JP4555124B2 - 光アクセスネットワークにおける同期方法、光スイッチ装置、センタ装置、リモート装置、光アクセスシステム、光アクセスネットワーク、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

光アクセスネットワークにおける同期方法、光スイッチ装置、センタ装置、リモート装置、光アクセスシステム、光アクセスネットワーク、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、光アクセスネットワークにおける同期方法、光スイッチ装置、センタ装置、リモート装置、光アクセスシステム、光アクセスネットワーク、プログラム、及び記録媒体に関する。
OSM(光スイッチ装置)を用いない光アクセスネットワークのPON(Passive Optical Network)が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。PONはセンタ(OLT)と複数のリモート装置(ONU)との間に受動素子少なくとも一つの光スプリッタとでツリー状に構成する。PONは受動素子の光スプリッタを用いるが、光スイッチ装置を用いない。
非特許文献1記載の技術はPONを構成するOLTとONUとの2つの装置の時刻・時間関係すなわち同期方法を定めている。
ここで、光スイッチ装置(OSM)が無い場合のセンタ装置(OLT)とリモート装置(ONU)のパケットの送受信にかかわる時刻との関係を述べる。OLTとONUとはそれぞれ、時刻を管理する手段の時計を有している。なお、この場合光スイッチ装置がないので、非特許文献1の場合と同じである。
OSMが無い場合のOLTとONUとのパケットの送受信にかかわる時刻の関係の例を図9(a)、(b)に示す。なお、図9(a)の2本の横線はそれぞれOLT、ONUにおける時刻と時間とを表し、図9(b)は図9(a)に示したGATEメッセージ及びREPORTメッセージの説明図である。
OLT、ONUのそれぞれの横線の点は、それぞれOLTの時計での時刻、ONUの時計での時刻、2点の間は時間を表す。これらの時刻、時間を示すのにそれぞれtとTとに添え字をつけて表す。また、縦方向は距離を表しており、2つの横線の間隔がOLTとある1つのONUとの距離を意味する。
図9では、まずOLTからGATEメッセージ(「下り制御パケット」とも言う。)をOLTの時計で時刻t1に送信する。GATEメッセージには、送り先のONUのLLID(Logical Link ID)(識別番号ID)、Flag FieldのForce Report R (R=0: REPORTメッセージ(「上り制御パケット」とも言う。)非送信、 R=1: REPORTメッセージ送信要求。)、 (上り制御パケットの送信要求R)、タイムスタンプt1(送信時刻t1)、グラントスタートタイムt2(ONUの送信時刻t2)、グラントレングスTa(ONUの送信継続時間Ta)が記載されている。
表現の簡単化のために、以降GATEメッセージ(下り制御パケット)の送り先LLID(識別番号ID)に対応するONUをONUaと表す。ONUaは、R=1の場合、このGATEメッセージ(下り制御パケット)を受信すると、タイムスタンプt1(送信時刻t1)をONUaの時計の時刻に設定する。ONUaは、ONUaの時計がグラントスタートタイムのt2(ONUの送信時刻のt2)になったら、グラントレングスのTa(ONUの送信継続時間のTa)以下の長さのREPORTメッセージ(上り制御パケット)を送信する。図9におけるT1=t2−t1は、ONUがGATEメッセージを受信してからREPORTメッセージ(上り制御パケット)を送信するのに必要な時間を考慮して、システムとして定められる。 ONUaからのREPORTメッセージ(上り制御パケット)にはタイムスタンプ(送信時刻)としてONUaの時計で時刻t2が付されている。ONUaが送信したREPORTメッセージは、OLTに到着するが、その到着時刻をOLTの時計でt3とする。
以上の過程より、OLTはOLTとONUaとの往復時間RTTaをRTTa=(t3−t1)−(t2−t1)=t3−t2より計算する。一旦、このRTTaが得られれば、OLTはONUから受信したい時刻t3を自由に制御できる。すなわち、OLTはGATEメッセージ(下り制御パケット)に書き込むグラントスタートタイムt2(ONUの送信時刻t2)をt3−RTTとすれば、OLTの時計で任意の時刻t3にONUからのパケットを受信することができる。
一度RTTaが得られれば、OLTが実際に受信した上り制御パケットの時刻をt3'とするとき、RTTa=t3'−t2としてRTTaを更新することができる。つまり、制御パケットの送信と受信を繰り返すごとに、RTTaの更新が行われる。
これからわかるように、最初にOLTとONUとの往復時間RTTaを求める方法が重要となる。最初にRTTaを求める方法の説明を図10に示す。
図10は従来のシステムフレーム、レンジングウィンドウ、及びレンジングを示す図である。
一般に、OLTはシステム的にある周期的なフレームを用いてONUの送信制御を行う。この周期フレームをシステムフレームということにする。非特許文献1のIEEE 802.ahではこのシステムフレームの長さTfはシステムの設計者に委ねられている。このとき、通信を始める前のONUは往復時間RTTaがわからないので、OLTは、ONUが0 kmからシステム設計上の最も遠い位置に分布するものと考える必要がある。システム設計上の最も遠い位置のONUに相当する往復時間をRTTmaxとしRTTaを定めるときに用いるREPORTメッセージの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、システムフレーム上にのTwの大きさの領域を定義する必要がある。例えば、OLTからシステム設計上、最も遠いONUを10kmとすれば、往復距離は20 kmであり、Tqはごくわずかであるので、Twは約100μsとなる。フレーム上の長さTwの領域をレンジングウインドウということにし、往復時間を測定することをレンジングと呼ぶことにする。最初にレンジングを行うときに、このレンジングウインドウはフレーム位置に固定してもよく、任意の位置に可変的に用いてもよい。
図10はフシステムフレームの最後のところに固定的なレンジングウインドウをもってきた例である。
最初に、 ONUaのRTTaを定めるときには、レンジングウインドウTw内のどこにパケットが到着するかわからないので、衝突を避けるために別のONUのパケットを受信させてはならない。OLTはレンジングウインドウの直前に、往復時間の不明なONUaに対してGATEメッセージを出し、レンジングウインドウTw内に入るONUのREPORTメッセージからRTTaを定める。一度RTTaが定まれば、レンジングウインドウという他のONUのパケットを受信してはいけない領域を作る必要がなく、前記のとおり送受信のたびにRTTaの更新が行われる。
しかし、一般にONUとOLTとの距離およびONUとOSMとの距離は任意でありTzを求める手段は得られていない。
一方、ツリー状光学ネットワークを、1つの光学ラインターミネータ(OLT)と増幅器/スプリッタ(AS)および複数のネットワークターミネータ(NT)で構成することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。また、Tzを得る手段が与えられていないので、上り光スイッチ素子の接続開始時刻が与えられていない。
特開2000−295264号公報 IEEE Draft P802.3ahTM/D3.3, Draft Amendment to Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection (CSMA/CD) access method and physical layer specifications−, April 19, 2004
次に、OLTとONUとの間に光スイッチ装置(OSM)のある光アクセスネットワークの時刻の関係を説明する。
この場合にも、OLT、 OSM、 ONUにそれぞれ時計を有しているものとする。OLT、OSM、ONUのパケットの送受信にかかわる時刻の関係の例を図11に示す。
図11のOSMでは、 OLTからONUの方向のGATEメッセージ(下り制御パケット)に書かれているLLID、 t1、 t2、 Taを取得し、GATEメッセージ(下り制御パケット)の長さTpを求める。OSMの時計を時刻t1に設定する。時刻t1を基点に下り光スイッチ素子を経由してOSMからGATEメッセージがONUに送信される時刻をt1+Txとする。
ここで、TxはOSMの設計上予めわかる値であり、上記のGATEメッセージからLLID、 t1、 t2、 Ta、 Tpを取得する時間と下り光スイッチ素子の遅延時間Tsとで定まる。OSMは、下り光スイッチ素子においてGATEメッセージから取得したLLIDに対応するONUaが接続されている出ポートを選択し、接続開始時刻をt1+Tx−Tsとし、接続継続時間をTpとして、時刻t1+TxにGATEメッセージを送信する。
OSMを通過したGATEメッセージを受けたONUaはONUaの時計の時刻をt1に設定し、R=1の場合REPORTメッセージを生成し、時刻t2になったらREPORTメッセージを送信する。OSMは、このREPORTメッセージを通過させ、OLTに届ける必要があるので、このREPORTメッセージに対して、OSMの上り光スイッチの接続入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を定める必要がある。このためには、OSMにおいてOLTからのGATEメッセージとそれに応答するONUからのREPORTメッセージを対応させる必要がある。
すなわち、OSMでGATEメッセージから取得した時刻t2を基準にして、ONUaからのREPORTメッセージがOSMを出ていくまでの時間をTzとし、OSMの上り光スイッチ素子の遅延時間をTyとするとき、時刻t2+Tz−Tyに到着するREPORTメッセージが前記GATEメッセージに対応する。GATEメッセージから取得したLLIDから上り光スイッチ素子の出ポートが選択でき、t2+Tz−Tyで接続開始時刻、Taから接続継続時間が得られる。
ところで、上述した非特許文献1に記載の技術において、TyはOSMの設計上予め分かる値であり、t2およびTaはGATEメッセージから得られる値である。したがって、Tzが分かればOSMにおける上り光スイッチ素子のスイッチング制御が可能となる。このTzをOSMにおいて、如何に得るかが課題である。
また、特許文献1には光スイッチ手段OSMを用いる点については記載されていない。
そこで、上記課題を解決するため、本発明の目的は、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の接続開始時刻を与えることができる光アクセスネットワークにおける同期方法、光スイッチ装置、センタ装置、リモート装置、光アクセスシステム、光アクセスネットワーク、プログラム、及び記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークにおける同期方法であって、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、前記光スイッチ装置は、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項2記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチは前記下り制御パケットを検出すると前記t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信し、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間RTTaと光スイッチ装置の往復時間RTTsとの差Tz(=RTTa-RTTs)を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項4記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとすることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれたリモート装置の送信開始時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項5記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は,前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信し、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとすることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項4または5において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項7記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークにおける同期方法であって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項8記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻t2と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻t3との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項9記載の発明は、請求項7または8において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項10記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の接続開始時刻を与えることが可能となる。
請求項11記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項において、センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項11記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項12記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または前記光スイッチ装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置または前記光スイッチは自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチ装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置は、自己の時計の時刻を前記送信時刻に設定し、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記差の値との和から前記遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項12記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項13記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置と送信時刻とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または前記光スイッチ装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置または前記光スイッチは自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチ装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、前記第1の分波合成手段により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、前記第1の分岐手段で分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える遅延手段と、前記遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長を上記n個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、下りパケットの識別番号と下りパケットの長さとにより前記下り光スイッチ手段の出ポートと接続継続時間を与え、上りパケットの到着時刻情報から、前記下り光スイッチ手段の接続開始時刻を与え、前記識別番号、前記センタ装置と前記リモート装置との間の往復時間と前記センタ装置と前記光スイッチ装置との間の往復時間の差分、前記リモート装置送信時刻、前記リモート装置送信継続時間から、前記上り光スイッチ手段の入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を定め、前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示を発し、 前記両往復時間の差の値及び前記情報を取得し、前記上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記差の値との和から前記遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間として前記上り光スイッチ手段に与える制御手段と、 前記上り光スイッチ手段からの光信号と前記制御手段からの光信号とを結合する第2の分岐手段もしくは前記制御手段からの光信号を受信する前記上り光スイッチ手段の出ポートと、を備えたことを特徴とする。
請求項13記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項14記載の発明は、請求項13において、前記制御手段は、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する抽出手段と、前記抽出手段からの下りパケットについて、その内容を解析する解析手段と、前記解析手段で得られる前記送信時刻を設定する時刻管理手段と、前記時刻管理手段からの時刻と前記抽出手段で得られる下りパケット先頭情報から下りパケットの到着時刻を算定する算定手段と、前記解析手段で得られる下りパケットの識別番号と下りパケットの長さにより前記下り光スイッチ手段の出ポートと接続時間とを与え、前記算定手段で得られる下りパケットの到着時刻情報から、前記下り光スイッチ手段の接続開始時刻を与える下りスイッチ制御手段と、前記解析手段からの指示により、光スイッチ装置の識別番号と前記解析手段で得られる前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを生成する生成手段と、前記生成手段からの上り制御パケットを、前記時刻管理手段による前記送信開始時刻で送信する送信手段と、前記送信手段からの前記送信開始時刻を電気信号に変換する第2の変換手段とを備え、前記両往復時間の差の値及び前記送信開始時刻を取得し、前記上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記差の値との和から前記遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項14記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項15記載の発明は、請求項13または14において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする。
請求項15記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項16記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記識別番号に対応するリモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信開始時刻、前記送信継続時間、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し、前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下りパケット長の時間以上接続し、前記光スイッチ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を前記上り光スイッチ装置の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻)とし、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻及び前記送信継続時間を取得し、前記接続開始時刻を(前記送信開始時刻+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項16記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれたリモート装置の送信開始時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項17記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信し、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記リモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記光スイッチは、前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、前記第1の分波合成手段により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、前記分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える遅延手段と、前記遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長を上記n個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号をスイッチングする入ポートがn個で,出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、前記上り光スイッチ手段からの上り光信号を分岐する第2の分岐手段と、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、前記下り制御パケットに書き込まれた前記センタ装置での送信時刻t1、前記送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、前記送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、前記送信時刻t1、前記上りパケット送信開始時刻t2、及び前記パケット送信継続時間Taにより前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を前記下り光スイッチ手段に与え、前記上り光スイッチ手段の接続入ポート情報、接続開始時刻接続及び接続継続時間を前記上り光スイッチ手段に与える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項17記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項18記載の発明は請求項17において、前記制御手段は、前記第2の分岐手段より分岐された2つの上り光信号のうちの1つの上り光信号の波長を前記第1の分波合成手段で合波し、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段と前記管理手段からの情報により下り制御パケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、前記第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、前記送り先リモート装置の識別番号、前記送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、前記送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得する解析手段と、前記解析手段からの前記送り先リモート装置の識別番号と前記パケット長Tp及び前記第1の算定手段からの前記情報により前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続継続時間、接続開始時刻、を与える下りスイッチ制御手段と、前記解析手段で得られる下り制御パケットに付された時刻情報t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、前記第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を電気に変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段から電気信号から上り制御パケットを抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段と前記管理手段からの情報により上り制御パケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、 前記算定手段及び前記管理手段からの情報により、前記上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、前記解析手段から前記上り光スイッチ手段の入ポートおよび接続継続時間を求め、さらに前記管理手段から時刻を受け、上り光スイッチ手段に前記入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える上り光スイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項18記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項19記載の発明は、請求項17または18において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする。
