JP2009061173A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化してしまうこと無く、被検体に挿入する状況に応じて効果的に挿入部の可撓性を変化させることが可能な内視鏡装置を提供する。
【解決手段】内視鏡装置1は、被検体に応じて湾曲して内部に挿入することが可能な挿入部3と、挿入部3の湾曲変形を規制することが可能な可撓性変化手段20とを備え、可撓性変化手段20は、挿入部3の軸方向に配設され、弾性変形可能な略管状の弾性部材26に軸方向に沿って非弾性の繊維部材27が複数埋設または付設されてなるチューブ体21と、チューブ体21の軸方向の一部について径方向の変形を規制する規制部22と、チューブ体21の内周面側または外周面側の一方にチューブ体21と隙間23を有して配設された略管状で、可撓性を有する管状部材24と、チューブ体21の内周面側または外周面側の他方に設けられた加圧室39に流体を圧入する流体供給部25とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体を観察するための内視鏡装置に関する。
近年、医療分野や工業分野などの様々な分野においては、操作者(観察者)が直接目視できない管路などの狭窄部を観察可能とすべく、被検体に挿入可能な挿入部を有する内視鏡装置が利用されている。このような内視鏡装置の挿入部は、良好な挿入性を得るために被検体の内部で自在に湾曲することが可能な可撓性が要求される一方、挿入させるために基端側から軸方向に作用させる力を先端側まで伝達させるための剛性が要求される。このため、被検体に挿入する状況に応じて、挿入部の可撓性を変化させる手段を備えた内視鏡装置が様々提案されている。より具体的には、弾性チューブ上に網状体が被覆されてなり、先端及び基端が挿入部の可撓管に接続された人工筋と、人工筋の弾性チューブに流体を給排させて人工筋を弛緩状態から膨張させる給排手段とを備えた内視鏡装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この内視鏡装置では、給排手段によって人工筋に給気して膨張させることで、人工筋が接続された可撓管を圧縮させることができ、これにより挿入部の可撓管の可撓性を変化させることができるとされている。
また、挿入部内に配設されるチューブと、チューブ内に設けられて膨張及び収縮可能なバルーンと、バルーンの先端及び基端に固定されたガイドワイヤとを備えた内視鏡装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この内視鏡装置では、チューブ内でバルーンを膨張させることで、挿入部全体の可撓性を変化させることができるとされている。
さらに、挿入部の挿通孔に挿通されるコイルパイプと、コイルパイプに挿通されて先端が固定されたワイヤと、ワイヤを基端側に引っ張る操作部とを備えた内視鏡装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この内視鏡装置では、操作部によってワイヤを引っ張ることで、コイルパイプに圧縮力が作用し、これによりコイルパイプの可撓性を変化させることができ、すなわちコイルパイプが挿通された挿入部の可撓性を変化させることができるとされている。
特開平5−237056号公報 特開2007−54125号公報 特開2006−55659号公報
しかしながら、特許文献1の内視鏡装置では、挿入部の可撓性を変化させるだけ人工筋から圧縮力を発生させるためには、給排手段によって非常に大きな圧力を与える必要がある。さらに、挿入部の内部において配設される人工筋は、挿入部によって大きさに制限を受けることとなり、これにより圧縮力を効果的に発生させることができない問題があった。
また、特許文献2の内視鏡装置では、単にバルーンをチューブに押し当てて拘束することにより挿入部の可撓性を変化させるものであり、挿入部の可撓性を変化させるだけの拘束力を発生させるためには、相当の圧力を必要とし現実的ではない。さらに、特許文献3の内視鏡装置では、基端側から機械的にワイヤを引っ張って可撓性を変化させるものであり、挿入部の長さや湾曲状態によって操作部によってワイヤを引っ張る力が先端まで伝達しにくくなり、効果的に可撓性を変化させることができなくなってしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、大型化してしまうこと無く、被検体に挿入する状況に応じて効果的に挿入部の可撓性を変化させることが可能な内視鏡装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の内視鏡装置は、被検体に挿入することが可能な可撓性を有するとともに、可撓性変化手段によって自身の可撓性を変化させることが可能な挿入部を備えた内視鏡装置であって、前記可撓性変化手段は、前記挿入部の軸方向に配設され、弾性変形可能な略管状の弾性部材に軸方向に沿って非弾性の繊維部材が複数埋設または付設されてなるチューブ体と、該チューブ体の軸方向の一部について径方向の変形を規制する規制部と、前記チューブ体の内周面側または外周面側の一方に該チューブ体と隙間を有して配設された略管状で、可撓性を有する管状部材と、前記チューブ体の内周面側または外周面側の他方に設けられた加圧室に流体を圧入する流体供給部とを有することを特徴としている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、可撓性変化手段を構成する流体供給部から加圧室に流体を圧入することで、チューブ体は、内周面側または外周面側の他方から一方へ膨張することとなる。この際、チューブ体は、弾性部材に軸方向に非弾性の繊維部材が複数埋設または付設されて構成されていることで、軸方向への膨張が規制されている。このため、チューブ体は、径方向のみに効果的に膨張することととなり、これに伴って軸方向に収縮することとなる。ここで、チューブ体は、規制部によって径方向の変形が規制されている。このため、チューブ体は、規制部で規制されている部分を節として、規制されていない部分が膨張することとなり、軸方向により効果的に収縮することとなる。そして、チューブ体の軸方向の収縮によって内周面側と外周面側の一方に配設された管状部材に効果的に圧縮力を作用させることができ、これにより管状部材の可撓性を変化させて、結果、挿入部の湾曲変形を効果的に規制して可撓性を変化させることができる。なお、流体供給部からの流体の供給を停止して、加圧室内部の圧力を低下させることで、チューブ体は、径方向に収縮して軸方向へ伸張することとなり、可撓性変化手段による規制を緩和させ、挿入部を湾曲変形しやすい状態に戻すことができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記管状部材は、螺旋状に隙間を有して巻回されたコイル、または、略環状で軸方向に隙間を有して複数配設されたリングからなり、該隙間に応じて湾曲変形可能に構成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、管状部材がコイルまたは複数のリングからなることで、隙間に応じて好適に湾曲変形可能である。一方、管状部材は、可撓性変化手段のチューブ体を径方向に膨張させることで、隙間を詰めて軸方向に収縮されることとなり、コイルを構成する線材同士またはリング同士が互いに規制し合うことで、全体として効果的に湾曲変形が規制され、可撓性を変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記チューブ体と前記管状部材との間の前記隙間は、前記流体供給部による前記流体の圧入によって前記チューブ体を径方向に変形させた際に、該チューブ体が前記管状部材に接触可能な大きさに設定されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、流体供給部による流体の圧入により、チューブ体は、規制部が設けられていない複数箇所で、径方向に膨張して管状部材に接触して押圧することとなる。このため、チューブ体は、摩擦抵抗によって管状部材を軸方向に拘束することとなる。そして、さらにチューブ体が径方向に膨張し軸方向に収縮すると、管状部材には、チューブ体が接触する軸方向の複数箇所の間のそれぞれで、圧縮力が作用することとなる。このため、より効果的に管状部材の湾曲変形を規制して、可撓性を変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記チューブ体は、前記管状部材に対して軸方向に異なる少なくとも二箇所で固定されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、流体供給部による流体の圧入により、チューブ体は、規制部が設けられていない範囲で、径方向に膨張して、軸方向に収縮することとなる。このため、チューブ体に固定された管状部材は、固定箇所の間で軸方向に圧縮されることとなり、これにより、より効果的に管状部材の湾曲変形を規制して、可撓性を変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記規制部は、軸方向に間隔を有して複数位置で前記チューブ体の径方向の変形を規制していることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、チューブ体は、規制部によって軸方向の複数箇所を節として径方向に膨張することとなり、これにより、より効果的に軸方向に収縮して、管状部材に圧縮力を作用させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記規制部は、前記間隔を軸方向に変化させて前記チューブ体の径方向の変形を規制していることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、規制部の間隔が軸方向に異なることで、チューブ体の径方向への膨張量及び軸方向への収縮量が、軸方向に異なるものとなり、管状部材に作用する圧縮力の大きさを軸方向に変化させることができる。このため、管状部材の可撓性を軸方向に変化させることができ、結果、挿入部の可撓性を軸方向で異なるように変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記可撓性変化手段は、前記挿入部の径方向に複数設けられ、該可撓性変化手段同士の前記規制部によって規制する前記間隔が軸方向の対応する位置で異なる大きさとなるように設定されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、複数の可撓性変化手段同士で、規制部の間隔が径方向に異なることで、いずれの可撓性変化手段を選択してチューブ体を膨張させるかによって、対応する管状部材に作用する圧縮力も異なるものとなる。このため、可撓性変化手段の選択により、挿入部の可撓性を変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記可撓性変化手段は、前記挿入部の軸方向に複数設けられていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、可撓性変化手段が軸方向に複数設けられていることで、挿入部の可撓性が軸方向に異なるように変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記挿入部は、可撓性を有する細長の挿入体を備え、該挿入体は、前記可撓性変化手段の前記チューブ体の内部に挿通されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させるとともに、可撓性変化手段をガイドチューブとして挿入部を構成する挿入体を被検体に好適に挿入させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記挿入部は、可撓性を有する細長の挿入体を備え、前記可撓性変化手段は、該挿入体に内蔵されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、挿入部全体の外径を挿入体の外径よりも大きくすること無く、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させることができる。
また、上記の内視鏡装置において、前記挿入部は、可撓性を有する細長で、基端側から先端側へチャンネルが配設された挿入体を備え、前記可撓性変化手段は、該挿入体の前記チャンネルに挿通されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、挿入部全体の外径を挿入体の外径よりも大きくすること無く、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させることができる。
本発明の内視鏡装置によれば、チューブ体と規制部と管状部材とを有する可撓性変化手段を備え、小型でも効果的に管状部材の可撓性を変化させることができるので、これにより、被検体に挿入する状況に応じて、挿入部の可撓性を効果的に変化させることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態における内視鏡装置について、図面を参照して説明する。図1及び図7は、本発明の実施形態としての内視鏡装置1を示したものである。図1から図3に示すように、内視鏡装置1は、被検体に挿入される挿入部3を有する内視鏡2を備える。
内視鏡2は、上記細長の挿入部3と、挿入部3の基端側に設けられた操作部4と、操作部4に接続された本体部5とを備える。また、挿入部3は、先端側から順に硬質の先端部6、操作部4による操作のもと湾曲自在な湾曲部7、可撓性を有して被検体に応じて湾曲可能な可撓管部8で構成される細長の挿入体3aと、内部に挿入体3aが挿入され、挿入部3全体の可撓性を変化させる可撓性変化手段20とを有する。挿入体3aの先端部6は、被検体を観察可能な観察手段である図示しないCCD及び対物レンズ9と、湾曲部7及び可撓管部8の内部に配設されて先端面6aから露出するライトガイド10とを有している。また、先端部6において、先端外周面には雄ネジ6bが形成されている。また、操作部4には、ジョイスティック4aが配設されていて、これにより湾曲部7を径方向に自在に湾曲させることが可能である。さらに、操作部4には、後述する可撓性変化手段20による挿入部3の可撓性の調整を行うための可撓性調整レバー4bが設けられている。
本体部5には、挿入部3の内部に配設された図示しない撮像ケーブルによって先端部6の内部に設けられたCCDと接続された表示部5aと、ライトガイド10と接続された光源部5bとを備える。このため、本体部5の光源部5bから供給される照明光によって先端部6の先端面6aに露出するライトガイド10から先端側を照明し、また、CCDによって撮像した被検体の画像を、本体部5の表示部5aに表示して被検体を観察することが可能である。
また、図1に示すように、可撓性変化手段20は、挿入体3aに外装された略管状のチューブ体21と、チューブ体21の外周面に、規制部として軸方向に略等しい間隔を有して外嵌された複数の規制リング22と、チューブ体21に隙間23を有して外装された略管状で可撓性を有する管状部材であるコイル部材24と、流体供給部であるコンプレッサー25とを備える。図2及び図4に示すように、チューブ体21は、挿入部3の軸方向に配設された略管状で、シリコンゴムなどの弾性変形可能な材質で形成された弾性部材26と、弾性部材26に軸方向に沿って設けられた繊維部材27とからなる。繊維部材27は、非弾性の材質で形成されていて、例えば、アラミド繊維のKEVLAR(Dupont社登録商標)などからなる。そして、このような繊維部材27は、弾性部材26の表面に接着するなどして付設されている。あるいは、弾性部材26がシリコンゴムなどで形成されている場合には、埋め込まれた状態で押し出し成形することで、埋設された状態となっていても良い。
また、図2及び図4に示すように、チューブ体21には、先端に略筒状の第一の先端口金30が嵌合されて先端側に突出しているとともに、基端に第一の基端口金31が嵌合されて基端側に突出している。第一の先端口金30及び第一の基端口金31は、チューブ体21の先端外周面及び基端外周面に巻き回された糸巻き部32によって、密着してチューブ体21と固定された状態となっている。また、第一の先端口金30には、外周面に雄ネジ30aが形成されているとともに、内周面に雌ネジ30bが形成されている。そして、第一の先端口金30の雌ネジ30bに、挿通されている挿入体3aの先端部6の雄ネジ6bが螺合されている。また、第一の基端口金31には、外周面に雄ネジ31aが形成されている。また、第一の基端口金31は、筒部材33に外嵌固定された封止用チューブ34上に外嵌されて接着固定されている。封止用チューブ34の基端は、筒部材33及び第一の基端口金31よりも基端側に突出している。そして、封止用チューブ34は、弛緩した状態で、基端外周面に巻き回された糸巻き部34aによって挿入体3aの可撓管部8の外周面に密着して固定されている。このため、チューブ体21と挿入体3aとの間に形成された空間は、先端側で第一の先端口金30が挿入部3に螺合されていることによって、また、基端側で第一の基端口金31に接続された封止用チューブ34が挿入部3に糸巻き固定されていることによって、気密に封止された状態となっている。
また、図2及び図5に示すように、コイル部材24は、平板状の金属線材などが螺旋状に巻き回されることで形成され、各線材間に僅かに隙間24aを有している。そして、コイル部材24は、隙間24aを拡張、収縮させることによって自在に湾曲することが可能となっている。コイル部材24には、先端に略筒状の第二の先端口金35が嵌合されて先端側に突出しているとともに、基端に第二の基端口金36が嵌合されて基端側に突出している。第二の先端口金35の内周面には、雌ネジ35aが形成されていて、内周面側に位置する第一の先端口金30の雄ネジ30aが螺合されている。また、第二の基端口金36の内周面にも雌ネジ36aが形成されていて、内周面側に位置する第一の基端口金31の雄ネジ31aが螺合されている。このため、チューブ体21は、第一の先端口金30及び第二の先端口金35によってコイル部材24の先端に固定されているとともに、第一の基端口金31及び第二の基端口金36によってコイル部材24の基端に固定されている。ここで、コイル部材24とチューブ体21との隙間23は、後述するように、コンプレッサー25による加圧によってチューブ体21を径方向に膨張させた際に、チューブ体21がコイル部材24に接触して押圧することが可能な大きさに設定されている。
コンプレッサー25は、操作部4の可撓性調整レバー4bの操作により駆動して、流体として圧縮空気を送出する装置本体37と、装置本体37から送出された圧縮空気を案内するホース38とを有する。コンプレッサー25は、操作部4の可撓性調整レバー4bによって、送出される圧縮空気の流量を調整することが可能となっている。ホース38は、挿入体3aに接続されて内部に配設され、チューブ体21が外装された位置において、挿入体3aの外周面側に圧縮空気を送出可能に開口している。ここで、上記のように、チューブ体21の内周面側において、挿入体3aとの間に形成される隙間は、両端が気密に封止されていて、これによりコンプレッサー25からの圧縮空気が圧入される加圧室39を構成している。なお、ホース38は、図2に示す基端口金31に接続されて加圧室39に連通するものとし、これによりコンプレッサー25からホース38を介して加圧室39に圧縮空気を圧入するものとしても良い。
次に、この実施形態の内視鏡装置1の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、内視鏡2を構成する挿入体3aの可撓管部8は、被検体の形状に応じて湾曲可能な可撓性を有し、また、可撓性変化手段20を構成して挿入体3aに外装されるチューブ体21及びコイル部材24も被検体の形状に応じて湾曲可能な可撓性を有している。このため、可撓性変化手段20のコンプレッサー25を駆動させない状態では、挿入部3は、基端側から先端側に向かって押し込むことで、挿入体3aに対してチューブ体21及びコイル部材24がガイドチューブとなるようにして、被検体に応じて全体的に湾曲しながら挿入されていくこととなる。
次に、可撓性変化手段20のコンプレッサー25を駆動させた場合について説明する。操作部4の可撓性調整レバー4bを入力することにより、コンプレッサー25の装置本体37から送出された圧縮空気は、ホース38を通して挿入体3aとチューブ体21との間の加圧室39に圧入される。このため、図6に示すように、チューブ体21は膨張することとなる。そして、チューブ体21は、繊維部材27によって軸方向への膨張が規制されているため、径方向への膨張のみとなり、これに伴って軸方向に収縮することとなる。ここで、チューブ体21は、規制リング22によって径方向の変形が規制されている。このため、チューブ体21は、規制リング22で規制されている部分を節として、規制リング22同士の間の規制されていない範囲が膨張することとなり、軸方向により効果的に収縮することとなる。
このため、チューブ体21の先端側及び基端側で固定されているコイル部材24には、チューブ体21の軸方向の収縮により、軸方向に圧縮力が作用することとなる。このため、コイル部材24は、隙間24aを縮めて全体として収縮し、さらには構成する線材同士が接触することになる。このため、コイル部材24は、作用する圧縮力によって湾曲変形が規制されることとなり、内部に挿入されている挿入体3aの湾曲変形も規制されることとなる。このため、挿入部3は、全体として剛性が付与され可撓性が変化することとなり、この状態では、コンプレッサー25を駆動する前と比較し、基端側から先端側に向かって作用させる押し込む力を好適に先端側へ伝達させて、挿入部3を被検体内部へ挿入させていくことができる。
また、操作部4の可撓性調整レバー4bの入力により、可撓性変化手段20のコンプレッサー25の出力をさらに増大させる。これにより、加圧室39の気圧を上昇させることができ、図7に示すように、チューブ体21は、規制リング22間で径方向にさらに膨張して、コイル部材24の内周面に接触し押圧することとなり、規制リング22間の接触部21a毎に、摩擦抵抗によってコイル部材24を軸方向に拘束することとなる。そして、さらにチューブ体21が径方向に膨張し軸方向に収縮すると、コイル部材24には、接触部21aの間のそれぞれで、圧縮力が作用することとなる。すなわち、コンプレッサー25の出力を増大させた状態では、チューブ体21による圧縮力がさらに増大するとともに、圧縮力が作用する位置が先端及び基端のみでは無く、中間の複数位置でも作用するため、コイル部材24の湾曲変形をより効果的に規制することができるようになる。このため、挿入部3全体の剛性をさらに高めることができ、より確実に押し込む力を伝達させて挿入部3を被検体内部へ挿入させていくことができるようになる。
なお、可撓性変化手段20のコンプレッサー25の出力を低下させることで、加圧室39内部の圧力が低下し、これによりチューブ体21は、径方向に収縮し軸方向へ伸張することとなる。このため、可撓性変化手段20による規制を緩和させ、挿入部3全体を再び湾曲変形しやすい状態に戻すことができる。
以上のように、本実施形態の内視鏡装置1では、可撓性変化手段20として、チューブ体21と規制リング22とコイル部材24とを備えているので、小型でも効果的にコイル部材24の可撓性を変化させることができ、これにより、被検体に挿入する状況に応じて、挿入部3全体の可撓性を効果的に変化させることができる。特に、チューブ体21は、コイル部材24に対して両端で固定されるとともに、隙間23が膨張によりチューブ体21がコイル部材24に接触可能な大きさに設定されている。このため、コンプレッサー25による圧縮空気の圧力に応じて挿入部3の可撓性を段階的に変化させることができるとともに、コイル部材24にチューブ体21が接触するようになるまで加圧した状態では、より効果的にコイル部材24に圧縮力を作用させて、剛性を高めた状態にすることができる。
図8及び図9は、この実施形態の変形例を示している。図8及び図9に示すように、この変形例の内視鏡装置40において、可撓性変化手段41は、チューブ体21に挿通された内コイル42を有している。内コイル42は、金属などで形成された平板状の線材を隙間42aを有して巻き回して構成されている。そして、内コイル42の隙間42aは、コイル部材24の隙間24aよりも大きく、チューブ体21の軸方向の収縮に伴って線材同士が接触しない大きさに設定されている。この変形例の内視鏡装置40では、チューブ体21と挿入体3aとの間に、内コイル42が介装されていることで、挿入体3aに対する滑り性を向上させることができる。このため、湾曲時に挿入体3aが内コイル42に接触しても摩擦抵抗によって不必要に可撓性が低下してしまうのを防止することができる。また、内コイル42は、隙間42aが確保されていることから、チューブ体21を軸方向に収縮させても可撓性を維持することができ、コイル部材24の線材同士が接触してのみ挿入部3の可撓性を変化させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図10及び図11は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10及び図11に示すように、この実施形態の内視鏡装置50において、内視鏡2の挿入部3は、挿入体3aと、自身の可撓性を変化させる可撓性変化手段51とを備える。ここで、本実施形態において、挿入体3aの先端部52は、外周面に雄ネジを有していない構成となっている。また、可撓性変化手段51は、挿入体3aに外装された略管状の内コイル42と、内コイル42に外装された略管状の内チューブ53と、内チューブ53に隙間を有して外装されたチューブ体21と、チューブ体21に外嵌された規制リング22と、チューブ体21に隙間23を有して外装されたコイル部材24と、コンプレッサー25とを備える。内チューブ53は、シリコンゴムなど形成されていて、可撓性を有している。
内コイル42の先端には、略筒状の第一の先端口金55が嵌合されていて、先端側に突出している。また、内チューブ53の先端外周面とチューブ体21の先端内周面のとの間には、ゴムなどの弾性材で形成されたリング部材56が介装されている。そして、チューブ体21の先端外周面には、糸巻き部57が巻き回されていて、これにより内コイル42、内チューブ53、リング部材56、及び、チューブ体21とは、一体となって第一の先端口金55に固定されている。さらに、糸巻き部57及びリング部材56により、内チューブ53とチューブ体21との隙間は、先端側で気密に封止されている。また、第一の先端口金55の外周面には、雄ネジ55aが形成されている。そして、第一の先端口金55の雄ネジ55aには、コイル部材24の先端に嵌合された第二の先端口金35の雌ネジ35aが螺合されていて、これによりチューブ体21は、コイル部材24に対して先端側で固定された状態となっている。
また、内コイル42の基端には、略筒状の第一の基端口金58が嵌合されている。第一の基端口金58は、先端部58a、中間部58b及び基端部58cと、先端から基端にかけて外径が段状に拡径していて、内コイル42は先端部58aに外嵌され接着固定されている。また、内コイル42の外周面側に位置する内チューブ53は、第一の基端口金58の中間部58bに外嵌され接着固定されている。また、第一の基端口金58の基端部58cには、雄ネジ58dが形成されている。
また、第一の基端口金58には、略筒状の第二の基端口金59が、隙間を有して外装されている。第二の基端口金59の内周面の一部には、雌ネジ59aが形成されていて、第一の基端口金58の雄ネジ58dに螺合されている。そして、第二の基端口金59も、先端部59b、中間部59c、及び、基端部59dと、先端から基端にかけて外径が段状に拡径していて、先端部59bには、チューブ体21の基端が外嵌されている。チューブ体21の基端外周面には糸巻き部60が巻き回されていて、これによりチューブ体21は、第二の基端口金59に密着して固定されている。
また、チューブ体21と内チューブ53との隙間は、先端側においては第一の先端口金55と第二の先端口金35とによって、基端側においては、第一の基端口金58と第二の基端口金59とによって気密に封止されていて加圧室61を構成している。第二の基端口金59には、外周面から内周面まで貫通し、加圧室61まで連通する接続継手62が設けられている。接続継手62には、コンプレッサー25のホース38が接続されていて、これにより加圧室61に圧縮空気を圧入することが可能となっている。なお、コンプレッサー25には、装置本体37の出力を調整して挿入部3の可撓性の調整を行う可撓性調整レバー63aを有する操作部63が設けられている。
また、第二の基端口金59の基端部において、基端面側には凹部59eが形成され、内径が挿入体3aの外径と略等しいか若しくは僅かに小さく設定された略環状のシール部材64と、ワッシャ65とが収容されている。また、凹部59eには、雌ネジ59fが形成されていて、略筒状で外周面に雄ネジ66aを有する固定部材66が螺合されている。固定部材66は、第二の基端口金59に螺合された状態において、軸方向に貫通孔66bが形成され、内コイル42の内周面側と連通している。そして、挿入体3aは、固定部材66の貫通孔66bから第一の基端口金58を経て、内コイル42に挿通されている。この状態で、第二の基端口金59に対して固定部材66を締め込むことで、シール部材64は、ワッシャ65を介して固定部材66と第二の基端口金59との間に挟み込まれて内周面側に膨出することとなり、これにより挿入体3aは第二の基端口金59に固定された状態となっている。
次に、この実施形態の内視鏡装置50の作用について説明する。本実施形態の内視鏡装置50でも同様に、コンプレッサー25によって加圧室61に圧縮空気を圧入することで、チューブ体21を径方向に膨張させ、これによりコイル部材24に圧縮力を作用させて可撓性を変化させることができる。なお、加圧室61の内周面側を構成する内チューブ53は、自身の内周面側において内コイル42によって支持されている。このため、加圧室61に圧縮空気を圧入したとしても、外周面側のチューブ体21が径方向に膨張するのみであり、最小限の流量でチューブ体21を径方向に収縮させ、これによりコイル部材24に圧縮力を作用させて可撓性を変化させることができる。
また、本実施形態では、チューブ体21の内周面側に内チューブ53が配設され、加圧室61と挿入体3aが配設された空間とは、内チューブ53によって隔たれた状態とされている。また、挿入体3aは、可撓性変化手段51に対して、基端側において固定部材66及びシール部材64によって固定されているのみである。このため、加圧室61に圧縮空気を圧入して可撓性を変化させつつ、第二の基端口金59に対して固定部材66を緩めることで、可撓性変化手段51に対して挿入体3aを軸方向に自在に進退させることができる。この際にも、挿入体3aに最も近接する内周面側の位置に内コイル42が配設されていることで、挿入体3aは良好な滑り性のもとに、軸方向に進退させることが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図12から図16は、本発明の第3の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12及び図13に示すように、この実施形態の内視鏡装置70において、可撓性変化手段71は、第2の実施形態同様に、内コイル42と、内チューブ53と、チューブ体21と、コイル部材24とを備え、第一の先端口金55、第二の先端口金35、第一の基端口金58、及び、第二の基端口金59によって一体となっている。ここで、本実施形態では、チューブ体21に外嵌された複数の規制リング72が、軸方向に間隔を異なるものとして配設されている。より詳しくは、可撓性変化手段71は、軸方向に、先端側から基端側へ順に、先端範囲P、中間範囲Q、及び、基端範囲Rと、三つの範囲に分けられていて、規制リング72の間隔が、先端範囲P、中間範囲Q、基端範囲Rの順に大きくなるように設定されている。
この実施形態の内視鏡装置70の可撓性変化手段71では、図示しないコンプレッサーによって加圧室61に圧縮空気を圧入すれば、チューブ体21は、径方向に膨張し、軸方向に収縮する。このため、両端部でチューブ体21と固定されているコイル部材24には圧縮力が作用し、全体的に可撓性が変化することとなる。ここで、先端範囲Pと、中間範囲Qと、基端範囲Rとでは、規制リング72の軸方向の間隔が異なるので、径方向に膨張する量も異なり、規制リング72の間隔が最も大きい基端範囲Rで最も大きく径方向に膨張することとなる。このため、コンプレッサーによって加圧室61にさらに圧縮空気を圧入すると、まず、図13に示すように、基端範囲Rでチューブ体21がコイル部材24の内周面に接触することとなる。このため、基端範囲Rでは、コイル部材24のチューブ体21が接触する各接触部21a間のそれぞれで圧縮力が作用することとなり、チューブ体21が接触していない先端範囲P及び中間範囲Qと比較して、コイル部材24の剛性をより高くするように可撓性を変化させることができる。
また、コンプレッサーによって加圧室61にさらに圧縮空気を圧入すると、図14に示すように、基端範囲Rで各接触部21aの接触面積がさらに増大するとともに、中間範囲Qでもコイル部材24にチューブ体21が接触し、各接触部21a間のそれぞれで圧縮力が作用することとなる。このため、チューブ体21が接触していない先端範囲Pと比較して、中間範囲Q及び基端範囲Rにおけるコイル部材24の剛性をより大きくするように可撓性を変化させることができる。そして、さらに加圧室61に圧縮空気を圧入すれば、図15に示すように、先端範囲Pにおいてもコイル部材24にチューブ体21が接触することとなり、コイル部材24は全体としてさらに剛性が高くなるように可撓性が変化することとなる。
以上のように、本実施形態の内視鏡装置70では、コンプレッサーからの圧縮空気の圧力によって、可撓性変化手段71によって挿入部3を基端側から段階的に剛性を高くすることができ、軸方向に可撓性が異なるように変化させることができる。このため、図16に示すように、被検体として曲部S1を有する管路Sに挿通させる場合には、曲部S1に沿って自在に湾曲させるとともに、挿入させるために基端側から作用させる押し込む力を好適に先端側に作用させることができる。すなわち、コンプレッサーを調整して、曲部S1を通過する先端範囲P及び中間範囲Qについては、コイル部材24にチューブ体21が接触しない状態として一定の可撓性を与え、これにより曲部S1の形状に追従して好適に湾曲変形させることができる。一方、基端範囲Rについては、コイル部材24にチューブ体21が接触する状態とし、剛性を高めた状態とする。これにより基端側から作用される押し込む力は、基端範囲Rにおいて挿入部3を蛇行させてしまうことなく先端側に伝達されることとなり、これにより好適に管路Sに挿入部3を挿入させていくことができる。
なお、本実施形態では、規制リング72の配設する間隔は、先端側から基端側へ順に大きくなるものとしたが、これに限るものでは無い。逆に基端側から先端側へ順に大きくするものとしても良いし、中間部分で間隔が最も大きい、あるいは最も小さくなるように設定しても良く、その使用目的に応じて適宜変更可能なものである。また、三つの範囲に分けて規制リング72の間隔を変化させるものとしたが、これに限るものでは無く、連続的に変化させるものとしても良い。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図17から図20は、本発明の第4の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図17及び図18に示すように、この実施形態の内視鏡装置80では、挿入部3は、自身の可撓性を変化させる可撓性変化手段として、径方向内周側に位置する第一の可撓性変化手段81と、外周側に位置する第二の可撓性変化手段82とを備えている。以下に、第一の可撓性変化手段81及び第二の可撓性変化手段82の詳細について説明する。
図17及び図18に示すように、挿入体3aには、第一の可撓性変化手段81及び第二の可撓性変化手段82の各構成として、内周側から外周側へ順に、内コイル42、第一のチューブ体83、コイル部材24、第二のチューブ体84、及び、金属網管85が外装されている。内コイル42の先端には、略筒状の第一の先端口金86が嵌合、接着固定され、先端側に突出している。また、第一の先端口金86には、外周面に雄ネジ86aが形成されているとともに、内周面に雌ネジ86bが形成されている。
そして、第一の先端口金86の雌ネジ86bに、挿通されている挿入体3aの先端部6の雄ネジ6bが螺合されている。また、第一のチューブ体83は、弾性部材26と繊維部材27とで構成されていて、内コイル42に隙間無く外装されている。そして、第一のチューブ体83の先端は、第一の先端口金86に外嵌され、接着固定されている。また、第一のチューブ体83の外周面には、規制部として複数の第一の規制リング87が、軸方向に間隔を有して配設されている。ここで、第一の規制リング87の間隔は、先端範囲P1よりも基端範囲Q1で大きくなるように設定されている。
また、コイル部材24は、第一のチューブ体83に隙間90を有して外装されている。なお、隙間90は、後述するように、図示しないコンプレッサーで第一のチューブ体83を径方向に膨張させた際に、第一のチューブ体83がコイル部材24に接触可能な大きさに設定されている。そして、コイル部材24の先端は、第二の先端口金91が嵌合、接着固定され、先端側に突出している。第二の先端口金91には、外周面に雄ネジ91aが形成されているとともに、内周面に雌ネジ91bが形成されている。そして、第二の先端口金91の雌ネジ91bに、内周面側に位置する第一の先端口金86の雄ネジ86aが螺合されている。
また、第二のチューブ体84は、コイル部材24に隙間92を有して外装された弾性部材であるマルチルーメンチューブ93と、マルチルーメンチューブ93の軸方向に設けられた複数の繊維部材94とを備えている。マルチルーメンチューブ93は、弾性変形可能なシリコンゴムなどで形成されていて、略中央部に形成されて、コイル部材24が挿通された貫通孔93aと、貫通孔93aの周囲に円周状に複数形成された連通孔93bとを備える。なお、貫通孔93aに挿通されたコイル部材24とマルチルーメンチューブ93との間には隙間92が形成されていて、隙間92は、後述するように、図示しないコンプレッサーで第二のチューブ体84を径方向に膨張させた際に、第二のチューブ体84がコイル部材24に接触可能な大きさに設定されている。また、繊維部材94は、同様にアラミド繊維などの非弾性の材質で形成されていて、貫通孔93aの周面に埋設または付設されている。また、第二のチューブ体84の貫通孔93aの内部には、規制部として複数の第二の規制リング95が軸方向に間隔を有して嵌合されている。ここで、第二の規制リング95の間隔は、先端範囲P2よりも基端範囲Q2で小さくなるように設定されている。
そして、第二のチューブ体84の先端には、第三の先端口金96が嵌合され、先端側に突出している。また、第二のチューブ体84の先端において、連通孔93bの内部には、ゴムなど弾性材で形成された閉塞部材97が嵌めこまれている。そして、第二のチューブ体84は、先端外周面に巻き回された糸巻き部98によって締め付けられていることで、第三の先端口金96に外嵌固定されているとともに、閉塞部材97が押し潰されて連通孔93bの先端側を気密に封止している。なお、図示しないが、連通孔93bは、基端側においても同様の閉塞部材97によって気密に封止されていて、基端側の閉塞部材97にはエア供給用チューブが接続されて、エア供給が可能となっている。また、第三の先端口金96には、内周面に雌ネジ96aが形成されていて、内周面側に位置する第二の先端口金91の雄ネジ91aが螺合されている。このため、内コイル42、第一のチューブ体83、コイル部材24、及び、第二のチューブ体84は、第一の先端口金86、第二の先端口金91及び第三の先端口金96によって一体となっている。また、図示しないが、基端側においても同様の口金構造が設けられていて、内コイル42、第一のチューブ体83、コイル部材24、及び、第二のチューブ体84は一体となっている。また、第二のチューブ体84に外装された金属網管85は、先端外周面に巻き回された糸巻き部99によって締め付けられて固定されている。同様に、金属網管85は、基端外周面にも図示しない糸巻き部によって締めつけられていて、図示しない基端側の口金に固定されている。そして、金属網管85は、内径が第二のチューブ体84の外径に略等しく設定されていて、これにより第二のチューブ体84の外周面側への膨張を規制している。
ここで挿入体3aと第一のチューブ体83との間の隙間は、第一の先端口金86及び図示しない基端側の口金構造によって気密に封止されていて、第一の加圧室100を構成している。そして、第一の加圧室100には、第1の実施形態同様に図示しないコンプレッサーから挿入体3a内部を介して圧縮空気を圧入することができ、これにより第一のチューブ体83を径方向に膨張させることが可能であり、すなわち、内コイル42、第一のチューブ体83、第一の規制リング87、及び、コイル部材24によって第一の可撓性変化手段81が構成されている。
また、第二のチューブ体84の連通孔93bは、第三の先端口金96、閉塞部材97及び図示しない基端側の口金構造によって、上記のように気密に封止されていて、第二の加圧室101を構成している。そして、第二の加圧室101には、図示しない他のコンプレッサーから基端側の閉塞部材97を介して圧縮空気を圧入することができ、これにより第二のチューブ体84を径方向に膨張させることが可能であり、すなわち、コイル部材24、第二のチューブ体84、第二の規制リング95、及び、金属網管85によって、第二の可撓性変化手段82が構成されている。
次に、この実施形態の内視鏡装置80の作用について説明する。
図19に示すように、図示しないコンプレッサーから第一の加圧室100に圧縮空気を圧入させると、第一のチューブ体83は、径方向に膨張し、軸方向に収縮することとなり、これによりコイル部材24には、隙間24aが無くなって圧縮力が作用することとなる。ここで、第一の規制リング87の間隔が先端範囲P1と比較して大きい基端範囲Q1においてのみ、圧縮空気による圧力に応じて、第一のチューブ体83がコイル部材24に接触することとなり、第一の規制リング87間のそれぞれで接触部83aが形成される。このため、基端範囲Q1では、先端範囲P1よりも剛性が高くなり、挿入部3について、先端側よりも基端側の剛性が高い状態となるように可撓性を変化させることができる。
一方、図20に示すように、図示しない他のコンプレッサーから第二の加圧室101に圧縮空気を圧入させると、第二のチューブ体84は、繊維部材94によって径方向のみに膨張し、軸方向に収縮することとなり、これにより同様にコイル部材24には圧縮力が作用することとなる。ここで、第二のチューブ体84は、金属網管85によって外周面側から拘束されている。このため、第二のチューブ体84は、第二の加圧室101、すなわち自身に形成されている連通孔93bに圧入される圧縮空気によって、内周面を構成する貫通孔93a側に膨張する。そして、第二の規制リング95の間隔が基端範囲Q2と比較して大きい先端範囲P2においてのみ、圧縮空気による圧力に応じて、第二のチューブ体84がコイル部材24に接触することとなり、第二の規制リング95間のそれぞれで接触部84aが形成される。このため、先端範囲P2では、基端範囲Q2よりも剛性が高くなり、挿入部3について、基端側よりも先端側の剛性が高い状態となるように可撓性を変化させることができる。
以上のように、本実施形態の内視鏡装置80では、第一のチューブ体83を有する第一の可撓性変化手段81と、第二のチューブ体84を有する第二の可撓性変化手段82と、径方向に異なる二つの可撓性変化手段が設けられている。そして、第一の可撓性変化手段81の第一の規制リング87が先端側よりも基端側で配設される間隔が大きくなっており、また、第二の可撓性変化手段82の第二の規制リング95が先端側よりも基端側で配設される間隔が小さくなっており、第一の規制リング87と第二の規制リング95とは、軸方向に対応する位置で異なる間隔に設定されている。このため、第一の可撓性変化手段81と第二の可撓性変化手段82のいずれかを選択するかによって、挿入部3の可撓性を異なる状態に変化させることができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図21から図24は、本発明の第5の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図21から図23に示すように、この実施形態の内視鏡装置110の可撓性変化手段111は、挿入体3aに外装された略管状のチューブ体112と、チューブ体112に外装されたコイル部材24とを備える。ここで、チューブ体112は、図23に示す板状構造体113を略筒状に丸めて、両端部同士を突き合せて溶着することによって構成されている。
図23に示すように、板状構造体113は、チューブ体112の内周面側を構成する第一のシート114と、第一のシート114に重ねられてチューブ体112の外周面側を構成する第二のシート115とを備える。第一のシート114及び第二のシート115は、シリコンゴムなどで形成された弾性シート部材116と、チューブ体112の軸方向となる方向で弾性シート部材116に埋設または付設された複数の繊維部材27とによって構成されている。
第一のシート114と第二のシート115とは、チューブ体112の軸方向となる方向に沿って形成された縦溶着部117と、チューブ体112の周方向となる方向に沿って形成された横溶着部118とよって溶着されている。縦溶着部117は、チューブ体112の周方向となる方向に間隔を有して複数設けられている。また、横溶着部118は、チューブ体112の周方向に間欠的に設けられているとともに、軸方向に間隔を有して複数設けられている。
このため、第一のシート114と第二のシート115とで構成されるチューブ体112の内部には、軸方向に連通する空間である加圧室120が、縦溶着部117によって隔てられて周方向に複数形成されている。そして、各加圧室120において、チューブ体112の先端側は、弾性変形可能な閉塞部材121によって閉塞されているとともに、チューブ体112の基端側には、図示しないコンプレッサーと接続されて圧縮空気を送出可能なホース122が接続されている。
そして、チューブ体112は、先端側において、第一の先端口金30に外嵌され、外周面に巻き回された糸巻き部32によって密着して固定されている。また、基端側において、第一の基端口金123に外嵌され、外周面に同様に巻き回された糸巻き部32によって密着して固定されている。なお、第一の基端口金123には、貫通孔123aが形成されていて、ホース122が挿通されている。また、コイル部材24の先端及び基端には、第二の先端口金35及び第二の基端口金36が固定されていて、それぞれ対応する第一の先端口金30及び第一の基端口金123に螺合されることで、コイル部材24とチューブ体112とは一体となっている。
この実施形態の内視鏡装置110でも、図示しないコンプレッサーからホース122を介してチューブ体112内部の加圧室120に圧縮空気を圧入することで、チューブ体112を膨張させることができる。チューブ体112を構成する第一のシート114及び第二のシート115のそれぞれには、軸方向に繊維部材27が設けられていることから、径方向のみに膨張し、軸方向へは収縮することとなる。この際、縦溶着部117及び横溶着部118については変形することが無く、チューブ体112は、横溶着部118を規制部として節を形成し、横溶着部118の間で径方向に膨張することとなる。このため、上記他の実施形態同様に、効率的にコイル部材24に圧縮力を作用させて、可撓性を変化させることができる。また、一定の圧力以上圧縮空気を圧入することで、チューブ体112をコイル部材24に接触させて、より効率的にコイル部材24に圧縮力を作用させて、可撓性を変化させることができる。また、本実施形態の可撓性変化手段111は、上記のように第一のシート114と第二のシート115とを重ねて溶着した板状構造体113によって構成されている。このため、製造を容易に、かつ、効率良く行うことができる。したがって、可撓性変化手段111を有する内視鏡装置110を量産する上で有利となり、製品コストのさらなる低減が可能となる。
なお、本実施形態においては、チューブ体112は、第一のシート114及び第二のシート115と二枚のシートによって構成されるものとしたが、これに限るものでは無い。例えば、一枚のシートを折り返して互いに溶着して板状構造体を構成した後に、筒状に丸めてチューブ体を形成するものとしても良い。あるいは、シートを三層、四層構造とし、各シート間に多層の加圧室を設けるものとしても良い。また、本実施形態では、第一のシート114と、第二のシート115と、ともに繊維部材27を有するものとしたが、いずれか一方に設けられていれば良い。また、第一のシート114と第二のシート115とは、縦溶着部117及び横溶着部118によって一体とされているが、縦溶着部のみとするものとしても良い。この場合、規制部としては、例えば、横溶着部118に代えてリング状の部材などを外嵌させれば良い。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。図25から図27は、本発明の第6の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図25及び図27に示すように、この実施形態の内視鏡装置130の可撓性変化手段131は、挿入体3aに外装された内コイル42と、内コイル42に隙間132を有して外装されたコイル部材24と、内コイル42とコイル部材24との間の隙間132に配設された略管状のチューブ体133とを備える。内コイル42及びコイル部材24は、ともに、先端側において、先端口金134に外嵌され、接着固定されている。また、内コイル42は、基端側において、第一の基端口金135に外嵌され、接着固定されている。また、コイル部材24は、第二の基端口金136に外嵌され、接着固定されている。第一の基端口金135と第二の基端口金136とは、第一の基端口金135の外周面に形成された雄ネジ135aと、第二の基端口金136の内周面に形成された雌ネジ136aとが互いに螺合されることで一体となっている。
チューブ体133は、シリコンゴムなどの弾性管状部材137と、弾性管状部材137の軸方向に埋設または付設された繊維部材27とから構成されている。そして、チューブ体133には、規制部として複数の規制リング138が軸方向に間隔を有して外嵌されている。また、チューブ体133は、周方向に複数配設されていて、本実施形態では四本のチューブ体133が周方向に等間隔に配設されている。また、先端口金134には、各チューブ体133と対応してネジ孔134aが形成されている。そして、ネジ孔134aには、閉塞部材139が螺合されて先端口金134の基端側に突出している。また、第一の基端口金135には、各チューブ体133と対応して連通孔135bが形成され、先端側及び基端側ともに、筒状に突出する接続部135c、135dが形成されている。そして、チューブ体133は、先端側において、閉塞部材139に外嵌されることで、固定され、また、内部を閉塞した状態としている。また、基端側において、接続部135cに外嵌されることで固定され、また、接続部135dに接続されたホース140と連通している。各ホース140は、図示しないコンプレッサーに接続されていることにより、チューブ体133の内部を加圧室141として、圧縮空気を圧入させることが可能である。
このため、この実施形態の内視鏡装置130においても、図示しないコンプレッサーから各加圧室141に圧縮空気を圧入すれば、図27に示すように、チューブ体133は、繊維部材27が配設されていることで、径方向のみに膨張して、軸方向に収縮することとなり、先端口金134、並びに、第一の基端口金135及び第二の基端口金136を介して固定されたコイル部材24に圧縮力を作用させることとなる。このため、コイル部材24の湾曲変形を規制して、挿入体3aの可撓性を変化させることができる。そして、図示しないコンプレッサーによって加圧室141の圧力をさらに増大させれば、チューブ体133がコイル部材24に接触することとなり、より効果的に挿入部3の可撓性を変化させることができる。
なお、上記においては、各加圧室141を同時に加圧して、全てのチューブ体133を膨張させるものとしたが、これに限るものではなく、一部のチューブ体133のみを膨張させるものとしても良い。これにより可撓性を段階的に微調整したり、一定の方向への湾曲のみを規制することも可能である。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図28から図31は、本発明の第7の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図28及び図29に示すように、この実施形態の内視鏡装置150において、挿入部3は、挿入部3aと、挿入体3aの基端側から先端側まで外装されたマルチルーメンチューブ151と、マルチルーメンチューブ151に軸方向に位置を異なるものとして外装された第一の可撓性変化手段152、第二の可撓性変化手段153及び第三の可撓性変化手段154の三つの可撓性変化手段とを備える。マルチルーメンチューブ151には、挿入体3aが挿通されている貫通孔151aと、貫通孔151aを囲むようして形成された三つの送気孔151b、151c、151dとが、軸方向に形成されている。また、三つの送気孔151b、151c、151dは、第一の可撓性変化手段152、第二の可撓性変化手段153または第三の可撓性変化手段154のいずれかとそれぞれ一対一に対応していて、対応する可撓性変化手段と軸方向に一致する範囲において、外周面側と連通する連通孔151eが形成されている。なお、連通孔151eの先端側は、閉塞部材151fによって気密に閉塞されている。
次に、各可撓性変化手段の詳細について説明する。本実施形態では、第一の可撓性変化手段152、第二の可撓性変化手段153及び第三の可撓性変化手段154は、同様の構成を有している。このため、以下最も先端側に位置する第一の可撓性変化手段152についてのみ詳細を説明する。図29及び図30に示すように、第一の可撓性変化手段152は、マルチルーメンチューブ151に隙間155を有して外装されるチューブ体21と、チューブ体21に隙間156を有して外装されるコイル部材24と、チューブ体21に軸方向に間隔を有して外嵌された規制リング22とを有する。
また、第一の可撓性変化手段152は、自身が設けられる先端側でマルチルーメンチューブ151に外嵌された第一の先端口金157と、基端側に外嵌された第一の基端口金158とを有する。そして、チューブ体21は、先端及び基端において、第一の先端口金157及び第一の基端口金158のそれぞれに外嵌され、外周面に巻き回された糸巻き部32によって締め付けられて気密に固定されている。また、第一の先端口金157及び第一の基端口金158の内周面には凹部が形成されてOリング159が嵌合されている。このため、マルチルーメンチューブ151とチューブ体21との間に形成された隙間155は、先端側及び基端側を第一の先端口金157及び第一の基端口金158の各Oリング159によって気密に封止されている。
また、コイル部材24は、先端側に第二の先端口金160が嵌合されているとともに、基端側に第二の基端口金161が嵌合されている。第二の先端口金160及び第二の基端口金161は、それぞれ対応する第一の先端口金157及び第一の基端口金158に螺合されていて、これによりチューブ体21は、先端側及び基端側において、コイル部材24に固定されている。
また、第一の可撓性変化手段152、第二の可撓性変化手段153、及び、第三の可撓性変化手段154のそれぞれは、圧縮空気を送出する図示しないコンプレッサーを備え、基端側でそれぞれ対応する送気孔151b、151c、151dのいずれかに接続されている。このため、第一の可撓性変化手段152、第二の可撓性変化手段153、及び、第三の可撓性変化手段154のそれぞれは、各送気孔151b、151c、151dを介して、マルチルーメンチューブ151とチューブ体21との間の隙間156を加圧室162として、圧縮空気を圧入することが可能となっている。
そして、図31に示すように、加圧室162に圧縮空気を圧入することで、チューブ体21は、径方向に膨張し、また、軸方向に収縮することとなる。この際、加圧室162の先端側及び基端側が各Oリング159で気密に封止されていることから、第一の先端口金157及び第一の基端口金158は、加圧室162の先端側及び基端側を気密に封止した状態のまま、マルチルーメンチューブ151上を軸方向に摺動することとなる。これにより、コイル部材24に圧縮力を作用させて、湾曲変形を規制することができる。また、さらに図示しないコンプレッサーにより圧縮空気を圧入してコイル部材24にチューブ体21を接触させることで、より効果的にコイル部材24に圧縮力を作用させて湾曲変形を規制することができる。そして、第一の可撓性変化手段152、第二の可撓性変化手段153、及び、第三の可撓性変化手段154の少なくとも一つを選択して、図示しないコンプレッサーによって圧縮空気を圧入することで、挿入部の可撓性を軸方向に異なるものとして変化させることができる。
(第8の実施形態)
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。図32から図34は、本発明の第8の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図32に示すように、この実施形態の内視鏡装置170の可撓性変化手段171は、内視鏡2において、操作部4から挿入体3aの先端面3bまで連通するチャンネル2aに挿通されている。可撓性変化手段171は、チャンネル2aに挿通される長尺体172と、長尺体172の基端に設けられた流体供給部であるポンプ173とを備える。ポンプ173は、ポンプ本体173aと、ポンプ本体173aに進退可能に設けられ、ポンプ本体173a内部の空気を圧縮して送出させるプッシャ173bとを有する。図33に示すように、長尺体172は、略管状で、基端がポンプ本体173aに接続されたチューブ体21と、チューブ体21に対して隙間174を有して進退可能に外装されたコイル部材24とを備える。また、チューブ体21には、規制部として複数の規制リング22が軸方向に間隔を有して外嵌されている。また、チューブ体21の先端は、閉塞部材175によって閉塞されていて、図示しないチューブ体の内部を加圧室として、ポンプ173から圧縮空気を圧入することが可能となっている。
この実施形態の可撓性変化手段171においても、ポンプ173によって長尺体172のチューブ体21内部に圧縮空気を圧入することで、チューブ体21は、径方向に膨張するとともに、軸方向に収縮することとなる。この際、チューブ体21は、コイル部材24に対して固定されていないので、コイル部材24に圧縮力が作用すること無く、軸方向に収縮することとなる。そして、図34に示すように、圧縮空気をさらに圧入してチューブ体21を径方向に膨張させると、チューブ体21は、規制リング22間の各接触部21aでコイル部材24の内周面に接触することとなる。これ以降さらに圧縮空気を圧入すれば、接触部21aのそれぞれの間において、コイル部材24には圧縮力が作用することとなり、コイル部材24は隙間24aを縮めるように収縮されて、湾曲変形が規制されるようになる。このため、長尺体172が挿入されている挿入部3全体の可撓性を変化させることができる。
本実施形態のように、可撓性変化手段171において、チューブ体21がコイル部材24に対して固定されていないものとしても、チューブ体21がコイル部材24に接触するようになるまで径方向に膨張させることで、同様に効果的にコイル部材24の湾曲変形を規制して、結果、挿入部3全体の可撓性を変化させることができる。また、チューブ体21がコイル部材24に対して進退可能であることで、コイル部材24の途中まで挿入した状態で圧縮空気を圧入すれば、コイル部材24の一部のみの湾曲変形を規制し、挿入部3の可撓性を軸方向に異なるものとして変化させることができる。なお、チャンネル2aの内部において、コイル部材24の挿入させる量を変化させることによっても、同様に挿入部3の可撓性を軸方向に異なるものとして変化させることができる。また、本実施形態では、可撓性変化手段171は、内視鏡2のチャンネル2aに挿通されていて、挿入体3aの外周面側に設けられていないので、挿入部3全体の外径を挿入体3aの外径よりも大きくすることが無い。このため、挿入部3全体の小径化を図ることができ、狭窄部でも好適に挿入して、被検体を観察することができる。
図35及び図36は、この実施形態の変形例を示している。この変形例の可撓性変化手段176では、長尺体172全体の湾曲状態を保持する湾曲状態保持手段177が設けられている。湾曲状態保持手段177は、具体的には、チューブ体21とコイル部材24との間に介装された略管状の湾曲保持チューブ178と、湾曲保持チューブ178とチューブ体21との間に流体として圧縮空気を圧入する図示しない他のコンプレッサーとを有する。湾曲保持チューブ178は、コイル部材24とともに湾曲可能な可撓性を有し、外径がコイル部材24の内径と略等しくなるように設定されている。また、湾曲保持チューブ178の先端内周面には閉塞部材179が嵌合されていて、湾曲保持チューブ178の先端側を気密に閉塞している。このため、湾曲状態保持手段177の図示しないコンプレッサーによって湾曲保持チューブ178内に圧縮空気を圧入すれば、湾曲保持チューブ178は径方向に膨張しようとする。
ここで、可撓性変化手段176の長尺体172をチャンネル2aに挿入し、挿入部3とともに湾曲させた状態では、コイル部材24は、湾曲外周側で隙間24aが拡げられた状態となる。そして、湾曲状態で上記のように図示しないコンプレッサーから圧縮空気を送出させれば、湾曲保持チューブ178は、湾曲外周側で拡げられた隙間24aに食い込むようにして径方向に膨張することとなる。これによりコイル部材24は、隙間24aに食い込むように進入した湾曲保持チューブ178によって湾曲状態から隙間24aを縮めて元に戻すことが規制されることとなり、結果、挿入部3全体の湾曲状態を保持することができるようになる。
(第9の実施形態)
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。図37及び図38は、本発明の第9の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図37に示すように、この実施形態の内視鏡装置180の可撓性変化手段181は、挿入体3aに内蔵されている。より詳しくは、可撓性変化手段181は、挿入体3aの内部において軸方向に沿って配設されていて、内コイル42と、内コイル42に外装された内チューブ53と、内チューブ53に加圧室61を形成して外装されたチューブ体21と、チューブ体21に外装されたコイル部材24と、チューブ体21に外嵌された規制リング22と、加圧室61に圧縮空気を圧入する図示しないコンプレッサーとを備える。なお、これらの各構成及び口金構造の詳細は、第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。なお、ライトガイド10、図示しないCCDと表示部とを接続する信号ケーブル182、及び、チャンネル2aなどは、内コイル42の内部に挿通されている。
この実施形態の内視鏡装置180の可撓性変化手段181でも同様に、図38に示すように、図示しないコンプレッサーによって加圧室61に圧縮空気を圧入することで、チューブ体21を径方向に膨張させ軸方向に収縮させて、コイル部材24の湾曲変形を規制することができる。そして、コイル部材24の湾曲変形が規制されることで、コイル部材24が配設されている範囲において挿入部3の可撓性を変化させることができる。また、可撓性変化手段181が挿入体3aに内蔵されていて、挿入体3aの外周面側に設けられていないので、挿入部3全体の外径を挿入体3aの外径よりも大きくすることが無い。このため、挿入部3全体の小径化を図ることができ、狭窄部でも好適に挿入して、被検体を観察することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、各実施形態の可撓性変化手段において、チューブ体が径方向に膨張し軸方向に収縮することによって湾曲変形が規制される管状部材として、コイル部材を例に挙げたがこれに限るものではない。例えば、複数のリングが隙間を有して軸方向に連結されているものとしても良い。この場合でも、チューブ体が軸方向に収縮することで、複数のリングが隙間を収縮させて互いを拘束し、湾曲変形が規制されることとなる。また、規制部は、複数の規制リングで構成されているものとしたが、これに限ることは無く、例えば、チューブ体に軸方向に間隔を有して螺旋状に巻き回されたコイルなどとしても良く、同様にチューブ体の径方向の膨張を規制することができる。また、流体供給部としては、コンプレッサーを例に挙げ、加圧室には流体として圧縮空気を圧入するものとしたが、これに限るものではなく、流体として液体を選択して加圧室に圧入することが可能なポンプとしても良い。
本発明の第1の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、挿入部の詳細を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段のチューブ体の詳細を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段のコイル部材の詳細を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の変形例の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。 本発明の第2の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段のチューブ体の詳細を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって可撓性を変化させて挿入部を被検体に挿入した状態を示す説明図である。 本発明の第4の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 図17の切断線A−Aにおける断面図である。 本発明の第4の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第4の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第5の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した斜視図である。 本発明の第5の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 本発明の第5の実施形態の内視鏡装置において、チューブ体を構成する板状構造体の詳細を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第6の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 図25の切断線B−Bにおける断面図である。 本発明の第6の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第7の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す斜視図である。 本発明の第7の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した側面図である。 図29の切断線C−Cにおける断面図である。 本発明の第7の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第8の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。 本発明の第8の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段の詳細を示す一部を破断した斜視図である。 本発明の第8の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。 本発明の第8の実施形態の変形例の内視鏡装置において、可撓性変化手段の詳細を示す断面図である。 本発明の第8の実施形態の変形例の内視鏡装置において、可撓性変化手段の詳細を示す一部を拡大した断面図である。 本発明の第9の実施形態の内視鏡装置において、内視鏡の挿入部、及び、可撓性変化手段の詳細を示す断面図である。 本発明の第9の実施形態の内視鏡装置において、可撓性変化手段によって挿入部の可撓性を変化させた状態の詳細を示す説明図である。
符号の説明
1、 40、50、70、80、110、130、150、170、180 内視鏡装置
2a チャンネル
3 挿入部
20、41、51、71、111、131、171、176、181 可撓性変化手段
21、112、133 チューブ体
22、72、138 規制リング(規制部)
23、90、92、156、174 隙間
24 コイル部材(管状部材)
25 コンプレッサー(流体供給部)
26 弾性部材
27 繊維部材
39、61、120、141、162 加圧室
81 第一の可撓性変化手段(可撓性変化手段)
82 第二の可撓性変化手段(可撓性変化手段)
83 第一のチューブ体(チューブ体)
84 第二のチューブ体(チューブ体)
93 マルチルーメンチューブ(弾性部材)
94 繊維部材
87 第一の規制リング(規制部)
95 第二の規制リング(規制部)
100 第一の加圧室(加圧室)
101 第二の加圧室(加圧室)
116 弾性シート部材(弾性部材)
118 横溶着部(規制部)
137 弾性管状部材(弾性部材)
152 第一の可撓性変化手段(可撓性変化手段)
153 第二の可撓性変化手段(可撓性変化手段)
154 第三の可撓性変化手段(可撓性変化手段)
173 ポンプ(流体供給部)

Claims (11)

  1. 被検体に挿入することが可能な可撓性を有するとともに、可撓性変化手段によって自身の可撓性を変化させることが可能な挿入部を備えた内視鏡装置であって、
    前記可撓性変化手段は、前記挿入部の軸方向に配設され、弾性変形可能な略管状の弾性部材に軸方向に沿って非弾性の繊維部材が複数埋設または付設されてなるチューブ体と、
    該チューブ体の軸方向の一部について径方向の変形を規制する規制部と、
    前記チューブ体の内周面側または外周面側の一方に該チューブ体と隙間を有して配設された略管状で、可撓性を有する管状部材と、
    前記チューブ体の内周面側または外周面側の他方に設けられた加圧室に流体を圧入する流体供給部とを有することを特徴とする内視鏡装置。
  2. 請求項1に記載の内視鏡装置において、
    前記管状部材は、螺旋状に隙間を有して巻回されたコイル、または、略環状で軸方向に隙間を有して複数配設されたリングからなり、該隙間に応じて湾曲変形可能に構成されていることを特徴とする内視鏡装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内視鏡装置において、
    前記チューブ体と前記管状部材との間の前記隙間は、前記流体供給部による前記流体の圧入によって前記チューブ体を径方向に変形させた際に、該チューブ体が前記管状部材に接触可能な大きさに設定されていることを特徴とする内視鏡装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の内視鏡装置において、
    前記チューブ体は、前記管状部材に対して軸方向に異なる少なくとも二箇所で固定されていることを特徴とする内視鏡装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の内視鏡装置において、
    前記規制部は、軸方向に間隔を有して複数位置で前記チューブ体の径方向の変形を規制していることを特徴とする内視鏡装置。
  6. 請求項5に記載の内視鏡装置において、
    前記規制部は、前記間隔を軸方向に変化させて前記チューブ体の径方向の変形を規制していることを特徴とする内視鏡装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の内視鏡装置において、
    前記可撓性変化手段は、前記挿入部の径方向に複数設けられ、該可撓性変化手段同士の前記規制部によって規制する前記間隔が軸方向の対応する位置で異なる大きさとなるように設定されていることを特徴とする内視鏡装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の内視鏡装置において、
    前記可撓性変化手段は、前記挿入部の軸方向に複数設けられていることを特徴とする内視鏡装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の内視鏡装置において、
    前記挿入部は、可撓性を有する細長の挿入体を備え、該挿入体は、前記可撓性変化手段の前記チューブ体の内部に挿通されていることを特徴とする内視鏡装置。
  10. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の内視鏡装置において、
    前記挿入部は、可撓性を有する細長の挿入体を備え、前記可撓性変化手段は、該挿入体に内蔵されていることを特徴とする内視鏡装置。
  11. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の内視鏡装置において、
    前記挿入部は、可撓性を有する細長で、基端側から先端側へチャンネルが配設された挿入体を備え、前記可撓性変化手段は、該挿入体の前記チャンネルに挿通されていることを特徴とする内視鏡装置。
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