JP2009057064A - 飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉栓による注出孔の密閉性能が非常に高く、これにより注出孔を大径化することが可能となって、別途空気孔を設けずとも大径な注出孔が空気孔の機能も兼ねるような簡易構造の栓体を備えた飲料用容器を実現可能となる飲料用容器を提供すること。
【解決手段】閉塞蓋5の内側に筒状の取付部7を突設すると共に、この取付部7の突出先端部に密閉栓6を進退動自在に設け、この密閉栓6を取付部7に対し進出動付勢する弾性体8を取付部7に内装して、この弾性体8により進出動付勢される密閉栓6が、前記閉塞蓋5で栓体3の飲口部2を閉塞した際に飲口部2底部の注出孔4を弾圧密閉閉塞するように構成した飲料用容器。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば携帯型水筒などの飲料用容器に関するものである。
従来から、容器本体の上部に有底筒状の飲口部を有する栓体が設けられると共に、この飲口部の底部に注出孔が貫通形成され、この栓体に前記飲口部を閉塞する閉塞蓋が起伏回動開閉自在に設けられると共に、この閉塞蓋に、この閉塞蓋が飲口部を閉塞した際に前記注出孔を密閉閉塞する密閉栓が設けられた構成であって、前記閉塞蓋を開放することで露出した前記飲口部に直接口を付けて飲料を飲むことができるようにした飲料用容器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3620039号公報
本発明は、この種の飲料用容器の改良に係るもので、密閉栓による注出孔の密閉性の向上を図り、これにより注出孔を大径化することが可能となって、別途空気孔を設けずとも大径な注出孔が空気孔の機能も兼ねるような構成を実現可能となる画期的な飲料用容器を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
容器本体1の上部に有底筒状の飲口部2を有する栓体3を設けると共に、この飲口部2の底部に容器本体1内と連通する注出孔4を貫通形成し、この栓体3に前記飲口部2を閉塞する閉塞蓋5を起伏回動開閉自在に設けると共に、この閉塞蓋5に密閉栓6を設けて、閉塞蓋5で飲口部2を閉塞した際にこの密閉栓6が前記注出孔4を密閉するように構成した飲料用容器において、前記閉塞蓋5の内側に筒状の取付部7を突設すると共に、この取付部7の突出先端部に前記密閉栓6を進退動自在に設け、この密閉栓6を取付部7に対し進出動付勢する弾性体8を取付部7に内装して、この弾性体8により進出動付勢される密閉栓6が、前記閉塞蓋5で前記飲口部2を閉塞した際に前記注出孔4を弾圧密閉するように構成したことを特徴とする飲料用容器に係るものである。
また、前記注出孔4は、飲料注出時の通気孔も兼用し得る大径の貫通孔に形成し、前記密閉栓6は、この大径の注出孔4を密閉する径寸法を有するように設定構成したことを特徴とする請求項1記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記筒状の取付部7の突出先端部に、前記密閉栓6をこの取付部7の筒長方向に沿って進退動自在に設け、この密閉栓6を取付部7の突出先端部より取付部7の筒延長方向へ進出動付勢する前記弾性体8を取付部7に内装したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記筒状の取付部7の突出先端部に、可動体9をこの取付部7の筒長方向に沿って進退動自在に設けると共に、この可動体9は、取付部7に内装される前記弾性体8により取付部7の突出先端部より取付部7の筒延長方向へ進出動付勢されるように構成し、この可動体9に前記密閉栓6を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記密閉栓6と前記弾性体8とを、前記取付部7に対して着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器に係るものである。
