JP2009064750A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流検知手段を備えてスイッチング素子の保護動作を行った場合でも、保護動作が継続して、加熱動作が再起動しないといった事態を防ぎ、再起動の為にリセット機能を有する素子を備えた場合においても、リセット動作の誤動作による過電流検知手段の誤作動・不動作を防止すことができるようにすること。
【解決手段】過電流検知手段8には、時定数ラッチ手段8cを構成する抵抗R7とR8、及びコンデンサC5の直列回路より成る時定数を構成要素に含み、過電流検知した際の加熱停止動作を所定時間のみ継続する事を可能とし、他の回路ブロックからの過電流検知手段のセット/リセット命令が無くとも、過電流検知手段による加熱停止・再起動を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭及び業務用として使用される誘導加熱調理器に関するもので、特に、調理器を構成するスイッチング素子に過大な電流が流れる駆動信号が発生した場合にも、瞬時に電流を停止する過電流保護機能を備えて、調理器の破壊を防ぐ事を可能とする誘導加熱調理器に関するものである。
従来、誘導加熱によって調理を行う場合に、スイッチング素子の電流を検知して所定値以上で停止する停止手段を備える事により、スイッチング素子を確実に保護するといった従来例1の誘導加熱調理器が特許文献1に開示されている。
また、スイッチング素子に所定値以上の電流が流れた場合に、スイッチング素子の動作を停止するとともに、停止動作を保持するとともにマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)によって再起動するといった従来例2の誘導加熱調理器が特許文献2に開示されている。
以下、従来例1の誘導加熱調理器について図3を用いて説明する。図3は従来構成の誘導加熱調理器の回路構成である。図3において、直流電源31は、具体的には商用交流電源31aを整流器31bを介して得ている。加熱コイル34は直流電源31に直列に接続されており、加熱コイル34上にプレート35を介して鍋などの被加熱物36が載置されている。共振コンデンサ33cは加熱コイル34と並列に接続されている。チョークコイル33fは、加熱コイル34と直列に接続されている。スイッチング素子33aは、本従来例の場合、耐圧900vのIGBTを使用している。逆導通ダイオード33bは、スイッチング素子33aと並列に接続されている。スイッチング素子33aの高周波スイッチングにより、加熱コイル34を介して被加熱物36へと高周波電力が供給されるので、高周波電力変換手段33を構成している。また本回路構成にすることにより、通常動作において正常な発振信号をスイッチング素子33aに加えれば、スイッチング素子33aに流れる電流は共振電流となり、かつその電流が零の時(逆導通ダイオードに電流が流れている時を含む)に遮断することができる。
制御回路37には発振回路を含み、スイッチング素子33aの制御を行う。自己クランプ手段33eは、スイッチング素子33aの両端が所定値(具体的には通常動作時に発生する電圧よりも高く、スイッチング素子33aの耐圧よりも低い値であり、本従来例の場合は、通常動作時の電圧が400V程度で、スイッチング素子33aの耐圧が900Vであるので、600Vとしている。)以上となったときスイッチング素子33aを自己クランプさせるものである。本従来例の場合、スイッチング素子33aのコレクタ側とゲートの間に耐圧600Vのツェナーダイオードと逆阻止ダイオードを直列に接続したものを挿入することにより実現している。
過電流検知手段38は、逆導通ダイオード33bに流れる逆導通電流を検知して、その検知電流が所定値以上の時に、制御手段37内部の停止手段37を動作させて、スイッチング素子33aの発振を停止する。本従来例の場合、33dの電流検知部として、カレントトランスを用いて、逆導通電流分だけを検出する構成としている。
また、本従来例の電力制御は、商用電源31aから整流器31bへ入力される入力電流をカレントトランス31cで検出して行っている。
図4は通常動作時におけるスイッチング素子33aの駆動信号と電流(Ic)電圧(Vce)波形である。図でスイッチング素子は駆動信号がHIGHの時にオンし、LOWの時にオフする。本従来例の場合の発振周波数は略45kHz程度である。図2(イ)に示すように電流波形は本インバータ回路構成にすることにより、共振波形となり、スイッチング素子13に流れる電流が零または、逆導通ダイオード14に電流が流れている間にオフするため、従来のターンオフ損失は発生せず、大幅な低損失化が可能となる。
図5は無負荷起動時(例えば通常加熱コイル34の上に載置されているはずの被加熱物36(鍋など)が使用者の載置忘れにより載置されていなかった場合)におけるスイッチング素子33aの各部波形を示す。本従来例において発振起動のタイミングは商用電源31aの入力電圧を検知して、その電圧が充分小さい時(すなわち50Hz/60Hzなる周波数できまる電源電圧エンベロープの谷間)に設定されている。無負荷の場合本従来例のインバータ定数(加熱コイル34のインダクタンス値など)においては、(ウ)に示すように、逆導通ダイオード33bに通常動作時と比べて極めて大きい電流が流れる。逆導通ダイオード33bに大きい電流が流れると、逆導通ダイオード33bに流れるリカバリー電流も大きくなり、結果(エ)に示す様にスイッチング素子33aの両端電圧にサージ電圧が発生することになる。
(ア)に示すように、起動開始直後においては、このサージ電圧は小さいが、電源電圧が増大するにつれて、サージ電圧も大きくなり、逆導通ダイオード33bに流れる電流が所定値に達したとき停止手段37dにより発振は停止される。発振停止をしなかった場合(かつ自己クランプ手段33eが存在しなかった場合)電源電圧ピーク付近で、スイッチング素子33aの耐圧を越えるサージ電圧が発生し、スイッチング素子33aは破壊する。また逆導通ダイオード33bの許容電流にもよるが、過大な電流により逆導通ダイオード33bが熱破壊することも考えられる。
図6は、外来ノイズによる制御手段37の異常動作などで、電源電圧のピーク付近で誤って発振開始し、かつ無負荷であった場合などのスイッチング素子33aの各部波形を示す。この場合は、スイッチング素子33aの両端電圧に発生するサージ電圧が、初発目から極めて大きい(自己クランプ手段33eがない場合耐圧を越える)値となるが、自己クランプ手段33eにより、スイッチング素子33aが自己クランプし、素子破壊はおこらない。また、停止手段37dはこの時の逆導通ダイオード電流を検知して、以降の発振は停止するため、連続自己クランプの可能性はない。一般にスイッチング素子33aの自己クランプはクランプ時に極めて大きい損失が発生し、素子の発熱が大であるため、連続自己クランプを行った場合、熱破壊する可能性がある。また、停止手段37dだけでは、初発目のサージ電圧による破壊を免れることはできない。
以上の説明で明らかなように、従来例1によれば簡単な構成でスイッチング素子33aの損失を低減できるため、必要冷却の少ない小形かつ低コストの誘導加熱調理器を得ることができる。また、停止手段37dで、負荷異常検知が可能であり、さらに停止手段37dでは間に合わない異常時においては自己クランプ手段33eが動作してスイッチング素子33aの破壊を防ぐことが可能である。また従来の誘導加熱調理器のように保護回路に入力電圧を検知する手段は不要であり、低コスト化が可能である。
その一方で、従来例1の構成では、停止手段37dはスイッチング素子33aや逆導通ダイオード33bに流れる電流が所定値に達したときに発振を停止して、以降の発振の停止を継続する事による効果は認められるものの、発振を復帰して再起動する場合には、発振の停止を解除する停止解除機能を別途設ける必要が有る。
また、従来例2には、過電流停止回路をリセットする信号を出力する制御手段を設けているが、配線の増加によって耐ノイズ性が劣化する恐れがあり、リセット機能が誤動作し、過電流による停止動作がリセットされない、或いはリセットが動作を継続して過電流による加熱停止が動作しないという事態に陥る構成であった。
特開2000−113973号公報 特開平5−47465号公報
しかしながら、前記従来の過電流検知によるスイッチング手段の動作を停止する構成は、過電流検知手段が過電流を検知してスイッチング手段への駆動信号を瞬時に遮断して加熱動作を停止し、駆動信号の遮断によってスイッチング手段の導通が停止して過電流が検知されなくなっても過電流停止動作を継続する構成であるため、再び加熱動作を行う為に、別途、過電流停止動作を解除する素子が必要であるという課題を有していた。
また、過電流停止動作をリセットする機能を備えた素子を設けた場合、リセット素子への配線が増加するため、ノイズによる誤動作が発生し、リセット動作が不動作となる、或いは常時リセット動作が継続して過電流発生時に停止しない恐れがあるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振回路を為す共振コンデンサと、前記共振回路に共振電流を生成する為のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の電流を検知する電流検知手段とを備え、前記電流検知手段によってスイッチング素子に所定値以上の過電流が流れた場合に、前記スイッチング素子の駆動信号を強制オフする過電流検知手段と、前記過電流検知手段の出力を所定時間保持する時定数ラッチ手段とを有し、過電流が発生して前記スイッチング素子を強制オフした後に、時定数によって定められた所定時間だけオフを継続する事を可能とする誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