JPH0717211A - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents
重荷重用ラジアルタイヤInfo
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Abstract
の耐カット性を向上させる。 【構成】 4層からなるベルト層12の第3プライ12
C及び第4プライ12Dのコード径を第1プライ12A
及び第2プライ12Bのコード径よりも太径化し、第3
プライ12C及び第4プライ12Dのスチールコードを
構成するフィラメントを太径として、第3プライ12C
及び第4プライ12Dのスチールコードにおいて断面2
次モーメントIと断面積Aとの比I/Aを4.5×10
-3mm2 以上とする。これによって、ベルト層12は鋭利
な突起物を踏んだ際に局所的曲げ変形を受ける外層側の
曲げ剛性が向上するので、鋭利な突起物を踏んだ際のベ
ルト破断を効果的に防止することができる。
Description
ヤに係り、特にトレッドの耐カット損傷性を向上させた
大型ORR用に好適な重荷重用ラジアルタイヤに関す
る。
を貫通するようなカット損傷は、タイヤの耐久性におけ
る大きな問題である。このため、従来よりベルトの耐カ
ット性を改善するためにベルト積層数のアップや、ベル
ト角度の適正化によるトレッドへの入力の緩和等が対策
として講じられてきた。
では耐カット性を大幅に向上するには至っておらず、ベ
ルト積層数の増加は、コストアップ、トレッド部のゲー
ジのアップによる発熱性の悪化を招き、スチールコード
の打ち込みアップはコード間隔を狭めベルト端セパレー
ション性の悪化を招く。また、トレッドへの入力を緩和
するため、ベルトの曲げ剛性を低下させようとしてベル
トコードの赤道面に対する交錯角度を上げると、引張剛
性の低下を招き、内圧充填時の径成長の増加に伴う耐摩
耗性の悪化を招くことになる。
物を踏んで、半径方向外側のベルトから順次コードが切
断されて全破断に至る故障(以後、A故障と呼ぶ)と、
比較的鈍頭の大突起物を踏んでベルト全体が大きく曲げ
られることにより発生する張力でコードが破断して全破
断に至る故障(以後、B故障と呼ぶ)と、の2種に分け
ることができる。
プライから切れて行く事実から、それを防止するため
に、半径方向外側のベルトプライの強力を打ち込み本数
を増やさずに上げようと、外側のベルトプライに断面積
の大きいコードを配置することが考えられた(特開平4
−11503号)。コードの断面積を大きくする手段と
しては、フィラメント数を増やす方法と、フィラメント
径を大きくする方法とがあるが、通常はコードの曲げ剛
性を下げる方がカット入力に対するエンベロープ性が向
上して耐カット性に良いと考え、フィラメント径を細径
化してフィラメント本数を増やす方法がとられてきた。
大きくするとセパレーションを起こし易くなるので、コ
ードの打ち込み本数を減少させる必要性があり、他性能
を犠牲にせずにコードの断面積を大きくすることが難し
く、カット損傷に関して満足できる結果が得られていな
いのが現状である。一方、B故障の場合、ベルト層が曲
げられることにより張力が発生し、その張力は曲げ変形
の外側となるベルトプライ、つまりはタイヤ半径方向内
側のベルトプライほど大となり、タイヤ半径方向内側の
ベルトプライが最初に破断する。即ち、この内側のベル
トプライの破断性がB故障の耐カット性を支配している
のである。この内側のベルトプライの曲げ変形時の張力
は、ベルト層の厚みが大きくなるほど大きくなるため
に、A故障の耐カット性を向上しようとしてベルトプラ
イの太径化を一層進めていくことは、重量アップ、ゲー
ジアップを招くと共にB故障のカットに対する性能を損
なうことを意味することになってしまう。
さずに耐カット性を向上させることのできる重荷重用ラ
ジアルタイヤを提供することが目的である。
の実験検討により、鋭利な突起物を踏むとタイヤ半径方
向外側のベルトプライのスチールコードほど局所的に曲
げられ、局所的に曲げられたスチールコードにおける外
側のフィラメントから引張破断して行くことが判明し
た。
ントに発生する最大応力は、スチールコードの曲げ剛
性、つまりはスチールコードの断面2次モーメントI
(スチールコードの断面2次モーメントIとは、撚り合