また、前記筒状の取付部7の突出先端部に可動体9を着脱自在に設けると共に、この可動体9は、取付部7の突出先端部に対して進退動自在に取付し得るように構成し、この可動体9を取付部7の突出先端部から取り外すことで取付部7の突出先端部が開放して取付部7に内装した前記弾性体8を取り出しし得るように構成し、この可動体9に前記密閉栓6を設けたことを特徴とする請求項5記載の飲料用容器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、閉塞蓋で飲口部を閉塞すると密閉栓が注出孔を密閉するが、この際、密閉栓が弾性体の付勢力により取付部に対し進出動して注出孔に弾圧状態で押し付けられるためにこの密閉栓の注出孔への密着度合いが著しく向上することになり、従って、このように弾性体の付勢力も伴った密閉栓による非常に強力な密閉性能が得られるので、たとえ注出孔が大径の孔であっても確実に密閉することができ、これにより例えば、通気孔も兼ねるような径大な注出孔を飲口部に形成することも可能で、このように構成することで別途通気孔を形成せずとも良いこととなるので、飲口部(栓体)の構造の簡易化が図れることとなり、しかも、筒状の取付部の突出先端部に密閉栓を設ける構成は、この種の従来品でも採用されている構造であるために簡易に設計実現可能な構成であると共に、この筒状の取付部に弾性体を内装する構成も簡易に設計実現可能で量産性に秀れるなど、極めて実用性に秀れた画期的な飲料用容器となる。
また、請求項2記載の発明においては、通気孔のない注出孔のみを有する簡易構造の飲口部を設計実現可能であると共に、通気孔を兼用する大径の注出孔を確実に密閉可能となる一層実用性に秀れた構成の飲料用容器となる。
また、請求項3記載の発明においては、確実に注出孔が塞がれる方向に密閉栓を進出動付勢する構造を簡易に設計実現可能となり、極めて秀れた密閉性能を実現できることになる一層実用的な構成の飲料用容器となる。
また、請求項4記載の発明においては、確実に注出孔が塞がれる方向に密閉栓を進出動付勢する構造を簡易に設計実現可能となる上、取付部の突出先端部に密閉栓を進退動自在に設ける構成、並びに取付部に弾性体が内装されてこの弾性体により密閉栓が進出動付勢される構成を簡易に設計実現可能となるなど、一層実用性に秀れた構成の飲料用容器となる。
また、請求項5記載の発明においては、密閉栓と弾性体とを取付部から取り外して洗浄することができるので、これらの部品を衛生的に保つことが可能となる一層実用性に秀れた構成の飲料用容器となる。
また、請求項6記載の発明においては、取付部に対して着脱自在な密閉栓と弾性体の構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の飲料用容器となる。
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
閉塞蓋5を栓体3に対し起動回動すると、飲口部2が露出する。この飲口部2に口をつけて容器本体1を傾けると、飲口部2底部の注出孔4から容器本体1内の飲料が注出して飲料を飲むことができる。
閉塞蓋5を飲口部2に向けて(栓体3に対し)伏動回動すると、この閉塞蓋5により飲口部2が閉塞すると共に、密閉栓6が注出孔4を密閉して容器本体1内の飲料が漏出しない状態に維持されるが、この際、密閉栓6が弾性体8の付勢力によって取付部7に対し進出動しようとしているため、密閉栓6が注出孔4に弾圧状態で押し付けられて密着度合いが向上し、単に柔軟性のある密閉栓が注出孔に密着する従来の密閉構造よりも著しく高い密閉効果が得られることになる。
従って、このように弾性体8の付勢力も伴った密閉栓6による非常に強力な密閉性能が得られるので、たとえ注出孔4が大径の孔であっても確実に密閉することができ、これにより例えば、通気孔も兼ねるような径大な注出孔4を飲口部2に形成する構成とすることも可能で、このように構成することで別途通気孔を形成せずとも良いこととなるので、飲口部2(栓体3)の構造の簡易化が図れることとなる。
また、筒状の取付部7の突出先端部に密閉栓6を設ける構成は、この種の従来品でも採用されている一般的な構造であるために簡易に設計実現可能な構成であると共に、この筒状の取付部7を利用して突出先端部に密閉栓6を進退動自在に設けることも、弾性体8を内装することも簡易に設計実現可能であり、しかも、例えば、前記筒状の取付部7の突出先端部に、前記密閉栓6をこの取付部7の筒長方向に沿って進退動自在に設け、この密閉栓6を取付部7の突出先端部より取付部7の筒延長方向へ進出動付勢する前記弾性体8を取付部7に内装する構成とすることにより、確実に注出孔4を塞ぐ方向に密閉栓6が進出動付勢する構造を簡易に設計実現可能であり、極めて秀れた密閉性能を実現できることになる。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図8に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すような携帯型の水筒に適用したもので、容器本体1の上部に有底筒状の飲口部2を有する栓体3を設けると共に、この飲口部2の底部に容器本体1内と連通する注出孔4を貫通形成し、この栓体3に前記飲口部2を閉塞する閉塞蓋5を起伏回動開閉自在に設けると共に、この閉塞蓋5に、前記注出孔4に向かって膨出する凸湾曲面形状の密閉栓6を設けて、この密閉栓6が閉塞蓋5で飲口部2を閉塞した際に前記注出孔4を密閉するように構成している。
具体的には、容器本体1は、高さのある細長い上部開口型の円筒状容器を採用し、この容器本体1の上部開口部に、短円筒状の栓体3を着脱自在に装着している。
この容器本体1と栓体3の着脱構造は、容器本体1の上部開口部付近の内周面に雌螺子部1Aを形成する一方、栓体3の下部に円筒状の雄螺子部3Aを一体に突設して、この雄螺子部3Aを前記雌螺子部1Aに螺着することで容器本体1の上部に栓体3を装着する構造とし、栓体3の螺脱操作によって容器本体1の上部から栓体3を取り外しできる構造としている。従って、容器本体1と栓体3を分離して夫々を別々に洗浄することができて、双方を衛生的に保つことができる構成としている。
また、本実施例の栓体3は、上部中央部に有底円筒状の飲口部2を突設しており、この飲口部2は、図3に示すように、上縁部の一方側が高く、他方側が低くなる傾斜上縁に形成し、高くなっている一方側の上縁部を口付部2Aとして、この口付部2Aに直接口を付けて飲むことができる構成としている。
また、この飲口部2の底面は水平面とし、図4に示すように、この水平底面の中央部に飲料注出時の通気孔も兼用し得る大径の円形貫通孔を形成してこの貫通孔を容器本体1内の飲料注出用の注出孔4としている。
また、前記雄螺子部3A並びに飲口部2を有する本実施例の栓体3は、樹脂で一体成形している。
本実施例の閉塞蓋5は、飲口部2を上方から被嵌して前記口付部2Aを隠蔽し得る下部開口型で有天の短円筒状体に構成し、この閉塞蓋5の下部周縁部の所定位置を前記栓体3上部の、口付部2Aの反対側位置に起伏回動自在に枢着している。
また、この閉塞蓋5の内側天面の中央部に円筒状の取付部7を突設(垂設)し、この取付部7に弾性体8としての抗縮弾性を有するコイルバネ8を内装し、この円筒状の取付部7の突出先端部に、前記密閉栓6をこの取付部7の筒長方向に沿って進退動自在に設けている。
従って、閉塞蓋5が前記飲口部2を閉塞した際には、図5,図6に示すように、密閉栓6が弾性体8の付勢力により取付部7の突出先端部より取付部7の筒延長方向へ進出動しようとしているので前記注出孔4に強く密着して弾圧密閉閉塞するように構成し、これにより注出孔4が極めて強固な密閉状態に保たれて容器本体1内の飲料が漏れ出ることを防止する構成としている。
また、前記取付部7を有する本実施例の閉塞蓋5は、樹脂で一体成形している。
また、本実施例の密閉栓6は、大径の前記注出孔4の孔径寸法よりもやや径大な径寸法を有する円形薄板状であって且つ中心部が膨出する凸湾曲面形状に形成し、更にこの密閉栓6は、弾性を有するシリコンゴム製として自身の弾性で注出孔4(の孔縁)に圧接する構成としている。
また、本実施例では、密閉栓6と弾性体8とを、取付部7に対して着脱自在に設けている。
具体的には、筒状の前記取付部7の突出先端部に可動体9を着脱自在に設けると共に、この可動体9は、取付部7の突出先端部に対して進退動自在に取付し得るように構成し、この可動体9を取付部7の突出先端部から取り外すことで取付部7の突出先端部が開放して取付部7に内装した前記弾性体8を取り出しし得るように構成し、この可動体9に前記密閉栓6を設けた構成としている。
更に詳しくは、本実施例の可動体9は、図7に示すように、前記筒状の取付部7の突出先端部の開放部から取付部7内に挿入し得る径寸法の円筒体に形成すると共に、この可動体9の外周面の対向位置に夫々嵌入部9Aを突設した構成とし、一方、この嵌入部9Aが嵌入する切欠部12を、前記筒状の取付部7の対向側面部に夫々形成して、この切欠部12に嵌入部9Aを嵌入することで、取付部7内に可動体9を挿入し得るように構成している。
