λd1を用いて、図9にて説明した信号転送フレームのフォーマット中のPLOAM領域2002に格納されてONUあてに送信される。
上り波長λu1を用いて送信されたレンジングレスポンス310−1〜310−5は図5におけるO/E208−1にて電気信号に変換され、ATC212およびバーストクロック抽出部213にて受信し、さらに振幅位相偏差判定部214にて期待する受信振幅および受信位相からの実際の受信信号の偏差を測定して、その内容を上りバースト振幅位相管理テーブル225に送り、ONU−IDに対応して記憶する。図8(a)の受信バースト振幅位相管理テーブル(第1回)では、ONU−ID=1では受信振幅偏差として+20dBが測定され、受信位相偏差として+1/8が測定される。CPU223は、測定された受信振幅偏差、受信位相偏差に基づき、振幅調整量2103を−20dBとしおよび送信位相調整量2104を−1/8、送信先ONU−ID2101を1としてONU送信振幅位相制御信号1202−1を組み立て、メッセージ送信バッファ222、PONフレーム生成部204−1、ドライバー205−1、E/O206−1を用いて、波長λd1にて送信を行う。
上り信号1211−1は、OLT200で受信され、同様の処理が繰り返される。例えば、上り信号1211−1は、再度図5におけるO/E208−1にて電気信号に変換され、ATC212およびバーストクロック抽出部213にて受信され、さらに振幅位相偏差判定部214にて期待する受信振幅および受信位相からの実際の受信信号の偏差を測定されて、その内容は上りバースト振幅位相管理テーブル225に送られる。図8(b)の受信バースト振幅位相管理テーブル(第2回)では、ONU−ID=1では受信振幅偏差として+4dBが測定され、受信位相偏差として+1/8が測定される。
上り信号1212−1は、上記のように再度受信され、振幅位相偏差判定部214にて期待する受信振幅および受信位相からの実際の受信信号の偏差を測定されて、その内容は上りバースト振幅位相管理テーブル225に送られる。図8(c)の受信バースト振幅位相管理テーブル(第3回)では、ONU−ID=1では受信振幅偏差として+1dBが測定され、受信位相偏差として0が測定される。CPU223は、振幅調整量−1dBおよび送信位相調整0としてONU送信振幅位相制御信号1202−3を組み立て、上記と同様に再度送信する。ONU300−1は、上記と同様にONU送信振幅位相制御信号1202−3を受信し、CPU523は、受信したONU送信振幅位相制御信号1202−3から指示された振幅調整量−1dBおよび送信位相調整0を、送信振幅位相制御部532に設定し、図12における上り信号1213−1を送信する。
以上、ONU−ID=1の振幅位相調整について詳しく説明したが、ONU−ID=2〜5についても同様の動作が時分割で実施される。すなわち図12におけるONU送信振幅位相制御信号1202−1〜1202−3には、図10のフォーマットを使用した送信先2101がONU300−2〜5(ONU−ID=2〜5)の制御信号も時分割多重されて送信される。
これらの処理により、各ONU300からの信号は、受信振幅偏差、受信位相偏差が減少し、図12の周期1201−4のように、OLT200での受信信号の振幅と位相が揃う。
図13に図示される信号は、レンジング処理及び図12にて説明したONU毎の送信振幅および位相調整の後の上り通常信号(通信データ)1111〜1115を伝送する時のシーケンスを示すものであり、上り通信波長はλu1以外の波長であるλu2〜λu4のいずれかを使用している。ONU300からの送信振幅および位相は異なっており、OLT200で受信した時に期待する受信振幅および受信位相に一致するように制御された結果である。したがって、OLT200で上記通常信号を受信する場合は、バースト信号受信用のATC212およびバーストクロック抽出部213を使用する必要がない。通常信号は、O/E208−2〜208−n、固定ゲイン増幅器209−2〜209−n、固定位相リタイミング部210−2〜210−nおよびPONフレーム分解部211−2〜211−nにて受信され処理される。また、通常信号伝送用波長λu2〜λu4ではレンジング窓1110は不要なので、伝送帯域のムダがない。
また、本実施の形態で説明した振幅位相調整動作は、ONU300の起動時のみ行う方法と、ONU300の起動中も周期的に実施する方法の双方が可能である。
また、送信振幅位相制御部532は、メッセージ受信バッファ508にて受信されたOLT200からの指示に基づき、送信信号の振幅と位相を微調整するようドライバ512とドライバ545の双方に作用している。送信信号の振幅と位相を微調整する詳細動作も、上述の例で説明した通りである。レンジングおよび振幅位相制御が完了し通常の信号伝送を行う時には、下り信号については波長可変フィルタ502にて使用される波長を選択透過する。O/E503にて光信号は電気信号に変換され、AGC504にて振幅値が一定となるように制御を行い、クロック抽出部505にてリタイミングを行い、PONフレーム終端部506で、PON区間のオーバーヘッドが分離され、ユーザー信号はユーザーIF507に送られて出力される。またユーザーIF507から入力された信号は、PONフレーム生成部511にてPON区間のオーバーヘッドを加えて組み立てられる。組み立てられた信号はドライバー512にて波長可変レーザー513を電流駆動することにより光信号に変換され、WDMフィルタ501を経て支線ファイバ120に向けて送信される。
なお、本実施の形態では、例えば、レンンジングおよび振幅位相制御用PONフレーム生成部544、ドライバー545および波長λu1レーザー546を第4送信器と称することがある。第4送信器は、第1波長(λu1)で、信号を等化遅延値記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する信号を送信する。また、例えば、O/E541、AGC542、クロック抽出部543を第4受信器と称することがある。第4受信器は、第1波長(λd1)で信号を受信する。
図14は、従来の技術における上り信号伝送の模式図である。
上り信号は1ミリ秒周期フレーム1100内に、レンジング窓1110、ガードタイム1510、プリアンブル1511、デリミタ1512、ペイロード1513を含む。ガードタイム1510は異なるONUからの上りバースト信号に位相ゆらぎが発生しても信号の衝突が発生しないように設けられた無信号領域である。プリアンブル1511は上りバースト信号からOLT200が高速に受信しきい値調整とクロック抽出を行うための固定パターンである。デリミタ1512は、上りバースト信号の開始位置を示す固定パターンである。ペイロード1513は、ユーザー信号および制御信号を伝送する領域である。ガードタイム1510、プリアンブル1511、デリミタ1512、ペイロード1513の詳細はITU−T勧告G.984.2およびG.984.3に示されている。