請求項19記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項20記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置 または前記光スイッチ装置の識別番号と送信時刻と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置または前記光スイッチは自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチ装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、前記送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択した出ポートと入ポートとを前記パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻t3*を自己の時計で計測して到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いてその他の遅延時間を求め、前記光スイッチ装置における前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記その他の遅延時間と前記送信開始時刻との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項20記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻t2と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻t3と光スイッチ素子の遅延時間Tyとの差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項21記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信時刻と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、前記第1の分波合成手段1により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える第1の遅延手段と、前記第1の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号を2つに分岐するn個の第2の分岐手段と、前記第2の分岐手段からの下り光信号を遅延させる第2の遅延手段と、前記第2の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz*=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をTz*+t2とし、自己の時計で前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示を発し、前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項21記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項22記載の発明は、請求項21において、前記制御手段は、前記上り光スイッチ手段からの上り光信号の波長を前記第1の分波合成手段で合波し、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記送り先リモート装置の識別番号、前記センタ装置での送信時刻t1送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taを取得する解析手段と、前記解析手段で得られる下り制御パケットに付された時刻情報t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、前記第1の抽出手段及び管理手段からの情報により下りパケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、前記第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を結合する入力がn個で出力が1個の結合手段と、前記結合手段からの上り光信号を電気に変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段からの電気信号からパケットを抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段及び前記管理手段からの情報により上りパケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、前記第2の算定手段及び前記解析手段からの情報により、前記上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、前記解析手段から前記上り光スイッチ手段の接続入ポートおよび接続継続時間を受け、前記管理手段からの時刻で、前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示とを発する上りスイッチ制御手段と、前記解析手段及び前記第1の算定手段及び前記管理手段からの前記情報により前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を下り光スイッチ手段に与える下りスイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項22記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項23記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段1と、前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、前記第1の分波合成手段1により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、 前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える第1の遅延手段と、前記第1の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号を2つに分岐するn個の第2の分岐手段と、前記第2の分岐手段からの下り光信号の2つの光信号のうち一方を遅延させる第2の遅延手段と、前記第2の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz*=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をTz+t2とし、自己の時計で前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示を発し、前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項23記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項24記載の発明は、請求項23において、前記制御手段は、前記上り光スイッチ手段からの上り光信号の波長を前記第1の分波合成手段で合波し、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、前記第1の抽出手段の下りパケットの内容を解析する解析手段と、
前記第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、前記送り先リモート装置の識別番号、上りパケット送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taを求める解析手段と、前記解析手段で得られる下り制御パケットに付された時刻送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、第1の抽出手段と前記管理手段とから下りパケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、前記管理手段の時刻を受け、前記解析手段からの前記識別番号、前記下りパケット長Tpにより前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を前記下り光スイッチ手段に与える下りスイッチ制御手段と、前記第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を電気に変換するn個の第2の変換手段と、n個の前記第2の変換手段からの電気信号からパケットを抽出する第2の抽出手段と、前記第2の抽出手段及び前記管理手段からの情報により上りパケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、前記第2の算定手段及び前記管理手段からの情報により、前記上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、前記解析手段から前記上り光スイッチ手段の接続入ポート情報および接続継続時間を受け、前記管理手段からの時刻で、前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示とを発する上りスイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項24記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項25記載の発明は、請求項23または24において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする。
請求項25記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項26記載の発明は、請求項12から25のいずれか1項において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項26記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を与えることが可能となる。
請求項27記載の発明は、請求項12から15のいずれか1項において、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項27記載の発明によれば、、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項28記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのセンタ装置であって、前記センタ装置は、下り制御パケットに、前記下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、前記送り先のリモート装置の送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを書込、自己の時計でt1に、前記下り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り光制御パケットに書き込まれている前記時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとし、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、前記光スイッチにRTTa及びRTTsの値を送信することを特徴とする。
請求項28記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項29記載の発明は、請求項28において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項29記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を与えることが可能となる。
請求項30記載の発明は、請求項28において、前記センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項30記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項31記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのリモート装置であって、前記リモート装置は、前記センタ装置から送信される下り制御パケットを受信したら前記下り制御パケットの送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定して、自己の時計で自己の送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを自己の送信継続時間Taだけ送信することを特徴とする。
請求項31記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項32記載の発明は、請求項31において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項32記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を与えることが可能となる。
請求項33記載の発明は、請求項31において、前記センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。。
請求項33記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項34記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定し、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、前記光スイッチ装置は、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする。
請求項34記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項35記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチは前記下り制御パケットを検出すると前記t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信し、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする。
請求項35記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間RTTaと光スイッチ装置の往復時間RTTsとの差Tz(=RTTa-RTTs)を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項36記載の発明は、請求項34または35において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする。
請求項36記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項37記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとするようにしたことを特徴とする。
請求項37記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれたリモート装置の送信開始時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項38記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信し、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするようにしたことを特徴とする。
請求項38記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項39記載の発明は、請求項37または38において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする。
請求項39記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項40記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスシステムであって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とするようにしたことを特徴とする。
請求項40記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項41記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとするようにしたことを特徴とする。
請求項41記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻t2と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻t3との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項42記載の発明は、請求項40または41において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする。
請求項42記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項43記載の発明は、請求項34から42のいずれか1項において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項43記載の発明によれば、時間領域の開始点を前記センタ装置の位置相当とすることにより、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項44記載の発明は、請求項34から36のいずれか1項において、センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項44記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項45記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークであって、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、前記光スイッチ装置は、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とするように構成して成ることを特徴とする。
請求項45記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項46記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、 前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチは前記下り制御パケットを検出すると前記t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信し、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとするように構成して成ることを特徴とする。
請求項46記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間RTTaと光スイッチ装置の往復時間RTTsとの差Tz(=RTTa-RTTs)を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項47記載の発明は、請求項45または46において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする。
請求項47記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項48記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとするように構成して成ることを特徴とする。
請求項48記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれたリモート装置の送信開始時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項49記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された複数の光スイッチ装置とで構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は,前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信し、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするように構成してなることを特徴とする。
請求項49記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項50記載の発明は、請求項48または49において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする。
請求項50記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項51記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークであって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とするように構成して成ることを特徴とする。
請求項51記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項52記載の発明は1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、 前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとするように構成して成ることを特徴とする。
請求項52記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻t2と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻t3との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項53記載の発明は、請求項51または52において、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする。
請求項53記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項54記載の発明は、請求項45から53のいずれか1項において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項54記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の接続開始時刻を与えることが可能となる。
請求項55記載の発明は、請求項45から47のいずれか1項において、センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項55記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項56記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムであって、前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求める処理、前記光スイッチ装置が自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理を実行させることを特徴とする。
請求項56記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項57記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、 前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチが前記下り制御パケットを検出すると前記t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信する処理、前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求める処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させることを特徴とする。
