JP2009063488A - 採水管の採水構造 - Google Patents
採水管の採水構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009063488A JP2009063488A JP2007232795A JP2007232795A JP2009063488A JP 2009063488 A JP2009063488 A JP 2009063488A JP 2007232795 A JP2007232795 A JP 2007232795A JP 2007232795 A JP2007232795 A JP 2007232795A JP 2009063488 A JP2009063488 A JP 2009063488A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pipe
- sheath
- water sampling
- sampling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明の採水管3は、汚水の汚水槽から取水する取水部4と、取水部から取水した汚水を調整槽に送水する本体管3aとを有したもので、取水部は、本体管から延長した導水管41に一方端が閉じた鞘管42を装着し、かつ鞘管の開口端と導水管41に対して略直角方向にある固定部材43との間に汚水を流入させる制水開口部44を設けたものである。
【選択図】 図1
Description
また、採水管に金網などのフィルターを取り付けて夾雑物を除去しているものもある。
図5は汚水が貯蔵された汚水槽に採水管が取付けられた状態を示す側断面図である。汚水槽1の壁1aに採水管3が取付けられた部分の詳細を図6に示す。図において、2は止水部材、4は取水部である。取水部4は、導水管41とその端部に設けたフィルター46からなる。このフィルター46はメッシュ状の金網からなっている。
汚水槽1の汚水は、フィルター46により夾雑物が除去され導水管41を通過して採水管3の本体3aから水質測定用の調整槽に送水される。
このように、従来の採水管は、メッシュ状の金網を取り付けて汚水中の夾雑部を取り除いている。
また、夾雑物が付着すると、管内流れが乱流になるため、ガスの流入や発生が起こりスムーズな流れにならず小径の採水管では流量が不足することもある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、夾雑物の付着を防ぐことができ、ガスの流入や発生のない、スムーズな採水ができる採水管を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、導水管と、前記導水管の外周に間隙を設けて装着され一方端が開口し他方端が閉じた鞘管と、前記鞘管または前記導水管に対して略直角方向に設けた開口部材とを有し、前記導水管の外周に鞘管が間隙を設けて装着され、前記鞘管の一方端と前記開口部材との間に小さい間隔を設けた制水開口部から汚水を流入させ、前記導水管と前記鞘管との隙間で構成される層流部により前記汚水の流れを層流にするようにしたものである。
請求項2に記載の発明は、導水管と、前記導水管の外周に間隙を設けて装着され一方端が開口し他方端が閉じその部分に前記導水管を挿入する挿入孔を持つ鞘管と、前記鞘管または前記導水管に対して略直角方向に設けた開口部材と、前記導水管と前記鞘管との間に前記開口部材に固定された第二導水管とを有し、前記第二導水管に前記導水管が挿入され、前記鞘管の一方端と前記開口部材との間に小さい間隔を設けた制水開口部から汚水を流入させ、前記第二導水管と前記鞘管との隙間で構成される層流部により前記汚水の流れを層流にするようにしたものである。
請求項3に記載の発明は、前記導水管が、採水管の端部または個別の管体である。
請求項4に記載の発明は、前記開口部材が、汚水槽の壁または前記導水管を固定する固定部材である。
請求項5に記載の発明は、前記制水開口部の間隔を、1から5mmの範囲としたものである。
請求項6に記載の発明は、前記制水開口部の開口部面積と、前記層流部の通水面積と、前記導水管の通水面積との比が、1:1.0〜1.2:1.0〜3.0になるようしたものである。
請求項7に記載の発明は、前記鞘管の長さを、前記導水管の端部から前記汚水槽の壁または開口部材の面までの長さの1.1〜1.3倍としたものである。
請求項8に記載の発明は、前記鞘管の開口部側の端部外周に、面取り部を設けているものである。
請求項9に記載の発明は、前記鞘管の面取り部は、銅または金により被覆したものである。
導水管内の流れを層流にすることのより、空気の流入や放出がなくなる。また、
請求項2に記載の発明によれば、導水管と鞘管との間に開口部材に固定された第二導水管を設けたので、汚水槽の壁に採水管を設置する孔を設ける必要がなく、汚水槽の内部に採水管を設置できる。
請求項5に記載の発明によれば、制水開口部の間隔を特定したので、夾雑物が詰まりにくくなる。
請求項6に記載の発明によれば、制水開口部面積、層流部の通水面積、導水管の通水面積との比を特定したので、管内が層流になるため、ガスの流入や発生を防ぐことができる。
請求項7に記載の発明によれば、鞘管の長さを特定したので、流入する夾雑物の混入を大幅に制限することができる。
請求項8、9に記載の発明によれば、面取り部を設けたので流れがスムーズになり、汚泥や夾雑物が付着しにくくなる。
本発明が従来技術と異なる部分は、鞘管42と制水開口部44を備えた点である。
また、導水管41内は層流となるように、制水開口部44の開口部面積と、層流部41aの通水面積と、導水管41の通水面積との比を、1:1.0〜1.2:1.0〜3.0になるようしている。これらの比率は種々の実験により得られたものでありこの範囲であれば、管内が層流になるため、ガスの流入や発生を防ぐことができる。しかし、これらの比率の範囲を外れると層流部41や導水管41内が乱流になったり、制水開口部44が閉塞状態になり取水が困難になったりする。
また、導水管41の長さLdに対する鞘管の長さLsの比が、1.1〜1.3倍になるようにしている。このような構造にすることにより、採水管へ流入する夾雑物の混入を大幅に制限することができる。これは図2に示すように、汚水の流れが制水開口部44では鉛直方向であるが、層流部41aでは水平方向に直角に変化(図中の矢印)しておりこのため、流速が急に遅くなるので夾雑物の付着が起こりにくくなるものと考えられる。また、上記の長さ比が1以下では、必要な採水量が得られず、1.3以上では夾雑物が層流部41aに混入したり、詰まったりするので好ましくない。
面取り部を設けたので流れがスムーズになり、汚泥や夾雑物が付着しにくくなる。
本実施例が実施例1と異なる部分は、面取り部を設けた点である。
制水開口部44は実施例1と同じく鞘管42と固定部材43とで構成されており、層流部は鞘管42と第二導水管とで構成されている。
このよう汚水槽の内部に取水部を設ける構造にすることにより、実施例1の効果の他に汚水槽の壁に採水管を設置する孔を設ける必要がなくなり、短期間に採水管を設置できる効果もある。
1a 壁
2 止水部材
3 採水管
4 取水部
41 導水管
411 第二導水管
42 鞘管
43 固定部材
44 開口部
45 取付ねじ
46 フィルター
Claims (9)
- 導水管と、前記導水管の外周に間隙を設けて装着され一方端が開口し他方端が閉じた鞘管と、前記鞘管または前記導水管に対して略直角方向に設けた開口部材と、前記鞘管の一方端と前記開口部材との間に間隔を設けた制水開口部と、前記導水管と前記鞘管との隙間の層流部とを有したことを特徴とする採水管の採水構造。
- 導水管と、前記導水管の外周に間隙を設けて装着され一方端が開口し他方端が閉じその閉じた端部に前記導水管を挿入する挿入孔を持つ鞘管と、前記鞘管または前記導水管に対して略直角方向に設けた開口部材と、前記導水管と前記鞘管との間に間隙を設けて装着されかつ前記開口部材に固定された第二導水管と、前記鞘管の一方端と前記開口部材との間に間隔を設けた制水開口部と、前記第二導水管と前記鞘管との隙間の層流部とを有したことを特徴とする採水管の採水構造。
- 前記導水管は、採水管の端部または個別の管体であることを特徴とする請求項1または2記載の採水管の採水構造。
- 前記開口部材は、汚水槽の壁または前記導水管を固定する固定部材であることを特徴とする請求項1または2記載の採水管の採水構造。
- 前記制水開口部の間隔を、1から5mmの範囲としたものであることを特徴とする請求項1または2記載の採水管の採水構造。
- 前記制水開口部の開口部面積と、前記層流部の通水面積と、前記導水管の通水面積との比が、1:1.0〜1.2:1.0〜3.0になるようしたものであることを特徴とする請求項1または2記載の採水管の採水構造。
- 前記鞘管の長さは、前記導水管の端部から前記汚水槽の壁または開口部材の面までの長さの1.1〜1.3倍としたものであることを特徴とする請求項1または2記載の採水管の採水構造。
- 前記鞘管の開口部側の端部外周は、面取り部が設けられたものであることを特徴とする請求項1または2記載の採水管の採水構造。
- 前記鞘管の面取り部は、銅または金により被覆されたものであることを特徴とする請求項8記載の採水管の採水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007232795A JP5041336B2 (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 採水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007232795A JP5041336B2 (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 採水構造 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009063488A true JP2009063488A (ja) | 2009-03-26 |
JP2009063488A5 JP2009063488A5 (ja) | 2011-08-18 |
JP5041336B2 JP5041336B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=40558183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007232795A Expired - Fee Related JP5041336B2 (ja) | 2007-09-07 | 2007-09-07 | 採水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5041336B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009063489A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Yaskawa Electric Corp | 水質測定用調整槽 |
KR102169118B1 (ko) * | 2020-06-17 | 2020-10-22 | 서울특별시 | 부식평가 실험장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546346A (en) * | 1977-06-16 | 1979-01-18 | Nichizoo Kk | Method of and device for treating water |
JPH023761Y2 (ja) * | 1985-03-22 | 1990-01-29 | ||
JP2003098150A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-04-03 | Pohang Univ Of Science & Technology | 質量分析機のための試料クリーンアップ装置 |
JP2004271297A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Seishin Engineering Kk | 検水供給装置 |
JP2007147322A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Hitachi Ltd | 液体試料のモニタリング方法およびモニタリングシステム |
-
2007
- 2007-09-07 JP JP2007232795A patent/JP5041336B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS546346A (en) * | 1977-06-16 | 1979-01-18 | Nichizoo Kk | Method of and device for treating water |
JPH023761Y2 (ja) * | 1985-03-22 | 1990-01-29 | ||
JP2003098150A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-04-03 | Pohang Univ Of Science & Technology | 質量分析機のための試料クリーンアップ装置 |
JP2004271297A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Seishin Engineering Kk | 検水供給装置 |
JP2007147322A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Hitachi Ltd | 液体試料のモニタリング方法およびモニタリングシステム |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009063489A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Yaskawa Electric Corp | 水質測定用調整槽 |
KR102169118B1 (ko) * | 2020-06-17 | 2020-10-22 | 서울특별시 | 부식평가 실험장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5041336B2 (ja) | 2012-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4912134B2 (ja) | 間接排水用器具 | |
JP2009063488A (ja) | 採水管の採水構造 | |
JP2011052504A (ja) | サイフォン式パイプ魚道 | |
JP2009144480A (ja) | 脚部継手及びこの脚部継手を用いた排水システム | |
JP4779073B2 (ja) | 排水装置 | |
JP5106164B2 (ja) | オリフィス部材およびオリフィス部材を備えたます | |
JP5624299B2 (ja) | レシーバドライヤ | |
JP2009150341A (ja) | 内燃機関の吸気構造 | |
JP2015068138A (ja) | 配管ユニット及び配管施工方法 | |
JP2007100410A (ja) | 内副管用継手 | |
JP4317438B2 (ja) | 配管構造及び配管ユニット | |
JP2007192497A (ja) | 観察用窓装置 | |
JP4916429B2 (ja) | 空気混入抑制装置 | |
JP5670656B2 (ja) | トラップ配管 | |
JP6019287B2 (ja) | 排水トラップ | |
JP2009063488A5 (ja) | ||
JP7292080B2 (ja) | 排水ホッパの通気構造およびその取付方法 | |
KR200363156Y1 (ko) | 수직배관용 스트레이너 | |
JP4723867B2 (ja) | センサ固定具およびこれを用いた水位検出装置 | |
JP2007002496A (ja) | 排水管の取り付け構造 | |
JP2007217895A (ja) | 排水配管用脚部ベンド | |
JP2016132939A (ja) | 小便器 | |
JP2008144532A (ja) | 中継用ドレイン装置における雨水噴き出し防止装置 | |
JP2014176830A (ja) | ドレントラップ用ストレーナ内蔵ユニオン | |
JP2005146581A (ja) | 中継用ドレイン装置における雨水飛散防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090619 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110704 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120410 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120618 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120701 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |