JP2009076213A - 電子装置 - Google Patents

電子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009076213A
JP2009076213A JP2007241481A JP2007241481A JP2009076213A JP 2009076213 A JP2009076213 A JP 2009076213A JP 2007241481 A JP2007241481 A JP 2007241481A JP 2007241481 A JP2007241481 A JP 2007241481A JP 2009076213 A JP2009076213 A JP 2009076213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
fixing
housing
electronic device
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007241481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4428430B2 (ja
Inventor
Takayoshi Honda
隆芳 本多
Masaru Ito
大 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007241481A priority Critical patent/JP4428430B2/ja
Priority to US12/222,556 priority patent/US7686623B2/en
Priority to EP08014452A priority patent/EP2040525B1/en
Publication of JP2009076213A publication Critical patent/JP2009076213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4428430B2 publication Critical patent/JP4428430B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/0026Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units
    • H05K5/0039Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units having a tubular housing wherein the PCB is inserted longitudinally
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • H01R12/716Coupling device provided on the PCB
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/722Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits
    • H01R12/724Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits containing contact members forming a right angle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

【課題】ケースとコネクタとの固定状態の信頼性を向上することのできる電子装置を提供する。
【解決手段】側壁部の1つが開口部とされた矩形筒状のケースにプリント基板が収容され、プリント基板に実装されたコネクタのハウジングによって、ケースの開口部が閉塞された電子装置であって、ケースの開口部近傍部位、及び、開口部位近傍と対向するハウジングの部位には、ケースとハウジングとを互いに固定するための少なくとも一対の固定部として、一方に固定用孔部が形成され、他方に固定用孔部に嵌合される固定用突起部が形成されている。また、ケースにおける固定部が形成された壁部の少なくとも1つ、及び、該壁部と対向するハウジングの部位には、ケースの開口近傍部位がハウジングから離反するのを抑制するための少なくとも一対の係合部として、一方に係止用突起部が形成され、他方に係止用突起部が係止される被係止部が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタが実装されたプリント基板をケースに収容してなる電子装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1,2に示されるように、開口部の形成されたケースに対してプリント基板(ユニット本体)が収容され、プリント基板に実装されたコネクタのハウジングによってケースの開口部が蓋をされた電子装置(電子ユニット、車載電子制御装置)が知られている。
特許文献1に示される電子装置では、有底筒状のケースの一側壁に開口が形成されて略コの字状とされており、この一側壁に隣接する両側壁に形成された係止孔と、コネクタに形成された係止爪とが係合して、ユニット本体とケースとが互いに固定されるようになっている。また、両側壁が外側に開いて、係止孔と係止爪の係合状態が解除されるのを防ぐために、開口を有する一側壁に該側壁の板厚方向に突出する係止リブが形成され、係止リブに係合する係合部がコネクタに形成されている。
特許文献2に示される電子装置は、一側面がプリント基板を挿入するための開口部とされた矩形筒状のケースを有し、ケースの開口部付近に形成された第一係止部(孔部)とハウジングの開口部近傍に形成された第二係止部(突起部)とが嵌合された状態で、プリント基板に実装されたコネクタのハウジングによって開口部が蓋をされるようになっている。また、開口部の形状は、挿入前の状態で弧状に変形されており、開口部にハウジングを挿入することで開口部の変形が矯正されて、上述の嵌合を強化するようになっている。
特開2005−160207号公報 特許第3769460号明細書
しかしながら、特許文献1に示される係止リブと係合部では、使用環境の温度変化等によって両側壁に長手方向の中央領域を凸とした反りが生じた場合、この反りを抑制するのは困難である。したがって、この反りにより、係止孔と係止爪の係合状態が解除される恐れがある。
また、特許文献2では、予め変形された開口部を矯正することで、第一係止部と第二係止部との嵌合を強化するようにしている。したがって、使用環境の温度変化等によって
開口部の形状が変形したり、ケースの壁面に反りが生じた場合には、第一係止部と第二係止部との嵌合が解除される恐れがある。
本発明は上記問題点に鑑み、ケースとコネクタとの固定状態の信頼性を向上することのできる電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、電子部品が実装されたプリント基板と、側壁部の1つがプリント基板を挿入するための開口部とされた矩形筒状のケースと、ケースの開口部を蓋するハウジングと、該ハウジングに配設された複数の端子とを有し、端子のうち、ハウジングから延出された一方の端部がプリント基板のランドと接続され、他方の端部がケースとハウジングによる内部空間の外に露出されたコネクタと、を備える電子装置であって、ケースの開口部近傍部位、及び、開口部位近傍と対向するハウジングの部位には、ケースとハウジングとを互いに固定するための少なくとも一対の固定部として、一方に固定用孔部が形成され、他方に固定用孔部に嵌合される固定用突起部が形成され、ケースにおける固定部が形成された壁部の少なくとも1つ、及び、該壁部と対向するハウジングの部位には、ケースの開口近傍部位がハウジングから離反するのを抑制するための少なくとも一対の係合部として、一方に係止用突起部が形成され、他方に係止用突起部が係止される被係止部が形成されていることを特徴とする。
このように本発明によれば、ケースにおける固定部が形成された壁部に、固定部の嵌合方向においてケースの開口近傍部位がハウジングから離反するのを抑制する係合部が形成されている。したがって、固定部が形成されたケースの壁部に外側に凸の反りが生じたとしても、この反りを係合部によって抑制することができる。すなわち、ハウジングからケースの壁部が離反して固定部の嵌合状態が解除される(固定用孔部から固定用突起部が外れる)のを、係合部によって抑制することができるので、その結果、ケースとコネクタとの固定状態の信頼性を従来よりも向上することができる。
また、例えばコネクタと外部コネクタとを接続する際に生じる応力を、固定部、及び、係合部を介して、ハウジングからケースに効率よく逃がすことができる。すなわち、ランドと端子との接続信頼性を向上することができる。
具体的には、請求項2に記載のように、ケースにおける固定部が形成された壁部の少なくとも1つに、開口部側の端部から奥側へプリント基板の挿入方向に沿って被係止部としての切り欠き部が形成され、ケースにおける切り欠き部の形成部位と対向するハウジングの部位に、ケースの外面側において切り欠き部の縁部に係止する係止用突起部が形成された構成としても良い。