図14では、上り波長λu1にてONU#1とONU#2からの上り信号を伝送し、上り波長λu2にてONU#3とONU#6からの上り信号を伝送し、上り波長λu3にてONU#4とONU#7からの上り信号を伝送し、上り波長λu4にてONU#5とONU#8からの上り信号を伝送している。レンジング窓1110は4つの波長にそれぞれ割り当てられており、全体での伝送効率を低下させる要因となっている。また、OLT200とONU300との間のファイバ長がONU毎に異なるため、異なるONUからの信号の受信振幅は異なっている。したがって、OLT200が高速に受信しきい値調整とクロック抽出を行うためのプリアンブル1511は必須であり、さらに伝送効率を低下させる要因となっている。
上り波長λu1はレンジングおよび振幅位相調整のみに使用される波長であるため、起動中のONU300からのプリアンブル1511、デリミタ1512、ペイロード1513を用いて常時振幅位相調整を行うことが可能である。上り波長λu2〜λu4では、既に説明したように振幅位相調整により異なるONU300からの信号の受信振幅と位相は一定値になるように調整されており、ガードタイム1510およびプリアンブル1511は不要となる。図15では、上り波長λu2にてONU#1とONU#2からの上り信号を伝送し、上り波長λu3にてONU#3、ONU#4、ONU#5およびONU#6からの上り信号を伝送し、上り波長λu4にてONU#7とONU#8からの上り信号を伝送している。上り波長λu2〜λu4にはレンジング窓1110、ガードタイム1510およびプリアンブル1511が不要であり、波長λu2〜λu4で高い伝送効率が得られる。
まず、ONU300が起動すると(S101)、ONU300の波長制御部が送信波長、受信波長を第1波長(λu1、λd1)に設定する(S103)。OLT200とONU300は、第1波長を用いてレンジング処理を行い、ONU300に等化遅延量が設定される(S105)。例えば、第1波長を用いて光ネットワークユニットとレンジング処理を行い、OLT200と複数のONU300間が等距離にあるようにするために、各ONU300で信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各ONU300に指示する。ONU300は、OLT200から指示された等化遅延量を記憶する。
OLT200とONU300は、第1波長を用いて、上述の通り振幅調整量、位相調整量を設定するための処理を行う(S107)。例えば、OLT200は、第1波長で受信されるONU300からの信号に対して、該信号の振幅と所望の振幅との振幅偏差及び該信号の位相と所望の位相との位相偏差を求める。OLT200は、求められた振幅偏差及び位相偏差を打ち消すように定められた振幅調整量及び位相調整量を含む振幅位相制御信号を、ONU300に送信する。ONU300では、振幅位相制御信号に含まれる振幅調整量及び位相調整量に従い、OLT200に出力される信号の振幅及び位相を調整して出力する。
20 PSTN/インターネット
100 光スプリッタ
110 幹線ファイバ
120 支線ファイバ
200 OLT
300 ONU
209 固定ゲイン増幅器
210 固定位相リタイミング部
223 CPU(第1制御部)
212 ATC(Automatic Threshold Control)
213 バーストクロック抽出部
214 振幅位相偏差判定部
225 上りバースト振幅位相管理テーブル(振幅位相管理領域)
531 等化遅延値記憶部
532 送信振幅位相制御部
533 グラント処理部
1202 振幅位相制御信号
Claims (8)
- 光終端装置と、光スプリッタと、光ファイバ及び前記光スプリッタを介して前記光終端装置に接続される複数の光ネットワークユニットとを備え、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが、波長分割多重かつ各波長が時分割多重で通信するパッシブ光ネットワークシステムにおいて、
前記光終端装置と前記光ネットワークユニット間で予め定められたレンジング処理を行うための信号が送受信される第1波長と、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが通信するための複数の第2波長とを有する前記システムであって、
前記光終端装置は、
第1波長を用いて前記光ネットワークユニットと前記レンジング処理を行い、自光終端装置と複数の前記光ネットワークユニット間が等距離にあるようにするために各前記光ネットワークユニットで信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各前記光ネットワークユニットに指示し、及び、第2波長を用いて前記光ネットワークユニットと通信し、
前記光ネットワークユニットはそれぞれ、
前記光終端装置から指示された等化遅延量を記憶する等化遅延量記憶部と、
設定される受信波長で信号を受信する受信器と、
設定される送信波長で、信号を前記等化遅延量記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する送信器と、
前記送信器の送信波長及び前記受信器の受信波長を、第1波長に設定して前記レンジング処理のための信号を送信及び受信させ、前記レンジング処理の後、前記送信器の送信波長及び前記受信器の受信波長を、割り当てられる第2波長のひとつに設定して、前記光終端装置と通信させる波長制御部と
を備えたパッシブ光ネットワークシステム。 - 前記光終端装置は、
前記光ネットワークユニットの識別子に対応して、求められる振幅偏差と位相偏差とが記憶される振幅位相管理領域と、
第1波長で受信される前記光ネットワークユニットからの信号に対して、該信号の振幅と所望の振幅との振幅偏差及び該信号の位相と所望の位相との位相偏差を求め、前記振幅位相管理領域に記憶する振幅位相偏差判定部と
をさらに備え、
前記振幅位相管理領域に記憶された振幅偏差及び位相偏差を打ち消すように定められた振幅調整量及び位相調整量を含む振幅位相制御信号を、前記光ネットワークユニットに送信し、
前記光ネットワークユニットは、
該振幅位相制御信号に含まれる振幅調整量及び位相調整量が設定され、前記送信器により前記光終端装置に出力される信号の振幅及び位相を、該振幅調整量及び該位相調整量に従い調整する送信振幅位相制御部
をさらに備える請求項1に記載のパッシブ光ネットワークシステム。 - 前記光終端装置は、
受信した信号を波長別に弁別するフィルタと、
第1波長で、前記レンジング処理を行うための信号を受信する第1受信器と
複数の第2波長で、複数の前記光ネットワークユニットと通信するための信号を受信する複数の第2受信器と
