JP2009066918A - 樹脂シートとその製造方法、及び樹脂シートを設けた成形品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、既設システムバスの洗い場床の目地の凹凸パターン(A)や微細凹凸等に合わせた表面形状を形成することにより、現地での補修やリフォームの作業性を容易にするとともに、意匠性を確保した樹脂シートとその製造方法、及びこの樹脂シートを設けた成形品を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートであって、この樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シート、この樹脂シートの製造方法、この樹脂シートを用いた成形品である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートであって、この樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シート、この樹脂シートの製造方法、この樹脂シートを用いた成形品である。
【選択図】図1
Description
本発明は、成形品の表面を補修又はリフォーム可能な樹脂シートであって、表面に微細凹凸や目地の凹凸パターン等の表面形状を有し、かつ、色柄等の模様を備える模様層を有する樹脂シートに関し、特には、システムバスの洗い場の床面に貼り付けられる樹脂シートに関する。
一般の戸建住宅やマンション等の集合住宅で使用されているシステムバスの洗い場パンは、経年使用後には、水垢、カビ等によって汚れたり、風呂椅子、洗面器等により傷が付いたりする。また、近年の洗い場パンの表面には、意匠性の向上のために色柄等の模様が付与されたり、水はけ性や乾燥性能の向上のために、水を導水するための目地の凹凸パターンや擬似親水化するための微細凹凸等の表面形状を形成している(特許文献1〜3)。このため、汚れや傷つきにより初期の意匠性や乾燥性能を発揮できなくなる可能性がある。そのため、補修又はリフォームの必要性が生じ、従来、この種の洗い場パンの補修方法としては、洗い場パンの交換や、表面塗装が知られている。なお、本願においては、模様とは、インク等によって形成される色柄等をいい、凹凸は含まない。表面形状とは、目地の凹凸パターンや擬似親水化するために形成される微細凹凸をいう。また、目地の凹凸パターンとは、浴室の洗い場パン等の成形品に設けられた水を導水するための溝の配置であり、平面から見た目地の形状(配置や引き回し)と、断面から見た目地の形状の両者をいう。以下、区別のため、この目地の凹凸パターンには符号(A)を、後述する樹脂シートに設けられ、この目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターンには符号(B)を付す。
しかしながら、前記洗い場パンの交換には、システムバス全体の解体、及び、再度の組立が必要になり、作業時間が長く、高コストとなってしまう。また、表面塗装の場合、洗い場パンの表面形状を埋めてしまうことや、スプレー塗装により噴霧された溶剤を適切に排気するための排気設備を導入する必要がある。
これらの問題に対して、より簡易に補修又はリフォームする方法として、既設の浴室の洗い場床の表面に補修用シートやリフォームシートを貼り付ける方法が知られている(特許文献4、5)。また、光硬化型FRPプリプレグシートを用いた補修方法も知られており、施工時間の短縮、溶剤臭低減による作業環境の改善が図られている(特許文献6)。
特開2001−179761
特開平5−318469
特開平6−134784
実用新案登録第3065868
特開2006−63554
特開2005−90156
しかしながら、従来のリフォームシートは、既設の浴室の洗い場床とは色柄等の模様、又は目地の凹凸パターンや擬似親水化するために形成される微細凹凸等の表面形状が異なる。このため、リフォームや補修を目的として、従来のリフォームシートを既設の浴室の洗い場床に貼り付ける場合、これに先立って、床の表面形状による凹凸を埋め、かつ、床勾配を確保し、平滑に処理することが必要であり、面倒で手間のかかる作業が必要になるという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、既設システムバスの洗い場床の目地の凹凸パターン(A)や微細凹凸等に合わせた表面形状を形成することにより、現地での補修やリフォームの作業性を容易にするとともに、意匠性を確保した樹脂シートとその製造方法、及びこの樹脂シートを設けた成形品を提供することを目的とするものである。
本発明は、次のものに関する。
