JP2009065790A - 減速機構付き電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑な呼吸作用を維持しつつ被水信頼性の向上が図れる減速機構付き電動モータの提供。
【解決手段】ギヤケース34の内外で連通する筒状部材38と、外側筒部38bの周囲を囲うよう所定の長さで、かつ、取り付けブラケット37に向けて所定の高さで形成される被水防止壁39とを備え、被水防止壁39の高さ寸法を、被水防止壁39の長さ方向で異ならせた。よって、筒状部材38および被水防止壁39により雨水等のギヤケース34内への浸入を抑制することができるとともに、被水防止壁39と取り付けブラケット37との間の隙間寸法を異ならせて、両者間に水膜が形成されることを抑制できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、アーマチュアを収容するヨークと減速機構を収容するギヤケースとを有する減速機構付き電動モータに係り、特に、ギヤケースの内外における差圧の発生を抑制し得る減速機構付き電動モータに関する。
従来、減速機構付き電動モータは、車載用機器のアクチュエータとして用いられており、例えば、パワーウィンド装置、サンルーフ装置、スライドドア開閉装置およびワイパ装置等に多く採用されている。この中でも、特にワイパ装置を構成する減速機構付き電動モータ(ワイパモータ)においては、高温雰囲気のエンジンルーム内に設置されるために高温となり、この状態でワイパモータに雨水等が掛かるとワイパモータは急激に冷やされることになる。これにより、ギヤケースの内部がその外部に比して相対的に低温となり、ギヤケースの内外で差圧が発生する。そこで、このようなギヤケースの内外における差圧の発生を抑制すべく、所謂呼吸機能を備えたワイパモータが、例えば特許文献1に示されている。
特許文献1に記載されたワイパモータは、回転子(アーマチュア)を収容するモータケース(ヨーク)と、ウォーム等よりなる減速機構を収容するギヤケースとを備え、ヨークとギヤケースとの間には、相互の内部を連通する屈曲した空気流路を設けている。空気流路の途中のヨーク寄りには空気流路の内外を連通する通気孔が設けられ、この通気孔には空気流路の内部への雨水等の浸入を抑制するブリーザキャップが装着されている。そして、空気流路、通気孔およびブリーザキャップのそれぞれを介してヨークおよびギヤケースの内外で、呼吸作用を円滑に行えるようにしている。
実公平5−6215号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパモータによれば、例えば、車両が悪天候時に水溜りを勢い良く走行する等してワイパモータが被水した場合に、ブリーザキャップとギヤケースとの間の隙間が小さいことと、ブリーザキャップの周方向に沿って隙間寸法が一定となっていることから、当該隙間には水膜が形成され易い。したがって、ヨークおよびギヤケースの内外での呼吸作用時に当該水膜を吸い込んで空気流路に雨水等が浸入する虞があり、必ずしも十分な被水信頼性が得られるというものではなかった。
本発明の目的は、円滑な呼吸作用を維持しつつ被水信頼性の向上が図れる減速機構付き電動モータを提供することにある。
本発明の減速機構付き電動モータは、一端が開口した有底状のヨークと、前記ヨーク内に回動自在に設けられるアーマチュアと、駆動対象物に接続される出力軸を有し前記アーマチュアの回転を減速する減速機構と、前記ヨークに接続され前記減速機構を収容するギヤケースと、前記ギヤケースを覆うギヤカバーとを備え、取り付け対象物にブラケットを介して取り付けられる減速機構付き電動モータであって、前記ギヤケースに一体に設けられ、前記ギヤケースの内部と外部とを連通する筒状部材と、前記ギヤケースに一体に設けられ、前記ギヤケースの外部で前記筒状部材の周囲を囲うよう所定の長さで、かつ、前記ブラケットに向けて所定の高さで形成される被水防止壁とを備え、前記被水防止壁の高さ寸法を、前記被水防止壁の長さ方向で異ならせることを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記筒状部材を、前記ギヤケースの前記出力軸を挟む前記ヨーク側とは反対側に設けることを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記ギヤケースの被水し易い側における前記被水防止壁の高さ寸法を高く設定することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記筒状部材の内側に、当該筒状部材の内側を一端側と他端側とに画成するとともに前記筒状部材の内径よりも小径の連通孔が形成された壁部を設けることを特徴とする。
