JP2009076133A - 光ディスク装置 - Google Patents

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淳 中野
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Abstract

【課題】グルーブトラックに記録したメインデータ信号と、ランドプリピットから得られるランドプリピット信号との間で生じるクロストークを軽減する。
【解決手段】光ディスク1への再生時に、ランドプリピット信号LPPo,LPPiが出現したタイミングの間、光ディスク1に接近する方向にフォーカスエラー信号FEをオフセットして対物レンズ38をデフォーカス制御させる制御手段21とを備えたことを特徴とする光ディスク装置20を提供する。
【選択図】図10

Description

本発明は、所定の周波数でウォブルされたグルーブトラックと、隣り合うグルーブトラック間にあるランドトラックとが対をなしてディスク基板の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、ランドトラック上にグルーブトラックに記録する情報信号への補助情報がランドプリピットとして予め形成されている光ディスクを用い、グルーブトラック及びランドトラック上に対物レンズから出射されたレーザービームスポットを照射してグルーブトラックに記録した情報信号を再生した際に、光ピックアップ内の多分割型フォトディテクタによりそれぞれ検出したメインデータ信号(RF信号)とランドプリピット信号との間で生じるクロストークを軽減できる光ディスク装置に関するものである。
一般的に、CD(Compact Disc),DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクは、映像情報とか音声情報やコンピュータデータなどの情報信号を円盤状のディスク基板上で螺旋状又は同心円状に形成したトラックに高密度に記録又は再生でき、しかも所望のトラックを高速にアクセスできることから多用されている。
更に、CDやDVDよりも情報信号を超高密度に記録又は再生できるBD(Blu−ray Disc)も開発されている。
この種の光ディスクのうちで例えば記録再生可能なDVD−R(DVD−Recordable)やDVD−RW(DVD−Rewritable)は、例えばCLV(Constant Linear Velocity…線速度一定)で光ディスクを回転制御させる際の基準クロックを抽出するために、情報信号を記録する凹状のグルーブトラックを前記した基準クロックに基づいた所定の周波数でウォブル(蛇行)させていると共に、隣り合うグループトラック間にある凸状のランドトラック上にランドプリピットを予め形成して、このランドプリピットを情報信号へのアドレス情報や訂正用パリティなどの補助情報としている。
そして、光ピックアップ内に設けた対物レンズから出射させたレーザービームスポットを光ディスクのグルーブトラック及びこのグルーブトラックの両側にあるランドトラック上に照射して情報信号をグルーブトラックに記録又は再生している。
この際、下記の特許文献1(特開2001−312823号公報)に開示されたプリピット検出装置には、ここでの図示を省略するものの、ウォブリング信号抽出部より抽出されたウォブリング信号と基準信号とを比較する際に、プリピット信号(ランドプリピット信号)の品質に応じて基準信号の信号レベルを可変制御することにより、プリピット検出信号を的確に得ることができる旨が示されている。
特開2001−312823号公報
ところで、上記した特許文献1に開示されたプリピット検出装置によれば、再生信号から抽出したウォブリング信号と位相及び周波数が同一で、ウォブリング信号に重畳されたプリピット信号の閾値を、得られたプリピット信号の品質が最良になるように可変制御することで、再生信号にノイズ成分が重畳された場合でも、プリピット信号を精度良く検出できるとされているが、しかしながら、光ピックアップ内に設けた対物レンズから出射させたレーザービームスポットを光ディスクのグルーブトラック及びこのグルーブトラックの両側にあるランドトラック上に照射してグルーブトラックに記録した情報信号を再生する際に、光ピックアップ内の対物レンズから出射されたレーザービームスポットでグルーブトラックに記録したメインデータ信号(RF信号)を再生しつつ、ランドプリピットから得られるランドプリピット信号を再生している。
この際、対物レンズから出射されたレーザービームスポットの径はグルーブトラックのトラック幅よりも大きいために、グルーブトラックの両側に形成したランドトラック上のランドプリピットにも当然照射されているので、再生時に光ピックアップ内の多分割型フォトディテクタによりそれぞれ検出したメインデータ信号(RF信号)とランドプリピット信号との間でクロストークが発生してしまい、図12に示した従来例ではランドプリピット信号があるところでメインデータ信号の一部が削れてしまうために、メインデータ信号を良好に再生できない場合があり、問題となっている。
そこで、所定の周波数でウォブルされたグルーブトラックと、隣り合うグルーブトラック間にあるランドトラックとが対をなしてディスク基板の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、ランドトラック上にグルーブトラックに記録する情報信号への補助情報がランドプリピットとして予め形成されている光ディスクを用い、グルーブトラック及びランドトラック上に対物レンズから出射されたレーザービームスポットを照射してグルーブトラックに記録した情報信号を再生した際に、光ピックアップ内の多分割型フォトディテクタによりそれぞれ検出したメインデータ信号(RF信号)とランドプリピット信号との間で生じるクロストークを軽減できる光ディスク装置が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、所定の周波数でウォブルされたグルーブトラックと、隣り合う前記グルーブトラック間にあるランドトラックとが対をなしてディスク基板の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、前記ランドトラック上に前記グルーブトラックに記録する情報信号への補助情報がランドプリピットとして予め形成されている光ディスクを用い、前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に対物レンズから出射されたレーザービームスポットを照射して前記情報信号を前記グルーブトラックに記録し、前記記録した情報信号を再生する光ディスク装置において、