の問題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振回路を為す共振コンデンサと、前記共振回路に共振電流を生成する為のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の電流を検知する電流検知手段とを備え、前記電流検知手段によって前記スイッチング素子に第1の所定値以上の過電流が流れた場合に、前記スイッチング素子の駆動信号を強制オフする過電流検知手段と、前記過電流検知手段の出力を第1の所定時間保持する時定数ラッチ手段とを有し、過電流が発生して前記スイッチング素子を強制オフした後の前記第1の所定時間はオフを継続する事を可能とするとしたものである。
これによって、例えば加熱調理中に、ノイズによる誤動作でスイッチング素子に過電流が発生した場合においても、所定時間だけ加熱動作を停止する事が可能であり、外部回路による過電流検知手段のリセット動作制御を不要とする事で、過電流検知手段への配線増加に伴うノイズによる誤動作を防止することができる。
本発明の誘導加熱調理器は、例えば、過電流検知手段を備えてスイッチング素子の保護動作を行った際に、保護動作が継続して、加熱動作が再起動しないといった事態を防ぎ、再起動の為にリセット機能を有する素子を備えた場合においても、リセット動作の誤動作による過電流検知手段の誤作動・不動作を防止し、抵抗とコンデンサという簡素な時定数回路によって動作するトランジスタを過電流検知手段に備え、過電流検知した際の加熱停止動作を所定時間のみ継続する事を可能とし、他の回路ブロックからの過電流検知手段のセット/リセット命令が無くとも加熱動作を停止・再起動する事を可能として、配線増加に伴う誤動作を防止できるという有利な効果が得られる。
第1の発明は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振回路を為す共振コンデンサと、前記共振回路に共振電流を生成する為のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の電流を検知する電流検知手段と、を備え、前記電流検知手段によって前記スイッチング素子に第1の所定値以上の過電流が流れた場合に、前記スイッチング素子の駆動信号を強制オフする過電流検知手段と、前記過電流検知手段の出力を第1の所定時間保持する時定数ラッチ手段とを有し、過電流が発生して前記スイッチング素子を強制オフした後の第1の所定時間はオフを継続する構成とすることにより、例えば加熱調理中に、ノイズによる誤動作でスイッチング素子に過電流が発生した場合においても、第1の所定時間だけ加熱動作を停止する事が可能であり、外部回路による過電流検知手段のリセット動作制御を不要とする事で、過電流検知手段への配線増加に伴うノイズによる誤動作を防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、過電流検知手段は、電圧比較器によって構成され、時定数ラッチ手段は、トランジスタとコンデンサと抵抗の直列回路から成り、前記電圧比較器が過電流を検知して動作した場合に、前記電圧比較器の基準電圧を変化させて、過電流が停止して通常動作レベルの検知電圧に戻った後でも、前記コンデンサと前記抵抗による時定数によって定められた時間だけ前記トランジスタが動作して過電流状態を維持するとすることにより、別途リセット手段を備えた場合の配線増加による誤動作を防止して安定したスイッチング素子の保護を行う事ができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、スイッチング素子は、制御用のマイクロコンピュータより出力された制御信号によって駆動され、過電流検知手段の出力信号により前記マイクロコンピュータに制御信号停止の割込みを発生させて前記スイッチング素子の駆動を停止する制御を行うとすることにより、時定数の設定時間は割込み処理を行うまでの数百マイクロ秒という短時間で良くなり、定数を小さく設定する事ができて、回路部品の小型化・簡素化を実現することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、マイクロコンピュータは、タイマカウンタを備え、過電流検知手段の出力信号が途絶えた後、第2の所定時間待機して機器の停止状態を確認した後で再び加熱を開始することにより、過電流検知が動作するレベルの大電流が流れる事によって、電子部品やプリント配線板の温度上昇が発生した場合においても、第2の所定時間待機して過電流検知からの信号が確実に停止している事などの各部の動作を確認し、更に、機器内部に備えられた温度検知素子によって各部の温度が動作可能なレベルであるか確認した上で、再び加熱を開始するとすることにより、不