JP2009064936A - 変圧器輸送組立方法およびu字形鉄心組立装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】据付工期短縮化、省スペース化、およびコスト低減化を可能とする変圧器輸送組立方法を提供する。
【解決手段】U字形鉄心61を、鉄板が水平に延びる状態で据付現地近くまで輸送する輸送工程と、U字形鉄心61が起立タンク10に収容された状態で、水平に延びる状態から鉛直に延びる状態になるまでU字形鉄心61を起立タンク10とともに起立させる起立工程とを有する。起立工程は、鉛直方向に伸縮可能であって起立タンク10をはさんで互いに所定の間隔を保って平行に移動可能な2本のブーム32aと、この間を水平方向に連絡してブーム32aの伸縮に応じて上下に動きうるビーム33aと、を有する門型リフタ35aを用い、可撓性部材を介して起立タンク10の所定支持箇所をビーム33aで支持してブーム32aを伸縮させることによってビーム33aを上下に動かす工程を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、分解輸送変圧器における変圧器輸送組立方法およびU字形鉄心の組立装置に関する。
近年、電力需要の増大に伴い、送電系統の高電圧化が進んでいる。これに伴って、送変電用に使用される変圧器等の静止誘導電器も大容量化、大形化、重量増大化が進んでいる。
一方、変圧器が設置される変電所は、山間地や都心部地下などの輸送条件がきわめて厳しい場所に設けられる場合が増加しており、このような場所に設置する静止誘導電器においては、その輸送寸法と重量を大幅に低減することが必要になってくる。
このような場合、従来、変圧器の輸送方法として、輸送規模および重量を大幅に低減できる、分解輸送方法が採用されている。この方式は、工場で製造されて、すでに試験済みの大容量の3相変圧器等を、U字形鉄心、ヨーク、巻線等の各構成部分に分解し、これらをそれぞれ専用の輸送タンクに収容して据付現地まで輸送し、据付現地に建てられたクリーンハウス等の内部において再び組み立てるものである。このような分解輸送方式を用いて輸送される変圧器は、特に分解輸送変圧器と呼ばれている。最近では、さらに輸送単位を小さくするために、U字形鉄心をさらに、レグ鉄心と下部ヨーク鉄心に分解して輸送する方法も行われている。
従来、U字形鉄心や、レグ鉄心および下部ヨーク鉄心等に分割されているU字形鉄心は、特許文献1に開示されているように、除湿および除塵された予備室に搬入され輸送タンク等から開梱され、除湿および除塵されたクリーンハウス等の組立室に重機等により搬入される。この組立室内で、U字形鉄心を組み立て、さらにこれを収容するU字形鉄心タンクを組み立てる。
U字形鉄心が収容されたタンクは、重機等により組立室から搬出されて、組立室の外部に仮設置される。この後、少なくとも2台の重機を使用して、双方の重機を巻き上げ動作および巻き下げ動作を行うことにより調整をしながらU字形鉄心タンクを起立させる。
特開2004−111855号公報
ところが、上記例では、以下に述べる問題点がある。
例えば大容量の3相5脚変圧器の鉄心は、4個のU字形鉄心で構成されているので、クリーンハウス等の組立室の設置が完了した後で、据付場所で4個のU字形鉄心の組み立てを行う必要がある。1個のU字形鉄心の組み立てを完了するのに通常7日程度を必要とする。U字形鉄心の組み立ては、一般的には組立室内で行われるが、従来の組立室のスペースでは、一度にU字形鉄心の組み立てることができるのは、2個までのものが多く、この場合、全てのU字形鉄心の組み立てを完了するには通常14日〜17日の工期が必要となる。このため、一般の分解輸送変圧器のように鉄心をU字形鉄心の状態で輸送した場合に比べ、U字形鉄心を現地で組み立てるための工期の分だけ、変圧器全体の据付工期が長くなる。
さらに、上記の工程は、天候等の安定した場合にのみ適用可能な日程である。すなわち、組立室へ鉄心を搬入する際には、組立室の屋根部を開放する必要があるため、例えば、雨天の場合には搬入作業を行うことができず、さらに工期が長くなる。
また、レグ鉄心およびヨーク鉄心の搬入やU字形鉄心を収容して起立させる起立タンク等の搬出は、レッカーにより吊り上げている。これらの鉄心をレッカーにより吊り上げや吊り降ろす作業は、予備室と組立室の両方で行う。さらに、レッカーは、予備室と組立室の中間位置に配置され、アームを伸ばして傾斜させた状態でレグ鉄心およびヨーク鉄心の吊り上げ、吊り降ろしを行う。このため吊り容量の大きなレッカーが必要となる。このような吊り容量の大きなレッカーはレンタル料等も高価で、U字形鉄心の組み立てに要する期間レンタル料の高いレッカーを貸借せざるを得ず、コスト増加の要因となる。
