JP2009063186A - 風向ガイドユニット、および、空気調和装置の室外ユニット - Google Patents

風向ガイドユニット、および、空気調和装置の室外ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットにおいて、容易に任意の方向に排気方向を調整する。
【解決手段】室外ユニット10に配設される風向ガイドユニット60において、ファンの排気を所定方向に導くフィン65を備えた風向ガイド63と、風向ガイド63と排気口30との間に配設され、断面矩形の空間を形成する中空の台座部70とを備え、台座部70は、風向ガイド63につながる開口面74と、排気口30につながる開口面73とを有し、開口面74が開口面73に対して傾いており、台座部70は、その側面の一部が室外ユニット10の天板17に対し略平行となるよう、開口面73の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて取り付け可能な構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和装置の室外ユニットに配設される風向ガイドユニット、および、空気調和装置の室外ユニットに関する。
正面から排気を行う空気調和装置の室外ユニットを設置する場合、通路となる位置への排気を避けるよう設置方向を調整し、あるいは、排気される側にスペースを確保する等、設置に関して様々な調整を行う必要があった。そこで、室外ユニットの排気口に排気方向を変化させる風向調整板を配置したものが提案された(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−201542号公報
上記従来の風向調整板は、室外ユニットの排気方向を上向きに変えるものであったが、上向きに限らず任意の方向に容易に排気方向を調整したいというニーズがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットにおいて、任意の方向に排気方向を調整できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の風向ガイドユニットは、排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットに配設される風向ガイドユニットにおいて、前記ファンの排気を所定方向に導くフィンを備えた風向ガイドと、前記風向ガイドと前記ファンの排気口との間に配設され、断面矩形の空間を形成する中空の台座部とを備え、前記台座部は、前記風向ガイドにつながる第1の開口面と、前記ファンの排気口につながる第2の開口面とを有し、前記第1の開口面が前記第2の開口面に対して傾いており、前記台座部は、その側面の一部が前記室外ユニットの天井面に対し略平行となるよう、前記第2の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて取り付け可能に構成されたことを特徴とする風向ガイドユニットを特徴とする風向ガイドユニットを提供する。
上記構成によれば、ファンの排気を所定方向に導くフィンを備えた風向ガイドを有する風向ガイドユニットが、台座部の側面の一部が室外ユニットの天井面に対し略平行となるよう、第2の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて、室外ユニットに取り付け可能であるため、風向ガイドは、任意の方向に取り付け方向を調整することが可能である。これにより、室外ユニットの排気方向を任意の向きに容易に変更できる。すなわち、台座部を、90°ごとに回転させることで、4つの方向に取り付け方向を調整できるため、台座部に取り付けられた風向ガイドは、任意の方向に取り付け方向を調整可能であり、排気方向を任意の向きに容易に変更できる。
また、本発明は、排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットにおいて、前記ファンの排気を所定方向に導くフィンを備えた風向ガイドを、断面矩形の空間を形成する中空の台座部を介して前記ファンの排気口に配設し、前記台座部は、前記風向ガイドにつながる第1の開口面と、前記ファンの排気口につながる第2の開口面とを有し、前記第1の開口面が前記第2の開口面に対して傾いており、前記台座部は、その側面の一部が前記室外ユニットの天井面に対し略平行となるよう、前記第2の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて取り付け可能に構成されたことを特徴としている。