安定な動作状態や、各部の温度が異常であるまま加熱動作を再び開始する事を防止し、再度過電流検知が動作する様な大電流が発生した場合にも、温度上昇などにより機器が破壊に至る事態を防止する事ができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明において、商用交流電源を直流電圧源へと変換した電荷を保持する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの電流を検知する平滑電流検知手段と、を備え、過電流検知手段は、前記平滑電流検知手段によって検知された電流が第2の所定値以上となるとスイッチング素子に過電流が発生したと判断し、前記過電流検知手段によって駆動信号をオフするとすることにより、スイッチング素子の大電流端子に平滑コンデンサを短絡する経路で過電流が発生した場合には、スイッチング素子の電流を検知した場合と同様に、平滑電流検知手段によってスイッチング素子の駆動を強制停止するとともに、第1の所定時間は強制停止を継続する事によってスイッチング素子の連続過電流発生による熱破壊を防止することができる。
第6の発明は、特に、第5の発明において、平滑コンデンサは複数のコンデンサの並列接続から成り、複数の平滑コンデンサに分流された電流を検出する平滑分流検知手段を備えるとすることにより、分流された平滑コンデンサの電流を検知する事によって、電流検知手段の容量を低く設定する事が可能となり、過電流が流れた場合の電流検知手段の破壊を防止するとともに、小型化・低コスト化を実現する事ができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明において、スイッチング素子の温度を検知する温度検知手段を備え、前記温度検知手段によって前記スイッチング素子が第3の所定値以上の高温であると認識された場合には、過電流検知によって強制オフした後のオフ継続時間である第1の所定時あるいは間第2の所定時間を低温時より長く設定するとすることにより、過電流検知手段の動作時に発生するスイッチング素子の発熱に配慮し、スイッチング素子の温度が使用温度範囲の上限に近い場合には、オフ継続時間を長く設定して、使用温度の上限値に対して余裕を確保する事ができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の回路ブロック図を示すものである。
図1において、直流電源1は、商用電源1aと、整流器1bと、入力検知手段1cとを備えて構成している。平滑回路2は、チョークコイル2aと、第1の平滑コンデンサ2bとを備え、第1の平滑コンデンサ2bと並列に、第2の平滑コンデンサ2cと平滑分流検知手段の直列回路2dが接続され、構成している。インバータ部3は、第1のスイッチング素子3aと、第2のスイッチング素子3bと、共振コンデンサ3cと、電流検知手段3dと、自己クランプ手段3eと、温度検知手段3fとを備え、加熱コイル4へ高周波電流を供給している。プレート5は、強化ガラスによって構成されており、被加熱物6は、プレート5の上に加熱コイル4と対向して載置され、鉄やステンレスといった固有抵抗値の大きな金属材質により構成されている。
制御手段7は、第1の駆動手段7aと、第2の駆動手段7bと、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)7cと、停止手段7dとを備え、マイコン7c内部にはタイマカウンタ機能7eを備えて構成している。
過電流検知手段8は、比較器8aと、電流検知出力8bと、時定数ラッチ手段8cと、を備えて構成している。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、直流電源1は、商用電源1aの出力について、入力検知手段1cを介して整流器1bへと入力し、整流器1bの直流出力を平滑回路2へと出力する。この時、入力検知手段1cは商用電源1aから整流器1bへと注入される電流量を検知し、入力検知手段1cの出力は制御手段7内部にあるマイコン7cへと入力され、マイコン7cによってインバータ部3が制御されて誘導加熱の火力を調整している。
平滑回路2は、直流電源1の出力をチョークコイル2a、及び第1の平滑コンデンサ2bと第2の平滑コンデンサ2cのLCによって平滑して、インバータ部3へと電力を供給する。この時、平滑分流検知手段2dは十数ミリオーム程度の小さい値であり、第2の平滑コンデンサ2cと直列に接続しても平滑動作に支障ない程度に設定されている。本実施の形態では、第1の平滑コンデンサ2bと第2の平滑コンデンサ2cの容量は略同じ値とすることで、インバータ部3へと過大な電流が流れた場合、その電流を約半分に分流した電流が平滑分流検知手段2dによって電圧に変換されて、過電流検知手段8にある比較器8aの正入力端子の電圧を変動している。
インバータ部3は、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bとを約23kHz程度で交互にオンする事で、共振コンデンサ3cと加熱コイル4の直列LC回路に高周波電流を流し、加熱コイル4に対向する金属材質から成る被加熱物6を、プレート5を介して加熱する。電流検知手段3dは、第2のスイッチング素子3bに流れる電流を検知しており、通常の加熱動作においては、第2のスイッチング素子3b、共振コンデンサ3c、加熱コイル4で形成されるループを流れる電流を検知しているが、第2のスイッチング素子3bがオンしている時に外来ノイズによって第1のスイッチング素子3aが誤ってオンした場合には、平滑回路2の出力を、第1のスイッチング素子3a、第2のスイッチング素子3bによって短絡する状態となる。この時、第1のスイッチング素子3a、第2のスイッチング素子3b、電流検知手段3dには過大な電流が流れ、その電流は電流検知出力8bによって電圧に変換されて、過電流検知手段8にある比較器8aの正入力端子の電圧を変動している。また、自己クランプ手段3eは従来例にも記載されている様に、コレクタ電圧が瞬時的に上昇した場合には第2のスイッチング素子3bをオンする事により、電圧破壊を防止する。温度検知手段3fは第2のスイッチング素子3bの近傍に配設されて温度を検知し、温度情報を制御手段7内部にあるマイコン7cへと送信している。
制御手段7は、マイコン7cが出力するインバータ制御信号を第1の駆動手段7a、及び第2の駆動手段7bが増幅して、インバータ部3内部の第1のスイッチング素子3a、第2のスイッチング素子3bをそれぞれオンオフ制御している。この時、マイコン7cは入力検知手段1cの出力を受け、予め設定された入力電流となる様にインバータ制御信号のパルス幅を変化させつつ出力して、第1のスイッチング素子3a、第2のスイッチング素子3bのオンオフ時間を制御する。また、停止手段7dは、通常の加熱動作時は第2のスイッチング素子3bをオンオフ制御する時に、オンからオフ状態へ移行する役割を果たしているが、過電流検知手段8が動作した場合にも、過電流検知手段8内部のダイオードD1を介して停止信号を受け、マイコン7cのインバータ制御信号よりも優先して、第2のスイッチング素子をオフ動作する。
過電流検知手段8において、比較器8aの正入力端子の電圧が、平滑分流検知手段2d、或いは電流検知部3dによって検知した過電流を電流検知出力8bによって電圧変換した出力値によって変動し、抵抗R5と抵抗R6によって定められた負入力端子の電圧よりも低くなると、比較器8aの出力端子はダイオードD1を介して制御手段7内部の停止手段7dを動作し、更に、ダイオードD2を介してマイコン7cへと過電流検知信号を送信する。マイコン7cは過電流検知信号を受けると、インバータ制御信号を停止しての第1のスイッチング素子3a、第2のスイッチング素子3bをオフさせて、時定数ラッチ手段8cによる停止時間以上の時間が経過した事をタイマカウンタ機能7eによって検知すると、再び、インバータ制御信号を小さいパルス幅から徐々に増加させて入力検知手段1cの出力が少ない値から増加して所定値と概ね同等となる様にパルス幅を増減するソフトスタート制御を行う。また、タイマカウンタ機能7eによってカウントする時間は、温度検知手段3fから送られた温度情報毎に定められた値をカウントしており、第2のスイッチング素子3bが高温であればカウントする時間が長くなるように設定されている。
ダイオードD1を介して制御手段7内部の停止手段7dを動作すると同時に、比較器8aの出力端子は時定数ラッチ手段8c内部のコンデンサC5を介してトランジスタQ4をオンするため、比較器8aの負入力端子の電圧レベルを決定していた抵抗R5は短絡され、負入力端子の電圧は上昇する。過電流検知時の各素子の動作について、図2の動作波形を用いて詳細に説明する。
図2は過電流検知手段8の動作時の各部波形を示す。図2において、(a)は平滑分流検知手段2dの電流波形、(b)は電流検知手段3dの電流波形、(c)は比較器8aの正入力端子の波形、(d)は比較器8aの負入力端子の波形、(e)は時定数ラッチ手段8c内部のC5の両端電圧を示す。(a)に示す平滑分流検知手段2dの電流は、第1のスイッチング素子3a→加熱コイル4→共振コンデンサ3c→第2の平滑コンデンサ2cへと流れる。一方で、(b)に示す電流検知手段3dに流れる電流は、共振コンデンサ3c→加熱コイル4→第2のスイッチング素子3bの経路で流れている。(a)と(b)を合わせて電圧変換した波形が(c)であり、t1時点で第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bとが同時にオンし、その結果、平滑分流検知手段2dの出力と電流検知出力8bが重なり、比較器8aの正入力端子の電圧は、t2時点で過電流判定値を下回る。この過電流判定値はR5とR6の分圧によって比較器8aの負入力端子にバイアスされている。比較器8aの正入力端子が負入力端子の電圧よりオーバードライブ電圧程度低い電圧にt3時点で低下すると、比較器8aの出力端子はオンして概ねコモン電位まで低下する。比較器8aの出力端子はオンしてダイオードD1、及びダイオードD2のカソード端子と、コンデンサC5の低電位側をコモン電位に短絡する。この過電流検知手段8の動作開始時点では、コンデンサC5の両端電圧は抵抗R7、R8、R11の直列回路によって放電している。t3時点で比較器8aが動作すると、抵抗R7、R8の直列回路を介して充電されてコンデンサC5の両端電圧は上昇する。t4時点で、抵抗R7の端子間電圧がトランジスタQ4のベース・エミッタ間電圧(以下、Vbeと記す)より小さくなるとトランジスタQ4がオフするため、比較器8aの負入力端子の電圧は、もとの抵抗R5と抵抗R6の分圧値へとC6を放電しつつ徐々に戻り、t5時点での正入力端子が負入力端子の電圧より高い電圧となるため、比較器8aの出力端子もオフへ戻る。
過電流検知手段8の動作終了時点(t5)では、コンデンサC5の両端電圧は制御電源レベルまで上昇しており、抵抗R7、R8、R11によって放電する時定数レベルを小さくする事により、トランジスタQ4のVbe電圧に逆バイアスが印加されて破壊レベルに達する前に放電可能とした。再起動までの時間はマイコン7cによるカウントダウンによって決定して、回路を簡素化することも可能である。
しかしながら、マイコン7cの出力を停止しても、外来ノイズ等により常時オン状態が続くと、t5時点で再び第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bとが同時にオンし、比較器8aの正入力端子の電圧は、t6時点で過電流判定値を下回り、t7時点から比較器8aが動作してコンデンサC5を充電し、t3〜t7に至る動作を繰り返すことになる。
この時、過電流の発生頻度を抑えて、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bを保護する方法として、コンデンサC5の容量を大きくしてt3〜t4の間隔を拡げる手段がある。しかしながら、コンデンサC5が大きい場合には、比較器8aの出力端子がオフした直後に放電できず、トランジスタQ4のベース電圧がエミッタ電圧よりも高くなり、破壊する恐れがある。この対策として、トランジスタQ5と抵抗R10の直列回路を設け、コンデンサC5の高電位側がチャージポンプ動作によって制御電源よりも高い電圧となるとトランジスタQ5はベース抵抗R9によってオンして抵抗R10によってコンデンサC5は放電され、両端電圧は急峻に低下する。よって、外来ノイズによる駆動手段の誤動作や、マイコン7cが暴走するなど、マイコン7cによる加熱停止時間の確保が困難な場合にも、コンデンサC5の容量を増加することにより、同等レベルの時定数ラッチ動作を可能とする。
本実施の形態1では、時定数ラッチ手段8cは抵抗R7とR8、及びコンデンサC5の直列回路より成る時定数を構成要素に含み、コンデンサC5を充電する時定数によって定まる所定時間(第1の所定時間)だけ比較器8aの出力端子のオン状態を保持する事ができる(請求項1)。
また、比較器8aの負入力端子を制御電源電圧へと所定時間だけプルアップしてラッチ動作させるために、トランジスタQ4と抵抗R8とコンデンサC5の直列回路を構成要素に含み、コンデンサC5への充電電流をベースとしてトランジスタQ4を駆動し、所定時間(第1の所定時間)だけ過電流検手段の動作を保持している。
これにより、別途、過電流検知手段のリセット回路を設けるといった複雑な回路構成を必要とせず、ラッチの動作と解除を同じ回路で実現する事ができる(請求項2)。
また、制御手段7内部のマイコン7cが出力するインバータ制御信号によって第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bとをオンオフ制御するとともに、比較器8aの出力端子は、ダイオードD1を介して制御手段7内部の停止手段7dを動作すると同時に、ダイオードD2を介してマイコン7cへと過電流検知信号を送信する構成を有している。
更に詳しく述べれば、過電流検知手段8からの信号によって、マイコン7cの停止処理時間を待たず、比較器8aの出力端子が動作すると直ぐに制御手段7内部の停止手段7dを動作してインバータ部3を停止し、かつ、比較器8aの出力端子が時定数ラッチ手段8cによって継続動作している間にマイコン7cの割込み処理が実行されてインバータ制御信号が停止し、第1のスイッチング素子3a、第2のスイッチング素子3bをオフさせている。
これにより、時定数ラッチ手段8cの設定時間は割込み処理を行うまでの数百マイクロ秒という短時間だけ必要とされ、時定数を構成するCR定数を小さく設定する事が可能となり、回路部品の小型化・簡素化を実現することができる(請求項3)。