(1) 模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートであって、この樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シート。
(2) (1)において、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に、微細凹凸を形成した樹脂シート。
(3) 模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートと、目地の凹凸パターン(A)を有する成形品とを有し、前記樹脂シートには、前記成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成され、前記成形品の目地の凹凸パターン(A)に、前記樹脂シートの凹凸パターン(B)を重ね合わせて、前記成形品の表面に前記樹脂シートを貼り付けた成形品。
(4) 模様層と熱硬化性樹脂を含浸した繊維層とを有し、前記熱硬化性樹脂が半硬化状態とされた成形用シートを作製する工程と、この成形用シートの前記熱硬化性樹脂を含浸した繊維層を下金型に当接させて配置し、前記成形用シートの模様層の上に離型シートを配置し、さらにこの離型シートの上にSMCを配置し、このSMCの上から上金型を用いて加熱、加圧することによって、前記成形用シートとSMCを完全硬化する工程と、前記成形によって成形用シートが完全硬化して形成された樹脂シートを、前記離型シートを剥がすことによって、前記完全硬化したSMCと分離する工程と、を有する樹脂シートの製造方法であって、前記下金型の熱硬化性樹脂を含浸した繊維層に当接する箇所に、微細凹凸及び前記樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成されていることにより、微細凹凸及び前記樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シートの製造方法。
(5) (4)において、下金型の熱硬化性樹脂を含浸した繊維層に当接する箇所に、微細凹凸が形成されており、この微細凹凸が熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に転写された樹脂シートの製造方法。
(6) (4)又は(5)において、加熱、加圧時に、繊維層に含浸させた熱硬化性樹脂が流動する際に、SMCが流動する樹脂シートの製造方法。
(1) 模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートであって、この樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シート。
(2) (1)において、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に、微細凹凸を形成した樹脂シート。
(3) 模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートと、目地の凹凸パターン(A)を有する成形品とを有し、前記樹脂シートには、前記成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成され、前記成形品の目地の凹凸パターン(A)に、前記樹脂シートの凹凸パターン(B)を重ね合わせて、前記成形品の表面に前記樹脂シートを貼り付けた成形品。
(4) 模様層と熱硬化性樹脂を含浸した繊維層とを有し、前記熱硬化性樹脂が半硬化状態とされた成形用シートを作製する工程と、この成形用シートの前記熱硬化性樹脂を含浸した繊維層を下金型に当接させて配置し、前記成形用シートの模様層の上に離型シートを配置し、さらにこの離型シートの上にSMCを配置し、このSMCの上から上金型を用いて加熱、加圧することによって、前記成形用シートとSMCを完全硬化する工程と、前記成形によって成形用シートが完全硬化して形成された樹脂シートを、前記離型シートを剥がすことによって、前記完全硬化したSMCと分離する工程と、を有する樹脂シートの製造方法であって、前記下金型の熱硬化性樹脂を含浸した繊維層に当接する箇所に、微細凹凸及び前記樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成されていることにより、微細凹凸及び前記樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シートの製造方法。