上記構成によれば、ファンの排気を所定方向に導くフィンを備えた風向ガイドを有する風向ガイドユニットが、台座部の側面の一部が室外ユニットの天井面に対し略平行となるよう、第2の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて、室外ユニットに取り付け可能であるため、風向ガイドは、任意の方向に取り付け方向を調整することが可能である。これにより、室外ユニットの排気方向を任意の向きに容易に変更できる。すなわち、台座部を、90°ごとに回転させることで、4つの方向に取り付け方向を調整できるため、台座部に取り付けられた風向ガイドは、任意の方向に取り付け方向を調整可能であり、排気方向を任意の向きに容易に変更できる。
上記構成において、前記風向ガイドは、前記第1の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて前記台座部に取り付け可能に構成される構成としても良い。
この場合、台座部に取り付けられた風向ガイドが、台座部に対し第1の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて取り付けることが可能なため、排気方向を様々な方向に変えることができる。具体的には、風向ガイドのフィンが向く方向は、台座部の取り付け方向を固定して風向ガイドの取り付け方向を90°ごとに変更する場合、風向ガイドのフィンがファンの排気を導く方向と、第1の開口面が傾く方向とが、同一の場合が1通りある。また、風向ガイドのフィンがファンの排気を導く方向と、第1の開口面が傾く方向とが異なる場合が3通りあり、合計で4通りあり、さらに、台座部の取り付け方向を90°ごとに変更した場合、台座部の取り付け方向は4通りある。つまり、合計で16通りに排気方向を調整でき、排気方向を任意の向きに容易に変更できる。
上記構成において、前記台座部は側面を4つの平面で囲まれた矩形の枠体であって、一つの側面が開口した構成としてもよい。
この場合、台座部の一つの側面が開口しているため、この開口から排気することによって排気抵抗を低減できる。
上記構成において、前記台座部の3つの側面に、前記台座部にたまる雨水やごみを排出するためのドレン穴がノックアウト式で設けられる構成としても良い。
この場合、枠体の3つの側面がドレン穴を備え、もう一つの側面は開口面であるため、どの方向に台座部を取り付けても、室外ユニットの下方向に面したドレン穴または開口面が配置されるため、台座部に侵入した雨水やごみがドレン穴または開口面から排出され、台座部に雨水やごみが溜まらない。また、ドレン穴はノックアウト式で設けられるため、ドレン穴が必要ない場合に、ドレン穴を塞いでおくことができ、不要な排気漏れを防止できる。
上記構成において、前記室外ユニットの前面パネルには、前記台座部を取り付けるためのビス穴が、正方形の頂点を形成するよう並べて形成され、前記台座部は、前記ビス穴と同一の並び及びピッチとなるよう配設された貫通穴を有し、前記ビス穴と前記貫通穴とがビス止めされる構成としても良い。
この場合、排気口の面のビス穴と台座部の貫通穴とが、正方形の頂点を形成する並びで4箇所に同一の並び及びピッチで配設されるため、台座部を90°ごとに回転させても常にビス穴と貫通穴とが一致し、台座部を容易に取り付けできる。
上記構成において、前記台座部の第1の開口面には、前記風向ガイドを取り付けるためのビス穴が、正方形の頂点を形成するよう並べて形成され、前記風向ガイドは、前記ビス穴と同一の並び及びピッチとなるよう配設された貫通穴を有し、前記ビス穴と前記貫通穴とがビス止めされる構成としても良い。
この場合、台座部のビス穴と風向ガイドの貫通穴とが、正方形の頂点を形成する並びで4箇所に同一の並び及びピッチで配設されるため、台座部を90°ごとに回転させても常にビス穴と貫通穴とが一致し、台座部を容易に取り付けできる。
本発明によれば、排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットにおいて、容易に任意の方向に排気方向を調整できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
本実施形態に係る空気調和装置は、室内ユニット(図示略)と室外ユニット10とが冷媒配管で接続されてなる冷媒回路を構成し、この冷媒回路に冷媒を流して冷房運転及び暖房運転を行う。室外ユニット10は、冷媒と室外空気との間で熱交換し、冷房運転時には冷媒を凝縮させて外気に熱を放出し、暖房運転時には冷媒を蒸発させて外気から熱を取り込むものである。なお、以下に述べる上下、左右、側面および背面といった方向は、室外ユニット10を設置した状態でその正面側から見た場合の方向を示している。
図1は、室外ユニット10の正面図であり、図2は室外ユニット10を上方から見た平面図である。図1には、天板17、排気口パネル16、前面パネル13及び外板14を取り外した状態を示している。図2には、天板17を外した状態を示す。
室外ユニット10は、略直方体箱形状のケース11を備え、ケース11は、底板12、天板17、排気口パネル16、前面パネル13及び外板14を有し、ケース11の内部は、鉛直に延びる仕切り板15によって、機械室R1と熱交換室R2とに仕切られている。さらに、仕切り板15は、上下に分割された上部仕切り板15aと下部仕切り板15bとから構成されている。
図2に示す室外ユニット10の前面のパネルは、仕切り板15を境に左右に二分割された排気口パネル16と前面パネル13とで構成され、これらは各々独立して着脱自在である。
機械室R1の下部の空間には、冷媒回路の一部を構成する圧縮機31、アキュムレータ32および切替弁や凝縮弁といった弁体などが配管接続されて収容される。この機械室R1内の配管の一端側は、熱交換器50を介して室内ユニットと配管接続され、配管の他端側は室内ユニットに配管接続される。
機械室R1の上部の空間には、空気調和装置を制御する制御基板などの各種電装品42が配設された電装ボックス40が配置される。この電装ボックス40は、電装品支持板41を有し、前面パネル13と略平行に配置される電装品支持板41は、上部仕切り板15aに取り付けられている。
熱交換室R2には、熱交換器50と共に送風機22とが収容される。
送風機22は、熱交換室R2内の左右一対の支柱24L、24Rに台座25を介して固定されたファンモータ26と、このファンモータ26の軸に取り付けられたファン27とから構成され、ファン27が熱交換室R2の前面側に配置される。また、ファン27の前面には、円筒状の風洞ケース28が配置され、風洞ケース28の開口部は、排気口パネル16に形成された排気口30に通じている。排気口30には、ファンガード29が取り付けられている。
熱交換器50は、室外ユニット10の左側面及び背面に沿うように略L字形状に成形され、室外ユニット10の左側面及び背面の壁面部の一部を構成するように配置されている。外側に露出している熱交換器50の露出面には、熱交換器50のフィンガード54が取り付けられている。
ファンモータ26によりファン27が回転駆動されると、室外ユニット10の周囲の空気は、熱交換器50の背面側及び左側面側から熱交換室R2内に吸い込まれ、熱交換器50を通過した後に、熱交換室R2の前部の排気口30を通って、図中矢印で示す方向に外部へ排出される。このように、室外ユニット10は、背面から空気を吸い込み、熱交換された空気を前面から排気するように構成されている。
図3は、風向ガイドユニット60が取り付けられた室外ユニット10の斜視図である。
室外ユニット10の排気口パネル16には、排気の向きを調整する風向ガイドユニット60が取り付けられている。風向ガイドユニット60は、排気口パネル16に取り付けられる台座部70と、この台座部70に取り付けられる風向ガイド63とによって構成される。
また、排気口パネル16には、風向ガイドユニット60を取り付けるためのビス穴16aが、正方形の頂点を形成するよう並べられて4箇所に形成されている。
図4は、風向ガイド63の斜視図である。
風向ガイド63は、正方形の1面を欠いた3面からなる形状の枠64と、枠64内に固定された複数のフィン65とを備えて構成される。フィン65は、断面が弧を描くよう湾曲した板状部材であり、その側面が、枠64の2つの側面に跨って固定される。フィン65は風向ガイド63の前面側で図中上に、背面側(室外ユニット10側)で図中下に向くよう傾けられており、全てのフィン65が等しい角度で傾けられている。図4に示す状態では、風向ガイド63に背面から進入した排気は、風向ガイド63の前面側の斜め上方に風路が変更される。また、枠64の枠面64aは、フィン65と同様に湾曲した板状部材であり、フィン65と同じ向き及び角度で傾いている。フィン65の中央部には、図中上下方向に伸びて各々のフィン65及び枠面64aを連結する補強部材が形成されている。
枠64の四隅の近傍には、正方形の頂点を形成するよう並べられた貫通穴66が4箇所に穿設され、この貫通穴66には風向ガイド63を固定するためのビス(図示略)が配設される。
図5は、台座部70が取り付けられた室外ユニット10の斜視図である。
台座部70は、断面がコの字状の部材であって、対称形状に形成された2枚の側板71,71を、1枚の底板72の両端に立てるように組付けられて構成され、断面矩形の空間を有している。台座部70は、排気口パネル16に取り付けられた状態では、室外ユニット10の天井面を形成する天板17と台座部70の一つの側面とが略平行となるよう取り付けられ、排気口30の正面から見ると、矩形の取り付け部材を形成している。台座部70は、排気口パネル16に台座部70が連結される面である開口面73(第2の開口面)を有し、この開口面73では、台座部70内の空間が排気口30に連通する。
また、台座部70は、風向ガイド63に連結される開口面74(第1の開口面)を有し、この開口面74では、台座部70内の空間が枠64の内側に連通する。さらに、底板72と対向する台座部70の一つの側面である側面開口面80は外部に連通している。
台座部70を構成する2枚の側板71、71は、台形であり、台形の長辺の長さは、底板72の幅と略同一であり、底板72より小さい面積を有す側面開口面80の幅方向の辺を構成する台形の短辺の長さは、台形の長辺より短い。この台形の長辺と短辺とを繋ぐ一方の辺は、室外ユニット10の排気口パネル16に沿って接し、他方の辺は斜辺71a、71aとなっており、斜辺71a、71aが、風向ガイド63と連結される開口面74を形成している。このため、開口面74は、排気口30に平行な開口面73に対して傾斜しており、風向ガイド63は排気口30に対して、傾斜角を持って取り付けられる。この傾斜角は、図3に示すように、風向ガイド63のフィン65の排気方向と、台座部70の傾斜方向(側面開口面80の方向)とが同一方向を向いて連結された場合に、風向ガイドユニット60に進入した排気が略直角に風路を変更される角度である。
図4に示すように、側板71,71の縁には、ほぼ全周に亘って台座部70の内側に板を折り曲げたリブが形成されており、排気口パネル16と連結される開口面73にあたる部分には、リブが延長されたブラケット75が各々の側板71,71に2箇所ずつ形成されている。このブラケット75には、台座部70を排気口パネル16に取り付けるビス(図示略)が貫通する貫通穴76が穿設されており、ブラケット75は、排気口パネル16に台座部70が取り付けられた状態では、台座部70の内側に位置している。また、側板71,71には、側板71,71と底板72とをビス等で連結するための貫通穴77が穿設されている。
底板72の縁には、板を折り曲げたリブが形成されており、底板72の長手方向の両端のリブには、ビス等により側板71,71と底板72とを連結するための貫通穴(図示略)が穿設されている。
台座部70が排気口パネル16に取り付けられた状態では、台座部70のブラケット75の貫通穴76は、正方形の頂点を形成するよう並べられて4箇所に配置され、その配置は、排気口パネル16に形成されたビス穴16aと同一の並び及びピッチである。このため、台座部70を90°ごとに回転させても、貫通穴76とビス穴16aとが重なるので、風向ガイドユニット60は90°ごとに取り付け位置を変えて室外ユニット10に取り付けできる。
また、側板71,71において、風向ガイド63に連結される開口面74にあたるリブには、風向ガイド63と台座部70とをビスにより連結するためのビス穴78が形成されている。ビス穴78は、正方形の頂点を形成するよう並べられて4箇所に形成され、その配置は、風向ガイド63の枠64に穿設された貫通穴66と同一の並び及びピッチである。このため、風向ガイド63を90°ごとに回転させても、貫通穴66と台座部70のビス穴78とが重なるので、風向ガイド63は90°ごとに取り付け位置を変えて台座部70に取り付けできる。
風向ガイドユニット60では、台座部70が有する開口面73及び開口面74を介して、排気口30から風向ガイド63に至る風路が形成される。排気口30から吹き出したファン27の排気は、台座部70の内部を通り、風向ガイド63に導かれ、風向ガイド63のフィン65が向く所定方向に風向が変更され、フィン65及び側面開口面80から外部に吹き出すこととなる。
さらに、台座部70の側面を構成する側板71,71及び底板72の各々には、台座部70に侵入した雨水等を排出するドレン穴79が2箇所ずつ設けられている。ドレン穴79はノックアウト式で設けられており、ドレン穴79が必要であれば、ドレン穴79を打ち抜いてドレン穴79を容易に設けることができ、不要であればドレン穴79を開けないという選択が可能である。すなわち、風向ガイドユニット60が設置される際に、設置状況に応じてユーザ等がドレン穴79を開けるか否かを選択でき、風向ガイドユニット60の取付時に下になった台座部70の面にドレン穴79を開ければ良い。
ここで、風向ガイドユニット60の取り付け方向について説明する。
風向ガイドユニット60は、天板17と矩形の台座部70の一つの側面が略平行となるよう取り付けられ、かつ、90°ごとに取り付け位置を変えて室外ユニット10に取り付けできるため、台座部70の側面開口面80は、室外ユニット10における上下左右の4方向の内、任意のいずれかの方向を向いて取り付けられる。
さらに、風向ガイド63も同様に90°ごとに取り付け位置を変えて台座部70に取り付けできるため、風向ガイド63のフィン65は、室外ユニット10における上下左右の4方向の内、任意のいずれかの方向を向いて取り付けられる。また、台座部70は、側面開口面80に向かって傾斜しているため、例えば、この傾きが無く平らな台座部70であった場合と比較すると、90°ごとに回転させたときの排気方向の変化が大きく、斜め方向等へ排気方向を変化させることができる。
すなわち、排気の方向は、風向ガイド63のフィン65の排気方向と台座部70の傾斜方向(側面開口面80の方向)とを一致させて、台座部70を90°ごとに回転させ、排気を略直角に上下左右のいずれかの方向に変化させる形態が4通りある。さらに、台座部70に対し風向ガイド63を90°ごとに回転させて、排気を斜め方向等に変化させる形態が12通りあり、風向ガイドユニット60は、合計で排気方向を16通りに変更できる。
ここで、幾つかの取り付け例を説明する。
図3に示す取り付け例は、風向ガイド63のフィン65の排気方向と台座部70の傾斜方向(側面開口面80の方向)とを一致させて、排気を略直角に上方に変化させる取り付け例である。この取り付け方向は、設置環境等の理由により、排気を室外ユニット10の前方に向けることができず、上方への排気が適している場合に有効である。この例では、雨水等は、底板72に溜まるため、底板72にドレン穴79を設ければ良く、側板71,71のドレン穴79は、打ち抜かずに残しておくと良い。
図6は、下方向に排気する風向ガイドユニット60の斜視図である。
図6は、図3の取り付け例において、風向ガイドユニット60が台座部70ごと180°回転されたものである。この場合、略直角に下方向への排気が適している場合に有効である。また、豪雪地帯等では、雪が室外ユニット10の内部に排気口30から侵入することを防止する防雪ダクトとしても機能する。
下方向への排気を目的としてこの取り付け方向にした場合、側面開口面80が室外ユニット10の下方向に面しており、開口しているため、雨水等が台座部70に溜まることがない。また、台座部70の全てのドレン穴79は、打ち抜かずに残しておくと良い。
防雪ダクトとしての機能を目的としてこの取り付け方向にした場合、フィン65が下を向き、台座部70は下方に向かって幅が狭くなる向きで傾斜しているため、雪が風向ガイドユニット60内に侵入しにくい。また、側面開口面80が室外ユニット10の下方向に面するため、雪が溜まりにくい。台座部70の全てのドレン穴79は、排気漏れや雪の侵入を防止するために開けないでおくことが好ましい。
図7は、横方向に排気する風向ガイドユニット60の斜視図である。
図7は、図3の取り付け例において、風向ガイドユニット60が台座部70ごと90°回転されたものである。この場合、略直角に右方向への排気が適している場合に有効であり、また、この状態から台座部70ごと180°回転させると、略直角に左方向へ排気することができる。この例では、ドレン穴79は、室外ユニット10の下方向に面する側板71に開けることが好ましい。
上述したように、風向ガイド63のフィン65の排気方向と台座部70の傾斜方向(側面開口面80の方向)とを一致させて90°ごとに台座部70を回転させて取り付けることで、排気を略直角に上下左右の方向に4通りに変更することができる。
図8は、斜め方向に排気する風向ガイドユニット60の斜視図である。
図8は、図7の取り付け例において、台座部70はそのままの位置とし、風向ガイド63が90°回転されて、下向きに排気を導くように取り付けられたものである。この取り付け例では、風向ガイド63のフィン65の排気方向と台座部70の傾斜方向(側面開口面80の方向)とが異なり、フィン65に対しファン27の排気が当たる角度が浅くなるため、排気方向は、直角より浅い角度に変更される。この例では、台座部70は、右方向に傾いており、風向ガイド63が下向きであるため、排気方向は右斜め下の方向に変更される。
このように、風向ガイド63のフィン65の排気方向と台座部70の傾斜方向(側面開口面80の方向)とが異なるように、台座部70及び風向ガイド63を90°ごとに回転させて取り付けることで、排気を上下左右に限らず、斜めの方向やねじれ方向に変更することができ、この取り付け方法では、排気方向を12通りに変更することができる。
以上説明したように、この構成によれば、ファン27の排気を所定方向に導くフィン65を備えた風向ガイド63と、風向ガイド63が取り付けられる中空の台座部70とを備え、台座部70は、その側面の一部が天板17に対し略平行となるよう、開口面73の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて、排気口パネル16に取り付け可能に構成されているため、台座部70は、90°ごとの回転により、4つの方向に取り付け方向を調整可能であるため、台座部70に取り付けられた風向ガイド63は、任意の方向に取り付け方向を調整可能であり、排気方向を容易に変更できる。
また、風向ガイド63が傾いて台座部70に取り付けられ、台座部70は、90°ごとの回転により、4つの方向に取り付け方向を調整可能であり、さらに、風向ガイド63は、90°ごとに取り付け方向を変えて4つの方向に台座部70に取り付け可能であるため、風向ガイド63が室外ユニット10に対して取り付けられる組み合わせは、合計で16通りとなり、風向ガイド63は、任意の方向に取り付け方向を調整可能であり、排気方向を容易に変更できる。
また、台座部70は側面を4つの平面で囲まれた矩形の枠体であって、一つの側面が側面開口面80であり、外部に開口しているため、側面開口面80から排気することによって、排気抵抗を低減できる。
また、台座部70の3つの側面を構成する側板71,71及び底板72にノックアウト式のドレン穴79が設けられ、もう一つの側面は側面開口面80であるため、どの方向に台座部70を取り付けても、ドレン穴79または側面開口面80から、台座部70に溜まる雨水やごみを排出することができる。また、ドレン穴79は、ノックアウト式であるため、室外ユニット10の設置状況に応じてドレン穴79を設けるか否かを選択できる。
また、排気口パネル16のビス穴16aと、台座部70の貫通穴76とが、正方形の頂点を形成するよう並べられて、4箇所に同一の並び及びピッチとなるよう形成されているため、台座部70を90°ごとに回転させても常にビス穴16aと貫通穴76とが一致し、台座部70を90°ごとに回転させて排気口パネル16に取り付けることができる。
また、台座部70のビス穴78と、風向ガイド63の貫通穴66とが、正方形の頂点を形成するよう並べられて、4箇所に同一の並び及びピッチとなるよう形成されているため、風向ガイド63を90°ごとに回転させても常にビス穴78と貫通穴66とが一致し、風向ガイド63を90°ごとに回転させて台座部70に取り付けることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様であり、本発明は上記実施の形態に限定されないのは勿論である。例えば、上記実施の形態では、室外ユニット10は排気口30を一つ備えた室外ユニット10について説明したが、排気口30の数は特に限定されるものではなく、より大型の室外ユニットで排気口30を複数備えるものに風向ガイドユニット60を複数台取り付けても良い。また、台座部70及び風向ガイド63は、ビス止めにより取り付けられているが、ビス止めに限らず、爪等に引っ掛けて取り付ける構成としても良く、その他の細部構成についても任意に変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した実施形態に係る室外ユニットの正面図である。 室外ユニットの天板等を外した状態の平面図である。 風向ガイドユニットが取り付けられた室外ユニットの斜視図である。 風向ガイドの斜視図である。 台座部が取り付けられた室外ユニットの斜視図である。 下方向に排気する風向ガイドユニットの斜視図である。 横方向に排気する風向ガイドユニットの斜視図である。 斜め方向に排気する風向ガイドユニットの斜視図である。