わされた各フィラメントの断面2次モーメント(π/6
4d4 )の総和で表される。d:フィラメント径。)に
対応することが判明した。ここで、スチールコードの曲
げ剛性を大きくするには、スチールコードの断面積を大
きくすることを必要とするが、発明者らの種々の実験検
討の結果、フィラメント径を太くせずにスチールコード
の断面積を増大しても耐カット性を向上させる効果は小
さく、フィラメント径を太くして断面2次モーメントを
増大させてこそ、耐カット性を大幅に向上できることが
判明した。
コードの断面2次モーメントIとスチールコードの断面
積A(撚り合わされた各フィラメントの断面積(d/
2)2の総和。d:フィラメント径。)との比I/Aを
4.5×10-3(mm2 )以上とすることにより、耐カッ
ト性を最も効果的に発揮できることも明らかとなった。
請求項1に記載の発明は、トロイド状に延びるカーカス
のクラウン部にベルト層を有し、前記ベルト層がスチー
ルコードからなるベルトプライの少なくとも4層からな
り、前記ベルト層を半径方向外側に位置する外層群と半
径方向内側に位置する内層群とに2分したときに、前記
外層群のベルトプライのスチールコードを内層群のベル
トプライのスチールコードに比して太径とした重荷重用
ラジアルタイヤであって、前記外層群の内の少なくとも
1枚のベルトプライのスチールコードを構成するフィラ
メントを太径とし、太径とされたフィラメントから構成
されるスチールコードの断面2次モーメントIと断面積
Aとの比I/Aを4.5×10-3mm2 以上としたことを
特徴としている。ここで、I=π/64Σd4 、A=Σ
(d/2)2 、dはスチールコードのフィラメント径
(mm)である。
ライの破断性が耐カット性を支配することが判明したわ
けであるが、さらに発明者によれば、スチールコードの
強力は、通常は1軸引張試験により得られた値で表され
るが、発明者らの種々実験検討の結果、カット損傷にお
けるスチールコードの破断は、単純な引張時の張力のみ
によらず、曲げられることによってスチールコード内に
発生する張力が大きく影響し、曲げと引張とが組み合わ
さった場合のスチールコードの強力は、1軸引張試験に
より得られた値と1対1で対応しないことが判明した。
は、スチールコードの撚り構造に支配され、その撚り構
造が簡素であるほどコード強力が大であることが明らか
となった。これは、撚り構造が簡素であるとスチールコ
ードが曲げられた際のフィラメントの拘束が小さく、曲
げの外側になるフィラメントに応力が集中しなくなるた
めである。
合わされるフィラメントの本数を少なくするということ
で、それに応じてフィラメント径は太くなり、スチール
コードの曲げ剛性、つまりは断面2次モーメントが大と
なる。発明者らの種々実験検討の結果、スチールコード
の断面2次モーメントIと断面積Aとの比I/Aを4.
5×10-3(mm2 )以上とすることにより、曲げが加わ
った際の引張に対する強力を大幅に増大できることが判
明した。
びるカーカスのクラウン部にベルト層を有し、前記ベル
ト層がスチールコードからなるベルトプライの少なくと
も4層からなり、前記ベルト層を半径方向外側に位置す
る外層群と半径方向内側に位置する内層群とに2分した
ときに、前記外層群のベルトプライのスチールコードを
内層群のベルトプライのスチールコードに比して太径と
した重荷重用ラジアルタイヤであって、前記内層群のベ
ルト層のスチールコードを構成するフィラメントを太径
とし、太径とされたフィラメントから構成されるスチー
ルコードの断面2次モーメントIと断面積Aとの比I/
Aを4.5×10-3mm2 以上としたことを特徴としてい
る。ここで、I=π/64Σd4 、A=Σ(d/
2)2 、dはスチールコードのフィラメント径(mm)で
ある。
は、少なくとも4層からなるベルト層を半径方向外側に
位置する外層群と半径方向内側に位置する内層群とに2
分して、外層群のベルトプライのスチールコードを内層
群のベルトプライのスチールコードに比して太径とした
ときに、外層群の内の少なくとも1枚のベルトプライの
スチールコードを構成するフィラメントを太径とし、太
径とされたフィラメントから構成されるスチールコード
の断面2次モーメントIと断面積Aとの比I/Aを4.
5×10-3mm2 以上としたので、鋭利な突起物を踏んだ
際に局所的曲げ変形を受ける外層群の曲げ剛性が向上
し、鋭利な突起物を踏んだ際のベルト破断を効果的に防
止することができる。
メントのI/Aの比を4.5×10 -3(mm2 )以上とす
るのは、少なくとも最外側の2層のベルトプライ内のい
ずれか一方又は両方である。また、断面積の大きいスチ
ールコードは、断面積の小さいスチールコードに比べ、
その断面積の比を1.3倍以上とすることが好ましい。
ト層半径方向外側にハイエロンゲーションコードからな
る保護ベルト層を1乃至2層配設しても良い。また、破
断の方向はランダムであることから、ベルトプライのコ
ードは、隣接する同士で互いに交錯させることが望まし
い。請求項2に記載の重荷重用ラジアルタイヤは、少な
くとも4層からなるベルト層を半径方向外側に位置する
外層群と半径方向内側に位置する内層群とに2分して、
外層群のベルトプライのスチールコードを内層群のベル
トプライのスチールコードに比して太径としたときに、
内層群のベルトプライのスチールコードを構成するフィ
ラメントを太径として、太径とされたフィラメントから
構成されるスチールコードの断面2次モーメントIと断
面積Aとの比I/Aを4.5×10-3mm2 以上としたの
で、比較的鈍頭な大突起物を踏んだ際に曲げ変形の外側
となるベルトプライ、即ち、内層群のベルトプライに作
用する張力に対抗することができ、比較的鈍頭な大突起
物を踏んだ際のベルト破断を効果的に防止することがで
きる。
断面積の小さいスチールコードに比べ、その断面積の比
を1.3倍以上とすることが好ましい。また、更なる耐
カット性向上のためにベルト層半径方向外側にハイエロ
ンゲーションコードからなる保護ベルト層を1乃至2層
配設しても良い。また、破断の方向はランダムであるこ
とから、ベルトプライのコードは、隣接する同士で互い
に交錯させることが望ましい。
る。本発明の重荷重用ラジアルタイヤは、ビードコアを
有するビード部、ビード部からタイヤ半径方向外側へ延
びるサイドウォール部、サイドウォール部の上端を継ぐ
トレッド部とを有し、さらに、トレッド部からサイドウ
ォール部を通りビードコアの周りを折り返すカーカス
と、トレッド部においてカーカスのタイヤ半径方向外側
に配設されるベルト層とを備えるラジアル構造のタイヤ
である。
アルタイヤ10のベルト層12は、1 イヤ内側からタイ
ヤ外側へ向かって第1ベルト12A、第2ベルト12
B、第3ベルト12C、第4ベルト12Dの順に配され
る4層のベルトプライからなる。本実施例では、第1ベ
ルト12A、第2ベルト12B、第3ベルト12C、第
4ベルト12Dは、傾斜して配されるスチールコードを
備え、第1ベルト12Aはそのスチールコードをタイヤ
赤道面CLに対して右上がりに21°、第2ベルト12
Bはそのスチールコードをタイヤ赤道面CLに対して左
上がりに21°、第3ベルト12Cはそのスチールコー
ドをタイヤ赤道面CLに対して右上がりに21°、第4
ベルト12Dはそのスチールコードをタイヤ赤道面CL
に対して左上がりに21°に傾けて配列されている。
イエロンゲーションコードからなる保護ベルト層14が
2層配置されている。ここで、ベルト層12を半径方向
外側に位置する外層群と半径方向内側に位置する内層群
とに2分したときに、少なくとも外層群の内の1層のベ
ルトプライのスチールコードを内層群のベルトプライの
スチールコードに比して太径とし、その径比を1.3倍
以上とすることが好ましい。
コードに比して太径とされた外層群のベルトプライのス
チールコードにおいては、断面2次モーメントIと断面
積Aとの比I/Aを4.5×10-3mm2 以上とすること
が好ましい。これによって、鋭利な突起物を踏んだ際に
局所的に曲げが生じる外層群のベルトプライのスチール
コードの外側のフィラメントから生じ始める引張破断が
抑制され、鋭利な突起物を踏んだ際のベルト破断を効果
的に防止することができる。
剛性におけるスチールコードの曲げ剛性の寄与は僅かな
ものであるので、スチールコードの曲げ剛性が増大して
もベルト層12の曲げ剛性が増大して耐カット性が損な
われることはない。次に、本発明の他の実施例を説明す
る。本実施例の重荷重用ラジアルタイヤ10は、前述し
た例の重荷重用ラジアルタイヤ10とはベルト層12の
構成が異なっている。
2A、第2ベルト12Bのベルトプライのスチールコー
ドにおいて、断面2次モーメントIと断面積Aとの比I
/Aが4.5×10-3mm2 以上とされている。これによ
って、比較的鈍頭な大突起を踏んだ際に曲げ変形の外側
となるベルト層、即ち、タイヤ半径方向内側の第1ベル