前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に照射した前記レーザービームスポットの反射光を複数の受光領域で受光して、各受光領域からの各検出信号を出力する多分割型フォトディテクタと、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第1の演算処理により演算して前記対物レンズをフォーカス方向に制御するフォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー信号検出手段と、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第2の演算処理により演算して前記対物レンズをトラッキング方向に制御するトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第3の演算処理により演算して前記グルーブトラックから得られるウォブル信号と前記ランドプリピットから得られるランドプリピット信号とを含むプッシュプル信号を検出するプッシュプル信号検出手段と、
前記プッシュプル信号検出手段から前記ウォブル信号を抽出するウォブル信号抽出手段と、
前記プッシュプル信号検出手段から前記ランドプリピット信号を抽出するランドプリピット信号抽出手段と、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第4の演算処理により演算して前記グルーブトラックに記録した前記情報信号を検出するRF信号検出手段と、
前記光ディスクへの再生時に、前記ランドプリピット信号が出現したタイミングの間、前記光ディスクに接近する方向に前記フォーカスエラー信号をオフセットして前記対物レンズをデフォーカス制御させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
また、第2の発明は、所定の周波数でウォブルされたグルーブトラックと、隣り合う前記グルーブトラック間にあるランドトラックとが対をなしてディスク基板の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、前記ランドトラック上に前記グルーブトラックに記録する情報信号への補助情報がランドプリピットとして予め形成されている光ディスクを用い、前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に対物レンズから出射されたレーザービームスポットを照射して前記情報信号を前記グルーブトラックに記録し、前記記録した情報信号を再生する光ディスク装置において、
前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に照射した前記レーザービームスポットの反射光を複数の受光領域で受光して、各受光領域からの各検出信号を出力する多分割型フォトディテクタと、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第1の演算処理により演算して前記対物レンズをフォーカス方向に制御するフォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー信号検出手段と、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第2の演算処理により演算して前記対物レンズをトラッキング方向に制御するトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第3の演算処理により演算して前記グルーブトラックから得られるウォブル信号と前記ランドプリピットから得られるランドプリピット信号とを含むプッシュプル信号を検出するプッシュプル信号検出手段と、
前記プッシュプル信号検出手段から前記ウォブル信号を抽出するウォブル信号抽出手段と、
前記プッシュプル信号検出手段から前記ランドプリピット信号を抽出するランドプリピット信号抽出手段と、
前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第4の演算処理により演算して前記グルーブトラックに記録した前記情報信号を検出するRF信号検出手段と、
前記光ディスクへの再生時に、前記ランドプリピット信号が出現したタイミングの間、前記光ディスクの内周方向に前記トラッキングエラー信号をオフセットして前記対物レンズをデトラック制御させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
更に、第3の発明は、上記した第1又は第2の発明の光ディスク装置において、
前記ランドプリピット信号抽出手段は、
前記プッシュプル信号に対してスライスレベルを正極性側に設定して、前記グルーブトラックのウォブル波形の外周側に連接した外周側ランドプリピットから得られる外周側ランドプリピット信号を抽出する外周側ランドプリピット信号抽出手段と、
前記プッシュプル信号に対してスライスレベルを負極性側に設定して、前記グルーブトラックのウォブル波形の内周側に連接した内周側ランドプリピットから得られる内周側ランドプリピット信号を抽出する内周側ランドプリピット信号抽出手段と、
から成ることを特徴とする光ディスク装置である。
