JP2009052899A - 慣性力センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】陽極接合における質量体のキャップへの張り付きをより確実に防ぐことにより、歩留まりを向上することが可能な慣性力センサおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】慣性力センサ101は、基板15から離間して配置された質量体5と、質量体5を基板15の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第1の支持部4と、基板15の主表面上に設けられ、質量体5を囲む枠体2と、質量体5を覆うように枠体2と陽極接合されたキャップ19と、キャップ19の質量体5と対向する主表面に設けられた導電膜21と、導電膜21と接するコンタクト電極22と、コンタクト電極22を基板15の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第2の支持部23,26とを備え、第2の支持部23,26の基板15から導電膜21への方向の剛性は、第1の支持部4の基板15から導電膜21への方向の剛性より低い。
【選択図】図2

Description

本発明は、慣性力センサおよびその製造方法に関し、特に、質量体を覆うように、キャップと、基板上に設けられた枠体とを陽極接合する慣性力センサおよびその製造方法に関する。
加速度、角速度および角加速度等の慣性力由来の特性を検出する従来の慣性力センサとして、たとえば、特許文献1には、以下のような加速度センサの製造方法が開示されている。すなわち、加速度センサは、基板と、基板上に形成されているセンサ素子(質量体)と、基板上に形成されており、平面視においてセンサ素子を囲繞しているポリシリコン接合枠と、端面においてポリシリコン接合枠の上面と接合することにより、所定の空間を隔ててセンサの上方を覆っているキャップと、センサ素子に対面するキャップの面上に形成されており、一部がポリシリコン接合枠と接合している第1のメタル膜と、第1の配線を介してセンサ素子と電気的に接続しており、基板上に形成されている第1のパッドと、基板と電気的に接続されている第2のパッドと、第2の配線を介してポリシリコン接合枠と電気的に接続されており、基板上に形成されている第3のパッドとを備える。この加速度センサにおいて、第1ないし第3のパッドを電気的に接続する第2のメタル膜を形成する工程と、この工程の後に、基板とキャップとの間に電圧を印加し、キャップとポリシリコン接合枠を陽極接合する工程と、この工程の後に、第2のメタル膜を除去する工程とを含む。
特開2005−172543号公報
ところで、特許文献1記載の加速度センサにおいて、陽極接合において発生する静電引力によってセンサ素子がキャップに張り付くことを防ぐためには、第1のメタル膜とポリシリコン接合枠との確実な電気接続が必要である。この電気接続は、ポリシリコン接合枠の一部と第1のメタル膜とを物理的に接触させることにより実現される。しかしながら、陽極接合前において、ポリシリコン接合枠と、キャップとの接合面は、応力および加工精度等により、平坦とはならず、反りおよび凹凸が生じている。たとえば、多数のセンサ素子が形成されているウエハ全面において、陽極接合時に第1のメタル膜とポリシリコン接合枠とを物理的に確実に接触させることにより、両者を電気的に確実に接続することは困難である。そして、陽極接合のための電圧印加時に第1のメタル膜とセンサ素子とが同一電位でない場合には、センサ素子が静電引力により第1のメタル膜に移動して第1のメタル膜と張り付く。この張り付きによりセンサ素子の破損などが発生するため、加速度センサの歩留まりが低下してしまう。
それゆえに、本発明の目的は、陽極接合における質量体のキャップへの張り付きをより確実に防ぐことにより、歩留まりを向上することが可能な慣性力センサおよびその製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる慣性力センサは、主表面を有する基板と、基板から離間して配置された質量体と、質量体を基板の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第1の支持部と、基板の主表面上に設けられ、質量体を囲む枠体と、質量体を覆うように枠体と陽極接合されたキャップと、キャップの質量体と対向する主表面に設けられた導電膜と、導電膜と接するコンタクト電極と、コンタクト電極を基板の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第2の支持部とを備え、第2の支持部の基板から導電膜への方向の剛性は、第1の支持部の基板から導電膜への方向の剛性より低い。
上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる慣性力センサの製造方法は、主表面を有する基板と、基板から離間して配置された質量体と、質量体を基板の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第1の支持部と、基板の主表面上に設けられ、質量体を囲む枠体と、主表面に導電膜が設けられたキャップと、コンタクト電極と、コンタクト電極を基板の主表面上に支持し、かつ基板から導電膜への方向の剛性が第1の支持部より低い第2の支持部とを備えた慣性力センサの製造方法であって、枠体と、質量体と、コンタクト電極とを電気的に接続することにより同電位にするステップと、キャップが質量体と、コンタクト電極とを覆うように、かつキャップと枠体とが接するように配置するステップと、枠体とキャップとの間に、コンタクト電極が移動して導電膜に接するための第1電圧より小さい電圧を印加し、その後、枠体とキャップとの間に印加する電圧を徐々に上昇させて第1電圧以上とすることにより、枠体とキャップとを陽極接合するステップとを含む。
本発明によれば、陽極接合における質量体のキャップへの張り付きをより確実に防ぐことにより、歩留まりを向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの構成を示す平面図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの図1におけるII−II断面を示す断面図である。図3は、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの図1におけるIII−III断面を示す断面図である。
図1〜図3を参照して、慣性力センサ101は、たとえば容量型加速度センサである。
慣性力センサ101は、慣性力検知部7と、電極パッド9〜13と、可動コンタクト電極22と、接合枠(枠体)2と、ガラスキャップ19と、下層配線8と、シリコン基板15と、絶縁膜16,17,18と、金属薄膜21と、支持梁(第2の弾性部)23,26と、アンカー24,27と、信号処理部51とを備える。慣性力検知部7は、アンカー3と、梁(第1の弾性部)4と、可動質量体5と、検出電極6a,6bとを含む。
アンカー3は、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、梁4がシリコン基板15から離間するように梁4をシリコン基板15の主表面S1上に支持する。梁4は、可動質量体5がシリコン基板15から離間するように可動質量体5をシリコン基板15の主表面S1上に支持する。
接合枠2は、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、慣性力検知部7、可動コンタクト電極22、支持梁23,26およびアンカー24,27を囲む。
ガラスキャップ19は、慣性力検知部7、可動コンタクト電極22、支持梁23,26およびアンカー24,27を覆うように接合枠2と陽極接合されている。より詳細には、慣性力検知部7、可動コンタクト電極22、支持梁23,26およびアンカー24,27は、接合枠2と、ガラスキャップ19と、シリコン基板15とによって封止されている。
金属薄膜21は、ガラスキャップ19の下面すなわち可動質量体5と対向する主表面S2上に設けられている。
可動コンタクト電極22は、接合枠2と、ガラスキャップ19と、シリコン基板15とで形成された密封キャビディー20内に配置される。また、可動コンタクト電極22は、金属薄膜21と接している。
アンカー24,27は、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、支持梁23,26がシリコン基板15から離間するように支持梁23,26をそれぞれシリコン基板15の主表面S1上に支持する。支持梁23,26は、可動コンタクト電極22がシリコン基板15から離間するように可動コンタクト電極22をシリコン基板15の主表面S1上に支持する。
可動コンタクト電極22の面外剛性および可動コンタクト電極22を支持する支持梁23,26の面外剛性は、可動質量体5の面外剛性および可動質量体5を支持する梁4の面外剛性より低く、たとえば1/2以下に設定される。このため、可動コンタクト電極22は可動質量体5と比べて面外方向に動きやすい。ここで、面外方向とは、シリコン基板15から金属薄膜21への方向(図2において紙面上方向)を意味する。
電極パッド11は、可動質量体5と電気的に接続されている。電極パッド10は、検出電極6aと電気的に接続されている。電極パッド13は、検出電極6bと電気的に接続されている。電極パッド9は、可動コンタクト電極22と電気的に接続されている。ここで、シリコン基板15と接合枠2とは電気的に接続されている。たとえば、図示していないが、接合枠2はアンカー24および27と接することにより、シリコン基板15と電気的に接続される構成であってもよい。すなわち、電極パッド12は、シリコン基板15を介して接合枠2と電気的に接続されている。
下層配線8は、絶縁膜16と絶縁膜18とに挟まれ、かつ絶縁膜17と同じ層に埋め込まれている。下層配線8は、接合枠2の下を通り、可動質量体5と電極パッド11とを電気的に接続し、検出電極6aと電極パッド10とを電気的に接続し、検出電極6bと電極パッド13とを電気的に接続し、可動コンタクト電極22と電極パッド9とを電気的に接続している。また、電極パッド12は、シリコン基板15の電位を決めるパッドである。
電極パッド10,11,13は、たとえば信号処理IC(Integrated Circuit)である信号処理部51とワイヤで接続されている。
シリコン基板15は、絶縁膜16,17,18により、可動質量体5と電気的に絶縁されている。
接合枠2は、ガラスキャップ19と陽極接合によって接合されている。ここで、陽極接合とは、たとえばガラスとシリコン基板との間に数百〜数キロボルトの高電圧を印加することによりガラスとシリコンとを化学的に接合する方法である。
アンカー24,27は、可動コンタクト電極22とシリコン基板15とを接続している。アンカー24は、下層配線8を介して電極パッド9と電気的に接続されている。
慣性力検知部7、接合枠2、可動コンタクト電極22、支持梁23,26およびアンカー24,27は、たとえば同一の導電材料で構成されている。この材料は、たとえば、不純物をドープした導電性を有するポリシリコン、あるいは単結晶シリコンである。下層配線8はたとえば導電性を有するポリシリコンで構成されている。絶縁膜16〜18はたとえばシリコン酸化膜およびシリコン窒化膜などの薄膜絶縁材料で構成されている。
可動質量体5は、可動電極として機能する。梁4は、可動質量体5と一体に形成され、検出すべき加速度の方向Aに伸縮することにより、可動質量体5を方向Aに沿って移動させる。
図1の紙面左右方向Aに加速度が印加されると、可動質量体5が移動する。この移動により生じる可動質量体5と検出電極6a,6bとの間の静電容量変化に基づいて加速度が検出される。すなわち、信号処理部51は、電極パッド10,11,13を介して検出した可動質量体5と検出電極6a,6bとの間の静電容量変化を検出し、検出した静電容量変化を加速度に変換する。
次に、慣性力センサ101の製造方法について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法を説明するための平面図である。図4は、ガラスキャップが接合される前の慣性力センサ101の構成を示している。図5は、図4に示すV−V断面を示す断面図である。
図4および図5を参照して、シリコン基板15上の慣性力検知部7およびガラスキャップ19等の加工は、シリコン基板15上への薄膜堆積、パターニングおよびエッチングならびにガラス基板の加工および金属薄膜形成により実施される。
より詳細には、まず、主表面S1を有するシリコン基板15と、シリコン基板15から離間して配置された可動質量体5と、可動質量体5をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつ剛性を有する梁4と、シリコン基板15の主表面S1上に設けられた検出電極6a,6bと、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、慣性力検知部7を囲む接合枠2と、主表面に金属薄膜21が設けられたガラスキャップ19と、可動コンタクト電極22と、可動コンタクト電極22をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつシリコン基板15から金属薄膜21への方向の剛性が梁4より低い支持梁23,26とを各種加工作業により準備する。
図5を参照して、電極パッド9,10,11,12,13を互いに電気的に接続する金属薄膜25を形成する。すなわち、ガラスキャップ19と接合枠2との陽極接合を行なう前に、電極パッド9,10,11,12,13を金属薄膜25によりすべてショートする。これにより、シリコン基板15と、接合枠2と、可動質量体5と、検出電極6a,6bと、可動コンタクト電極22とを同一電位たとえばグランド電位とする。
次に、ガラスキャップ19と接合枠2との位置合わせを行なう。すなわち、ガラスキャップ19が慣性力検知部7と、可動コンタクト電極22と、支持梁23,26とを覆うように、かつガラスキャップ19と接合枠2とが接するように配置する。
次に、400℃程度シリコン基板15を加熱する。そして、ガラスキャップ19にマイナス電圧を印加することにより、接合枠2とガラスキャップ19とを陽極接合する。
すなわち、接合枠2とガラスキャップ19との間に、可動コンタクト電極22が移動して金属薄膜21に接するための電圧V1より小さい電圧を印加する。その後、接合枠2とガラスキャップ19との間に印加する電圧を徐々に上昇させて電圧V1以上とすることにより、接合枠2とガラスキャップ19とを陽極接合する。
この陽極接合工程後、金属薄膜25を除去する。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法における陽極接合時の時間と印加電圧との関係を示す図である。
図6を参照して、接合枠2とガラスキャップ19との間の印加電圧は急激に大きい電圧とするのではなく、0Vから徐々に上昇させて電圧V1に到達させ、その後、電圧V1より大きい電圧V2に到達させ、最終的に電圧V2より大きい電圧V3に到達させる。
ここで、電圧V1は、可動コンタクト電極22が静電引力によりガラスキャップ19に移動して張り付く電圧である。また、電圧V2は、可動コンタクト電極22とガラスキャップ19との張り付きがないと仮定した場合において、可動質量体5が静電引力により移動してガラスキャップ19に張り付く電圧である。
まず、印加電圧を0ボルトから電圧V1に徐々に上昇させる。そうすると、可動コンタクト電極22は静電引力によってガラスキャップ19に張り付く。このとき、慣性力センサ101は、図2および図3に示す断面構造を有する。
