JP2009067321A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】荒地走行時等において路面上の鈍角的および鋭角的な突起物に起因してベルト層に生ずる切れ目や穿孔等の損傷に対する耐性、いわゆる耐カット性を向上させた重荷重用空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部11と、サイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部を補強するカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部を強化する6層のベルト層3とを備える重荷重用空気入りタイヤである。6層のベルト層を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層が同一のベルト材からなり、第3および第4ベルト層が同一のベルト材からなり、タイヤ周方向に対し第3および第4ベルト層のなす角度が、タイヤ周方向に対し第1および第2ベルト層のなす角度より大きく、かつ、第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比が、0.7以上である。
【選択図】図1
【解決手段】トレッド部11と、サイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部を補強するカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部を強化する6層のベルト層3とを備える重荷重用空気入りタイヤである。6層のベルト層を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層が同一のベルト材からなり、第3および第4ベルト層が同一のベルト材からなり、タイヤ周方向に対し第3および第4ベルト層のなす角度が、タイヤ周方向に対し第1および第2ベルト層のなす角度より大きく、かつ、第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比が、0.7以上である。
【選択図】図1
Description
本発明は、重荷重用空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、輸送用車両や建設・建造機械等の重車両に装着して用いられる重荷重用空気入りラジアルタイヤに関する。
一般に、建設車両用タイヤは、荒れた地表上で重い負荷の下に使用されることから、突起物を踏むことによりタイヤが修復不可能な損傷を受けることがある。このような損傷に対する耐カット性を向上させる技術として、少なくともトレッド部に一番近い保護ベルト層に、いわゆるハイエロンゲーションコード(高伸長コード)を適用することが公知となっている。
また、耐カット性の向上に関しては、例えば、特許文献1に、少なくとも4層のベルトのうち外層群のベルトプライのスチールコードを内層群のベルトプライのスチールコードに比して断面積を大きくし、外層群の内の少なくとも1枚のベルトプライのスチールコードを構成するフィラメントを太径とし、太径とされたフィラメントから構成されるスチールコードの断面2次モーメントIと断面積Aとの比I/Aを4.5×10−3mm2以上とすることで、他性能を落とさずに重荷重用ラジアルタイヤの耐カット性を向上させる技術が開示されている。
特開平7−17211号公報(特許請求の範囲等)
しかしながら、従来の重荷重用空気入りタイヤは、以下のような状況下において、必ずしも満足の得られるものではなかった。すなわち、荒地走行を強いられる重荷重用タイヤのベルト層、特に、タイヤ内層側に位置する第1および第2ベルト層は、比較的鈍角的な突起物を踏んだ場合には大きく曲げられることになり、これらベルト層の補強スチールコードがコード軸方向引張り入力で先行的にコード破断をきたすことが多く見られる。一方、比較的鋭角的な突起物を踏んだ場合には、ベルト層は局所的に曲げられることになり、突起物からのせん断力により、特に、タイヤ外層側に位置する第6および第5ベルト層から、やはりコード破断をきたすことが多く見られる。
したがって、上記のような鈍角的および鋭角的な突起物に起因するベルト層のコード破断をいずれも防止して、より耐カット性に優れた重荷重用空気入りタイヤを実現することが求められている。
そこで本発明の目的は、荒地走行時等において、路面上の鈍角的および鋭角的な突起物に起因してベルト層に生ずる切れ目や穿孔等の損傷に対する耐性、いわゆる耐カット性を向上させた重荷重用空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、複数層にて配設する各ベルト層のベルト強度を所定の比を満足するよう設定し、好適にはさらに、ベルト層において、コード軸方向の破断強力に対するコード半径方向の破断強力の値を所定に高めることで、上記課題を解決し得ることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の重荷重用空気入りタイヤは、トレッド部と、その両側に連なる一対のサイドウォール部およびビード部とからなり、これら各部を該ビード部内にそれぞれ埋設された一対のビードコア間にわたり補強する1層のカーカスと、該カーカスの外周に配置されて前記トレッド部を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層とを備える重荷重用空気入りタイヤにおいて、
前記6層のベルト層を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層が同一のベルト材からなり、第3および第4ベルト層が同一のベルト材からなり、タイヤ周方向に対し第3および第4ベルト層のなす角度が、タイヤ周方向に対し第1および第2ベルト層のなす角度より大きく、かつ、
第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比が、0.7以上、好適には0.8〜1.2であることを特徴とするものである。
前記6層のベルト層を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層が同一のベルト材からなり、第3および第4ベルト層が同一のベルト材からなり、タイヤ周方向に対し第3および第4ベルト層のなす角度が、タイヤ周方向に対し第1および第2ベルト層のなす角度より大きく、かつ、
第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比が、0.7以上、好適には0.8〜1.2であることを特徴とするものである。