また、この切欠部12は、取付部7の筒長方向に沿って切欠されて、嵌入した前記嵌入部9A(可動体9)が取付部7の筒長さ方向に移動可能となる着脱許容切欠部12Aと、取付部7の筒長方向と直交する方向に沿って切欠された着脱不能切欠部12Bとが略L字状に連設する形状に形成し、図8(a)に示すように、嵌入部9Aの位置を着脱許容切欠部12Aに合わせることで図中矢印のように可動体9を取付部7に対し挿入することが可能(挿脱することも可能)となり、図8(b)に示すように、可動体9を取付部7に対し挿入限界位置まで(嵌入部9Aが着脱許容切欠部12Aに許容される挿し込み位置まで)押し込んだ後、図中矢印のように回転させて嵌入部9Aを着脱不能切欠部12Bに位置させると、可動体9が取付部7に対して嵌脱不能な状態となる構成としている。
即ち、可動体9の嵌入部9Aを前記着脱許容切欠部12Aに位置させることで可動体9が取付部7に対して着脱操作可能となる状態と、嵌入部9Aを前記着脱不能切欠部12Bに位置させることで可動体9が取付部7に対して取り外し操作不能となる状態とを切替可能な構成としている。
従って、取付部7に対して可動体9と共に密閉栓6を着脱可能な構造であり、可動体9を取り外すことで取付部7の突出先端部が開放して弾性体8を取り出しでき、これにより、密閉栓6も弾性体8も取付部7の内部までも洗浄して衛生的に保つことができるように構成している。
また、着脱不能切欠部12Bは、着脱許容切欠部12Aに対して離れた奥側に位置する部位の切欠幅(取付部7の筒長方向の幅)を、嵌入部9Aの幅(可動体9の筒長方向の幅)の2倍程度の幅寸法に設定して、この着脱不能切欠部12Bの奥側位置では、可動体9が取付部7に対してその筒長方向に進退動可能となるように構成している。
また、円筒状の可動体9は、中程で仕切られて取付部7への嵌入先端側に弾性体8(コイルバネ8)を収容でき、反対側に前記密閉栓6を装着し得る形状に樹脂で一体成形した構成としている。
本実施例では、閉塞蓋5の枢着部10に弾性体11(トーションバネ11)を設けて、この弾性体11により閉塞蓋5が常に開放起動する方向に回動付勢される構成としている。
また、本実施例では、飲口部2を閉塞した状態の閉塞蓋5に係止してこの閉塞蓋5を閉塞状態に保持する係止部13を前記栓体3に設け、この係止部13の閉塞蓋5への係止状態を押動することで解除する解除押動部14を栓体3に設けて、この解除押動部14を押動すると係止部13の前記閉塞蓋5に対する係止状態が解除されて前記弾性体11の付勢力により閉塞蓋5が自動開放起動する構成としている。
具体的には、この閉塞蓋5に係止して閉塞蓋5を閉塞状態に保持する係止部13は、前記栓体3上部の前記口付部2A側、即ち栓体3と閉塞蓋5とを枢着する枢着部10と反対側の周縁部に設けている。
更に詳しくは、図2,図3,図5に示すように、栓体3上部の前記口付部2A寄りの周縁部に、帯板体15を縦設状態に内装して、この帯板体15を栓体3の内外方向に移動可能に設けると共に、この帯板体15の上端部は、栓体3の上面部より露出状態となるように配設し、更にこの栓体3より露出する帯板体15の上端部に爪部を一体成形して、この上端の爪部を前記係止部13としている。
また、この栓体3の前記口付部2A側の周面に取付孔16を貫通形成し、図3に示すように、この取付孔16を介して栓体3に内装されている前記帯板体15の中程に、楕円形の押しボタン形状を呈する解除押動部14の裏面に突設した連結杆部21を連結し、この解除押動部14を栓体3の内方側へ押動すると、これに連動して帯板体15が栓体3の内方側へ移動する構成としている。
また、この帯板体15は、板バネ17を採用した弾性体17により、常に栓体3の外方へ付勢されるように構成し、この弾性体17の付勢力に抗して前記解除押動部14を栓体3の内方へ押動でき(帯板体15を内方へ移動でき)、解除押動部14を放せば、弾性体17の付勢力により自動的に帯板体15(解除押動部14)が元の位置に復帰する構成としている。
一方、前記閉塞蓋5の前記枢着部10と反対側の周縁部に、前記係止部13が係合係止する爪部を垂設状態に一体成形してこの爪部を係合部18とし、閉塞蓋5で飲口部2を閉塞すると、この係合部18と係止部13とが係合係止してこの閉塞状態が前記弾性体17の付勢力により維持され(閉塞ロック状態となり)、この閉塞ロック状態で前記解除押動部14を押動操作して係止部13を栓体3の内方へ移動させると、この係止部13が係合部18から係脱して閉塞ロック状態が解除され、前記弾性体11により閉塞蓋5が自動起動回動して飲口部2が開放する構成としている。
従って、前記弾性体17の付勢により係止部13の係合部18への係止状態が勝手に解除されるようなことなく、解除押動部14を押動操作しない限りは閉塞蓋5による飲口部2の閉塞状態が常に良好に保持される構成としている。
また、本実施例では、係止部13の上側部と係合部18の下側部とを面取りして湾曲面に形成し、これにより閉塞蓋5で飲口部2を閉塞した際には、先ず、互いの湾曲面同士が接触し摺動して係止部13が前記弾性体17の付勢力に抗し係合部18を乗り越えるように内方へ移動案内され、係止部13が係合部18に係止し得る位置まで達すると、前記弾性体17の付勢力により自動的に係止部13が係合部18に係止して閉塞蓋5の閉塞状態が保持される構成としている。
即ち、飲口部2を閉塞する際に、一々解除押動部14を押動操作せずとも、単に閉塞蓋5を伏動回動させるだけの操作で自動的に係止部13が係合部18に係止して、閉塞ロック状態となる構成としている。
本実施例では、この解除押動部14を、押動操作可能な状態と押動操作不能な状態とに切替制御するストッパ体19を栓体3に設けている。また、このストッパ体19は、栓体3に対して一方向へスライド移動操作することで前記解除押動部14の押動作動を阻止し、他方向へスライド移動操作することで解除押動部14を押動操作可能となるように構成している。
具体的には、栓体3に形成した前記取付孔16を横長形状の孔に形成し、この横長の取付孔16内に、取付孔16より長さのない横長形状に形成した前記ストッパ体19を嵌合して抜け止め状態に設けると共に、この取付孔16内でストッパ体16を左右横方向に往復スライド移動自在に設けている。
また、ストッパ体19には、表面の両端部に操作用突起19Aを突設すると共に、横長の挿通孔20を表裏貫通形成し、この挿通孔20に挿通した前記解除押動部14の連結杆部21を、取付孔16を介して前記帯板体15の中程に連結した構成としている。
また、このストッパ体19の挿通孔20は、一側端部(図1における右側端部)を径大孔部20Aに形成し、一方、前記解除押動部14の連結杆部21の基端部を、この径大孔部20Aに挿通可能な径大部21Aに形成して、この径大部21Aが挿通孔20の径大孔部20Aに位置している時にだけ、径大部21Aが径大孔部20Aに挿通可能となって解除押動部14を押動操作して係止部13を解除操作できる(閉塞蓋5の閉塞ロック状態を解除操作できる)構成としている。
即ち、ストッパ体19をスライド移動して径大孔部20Aの位置を連結杆部21の径大部21Aの位置に合せることで解除押動部14を押動操作して閉塞蓋5の閉塞ロック状態を解除でき、径大孔部20A以外の挿通孔20位置が連結杆部21に位置している時は、挿通孔20の孔縁に径大部21Aが引っ掛かって押動操作を行えず、前記閉塞ロック状態が確実に維持される構成としている。更に詳しくは、ストッパ体19を取付孔16に対して最大限他方側(図1における左側)へ移動した際には、径大孔部20Aの位置が連結杆部21の径大部21Aの位置に合って閉塞ロック解除可能状態となり、この状態からストッパ体19を一方側に移動させると閉塞ロック解除不能状態(図1の状態)に切替わる構成としている。
また、本実施例では、ストッパ体19と解除押動部14とを栓体3の略同じ位置に設けているため、この解除押動部14を操作し得る手の指(例えば親指)でストッパ体19もスライド移動させることができる。即ち、閉塞蓋5を開放する際に、指でストッパ体19を横スライド移動させることに続いて、同じ指で解除押動部14を押動操作して簡単に一連の動作で閉塞蓋5を開放させることができるように構成している。
図中符号22は栓体3下部の外面に周設したシリコンゴム製の漏れ止めパッキンである。
本発明の具体的な実施例2について図9,図10に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、可動体9の取付部7への着脱構造を異ならせた場合である。
具体的には、可動体9の外周面の対向位置の一部を帯板状に切り出し形成すると共に、この対向位置の切り出し帯部9Bに夫々爪形状の嵌入部9Aを突設し、一方、前記筒状の取付部7の対向側面部に形成する切欠部12を夫々小窓状に形成して、可動体9を取付部7に嵌入すると前記切り出し帯部9Bが内方へ撓み変形して嵌入部9Aが可動体9の取付部7への嵌入の支障とならず、嵌入部9Aが小窓状の切欠部12位置に達すると切り出し帯部9Bの復帰弾性により嵌入部9Aが切欠部12に嵌入係止して取付部7に可動体9が取付られる構成としている。
また逆に、可動体9を取付部7から取り外す時は、切欠部12から適宜な道具を用いて嵌入部9A(切り出し帯部9B)を内方(図9中の矢印方向)へ没動させることで嵌入部9Aを切欠部12より係脱させることができるので、この状態で可動体9を取付部7の突出先端部から外方(取付部7の筒延長方向)へ引っ張って取り外しできる構成としている。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
実施例1を示す斜視図である。 実施例1の側断面図である。 実施例1の閉塞蓋を開放した状態を示す要部の拡大側断面図である。 実施例1の閉塞蓋を開放した状態を示す拡大平面図である。 実施例1の閉塞蓋を閉塞した状態を示す容器本体を省略した拡大説明斜断面図である。 図5を別角度から見た拡大説明斜断面図である。 実施例1の、閉塞蓋の取付部から弾性体と可動体と密閉栓とを分解した状態を示す拡大説明斜視図である。 実施例1の可動体の取付部への装着手順を示す拡大説明斜視図である。 実施例2の閉塞蓋を閉塞した状態を示す容器本体を省略した拡大説明斜断面図である。 実施例2の、閉塞蓋の取付部から弾性体と可動体と密閉栓とを分解した状態を示す拡大説明斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
2 飲口部
3 栓体
4 注出孔
5 閉塞蓋
6 密閉栓
7 取付部
8 弾性体
9 可動体

Claims (6)

  1. 容器本体の上部に有底筒状の飲口部を有する栓体を設けると共に、この飲口部の底部に容器本体内と連通する注出孔を貫通形成し、この栓体に前記飲口部を閉塞する閉塞蓋を起伏回動開閉自在に設けると共に、この閉塞蓋に密閉栓を設けて、閉塞蓋で飲口部を閉塞した際にこの密閉栓が前記注出孔を密閉するように構成した飲料用容器において、前記閉塞蓋の内側に筒状の取付部を突設すると共に、この取付部の突出先端部に前記密閉栓を進退動自在に設け、この密閉栓を取付部に対し進出動付勢する弾性体を取付部に内装して、この弾性体により進出動付勢される密閉栓が、前記閉塞蓋で前記飲口部を閉塞した際に前記注出孔を弾圧密閉するように構成したことを特徴とする飲料用容器。
  2. 前記注出孔は、飲料注出時の通気孔も兼用し得る大径の貫通孔に形成し、前記密閉栓は、この大径の注出孔を密閉する径寸法を有するように設定構成したことを特徴とする請求項1記載の飲料用容器。
  3. 前記筒状の取付部の突出先端部に、前記密閉栓をこの取付部の筒長方向に沿って進退動自在に設け、この密閉栓を取付部の突出先端部より取付部の筒延長方向へ進出動付勢する前記弾性体を取付部に内装したことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  4. 前記筒状の取付部の突出先端部に、可動体をこの取付部の筒長方向に沿って進退動自在に設けると共に、この可動体は、取付部に内装される前記弾性体により取付部の突出先端部より取付部の筒延長方向へ進出動付勢されるように構成し、この可動体に前記密閉栓を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  5. 前記密閉栓と前記弾性体とを、前記取付部に対して着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器。
  6. 前記筒状の取付部の突出先端部に可動体を着脱自在に設けると共に、この可動体は、取付部の突出先端部に対して進退動自在に取付し得るように構成し、この可動体を取付部の突出先端部から取り外すことで取付部の突出先端部が開放して取付部に内装した前記弾性体を取り出しし得るように構成し、この可動体に前記密閉栓を設けたことを特徴とする請求項5記載の飲料用容器。
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