JP6441012B2 - 反射型マスクブランク、反射型マスク及びその製造方法、並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
ここで、シャドーイング効果とは、例えば、反射型マスクを使用する露光装置において、入射光と反射光の光軸が重ならないように、光をマスクに対して垂直方向から少し傾けて入射させており、このような光の傾斜に起因して、マスクの位相シフト膜パターンに厚みがあると、これに基づく影が生じる。この影の分だけ転写パターンの寸法が変化してしまうことをいう。
基板上に多層反射膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とがこの順に形成された反射型マスクブランクであって、
前記位相シフト膜は、一つ又は複数の第1の層と一つ又は複数の第2の層を含む多層膜からなり、
前記第1の層は、波長13.5nmにおける屈折率nが0.95以下の金属材料から選択された金属材料を含み、
前記第2の層は、波長13.5nmにおける屈折率nが0.95以下の金属材料のうち、前記第1の層とは異なる金属材料から選択された金属材料を含み、
前記第1の層と前記第2の層との界面及びその近傍には、前記第1の層と前記第2の層の合計膜厚に対して25%以上の割合で、金属拡散領域が形成されていることを特徴とする反射型マスクブランク。
前記第1の層は、Ta及びCrの何れか一種の金属材料を含み、
前記第2の層は、Ta及びCrの何れかよりも、波長13.5nmにおける屈折率nが小さい一種の金属材料を含むことを特徴とする構成1に記載の反射型マスクブランク。
前記第2の層は、Moを含むことを特徴とする構成2に記載の反射型マスクブランク。
前記多層反射膜と前記位相シフト膜との間に保護膜を有し、該保護膜がRuを主成分として含む材料で形成された場合には、前記位相シフト膜の最下層は前記第2の層であることを特徴とする構成3に記載の反射型マスクブランク。
前記第2の層は、Ru、Pt、Pd、Ag及びAuのうちの何れか一種の金属材料を含むことを特徴とする構成2に記載の反射型マスクブランク。
前記多層反射膜と前記位相シフト膜との間に保護膜を有し、該保護膜がRuを主成分として含む材料で形成された場合には、前記位相シフト膜の最下層は前記第1の層であることを特徴とする構成5に記載の反射型マスクブランク。
前記第1の層は、前記位相シフト膜の最上層であることを特徴とする構成1乃至6の何れか一に記載の反射型マスクブランク。
前記位相シフト膜の膜厚は、50nm以下であることを特徴とする構成1乃至7の何れか一に記載の反射型マスクブランク。
構成1乃至8の何れか一に記載の反射型マスクブランクにおける多層膜からなる前記位相シフト膜をパターニングして位相シフト膜パターンを形成する位相シフト膜パターン形成工程を含むことを特徴とする反射型マスクの製造方法。
構成1乃至8の何れか一に記載の反射型マスクブランクにおける多層膜からなる前記位相シフト膜がパターニングされた位相シフト膜パターンを有することを特徴とする反射型マスク。
構成10に記載の反射型マスクを用いて半導体基板上にパターンを形成するパターン形成工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
また、位相シフト膜を、一つ又は複数の第1の層と一つ又は複数の第2の層を含む多層膜としたので、各層の膜厚を薄くすることができる。この各層の薄膜化により、エッチングレートが低く、加工や修正が困難な金属材料で形成した層であっても、その膜厚が小さいことから、加工や修正を容易に行うことができ、位相シフト膜全体において、当該金属材料の加工困難性の影響を低減することができ、位相シフト膜を全体として、加工性に優れたものとすることができる。
また、位相シフト膜を、一つ又は複数の第1の層と一つ又は複数の第2の層を含む多層膜とし、各層の界面及びその近傍に、一層の第1の層と一層の第2の層の合計膜厚に対して25%以上の割合で、金属拡散領域を形成したので、異なる金属材料を含む薄膜の層を、金属拡散領域を介して隣接させて配置することができる。この構成により、酸化され易く、洗浄耐性が懸念される金属材料で形成した層であっても、この層に、酸化されにくく、洗浄耐性に優れた金属材料で形成した層を隣接させ、両者の間で金属拡散領域を形成し、当該部分において洗浄耐性を向上させることができるので、位相シフト膜全体において、当該金属材料の懸念される洗浄耐性の影響を低減することができ、位相シフト膜全体を洗浄耐性に優れたものとすることができる。