請求項57記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間RTTaと光スイッチ装置の往復時間RTTsとの差Tz(=RTTa-RTTs)を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項58記載の発明は、請求項56または57において、前記コンピュータに、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とする。
請求項58記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項59記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとする処理を実行させることを特徴とする。
請求項59記載の発明によれば、、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれたリモート装置の送信開始時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項60記載の発明は1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、 前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信する処理、 前記光スイッチ装置が前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求める処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させることを特徴とする。
請求項60記載の発明によれば、、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項61記載の発明は、請求項59または60において、前記コンピュータに、 前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とする。
請求項61記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項62記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置に上り制御パケットを送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムであって、前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理を実行させることを特徴とする。
請求項62記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項63記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させることを特徴とする。
請求項63記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻t2と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻t3との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項64記載の発明は、請求項62または63において、前記コンピュータに、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とする。
請求項64記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項65記載の発明は、請求項56から64のいずれか1項において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項65記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の接続開始時刻を与えることが可能となる。
請求項66記載の発明は、請求項56から58のいずれか1項において、前記センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項66記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えると共にレンジングを行うことが可能となる。
請求項67記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求める処理、前記光スイッチ装置が自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項67記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項68記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、 前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチが前記下り制御パケットを検出すると前記t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信する処理、前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求める処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとする処理、を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項68記載の発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間RTTaと光スイッチ装置の往復時間RTTsとの差Tz(=RTTa-RTTs)を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項69記載の発明は、請求項67または68において、前記コンピュータに、 前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項69記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項70記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項70記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻を検出し、GATEメッセージに書かれたリモート装置の送信開始時刻と到着時刻との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項71記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、 前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信する処理、前記光スイッチ装置が前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求める処理、前記光スイッチ装置が前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項71記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項72記載の発明は、請求項70または71において、前記コンピュータに、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項72記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項73記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、
前記光スイッチ装置が前記センタ装置に上り制御パケットを送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、 前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項73記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻と光スイッチ素子の遅延時間との差を求め、その遅延時間を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項74記載の発明は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項74記載の発明によれば、GATEメッセージに書かれた時刻t2と上り光スイッチ素子の入ポートにおけるそのGATEメッセージに対応するリモート装置からのパケットの到着時刻t3との差を求め、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得ることが可能となる。
請求項75記載の発明は、請求項73または74において、前記コンピュータに、前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項75記載の発明によれば、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求Rを用いるので、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の開始時刻を正確に与えることが可能となる。
請求項76記載の発明は、請求項67から75のいずれか1項において、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
請求項76記載の発明によれば、光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の接続開始時刻を与えることが可能となる。
請求項77記載の発明は、請求項67から69のいずれか1項において、センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
請求項77記載の発明によれば、センタ装置がリモート装置に対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、このGATEメッセージに対応するリモート装置からのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートでそのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出し、GATEメッセージに書かれた時刻t2と到着時刻t3との差Tz(=t3-t2)を求め、その差Tzを用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
請求項78記載の発明は、請求項1から11のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項78記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項79記載の発明は、請求項12から27のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項79記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項80記載の発明は、請求項28から30のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項80記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項81記載の発明は、請求項31から33のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項81記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項82記載の発明は、請求項34から44のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項82記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項83記載の発明は、請求項45から55のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項83記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項84記載の発明は、請求項56から66のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項84記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
請求項85記載の発明は、請求項67から77のいずれか1項において、前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
請求項85記載の発明によれば、光スプリッタを用いることにより、低コスト化をはかることができる。
本発明によれば、光スイッチ装置にレンジング機能を持たせ、センタ装置はリモート装置のレンジングと同様に光スイッチ装置のレンジングを行う。センタ装置は、それらのレンジング結果であるリモート装置の往復時間と光スイッチ装置の往復時間との差を光スイッチ装置に伝え、光スイッチ装置は、その差を用いて接続開始時刻を算出することにより、上り光スイッチ素子の開始時刻を得ることが可能となる。
〔特 徴〕
1つ目は、まずOSMにもレンジング機能をもたせ、OLTはONUのレンジングと同様にOSMのレンジングを行う。OLTは、それらのレンジング結果であるONUの往復時間RTTaとOSMの往復時間RTTsの差Tz(=RTTa−RTTs)をOSMに伝える。OSMはOLTからTzを受け、そのTzを用いて接続開始時刻を算出し、上り光スイッチ素子の接続開始時刻を得るものである。
2つ目は、まずOSMにおいてOLTがONUに対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、それを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、そのGATEメッセージに対応するONUからのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートで抽出して、そのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出する。次にOSMにおいて、GATEメッセージに書かれたグラントスタートタイムt2と前記到着時刻t3からTz (=t3−t2) を求める。そのTzを用いて接続開始時刻を算出し、上り光スイッチ素子の開始時刻を得るものである。
3つ目は、まずOSMにおいて任意のGATEメッセージを対象として、上り光スイッチ素子の入ポートにおいて、そのGATEメッセージに対応するONUからのパケットの到着時刻t3*を求める。次に、OSMにおいてGATEメッセージに書かれたグラントスタートタイムt2と光スイッチ素子の遅延時間TyからTz (=t3*−t2+Ty) を求める。 そのTzを用いて接続開始時刻を算出し、上り光スイッチ素子の開始時刻を得るものである。
以下、本実施形態について述べる。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信し、光スイッチ装置は、センタ装置に上り制御パケットを送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークにおける同期方法であって、センタ装置は、送り先のリモート装置との間及び光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、光スイッチ装置は、自己の時計を送信時刻に合わせ、両往復時間の差の値及び情報を取得し、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、送信開始時刻と差との和から遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、光スイッチは下り制御パケットを検出すると送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に下り制御パケットが自己宛の場合、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけセンタ装置に送信し、センタ装置は、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める方法で、光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、光スイッチ装置は、センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2及び送信継続時間Taを取得し、光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信することを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Ta、及び下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを識別番号に対応するポートとし、下り制御パケット長Tpだけ接続し、光スイッチ装置の送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(到着時刻−送信開始時刻t2)とし、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(送信開始時刻t2+他の遅延時間−遅延時間)とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、センタ装置は、送り先のリモート装置との往復時間RTTaを最初に求めるときの下り制御パケットと上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、下り制御パケット1を送信し、送り先のリモート装置からの上り制御パケット1を受信し、光スイッチ装置は、下り制御パケット1から識別番号、送信時刻t1、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケット1を受けた送り先のリモート装置からの上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間をセンタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の上り光スイッチ手段の出ポートで送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、光スイッチ装置は、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2と送信継続時間Taとを取得し、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信することを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信し、光スイッチ装置は、センタ装置に上り制御パケットを送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークにおける同期方法であって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻、識別番号、送信開始時刻、送信継続時間、下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを下り制御パケット長の時間以上接続し、送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、到着時刻から送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を送信開始時刻と他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信することを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、上記構成に加え、センタ装置は、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または光スイッチ装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信したリモート装置または光スイッチは自己の時計を送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間及び光スイッチ装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、光スイッチ装置は、自己の時計の時刻を送信時刻に設定し、両往復時間の差の値及び情報を取得し、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を送信開始時刻と差の値との和から遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置と送信時刻とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または光スイッチ装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信したリモート装置または光スイッチは自己の時計を送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間及び光スイッチ装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、光スイッチ装置は、センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、第1の分波合成手段によりセンタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、第1の分岐手段で分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える遅延手段と、遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の第2の分波合成手段で合波し、第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、下りパケットの識別番号と下りパケットの長さとにより下り光スイッチ手段の出ポートと接続継続時間を与え、上りパケットの到着時刻情報から、下り光スイッチ手段の接続開始時刻を与え、識別番号、センタ装置とリモート装置との間の往復時間とセンタ装置と光スイッチ装置との間の往復時間の差分、リモート装置送信時刻、リモート装置送信継続時間から、上り光スイッチ手段の入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を定め、接続開始時刻になったら上り光スイッチ手段に入ポートと接続継続時間の接続指示を発し、両往復時間の差の値及び情報を取得し、上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を送信開始時刻と差の値との和から遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間として上り光スイッチ手段に与える制御手段と、上り光スイッチ手段からの光信号と制御手段からの光信号とを結合する第2の分岐手段もしくは制御手段からの光信号を受信する上り光スイッチ手段の出ポートと、を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、制御手段は、第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する抽出手段と、 