をさらに備え、
前記第1受信器は、バースト受信回路を有し、
前記第2受信器はそれぞれ、
上記フィルタにより弁別された第2波長の信号を予め定められた固定ゲインで増幅する固定ゲイン増幅器と、
上記フィルタにより弁別された第2波長の信号を予め定められた固定位相でリタイミングする固定位相リタイミング部と
を有する請求項2に記載のパッシブ光ネットワークシステム。 - 前記光ネットワークユニットの前記波長制御部は、自光ネットワークユニット起動時に、前記送信器の送信波長及び受信器の受信波長を予め定められた第1波長に設定し、
光ネットワークユニット起動時に、レンジング処理が第1波長で実行される請求項1に記載のパッシブ光ネットワークシステム。 - 前記第1波長及び前記第2波長はそれぞれ、上りと下りで異なる波長が用いられる請求項1に記載のパッシブ光ネットワークシステム。
- 光終端装置と、光スプリッタと、光ファイバ及び前記光スプリッタを介して前記光終端装置に接続される複数の光ネットワークユニットとを備え、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが、波長分割多重かつ各波長が時分割多重で通信するパッシブ光ネットワークシステムにおいて、
前記光終端装置と前記光ネットワークユニット間で予め定められたレンジング処理を行うための信号が送受信される第1波長と、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが通信するための複数の第2波長とを有する前記システムであって、
前記光終端装置は、
第1波長を用いて前記光ネットワークユニットと前記レンジング処理を行い、自光終端装置と複数の前記光ネットワークユニット間が等距離にあるようにするために各前記光ネットワークユニットで信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各前記光ネットワークユニットに指示し、及び、第2波長を用いて前記光ネットワークユニットと通信し、
前記光ネットワークユニットはそれぞれ、
前記光終端装置から指示された等化遅延量を記憶する等化遅延量記憶部と、
設定される受信波長で信号を受信する第3受信器と、
設定される送信波長で、信号を前記等化遅延量記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する第3送信器と、
第1波長で信号を受信する第4受信器と、
第1波長で、信号を前記等化遅延量記憶部に記憶された等化遅延量に基づき遅延させて送信する信号を送信する第4送信器と、
前記第3送信器の送信波長及び前記第3受信器の受信波長を、割り当てられる第2波長のひとつに設定して、前記光終端装置と通信させる波長制御部と
を備え、
前記光ネットワークユニットは、第2波長での前記光終端装置との通信に並行して、第1波長で、前記レンジング処理のための信号、及び/又は、前記光終端装置に出力する信号の振幅及び位相を調整するための振幅位相制御信号を送受信するパッシブ光ネットワークシステム。 - 光終端装置と、光スプリッタと、光ファイバ及び前記光スプリッタを介して前記光終端装置に接続される複数の光ネットワークユニットとを備え、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが、波長分割多重かつ各波長が時分割多重で通信するパッシブ光ネットワークシステムにおけるレンジング方法であって、
前記システムは、前記光終端装置と前記光ネットワークユニット間で予め定められたレンジング処理を行うための信号が送受信される第1波長と、前記光終端装置と前記光ネットワークユニットとが通信するための複数の第2波長とを有し、
前記光終端装置は、
第1波長を用いて前記光ネットワークユニットと前記レンジング処理を行い、前記光終端装置と複数の前記光ネットワークユニット間が等距離にあるようにするために、各前記光ネットワークユニットで信号を遅延して送信させるための等化遅延量を、各前記光ネットワークユニットに指示し、及び、第2波長を用いて前記光ネットワークユニットと通信し、
前記光ネットワークユニットは、
前記光終端装置から指示された等化遅延量を記憶して、前記光終端装置に出力される信号を該等化遅延量に基づき遅延して送信させ、
送信波長及び受信波長を第1波長に設定して前記レンジング処理のための信号を送信及び受信し、
前記レンジング処理の後、送信波長及び受信波長を割り当てられる第2波長のひとつに設定して、前記光終端装置と通信する前記レンジング方法。 - 前記光終端装置は、
第1波長で受信される前記光ネットワークユニットからの信号に対して、該信号の振幅と所望の振幅との振幅偏差及び該信号の位相と所望の位相との位相偏差を求め、
求められた振幅偏差及び位相偏差を打ち消すように定められた振幅調整量及び位相調整量を含む振幅位相制御信号を、光ネットワークユニットに送信し、
前記光ネットワークユニットは、
該振幅位相制御信号に含まれる振幅調整量及び位相調整量に従い、前記光終端装置に出力される信号の振幅及び位相を調整して出力する請求項7に記載のレンジング方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007245770A JP4820791B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 |
US12/103,262 US7957647B2 (en) | 2007-09-21 | 2008-04-15 | Passive optical network system and ranging method |
CN200810095507.4A CN101394229B (zh) | 2007-09-21 | 2008-04-25 | 无源光网络系统和测距方法 |
US13/095,004 US8249455B2 (en) | 2007-09-21 | 2011-04-27 | Passive optical network system and ranging method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007245770A JP4820791B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011192351A Division JP5150758B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | 光終端装置及び光ネットワークユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009077280A true JP2009077280A (ja) | 2009-04-09 |
