JP5232183B2 - 飲料用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、閉塞蓋がワンタッチで開いてカップ形状の口付部が露出し、この口付部に直接口を付けて飲むことができる飲料用容器に関するものである。
従来から、容器本体の上部にカップ形状(有底筒状)の口付部を有する栓体が設けられると共に、この口付部の底部に注出孔が貫通形成され、この栓体に前記口付部を覆う閉塞蓋が起伏回動開閉自在に設けられると共に、この閉塞蓋は開放起動する方向に回動付勢されるように構成され、この閉塞蓋に係止して閉塞蓋を閉塞状態に保持する係止部が前記栓体に設けられ、この係止部の閉塞蓋への係止状態を解除する解除操作部が栓体に設けられ、この解除操作部を解除操作すると閉塞蓋が自動開放起動して、前記閉塞蓋を開放することで露出した前記口付部に直接口を付けて飲料を飲むことができるようにした飲料用容器が提案されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照。)。
特開2009−57064号公報 特許第3620039号公報
本発明は、この種の飲料用容器の実用性を追求したもので、片手で握持部を握持してこの握持動作に続く一連の片手操作により容易に閉塞蓋を開いて飲料を飲むことができる実用性に優れた飲料用容器を提供することが技術的課題である。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
容器本体1の上部にカップ形状の口付部2を設け、この口付部2を覆う閉塞蓋3を容器本体1の上部に枢着部4を介して起伏回動開閉自在に設けると共に、この閉塞蓋3を開放起動する方向に回動付勢する付勢機構9を前記容器本体1若しくは前記閉塞蓋3若しくは前記枢着部4に設け、この閉塞蓋3に係止して閉塞蓋3を閉塞状態に保持する係止部5を前記容器本体1に設け、この係止部5の閉塞蓋3への係止状態を解除する解除操作部6を容器本体1に設けて、この解除操作部6を解除操作することにより閉塞蓋3が自動開放起動する構成とした飲料用容器において、前記口付部2は、前記枢着部4の対向位置に設け、この口付部2と枢着部4とを結ぶ直線と直交する前記容器本体1の側方に握持部7を突設すると共に、この握持部7は、片手8の人差し指8Bと中指8Cと薬指8Dと小指8Eを同時に掛けて握持可能な上下方向に長い形状に形成し、前記解除操作部6は、前記口付部2が存する側の前記容器本体1の上部外周面に、この上部外周面より外方へ突設すると共に、前記握持部7と隣接状態にしてこの握持部7を握持した手8の親指8Aが届く位置に設けて、この解除操作部6を、握持部7を握持した手8の親指8Aで解除操作し得るように構成し、この解除操作部6は、前記容器本体1の横方向にスライド移動可能に設けると共に、前記握持部7に対し接離方向にスライド移動可能に設け、この解除操作部6に、この解除操作部6のスライド移動に伴ってスライド移動する移動体27を設けると共に、この移動体27は、解除操作部6を握持部7に対しこの握持部7から離反する方向へスライド移動することで前記係止部5を移動させてこの係止部5の前記閉塞蓋3への係止状態を解除し得るように構成し、この移動体27が前記係止部5を移動させないスライド位置に前記解除操作部6を付勢保持する付勢体28を解除操作部6に設けて、この付勢体28の付勢力に抗して解除操作部6を前記握持部7から離反する方向へスライド移動操作することで、前記係止部5の前記閉塞蓋3への係止状態を解除し得るように構成したことを特徴とする飲料用容器に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、飲料を飲む時に片手で握持部を握持して容易に容器本体を扱うことができ、しかも、握持部を手で握持する動作に続く一連の動作のうちに、この握持部を握持した手の親指で解除操作部を解除操作して露出した口付部を口元へと運ぶことができるので、あたかも片手でジョッキを扱うかのようにして容易に且つ迅速に飲料を飲むことができ、その上、握持部を口付部と閉塞蓋の枢着部とを結ぶ直線と直交する方向に向けて突設したため、握持部を通常の使い方で握持して、閉塞蓋の枢着部から離れた口付部位置に口を付けるようにすれば、この握持部が口付部に口を付ける際の邪魔にならないなど、極めて実用性に優れた飲料用容器となる。