本発明のタイヤにおいては、少なくとも第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード軸方向破断強力に対するコード単位面積当りのコード半径方向破断強力の比が、0.2以上、特には0.21〜0.26であることが好ましい。
本発明によれば、上記構成としたことにより、鈍角的および鋭角的な突起物の双方に対する耐カット性を向上させた重荷重用空気入りタイヤを実現することが可能となった。
以下、本発明の好適実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明の一好適例に係る重荷重用空気入りタイヤの断面図を示す。図示するように、本発明の重荷重用空気入りタイヤ10は、トレッド部11と、その両側に連なる一対のサイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部をビード部13内にそれぞれ埋設された一対のビードコア1間にわたり補強する、ラジアル方向に配列されたゴム被覆スチールコードからなる1層のカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部11を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層3とを備えている。
図1に、本発明の一好適例に係る重荷重用空気入りタイヤの断面図を示す。図示するように、本発明の重荷重用空気入りタイヤ10は、トレッド部11と、その両側に連なる一対のサイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部をビード部13内にそれぞれ埋設された一対のビードコア1間にわたり補強する、ラジアル方向に配列されたゴム被覆スチールコードからなる1層のカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部11を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層3とを備えている。
本発明のタイヤ10においては、6層のベルト層3を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層が同一のベルト材からなるとともに、第3および第4ベルト層が同一のベルト材からなり、また、タイヤ周方向に対し第3および第4ベルト層のなす角度が、タイヤ周方向に対し第1および第2ベルト層のなす角度より大きく形成されている。ここで、ベルト層が同一のベルト材からなるとは、具体的には、同一の材質からなり同一コード構造を有するスチールコードを補強材とすることを意味する。
また、本発明においては、第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比を0.7以上、好適には0.8〜1.2の範囲内とすることが重要である。ここで、本発明においてベルト強度は、ベルトを構成するスチールコードのコード軸方向の破断強力×単位長さあたりの打込み数により定義される。したがって、ベルト強度を高めるためには、コード径を太くする等によりコード軸方向の破断強力を高めるか、または、単位長さあたりの打込み数を多くすればよい。
第1および第2ベルト層のベルト強度が、第3および第4ベルト層のベルト強度に対し0.7倍より小さいと、荒地走行時において突起物を踏んだ際に、第1および第2ベルト層が他のベルト層に比べ先行破断してしまい、走行不可能な損傷を受けてしまう。一方、第1および第2ベルト層のベルト強度を、第3および第4ベルト層のベルト強度に対し1.2倍より大きくしようとすると、コード径が大径化するとともに打込み数が増大することとなり、コード間の隙間が極端に狭くなって、走行に伴う歪みによりコード端部の亀裂が進展し易くなり、スチールコード/ゴム間の破壊の起点となるおそれがある。そのため、このベルト強度の比率は、1.2以下とすることが好ましい。
また、本発明においては、少なくとも第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード軸方向破断強力に対するコード単位面積当りのコード半径方向破断強力の比が、好適には0.2以上、より好適には0.21〜0.26の範囲内である。ここで、本発明においてコード単位面積当りの強力は、コードの破断強力を、コードの外接円の面積で割ったものとして定義される。
第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード半径方向破断強力が、コード単位面積当りのコード軸方向破断強力に対し0.2倍より小さいと、比較的鋭角的な突起物を踏んだ際に、トレッドからのせん断力に対し十分な耐カット性が得られないため、走行不可能な損傷を受けてしまうおそれがある。コード半径方向破断強力を高めるために、好適には、上記第3および第4ベルト層のスチールコードを構成するフィラメントとして、炭素含有量0.60〜0.85重量%の高抗張力鋼を用いる。
なお、本発明において特には、第3および第4ベルト層以外のベルト層についても、コード単位面積当りのコード軸方向破断強力に対するコード単位面積当りのコード半径方向破断強力の比が上記範囲を満足することが好ましく、これにより、より耐カット性を向上することができる。この場合、第3および第4ベルト層以外のベルト層についても、コード半径方向破断強力を高めるために、炭素含有量0.60〜0.85重量%の高抗張力鋼からなるフィラメントを用いたスチールコードを適用することが好適である。
本発明のタイヤにおいては、上記複数層のベルト層に関する条件を満足するものであればよく、これにより本発明の所期の効果を得ることができ、それ以外のタイヤ構造の詳細や材質等については、常法に従い適宜決定することができ、特に制限されるものではない。なお、本発明においてベルト層に使用できるスチールコードとしては、例えば、図2に示す(3+9+12)×7+1構造のものが挙げられる。
より好適には、上記各ベルト層のうち、第1および第2ベルト層、第3および第4ベルト層、第5および第6ベルト層のそれぞれは、打込み数を同一とするとともに、コード角度を、それぞれの層間で、互いにタイヤ周方向を挟んで交錯する方向とする。また、好適には、第1および第2ベルト層のコード打込み数は5〜12本/50mm、コード角度はタイヤ周方向に対し5〜15°であり、第3および第4ベルト層のコード打込み数は5〜10本/50mm、コード角度はタイヤ周方向に対し20〜30°であり、第5および第6ベルト層のコード打込み数は10〜20本/50mm、コード角度はタイヤ周方向に対し20〜40°である。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