本発明によれば、ギヤケースの内部と外部とを連通する筒状部材と、ギヤケースの外部で筒状部材の周囲を囲うよう所定の長さで、かつ、ブラケットに向けて所定の高さで形成される被水防止壁とを備え、被水防止壁の高さ寸法を、被水防止壁の長さ方向で異ならせるので、筒状部材および被水防止壁によって雨水等のギヤケース内への浸入を抑制することができる。被水防止壁の高さ寸法をその長さ方向で異ならせるので、被水防止壁とブラケットとの間の隙間寸法を異ならせることができ、水膜の形成を抑制することができる。
本発明によれば、筒状部材を、ギヤケースの出力軸を挟むヨーク側とは反対側に設けるので、筒状部材をヨーク側から遠ざけることができる。したがって、ヨーク内への雨水等の浸入を確実に抑制して通電不良等の発生を防止することができる。
本発明によれば、ギヤケースの被水し易い側における被水防止壁の高さ寸法を高く設定するので、筒状部材への雨水等の浸入を確実に抑制して被水信頼性をより向上させることができる。
本発明によれば、筒状部材の内側に、筒状部材の内側を一端側と他端側とに画成するとともに筒状部材の内径よりも小径の連通孔が形成された壁部を設けるので、筒状部材および被水防止壁に加えてさらに壁部を障壁として作用させることができ、被水信頼性をさらに向上させることができる。
以下、本発明の第1実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施の形態に係るワイパモータを搭載した車両の一部を示す正面図を、図2は図1のワイパモータを示す斜視図を、図3は図2のワイパモータの内部構造を示す構造図を、図4は図2のワイパモータの筒状部材周辺を斜めから見た断面図を、図5は図2のワイパモータの筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図をそれぞれ表している。
図1に示すように車両10には、フロントウインドガラス11に付着した雨や前車の飛沫等を拭き取って運転者の視界を確保するためにワイパ装置12が設けられている。ワイパ装置12は、運転席側と助手席側の2本のワイパアーム(駆動対象物)13を備えており、これらのワイパアーム13は、それぞれ車両10に設けられたワイパ軸14に装着され、ワイパ軸14を中心として揺動自在となっている。
ワイパアーム13を揺動駆動するために、ワイパ装置12には減速機構付き電動モータとしてのワイパモータ15が設けられており、このワイパモータ15は、その出力軸16が車両10の下方を向くようにエンジンルーム(図示せず)内に固定され、出力軸16はリンク機構17およびワイパ軸14を介してワイパアーム13に接続されている。ワイパモータ15が作動すると、出力軸16の回転運動がリンク機構17により揺動運動に変換されてワイパ軸14に伝達され、これによりワイパアーム13は揺動するようになっている。
ワイパアーム13の先端側にはワイパブレード18が取り付けられ、これらのワイパブレード18は、フロントウインドガラス11に弾圧的に接触しており、ワイパモータ15によりワイパアーム13が揺動駆動されると、ワイパブレード18がフロントウインドガラス11上を所定の払拭範囲(図中二点鎖線の範囲)で揺動してフロントウインドガラス11が払拭される。
図2に示すようにワイパモータ15は、モータ本体20とギヤ本体30とを備えている。モータ本体20の外郭を形成するヨーク21は、一端が開口した有底状に形成されており、その内側には図3に示すように一対のマグネット22が装着されている。また、各マグネット22の内側には、所定の隙間を介してアーマチュア23が回動自在に設けられている。
アーマチュア23の回転中心にはアーマチュア軸24が固定されており、このアーマチュア軸24はアーマチュア23の回転に伴い一体回転するようになっている。アーマチュア軸24の先端側(図中左側)には、減速機構としての一対のウォーム25が一体に設けられており、各ウォーム25のねじれ方向はそれぞれ逆向きとなっている。また、アーマチュア軸24のアーマチュア23に近接する位置には整流子26が一体に設けられており、この整流子26には一対のブラシ27が摺接するようになっている。このようにワイパモータ15はブラシ付きの電動モータとなっており、エンジンルーム等に設置されるバッテリ等(図示せず)から供給される供給電流により作動するようになっている。
ギヤ本体30は中空状に形成されており、このギヤ本体30の内部には図3に示すように減速機構31が収容されている。減速機構31は、アーマチュア軸24に一体に設けられた各ウォーム25と、各ウォーム25にそれぞれ噛み合う一対のカウンタギヤ32と、各カウンタギヤ32のそれぞれに噛み合う平歯車33とから構成されている。