この場合、例えば請求項3に記載のように、切り欠き部の縁部が挿入方向においてケースの奥側ほど肉厚とされ、係止用突起部が切り欠き部の縁部に対応して、ケースの奥側ほど肉厚が薄くされた構成としても良い。これによれば、ケースへのプリント基板の挿入時において、例えばケースの反りにより、ハウジングとケースとが若干離反していたとしても、係止用突起部が切り欠き部の縁部に係止される。すなわち、固定部の嵌合状態が解除されるのを効果的に抑制することができる。
また、請求項1に記載の発明においては、請求項4に記載のように、ケースにおける固定部が形成された壁部の少なくとも1つに、プリント基板の挿入方向に沿って係止用突起部が形成され、ケースにおける係止用突起部の形成部位と対向するハウジングの部位に、被係止部としての係止用溝部が形成された構成としても良い。
請求項1〜4いずれかに記載の発明においては、請求項5に記載のように、固定部、及び、係合部が、ケースにおいて、側壁部よりも面積の大きい上壁部及び下壁部のそれぞれに形成された構成とすると良い。これによれば、側壁部よりも面積が大きく、反りなどの変形が生じ易い上壁部及び下壁部において、反りなどの変形を抑制することができる。また、互いに対向する上壁部と下壁部に固定部と係合部が形成されているので、上述の効果と相俟って、ケースとコネクタとの固定状態の信頼性をより向上することができる。さらには、固定部及び係合部が上壁部と下壁部にそれぞれ形成されているので、プリント基板の挿入方向における応力(特に上下の抉り)に対して、ケースとコネクタとの固定状態の信頼性を向上することができる。
請求項1〜5いずれかに記載の発明においては、請求項6に記載のように、ケースにおいて、開口部とされた側壁部に隣接する壁部(2つの側壁部、上壁部、及び下壁部)の1つに複数の係合部が形成され、互いに離間する2つの係合部の間に固定部が形成された構成とすると良い。これによれば、固定部の両サイドに位置する係合部によって、ハウジングからケースの壁部が離反して固定部の嵌合状態が解除されるのを、より効果的に抑制することができる。
請求項6に記載の発明においては、請求項7に記載のように、固定部がケースの壁部における略中央に形成され、2つの係合部が固定部に対して線対称に形成された構成とすると良い。これによれば、ケースとコネクタのハウジングとの固定時において、係合状態で生じる応力を2つの係合部でほぼ均一とし、一方の係合部への応力の偏りを抑制することができる。
請求項1〜5いずれかに記載の発明においては、請求項8に記載のように、ケースにおいて、開口部とされた側壁部に隣接する壁部(2つの側壁部、上壁部、及び下壁部)の1つに複数の固定部が形成され、互いに離間する2つの固定部の間に係合部が形成された構成としても良い。これによれば、固定部が1つの壁部に対して複数あるので、プリント基板の挿入方向における応力(特に左右の抉り)に対して、ケースとコネクタとの固定状態の信頼性を向上することができる。
請求項1〜8いずれかに記載の発明においては、請求項9に記載のように、ハウジングは、端子が内部空間の外に露出される側で複数のポートに分割され、互いに隣接するポート間を隔てる複数の隔壁部を有しており、固定部、及び、係合部が、ハウジングにおける隔壁部上に形成された構成としても良い。これによれば、ケースとコネクタとの嵌合時(固定部の嵌合時)の応力、ケースを介してコネクタに伝達される応力等によるハウジングの変形を低減することができる。したがって、例えばランドと端子との接続信頼性を向上することができる。
請求項1〜9いずれかに記載の発明においては、請求項10に記載のように、固定部を、挿入方向においてケースの奥側ほど幅が狭くされたテーパ状としても良い。これによれば、ケースへのプリント基板の挿入時に、固定用孔部に対して固定用突起部が嵌りやすくなる。
請求項1〜10いずれかに記載の発明においては、請求項11に記載のように、固定用孔部、及び、固定用突起部の少なくとも一方が、ばね部とされた構成とすると良い。これによれば、固定用孔部と固定用突起部とが嵌合されやすく、且つ、嵌合状態が解除されにくくすることができる。また、ケースを介してコネクタに伝達される応力を緩和することができる。
請求項1〜11いずれかに記載の発明においては、請求項12に記載のように、ケースにおける固定部が形成された壁部内面の開口部近傍部位、及び、ケースの開口部近傍部位と対向する前記ハウジングの表面の少なくとも一方に、固定部との間で係合部を挟むように、係止用突起部の突起高さよりも高さの低い小突起部が形成された構成としても良い。
これによれば、小突起部によって、ハウジングに対してケースが持ち上げられるので、係止用突起部が被係止部に対してしっかりと係止されることとなる。したがって、ケースとコネクタとの間にがたつきがあっても、このがたつきを低減し、例えばコネクタと外部コネクタとを接続する際に生じる応力を、ハウジングからケースに効率よく逃がすことができる。すなわち、ランドと端子との接続信頼性をより向上することができる。また、小突起部は、係合部に対して固定部とは反対側に形成されているので、固定用孔部と固定用突起部との嵌合状態は確保される。
なお、小突起部がケースに接触した後に係合部が係合する構成とすると、小突起部によるケースの持ち上げによって係止用突起部が被係止部に係止されにくい。したがって、請求項12に記載の発明においては、請求項13に記載のように、小突起部は、挿入方向におけるケース奥側の端部が、係合部よりも、ケースの開口部と対向する側壁部に対して離れた位置とされた構成とすると良い。これによれば、係合部が係合した後に小突起部がケースに接触するため、係止用突起部を被係止部に対してしっかりと係止させることができる。
請求項1〜13いずれかに記載の発明においては、請求項14に記載のように、ハウジングに、固定部が嵌合された状態でケースにおける開口端の少なくとも一部が当接される当て止め用突起部が形成された構成としても良い。これによれば、ケースとコネクタ(ハウジング)との接触面積が増えるので、例えばコネクタと外部コネクタとを接続する際に生じる応力を、ハウジングからケースに効率よく逃がすことができる。その結果、ランドと端子との接続信頼性を向上することができる。
請求項1〜14いずれかに記載の発明においては、請求項15に記載のように、ケースの内面に、固定部が嵌合された状態で、端子がランドと接続される側のハウジングの延出面であってハウジングの長手方向の両端部がそれぞれ当接されるケース側当て止め部が形成された構成としても良い。これによれば、ハウジングの両端部がケースの内面に形成されたケース側当て止め部にそれぞれ接触されるので、例えばコネクタと外部コネクタとを接続する際に生じる応力を、ハウジングの両端部からケースに効率よく逃がすことができる。また、ハウジングの長手方向における抉り(左右の抉り)を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、図1のIII−III線に沿う断面図である。図4は、固定部周辺を示す斜視図であり、便宜上、ケースの上壁部を一部断面としている。図5は、係合部周辺の斜視図である。図6は、図5のVI−VI線に沿う断面図である。図7は、ハウジングの端部周辺の平面図であり、便宜上、ケースの上壁部を省略して図示している。図8は、ケースの上壁部側から見たコネクタの平面図である。図9は、外部コネクタとの嵌合側から見たコネクタの平面図である。図10は、プリント基板との接続側から見たコネクタの平面図である。図11は、図10のXI−XI線に沿う断面図であり、外部コネクタとの嵌合時に生じる応力の伝達の様子を模式的に示している。図12は、図11に対する比較例を示す断面図であり、係合部を有さない構造における外部コネクタとの嵌合時に生じる応力の伝達の様子を模式的に示している。図13も、図11に対する比較例を示す断面図であり、係合部を有さない構造において、固定部の嵌合状態が解除された状態を模式的に示している。
本実施形態に係る電子制御装置は非防水構造となっており、車載用の電子制御装置(例えば車両のエンジンECU(Electric Control Unit))として構成されている。
図1〜図3に示す電子制御装置100は、特許請求の範囲に記載の電子装置に相当するものであり、要部として、プリント基板10と、一側壁部が開口部とされ、プリント基板10が収容されるケース30と、プリント基板10に実装され、ケース30の開口部を蓋するコネクタ50と、を有している。
図2及び図3に示すプリント基板10には、電極としてのランドを含む配線、配線間を接続するビアホール等(図示略)が形成されるとともに、マイコン、パワートランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品(図示略)が実装されている。本実施形態においては、電子部品の1つとして、プリント基板10と外部とを電気的に接続するコネクタ50が、平面略矩形状のプリント基板10に実装されている。より詳しくは、コネクタ50の端子52が、プリント基板10の表面に形成された対応するランドとはんだを介して接合(表面実装)されている。なお、プリント基板10の構成材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、セラミック、ガラス(例えばガラス布)と樹脂との複合体等の公知材料を適用することができる。また、その層数は特に限定されるものではない。
