JP2009071126A - 極端紫外線用反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法 - Google Patents

極端紫外線用反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表面被覆膜の材料として、Tiの酸化物やZr合金や酸化物、窒化物を用いることによって高価格な希少材料を使用することなく、なおかつ酸化による材料の性質変化の影響を軽減することができる反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】基板と、基板上に形成された多層反射膜と、多層反射膜上に形成された保護膜と、保護膜上に形成された緩衝膜と、緩衝膜上に形成された多層構造を有する吸収膜と、緩衝膜と吸収膜をパターニングして得られた露光転写パターンが存在する面の全面及び少なくとも保護膜及び多層反射膜の側面を被覆する被覆膜と、を有することを特徴とする反射型フォトマスク。
【選択図】図1

Description

本発明は、極端紫外線用反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法に関する。特に、軟X線領域の極端紫外光、すなわちEUV(Extreme Ultra Violet)光を使用したフォトリソグラフィ法において、半導体素子の製造などに用いられる反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法に関する。
従来、半導体素子製造において、フォトリソグラフィ法によってSi基板上へ必要なパターン転写をする際には、光源として、ランプ光源(波長365nm)やエキシマレーザ光源(KrF:波長248nm、ArF:波長193nm)が使用されてきた。さらにその次世代技術として、ArFエキシマレーザを用いた液浸露光技術が使用されている。しかしながら、ArFエキシマレーザを用いた液浸露光をもってしても、将来的に求められる32nm以下の線幅を有するデバイスを作製することは容易ではない。また、ArFエキシマレーザを用いる液浸露光を32nm以下の線幅を有するデバイス作製用のリソグラフィ技術として適用するには露光装置やレジストの課題もある。このため、エキシマレーザ光より1桁以上も短い波長を有するEUV光(波長約13nm)を光源とするフォトリソグラフィ法の開発が望まれている。
EUV光を使用したEUVリソグラフィ法では、反射光学系による露光が用いられる。これはEUV光の波長領域における物質の屈折率が1よりわずかに小さい程度であり、従来の露光源で用いられるような屈折光学系が使用できないことによる。また、従来パターン転写には透過型フォトマスクが使用されているが、EUV光の波長域では、ほとんどの物質が高い光吸収性を持つため、反射型フォトマスクが使用されている。
このようなEUVリソグラフィ法における反射型フォトマスクとしては、基板上に、EUV光を反射可能な多層反射膜と、多層反射膜上に形成されてEUV光の吸収率の高い材質の吸収膜とにより構成された反射型フォトマスクブランクを使用したものが提案されている。より詳しくは、多層反射膜は、EUV光の波長に対する屈折率が互いに大きく異なった2種類以上の材料層を周期的に積層させた構造となっている。また、吸収膜は、Taを主成分とした合金や酸化物、窒化物、若しくは酸窒化物の積層構造となっている。そして、この吸収膜を所定のパターンでエッチングすることで、EUV光が所定のパターンで多層反射膜に反射して、Si基板上へのパターン転写を可能とさせている。
また、繰り返し使用することによるマスク最表面の材料の酸化を防止したり、洗浄によるダメージを抑えるためにマスク表面を保護するための被覆膜をEUV光の吸収の少ない材料で形成したりする場合もある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の反射型フォトマスクブランクで用いられているマスク表面の被覆膜の材料はRu(ルテニウム)を中心としているがRuは希少材料で値段も高く、また、酸化による性質変化の影響も解明されていない。さらに、基板外周側面が被覆されていないため側面の損傷などを起因としたマスク劣化やパーティクルが発生してしまう。
特開2003−318104号公報