さらに、U字形鉄心またはU字形鉄心が収容されたタンクを起立させる場合には、重機等が少なくとも2台必要となる。これらの重機は少なくとも200トンクラス1台と、100トンクラス1台が必要となり、広い設置スペースおよび借用費等によるコスト増大化が生じる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、変圧器の輸送組立方法において、省スペース化、据付工期短縮化および低コスト化を可能とすることにある。
上記目的を達成するため本発明に係る変圧器輸送組立方法は、鉄板が積層されたU字形鉄心を含む変圧器を分解して輸送した後に据付現地近くで組み立てる分解輸送変圧器の輸送組立方法において、前記U字形鉄心を、前記鉄板が水平に延びる状態で据付現地近くまで輸送する輸送工程と、前記輸送工程の後に、前記U字形鉄心が起立タンクに収容された状態で、前記鉄板が水平に延びる状態から鉛直に延びる状態になるまで前記U字形鉄心を前記起立タンクとともに起立させる起立工程と、を有し、前記起立工程は、それぞれが鉛直方向に伸縮可能であって前記起立タンクをはさんで互いに所定の間隔を保って平行に移動可能な2本のブームと、前記2本のブームの間を水平方向に連絡して前記ブームの伸縮に応じて上下に動きうるビームと、を有する門型リフタを用い、可撓性部材を介して前記起立タンクの所定支持箇所を前記ビームで支持して前記ブームを伸縮させることによって前記ビームを上下に動かす工程を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係るU字形鉄心組立装置は、第1レグ鉄心を収容し据付現地まで輸送する第1レグ鉄心タンクと第2レグ鉄心を収容し前記据付現地まで輸送する第2レグ鉄心タンクとで形成される起立タンク、および下部ヨーク鉄心組立タンクに分割可能なU字形鉄心組立タンクと、前記据付現地で前記起立タンクを起立させる門型リフタと、を具備するU字形鉄心組立装置において、前記第1レグ鉄心タンクは、長手側の一側面に形成される開閉可能な第1長手開口部と、この側面と直交する端面に形成される開閉可能な第1短部開口部と、を有し、前記第2レグ鉄心タンクは、長手側の一側面に形成される開閉可能な第2長手開口部と、この第2長手開口部を形成する側面に直交する端面に形成される開閉可能な第2短部開口部と、前記第2レグ鉄心が収容された状態で前記第2長手開口部を開き、この第2長手開口部と前記第1レグ鉄心が収容された前記第1レグ鉄心タンクの開口した前記第1長手開口部とを、前記第1短部開口部および前記第2短部開口部が同じ平面に配置され1つの開口部となるように結合し一体化され、起立タンクを形成するように構成される起立タンク結合手段と、を有し、前記下部ヨーク鉄心組立タンクは、前記下部ヨーク鉄心の長手側の一側面に形成され下部ヨーク鉄心の搬入出が可能で開閉可能な第3開口部と、前記下部ヨーク鉄心が収容された状態で前記第3開口部を開放し、この第3開口部と、前記第1レグ鉄心および前記第2レグ鉄心を収容した前記起立タンクの開放された前記第1短部開口部および前記第2短部開口部とを、結合して一体化するように構成される下部ヨーク鉄心組立タンク結合手段と、を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、変圧器の輸送組立方法において、省スペース化、据付工期短縮化および低コスト化が可能となる。
以下、図面を用いて本発明について実施形態を説明する。なお、同一部分または類似部分には、同一符号を付して、重複説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係る変圧器輸送組立方法の第1の実施形態における第1門型リフタ35a、第2門型リフタ35bおよびU字形鉄心組立タンク60の例を示す概略平面図であり、組立架台34上にU字形鉄心61が収容されたU字形鉄心組立タンク60が仮配置された状態を示す概略図である。図2は、図1における正面図を示す概略図である。
変圧器等の構成要素であるU字形鉄心61は、第1レグ鉄心1a、第2レグ鉄心1b、および下部ヨーク鉄心21などにより構成されている。
第1レグ鉄心1a、第2レグ鉄心1b、および下部ヨーク鉄心21は、第1レグ鉄心タンク2a、第2レグ鉄心タンク2b、および下部ヨーク鉄心輸送タンク(図示せず)により、変圧器等の据付現地に輸送される。このとき、第1レグ鉄心1aおよび第2レグ鉄心1bは、横倒しの状態で、これらの長手方向が水平となるように、かつ、各積層鉄板が水平になるように配置され、第1レグ鉄心タンク2aおよび第2レグ鉄心タンク2b内にそれぞれ収容され、この状態で据付現地まで輸送される。