ケース30は、プリント基板10を収容するものであり、例えばアルミダイカスト、プレス加工、樹脂成形などによって矩形筒状に形成されている。詳しくは、側壁部31、側壁部31よりも面積の大きい上壁部32、及び上壁部32と対向する下壁部33の各壁部のうち、図2及び図3に示すように、側壁部31の1つがプリント基板10をケース30の内部に挿入するための開口部34とされている。なお、図2及び図3に示す符号31aは、側壁部31のうち、開口部とされた側壁部と対向する底部である。また、図4に示すように、ケース30の開口端35は、ケース30内にプリント基板10を挿入しやすいようにテーパ状となっている。
また、ケース30における開口部34の近傍部位には、ケース30とコネクタ50のハウジング51とを互いに固定するための少なくとも一対の固定部の一方が形成されている。すなわち、開口部34とされた側壁部31に隣接する各壁部(2つの側壁部31、上壁部32、及び下壁部33)のうちの少なくとも1つに、少なくとも一対の固定部の一方が形成されている。この固定部は、固定部の嵌合方向に略垂直な方向において、ケース30とハウジング51とを固定する機能を果たすものである。本実施形態においては、図1、図2、図4などに示すように、上壁部32及び下壁部33のハウジング51の長手方向における略中央に、固定用孔部36として平面略矩形状の貫通孔がそれぞれ1つずつ形成されている。また、固定用孔部36の周辺にケース30を貫通する略U字状のばね用凹部37が形成され、これにより、固定用孔部36(の周辺部)がばね機能を有するようになっている。なお、本実施形態においては、固定用孔部36として貫通孔の例を示したが、ケース30の外面側に露出されない非貫通孔を採用することもできる。
また、ケース30における固定部が形成された壁部の少なくとも1つには、固定部の嵌合方向においてケース30の開口部近傍部位がハウジング51から離反するのを抑制、すなわち、固定部の嵌合状態が解除されるのを抑制するために、少なくとも一対の係合部が形成されている。本実施形態においては、固定用孔部36が形成された上壁部32及び下壁部33に、係合部を構成する被係止部としての切り欠き部38がそれぞれ形成されている。この切り欠き部38は、図1及び図5に示すように、上壁部32及び下壁部33における開口端34からケース30の奥側(底部31a側)に、プリント基板10の挿入方向に沿ってケース30の一部が平面略矩形状に除去された部位である。そして、図1に示すように、固定用孔部36を中心として線対称となるように、上壁部32及び下壁部33にそれぞれ2つずつ形成されている。ケース30における切り欠き部38の縁部39は、図6に示すように、ケース30の内面側から所定の範囲が、切り欠き部38の幅一定の基部39aとなっており、基部39aとの境界からケース30の外面側の所定範囲が、外面側ほど切り欠き部38の幅が広いテーパ部39bとなっている。そして、ケース30におけるテーパ部39bが、特許請求の範囲に記載の外面側における切り欠き部の縁部となっている。
また、ケース30の内面には、固定部が嵌合された状態で、例えば図7に示すように、ハウジング51におけるランド側の端子52の延出面56であってハウジング51の長手方向の両端部56aがそれぞれ当接されるケース側当て止め部40が形成されている。本実施形態においては、ケース側当て止め部40として段部が形成されている。なお、ケース側当て止め部40としては、ストッパとしての機能を果たすものであれば採用することができる。例えば上記段部以外にも、内面側に突出する部分的な突起を採用することもできる。
また、ケース30における底部31aの内面には、図2に示すように、プリント基板10の挿入側先端部を保持すべく溝状の保持部41が形成されている。また、ケース30における開口部に隣接する側壁部31(底部31aを除く側壁部31)の内面には、図3に示すように、プリント基板10をケース30の奥側まで誘導すべく溝状のガイド部42が形成されている。
本実施形態において、保持部41は溝幅が一定となっており、ハウジング51の長手方向において底部31aの一方の端部から他方の端部まで形成されて、その両端部がガイド部42と連結されている。また、ガイド部42は、図3に示すように、ケース30の奥側ほどプリント基板10の厚さ方向における溝幅が狭くなっており、保持部41との連結部位における溝幅(及び保持部41の溝幅)が、プリント基板10の厚さと同程度か若干広い程度となっている。すなわち、プリント基板10において、挿入側先端部(挿入先端側の辺)とは反対側の端部付近(コネクタ50の端子52の実装部位周辺)では、ガイド部42の幅がプリント基板10の厚さに対して広く、プリント基板10がフリーとなっている。このような構成とすると、外部コネクタとコネクタ50との嵌合時に生じる応力を、コネクタ50における端子52とプリント基板10のランドとの接続部で局所的に集中させることなく、プリント基板10の挿入先端部からケース30に逃がすことができる。すなわち、端子52とランドとの接続信頼性を向上することができる。
コネクタ50は、絶縁材料からなるハウジング51に対して、導電材料からなる複数の端子52が配設されたものであり、平面略矩形状のプリント基板10におけるケース30への挿入先端側の端部とは反対側の端部近傍に実装されている。
ハウジング51は、ケース30の開口部34を閉塞するように構成されている。本実施形態においては、ハウジング51のうち、図1、図2、及び図10などに示すように、ケース30内に収容される部位の外形が、略矩形状の開口部34(開口端35)に対応して略矩形状となっている。また、図1、図9、及び図10などに示すように、ケース30の開口端35に当接され、ケース30の外に露出される部位の外形も、略矩形状の開口部34に対応して略矩形状となっている。なお、ケース30の開口端35に当接される部位は、固定部が嵌合された状態で、ケース30の開口端35が当接されるように、ケース30内に収容される部位に対して突条とされた当て止め用突起部53である。本実施形態においては、この当て止め用突起部53が、ケース30の開口端全てと接するように環状に形成されている。
ハウジング51の外面であって当て止め用突起部53よりもプリント基板10の挿入先端側には、ケース30に形成された固定部の一方と対をなし、互いに嵌合される固定部の他方が形成されている。本実施形態においては、ケース30における上壁部32及び下壁部33にそれぞれ形成された固定用孔部36に対応して、図1、図2、図4、図7、図8、及び図10に示すように、固定用孔部36に嵌合される略矩形状の固定用突起部54が形成されている。この固定用突起部54は、図4に示すように、ケース30に対するプリント基板10の挿入先端側の端部から所定の範囲に、挿入先端側ほど肉厚の薄いテーパ部54aを有している。このような構成とすると、ケース30へのプリント基板10の挿入とともに、固定用突起部54を固定用孔部36に嵌合させやすくなる。
また、ハウジング51の外面であって当て止め用突起部53よりもプリント基板10の挿入先端側には、ケース30に形成された係合部の一方と対をなし、互いに係合される係合部の他方が形成されている。本実施形態においては、ケース30における上壁部32及び下壁部33にそれぞれ形成された切り欠き部38に対応して、図1、図5、図6〜図8、及び図10に示すように、ケース30の外面側において切り欠き部38の縁部39(テーパ部39b)に係止される係止される断面略T字状の係止用突起部55が形成されている。この係止用突起部55は、図1及び図5に示すように、ハウジング51に形成された当て止め用突起部53に連結され、プリント基板10の挿入方向に沿って延設されている。また、係止用突起部55は、図6に示すように、ケース30内に収容される部位の平坦面51aから、切り欠き部38の縁部39における基部39aとテーパ部39bとの境界部分までの範囲が、基部39aにおける切り欠き部38の溝幅よりも若干狭い基部55aとなっており、基部55aとの境界よりも平坦面51aに対して上部側の部位が、上部ほど幅が広いテーパ部55bとなっている。そして、テーパ部55bは、切り欠き部38の縁部39(テーパ部39b)に係止されるようになっている。また、係止用突起部55は、その頭頂部が、ケース30に反りなどの変形が生じていない状態で、ケース30の外面(図6においては上壁部32の外面32a)と略面一となるようになっている。また、本実施形態においては、図1及び図5に示すように、係止用突起部55におけるプリント基板10の挿入先端側の端部が平坦面55cとなっており、この平坦面55cが、固定部の嵌合状態(当て止め用突起部53にケース30の開口端が当接された状態)で対向する切り欠き部38の縁部39と当接するようになっている。
なお、本実施形態において、ハウジング51の平坦面51aからの突起高さは、係止用突起部55よりも固定用突起部54のほうが低くなっている。このような構成とすると、係合部が係合した状態で、固定用突起部54が固定用孔部36に嵌合しやすくなる。
端子52は、図7、図8などに示すように、ハウジング51におけるランド側の延出面56から延出された端部が、プリント基板10のランドとはんだを介して接続されるものである。本実施形態においては、図7〜図11などに示すように、複数の端子52として、ハウジング51の延出面56から延出された端部がプリント基板10のランドとはんだを介して電気的且つ機械的に接続され、延出面56の裏面から延出された他方の端部がケース30外に露出されて外部コネクタと電気的に接続される第1端子52a及び第2端子52b(プリント基板10とコネクタ50(外部コネクタ)との間で電気的な接続機能を果たすものであり、特許請求の範囲に記載の端子に相当)と、コネクタ50とプリント基板10との間において電気的な接続機能を提供せず、プリント基板10に対するコネクタ50の接続信頼性を向上するための少数(少なくとも1本、本実施形態においては3本)の第3端子52cを有している。
端子52は、コネクタ50のハウジング51に対し、ハウジング51の長手方向に沿って互いに位置ずれしつつ配設されるとともに、プリント基板10の平面に垂直な方向(プリント基板10の厚さ方向)にも多段に配設されている。端子52のうち、第1端子52aは信号伝送用のシグナル端子であり、第1端子52aよりも径の太い第2端子52bは電力伝送用の(パワー素子に電気的に接続され、大電流を伝達する)パワー端子である。第1端子52aは、プリント基板10の平面に垂直な方向に4段配列されており、第2端子52bは、プリント基板10の平面に垂直な方向に2段配列されている。そして、コネクタ50には、ハウジング51の長手方向において、複数の第1端子52aのみが集められた2つの第1端子ブロック57と、複数の第1端子52aと複数の第2端子52bが集められた2つの第2端子ブロック58とが構成されている。より具体的には、ハウジング51の長手方向において、両端部に第2端子ブロック58が形成され、第2端子ブロック58に挟まれて2つの第1端子ブロック57が形成されている。また、各ブロック57,58の間には隔壁部59が形成されており、これにより隣接するブロック間が隔てられ、外部コネクタとの接続側において、エンジン関係の各系統と電気的に接続される4つの外部接続ポートとなっている。
また、本実施形態においては、図1に示すように、隔壁部59の延長上におけるハウジング51の外面に、固定部としての固定用突起部54と、係合部としての係止用突起部55がそれぞれ形成されている。より詳しくは、3つの隔壁部59のうち、ハウジング51の長手方向における両端の隔壁部59の延長上に係止用突起部55がそれぞれ形成され、両端の隔壁部59に挟まれた中央の隔壁部59の延長上に固定用突起部54が形成されている。
なお、第3端子52cは補強端子であり、ハウジング51の延出面56のみから延出されて、プリント基板10のランドと機械的に接続されている。この第3端子52cは、ハウジング51の長手方向において、第2端子ブロック58よりも端部側にそれぞれ配置されるとともに、第1端子ブロック57の間にも配置されている。本実施形態においては、これら全ての端子52(52a〜52c)が、プリント基板10の表面に形成されたランド(図示略)と電気的且つ機械的に接続される表面実装構造の端子となっている。このような構造は公知であるの、本実施形態における詳細な説明は割愛する。
次に、電子制御装置100の組み付けについて説明する。先ず、プリント基板10に対してコネクタ50を実装する。本実施形態においては、端子52として表面実装構造の端子を採用しているため、リフローによって、端子52と対応するプリント基板10のランドとをはんだ接合する。なお、コネクタ50の実装とともに、図示されない他の電子部品もプリント基板10に実装する。
この実装工程後、プリント基板10を、コネクタ50が実装された側の端部と反対側の端部を挿入先端側として、ケース30内に挿入する。このとき、プリント基板10は、ケース30の側壁部31に形成されたガイド部42によって誘導されながら、ケース奥側の底部31a側まで挿入される。この挿入において、プリント基板10の挿入側先端が保持部41の近傍まで挿入されるか、挿入余代を残して挿入側先端の一部が保持部41に保持される位置まで挿入されると、係止用突起部55が対応する切り欠き部38の縁部39に係止することとなる。そして、係止用突起部55が対応する切り欠き部38の縁部39に係止(係合部が係合)した状態でプリント基板10をさらにケース奥側へ挿入すると、固定用孔部36に固定用突起部54が嵌合(固定部が嵌合)する。また、固定部が嵌合するとともに、ケース30の開口端35が、ハウジング51の当て止め用突起部53に当て止まる。また、ハウジング51の延出面56の端部56aが、ケース30の内面に形成されたケース側当て止め部40に当て止まる。以上により、矩形筒状のケース30内にプリント基板10が収容され、ケース30の開口部がプリント基板10に実装されたコネクタ50のハウジング51によって閉塞された電子制御装置100となる。
このように構成される電子制御装置100は以下に示す特徴を有している。先ず、本実施形態においては、固定部を構成する固定用孔部36が形成されたケース30の上壁部32及び下壁部33に、係合部を構成する切り欠き部38が形成されている。そして、切り欠き部38に対応して、ハウジング51には、ケース30の外面側において切り欠き部38の縁部39に係止する係止用突起部55が形成されている。したがって、例えば図1に破線32bで示すように、使用環境の温度変化などにより、ケース30における固定部が形成された壁部(図1においては、上壁部32)の開口部側に凸の反りが生じようとしても、係合部(切り欠き部38(縁部39)及び係止用突起部55)の係合によって、固定部の嵌合方向におけるハウジング51からケース30の離反(ケース30の反り)を抑制することができる。すなわち、固定部の嵌合状態が解除されるのを抑制する(ケース30とコネクタ50との固定状態の信頼性を向上する)ことができる。
したがって、本実施形態においては、ケース30の反りが抑制されており、コネクタ50に作用する応力をケース30の開口部近傍にてケース30側に逃がすことができる。例えば図11に示すように、コネクタ50の外部コネクタ110を嵌合する際に(又は、外部コネクタ110を嵌合した状態で)、上方111に外部コネクタ(ワイヤを含む)が持ち上げられたとしても、実線矢印で示すように、外部コネクタ110を介してコネクタ50に作用する応力112を、ケース30の開口部近傍(固定部、係合部、ケース30とハウジング51の当接部)でケース30(下壁部33)に逃がすことができる。また、下方113に外部コネクタ(ワイヤを含む)が押し下げられたとしても、破線矢印で示すように、外部コネクタ110を介してコネクタ50に作用する応力114をケース30の開口部近傍(固定部、係合部、ケース30とハウジング51の当接部)でケース30(上壁部32)に逃がすことができる。すなわち、本実施形態によれば、端子52とランドとの接合部に作用する応力を低減することができる。
これに対し、固定部のみを有し、係合部を有さない構成においては、使用環境の温度変化などにより、ケース30に反りが生じる恐れがある。例えば図12に示すように、ケース30に反りが生じて開口端35の間口が広くなると、ケース30における開口部近傍部位とハウジング51との間にがたつきが生じることとなる。この場合、例えばコネクタ50の外部コネクタ110を嵌合する際に(又は、外部コネクタ110を嵌合した状態で)、上方111に外部コネクタ(ワイヤを含む)が持ち上げられると、ハウジング51とケース30の下壁部33とが離間しているので、実線矢印で示すように、外部コネクタ110を介してコネクタ50に作用する応力112が、主として、端子52とランドとの接合部、及び、プリント基板10を介して、保持部41からケース30(底部31a)に逃げることとなる。したがって、本実施形態に示す構成よりも、端子52とランドとの接合部に作用する応力が大きいため、端子52とランドとの接続信頼性が低下する恐れがある。また、ケース30の反りによって、固定部の嵌合状態が解除された場合には、例えば図13に示すように、コネクタ50がプリント基板10の挿入方向とは反対方向(実線矢印115の方向)に引っ張られ、ケース30からプリント基板10が脱落する恐れもある。また、固定部の嵌合状態が解除されているので、下方113に外部コネクタ(ワイヤを含む)が押し下げられると、破線矢印で示すように、ケース30内でプリント基板10が振動する恐れがある。