本発明は、表面被覆膜の材料として、Tiの酸化物やZr合金やZrの酸化物、窒化物を用いることによって高価格な希少材料を使用することなく、なおかつ酸化による材料の性質変化の影響を軽減することができる反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法を提供する。
本発明の請求項1に係る発明は、基板と、基板上に形成された多層反射膜と、多層反射膜上に形成された保護膜と、保護膜上に形成された緩衝膜と、緩衝膜上に形成された多層構造を有する吸収膜と、緩衝膜と吸収膜をパターニングして得られた露光転写パターンが存在する面の全面及び少なくとも保護膜及び多層反射膜の側面を被覆する被覆膜と、を有することを特徴とする反射型フォトマスクとしたものである。
本発明の請求項2に係る発明は、被覆膜は、さらに、基板の側面を被覆することを特徴とする請求項1に記載の反射型フォトマスクとしたものである。
本発明の請求項3に係る発明は、基板の多層反射膜が形成されていない面に裏面導電膜が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射型フォトマスクとしたものである。
本発明の請求項4に係る発明は、被覆膜はTi、Zr、Siの内いずれか1つ以上とO、Nのいずれか1つ以上の材料とを含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の反射型フォトマスクとしたものである。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の何れか一に記載の被覆層を有する反射型フォトマスクに露光光として極端紫外光を照射し、反射型フォトマスクの多層反射膜に反射した反射光を半導体基板上に設けられたレジスト層に露光し、レジスト層に反射型フォトマスクの吸収体層のパターンを半導体基板に転写することを特徴とする半導体素子の製造方法としたものである。
本発明の請求項6に係る発明は、被膜層はスパッタリング法により成膜され、成膜する際にターゲットが反射型フォトマスクの正面に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法としたものである。
本発明の請求項7に係る発明は、被膜層はスパッタリング法により成膜され、成膜する際にターゲットと反射型フォトマスクとが正面からずれた位置関係に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法としたものである。
本発明によれば、表面被覆膜の材料として、Tiの酸化物やZr合金や酸化物、窒化物を用いることによって高価格な希少材料を使用することなく、なおかつ酸化による材料の性質変化の影響を軽減することができる反射型フォトマスク及び半導体素子の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ、説明する。実施の形態において、同一構成要素には同一符号を付け、実施の形態の間において重複する説明は省略する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係る反射型フォトマスク10及び20は、基板1と、基板1上に形成された多層反射膜2と、多層反射膜2上に形成された保護膜3と、保護膜3上に形成された緩衝膜から形成された緩衝膜パターン4と、緩衝膜パターン4上に形成された吸収膜下層パターン5aと、吸収膜下層パターン5aの上層に吸収膜上層パターン5bを備えている。さらに形成したマスクパターン面全体を保護するための被覆膜7及び被覆膜8を有している。
本発明の実施の形態に係る基板1はSi基板や、低熱膨張ガラス基板などが挙げられるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。
本発明の実施の形態に係る多層反射膜2は、露光光であるEUV光(極端紫外光)を反射するもので、EUV光に対する屈折率の大きく異なる材料の組み合わせによる多層膜から構成されている。例えば、多層反射膜2としては、Mo(モリブデン)とSi(シリコン)、またはMo(モリブデン)とBe(ベリリウム)といった組み合わせの層を40周期程度繰り返し積層することにより形成することができる。
本発明の実施の形態に係る吸収膜下層パターン5aは、後述するようにドライエッチングされて所定の露光転写パターンに形成された際に、照射されたEUV光を吸収するものであり、すなわち、EUV光に対する高吸収性を有する重金属から選択される。このような重金属としては、Ta(タンタル)を主成分とした合金を好ましく用いることができるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。