トレッド部11と、その両側に連なる一対のサイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部をビード部内にそれぞれ埋設された一対のビードコア1間にわたり補強する1層のカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層3とを備える建設車両用空気入りタイヤを、ベルト層3に適用するスチールコードをそれぞれ変えて作製した。タイヤサイズは46/90R57とした。
トレッド部11と、その両側に連なる一対のサイドウォール部12およびビード部13とからなり、これら各部をビード部内にそれぞれ埋設された一対のビードコア1間にわたり補強する1層のカーカス2と、その外周に配置されてトレッド部を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層3とを備える建設車両用空気入りタイヤを、ベルト層3に適用するスチールコードをそれぞれ変えて作製した。タイヤサイズは46/90R57とした。
また、6層のベルト層を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層は同一のベルト材からなるものとし、コード打込み数は10本/50mm、コード角度はタイヤ周方向に対し10°とした。また、第3および第4ベルト層は同一のベルト材からなるものとし、コード打込み数は7本/50mm、コード角度はタイヤ周方向に対し25°とした。さらに、第5および第6ベルト層のコード打込み数は15本/50mm、コード角度はタイヤ周方向に対し30°とした。
<破断強力の測定>
各供試タイヤに適用した第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード半径方向破断強力およびコード軸方向破断強力を、それぞれ、シャルピー衝撃試験機を用いて計測した。
各供試タイヤに適用した第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード半径方向破断強力およびコード軸方向破断強力を、それぞれ、シャルピー衝撃試験機を用いて計測した。
<ベルト強度の測定>
また、各供試タイヤに適用した第1および第2ベルト層と、第3および第4ベルト層とのベルト強度を、コード軸方向破断強力(シャルピー衝撃試験機を用いて計測した値)×単位長さ当りの打込み数により算出した。
また、各供試タイヤに適用した第1および第2ベルト層と、第3および第4ベルト層とのベルト強度を、コード軸方向破断強力(シャルピー衝撃試験機を用いて計測した値)×単位長さ当りの打込み数により算出した。
<耐カット性の評価>
各供試タイヤをJATMA規格の標準リムに組み込み、重荷重車両に装着して、平均車両速度30km/hで1000時間走行後、各タイヤの周方向の1/5相当の部分において、ベルト層に達したカット個数を数えた。その結果を、下記表1中に併せて示す。
各供試タイヤをJATMA規格の標準リムに組み込み、重荷重車両に装着して、平均車両速度30km/hで1000時間走行後、各タイヤの周方向の1/5相当の部分において、ベルト層に達したカット個数を数えた。その結果を、下記表1中に併せて示す。
上記表1に示すように、第1および第2ベルト層のベルト強度/第3および第4ベルト層のベルト強度の比が0.7以上を満足する実施例の供試タイヤにおいては、この強度比の値を満足しない比較例の供試タイヤに比して、いずれもカット箇所数が減少していることが確かめられた。このカット箇所数の減少は、上記ベルト強度比の条件に加えて、第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード半径方向破断強力/コード単位面積当りのコード軸方向破断強力の比が0.2以上である条件についても満足する実施例1,2において、より顕著である。
1 ビードコア
2 カーカス
3 ベルト層
10 重荷重用空気入りタイヤ
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
2 カーカス
3 ベルト層
10 重荷重用空気入りタイヤ
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
Claims (4)
- トレッド部と、その両側に連なる一対のサイドウォール部およびビード部とからなり、これら各部を該ビード部内にそれぞれ埋設された一対のビードコア間にわたり補強する1層のカーカスと、該カーカスの外周に配置されて前記トレッド部を強化するゴム被覆スチールコードからなる6層のベルト層とを備える重荷重用空気入りタイヤにおいて、
前記6層のベルト層を内層側から順次第1〜第6ベルト層としたとき、第1および第2ベルト層が同一のベルト材からなり、第3および第4ベルト層が同一のベルト材からなり、タイヤ周方向に対し第3および第4ベルト層のなす角度が、タイヤ周方向に対し第1および第2ベルト層のなす角度より大きく、かつ、
第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比が、0.7以上であることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。 - 少なくとも第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード軸方向破断強力に対するコード単位面積当りのコード半径方向破断強力の比が、0.2以上である請求項1記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- 第3および第4ベルト層のベルト強度に対する第1および第2ベルト層のベルト強度の比が、0.8〜1.2である請求項1または2記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- 少なくとも第3および第4ベルト層を構成するスチールコードの、コード単位面積当りのコード軸方向破断強力に対するコード単位面積当りのコード半径方向破断強力の比が、0.21〜0.26である請求項1〜3のうちいずれか一項記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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- 2007-09-14 JP JP2007240106A patent/JP2009067321A/ja active Pending
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