抽出手段からの下りパケットについて、その内容を解析する解析手段と、解析手段で得られる送信時刻を設定する時刻管理手段と、時刻管理手段からの時刻と抽出手段で得られる下りパケット先頭情報から下りパケットの到着時刻を算定する算定手段と、解析手段で得られる下りパケットの識別番号と下りパケットの長さにより下り光スイッチ手段の出ポートと接続時間とを与え、算定手段で得られる下りパケットの到着時刻情報から、下り光スイッチ手段の接続開始時刻を与える下りスイッチ制御手段と、解析手段からの指示により、光スイッチ装置の識別番号と解析手段で得られる送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを生成する生成手段と、生成手段からの上り制御パケットを、時刻管理手段による送信開始時刻で送信する送信手段と、送信手段からの送信開始時刻を電気信号に変換する第2の変換手段とを備え、両往復時間の差の値及び送信開始時刻を取得し、上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を送信開始時刻と差の値との和から遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信することを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した識別番号に対応するリモート装置は自己の時計を送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信開始時刻、送信継続時間、及び下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計を送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し、識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを下りパケット長の時間以上接続し、光スイッチ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ装置の出ポートで計測し、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(到着時刻−送信開始時刻)とし、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻及び送信継続時間を取得し、接続開始時刻を(送信開始時刻+他の遅延時間−遅延時間)とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信し、自己の時計を送信時刻に合わせ、リモート装置は自己の時計を送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、光スイッチは、センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、第1の分波合成手段によりセンタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える遅延手段と、遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の第2の分波合成手段で合波し、第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号をスイッチングする入ポートがn個で,出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、上り光スイッチ手段からの上り光信号を分岐する第2の分岐手段と、下り制御パケットのパケット長を取得し、下り制御パケットに書き込まれたセンタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、情報により下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を下り光スイッチ手段に与え、上り光スイッチ手段の接続入ポート情報、接続開始時刻接続及び接続継続時間を上り光スイッチ手段に与える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、制御手段は、第2の分岐手段より分岐された2つの上り光信号のうちの1つの上り光信号の波長を第1の分波合成手段で合波し、第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、第1の抽出手段と管理手段からの情報により下り制御パケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の識別番号、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得する解析手段と、解析手段からの送り先リモート装置の識別番号とパケット長Tp及び第1の算定手段からの情報により下り光スイッチ手段の出ポート、接続継続時間、接続開始時刻、を与える下りスイッチ制御手段と、解析手段で得られる下り制御パケットに付された送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を電気に変換する第2の変換手段と、第2の変換手段から電気信号から上り制御パケットを抽出する第2の抽出手段と、第2の抽出手段と管理手段からの情報により上り制御パケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、算定手段及び管理手段からの情報により、上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、解析手段から上り光スイッチ手段の入ポートおよび接続継続時間を求め、さらに管理手段から時刻を受け、上り光スイッチ手段に入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える上り光スイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信することを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または光スイッチ装置の識別番号と送信時刻と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信したリモート装置または光スイッチは自己の時計を送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間及び光スイッチ装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信開始時刻、送信継続時間、下り制御パケットのパケット長を取得し、送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択した出ポートと入ポートとをパケット長の時間以上接続し、送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻t3*を自己の時計で計測して到着時刻とし、到着時刻から送信開始時刻を差し引いてその他の遅延時間を求め、光スイッチ装置における上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をその他の遅延時間と送信開始時刻との和とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信時刻と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信したリモート装置は自己の時計を送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、第1の分波合成手段1によりセンタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える第1の遅延手段と、第1の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の第2の分波合成手段で合波し、第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号を2つに分岐するn個の第2の分岐手段と、第2の分岐手段からの下り光信号を遅延させる第2の遅延手段と、第2の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、下りパケットが下り制御パケットの場合、センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz*=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をTz*+t2とし、自己の時計で接続開始時刻になったら上り光スイッチ手段に入ポートと接続継続時間の接続指示を発し、下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、制御手段は、上り光スイッチ手段からの上り光信号の波長を第1の分波合成手段で合波し、第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、送り先リモート装置の識別番号、センタ装置での送信時刻t1、送信開始時刻t2、送信継続時間Taを取得する解析手段と、解析手段で得られる下り制御パケットに付された送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、第1の抽出手段及び管理手段からの情報により下りパケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を結合する入力がn個で出力が1個の結合手段と、結合手段からの上り光信号を電気に変換する第2の変換手段と、第2の変換手段からの電気信号からパケットを抽出する第2の抽出手段と、第2の抽出手段及び管理手段からの情報により上りパケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、第2の算定手段及び解析手段からの情報により、上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、解析手段から上り光スイッチ手段の接続入ポートおよび接続継続時間を受け、管理手段からの時刻で、接続開始時刻になったら上り光スイッチ手段に入ポートと接続継続時間の接続指示とを発する上りスイッチ制御手段と、解析手段及び第1の算定手段及び管理手段からの情報により下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を下り光スイッチ手段に与える下りスイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信したリモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で送信開始時刻に、送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、センタ装置は自己の時計の時刻と上りパケットの送信開始時刻から送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段1と、リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、第1の分波合成手段1によりセンタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える第1の遅延手段と、第1の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の第2の分波合成手段で合波し、第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号を2つに分岐するn個の第2の分岐手段と、第2の分岐手段からの下り光信号の2つの光信号のうち一方を遅延させる第2の遅延手段と、第2の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、下りパケットが下り制御パケットの場合、センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz*=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をTz+t2とし、自己の時計で接続開始時刻になったら上り光スイッチ手段に入ポートと接続継続時間の接続指示を発し、下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、制御手段は、上り光スイッチ手段からの上り光信号の波長を第1の分波合成手段で合波し、第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、第1の抽出手段の下りパケットの内容を解析する解析手段と、第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の識別番号、上りパケット送信開始時刻t2、送信継続時間Taを求める解析手段と、解析手段で得られる下り制御パケットに付された送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、第1の抽出手段と管理手段とから下りパケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、管理手段の時刻を受け、解析手段からの識別番号、下りパケット長Tpにより下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を下り光スイッチ手段に与える下りスイッチ制御手段と、第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を電気に変換するn個の第2の変換手段と、n個の第2の変換手段からの電気信号からパケットを抽出する第2の抽出手段と、第2の抽出手段及び管理手段からの情報により上りパケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、第2の算定手段及び管理手段からの情報により、上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、解析手段から上り光スイッチ手段の接続入ポート情報および接続継続時間を受け、管理手段からの時刻で、接続開始時刻になったら上り光スイッチ手段に前記入ポートと接続継続時間の接続指示とを発する上りスイッチ制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信することを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置 が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態のセンタ装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのセンタ装置であって、センタ装置は、下り制御パケットに、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送り先のリモート装置の送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを書込、自己の時計で送信時刻t1に、下り制御パケットを光スイッチ装置に送信し、送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り光制御パケットに書き込まれている時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとし、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める方法で、光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、光スイッチにRTTa及びRTTsの値を送信することを特徴とする。
本実施形態のセンタ装置は、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態のセンタ装置は、上記構成に加え、センタ装置は、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態のリモート装置は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのリモート装置であって、リモート装置は、センタ装置から送信される下り制御パケットを受信したら下り制御パケットの送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定して、自己の時計で自己の送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを自己の送信継続時間Taだけ送信することを特徴とする。
本実施形態のリモート装置は、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態のリモート装置は、上記構成に加え、センタ装置が光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信し、光スイッチ装置は、センタ装置に上り制御パケットを送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定し、センタ装置は、送り先のリモート装置との間及び光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、光スイッチ装置は、自己の時計を送信時刻に合わせ、両往復時間の差の値及び情報を取得し、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、送信開始時刻と差との和から遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、光スイッチは下り制御パケットを検出すると送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に下り制御パケットが自己宛の場合、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけセンタ装置に送信し、センタ装置は、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める方法で、光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、光スイッチ装置は、センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2及び送信継続時間Taを取得し、光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Ta、及び下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを識別番号に対応するポートとし、下り制御パケット長Tpだけ接続し、光スイッチ装置の送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(到着時刻−送信開始時刻t2)とし、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(送信開始時刻t2+他の遅延時間−遅延時間)とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、センタ装置は、送り先のリモート装置との往復時間RTTaを最初に求めるときの下り制御パケットと上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、下り制御パケット1を送信し、送り先のリモート装置からの上り制御パケット1を受信し、光スイッチ装置は、下り制御パケット1から識別番号、送信時刻t1、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケット1を受けた送り先のリモート装置からの上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間をセンタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の上り光スイッチ手段の出ポートで送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、光スイッチ装置は、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2と送信継続時間Taとを取得し、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、光スイッチ装置は、センタ装置に上り制御パケットを送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスシステムであって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻、識別番号、送信開始時刻、送信継続時間、下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを下り制御パケット長の時間以上接続し、送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、到着時刻から送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を送信開始時刻と他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とするようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとするようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、センタ装置は、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信し、光スイッチ装置は、センタ装置に上り制御パケットを送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークであって、センタ装置は、送り先のリモート装置との間及び光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、光スイッチ装置は、自己の時計を送信時刻に合わせ、両往復時間の差の値及び情報を取得し、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、送信開始時刻と差との和から遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とするように構成して成ることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、光スイッチは下り制御パケットを検出すると送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に下り制御パケットが自己宛の場合、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけセンタ装置に送信し、センタ装置は、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める方法で、光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、光スイッチ装置は、センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2及び送信継続時間Taを取得し、光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとするように構成して成ることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Ta、及び下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを識別番号に対応するポートとし、下り制御パケット長Tpだけ接続し、光スイッチ装置の送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(到着時刻−送信開始時刻t2)とし、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(送信開始時刻t2+他の遅延時間−遅延時間)とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするように構成して成ることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された複数の光スイッチ装置とで構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、センタ装置は、送り先のリモート装置との往復時間RTTaを最初に求めるときの下り制御パケットと上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、下り制御パケット1を送信し、送り先のリモート装置からの上り制御パケット1を受信し、光スイッチ装置は、下り制御パケット1から識別番号、送信時刻t1、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケット1を受けた送り先のリモート装置からの上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間をセンタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の上り光スイッチ手段の出ポートで送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、光スイッチ装置は、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2と送信継続時間Taとを取得し、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするように構成してなることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信し、光スイッチ装置は、センタ装置に上り制御パケットを送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークであって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻、識別番号、送信開始時刻、送信継続時間、下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを下り制御パケット長の時間以上接続し、送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、到着時刻から送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を送信開始時刻と他