JP2009073308A - 自動二輪車の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガスセンサを効果的に保護することができるとともに、該排気ガスセンサの温度上昇を抑えて検出精度の向上を図ることができる自動二輪車の排気装置を提供すること。
【解決手段】車体フレームを構成するメインフレーム6の下方に配置されたエンジン11のクランクケース12を前記メインフレーム6に懸架するとともに、該クランクケース12から車体前方に向かって延出するシリンダヘッド15に排気管24を取り付け、該排気管24を前記シリンダヘッド15の下面から前記クランクケース12の一側に偏寄させて車体後方へ延設し、該排気管24の後端にマフラー25を接続して成る自動二輪車の排気装置において、前記排気管24の前記クランクケース12と側面視でこれに対向するマフラーブラケット(車体部品)26との間に排気ガスセンサ43を取り付ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、排気管に排気ガスセンサを取り付けて成る自動二輪車の排気装置に関するものである。
エンジンへの混合気供給方式として燃料噴射方式を採用する自動二輪車においては、排気ガスセンサによって排気ガス中の酸素濃度を検出し、検出された酸素濃度に基づいてインジェクタからの燃料噴射量をフィードバック制御して所望の空燃比(A/F)の混合気を形成することが行われている。
ところで、排気ガスセンサの取付位置に関しては今までに種々の提案がなされており、例えば特許文献1には、排気管の中間部に排気ガスセンサが設けられた自動二輪車の排気マフラーにおいて、排気管を前半部と後半部とに2分割し、その分割部に切り離し可能に設けられた接続フランジ部に排気ガスセンサを車幅方向外側に傾斜させて設ける構成が提案されている。
又、特許文献2には、アンダーボーン型自動二輪車における排気ガスセンサの配置構造が提案されており、クランクケースの右突出部よりも前方であってシリンダブロックの右側面よりも外方位置で、排気管の上側壁に排気ガスセンサを取り付ける構成が提案されている。
特開2007−085235号公報 特開2000−335467号公報
ところで、アンダーボーン型自動二輪車においては、クランクケースの側方にフートレストやリヤブレーキペダル等が配設されているため、クランクケースの側方に排気ガスセンサの配置スペースを確保することができない。特許文献1において提案された構成では、アンダーボーン型自動二輪車においてクランクケースの側方に配設されたフートレストやリヤブレーキペダル等との干渉を避けて排気ガスセンサを配置しても、リヤブレーキペダルを操作するライダーの右足の靴底等に排気ガスセンサが接触する可能性がある。
又、自動二輪車において、排気管をシリンダブロックの側方で略直角に折り曲げると排気抵抗が増加するため、特許文献2に記載されたような排気管の取り回しを採用することができない。又、シリンダブロックの側方にはレッグシールド等の車体カバーが位置しているため、排気管をシリンダブロックの側面に対して車幅方向外側に大きく突出させて配設すると、車体カバーの拡幅を招いて空気抵抗が増大するために好ましくない。
従って、実際には排気管は前方から後方に向かうに連れて車幅方向外側に膨出するように傾斜して配設されるが、このように配設される排気管に対しては、特許文献2において特定される空間に排気ガスセンサを配置するのに十分なスペースを確保することができない。又、特許文献2において提案された構成では、エンジンに近接した位置に排気ガスセンサを取り付けることとなるため、ユーザーの整備性が悪くなるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、排気ガスセンサを効果的に保護することができるとともに、該排気ガスセンサの温度上昇を抑えて検出精度の向上を図ることができる自動二輪車の排気装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車体フレームを構成するメインフレームの下方に配置されたエンジンのクランクケースを前記メインフレームに懸架するとともに、該クランクケースから車体前方に向かって延出するシリンダヘッドに排気管を取り付け、該排気管を前記シリンダヘッドの下面から前記クランクケースの一側に偏寄させて車体後方へ延設し、該排気管の後端にマフラーを接続して成る自動二輪車の排気装置において、前記排気管の前記クランクケースと側面視でこれに対向する車体部品との間に排気ガスセンサを取り付けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記排気ガスセンサを鉛直線に対して車幅方向内側に傾けるとともに、該排気ガスセンサの上部を前記クランクケースの膨出部と側面視で該膨出部に対向する車体部品との間に位置させたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記排気ガスセンサを前記クランクケースの膨出部から外側方に突出した揺動軸に軸支されたキックスタータレバーの揺動軸よりも車体後方且つ下方に配置するとともに、その上部を前記キックスタータレバーの揺動面内における揺動範囲と重ならない位置まで傾けたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記クランクケースの膨出部は、クラッチカバーであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記車体部品は、前記マフラーを車体フレームに取り付けるためのマフラーブラケットであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れかに記載の発明において、前記排気管を2分割し、その連結部の直上流近傍に前記排気ガスセンサを取り付けたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れかに記載の発明において、前記排気ガスセンサの上部から延出するセンサハーネスの長さ方向中間部を前記車体フレームに取り付けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、排気管のクランクケースと側面視でこれに対向する車体部品との間に排気ガスセンサを取り付けたため、該排気ガスセンサが排気管に対して側方にも上方にも突出することがなく、飛石や跳水から排気ガスセンサを効果的に保護することができる。又、排気ガスセンサを保護するための保護板が不要となるため、該排気ガスセンサが走行風によって効率良く冷却されてその温度上昇が抑えられ、高い検出精度が確保される。
請求項2記載の発明によれば、排気ガスセンサを熱源である排気管から離間させて配設することができるとともに、排気管を車幅方向外方に露出させたままとすることができるため、排気管と排気ガスセンサの温度上昇を抑えることができる。又、排気管はライダーから離間して配設されるため、エンジンのクランクケースよりも下方に排気管が位置するが、排気ガスセンサを鉛直線に対して車幅方向内側に傾けるとともに、該排気ガスセンサの上部をクランクケースの膨出部と側面視で該膨出部に対向する車体部品との間に位置させたため、排気ガスセンサをクランクケースの膨出部に近接させることができ、該排気ガスセンサを一層効果的に保護することができる。
請求項3記載の発明によれば、排気ガスセンサをクランクケースの膨出部から外側方に突出した揺動軸に軸支されたキックスタータレバーの揺動軸よりも車体後方且つ下方に配置するとともに、その上部をキックスタータレバーの揺動面内における揺動範囲と重ならない位置まで傾けたため、キックスタータレバーの操作時であっても排気ガスセンサがキックスタータレバーと干渉することがなく、該排気ガスセンサの損傷を防ぐことができる。又、排気ガスセンサの上部に接続されるセンサハーネスがキックスタータレバーよりも車幅方向内側に位置するため、該センサハーネスもキックスタータレバーと干渉することがなく、その損傷が防がれる。
請求項4記載の発明によれば、クランクケースの前後方向全長に亘って側方に膨出するクラッチカバーがクランクケースの膨出部を構成するため、前後方向に長いクラッチカバーの後方に排気ガスセンサが配置されることとなり、前輪が跳ね上げた石や水の排気ガスセンサへの接触を防ぐことができ、該排気ガスセンサが効果的に保護される。
請求項5記載の発明によれば、排気ガスセンサをクランクケースの膨出部と側面視で該膨出部に対向するマフラーブラケットとの間に取り付けたため、該排気ガスセンサは、クランクケースの膨出部とマフラーブラケットに対して相対変位不能に取り付けられることとなり、エンジン振動や後輪のバンプによっても排気ガスセンサが車体構成部品と干渉することがなく、該排気ガスセンサの損傷が防がれる。
請求項6記載の発明によれば、排気管を2分割し、その連結部の直上流近傍に排気ガスセンサを取り付けたため、高重量部品であるマフラーの着脱作業時に排気ガスセンサが車体及びエンジン側他部品と接触することがなく、該排気ガスセンサの損傷が防がれる。又、排気ガスセンサに接続されるセンサハーネスが無理に引っ張られて断線することもない。
請求項7記載の発明によれば、排気ガスセンサの上部から延出するセンサハーネスの長さ方向中間部を車体フレームに取り付けたため、該センサハーネスの大きな振幅が防がれ、センサハーネスの断線や排気ガスセンサによる誤検知等のトラブルの発生を防ぐことができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る排気装置を備えた自動二輪車の右側面図、図2は同自動二輪車要部の構成を示す右側面図、図3は同平面図、図4は図2のA−A線断面図である。