JP4820791B2 JP4820791B2 (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=40471752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007245770A Expired - Fee Related JP4820791B2 (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US7957647B2 (ja) |
JP (1) | JP4820791B2 (ja) |
CN (1) | CN101394229B (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010103893A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 |
JP2011004270A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光アクセス網、光加入者装置および光アクセス網の通信設定方法 |
KR101014419B1 (ko) | 2008-11-28 | 2011-02-15 | 한국전자통신연구원 | 광망 종단장치와 광회선 단말장치 및 이들을 포함하는 기가비트 수동형 광 네트워크 시스템 |
KR101051205B1 (ko) | 2009-06-17 | 2011-07-21 | 주식회사 케이티 | 광가입자망에서 데이터를 전송하기 위한 사이클 타임을 결정하는 장치 및 그 방법 |
WO2012046281A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | 三菱電機株式会社 | 局側装置 |
WO2012046282A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | 三菱電機株式会社 | 光通信システム、局側装置および加入者側装置 |
CN103502392A (zh) * | 2011-04-25 | 2014-01-08 | 浜松光子学株式会社 | 紫外光产生用靶、电子射线激励紫外光源、以及紫外光产生用靶的制造方法 |
WO2021176497A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 | 日本電信電話株式会社 | 波長多重通信システム及び波長多重通信方法 |
JPWO2021176496A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 |
Families Citing this family (33)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4820791B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2011-11-24 | 株式会社日立製作所 | パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 |
US8340519B2 (en) * | 2008-05-19 | 2012-12-25 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Passive optical network comprising an optical burst mode receiver |
JP2009290626A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Kddi Corp | 光伝送システム及び時刻基準パルス同期方法 |
JP5276935B2 (ja) * | 2008-09-12 | 2013-08-28 | 株式会社日立製作所 | 受動光網システムおよびその障害特定方法 |
JP5097655B2 (ja) * | 2008-09-16 | 2012-12-12 | 株式会社日立製作所 | 受動光網システム及び光多重終端装置 |
JP5176830B2 (ja) * | 2008-09-29 | 2013-04-03 | 沖電気工業株式会社 | 同期符号分割多重通信方法及び同期符号分割多重通信システム |
CN101795423A (zh) * | 2009-02-04 | 2010-08-04 | 中兴通讯股份有限公司 | 无源光网络系统的时间同步方法及其同步系统 |
WO2010096969A1 (zh) * | 2009-02-27 | 2010-09-02 | 华为技术有限公司 | 无源光网络中发送上行传送帧的方法及设备 |
CN102075820B (zh) * | 2009-11-23 | 2015-05-20 | 中兴通讯股份有限公司 | 在无源光网络中测距的方法和装置 |
CN102075240B (zh) * | 2009-11-24 | 2015-06-03 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种无源光网络中光网络单元的测距方法及系统 |
JP5144735B2 (ja) * | 2010-10-08 | 2013-02-13 | 古河電気工業株式会社 | 加入者宅側光回線終端装置 |
CN102148647B (zh) * | 2010-10-29 | 2014-01-22 | 华为技术有限公司 | 实现吉比特无源光网络gpon距离拉远的方法、装置与系统 |
CN102131134B (zh) * | 2011-03-11 | 2014-08-13 | 中兴通讯股份有限公司 | 吉比特无源光网络中onu快速激活的方法及装置 |
JP5703949B2 (ja) * | 2011-05-12 | 2015-04-22 | 富士通株式会社 | Wdm光伝送システムおよび波長分散補償方法 |
EP2538591B1 (en) * | 2011-06-21 | 2013-08-07 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) | Wavelength division multiplexed passive optical network apparatus and methods of configuration |
CN102291632A (zh) * | 2011-10-10 | 2011-12-21 | 华为技术有限公司 | 共用带宽的方法、装置和系统 |
CN102893628B (zh) * | 2011-12-23 | 2015-08-26 | 华为技术有限公司 | 光正交频分复用无源光网络的信号处理方法、设备及系统 |