なお、本実施形態においては、反りが生じ易い上壁部32と下壁部33に固定部を構成する固定用孔部36と、係合部を構成する切り欠き部38が形成されている。したがって、ケース30による反りを係合部によって効果的に抑制することができる。また、互いに対向する上壁部32と下壁部33に固定部と係合部が形成されているので、より効果的にケース30の反りを抑制するとともに、ケース30とコネクタ50との固定状態の信頼性を向上することができる。そして、図11で示したように、ケース30に対するコネクタ50の上下の抉りを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態においては、2つの係合部の間に固定部が形成されているので、両サイドに位置する係合部によって、固定部の嵌合状態が解除されるのを、より効果的に抑制することができる。特に本実施形態においては、固定部(固定用孔部36)がケース30の壁部(上壁部32、下壁部33)の略中央に形成され、2つの係合部(切り欠き部38)が固定部に対して線対称となっている。したがって、ケース30とハウジング51との固定時において、係合状態で生じる応力を2つの係合部でほぼ均一とし、一方の係合部への応力の偏りを抑制することができる。
また、本実施形態においては、係合部を構成する切り欠き部38が、ケース30の開口端35から奥側へプリント基板10の挿入方向に沿って形成されている。したがって、ケース30内へのプリント基板10の挿入とともに、ケース30の開口端35から係止用突起部55を切り欠き部38の縁部39に係止させることができる。したがって、組み付け性に優れている。
また、本実施形態においては、ハウジング51において、互いに隣接する外部接続ポート間に隔壁部59が形成されている。そして、この隔壁部59の延長上に、固定部を構成する固定用突起部54や係合部を構成する係止用突起部55が形成されている。このように、ハウジング51における剛体部分に固定部や係合部を形成すると、固定部や係合部に作用する応力によって、ハウジング51が変形するのを抑制することができる。
また、本実施形態においては、ケース30における固定用孔部36の周辺にばね用凹部37が形成され、これにより、固定用孔部36(の周辺部)がばね機能を有するようになっている。このような構成とすると、固定用孔部36と固定用突起部54とを嵌合しやすくすることができるとともに、嵌合状態が解除されにくくすることができる。また、固定部に作用する応力を緩和することができる。
また、本実施形態においては、ハウジング51に、固定部が嵌合された状態で、ケース30の開口端35が当接される当て止め用突起部53が形成されている。したがって、ケース30の開口端35と当て止め用突起部53との接触面積の分、固定部の嵌合状態で、ケース30とコネクタ50(ハウジング51)との接触面積が増えるので、例えばコネクタ50と外部コネクタとの接続時に生じる応力を、ケース30における開口端近傍でハウジング51からケース30に効率よく逃がすことができる。すなわち、端子52とランドとの接続信頼性をより向上することができる。また、当て止め用突起部53は、係止用突起部55と連なって形成されているので、これにより、係止用突起部55の剛性を高めて、ケース30とコネクタ50との固定状態の信頼性をより向上することができる。
また、本実施形態においては、ケース30の内面に、固定部が嵌合された状態で、ハウジング51の延出面56の端部56aが当接されるケース側当て止め部40が形成されている。したがって、ハウジング51とケース側当て止め部40との接触面積の分、固定部の嵌合状態で、ケース30とコネクタ50(ハウジング51)との接触面積が増えるので、例えばコネクタ50と外部コネクタとの接続時に生じる応力を、ハウジング51の両端部56aからケース30に効率よく逃がすことができる。すなわち、端子52とランドとの接続信頼性をより向上することができる。また、ハウジング51の長手方向における左右の抉りを抑制することができる。
さらに、本実施形態においては、係止用突起部55におけるプリント基板10の挿入先端側の端部(平坦面55c)が、固定部の嵌合状態で、対向する切り欠き部38の縁部39と当される。したがって、これによっても、端子52とランドとの接続信頼性をより向上することができる。
なお、本実施形態においては、固定部を構成する固定用孔部36が、ケース30における上壁部32と下壁部33のみに形成される例を示した。しかしながら、固定用孔部36が形成される壁部は上記例に限定されるものではない。例えば、図14に示すように、開口部に隣接する側壁部31にも、固定用孔部36が形成された構成としても良い。図14においては、固定用孔部36だけでなく、ばね用凹部37も形成されている。なお、側壁部31が、上壁部32及び下壁部33と比べて面積が小さく、反りが生じにくいので、図14に示す例では、側壁部31に係合部(切り欠き部38)が形成されていないが、側壁部31に固定部とともに係合部の形成された構成としても良い。図14は、変形例を示す斜視図である。
また、本実施形態においては、固定部を構成する固定用孔部36及び固定用突起部54が、ともに平面略矩形状である例を示した。しかしながら、その形状は上記例に限定されるものではない。互いに嵌合可能な形状であれば採用することができる。例えば図15に示す例では、固定部(固定用孔部36及び固定用突起部54)を、プリント基板10の挿入方向においてケース30の奥側ほど幅が狭くされた(テーパ状とされた)平面略台形状となっている。このような構成とすると、プリント基板10の挿入時において、固定用孔部36における幅の広い部位に対して固定用突起部54における幅の狭い部位が先に到達するので、ハウジング51の長手方向において固定用孔部36と固定用突起部54がずれていたとしても、嵌合していくに従いずれが矯正され、固定用孔部36に対して固定用突起部54を嵌合させることができる。図15は、変形例を示す平面図である。
また、ばね用凹部37の形態も上記した略U字状に限定されるものではない。例えば図15に示すように、固定用孔部36を挟むように、ケース30の開口端35からケース30の奥側に向けて直線状に形成された2つの切り欠きをばね用凹部37として採用することもできる。
また、本実施形態においては、固定部として、ケース30に固定用孔部36が形成され、ハウジング51に固定用突起部54が形成される例を示した。しかしながら、例えば図16に示すように、ケース30(図16では上壁部32)に、その内面32cからハウジング51に向けて突出する固定用突起部43が形成され、ハウジング51に、固定用突起部43が嵌合される固定用孔部60が形成された構成としても良い。この場合、固定用孔部60としては、非貫通孔を採用することができる。図16は変形例を示す斜視断面図である。
また、本実施形態においては、係合部を構成する被係止部としてケース30に切り欠き部38が形成され、ハウジング51に係止用突起部55が形成される例を示した。しかしながら、例えば図17に示すように、ケース30(図17では上壁部32)に、その内面32cからハウジング51に向けて突出する係止用突起部44が形成され、ハウジング51に被係止部として係止用溝部61が形成され、係止用溝部61の縁部62に係止用突起部44が係止される構成としても良い。図17は変形例を示す断面図である。なお、図17に示す例では、係止用突起部44が、上壁部32の内面32cから突出した所定幅の基部44aと、基部44aよりも下方において、下方ほど幅が広くされたテーパ部44bを有している。また、係止用溝部61の縁部62は、ハウジング51の表面51a(平坦面51a)から所定深さまでが、基部44aに対応して溝幅が一定の基部62aとなっており、基部62aよりも深い領域では、下方ほど溝幅が広くされたテーパ部62bとなっている。そして、ケース30におけるテーパ部44bがハウジング51におけるテーパ部62bに係止するようになっている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図18及び図19に基づいて説明する。図18は、第2実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す斜視図である。図19は、係合部を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のXIXB−XIXB線に沿う断面図である。
第2実施形態における電子制御装置は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。また、本実施形態においては、第1実施形態と同一の要素について、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態においては、2つの係合部によって、1つの固定部が挟まれた構成の例を示した。これに対し、本実施形態においては、例えば図18に示すように、ケース30における上壁部32及び下壁部33(図18では、上壁部32のみを図示)の略中央に係合部を構成する切り欠き部38が形成されている。そして、切り欠き部38を挟むように、より詳しくは切り欠き部38を挟んで線対称となるように、固定部を構成する固定用孔部36が形成されている。なお、図18に示す例では、固定用孔部36の周辺にばね用凹部37も形成されている。また、ケース30に形成された固定用孔部36と切り欠き部38に対応して、固定用突起部54と係止用突起部55がコネクタ50のハウジング51に形成されている。さらには、固定部と係合部は、隔壁部59の延長上に形成されている。
このように構成される電子制御装置100は以下に示す特徴を有している。本実施形態に示したように、係合部を挟んで固定部が形成された構成とすると、固定部が1つの壁部に対して複数あるので、プリント基板10の挿入方向における応力(特にハウジング51の長手方向における左右の抉り)に対して、ケース30とコネクタ50との固定状態の信頼性を向上することができる。
また、本実施形態においては、図19(a),(b)に示すように、係合部を構成する切り欠き部38が、ケース30の開口端35からケース30の奥側ほど切り欠き幅が狭い平面略台形状となっており、切り欠き部38に対応して、係止用突起部55も平面略台形状となっている。このような構成とすると、平面矩形状に比べて、ハウジング51の長手方向における位置精度を向上することができる。また、切り欠き部38の縁部39と係止用突起部55とのクリアランスが、固定部における固定用孔部36と固定用突起部54のクリアランスよりも狭くなっている。これらにより、本実施形態においては、ケース30の壁部における略中央での位置精度が高められるので、ハウジング51の端部とケース30にて生じる抉りを抑制することができる。なお、このようなテーパ状の係合部については、第1実施形態に示した構成においても適用することができる。
また、本実施形態においても、第1実施形態に示した種々の変形態様を適用することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図20〜図23に基づいて説明する。図20は、第3実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す平面図である。図20においては、便宜上、ケース30を断面で示しており、プリント基板10を省略している。図21は、小突起部による効果を示す図であり、図20に対応している。図22は、係合部を示す斜視図である。図22においては、係合部が係合する過程を示している。図23は、図22のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。
第3実施形態における電子制御装置は、上述した実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。また、本実施形態においては、上述した実施形態と同一の要素について、同一の符号を付与するものとする。
本実施形態においては、図20に示すように、ケース30の開口部近傍部位と対向するハウジング51の表面に、固定部(固定用突起部54)との間で係合部(係止用突起部55)を挟むように、係止用突起部55の突起高さよりも高さの低い小突起部63が形成されている点を特徴とする。それ以外の点は、第1実施形態に示した構成と同じである。
このように構成される電子制御装置100は以下に示す特徴を有している。本実施形態に示す構成によれば、小突起部63の形成部位において、ケース30がハウジング51に対して持ち上げられた状態となる。したがって、ケース30の持ち上がりにより、ケース30の外面側において切り欠き部38の縁部39に、係止用突起部55がよりしっかりと係止されることとなる。これにより、図21に示すように、例えばケース30に反りにより、ケース30の開口部近傍が広がって、ケース30の内面とハウジング51の表面との間に隙間が生じたとしても、小突起部63によって、この隙間によるケース30とコネクタ50とのがたつきを低減することができる。また、例えばコネクタ50と外部コネクタとの接続時に生じる応力を、小突起部63を介して、ハウジング51からケース30に効率よく逃がすこともできる。また、小突起部63は、係合部に対して固定部とは反対側に形成されているので、小突起部63によってケース30が持ち上がっても、固定用孔部36と固定用突起部54との嵌合状態は確保することができる。
なお、本実施形態においては、図20に示すように、ハウジング51の長手方向における角部64を丸みを帯びた形状とすると、小突起部63を形成したことによる角部64に集中する応力を緩和させることができる。また、応力が集中しやすいので、図20に示すように、角部64に対応するケース30における角部45の肉厚を他の部位よりも厚くすることがこのましい。この構成については、上述した各実施形態や変形例にも適用することができる。
また、本実施形態においては、図22に示すように、ケース30に対するプリント基板10の挿入方向において、小突起部63のケース奥側の端部63aが、係合部を構成する係止用突起部55のケース奥側の端部(平坦面55c)よりも、ケース30の底部31aに対して離れた位置となっている。このような構成とすると、係合部が係合した後に小突起部63がケース30に接触することとなるため、係止用突起部55を切り欠き部38の縁部39に対してしっかりと係止させることができる。
また、本実施形態においては、図23に示すように、切り欠き部38の縁部39が、ケース30の奥側ほど肉厚とされ、係止用突起部55が切り欠き部38の縁部39に対応して、ケース30の奥側ほど肉厚が薄くされた構成となっている。このような構成とすると、ケース30へのプリント基板10の挿入時において、例えばケース30の反りにより、ハウジング51とケース30とが若干離反していたとしても、係止用突起部55が切り欠き部38の縁部39に係止される。すなわち、固定部の嵌合状態が解除されるのを効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態に示した小突起部63の態様については、第1実施形態に示した構成だけでなく、第1実施形態に示した変形例と組み合わせることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本実施形態においては、ケース30に固定部としての固定用孔部36と係合部としての切り欠き部38が形成され、ハウジング51に固定部としての固定用突起部54と係合部としての係止用突起部55が形成される例を示した。しかしながら、ケース30に固定用孔部36と係合用の係止用突起部44が形成され、ハウジング51に固定用突起部54と係止用溝部61の形成された構成としても良い。すなわち、ケース30の少なくとも一壁部に、固定部を構成する一方と係合部を構成する一方が形成され、ハウジング51に固定部を構成する他方と係合部を構成する他方が形成された構成とすれば良い。
また、本実施形態においては、ケース30における上壁部32及び下壁部33に、固定部及び係合部がそれぞれ形成される例を示した。しかしながら、固定部及び係合部が形成される壁部も上記例に限定されるものではない。例えば、ケース30における側壁部31のみに、固定部及び係合部が形成された構成としても良い。また、上壁部32及び下壁部33のいずれかのみに、固定部及び係合部が形成された構成としても良い。
本実施形態においては、一壁部において、1つの固定部と2つの係合部が形成される例と、2つの固定部と1つの係合部が形成される例とを示した。しかしながら、一壁部における固定部、係合部の個数は上記例に限定されるものではない。例えば、一壁部において、1つの固定部と1つの係合部が形成された構成としても良い。また、固定部と係合部がともに複数形成された構成としても良い。
本実施形態においては、コネクタ50の端子52として、表面実装構造の端子を採用する例を示した。しかしながら、端子52の形状は上記例に限定されるものではない。例えば、挿入実装構造の端子や、挿入実装部と表面実装部を併せ持つ端子を採用しても良い。
本実施形態においては、端子52として、第1端子52a〜第3端子52cを有する例を示したが、端子52の種類は上記例に限定されるものではない。例えば補強端子としての第3端子52cを有さない構成としても良い。また、端子ブロックの個数、種類、配置も上記例に限定されるものではない。例えば、図9において、コネクタ50の長手方向の両端に配置される第2端子52bを、各ブロック57,58における第1端子52aの上段(5段目)に配置した構成としても良い。さらには、ハウジング51に対する端子52の段数や配置も上記例に限定されるものではない。
本実施形態においては、電子装置として電子制御装置100の例を示した。しかしながら、側壁部の1つが開口部34とされた矩形筒状のケース30にプリント基板10が収容され、プリント基板10に実装されたコネクタ50のハウジング51によって、ケース30の開口部34が閉塞される構成の電子装置であれば適用することができる。
本実施形態においては、固定用孔部36(ケース30における固定用孔部36の周囲部位)にばね機能を持たせるために、固定用孔部36の周辺にばね用凹部37を形成する例を示した。しかしながら、固定用突起部にばね機能を持たせた構成としても良い。
本実施形態においては、ケース30の底部31aに保持部41が形成される例を示した。しかしながら、保持部41の形態は、本実施形態に示した例に限定されるものではない。また、ガイド部42についても、本実施形態に示した例に限定されるものではない。例えば保持部41のない構成としても良い。また、保持部41やガイド部42を、連続した形状ではなく、間を間引いた形状(断続的な形状)としても良い。
本実施形態においては、当て止め用突起部53が、ケース30の開口端全てと接するように環状に形成され、当て止め用突起部53に係止用突起部55が連結される例を示した。しかしながら、当て止め用突起部53と係止用突起部55とが離間する構成としても良い。また、当て止め用突起部53を、連続した形状(環状)ではなく、間を間引いた形状(断続的な形状)としても良い。
本実施形態においては、係止用突起部55が対応する切り欠き部38の縁部39に係止(係合部が係合)した後、固定用孔部36に固定用突起部54が嵌合(固定部が嵌合)するように固定部と係合部が構成される例を示した。しかしながら、先に固定部が嵌合した後に、係合部が係合する構成としても良い。
第1実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 固定部周辺を示す斜視図である。 係合部周辺の斜視図である。 図5のVI−VI線に沿う断面図である。 ハウジングの端部周辺の平面図である。 ケースの上壁部側から見たコネクタの平面図である。 外部コネクタとの嵌合側から見たコネクタの平面図である。 プリント基板との接続側から見たコネクタの平面図である。 図10のXI−XI線に沿う断面図であり、外部コネクタとの嵌合時に生じる応力の伝達の様子を模式的に示している。 図11に対する比較例を示す断面図であり、係合部を有さない構造における外部コネクタとの嵌合時に生じる応力の伝達の様子を模式的に示している。 図11に対する比較例を示す断面図であり、係合部を有さない構造において、固定部の嵌合状態が解除された状態を模式的に示している。 変形例を示す斜視図である。 変形例を示す平面図である。 変形例を示す斜視断面図である。 変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す斜視図である。 係合部を示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のXIXB−XIXB線に沿う断面図である。 第3実施形態に係る電子制御装置の概略構成を示す平面図である。 小突起部による効果を示す図である。 係合部を示す斜視図である。 図22のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。
符号の説明
10・・・プリント基板
30・・・ケース
35・・・開口端
36・・・固定用孔部
38・・・切り欠き部(被係止部)
39・・・切り欠き部の縁部
50・・・コネクタ
51・・・ハウジング
54・・・固定用突起部
55・・・係止用突起部
100・・・電子制御装置(電子装置)

Claims (15)

  1. 電子部品が実装されたプリント基板と、
    側壁部の1つが前記プリント基板を挿入するための開口部とされた矩形筒状のケースと、
    前記ケースの開口部を蓋するハウジングと、該ハウジングに配設された複数の端子とを有し、前記端子のうち、前記ハウジングから延出された一方の端部が前記プリント基板のランドと接続され、他方の端部が前記ケースと前記ハウジングによる内部空間の外に露出されたコネクタと、を備える電子装置であって、
    前記ケースの開口部近傍部位、及び、前記開口部位近傍と対向する前記ハウジングの部位には、前記ケースと前記ハウジングとを互いに固定するための少なくとも一対の固定部として、一方に固定用孔部が形成され、他方に前記固定用孔部に嵌合される固定用突起部が形成され、
    前記ケースにおける前記固定部が形成された壁部の少なくとも1つ、及び、該壁部と対向する前記ハウジングの部位には、前記ケースの開口近傍部位が前記ハウジングから離反するのを抑制するための少なくとも一対の係合部として、一方に係止用突起部が形成され、他方に前記係止用突起部が係止される被係止部が形成されていることを特徴とする電子装置。
  2. 前記ケースにおける前記固定部が形成された壁部の少なくとも1つに、前記開口部側の端部から奥側へ前記プリント基板の挿入方向に沿って前記被係止部としての切り欠き部が形成され、
    前記ケースにおける前記切り欠き部の形成部位と対向する前記ハウジングの部位に、前記ケースの外面側において前記切り欠き部の縁部に係止する前記係止用突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記切り欠き部の縁部は、前記挿入方向において前記ケースの奥側ほど肉厚とされ、
    前記係止用突起部は、前記縁部に対応して、前記ケースの奥側ほど肉厚が薄くされていることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記ケースにおける前記固定部が形成された壁部の少なくとも1つに、前記プリント基板の挿入方向に沿って前記係止用突起部が形成され、
    前記ケースにおける前記係止用突起部の形成部位と対向する前記ハウジングの部位に、前記被係止部としての係止用溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  5. 前記固定部、及び、前記係合部は、前記ケースにおいて、前記側壁部よりも面積の大きい上壁部及び下壁部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の電子装置。
  6. 前記ケースにおいて、前記壁部の1つに複数の前記係合部が形成されるとともに、互いに離間する2つの前記係合部の間に、前記固定部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の電子装置。
  7. 前記固定部は、前記ケースの壁部における略中央に形成され、
    2つの前記係合部は、前記固定部に対して線対称に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記ケースにおいて、前記壁部の1つに複数の前記固定部が形成されるとともに、互いに離間する2つの前記固定部の間に、前記係合部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の電子装置。
  9. 前記ハウジングは、前記端子が前記内部空間の外に露出される側で複数のポートに分割され、互いに隣接する前記ポート間を隔てる複数の隔壁部を有し、
    前記固定部、及び、前記係合部は、前記ハウジングにおける前記隔壁部上に形成されていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の電子装置。
  10. 前記固定部は、前記挿入方向において前記ケースの奥側ほど幅が狭くされたテーパ状となっていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の電子装置。
  11. 前記固定用孔部、及び、前記固定用突起部の少なくとも一方が、ばね部とされていることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載の電子装置。
  12. 前記ケースにおける前記固定部が形成された壁部内面の開口部近傍部位、及び、前記ケースの開口部近傍部位と対向する前記ハウジングの表面の少なくとも一方に、前記係合部を前記固定部との間で挟むように、前記係止用突起部の突起高さよりも高さの低い小突起部が形成されていることを特徴とする請求項1〜11いずれか1項に記載の電子装置。
  13. 前記小突起部は、前記挿入方向における前記ケースの奥側の端部が、前記係合部よりも、前記ケースの開口部と対向する側壁部に対して離れた位置とされていることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
  14. 前記ハウジングには、前記固定部が嵌合された状態で、前記ケースにおける開口端の少なくとも一部が当接される当て止め用突起部が形成されていることを特徴とする請求項1〜13いずれか1項に記載の電子装置。
  15. 前記ケースの内面には、前記固定部が嵌合された状態で、前記端子が前記ランドと接続される側の前記ハウジングの延出面であって前記ハウジングの長手方向の両端部がそれぞれ当接されるケース側当て止め部が形成されていることを特徴とする請求項1〜14いずれか1項に記載の電子装置。
JP2007241481A 2007-09-18 2007-09-18 電子装置 Active JP4428430B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241481A JP4428430B2 (ja) 2007-09-18 2007-09-18 電子装置
US12/222,556 US7686623B2 (en) 2007-09-18 2008-08-12 Electronic device including printed circuit board, connector and case
EP08014452A EP2040525B1 (en) 2007-09-18 2008-08-13 Electronic device including printed circuit board, connector and case

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007241481A JP4428430B2 (ja) 2007-09-18 2007-09-18 電子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009076213A true JP2009076213A (ja) 2009-04-09