また、このような吸収膜下層パターン5aの結晶状態としては、平滑性の高い吸収体層表面を得るため、あるいはドライエッチングによる吸収膜の異方性エッチングを行うため、アモルファスの方が良い。例えば、Taの場合にはSiを適量含んだ合金(以下、「TaSi系吸収体」と表記する。)とすることでアモルファス化が行える。
本発明の実施の形態に係る緩衝膜4は、吸収膜下層パターン5aと吸収膜上層パターン5bとの形成の際に行われるドライエッチングに対して耐性を有する材質で形成されて、吸収膜下層パターン5aをエッチングする際に、保護膜3へのダメージを防ぐエッチングストッパーとして機能するもので、CrN等で形成することができるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。
本発明の実施の形態に係る裏面導電膜100は、反射型フォトマスク10及び反射型フォトマスク20を露光機に設置するときに静電チャックの原理を利用して固定するための膜である。
本発明の実施の形態に係る保護膜3は、多層反射膜2を保護するためのものであり、緩衝膜をエッチングして除去する際に、多層反射膜2へのダメージを防ぐエッチングストッパーとして機能するものである。保護膜3は、Si及びRu(ルテニウム)等で形成することができるが本発明ではこれらに限定されるわけではない。
本発明の実施の形態に係る吸収膜下層パターン5a及び吸収膜上層パターン5bは、電子線レジストを吸収膜上層の上にコーティングして電子線描画を行うことによりレジストパターンを形成し、このレジストパターンをドライエッチングすることにより吸収膜にレジストパターンを転写する。ドライエッチングの際にはF系ガスまたはCl系ガスを主体としたエッチング雰囲気中で行われる。そして、残ったレジストを除去して検査及び修正を行った後に、緩衝膜をエッチングする。緩衝膜パターン4を形成する際には、例えばCr系緩衝膜の場合はClガスにOを添加したエッチング雰囲気にて行うことができる。
さらに、マスク洗浄を行った後に例えばZrSiをターゲットとしてArにOを添加した雰囲気でスパッタリングし、被覆膜7及び被覆膜8を形成することができる。
図3に示す反射型フォトマスク30に被覆膜7をマスクパターン面及び保護膜3及び多層反射膜2の側面に形成するためには、例えばZrSiをターゲットとしてArにOを添加した雰囲気で形成したマスクを回転させながらスパッタリングすることで被覆膜7が形成される。スパッタリングする際には、反射型フォトマスク30の正面にターゲットを配置することで、被覆膜7を反射型フォトマスク30のマスクパターン面と多層反射膜2を含む側面に形成することができる。
図3に示す反射型フォトマスク30に被覆膜8をマスクパターン面及び基板1側面に形成するためには、例えばZrSiをターゲットとしてArにOを添加した雰囲気で形成した反射型フォトマスク30を回転させながらスパッタリングすることで被覆膜8が形成できる。スパッタリングする際には、反射型フォトマスク30が正面からずれた位置関係にターゲットを配置することで、被覆膜8を反射型フォトマスク30のマスクパターン面とマスク側面全体に形成することができる。
その後必要に応じて洗浄を行うことによって反射型フォトマスク10若しくは反射型フォトマスク20を作製することができる。
被覆膜7及び被覆膜8の材料としてTiの酸化物やZr合金や酸化物、窒化物を用いてマスクパターン全面、保護膜及び多層反射膜の側面、基板の側面に被覆膜7及び被覆膜8を形成することにより酸化による材料の性質変化の影響を軽減することができ、側面の損傷等を起因としたマスクの劣化及びパーティクルの発生を防止できる。
本発明による反射型フォトマスク10及び20を用いた半導体素子の製造方法は、反射型フォトマスク10及び20を介して反射した極端紫外光を選択的に照射する。
次に、反射型フォトマスク10及び20の多層反射膜2に反射した反射光を半導体基板上に設けられたレジスト層に露光し、パターンを形成させたのち、レジスト層に反射型フォトマスク10及び20の吸収体層のパターンを半導体基板に転写することでパターニングすることができる。
以下、実施例に基づいて、本発明の実施形態に係る反射型フォトマスク10及び20の製造の詳細については図3を用いて説明するが本発明はこの実施例に限定されるものではない。