反射型マスクブランクにおける位相シフト膜は、異なる金属材料で形成した薄膜の層を隣接配置した多層膜からなるものであるので、位相シフト膜パターン形成工程では、上述した加工困難性の金属材料で形成した層であっても、その膜厚が小さいことから、その加工困難性の影響を低減でき、位相シフト膜を容易に加工でき、位相シフト膜パターンを形成することができる。
位相シフト膜パターンの端面が洗浄液に曝される洗浄工程では、多層膜の一部に、洗浄耐性が懸念される金属材料で形成した薄膜の層があっても、この層に、洗浄耐性に優れた金属材料で形成した薄膜の層が隣接配置され、且つ、両層の界面及びその近傍に上述の金属拡散領域が形成されているので、多層膜の一部で懸念される洗浄耐性の影響を位相シフト膜パターンの端面に及ぼすことを抑制でき、位相シフト膜パターン全体の洗浄耐性を向上させることができる。
また、位相シフト膜パターンが上述の多層膜からなるものであるので、この反射型マスクを、位相シフト膜パターン全体が洗浄耐性に優れた反射型マスクとすることができる。
図1は、本発明の実施の形態によるEUVリソグラフィ用反射型マスクブランクの構成を説明するための概略図であり、図2は、図1に示した反射型マスクブランクの要部(多層膜からなる位相シフト膜及び保護膜)を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、反射型マスクブランク10は、裏面側の主表面上に形成された静電チャック用の裏面導電膜11を有する基板12と、この基板12の主表面(裏面導電膜11が形成された側とは反対側の主表面)上に形成され、且つ、露光光であるEUV光を反射する多層反射膜13と、この多層反射膜13上に、多層反射膜13を保護するためのルテニウム(Ru)を主成分とした材料で形成された保護膜14と、この保護膜14上に形成され、且つ、EUV光を吸収するとともに一部のEUV光を反射し、その位相をシフトさせるための位相シフト膜15と、を備えている。
尚、本明細書において平坦度は、TIR(Total Indecated Reading)で示される表面の反り(変形量)を表す値で、基板表面を基準として最小二乗法で定められる平面を焦平面とし、この焦平面より上にある基板表面の最も高い位置と、焦平面より下にある基板表面の最も低い位置との高低差の絶対値である。
例えば、TaはEUV光の消衰係数が小さく、またフッ素系ガスや塩素系ガスで容易にドライエッチングすることが可能であるため、加工性に優れた位相シフト膜材料である。さらにTaにBやSi、Ge等を加えることにより、アモルファス状の材料が容易に得られ、位相シフト膜15の平滑性を向上させることができる。また、TaにNやOを加えれば、位相シフト膜15の酸化に対する耐性が向上するため、洗浄耐性に優れ、経時的な安定性を向上させることができるという効果が得られる。
尚、第1の層15aの形成材料としては、一種の金属材料が選択されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、二種以上の金属材料が選択されてもよい。
例えば、Moは、単体では洗浄耐性が懸念されるが、上述のTa又はCrを含む層と組み合わせて多層膜を構成し、金属拡散領域を形成することで、その洗浄耐性を向上させることができる。また、EUV光における屈折率nが0.95より小さいため、薄い膜厚で位相シフト効果を得ることが可能である。さらに、消衰係数kが小さいため、EUV光の反射率が高く、位相シフト効果によるコントラスト(解像度)を得やすい膜材料である。
また、Ruは、単体では各種のエッチングガスに対してエッチングレートが低く、加工困難性が高いが、上述のTa又はCrを含む層と組み合わせて多層膜を構成し、金属拡散領域を形成することで、位相シフト膜15全体の加工性を向上させることができる。また、EUV光における屈折率nが0.95より小さいため、薄い膜厚で位相シフト効果を得ることが可能であり、消衰係数kが小さいため、EUV光の反射率が高く、位相シフト効果によるコントラスト(解像度)を得やすい膜材料である。
PtやPdは、エッチングレートが低く、加工困難性を有する膜材料であるが、EUV光における屈折率nが0.95より小さいため、薄い膜厚で位相シフト効果を得ることが可能である。
