JP7367576B2 - 回転式アクチュエータ - Google Patents

回転式アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP7367576B2
JP7367576B2 JP2020049367A JP2020049367A JP7367576B2 JP 7367576 B2 JP7367576 B2 JP 7367576B2 JP 2020049367 A JP2020049367 A JP 2020049367A JP 2020049367 A JP2020049367 A JP 2020049367A JP 7367576 B2 JP7367576 B2 JP 7367576B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
opening
breathing hole
space
rotary actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020049367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021151105A (ja
Inventor
秀典 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2020049367A priority Critical patent/JP7367576B2/ja
Publication of JP2021151105A publication Critical patent/JP2021151105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7367576B2 publication Critical patent/JP7367576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、回転式アクチュエータに関する。
従来、車両用シフトバイワイヤシステムの駆動部として用いられる回転式アクチュエータが知られている。特許文献1に開示された回転式アクチュエータでは、ハウジングに呼吸用通路が形成されており、ハウジングの外壁にフィルタユニットが取り付けられている。フィルタユニットは、ハウジングの外壁の管状突起に圧入された筒状の保持部材と、保持部材の端部に設けられた膜状のフィルタと、フィルタを覆うように保持部材の外側に設けられた有底筒状のキャップとを有する。ハウジングは、フィルタユニット周りを囲うように形成された防護壁を有する。
特開2009-177982号公報
特許文献1のようにハウジングの外壁から突出するようにフィルタユニットが設けられると、回転式アクチュエータの車両への搭載性が低下する。特にキャップを有するフィルタユニットの場合、キャップ形状に起因してフィルタユニット内部に水や泥が溜まって呼吸できなくなるのを防ぐために、車両への搭載方向に制約が生じ、搭載性が一層低下する。また、外力によりフィルタユニットが外れるのを防ぐために、ハウジングに防護壁を設ける必要がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両への搭載性が向上した回転式アクチュエータを提供することである。
本発明の回転式アクチュエータ(10)は、車両用シフトバイワイヤシステムの駆動部として用いられ、駆動対象(18)を回転駆動可能である。第一の態様の回転式アクチュエータは、モータ(30)と、モータを収容する収容空間(61)を有するハウジング(20)と、ハウジングに固定されたブラケット(29)と、ハウジングに形成された通孔であり、ハウジングに対する外部の空間としての外部空間(63)と収容空間とを連通可能な呼吸穴部(62)と、ハウジングの外壁面(66)よりも内側に設けられ、呼吸穴部を経由した収容空間と外部空間との間の固体および液体の流通を規制しつつ、呼吸穴部を経由した収容空間と外部空間との間の気体の流通を許容するフィルタ(67)とを備える。ブラケットは、呼吸穴部の外部空間側の開口(74)との間に隙間(75)を空けて配置され、開口とブラケットとが対向する方向からみて、開口がブラケットにより完全に覆われている。
これによりフィルタがハウジングの外壁から突出するように設けられるのを回避できる。また、車両への搭載方向の制約が無くなり、ハウジングに防護壁が不要になる。そのため、回転式アクチュエータの車両への搭載性が向上する。
第1実施形態の回転式アクチュエータが適用されたシフトバイワイヤシステムを説明する模式図。 第1実施形態の回転式アクチュエータの断面図。 図2のIII部拡大図であって、呼吸穴部周辺を示す断面図 図3のリアハウジング、呼吸穴部およびブラケットを矢印IV方向から見た図。 第2実施形態の回転式アクチュエータの呼吸穴部周辺を示す断面図。 図5の出力部材、呼吸穴部およびコントロール軸を矢印VI方向から見た図。 第3実施形態の回転式アクチュエータの呼吸穴部周辺を示す断面図。 第4実施形態の回転式アクチュエータの呼吸穴部周辺を示す断面図。 第5実施形態の回転式アクチュエータの呼吸穴部周辺を示す断面図。
以下、回転式アクチュエータ(以下、アクチュエータ)の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態のアクチュエータ10は、車両用変速機11のケース12の外壁に固定され、シフトバイワイヤシステム13の駆動部として用いられる。アクチュエータ10は、シフト操作装置14からの指令信号に応じて制御装置15により駆動制御されることで、変速機11のシフトレンジ切替機構16を作動させてシフトレンジを切り替える。
(アクチュエータ)
先ず、アクチュエータ10の全体構成について図2を参照して説明する。アクチュエータ10は、ハウジング20、モータ30および減速機40を備える。
ハウジング20は、カップ状のフロントハウジング21およびリアハウジング22を有する。フロントハウジング21およびリアハウジング22は、開口部同士が組み合わされてボルト23により互いに締結されている。フロントハウジング21には、有底筒状の金属プレート24が埋め込まれている。リアハウジング22は、フロントハウジング21とは反対側に突き出す筒状突出部28を有する。リアハウジング22の外壁にはブラケット29が固定されている。アクチュエータ10は、ブラケット29を用いて変速機11のケース12(図1参照)に取り付けられる。
モータ30は、ステータ31、ロータ34およびシャフト37を有する。ステータ31は、金属プレート24に例えば圧入等により固定された環状のステータコア32と、ステータコア32に設けられたコイル33とを有する。ロータ34は、ステータ31の内側において回転可能に設けられている。シャフト37は、モータ側軸受35および減速機側軸受36により回転軸心AX1まわりに回転可能に支持され、ロータ34とともに回転してモータ30のトルクを出力する。モータ側軸受35は、金属プレート24に設けられている。減速機側軸受36は、後述の出力部材44に設けられている。
減速機40は、偏心軸41、リングギア42、偏心ギア43、出力部材44および伝達機構45を備える。偏心軸41は、回転軸心AX1に対して偏心する偏心軸心AX2上に設けられ、シャフト37と一体に形成されている。リングギア42は、回転軸心AX1と同軸上に設けられ、リアハウジング22に固定されている。偏心ギア43は、リングギア42の内歯部46と噛み合う外歯部47を有し、偏心軸41に設けられた軸受48により遊星運動可能に支持されている。遊星運動とは、偏心軸心AX2まわりに自転しつつ回転軸心AX1まわりに公転する運動のことである。遊星運動時の偏心ギア43の自転速度は、シャフト37の回転速度に対して減速させられる。
出力部材44は、回転軸心AX1と同軸上に設けられ、リアハウジング22に設けられた軸受49により回転可能に支持されている。出力部材44は、「駆動対象」としてのコントロール軸18にモータ30のトルクを出力する出力部である。伝達機構45は、偏心ギア43に形成された係合突起51と、出力部材44に形成されて係合突起51が挿入された係合孔52とから構成され、偏心ギア43の偏心軸心AX2まわりの回転を出力部材44に伝達する。
アクチュエータ10では、コイル33の通電相が切り替えられることにより回転磁界が発生し、この回転磁界により生じる磁気的吸引力または反発力を受けてロータ34が回転する。ロータ34と共に偏心軸41が回転軸心AX1まわりに回転すると偏心ギア43が遊星運動し、ロータ34の回転に対して減速させられた偏心ギア43の回転が出力部材44から外部に出力される。
(呼吸穴部およびフィルタ)
次に、ハウジング20内外の呼吸のための構成について図2~図4を参照して説明する。ハウジング20は、モータ30および減速機40を収容する収容空間61を有する。収容空間61は、フロントハウジング21およびリアハウジング22の内部空間から構成されている。リアハウジング22には呼吸穴部62が設けられている。呼吸穴部62は、リアハウジング22に形成された通孔であり、ハウジング20に対する外部の空間(以下、外部空間)63と収容空間61とを連通させている。
呼吸穴部62は、カップ状のリアハウジング22のうち、底部の外周部であってリングギア42付近に形成されている。リングギア42は、呼吸穴部62の収容空間61側の開口(以下、内側開口)64との間に隙間(以下、内側隙間)65を空けて配置されている。内側隙間65は収容空間61の一部である。
ハウジング20の外壁面66よりも内側に位置する内側開口64には、フィルタ67が設けられている。フィルタ67は、内側開口64の縁部68に貼り付けられたシールタイプフィルタである。フィルタ67は、防水透湿機能をもつ膜であって、呼吸穴部62を経由した収容空間61と外部空間63との間の固体および液体の流通を規制しつつ、呼吸穴部62を経由した収容空間61と外部空間63との間の気体の流通を許容する。固体は例えば砂や塵などであり、液体は雨水や泥水である。気体は例えば空気などである。呼吸穴部62およびフィルタ67により、収容空間61と外部空間63との圧力差を低減しつつ、収容空間61への異物や水などの侵入を抑制することができる。
リアハウジング22には、金属製のカラー71がインサート成形されている。ボルト23は、カラー71を挿通してフロントハウジング21のインサートナット72に螺合している。カラー71は、呼吸穴部62の貫通方向において、呼吸穴部62の外部空間63側の開口(以下、外側開口)74と比べて外部空間63側に長くなっている。ボルト23とカラー71との間にはブラケット29が挟持されている。ブラケット29は、外側開口74との間に隙間(以下、外側隙間)75を空けて配置されている。外側隙間75は外部空間63の一部である。
外側開口74とブラケット29とが対向する方向(すなわち、外側開口74の開口方向であって、図3の矢印IV方向)からみて、外側開口74はブラケット29により完全に覆われている。すなわち、上記対向する方向からみて、外側開口74はブラケット29に完全に重なっている。また、外側開口74とブラケット29との間隔は、ブラケット29の板厚よりも小さくなっている。外側隙間75は、ブラケット29の縁とリアハウジング22の外壁との間の隙間76を通じて、ブラケット29の外側の空間(以下、ブラケット外空間)につながっている。外側隙間75および隙間76は、呼吸穴部62とブラケット外空間との間で迷路状空間を形成している。「迷路状」とは、始点から終点までを直線経路で結べないことを意味しており、迷路状の経路上には屈曲部が1つ以上あることになる。
(効果)
以上説明したように第1実施形態では、フィルタ67はハウジング20の外壁面66よりも内側に設けられている。これによりフィルタ67がハウジング20の外壁から突出するように設けられるのを回避できる。また、特開2009-177982号公報のようにキャップを有するフィルタユニットの場合、キャップ形状に起因してフィルタユニット内部に水や泥が溜まって呼吸できなくなるのを防ぐために、車両への搭載方向に制約が生じるのに対して、第1実施形態ではキャップが不要であり車両搭載方向の制約が無くなる。また、特開2009-177982号公報では例えば高圧洗浄時の水圧等の外力によりフィルタユニットが外れるのを防ぐために、ハウジングに防護壁を設ける必要があるのに対して、第1実施形態ではハウジング20に防護壁が不要になる。そのため、アクチュエータ10の車両への搭載性が向上する。
また、第1実施形態では、呼吸穴部62は、リアハウジング22に形成された通孔である。ブラケット29は、呼吸穴部62の外部空間63側の外側開口74との間に外側隙間75を空けて配置されている。外側開口74とブラケットとが対向する方向からみて、外側開口74はブラケット29により完全に覆われている。これにより呼吸穴部62が被水するのを抑制することができる。また、既存の部品であるブラケットにより呼吸穴部62を覆っているので、別途カバーを設ける必要がない。
また、第1実施形態では、フィルタ67は、内側開口64を塞ぐように当該内側開口64の縁部68に貼り付けられたシールタイプフィルタである。これによりフィルタ構成が簡素化され、ハウジング20内の既存の隙間である内側隙間65にフィルタ67を設置できる。そのため、アクチュエータ10を小型化できる。また、収容空間61の圧力が急に増大する場合においてフィルタ67の脱落を抑制できる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図5および図6に示すように、出力部材44は、筒部81およびフランジ部82を有する。フランジ部82には係合孔52が形成されている。筒部81の中間部には、筒部81内部の軸方向一方の空間と軸方向他方の空間とを隔てる隔壁部83が形成されている。筒部81のうち隔壁部83に対してモータ30側には減速機側軸受36が設けられ、また、筒部81のうち隔壁部83に対してモータ30とは反対側には、例えばスプライン内歯等の係合内歯84が形成されている。筒部81は、係合内歯84がコントロール軸18の例えばスプライン外歯等の係合外歯19に係合することにより、コントロール軸18にトルク伝達可能に連結される。筒状突出部26と筒部81との間は、環状のシール部材85により封止されている。
呼吸穴部62は、隔壁部83に形成された通孔であり、外部空間63と収容空間61とを連通させている。内側開口64とシャフト37との間には内側隙間65が形成され、また、外側開口74とコントロール軸18の端面86との間には外側隙間75が形成されている。第1実施形態と同様に、フィルタ67は、ハウジング20の外壁面66よりも内側に位置する内側開口64に設けられている。
コントロール軸18は、呼吸穴部62の外側開口74との間に外側隙間75を空けるようにして筒部81に嵌合している。コントロール軸18が筒部81に嵌合したとき、外側開口74とコントロール軸18とが対向する方向(すなわち、図5の矢印VI方向)からみて、外側開口74がコントロール軸18により完全に覆われる。外側隙間75は、係合内歯84と係合外歯19との間の隙間87を通じて、外部空間63につながっている。外側隙間75および隙間87は、呼吸穴部62と外部空間63との間で迷路状空間を形成している。
以上説明したように第2実施形態のアクチュエータ10によれば、第1実施形態と同様に、アクチュエータ10の車両への搭載性が向上するとともに、ハウジング20内の既存の隙間である内側隙間65にフィルタ67を設置してアクチュエータ10を小型化できる。
また、第2実施形態では、呼吸穴部62がコントロール軸18により覆われることで、呼吸穴部62が被水するのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、呼吸穴部62はモータ30の回転軸心AX1上に設けられている。これにより呼吸穴部62が収容空間61の略中心に位置するため、収容空間61内における圧力差を低減できる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、図7に示すように、フィルタ67は、ハウジング20の外壁面66よりも内側において、隔壁部83に形成された呼吸穴部62の外側開口74を塞ぐように外側開口74の縁部88に貼り付けられたシールタイプフィルタである。これにより、第1実施形態と同様に、アクチュエータ10の車両への搭載性が向上するとともに、ハウジング20内の既存の隙間である外側隙間75にフィルタ67を設置してアクチュエータ10を小型化できる。また、収容空間61の圧力が急に減少する場合においてフィルタ67の脱落を抑制できる。また、回転するシャフト37がフィルタ67に接触するのを防止できる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、図8に示すように、呼吸穴部62は、リアハウジング22の樹脂部分に形成された通孔である。フィルタ67の外縁部は、呼吸穴部62の内壁部により保持されている。すなわち、フィルタ67はリアハウジング22にインサート成形されている。このようにフィルタ67は、シールタイプに限らず、リアハウジング22にインサート成形されてもよい。
[第5実施形態]
第5実施形態では、図9に示すように、フィルタ67は、その外縁部が環状の保持部材89に保持されている。保持部材89は、呼吸穴部62の内壁部に嵌合している。このようにフィルタ67は、保持部材89により呼吸穴部62に設置されてもよい。また、図9では保持部材89が呼吸穴部62の収容空間61側端部に設けられているが、これに限らず他の実施形態では、保持部材89が呼吸穴部62の中央部または外部空間63側端部に設けられてもよい。
また、第5実施形態では、保持部材89はゴムにより形成されている。これにより保持部材89を容易に製造できるとともに、ゴムの緊迫力によりフィルタ67の脱落を抑制できる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、呼吸穴部の横断面形状は円形に限らず、他の形状であってもよい。また、呼吸穴部は、真っ直ぐに貫通するものに限らず、曲がっていてもよい。また、呼吸穴部は、1つに限らず、複数形成されてもよい。複数の呼吸穴部が形成される場合、それらが1つのフィルタにより塞がれてもよいし、複数のフィルタにより塞がれてもよい。また、呼吸穴部は、ハウジングのリングギア付近に限らず、他の部位に形成されてもよい。呼吸穴部は、減速機側に限らず、モータ側(すなわち、フロントハウジング)に形成されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10 アクチュエータ、18 コントロール軸(駆動対象)、20 ハウジング、
30 モータ、61 収容空間、62 呼吸穴部、63 外部空間、
66 外壁面、67 フィルタ。

Claims (7)

  1. 車両用シフトバイワイヤシステムの駆動部として用いられ、駆動対象(18)を回転駆動可能な回転式アクチュエータ(10)であって、
    モータ(30)と、
    前記モータを収容する収容空間(61)を有するハウジング(20)と、
    前記ハウジングに固定されたブラケット(29)と、
    前記ハウジングに形成された通孔であり、前記ハウジングに対する外部の空間としての外部空間(63)と前記収容空間とを連通可能な呼吸穴部(62)と、
    前記ハウジングの外壁面(66)よりも内側に設けられ、前記呼吸穴部を経由した前記収容空間と前記外部空間との間の固体および液体の流通を規制しつつ、前記呼吸穴部を経由した前記収容空間と前記外部空間との間の気体の流通を許容するフィルタ(67)と、
    を備え
    前記ブラケットは、前記呼吸穴部の前記外部空間側の開口(74)との間に隙間(75)を空けて配置され、
    前記開口と前記ブラケットとが対向する方向からみて、前記開口が前記ブラケットにより完全に覆われている回転式アクチュエータ。
  2. 車両用シフトバイワイヤシステムの駆動部として用いられ、駆動対象(18)を回転駆動可能な回転式アクチュエータ(10)であって、
    モータ(30)と、
    前記モータを収容する収容空間(61)を有するハウジング(20)と、
    前記モータのトルクを前記駆動対象に出力する出力部(44)と、
    前記出力部に形成された通孔であり、前記ハウジングに対する外部の空間としての外部空間(63)と前記収容空間とを連通可能な呼吸穴部(62)と、
    前記ハウジングの外壁面(66)よりも内側に設けられ、前記呼吸穴部を経由した前記収容空間と前記外部空間との間の固体および液体の流通を規制しつつ、前記呼吸穴部を経由した前記収容空間と前記外部空間との間の気体の流通を許容するフィルタ(67)と、
    を備え
    前記駆動対象は、前記呼吸穴部の前記外部空間側の開口(74)との間に隙間(75)を空けるようにして前記出力部に嵌合され、
    前記駆動対象が前記出力部に嵌合したとき、前記開口と前記駆動対象とが対向する方向からみて、前記開口が前記駆動対象により完全に覆われる回転式アクチュエータ。
  3. 前記呼吸穴部は前記モータの回転軸心(AX1)上に設けられている請求項に記載の回転式アクチュエータ。
  4. 前記呼吸穴部の前記収容空間側の開口を内側開口(64)と定義すると、
    前記フィルタは、前記内側開口を塞ぐように当該内側開口の縁部(68)に貼り付けられたシールタイプフィルタである請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
  5. 前記呼吸穴部の前記外部空間側の開口を外側開口(74)と定義すると、
    前記フィルタは、前記外側開口を塞ぐように当該外側開口の縁部(88)に貼り付けられたシールタイプフィルタである請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
  6. 前記呼吸穴部は、前記ハウジングの樹脂部分に形成された通孔であり、
    前記フィルタの外縁部は前記呼吸穴部の内壁部により保持されている請求項に記載の回転式アクチュエータ。
  7. 前記回転式アクチュエータは、前記フィルタの外縁部を保持する環状の保持部材(89)をさらに備え、
    前記保持部材は前記呼吸穴部の内壁部に嵌合している請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