また、本発明においては、握持部を極めて安定的に握持でき、容器本体を確実にジョッキのようにして扱うことができる一層取り扱い性に優れた飲料用容器となる。
また、本発明においては、握持部を片手で握持したままその手の親指で解除操作部をスライド操作して容易に解除操作することができる一層実用性に優れた飲料用容器となり、特に解除操作部を容器本体の横方向にスライド操作するから、握持部を握持したまま親指の高さを変えずに解除操作部をスライド解除操作できるので、握持部を握持したままでの解除操作を一層容易に行うことができる。
また、本発明においては、解除操作部が容器本体の外周面より外方へ突設しているため、握持部を握持した手の親指での解除操作部の解除操作が一層容易に行われる一層実用性に優れた飲料用容器となる。
また、本発明においては、解除操作部が握持部を握持した手の親指で操作し易い位置にあるため、解除操作部を一層容易に解除操作することができる一層実用性に優れた飲料用容器となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の閉塞蓋を開放した状態を示す密閉栓と閉塞栓とを省略した平面図である。 本実施例の閉塞蓋の閉塞ロック状態を示す部分拡大側断面図である。 本実施例の閉塞蓋の開放状態を示す部分拡大側断面図である。 本実施例の解除操作部による係止部の解除構造を示す部分拡大説明平面図である。 本実施例の解除操作の作動を示す部分拡大説明斜視図である。 本実施例の握持部を片手で握持した状態を示す説明正面図である。 図7に続いて、握持部を握持した手の親指で解除操作部をスライド解除操作する様子を示す説明平面図である。 図8に続いて、口付部を口に付けて容器本体内の飲料を飲む様子を示す説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
閉塞蓋3を容器本体1の上部に伏動回動して口付部2を覆うことができ(閉塞蓋3が閉塞状態となり)、閉塞蓋3に係止部5を係止することでこの閉塞状態を維持できる。
容器本体1内の飲料を飲む場合は、握持部7を手8で握持して容器本体1(口付部2)を口元へと運ぶことができるが、この際、上下方向に長い形状の握持部7は、片手で握持して容易に容器本体1を携帯操作可能である。
また、握持部7を手8で握持した際、この握持部7を握持した手8の親指8Aが届く位置にある解除操作部6を、握持部7を握持したまま親指8Aで解除操作することができ、この解除操作部6の解除操作により係止部5の閉塞蓋3への係止状態を解除すると、閉塞蓋3が付勢機構9により自動開放起動してカップ形状の口付部2が露出するので、容器本体1を持ち上げて口付部2を口元へと運び、口付部2に口に付けて飲料を飲むことができる。
従って、握持部7を手8で握持する動作に続いて簡単に解除操作部6を解除操作して口付部2を露出させることができ、引き続いて露出させた口付部2を口元へと運んで(口に付けて)飲料を飲む動作を行うことができる。
即ち、握持部7を握持する動作と、解除操作部6を解除操作する動作と、口付部2を口に付けて飲料を飲む動作とを、片手での一連の動作のうちに行うことができるので、飲料を飲みたい場合には、片手での簡単な操作により素早く飲むことができる。