EP2615747A4 (en) * | 2012-04-11 | 2014-01-08 | Huawei Tech Co Ltd | TELEMETRY METHOD FOR PASSIVE OPTICAL NETWORK, SYSTEM AND DEVICE |
KR20150008911A (ko) * | 2012-05-23 | 2015-01-23 | 후아웨이 테크놀러지 컴퍼니 리미티드 | 다파장 수동 광네트워크에서의 파장 스위칭 방법, 시스템, 및 장치 |
CN102710362A (zh) * | 2012-06-19 | 2012-10-03 | 南京邮电大学 | 多波长共享型wdm-pon系统中的下行动态波长分配方法 |
EP2690805B1 (en) * | 2012-07-23 | 2020-05-27 | Lantiq Beteiligungs-GmbH & Co.KG | Spectrum management and timing optimization over multiple distribution points |
US9780908B2 (en) * | 2013-02-15 | 2017-10-03 | Alcatel Lucent | Optical network terminal (ONT) wavelength tuning and correpsonding calibration procedure |
JP5556921B1 (ja) * | 2013-03-01 | 2014-07-23 | 沖電気工業株式会社 | 加入者側装置登録方法及び光ネットワークシステム |
CN105181154B (zh) * | 2015-10-10 | 2018-04-10 | 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 | 一种多光束宽带调频脉冲激光波形集中测量装置 |
CN106686474B (zh) * | 2015-11-10 | 2019-10-22 | 中国电信股份有限公司 | 一种无源光网络的波长调谐方法、系统及onu |
CN110226299B (zh) * | 2017-02-28 | 2021-06-04 | 华为技术有限公司 | 无源光网络系统中通信的方法、光线路终端和光网络单元 |
CN108768514B (zh) * | 2017-04-19 | 2020-05-22 | 中兴通讯股份有限公司 | 光网络系统、装置及方法 |
US11039229B2 (en) * | 2017-08-29 | 2021-06-15 | Cable Television Laboratories, Inc. | Systems and methods for coherent optics ranging and sensing |
CN110944249B (zh) | 2018-09-25 | 2022-10-11 | 中兴通讯股份有限公司 | 光网络的通信方法、olt、onu、光网络系统 |
JP2020085506A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | アイシン精機株式会社 | 距離検出装置および物体検出装置 |
GB201905471D0 (en) | 2019-04-17 | 2019-05-29 | Microsoft Technology Licensing Llc | Amplitude caching in receive-from-many communications networks |
CN110113129A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-09 | 上海科光通信技术有限公司 | 一种基于波分复用的无源光纤网络传输系统 |
CN112104927B (zh) * | 2019-06-17 | 2023-11-17 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种无源光网络的波长切换、配置方法及装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10247896A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-09-14 | Fujitsu Ltd | 通信ネットワーク、光送信機、光受信機及び通信方法 |
JP2006165953A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 光通信システム |
JP2006197489A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光波長多重システム、光終端装置および光ネットワークユニット |
Family Cites Families (43)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0616443A3 (en) * | 1993-03-15 | 1994-10-26 | Koninkl Philips Electronics Nv | Telecommunication system with ranging. |
EP1648105A3 (en) * | 1995-06-27 | 2006-08-09 | BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company | Synchronisation in digital communications networks |
US5930018A (en) * | 1997-07-11 | 1999-07-27 | Telcordia Technologies, Inc. | Method and apparatus for controlling communications in a passive optical network |
US6592272B1 (en) * | 1999-10-22 | 2003-07-15 | Quantum Bridge Communications, Inc. | Burst mode transmission over multiple optical wavelengths |
US20020063932A1 (en) * | 2000-05-30 | 2002-05-30 | Brian Unitt | Multiple access system for communications network |