第1レグ鉄心タンク2aには、その長手方向の1つの側面に開閉可能な第1長手開口部3aが設けられ、さらに、この側面と直交する端面に第1短部開口部4aが形成されている。第1長手開口部3aおよび第1短部開口部4aには、着脱可能な鉄板等の蓋(図示せず)が設けられて、鉄心等が収容されているときや輸送中などには、この蓋により閉止されている。第1短部開口部4aの反対側の端面には、第1端板5aが配置されている。
第1レグ鉄心タンク1aと同様に、第2レグ鉄心タンク2bは、その長手方向の一側面に開閉可能な第2長手開口部3bが設けられ、さらに、この側面と直交する端面に第2短部開口部4bが形成されている。第2長手開口部3bおよび第2短部開口部4bにおいても、鉄板等の蓋が設けられており、鉄心等が収容されているときや輸送中などには、この蓋により閉止されている。第2短部開口部4bの反対側の端面には、第2端板5bが配置されている。なお、これらの開口部は、例えばフランジ部等が設けられており、結合可能な構造を有している。
一方、変圧器等の据付現地に門型リフタを設置するために、2本の走行レール31を平行に並ぶように敷設する。走行レール31を敷設した後に、それぞれの走行レール31の上に伸縮可能で、例えば油圧により上下昇降動作が可能な第1ブーム32aを対向するように設置する。さらに、その第1ブーム32aの上方に第1ビーム33aが架かるように載せ、これらを連結することで第1門型リフタ35aの組み立てが完了する。なお、対向する第1ブーム32aは、同じ長さになるように伸縮させる。本実施形態では、上記作業により、第1門型リフタ35aと同様に第2ブーム32bおよび第2ビーム33bを設置して第2門型リフタ35bを組み立てる。第1ビーム33aおよび第2ビーム33bは、同じ動作をするように、第1ブーム32aおよび第2ブーム32bを伸縮させる。これにより、少なくとも60トンクラスの重量物の吊り上げ作業等を数ミリ単位の精度で位置決めを行うことが可能な搬送装置となる。
第1門型リフタ35aおよび第2門型リフタ35bが設置される2本の走行レール31の内側の平滑化された中央部に組立架台34が配置され、この組立架台34の上に、第1レグ鉄心タンク2aおよび第2レグ鉄心タンク2bが輸送された後で、横倒しの状態で仮設置される。なお、このとき第1レグ鉄心1aを収容した第1レグ鉄心タンク2aおよび第2レグ鉄心1b収容した第2レグ鉄心タンク2bは、これらのタンクの長手方向が平行になるように配置される。さらに、第1短部開口部4aおよび第2短部開口部4bが同じ平面上に並ぶように配置され、第1長手開口部3aおよび第2長手開口部3bは開放された状態で、これらが対向するように配置される。
組立架台34上で、第1長手開口部3aと第2長手開口部3bとを結合し一体化させる。ここで、第1レグ鉄心タンク2aと第2レグ鉄心タンク2bが結合され一体化されたタンクを起立タンク10と定義する。
起立タンク10は、第1短部開口部4aと第2短部開口部4bが同じ側面に配置され、これらの開口部を開口した場合、1つの間口となるように形成されている。この間口を、起立タンク開口部10bと定義する。第1短部開口部4aおよび第2短部開口部4bに設けられたフランジは、起立タンク10が形成された後に、1つのフランジとなるように形成される。このフランジを起立タンクフランジ10aと定義する。さらに起立タンク10には、ワイヤー等により例えば第1門型リフタ35aと接続することができる吊耳が設けられている。この吊耳は、起立タンク10の上端面に第1上側短吊耳7a、第2上側短吊耳7b、第1上側長吊耳8aおよび第2上側長吊耳8bが設けられ、起立タンク10の下方には、下側吊耳6aおよび下側吊耳6bが設けられている。
一方、下部ヨーク鉄心21は、例えば下部ヨーク鉄心輸送タンク(図示せず)に収容され据付現地に輸送される。下部ヨーク鉄心組立タンク20には、その長手側の一側面に形成されフランジ部を有する第3開口部20aが形成されている。第3開口部20aは開閉可能であって、第3開口部20aを通して下部ヨーク鉄心21の搬入出が可能である。ここで、第3開口部20aに設けられたフランジを第3開口部フランジ20bと定義する。据付現地で、下部ヨーク鉄心輸送タンクから下部ヨーク鉄心21を例えばクレーンやレッカー等で搬出し、第3開口部20aから搬入する。このとき、下部ヨーク鉄心21は、その長手方向が水平になるように搬入される。なお、例えば工場で下部ヨーク鉄心組立タンク20に下部ヨーク鉄心21を収容した状態で、据付現地まで輸送してもよい。
下部ヨーク鉄心21が収容された下部ヨーク鉄心組立タンク20は、組立架台34上に配置された起立タンク10の起立タンク開口部10bと、第3開口部20aとを、対向するように配置する。この場合、第1長手開口部3aおよび第2長手開口部3bが設けられた側面と、第3開口部20aを有する面とのなす角度が90度となるように、クレーン等により配置される。なお、図1および図2では、下部ヨーク鉄心21を起立タンク10および下部ヨーク鉄心組立タンク20それぞれに示している。