また、口付部2に口を付ける際には、閉塞蓋3が邪魔にならない枢着部4から最も離れた場所に口を付けるようにすると、口付部2と枢着部4とを結ぶ直線と直交する容器本体1の側方に突設した握持部7が、この口を付ける場所の側方に突設することになるので、この握持部7が口付部2に口を付ける際の邪魔にならない。
従って、例えばビールジョッキを持つようにして、ユーザーが握持部7を片手で握持して操作すれば、口付部2に口を付ける際に閉塞蓋3も握持部7も邪魔にならず、非常に飲み易い。
また、カップ形状の口付部2は、この口付部2に飲料を溜めることができる。従って、例えば、飲料が熱くて飲みにくい場合に、カップ形状の口付部2に飲料を溜め置いて冷ましてから飲むようにすることもできる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、図1に示すような携帯型の水筒に適用したもので、円筒状の容器本体1の上部にカップ形状に低く立ち上がり突出する口付部2を有する樹脂製の栓体10を付設している。
また、この栓体10には枢着部4を設け、この枢着部4を介して前記口付部2を上方から覆う閉塞蓋3を栓体10に起伏回動開閉自在に設けると共に、この閉塞蓋3を開放起動する方向に回動付勢する付勢機構9を前記枢着部4に設け、この閉塞蓋3に係止して閉塞蓋3を閉塞状態に保持する係止部5を栓体10に設け、この係止部5の閉塞蓋3への係止状態を解除する解除操作部6を栓体10に設けて、この解除操作部6を解除操作すると閉塞蓋3が自動開放起動するように構成している。
即ち、本実施例では、口付部2と閉塞蓋3と枢着部4と係止部5と解除操作部6とを有する栓体10を容器本体1の上部に付設することで、この栓体10を介して口付部2と閉塞蓋3と枢着部4と係止部5と解除操作部6とを容器本体1の上部に間接的に設けた場合を示している。尚、口付部2と閉塞蓋3と枢着部4と係止部5と解除操作部6とを容器本体1の上部に直接的に設けても良い。また、前記付勢機構9は、容器本体1の上部や栓体10の上部や閉塞蓋3に設けても良い。
更に具体的に説明すると、前記栓体10は、容器本体1の上部に固定される短円筒状の下半体16と、この下半体16に対し着脱自在に装着可能な有天短円筒状で且つ下半体16と同等の外径寸法を有する上半体18とから成り、この栓体10の上半体18に、前記口付部2,前記閉塞蓋3,前記枢着部4,前記係止部5,前記解除操作部6を設けている。
また、この下半体16と上半体18の着脱構造は、下半体16の内周面に雌ネジ17を形成する一方、上半体18の周壁部を下半体16より径小に形成すると共にこの周壁部の外周面に雄ネジ19を形成して、下半体16に上半体18を着脱自在に螺着する構造としている。
また、この栓体10の上半体18の天面部には、この上半体18の外径寸法よりやや径小となるようにして円筒状の立ち上がり壁部2Aを一体成形し、この立ち上がり壁部2Aとこの立ち上がり壁部2Aに周囲を囲まれた上半体18の天面部(上面部)でなる底壁部2Bとで有底円筒状(カップ形状)の前記口付部2を構成しており、このカップ形状の口付部2の立ち上がり壁部2Aの一部に口を付けて容器本体1内の飲料を飲むことができ、この口付部2内に飲料を一時的に溜め置くこともできるようにしている。
また、この口付部2の立ち上がり壁部2Aは、一方側(飲料容器1の前側)が高く他方側(飲料容器1の後側)が低くなる形状に形成し、この口付部2の最も高い立ち上がり壁部2A分に臨設する前記底壁部2Bの一方側端部には、前記下半体16を介して容器本体1内と連通する注出孔11を貫通形成し、最も低い立ち上がり壁部2A分に臨設する底壁部2Bの他方側端部には、下半体16を介して容器本体1内と連通し且つ前記注出孔11より径小な通気孔12を貫通形成している。
また、前記注出孔11と前記通気孔12とを結ぶ直線上であって、通気孔12より外側(後側)の上半体18の上部周縁部に前記枢着部4を上方へ向けて突設し、この枢着部4に前記閉塞蓋3を起伏回動開閉自在に枢着している。更に、枢着部4の枢着軸15には、前記付勢機構9として採用したトーションバネ9を巻回装着して、このトーションバネ9により閉塞蓋3が常時開放起動する方向に回動付勢される構成としている。