図3に示すように、基板1として低熱膨張ガラスを用いて、基板1上にMoとSiからなる1周期の膜厚は7nmであり、そのうちMoの膜厚は2.8nm、Siの膜厚は4.2nmを交互に40周期積層して、EUV光を反射するための多層反射膜2を成膜し、多層反射膜2上にSiからなる保護膜3を成膜し、保護膜3上にCrの窒化物からなる緩衝膜パターン4を成膜し、緩衝膜パターン4上にTaを主成分とした合金の吸収膜下層パターン5aを形成し、吸収膜下層パターン5a上に吸収膜上層パターン5bを形成し、基板1裏面にはCrNからなる裏面導電膜100が成膜してある反射型フォトマスク30を得ることができる。
反射型フォトマスク30に対して、ZrSiの合金をターゲットとしてArガスにOガスを混ぜたガス雰囲気にてマスクを回転させながらスパッタリング成膜した。この際、ZrSiターゲットが反射型フォトマスク30の正面に来るように設置することによってZrSiの酸化物の被覆膜7を2nmの厚さで形成することができた。以上より反射型フォトマスク10を得た。
以上のような反射型フォトマスク10によれば、マスク表面の被覆膜7によって反射型フォトマスク10は吸収膜上層パターン5b、吸収膜下層パターン5b及び保護膜3の酸化や薬液による膜質劣化を防止することができる。表面被覆膜7によるEUV光の反射率低下も0.2%程度であり、反射型フォトマスク10を用いて半導体素子を製造する際にも安定したパターン転写をすることができる。
図3に示すように、基板1として低熱膨張ガラスを用いて、基板1上にMoとSiからなる1周期の膜厚は7nmであり、そのうちMoの膜厚は2.8nm、Siの膜厚は4.2nmを交互に40周期積層して、EUV光を反射するための多層反射膜2を成膜し、その上にSiからなる保護膜3を成膜し、保護膜3上にCrの窒化物からなる緩衝膜パターン4を成膜し、多層反射膜2上にTaを主成分とした合金の吸収膜下層パターン5aを形成し、吸収膜下層パターン5a上に吸収膜上層パターン5bを形成し、基板1裏面にはCrNからなる裏面導電膜100が成膜してある反射型フォトマスク30を得ることができる。
反射型フォトマスク30に対して、ZrSiの合金をターゲットとしてArガスにOガスを混ぜたガス雰囲気にてマスクを回転させながらスパッタリング成膜した。この際、ZrSiターゲットと反射型フォトマスク30が正面からずれた位置関係になるように設置することによってZrSiの酸化物の被覆膜8を2nmの厚さで形成することができた。以上より反射型フォトマスク20を得た。
以上のような反射型フォトマスク20によれば、マスク表面の被覆膜8によって反射型フォトマスク20は吸収膜上層パターン5b、吸収膜下層パターン5a及び保護膜3の酸化や薬液による膜質劣化を防止することができる。表面被覆膜8によりEUV光の反射率低下も0.2%程度であり、反射型フォトマスク10を用いて半導体素子を製造する際にも安定したパターン転写をすることができる。
図3に示すように、基板1として低熱膨張ガラスを用いて、基板1上にMoとSiからなる1周期の膜厚は7nmであり、そのうちMoの膜厚は2.8nm、Siの膜厚は4.2nmを交互に40周期積層して、EUV光を反射するための多層反射膜2を成膜し、多層反射膜2上にRuからなる保護膜3を成膜し、保護膜3上にCrの窒化物からなる緩衝膜パターン4を成膜し、緩衝膜パターン4上にTaを主成分とした合金の吸収膜下層パターン5aを形成し、吸収膜下層パターン5a上に吸収膜上層パターン5bを形成し、基板1裏面にはCrNからなる裏面導電膜100が成膜してある反射型フォトマスク30を得ることができる。
反射型フォトマスク30に対して、TiをターゲットとしてArガスにOガスを混ぜたガス雰囲気にてマスクを回転させながらスパッタ成膜した。この際、Tiターゲットが反射型フォトマスクの正面に来るように設置することによってTiの酸化物の被覆膜7を2.2nmの厚さで形成した。以上より反射型フォトマスク10を得た。
以上のような反射型フォトマスク10によれば、マスク表面の被覆膜7によって反射型フォトマスク10は吸収膜上層パターン5、吸収膜下層パターン5及び保護膜3の酸化や薬液による膜質劣化を防止することができる。表面被覆膜7によるEUV光の反射率低下も0.3%程度であり、反射型フォトマスク20を用いて半導体素子を製造する際にも安定したパターン転写をすることができる。
図3に示すように、基板1として低熱膨張ガラスを用いて、基板1上にMoとSiからなる1周期の膜厚は7nmであり、そのうちMoの膜厚は2.8nm、Siの膜厚は4.2nmを交互に40周期積層して、EUV光を反射するための多層反射膜2を成膜し、多層反射膜2上にRuからなる保護膜3を成膜し、保護膜3上にCrの窒化物からなる緩衝膜パターン4を成膜し、緩衝膜パターン4上にTaを主成分とした合金の吸収膜下層パターン5aを形成し、吸収膜下層パターン5a上に吸収膜上層パターン5bを形成し、基板1裏面にはCrNからなる裏面導電膜100が成膜してある反射型フォトマスク30を得ることができる。
反射型フォトマスク30に対して、TiをターゲットとしてArガスにOガスを混ぜたガス雰囲気にてマスクを回転させながらスパッタ成膜した。この際、Tiターゲットと反射型フォトマスク30が正面からずれた位置関係になるように設置することによってTiの酸化物の被覆膜8を2.2nmの厚さで形成した。以上より反射型フォトマスク20を得た。
以上のような反射型フォトマスク20によれば、マスク表面の被覆膜8によって反射型フォトマスク20は吸収膜上層パターン5b、吸収膜下層パターン5a及び保護膜3の酸化や薬液による膜質劣化を防止することができる。表面被覆膜8によるEUV光の反射率低下も0.3%程度であり、反射型フォトマスク20を用いて半導体素子を製造する際にも安定したパターン転写をすることができる。
本発明に係る反射型フォトマスク10及び20によれば、表面被覆膜7及び8の材料として、Tiの酸化物やZr合金や酸化物、窒化物を用いることによって半導体素子、半導体装置及び電子回路装置等の製造工程で、極端紫外光用レジストを用いて微細なパターンを形成するために好適に用いることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の実施形態に係るパターン面全体と側面の多層膜上とを被覆膜で覆った反射型フォトマスクの概略断面図である。 本発明の実施形態に係るパターン面全体と側面全体を被覆膜で覆った反射型フォトマスクの概略断面図である。 本発明の実施形態に係る反射型フォトマスクの概略断面図である。
符号の説明
1 基板
2 多層反射膜
3 保護膜
4 緩衝膜パターン
5a 吸収膜下層パターン
5b 吸収膜上層パターン
7 パターン面に対する表面の被覆膜
8 マスク全体に対する表面の被覆膜
10 マスクパターン面及び多層反射膜を含むマスク側壁にまで被覆膜をつけた反射型フォトマスク
20 マスクパターン面及びマスク側壁全体に被覆膜をつけた反射型フォトマスク
30 反射型フォトマスク
100 裏面導電膜

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成された多層反射膜と、
    前記多層反射膜上に形成された保護膜と、
    前記保護膜上に形成された緩衝膜と、
    前記緩衝膜上に形成された多層構造を有する吸収膜と、
    前記緩衝膜と前記吸収膜をパターニングして得られた露光転写パターンが存在する面の全面及び少なくとも前記保護膜及び前記多層反射膜の側面を被覆する被覆膜と、
    を有することを特徴とする反射型フォトマスク。
  2. 前記被覆膜は、さらに、前記基板の側面を被覆することを特徴とする請求項1に記載の反射型フォトマスク。
  3. 前記基板の前記多層反射膜が形成されていない面に裏面導電膜が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の反射型フォトマスク。
  4. 前記被覆膜はTi、Zr、Siの内いずれか1つ以上とO、Nのいずれか1つ以上の材料とを含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の反射型フォトマスク。
  5. 請求項1乃至4の何れか一に記載の被覆層を有する反射型フォトマスクに露光光として極端紫外光を照射し、
    前記反射型フォトマスクの前記多層反射膜に反射した反射光を半導体基板上に設けられたレジスト層に露光し、
    前記レジスト層に前記反射型フォトマスクの前記吸収体層のパターンを半導体基板に転写することを特徴とする半導体素子の製造方法。
  6. 前記被膜層はスパッタリング法により成膜され、成膜する際にターゲットが前記反射型フォトマスクの正面に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記被膜層はスパッタリング法により成膜され、成膜する際にターゲットと前記反射型フォトマスクとが正面からずれた位置関係に配置されたことを特徴とする請求項5に記載の半導体素子の製造方法。
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