起立タンク開口部10bおよび第3開口部20aを開放した状態で、起立タンクフランジ10aと第3開口部フランジ20bとを結合して一体化する。この作業後に一体となったものを、U字形鉄心組立タンク60と定義する。
U字形鉄心組立タンク60が構成された直後は、第1レグ鉄心1aおよび第2レグ鉄心1bは平行に配置され、これらのレグ鉄心の長手方向の延長線と、下部ヨーク鉄心21の長手方向線とが直交するように配置され、これらの鉄心は分割されたままの状態で収容されている。なお、各開口部の蓋を外して3者を結合するとき、および下部ヨーク鉄心組立タンク20を外して起立タンク底板10cを取り付けるときには、開口部は水平方向を向いており、上向きではない。よって、塵埃が入ることが防止される。
この後に、第1レグ鉄心1aおよび第2レグ鉄心1bの端部に、下部ヨーク鉄心21を積み重ねて結合し、U字形鉄心61を組み立てる。この組立作業は、下部ヨーク鉄心組立タンク20に収容された下部ヨーク鉄心21を、平行に配置された第1レグ鉄心1aおよび第2レグ鉄心1bの下端部に結合するように組み立てる。つまり、下部ヨーク鉄心21の取り付けが完了するときには、起立タンク10側にU字形鉄心61が収容された状態となる。
なお、組み立てを完了したU字形鉄心61の、第1レグ鉄心1a、第2レグ鉄心1b、および下部ヨーク鉄心21の長手方向は全て水平な状態となっている。すなわち、上からこれらの鉄心を見ると、全体でUの字を描くように構成されている。
図3は、起立タンク10内にU字形鉄心61が収容され、起立タンク開口部10bを閉止した状態を示す概略平面図である。U字形鉄心61の組み立て完了後に、起立タンク開口部10bと第3開口部20aとの結合を切り離し、起立タンク開口部10bを鉄板等の起立タンク底板10cで閉止する。以上の作業により、組み立てられたU字形鉄心61が起立タンク10内に収容された状態になる。
次に、組立架台34上に横倒しの状態で仮配置された起立心タンク10を起立させる起立工程について説明する。
図4は、組立架台34上にU字形鉄心61が収容された起立タンク10が配置された状態を示す概略平面図である。図5は、図4の概略正面図である。
第1門型リフタ35aおよび第2門型リフタ35bを、吊耳の位置まで走行レール31上を走行させて、第1ビーム33aおよび第2ビーム33bが吊耳の上方になるように第1ビーム33aおよび第2ビーム33bの位置を調整する。すなわち、第1門型リフタ35aの第1ビーム33aの下方に、第1上側短吊耳7a、第1上側長吊耳8a、および第1下側吊耳6aが配置され、第2門型リフタ35bの第2ビーム33bの下方に、第2上側短吊耳7b、第2上側長吊耳8b、および第1下側吊耳6bが配置されるように移動する。
例えば第1ビーム33aと、第1下側吊耳6aとの間に、チェーンブロック41等を配置する。起立タンク10に設けられた第1上側長吊耳8aおよび第1上側短吊耳7a、それぞれに可撓性部材、例えばワイヤー43を取り付け、そのワイヤー43に滑車42を介して、第1ビーム33aと連結するように構成する。同様に、第2門型リフタ35bにおいても、第2上側長吊耳8bおよび第2上側短吊耳7b、それぞれに少なくとも1本のワイヤー43を取り付け、そのワイヤー43に滑車42を介して、第2ビーム33bと連結するように構成する。
図6は、本実施形態の起立工程における起立タンク10を横倒しのまま上昇させた例を示す概略正面図である。第1門型リフタ35aで滑車42を吊り上げて、第1門型リフタ35aの第1ブーム32aを伸長させ、起立タンク10を横倒しのまま上昇させる。このとき、第2門型リフタ35bにおいても同様に、第2ブーム32bを伸長させる。
図7は、本実施形態の起立工程における起立タンク10が約45度回転した例を示す概略正面図である。横倒しのまま上昇させた後に、チェーンブロック41をゆっくり巻き下げていく。これにより、ワイヤー43が、滑車42上を滑らかに移行するため、起立タンク10は回転動作を行うことが可能となる。
図8は、図7における回転動作が完了し、起立タンク10が起立した例を示す概略正面図である。チェーンブロック41を緩めることにより、起立タンク10の起立タンク底板10cの一辺が組立架台34に接触し、第1下側吊耳6aに取り付けられたワイヤー43に作用する力が次第に小さくなり、起立タンク10が起立する。すなわち、起立タンク底板10cが底になるようにほぼ90度回転するように起立する。以上の作業により、起立タンク10の起立工程が完了する。
従来の起立工程は、少なくとも2台のレッカーを調達する必要があるが、本実施形態で使用する第1門型リフタ35aおよび第2門型リフタ35bは、分解輸送が可能で、分割輸送単位は、2〜3トンであるため、比較的小さな輸送用トラック等で搬送可能となる。