JP2020049367A 2020-03-19 2020-03-19 回転式アクチュエータ Active JP7367576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020049367A JP7367576B2 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 回転式アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020049367A JP7367576B2 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 回転式アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021151105A JP2021151105A (ja) 2021-09-27
JP7367576B2 true JP7367576B2 (ja) 2023-10-24

Family

ID=77849683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020049367A Active JP7367576B2 (ja) 2020-03-19 2020-03-19 回転式アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7367576B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7272305B2 (ja) * 2020-03-19 2023-05-12 株式会社デンソー アクチュエータのブリーザ構造

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124798A (ja) 2005-10-27 2007-05-17 Nsk Ltd モータユニット
JP2009177982A (ja) 2008-01-25 2009-08-06 Denso Corp 回転式アクチュエータ
JP2010063224A (ja) 2008-09-02 2010-03-18 Jtekt Corp 電動モータユニット
JP2013115986A (ja) 2011-11-30 2013-06-10 Denso Corp 回転式アクチュエータ
JP2017125513A (ja) 2016-01-12 2017-07-20 株式会社デンソー 回転式アクチュエータ
JP2018174629A (ja) 2017-03-31 2018-11-08 日本電産トーソク株式会社 アクチュエータのブリーザ構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007124798A (ja) 2005-10-27 2007-05-17 Nsk Ltd モータユニット
JP2009177982A (ja) 2008-01-25 2009-08-06 Denso Corp 回転式アクチュエータ
JP2010063224A (ja) 2008-09-02 2010-03-18 Jtekt Corp 電動モータユニット
JP2013115986A (ja) 2011-11-30 2013-06-10 Denso Corp 回転式アクチュエータ
JP2017125513A (ja) 2016-01-12 2017-07-20 株式会社デンソー 回転式アクチュエータ
JP2018174629A (ja) 2017-03-31 2018-11-08 日本電産トーソク株式会社 アクチュエータのブリーザ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021151105A (ja) 2021-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7172823B2 (ja) 回転式アクチュエータ
JP4055547B2 (ja) 電子制御式スロットル制御装置
JP7367576B2 (ja) 回転式アクチュエータ
US11451107B2 (en) Rotary actuator
US5777412A (en) Throttle actuator
JP6485365B2 (ja) 回転式アクチュエータ
CN111828617B (zh) 旋转致动器
JP7172824B2 (ja) 回転式アクチュエータ
JP7192635B2 (ja) 回転式アクチュエータ
US11761530B2 (en) Breather structure for actuator
JP2010063224A (ja) 電動モータユニット
JP7251504B2 (ja) 回転式アクチュエータ
WO2020059830A1 (ja) 回転式アクチュエータ
JP5212147B2 (ja) 電動ポンプユニット
JP4349976B2 (ja) エンジンの吸気制御装置
JP7314595B2 (ja) 回転式アクチュエータ
JP2004027993A (ja) スロットル装置
JP2017110525A (ja) 内燃機関用電子式スロットル装置
KR20240047533A (ko) 차량의 시프트 바이 와이어 시스템용 액추에이터 장치
JP3810946B2 (ja) 電動式スロットルバルブ装置
EP1002943A2 (en) Improved integrated torque motor and throttle body
JP2011099521A (ja) シール構造
CN116568544A (zh) 减速器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230925

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7367576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151