尚、第2の層15bの形成材料としては、一種の金属材料が選択されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、二種以上の金属材料が選択されてもよい。
第1の層15aの形成材料に使用されるTaを含む材料としては、例えば、Taを主成分としてBを含有するTaB合金、Taを主成分としてSiを含有するTaSi合金、Taを主成分としてその他遷移金属(例えば、Pt、Pd、Ag)を含有するTa合金や、Ta金属やそれらの合金にN、O、H、Cなどを添加したTa系化合物などであってよい。Crを含む材料としては、Crを主成分としてSiを含有するCrSi合金、Crを主成分としてその他遷移金属(例えば、Pt、Pd、Ag)を含有するCr合金や、Cr金属やそれらの合金にN、O、H、Cなどを添加したCr系化合物などであってもよい。
また、第2の層15bの形成材料に使用されるMoを含む材料としては、Moを主成分としてNb、Zr、Y、B、Ti、La、Ru、Co、Reなどの金属を含有したMo合金などであってもよい。Ruを含む材料としては、Ruを主成分としてNb、Zr、Y、B、Ti、La、Mo、Co、Reなどの金属を含有したRu合金であってもよい。また、Ru金属やそれらの合金にN、H、Cなどを添加したRu系化合物であってもよい。Ptを含む材料としては、Ptを主成分としてNb、Zr、Y、B、Ti、La、Mo、Co、Reなどの金属を含有したPt合金などであってもよい。Pdを含む材料としては、Pdを主成分としてNb、Zr、Y、B、Ti、La、Mo、Co、Reなどの金属を含有したPd合金などであってもよい。Agを含む材料としては、Agを主成分としてNb、Zr、Y、B、Ti、La、Mo、Co、Reなどの金属を含有したAg合金などであってもよい。Auを含む材料としては、Auを主成分としてNb、Zr、Y、B、Ti、La、Mo、Co、Reなどの金属を含有したAu合金などであってもよい。
位相シフト膜15の最上層は、その洗浄耐性やエッチングマスク膜が形成される場合にはその形成材料との関係で決まるエッチング選択性に応じて決められる金属材料を含む第1の層15a又は第2の層15bとされる。例えば、Ta又はCrを含む第1の層15aとMoを含む第2の層15bを含む位相シフト膜15の最上層を、Ta又はCrを含む第1の層15aとすることにより(Ru保護膜\Ta\Mo\Ta\Mo・・・\Ta、又は、Ru保護膜\Cr\Mo\Cr\Mo・・・\Cr)、位相シフト膜15全体の、パターン形成前の洗浄耐性を向上させることができる。
このように、Ruを主成分とした保護膜14上に、Taを含む第1の層15aとMoを含む第2の層15bを含む位相シフト膜15を形成する場合、位相シフト膜15の最下層を、例えば、保護膜14のRuに対してエッチング選択性の高いTaを含む第1の層15a又はMoを含む第2の層15bとし、位相シフト膜15の最上層を、Taを含む第1の層15aとすることにより(Ru保護膜\Ta又はMo\Mo又はTa・・・\Ta)、上述のように、高精細なパターニングが可能となり、且つ、保護膜14にダメージを与えることを抑制でき、且つ、パターン形成の前後の洗浄耐性を向上させることができる。
尚、位相シフト膜15の最下層を、Taを含む第1の層15aとした場合(Ru保護膜\Ta\Mo\Ta\Mo・・・\Ta)、位相シフト膜15の積層数が奇数となり、位相シフト膜15の最下層を、Moを含む第2の層15bとした場合(Ru保護膜\Mo\Ta\Mo\Ta・・・\Ta)、位相シフト膜15の積層数が偶数となる。
このような金属拡散領域R1の、一層の第1の層15aと一層の第2の層15bの合計膜厚に対する形成割合は、25%以上であり、その上限は100%未満であり、好ましくは80%以下である。金属拡散領域R1の形成割合が100%であれば、その金属拡散領域R1が第1の層15a及び第2の層15b全体を占めることになる。この場合、第1の層15a及び第2の層15bが一つの層となるため、第1の層15aの光学特性と第2の層15bの光学特性が均等又は近似し、第1の層15aと第2の層15bに分ける意義を失うことになる。例えば、第1の層15aをTaとし、第2の層15bをMoとし、最上層を第1の層15aとした位相シフト膜15の場合、その最上層の最表面に、洗浄耐性に優れたTaの他に、洗浄耐性が懸念されるMoが混ざることになるので、位相シフト膜15の洗浄耐性が悪化する。この点を考慮すると、最表面にTaが残り、その優れた洗浄耐性が位相シフト膜15の洗浄耐性に寄与するようにするためには、上記形成割合の上限は、上述のように、80%以下であることが好ましい。
また、イオンビーム発生装置から発せられるイオンビームがターゲットに入射することにより発生するスパッタ粒子の入射角度(基板の法線に対する入射角度)を調整することにより、金属拡散領域R1形成してもよい。入射角度が0°に近づくほど金属拡散領域R1の割合を大きくすることができる。
また、金属拡散領域R2も、イオンビームスパッタリング法などの公知の成膜方法によって形成することができる。後述するように、イオンビームスパッタリング法を用いて位相シフト膜15を成膜するに際し、保護膜14及び第2の層15bを同一の金属材料(例えば、Ru)で形成する場合、例えば、RuターゲットとTaターゲットを準備し、保護膜14及び位相シフト膜15を連続して成膜し、イオンビーム発生装置から発せられるイオンビームのパワーを制御することによって金属拡散領域R2を形成することができる。
位相シフト膜15の膜厚は、各層に用いる金属材料の種類と、EUV光の反射率の設計値に応じて、且つ、位相差が上記範囲内に入るように設定され、例えば、60nm以下であり、好ましくは、50nm以下である。このような薄い膜厚で形成される位相シフト膜15であれば、例えば、EUV露光の場合、シャドーイング効果を小さくすることが可能となる。また、多層膜からなる位相シフト膜15における第1の層15aと第2の層15bのそれぞれの膜厚は、EUV光の波長、多層膜の層数、各層の材料の種類、その洗浄耐性や加工性等の特性を勘案し、適切な膜厚の組み合わせにて定められる。
第1の層15aと第2の層15bの膜厚比は、各層の材料の種類の洗浄耐性や加工性等の特性を勘案して定められる。第1の層15aと第2の層15bの膜厚比は、使用される金属材料に応じて適宜決めることができ、特に限定されないが、例えば、Ta:Moの場合、20:1〜1:5であることが好ましい。Ta層が厚く、Mo層が薄過ぎる場合、位相シフト効果を得るための位相シフト膜15全体の膜厚が厚くなるという不都合がある。また、Ta層が薄くMo層が厚過ぎる場合、Moが酸化され易いため、位相シフト膜15全体の洗浄耐性が低くなるという不都合がある。
スパッタリング法で用いられるターゲットの少なくともその表面は、位相シフト膜15の第1の層15a及び第2の層15bを形成する金属単体又はその金属酸化物で形成されることが好ましい。
尚、例えば、イオンビームスパッタリング法を用いると、MoSiの多層反射膜13の成膜から、Ruの保護膜14の成膜を経て、Ta\Mo等の位相シフト膜15の各層(第1の層15a、第2の層15b)の成膜までスパッタ装置から出さずに成膜でき、大気に触れることがないため、各膜の欠陥個数を抑制できる点で有利である。
また、Crを含む材料で形成されたエッチングマスク膜に適用可能なエッチングガスとしては、Cl2等の塩素系ガスと酸素ガスとの混合ガスを用いることができる。Taを含む材料で形成されたエッチングマスク膜に適用可能なエッチングガスとしては、Cl2等の塩素系ガスを用いることができる。特に、エッチングマスク膜として使用されるTaを含む材料は、反射型マスクブランク10の最表面に存在するため、自然酸化や洗浄により表面酸化されやすい。Taを含む材料が酸化されると、位相シフト膜15を構成する金属材料を、例えば、Cl2等の塩素系ガスにてエッチングする際に、エッチングマスク膜が同時に除去されなくなる。このため、エッチングマスク膜として使用されるTaを含む材料は、表面酸化がされ難い酸化耐性が高い材料、組成とすることが好ましい。さらに、反射型マスクの工程簡略化を考慮すると、Cl2等の塩素系ガスにおける、位相シフト膜15を構成する金属材料と比べてエッチングレートが高い材料、組成とすることが好ましい。好ましい材料としては、TaとNを含む材料とすることが好ましく、Nの含有量は10原子%以上が望ましい。反射型マスクブランク10の欠陥検査における疑似欠陥抑制の観点からは、エッチングマスク膜の膜表面は平滑であることが好ましく、この場合、Nの含有量は75原子%以下が望ましい。エッチングマスク膜における好ましいNの含有量は、10原子%以上75原子%以下、さらに好ましくは、10原子%以上60原子%以下、15原子%以上50原子%以下とすることが望ましい。