符号の説明
10 室外ユニット
16 排気口パネル
16a ビス穴
17 天板
27 ファン
30 排気口
60 風向ガイドユニット
63 風向ガイド
65 フィン
66 貫通穴
70 台座部
71 側板
72 底板
73 開口面(第2の開口面)
74 開口面(第1の開口面)
75 ブラケット
76 貫通穴
78 ビス穴
79 ドレン穴
80 側面開口面

Claims (7)

  1. 排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットに配設される風向ガイドユニットにおいて、
    前記ファンの排気を所定方向に導くフィンを備えた風向ガイドと、
    前記風向ガイドと前記ファンの排気口との間に配設され、断面矩形の空間を形成する中空の台座部と、を備え、
    前記台座部は、前記風向ガイドにつながる第1の開口面と、前記ファンの排気口につながる第2の開口面とを有し、前記第1の開口面が前記第2の開口面に対して傾いており、
    前記台座部は、その側面の一部が前記室外ユニットの天井面に対し略平行となるよう、前記第2の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて取り付け可能に構成されたこと、
    を特徴とする風向ガイドユニット。
  2. 排気用のファンを備えた空気調和装置の室外ユニットにおいて、
    前記ファンの排気を所定方向に導くフィンを備えた風向ガイドを、断面矩形の空間を形成する中空の台座部を介して前記ファンの排気口に配設し、
    前記台座部は、前記風向ガイドにつながる第1の開口面と、前記ファンの排気口につながる第2の開口面とを有し、前記第1の開口面が前記第2の開口面に対して傾いており、
    前記台座部は、その側面の一部が前記室外ユニットの天井面に対し略平行となるよう、前記第2の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて取り付け可能に構成されたこと、
    を特徴とする空気調和装置の室外ユニット。
  3. 前記風向ガイドは、前記第1の開口面の法線を回転軸として90度ごとに取り付け方向を変えて前記台座部に取り付け可能に構成されたこと、
    を特徴とする請求項2記載の空気調和装置の室外ユニット。
  4. 前記台座部は側面を4つの平面で囲まれた矩形の枠体であって、一つの側面が開口していること、
    を特徴とする請求項2または3記載の空気調和装置の室外ユニット。
  5. 前記台座部の3つの側面に、前記台座部にたまる雨水やごみを排出するためのドレン穴がノックアウト式で設けられたこと、
    を特徴とする請求項4記載の空気調和装置の室外ユニット。
  6. 前記室外ユニットの前面パネルには、前記台座部を取り付けるためのビス穴が、正方形の頂点を形成するよう並べて形成され、
    前記台座部は、前記ビス穴と同一の並び及びピッチとなるよう配設された貫通穴を有し、
    前記ビス穴と前記貫通穴とがビス止めされること、
    を特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
  7. 前記台座部の第1の開口面には、前記風向ガイドを取り付けるためのビス穴が、正方形の頂点を形成するよう並べて形成され、
    前記風向ガイドは、前記ビス穴と同一の並び及びピッチとなるよう配設された貫通穴を有し、
    前記ビス穴と前記貫通穴とがビス止めされること、
    を特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の空気調和装置の室外ユニット。
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