KR100362167B1 (ko) * | 2000-12-26 | 2002-11-23 | 한국전자통신연구원 | 비동기전달모드 방식의 수동광망 광 네트워크 유니트 제어장치 |
US6868232B2 (en) * | 2001-02-12 | 2005-03-15 | Lucent Technologies Inc. | Fast protection switching by snooping on upstream signals in an optical network |
US7212540B2 (en) * | 2001-04-05 | 2007-05-01 | Nortel Networks Limited | Time slot scheduling for shared-medium communications networks |
US20050163149A1 (en) * | 2001-05-25 | 2005-07-28 | Brian Unitt | Multiple access system for communications network |
CN1156098C (zh) * | 2001-05-30 | 2004-06-30 | 华为技术有限公司 | Atm无源光网络测距时带宽补偿的实现方法 |
US6804256B2 (en) * | 2001-07-24 | 2004-10-12 | Glory Telecommunications Co., Ltd. | Automatic bandwidth adjustment in a passive optical network |
KR100547722B1 (ko) * | 2001-11-10 | 2006-02-01 | 삼성전자주식회사 | 기가비트 이더넷 수동 광 네트워크 시스템 및 그 매체접속 제어 방법 |
US6697374B1 (en) * | 2001-12-05 | 2004-02-24 | Flexlight Networks | Optical network communication system |
JP3707546B2 (ja) * | 2002-01-29 | 2005-10-19 | 日本電気株式会社 | 通信システム、通信端末、サーバ、及びデータ転送制御プログラム |
US7181142B1 (en) * | 2002-04-09 | 2007-02-20 | Time Warner Cable Inc. | Broadband optical network apparatus and method |
JP4955189B2 (ja) * | 2003-03-12 | 2012-06-20 | 日本電気株式会社 | 波長分割多重伝送システム及びそのシステムに用いられる遠隔装置並びに局装置 |
WO2004112264A2 (en) * | 2003-06-10 | 2004-12-23 | Ubi Systems, Inc. | System and method for performing high-speed communications over fiber optical networks |
JP2005045566A (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-17 | Nec Corp | データ通信システム、局側装置、加入者側装置、冗長構成切替判断方法、動作制御方法及びプログラム |
KR100498954B1 (ko) * | 2003-08-27 | 2005-07-04 | 삼성전자주식회사 | 루프-백 광원을 이용한 파장분할다중방식 수동형 광가입자망의 광 파장 트래킹 장치 및 방법 |
KR100557144B1 (ko) * | 2004-01-12 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 시간 분할 다중화를 이용한 방송 통신 융합을 위한 이더넷수동형 광 가입자 망 |
US7548548B2 (en) * | 2004-06-04 | 2009-06-16 | Shlomo Selim Rakib | System for low noise aggregation in DOCSIS contention slots in a shared upstream receiver environment |
ATE377871T1 (de) * | 2004-12-21 | 2007-11-15 | Alcatel Lucent | Passives optisches netzwerk und dessen überwachungsverfahren |
JP4555124B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2010-09-29 | 日本電気通信システム株式会社 | 光アクセスネットワークにおける同期方法、光スイッチ装置、センタ装置、リモート装置、光アクセスシステム、光アクセスネットワーク、プログラム、及び記録媒体 |
JP4551280B2 (ja) * | 2005-06-08 | 2010-09-22 | 株式会社日立製作所 | 光アクセス網システム |
JP3936721B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2007-06-27 | 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー | 光アクセスシステム、光加入者装置及び光集線装置 |
JP4548324B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2010-09-22 | 沖電気工業株式会社 | 1対n通信システム、同期確立方法及び同期追従方法 |
US7787771B2 (en) * | 2005-12-08 | 2010-08-31 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Extendable loop-back type passive optical network and scheduling method and apparatus for the same |
US7603036B2 (en) * | 2006-01-06 | 2009-10-13 | Fujitsu Limited | System and method for managing network components in a hybrid passive optical network |
JP4872377B2 (ja) * | 2006-02-22 | 2012-02-08 | 沖電気工業株式会社 | 中央局と複数端末装置間通信システムのレンジング方法 |