また、マイコン7cはタイマカウンタ機能7eを備え、過電流検知手段8の出力信号が途絶えた後、時定数ラッチ手段8cによる停止時間以上の所定時間(第2の所定時間)だけ待機し、機器の停止状態を確認した後に再び加熱を開始する。
これにより、過電流検知手段8が動作するレベルの大電流が流れる事によって、電子部品やプリント配線板の温度が上昇した場合においても、所定の時間(第2の所定時間)は動作を停止し、機器内部に備えられた温度検知素子によって各部の温度が動作可能なレベルであるか確認し、更に、過電流検知からの信号が確実に停止している事など、各部の動作が正常である事を確認した上で、再び加熱を開始するため、不安定な動作状態や、各部の温度が異常であるまま加熱動作を再び開始する事を防止し、再度過電流検知が動作する様な大電流が発生した場合にも、温度上昇などにより機器が破壊に至る事態を防止する事ができる(請求項4)。
また、商用電源1aを直流電圧源へと変換した直流電源1からの電荷を保持する第1の平滑コンデンサ2bと、第2の平滑コンデンサ2cと、第2の平滑コンデンサ2cに流れる平滑電流を約半分に分流して検知する平滑分流検知手段2dの出力は、過電流検知手段8へと入力されている。
これにより、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bが外来ノイズ等による誤動作で同時にオンした場合など、第1の平滑コンデンサ2bと第2の平滑コンデンサ2cとを短絡する状態となり、過大な放電電流が平滑電流と同じ経路で発生する。よって、第1の平滑コンデンサ2b、或いは第2の平滑コンデンサ2cに流れる平滑電流が、短絡による放電電流によって所定値(第2の所定値)以上となると、第1のスイッチング素子3aと第2のスイッチング素子3bの同時導通によって過電流が発生したと判断して、過電流検知手段8は駆動信号をオフする。
よって、平滑コンデンサを短絡する経路で過電流が発生した場合にも、スイッチング素子の駆動を強制停止するとともに、所定時間(第1の所定時間)は強制停止を継続する事によってスイッチング素子の連続過電流発生による熱破壊を防止することができる(請求項5)。
また、第1の平滑コンデンサ2bと第2の平滑コンデンサ2cの様に平滑コンデンサは複数のコンデンサの並列接続から成り、更に、平滑分流検知手段2dによって複数の平滑コンデンサへと分流された平滑電流を検出している。
これにより、平滑分流検知手段2dの電流容量を約半減する事が可能であり、過電流の検出手段の小型化・低コスト化が実現する事ができる(請求項6)。
また、第2のスイッチング素子3bの温度を検知すべく配置された温度検知手段3fの温度を検知して、第2のスイッチング素子が所定値(第3の所定値)以上の高温であると認識された場合には、過電流検知によって強制オフした後のオフ継続時間(第1の所定時間あるいは第2の所定時間)を低温時より長く設定されている。
これにより、過電流が第2のスイッチング素子3bを流れて発熱した場合においても、スイッチング素子の温度が所定値(第3の所定値)以上の高温で、使用温度範囲の上限に近い場合には、オフ継続時間(第1の所定時間あるいは第2の所定時間)を長く設定して、使用温度の上限値に対して余裕を確保するとともに、上限値に対して余裕がある冷時にはオフ継続時間(第1の所定時間あるいは第2の所定時間)を短くして調理停止時間を短縮する事ができる(請求項7)。
なお、実施の形態1では平滑分流検知手段2dの出力と、電流検知出力8bの出力の和をとる構成としているが、どちらか片方の機能だけを備えても、十分に過電流発生時に停止する機能を有し、小型で低コストに過電流を検知する事が可能である事は言うまでも無い。
また、平滑分流検知手段2dや、電流検知部3dは概ね同様の機能を有した電流検知手段であり、接続位置は限定されるものでなく、過電流を検知してインバータ部3の動作を停止すべき接続箇所に応じ、小型化や低コスト化を配慮した電流検知手段を備えて過電流検知手段8へと信号を入力すれば、同様の効果が得られることは言うまでも無い。
また、温度検知手段3fによって第2のスイッチング素子の温度を検出しているが、第1のスイッチング素子の温度を検出する構成であっても、或いはその両方を検知する構成であっても、冷却条件など必要に応じて設定する事により、相応の効果が得られる事は言うまでも無い。