ト12A、第2ベルト12Bの強力が向上して半径方向
内側のベルトの破断を抑制することができ、比較的鈍頭
な大突起を踏んだ際のベルト破断を効果的に防止するこ
とができる。 (試験例)タイヤサイズORR 37.00R57のタイヤについ
て、図1の構成を有し、かつ表1及び表2に示す仕様で
タイヤを試作してカット試験を実施した。
イヤに対し、トレッド中央に押し込み片を押し込んだ。
評価は、ベルトに破断を生じた時の荷重と押し込み深さ
から算出されるエネルギーを求め、従来タイヤについて
指数100と定めた時の相対指数で比較した。押し込み
片は、鋭利な突起物を模した先端が鋭角なくさび状の押
し込み片16と(図2参照)及び鈍頭の物体を模した先
端が半球状の押し込み片18(図3参照)の2種を用意
した。
16を用いたカット試験を示し、(B種)とは、押し込
み片18を用いたカット試験を示す。なお、表2、3内
のコード種類で「カ」〜「コ」はコード種を表し、その
構造、断面積、I/Aは次の表1の通りである。
プライのスチールコードに比して太径とされた外層群の
ベルトプライのスチールコードにおいて、断面2次モー
メントIと断面積Aとの比I/Aを4.5×10-3mm2
以上とした本発明のタイヤ(実施例1〜3のタイヤ)
は、鋭利な突起物を踏んだ際の耐カット性に優れている
ことは明らかである。
加は僅かであり、コストの上昇も最小限に抑えられてい
る。
プライのスチールコードにおいて、断面2次モーメント
Iと断面積Aとの比I/Aを4.5×10-3mm2 以上と
した本発明のタイヤ(実施例4〜6のタイヤ)は、鈍頭
な大突起を踏んだ際の耐カット性に優れているのみなら
ず、鋭利な突起物を踏んだ際の耐カット性も併せて向上
していることが明らかとなった。
重荷重用ラジアルタイヤは、外層群のベルトのスチール
コードを構成するフィラメントを太径として、スチール
コードの断面2次モーメントIと断面積Aとの比I/A
を4.5×10-3mm2 以上としたので、鋭利な突起物を
踏んだ際の耐カット性を向上できるという優れた効果を
有する。
タイヤは、内層群のベルト層のスチールコードを構成す
るフィラメントを太径として、スチールコードの断面2
次モーメントIと断面積Aとの比I/Aを4.5×10
-3mm2 以上としたので、鈍頭な大突起を踏んだ際の耐カ
ット性を向上でき、さらに鋭利な突起物を踏んだ際の耐
カット性も併せて向上できるという優れた効果を有す
る。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 トロイド状に延びるカーカスのクラウン
部にベルト層を有し、前記ベルト層がスチールコードか
らなるベルトプライの少なくとも4層からなり、前記ベ
ルト層を半径方向外側に位置する外層群と半径方向内側
に位置する内層群とに2分したときに、前記外層群のベ
ルトプライのスチールコードを内層群のベルトプライの
スチールコードに比して断面積を大きくした重荷重用ラ
ジアルタイヤであって、 前記外層群の内の少なくとも1枚のベルトプライのスチ
ールコードを構成するフィラメントを太径とし、太径と
されたフィラメントから構成されるスチールコードの断
面2次モーメントIと断面積Aとの比I/Aを4.5×
10-3mm2 以上としたことを特徴とする重荷重用ラジア
ルタイヤ。 ここで、I=π/64Σd4 A=Σ(d/2)2 dはスチールコードのフィラメント径(mm) - 【請求項2】 トロイド状に延びるカーカスのクラウン
部にベルト層を有し、前記ベルト層がスチールコードか
らなるベルトプライの少なくとも4層からなり、前記ベ
ルト層を半径方向外側に位置する外層群と半径方向内側
に位置する内層群とに2分したときに、前記外層群のベ
ルトプライのスチールコードを内層群のベルトプライの
スチールコードに比して断面積を大きくした重荷重用ラ
ジアルタイヤであって、 前記内層群のベルト層のスチールコードを構成するフィ
ラメントを太径とし、太径とされたフィラメントから構
成されるスチールコードの断面2次モーメントIと断面
積Aとの比I/Aを4.5×10-3mm2 以上としたこと
を特徴とする重荷重用ラジアルタイヤ。 ここで、I=π/64Σd4 A=Σ(d/2)2 dはスチールコードのフィラメント径(mm)
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JP (1) | JP3464501B2 (ja) |
AU (1) | AU672144B2 (ja) |
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