各カウンタギヤ32の第1歯部32aには各ウォーム25がそれぞれ噛み合っており、各カウンタギヤ32は、図中矢印に示すようにアーマチュア23の回転に伴い同一方向(図中反時計方向)に回転するようになっている。また、各カウンタギヤ32の第2歯部32bにはそれぞれ平歯車33の歯部33aが噛み合っており、平歯車33は、図中矢印に示すように各カウンタギヤ32の回転に伴い図中時計方向に回転するようになっている。
このように、アーマチュア23(アーマチュア軸24)の回転は、各ウォーム25および各カウンタギヤ32を介して平歯車33に減速された状態で伝達され、これにより高トルク化された出力が、平歯車33の回転中心に一体に設けられた出力軸16から出力されるようになっている。
ギヤ本体30は、図2および図4に示すようにアルミダイカスト製のギヤケース34と、これを覆うように設けられるプラスチック樹脂製のギヤカバー35とを備えている。ギヤケース34は、溶融したアルミ素材を鋳型に流し込むことにより鋳造加工され、底部34aを備える有底状に形成されている。また、ギヤカバー35は、溶融したプラスチック素材を射出成形することによって加工され、底部35aを備える有底状に形成されている。
ギヤカバー35は、ギヤケース34の開口側を閉塞するように、その開口側の形状がギヤケース34の開口側の形状と略同一の形状となるよう形成されている。そして、これらを組み付けることにより、ギヤ本体30の内部に中空部30a(図5参照)が形成されるようになっている。また、ギヤ本体30とモータ本体20とを組み付けることにより、中空部30aとヨーク21の内部(図示せず)とが連通されるようになっている。
ギヤケース34とギヤカバー35との接続部分、および、ギヤケース34とヨーク21との接続部分は、Oリング等のシール部材(図示せず)によって相互に密封されており、これにより当該接続部分を介してワイパモータ15の外部から内部への雨水や埃等の浸入が防止されている。
ギヤケース34の底部34aには、図2に示すように3つの取り付け脚部34bが一体に設けられている。この取り付け脚部34bには、図5に示すように取り付けボルト36がねじ結合されるようになっており、これによりワイパモータ15を、取り付けブラケット(ブラケット)37を介して取り付け対象物としての車両10に固定できるようになっている。
底部34aの略中心部分には、減速機構を構成する平歯車33の出力軸16が貫通して外部に延出されており、この出力軸16を挟むヨーク21側とは反対側には、出力軸16に対して略平行となるよう垂直方向(図中上下方向)に延びる筒状部材38が一体に設けられている。この筒状部材38は底部34aを貫くよう設けられ、その内側となる中空部38aは、ギヤ本体30の内部と外部とを連通する空気流路となっている。
筒状部材38は、底部34aの外部に延出された外側筒部38bを備えており、この外側筒部38bの周囲には、当該外側筒部38bの周囲を囲うよう所定の長さで、かつ、取り付けブラケット37に向けて所定の高さに設定された被水防止壁39が設けられている。この被水防止壁39は、外側筒部38bの周囲に所定の隙間を介して略同心状に設けられており、その一部がギヤケース34の側壁部34cに近接されている。
被水防止壁39は、図2に示すようにその長さ方向の一端側が取り付け脚部34bに接続されるとともに、他端側が底部34aの出力軸16に近接する箇所に接続されている。被水防止壁39の側壁部34c側、つまり、ギヤケース34の被水し易い側の高さ寸法は、図5に示すように取り付けブラケット37との距離がL1となるよう、取り付けブラケット37に最も近接する高さ寸法に設定されている。
また、被水防止壁39の他の部分については、取り付けブラケット37との距離がL1となる部分から底部34aの略中心部分に向かうにつれて徐々に低い高さ寸法となるようテーパ形状に形成されている。これにより、被水防止壁39の高さ寸法をその長さ方向に異ならせて、図5に示すように被水防止壁39と取り付けブラケット37との間の隙間寸法が図中左右側でそれぞれ異なるようになっている。
筒状部材38は、図4および図5に示すように底部34aの内部に延出された内側筒部38cを備えている。この内側筒部38cは、ギヤケース34の開口側(図中上側)に向かって延びており、当該内側筒部38cの長さ寸法は、ギヤケース34の深さ寸法よりも長く設定されている。また、内側筒部38cの内径寸法は外側筒部38bの内径寸法よりも小さい内径寸法に設定されており、内側筒部38cと外側筒部38bとの間には段差部38dが形成されている。
内側筒部38cの内周面には、当該内側筒部38cの内側を一端側と他端側とに画成し、内側筒部38cの一端側(図中下側)に向けて窪むすり鉢形状の壁部40が一体に設けられており、この壁部40の底部における中心部分には、内側筒部38cの内径よりも小径の連通孔40aが一体に設けられている。この連通孔40aは中空部38aとともに空気流路を形成しており、連通孔40aの通路面積S1は、ワイパモータ15の呼吸作用時におけるギヤ本体30の内部と外部との間における空気の流れに対し、流動抵抗を発生しない(絞らない)程度の大きさに設定されている。
壁部40は、内側筒部38cの軸方向中央部分よりもギヤカバー35寄り(図中上側)に設けられており、空気流路の一端側の開口部分、つまり、外側筒部38bの開口部分から離れた位置に配置されている。これにより、外側筒部38bの開口部分から雨水等が浸入したとしても、壁部40には到達し難くなっている。
ギヤカバー35の底部35aには、図4および図5に示すように中空状の環状壁部35bが一体に設けられており、この環状壁部35bは、内側筒部38cの内側に所定の深さ寸法(距離L2)で入り込んでいる。ただし、この環状壁部35bは中空状に形成しなくとも中実の円柱形状に形成することもできる。
環状壁部35bは、内側筒部38cに対して所定の隙間をもって径方向から対向しており、環状壁部35bと内側筒部38cとの間の隙間は筒状の通路41となっている。この通路41においても連通孔40aとともに空気流路を形成しており、通路41の通路面積S2は、ワイパモータ15の呼吸作用時における空気の流れに対して流動抵抗を発生しない程度で、かつ、連通孔40aの通路面積S1よりも小さくなるよう設定されている(S2<S1)。
次に、以上のように構成したワイパモータ15の呼吸機能および被水防止機能について、図5を用いて詳細に説明する。
まず、ワイパモータ15の呼吸機能について説明する。
エンジンルーム内に設置されたワイパモータ15を作動させると、当該ワイパモータ15の作動とエンジンルーム内の高温雰囲気とによって、ワイパモータ15の内部温度が上昇する。この状態でワイパモータ15に雨水等が掛かることにより、ワイパモータ15の内外で温度差が生じ、この場合には、ワイパモータ15の内部(中空部30a)が相対的に低温となる。すると、中空部30aが負圧となり、空気が空気流路を介してギヤケース34の外部から中空部30aに向かって図中破線矢印Aに示すように流れ込み、これにより、ワイパモータ15の内外での差圧の発生が抑制される。
一方、ワイパモータ15を長時間に亘り高速作動させる等してワイパモータ15の内部温度が大きく上昇し、ワイパモータ15の内部温度が外部温度を上回った場合には、中空部30aが相対的に高温となる。すると、上記とは逆に中空部30aが正圧となり、空気が空気流路を介して中空部30aからギヤケース34の外部に向かって図中破線矢印Aに示すように排出され、これにより、ワイパモータ15の内外での差圧の発生が抑制される。
ここで、ワイパモータ15の内外は、空気流路を介して常時連通されており、その内外で急激な空気の流動が発生することは無く、したがって、空気流路の途中にある連通孔40a(通路面積S1)や通路41(通路面積S2)の絞り効果によってワイパモータ15の内外で差圧が発生することは無い。
次に、ワイパモータ15の被水防止機能について説明する。
車両10が水溜りを勢い良く走行したり車両10を高圧洗浄する等してエンジンルーム内に水しぶきが浸入した場合には、図中実線矢印Bに示すようにワイパモータ15の被水し易い側(図中左側)が被水する。このとき、被水防止壁39における被水し易い側の高さ寸法が、取り付けブラケット37に最も近接するようその距離がL1となっているので、水しぶきは被水防止壁39により跳ね返され、その内側(図中右側)への浸入が抑制される。
また、被水防止壁39の高さ寸法を、当該被水防止壁39の長さ方向に異ならせているので、被水防止壁39と取り付けブラケット37との間には水膜が形成され難くなっており、仮に、被水防止壁39と取り付けブラケット37との間に水膜が形成されたとしても、被水防止壁39の図中左右側で水膜の張力を異ならせることができるため、当該水膜を不安定で壊れ易い状態にすることができる。
被水防止壁39を乗り越えて水しぶきがその内側へ浸入したとしても、被水防止壁39の端部から壁部40までの距離L3が長い寸法に設定され、かつ、連通孔40aと通路41(距離L2)とを空気流路の途中に設けているので、ワイパモータ15の内部(中空部30a)への水しぶきの浸入が抑制される。
筒状部材38の中空部38a内に水しぶきが浸入した場合には、図中実線矢印Cに示すように、壁部40によって水しぶきを外側筒部38b側に向けて折り返すことができ、中空部38a内に水膜が形成された場合には、壁部40の窪んだ底部により破ることができる。仮に、壁部40の連通孔40aを介して連通孔40aと通路41との間に水しぶきが浸入したとしても、連通孔40aの通路面積S1が通路41の通路面積S2よりも大きく設定(S1>S2)されていることと、壁部40がすり鉢形状に形成されていることにより、図中実線矢印Dに示すように、連通孔40aと通路41との間に浸入した水しぶきをその場に留めることなく速やかに外側筒部38b側に排出することができる。
以上詳述したように、本発明の第1実施の形態に係るワイパモータ15によれば、筒状部材38および被水防止壁39によって雨水等のギヤケース34内への浸入を抑制することができる。被水防止壁39の高さ寸法をその長さ方向で異ならせたので、被水防止壁39と取り付けブラケット37との間の隙間寸法を異ならせることができ、水膜の形成を抑制することができる。
また、本発明の第1実施の形態に係るワイパモータ15によれば、筒状部材38を、ギヤケース34の出力軸16を挟むヨーク21側とは反対側に設けたので、筒状部材38をヨーク21側から遠ざけることができる。したがって、ヨーク21内への雨水等の浸入を確実に抑制して通電不良等の発生を防止することができる。
さらに、本発明の第1実施の形態に係るワイパモータ15によれば、ギヤケース34の被水し易い側における被水防止壁39の高さ寸法を高く設定したので、筒状部材38への雨水等の浸入を確実に抑制して被水信頼性をより向上させることができる。
また、本発明の第1実施の形態に係るワイパモータ15によれば、筒状部材38の内側に連通孔40aを有する壁部40を設けたので、筒状部材38および被水防止壁39に加えてさらに壁部40を障壁として作用させることができ、被水信頼性をさらに向上させることができる。
次に、本発明における第2実施の形態について図6を用いて説明する。
図6は第2実施の形態に係るワイパモータの筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図を表している。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
図6に示すように、第2実施の形態に係るワイパモータ15は、上述した第1実施の形態に比して、被水防止壁39の被水し易い側の高さ寸法を当該被水防止壁39と取り付けブラケット37との間の距離がL4(L4<L1)となるよう設定した点、内側筒部38cの外側筒部38b寄りの内周面に連通孔50aを有する水平円盤形状の壁部50を一体に形成した点、ギヤカバー35の環状壁部35bの長さ寸法を長くした点が異なっている。
この第2実施の形態に係るワイパモータ15は、被水防止壁39の端部から壁部50までの距離L5を第1実施の形態に比して短く設定した分、被水防止壁39と取り付けブラケット37との間の距離L4を短くするとともに、環状壁部35bの内側筒部38cへの挿入深さ(距離L6)を長くしており、ワイパモータ15の被水信頼性の低下を抑制している。
以上のように構成した第2実施の形態についても、上述した第1実施の形態と略同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第2実施の形態によれば、水平円盤形状の壁部50を内側筒部38cの内周面に形成したので、ギヤケース34の鋳造成形に用いる鋳型を単純な形状にすることができ、鋳型の成形が容易である等、製造コストの低減を図ることができる。ただし、ワイパモータ15のエンジンルーム内への搭載状況等(被水する可能性が高いまたは低い等)により、上述の第1実施の形態と同様にすり鉢形状の壁部を採用することもできる。
次に、本発明における第3実施の形態について図7を用いて説明する。
図7は第3実施の形態に係るワイパモータの筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図を表している。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
図7に示すように、第3実施の形態に係るワイパモータ15は、上述した第1実施の形態に比して、取り付けブラケット37の傾斜形状に合わせて被水防止壁39の被水し易い側の高さ寸法を設定して両者間の距離をL7(L7<L1)とした点、ギヤ本体30の中空部30aの深さ寸法を短くした点が異なっている。
この第3実施の形態に係るワイパモータ15は、取り付けブラケット37の形状に合わせて被水防止壁39の高さ寸法を設定して、被水防止壁39の端部から壁部40までの距離L8を十分に確保するとともに、環状壁部35bの内側筒部38cへの挿入深さ寸法(距離L9)を、第1実施の形態よりも長い寸法(L9>L2)に設定している。これにより、ワイパモータ15の被水信頼性の低下を抑制している。
以上のように構成した第3実施の形態についても、上述した第1実施の形態と略同様の作用効果を奏することができる。ただし、ワイパモータ15のエンジンルーム内への搭載状況等(被水する可能性が高いまたは低い等)により、上述の第2実施の形態と同様に水平円盤形状の壁部を採用することもできる。
次に、本発明における第4実施の形態について図8および図9を用いて説明する。
図8は第4実施の形態に係るワイパモータのギヤカバーを裏面から見た図を、図9は第4実施の形態に係る筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図をそれぞれ表している。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分については、同一の符号を付しその詳細な説明を省略する。
図8に示すように、ギヤカバー35の内側、つまり、ギヤカバー35の底部35aには、プラスチック樹脂製のインシュレータ60が装着されている。このインシュレータ60には、電気部品としての複数のチョークコイル61や複数のコンデンサ62が所定位置に配置されている。また、インシュレータ60には、平歯車33(図2参照)に設けられる図示しないカムプレート(導電板よりなるスイッチング素子)が摺接する接点部材63がターミナル64を介して装着されている。インシュレータ60は、所謂、電気回路基板となっており、ターミナル64を介して接続された図示しないコントローラが、接点部材63のカムプレートに対する摺接位置に応じて平歯車33の回転位置を検出し、ワイパモータ15を所定の停止位置に停止させたりするようになっている。
インシュレータ60の内側筒部38cとの対向位置には、内側筒部38cの内側に入り込むとともに、内側筒部38cに対して径方向から対向する環状壁部65が形成されている。環状壁部65は、図9に示すように上述した第1実施の形態と同様の形状に形成されており、この環状壁部65を形成した代わりにギヤカバー35の環状壁部35b(図5参照)を省略している。
外側筒部38bの内側には、ブリーザキャップ66が装着されており、このブリーザキャップ66は、段差部38dに当接することにより外側筒部38bの軸方向に対して位置決めされている。ブリーザキャップ66の中央部分には、細かい網目状の繊維膜66aが装着されており、この繊維膜66aは、水の通過を規制する一方、空気の通過を許容するようになっている。
以上のように構成した第4実施の形態についても、上述した第1実施の形態と略同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第4実施の形態によれば、外側筒部38bの内側にブリーザキャップ66を装着したので、さらに被水信頼性を向上させることができる。ただし、第4実施の形態に係るブリーザキャップ66は、上述した各実施の形態においても同様に装着することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、被水防止壁39の長さ方向の一端側を取り付け脚部34bに接続するとともに、その他端側を底部34aの出力軸16に近接する箇所に接続したものを示したが、本発明はこれに限らず、外側筒部38bの周囲を全面で囲うよう同心状に形成しても良い。
また、上記各実施の形態においては、被水防止壁39の高さ寸法を当該被水防止壁39の長さ方向に徐々に変化させるようにし、被水防止壁39の取り付けブラケット37との対向部をテーパ形状に形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、被水防止壁の取り付けブラケット37との対向部を波形形状に形成して、被水防止壁の高さ寸法をその長さ方向に異ならせることもできる。このようにしても、被水防止壁とブラケットとの間での水膜の形成を抑制することができる。
さらに、上記各実施の形態においては、減速機構付き電動モータとしてのワイパモータを、フロントウインドガラスを払拭するフロントのワイパ装置に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、リヤウインドガラスを払拭するリヤワイパ装置にも適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、減速機構付き電動モータとしてワイパモータに適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、パワーウィンド装置やスライドドア開閉装置等、減速機構を有する他の減速機構付き電動モータにも適用することができる。
さらに、上記各実施の形態においては、減速機構付き電動モータとしてブラシ付きの電動モータに適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、ブラシレスの電動モータ等にも適用することができる。
本発明の第1実施の形態に係るワイパモータを搭載した車両の一部を示す正面図である。 図1のワイパモータを示す斜視図である。 図2のワイパモータの内部構造を示す構造図である。 図2のワイパモータの筒状部材周辺を斜めから見た断面図である。 図2のワイパモータの筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図である。 第2実施の形態に係るワイパモータの筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図である。 第3実施の形態に係るワイパモータの筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図である。 第4実施の形態に係るワイパモータのギヤカバーを裏面から見た図である。 第4実施の形態に係る筒状部材周辺を縦方向に切断した断面図である。
符号の説明
10 車両(取り付け対象物)
11 フロントウインドガラス
12 ワイパ装置
13 ワイパアーム(駆動対象物)
14 ワイパ軸
15 ワイパモータ(減速機構付き電動モータ)
16 出力軸(減速機構)
17 リンク機構
18 ワイパブレード
20 モータ本体
21 ヨーク
22 マグネット
23 アーマチュア
24 アーマチュア軸
25 ウォーム(減速機構)
26 整流子
27 ブラシ
30 ギヤ本体
30a 中空部
31 減速機構
32 カウンタギヤ(減速機構)
32a 第1歯部
32b 第2歯部
33 平歯車(減速機構)
33a 歯部
34 ギヤケース
34a 底部
34b 取り付け脚部
34c 側壁部
35 ギヤカバー
35a 底部
35b 環状壁部
36 取り付けボルト
37 取り付けブラケット(ブラケット)
38 筒状部材
38a 中空部
38b 外側筒部
38c 内側筒部
38d 段差部
39 被水防止壁
40 壁部
40a 連通孔
41 通路
50 壁部
50a 連通孔
60 インシュレータ
61 チョークコイル
62 コンデンサ
63 接点部材
64 ターミナル
65 環状壁部
66 ブリーザキャップ
66a 繊維膜

Claims (4)

  1. 一端が開口した有底状のヨークと、前記ヨーク内に回動自在に設けられるアーマチュアと、駆動対象物に接続される出力軸を有し前記アーマチュアの回転を減速する減速機構と、前記ヨークに接続され前記減速機構を収容するギヤケースと、前記ギヤケースを覆うギヤカバーとを備え、取り付け対象物にブラケットを介して取り付けられる減速機構付き電動モータであって、
    前記ギヤケースに一体に設けられ、前記ギヤケースの内部と外部とを連通する筒状部材と、
    前記ギヤケースに一体に設けられ、前記ギヤケースの外部で前記筒状部材の周囲を囲うよう所定の長さで、かつ、前記ブラケットに向けて所定の高さで形成される被水防止壁とを備え、
    前記被水防止壁の高さ寸法を、前記被水防止壁の長さ方向で異ならせることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  2. 請求項1記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記筒状部材を、前記ギヤケースの前記出力軸を挟む前記ヨーク側とは反対側に設けることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  3. 請求項1または2記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記ギヤケースの被水し易い側における前記被水防止壁の高さ寸法を高く設定することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記筒状部材の内側に、当該筒状部材の内側を一端側と他端側とに画成するとともに前記筒状部材の内径よりも小径の連通孔が形成された壁部を設けることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
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