図1に示す自動二輪車1は、アンダーボーン型自動二輪車であって、図2及び図3に示すように、その車体前方上部に配されたヘッドパイプ2には不図示のステアリングシャフトが回動可能に挿通している。そして、図1に示すように、ステアリングシャフトの上端にはハンドル3が取り付けられており、同ステアリングシャフトの下端にはフロントフォーク4が結着され、該フロントフォーク4の下端には前輪5が回転可能に軸支されている。
又、図2及び図3に示すように、前記ヘッドパイプ2からは車体フレームの一部を構成するメインフレーム6が車体後方に向かって斜め下方に延出しており、該メインフレーム6の途中からは左右一対のサイドフレーム7が分岐している。これらのサイドフレーム7は、車体後方に向かって斜め上方に立ち上がっており、その立ち上がり部には燃料タンク8やシート9(図1参照)が支持されている。又、図2に示すように、燃料タンク8の前方には収納ボックス10が配置されている。
更に、図2に示すように、メインフレーム6の下方には、駆動源であるエンジン11が配置されており、このエンジン11のクランクケース12は、エンジンブラケット13,14によってメインフレーム6に懸架されている。又、エンジン11においては、クランクケース12からはシリンダ部が車体前方に向かって延出し、その前部にシリンダヘッド15が配設されており、このシリンダヘッド15の上部に接続されたインテークパイプ16には、プランジャ式ポンプ一体型の燃料噴射装置(インジェクタ)17とスロットルボディ18が取り付けられている。そして、スロットルボディ18は、メインフレーム6の前端部下方に取り付けられたエアクリーナ19の下部後面に接続されている。
又、前記燃料噴射装置17には、前記燃料タンク8から延びるデリバリホース20が接続されており、燃料噴射装置17から延びるリターンホース21は燃料タンク8に接続されている。尚、図3に示すように、デリバリホース20の途中には燃料フィルタ22が設けられており、該燃料フィルタ22から延びるバイパスホース23はリターンホース21の中間部に接続されて燃料タンク8に接続している。燃料噴射装置17で発生した気泡はリターンホース21内を燃料タンク8まで還流するようになっているが、その際、気泡を含まない燃料はリターンホース21の途中に接続されたバイパスホース23から燃料フィルタ22へ流れ込み、燃料タンク8をバイパスして再び燃料噴射装置17に供給される。
他方、シリンダヘッド15の下部には排気管24が接続されており、この排気管24は、シリンダヘッド15から下方へ延びた後に車体後方に向かって緩やかに折り曲げられ、クランクケース12の下方を通って車体の右側方に偏寄して車体後方に向かって延びており、その後端にはマフラー25が接続されている。ここで、図2に示すように、マフラー25は、車体部品であるマフラーブラケット26によってエンジン11に対して相対移動不能に取り付けられており、該マフラー25とエンジン11は車体に対して微小量しか相対移動しない。
ところで、図3に示すように、エンジン11のクランクケース12の左右端には、膨出部を構成する発電機カバー27とクラッチカバー28がそれぞれ被着されている。ここで、図示しないが、クラッチカバー28内には、その前部にクランク軸端に設けられた自動遠心クラッチが収納され、後部には変速用の多板クラッチが収納されているため、クラッチカバー28はクランクケース12の前後寸法全体に亘って外側方に膨出している。
上記クランクケース12の後方において、メインフレーム6には図4に示すピボットブラケット29が結着されており、このピボットブラケット29の上下にはピボットシャフト30とクロスメンバ31が横架されている。そして、これらのピボットシャフト30とクロスメンバ31の右端部(図4においては左端部)には前記マフラーブラケット26がボルト32,33によって取り付けられている。
又、図2に示すように、上記ピボットシャフト30にはスイングアーム34の前端が上下に揺動可能に支承されており、このスイングアーム34の後端には、図1に示す後輪35が回転可能に軸支されている。そして、スイングアーム34の後端と後輪35は、リヤクッション36によって車体に懸架されている。尚、図示しないが、エンジン11の出力軸に結着されたドライブスプロケットと後車軸に結着されたドリブンスプロケットには無端状の駆動チェーンが巻装されており、エンジン11の出力軸の回転はスプロケットと駆動チェーンを経て後輪35に伝達され、該後輪35が回転駆動されて自動二輪車1が走行せしめられる。又、図1に示すように、自動二輪車1の前部はレッグシールド37によって覆われ、その後部はサイドカバー38によって覆われている。