(5) (4)において、下金型の熱硬化性樹脂を含浸した繊維層に当接する箇所に、微細凹凸が形成されており、この微細凹凸が熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に転写された樹脂シートの製造方法。
(6) (4)又は(5)において、加熱、加圧時に、繊維層に含浸させた熱硬化性樹脂が流動する際に、SMCが流動する樹脂シートの製造方法。
本発明によれば、既設システムバスの洗い場床の目地の凹凸パターン(A)や微細凹凸等に合わせた表面形状を形成することにより、現地での補修やリフォームの作業性を容易にするとともに、意匠性を確保した樹脂シートとその製造方法、及びこの樹脂シートを設けた成形品を提供することができる。
本発明における樹脂シートは、模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートである。この樹脂シートの構成としては、一例として、図1に示すように、表面側には織布又は不織布等1に熱硬化性樹脂2を含浸し硬化させた繊維層3を、裏面側にはインク等によって下地5と模様4を形成した模様層6を配したものが挙げられる。また、他の例としては、図2に示すように、インク等によって下地5と模様4を形成した模様層6が形成された織布又は不織布1に熱硬化性樹脂2を含浸、硬化させた繊維層3で構成されるものが挙げられる。
本発明における樹脂シート7の厚さは、100〜500μmが望ましい。これよりも厚い場合は、人間の力で容易に撓ませることが難しくなり、また、樹脂シート7の凹凸パターン(B)8をこれが貼り付けられる成形品10の目地の凹凸パターン(A)9に嵌め込み難くなるため、作業性が低下する。これよりも薄い場合は、樹脂シート7の腰が弱くなり、作業性が低下したり、強度が低下し、凹凸パターン(B)8を維持するための取り扱いが面倒になる。この範囲の厚みとすることにより、人間の力で容易に撓ませることが容易なため、成形品10の端から密着させることが可能となり、樹脂シート7の凹凸パターン(B)8をこれが貼り付けられる成形品10の目地の凹凸パターン(A)9に嵌め込み易くなるため、成形品10に樹脂シート7を貼り付ける際の作業性がよい。また、凹凸パターン(B)8が容易に崩れたり、破損したりしないため、取り扱いが容易である。
本発明に用いる熱硬化性樹脂2は、特に制限はないが、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、アクリル樹脂、ジアリルフタレート樹脂等が好ましい。
本発明におけるインク等によって模様4を形成する方法としては、特に限定されるものではないが、例えばグラビヤ印刷、インクジェット印刷、昇華転写印刷、シルク印刷等が使用される。
本発明に用いる織布又は不織布1は、好ましくは、熱硬化性樹脂2が含浸・硬化後に透明性が得られるもので、紙類やポリエステル(PET)樹脂の有機繊維、あるいはガラス等の無機繊維で構成され、単独、もしくは複数枚重ねて使用することができる。
また、織布又は不織布1の目付量は、5g/m2〜250g/m2程度であることが好ましく、15g/m2〜100g/m2がより好ましい。この目付量が、5g/m2未満になると、樹脂シート7の強度が不足し、取扱時に破損、破れを生じやすくなる。一方で、250g/m2以上になると、熱硬化性樹脂2の使用量が増加しコスト高となることや、熱硬化樹脂2の含浸不良による硬化不足の要因となること、また、柄付けされた模様層6の鮮明性が低下するといった問題が発生する傾向がある。
本発明の樹脂シート7には、この樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9(一例を図11に示す。)に対応する凹凸パターン(B)8(一例を図3に示す。)が形成される。目地の凹凸パターン(A)9とは、目地の平面形状(図3)と、目地の断面形状(図4)の両者をいい、例えば幅1mm、深さ1mm程度であって、システムバスの排水口に向かって水を導水するための連続した溝形状や、床表面をタイル調とするための意匠用の目地形状が挙げられる。また、この目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8とは、上述した目地の凹凸パターン(A)9に、平面形状と断面形状の何れもが対応したものをいい、つまり、目地の凹凸パターン(A)9に、この目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を重ね合わせることが可能となっている。例えば目地の凹凸パターン(A)9と同様に、幅1mm、深さ1mm程度であって、システムバスの排水口に向かって水を導水するための連続した溝形状や、床表面をタイル調とするための意匠用の目地形状が挙げられる。本発明の樹脂シート7には、この凹凸パターン(B)8が形成されており、この凹凸パターン(B)8は、この樹脂シート7が貼り付けられる成形品10の目地の凹凸パターン(A)9(図11)と、平面から見た配置や引き回し等の平面形状(図3)、及び、断面から見た断面形状が対応している。
これにより、図5に示すように、本発明の樹脂シート7は、この樹脂シート7に形成された凹凸パターン(B)8と、この樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9との位置を合わせることにより、ほとんど隙間を生じることなく、ぴったりと重ね合わせることが可能となる。樹脂シート7の裏面側と成形品10との間には、接着剤12を塗布すること等により、両者を接着することができる。また、このため、既設システムバスの洗い場床を補修又はリフォームする際でも、目地の凹凸パターン(A)9をパテ等で埋めた後に研磨、塗装したり、FRPを現場成形してライニングしたり、床パンそのものを交換したりする必要がないため、現地での作業が極めて容易になるとともに、新品同様の性能と意匠性を得ることが可能になる。
なお、この樹脂シート7が貼り付けられる成形品10と同じ模様の樹脂シートを使えば、樹脂シート7を貼り付けた後も、貼り付ける前と同じ外観となるため、リフォーム後も違和感を生じることがない。さらに、樹脂シート7が貼り付けられる成形品10と異なる模様の樹脂シートを使えば、リフォーム後は模様替えとなるため、気分を一新させることができる。このように、簡易な作業でリフォームが可能であり、しかも、模様を自由に選択できるので、リフォーム後でも意匠性を確保することができる。
本発明の樹脂シート7には、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に、微細凹凸11を形成するのが望ましい。この微細凹凸11としては、一例として、数μm〜数10μmの凹凸、又は図6に示すように、数10μmの凹凸25の上に数μmの凹凸26を重ねた凹凸が挙げられる。これらの凹凸は、後述するように、熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に当接する金型の表面に、数μm〜数10μmの凹凸又は数10μmの凹凸25の上に数μmの凹凸26を重ねた凹凸を形成しておき、加熱・加圧成形によって、これらの凹凸を転写することにより形成することができる。また、樹脂シート7の表面を、サンドペーパー、サンドブラスト等によってサンディングすること等によっても形成することができる。これにより、表面に水を流すと水が薄く広がった状態を保ち凝縮しないような、擬似的に親水化された表面を生じさせ、乾燥し易くすることができる。
本発明の樹脂シート7は、上述した凹凸パターン(B)8を有することにより、表面にかかった水をこの凹凸パターン(B)8内に導水して、水捌けを良くしたり、微細凹凸11を有することにより、凹凸パターン(B)8以外の位置に水が残っても、この水が薄く広がって乾燥し易くすることが可能となる。このため、成形品10をリフォーム又は補修した後にも、その成形品10が有していた水捌けや乾燥性の機能を維持又は向上することができる。
本発明における樹脂シート7は、図5に示すように、システムバスの洗い場床等の成形品10の表面に接着剤12を塗布して、接着、固定化することができる。塗布する接着剤12は、成形品10と樹脂シート7との接着強度を考慮して選択、使用される。また、成形品10の表面に傷等による凹凸がある場合、パテ等で埋めて平滑面とすることが好ましく、必要に応じて表面をサンディングすることで接着強度を高めることができる。これにより、成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シート7を設けた成形品13を形成することができる。
本発明に用いられる樹脂シート7は、貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を形成するため、一例としては、次の工程により製造することができる。
まず、図7に示すように、PETフィルム14上に色柄を印刷した転写フィルム15、ガラス繊維不織布1、硬化剤として有機過酸化物を添加した熱硬化性樹脂2、PETフィルム14の順に載置し、上部よりワッシャーローラ16等により前記熱硬化性樹脂2をガラス繊維不織布1に含浸させる。得られたシート状物17を恒温乾燥炉に投入し、熱硬化性樹脂2が半硬化状態で取り出し、これを成形用シートとする。この成形用シートを所定の寸法に裁断する。裁断方法は、特に制限はないが、裁断寸法精度を考慮し、トムソン型を用いることが好ましい。
次に、図8に示すように、この裁断された成形用シート18の熱硬化性樹脂2を含浸した繊維層3が、下金型19に当接するように配置し、この上から上金型を用いて加熱加圧成形により、熱硬化性樹脂2を完全硬化させ、樹脂シート7を得る。この成形に用いられる下金型19の熱硬化性樹脂2を含浸した繊維層3に当接する箇所に、樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23が形成されている。つまり、後述するが、本発明の樹脂シート7が貼り付けられる成形品10の成形の際に使用する下金型19に設けられた、目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23が形成されている。これにより、樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8が、樹脂シート7に形成される。
本発明に用いられる樹脂シート7は、貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を形成し、かつ、熱硬化性樹脂2を含浸させた繊維層3の表面に、微細凹凸11を形成するため、一例としては、次の工程により製造することができる。
まず、成形用シート18を上述した図7に示す方法で準備する。次に、図9に示すように、成形用シート18の熱硬化性樹脂2を含浸した繊維層3が、下金型19に当接するように配置し、この成形用シート18の模様層6の上に離型シート21を配置し、さらにこの離型シート21の上にSMC22を配置し、このSMC22の上から上金型20を下降させて加熱加圧成形を行うことによって、半硬化状態の成形用シート18とSMC22を完全硬化して成形品を作製する。その後、成形によって成形用シート18が完全硬化して形成された樹脂シート7を、離型シート21を剥がすことによって、完全硬化したSMC22と分離し、図1の樹脂シートを作製する。
この成形に用いられる下金型19の熱硬化性樹脂2を含浸した繊維層3に当接する箇所に、図4の樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23、及び、微細凹凸11を反転した微細凹凸24が形成されている。つまり、後述するが、本発明の樹脂シート7が貼り付けられる成形品10の成形の際に使用する下金型19に設けられた、目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23と微細凹凸11を反転した微細凹凸24の両者が形成されている。これにより、樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8が、樹脂シート7に形成される。また同時に、SMC22を配置しているため、型締め時に、繊維層3に含浸した熱硬化性樹脂2が流動する際に、型内でSMC22が流動するため、下金型に形成された、反転した微細凹凸24の細部にまで成形用シートが当接し、微細凹凸11の転写性の良好な樹脂シート7が得られる。
なお、SMCとは、シートモールディングコンパウンドのことであり、熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステル樹脂、重合性単量体、低収縮剤、硬化剤、重合禁止剤、充填剤、増粘剤を配合してなる不飽和ポリエステル樹脂組成物を繊維補強材に含浸させた繊維強化成形材料であって、シート状に形成されたものである。
本発明にて用いる離型シート21は、加熱加圧成形によって、前記成形用シート18、及び、SMC22と密着しないものであれば特に限定されるものでない。例えばPETフィルムやフッ素フィルム、シリコーンフィルム、EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)やNBR(ニトリルゴム)、クロロスルホン化ポリエチレン、フッ素等のゴムシートが用いられる。
本発明の樹脂シート7が貼り付けられる成形品10は、FRP(繊維強化プラスチック)成形品であり、一般の戸建住宅やマンション等の集合住宅で使用されているシステムバスの洗い場パンが挙げられる。なお、成形品10は、システムバスの洗い場パンに限定されず、目地の凹凸パターン(A)やこれに類する凹凸パターン(B)を有する内装材、構造材でもよい。図4に示すように、この成形品10は、使用の際に表面となる側には、図11に示す目地の凹凸パターン(A)9、または、目地の凹凸パターン(A)9と微細凹凸11(図示しない。)の両者が形成されている。なお、成形品10の表層には、本発明の樹脂シート7(図1、図2)と同様の構成の樹脂シート、その他の模様付シートが備えられていてもよく、あるいは、成形品10の表面にインク等により模様が付されていてもよい。
