JP4706307B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4706307B2
JP4706307B2 JP2005109644A JP2005109644A JP4706307B2 JP 4706307 B2 JP4706307 B2 JP 4706307B2 JP 2005109644 A JP2005109644 A JP 2005109644A JP 2005109644 A JP2005109644 A JP 2005109644A JP 4706307 B2 JP4706307 B2 JP 4706307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
switching element
power factor
output
smoothing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005109644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006294287A (ja
Inventor
篤志 藤田
健治 安井
泉生 弘田
博 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005109644A priority Critical patent/JP4706307B2/ja
Publication of JP2006294287A publication Critical patent/JP2006294287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4706307B2 publication Critical patent/JP4706307B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/06Control, e.g. of temperature, of power
    • H05B6/062Control, e.g. of temperature, of power for cooking plates or the like

Description

本発明は、一般家庭やオフィス、レストラン、工場などで使用される誘導加熱装置に関するものであり、さらに詳しくは被加熱物としてアルミニウムや銅などの低透磁率かつ高電気伝導率の材料からなる被加熱物を加熱する誘導加熱調理器や、誘導加熱式湯沸かし器、誘導加熱式アイロン、またはその他の誘導加熱式加熱装置などで、特にアルミニウムや銅などを加熱可能とする誘導加熱装置に関するものである。
従来、この種の誘導加熱装置は、電磁調理器に関して、入力電流波形を整形するスイッチング手段を有し、特に鉄などの強磁性体以外の材質で形成された被加熱物を加熱する際の力率を改善している(例えば、特許文献1参照)。
図8は、特許文献1に記載された従来の誘導加熱装置の一実施例を示す回路図、図9は図8の各部の信号波形図である。
図8に示すように、交流電圧Vacの商用電源101がブリッジ回路105に接続されている。ブリッジ回路105は2個のサイリスタ107a、107bと2個のダイオード109a、109bとをブリッジ接続して構成されており、商用電源101の交流電流を直流電流に変換させる。コンデンサ111はリプル電流を除去するために比較的大きな容量に設定されており、ブリッジ回路105で整流された脈流を平滑するための平滑手段である。入力制御回路133は商用電源101側に設けられたカレントトランス134と接続されている。カレントトランス134は商用電源101から入力する入力電流Iinを検出し、この検出した入力電流Iinの電流値に相応する情報を入力制御回路133へ送出する。入力制御回路133はマイクロコンピュータ等の演算処理部を内蔵しており、カレントトランス134からの実際の入力電流Iinに関する情報などから最適なPWM制御を実行する、すなわち入力制御回路133は入力電流Iinの電流波形がほぼ正弦波となるように力率を改善するために、図9(c)に示すようなパルス信号133aをトランジスタTr1に出力する。トランジスタTr1はパルス信号133aに基づいて所定の波形整形に係る周期でスイッチング動作して入力電流Iinの波形を整形するためのスイッチング手段である。また、リアクタLはトランジスタTr1がオンしたときに商用電源101からの電力を蓄積するとともに、トランジスタTr1がオフしたときにこの蓄積した電力をコンデンサ111へ供給するためのタンク手段である。
特開平1−246783号公報
しかしながら、前記従来の構成では、インバータの電源となるコンデンサ111の電圧変動によって被加熱物を誘導加熱する際、高周波磁界強度も変動する。特に、鉄などの強磁性体以外の材質(アルミニウムなどの高電気伝導率かつ低透磁率からなる材質)で形成された被加熱物を加熱する場合には、この磁界強度の変動によって、磁界と被加熱物内部に誘導される誘導電流との反発力が被加熱物の周期的な振動及び振動音を発生させるため、使用者の利便性を損なう。そのため従来の技術のように、コンデンサ111は、電圧変動が生じないような大容量のものが選択され、通常は大容量化が容易である電解コンデンサが用いられている。しかしながらコンデンサ111の大容量化によって、コンデンサ111電圧がブリッジ回路105出力電圧よりも低い期間のみ、商用電源101からコンデンサ111充電電流が流れることになる。つまり、ブリッジ回路105出力電圧が低くなっている商用電源101がゼロ電圧となる前後の期間には、コンデンサ111充電電流つまり入力電流が流れないため、入力電流は正弦波形状を保つことができず、歪んだ波形となる。この入力電流の歪みによって、力率が低下し、平滑手段となるコンデンサ111を充電するべく非常に高いピークとなる入力電流が流れる。しかしながら平滑手段として一般に用いられる電解コンデンサ111には許容できるリプル電流に制限がある。制限を越えて電流が流れた場合、内部での発熱が増大し、部品寿命の短縮、さらにはコンデンサ破壊につながる。また、リアクタLにも入力電流と同等の電流が流れるため、ピークの高い電流が流れることとなり、磁気飽和を起こやすく、場合によるとリアクタとしての動作ができなくなる。加えて、力率が低下しているために、商用電源101に接続された他機器に対し影響を及ぼし、他機器の動作不良が発生する可能性がある。そのため、特に、鉄な