また、温度検知手段3fによって検知した温度情報はマイコン7cへと送られて、マイコン7cに検知温度毎に定められたオフ継続時間に従って強制オフの時間を変更していたが、例えば温度検知手段3fを温度上昇に伴って抵抗値が大きくなるPTCサーミスタによって構成し、時定数ラッチ手段8c内部の抵抗R8と置き換える事により、高温状態でオフ継続時間を長く変更する事が可能である。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、スイッチング素子に過電流が流れたと判定してインバータの動作を停止した場合に、停止状態を所定時間継続するとともに、他のブロックからのリセット命令を受けずに再起動して調理加熱を行うことができるので、一般家庭及び業務用として使用されるインバータを有する加熱調理器等の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の回路ブロック図 本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の過電流検知手段の動作波形を示す図 従来例における、誘導加熱調理器の回路ブロック図 従来例における、誘導加熱調理器の通常動作時の動作波形を示す図 従来例における、誘導加熱調理器の異常負荷時の動作波形を示す図 従来例における、誘導加熱調理器の制御手段誤動作時の動作波形を示す図
符号の説明
1 直流電源
1a 商用電源
1b 整流器
1c 入力検知手段(カレントトランス)
2 平滑回路
2a チョークコイル
2b 第1の平滑コンデンサ
2c 第2の平滑コンデンサ
2d 平滑分流検知手段
3 インバータ部
3a 第1のスイッチング素子
3b 第2のスイッチング素子
3c 共振コンデンサ
3d 電流検知部
3e 自己クランプ手段
3f 温度検知手段
4 加熱コイル
5 プレート
6 被加熱物
7 制御手段
7a (第1の)駆動手段
7b 第2の駆動手段
7c マイクロコンピュータ(マイコン)
7d 停止手段
7e タイマカウンタ機能
8 過電流検知手段
8a 比較器
8b 電流検知出力
8c 時定数ラッチ手段

Claims (7)

  1. 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルと共振回路を為す共振コンデンサと、前記共振回路に共振電流を生成する為のスイッチング素子と、前記スイッチング素子の電流を検知する電流検知手段とを備え、前記電流検知手段によって前記スイッチング素子に第1の所定値以上の過電流が流れた場合に、前記スイッチング素子の駆動信号を強制オフする過電流検知手段と、前記過電流検知手段の出力を第1の所定時間保持する時定数ラッチ手段とを有し、過電流が発生して前記スイッチング素子を強制オフした後の前記第1の所定時間はオフを継続する事を特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 過電流検知手段は、電圧比較器によって構成され、時定数ラッチ手段は、トランジスタとコンデンサと抵抗から成り、前記電圧比較器が過電流を検知して動作した場合に、前記電圧比較器の基準電圧を変化させて、過電流が停止して通常動作レベルの検知電圧に戻った後でも、前記コンデンサと前記抵抗による時定数によって定められた時間だけ前記トランジスタが動作して過電流状態を維持する事を特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. スイッチング素子は、制御用のマイクロコンピュータより出力された制御信号によって駆動され、過電流検知手段の出力信号により前記マイクロコンピュータに制御信号停止の割込みを発生させて前記スイッチング素子の駆動を停止する事を特徴とする請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. マイクロコンピュータは、タイマカウンタを備え、過電流検知手段の出力信号が途絶えた後、第2の所定時間待機して機器の安定状態を確認した後で再び加熱を開始する事を特徴とする請求項3に記載の誘導加熱調理器。
  5. 商用交流電源を直流電圧源へと変換した電荷を保持する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの電流を検知する平滑電流検知手段と、を備え、過電流検知手段は、前記平滑電流検知手段によって検知された電流が第2の所定値以上となるとスイッチング素子に過電流が発生したと判断し、前記過電流検知手段によって駆動信号をオフする事を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 平滑コンデンサは、複数のコンデンサより構成され、複数の平滑コンデンサに分流された電流を検出する平滑分流検知手段を備えた事を特徴とする請求項5に記載の誘導加熱調理器。
  7. スイッチング素子の温度を検知する温度検知手段を備え、前記温度検知手段によって前記スイッチング素子が第3の所定値以上の高温であると認識された場合には、過電流検知手段によって強制オフした後のオフ継続時間である第1の所定時間あるいは第2の所定時間を低温時より長く設定する事を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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