JP2009061776A - 液体転写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体転写装置において、胴の保護用に装着する汚れ防止部材の変形を防止する。
【解決手段】 後刷り用の裏面印刷部11のシート状物搬送方向下流側に設けられた搬送胴36の周面に近接した位置には、紫外線乾燥装置37と搬送胴36の周面を検出する光電センサ70とが設けられている。そして、紫外線乾燥装置37を点灯させたとき、光電センサ70によって搬送胴36の周面に汚れ防止部材が装着されていることが検出されると、印刷機の駆動が停止する。また、赤外線乾燥装置47のIRランプ46を点灯させたとき、光電センサ70によって搬送胴36の周面に汚れ防止部材が装着されていないことが検出されると、印刷機の駆動が停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、印刷機やコーティング装置等において、インキ、ニス等の液体をシート状物、ウェブ等の被液体転写体に転写する液体転写装置に関する。
この種の液体転写装置では、印刷やコーティングの品質を向上させるために、シート状物やウェブにインキやニスを転写させた直後に、転移させたインキやニスを乾燥させるようにしている。例えば、版胴に対接され版胴から絵柄に対応したインキが供給されるゴム胴と、このゴム胴に対向する圧胴と、この圧胴とゴム胴との対向点からシート状物搬送方向下流側の外周部に向かって紫外線を照射するインターデッキと称する紫外線乾燥装置とを備えた印刷機がある。この印刷機では、圧胴に設けられた爪によって保持され搬送されるシート状物が、ゴム胴との間を通過するときにゴム胴から絵柄が転写され、その直後に紫外線乾燥装置によって絵柄が乾燥させられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−21831号公報(段落〔0014〕、図1)
上述した従来の印刷機においては、圧胴の周面を汚れや傷から保護するためにアルミ製プレートからなる汚れ防止部材が装着される。この汚れ防止部材が装着されたままで紫外線が照射されると、紫外線の熱によって汚れ防止部材が変形するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、胴の保護用に装着する汚れ防止部材の変形を防止した液体転写装置を提供するところにある。
この目的を達成するために、本発明は、液体が転写された被液体転写体を搬送する搬送胴と、この搬送胴の周面に対向して配置され、被液体転写体に転写された液体を前記搬送胴上で乾燥させる乾燥装置と、前記搬送胴の周面に選択的に装着される汚れ防止部材と、前記搬送胴の周面上における前記汚れ防止部材の装着/非装着を検出するセンサ手段と、このセンサ手段の前記汚れ防止部材の装着の検出に基づいて前記乾燥装置を動作させないように制御する制御装置とを備えたものである。
本発明は、前記発明において、前記液体転写装置を駆動する駆動装置を備え、前記制御装置は、前記センサ手段が前記汚れ防止部材の装着を検出したときに、前記駆動装置を停止させるものである。
本発明は、前記発明において、前記液体転写装置を駆動させる駆動装置を備え、前記制御装置は、前記センサ手段が前記汚れ防止部材の装着の検出に基づいて前記駆動装置を動作させないように制御するものである。
本発明は、前記発明において、前記乾燥装置は、紫外線ランプであり、前記液体は、前記紫外線ランプにより乾燥する紫外線インキまたは紫外線ニスであるものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記液体転写装置を駆動する駆動装置と、赤外線ランプをさらに備え、前記液体が前記赤外線ランプにより乾燥するインキまたはニスであり、前記搬送胴の周面と前記被液体転写体上のインキまたはニスが対向する転写モードにおいて、前記センサ手段が前記汚れ防止部材の非装着を検出したときに、前記駆動装置の動作を停止させるものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記液体転写装置を駆動する駆動装置と、赤外線ランプをさらに備え、前記液体が前記赤外線ランプにより乾燥するインキまたはニスであり、前記搬送胴の周面と前記被液体転写体上のインキまたはニスとが対向する転写モードにおいて、前記センサ手段の前記汚れ防止部材の非装着の検出に基づいて前記乾燥装置を動作させないものである。
本発明は、前記発明において、前記被液体転写体に前記液体を転写する上流側液体転写装置と、前記被液体転写体に前記液体を転写する下流側液体転写装置と、 前記上流側液体転写装置と前記下流側液体転写装置との間に設けられ、前記被液体転写体の反転を選択的に行う反転装置とをさらに備えたものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記上流側液体転写装置は、前記被液体転写体の一方の面に液体を転写し、前記下流側液体転写装置は、前記反転装置によって反転されなかった前記被液体転写体の一方に液体を転写する、または前記反転装置によって反転された前記被液体転写体の他方の面に液体を転写するものである。
本発明は、前記発明において、前記搬送胴の回転位相を検出する回転位相検出手段をさらに備え、前記制御装置は、前記回転位相検出手段が前記搬送胴の切欠きが前記センサ手段と対向する位相を検出したときに、前記汚れ防止部材の検出を不能にするものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段の検出面を清掃する清掃手段をさらに備えたものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段による前記汚れ防止部材の検出動作に応じて前記乾燥装置を動作させないときに、警報を発する警報手段をさらに備えたものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段は、前記搬送胴の周面または前記汚れ防止部材の光沢を検出し、前記制御装置は、前記センサ手段の検出に基づき前記汚れ防止部材の装着/非装着を判断するものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記制御装置は、基準となる光沢よりも光沢があるときに前記汚れ防止部材の非装着を判断し、基準となる光沢よりも光沢がないときに前記汚れ防止部材の装着を判断するものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段は、前記搬送胴の周面または前記汚れ防止部材からの反射光を検出し、前記制御装置は、前記センサ手段の検出に基づき前記汚れ防止部材の装着/非装着を判断するものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記制御装置は、基準となる反射光よりも前記センサ手段によって検出された反射光が大きいときに前記汚れ防止部材の非装着を判断し、基準となる反射光よりも前記センサ手段によって検出された反射光が小さいとき前記汚れ防止部材の装着を判断するものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段は、投光部と、この投光部から投光されて前記搬送胴の周面または前記汚れ部材から反射した反射光を受光する受光部とを有する光電センサであるものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段は、前記搬送胴を挟んで前記乾燥装置と対向しているものである。
本発明は、前記発明において、前記センサ手段は、前記搬送胴と対向して前記乾燥装置から発光される光の影響を受けない位置に設けられているものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記上流側液体転写装置は、紫外線インキまたは油性インキを被液体転写体に転写する第1の印刷部と、紫外線ニス、水性ニス、オーバープリントニスのいずれか一つを前記被液体転写体に転写する第1のニスコーティングとからなり、前記下流側液体転写装置は、紫外線インキまたは付勢インキを被転写体に転写する第2の印刷部と、紫外線ニス、水性ニス、オーバープリントニスのいずれか一つを前記被液体転写体に転写する第2のニスコーティングとからなるものである。
本発明は、前記発明において、前記乾燥装置を選択する乾燥装置選択スイッチを備え、前記乾燥装置選択スイッチが選択されて前記搬送胴の周面に前記汚れ防止部材が装着されているとき、前記制御装置は、前記乾燥装置による乾燥動作をしないように制御するものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、赤外線乾燥装置と、この赤外線乾燥装置を選択する赤外線乾燥装置選択スイッチと、片面印刷スイッチと、両面印刷スイッチとを備え、前記赤外線選択スイッチまたは前記両面印刷スイッチが選択されて前記搬送胴の周面に前記汚れ防止部材が非装着のとき、前記制御装置は、前記乾燥装置による乾燥動作をしないように制御するものである。
本発明は、前記発明のうちのいずれかの発明において、前記第1のコーティング部よりも前記被液体転写体の搬送方向上流側に設けられた第1の紫外線乾燥装置と、前記第1のコーティング部と前記反転装置との間に設けられた第1の紫外線乾燥装置および第2の紫外線乾燥装置と、前記第2の印刷部と前記第2のコーティング部との間に設けられた第3の紫外線乾燥装置と、前記第2のコーティング部と排紙装置との間に設けられた第2の赤外線乾燥装置および第4の紫外線乾燥装置とを備えたものである。
本発明は、前記発明において、被液体転写体を前記搬送胴へ渡す上流側の胴と、被液体転写体を前記搬送胴から受け取る下流側の胴とを備え、前記センサ手段は、前記上流側の胴から前記搬送胴へ被液体転写体を渡す渡し位置よりも前記搬送胴の回転方向上流側と、前記搬送胴から前記下流側の胴へ被液体転写体を受け取る受取位置よりも前記搬送胴の回転方向下流側との間で、前記搬送胴に対向しているものである。
本発明によれば、汚れ防止部材を搬送胴から取り外すことを忘れたことによって、乾燥装置の熱よる汚れ防止部材の変形を防止することができる。また、汚れ防止部材を搬送胴へ装着することを忘れたことによる搬送胴の周面の汚れを防止することができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機の上流側液体転写装置における胴の配列図、図2は同じく下流側液体転写装置における胴の配列図、図3は同じく汚れ防止部材の斜視図、図4は同じく汚れ防止部材を装着する構造を説明するための搬送胴の断面図、図5は同じく要部の正面図、図6は図5におけるVI-VI 線断面図、図7は同じく構成を示すブロック図、図8ないし図11は同じく乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートである。
図1、図2に示すように、両面枚葉輪転印刷機1は、被液体転写体としてのシート状物を1枚ずつ給紙する給紙装置2と、給紙装置2から給紙されたシート状物の表面に印刷およびニスコーティングを行う上流側液体転写装置3と、シート状物の表面または裏面に印刷およびニスコーティングを行う下流側液体転写装置4と、液体転写装置3、4との間に配置されシート状物を選択的に反転させる反転装置5と、液体転写装置4から受け渡されたシート状物を排紙する排紙装置6とを備える。
液体転写装置3は、五組の印刷ユニット7A〜7Eからなる第1の印刷部7と、第1のニスコーティング部8と、油性インキおよび水性ニスを乾燥させる上流側液体転写装置用の赤外線乾燥装置9と、紫外線インキ(以下、UVインキ)および紫外線ニス(以下、UVニス)を乾燥させる上流側液体転写装置用の紫外線乾燥装置10とが、シート状物搬送方向上流側から下流側に向かって順次配置される。
液体転写装置4には、五組の印刷ユニット11A〜11Eからなる第2の印刷部11と、UVインキおよびUVニスを乾燥させるための下流側液体転写装置用の紫外線乾燥装置12と、第2のニスコーティング部13とが、シート状物搬送方向上流側から下流側に向かって順次配置される。
印刷ユニット7A〜7E、11A〜11Eの各々は、インキ装置15および給水装置16を備えた版胴17と、版胴17に対向配置されたゴム胴18と、ゴム胴18に対向配置された圧胴19とを備える。各印刷ユニット7A〜7E、11A〜11Eの圧胴19,19間には、渡し胴20が配置される。
第1のニスコーティング部8は、チャンバーコータ21からニスが供給されるアニロックスローラ22と、アニロックスローラ22に対向配置されアニロックスローラ22からニスが転移されるゴム胴23と、ゴム胴23に対向配置され渡し胴25から受け渡されるシート状物を搬送する圧胴24とを備える。
赤外線乾燥装置9は、第1のニスコーティング部8の圧胴24からシート状物を受け渡される渡し胴26と、渡し胴26からシート状物を受け渡される搬送胴27と、搬送胴27の周面に近接した位置に設けられた赤外線ランプ(以下、IRランプ)28とを備える。
紫外線乾燥装置10は、赤外線乾燥装置9の搬送胴27からシート状物を受け渡される渡し胴29と、渡し胴29からシート状物を受け渡される搬送胴30と、渡し胴30の周面に近接した位置に設けられた紫外線ランプ(以下、UVランプ)31とを備える。
反転装置5は、渡し胴32、吸着胴33、反転胴34の3つの胴によって構成される。渡し胴32および吸着胴33によって搬送されてシート状物は、反転胴34によって表裏を反転させない状態と表裏を反転させる状態とが選択されて印刷ユニット11Aの圧胴19に受け渡される。
紫外線乾燥装置12は、印刷ユニット11Eの圧胴19からシート状物を受け渡される渡し胴35と、渡し胴35からシート状物を受け渡される搬送胴36と、搬送胴36の周面に近接した位置に配置されたUVランプ37とを備える。
第2のニスコーティング部13は、チャンバーコータ38からニスが供給されるアニロックスローラ39と、アニロックスローラ39に対向配置されアニロックスローラ39からニスが転移されるゴム胴40と、ゴム胴40に対向配置され渡し胴41から受け渡されるシート状物を搬送する圧胴42とを備える。
排紙装置6は、第2のニスコーティング部13の圧胴42に対向する排紙胴(図示せず)と同軸上に設けられたスプロケット43と、排紙装置6の後部側に設けられたスプロケット44間に張架された排紙チェーン45とを備える。排紙チェーン45の搬送経路近傍には、IRランプ46からなる赤外線乾燥装置47とUVランプ48からなる紫外線乾燥装置49とが設けられる。
紫外線乾燥装置50は、図1に示すように、印刷ユニット7Cの圧胴19の周面に近接して配置され、紫外線乾燥装置51は印刷ユニット7Eの圧胴19の周面に近接して配置される。フィーダーボード52は、給紙装置2から一枚ずつ給紙されるシート状物を第1の印刷部7に搬送する。スイング装置53はフィーダーボード52上を搬送され前端と幅方向との見当合わせがなされたシート状物の前端をくわえ、渡し胴54に受け渡す。
次に、図3および図4を用いて汚れ防止部材の胴への装着構造について説明する。汚れ防止部材55は、上流側液体転写装置3の渡し胴20,25,26,29、反転装置5の渡し胴32、下流側液体転写装置4の圧胴19、渡し胴20,35,41、搬送胴36、圧胴42に着脱自在に装着される。これら上流側液体転写装置3の渡し胴20,25,26,29、反転装置5の渡し胴32、下流側液体転写装置4の圧胴19、渡し胴20,35,41、搬送胴36、圧胴42への汚れ防止部材55の装着構造は、いずれも同じ構造であるため、ここでは搬送胴36について説明し、必要に応じて他の胴についても説明する。
汚れ防止部材55は、図3に示すように、全体が可撓性を有する金属製の薄板からなり、その両端部は、略直角に折り曲げられて挿入端部56,57を構成する。挿入端部56には、幅の広い複数のU字溝56aと幅の狭い複数のU字溝56bとがそれぞれ交互に形成される。
搬送胴36の外周には、図4に示すように、互いに円周方向に180°位相をずらした位置に一対の切欠き58が胴全長にわたり形成される。各切欠き58内には、爪台バー59に固定された爪台60と、爪台60に対して開閉するくわえ爪61とが設けられる。このような構成において、汚れ防止部材55の挿入端部56を爪台バー59と切欠き58の壁面との間に挿入し、U字溝56bを切欠き58に設けた位置決めピン(図示せず)に係入する。次に、ボルト62を締め付けることによって挿入端部56が切欠き58の壁面に固定される。
この状態で、汚れ防止部材55を搬送胴36の周面に巻き付けた後、挿入端部57を他方の切欠き58内に設けられた巻付け棒63の切込み内に係入する。次に、巻付け棒63をラチェット機構(図示せず)等で逆転を規制しながら回動することにより、汚れ防止部材55は搬送胴36の周面に緊張した状態で装着される。
汚れ防止部材55を取り外す場合は、巻付け棒63を逆転させて汚れ防止部材55を弛めた後、ボルト62を弛める。しかる後、爪台バー59と切欠き58の壁面との間の隙間から汚れ防止部材55を引き出す。
次に、図5および図6を用いて汚れ防止部材55が搬送胴36に装着されているか否かを検出する光電センサについて説明する。図5に示すように、一対のフレーム66間に横架された支持棒65には、図6に示すように、断面U字状の取付金具68を介して断面が逆L字状に形成されたブラケット67が取り付けられる。
ブラケット67の折曲部67aに取り付けられた断面L字状の第1の支持部材69aには、断面L字状のホルダー71aを介して光電センサ70が取り付けられる。光電センサ70を囲む角筒状のカバー71bは、一対の第2の支持部材69bを介してブラケット67の折曲部67aに取り付けられる。光電センサ70は発光素子70bと受光素子70cとによって構成され、検出面70aが搬送胴36の周面に対向して配置されており、発光素子70bから照射した光が被検出物の表面から反射して受光素子70cに入射する光量によって被検出物の表面の光沢を検出する。この光電センサ70は、図2に示すように搬送胴36を挟んで上述したUVランプ37と対向している。このため、UVランプ37から発光する光および乾燥時にUVランプ37から発生する熱が搬送胴36に遮られるため、光電センサ70自体が故障してしまうようなことがない。また、光電センサ70は、搬送胴36と対向してUVランプ37から発光される光の影響を受けない位置に設けられているため、UVランプ37から発光する光を光電センサ70が受光してしまう位置にないので、光電センサ70が故障してしまうようなことがない。
また、光電センサ70は、シート状物を搬送胴36へ渡す上流側の渡し胴35から搬送胴36へシート状物を渡す渡し位置よりも搬送胴36の回転方向上流側と、搬送胴36から下流側の渡し胴41へシート状物を受け取る受取位置よりも搬送胴36の回転方向下流側との間で、搬送胴36に対向している。したがって、光電センサ70が搬送胴36によって搬送されるシート状物の搬送経路に設けられていないため、光電センサ70による搬送胴36に装着される汚れ防止部材55の装着の有無を確実に行うことができる。ブラケット67に取り付けられたエアノズル72(清掃手段)が光電センサ70に近接して設けられる。エアノズル72の吐出口72aは光電センサ70の検出面70aに指向して配置され、エア供給源(図示せず)から供給されるエアが光電センサ70の検出面70aに吹き付けられる。
光電センサ70は、搬送胴36の周面または搬送胴36の周面に装着される汚れ防止部材55の光沢を検出する。制御装置85(図7)は、光電センサ70によって検出された光沢に基づいて汚れ防止部材55の装着/非装着を判断する。すなわち、制御装置85の判定部85aは、基準となる光沢よりも光沢があるときに汚れ防止部材55の非装着を判断し、基準となる光沢よりも光沢がないときに汚れ防止部材55の装着を判断する。すなわち、光電センサ70は、搬送胴36の周面または汚れ防止部材55からの反射光(光量)を検出し、制御装置85の判定部85aは、光電センサ70によって検出された反射光(光量)に基づいて汚れ防止部材55の装着/非装着を判断する。この場合、制御装置85の判定部85aは、光電センサ70によって検出された反射光(光量)と基準反射光(光量)とを比較し、検出反射光が基準反射光より大きいときに汚れ防止部材55の非装着を判断し、検出反射光が基準反射光よりも小さいときに汚れ防止部材55の装着を判断する。
次に、図7を用いて、両面枚葉輪転印刷機の電気的構成について説明する。図7に示すように、制御装置85には、上述した紫外線乾燥装置10,12,49〜51および赤外線乾燥装置9,47に加えて、片面印刷を選択する片面印刷スイッチとしての片面印刷ボタン75、両面印刷を選択する両面印刷スイッチとしての両面印刷ボタン76、紫外線乾燥装置10,12,49〜51の各UVランプの点灯/消灯を個別に行うUVランプ選択ボタン、赤外線乾燥装置9,47の各IRランプの点灯/消灯を個別に行う赤外線乾燥装置選択スイッチとしてのIRランプ選択ボタン78、印刷機の駆動を指示する駆動ボタン79、印刷機の駆動停止を指示する停止ボタン80、印刷機の回転角、すなわち搬送胴36の切欠き58を検出するエンコーダ81(回転角検出手段)が接続される。
制御装置85には、さらに印刷機を駆動するモータ82、警報装置83、エアノズル72とエア供給源との間に設けられたエアノズル弁84が接続される。エアノズル弁84が開くと、吐出口72aからエアが光電センサ70の検出面70aに吹き付けられる。制御装置85は、ボタン75〜78の操作に応じて下記の制御を行う。
制御装置85は、オペレータによって片面印刷ボタン75がONされかつUVランプ選択ボタン77がONされたとき(UVインキおよび/またはUVニスを使用するとき)、汚れ防止部材55の装着/非装着を検出する。光電センサ70によって、搬送胴36の周面または搬送胴36の周面に装着される汚れ防止部材55の光沢を検出されると、制御装置85が、この光電センサ70の検出に基づき汚れ防止部材55の装着/非装着を判断する。すなわち、制御装置85は、基準となる光沢よりも光沢があるときに汚れ防止部材55の非装着を判断し、基準となる光沢よりも光沢がないときに汚れ防止部材55の装着を判断する。汚れ防止部材55の装着が検出された場合、制御装置85はモータ82の駆動を停止して警報装置83を作動した後、エアノズル弁84を所定時間だけ開く。
制御装置85は、オペレータによって片面印刷ボタン75がONされかつIRランプ選択ボタン78がONされたとき(油性インキおよび/または水性ニスを使用するとき)、光電センサ70による汚れ防止部材55の装着/非装着の検出動作を停止する。同時に、IRランプ28,46を消灯後、エアノズル弁84を所定時間だけ開く。
制御装置85は、オペレータによって両面印刷ボタン76がONされかつUVランプ選択ボタン77がONされたとき(UVインキおよび/またはUVニスを使用するとき)、汚れ防止部材55の装着/非装着を検出する。光電センサ70によって、搬送胴36の周面または搬送胴36の周面に装着される汚れ防止部材55の光沢が検出されると、制御装置85が、この光電センサ70の検出に基づき汚れ防止部材55の装着/非装着を判断する。すなわち、制御装置85は、基準となる光沢よりも光沢があるときに汚れ防止部材55の非装着を判断し、基準となる光沢よりも光沢がないときに汚れ防止部材55の装着を判断する。汚れ防止部材55の装着が検出された場合、モータ82の駆動を停止して警報装置83を作動した後、エアノズル弁84を所定時間だけ開く。
制御装置85は、オペレータによって両面印刷ボタン76がONされかつIRランプ選択ボタン78がONされたとき(油性インキおよび/または水性ニスを使用するとき)、汚れ防止部材55の装着/非装着を検出する。光電センサ70によって、搬送胴36の周面または搬送胴36の周面に装着される汚れ防止部材55の光沢を検出されると、制御装置85が、この光電センサ70の検出に基づき汚れ防止部材55の装着/非装着を判断する。すなわち、制御装置85は、基準となる光沢よりも光沢があるときに汚れ防止部材55の非装着を判断し、基準となる光沢よりも光沢がないときに汚れ防止部材55の装着を判断する。汚れ防止部材55の非装着が検出された場合、モータ82の駆動を停止して警報装置83を作動した後、エアノズル弁84を所定時間だけ開く。
制御装置85は、エンコーダ81による印刷機の回転角の検出に基づき、搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向したことを検出したとき、光電センサ70による汚れ防止部材55の装着/非装着の検出動作を停止する。
次に、図8〜図11を用いて、シート状物に塗布されるインキ/ニスを乾燥させる乾燥動作について説明する。先ず、UVインキおよびUVニスによって片面印刷を行う場合について説明する。この場合は、制御装置85は、オペレータによる片面印刷ボタン75のONを検出した後(図8のステップS1:YES)、UVランプ選択ボタン77のONを検出する(ステップS2:YES)。
次に、制御装置85は、オペレータによる駆動ボタン79のONを検出すると(図9のステップS3:YES)、モータ82を駆動する(ステップS4)。一方、ステップS3において、駆動ボタン79がONされない場合、制御装置85はONの検出まで検出動作を繰り返す。モータ82の駆動により、給紙装置2からの給紙動作が開始されるとともに、印刷ユニット7A〜7Eの各ゴム胴18とニスコーティング部8のゴム胴23とが順次胴入れされる。
モータ82を駆動し、機械が印刷速度よりも遅い所定の緩動速度に達したら、制御装置85は光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能なタイミングであるか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、制御装置85は、エンコーダ81による印刷機の回転角の検出に基づき、搬送胴36の切欠き58と光電センサ70の検出面70aとの関係をチェックする。搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向している場合、制御装置85は光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が不可能と判断する。制御装置85は、搬送胴36の周面の検出が可能になるまでステップ5を繰り返す。
制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能であるとき(ステップS5:YES)、すなわち搬送胴36の切欠き58以外の領域が光電センサ70の検出面70aに対向しているときにのみ、次の処埋に移行する。このように、搬送胴36の周面の光沢と異なる光沢を有する切欠き58を検出しないようにしたことにより、搬送胴36の周面の誤検出を防止することができる。
次に、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢がないと判断した場合(ステップS6:YES)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていると判断する。次に、制御装置85は、警報装置83を作動する(ステップS7)。これにより、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態である旨のアラームが発せられる。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS8)。
また、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢がないと判断した場合(ステップS6)、モータ82に停止指令を発する(ステップS9)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS10)。
このように、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態であると、UVランプ37が点灯する以前に印刷機の駆動が停止する。このため、UVランプ37の点灯によって発生する熱で汚れ防止部材55が変形したりするようなことがない。また、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態である旨をアラームするようにしたため、印刷機の停止時間を最小限として生産性の低下を防止できる。
また、装置の駆動が停止する毎に光電センサ70の検出面70aにエアが吹き付けられて検出面70aが常に清掃された状態を維持できるため、光電センサ70による誤検出を防止することができる。
一方、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS6:NO)、制御装置85は、搬送胴36の周面に汚れ防止部材55が装着されていないと判断する。次に、制御装置85は、給紙装置2から給紙された一枚目のシート状物が印刷ユニット7Cに搬送される以前に、UVランプ31,37,48および紫外線乾燥装置50、51のUVランプを点灯する(ステップS11)。
この状態で、給紙装置2からフィーダーボード52上に給紙されたシート状物は、ベルト(図示せず)によってフィーダーボード52上を搬送される。次に、前端と幅方向との見当合わせがなされた状態で、スイング装置53の爪にくわえられた後、渡し胴54の爪にくわえ替えられる。渡し胴54の爪にくわえ替えられたシート状物は、印刷ユニット7Aの圧胴19の爪にくわえ替えられ搬送される。圧胴19とゴム胴18との間をシート状物が通過するときに、表面にUVインキによって一色目の印刷が施される。
この後、シート状物は、印刷ユニット7B〜7Eの圧胴19とゴム胴18との間を通過するときに、表面にUVインキによって四色の印刷が順次施される。三色目の印刷ユニット7Cの圧胴19によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置50のUVランプによってシート状物の表面に塗布されたUVインキが乾燥する。また、五色目の印刷ユニット7Eの圧胴19によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置51のUVランプによってシート状物の表面に塗布されたUVインキが乾燥する。
印刷ユニット7Eの圧胴19からニスコーティング部8の渡し胴25に受け渡されたシート状物は、渡し胴24の爪によってくわえ替えられる。渡し胴24とゴム胴23との間をシート状物が通過するときに、表面にUVニスがコーティングされる。表面にニスコーティングされたシート状物は、赤外線乾燥装置9の渡し胴26の爪にくわえ替えられ、搬送胴27および紫外線乾燥装置10の渡し胴29を介して搬送胴30の爪にくわえ替えられる。
続いて、搬送胴30によって搬送されるときに、UVランプ31によってUVニスが乾燥する。UVニスが乾燥したシート状物は、反転装置5の渡し胴32の爪にくわえ替えられる。渡し胴32の爪にくわえ替えられたシート状物は、反転装置5の吸着胴33および反転胴34に順次くわえ替えられる。反転装置5において、シート状物は表裏が反転されることなく、液体転写装置4の一色目の印刷ユニット11Aの圧胴19の爪にくわえ替えられる。
次に、シート状物は、印刷ユニット11A〜11Eの各ゴム胴18と各圧胴19との間を通過するときに表面にUVインキが塗布された後、紫外線乾燥装置12の渡し胴35を介して搬送胴36の爪にくわえ替えられる。シート状物は、搬送胴36によって搬送されるときUVランプ37によって表面が乾燥する。
なお、UVインキおよびUVニスによって片面印刷を行う場合、印刷部11でシート状物の裏面印刷を行わない。したがって、搬送胴36で裏刷りしないため、搬送胴36に汚れ防止部材55を装着する必要がない。しかしながら、搬送胴36に汚れ防止部材55が誤って装着されていた場合、UVランプ37の熱によって搬送胴36に装着されている汚れ防止部材55が変形する。これを防止するため、搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されている場合は、印刷機を停止する。
UVインキが乾燥したシート状物は、ニスコーティング部13の渡し胴41を介して圧胴42の爪にくわえ替えられ、ゴム胴40との問を通過するときに表面にUVニスが塗布される。次に、シート状物は、排紙チェーン45の排紙爪にくわえ替えられ搬送されるときに、紫外線乾燥装置49のUVランプ48によってニスコーティングされた表面が乾燥する。その後、排紙装置6の後部側において排紙爪(図示せず)のくわえが解放され、排紙パイル(図示せず)上に積載される。
所定枚数の印刷が終了すると、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS12:YES)、制御装置85は、所定時間を経過したことをカウントしたら(ステップS13:YES)、制御装置85は、UVランプ31,37,48および紫外線乾燥装置50,51のUVランプを消灯する(ステップS14)。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS15)。
また、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したとき(ステップS12:YES)、モータ82に停止指令を発する(ステップS16)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS17)。
次に、油性インキおよび水性ニスによって片面印刷を行う場合について説明する。制御装置85は、オペレータによる片面印刷ボタン75のONを検出した後(ステップS1:YES)、UVランプ選択ボタン77のONを検出することなく(ステップS2:NO)、オペレータによるIRランプ選択ボタン78のONを検出する(ステップS18:YES)。制御装置85は、オペレータによる駆動ボタン79のONを検出すると(図10のステップS20:YES)、モータ82を駆動する(ステップS21)。
一方、ステップ20において、駆動ボタン79がONされない場合、制御装置85はONを検出するまで検出動作を繰り返す。
モータ82が駆動されると、給紙装置2からの給紙動作が開始されるとともに、印刷ユニット7A〜7Eの各ゴム胴18とニスコーティング部8のゴム胴23とが順次胴入れされる。次に、制御装置85は、給紙装置2から給紙された一枚目のシート状物が赤外線乾燥装置9に搬送される前に、IRランプ28,46を点灯する(ステップS22)。
この状態で、給紙装置2からフィーダーボード52上に給紙されたシート状物は、ベルト(図示せず)によってフィーダーボード52上を搬送される。次に、前端と幅方向との見当合わせがなされた状態で、スイング装置53の爪にくわえられた後、渡し胴54の爪にくわえ替えられる。渡し胴54の爪にくわえ替えられたシート状物は、印刷ユニット7Aの圧胴19の爪にくわえ替えられ搬送される。圧胴19とゴム胴18との間をシート状物が通過するときに、表面に油性インキによって一色目の印刷が施される。
この後、シート状物は、印刷ユニット7B〜7Eの圧胴19とゴム胴18との問を通過するときに、表面に油性インキによって四色の印刷が順次施される。印刷ユニット7Eの圧胴19からニスコーティング部8の渡し胴25に受け渡されたシート状物は、渡し胴24の爪によってくわえ替えられる。シート状物は、渡し胴24とゴム胴23との問を通過するときに表面に水性ニスがコーティングされる。
表面にニスコーティングされたシート状物は、赤外線乾燥装置9の渡し胴26を介して搬送胴27の爪にくわえ替えられる。しかる後、搬送胴27によって搬送されるときに、赤外線乾燥装置9のIRランプ28によって、表面に塗布された油性インキおよび水性ニスが乾燥する。
油性インキおよび水性ニスが乾燥したシート状物は、紫外線乾燥装置10の渡し胴29および搬送胴30を介して、反転装置5の渡し胴32の爪にくわえ替えられる。吸着胴33、反転胴34に順次くわえ替えられたシート状物は、反転装置5において表裏が反転されることなく、液体転写装置4の一色目の印刷ユニット11Aの圧胴19の爪にくわえ替えられる。
この後、シート状物は、印刷ユニット11A〜11Eの各ゴム胴18と各圧胴19との間を通過するときに表面に油性インキが塗布される。油性インキが塗布されたシート状物は、紫外線乾燥装置12の渡し胴35を介して搬送胴36の爪にくわえ替えられる。
搬送胴36からニスコーティング部13の渡し胴41を介して圧胴42の爪にくわえ替えられたシート状物は、ゴム胴40との間を通過するときに表面に水性ニスが塗布される。シート状物は、排紙チェーン45の排紙爪にくわえ替えられ搬送されるときに、赤外線乾燥装置47のIRランプ46によって、油性インキおよび水性ニスが塗布された表面が乾燥する。しかる後、シート状物は排紙装置6の後部側において排紙爪(図示せず)のくわえが解放され排紙パイル(図示せず)上に積載される。
所定枚数の印刷が終了すると、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS22:YES)、制御装置85は、所定時間を経過したことをカウントしたら(ステップS24:YES)、制御装置85はIRランプ28,46を消灯する(ステップS25)。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS26)。
また、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS22:YES)、モータ82に停止指令を発する(ステップS27)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS28)。
このように油性インキおよび水性ニスによって片面印刷を行う場合は、印刷部11でシート状物の裏面を印刷する必要がない。このため、搬送胴36で裏刷りすることがなく、搬送胴36に汚れ防止部材55を装着する必要がない。しかも、仮に搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されていた場合でも、UVランプ37は点灯されない。このため搬送胴36に装着されている汚れ防止部材55が変形することはない。したがって、汚れ防止部材55が装着されていても問題とならないので、光電センサ70による汚れ防止部材55の検出は不要になる。
次に、UVインキおよびUVニスによって両面印刷を行う場合について説明する。この場合、制御装置85は、片面印刷ボタン75のONを検出することなく(図8のステップS1:NO)、オペレータによる両面印刷ボタン76のONを検出する(ステップS29:YES)。ステップ29において、両面印刷ボタン76のONが検出されない場合、両面印刷ボタン76のONが検出されるまでステップS1、S29の処埋が繰り返される。
次に、制御装置85は、オペレータによるUVランプ選択ボタン77のONを検出する(ステップS30:YES)。次に、制御装置85は、オペレータによる駆動ボタン79のONを検出すると(図9のステップS3:YES)、モータ82を駆動する(ステップS4)。ステップ3において、駆動ボタン79がONされない場合、制御装置85はONを検出するまで検出動作を繰り返す。モータ82が駆動すると、給紙装置2からの給紙動作が開始される。また、印刷ユニット7A〜7Eの各ゴム胴18とニスコーティング部8のゴム胴23とが順次胴入れされ、かつ印刷ユニット11A〜11Eの各ゴム胴18とニスコーティング部13のゴム胴40とが順次胴入れされる。
次に、モータ82を駆動し、機械が印刷速度よりの遅い所定の緩動速度に達したら、制御装置85は光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能なタイミングであるか否かを判断する(ステップS5)。すなわち、制御装置85は、エンコーダ81による印刷機の回転角の検出に基づき、搬送胴36の切欠き58と光電センサ70の検出面70aとの関係をチェックする。搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向している場合、制御装置85は光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が不可能と判断する。制御装置85は、搬送胴36の周面の検出が可能になるまでステップ5を繰り返す。
制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能であるとき(ステップS5:YES)、すなわち搬送胴36の切欠き58以外の領域が光電センサ70の検出面70aに対向しているときにのみ、次の処埋に移行する。このように、搬送胴36の周面の光沢と異なる光沢を有する切欠き58を検出しないようにしたことにより、搬送胴36の周面の誤検出を防止することができる。
次に、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢がないと判断した場合(ステップS6:YES)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていると判断する。次に、制御装置85は、警報装置83を作動する(ステップS7)。これにより、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態である旨のアラームが発せられる。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS8)。
また、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢がないと判断した場合(ステップS6)、モータ82に停止指令を発する(ステップS9)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS10)。
このように、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態であると、UVランプ37が点灯する以前に印刷機の駆動が停止する。このため、UVランプ37の点灯によって発生する熱で汚れ防止部材55が変形したりするようなことがない。また、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態である旨をアラームするようにしたため、印刷機の停止時間を最小限として生産性の低下を防止できる。また、装置の駆動が停止する毎に光電センサ70の検出面70aにエアが吹き付けられて検出面70aが常に清掃された状態を維持できるため、光電センサ70による誤検出を防止することができる。
一方、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS6:NO)、搬送胴36の周面に汚れ防止部材55が装着されていないと判断する。次に、制御装置85は、給紙装置2から給紙された一枚目のシート状物が印刷ユニット7Cに搬送される以前に、UVランプ31,37,48および紫外線乾燥装置50、51のUVランプを点灯する(ステップS11)。
この状態で、給紙装置2からフィーダーボード52上に給紙されたシート状物は、ベルト(図示せず)によってフィーダーボード52上を搬送される。次に、前端と幅方向との見当合わせがなされた状態で、スイング装置53の爪にくわえられた後、渡し胴54の爪にくわえ替えられる。渡し胴54の爪にくわえ替えられたシート状物は、印刷ユニット7Aの圧胴19の爪にくわえ替えられ搬送される。圧胴19とゴム胴18との問をシート状物が通過するときに、表面にUVインキによって一色目の印刷が施される。
この後、シート状物は、印刷ユニット7B〜7Eの圧胴19とゴム胴18との間を通過するときに、表面にUVインキによって四色の印刷が順次施される。三色目の印刷ユニット7Cの圧胴19によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置50のUVランプによってシート状物の表面に塗布されたUVインキが乾燥する。また、五色目の印刷ユニット7Eの圧胴19によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置51のUVランプによってシート状物の表面に塗布されたUVインキが乾燥する。
印刷ユニット7Eの圧胴19からニスコーティング部8の渡し胴25に受け渡されたシート状物は、渡し胴24の爪によってくわえ替えられる。渡し胴24とゴム胴23との間をシート状物が通過するときに、表面にUVニスがコーティングされる。表面にニスコーティングされたシート状物は、赤外線乾燥装置9の渡し胴26の爪にくわえ替えられ、搬送胴27および紫外線乾燥装置10の渡し胴29を介して搬送胴30の爪にくわえ替えられる。
続いて、搬送胴30によって搬送されるときに、UVランプ31によってUVニスが乾燥する。UVニスが乾燥したシート状物は、反転装置5の渡し胴32の爪にくわえ替えられる。渡し胴32の爪にくわえ替えられたシート状物は、反転装置5の吸着胴33および反転胴34に順次くわえ替えられる。反転装置5において、シート状物は表裏が反転され、液体転写装置4の一色目の印刷ユニット11Aの圧胴19の爪にくわえ替えられる。
この後、シート状物は印刷ユニット11A〜11Eの各圧胴19に順次くわえ替えられて搬送され、各ゴム胴18との間を通過するときに、裏面に五色のUVインキが順次塗布される。裏面に五色のUVインキが塗布されたシート状物は、紫外線乾燥装置12の渡し胴35を介して搬送胴36の爪にくわえ替えられ搬送されるときに、UVランプ37によって裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。
UVランプ37によって裏面に塗布されたUVインキが乾燥したシート状物は、ニスコーティング部13の渡し胴41を介して圧胴42の爪にくわえ替えられ、ゴム胴40との間を通過するときに裏面にUVニスがコーティングされる。次に、排紙チェーン45の排紙爪にくわえ替えられ搬送されるときに、紫外線乾燥装置49のUVランプ48によって裏面のUVインキおよびUVニスが乾燥する。次に、排紙装置6の後部側において排紙爪(図示せず)のくわえが解放され排紙パイル(図示せず)上に積載される。
このようにUVインキおよびUVニスによって両面印刷を行う場合は、印刷部7で印刷されたシート状物の表面が搬送胴36の周面に対向する。このとき、シート状物の表面は紫外線乾燥装置50,51によって乾燥しているため、搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題にはならない。一方、搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されていると、UVランプ37の点灯により汚れ防止部材55がUVランプ37の熱によって変形するおそれがある。したがって、この場合、搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されることは許容されず、印刷機の駆動が停止される。
所定枚数の印刷が終了すると、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS12:YES)、制御装置85は、所定時間を経過したことをカウントしたら(ステップS13:YES)、制御装置85は、UVランプ31,37,48および紫外線乾燥装置50,51のUVランプを消灯する(ステップS14)。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS15)。
また、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS12:YES)、モータ82に停止指令を発する(ステップS16)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS17)。
次に、油性インキおよび水性ニスによって両面印刷を行う場合について説明する。この場合、制御装置85は、片面印刷ボタン75のONを検出することなく(ステップS1:NO)、オペレータによる両面印刷ボタン76のONを検出する(ステップS29:YES)。
次に、制御装置85は、UVランプ選択ボタン77のONを検出することなく(ステップS30:NO)、オペレータによるIRランプ選択ボタン78のONを検出する(ステップS31)。ステップS31において、IRランプ選択ボタン78のONが検出されない場合、IRランプ選択ボタン78のONが検出されるまでステップS30、S31の処埋を繰り返す。
次に、制御装置85は、オペレータによる駆動ボタン79のONを検出して(図11のステップS32)、モータ82を駆動する(ステップS33)。ステップ32において、駆動ボタン79がONされない場合、制御装置85はONが検出されるまで検出動作を繰り返す。モータ82が駆動すると、給紙装置2からの給紙動作が開始する。また、印刷ユニット7A〜7Eの各ゴム胴18とニスコーティング部8のゴム胴23とが順次胴入れされ、かつ印刷ユニット11A〜11Eの各ゴム胴18とニスコーティング部13のゴム胴23とが順次胴入れされる。
モータ82を駆動し、機械が印刷速度よりも遅い所定の緩動速度に達したら、制御装置85は光電センサ70が搬送胴36の周面を検出可能かを判断する(ステップS34)。すなわち、制御装置85は、エンコーダ81によって検出された印刷機の回転角に基づき、搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向しているか否かを判断する。切欠き58が検出面70aに対向しているときは、制御装置85は光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が不可能と判断し、可能になるまでステップ34の処埋を繰り返す。
制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能であるとき(ステップS34:YES)、すなわち搬送胴36の切欠き58以外の領域が光電センサ70の検出面70aに対向しているときにのみ、次の処埋に移行する。このように、搬送胴36の周面の光沢と異なる光沢を有する切欠き58を検出しないようにしたことにより、搬送胴36の周面の誤検出を防止することができる。
次に、制御装置85は、光電センサ70によって搬送胴36の周面に汚れ防止部材55が装着されているか否かを判定する(ステップS35)。制御装置85は、汚れ防止部材55の装着を検出すると(ステップS35:YES)、給紙装置2から給紙された一枚目のシート状物が赤外線乾燥装置10に搬送される前に、IRランプ28,46を点灯する(ステップS36)。
この状態で、給紙装置2からフィーダーボード52上に給紙されたシート状物は、ベルト(図示せず)によってフィーダーボード52上を搬送される。次に、前端と幅方向との見当合わせがなされた状態で、スイング装置53の爪にくわえられた後、渡し胴54の爪にくわえ替えられる。渡し胴54の爪にくわえ替えられたシート状物は、印刷ユニット7Aの圧胴19の爪にくわえ替えられ搬送される。圧胴19とゴム胴18との間をシート状物が通過するときに、表面に油性インキによって一色目の印刷が施される。
この後、シート状物は、印刷ユニット7B〜7Eの圧胴19とゴム胴18との間を通過するときに、表面に油性インキによって四色の印刷が順次施される。印刷ユニット7Eの圧胴19からニスコーティング部8の渡し胴25に受け渡されたシート状物は、渡し胴24の爪によってくわえ替えられ、ゴム胴23との間を通過するときに、表面に水性ニスがコーティングされる。
表面にニスコーティングされたシート状物は、赤外線乾燥装置9の渡し胴26を介して、搬送胴27にくわえ替えられ搬送されるときに、表面に塗布された油性インキおよび水性ニスがIRランプ28によって乾燥する。乾燥したシート状物は、紫外線乾燥装置10の渡し胴29および搬送胴30を介して、反転装置5の渡し胴32の爪にくわえ替えられる。
渡し胴32の爪にくわえ替えられたシート状物は、反転装置5の吸着胴33、反転胴34に順次くわえ替えられ、反転装置5において表裏が反転される。しかる後、液体転写装置4の一色目の印刷ユニット11Aの圧胴19の爪にくわえ替えられる。この後、シート状物は、印刷ユニット11A〜11Eの各圧胴19に順次くわえ替えられて搬送され、各ゴム胴18との間を通過するときに、裏面に五色の油性インキが順次塗布される。
裏面に五色の油性インキが塗布されたシート状物は、紫外線乾燥装置12の渡し胴35、搬送胴36およびニスコーティング部13の渡し胴41を介して圧胴42の爪にくわえ替えられる。圧胴42とゴム胴40との間をシート状物が通過するときに裏面に水性ニスがコーティングされる。
このように液体転写装置4においてシート状物の裏面に印刷およびコーティングが行われるとき、搬送胴36の周面と搬送されてきたシート状物上のインキまたはニスが対向し、シート状物上のインキまたはニスが搬送胴36の周面に転写されるモード、すなわち転写モードであるとき、予め印刷ユニット11A〜11Eの圧胴19および紫外線乾燥装置12の搬送胴36ならびにニスコーティング部13の圧胴42の周面に汚れ防止部材55が装着される。このため、汚れ防止部材55によって、圧胴19、搬送胴36、圧胴42の周面にシート状物の表面に塗布された油性インキや水性ニスが付着することが防止される。
次に、排紙チェーン45の排紙爪にくわえ替えられ搬送されるときに、赤外線乾燥装置47のIRランプ46によって裏面の油性インキおよび水性ニスが乾燥する。しかる後、排紙装置6の後部側において排紙爪(図示せず)のくわえが解放され排紙パイル(図示せず)上にシート状物が積載される。
所定枚数の印刷が終了すると、制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS37:YES)、制御装置85は、所定時間を経過したことをカウントしたら(ステップS38:YES)、制御装置85は、IRランプ28,46を消灯する(ステップS39)。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS40)。
制御装置85は、オペレータによる停止ボタン80のONを検出したときに(ステップS37:YES)、モータ82の停止指令を発する(ステップS41)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS42)。
一方、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS35:NO)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないと判断する。次に、制御装置85は、警報装置83を作動する(ステップS43)。これにより、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていない状態である旨のアラームが発せられる。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップ44)。
また、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢があると判断した場合(ステップS35:NO)、モータ82に停止指令を発する(ステップS45)。したがって、モータ82の駆動が停止する(ステップS46)。
このように、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないことが検出されると、IRランプ28,46を点灯する前に印刷機の駆動が停止する。このため、汚れ防止部材55の装着を忘れることにより、印刷ユニット11A〜11Eの圧胴19および紫外線乾燥装置12の搬送胴36ならびにニスコーティング部13の圧胴42の周面に、シート状物の表面に塗布された油性インキや水性ニスが付着することが防止される。
このように油性インキおよび水性ニスによって両面印刷を行う場合は、UVランプ37は使用せず消灯している。このため、誤って搬送胴36の周面に装着された汚れ防止部材がUVランプ37の熱によって変形するという問題は発生しない。一方、搬送胴36に印刷部7で印刷されたシート状物の表面が対向するため、搬送胴36の周面を汚さないように汚れ防止部材55を装着する必要がある。このため、搬送胴36の周面に汚れ防止部材55を装着されていない場合は、印刷機の駆動が停止される。
次に、主に図12ないし図14を用い、必要に応じて図9ないし図11を用いて本発明の第2の実施例を説明する。本実施例では、機械が停止した状態で搬送胴の周面に汚れ防止部材が装着されているか否かの検出を加えた点が第1の実施例と相違する。
先ず、UVインキおよびUVニスによって片面印刷を行う場合について説明する。図12において、制御装置85は、モータ82が停止している状態で、オペレータにより片面印刷ボタン75のONを検出した後(ステップS51:YES)、オペレータによるUVランプ選択ボタン77のONを検出する(ステップS52:YES)。制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能であるとき(図13のステップS53:YES)、すなわち、エンコーダ81による印刷機の回転角を検出した結果、搬送胴36の切欠き58以外の領域が光電センサ70の検出面70aに対向していると判断する。
次に、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢がないと判断した場合(ステップS54:YES)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていると判断する。次に、制御装置85は、警報装置83を作動する(ステップS55)。これにより、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態である旨のアラームが発せられる。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS56)。
一方、制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能でないとき(ステップS53:NO)、すなわち、エンコーダ81による印刷機の回転角を検出した結果、搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向していると判断する。この場合は、図9のステップS3〜S17の動作を行う。また、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS54:NO)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないと判断する。この場合は、図9のステップS3〜S17の動作を行う。
このように、UVインキおよびUVニスによって片面印刷を行う場合は、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態であると、UVランプ37が点灯する以前に印刷機の駆動が停止する。一方、搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されていない場合は、印刷機が稼動する。
次に、油性インキおよび水性ニスによって片面印刷を行う場合について説明する。制御装置85は、オペレータによる片面印刷ボタン75のONを検出した後(ステップS51:YES)、UVランプ選択ボタン77のONを検出することなく(ステップS52:NO)、オペレータによるIRランプ選択ボタン78のONを検出すると(ステップS57:YES)、図10のステップS20〜S28の動作を行う。
このように、油性インキおよび水性ニスによって片面印刷を行う場合は、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないことが検出されると、IRランプ28,46を点灯する前に印刷機の駆動が停止する。一方、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されている場合は、印刷機が稼動する。
次に、UVインキおよびUVニスによって両面印刷を行う場合について説明する。この場合、片面印刷ボタン75のONを検出することなく(図12のステップS51:NO)、制御装置85は、オペレータによる両面印刷ボタン76のONを検出する(ステップS58:YES)。ステップ59において、両面印刷ボタン76のONが検出されない場合、両面印刷ボタン76のONが検出されるまでステップS51、S58の処埋が繰り返される。
次に、制御装置85は、オペレータによるUVランプ選択ボタン77のONを検出する(ステップS59:YES)。制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能であるとき(図13のステップS53:YES)、すなわち、エンコーダ81による印刷機の回転角を検出した結果、搬送胴36の切欠き58以外の領域が光電センサ70の検出面70aに対向していると判断する。
次に、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢がないと判断した場合(ステップS54:YES)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていると判断する。次に、制御装置85は、警報装置83を作動する(ステップS55)。これにより、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態である旨のアラームが発せられる。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS56)。
一方、制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能でないとき(ステップS53:NO)、すなわち、エンコーダ81による印刷機の回転角を検出した結果、搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向していると判断する。この場合は、図9のステップS3〜S17の動作を行う。また、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS54:NO)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないと判断する。この場合は、図9のステップS3〜S17の動作を行う。
このように、UVインキおよびUVニスによって両面印刷を行う場合は、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されたままの状態であると、UVランプ37が点灯する以前に印刷機の駆動が停止する。一方、搬送胴36に汚れ防止部材55が装着されていない場合は、印刷機が稼動する。
次に、油性インキおよび水性ニスによって両面印刷を行う場合について説明する。この場合、制御装置85は、片面印刷ボタン75のONを検出することなく(図12のステップS51:NO)、オペレータによる両面印刷ボタン76のONを検出する(ステップS58:YES)。
次に、制御装置85は、UVランプ選択ボタン77のONを検出することなく(ステップS59:NO)、オペレータによるIRランプ選択ボタン78のONを検出する(ステップS60)。ステップS60において、IRランプ選択ボタン78のONが検出されない場合、IRランプ選択ボタン78のONが検出されるまでステップS59、S60の処埋を繰り返す。
制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能であるとき(図14のステップS61:YES)、すなわち、エンコーダ81による印刷機の回転角を検出した結果、搬送胴36の切欠き58以外の領域が光電センサ70の検出面70aに対向していると判断する。
次に、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS62:YES)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていると判断する。この場合は、図11のステップS32〜S46の動作を行う。
一方、制御装置85は、光電センサ70による搬送胴36の周面の検出が可能でないとき(ステップS61:NO)、すなわち、エンコーダ81による印刷機の回転角を検出した結果、搬送胴36の切欠き58が光電センサ70の検出面70aに対向していると判断する。この場合は、図11のステップS32〜S46の動作を行う。
また、制御装置85は、光電センサ70によって検出された光沢が基準となる光沢よりも光沢があると判断した場合(ステップS62:NO)、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないと判断する。この場合、制御装置85は、警報装置83を作動する(ステップS63)。これにより、オペレータに汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていない状態である旨のアラームが発せられる。次に、制御装置85は、エアノズル弁84を開き、これによってエアノズル72の吐出口72aから光電センサ70の検出面70aに所定時間だけエアが吹き付けられる(ステップS64)。
このように、油性インキおよび水性ニスによって両面印刷を行う場合は、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されていないことが検出されると、IRランプ28,46を点灯する前に印刷機の駆動が停止する。一方、汚れ防止部材55が搬送胴36の周面に装着されている場合は、印刷機が稼動する。
次に、図15を用いて本発明の第3の実施例を説明する。本実施例による両面枚葉輪転印刷機101には、反転装置が設けられてない点が第1の実施例と相違する。また、表面印刷と裏面印刷とを交互に行い、表面コーティングと裏面コーティングを同時に行う点が第1の実施例と相違する。
両面枚葉輪転印刷機101は、図15に示すように、シート状物を一枚ずつ給紙する給紙装置102と、シート状物の表面を印刷する四組の印刷ユニット103A〜103Dからなる第1の印刷部103と、シート状物の裏面を印刷する四組の印刷ユニット104A〜104Dからなる第2の印刷部104と、シート状物の表裏を同時にニスコーティングするニスコーティング部105と、ニスコーティングされたシート状物を排紙する排紙装置106とを備える。
印刷ユニット103A〜103Dの各々は、インキ装置および給水装置110を備えた版胴111と、版胴111に対向配置されたゴム胴112と、ゴム胴112に対向配置された圧胴113とを備える。印刷ユニット104A〜104Dの各々は、インキ装置および給水装置114を備えた版胴115と、版胴115に対向配置されたゴム胴116と、ゴム胴116に対向配置された圧胴117とを備える。
印刷ユニット103Aの圧胴113と、印刷ユニット104Aの圧胴117とが対向配置され、印刷ユニット104Aの圧胴117と、印刷ユニット103Bの圧胴113とが対向配置される。また、印刷ユニット103Bの圧胴113と印刷ユニット104Bの圧胴117とが対向配置される。印刷ユニット104Bの圧胴117と印刷ユニット103Cの圧胴113との間には、渡し胴119と搬送胴120とが介在するように設けられる。
ユニット103Cの圧胴113と、印刷ユニット104Cの圧胴117とが対向配置され、印刷ユニット104Cの圧胴117と印刷ユニット103Dの圧胴113とが対向配置される。
ニスコーティング部105は、シート状物の表面にニスをコーティングする第1のニスコーティング部123と、シート状物の裏面にニスをコーティングする第2のニスコーティング部124とを備える。第1のニスコーティング部123は、チャンバーコータ(図示せず)からニスが供給される上アニロックスローラ125と、上アニロックスローラ125に対向配置され上アニロックスローラ125からニスが転移される版胴126と、版胴126に対向配置された上ゴム胴127とを備える。
第2のニスコーティング部124は、チャンバーコータ(図示せず)からニスが供給される下アニロックスローラ128と、下アニロックスローラ128に対向配置され下アニロックスローラ128からニスが転移される下ゴム胴129と、下ゴム胴129が対向配置され、印刷ユニット104Dの圧胴116から受け渡されるシート状物を搬送するゴム圧胴130とを備える。ゴム胴130と印刷ユニット104Dの圧胴117との間には、渡し胴121と搬送胴122とが介在するよう設けられている。
排紙装置106は、ニスコーティング部105のゴム圧胴130に対向する排紙胴(図示せず)と同軸上に設けられたスプロケット131と、排紙装置106の後部側に設けられたスプロケット132間に張架された排紙チェーン133とを備える。排紙チェーン133の搬送経路には、赤外線乾燥装置134,135と紫外線乾燥装置136,137とが近接して設けられている。
印刷ユニット103B〜103Dの圧胴113と、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117と、渡し胴119,121と、搬送胴120,122との各周面に近接して光電センサ139が配置される。光電センサ139は、第1の実施例における光電センサ70と同様に、被検出物である圧胴113,117と渡し胴119,121と搬送胴120,122との各周面からの反射光によって圧胴113,117と渡し胴119,121と搬送胴120,122との各周面の光沢を検出する。
140Aないし140Fは紫外線乾燥装置であって、印刷ユニット103A〜103Dの圧胴113および渡し胴119,121によって搬送されるシート状物の表面に塗布されたUVインキおよびUVニスを乾燥する。141Aないし141Fは紫外線乾燥装置であって、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117および搬送胴120,122によって搬送されるシート状物の裏面に塗布されたUVインキおよびUVニスを乾燥する。
上記した各光電センサ139は、各胴117,113,119,120,121,122を挟んで紫外線乾燥装置140Aないし140F,141Aないし141Fと対向している。このため、紫外線乾燥装置140Aないし140,141Aないし141Fから発光する光および乾燥時に紫外線乾燥装置140Aないし140F,141Aないし141Fから発生する熱が各胴117,113,119,120,121,122に遮られるため、光電センサ139自体が故障してしまうようなことがない。また、各光電センサ139は、各胴117,113,119,120,121,122と対向して紫外線乾燥装置140Aないし140,141Aないし141Fから発光される光の影響を受けない位置に設けられているため、紫外線乾燥装置140Aないし140,141Aないし141Fから発光する光を光電センサ139が受光してしまう位置にないので、光電センサ139が故障してしまうようなことがない。
また、各光電センサ139は、シート状物を各胴117,113,119,120,121,122へ渡す上流側の各胴から各胴117,113,119,120,121,122へシート状物を渡す渡し位置よりも搬送胴36の回転方向上流側と、各胴117,113,119,120,121,122から下流側の各胴へシート状物を受け取る受取位置よりも各胴117,113,119,120,121,122の回転方向下流側との間で、各胴117,113,119,120,121,122に対向している。したがって、光電センサ139が各胴117,113,119,120,121,122によって搬送されるシート状物の搬送経路に設けられていないため、光電センサ139による各胴117,113,119,120,121,122に装着される汚れ防止部材55の装着の有無を確実に行うことができる。
次に、このように構成された両面枚葉輪転印刷機における乾燥動作について説明する。先ず、油性インキと水性ニスを使用する場合について説明する。この場合は、予めオペレータが印刷ユニット103B〜103Dの圧胴113、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117、渡し胴119,121および搬送胴120,122の周面に汚れ防止部材55を装着する。
この状態で、赤外線乾燥装置134,135の赤外線ランプを点灯し、印刷を開始する。給紙装置102からフィーダーボード143上に給紙されたシート状物は、ベルト(図示せず)によってフィーダーボード143上を搬送され、前端と幅方向との見当合わせがなされた状態で、スイング装置144の爪にくわえられ渡し胴145の爪にくわえ替えられる。渡し胴145の爪にくわえ替えられたシート状物は、印刷ユニット103Aの圧胴113の爪にくわえ替えられ搬送され、ゴム胴112との間を通過するときに、表面に油性インキによって一色目の印刷が施される。
次いで、印刷ユニット104Aの圧胴117の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴116との問を通過するときに、裏面に油性インキによって一色目の印刷が施される。この後、順次印刷ユニット103B〜103Dおよび印刷ユニット104B〜104Dにおいてシート状物の表裏に三色ずつの印刷が交互に施される。
この場合、印刷ユニット103B〜103Dの圧胴113、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117、渡し胴119,121および搬送胴120,122の周面に装着された汚れ防止部材55によって、これら各胴の周面がインキで汚れることが防止される。表裏が印刷されたシート状物は、ニスコーティング部105において、表裏が水性ニスによってコーティングされる。しかる後、排紙チェ一ン133によって搬送されるときに、赤外線乾燥装置134,135によって乾燥され、排紙パイル上に排紙される。
次に、UVインキとUVニスを使用する場合について説明する。印刷ユニット103B〜103Dの圧胴113、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117、渡し胴119,121および搬送胴120,122の各周面に汚れ防止部材55が装着されたままの状態で、印刷機が駆動されると、光電センサ139によって汚れ防止部材55が検出される。これにより、紫外線乾燥装置140Aないし140F,141Aないし141Fの各UVランプが点灯する前に印刷機の駆動が停止する。このため、紫外線乾燥装置140Aないし140F,141Aないし141Fの各UVランプの熱によって、印刷ユニット103B〜103Dの圧胴113、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117、渡し胴119,121および搬送胴120,122の各周面に装着された汚れ防止部材55が変形するようなことがない。
一方、印刷ユニット103B〜103Dの圧胴113、印刷ユニット104A〜104Dの圧胴117、渡し胴119,121および搬送胴120,122の各周面に汚れ防止部材55が装着されていない場合は、紫外線乾燥装置136,137,140Aないし140F,141Aないし141Fの各UVランプが点灯し、印刷を開始する。これにより、給紙装置2からフィーダーボード143上に給紙されたシート状物は、ベルト(図示せず)によってフィーダーボード143上を搬送され、前端と幅方向との見当合わせがなされた状態で、スイング装置144の爪にくわえられ渡し胴145の爪にくわえ替えられる。
渡し胴145の爪にくわえ替えられたシート状物は、印刷ユニット103Aの圧胴113の爪にくわえ替えられ搬送され、ゴム胴112との間を通過するときに、表面にUVインキによって一色目の印刷が施される。印刷ユニット103Aによって表面に一色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット103Aの圧胴113によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置140AのUVランプによって表面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140AのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット103Aの圧胴113から次にくわえ替えられる印刷ユニット104Aの圧胴117の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット104Aの圧胴117の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴116との間を通過するときに、裏面にUVインキによって一色目の印刷が施される。印刷ユニット104Aによって裏面に一色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット104Aの圧胴117によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置141AのUVランプによって裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置141AのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット104Aの圧胴117から次にくわえ替えられる印刷ユニット103Bの圧胴113の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット103Bの圧胴113の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴112との間を通過するときに、表面にUVインキによって二色目の印刷が施される。印刷ユニット103Bによって表面に二色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット103Bの圧胴113によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置140BのUVランプによって表面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140BのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット103Bの圧胴113から次にくわえ替えられる印刷ユニット104Bの圧胴117の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット104Bの圧胴117の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴116との間を通過するときに、裏面にUVインキによって二色目の印刷が施される。印刷ユニット104Bによって裏面に二色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット104Bの圧胴117によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置141BのUVランプによって裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置141BのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット104Bの圧胴117から次にくわえ替えられる渡し胴119の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
さらに、シート状物が、渡し胴119を介して搬送胴120の爪にくわえ替えられ搬送されるときに、紫外線乾燥装置140C,141Cの各UVランプによって表面および裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140C,141Cの各UVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、搬送胴120と印刷ユニット103Cの圧胴113の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット103Cによって表面に三色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット103Cの圧胴113によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置140DのUVランプによって表面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140DのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット103Cの圧胴113から次にくわえ替えられる印刷ユニット104Cの圧胴117の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット104Cの圧胴117の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴116との間を通過するときに、裏面にUVインキによって三色目の印刷が施される。印刷ユニット104Cによって裏面に三色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット104Cの圧胴117によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置141DのUVランプによって裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置141DのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット104Cの圧胴117から次にくわえ替えられる印刷ユニット103Dの圧胴113の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット103Dの圧胴113の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴112との間を通過するときに、表面にUVインキによって四色目の印刷が施される。印刷ユニット103Dによって表面に四色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット103Dの圧胴113によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置140EのUVランプによって表面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140EのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット103Dの圧胴113から次にくわえ替えられる印刷ユニット104Dの圧胴117の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
次いで、印刷ユニット104Dの圧胴117の爪にくわえ替えられたシート状物がゴム胴116との間を通過するときに、裏面にUVインキによって四色目の印刷が施される。印刷ユニット104Dによって裏面に四色目の印刷が施されたシート状物は、印刷ユニット104Dの圧胴117によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置141EのUVランプによって裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置141EのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、シート状物が印刷ユニット104Dの圧胴117から次にくわえ替えられる渡し胴121の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
さらに、シート状物が、渡し胴121を介して搬送胴122の爪にくわえ替えられ搬送されるときに、紫外線乾燥装置140F,141Fの各UVランプによって表面および裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140F,141Fの各UVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、搬送胴122の周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
その後、シート状物は渡し胴121を介して搬送胴122の爪にくわえ替えられ搬送されるときに、紫外線乾燥装置140F,141FのUVランプによって表面および裏面に塗布されたUVインキが乾燥する。この場合、紫外線乾燥装置140F,141FのUVランプによるUVインキの乾燥速度が速いため、搬送胴122との周面に汚れ防止部材55が装着されていなくても問題が生じない。
表面および裏面に塗布されたUVインキが乾燥したシート状物は、渡し胴122を介して、ニスコーティング部105の圧胴130の爪にくわえ替えられて上ゴム胴127との間を通過するときに、表裏がUVニスによってコーティングされる。しかる後、排紙チェーン133によって搬送されるときに、紫外線乾燥装置136,137によってUVニスが乾燥し、排紙パイル上に排紙される。
なお、本実施例においては、反転両面印刷機について説明したが、片面印刷機にも適用できる。すなわち、表面を印刷した後、同じ片面印刷機によって裏面を印刷するようにしてもよく、その場合には、UVランプ50,51に対応した印刷ユニット7C,7Eの各圧胴19,19の周面に近接した位置に光電センサ70を設ける。そして、印刷ユニット7C,7Eの各圧胴19,19の周面に装着される汚れ防止部材の装着/非装着を光電センサ70によって検出するようにすればよい。また、シート状物に印刷およびコーティングを行う例を説明したが、シート状物の替わりにウェブを用いてもよい。
また、インキを乾燥する印刷機について説明したが、ニスを乾燥するコーティング装置に適用してもよい。また、赤外線ランプにより乾燥されるニスを水性ニスとしたが、オーバープリントニス(OPニス)としてもよい。また、光電センサ70の検出面70aにエアを吐出するタイミングを各動作の終了後にとしたが、ステップS3、S20、S32、S53、S61の直前にしてもよく、種々の設計変更が可能である。
また、上記実施例においては、光電センサ70,139が被検出物(搬送胴の周面、汚れ防止部材の表面)からの反射光を検出し、制御装置85の判定部85aが光電センサ70、139からの検出信号レベルと基準レベルとを比較して汚れ防止部材55の装着/非装着を判断する場合を説明した。この場合、光電センサ70、139と制御装置85の判定部85aとが本発明で言うセンサ手段を構成する。なお、光電センサ側に判定機能(判定部)を持たせることにより、判定機能付き光電センサ(センサ手段)の出力をそのまま汚れ防止部材55の装着/非装着を示す信号として制御装置85で使用するようにしてもよい。
また、制御装置85に予め格納された基準光沢(基準反射光)と光電センサ70,139によって検出された光沢(反射光)との比較により、汚れ防止部材55の装着/非装着を判断するようにしたが、基準反射光の代わりに実測した搬送胴の周面の反射光を用いるようにしてもよい。
本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機の上流側液体転写装置における胴の配列図である。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機の下流側液体転写装置における胴の配列図である。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機における汚れ防止部材の斜視図である。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機において、汚れ防止部材を装着する構造を説明するための搬送胴の断面図である。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機における要部の正面図である。 図5におけるVI-VI 線断面図である。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機における構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機において、乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、片面印刷、両面印刷およびUVランプ、IRランプの選択を示す。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機において、乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、UVランプを選択した場合を示す。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機において、乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、片面印刷でIRランプを選択した場合を示す。 本発明の第1の実施例を示す両面枚葉輪転印刷機において、乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、両面印刷でIRランプを選択した場合を示す。 本発明の第2の実施例における乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、片面印刷、両面印刷およびUVランプ、IRランプの選択を示す。 本発明の第2の実施例における乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、UVランプを選択した場合を示す。 本発明の第2の実施例における、乾燥装置による乾燥動作を説明するためのフローチャートであって、両面印刷でIRランプを選択した場合を示す。 本発明の第3の実施例における胴の配列図である。
符号の説明
1…両面枚葉輪転印刷機、2…給紙装置、3…上流側液体転写装置、4…下流側液体転写装置、5…反転装置、6…排紙装置、7…第1の印刷部、7Aないし7E…印刷ユニット、8…第1のニスコーティング部、9…上流側液体転写装置用赤外線乾燥装置、10…上流側液体転写装置用紫外線乾燥装置、11…第2の印刷部、11Aないし11E…印刷ユニット、12…下流側液体転写装置用紫外線乾燥装置、13…第2のニスコーティング部、17…版胴、18…ゴム胴、19…圧胴、23,40…ゴム胴、24,42…圧胴、27,30,36…搬送胴、28,46…赤外線ランプ(IRランプ)、31,37,48…紫外線ランプ(UVランプ)、34…反転胴、50,51…紫外線乾燥装置、55…汚れ防止部材、58…切欠き、70…光電センサ、70a…検出面、72…エアノズル、75…片面印刷ボタン、76…両面印刷ボタン、77…UVランプ選択ボタン、78…IRランプ選択ボタン、79…印刷機駆動ボタン、80…印刷機停止ボタン、81…エンコーダ、82…印刷機駆動モータ、83…警報手段、84…エアノズル用弁、85…制御装置、101…両面枚葉輪転印刷機、103Aないし103D…印刷ユニット、104Aないし104D…印刷ユニット、105…ニスコーティング部、139…光電センサ、140Aないし140F,141Aないし141F…紫外線乾燥装置。

Claims (23)

  1. 液体が転写された被液体転写体を搬送する搬送胴と、
    この搬送胴の周面に対向して配置され、被液体転写体に転写された液体を前記搬送胴上で乾燥させる乾燥装置と、
    前記搬送胴の周面に選択的に装着される汚れ防止部材と、
    前記搬送胴の周面上における前記汚れ防止部材の装着/非装着を検出するセンサ手段と、
    このセンサ手段の前記汚れ防止部材の装着の検出に基づいて前記乾燥装置を動作させないように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする液体転写装置。
  2. 前記液体転写装置を駆動する駆動装置を備え、
    前記制御装置は、前記センサ手段が前記汚れ防止部材の装着を検出したときに、前記駆動装置を停止させることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  3. 前記液体転写装置を駆動させる駆動装置を備え、
    前記制御装置は、前記センサ手段が前記汚れ防止部材の装着の検出に基づいて前記駆動装置を動作させないように制御することを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  4. 前記乾燥装置は、紫外線ランプであり、
    前記液体は、前記紫外線ランプにより乾燥する紫外線インキまたは紫外線ニスであることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  5. 前記液体転写装置を駆動する駆動装置と、
    赤外線ランプをさらに備え、
    前記液体が前記赤外線ランプにより乾燥するインキまたはニスであり、
    前記搬送胴の周面と前記被液体転写体上のインキまたはニスが対向する転写モードにおいて、前記センサ手段が前記汚れ防止部材の非装着を検出したときに、前記駆動装置の動作を停止させることを特徴とする請求項4記載の液体転写装置。
  6. 前記液体転写装置を駆動する駆動装置と、
    赤外線ランプをさらに備え、
    前記液体が前記赤外線ランプにより乾燥するインキまたはニスであり、
    前記搬送胴の周面と前記被液体転写体上のインキまたはニスとが対向する転写モードにおいて、前記センサ手段の前記汚れ防止部材の非装着の検出に基づいて前記乾燥装置を動作させないことを特徴とする請求項4記載の液体転写装置。
  7. 前記被液体転写体に前記液体を転写する上流側液体転写装置と、
    前記被液体転写体に前記液体を転写する下流側液体転写装置と、
    前記上流側液体転写装置と前記下流側液体転写装置との間に設けられ、前記被液体転写体の反転を選択的に行う反転装置とをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  8. 前記上流側液体転写装置は、前記被液体転写体の一方の面に液体を転写し、
    前記下流側液体転写装置は、前記反転装置によって反転されなかった前記被液体転写体の一方に液体を転写する、または前記反転装置によって反転された前記被液体転写体の他方の面に液体を転写することを特徴とする請求項7記載の液体転写装置。
  9. 前記搬送胴の回転位相を検出する回転位相検出手段をさらに備え、
    前記制御装置は、前記回転位相検出手段が前記搬送胴の切欠きが前記センサ手段と対向する位相を検出したときに、前記汚れ防止部材の検出を不能にすることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  10. 前記センサ手段の検出面を清掃する清掃手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  11. 前記センサ手段による前記汚れ防止部材の検出動作に応じて前記乾燥装置を動作させないときに、警報を発する警報手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  12. 前記センサ手段は、前記搬送胴の周面または前記汚れ防止部材の光沢を検出し、
    前記制御装置は、前記センサ手段の検出に基づき前記汚れ防止部材の装着/非装着を判断することを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  13. 前記制御装置は、基準となる光沢よりも光沢があるときに前記汚れ防止部材の非装着を判断し、基準となる光沢よりも光沢がないときに前記汚れ防止部材の装着を判断することを特徴とする請求項12記載の液体転写装置。
  14. 前記センサ手段は、前記搬送胴の周面または前記汚れ防止部材からの反射光を検出し、
    前記制御装置は、前記センサ手段の検出に基づき前記汚れ防止部材の装着/非装着を判断することを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  15. 前記制御装置は、基準となる反射光よりも前記センサ手段によって検出された反射光が大きいときに前記汚れ防止部材の非装着を判断し、基準となる反射光よりも前記センサ手段によって検出された反射光が小さいとき前記汚れ防止部材の装着を判断することを特徴とする請求項14記載の液体転写装置。
  16. 前記センサ手段は、投光部と、この投光部から投光されて前記搬送胴の周面または前記汚れ部材から反射した反射光を受光する受光部とを有する光電センサであることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  17. 前記センサ手段は、前記搬送胴を挟んで前記乾燥装置と対向していることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  18. 前記センサ手段は、前記搬送胴と対向して前記乾燥装置から発光される光の影響を受けない位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  19. 前記上流側液体転写装置は、紫外線インキまたは油性インキを被液体転写体に転写する第1の印刷部と、紫外線ニス、水性ニス、オーバープリントニスのいずれか一つを前記被液体転写体に転写する第1のニスコーティングとからなり、
    前記下流側液体転写装置は、紫外線インキまたは付勢インキを被転写体に転写する第2の印刷部と、紫外線ニス、水性ニス、オーバープリントニスのいずれか一つを前記被液体転写体に転写する第2のニスコーティングとからなることを特徴とする請求項7記載の液体転写装置。
  20. 前記乾燥装置を選択する乾燥装置選択スイッチを備え、
    前記乾燥装置選択スイッチが選択されて前記搬送胴の周面に前記汚れ防止部材が装着されているとき、前記制御装置は、前記乾燥装置による乾燥動作をしないように制御することを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
  21. 赤外線乾燥装置と、
    この赤外線乾燥装置を選択する赤外線乾燥装置選択スイッチと、
    片面印刷スイッチと、
    両面印刷スイッチとを備え、
    前記赤外線選択スイッチまたは前記両面印刷スイッチが選択されて前記搬送胴の周面に前記汚れ防止部材が非装着のとき、前記制御装置は、前記乾燥装置による乾燥動作をしないように制御することを特徴とする請求項8記載の液体転写装置。
  22. 前記第1のコーティング部よりも前記被液体転写体の搬送方向上流側に設けられた第1の紫外線乾燥装置と、
    前記第1のコーティング部と前記反転装置との間に設けられた第1の紫外線乾燥装置および第2の紫外線乾燥装置と、
    前記第2の印刷部と前記第2のコーティング部との間に設けられた第3の紫外線乾燥装置と、
    前記第2のコーティング部と排紙装置との間に設けられた第2の赤外線乾燥装置および第4の紫外線乾燥装置とを備えたことを特徴とする請求項20記載の液体転写装置。
  23. 被液体転写体を前記搬送胴へ渡す上流側の胴と、被液体転写体を前記搬送胴から受け取る下流側の胴とを備え、
    前記センサ手段は、前記上流側の胴から前記搬送胴へ被液体転写体を渡す渡し位置よりも前記搬送胴の回転方向上流側と、前記搬送胴から前記下流側の胴へ被液体転写体を受け取る受取位置よりも前記搬送胴の回転方向下流側との間で、前記搬送胴に対向していることを特徴とする請求項1記載の液体転写装置。
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