US20070237189A1 (en) * | 2006-04-05 | 2007-10-11 | Tellabs Petaluma, Inc. | Method and apparatus for ONT ranging with improved noise immunity |
US8095002B2 (en) * | 2006-04-05 | 2012-01-10 | Tellabs Pataluma, Inc. | Method and apparatus for diagnosing problems on a time division multiple network access (TDMA) optical distribution network (ODN) |
US7583898B1 (en) * | 2006-04-13 | 2009-09-01 | Alcatel Lucent | Signal-detect-based ranging technique for burst-mode optical systems |
JP2007324853A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Oki Electric Ind Co Ltd | 光通信システム |
US7925164B2 (en) * | 2006-08-30 | 2011-04-12 | Broadlight Ltd. | Method and system for power management control in passive optical networks |
US20080056719A1 (en) * | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Bernard Marc R | Method and apparatus for enabling an optical network terminal in a passive optical network |
JP4096017B2 (ja) * | 2006-10-13 | 2008-06-04 | 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー | 光信号送信タイミング調整方法 |
JP4274265B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2009-06-03 | 沖電気工業株式会社 | 光アクセスシステムおよびそのレンジング方法 |
US7920792B2 (en) * | 2007-05-02 | 2011-04-05 | Fujitsu Limited | System and method for managing communication in a hybrid passive optical network |
JP4442635B2 (ja) * | 2007-05-09 | 2010-03-31 | 株式会社日立製作所 | Ponシステムにおける障害通知方法 |
US8041215B2 (en) * | 2007-07-13 | 2011-10-18 | Alcatel Lucent | ONT discovery in a DWDM hybrid PON LT configuration |
US20090041460A1 (en) * | 2007-08-10 | 2009-02-12 | Bernard Marc R | Method and apparatus to provide bonded optical network devices |
JP4820791B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2011-11-24 | 株式会社日立製作所 | パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 |
JP5188170B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2013-04-24 | 株式会社日立製作所 | ネットワークシステム及びolt |
-
2007
- 2007-09-21 JP JP2007245770A patent/JP4820791B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-04-15 US US12/103,262 patent/US7957647B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2008-04-25 CN CN200810095507.4A patent/CN101394229B/zh not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-04-27 US US13/095,004 patent/US8249455B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10247896A (ja) * | 1997-03-05 | 1998-09-14 | Fujitsu Ltd | 通信ネットワーク、光送信機、光受信機及び通信方法 |
JP2006165953A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Oki Electric Ind Co Ltd | 光通信システム |
JP2006197489A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光波長多重システム、光終端装置および光ネットワークユニット |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010103893A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光通信システム、光通信方法、制御装置、プログラムおよび記録媒体 |
KR101014419B1 (ko) | 2008-11-28 | 2011-02-15 | 한국전자통신연구원 | 광망 종단장치와 광회선 단말장치 및 이들을 포함하는 기가비트 수동형 광 네트워크 시스템 |
KR101051205B1 (ko) | 2009-06-17 | 2011-07-21 | 주식회사 케이티 | 광가입자망에서 데이터를 전송하기 위한 사이클 타임을 결정하는 장치 및 그 방법 |
JP2011004270A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光アクセス網、光加入者装置および光アクセス網の通信設定方法 |
WO2012046281A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | 三菱電機株式会社 | 局側装置 |
WO2012046282A1 (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-12 | 三菱電機株式会社 | 光通信システム、局側装置および加入者側装置 |
CN103502392A (zh) * | 2011-04-25 | 2014-01-08 | 浜松光子学株式会社 | 紫外光产生用靶、电子射线激励紫外光源、以及紫外光产生用靶的制造方法 |
WO2021176497A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 | 日本電信電話株式会社 | 波長多重通信システム及び波長多重通信方法 |
JPWO2021176497A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 | ||
JPWO2021176496A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 | ||
WO2021176496A1 (ja) * | 2020-03-02 | 2021-09-10 | 日本電信電話株式会社 | 波長多重通信システム及び波長多重通信方法 |
JP7328595B2 (ja) | 2020-03-02 | 2023-08-17 | 日本電信電話株式会社 | 波長多重通信システム及び波長多重通信方法 |
JP7328596B2 (ja) | 2020-03-02 | 2023-08-17 | 日本電信電話株式会社 | 波長多重通信システム及び波長多重通信方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US8249455B2 (en) | 2012-08-21 |
US7957647B2 (en) | 2011-06-07 |
JP4820791B2 (ja) | 2011-11-24 |
US20090080891A1 (en) | 2009-03-26 |
US20110200326A1 (en) | 2011-08-18 |
CN101394229A (zh) | 2009-03-25 |
CN101394229B (zh) | 2012-02-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4820791B2 (ja) | パッシブ光ネットワークシステムおよびレンジング方法 | |
JP5114268B2 (ja) | 受動光網システムおよびその運用方法 | |
US7873277B2 (en) | Passive optical network system and wavelength assignment method | |
US9197351B2 (en) | Method of selecting wavelength of optical network unit in passive optical network | |
JP5314760B2 (ja) | 光多重終端装置、波長多重受動光網システム、下り波長送信方法 | |
JP4655610B2 (ja) | 光通信システム | |
JP5114184B2 (ja) | ネットワークシステム、onu及びolt | |
US8913895B1 (en) | Method and apparatus for controlling timing of a transmission signal from a network termination device | |
JP5111092B2 (ja) | ネットワークシステム及びolt | |
WO2010116487A1 (ja) | 光多重終端装置、受動光網システム、波長割当て方法 | |
JP2010074214A (ja) | 受動光網システム及び光多重終端装置 | |
WO2009087761A1 (ja) | 通信制御方法、局側装置、加入者側装置および通信システム | |
KR102112785B1 (ko) | 다파장 수동형 광네트워크를 위한 파장 선택 시스템 및 방법 | |
CN106664234B (zh) | Wdm/tdm-pon系统和其发送开始时刻校正方法 | |
CN103125095B (zh) | 基站侧装置和pon系统 | |
JP4909376B2 (ja) | パッシブ光ネットワークシステムおよび波長割当方法 | |
CN102143059B (zh) | 10g epon的上行链路带宽分配方法、系统和装置 | |
JP5150758B2 (ja) | 光終端装置及び光ネットワークユニット | |
US20090232504A1 (en) | Optical line termination, optical network unit, optical communication system, timing control method, and recording medium storing program for apparatus | |
US20100124420A1 (en) | Communication device and communication method | |
CN114567827A (zh) | 确定无源光网络传输时延的方法 | |
US9094150B2 (en) | Method for registering optical network unit in telecommunications network and optical network unit therefor | |
JP5411805B2 (ja) | 受動光網システム及び送信光制御方法、光多重終端装置及び光網終端装置 | |
JP2017204822A (ja) | 光集線ネットワークシステム、光伝送装置及び光伝送方法 | |
JP2017011333A (ja) | 伝送システム及び伝送方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100122 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110809 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110905 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |