JP2009055571A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データの向きがユーザ所望の向きと異なる場合、又はステープル位置を含む所定領域内に画像がある場合に、画像データを処理することにより適切な後処理を行なうことのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】メインCPU401は、ステープル設定位置を含む所定領域内に画像があることを示す一定値以上の特性値があると判定した場合には、2値画像処理部501に画像データを180°回転処理させる制御、又は2値画像処理部501に画像データを鏡像化するよう回転させ、両面ユニット207に記録紙の裏面へ印刷させる制御を行なう。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置が適切な後処理を行なうための画像処理技術に関する。
従来、プリンタに備わった後処理機能に関し、ユーザの利便性向上のため、改良がなされてきた。
例えば、ステープル機能を利用し、シートを積載していくと、ステープル部分が1カ所で重なり、荷崩れすることがある。
この問題を解決するため、ステープル位置を変えて、シートを積載する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
まず、通常状態のシート束を、通常通りに画像形成し、ステープル留めを行う。一定部数のシート束を排出すると、各ページの画像を180度回転させると共に、その画像形成順序を逆転して画像形成し、通常状態の時とは対称な位置にステープル留めすることにより、裏返し状態のシート束を排出する。
このように、通常状態のシート束と裏返し状態のシート束の排出を一定の部数ごとに切り換えることで、ステープル部分が1カ所で重なることを防止し、荷崩れを抑制することができる。
特開2002−308522号公報
しかしながら、特許文献1には、複数の印刷ジョブがステープル処理され排紙トレイに積載される場合に、画像データを180度回転させることで、各ジョブのステープル位置が重ならないように制御することができるが、各頁のステープル位置に、例えば、宛先情報や捺印欄などの画像データがあった場合、認識することなく綴じてしまい、ユーザが望んでいない位置にステープルされる可能性があり、ユーザは、仕上がりを見て作成し直さないといけないという不便さがあった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、画像データの向きがユーザ所望の向きと異なる場合、又はステープル位置を含む所定領域内に画像がある場合に、画像データを処理することにより適切な後処理を行なうことのできる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的としている。
斯かる実情に鑑み、第1の発明による画像処理装置は、入力画像データの特徴を検出する検出手段と、ステープル位置を記憶する記憶手段と、前記画像データに処理を施すデータ処理手段と、前記画像データを記録紙に印刷する印刷手段と、印刷された前記記録紙に後処理を施す後処理手段と、前記各手段の制御を行なう制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記画像データの特徴と前記ステープル位置とを比較し、該比較結果により前記データ処理手段を制御して、前記画像データの処理を行なわせることを特徴とする。
また、第2の発明による画像処理装置は、前記画像データの特徴が、該画像データの向きのことであり、前記制御手段は、前記画像データの向きと前記ステープル位置との比較を行なうことを特徴とする。
また、第3の発明による画像処理装置は、前記画像データの特徴が、画像があることを示す一定値以上の特性値のことであり、前記制御手段は、前記ステープル位置を含む所定領域と前記一定値以上の特性値が検出された領域との比較を行なうことを特徴とする。
また、第4の発明による画像処理装置は、前記画像データの処理に、前記画像データを180度回転する処理が含まれることを特徴とする。
また、第5の発明による画像処理装置は、前記画像データの処理に、前記画像データを副走査方向に鏡像化するよう回転する処理が含まれ、前記制御手段は、前記印刷手段を制御して、前記記録紙の裏面にデータ処理後の前記画像データを印刷させることを特徴とする。
また、第6の発明による画像処理装置は、前記制御手段が、前記データ処理後の画像データのステープル位置を含む所定領域内に、画像があることを示す一定値以上の特性値があると判定した場合に、前記データ処理手段に、該画像データを処理前の状態に戻させることを特徴とする。
また、第7の発明による画像処理装置は、前記制御手段が、前記画像データの特徴と前記ステープル位置との比較を全画像データについて行なうことを特徴とする。
また、第8の発明による画像処理装置は、前記制御手段が、前記画像データの特徴と前記ステープル位置との比較を最初の入力画像データについて行なうことを特徴とする。
また、第9の発明による画像処理方法は、入力画像データの特徴を検出するステップと、前記画像データの特徴とステープル位置とを比較するステップと、前記比較結果により前記画像データに処理を施すステップと、前記画像データを記録紙に印刷するステップと、印刷された前記記録紙に後処理を施すステップとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、印刷される画像データの向きがユーザ所望の向きと異なる場合には、画像データを180度回転させることにより、見栄えの良い記録物を形成することができる。
また、印刷される画像データの角部に存在する画像とステープル位置が重なる場合には、画像データを180度回転させることにより、画像とステープル位置の重なりを防止し、見栄えの良い記録物を形成することができる。
また、印刷される画像データの角部に存在する画像とステープル位置が重なる場合には、画像データを副走査方向に鏡像化するよう回転させ、記録紙の裏面に印刷を行うことで、画像データとステープル位置の重なりを防止し、見栄えの良い記録物を形成することができる。
最初に読み取った画像データのみの判定で画像データを処理することにより、判定にかかる時間を短縮し、ユーザに待ち時間を意識させることなく本発明に係る処理を行なうことができる。
また、回転処理後にも画像がある位置とステープル位置が重なってしまう場合には、やむを得ない状態であるので、次善の処理として当初の原稿の向きに戻すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は、本発明に係る画像処理装置(デジタル複合機)の一実施形態を示す斜視図であり、図2は、本発明に係るデジタル複合機の一実施形態を示す断面図である。
このデジタル複合機1では、機能において、原稿の画像を読み取って記録紙に印刷する複写モード、原稿の画像を読み取って送信したり、原稿の画像を受信して記録紙に印刷したりするファクシミリモード、及び情報端末装置からネットワークを通じて受信した画像を記録紙に印刷するプリンタモード等を選択的に行うことができる。
このデジタル複合機1は、その構成を大別すると、図1に示すように、原稿搬送読取部2、画像形成部3、給紙部4、排紙処理装置5、及びUSBインターフェイス7を備えている。
次に、複写モードを例に挙げて、デジタル複合機1の動作を説明する。
まず、原稿を原稿搬送読取部2の原稿セットトレイ11にセットすると、原稿検知センサ12は原稿がセットされたことを検出する。そして、原稿搬送読取部2の操作パネル8を操作することにより印刷用紙のサイズ及び変倍率等を入力設定する。その後、操作パネル8の操作により複写の開始を指示する。
これらの操作に応答して原稿搬送読取部2では、ピックアップローラ13により原稿セットトレイ11上の各原稿を1枚ずつ引き出し、原稿をサバキ板14と搬送ローラ15間を介してプラテンガラス16へと送り出し、原稿をプラテンガラス16上で副走査方向に搬送して原稿排出トレイ17へと排出する。
このとき、第1読取部21によって原稿の表面(下側面)を読取る。第1読取部21の第1走査ユニット23をポジションに移動して位置決めし、第2走査ユニット24を所定位置に位置決めしておき、第1走査ユニット23の露光ランプにより原稿の表面をプラテンガラス16を介して照射し、原稿の反射光を第1及び第2走行ユニット23、24の各反射ミラーにより結像レンズ26へと導き、原稿の反射光を結像レンズ26によりCCD(Charge Coupled Device)27に集光させ、原稿の表面の画像をCCD27上に結像させ、これにより原稿の表面の画像を読取る。
また、第2読取部22によって原稿の裏面(上側面)を読取る。第2読取部22は、プラテンガラス16の上方に配置されており、原稿の裏面を照射する露光ランプ(LED(Light Emitting Diode)アレイ、蛍光灯等)、画素毎に、原稿の反射光を集光するセルフォックレンズアレイ、及びセルフォックレンズアレイを通じて受光した原稿の反射光を光電変換して、アナログの画像信号を出力する密着イメージセンサ(CIS、Contact Image Sensor)等を備えている。
更に、原稿搬送読取部2の上部筐体を開いて、プラテンガラス16上に原稿を載置し、この状態で第1読取部21により原稿の表面を読取ることが可能である。この場合は、第1及び第2走査ユニット23、24を相互に所定の速度関係を維持しつつ副走査方向に移動させ、第1走査ユニット23によってプラテンガラス16上の原稿を露光し、第1及び第2走査ユニット23、24によって原稿からの反射光を結像レンズ26へと導き、結像レンズ26によって原稿の画像をCCD27上に結像する。
こうして原稿の片面又は両面が読取られると、原稿の片面又は両面の画像を示す画像データがマイクロコンピュータ等の制御部に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部3へと出力される。
図3は、本発明に係るデジタル複合機1を構成している各種ユニット部、画像処理部などの全体構成を示すブロック図である。
制御部は、略中央に位置するメイン中央演算処理装置(以下、「メインCPU」という)401が適宜メモリ403に格納されているプログラムや設定情報等を読み出し又は書き込みを行なうことにより実現するものである。
画像形成部3は、画像データによって示される原稿の画像を記録紙に印刷するものであって、感光体ドラム31、帯電装置32、レーザスキャンユニット(以下、「LSU」という)33、現像装置34、転写装置35、クリーニング装置36、除電装置(図示せず)、及び定着装置37等を備えている。
また、画像形成部3には、主搬送路38及び反転搬送路39が設けられており、給紙部4から給紙されて来た記録紙が主搬送路38に沿って搬送される。給紙部4は、用紙カセット41に収納された記録紙、または手差トレイ42に載置された記録紙を1枚ずつ引き出して、記録紙を画像形成部3の主搬送路38へと送り出す。
画像形成部3の主搬送路38に沿って記録紙が搬送されている途中で、記録紙が感光体ドラム31と転写装置35との間を通過し、更に定着装置37を通過して、記録紙に対する印刷が行われる。
感光体ドラム31は、一方向に回転しており、その表面をクリーニング装置36と除電装置によりクリーニングされてから、その表面を帯電装置32により均一に帯電される。
LSU33は、原稿搬送読取部2からの画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム31表面を主走査方向に繰り返し走査して、静電潜像を感光体ドラム31表面に形成する。
現像装置34は、トナーを感光体ドラム31表面に供給して、静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム31表面に形成する。
転写装置35は、該転写装置35と感光体ドラム31間を通過して行く記録紙に感光体ドラム31表面のトナー像を転写する。
定着装置37は、記録紙を加熱及び加圧して、記録紙上のトナー像を定着させる。
主搬送路38と反転搬送路39の接続位置には、分岐爪43が配設されている。記録紙の片面だけに印刷が行われる場合は、分岐爪43が位置決めされ、この分岐爪43により定着装置37からの記録紙が排紙トレイ44又は排紙処理装置5の方へと導かれる。
また、記録紙の両面に印刷が行われる場合は、分岐爪43が点線で示す位置に回転移動されて、記録紙が反転搬送路39の方へと導かれる。そして、記録紙は、反転搬送路39を通過して、その表裏を反転されて主搬送路38へと再び搬送され、主搬送路38の再度の搬送途中で、その裏面への印刷が行われて、排紙トレイ44又は排紙処理装置5の方へと導かれる。
こうして印刷された記録紙は、排紙トレイ44又は排紙処理装置5の方へと導かれて、排紙トレイ44に排出されたり、排紙処理装置5の各排紙トレイ51のいずれかに排出される。
排紙処理装置5では、複数の記録紙を各排紙トレイ51に仕分けして排出したり、各記録紙にパンチング処理を施したり、各記録紙にステープル処理を施す。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排紙トレイ51に印刷物の一部ずつが割り当てられる様に各記録紙を各排紙トレイ51に仕分けして排出し、排紙トレイ51毎に、各記録紙にパンチング処理やステープル処理を施して、印刷物を作成する。
次に、デジタル複合機1における制御について説明する。
図3に示すように、デジタル複写機1では、メインCPU401が、各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置(以下、「CPU」という)との連携を取りながら動作管理している。
このブロック図から分かるように、大きくは図面略右上に位置する操作パネル103を管理制御するオペレーションパネルボード100と、図面略左上に位置するデジタル複写機1を構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200と、図面略左下に位置する原稿画像を電気的に読み取り電子データとするCCDボード300と、図面略中央に位置する前記CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情報に対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500と、さらに、図面略右下に位置する前記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続されたその他の拡張ボード群600(プリンタボード、FAXボード、機能拡張ボード)などから構成されている。
以下、各ボード毎に管理制御している内容について説明する。
(オペレーションパネルボード)
オペレーションパネルボード100は、基本的にCPU101により制御されており、操作パネル103上に配置された液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、以下「LCD」という)表示部104の表示画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群105からの操作入力などを管理している。
そして操作キー群105から入力されたデータ、LCD画面に表示させる情報など操作パネル103における各種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けられている。
この構成において、CPU101は、メインCPU401との制御データ通信を行い、デジタル複合機1の動作指示を行う。
また、メインCPU401からは、デジタル複合機1の動作状態を示す制御信号をCPU101へと転送することで、操作パネル103のLCD画面104を通して装置が現在どのような状態にあるのか操作者に動作状態を表示するようになっている。
(マシンコントロールボード)
マシンコントロールボード200は、CPU201により全体が制御されており、ADF(Automatic Document Feeder、原稿自動送り装置)・RADF(Recirculating Automatic Document Feeder、両面原稿自動送り装置)などの自動原稿送り装置203、原稿画像を読み取る読取スキャナ部204、画像情報を画像として再現するプロセス部205、画像が記録される用紙を給紙部4から画像形成部3へ向かって順次搬送する給紙搬送部206、画像が記録された用紙を反転させて用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反転搬送する両面ユニット207、画像が記録された用紙に対してステープルなどの後処理を行うフィニッシャー208などを管理している。
(CCDボード)
CCDボード300は、原稿画像を電気的に読み取るためのCCD301、CCD301を駆動する回路、CCDゲートアレイ(以下、「CCD G/A」という)302、CCD301から出力されるアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路303、CCD301のアナログ出力をデジタル信号に変換して電子データとして出力するA/D変換器304などから構成され、制御管理はメインCPU401により行われている。
(メイン画像処理ボード)
メイン画像処理ボード400は、メインCPU401により制御され、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィルタ処理、MTF(Modulation Transfer Factor)補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ(γ)補正、画像向き判定などの多値の画像データの状態のままで処理を施す多値画像処理部402、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理など各種制御情報を記憶させておくメモリ403、処理が施された画像情報でもって画像を再現するためにLSU33側へとデータを転送制御するレーザーコントロール404などから構成される。
(サブ画像処理ボード)
サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接続され、メイン画像処理ボード400上のメインCPU401により制御された、2値画像処理部501、画像処理の施された2値画像情報、あるいは処理上での制御情報などを記憶管理するメモリ及びメモリを制御するG/A502、複数枚の原稿画像情報を記憶管理しておき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ読み出して複数の複写物を生成するためのハードディスク及びハードディスクを制御するG/A503、外部インターフェイスとしてのSCSI及びSCSIを制御するG/A504などから構成される。
また、前述の2値画像処理部501は、多値画像情報を2値画像に変換する処理部、画像を回転する処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部などから構成され、さらに、ファックス画像を通信手段を介して送受信することが出来るようにファックスインターフェイス(I/F)も備えている。
(拡張ボード)
拡張ボード600としては、パーソナルコンピュータ(PC)などから送られてくるデータをデジタル複合機1の画像形成部3からプリンタモードとして出力可能とするためのプリンタボード601、デジタル複合機1の編集機能を拡張してデジタル複合機1の特徴を有効活用するための機能拡張ボード602、デジタル複合機1の原稿搬送読取部2から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信したり、相手先から送られてきた画像情報をデジタル複合機1の画像形成部3から出力することを可能にするファクシミリボード603などがあり、個々にCPUを備える。
以下、上述したデジタル複合機1における画像データの処理の流れについて、コピーモード、ファクシミリモード、プリンタモードの各モード毎にさらに詳しく説明する。
(コピーモード)
デジタル複合機1のADF・RADF18の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット20のプラテンガラス16上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット20の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
そして、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの処理を行い、レーザーコントロール404を介してLSU33へと送られる。
これにより、デジタル複合機1の原稿搬送読取部2にて読み取られた原稿画像は、画像形成部3から階調性のあるコピー画像として出力される。
(コピーモードにおける電子RDH(スキャナ)機能)
同じくデジタル複合機1のADF・RADF18の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット20のプラテンガラス16上へと順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット20の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402により所定の処理が施される。
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において、誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ単に多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮している。
また、8ビットの電子画像データを2ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量などを考慮したためである。
このようにして変換された2ビットの電子画像データは、原稿1枚毎にハードディスク(HD)などのディスクメモリ503へと転送されて、一時的に記憶管理される。
デジタル複合機1のADF・RADF18にセットされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にHDに記憶された2ビットの電子画像データをRDH G/Aの制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビットの電子画像データは、再度コネクタ接続部405、505を介してメイン画像処理ボード400へ送られ、ガンマ補正などの処理を行いレーザーコントロール404を介してLSU33へと送られる。
なお、本実施形態では、全ての原稿群画像が読み取られてから、画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すようにして説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備出来た段階で順次出力するように構成することも可能である。
これにより、デジタル複合機1の原稿搬送読取部2にて読み取られた原稿画像は、画像形成部3から階調性のあるコピー画像として出力される。
(プリンタモード)
PCなどのネットワーク接続された外部機器から送られてきた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画像としてボード601上で展開された後、インターフェイスであるSCSI504から一旦サブ画像処理ボード500側へ転送されHDなどのディスクメモリ503へと記憶される。
なお、プリンタボード601によりページ画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に送られるが、ページ画像に対して2値画像処理は行わず、ディスクメモリ503に一時記憶されるだけである。
また、一旦記憶されたページ画像がディスクメモリ503から読み出される時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わない。
そしてディスクメモリ503へ一時記憶された画像情報は、所定のページ順となるようにディスクメモリ503から読み出されながら、メイン画像処理ボード400へと送られてガンマ補正を行い、レーザーコントロール404の制御に基づいて、LSU33にて画像が再現される。
(ファクシミリモード)
ファクシミリモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。
先に相手先に対する原稿の送信について説明すると、デジタル複合機1のADF・RADF18の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナユニット20のプラテンガラス16上へと順次供給され、送信原稿の画像は先に説明したスキャナユニット20の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402により所定の処理が施される。
そして、この8ビットの電子画像データは、メイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、上述したコピーモードにおける電子RDH機能の場合と同様である。
このようにして2値画像化された送信原稿は、所定の形式で圧縮されて、メモリ502に記憶される。
そして、相手先との送信手続きを行い、送信可能な状態が確保されると、メモリ502から読み出された所定の形式で圧縮された送信原稿画像はファクシミリボード603側へと転送され、このファクシミリボード603において、圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
次に相手先から送信されてきた原稿画像の受信の処理について説明する。
相手先から通信回線を介して原稿が送信されてくると、ファクシミリボード603により通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信する。また、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファクシミリインターフェイスから2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸張処理部などによりページ単位の画像として再現する。
そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送され、ガンマ補正を行い、レーザーコントロール404からLSU33にて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
以下に、本発明に係る画像処理装置による、ステープル処理時における画像処理について説明する。
[第1の実施形態]
図4は、本実施形態におけるステープル処理時の画像処理について示したフローチャート図である。
原稿セットトレイ11に原稿をセットし、操作パネル103の操作キー105より、用紙のサイズ、変倍率、ステープル処理を行なう入力等がなされると、オペレーションパネルボード100のCPU101は、更にステープル位置を指定する入力がなされたかの判定を行なう(S1)。
ステープル処理を行なう入力はなされたが、ステープル位置を指定する入力がなされていない場合(S1で、「NO」)、S3の処理に進む。ステープル位置についての入力がない場合は、メイン画像処理ボードのメモリ403にステープル位置指定について初期設定値が記憶されていて、メインCPU401が、メモリ403から初期設定情報を読み出し、フィニッシャー208のCPU208aに出力される。
ステープル位置を指定する入力がなされている場合(S1で、「YES」)、CPU101は、該設定の情報をメインCPU401に出力し、メインCPU401は、ステープル設定の情報をフィニッシャー208のCPU208aに出力するとともに、メモリ403に記憶する(S2)。
次に、操作キー105のスタートボタンが押下されると、読取スキャナ部204は、原稿の読み取りを開始し、CCD301が取得した画像データは、A/D変換器304によりデジタルデータに変換され、メイン画像処理ボード400の多値画像処理部402に出力される。
多値画像処理部402の画像向き判定処理により、各原稿の画像データの天地判定(基準向き判定)を行う(S3)。
この画像向き判定は、画像データの属性を示す原稿特性値を算出して行なう。例えば、画像データにおける画素の密度や濃度等からエッジ判定を行なうことにより、文字、写真といった画像種類の判別を行ない、文字画像に対して、OCR(Optical Character Recognition、光学文字認識)処理により、文字の画像をコンピュータで編集できる形式(文字コードの列)に変換し、画像データ向き判定を行なうことができる。
更に、メインCPU401は、メモリ403のステープル設定の情報を読み出し、該設定情報と画像向き判定の結果とにより画像データの回転処理が必要か否かの判定を行なう(S4)。
図5は、画像向き判定の結果とステープル位置の設定から画像データの回転処理が行なわれる様子を示した図である。
例えば、図5(a)に示すように、原稿の画像データが縦で上向きと識別されれば、メインCPU401は、画像回転の必要はないと判定し(S4で、「NO」)、該画像データは、回転処理を行なわず、本画像処理を終了する。
しかし、図5(b)のように、原稿の画像データが縦で下向きと識別されれば、メインCPU401は、画像回転の必要ありと判定し(S4で、「YES」)、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501の制御をし、180°の画像回転処理を行なわせる(S5)。
また、図5(c)に示すように、ステープル位置の設定情報が、縦向きの原稿(ポートレート画像)は右上、横向きの原稿(ランドスケープ画像)は左上、と設定されている場合で、原稿の画像データが右向きと識別されたときには、メインCPU401は、画像回転の必要はないと判定し(S4で、「NO」)、画像回転処理は行なわない。
また、同じくステープル位置の設定情報が、縦向きの原稿は右上、横向きの原稿は左上、と設定されている場合で、原稿の画像データが左向きと識別されたときには、メインCPU401は、画像回転の必要ありと判定し(S4で、「YES」)、2値画像処理部501は、180°の画像回転処理を行なう(S5)。
また、ステープル位置の設定情報が、縦向きの原稿は左上、横向きの原稿は右上、と設定されている場合で、原稿の画像データが右向きと判定されたときには、メインCPU401は、画像回転の必要ありと判定し(S4で、「YES」)、2値画像処理部501は、180°の画像回転処理を行なう(S5)。
また、同じくステープル位置の設定情報が、縦向きの原稿は左上、横向きの原稿は右上、と設定されている場合で、原稿の画像データが左向きと判定されたときには、メインCPU401は、画像回転の必要はないと判定し(S4で、「NO」)、画像回転処理は行なわない。
このようにして、ステープル位置と画像の向きから画像データの処理が行なわれる。
本処理の終了後は、メインCPU401の制御により2値画像処理部501による通常の画像処理が行なわれ、処理後の画像データは、原稿1枚ごとにHD503に出力され、一時的に保存される。
原稿セットトレイ11にセットされた原稿が全て読み取られ、又は所定分の原稿が読み取られ、画像処理が行なわれると、メインCPU401は、HD503から保存されている画像を順次読み出し、多値画像処理部402においてγ補正等が行なわれ、レーザーコントロール部404を介して、画像データがLSU33に出力される。
LSU33は、既に説明したように、画像データに基づいて、レーザ光で感光体ドラム31表面を走査し、転写装置35と感光体ドラム31間を通過して行く記録紙にトナー像を定着させる。
印刷が行なわれた記録紙は、排紙処理装置5へ排出される。
図6は、排紙処理装置5の一実施形態を示す断面図である。図7〜図11は、排紙処理装置5におけるステープル処理を示すための図である。
図6に示すように、排紙処理装置5は、排紙トレイ51と、画像形成部3から搬送された印刷済みの記録紙を各排紙トレイ51へと導くために配設されている分岐爪52、及び搬送路53と、記録紙を搬送するためのローラ54と、排紙トレイ51に排出するために一時的に記録紙を貯めたり、ステープラ処理する記録紙を貯めるコンパイラトレイ55と、ステープラ56と、シート束を排出するためのシート束排出用ローラ57とを備えている。
ステープラ処理を行なう場合は、分岐爪52は、コンパイラトレイ55へ導くように位置決めされる。
画像形成部3から排紙処理装置5へ搬送された印刷済みの記録紙は、ローラ54により送られ、図7に示すように、コンパイラトレイ55に、最終原稿を印刷した記録紙が排出されると、ステープラ56によりシート束が綴じられる。
図8のように、シート束排出用ローラ57が移動し、コンパイラトレイ55は、綴じられたシート束を排出するためにシート束排出用ローラ57の方向に移動する。
次に、図9のように、シート束排出用ローラ57は、排紙トレイ51に排出するようシート束を送り出す。
図10に示すように、シート束は、排紙トレイ51に排出される。そして、図11のように、シート束排出用ローラ57は、移動前の位置に戻る。
以上のようにして、本発明に係るデジタル複合機は、読み取った原稿の画像データから原稿の向きを判別し、適切な位置にステープル処理を行なうことができる。
[第2の実施形態]
図12は、本実施形態におけるステープル処理時の画像処理について示したフローチャート図である。
原稿セットトレイ11に原稿をセットし、操作パネル103の操作キー105より、用紙のサイズ、変倍率、ステープル処理を行なう入力等がなされると、オペレーションパネルボード100のCPU101は、更にステープル位置を指定する入力がなされたかの判定を行なう(S11)。
ステープル処理を行なう入力はなされたが、ステープル位置を指定する入力がなされていない場合(S11で、「NO」)、S13の処理に進む。ステープル位置についての入力がない場合は、メイン画像処理ボードのメモリ403にステープル位置指定について初期設定値が記憶されていて、メインCPU401が、メモリ403から初期設定情報を読み出し、フィニッシャー208のCPU208aに出力される。
ステープル位置を指定する入力がなされている場合(S11で、「YES」)、CPU101は、該設定の情報をメインCPU401に出力し、メインCPU401は、ステープル設定の情報をフィニッシャー208のCPU208aに出力するとともに、メモリ403に記憶する(S12)。
次に、操作キー105のスタートボタンが押下されると、読取スキャナ部204は、原稿の読み取りを開始し、CCD301が取得した画像データは、A/D変換器304によりデジタルデータに変換され、メイン画像処理ボード400の多値画像処理部402に出力される。
図13は、本実施形態におけるステープル位置の設定と画像検出結果とから画像データの回転処理が行なわれる様子を示した図である。
多値画像処理部402では、画像データの画素の濃度等の検出が行なわれ、メモリ403に記憶される。メインCPU401は、メモリ403のステープル設定の情報及び画素の濃度等の原稿特性値を読み出し、図13(a)に示すように、画像データのうち、ステープル設定位置の隅において端から所定領域内に、画像があることを表す一定値以上の原稿特性値が検出されたか否かの判定を行なう(S13)。該所定領域の座標値については、予めメモリ403に記憶されていて、メインCPU401がステープル設定の情報とともに該座標値について読み出し、判定が行なわれるものとする。
図13(a)のように、所定領域に一定以上の特性値が検出されない場合は、メインCPU401は、画像回転の必要はないと判定し(S13で、「NO」)、該画像データは、回転処理を行なわず、本画像処理を終了する。
しかし、図13(b)のように、所定領域に一定以上の特性値を検出した場合は、メインCPU401は、画像回転の必要ありと判定し(S13で、「YES」)、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501の制御をし、180°の画像回転処理を行なわせる(S14)。
更に、メインCPU401は、S14での回転処理後の画像データについて、図13(c)に示すように、S13と同様、ステープル設定位置のある所定領域に一定値以上の特性値を検出したか否かの判定を行なう(S15)。
所定領域に一定値以上の特性値が検出されない場合は(S15で「NO」)、メインCPU401は、本処理を終了する。
所定領域に一定値以上の特性値が検出された場合は(S15で「YES」)、メインCPU401は、再度、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501の制御をし、180°の画像回転処理を行なわせて元の画像向きに戻すようにして(S16)、本処理を終了する。
この後の処理は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
このようにして、ステープル位置のある所定領域内に画像データがあるか判定し、画像データの処理が行なわれ、画像がある位置にステープルが行なわれる不具合を防止することができる。
また、回転処理後にも画像がある位置とステープル位置が重なってしまう場合には、やむを得ない状態であるので、次善の処理として当初の原稿の向きに戻すものである。
[第3の実施形態]
図14は、本実施形態におけるステープル処理時の画像処理について示したフローチャート図である。
原稿セットトレイ11に原稿をセットし、操作パネル103の操作キー105より、用紙のサイズ、変倍率、ステープル処理を行なう入力等がなされると、オペレーションパネルボード100のCPU101は、更にステープル位置を指定する入力がなされたかの判定を行なう(S21)。
ステープル処理を行なう入力はなされたが、ステープル位置を指定する入力がなされていない場合(S21で、「NO」)、S23の処理に進む。ステープル位置についての入力がない場合は、メイン画像処理ボードのメモリ403にステープル位置指定について初期設定値が記憶されていて、メインCPU401が、メモリ403から初期設定情報を読み出し、フィニッシャー208のCPU208aに出力される。
ステープル位置を指定する入力がなされている場合(S21で、「YES」)、CPU101は、該設定の情報をメインCPU401に出力し、メインCPU401は、ステープル設定の情報をフィニッシャー208のCPU208aに出力するとともに、メモリ403に記憶する(S22)。
次に、操作キー105のスタートボタンが押下されると、読取スキャナ部204は、原稿の読み取りを開始し、CCD301が取得した画像データは、A/D変換器304によりデジタルデータに変換され、メイン画像処理ボード400の多値画像処理部402に出力される。
メインCPU401は、操作パネル103の操作キー105より、両面印刷を指定する入力がなされたか否かの判定を行なう(S23)。
両面印刷を指定する入力がなされている場合は(S23で「YES」)、本画像処理を終了する。
両面印刷を指定する入力がなされていない場合は(S23で「NO」)、次の画像処理へと進む。
図15は、本実施形態におけるステープル位置の設定と画像検出結果とから画像データの回転処理が行なわれる様子を示した図である。
多値画像処理部402では、画像データの画素の濃度等の検出が行なわれ、メモリ403に記憶される。メインCPU401は、メモリ403のステープル設定の情報及び画素の濃度等の原稿特性値を読み出し、図15(a)に示すように、画像データのうち、ステープル設定位置の隅において端から所定領域内に、画像があることを表す一定値以上の原稿特性値が検出されたか否かの判定を行なう(S24)。該所定領域の座標値については、予めメモリ403に記憶されていて、メインCPU401がステープル設定の情報とともに該座標値について読み出し、判定が行なわれるものとする。
図13(a)のように、所定領域に一定値以上の特性値が検出されない場合は、メインCPU401は、画像回転の必要はないと判定し(S24で、「NO」)、該画像データは、回転処理を行なわず、本画像処理を終了する。
しかし、図15(b)のように、所定領域に一定値以上の特性値を検出した場合は、メインCPU401は、画像回転の必要ありと判定し(S24で、「YES」)、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501の制御をし、画像向きを副走査方向にミラー化させるよう画像回転処理を行なわせる(S25)。
更に、メインCPU401は、S25での回転処理後の画像データについて、図15(c)に示すように、S24と同様、ステープル設定位置のある所定領域に一定値以上の特性値を検出したか否かの判定を行なう(S26)。
所定領域に一定値以上の特性値が検出されない場合は(S26で「NO」)、メインCPU401は、回転処理後の画像データについて、記録紙の裏面に印刷するよう制御信号をマシンコントロールボード200のCPU201に伝達し、CPU201は、裏面印刷の制御信号を両面ユニット207に出力して(S27)、本処理を終了する。
このようにすることで、ミラー化するよう回転処理された画像データは、記録紙の裏面に印刷されることになる。
所定領域に一定値以上の特性値が検出された場合は(S26で「YES」)、メインCPU401は、再度、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501の制御をし、画像回転処理を行なわせて、元の向きの画像データに戻させて(S28)、本処理を終了する。
この後の処理は、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
このようにして、ステープル位置のある所定領域内に画像データがあるか判定し、画像データの処理が行なわれ、画像がある位置にステープルが行なわれる不具合を防止することができる。
また、回転処理後にも画像がある位置とステープル位置が重なってしまう場合には、やむを得ない状態であるので、次善の処理として当初の原稿の向きに戻すものである。
なお、第2及び第3の実施形態で説明した、ステープル位置を含む所定領域に画像データを検出した場合に画像データを回転又は鏡像化して裏面印刷する処理は、全ての画像データについて1枚ごとに判定してもよいし、最初に読み取った画像データのみ判定してもよい。
最初に読み取った画像データのみの判定で画像データを処理することにより、判定にかかる時間を短縮し、ユーザに待ち時間を意識させることなく本発明に係る処理を行なうことができる。
尚、本発明の画像処理装置及び画像処理方法は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る画像処理装置の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る画像処理装置の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるステープル処理時の画像処理について示したフローチャート図である。 画像向き判定の結果とステープル位置の設定から画像データの回転処理が行なわれる様子を示した図である。 排紙処理装置の一実施形態を示す断面図である。 排紙処理装置におけるステープル処理を示すための図である。 排紙処理装置におけるステープル処理を示すための図である。 排紙処理装置におけるステープル処理を示すための図である。 排紙処理装置におけるステープル処理を示すための図である。 排紙処理装置におけるステープル処理を示すための図である。 第2の実施形態におけるステープル処理時の画像処理について示したフローチャート図である。 第2の実施形態におけるステープル位置の設定と画像検出結果とから画像データの回転処理が行なわれる様子を示した図である。 第3の実施形態におけるステープル処理時の画像処理について示したフローチャート図である。 第3の実施形態におけるステープル位置の設定と画像検出結果とから画像データの回転処理が行なわれる様子を示した図である。
符号の説明
1 デジタル複合機
2 原稿搬送読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 排紙処理装置
7 USBインターフェイス
8 操作パネル
11 原稿セットトレイ
12 原稿検知センサ
13 ピックアップローラ
14 サバキ板
15 搬送ローラ
16 プラテンガラス
17 原稿排出トレイ
18 ADF・RADF
20 スキャナユニット
21、22 読取部
23、24 走査ユニット
26 結像レンズ
27、301 CCD
31 感光体ドラム
32 帯電装置
33 レーザスキャンユニット
34 現像装置
35 転写装置
36 クリーニング装置
37 定着装置
38、39 搬送路
41 用紙カセット
42 手差トレイ
51 排紙トレイ
100 オペレーションパネルボード
101、201 CPU
102、403、502 メモリ
103 操作パネル
104 LCD
105 操作キー
200 マシンコントロールボード
203 自動原稿送り装置
204 読取スキャナ部
205 プロセス部
206 給紙搬送部
207 両面ユニット
208 フィニッシャー
300 CCDボード
302 CCD G/A
303 アナログ回路
304 A/D変換器
400 メイン画像処理ボード
401 メインCPU
402 多値画像処理部
404 レーザーコントロールユニット
405、505 コネクタ
500 サブ画像処理ボード
501 2値画像処理部
503 HD
504 SCSI
601 プリンタボード
602 機能拡張ボード
603 FAXボード

Claims (9)

  1. 入力画像データの特徴を検出する検出手段と、
    ステープル位置を記憶する記憶手段と、
    前記画像データに処理を施すデータ処理手段と、
    前記画像データを記録紙に印刷する印刷手段と、
    印刷された前記記録紙に後処理を施す後処理手段と、
    前記各手段の制御を行なう制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記画像データの特徴と前記ステープル位置とを比較し、該比較結果により前記データ処理手段を制御して、前記画像データの処理を行なわせることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像データの特徴とは、該画像データの向きのことであり、前記制御手段は、前記画像データの向きと前記ステープル位置との比較を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データの特徴とは、画像があることを示す一定値以上の特性値のことであり、前記制御手段は、前記ステープル位置を含む所定領域と前記一定値以上の特性値が検出された領域との比較を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データの処理には、前記画像データを180度回転する処理が含まれることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像データの処理には、前記画像データを副走査方向に鏡像化するよう回転する処理が含まれ、前記制御手段は、前記印刷手段を制御して、前記記録紙の裏面にデータ処理後の前記画像データを印刷させることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記データ処理後の画像データのステープル位置を含む所定領域内に、画像があることを示す一定値以上の特性値があると判定した場合に、前記データ処理手段に、該画像データを処理前の状態に戻させることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記画像データの特徴と前記ステープル位置との比較を全画像データについて行なうことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像データの特徴と前記ステープル位置との比較を最初の入力画像データについて行なうことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 入力画像データの特徴を検出するステップと、
    前記画像データの特徴とステープル位置とを比較するステップと、
    前記比較結果により前記画像データに処理を施すステップと、
    前記画像データを記録紙に印刷するステップと、
    印刷された前記記録紙に後処理を施すステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
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