上記した第1の発明の光ディスク装置によると、とくに、光ディスクへの再生時に、ランドプリピット信号が出現したタイミングの間、光ディスクに接近する方向にフォーカスエラー信号をオフセットして対物レンズをデフォーカス制御させているので、グルーブトラックに記録したメインデータ信号と、ランドプリピットから得られるランドプリピット信号との間で生じるクロストークを軽減して、良好なメインデータ信号が得られる。
また、上記した第2の発明の光ディスク装置によると、とくに、光ディスクへの再生時に、ランドプリピット信号が出現したタイミングの間、光ディスクの内周方向にトラッキングエラー信号をオフセットして対物レンズをデトラック制御させているので、グルーブトラックに記録したメインデータ信号と、ランドプリピットから得られるランドプリピット信号との間で生じるクロストークを軽減して、良好なメインデータ信号が得られる。
更に、上記した第3の発明の光ディスク装置によると、とくに、ランドプリピット信号抽出手段は、外周側ランドプリピット信号抽出手段と内周側ランドプリピット信号抽出手段とから構成されているので、外周側ランドプリピットから得られる外周側ランドプリピット信号と内周側ランドプリピットから得られる内周側ランドプリピット信号とに分けてランドプリピット信号を確実に抽出することができる。
以下に本発明に係る光ディスク装置の一実施例について図1〜図11を参照して項目順に詳細に説明する。
本発明に係る光ディスク装置を説明する前に、ここで適用される光ディスクについて図1〜図5を用いて先に説明する。
<光ディスク>
図1は本発明に係る光ディスク装置に適用される光ディスクを模式的に示した斜視図、
図2は図1に示した光ディスクにおいて、所定の周波数でウォブルしたグルーブトラックと、隣り合うグルーブトラック間にあるランドトラックと、ランドトラック上に予め形成したランドプリピットとを模式的に示した図、
図3は図1に示した光ディスクにおいて、グルーブトラックの同期フレーム内の信号形態を示した図、
図4は図1に示した光ディスクにおいて、ランドトラック上に形成したランドプリピットの種類を説明するための図、
図5は図1に示した光ディスクにおいて、一つのセクタに対応して設けた複数のランドプリピットを示した図である。
図1に示した如く、本発明に係る光ディスク装置20(図6)に適用される光ディスク1は、厚さが例えば略0.6mm程度の透明なディスク基板2を円盤状に形成し、このディスク基板2の一方の面側に所定の周波数でsineカーブ又はcosineカーブ状にウォブル(蛇行)されたグルーブトラック3と、隣り合うグルーブトラック3間にあるランドトラック4とが対をなしてディスク基板2の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、ランドトラック4上にはグルーブトラック3に記録する情報信号へのアドレス情報や訂正用パリティなどの補助情報がランドプリピット5として予めピット形態で形成されている。
尚、グルーブトラック3及びランドトラック4の形状は、一般的にグルーブトラック3が凹状に形成され、ランドトラック4は凸状に形成されているものの、レーザービームスポットLBを照射する面が反転すれば両者の凹凸関係が逆転するために、グルーブトラック3及びランドトラック4の凹凸形状は、いずれか一方を凹状に形成し、他方を凸状に形成すれば良いものである。
この際、グルーブトラック3は情報信号を記録するための記録用トラックとなっており、一方、ランドトラック4上に形成したランドプリピット5は補助情報として前記したようにアドレス情報や訂正用パリティなどがピット形態で予め形成されている。
また、グルーブトラック3及びランドトラック4上には、有機色素材料又は相変化材料など用いた記録層6と、Al(アルミニュウム)やAu(金)などを用いた金属反射層7と、保護層8とが順次形成され、更に、保護層8側に厚さが略0.6mm程度の補強基板9を接着材により貼り合わせて、合計厚さが1.2mmの光ディスク1が形成されている。
従って、光ディスク1は、グルーブトラック3上に成膜した記録層6により情報信号の重ね書き,情報信号の追記が可能となり、DVD−RやDVD−RWとして適用可能であると共に、超高密度なBDとしても適用可能になっている。
そして、透明なディスク基板2の他方の面側から一つのグルーブトラック3上と、このグルーブトラック3の両側に隣接するランドトラック4,4上とにレーザービームスポットLBを照射して、このレーザービームスポットLBがディスク基板2,記録層6を通って金属反射層7で反射された戻りの反射光を、後述する光ピックアップ30(図6)内の多分割型フォトディテクタ43(図6,図7)を用いて検出している。
尚、光ディスク1への更なる記録密度の向上のために情報信号読取り側に位置するディスク基板の厚みを薄くする必要が生じた場合には、図示を省略するものの、厚さが0.5mm〜1.1mm程度の厚いディスク基板2にグルーブトラック3とランドトラック4とを対にして内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成し、これらのグルーブトラック3及びランドトラック4上に金属反射層7,記録層6を順に成膜した後、記録層6側に厚さが0.1mm〜0.2mm程度の薄い透明フィルムを透明接着材で接着し、この薄い透明フィルム側からレーザービームスポットLBを照射するようにして超高密度なBDなどを形成する方法もある。
ここで、図2に示した如く、グルーブトラック3は、光ディスク1を例えばCLV(Constant Linear Velocity…線速度一定)で回転制御させる際の基準クロックを抽出するために、前記した基準クロックに基づいた所定の周波数でウォブル(蛇行)されており、ウォブルの位相が全て同一の位相になっているので、隣り合うグルーブトラック3同士が互いに逆位相になることはない。そして、グルーブトラック3中で一つの同期フレーム周期は例えば3ウォブル周期に設定されている。
一方、ランドトラック4上に形成したランドプリピット5は、隣り合うグルーブトラック3とグルーブトラック3とに跨がって接続されており、グルーブトラック3のウォブル波形の外周側(山側)に連接したランドプリピット5を外周側ランドプリピット5aと設定し、グルーブトラック3のウォブル波形の内周側(谷側)に連接したランドプリピット5を内周側ランドプリピット5bと設定した時に、レーザービームスポットLBで一つのグルーブトラック3をトラッキングしながら走査する際に、走査中の一つのグルーブトラック3に対して外周側ランドプリピット5aが現在走査中のグルーブトラック3のアドレス情報を示すとするならば、これに対して内周側ランドプリピット5bは現在走査中のグルーブトラック3よりも1トラック前の内周側のグルーブトラック3に対するアドレス情報を示すものであるから、外周側ランドプリピット5aと内周側ランドプリピット5bとを検出することで、仮に外周側ランドプリピット5aが検出できずにレーザービームスポットLBで走査中のグルーブトラック3のアドレス情報が読み取れない場合でも、内周側ランドプリピット5bを検出することで走査中のグルーブトラック3のアドレス情報を予測できるので、光ディスク1への高密度化に伴って狭トラック化が図られてもランドプリピット5の検出精度を向上できるものである。
また、図3に示した如く、グルーブトラック3の一つの同期フレーム周期と対応する一つの同期フレーム内には、同期信号SYと、情報信号Dとが記録されている。
この際、グルーブトラック3に記録される情報信号のデータフォーマットは、先に従来例で説明したDVD−RやDVD−RWと同様に、26個の同期フレーム(シンクフレームで)で一つのセクタ(レコーディングセクタ)が構成されており、且つ、この実施例では一つのECC(Error Correcting Code)ブロックが例えば16セクタで構成されている。
更に、ランドプリピット5は、グルーブトラック3の一つの同期フレーム周期に対して所定の間隔として一つおきに設けられ、且つ、各ランドプリピット5は、ウォブル周期,同期フレーム周期に対して所定の位置に設けられている。
即ち、一つのグルーブトラック3に対して一方側のランドトラック4上に形成した外周側ランドプリピット5aは奇数番目の同期フレームに対応して設けられ、且つ、他方側のランドトラック4上に形成した内周側ランドプリピット5bは偶数番目の同期フレームに対応して設けられているので、ランドプリピット5a,5b同士が一つのグルーブトラック3の両側で重なり合うことがない。
また、ランドプリピット5は、図4に示したように、3ビット(b2,b1,b0)を用いた組み合わせにより4種類のコードデータが設定されており、3ビット(b2,b1,b0)の配列は連続した3つのウォブル中でウォブル周期に同期した各ウォブルの所定位置に合計で3か所設定されている。
この際、ランドプリピット5の3ビット(b2,b1,b0)の配列は、プリピット同期信号1が(1,1,1)に、プリピット同期信号2は(1,1,0)に、プリピットデータは(1,0,1)に、プリピットデータ=0は(1,0,0)に設定されている。
従って、各ランドプリピット5は、4種類のうちのいずれか1つが必ず付与されていると共に、4種類のランドプリピット5はビットb2が共通して“1”に設定されており、プリピット同期信号1及びプリピット同期信号2についてはビットb1が共に“1”であることにより同期情報であるとして認識され、更に、ビットb0が“1”か“0”かを認識することにより1ビットのデータとして扱うことができる。
これに伴って、前述したように、一つのセクタは26個の同期フレームで構成されているため、同期フレームの同期フレーム周期に対して一つおきに設けたランドプリピット5は一つのセクタと対応して13個設けられており、図5に示したように配置されているので、一つのセクタ26フレーム中に13アドレスデータビットが存在することになる。そして、ランドプリピット5は上記のように規格化されているので、ランドプリピット5中から同期フレームを検出すればランドプリピット5の出現タイミングを予測することも可能になっている。
<光ディスク装置>
図6は本発明に係る光ディスク装置の全体構成を示した構成図、
図7は光ピックアップ内に設けた多分割型フォトディテクタを拡大して示した図、
図8はプッシュプル信号(ラジアルプッシュプル信号)から2値化ウォブル信号を抽出する状態を模式的に示した図、
図9はプッシュプル信号から外周側ランドプリピット信号と内周側ランドプリピット信号とをそれぞれ抽出する状態を模式的に示した図、
図10は光ディスクを再生してプッシュプル信号からランドプリピット信号を抽出したタイミングで対物レンズをデフォーカス制御した際に、メインデータ信号のバイトエラーレートを示した図、
図11は光ディスクを再生してプッシュプル信号からランドプリピット信号を抽出したタイミングで対物レンズをデトラック制御した際に、メインデータ信号のバイトエラーレートを示した図である。
図6に示した如く、本発明に係る実施例の光ディスク装置20では、この内部に装置全体を制御するための制御部21がマイクロコンピュータを用いて設けられており、且つ、制御部21内には制御動作を指令するソフトを予め格納したROM21aと、後述するランドプリピット信号中から同期フレームを検出したときに同期フレーム内のランドプリピット信号の出現タイミングを予め記憶させたRAM21bとが設けられている。
また、光ディスク装置20内には、光ディスク1がスピンドルモータ22の軸22aに固着したターンテーブル23上に着脱可能に搭載されて、上方からディスククランパ24でターンテーブル23上に押圧されてしっかりとクランプされていると共に、制御部21からの指令で動作する第1モータ駆動回路25を介してスピンドルモータ22の回転数がCLV制御されて、光ディスク1がターンテーブル23及びディスククランパ24と一体に回転自在になっている。
この際、上記した光ディスク1は、先に図1及び図2を用いて説明したように、所定の周波数でウォブルされたグルーブトラック3と、隣り合うグルーブトラック3間にあるランドトラック4とが対をなしてディスク基板2の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、ランドトラック4上にグルーブトラック3に記録する情報信号への補助情報がランドプリピット5として予め形成されているものが適用されている。
また、光ディスク1の下方には、光ピックアップ30が光ディスク1の半径方向に移動自在に設けられており、この光ピックアップ30は、光ピックアップ筐体31の螺合部31aが制御部21からの指令で動作する第2モータ駆動回路26により回転駆動されるスレッドモータ27に連結したリードスクリュー28に螺合することで、光ディスク1の半径方向に直線移動自在に設けられている。
上記した光ピックアップ30は、凹凸状のピット列でトラックを形成した再生専用タイプの光ディスク(図示せず)と、DVD−R,DVD−RW,BDなどの記録再生可能タイプの光ディスク1とに対応できるように3ビーム方式を採用して構成されている。
具体的に説明すると、光ピックアップ30の光ピックアップ筐体31内には、レーザー駆動回路29を介して所定波長のレーザー光を出射するレーザー光源32と、レーザー光源32からのレーザー光を平行光に変換するコリメータレンズ33と、この平行光のレーザー光をメインビームと2つのサブビームとによる3ビームに分離する回折素子34と、レーザー光源32からのレーザー光と光ディスク1からの反射光(戻り光)とを分離するビームスプリッタ35と、平行光のレーザー光を円偏光に変換するλ/4板36と、レンズホルダ37内に取り付けられてメインビームと2つのサブビームとによる3ビームのレーザービームスポットLBを光ディスク1の信号面上に照射する対物レンズ38と、レンズホルダ37の外周に取り付けられて対物レンズ38をフォーカス方向及びトラッキング方向に揺動させるフォーカスコイル39及びトラッキングコイル40と、光ディスク1の信号面で反射されたメインビームと2つのサブビームとによる3ビームの戻り光を検出レンズ41,シリンドリカルレンズ42を介して検出する多分割型フォトディテクタ43とで構成されている。
この際、上記したレーザー駆動回路29は、光ディスク1のグルーブトラック3に情報信号を記録する場合には、ここに印加される記録信号RSに応じてレーザー光源32から記録パワーを持たせた記録用のレーザー光を出射させるように駆動し、一方、記録済みの光ディスク1を再生する場合にはレーザー光源32から記録パワーよりもパワーが小さい再生用のレーザー光を出射させるように駆動している。
また、上記したレーザー光源32は、光ディスク1がDVDタイプであれば波長650nm近辺のレーザー光を出射し、光ディスク1がBDタイプであれば波長405nm近辺のレーザー光を出射するようになっている。
そして、制御部21の指令によりレーザー駆動回路29を介してレーザー光源32を始動させて所定波長のレーザー光を出射させると、このレーザー光はコリメータレンズ33,回折素子34,ビームスプリッタ35,λ/4板36を経由して対物レンズ38に入射され、この対物レンズ38で絞り込んだメインビームと2つのサブビームとによる3ビームのレーザービームスポットLBが光ディスク1の信号面に到達し、ここで図7に拡大して示したように3ビームのレーザービームスポットLBのうちでメインビームMBは一つのグルーブトラック3上にスポット状に照射されると共に、2つのサブビームSB1,SB2は一つのグルーブトラック3の両側にあるランドトラック4,4上にスポット状に照射されている。
この後、光ディスク1の信号面に膜付けした金属反射層7(図1)で反射されたメインビームMBの戻り光と2つのサブビームSB1,SB2の戻り光とが、対物レンズ38,λ/4板36を通過してビームスプリッタ35で反射されて検出レンズ41,シリンドリカルレンズ42を介して多分割型フォトディテクタ43上にそれぞれに集光される。
ここで、多分割型フォトディテクタ43は、図7に拡大して示したように、光ディスク1上の一つのグルーブトラック3上に照射したメインビームMBの戻り光を検出する4個の受光領域A〜Dと、一つのグルーブトラック3に隣接する一方のランドトラック4上に照射した一方のサブビームSB1を検出する2個の受光領域E,Fと、一つのグルーブトラック3に隣接する他方のランドトラック4上に照射した他方のサブビームSB2を検出する2個の受光領域G,Hとが一つの半導体基板(図示せず)上に配置されており、各受光領域A〜Hは光ディスク1のトラック方向及び径方向に対して図示の配置関係となっている。
再び図6に戻り、光ピックアップ30内の多分割型フォトディテクタ43より後段には、フォーカスエラー信号検出回路50と、トラッキングエラー信号検出回路60と、プッシュプル信号検出回路70と、RF信号検出回路80とが設けられている。
ここで、上記したフォーカスエラー信号検出回路50では、対物レンズ38を光ディスク1の信号面に対してフォーカス方向に制御するためのフォーカスエラー信号FEを検出しており、このフォーカスエラー信号FEは周知の非点収差法により図7に示した多分割型フォトディテクタ43内の各受光領域A〜Dで受光した各検出信号に対して第1の演算処理となる下記の式1に基づいて演算されている。
[数1]
FE=(A+C)−(B+D) (式1)。
そして、フォーカスエラー信号検出回路50で検出したアナログのフォーカスエラー信号FEをA/D変換器51でディジタルのフォーカスエラー信号FEに変換して制御部21に入力させ、この後、制御部21内でフォーカスエラー信号FEに基づいてフォーカス制御駆動信号FDを生成して、このフォーカス制御駆動信号FDをD/A変換器52及びフォーカス制御駆動信号駆動回路53を介してフォーカスコイル39に印加することで、対物レンズ38が光ディスク1の信号面に対してフォーカス制御できるようになっている。
次に、上記したトラッキングエラー信号検出回路60では、対物レンズ38を光ディスク1の信号面に対してトラッキング方向に制御するためのトラッキングエラー信号TEを検出しており、このトラッキングエラー信号TEは周知のDPP(Differential Push Pull)法により図7に示した多分割型フォトディテクタ43内の各受光領域A〜Hで受光した各検出信号に対して第2の演算処理となる下記の式2に基づいて演算されている。
[数2]
TE={(A+B)−(C+D)}+{(E−F)+(G−H)} (式2)。
そして、トラッキングエラー信号検出回路60で検出したアナログのトラッキングエラー信号TEをA/D変換器61でディジタルのトラッキングエラー信号TEに変換して制御部21に入力させ、この後、制御部21内でトラッキングエラー信号TEに基づいてトラッキング制御駆動信号TDを生成して、このトラッキング制御駆動信号TDをD/A変換器62及びトラッキング制御駆動信号駆動回路63を介してトラッキングコイル40に印加することで、対物レンズ38が光ディスク1の信号面に対してトラッキング制御できるようになっている。
次に、上記したプッシュプル信号検出回路70では、光ディスク1上で所定の周波数でウォブルされたグルーブトラック3から得られるウォブル信号と、光ディスク1上に形成されたランドトラック4上のランドプリピット5から得られるランドプリピット信号とを含むプッシュプル信号(ラジアルプッシュプル信号)PPを検出しており、このプッシュプル信号PPは周知のプッシュプル法により図7に示した多分割型フォトディテクタ43内の各受光領域A〜Dで受光した各検出信号に対して第3の演算処理となる下記の式3に基づいて演算されている。
[数3]
PP={(A+B)−k(C+D)} (式3)。
この際、上記した係数kの値は、例えば0.7〜0.9程度に設定されている。
尚、この実施例では、プッシュプル信号PPを検出する際に4つの受光領域A〜Dを有する4分割型フォトディテクタを用いているが、光ディスク1のトラック方向に沿った直線に対して2分割して2つの受光領域を有する2分割型フォトディテクタ(図示せず)を用いても良く、この場合には第1受光領域は4分割型フォトディテクタ中の(A+B)に相当する領域とし、第2受光領域は4分割型フォトディテクタ中の(C+D)に相当する領域として扱えば良いものである。
ここで、プッシュプル信号検出回路70で検出したプッシュプル信号PPからウォブルされたグルーブトラック3と対応したウォブル信号を抽出する場合には、プッシュプル信号PPに対してウォブル信号抽出回路71によりウォブル周波数成分を不図示のBPF(バンドパスフィルタ)を介して周波数選択してウォブル信号を取り出し、このウォブル信号を図8(a),(b)に示したように0レベルの閾値により2値化回路72で2値化して2値化ウォブル信号WBLを得た後に、この2値化ウォブル信号WBLを制御部21に入力している。
この後、制御部21内では、入力された2値化ウォブル信号WBLを用いて光ディスク1を搭載したスピンドルモータ22を例えばCLV(Constant Linear Velocity…線速度一定)で回転制御させる際の基準クロック(図示せず)を生成して、この基準クロックを第1モータ駆動回路25に供給している。
一方、プッシュプル信号検出回路70で検出したプッシュプル信号PPからランドプリピット5と対応したランドプリピット信号LPPを抽出する場合には、外周側ランドプリピット信号抽出回路73と、内周側ランドプリピット信号抽出回路74とにより、図9に示した如く、プッシュプル信号PPに対して外周側スライスレベルを正極性側に設定し、且つ、内周側スライスレベルを負極性側に設定することで、外周側ランドプリピット5a(図2)から得られる外周側ランドプリピット信号LPPoと、内周側ランドプリピット5b(図2)から得られる内周側ランドプリピット信号LPPiとを抽出し、両ランドプリピット信号LPPo,LPPi(LPP)を制御部21に入力している。
これにより、制御部21では、外周側ランドプリピット信号LPPoが入力されることでレーザービームスポットLBが外周側ランドプリピット5a(図2)を照射している最中であり、また、内周側ランドプリピット信号LPPiが入力されることでレーザービームスポットLBが内周側ランドプリピット5b(図2)を照射している最中であると判断している。
次に、上記したRF信号処理回路80では、光ディスク1のグルーブトラック3に記録された映像データとか音声データなどの情報信号と対応したメインデータ信号(RF信号)RFが図7に示した多分割型フォトディテクタ43内の各受光領域A〜Dで受光した各検出信号に対して第4の演算処理となる下記の式4に基づいて演算されている。
[数4]
RF=A+B+C+D (式4)。
そして、RF信号処理回路80で検出したアナログのメインデータ信号RFをメインデータ信号処理回路81に送り、このメインデータ信号処理回路81内で光ディスク1の規格に対応して所定のフォーマットに基づいてメインデータ信号RFが得られている。
次に上記のように構成した光ディスク装置20内で光ディスク1のグルーブトラック3に記録されたメインデータ信号RFを再生した際に、光ピックアップ30内の多分割型フォトディテクタ43で検出したプッシュプル信号PPから外周側ランドプリピット信号LPPo及び内周側ランドプリピット信号LPPiを抽出して制御部21に入力させたときに、制御部21は外周側ランドプリピット信号LPPo及び内周側ランドプリピット信号LPPiの出現タイミングに応じて対物レンズ38をデフォーカス制御させるか、又は、対物レンズ38をデトラック制御させることで、グルーブトラック3に記録したメインデータ信号RFと、ランドプリピット5から得られるランドプリピット信号LPPとの間で生じるクロストークを軽減して、良好なメインデータ信号RFが得られるように改善を図っている。
具体的には、光ディスク1を再生しながら対物レンズ38に対してデフォーカス制御させる場合には、外周側ランドプリピット5a(図2)から得られる外周側ランドプリピット信号LPPoと、内周側ランドプリピット5b(図2)から得られる内周側ランドプリピット信号LPPiとがそれぞれ制御部21に入力され、これらのランドプリピット信号LPPo,LPPiが出現したタイミングの間、制御部21内で光ディスク1に接近する方向にフォーカスエラー信号FEをオフセットさせるようにフォーカス制御駆動信号FDを生成し、このフォーカス制御駆動信号FDをD/A変換器52及びフォーカス制御駆動信号駆動回路53を介してフォーカスコイル39に印加することで、対物レンズ38を光ディスク1に対してデフォーカス制御している。
そして、対物レンズ38を光ディスク1に対してデフォーカス制御したときに、図10に示したように、対物レンズ38を通常ジャストフォーカスさせる位置(0μm)よりも光ディスク1に接近する方向に数μmだけデフォーカスさせると、メインデータ信号のバイトエラーレート(Byye/8ECC)が向上するが、光ディスク1から遠ざかる方向に数μmだけデフォーカスさせても変化がほとんどないので、対物レンズ38を光ディスク1に接近する方向にデフォーカスさせれば良いことが判明した。
一方、光ディスク1を再生しながら対物レンズ38に対してデトラック制御させる場合には、外周側ランドプリピット5a(図2)から得られる外周側ランドプリピット信号LPPoと、内周側ランドプリピット5b(図2)から得られる内周側ランドプリピット信号LPPiとがそれぞれ制御部21に入力されて、これらのランドプリピット信号LPPo,LPPiが出現したタイミングの間、制御部21内で光ディスク1の内周方向にトラッキングエラー信号TEをオフセットさせるようにトラッキング制御駆動信号TDを生成し、このトラッキング制御駆動信号TDをD/A変換器62及びトラッキング制御駆動信号駆動回路63を介してトラッキングコイル40に印加することで、対物レンズ38を光ディスク1に対してデトラック制御している。
そして、対物レンズ38を光ディスク1に対してデトラック制御したときに、グルーブトラック3のトラック幅に対して1トラック分だけデトラックさせた場合を100%とすると、図11に示したように、対物レンズ38を通常のトラッキング位置(0%)を基準として光ディスク1の内周方向にー20〜−40%程度の範囲でデトラックさせた時には、メインデータ信号のバイトエラーレート(Byye/8ECC)が向上するが、光ディスク1の外周方向にデトラックさせるとメインデータ信号のバイトエラーレートが悪くなるので、対物レンズ38を光ディスク1の内周方向にデトラックさせれば良いことが判明した。
尚、この実施例では、外周側ランドプリピット信号抽出回路73と内周側ランドプリピット信号抽出回路74とにより、外周側ランドプリピット信号LPPoと内周側ランドプリピット信号LPPiを抽出した時点で対物レンズ38をデフォーカス制御又はデトラック制御を行なっているが、前述したように、ランドプリピット5はランドプリピット信号LPP中から同期フレームを検出したときに同期フレーム内のランドプリピット信号の出現タイミングを予め予測できるので、予測したランドプリピット信号の出現タイミングを制御部21内のRAM21bに予め記憶させておき、同期フレームを検出したときにRAM21bに予め記憶させたランドプリピット信号の出現タイミングでLPP検出窓を開けるようにすることも可能であり、このLPP検出窓の出現タイミングで対物レンズ38をデフォーカス制御又はデトラック制御を行なっても良いものである。
本発明に係る光ディスク装置に適用される光ディスクを模式的に示した斜視図である。 図1に示した光ディスクにおいて、所定の周波数でウォブルしたグルーブトラックと、隣り合うグルーブトラック間にあるランドトラックと、ランドトラック上に予め形成したランドプリピットとを模式的に示した図である。 図1に示した光ディスクにおいて、グルーブトラックの同期フレーム内の信号形態を示した図である。 図1に示した光ディスクにおいて、ランドトラック上に形成したランドプリピットの種類を説明するための図である。 図1に示した光ディスクにおいて、一つのセクタに対応して設けた複数のランドプリピットを示した図である。 本発明に係る光ディスク装置の全体構成を示した構成図である。 光ピックアップ内に設けた多分割型フォトディテクタを拡大して示した図である。 プッシュプル信号(ラジアルプッシュプル信号)から2値化ウォブル信号を抽出する状態を模式的に示した図である。 プッシュプル信号から外周側ランドプリピット信号と内周側ランドプリピット信号とをそれぞれ抽出する状態を模式的に示した図である。 光ディスクを再生してプッシュプル信号からランドプリピット信号を抽出したタイミングで対物レンズをデフォーカス制御した際に、メインデータ信号のバイトエラーレートを示した図である。 光ディスクを再生してプッシュプル信号からランドプリピット信号を抽出したタイミングで対物レンズをデトラック制御した際に、メインデータ信号のバイトエラーレートを示した図である。 従来例において、ランドプリピット信号があるところでメインデータ信号の一部が削れてしまう状態を示した波形図である。
符号の説明
1 光ディスク、2 ディスク基板、
3 グルーブトラック、4 ランドトラック、5 ランドプリピット、
5a 外周側ランドプリピット、5b 内周側ランドプリピット、
6 記録層、8 金属反射層、9 補強基板、
20 光ディスク装置、
21 制御部、21a ROM、21b RAM、
22 スピンドルモータ、22a 軸、23 ターンテーブル、
24 ディスククランパ、25 第1モータ駆動回路、26 第2モータ駆動回路、
27 スレッドモータ、28 リードスクリュー、29 レーザー駆動回路、
30 光ピックアップ、31 光ピックアップ筐体、31a 螺合部、
32 レーザー光源、33 コリメータレンズ、
34 回折素子、35 ビームスプリッタ、36 λ/4板、37 レンズホルダ、
38 対物レンズ、39 フォーカスコイル、40 トラッキングコイル、
41 検出レンズ、42 シリンドリカルレンズ、43 多分割型フォトディテクタ、
50 フォーカスエラー信号検出回路、51 A/D変換器、
52 D/A変換器、53 フォーカス制御駆動信号駆動回路、
60 トラッキングエラー信号検出回路、61 A/D変換器、
62 D/A変換器、63 トラッキング制御駆動信号駆動回路、
70 プッシュプル信号検出回路、
71 ウォブル信号抽出回路、72 2値化回路、
73 外周側ランドプリピット信号抽出回路、
74 内周側ランドプリピット信号抽出回路、
80 RF信号検出回路、81 メインデータ信号処理回路、
A〜H 多分割型フォトディテクタ内の各受光領域、
LB レーザービームスポット、
FE フォーカスエラー信号、FD フォーカス制御駆動信号、
TE トラッキングエラー信号、TD トラッキング制御駆動信号、
WBL 2値化ウォブル信号、
LPP ランドプリピット信号、
LPPo 外周側ランドプリピット信号、