ところで、図2に示すように、クランクケース12の右端部には、揺動軸39が前記クラッチカバー28から外側方に突出しており、この揺動軸39にはエンジン11を始動するためのキックスタータレバー40が結着されている。図4に示すように、キックスタータレバー40は、マフラーブラケット26の外側方に配置されており、図2に示すように、このキックスタータレバー40の近傍には、ライダーの足載せ用の左右一対のフートレスト41とリヤブレーキを足で踏み操作するためのリヤブレーキペダル42が配置されている。
而して、本実施の形態は、図2及び図3に示すように、前記排気管24の前記クランクケース12と側面視でこれに対向するマフラーブラケット26との間に排気ガスセンサ43を取り付けたことを特徴としている。より詳細には、排気ガスセンサ43は、図4に示すように、鉛直線に対して車幅方向内側に傾けて取り付けられるとともに、その上部がクラッチカバー28と該クラッチカバー28と側面視で対向するマフラーブラケット26との間に位置するよう配置されている。
又、図2に示すように、排気ガスセンサ43は、前記キックスタータレバー40の揺動軸39よりも車体後方且つ下方に配置されるとともに、その上部がキックスタータレバー40の揺動面内における揺動範囲と重ならない位置まで傾けて取り付けられている(図4参照)。ここで、本実施の形態では、図2及び図3に示すように、前記排気管24は前後に2分割されており、その連結部24aの直上流近傍に排気ガスセンサ43が取り付けられている。そして、排気ガスセンサ43の上部から延出するセンサハーネス44(図4参照)の長さ方向中間部は前記ピボットブラケット29に取り付けられている。
以上のように、本実施の形態では、排気管24の上方にクランクケース12とマフラブラケット26とを車両前後方向に並べて配設するとともに、クランクケース12と側面視でこれに対向するマフラーブラケット26との間に排気ガスセンサ43を取り付けたため、該排気ガスセンサ43が排気管24に対して側方にも上方にも突出することがなく、飛石や跳水から排気ガスセンサ43を効果的に保護することができる。又、排気ガスセンサ43を保護するための保護板が不要となるため、該排気ガスセンサ43が側方のみに露出し、従って、排気ガスセンサ43が走行風によって効率良く冷却されてその温度上昇が抑えられ、高い検出精度が確保される。
そして、本実施の形態では、排気ガスセンサ43を熱源である排気管24から離間させて配設することができるとともに、排気管24を車幅方向外方に露出させたままとすることができるため、排気管24と排気ガスセンサ43の温度上昇を抑えることができる。又、排気管24はライダーから離間して配設されるため、エンジン11のクランクケース12よりも下方に排気管24が位置するが、排気ガスセンサ43を鉛直線に対して車幅方向内側に傾けるとともに、該排気ガスセンサ43の上部をクランクケース12のクラッチカバー28と側面視で該クラッチカバー28に対向するマフラーブラケット26との間に位置させたため、排気ガスセンサ43をクランクケース12のクラッチカバー28に近接させることができ、該排気ガスセンサ43の前後を一層効果的に保護することができる。
更に、本実施の形態では、排気ガスセンサ43をクランクケース12のクラッチカバー28から外側方に突出した揺動軸39に軸支されたキックスタータレバー40の揺動軸39よりも車体後方且つ下方に配置するとともに、その上部をキックスタータレバー40の揺動面内における揺動範囲と重ならない位置まで傾けたため、キックスタータレバー40の操作時であっても排気ガスセンサ43がキックスタータレバー40と干渉することがなく、該排気ガスセンサ43の損傷を防ぐことができる。又、排気ガスセンサ43の上部に接続されるセンサハーネス44がキックスタータレバー40よりも車幅方向内側に位置するため、該センサハーネス44もキックスタータレバー40と干渉することがなく、その損傷が防がれる。
そして、本実施の形態では、クランクケース12の前後方向全長に亘って側方に膨出するクラッチカバー28がクランクケース12の膨出部を構成するため、前後方向に長いクラッチカバー28の後方に排気ガスセンサ43が配置されることとなり、前輪5が跳ね上げた石や水の排気ガスセンサ43への接触を防ぐことができ、該排気ガスセンサ43が効果的に保護される。
又、本実施の形態では、排気ガスセンサ43を排気管24と一体的にエンジン11に取り付けるとともに、排気管24とマフラー25とを一体的にマフラーブラケット26に取り付けたため、排気ガスセンサ43のクラッチカバー28とマフラーブラケット26に対する相対変位量を低く抑えることができることとなり、エンジン11の振動や後輪35の揺動によっても排気ガスセンサ43が周辺の車体構成部品と干渉することがなく、該排気ガスセンサ43の損傷が防がれる。