JP4428430B2 JP4428430B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=40090242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007241481A Active JP4428430B2 (ja) 2007-09-18 2007-09-18 電子装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7686623B2 (ja)
EP (1) EP2040525B1 (ja)
JP (1) JP4428430B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119332A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Autonetworks Technologies Ltd 電子ユニット構成用モジュール及び電子ユニット
JP5543637B1 (ja) * 2013-05-30 2014-07-09 株式会社フジクラ コネクタ
JP2015149135A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 三菱電機株式会社 コネクタ支持構造
JP2016091738A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 回路ユニット、及び、照明器具
JP2019067685A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 矢崎総業株式会社 基板用コネクタ
JP2019145579A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 日本精機株式会社 表示装置及びコネクタ付回路基板の保持構造

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5605837B2 (ja) * 2010-10-19 2014-10-15 株式会社ケーヒン 電子制御装置
WO2014122497A2 (en) * 2012-12-20 2014-08-14 Magna Closures Inc. Controller-enclosure assembly
TWI511637B (zh) * 2013-09-04 2015-12-01 Inventec Corp 電子裝置
US9967993B1 (en) 2016-11-07 2018-05-08 Phoenix Contact Development and Manufacturing, Inc. Printed circuit board enclosure assembly
JP2020023295A (ja) * 2018-08-08 2020-02-13 日本電産モビリティ株式会社 水没検知装置、車両制御装置および車両
JP7044736B2 (ja) * 2019-06-10 2022-03-30 矢崎総業株式会社 電子部品ユニット

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3310477A1 (de) * 1982-07-17 1984-01-19 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Elektrisches geraet, insbesondere schalt- und steuergeraet fuer kraftfahrzeuge
JPH0341797A (ja) 1989-07-07 1991-02-22 Maspro Denkoh Corp 電子機器用ケース
JPH0785931A (ja) * 1993-09-17 1995-03-31 Kel Corp 電気コネクタ
JP3013756B2 (ja) * 1995-05-31 2000-02-28 住友電装株式会社 基板用コネクタ
JP3769460B2 (ja) 2000-10-25 2006-04-26 三菱電機株式会社 車載電子制御装置の筐体
JP3745670B2 (ja) 2001-10-23 2006-02-15 株式会社ケーヒン 電子回路基板の収容ケース
JP2005101088A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Aisin Seiki Co Ltd 固定部材
JP4152306B2 (ja) 2003-11-26 2008-09-17 矢崎総業株式会社 電子ユニット
JP4754287B2 (ja) * 2005-07-15 2011-08-24 矢崎総業株式会社 オンボードコネクタ
US7563112B2 (en) * 2006-12-13 2009-07-21 Denso Corporation Electronic device

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011119332A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Autonetworks Technologies Ltd 電子ユニット構成用モジュール及び電子ユニット
JP5543637B1 (ja) * 2013-05-30 2014-07-09 株式会社フジクラ コネクタ
JP2014235786A (ja) * 2013-05-30 2014-12-15 株式会社フジクラ コネクタ
JP2015149135A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 三菱電機株式会社 コネクタ支持構造
JP2016091738A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 回路ユニット、及び、照明器具
JP2019067685A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 矢崎総業株式会社 基板用コネクタ
JP2019145579A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 日本精機株式会社 表示装置及びコネクタ付回路基板の保持構造

Also Published As

Publication number Publication date
US20090075501A1 (en) 2009-03-19
JP4428430B2 (ja) 2010-03-10
EP2040525A2 (en) 2009-03-25
EP2040525A3 (en) 2010-06-16
US7686623B2 (en) 2010-03-30
EP2040525B1 (en) 2012-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4428430B2 (ja) 電子装置
JP4458137B2 (ja) 電子装置
JP2006302557A (ja) 基板対基板コネクタ
JP2017204325A (ja) 基板用コネクタ
JP2022103329A (ja) コネクタ
JP4162142B2 (ja) 中間電気コネクタ装置及びその接続構造
US8105109B2 (en) Retaining member, electric component and electric device
JP2007109522A (ja) 電気コネクタ
KR20130129111A (ko) 커넥터
CN111316505B (zh) 电路装置
JP5327037B2 (ja) 電子装置
JP2006185951A (ja) 回路基板への基板用端子の取付構造
JP4626680B2 (ja) 保持部材、電子部品、及び電子装置
CN112072351B (zh) 电子部件单元
JP4591514B2 (ja) 保持部材、電子部品、及び電子装置
JP5293688B2 (ja) 保持部材
JP2017175069A (ja) 電子制御装置
JP3826366B2 (ja) 電気コネクタ
JP3761425B2 (ja) コネクタ構造
JP3751515B2 (ja) 回路基板のシールド構造
JP2010182702A (ja) 保持部材、電子部品、及び電子装置
JP2010176924A (ja) 基板用コネクタ及びコネクタを備えた配線基板
JP2017004859A (ja) フラット回路体とコネクタの接続構造
JP2022039257A (ja) 回路基板用コネクタ
JP2020202144A (ja) 基板コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4428430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250