本発明の樹脂シート7が貼り付けられる成形品10は、一例としては、次の工程により製造することができる。
まず、成形用シート18を上述した図7に示す方法で準備する。次に、図10に示すように、成形用シート18の熱硬化性樹脂2を含浸した繊維層3が、下金型19に当接するように配置し、この成形用シート18の模様層6の上にSMC22を配置し、このSMC22の上から上金型20を下降させて加熱加圧成形を行うことによって、半硬化状態の成形用シート18とSMC22を完全硬化するとともに、一体化して表面側に図1の樹脂シート7を有する成形品10を作製する。
この成形に用いられる下金型19の熱硬化性樹脂2を含浸した繊維層3に当接する箇所に、図4の目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23、又は、凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23と微細凹凸11を反転した微細凹凸24の両者が形成されている。これにより、目地の凹凸パターン(A)9、又は、凹凸パターン(B)8と微細凹凸11の両者が、樹脂シート7を表層に有する成形品10に形成される。また同時に、SMC22を配置しているため、型締め時に、繊維層3に含浸した熱硬化性樹脂2が流動する際に、型内でSMC22が流動するため、下金型の微細凹凸の細部にまで成形用シートが当接し、微細凹凸11の転写性の良好な樹脂シート7を表層に有する成形品10が得られる。
なお、上記の本発明の樹脂シート7が貼り付けられる成形品10の製造方法の例では、表層に樹脂シート7を有する場合を記載したが、樹脂シート7以外であっても、プレス成形可能な他の模様付シートを使用してもよい。さらには、表層となるシートを使用しないで成形品10を製造してもよい。この場合には、微細凹凸10は、SMCの樹脂によって形成される表層やゲルコート層に形成される。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明は本実施例に限定されるものではない。なお、本実施例にて用いたSMCは、スチレンに溶解された不飽和ポリエステル樹脂PS−9415(ディーエイチ・マテリアル株式会社製、商品名)85質量部(スチレン60質量部%)及びスチレンに溶解したポリスチレン15質量部(スチレン60質量部%)の混合物100質量部に対して、有機過酸化物パーキュアHI(日本油脂株式会社製、商品名)1.0質量部、重合禁止剤のパラベンゾキノン0.77質量部、離型剤のステアリン酸亜鉛2.5質量部、及び増粘剤の酸化マグネシウム2.0質量部、充填剤として炭酸カルシウムを150質量部配合して不飽和ポリエステル樹脂組成物を得た。このように配合して得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物を、ガラス繊維に含浸させて作製した。
また、前記SMCを用いての樹脂シートの作製は、下型温度145℃、上型温度130℃に昇温させた金型を用いて、成形圧力5.88MPa、保圧時間10分で成形した。
(樹脂シートの作製)
(実施例1)
図7に示すように、表面層を形成する樹脂に可溶なインクで片面に模様層6を印刷された厚さ50μmのポリエステルの転写フィルム15上に、ガラス繊維の目付量30g/m2のガラス不織布1を重ね、この表面上の端部に、熱硬化性樹脂2として不飽和ポリエステル樹脂2を載置する。前記不飽和ポリエステル樹脂2は、不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチ・マテリアル株式会社製、商品名 サンドーマ9117)100質量部に、有機過酸化物である加熱硬化剤パーキュアAL(日本油脂株式会社製、商品名)0.5質量部、トリエチルホスフェートに溶解させたアスコルビン酸10%溶液0.3質量部を配合したものである。
(実施例1)
図7に示すように、表面層を形成する樹脂に可溶なインクで片面に模様層6を印刷された厚さ50μmのポリエステルの転写フィルム15上に、ガラス繊維の目付量30g/m2のガラス不織布1を重ね、この表面上の端部に、熱硬化性樹脂2として不飽和ポリエステル樹脂2を載置する。前記不飽和ポリエステル樹脂2は、不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチ・マテリアル株式会社製、商品名 サンドーマ9117)100質量部に、有機過酸化物である加熱硬化剤パーキュアAL(日本油脂株式会社製、商品名)0.5質量部、トリエチルホスフェートに溶解させたアスコルビン酸10%溶液0.3質量部を配合したものである。