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とするように構成して成ることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、送り先のリモート装置は、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信し、センタ装置は、上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、光スイッチ装置は、下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとするように構成して成ることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、上記構成に加え、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークは、上記構成に加え、センタ装置は、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、光スイッチ装置が送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信する処理、光スイッチ装置がセンタ装置に上り制御パケットを送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムであって、センタ装置が送り先のリモート装置との間及び光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求める処理、光スイッチ装置が自己の時計を送信時刻に合わせ、両往復時間の差の値及び情報を取得し、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、送信開始時刻と差との和から遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とする処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチが前記下り制御パケットを検出すると送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に下り制御パケットが自己宛の場合、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけセンタ装置に送信する処理、センタ装置が送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める方法で、光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求める処理、光スイッチ装置がセンタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2及び送信継続時間Taを取得し、光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、上記構成に加え、コンピュータに、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、光スイッチ装置が下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Ta、及び下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを識別番号に対応するポートとし、下り制御パケット長Tpだけ接続し、光スイッチ装置の送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(到着時刻−送信開始時刻t2)とし、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(送信開始時刻t2+他の遅延時間−遅延時間)とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、センタ装置が送り先のリモート装置との往復時間RTTaを最初に求めるときの下り制御パケットと上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、下り制御パケット1を送信し、送り先のリモート装置からの上り制御パケット1を受信する処理、光スイッチ装置が下り制御パケット1から識別番号、送信時刻t1、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケット1を受けた送り先のリモート装置からの上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間をセンタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の上り光スイッチ手段の出ポートで送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求める処理、光スイッチ装置がセンタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2と送信継続時間Taとを取得し、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、上記構成に加え、コンピュータに、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、光スイッチ装置が送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信する処理、光スイッチ装置がセンタ装置に上り制御パケットを送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムであって、光スイッチ装置が下り制御パケットから送信時刻、識別番号、送信開始時刻、送信継続時間、下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを下り制御パケット長の時間以上接続し、送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、到着時刻から送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を送信開始時刻と他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とする処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットに書き込んで、時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、光スイッチ装置が下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、上記構成に加え、コンピュータに、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、上記構成に加え、センタ装置は、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、光スイッチ装置が送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信する処理、光スイッチ装置がセンタ装置に上り制御パケットを送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、センタ装置が送り先のリモート装置との間及び光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求める処理、光スイッチ装置が自己の時計を送信時刻に合わせ、両往復時間の差の値及び情報を取得し、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、送信開始時刻と差との和から遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、光スイッチが下り制御パケットを検出すると送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に下り制御パケットが自己宛の場合、下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけセンタ装置に送信する処理、センタ装置が送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める方法で、光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求める処理、光スイッチ装置がセンタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、センタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2及び送信継続時間Taを取得し、光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとする処理、を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、上記構成に加え、コンピュータに、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、光スイッチ装置が下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Ta、及び下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを識別番号に対応するポートとし、下り制御パケット長Tpだけ接続し、光スイッチ装置の送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(到着時刻−送信開始時刻t2)とし、光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(送信開始時刻t2+他の遅延時間−遅延時間)とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、センタ装置が送り先のリモート装置との往復時間RTTaを最初に求めるときの下り制御パケットと上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、下り制御パケット1を送信し、送り先のリモート装置からの上り制御パケット1を受信する処理、光スイッチ装置が下り制御パケット1から識別番号、送信時刻t1、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケット1を受けた送り先のリモート装置からの上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間をセンタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の上り光スイッチ手段の出ポートで送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、上り光スイッチ手段の入ポートから到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求める処理、光スイッチ装置がセンタ装置から送り先のリモート装置への下り制御パケットから送信開始時刻t2と送信継続時間Taとを取得し、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、上記構成に加え、コンピュータに、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、光スイッチ装置が送り先のリモート装置に下り制御パケットを送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信すると自己の時計を送信時刻に合わせ、送信開始時刻に送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを光スイッチ装置に送信する処理、光スイッチ装置がセンタ装置に上り制御パケットを送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した以降において、リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、光スイッチ装置が下り制御パケットから送信時刻、識別番号、送信開始時刻、送信継続時間、下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを下り制御パケット長の時間以上接続し、送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、到着時刻から送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を送信開始時刻と他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間とする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、センタ装置とリモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および送り先のリモート装置の送信継続時間Taを下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に下り制御パケットを送り先のリモート装置に送信する処理、送り先のリモート装置が下り制御パケットを受信したら送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で送信開始時刻t2に送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを送信継続時間Taだけ送信する処理、センタ装置が上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した上り制御パケットに書き込まれている送信開始時刻t2を取得し、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、RTTaを求めた以降において、送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、下り制御パケットに書き込む送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、光スイッチ装置が下り制御パケットから送信時刻t1、識別番号、送信開始時刻t2、送信継続時間Taの情報を取得し、下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを時間Tp以上接続し、下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、下り制御パケットを受けた送り先のリモート装置からの上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の上りスイッチ手段の入ポートとして識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、上記構成に加え、コンピュータに、センタ装置から送信される下り制御パケットに、送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、要求Rを1にし、下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、上記構成に加え、IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、上記構成に加え、センタ装置は、光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、センタ装置は送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻をセンタ装置が制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスネットワークにおける同期方法は、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態の光スイッチ装置は、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態のセンタ装置は、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態のリモート装置は、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態の光アクセスシステムは、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態のプログラムは、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
本実施形態の記録媒体は、上記構成に加え、光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする。
(方法1)
実施例1は請求項1〜3に対応し、OLTがOSMに対してもレンジングを行い、OLTとOSMとの往復遅延時間をRTTsとし、OLTとONUの往復時間RTTaとからTz=RTTa−RTTsをOLTから取得し、このTzを用いて上り光スイッチ素子の接続開始時刻を定めるものである。
本実施例の説明を図1に示す。
本実施例は、まずOLTがONUにレンジングして制御パケットの往復時間RTTaを測定するのと同様に、OLTがOSMに対してもレンジングを行い往復時間RTTsを測定することに特徴を有する。
同図に示すように、OSMが他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsを使えるようにするため、OLTがRTTa、RTTsまたはその差のRTTa−RTTsの情報をOSMに伝える。OSMは、一旦Tzを取得すれば、上り光スイッチ素子の接続開始時刻t3*は、t3*=t2+Tz−Ty1として得ることができる。ただし、Ty1は、上り光スイッチ素子が開始時刻を与えてからOSMから送信されるまでの遅延時間 で、OSMの設計上あらかじめ取得することができる値である。また、t2はGATEメッセージ(下り制御パケット)に書かれたグラントスタートタイム(送信開始時刻)である。
(方法2)
実施例2は請求項4〜6に対応し、OLTがONUの最初のレンジングを行うときに光スイッチ装置の上り光スイッチ素子の出ポートでGATEメッセージ(下り制御パケット)に対するREPORTメッセージ(上り制御パケット)の到着時刻t3を求め、このt3とGATEメッセージに書かれたグラントスタートタイムt2(送信開始時刻)とからTz(=t3-t2)を求め、このTzを用いて上り光スイッチ素子の接続開始時刻を定めるものである。
実施例2の説明を図2に示す。
OSMでは、まずOLTからONUの方向のGATEメッセージから取得されているLLID、t1、t2を用いる。OSMの時計はGATEメッセージを受けた時点で、時刻t1に設定されている。
まず、OSMとONUとの間の距離は任意であり、REPORTメッセージの到着を上り光スイッチ装置の出ポートで検出するためOSMの時計で時刻t2+Txを上りスイッチ素子の接続開始時刻とし、接続継続時間をレンジングウィンドウの大きさのTwとする。ここで、TxはOSMの下り側の遅延時間で、OSMの設計上あらかじめ取得することができる値である。すなわち、OSMは、上り光スイッチ素子のLLIDに対応する入ポートを選択し、OSMの時計で接続開始時刻をt2+Txにして、接続継続時間をTwとして、GATEメッセージに対するONUからのREPORTメッセージの到着を検出し、到着時刻t3を取得する。上りスイッチ素子の接続開始時刻がt2+Txで、接続継続時間がTwであるので、上りスイッチ素子の出ポートでONUからのREPORTメッセージを必ず検出できる。このt3から、Tz=t3−t2によって得ることができる。Tzが得られた後には上り光スイッチ素子の接続開始時刻t3*はt3*=t2+Tz-Ty2として得ることができる。ここで、Ty2は上り光スイッチ素子の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間とする。
この操作はOLTがLLIDに対応するONUに対して最初にレンジングするときに行う必要がある。GATEメッセージが最初のレンジングであることを検出するのは、システムフレームにおいてレンジングウィンドウを固定位置とする場合は、GATEメッセージに付されたONUの送信開始時刻t2がレンジングウィンドウの中の時刻であることからわかる。また、例えばDiscoveryの操作のすぐあとのGATEメッセージを最初のレンジングとして検出する。また、GATEメッセージの送信指示RがREPORTメッセージを示していることも併用することができる。
(方法3)
実施例3は請求項7〜9に対応し、OSMにおける上り光スイッチ素子の入ポートで、GATEメッセージに対応する上りパケットをLLIDで検出し、その上りパケットでの到着時刻t3*からTz=t3*−t2を求め、このTzを用いて上り光スイッチ素子の接続開始時刻を定めるものである。ただし、t2はGATEメッセージに書かれたONUのグラントスタートタイムである。
本実施例の説明を図3に示す。
本実施例は、上りスイッチの入ポートで上りの制御パケットの到着時刻t3*を検出し、その上りパケットのLLIDからGATEメッセージとの対応が把握でき、そのGATEメッセージのタイムスタンプのt2より遅延時間Tz*=t3*−t2を求める。このTz*が得られた後は、上りの制御パケットの到着時刻t3*、すなわち上りの光スイッチの接続開始時刻t3*は、t3*=Tz*+t2として得ることができる。
(レンジングウィンドウ)
実施例4は請求項11に対応し、請求項1〜3を実現するOLTにおけるレンジングウィンドウの実施例である。
本実施例を図4により説明する。尚、図4は図10の拡大図である。
図4中に示している従来技術のレンジングウィンドウでは、ONUはOLTから任意の距離において設置されることを想定して、OLTとONUとの間の往復距離を0 kmからネットワーク設計上定める最大距離L kmとして、L km分の往復時間にREPORTメッセージ長Tqを加えた時間に相当するTwをレンジングウィンドウの大きさとし、レンジングウィンドウの開始点を0 kmのONUの位置に相当する時刻t1*としている。
ここで、最初にレンジングを行うときには、このTwは他のONUからのパケットと衝突を避けるために空けておく必要がある。
ここで、本発明に係る実施例1(請求項1〜3)では、まずセンタ装置(OLT)は光スイッチ装置(OSM)との往復時間RTTsを求める必要があることを利用する。RTTsの値が取得できれば、図4に示すように、レンジングウィンドウの開始点をt1*+RTTsとし、レンジングウィンドウの大きさをTw−RTTsとすればよい。レンジングウィンドウが小さいことは、伝送効率上好ましい。
(方法1の光スイッチ装置)
実施例5は請求項12〜15、請求項1〜3を実現する光スイッチ装置(OSM)の実施例である。
本実施例は、まずOSMにもレンジング機能をもたせ、OLTはONUのレンジングと同様にOSMのレンジングを行う。OLTは、それらのレンジング結果であるONUの往復時間RTTaとOSMの往復時間RTTsとの差Tz(=RTTa−RTTs)をOSMに伝える。OSMはOLTからTzを受け、そのTzを用いて接続開始時刻を算出し、上り光スイッチ素子の開始時刻を得るものである。したがって、OSMがOLTからのGATEメッセージに対するREPORTメッセージの応答機能と、その後にOLTからTzを受信する機能、Tzを取得してから上りスイッチ制御部に、上りの接続開始時刻を与える機能を有する。
実施例5を図5に示す。
図5を以下に説明する。
分波・合成部1は、光ファイバを介してOLTから伝送される下り光信号の波長をOSM内部に分波し、これとは逆にOSM内部からの上り信号の波長をOLTに接続された光ファイバに合波する。
分波・合成部11は、n個あり、光ファイバを介して最大n個のONUに接続される。分波・合成部11は、ONUからの上り光信号の波長を分波し、OSM内部に入力する。これとは逆に、分波・合成部11はOSM内部からの下り光信号をONUに接続された光ファイバに合波する。
光スプリッタ2は、分波・合成部1からの下りの光信号を2つの信号に分岐し、一方を遅延部3、もう一方を光電気変換部5に伝送する。
遅延部3は、光スプリッタ2からの光信号を、光電気変換部5に必要な時間を含め、後述する電気信号の処理に要する時間分(Tx−Ts)だけ遅延させた後、下り光スイッチ素子4に入力する。ここで、Txは図1に示すもので、Tsは下り光スイッチ素子が接続を開始してからOSMから送信されるまでの遅延時間で、いずれもOSMの設計上あらかじめ取得できる値である。
下り光スイッチ素子4は、入ポートが1個で、出ポートがn個の光スイッチデバイスであり、遅延部3からの下り光信号を、下りスイッチ制御部10の指示にしたがってパケット単位に出ポートに接続する。下り光スイッチ素子4の出ポートからの光信号は、分波・合成部11に入力される。
光電気変換部5は、光スプリッタ2からの光信号を電気に変換し、下りパケット抽出部6に電気信号として入力する。
下りパケットを抽出部6は、光電気変換部5からの電気信号から、下りパケットの先頭情報、下りパケットの最後情報、および下りパケットを抽出し、これらの情報を下りパケット解析部7に入力するとともに、下りパケットの先頭情報を下りパケット到着時刻算定部9に入力する。
下りパケット解析部7は、下りパケットを抽出部6からの下りパケットの先頭情報と最後情報により、下りパケット長Tpを得るとともに、下りパケットの種類に応じて以下の情報を取得する。下りパケットがGATEメッセージの場合、LLID、タイムスタンプt1、グラントスタートタイムt2、グラントレングスTaを取得する。