更に、本実施の形態では、排気管24を2分割し、その連結部24aの直上流近傍に排気ガスセンサ43を取り付けたため、高重量部品であるマフラー25の着脱作業時に排気ガスセンサ43が車体及びエンジン側他部品と接触することがなく、該排気ガスセンサ43の損傷が防がれる。又、排気ガスセンサ43に接続されるセンサハーネス44が無理に引っ張られて断線することもない。
そして、本実施の形態では、排気ガスセンサ43の上部から延出するセンサハーネス44の長さ方向中間部をピボットブラケット29に取り付けたため、該センサハーネス44の大きな振幅が防がれ、センサハーネス44の断線や排気ガスセンサ43による誤検知等のトラブルの発生を防ぐことができる。更に、センサハーネス44をピボットブラケット29の内部空間内に配設して固定すれば、センサハーネス44の耐久性を更に高めることができる。
本発明に係る排気装置を備えた自動二輪車の右側面図である。 本発明に係る排気装置を備えた自動二輪車要部の構成を示す右側面図である。 本発明に係る排気装置を備えた自動二輪車要部の構成を示す平面図である。 図2のA−A線断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
2 ヘッドパイプ
3 ハンドル
4 フロントフォーク
5 前輪
6 メインフレーム(車体フレーム)
7 サイドフレーム(車体フレーム)
8 燃料タンク
9 シート
10 収納ボックス
11 エンジン
12 クランクケース
13,14 エンジンブラケット
15 シリンダヘッド
16 インテークパイプ
17 燃料噴射装置
18 スロットルボディ
19 エアクリーナ
20 デリバリホース
21 リターンホース
22 燃料フィルタ
23 バイパスホース
24 排気管
24a 排気管の連結部
25 マフラー
26 マフラーブラケット(車体部品)
27 発電機カバー
28 クラッチカバー(クランクケースの膨出部)
29 ピボットブラケット
30 ピボットシャフト
31 クロスメンバ
32,33 ボルト
34 スイングアーム
35 後輪
36 リヤクッション
37 レッグシールド
38 サイドカバー
39 揺動軸
40 キックスタータレバー
41 フートレスト
42 リヤブレーキペダル
43 排気ガスセンサ
44 センサハーネス

Claims (7)

  1. 車体フレームを構成するメインフレームの下方に配置されたエンジンのクランクケースを前記メインフレームに懸架するとともに、該クランクケースから車体前方に向かって延出するシリンダヘッドに排気管を取り付け、該排気管を前記シリンダヘッドの下面から前記クランクケースの一側に偏寄させて車体後方へ延設し、該排気管の後端にマフラーを接続して成る自動二輪車の排気装置において、
    前記排気管の前記クランクケースと側面視でこれに対向する車体部品との間に排気ガスセンサを取り付けたことを特徴とする自動二輪車の排気装置。
  2. 前記排気ガスセンサを鉛直線に対して車幅方向内側に傾けるとともに、該排気ガスセンサの上部を前記クランクケースの膨出部と側面視で該膨出部に対向する車体部品との間に位置させたことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の排気装置。
  3. 前記排気ガスセンサを前記クランクケースの膨出部から外側方に突出した揺動軸に軸支されたキックスタータレバーの揺動軸よりも車体後方且つ下方に配置するとともに、その上部を前記キックスタータレバーの揺動面内における揺動範囲と重ならない位置まで傾けたことを特徴とする請求項2記載の自動二輪車の排気装置。
  4. 前記クランクケースの膨出部は、クラッチカバーであることを特徴とする請求項2又は3記載の自動二輪車の排気装置。
  5. 前記車体部品は、前記マフラーを車体フレームに取り付けるためのマフラーブラケットであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の自動二輪車の排気装置。
  6. 前記排気管を2分割し、その連結部の直上流近傍に前記排気ガスセンサを取り付けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の自動二輪車の排気装置。
  7. 前記排気ガスセンサの上部から延出するセンサハーネスの長さ方向中間部を前記車体フレームに取り付けたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の自動二輪車の排気装置。
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