どの強磁性体以外の材質(アルミニウムなどの高電気伝導率かつ低透磁率からなる材質)で形成された被加熱物を加熱するために、コンデンサ111を電圧変動が生じないような大容量のものにした場合には、従来技術におけるトランジスタTr1などの力率を改善する手段が必要である。しかしながら、本従来の技術では、本来動作を継続しなければならないトランジスタTr1が何らかの理由、例えばトランジスタTr1の故障、トランジスタTr1駆動回路の故障、基板間を接続するリードコネクタの断線/結線忘れでトランジスタTr1に駆動信号が出力されない、電源が供給されないなどの理由で動作しない、または停止してしまった場合、力率を改善する機能が停止することで力率が低下し、前述したような課題が発生する。
つまり、何らかの不具合により、力率を改善する手段が正常に動作しない場合、速やかに検知し、加熱停止、報知を行う必要がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、力率改善手段の動作状態を検知することにより、部品への負荷を低減し、かつ他機器への影響が少ない誘導加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱装置は、力率改善手段の出力側に接続される平滑手段の電圧を検知する電圧検知手段を備え、インバータは第2のスイッチング素子群のオン/オフによって高周波電流を加熱コイルに供給して被加熱物を誘導加熱し、力率改善手段は第1のスイッチング素子のオン/オフによって力率を改善するとともに、制御手段は電圧検知手段の出力が所定の範囲を超える場合において、力率改善手段及びインバータを停止すべく制御するとしたものである。
力率改善手段は、内包するスイッチング素子のオン/オフによって入力電流の整形を行い、力率を改善するものであるが、回路構成自体は電圧を変換するコンバータとなっている。そのため、力率改善手段が正常動作していれば、力率改善手段の設定値と同等の平滑手段電圧となっているはずである。換言すれば、整流手段の出力電圧に対して平滑手段電圧は高く、または低くなっているはずである。電圧検知手段により、制御手段は平滑手段電圧を認識することが可能であるから、平滑手段電圧が本来設定されるべき電圧範囲外であった場合、力率改善手段に何らかの不具合があって動作していないと判断することも可能である。
したがって、力率改善手段及びインバータを停止すべく制御し、速やかに加熱停止することができ、部品への負荷を低減し、かつ他機器への影響を抑制することができることとなる。
本発明の誘導加熱装置は、力率改善手段の動作状態を検知することにより、部品への負荷を低減し、かつ他機器への影響が少ない誘導加熱装置を提供することができる。
第1の発明は、商用電源からの交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段の出力側に接続される力率改善手段と、前記力率改善手段に内包される第1のスイッチング素子と、前記力率改善手段の出力側に接続される平滑手段と、前記平滑手段の電圧を検知する電圧検知手段と、前記平滑手段に接続されるインバータと、前記インバータに内包される複数からなる第2のスイッチング素子群と、前記インバータに接続されかつアルミニウム若しくは銅またはこれらと略同等以上の電気伝導率を有する低透磁率材料からなる被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記電圧検知手段からの信号を入力しかつ前記インバータ
の制御を行う制御手段と、前記整流手段の出力電圧を検知し検知信号を前記制御手段へ出力する第2の電圧検知手段とを備え、前記インバータは前記第2のスイッチング素子群のオン/オフによって高周波電流を前記加熱コイルに供給して前記被加熱物を誘導加熱し、前記力率改善手段は前記第1のスイッチング素子のオン/オフによって力率を改善、前記制御手段は前記電圧検知手段の出力が正常動作範囲である所定の範囲より低い場合において、前記力率改善手段および前記インバータを停止すべく制御するとともに、前記第2の電圧検知手段の出力が低下したとき、前記電圧検知手段によって検出される電圧を低下させるように第1のスイッチング素子の駆動を制御するとともに、正常動作範囲である所定の範囲をも低下させる誘導加熱装置とするものである。
アルミニウム若しくは銅またはこれらと略同等以上の電気伝導率を有する低透磁率材料からなる被加熱物を誘導加熱する場合、加熱コイルから発生する高周波磁界と被加熱物間の反発力に起因する被加熱物の振動音を抑制するために、インバータ電源電圧を平滑してインバータ出力を略一定にする平滑手段が必要である。
また、平滑手段を設けることによって入力電流が歪むために、入力電流を正弦波状に整形し、力率を改善する力率改善手段も必要となる。
前述したように、力率改善手段は、内包するスイッチング素子のオン/オフによって入力電流の整形を行い、力率を改善するものであるが、回路構成自体は電圧を変換するコンバータとなっている。そのため、力率改善手段が正常動作していれば、力率改善手段の設定値と同等の平滑手段電圧となっているはずである。換言すれば、整流手段の出力電圧に対して平滑手段電圧は高く、または低くなっているはずである。
電圧検知手段により、制御手段は平滑手段電圧を認識することが可能であるから、平滑手段電圧が本来設定されるべき電圧範囲外であった場合、力率改善手段に何らかの不具合があって動作していないと判断することも可能である。
従って力率改善手段及びインバータを停止すべく制御し、速やかに加熱停止することができ、部品への負荷を低減し、かつ他機器への影響を抑制することができる。
また、電圧検知手段は、一般的に抵抗による分圧回路で構成されており、構成が簡素であることに加えて、制御手段が入力可能な電圧への変換も容易である。
また、力率改善手段は、電圧を変換するコンバータと同等の回路構成からなるものであり、過剰な電圧変換の場合、例えば平滑手段電圧を整流手段の出力電圧に対して非常に高く、もしくは低く設定した場合、力率改善手段を構成する第1のスイッチング素子などの負荷が大きく、発熱が増大する。
そのため、整流手段の出力電圧に応じて、力率改善手段の出力設定値を変更し、負荷を抑制する必要がある。また、特許文献1のように、力率改善手段の出力設定値を変更することにより、被加熱物の加熱出力を調整する場合もある。
このとき、制御手段が平滑手段電圧の正常範囲を所定範囲であると規定していた場合、力率改善手段の動作を正しく検知することができない。
しかしながら本発明では、力率改善手段の出力設定値、すなわち平滑手段電圧が一定でない場合においても、制御手段は整流手段の出力電圧を認識しているために、力率改善手段の動作の正常/異常を判断する平滑手段電圧の電圧範囲を補正することが可能である。すなわち、力率改善手段の動作を正しく検知することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における誘導加熱装置を示すものであり、特に誘導加熱調理器の要部の概略回路図である。
図1において、商用電源1からの交流電圧を整流するダイオードブリッジからなる整流手段2の出力側には、力率改善手段3が接続されている。
力率改善手段3は、第1のスイッチング素子4、第1のチョークコイル5、及び第1のダイオード6で構成されており、第1のチョークコイル5はその一方をダイオードブリッジ2高電位出力側に、もう一方を第1のスイッチング素子4高電位端子(IGBTの場合はコレクタ、MOSFETの場合はドレイン)に接続されている。
第1のスイッチング素子4の低電位端子(IGBTの場合はエミッタ、MOSFETの場合はソース)は、ダイオードブリッジ2の低電位出力側に微小抵抗7を介して接続されている。
また第1のダイオード6は、カソードを第1のスイッチング素子4の高電位端子に接続されている。
力率改善手段3の出力側となる第1のダイオード6のアノードと第1のスイッチング素子4低電位端子間には、大容量の電解コンデンサからなる平滑手段8が接続されている。本実施の形態では、容量820μFの電解コンデンサが2個並列に接続されており、通常の場合(商用電源1がAC200V、ピーク約280Vの場合)おおよそ350Vになるよう力率改善手段3によって昇圧されていることになる。
電解コンデンサ8の両端には、電解コンデンサ8の電圧を検知するべく、抵抗からなる電圧検知手段9が接続される。この抵抗によって分圧された分圧電圧は、マイクロコンピュータからなる制御手段10の電源電圧(本実施の形態では5V)以下になるような分圧比で入力される。
また同様に、ダイオードブリッジ2の出力側には、ダイオードブリッジ2の出力電圧を検知するべく、抵抗からなる第2の電圧検知手段11が接続されており、この抵抗によって分圧された分圧抵抗は、制御手段10に入力される。
平滑手段8には、インバータ12が接続されており、インバータ12側から見て平滑手段8はインバータ12電源の役割をなしている。
インバータ12内部には、平滑手段8電圧を昇圧する昇圧手段13、昇圧された電圧を平滑する第2の平滑手段14、第2の平滑手段14に並列接続され、それぞれ直列に接続されている2個のIGBTからなる第2のスイッチング素子群15、第2のスイッチング素子群15の低電位側スイッチング素子15aの高電位端子と低電位端子に並列接続される加熱コイル16と共振コンデンサ17の直列接続体が内包されている。
また第2のスイッチング素子群15はそれぞれ逆導通ダイオードを内蔵している。
第2の平滑手段14は、平滑手段8と同様に、インバータ12から見てインバータ12
の電源の役割をなしている。
昇圧手段13の回路構成は、力率改善手段3と同様となっており、第3のスイッチング素子18と第2のチョークコイル19と第2のダイオード20で構成されている。第3のスイッチング素子18は、第2のスイッチング素子群15と同様、逆導通ダイオードを内蔵している。
第2のチョークコイル19はその一方を平滑手段8の高電位側に、もう一方を第3のスイッチング素子18の高電位端子に接続されている。第3のスイッチング素子18の低電位端子は、平滑手段8の低電位側に接続されている。また第2のダイオード20は、アノードを第3のスイッチング素子18高電位端子に、カソードを第2の平滑手段14高電位側に接続されている。
また第2の平滑手段14電圧は、平滑手段8電圧(350V)を昇圧して約700Vとしているため、耐圧を高く設定できない電解コンデンサではなく、フィルムコンデンサを使用している。本実施の形態では、フィルムコンデンサ14の容量を5μFに設定している。
加熱コイル16上方には、強化ガラスが配置されており(図示せず)、その上にアルミニウム若しくは銅またはこれらと略同等以上の電気伝導率を有する低透磁率材料からなる被加熱物21が置かれる。
また、加熱コイル16は、損失を抑制するために、素線を束ねた撚り線を多層にして平板上に巻き回されて構成される。
制御手段10には、前述のように電圧検知手段9及び第2の電圧検知手段11からの信号が入力されるとともに、商用電源1からの入力電流を検知するカレントトランスなどからなる入力電流検知手段22からの信号、瞬時の入力電流に相当する整流手段2の低電位出力側に接続された微小抵抗7の両端電圧信号も入力される。
さらに、制御手段10は、電圧検知手段9、第2の電圧検知手段11、入力電流検知手段22などからの信号に基づき、所定の出力が得られるよう、第1のスイッチング素子4の動作、第2のスイッチング素子群15、第3のスイッチング素子18の動作を制御する。
また、使用者による操作で被加熱物21の加熱/停止を行うべく信号を出力する操作手段23が制御手段10に接続されている。操作手段23には、装置の状態、すなわち火力表示、タイマー表示、温度表示などの情報を表示する液晶などからなる表示手段24と、報知音や音声を発生するブザーやスピーカーなどで構成される鳴動手段25を内包されている。
以上のように構成された誘導加熱装置について、以下、その動作、作用を説明する。
まず、インバータ12の動作を中心に説明する。
商用電源1が投入されると、制御手段10は電圧検知手段9の検知を開始するとともに、第1のスイッチング素子4の駆動を開始する。
さらに、制御手段10は第2の電圧検知手段11の出力によって、商用電源1電圧を認識し、商用電源1がAC200V以上であれば、平滑手段8電圧が350Vになるよう、
第1のスイッチング素子4の駆動を制御する。一方で、商用電源1電圧がAC200Vに達しない場合は、平滑手段8電圧が350V以下で、第1のスイッチング素子4が過負荷とならないよう適宜設定値を変更し、第1のスイッチング素子4の駆動を制御する。
使用者が操作手段23により被加熱物21の加熱開始操作を行うと、操作手段23から制御手段10に対して加熱開始信号が出力される。また同時に、操作手段23から表示手段24及び鳴動手段25に信号が出力され、使用者の操作に応じた表示及び音声などの鳴動によって加熱開始を報知する。
操作手段23からの加熱開始信号を入力した制御手段10は、第2のスイッチング素子群15を動作させるべく駆動信号を出力する。その際、第2のスイッチング素子群15の低電位側スイッチング素子15aのオン時間を最小に、高電位側スイッチング素子15bのオン時間を最大になるよう、かつそれぞれが排他的にオンするように制御を行う。
制御手段10は、共振コンデンサ17と加熱コイル16と被加熱物21からなる共振要素の共振周波数約90kHzの約1/3となる周波数の33kHzの一定駆動周波数(周期)のまま低電位側スイッチング素子15aと高電位側スイッチング素子15bの排他的駆動を継続しながら、徐々に低電位側スイッチング素子15aのオン時間を延ばしていく。制御手段10は、低電位側スイッチング素子15aのオン時間が駆動周期の1/2に達すると、低電位側スイッチング素子15aと高電位側スイッチング素子15bのオン時間比を一定にしたまま、駆動周波数(周期)を下げていく。
その一連の動作中に、共振コンデンサ17の電圧を検知するコンデンサ電圧検知手段(図示せず)の出力が、入力電流検知手段22からの出力に応じて設定されるしきい値を越えると、制御手段10は、加熱コイル16上方に加熱適当な被加熱物21が戴置されていると判断し、第3のスイッチング素子18の駆動を開始する。
第3のスイッチング素子18のオン時間は、最小となるよう設定されるが、第2の平滑手段14電圧が第2の平滑手段14電圧検知手段(図示せず)によって、約700Vに達したと検知されるまで徐々にオン時間を延ばされる。その後は、制御手段10によって、第2の平滑手段14電圧が約700Vを維持するよう、第3のスイッチング素子18オン時間が制御される。
第2のチョークコイル19には、第3のスイッチング素子18のオン時間中に平滑手段8を短絡する電流が流れ、第2のチョークコイル19にはエネルギーが蓄積される。第3のスイッチング素子18がオフすると、第2のチョークコイル19に蓄積されたエネルギーは、第2のダイオード20を介して第2の平滑手段14を充電する。その結果、第2の平滑手段14電圧は、平滑手段8電圧に対して昇圧されることになる。
この昇圧動作は、力率改善手段3においても同様で、第3のスイッチング素子18に相当するのが第1のスイッチング素子4、平滑手段8に相当するのが整流手段2出力、第2のチョークコイル19に対して第1のチョークコイル5、第2のダイオード20に対して第1のダイオード6、第2の平滑手段14に対して平滑手段8となる。
なお、第3のスイッチング素子18は一定周波数となる約20kHzで動作するよう制御される。
第3のスイッチング素子18駆動開始後、制御手段10は、入力電流検知手段22の出力と、操作手段23による加熱出力設定とを比較して、適宜第2のスイッチング素子群15の駆動周波数、及び第3のスイッチング素子18のオン時間を制御する。
つまり、インバータ12は制御手段10の制御によって、第2のスイッチング素子群15のオン/オフを行い、高周波電流を加熱コイル16に供給して被加熱物21を誘導加熱する。
図2は、本実施の形態における所定の入力電流が得られている状態での各部動作波形を示している。
図2(a)は低電位側スイッチング素子15aの高電位端子−低電位端子間の電圧(Vce)、図2(b)は低電位側スイッチング素子15a電流(Ic)、図2(c)は高電位側スイッチング素子15bの高電位端子−低電位端子間の電圧(Vce)、図2(d)は高電位側スイッチング素子15b電流(Ic)、図2(e)は加熱コイル16電流(IL)、図2(f)は第3のスイッチング素子18の高電位端子−低電位端子間の電圧(Vce)、図2(g)は第3のスイッチング素子18電流(Ic)を示している。
本実施の形態において、制御手段10は、共振コンデンサ17と加熱コイル16と被加熱物21からなる共振要素の共振周波数の約1/3となる周波数で第2のスイッチング素子群15を動作させる。これは、被加熱物21がアルミニウムなどの高電気伝導率、低透磁率の材質であることに関係がある。
被加熱物21材質がアルミニウムなどであった場合、加熱コイル16から見た被加熱物21の高周波抵抗が非常に低いために、被加熱物21内部に誘導電流が誘起されても十分なジュール熱が生じない。
このような被加熱物21を誘導加熱するためには、加熱コイル16に流れる高周波電流によって発生する高周波磁界の強度を強くする、または周波数を高めて被加熱物21の高周波抵抗を高めるといった方法が有効である。
本実施の形態では、加熱コイル16をターン数を増やして発生する高周波磁界強度を高め、さらに磁界周波数を約20kHzから約90kHzに高めることで、アルミニウムなどの被加熱物21を十分な火力で誘導加熱可能にしている。
しかしながら、磁界周波数を高めるということは、第2のスイッチング素子群15の駆動周波数を高めることになり、スイッチング回数が増加し、損失増加につながるという課題がある。そこで、本実施の形態では、共振現象を利用し、第2のスイッチング素子群15の駆動1周期中に3回の共振が得られるような第2のスイッチング素子群15駆動周波数を選択している。つまり、共振コンデンサ17と加熱コイル16と被加熱物21からなる共振要素の共振周波数の約1/3となる周波数で第2のスイッチング素子群15を動作させている。
これにより、磁界周波数は高める一方で、第2のスイッチング素子群15のスイッチング回数増加を抑制し、第2のスイッチング素子群15の損失増加を抑制することができる。
また、被加熱物21材質がアルミニウムなどである場合、電気伝導率が高いために、鉄などの材質に比べ、誘導加熱時に誘起される誘導電流が大きい。この誘導電流は、加熱コイル16から発生する高周波磁界に反発するよう生じるものであるから、被加熱物21が動きやすくなる。
平滑手段8もしくは第2の平滑手段14の容量が小さい場合、インバータ12の瞬時出
力は、商用電源1に同期して変動し、この変動に起因して、被加熱物21から振動音が発生する。
本実施の形態では、平滑手段8の容量を820μFを2個、第2の平滑手段14の容量を5μFとすることで、十分な容量を確保しており、商用電源1に同期したインバータ12出力の変動が大幅に軽減されている。
図3は、本実施の形態における各部動作波形の全体図を示している。
図3(a)は平滑手段8電圧(VC2)、図3(b)は第2の平滑手段14電圧(VCc)、図3(c)はインバータ12出力と相関する加熱コイル16電流(IL)を示している。なお、図3(d)、図3(e)、図3(f)は平滑手段8及び第2の平滑手段14の容量が十分ではない場合のVC2、VCc、ILである。
また、平滑手段8の容量を大きく設定することにより、商用電源1から流れる入力電流が歪んでしまい、力率が低下するのだが、力率改善手段3によって入力電流の整形が行われるため、高力率を維持することが可能である。
次に、力率改善手段3の動作を中心に説明する。
商用電源1投入後、制御手段10は、平滑手段8電圧を検知するため、電圧検知手段9の出力信号を常時認識している。また同様に、整流手段2の出力電圧を検知する第2の電圧検知手段11の出力信号についても常時もしくは商用電源1に同期したタイミングで取り込んで認識している。
制御手段10は、第2の電圧検知手段11の出力によって、商用電源1電圧を認識し、商用電源1がAC200V以上であれば、平滑手段8電圧が350Vになるよう、第1のスイッチング素子4の駆動を制御する。一方で、商用電源1電圧がAC200Vに達しない場合は、平滑手段8電圧が350V以下で、第1のスイッチング素子4が過負荷とならないよう、商用電源1電圧に応じた設定値に適宜変更し、第1のスイッチング素子4の駆動を制御する。
ここで、AC200V以上であるとき、平滑手段8電圧を350Vに固定するのは、平滑手段8に一般に耐圧が低い電解コンデンサを使用しており、耐圧オーバーによる電解コンデンサ8の過負荷を抑制するためである。
図4は、商用電源1電圧に対する平滑手段8電圧の設定値と、後述するが力率改善手段3の正常動作判定範囲(所定の範囲)を示している。
制御手段10は、内部に発振回路を内包しており、その発振周波数に同期して第1のスイッチング素子4駆動を行う。また制御手段10は、電圧検知手段9の出力、瞬時の入力電流に相当する整流手段2の低電位出力側に接続された微小抵抗7の両端電圧、及び平滑手段8電圧の設定値を比較、演算する。
演算結果に基づいて、制御手段10は、第1のスイッチング素子4のオン時間を変更し、入力電流が略正弦波状になって力率が改善され、かつ平滑手段8電圧が設定値になるようPWM制御を行う。
図5は、力率改善手段3による入力電流整形を模式的に示したものである。図5(a)は力率改善手段3が動作していないときの入力電流波形、図5(b)は力率改善手段3が
動作しているときの入力電流波形、図5(c)は図5(b)における第1のスイッチング素子4駆動信号を模式的に示している。
例えば、商用電源1がAC200Vである場合、制御手段10は第2の電圧検知手段11によって認識し、図4に示すように、力率改善手段3の正常動作範囲を340Vから360Vに設定する。制御手段10は、力率改善手段3へのリードコネクタ結線忘れ、断線、その他の不具合で、平滑手段8の電圧が340Vより低い、または360Vより高い場合、電圧検知手段9出力信号により異常を認識し、直ちに第1のスイッチング素子4及び第2のスイッチング素子群15、第3のスイッチング素子18の駆動を停止し、操作手段23へ力率改善手段3動作不良に対応する出力信号を送出する。
以上のように、本実施の形態においては、力率改善手段の動作状態を検知することにより、部品への負荷を低減し、かつ他機器への影響が少ない誘導加熱装置を提供することができる。
また、制御手段10からの出力信号を受け取った操作手段23は、表示手段24にエラー表示を行うとともに、鳴動手段25からの報知音によって使用者に異常報知を行う。
すなわち、制御手段10は、第2の電圧検知手段11の出力に応じて平滑手段8電圧の設定値を決定し、かつ力率改善手段3が正常動作範囲であると判断される所定の範囲を設定する。
また、制御手段10は、電圧検知手段9の出力が所定の範囲を超える場合において、操作手段23に信号を出力し、操作手段23は表示手段24及び鳴動手段25の両方、またはいずれか一方で報知を行う。
また同様に、リードコネクタ結線忘れなどの原因で、制御手段10が電圧検知手段9及び第2の電圧検知手段11出力を認識できない、出力が低すぎるといった場合には、それに応じた出力信号を操作手段23に送出する。
なお、本実施の形態では、制御手段10によって、第1のスイッチング素子4、第2のスイッチング素子群15、第3のスイッチング素子18全ての駆動を制御する例を挙げたがこれに限定するものではない。例えば、第1のスイッチング素子4の駆動を制御する専用の制御手段(ICなど)を用いることにより同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における誘導加熱装置を示すものであり、特に誘導加熱調理器の要部の概略回路図である。
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同構成となるため、構成が異なる部分について説明する。
図6において、第2の平滑手段14の両端には、第2の平滑手段14の電圧を検知するべく、抵抗からなる電圧検知手段9が接続される。この抵抗によって分圧された分圧電圧は、マイクロコンピュータからなる制御手段10の電源電圧(本実施の形態では5V)以下になるような分圧比で入力される。
商用電源1が投入された後、操作手段23からの加熱開始信号入力待ちの状態(待機状態)において、制御手段10は第1のスイッチング素子4の駆動制御を開始する。
このとき、第2のスイッチング素子群15及び第3のスイッチング素子18は停止しているため、昇圧手段13は動作せず、平滑手段8及び第2の平滑手段14の電圧は、第2のダイオード20の微小な順電圧だけの差のほぼ同電位となる。
制御手段10は第2の電圧検知手段11によって商用電源1電圧または整流手段2出力電圧を認識し、図4に示すように、商用電源1がAC200Vである場合、力率改善手段3の正常動作範囲を340Vから360Vに設定する。
制御手段10は、力率改善手段3へのリードコネクタ結線忘れ、断線、その他の不具合で、第2の平滑手段14電圧とほぼ同電位となる平滑手段8の電圧が340Vより低い、または360Vより高い場合、電圧検知手段9出力信号により間接的に異常を認識し、直ちに第1のスイッチング素子4の駆動を停止し、操作手段23へ力率改善手段3動作不良に対応する出力信号を送出する。
制御手段10からの出力信号を受け取った操作手段23は、表示手段24にエラー表示を行うとともに、鳴動手段25からの報知音によって使用者に異常報知を行う。
すなわち、制御手段10は、第2の電圧検知手段11の出力に応じて平滑手段8電圧の設定値を決定し、かつ力率改善手段3が正常動作範囲であると判断される所定の範囲を設定する。制御手段10は、電圧検知手段9の出力が所定の範囲を超える場合において、力率改善手段3を停止すべく制御を行う。
例えば、工場において、装置の動作チェックを行う際、加熱開始しなければ力率改善手段3の動作不良を判定できないのでは生産性の低下につながる。
本実施の形態では、特に、商用電源1が投入された後、操作手段23からの加熱開始信号入力待ちの状態(待機状態)において、制御手段10は第1のスイッチング素子4の駆動制御を開始し、力率改善手段3の動作を検知する。
そのため、力率改善手段3の動作不良原因が、生産時のリードコネクタ結線忘れ、断線などであった場合、商用電源1を投入するだけで加熱を開始するまでもなく、力率改善手段3の動作不良を速やかに判定することができ、生産性向上の実現が可能である。
また、電圧検知手段9は、第2のスイッチング素子群15及び第3のスイッチング素子18電圧を検知することにもなるため、第2のスイッチング素子群15及び第3のスイッチング素子18の破壊を防止する過電圧検知手段を兼ねることが可能である。
つまり第1のスイッチング素子4の駆動開始タイミングによっては、電圧検知手段9が平滑手段8電圧ではなく第2の平滑手段14電圧を検知して、制御手段10は力率改善手段3の動作不良を検知することが可能である。
なお、商用電源1が投入された後の、操作手段23からの加熱開始信号入力待ちの状態(待機状態)における力率改善手段3の動作を検知は、実施の形態1においても、第1のスイッチング素子4の駆動制御を先に開始することにより可能である。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態2における誘導加熱装置を示すものであり、特に誘導加熱調理器の要部の概略回路図である。
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同構成となるため、構成が異なる部分について説
明する。
図7において、第1のスイッチング素子4には、第1のスイッチング素子4電流を検知するための電流検知手段26となる微小抵抗が直列に接続されており、制御手段10に検知信号が入力される構成となっている。
商用電源1が投入され、使用者の操作による操作手段23からの加熱開始信号を入力した制御手段10は第1のスイッチング素子4、第2のスイッチング素子群15、及び第3のスイッチング素子18の駆動制御を開始する。
その際、電流検知手段26からの検知信号が所定値以下である場合、制御手段10は第1のスイッチング素子4がオンしていない、つまり力率改善手段3が動作していないと判断し、直ちに各スイッチング素子を停止させるとともに、力率改善手段3動作不良に対応する出力信号を操作手段23に送出する。
制御手段10からの出力信号を受け取った操作手段23は、表示手段24にエラー表示を行うとともに、鳴動手段25からの報知音によって使用者に異常報知を行う。
すなわち、制御手段10は電流検知手段26の出力が所定値以下である場合において、力率改善手段3及びインバータ12を停止すべく制御する。
さらに急激な負荷変動(例えば被加熱物21の急激な移動、商用電源1異常など)によって第1のスイッチング素子4に瞬間的な過電流が流れた場合、電流検知手段26出力が急激に上昇する。制御手段10は電流検知手段26出力が所定値を越えた場合、第1のスイッチング素子4に過電流が流れたと判断し、加熱コイル16への高周波電流供給を停止すべく、直ちに各スイッチング素子を停止させるよう、インバータ12を制御する。
なお、本実施の形態では、電流検知手段26として微小抵抗の例を挙げたが、これに限定するものではなく、例えばカレントトランスなどによっても同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱装置は、力率改善手段の動作状態を検知することにより、部品への負荷を低減し、かつ他機器への影響が少ない誘導加熱装置を提供することができるので、誘導加熱調理器としてはもちろんのこと、誘導加熱式湯沸かし器、誘導加熱式アイロン、またはその他の誘導加熱式加熱装置としても有用である。
本発明の実施の形態1における誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の要部概略回路図 同誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の所定の入力電流が得られている状態での各部動作波形図 同誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の各部動作波形の全体図 同誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の商用電源1電圧に対する平滑手段8電圧の設定値と、力率改善手段3の正常動作判定範囲(所定の範囲)を示す図 同誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の力率改善手段3による入力電流整形の模式図 本発明の実施の形態2における誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の要部概略回路図 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置(誘導加熱調理器)の要部概略回路図 従来の誘導加熱装置における一実施例を示した回路図 同誘導加熱装置における各部信号波形図
1 商用電源
2 整流手段
3 力率改善手段
4 第1のスイッチング素子
8 平滑手段(電解コンデンサ)
9 電圧検知手段
10 制御手段
12 インバータ
15 第2のスイッチング素子群
16 加熱コイル
21 被加熱物

Claims (1)

  1. 商用電源からの交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段の出力側に接続される力率改善手段と、前記力率改善手段に内包される第1のスイッチング素子と、前記力率改善手段の出力側に接続される平滑手段と、前記平滑手段の電圧を検知する電圧検知手段と、前記平滑手段に接続されるインバータと、前記インバータに内包される複数からなる第2のスイッチング素子群と、前記インバータに接続されかつアルミニウム若しくは銅またはこれらと略同等以上の電気伝導率を有する低透磁率材料からなる被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、前記電圧検知手段からの信号を入力しかつ前記インバータの制御を行う制御手段と、前記整流手段の出力電圧を検知し検知信号を前記制御手段へ出力する第2の電圧検知手段とを備え、前記インバータは前記第2のスイッチング素子群のオン/オフによって高周波電流を前記加熱コイルに供給して前記被加熱物を誘導加熱し、前記力率改善手段は前記第1のスイッチング素子のオン/オフによって力率を改善、前記制御手段は前記電圧検知手段の出力が正常動作範囲である所定の範囲より低い場合において、前記力率改善手段および前記インバータを停止すべく制御するとともに、前記第2の電圧検知手段の出力が低下したとき、前記電圧検知手段によって検出される電圧を低下させるように第1のスイッチング素子の駆動を制御するとともに、正常動作範囲である所定の範囲をも低下させる誘導加熱装置。
JP2005109644A 2005-04-06 2005-04-06 誘導加熱装置 Active JP4706307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005109644A JP4706307B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 誘導加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005109644A JP4706307B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 誘導加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006294287A JP2006294287A (ja) 2006-10-26
JP4706307B2 true JP4706307B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=37414646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005109644A Active JP4706307B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 誘導加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4706307B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4613687B2 (ja) * 2005-05-19 2011-01-19 パナソニック株式会社 誘導加熱装置
JP5045143B2 (ja) * 2007-02-22 2012-10-10 パナソニック株式会社 誘導加熱装置
JP5067090B2 (ja) * 2007-09-14 2012-11-07 パナソニック株式会社 加熱調理器