LPPi 内周側ランドプリピット信号。

Claims (3)

  1. 所定の周波数でウォブルされたグルーブトラックと、隣り合う前記グルーブトラック間にあるランドトラックとが対をなしてディスク基板の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、前記ランドトラック上に前記グルーブトラックに記録する情報信号への補助情報がランドプリピットとして予め形成されている光ディスクを用い、前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に対物レンズから出射されたレーザービームスポットを照射して前記情報信号を前記グルーブトラックに記録し、前記記録した情報信号を再生する光ディスク装置において、
    前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に照射した前記レーザービームスポットの反射光を複数の受光領域で受光して、各受光領域からの各検出信号を出力する多分割型フォトディテクタと、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第1の演算処理により演算して前記対物レンズをフォーカス方向に制御するフォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー信号検出手段と、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第2の演算処理により演算して前記対物レンズをトラッキング方向に制御するトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第3の演算処理により演算して前記グルーブトラックから得られるウォブル信号と前記ランドプリピットから得られるランドプリピット信号とを含むプッシュプル信号を検出するプッシュプル信号検出手段と、
    前記プッシュプル信号検出手段から前記ウォブル信号を抽出するウォブル信号抽出手段と、
    前記プッシュプル信号検出手段から前記ランドプリピット信号を抽出するランドプリピット信号抽出手段と、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第4の演算処理により演算して前記グルーブトラックに記録した前記情報信号を検出するRF信号検出手段と、
    前記光ディスクへの再生時に、前記ランドプリピット信号が出現したタイミングの間、前記光ディスクに接近する方向に前記フォーカスエラー信号をオフセットして前記対物レンズをデフォーカス制御させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 所定の周波数でウォブルされたグルーブトラックと、隣り合う前記グルーブトラック間にあるランドトラックとが対をなしてディスク基板の内周から外周に亘って螺旋状又は同心円状に形成されており、且つ、前記ランドトラック上に前記グルーブトラックに記録する情報信号への補助情報がランドプリピットとして予め形成されている光ディスクを用い、前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に対物レンズから出射されたレーザービームスポットを照射して前記情報信号を前記グルーブトラックに記録し、前記記録した情報信号を再生する光ディスク装置において、
    前記グルーブトラック及び前記ランドトラック上に照射した前記レーザービームスポットの反射光を複数の受光領域で受光して、各受光領域からの各検出信号を出力する多分割型フォトディテクタと、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第1の演算処理により演算して前記対物レンズをフォーカス方向に制御するフォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー信号検出手段と、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第2の演算処理により演算して前記対物レンズをトラッキング方向に制御するトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第3の演算処理により演算して前記グルーブトラックから得られるウォブル信号と前記ランドプリピットから得られるランドプリピット信号とを含むプッシュプル信号を検出するプッシュプル信号検出手段と、
    前記プッシュプル信号検出手段から前記ウォブル信号を抽出するウォブル信号抽出手段と、
    前記プッシュプル信号検出手段から前記ランドプリピット信号を抽出するランドプリピット信号抽出手段と、
    前記多分割型フォトディテクタの各検出信号を第4の演算処理により演算して前記グルーブトラックに記録した前記情報信号を検出するRF信号検出手段と、
    前記光ディスクへの再生時に、前記ランドプリピット信号が出現したタイミングの間、前記光ディスクの内周方向に前記トラッキングエラー信号をオフセットして前記対物レンズをデトラック制御させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記ランドプリピット信号抽出手段は、
    前記プッシュプル信号に対してスライスレベルを正極性側に設定して、前記グルーブトラックのウォブル波形の外周側に連接した外周側ランドプリピットから得られる外周側ランドプリピット信号を抽出する外周側ランドプリピット信号抽出手段と、
    前記プッシュプル信号に対してスライスレベルを負極性側に設定して、前記グルーブトラックのウォブル波形の内周側に連接した内周側ランドプリピットから得られる内周側ランドプリピット信号を抽出する内周側ランドプリピット信号抽出手段と、
    から成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク装置。
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