本実施形態で行う変圧器輸送組立方法によれば、起立タンク10等の起立工程において、大型の重機および天井クレーン等を用いないため、この工程で必要とする作業スペースを小さくすることができ、省スペース化が可能となり、少なくとも2台の重機を賃借費用も不要となるためコスト低減化が可能となる。
さらに、本実施形態では据付現地でU字形鉄心61や変圧器等を組み立てるためのクリーンハウス等の組立室を使用することなく、ほぼ外気と遮断された状態でU字形鉄心61を組み立てることが可能である。よって、U字形鉄心61の組立工程と、例えば変圧器組立用クリーンハウスなどを組み立てる工程とを、同時平行して行うことができ、変圧器全体の据付工期短縮化およびコスト低減化が可能となる。
[第2の実施形態]
図9は、本発明に係る変圧器輸送組立方法の第2の実施形態における第1門型リフタ35a、第2門型リフタ35bおよび起立タンク10の例を示す概略平面図であり、組立架台34に起立タンク10タンクが仮配置された状態を示す概略図である。図10は、図9における正面図を示す概略図である。
本実施形態の起立タンク10は、このタンクの一側面のほぼ中央で、回転重心位置より若干起立タンク底板10cから遠い側に吊ピン44が、溶接等により形成されている。さらに、吊環45が、吊ピン44に対して、例えば締まり嵌めの状態で取り付けられている。一方、第1門型リフタ35aは、第1ビーム33aと吊環45とをワイヤー43で連結して起立タンク10を吊り上げられるように構成されている。
本実施形態の変圧器輸送組立方法について以下に説明する。まず、第1の実施形態と同様に、第1門型リフタ35aおよび第2門型リフタ35b等を組み立てて、走行レール31の間に組立架台34を設置し、その上にU字形鉄心61が横倒しで収容された本実施形態の起立タンク10を仮配置する。
第1ブーム32aおよび第2ブーム32bを伸長させることにより、ワイヤー43により連結された吊環45が上昇し、吊環45が嵌め込まれた吊ピン44により、起立タンク10は、吊ピン44を回転中心とて回転しながら上昇する。このとき、吊環45等がやや起立タンク底板10cから遠い側に配置されており、起立タンク底板10c側の質量が大きいため、起立タンク底板10cが下方になる方向に回転動作を行うことが可能である。
図11は、本実施形態における起立タンク10の回転動作中の例を示す概略正面図で、図12は、起立動作が完了した状態を示す概略正面図である。
本実施形態によれば、起立工程の時に使用するチェーンブロック41および滑車42等の段取りが不要となり、第1の実施形態に比べ少ない機材で作業が可能となる。第1ブーム32aおよび第2ブーム32bの上昇のみで、起立タンク10の回転動作を行うことができるため、起立工程がより簡素化できる。
さらに回転中心が、走行レール31間のほぼ中央部となるため、第1の実施形態に比べて起立動作範囲を抑制することが可能となる。
また、図13に示すように、起立タンク10において起立タンク底板10c側に付加質量46を取り付けられる台座47を設置して、質量調整が可能な機構を設けてもよい。これにより、起立タンク10に、寸法の異なるU字形鉄心61が収容された場合においても、質量バランスを調整することにより、上記例と同様に、起立タンク10の回転動作を行うことができるため、起立タンク10を起立させることが可能となる。
[第3の実施形態]
図14は、本発明に係る変圧器輸送組立方法の第3の実施形態における第1門型リフタ35aおよび起立タンク10の例を示す概略正面図であり、組立架台34に起立タンク10が仮配置された例を示す概略図である。本実施形態では、第2の実施形態の構成要素に加え、起立タンク10の下方に連結座48を設けて、連結ピン49等によりこの連結座48と組立架台34上を走行することができる走行台車50とを連結させている。
本実施形態の変圧器輸送組立方法について以下に説明する。まず、第1の実施形態と同様に、第1門型リフタ35aおよび第2門型リフタ35bを組み立てて、走行レール31の間に組立架台34を設置し、その上にU字形鉄心61が横倒しで収容された本実施形態の起立タンク10を仮配置する。
図15は、本実施形態における起立タンク10の回転動作中の例を示す概略正面図である。第2の実施形態と同様に、第1ブーム32aおよび第2ブーム32bを伸長させることにより、ワイヤー43等により連結された吊環45が上昇し、吊環45が嵌め込まれた吊ピン44により、起立タンク10は、吊ピン44を回転中心とて回転しながら上昇する。このとき、この走行台車50が、起立タンク底板10cから組立架台34に作用する荷重を受け、組立架台34上を走行しながら起立タンク10を起立させる。