図7に示すように、さらに表面にクリアフィルム14を載せ、ワッシャーローラ16により転押圧し、脱泡、含浸させた。その後、70℃で10分硬化させて半硬化状態の成形用シート18を得た。図9に示すように、このようにして得られた成形用シート18を、これと当接する箇所に、平均深さが50μmの微細凹凸11を反転した微細凹凸24及び樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23が形成されている下金型19を使用して、この下金型19の表面に成形用シート18、離型シート21として50μmPETフィルム、SMC22の順に載置し、上金型20を下降させて加圧加熱一体成形し、成形用シート18を完全硬化させて、図1に示す樹脂シート7を得た。この樹脂シート7の厚さは、250μmであり、容易に撓ませることが可能であった。
(実施例2)
図12に示すように、厚さ50μmのPETフィルム14上に、グラビヤ印刷により片面に模様層6を印刷されたポリエステル湿式不織布1(廣瀬製紙株式会社製、商品名 05TH−48)を重ね、この表面上の端部に、熱硬化性樹脂2として、不飽和ポリエステル樹脂2を載置する。前記不飽和ポリエステル樹脂2は、不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチ・マテリアル株式会社製、商品名 サンドーマ9117)100質量部に、有機過酸化物である加熱硬化剤パーキュアAL(日本油脂株式会社製、商品名)0.5質量部、トリエチルホスフェートに溶解させたアスコルビン酸10%溶液0.3質量部を配合したものである。
図12に示すように、厚さ50μmのPETフィルム14上に、グラビヤ印刷により片面に模様層6を印刷されたポリエステル湿式不織布1(廣瀬製紙株式会社製、商品名 05TH−48)を重ね、この表面上の端部に、熱硬化性樹脂2として、不飽和ポリエステル樹脂2を載置する。前記不飽和ポリエステル樹脂2は、不飽和ポリエステル樹脂(ディーエイチ・マテリアル株式会社製、商品名 サンドーマ9117)100質量部に、有機過酸化物である加熱硬化剤パーキュアAL(日本油脂株式会社製、商品名)0.5質量部、トリエチルホスフェートに溶解させたアスコルビン酸10%溶液0.3質量部を配合したものである。
図12に示すように、さらに表面にクリアフィルム14を載せ、ワッシャーローラ16により転押圧し、脱泡、含浸させた。その後、70℃で10分硬化させて半硬化状態の成形用シート18を得た。図13に示すように、このようにして得られた成形用シートを、これと当接する箇所に、平均深さが50μmの微細凹凸11を反転した微細凹凸24、及び樹脂シート7が貼り付けられる成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8を反転した凹凸パターン23が形成されている下金型19を使用して、この下金型19の表面に成形用シート18、離型シート21として50μmPETフィルム、SMC22の順に載置し、上金型20を下降させて加圧加熱一体成形し、成形用シート18を完全硬化させて、図2に示す樹脂シート7を得た。この樹脂シート7の厚さは、250μmであり、容易に撓ませることが可能であった。
(樹脂シートを設けた成形品)
(実施例3)
離型シート21を使用する以外は、前記(実施例1)と同様にして、表層に樹脂シート7を有し、内部にSMC22による補強層を有し、かつ、目地の凹凸パターン(A)9を有する成形品10(図4)を得た。
(実施例3)
離型シート21を使用する以外は、前記(実施例1)と同様にして、表層に樹脂シート7を有し、内部にSMC22による補強層を有し、かつ、目地の凹凸パターン(A)9を有する成形品10(図4)を得た。
図4、図5に示すように、目地の凹凸パターン(A)9を有する成形品10の表面に、この成形品10に備えられた目地の凹凸パターン(A)9に対応する凹凸パターン(B)8が形成された、前記(実施例1)又は(実施例2)で得られた樹脂シート7を、成形品10の目地の凹凸パターン(A)9に、樹脂シートの凹凸パターン(B)8を重ね合わせて、接着、固定化することで、成形品の表面に樹脂シート7を貼り付けた。この際、成形品10の目地の凹凸パターン(A)9と、樹脂シート7の凹凸パターン(B)8の位置合せは、両者の凹凸を重ねるだけで自動的に位置合せが可能であり、作業が容易であった。また、この樹脂シート7の厚さは、250μmであり、容易に撓ませることが可能であったため、樹脂シート7を端の方から、少しずつ成形品10に当接させて接着することができるため、気泡が入り難く、作業性も良好であった。これにより、表面に微細凹凸11と凹凸パターン(B)8の両者を備えた図5に示す成形品10が得られた。
1…織布又は不織布、 2…熱硬化性樹脂(不飽和ポリエステル樹脂)、 3…繊維層、 4…模様、 5…下地、 6…模様層、 7…樹脂シート、 8…凹凸パターン(B)、9…目地の凹凸パターン(A)、 10…成形品、 11…微細凹凸、 12…接着剤、 13…樹脂シートを設けた成形品、 14…PETフィルム(クリアフィルム)、15…転写フィルム、 16…ワッシャーローラ、 17…シート状物、18…成形用シート、19…下金型、20…上金型、21…離型シート、22…SMC、23…反転した凹凸パターン、24…反転した微細凹凸、25…数10μmの凹凸、26…数μの凹凸
Claims (6)
- 模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートであって、
この樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シート。 - 請求項1において、
熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に、微細凹凸を形成した樹脂シート。 - 模様層と熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層とを有する樹脂シートと、
目地の凹凸パターン(A)を有する成形品とを有し、
前記樹脂シートには、前記成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成され、
前記成形品の目地の凹凸パターン(A)に、前記樹脂シートの凹凸パターン(B)を重ね合わせて、
前記成形品の表面に前記樹脂シートを貼り付けた成形品。 - 模様層と熱硬化性樹脂を含浸した繊維層とを有し、前記熱硬化性樹脂が半硬化状態とされた成形用シートを作製する工程と、
この成形用シートの前記熱硬化性樹脂を含浸した繊維層を下金型に当接させて配置し、前記成形用シートの模様層の上に離型シートを配置し、さらにこの離型シートの上にSMCを配置し、このSMCの上から上金型を用いて加熱、加圧することによって、前記成形用シートとSMCを完全硬化する工程と、
前記成形によって成形用シートが完全硬化して形成された樹脂シートを、前記離型シートを剥がすことによって、前記完全硬化したSMCと分離する工程と、を有する樹脂シートの製造方法であって、
前記下金型の熱硬化性樹脂を含浸した繊維層に当接する箇所に、微細凹凸及び前記樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成されていることにより、微細凹凸及び前記樹脂シートが貼り付けられる成形品に備えられた目地の凹凸パターン(A)に対応する凹凸パターン(B)が形成された樹脂シートの製造方法。 - 請求項4において、
下金型の熱硬化性樹脂を含浸した繊維層に当接する箇所に、微細凹凸が形成されており、
この微細凹凸が熱硬化性樹脂を含浸させた繊維層の表面に転写された樹脂シートの製造方法。 - 請求項4又は5において、
加熱、加圧時に、繊維層に含浸させた熱硬化性樹脂が流動する際に、SMCが流動する樹脂シートの製造方法。
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JP2007237948A JP2009066918A (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 樹脂シートとその製造方法、及び樹脂シートを設けた成形品 |
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JP2011185022A (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-22 | Toto Ltd | 浴室用洗い場床および表面材の製造方法 |
KR20230070870A (ko) * | 2021-11-15 | 2023-05-23 | 윈디텍 주식회사 | 기능이 개선된 해상구조물 및 선박용 방오필름과 이의 제조방법 |
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2007
- 2007-09-13 JP JP2007237948A patent/JP2009066918A/ja active Pending
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