また、エッチングマスク膜のエッチングレートを考慮すると、非晶質(アモルファス)であることが好ましい。
尚、上記反射型マスクブランクとして、位相シフト膜15上に、上述したエッチングマスク膜を備えたものを本発明に適用したが、反射型マスクブランクとして、位相シフト膜15上に、エッチングマスクとして用いられるレジスト膜を備えたものを本発明に適用してもよい。また、上記反射型マスクブランクとして、多層反射膜13上に保護膜14を備え、この保護膜14上に位相シフト膜15を備えたものを本発明に適用したが、保護膜14を備えずに、多層反射膜13上に位相シフト膜15を備えたものを本発明に適用してもよい。
また、位相シフト膜15を、第1の層15aと第2の層15bを含む多層膜としたので、各層の膜厚を薄くすることができる。この各層の薄膜化により、エッチングレートが低く、加工や修正が困難な金属材料で形成した層であっても、その膜厚が小さいことから、加工や修正を容易に行うことができ、位相シフト膜15全体において、当該金属材料の加工困難性の影響を低減することができ、位相シフト膜15を全体として、加工性に優れたものとすることができる。
また、位相シフト膜15を、第1の層15aと第2の層15bを含む多層膜とし、各層の界面及びその近傍に、一層の第1の層と一層の第2の層の合計膜厚に対して25%以上の割合で、金属拡散領域R1を形成したので、異なる金属材料を含む薄膜の層を、金属拡散領域R1を介して隣接させて配置することができる。この構成により、酸化され易く、洗浄耐性が懸念される金属材料(Mo等)で形成した層であっても、この層に、酸化されにくく、洗浄耐性に優れた金属材料(Ta等)で形成した層を隣接させ、両者の間で金属拡散領域R1を形成し、当該部分において洗浄耐性を向上させることができるので、位相シフト膜15全体において、当該金属材料の懸念される洗浄耐性の影響を低減することができ、位相シフト膜15全体を洗浄耐性に優れたものとすることができる。
実施の形態による反射型マスクブランク10を使用して、反射型マスクを作製することができる。EUVリソグラフィ用反射型マスクの製造には、高精細のパターニングを行うことができるフォトリソグラフィー法が最も好適である。
次に、多層膜からなる位相シフト膜15に対し、レジスト膜パターン(図示せず)をマスクとして、SF6等のフッ素系ガスを含むエッチングガスによるドライエッチングを実施することにより、位相シフト膜パターン(図示せず)を形成する。この工程において、レジスト膜パターン(図示せず)が除去される。
ここで、エッチングレートは、対象の位相シフト膜15の形成材料やエッチングガス等の条件で変わる。異なる金属材料の多層膜からなる位相シフト膜15では、異なる各金属材料の層ごとにエッチングレートが多少変化するものの、各層の膜厚が小さいため、位相シフト膜15全体におけるエッチングレートは、略一定となると考えられる。
尚、エッチングガスとしては、SF6の他、CHF3、CF4、C2F6、C3F6、C4F6、C4F8、CH2F2、CH3F、C3F8、F等のフッ素系ガス、これらのフッ素ガス及びO2を所定の割合で含む混合ガスを用いることができるが、多層膜からなる位相シフト膜15の各層(15a、15b)を加工に有用なガスであれば、他のガスを用いてもよい。例えば、Cl2、SiCl4、CHCl3、CCl4、BCl3等の塩素系のガス及びこれらの混合ガス、塩素系ガス及びHeを所定の割合で含む混合ガス、塩素系ガス及びArを所定の割合で含む混合ガス、酸素ガス、フッ素ガス、塩素ガス、臭素ガス、沃素ガス、そしてこれらのうち少なくとも一つを含むハロゲンガス、並びにハロゲン化水素ガスからなる群から選択される少なくとも一種類またはそれ以上と、酸素ガスとを含む混合ガス等が挙げられる。
反射型マスクブランク10における位相シフト膜15は、異なる金属材料で形成した薄膜の層を隣接配置した多層膜からなるものであるので、位相シフト膜パターン形成工程では、上述した加工困難性の金属材料で形成した層であっても、その膜厚が小さいことから、その加工困難性の影響を低減でき、位相シフト膜15を容易に加工でき、位相シフト膜パターンを形成することができる。
位相シフト膜パターンの端面が洗浄液に曝される洗浄工程では、多層膜からなる位相シフト膜15の一部に、洗浄耐性が懸念される金属材料で形成した薄膜の層があっても、この層に、洗浄耐性に優れた金属材料で形成した薄膜の層が隣接配置され、且つ、両層の界面及びその近傍に上述の金属拡散領域R1が形成されているので、多層膜からなる位相シフト膜15の一部で懸念される洗浄耐性の影響を位相シフト膜パターンの端面に及ぼすことを抑制でき、位相シフト膜パターン全体の洗浄耐性を向上させることができる。
また、位相シフト膜パターン(図示せず)が上述の多層膜からなるものであるので、この反射型マスク(図示せず)を、位相シフト膜パターン(図示せず)全体が洗浄耐性に優れた反射型マスク(図示せず)とすることができる。
実施の形態による反射型マスクを使用して、リソグラフィ技術により半導体基板上に反射型マスクの位相シフト膜パターンに基づく転写パターンを形成し、その他種々の工程を経ることで、半導体基板上に種々のパターン等が形成された半導体装置を製造することができる。
<反射型マスクブランク(CrN裏面導電膜\基板\MoSi多層反射膜\Ru保護膜\位相シフト膜)の作製>
先ず、SiO2−TiO2系ガラス基板12を準備した。
この基板12の裏面にCrNからなる裏面導電膜11をマグネトロンスパッタリング法により下記の条件にて形成した。
裏面導電膜形成条件:Crターゲット、Ar+N2ガス雰囲気(Ar:N2=90%:N:10%)、膜厚20nm。
MoターゲットとTaターゲットを用い、イオンビームスパッタリング(Arガス雰囲気)により、最初に、Mo層(第2の層15b)を膜厚2.4nmで成膜し、次に、Ta層(第1の層15a)を膜厚2.4nmで成膜した(膜厚比1:1)。これを1周期とし、10周期を連続して成膜して、最上層をTa層(第1の層15a)とした、合計膜厚48nmの位相シフト膜15(膜構成:Mo\Ta\Mo\Ta\・・・\Ta)を形成した。イオンビーム発生装置から発せられるイオンビームのパワーを制御することによって金属拡散領域R1を形成した。
この多層膜からなる位相シフト膜15の、波長13.5nmにおける反射率は、7.5%であった。この反射率の測定値は、位相シフト膜15における10周期の、Ta層(第1の層15a)とMo層(第2の層15b)の各層の反射率が重なり、位相を変えながら作用するため、位相シフト膜15の最上層での反射率を小さくした結果であると考えられる。
また、波長13.5nmにおける位相シフト膜15の位相差は180度であった。
次に、反射型マスクブランク10の位相シフト膜15上に、レジスト膜を膜厚100nmで形成し、描画・現像によりレジストパターンを形成した後、このレジストパターンをマスクとし、フッ素系のSF6ガスを用いて、位相シフト膜15をドライエッチングし、位相シフト膜パターンを形成した。その後、レジストパターンを除去して、反射型マスクを作製した。
作製された反射型マスクを、UVを照射しながらオゾン水を供給して洗浄を行った後に、上記反射率及び位相差に変化がないこと、及び、洗浄の前後において、位相シフト膜パターンの側壁に変化がないことを確認した。
また、反射型マスクの表面の欠陥検査を、そのマスクの周辺領域を除外した132nm×132nmの領域に対して、マスク欠陥検査装置(Teron610:KLA−Tencor社製)を用いて行ったところ、欠陥個数は3個であった。欠陥検査は、SEVD(Sphere Equivalent Volume Diameter)換算で70nmサイズの欠陥が検出可能な検査感度条件で行った。SEVDは、欠陥を半球状のものと仮定したときの直径の長さである。
位相シフト膜中に金属拡散領域を形成しない以外は、実施例1と同様の方法によって、反射型マスクブランクを作製した。
Mo層(第2の層15b)の成膜時に、ビームをMoターゲットのみに照射し、Ta層(第1の層15a)の成膜時に、ビームをTaターゲットのみに照射し、合計膜厚48nmで位相シフト膜を形成した。また、位相シフト膜の、波長13.5nmにおける反射率は、7.5%であり、その波長13.5nmにおける位相シフト膜15の位相差は180度であった。
作製された反射型マスクを、UVを照射しながらオゾン水を供給して洗浄を行った後に、実施例1と同様のマスク欠陥検査装置を用い、同様の検査条件で、欠陥検査を行ったところ、欠陥個数は8個であった。この参考例1において、実施例1と比べて、欠陥個数が増えた理由は、位相シフト膜中のMo層とTa層との界面付近にほとんど金属拡散領域が形成されていないため、金属拡散領域を介して、酸化され易いMoの懸念される洗浄耐性が洗浄耐性に優れたTaによって改善される効果が得られないことから、Moが洗浄液によって溶解し、その溶解物が位相シフト膜上で微小異物となったと考えられる。
位相シフト膜中に形成される金属拡散領域の形成割合を25%とした以外は、実施例1と同様の方法によって、反射型マスクブランクを作製し、この反射型マスクブランクを用いて反射型マスクを作製した。
反射型マスクの作製時の加工性は良好であった。
また、反射型マスクの表面の欠陥検査を、実施例1と同様の方法で行ったところ、欠陥個数は5個であった。
位相シフト膜中に形成される金属拡散領域の形成割合を80%とした以外は、実施例1と同様の方法によって、反射型マスクブランクを作製し、この反射型マスクブランクを用いて反射型マスクを作製した。
反射型マスクの作製時の加工性は良好であった。
また、反射型マスクの表面の欠陥検査を、実施例1と同様の方法で行ったところ、欠陥個数は1個であった。
位相シフト膜を構成するMo層をRu層に代え、最初に、Ta層(第1の層15a)を膜厚1.9nmで成膜し、次に、Mo層(第2の層15b)を膜厚1.9nmで成膜した(膜厚比1:1)。これを1周期とし、10周期連続して成膜後、最上層にTa層(第1の層15a)を形成した、合計膜厚39.9nmの位相シフト膜15の膜構成を、Ta\Ru\Ta\Ru\・・・\Taとした以外は、実施例1と同様の方法によって、反射型マスクブランクを作製した。
この多層膜からなる位相シフト膜15の、波長13.5nmにおける反射率は、7.5%であった。
また、波長13.5nmにおける位相シフト膜15の位相差は180度であった。
反射型マスクの作製時のドライエッチングによるエッチングレートは、10nm/分で、加工性が良好であった。
位相シフト膜中に金属拡散領域を形成しない以外は、実施例2と同様の方法によって、反射型マスクブランクを作製した。
Ru層(第2の層15b)の成膜時に、ビームをRuターゲットのみに照射し、Ta層(第1の層15a)の成膜時に、ビームをTaターゲットのみに照射し、合計膜厚39.9nmで位相シフト膜を形成した。また、位相シフト膜の、波長13.5nmにおける反射率は、7.5%であり、その波長13.5nmにおける位相シフト膜15の位相差は180度であった。
反射型マスクの作製時のドライエッチングによるエッチングレートは、0.5nm/分で、加工性が悪かった。
位相シフト膜中に形成される金属拡散領域の形成割合を25%とした以外は、実施例4と同様の方法によって、反射型マスクブランクを作製し、この反射型マスクブランクを用いて反射型マスクを作製した。
反射型マスクの作製時のドライエッチングによるエッチングレートは、5nm/分で、加工性は良好であった。
上記実施例1と同様の位相シフト膜(Mo\Ta\Mo\Ta・・・\Ta:10周期)を有する反射型マスクブランクについて、EUV光(波長13.5nm)における、位相シフト膜(膜厚:40nm〜60nm)の位相差及び反射率の膜厚依存性を調べた。その結果を図4及び図5中の「10P」で示す。
これに対し、位相シフト膜の膜構成を1周期(Mo\Ta、膜厚比1:1)とした以外は、上記参考例1と同様の方法による反射型マスクブランクについても、EUV光(波長13.5nm)における、位相シフト膜(膜厚:40nm〜60nm)の位相差及び反射率の膜厚依存性を調べた。その結果を図4及び図5中の「1P」で示す。尚、「1P」は、特許文献1(特開2004-207593号公報)に開示された「Mo層とTa層からなる2層膜」を想定したものである。
「10P」の位相差のグラフは、膜厚40nm〜60nmの範囲で、うねりが少なく、緩やかな波形を示し、特に、位相差180度では、膜厚約47nmと膜厚約50nmとの間の約3nmの範囲に直線形状のフラット領域Aを確認した。このフラット領域Aは、位相差が膜厚に依存していないことを示しており、特に、フラット領域Aの膜厚範囲に設定した位相シフト膜は、位相差180の優れた位相シフト効果を得ることができることも示している。
これに対し、「1P」の位相差のグラフは、膜厚40nm〜60nmの範囲で、「10P」の位相差のグラフよりもうねりが大きな波形を示しており、上記フラット領域Aのような直線形状の変化領域を確認することができなかった。
このような両者の効果上の差は、両者の構成上の相異に基づくものであると考えられる。
「10P」の反射率のグラフは、膜厚40nm〜60nmの範囲で、うねりが少なく、緩やかな波形を示し、特に、反射率8%以下の狭い範囲では、上記フラット領域Aに関わる膜厚約47nmと膜厚約50nmとの約3nmの範囲に、直線形状ではないが、直線形状に近い緩やかな曲線形状の略フラット領域Bを確認した。この略フラット領域Bは、反射率が膜厚に依存していないことを示しており、特に、略フラット領域Bの膜厚範囲に設定した位相シフト膜は、反射率8%以下の極めて狭い範囲で微小変化するものの、略一定の反射率を示している。
これに対し、「1P」の位相差のグラフは、膜厚40nm〜60nmの範囲で、「10P」の位相差のグラフよりもうねりが大きな波形を示しており、上記略フラット領域Bのような直線的な変化領域を確認することができなかった。また、略フラット領域Bの膜厚範囲では、7%〜10%の間で大きく変化する反射率を示している。
このような両者の効果上の差は、両者の構成上の相異に基づくものであると考えられる。
Claims (12)
- 基板上に多層反射膜と、EUV光の位相をシフトさせる位相シフト膜とがこの順に形成された反射型マスクブランクであって、
前記位相シフト膜は、膜厚が60nm以下であって、一つ又は複数の第1の層と一つ又は複数の第2の層を含む多層膜からなり、EUV光に対する反射率が1〜30%、前記位相シフト膜からの反射光と前記多層反射膜からの反射光との位相差が170〜190度であり、
前記第1の層は、波長13.5nmにおける屈折率nが0.95以下の金属材料から選択された金属材料を含み、
前記第2の層は、波長13.5nmにおける屈折率nが0.95以下の金属材料のうち、前記第1の層とは異なる金属材料から選択された金属材料を含み、
前記第1の層と前記第2の層との界面及びその近傍には、前記第1の層と前記第2の層の合計膜厚に対して25%以上80%以下の割合で、金属拡散領域が形成されていることを特徴とする反射型マスクブランク。 - 前記第1の層は、Ta及びCrの何れか一種の金属材料を含み、
前記第2の層は、Ta及びCrの何れかよりも、波長13.5nmにおける屈折率nが小さい一種の金属材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の反射型マスクブランク。 - 前記第2の層は、Moを含むことを特徴とする請求項2に記載の反射型マスクブランク。
- 前記多層反射膜と前記位相シフト膜との間に保護膜を有し、該保護膜がRuを主成分として含む材料で形成された場合には、前記位相シフト膜の最下層は前記第2の層であることを特徴とする請求項3に記載の反射型マスクブランク。
- 前記第2の層は、Ru、Pt、Pd、Ag及びAuのうちの何れか一種の金属材料を含むことを特徴とする請求項2に記載の反射型マスクブランク。
- 前記多層反射膜と前記位相シフト膜との間に保護膜を有し、該保護膜がRuを主成分として含む材料で形成された場合には、前記位相シフト膜の最下層は前記第1の層であることを特徴とする請求項5に記載の反射型マスクブランク。
- 前記第1の層は、前記位相シフト膜の最上層であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一に記載の反射型マスクブランク。
- 前記位相シフト膜の膜厚は、50nm以下であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一に記載の反射型マスクブランク。
- 前記位相シフト膜の膜厚は、40nm以上であることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一に記載の反射型マスクブランク。
- 請求項1乃至9の何れか一に記載の反射型マスクブランクにおける多層膜からなる前記位相シフト膜をパターニングして位相シフト膜パターンを形成する位相シフト膜パターン形成工程を含むことを特徴とする反射型マスクの製造方法。
- 請求項1乃至9の何れか一に記載の反射型マスクブランクにおける多層膜からなる前記位相シフト膜がパターニングされた位相シフト膜パターンを有することを特徴とする反射型マスク。
- 請求項11に記載の反射型マスクを用いて半導体基板上にパターンを形成するパターン形成工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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