即ち、本実施例では、注出孔11と前記通気孔12と枢着部4とが前後方向に略一直線上に並設するようにして栓体10(上半体18)の上部に配設し、これにより口付部2と枢着部4とが対向位置に配設するように構成している。
また、この口付部2は、立ち上がり壁部2Aの前記枢着部4から最も離れて最も高く突出している前側部位を口を付けるのに好適な場所とし、この口付部2の前側部位にユーザーが口を付けると、閉塞蓋3が口(顔)の反対側に位置して最も邪魔にならない状態で飲料を飲むことができる構成としている。即ち、この立ち上がり壁部2Aの最も高く突出する前側部分が口を付ける場所の視覚的な目印となるようにしている。
また、本実施例の前記閉塞蓋3は、栓体10と同等の外径寸法を有し且つ口付部2を上方から覆うように被嵌して隠蔽し得る下部開口型の短円筒体とし、この閉塞蓋3の下部周縁部の所定位置を前記枢着部4に枢着することで栓体10(の上半体18)に対して起伏開閉回動自在に設けると共に、閉塞状態で閉塞蓋3と栓体10の外周面とが略面一状態となるように構成している。
また、この閉塞蓋3の内部には、前記注出孔11に向かって垂設する密閉栓13と、前記通気孔12に向かって垂設する閉塞栓14とを設けて、閉塞蓋3が閉塞状態となった際に密閉栓13が注出孔11を密閉し且つ閉塞栓14が通気孔12を閉塞するように構成している。
この閉塞蓋3に係止して閉塞蓋3を閉塞状態に保持する本実施例の前記係止部5は、前記栓体10の上半体18の天面部であって、前記枢着部4と反対側の前側周縁部寄りに設けている。
更に詳しくは、係止部5は、一端に係止爪部21を有し他端に傾動軸22を有する帯板状部材20で構成し、前記上半体18の前側の前記口付部2より外側位置であって、前記注出孔11と前記通気孔12と前記枢着部4とを結ぶ直線の延長線上に取付穴29を縦設状態に穿設し、この取付穴29に前記傾動軸22を下にして係止部5(帯板状部材20)を縦設状態に内装すると共に、傾動軸22を取付穴29の下部に軸着することでこの係止部5を栓体10の内外方向(前後)に傾動回動可能に設け、更にこの縦設状態の係止部5の上端に存する前記係止爪部21を、取付穴29より上方へ突出状態となるように配設してこの係止爪部21を栓体10(上半体18)の天面部より露出状態に設けている。
また、この係止部5と取付穴29には、図示省略の係止付勢用弾性体を設けてこの係止付勢用弾性体により係止部5が常時栓体10の外方(前方)へ付勢されるように構成し、この係止部5の外側(容器本体1に対して前側)の板面には後述する移動体27が圧接する押圧用突起23を縦設状態に突設している。
一方、前記閉塞蓋3の前記枢着部4と反対側の周縁部に、前記係止部5の係止爪部21が係合係止する係合部24(係合爪部24)を垂設状態に一体成形し、閉塞蓋3を下方に伏せて口付部2を覆った際に(閉塞蓋3を閉塞状態とした際に)、この係合部24と係止部5の係止爪部21とが係合係止可能となるように係合部24の垂設長並びに係止爪部21の前記取付穴29からの突出長さを設定構成し、この閉塞蓋3の閉塞状態では、係止部5を付勢する前記係止付勢用弾性体によって係止爪部21が係合部24に係合係止した状態が維持される(閉塞蓋3の閉塞状態がロックされる)構成としている。
即ち、閉塞蓋3を閉塞状態とすると、係止付勢用弾性体により自動的に係止爪部21が係合部24に係合係止して閉塞蓋3が閉塞ロック状態となる構成としている。
この係止部5の閉塞蓋3への係止状態を解除する本実施例の前記解除操作部6は、平面視で前記上半体18の外周面より山形に突出する形状のスライド切替式のスイッチを採用し、この解除操作部6を、前記上半体18の前側の外周面に突設している。
また、この解除操作部6は、上半体18の外周面に沿って前記容器本体1の横方向(水平方向)にスライド自在に設けている。
更に詳しくは、上半体18の外周面に水平方向に長さを有するガイド長窓25を形成し、このガイド長窓25に解除操作部6の内側(裏側)に突設した移動用突起26を嵌合することで、この移動用突起26がガイド長窓25に移動を許容される範囲内で水平方向に往復スライド移動するように設けている。
また、この解除操作部6によって係止部5の閉塞蓋3への係止状態を解除する構造は、前記移動用突起26の突出先端部に、上半体18の周壁部と同調する湾曲形状で且つ水平方向に長い帯板状の移動体27(押圧体27)の基端部を付設して、この押圧体27が解除操作部6のスライド移動に伴って上半体18内をこの上半体18の内周面に押圧体27の板面が沿うようにして水平方向に往復スライド移動するように設けている。
また、この押圧体27は、その先端側部分を押圧部27Aとしてこの押圧部27Aが解除操作部6のスライド位置にかかわらず前記係止部5の帯板状部材20の外側(前側)に位置するように押圧体27の長さ寸法並びに解除操作部6のスライド可能範囲を設定し、更に押圧部27Aは、先端部が基端部側へ行くほど前後幅が徐々に拡大する(徐々に板厚が増す)形状に形成して、解除操作部6の操作によって押圧部27Aが進出方向にスライド移動すると、徐々に厚みが増すこの押圧部27Aがやがて前記帯板状部材20の押圧用突起23に当接して前記係止付勢用弾性体の付勢力に抗して係止部5を上半体18の内方(後方)へと押圧傾動させることになり、これにより前記係止爪部21が前記係合部24から係脱して閉塞蓋3の閉塞ロック状態が解除され、閉塞蓋3が自動起動回動して口付部2が容器本体1の上部に露出する構成としている。
また、解除操作部6には、この解除操作部6に設けた前記押圧体27が前記係止部5を押圧しない状態に(押圧部27Aを退避方向に)付勢保持する付勢体28(抗縮弾性を有するコイルバネ28)を並設状態に設けて、常態では付勢体28により押圧部27Aが係止部5を押圧せずに閉塞蓋3が閉塞ロック状態の時はその状態が保持され、この付勢体28の付勢力に抗して解除操作部6をスライド操作すると閉塞蓋3のロック状態を解除して閉塞蓋3を自動起動回動でき、解除操作部6を放せば、付勢体28の付勢力により解除操作部6(押圧体27)が自動的に元の位置に復帰する構成としている。
従って、前記係止付勢用弾性体並びに付勢体28の付勢力により係止部5の係合部24への係止状態が勝手に解除されるようなことなく、解除操作部6をスライド操作しない限りは閉塞蓋3よる閉塞ロック状態が常に保持される構成としている。
本実施例では、前記容器本体1に握持部7を突設すると共に、この握持部7は、前記口付部2(の注出孔11と通気孔12)と前記枢着部4とを結ぶ直線と直交する容器本体1の側方に向けて突設している。
また、この握持部7は、片手で握持可能な上下方向に長い形状に形成し、この握持部7を片手で握持して容器本体1を傾けることにより、前記口付部2を口に付けて飲料を飲むことができるように構成している。
具体的には、前記栓体10の上半体18の外周面の左側面に外方へ向けて握持部7を突設している。即ち、本実施例では、握持部7を容器本体1の左側方に突設している。
更に詳しくは、握持部7は、上半体18の外周面から僅かに水平方向に突出する断面円形の取付杆部7Bと、この取付杆部7Bの突出先端部から下方へ垂下する板状の握持用柄部7AとからなるL字形体で構成している。
また、この握持部7の握持用柄部7Aは、手8の親指8A(第一指8A)と人差し指8B(第二指8B)を上にした状態で、人差し指8Bと中指8C(第三指8C)と薬指8D(第四指8D)と小指8E(第五指8E)とを同時に掛けて握持可能な上下方向に長い形状に形成している。
また、この握持部7の握持用柄部7Aは、手8で握持した際に容器本体1並びに栓体10の外周面との間に手8の指を入れることができる間隔を有するように前記取付杆部7Bの長さ寸法を設定構成している。
即ち、この握持部7は、ビールジョッキの握持部を持つようにして片手で握持して操作可能な構成としている。
また、本実施例では、前記容器本体1の上部外周面の、前記握持部7を握持した手8の親指8Aが届く位置に前記解除操作部6を設けて、この解除操作部6を、握持部7を握持した手8の親指8Aで解除操作し得るように構成している。
具体的には、前記解除操作部6は、対向する前記口付部2と前記枢着部4との対向外側位置であって、前記口付部2が存する側の前記容器本体1の上部外周面に、前記握持部7と隣接状態にして設けている。
更に詳しくは、口付部2の前記底壁部2Bに設けた前記注出孔11と前記通気孔12と前記枢着部4とを結ぶ直線と、この直線と直交する前記握持部7とがなす角(直角)の二等分線上となる前記容器本体1の前側上部外周面(図面では容器本体の上部に設けた栓体10の上半体18の前側外周面)に、前記解除操作部6が常態で位置するように設けている。
また、本実施例では、解除操作部6を、常態の位置から前記付勢体28の付勢力に抗して握持部7より離反する方向(前記係止部5に接近する方向)にスライド移動するように構成し、この解除操作部6の握持部7より離反する方向へのスライド操作により前記押圧体27の押圧部27Aが進出スライド移動して係止部5の前記閉塞蓋3への係止状態が解除される構成としている。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 容器本体
2 口付部
3 閉塞蓋
4 枢着部
5 係止部
6 解除操作部
7 握持部
8 手
8A 親指
8B 人差し指
8C 中指
8D 薬指
8E 小指
9 付勢機構
27 移動体
28 付勢体

Claims (1)

  1. 容器本体の上部にカップ形状の口付部を設け、この口付部を覆う閉塞蓋を容器本体の上部に枢着部を介して起伏回動開閉自在に設けると共に、この閉塞蓋を開放起動する方向に回動付勢する付勢機構を前記容器本体若しくは前記閉塞蓋若しくは前記枢着部に設け、この閉塞蓋に係止して閉塞蓋を閉塞状態に保持する係止部を前記容器本体に設け、この係止部の閉塞蓋への係止状態を解除する解除操作部を容器本体に設けて、この解除操作部を解除操作することにより閉塞蓋が自動開放起動する構成とした飲料用容器において、前記口付部は、前記枢着部の対向位置に設け、この口付部と枢着部とを結ぶ直線と直交する前記容器本体の側方に握持部を突設すると共に、この握持部は、片手の人差し指と中指と薬指と小指を同時に掛けて握持可能な上下方向に長い形状に形成し、前記解除操作部は、前記口付部が存する側の前記容器本体の上部外周面に、この上部外周面より外方へ突設すると共に、前記握持部と隣接状態にしてこの握持部を握持した手の親指が届く位置に設けて、この解除操作部を、握持部を握持した手の親指で解除操作し得るように構成し、この解除操作部は、前記容器本体の横方向にスライド移動可能に設けると共に、前記握持部に対し接離方向にスライド移動可能に設け、この解除操作部に、この解除操作部のスライド移動に伴ってスライド移動する移動体を設けると共に、この移動体は、解除操作部を握持部に対しこの握持部から離反する方向へスライド移動することで前記係止部を移動させてこの係止部の前記閉塞蓋への係止状態を解除し得るように構成し、この移動体が前記係止部を移動させないスライド位置に前記解除操作部を付勢保持する付勢体を解除操作部に設けて、この付勢体の付勢力に抗して解除操作部を前記握持部から離反する方向へスライド移動操作することで、前記係止部の前記閉塞蓋への係止状態を解除し得るように構成したことを特徴とする飲料用容器。
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