JP5308965B2 (ja) * 2009-08-31 2013-10-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電源装置及び定着装置
WO2018109951A1 (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 楽プリ株式会社 熱プレス装置及びそれを用いた昇華転写装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01246783A (ja) * 1988-03-29 1989-10-02 Toshiba Corp 電磁調理器
JPH06311733A (ja) * 1993-04-21 1994-11-04 Fujitsu Ten Ltd 昇圧回路の異常検出装置
JPH09233807A (ja) * 1996-02-29 1997-09-05 Toshiba Corp 電源装置
JP2001314083A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Densei Lambda Kk 力率改善回路
JP2001333573A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 力率改善電源の減電圧保護回路
JP2003068441A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気調理器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01246783A (ja) * 1988-03-29 1989-10-02 Toshiba Corp 電磁調理器
JPH06311733A (ja) * 1993-04-21 1994-11-04 Fujitsu Ten Ltd 昇圧回路の異常検出装置
JPH09233807A (ja) * 1996-02-29 1997-09-05 Toshiba Corp 電源装置
JP2001314083A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Densei Lambda Kk 力率改善回路
JP2001333573A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 力率改善電源の減電圧保護回路
JP2003068441A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006294287A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4900248B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4865699B2 (ja) 誘導加熱装置
EP2066013A2 (en) Electric power converter and control method for the same
JP5872235B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP4706307B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4444243B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2011165418A (ja) 炊飯器
JP3928587B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4613687B2 (ja) 誘導加熱装置
JP7344740B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP4363355B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4887681B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4765441B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2004006331A (ja) 誘導加熱装置
JP2011019603A (ja) 炊飯器
CN114688952B (zh) 电磁加热设备及其锅具偏移检测方法和加热控制系统
JP3997898B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5870247B2 (ja) 炊飯器
US20240039387A1 (en) Power converting device and home appliance including the same
JP5011930B2 (ja) 誘導加熱式炊飯器
JP5570563B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4023438B2 (ja) 炊飯器
JP4049206B2 (ja) 誘導加熱装置
JP2018116793A (ja) ジャー炊飯器
JP4158753B2 (ja) 誘導加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080215

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091008

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110228

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4706307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151