下りパケットがOLTからTz(ONUの往復時間RTTaとOSMでの往復時間RTTsの差)を通知する制御メッセージ(以降、SYNメッセージという)の場合、Tzを取得する。下りパケットが制御メッセージ以外のパケット(以降、データパケットという)の場合、LLIDを取得する。
下りパケット解析部7は、GATEメッセージでLLIDがONUの場合、下りスイッチ制御部10にLLID、Tp、上りスイッチ制御部13にLLID、Ta、t2、時刻管理部9にt1を入力する。
下りパケット解析部7は、GATEメッセージでLLIDがOSMの場合、時刻管理部8にt1を入力し、上りパケット生成部21にREPORTメッセージの生成を要求し、上りパケット送信部22にt2を入力する。
下りパケット解析部7は、SYNメッセージでLLIDがOSMの場合、上りスイッチ制御部13にTzを入力する。
下りパケット解析部7は、データパケットでLLIDがONUの場合、下りスイッチ制御部10にLLID、Tpを入力する。
時刻管理部8は、時刻管理部内の時計の時刻を下りパケット解析部7からのt1にセットし、下りパケット到着時刻算定部9、下りスイッチ制御部10、上りスイッチ制御部13、上りパケット送信部22にそれぞれ時刻を配信する。
下りパケット到着時刻算定部9は、下りパケット抽出部6からのパケット先頭情報と時刻管理部8からの時刻により下りパケットの到着時刻t1を算定し、下りスイッチ制御部10に入力する。
下りスイッチ制御部10は、下りパケット解析部7からのLLIDに対応するONUが接続されている下り光スイッチ素子4の出ポートを選択し、下りパケット解析部7からのTpを下り光スイッチ素子4の接続継続時間とし、下りパケット到着時刻算定部9から時刻t1を受け、時刻管理部8からの時刻がt1+Tx−Tsとなったときに、下り光スイッチ素子4のスイッチングを指示する。
上りスイッチ制御部13は、下りパケット解析部7からのLLIDのONUに接続されている光スイッチ素子12の入ポートを選択し、下りパケット解析部7からのTaを上り光スイッチ素子12の接続継続時間とし、下りパケット解析部7からの時間Tzと時刻t2を受け、時刻管理部8からの時刻がt2+Tz-Ty1となったときに、上り光スイッチ素子12のスイッチングを指示する。
上りパケット生成部21は、下りパケット解析部7においてLLIDがOSMのGATEメッセージであるときに、REPORTメッセージを生成し、上りパケット送信部22に入力する。
上りパケット送信部22は、下りパケット解析部からLLIDがOSMのGATEメッセージの時刻t2を受け、時刻管理部8からの時刻がt2のときにREPORTメッセージを電気光変換部23に入力する。
電気光変換部23は、上りパケット送信部22からの電気信号を光信号に変換して、光スプリッタ24(カプラ)もしくは上り光スイッチ12の一つの出ポートに入力する。
光スプリッタ24(カプラ)は、電気光変換部23の光信号と上り光スイッチ素子からの光信号を結合する。
(方法2の光スイッチ装置)
実施例6は請求項16〜19に対応し、請求項4〜6を実現する光スイッチ装置(OSM)の実施例である。
本実施例は、まずOSMにおいてOLTがONUに対する最初のレンジングに対応するGATEメッセージの検出を行い、そのGATEメッセージを検出した後に上り光スイッチ素子の接続を行い、そのGATEメッセージに対応するONUからのREPORTメッセージを、上り光スイッチ素子の出ポートで抽出して、そのREPORTメッセージの到着時刻t3を検出する。
次にOSMにおいて、GATEメッセージに書かれたグラントスタートタイムt2と到着時刻t3とからTz (=t3−t2) を求める。本実施例は、そのTzを用いて接続開始時刻を算出し、上り光スイッチ素子の開始時刻を得るものである。
実施例6を図6に示す。
図6を以下に説明する。
第1の分波合成手段としての分波・合成部1は、光ファイバを介してOLTから伝送される下り光信号の波長をOSM内部に分波し、これとは逆に、分波・合成部1は、OSM内部からの上り信号の波長をOLTに接続された光ファイバに合波する。
第2の分波合成手段としての分波・合成部11は、n個あり、光ファイバを介して最大n個のONUに接続される。分波・合成部11は、ONUからの上り光信号の波長を分波し、OSM内部に入力する。これとは逆に、分波・合成部11は、OSM内部からの下り光信号をONUに接続された光ファイバに合波する。
光スプリッタ2は、分波・合成部1からの下りの光信号を2つの信号に分岐し、一方を遅延部3、もう一方の下りの光信号を光電気変換部5に伝送する。
遅延部3は、光スプリッタ2からの光信号を、光電気変換部5で必要な時間を含め、後述する電気信号の処理に要する時間分(Tx−Ts)だけ遅延させた後、下りスイッチ素子4に入力する。ここで、Txは図1に示すもので、Tsは下り光スイッチ素子が接続を開始してからOSMから送信されるまでの遅延時間で、いずれもOSMの設計上あらかじめ取得できる値である。
下り光スイッチ素子4は、入ポートが1個で、出ポートがn個の光スイッチデバイスであり、遅延部3からの下り光信号を、下りスイッチ制御部10の指示にしたがってパケット単位に出ポートに接続する。下り光スイッチ素子4の出ポートからの光信号は、分波・合成部11に入力される。
光電気変換部5は、光スプリッタ2からの光信号を電気に変換し、下りパケット抽出部6に電気信号として入力する。
下りパケットを抽出部6は、光電気変換部5からの電気信号から、下りパケットの先頭情報、下りパケットの最後情報、および下りパケットを抽出し、これらの情報を下りパケット解析部7に入力するとともに、下りパケットの先頭情報を下りパケット到着時刻算定部9に入力する。
下りパケット解析部7は、下りパケットを抽出部6からの下りパケットの先頭情報と最後情報により、下りパケット長Tpを得るとともに、下りパケットの種類に応じて以下の情報を取得する。下りパケットがGATEメッセージの場合、LLID、タイムスタンプt1、グラントスタートタイムt2、グラントレングスTaを取得する。
下りパケットが制御メッセージ以外のパケット(以降、データパケットという)の場合、LLIDを取得する。
下りパケット解析部7は、GATEメッセージでLLIDがONUの場合、下りスイッチ制御部10にLLID、Tp、上りスイッチ制御部13にLLID、Ta、t2、時刻管理部9にt1を入力する。
下りパケット解析部7は、データパケットでLLIDがONUの場合、下りスイッチ制御部10にLLID、Tpを入力する。
時刻管理部8は、時刻管理部内の時計の時刻を下りパケット解析部7からのt1にセットし、下りパケット到着時刻算定部9、下りスイッチ制御部10、上りスイッチ制御部13、上りパケット到着時刻算定部34にそれぞれ時刻を配信する。
下りパケット到着時刻算定部9は、下りパケット抽出部6からのパケット先頭情報と時刻管理部8からの時刻により下りパケットの到着時刻t1を算定し、下りスイッチ制御部10に入力する。
下りスイッチ制御部10は、下りパケット解析部7からのLLIDに対応するONUが接続されている下り光スイッチ素子4の出ポートを選択し、下りパケット解析部7からのTpを下り光スイッチ素子4の接続継続時間とし、下りパケット到着時刻算定部9から下りパケット到着時刻t1を受け、時刻管理部8からの時刻がt1+Tx−Tsとなったときに、下り光スイッチ素子4のスイッチングを指示する。
下りパケット解析部7では、GATEメッセージがONUaに対する最初のレンジング用のものかを判定する。このとき、最初のレンジング用のGATEメッセージをGATEメッセージ1と表し、GATEメッセージ1を受信したONUaが応答するREPORTメッセージをREPORTメッセージ1と表すことにする。
下りパケット解析部7は、GATEメッセージ1を検出した場合、 GATEメッセージ1のLLIDと最初のレンジングであることを上りスイッチ制御部13に入力する。
GATEメッセージ1のLLIDと最初のレンジングとであることを受けた上りスイッチ制御部13は、LLIDに対応するONUの接続された入ポートを指定し、時刻管理部8の時刻で接続開始時刻を図2のt2+Txとし、接続継続時間をレンジングウィンドウの大きさTwとして、上り光スイッチ素子12に接続指示をする。ここで、TzはGATEメッセージ1に書かれているグランドスタートタイムである。
上り光スイッチ素子12は、時間Twの間に到着したREPORTメッセージ1を上り光スイッチ素子12の出ポートにある光スプリッタ31に入力する。
光スプリッタ31は、上り光スイッチ素子12からの光信号を2つに分岐する。光電気変換部32は光スプリッタ31からの1方の光信号を電気に変換した後に、上りパケット抽出部33に入力する。
上りパケット抽出部33は、REPORTメッセージ1を抽出し、上りパケット到着時刻算定部34に入力する。
上りパケット到着時刻算定部34は、上りパケット抽出部33の情報より、時刻管理部8の時計でREPORTメッセージ1の到着時刻t3を求め、到着時刻t3を上りスイッチ制御部13に入力する。
上りスイッチ制御部13は、上りパケット到着時刻算定部34からの時刻t3と下り制御パケット解析部7で得られるGATEメッセージ1に書かれているt2とを用いてTz=t3−t2を計算し、以後このLLIDに対応するONUaからの上りパケットに対して、下りパケット解析部7からのLLIDのONUaに接続されている光スイッチ素子12の入ポートを選択し、下りパケット解析部7からのTaを上り光スイッチ素子12の接続継続時間とし、下りパケット解析部7からの時刻t2を受け、時刻管理部8からの時刻がt2+Tz-Ty1となったときに、上り光スイッチ素子のスイッチングを指示する。但し、Ty1は上り光スイッチ素子が接続を開始してからOSMから送信されるまでの遅延時間 で、OSMの設計上あらかじめ取得することができる値である。
(方法3-1の光スイッチ装置)
実施例7は請求項20〜22に対応し、請求項7〜9を実現する光スイッチ装置(OSM)の実施例である。
本実施例は、まずOSMにおいて任意のGATEメッセージを対象として、上り光スイッチ素子の入ポートにおいて、そのGATEメッセージに対応するONUからのパケットの到着時刻t3*を求める。
次に、OSMにおいてGATEメッセージに書かれたグラントスタートタイムt2からTz* (=t3*−t2) を求める。 そのTz*が得られた後には、Tz*を用いて接続開始時刻を算出し、上り光スイッチ素子の開始時刻を得るものである。
実施例7を図7に示す。
図7を以下に説明する。
分波・合成部1は、光ファイバを介してOLTから伝送される下り光信号の波長をOSM内部に分波し、これとは逆に、分波・合成部1は、OSM内部からの上り信号の波長をOLTに接続された光ファイバに合波する。
分波・合成部11はn個あり、光ファイバを介して最大n個のONUに接続される。分波・合成部11は、ONUからの上り光信号の波長を分波し、OSM内部に入力する。これとは逆に、分波・合成部11は、OSM内部からの下り光信号をONUに接続された光ファイバに合波する。
第1の分岐手段としての光スプリッタ2は、分波・合成部1からの下りの光信号を2つの信号に分岐し、一方の下り光信号を遅延部3に伝送し、もう一方の下り光信号を第1の変換手段としての光電気変換部5に伝送する。
遅延部3は、光スプリッタ2からの光信号を、光電気変換部5に必要な時間を含め、後述する電気信号の処理に要する時間分(Tx−Ts)だけ遅延させた後、下りスイッチ素子4に入力する。ここで、Txは図1に示すもので、Tsは下り光スイッチ素子が接続を開始してからOSMから送信されるまでの遅延時間で、いずれもOSMの設計上あらかじめ取得できる値である。
下り光スイッチ素子4は、入ポートが1個で、出ポートがn個の光スイッチデバイスであり、遅延部3からの下り光信号を、下りスイッチ制御部10の指示にしたがってパケット単位に出ポートに接続する。下り光スイッチ素子4の出ポートからの光信号は、分波・合成部11に入力される。
光電気変換部5は、光スプリッタ2からの光信号を電気に変換し、第1の抽出手段としての下りパケット抽出部6に電気信号として入力する。
下りパケットを抽出部6は、光電気変換部5からの電気信号から、下りパケットの先頭情報、下りパケットの最後情報、および下りパケットを抽出し、これらの情報を下りパケット解析部7に入力するとともに、下りパケットの先頭情報を第1の算定手段としての下りパケット到着時刻算定部9に入力する。
下りパケット解析部7は、下りパケットを抽出部6からの下りパケットの先頭情報と最後情報とにより、下りパケット長Tpを得るとともに、下りパケットの種類に応じて以下の情報を取得する。下りパケットがGATEメッセージの場合、LLID、タイムスタンプt1、グラントスタートタイムt2、グラントレングスTaを取得する。
下りパケットが制御メッセージ以外のパケット(以降、データパケットという)の場合、LLIDを取得する。
下りパケット解析部7は、GATEメッセージでLLIDがONUの場合、下りスイッチ制御部10にLLID、Tp、上りスイッチ制御部13にLLID、Ta、t2、時刻管理部9にt1を入力する。
下りパケット解析部7は、データパケットでLLIDがONUの場合、下りスイッチ制御部10にLLID、Tpを入力する。
時刻管理部8は、時刻管理部内の時計の時刻を下りパケット解析部7からのt1にセットし、下りパケット到着時刻算定部9、下りスイッチ制御部10、上りスイッチ制御部13、第1の算定手段としての上りパケット到着時刻算定部34にそれぞれ時刻情報を配信する。
下りパケット到着時刻算定部9は、下りパケット抽出部6からのパケット先頭情報と時刻管理部8からの時刻情報とにより下りパケットの到着時刻t1を算定し、下りスイッチ制御部10に入力する。
下りスイッチ制御部10は、下りパケット解析部7からのLLIDに対応するONUが接続されている下り光スイッチ素子4の出ポートを選択し、下りパケット解析部7からのTpを下り光スイッチ素子4の接続継続時間とし、下りパケット到着時刻算定部9から時刻t1を受け、時刻管理部8からの時刻がt1+Tx−Tsとなったときに、下り光スイッチ素子4のスイッチングを指示する。
ONUからの上り光信号の波長は分波・合成部11で分波され、第2の分岐手段としての光スプリッタ31に入力される。光スプリッタ31は、分波・合成部11からの光信号を2つに分離し、一方の光信号を遅延部35を介して上りスイッチ素子に入力し、もう一方の光信号を光スプリッタ41に入力する。光スプリッタ41は、n個ある光スプリッタ31からのn個の光信号を1つに結合して、第2の変換手段としての光電気変換部32に入力する。光電気変換部32は、光スプリッタ41からの光信号を電気信号に変換し、第2の抽出手段としての上りパケット検出部33に入力する。上りパケット検出部33は、上り光信号から上りパケットを検出し、上りパケット到着算定部34に入力する。
上りパケット到着算定部34は、上りパケット抽出部33からのパケット先頭情報と時刻管理部8からの時刻情報とにより上りパケットの到着時刻t3*を算定し、上りスイッチ制御部13に入力する。
上りスイッチ制御部13は、上りパケット到着時刻算定部34からの時刻t3*と下り制御パケット解析部7で得られるこの上りパケットの送信指示をしたGATEメッセージに書かれているt2とを用いてTz*=t3−t2を計算する。
Tz*、t2、 t3*の関係を図3のOSMの横線に示す。
上りスイッチ制御部13は、以後このLLIDに対応するONUaからの上りパケットに対して、下りパケット解析部7からのLLIDのONUに接続されている光スイッチ素子12の入ポートを選択し、下りパケット解析部7からのTaを上り光スイッチ素子12の接続継続時間とし、下りパケット解析部7からの時刻t2の情報を受け、時刻管理部8からの時刻がt2+Tz*となったときに、上り光スイッチ素子12のスイッチングを指示する。
(方法3-2の光スイッチ装置)
実施例8は請求項20、23〜25に対応し、請求項7〜9を実現するもう1つの光スイッチ装置(OSM)の実施例である。
実施例8を図8に示す。
同図は、図7の光スプリッタ41を用いずに、n個の光電気変換部32を用い、n個の電気信号を上りパケット抽出部に入力している点が異なり、他は図7と同様であるので説明を省略する。
〔発明の効果〕
センタ装置(OLT)、複数のリモート装置(ONU)及びOLTとONUとの間に設置される1つまたは複数の光スイッチ装置(OSM)から構成される光アクセスネットワークにおいて、光スイッチ装置(OSM)における上り光スイッチ素子の接続開始時刻について明らかになっていなかった。本発明により、光アクセスネットワークにおける光スイッチ装置(OSM)の上りスイッチ素子の接続開始時刻を得ることができ、光アクセスネットワークが効果的に動作することが可能となる。
尚、上述した各実施例は、本発明の好適な実施例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々変形することが可能である。
また、上述した実施例としての方法や装置等を実現するための処理手順を有するプログラムやプログラムを記録媒体に記録することにより、本発明の実施例による各機能を、その記録媒体から供給されるプログラムによって、システムを構成するコンピュータのCPUに処理を行わせて実現させることが可能である。
この場合、上記の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
すなわち、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体及びその記録媒体から読み出された信号は本発明を構成することになる。
この記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROM、EEPROM等を用いてよい。
本発明に係るプログラムによれば、当該プログラムによって制御される同期方法、光スイッチ、リモート装置、光アクセスシステム、光アクセスネットワークに、上述した本発明に係る実施例としての各機能を実現させることができる。
本発明は、光アクセスネットワークにおける光スイッチの上りスイッチ素子の接続開始時刻を得ることができる。従って、広く光アクセスネットワークに適用することが可能である。
本発明に係る第1の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第2の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第3の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第4の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第5の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第6の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第7の実施例を説明するための説明図である。 本発明に係る第8の実施例を説明するための説明図である。 従来技術の説明図である。 他の従来技術の説明図である。 本発明における時刻の関係を説明するための説明図である。
符号の説明
1 分波・合成部
2 光スプリッタ
3 遅延部
4 下り光スイッチ素子
5 光電気変換部(O/E)
6 下りパケット抽出部
7 下りパケット解析部
8 時刻管理部
9 下りパケット到着算定部
10 下りスイッチ制御部
11 分波・合波部
12 上り光スイッチ素子
13 上りスイッチ制御部
21 上りパケット生成部
22 上りパケット送信部

Claims (85)

  1. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークにおける同期方法であって、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、
    前記光スイッチ装置は、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  2. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、
    前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチは前記下り制御パケットを検出すると前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信し、前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  4. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  5. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は,前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信し、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  6. 請求項4または5において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  7. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークにおける同期方法であって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  8. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成し、前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークにおける同期方法であって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  9. 請求項7または8において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  10. 請求項1から9のいずれか1項において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  11. 請求項1から3のいずれか1項において、
    センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  12. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または前記光スイッチ装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置または前記光スイッチは自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチ装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記光スイッチ装置は、自己の時計の時刻を前記送信時刻に設定し、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記差の値との和から前記遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光スイッチ装置。
  13. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置と送信時刻とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置または前記光スイッチ装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置または前記光スイッチは自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチ装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記光スイッチ装置は、
    前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、
    前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、
    前記第1の分波合成手段により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、
    前記第1の分岐手段で分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える遅延手段と、
    前記遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、
    前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長を上記n個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、
    下りパケットの識別番号と下りパケットの長さとにより前記下り光スイッチ手段の出ポートと接続継続時間を与え、上りパケットの到着時刻情報から、前記下り光スイッチ手段の接続開始時刻を与え、前記識別番号、前記センタ装置と前記リモート装置との間の往復時間と前記センタ装置と前記光スイッチ装置との間の往復時間の差分、前記リモート装置送信時刻、前記リモート装置送信継続時間から、前記上り光スイッチ手段の入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を定め、前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示を発し、
    前記両往復時間の差の値及び前記情報を取得し、前記上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記差の値との和から前記遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間として前記上り光スイッチ手段に与える制御手段と、
    前記上り光スイッチ手段からの光信号と前記制御手段からの光信号とを結合する第2の分岐手段もしくは前記制御手段からの光信号を受信する前記上り光スイッチ手段の出ポートと、
    を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  14. 請求項13において、
    前記制御手段は、
    前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段からの下りパケットについて、その内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段で得られる前記送信時刻を設定する時刻管理手段と、
    前記時刻管理手段からの時刻と前記抽出手段で得られる下りパケット先頭情報から下りパケットの到着時刻を算定する算定手段と、
    前記解析手段で得られる下りパケットの識別番号と下りパケットの長さにより前記下り光スイッチ手段の出ポートと接続時間とを与え、前記算定手段で得られる下りパケットの到着時刻情報から、前記下り光スイッチ手段の接続開始時刻を与える下りスイッチ制御手段と、
    前記解析手段からの指示により、光スイッチ装置の識別番号と前記解析手段で得られる前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを生成する生成手段と、
    前記生成手段からの上り制御パケットを、前記時刻管理手段による前記送信開始時刻で送信する送信手段と、
    前記送信手段からの前記送信開始時刻を電気信号に変換する第2の変換手段とを備え、
    前記両往復時間の差の値及び前記送信開始時刻を取得し、前記上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記差の値との和から前記遅延時間を差し引いた値とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光スイッチ装置。
  15. 請求項13または14において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする光スイッチ装置。
  16. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記識別番号に対応するリモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信開始時刻、前記送信継続時間、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し、前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下りパケット長の時間以上接続し、前記光スイッチ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を前記上り光スイッチ装置の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻)とし、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻及び前記送信継続時間を取得し、前記接続開始時刻を(前記送信開始時刻+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光スイッチ装置。
  17. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信し、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記リモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間をそれぞれ求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記光スイッチは、
    前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、
    前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、
    前記第1の分波合成手段により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、
    前記分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える遅延手段と、
    前記遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、
    前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長を上記n個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号をスイッチングする入ポートがn個で,出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、
    前記上り光スイッチ手段からの上り光信号を分岐する第2の分岐手段と、
    前記下り制御パケットのパケット長を取得し、前記下り制御パケットに書き込まれた前記センタ装置での送信時刻t1、前記送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、前記送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、前記送信時刻t1、前記上りパケット送信開始時刻t2、及び前記パケット送信継続時間Taにより前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を前記下り光スイッチ手段に与え、前記上り光スイッチ手段の接続入ポート情報、接続開始時刻接続及び接続継続時間を前記上り光スイッチ手段に与える制御手段と、を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  18. 請求項17において、
    前記制御手段は、
    前記第2の分岐手段より分岐された2つの上り光信号のうちの1つの上り光信号の波長を前記第1の分波合成手段で合波し、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段と前記管理手段からの情報により下り制御パケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、
    前記第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、前記送り先リモート装置の識別番号、前記送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、前記送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得する解析手段と、
    前記解析手段からの前記送り先リモート装置の識別番号と前記パケット長Tp及び前記第1の算定手段からの前記情報により前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続継続時間、接続開始時刻、を与える下りスイッチ制御手段と、
    前記解析手段で得られる下り制御パケットに付された送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、
    前記第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を電気に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換手段から電気信号から上り制御パケットを抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段と前記管理手段からの情報により上り制御パケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、
    前記算定手段及び前記管理手段からの情報により、前記上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、
    前記解析手段から前記上り光スイッチ手段の入ポートおよび接続継続時間を求め、さらに前記管理手段から時刻を受け、上り光スイッチ手段に前記入ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える上り光スイッチ制御手段と、を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  19. 請求項17または18において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする光スイッチ装置。
  20. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置 または前記光スイッチ装置の識別番号と送信時刻と送信開始時刻と送信継続時間を書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置または前記光スイッチは自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチ装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、前記送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択した出ポートと入ポートとを前記パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻t3*を自己の時計で計測して到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いてその他の遅延時間を求め、前記光スイッチ装置における前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記その他の遅延時間と前記送信開始時刻との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光スイッチ装置。
  21. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信時刻と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段と、
    前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、
    前記第1の分波合成手段1により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、
    前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える第1の遅延手段と、
    前記第1の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、
    前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号を2つに分岐するn個の第2の分岐手段と、
    前記第2の分岐手段からの下り光信号を遅延させる第2の遅延手段と、
    前記第2の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、
    下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz*=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をTz*+t2とし、自己の時計で前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示を発し、前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  22. 請求項21において、
    前記制御手段は、
    前記上り光スイッチ手段からの上り光信号の波長を前記第1の分波合成手段で合波し、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記送り先リモート装置の識別番号、前記センタ装置での送信時刻t1、送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taを取得する解析手段と、
    前記解析手段で得られる下り制御パケットに付された送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、
    前記第1の抽出手段及び管理手段からの情報により下りパケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、
    前記第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を結合する入力がn個で出力が1個の結合手段と、
    前記結合手段からの上り光信号を電気に変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換手段からの電気信号からパケットを抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段及び前記管理手段からの情報により上りパケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、
    前記第2の算定手段及び前記解析手段からの情報により、前記上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、前記解析手段から前記上り光スイッチ手段の接続入ポートおよび接続継続時間を受け、前記管理手段からの時刻で、前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示とを発する上りスイッチ制御手段と、
    前記解析手段及び前記第1の算定手段及び前記管理手段からの前記情報により前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を下り光スイッチ手段に与える下りスイッチ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  23. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光ネットワークに用いられ、センタ装置は、下り制御パケットに送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んで送信し、下り制御パケットを受信した前記リモート装置は自己の時計を前記送信時刻に合わせ、自己の時計で前記送信開始時刻に、前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は自己の時計の時刻と前記上りパケットの送信開始時刻から前記送り先のリモート装置との間の往復時間を求める中で用いられる光スイッチ装置であって、
    前記センタ装置側に接続された光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成する第1の分波合成手段1と、
    前記リモート装置側に接続された最大n本の光ファイバで伝送される下り光信号の波長と上り光信号の波長とを分波・合成するn個の第2の分波合成手段と、
    前記第1の分波合成手段1により前記センタ装置側からの波長を分波した下りの光信号を2つに分岐する第1の分岐手段と、
    前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちの1つの下り光信号に遅延を与える第1の遅延手段と、
    前記第1の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートが1個で、出ポートがn個の下り光スイッチ手段と、
    前記下り光スイッチ手段からのn個の出ポートからの下り光信号の波長をn個の前記第2の分波合成手段で合波し、前記第2の分波合成手段により最大n個のリモート装置からの波長を分波した上り光信号を2つに分岐するn個の第2の分岐手段と、
    前記第2の分岐手段からの下り光信号の2つの光信号のうち一方を遅延させる第2の遅延手段と、
    前記第2の遅延手段からの下り光信号をスイッチングする入ポートがn個で、出ポートが1個の上り光スイッチ手段と、
    下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、送り先リモート装置の上りパケット送信開始時刻t2、送り先リモート装置のパケット送信継続時間Taを取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz*=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をTz+t2とし、自己の時計で前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示を発し、前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を与える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  24. 請求項23において、
    前記制御手段は、
    前記上り光スイッチ手段からの上り光信号の波長を前記第1の分波合成手段で合波し、前記第1の分岐手段より分岐された2つの下り光信号のうちのもう1つの下り光信号を電気信号に変換する第1の変換手段と、
    前記第1の変換手段からの電気信号から下りパケットを抽出する第1の抽出手段と、
    前記第1の抽出手段の下りパケットの内容を解析する解析手段と、
    前記第1の抽出手段から下りパケット長Tpを取得し、下りパケットが下り制御パケットの場合、前記センタ装置での送信時刻t1、前記送り先リモート装置の識別番号、上りパケット送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taを求める解析手段と、
    前記解析手段で得られる下り制御パケットに付された送信時刻t1に基づいて時刻を管理する管理手段と、
    第1の抽出手段と前記管理手段とから下りパケットの到着時刻を算定する第1の算定手段と、
    前記管理手段の時刻を受け、前記解析手段からの前記識別番号、前記下りパケット長Tpにより前記下り光スイッチ手段の出ポート、接続開始時刻、接続継続時間を前記下り光スイッチ手段に与える下りスイッチ制御手段と、
    前記第2の分岐手段により分岐された2つの上り光信号のうちのもう1つの上り光信号を電気に変換するn個の第2の変換手段と、
    n個の前記第2の変換手段からの電気信号からパケットを抽出する第2の抽出手段と、
    前記第2の抽出手段及び前記管理手段からの情報により上りパケットの到着時刻を算定する第2の算定手段と、
    前記第2の算定手段及び前記管理手段からの情報により、前記上り光スイッチ手段の接続開始時刻を求め、前記解析手段から前記上り光スイッチ手段の接続入ポート情報および接続継続時間を受け、前記管理手段からの時刻で、前記接続開始時刻になったら前記上り光スイッチ手段に前記入ポートと前記接続継続時間の接続指示とを発する上りスイッチ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光スイッチ装置。
  25. 請求項23または24において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信することを特徴とする光スイッチ装置。
  26. 請求項12から25のいずれか1項において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする光スイッチ装置。
  27. 請求項12から15のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする光スイッチ装置。
  28. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのセンタ装置であって、
    前記センタ装置は、
    下り制御パケットに、前記下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、前記送り先のリモート装置の送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを書込、自己の時計で送信時刻t1に、前記下り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り光制御パケットに書き込まれている前記時刻t2を取得し、
    前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、
    前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとし、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、前記光スイッチにRTTa及びRTTsの値を送信することを特徴とするセンタ装置。
  29. 請求項28において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とするセンタ装置。
  30. 請求項28において、
    前記センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とするセンタ装置。
  31. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのリモート装置であって、
    前記リモート装置は、前記センタ装置から送信される下り制御パケットを受信したら前記下り制御パケットの送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定して、自己の時計で自己の送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを自己の送信継続時間Taだけ送信することを特徴とするリモート装置。
  32. 請求項31において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とするリモート装置。
  33. 請求項31において、
    前記センタ装置が前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とするリモート装置。
  34. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、
    前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、
    前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定し、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、
    前記光スイッチ装置は、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とすることを特徴とする光アクセスシステム。
  35. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、
    前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチは前記下り制御パケットを検出すると前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信し、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとすることを特徴とする光アクセスシステム。
  36. 請求項34または35において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  37. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとするようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  38. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信し、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  39. 請求項37または38において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  40. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、
    前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、
    前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスシステムであって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とするようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  41. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置とを少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に接続し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスシステムであって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとするようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  42. 請求項40または41において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するようにしたことを特徴とする光アクセスシステム。
  43. 請求項34から42のいずれか1項において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする光アクセスシステム。
  44. 請求項34から36のいずれか1項において、
    センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする光アクセスシステム。
  45. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、
    前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、
    前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークであって、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求め、
    前記光スイッチ装置は、自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とするように構成して成ることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  46. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、
    前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチは前記下り制御パケットを検出すると前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信し、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求め、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとするように構成して成ることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  47. 請求項45または46において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  48. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとするように構成して成ることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  49. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された複数の光スイッチ装置とで構成し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は,前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、
    前記センタ装置は、前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信し、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求め、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとするように構成してなることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  50. 請求項48または49において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  51. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、
    前記センタ装置は、光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信し、
    前記光スイッチ装置は、送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信し、
    前記光スイッチ装置は、前記センタ装置に上り制御パケットを送信し、前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する光アクセスネットワークであって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とするように構成して成ることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  52. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とで構成し、
    前記センタ装置は、下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信し、
    前記送り先のリモート装置は、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信し、
    前記センタ装置は、前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする光アクセスネットワークであって、
    前記光スイッチ装置は、前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとするように構成して成ることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  53. 請求項51または52において、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信するように構成してなることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  54. 請求項45から53のいずれか1項において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  55. 請求項45から47のいずれか1項において、
    センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  56. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、
    前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムであって、
    前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求める処理、
    前記光スイッチ装置が自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  57. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、
    前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチが前記下り制御パケットを検出すると前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信する処理、
    前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求める処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  58. 請求項56または57において、
    前記コンピュータに、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  59. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとする処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  60. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、
    前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信する処理、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求める処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  61. 請求項59または60において、
    前記コンピュータに、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  62. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、
    前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置に上り制御パケットを送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムであって、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  63. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムであって、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  64. 請求項62または63において、
    前記コンピュータに、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  65. 請求項56から64のいずれか1項において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とするプログラム。
  66. 請求項56から58のいずれか1項において、
    前記センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とするプログラム。
  67. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、
    前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置に前記上り制御パケットを送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間及び前記光スイッチとの間の往復時間をそれぞれ求める処理、
    前記光スイッチ装置が自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記両往復時間の差の情報を取得し、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段に接続開始指示を発してから上り制御パケットが送信されるまでの遅延時間を求め、前記送信開始時刻と前記差との和から前記遅延時間を差し引いた値を接続開始時刻とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理
    を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  68. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットに書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記下り制御パケットの送り先として光スイッチ装置を加え、前記光スイッチが前記下り制御パケットを検出すると前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、特に前記下り制御パケットが自己宛の場合、前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計に設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ前記センタ装置に送信する処理、
    前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを求める前記方法で、前記光スイッチ装置との間の往復時間RTTsを求める処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置から他の遅延時間Tz=RTTa−RTTsの値、または他の遅延時間Tzを計算することのできるRTTaとRTTsの値を取得し、前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2及び前記送信継続時間Taを取得し、前記光スイッチ装置における上り光スイッチ手段に接続開始指示を発して前記識別番号に対応する光スイッチ装置から送信されるまでの遅延時間をTy1とし、自己の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートを選択し、接続開始時刻をt2+Tz−Ty1とし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  69. 請求項67または68において、
    前記コンピュータに、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  70. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Ta、及び前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻t1に設定し、下り光スイッチ手段の出ポートを前記識別番号に対応するポートとし、前記下り制御パケット長Tpだけ接続し、前記光スイッチ装置の前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットの到着時刻を上り光スイッチ手段の出ポートで計測し、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻を計測する点までの遅延時間を求め、他の遅延時間を(前記到着時刻−前記送信開始時刻t2)とし、前記光スイッチ装置の上り光スイッチ手段の接続開始時刻を(前記送信開始時刻t2+前記他の遅延時間−前記遅延時間)とし、前記接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間Taとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  71. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記センタ装置が前記送り先のリモート装置との前記往復時間RTTaを最初に求めるときの前記下り制御パケットと前記上り制御パケットとをそれぞれ下り制御パケット1と上り制御パケット1とするとき、前記下り制御パケット1を送信し、前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1を受信する処理、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケット1から前記識別番号、前記送信時刻t1、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケット1のパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケット1を自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケット1を受けた前記送り先のリモート装置からの前記上り制御パケット1に対し、自己の入ポートがn個で出ポートが1個の上り光スイッチ手段の入ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている入ポートを選択し、その選択した入ポートと出ポートの接続開始時刻を自己の時計で時刻t2+Txとし、接続継続時間を前記センタ装置から設計上最も離れたリモート装置との間の往復時間RTTmaxと下り制御パケット長Tqとの和のTw(=RTTmax+Tq)とし、自己の前記上り光スイッチ手段の出ポートで前記送り先のリモート装置からの上り制御パケット1の到着時刻を計測し、その到着時刻を自己の時計でt3とし、前記上り光スイッチ手段の入ポートから前記到着時刻t3を計測する点までの遅延時間をTy2とし、他の遅延時間Tz=t3−t2を求める処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置から前記送り先のリモート装置への前記下り制御パケットから前記送信開始時刻t2と前記送信継続時間Taとを取得し、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tz−Ty2とし、接続継続時間を少なくとも送信継続時間Taとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  72. 請求項70または71において、
    前記コンピュータに、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  73. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が光スイッチ装置に送信時刻と送り先のリモート装置の識別番号と送信開始時刻と送信継続時間とを書き込んだ下り制御パケットを送信する処理、
    前記光スイッチ装置が送り先のリモート装置に前記下り制御パケットを送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信すると自己の時計を前記送信時刻に合わせ、前記送信開始時刻に前記送信開始時刻を書き込んだ上り制御パケットを前記光スイッチ装置に送信する処理、
    前記光スイッチ装置が前記センタ装置に上り制御パケットを送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した以降において、前記リモート装置のパケットの送信開始時刻を決定する処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻、前記識別番号、前記送信開始時刻、前記送信継続時間、前記下り制御パケットのパケット長を取得し、自己の時計の時刻を前記送信時刻に合わせ、下り光スイッチ手段に対し前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートと入ポートとを前記下り制御パケット長の時間以上接続し、前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測した到着時刻とし、該到着時刻から前記送信開始時刻を差し引いて他の遅延時間を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻を前記送信開始時刻と前記他の遅延時間との和とし、接続継続時間を少なくとも前記送信継続時間とする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  74. 1つのセンタ装置と、複数のリモート装置と、前記センタ装置と前記リモート装置との間に接続された少なくとも1つの光スイッチ装置とでツリー状に構成した光アクセスネットワークのコンピュータに、
    前記センタ装置が下り制御パケットの送信時刻t1、送り先のリモート装置の識別番号、送信開始時刻t2、および前記送り先のリモート装置の送信継続時間Taを前記下り制御パケットの書き込んで、自己の時計で送信時刻t1に前記下り制御パケットを前記送り先のリモート装置に送信する処理、
    前記送り先のリモート装置が前記下り制御パケットを受信したら前記送信時刻t1を自己の時計の時刻として設定し、自己の時計で前記送信開始時刻t2に前記送信開始時刻t2を書き込んだ上り制御パケットを前記送信継続時間Taだけ送信する処理、
    前記センタ装置が前記上り制御パケットを受信した時刻を自己の時計でt3とし、受信した前記上り制御パケットに書き込まれている前記送信開始時刻t2を取得し、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaをRTTa=t3−t2として求め、前記RTTaを求めた以降において、前記送り先のリモート装置からのパケットの受信させたい時刻を自己の時計でt3とするとき、前記下り制御パケットに書き込む前記送信開始時刻t2をt3−RTTaとする処理を実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
    前記光スイッチ装置が前記下り制御パケットから前記送信時刻t1、前記識別番号、前記送信開始時刻t2、前記送信継続時間Taの情報を取得し、前記下り制御パケットのパケット長Tpを取得し、前記送信時刻t1を自己の時計の時刻に設定し、自己の入ポートが1個で出ポートがn個の下り光スイッチ手段の出ポートのうち前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されている出ポートを選択し、その選択した出ポートと入ポートとを前記時間Tp以上接続し、前記下り制御パケットを自己の時計で時刻t1+Txで送信し、前記下り制御パケットを受けた前記送り先のリモート装置からの前記上りパケットに対し、自己の上り光スイッチ手段の入ポートで前記送り先のリモート装置から上りパケットの到着時刻を自己の時計で計測し、自己の時計で到着時刻をt3*とし、他の遅延時間Tz=t3*−t2を求め、自己の前記上りスイッチ手段の入ポートとして前記識別番号に対応する送り先のリモート装置が接続されているポートとし、接続開始時刻をt2+Tzとし、接続継続時間を少なくともTaとする処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  75. 請求項73または74において、
    前記コンピュータに、
    前記センタ装置から送信される下り制御パケットに、前記送り先のリモート装置の識別番号ID及び上り制御パケットの送信要求R(R=1: 要求,R=0:非要求)が書き込まれており、前記センタ装置は自己の時計で送信時刻t1に、前記要求Rを1にし、前記下り制御パケットを送信する処理を実行させるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
  76. 請求項67から75のいずれか1項において、
    IEEE 802.3ahのMPCPで定義されるGATEメッセージを下り制御パケットとし、上り制御パケットとしてREPORTメッセージを用いることを特徴とする記録媒体。
  77. 請求項67から69のいずれか1項において、
    センタ装置は、前記光スイッチ装置との往復時間RTTsを求め、前記送り先のリモート装置との間の往復時間RTTaを最初に求める場合に、前記センタ装置は前記送り先のリモート装置からの上り制御パケットを受信する時間領域の大きさWを、設計上最も遠いリモート装置の往復時間をRTTmaxとし、前記上り制御パケットの長さをTqとし、Tw=RTTmax+Tqとするとき、W=Tw−RTTsとし、時間領域の開始時刻を前記センタ装置 が前記制御パケットを送信完了した時刻t1*にRTTsを加えた時刻(t1*+RTTs)とすることを特徴とする記録媒体。
  78. 請求項1から11のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする光アクセスネットワークにおける同期方法。
  79. 請求項12から27のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする光スイッチ装置。
  80. 請求項28から30のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とするセンタ装置。
  81. 請求項31から33のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とするリモート装置。
  82. 請求項34から44のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする光アクセスシステム。
  83. 請求項45から55のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする光アクセスネットワーク。
  84. 請求項56から66のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とするプログラム。
  85. 請求項67から77のいずれか1項において、
    前記光スイッチ装置がn(nは2以上の整数)個以上ある場合、そのうちの任意の (n-1)個以下の前記光スイッチを光スプリッタに置き換えることを特徴とする記録媒体。
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