図16は、起立タンク10を吊り上げた状態で回転動作が完了して直立した状態で静止している例を示す概略正面図である。起立タンク10の回転動作が完了し直立した状態で静止した後に起立タンク10から連結座48を取り外し、その後に起立タンク10を組立架台34上に設置して、起立工程が完了する。
本実施形態によれば、起立タンク10を吊り上げるときに、起立タンク底板10cが組立架台34に接触しながら引きずられることなく起立させることができ、よりスムーズに起立タンク10の回転動作を行うことが可能となる。また、走行台車50が組立架台34上に接しているため、起立タンク10の起立動作中の横揺れ等を防ぐことができ、起立工程の作業性が向上する。
さらに、図17に示すように、走行台車50の走行レールに沿うように組立架台34上に走行ガイド51を設けてもよい。図18は、走行台車50に沿うように組立架台34上に走行ガイド51を配置した例を示す概略側面図である。これにより、走行台車50が組立架台34等から脱落するなどの事故を防止することが可能となり、起立工程の作業性がさらに向上し、より安全性が向上した変圧器輸送組立方法となる。
[その他の実施形態]
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、第1ビーム33aおよび第2ビーム33bに対して、起立タンク10の長手方向が直交するように配置して、起立工程を行うことも可能である。また、滑車42およびチェーンブロック41等を図9および図10に示す例に組み合わせ、起立タンク10の吊り上げ作業の補助手段として利用することも可能である。また、ワイヤー43は、ロープやチェーンなどの他の可撓性部材に代えてもよい。
また、第1レグ鉄心タンク2aおよび第2レグ鉄心タンク2bを連結させる場合において、第1門型リフタ35aおよび第2門型リフタ35bなどを利用することも可能である。
さらに、予め組みあがったU字形鉄心61を起立タンク10に収容された状態で変圧器等の据付現地まで輸送して、この起立タンク10を組立架台34上に配置して、上記実施形態における起立工程を行うことも可能である。
本発明に係る変圧器輸送組立方法の第1の実施形態における門型リフタおよびU字形鉄心組立タンクの例を示す概略平面図である。 図1における門型リフタおよびU字形鉄心組立タンクの概略正面図である。 図1における起立タンク内にU字形鉄心が収容された例を示す概略平面図である。 図1における組立架台上に起立タンクが配置されて、これをまたいだ状態の例を示す概略平面図である。 図4における門型リフタおよび起立タンクの概略正面図である。 図1の実施形態における起立タンクを横倒しのまま上昇させた例を示す概略正面図である。 図1の実施形態における起立タンクを約45度回転した例を示す概略正面図である。 図1の実施形態における起立タンクの起立動作が完了した状態を示す概略正面図である。 本発明に係る変圧器輸送組立方法の第2の実施形態における門型リフタおよび起立タンクの例を示す概略平面図である。 図9における門型リフタおよび起立タンクの概略正面図である。 図9における起立タンクの回転動作中の例を示す概略正面図である。 図9における起立タンクの起立工程が完了した例を示す概略正面図である。 図9における横倒し状態の起立タンクの上側側面に付加質量を取り付けられる台座を設置した例を示す概略正面図である。 本発明に係る変圧器輸送組立方法の第3の実施形態における門型リフタおよび起立タンクの例を示す概略正面図である。 図14における起立タンクの回転動作中の例を示す概略正面図である。 図14の実施形態における起立タンクを吊り上げた状態で回転動作が完了して直立状態で静止している例を示す概略正面図である。 図14の実施形態における組立架台上に走行ガイドを取り付けた例を示す概略正面図である。 図17における概略側面図である。
符号の説明
1a…第1レグ鉄心、1b…第2レグ鉄心、2a…第1レグ鉄心タンク、2b…第2レグ鉄心タンク、3a…第1長手開口部、3b…第2長手開口部、4a…第1短部開口部、4b…第2短部開口部、5a…第1端板、5b…第2端板、6a…第1下側吊耳、6b…第2下側吊耳、7a…第1上側短吊耳、7b…第2上側短吊耳、8a…第1上側長吊耳、8b…第2上側長短吊耳、10…起立タンク、10a…起立タンクフランジ、10b…起立タンク開口部、10c…起立タンク底板、20…下部ヨーク鉄心組立タンク、20a…第3開口部、20b…第3開口部フランジ、21…下部ヨーク鉄心、31…走行レール、32a…第1ブーム、32b…第2ブーム、33a…第1ビーム、33b…第2ビーム、34…組立架台、35a…第1門型リフタ、35b…第2門型リフタ、41…チェーンブロック、42…滑車、43…ワイヤー、44…吊ピン、45…吊環、46…付加質量、47…台座、48…連結座、49…連結ピン、50…走行台車、51…走行ガイド、60…U字形鉄心組立タンク、61…U字形鉄心

Claims (11)

  1. 鉄板が積層されたU字形鉄心を含む変圧器を分解して輸送した後に据付現地近くで組み立てる分解輸送変圧器の輸送組立方法において、
    前記U字形鉄心を、前記鉄板が水平に延びる横倒し状態で据付現地近くまで輸送する輸送工程と、
    前記輸送工程の後に、前記U字形鉄心が起立タンクに収容された状態で、前記鉄板が水平に延びる状態から鉛直に延びる状態になって前記起立タンクの底板が底部に位置する状態になるまで前記U字形鉄心を、横倒し状態の前記起立タンクとともに起立させる起立工程と、
    を有し、
    前記起立工程は、それぞれが鉛直方向に伸縮可能であって前記起立タンクをはさんで互いに所定の間隔を保って平行に移動可能な2本のブームと、前記2本のブームの間を水平方向に連絡して前記ブームの伸縮に応じて上下に動きうるビームと、を有する門型リフタを用い、可撓性部材を介して前記起立タンクの所定支持箇所を前記ビームで支持して前記ブームを伸縮させることによって前記ビームを上下に動かす工程を含むこと、
    を特徴とする変圧器輸送組立方法。
  2. 前記2本のブームを互いに同じ長さになるように伸縮させることを特徴とする請求項1に記載の変圧器輸送組立方法。
  3. 前記2本のブームを、前記起立タンクをはさんで互いに平行に水平に延びる2本のレール上で移動させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変圧器輸送組立方法。
  4. 前記起立タンクの所定支持箇所は前記起立タンクをはさんで両側にあり、
    前記2本のレール上で移動可能な前記門型リフタ2台を前記起立タンクの所定支持箇所に対応させて前記起立タンクをはさむ位置に配置して、前記2台の門型リフタの各ビームにより前記可撓性部材を介して、対応する位置の所定支持箇所を支持すること、
    を特徴とする請求項3に記載の変圧器輸送組立方法。
  5. 前記起立タンクの所定の支持箇所は前記起立タンクの長手側の側面のほぼ中央であって、この支持箇所に吊ピンが配置され、この吊ピン周りに吊環が配置されて、この吊環が可撓性部材によって支持されて、この可撓性部材が前記ビームによって支持されるように構成され、
    前記起立工程は、前記可撓性部材を引くことにより吊環を引き上げて、それによって吊ピンを引き上げて、それによって前記吊ピンを回転中心として前記起立タンクを回転させながら起立させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の変圧器輸送組立方法。
  6. 前記輸送工程の後で前記起立工程の前に、
    横倒し状態の前記起立タンクの上側側面に質量を付加する質量付加工程を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の変圧器輸送組立方法。
  7. 前記起立タンクは、その底板に連結座およびこの連結座とピンで連結された走行台車を有し、
    前記起立工程は、前記連結座を支点として前記起立タンクが配置される組立架台上を、前記走行台車を走行させながら、前記起立タンクを起立させることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の変圧器輸送組立方法。
  8. 前記組立架台上に、前記走行台車の走行経路に沿って走行ガイドを配置し、前記起立工程は、前記走行台車を前記走行ガイドに沿って移動させることを特徴とする請求項7に記載の変圧器輸送組立方法。
  9. 前記輸送工程は、
    第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心に分解されたU字形鉄心を、開閉可能な開口部を有する第1レグ鉄心タンク、第2レグ鉄心タンクおよび下部ヨーク鉄心タンク内に個々に収容して、前記開口部を閉じ、前記第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心が横倒しの状態でこれら第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心を個別に輸送する工程を含み、
    前記輸送工程の後で前記起立工程の前に、
    前記下部ヨーク鉄心を、開口部を有する下部ヨーク鉄心組立タンク内に移送する下部ヨーク鉄心移送工程と、
    前記第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心を横倒しの状態に維持したままで、前記第1レグ鉄心タンク、第2レグ鉄心タンクそれぞれの前記開口部を開き、前記第1レグ鉄心タンク、第2レグ鉄心タンクおよび下部ヨーク鉄心組立タンクそれぞれの前記開口部を互いに結合するタンク結合工程と、
    前記タンク結合工程の後に、前記下部ヨーク鉄心を前記第1レグ鉄心タンクおよび第2レグ鉄心タンクの内部に移動して、前記第1レグ鉄心および第2レグ鉄心と前記下部ヨーク鉄心とを結合する鉄心結合工程と、
    前記鉄心結合工程の後に、第1レグ鉄心タンクおよび第2レグ鉄心タンクが結合された状態を維持しながら前記下部ヨーク鉄心組立タンクを分離する下部ヨーク鉄心組立タンク分離工程と、
    前記下部ヨーク鉄心組立タンク分離工程の後に、その下部ヨーク鉄心組立タンクの分離によって生じた第1レグ鉄心タンクおよび第2レグ鉄心タンクの開口部に底板を取り付けることによってその開口部を閉鎖して、前記起立タンクを形成する起立タンク形成工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の変圧器輸送組立方法。
  10. 前記輸送工程は、
    第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心に分解されたU字形鉄心を、開閉可能な開口部を有する第1レグ鉄心タンク、第2レグ鉄心タンクおよび下部ヨーク鉄心タンク内に個々に収容して、前記開口部を閉じ、前記第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心が横倒しの状態でこれら第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心を個別に輸送する工程を含み、
    前記輸送工程の後で前記起立工程の前に、
    前記第1レグ鉄心、第2レグ鉄心および下部ヨーク鉄心を横倒しの状態に維持したままで、前記第1レグ鉄心タンク、第2レグ鉄心タンク、および下部ヨーク鉄心タンクそれぞれの前記開口部を開き、前記第1レグ鉄心タンク、第2レグ鉄心タンクおよび下部ヨーク鉄心タンクそれぞれの前記開口部を互いに結合するタンク結合工程と、
    前記タンク結合工程の後に、前記下部ヨーク鉄心を前記第1レグ鉄心タンクおよび第2レグ鉄心タンクの内部に移動して、前記第1レグ鉄心および第2レグ鉄心と前記下部ヨーク鉄心とを結合する鉄心結合工程と、
    前記鉄心結合工程の後に、第1レグ鉄心タンクおよび第2レグ鉄心タンクが結合された状態を維持しながら前記下部ヨーク鉄心タンクを分離する下部ヨーク鉄心タンク分離工程と、
    前記下部ヨーク鉄心タンク分離工程の後に、その下部ヨーク鉄心タンクの分離によって生じた第1レグ鉄心タンクおよび第2レグ鉄心タンクの開口部に底板を取り付けることによってその開口部を閉鎖して、前記起立タンクを形成する起立タンク形成工程と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の変圧器輸送組立方法。
  11. 第1レグ鉄心を収容し据付現地まで輸送する第1レグ鉄心タンクと第2レグ鉄心を収容し前記据付現地まで輸送する第2レグ鉄心タンクとで形成される起立タンク、および下部ヨーク鉄心組立タンクに分割可能なU字形鉄心組立タンクと、前記据付現地でU字形鉄心が収容された前記起立タンクを起立させる門型リフタと、を具備するU字形鉄心組立装置において、
    前記第1レグ鉄心タンクは、
    長手側の一側面に形成される開閉可能な第1長手開口部と、
    この側面と直交する端面に形成される開閉可能な第1短部開口部と、
    を有し、
    前記第2レグ鉄心タンクは、
    長手側の一側面に形成される開閉可能な第2長手開口部と、
    この第2長手開口部を形成する側面に直交する端面に形成される開閉可能な第2短部開口部と、
    前記第2レグ鉄心が収容された状態で前記第2長手開口部を開き、この第2長手開口部と前記第1レグ鉄心が収容された前記第1レグ鉄心タンクの開口した前記第1長手開口部とを、前記第1短部開口部および前記第2短部開口部が同じ平面に配置され1つの開口部となるように結合し一体化され、前記起立タンクを形成するように構成される起立タンク結合手段と、
    を有し、
    前記下部ヨーク鉄心組立タンクは、
    前記下部ヨーク鉄心の長手側の一側面に形成され下部ヨーク鉄心の搬入出が可能で開閉可能な第3開口部と、
    前記下部ヨーク鉄心が収容された状態で前記第3開口部を開放し、この第3開口部と、前記第1レグ鉄心および前記第2レグ鉄心を収容した前記起立タンクの開放された前記第1短部開口部および前記第2短部開口部とを、結合して一体化するように構成される下部ヨーク鉄心組立タンク結合手段と、
    を有すること、を特徴とするU字形鉄心組立装置。
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