そして、可動コンタクト電極22はそのままガラスキャップ19に接合され、固定される。ここで、可動コンタクト電極22の一部は金属薄膜21と接触する。これにより、金属薄膜21と、可動コンタクト電極22および可動質量体5とは同電位となる。
ここで、金属薄膜21は、陽極接合の温度において可動コンタクト電極22と共に合金層を形成するアルミおよび金等の金属で形成されている。このような構成により、可動コンタクト電極22はガラスキャップ19と強固に接合するため、可動コンタクト電極22と金属薄膜21とは接触抵抗が低くなることから良好な導通状態となる。
次に、印加電圧を電圧V2に上昇させる。ここで、可動質量体5と金属薄膜21とは同電位になっているため静電引力が発生しないことから、可動質量体5はガラスキャップ19の方向に変位しない。なお、可動コンタクト電極22はガラスキャップ19と強固に接合しているため、慣性力などによる変位は生じない。
ここで、慣性力センサ101の製造方法において、電極パッド9および11と電極パッド12とをショートしないと仮定した場合、可動質量体5および可動コンタクト電極22はシリコン基板15と電気的に分離されているため、電位が固定されない。この場合、可動質量体5と対向するガラスキャップ19の主表面に設けられる金属薄膜21も、電位が固定されない。
可動コンタクト電極22の張り付きによる金属薄膜21、可動コンタクト電極22および可動質量体5の電位固定がない場合には、可動質量体5および可動コンタクト電極22は、静電引力によってガラスキャップ19側に引かれて張り付く。すなわち、可動質量体5は金属薄膜21と接触する。可動質量体5は、接触状態によっては陽極接合工程後も金属薄膜21に張り付いたままとなるか、あるいは接触時に損傷を受ける可能性があり、慣性力センサ101の歩留まりが大幅に低下する。
また、特許文献1記載の技術では、陽極接合時の静電引力によってセンサ素子がキャップに張り付くことを防ぐために、陽極接合時に第1のメタル膜とポリシリコン接合枠とを物理的に接触させる。しかしながら、陽極接合前において、ポリシリコン接合枠と、キャップとの接合面は、応力および加工精度等により、平坦とはならず、反りおよび凹凸が生じているため、第1のメタル膜とポリシリコン接合枠とを物理的に確実に接触させることは困難である。
しかしながら、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法では、まず、主表面S1を有するシリコン基板15と、シリコン基板15から離間して配置された可動質量体5と、可動質量体5をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつ剛性を有する梁4と、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、慣性力検知部7を囲む接合枠2と、主表面に金属薄膜21が設けられたガラスキャップ19と、可動コンタクト電極22と、可動コンタクト電極22をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつシリコン基板15から金属薄膜21への方向の剛性が梁4より低い支持梁23,26とを各種加工作業により準備する。次に、シリコン基板15と、接合枠2と、可動質量体5と、検出電極6a,6bと、可動コンタクト電極22とを電気的に接続することにより同一電位たとえばグランド電位とする。次に、ガラスキャップ19が慣性力検知部7と、可動コンタクト電極22と、支持梁23,26とを覆うように、かつガラスキャップ19と接合枠2とが接するように配置する。次に、接合枠2とガラスキャップ19との間に、可動コンタクト電極22が移動して金属薄膜21に接するための電圧V1より小さい電圧を印加する。その後、接合枠2とガラスキャップ19との間に印加する電圧を徐々に上昇させて電圧V1以上とすることにより、接合枠2とガラスキャップ19とを陽極接合する。
すなわち、陽極接合前に電極パッド9,11,12をショートすることにより、接合枠2と、可動質量体5および可動コンタクト電極22とを同電位にする。そして、この状態で陽極接合することにより、弱いバネ構造で支持されている可動コンタクト電極22が先にガラスキャップ19に張り付く、すなわち金属薄膜21と電気的に接触するため、金属薄膜21の電位がグランドに固定される。金属薄膜21の電位が可動質量体5と同電位となるため、可動質量体5がガラスキャップ19側に静電引力で引かれなくなることから、可動質量体5と金属薄膜21との接触を回避することができる。すなわち、特許文献1記載の技術のように、第1のメタル膜とポリシリコン接合枠とを物理的に接触させることなく、金属薄膜21と可動質量体5と可動コンタクト電極22とを確実に同電位にすることができるため、慣性力センサの歩留まりを向上することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法では、電極パッド9,11,12だけでなく電極パッド10,13も全てショートしてグランド電位に接続する。このような構成により、慣性力センサ101の検出電極6a,6bと可動質量体5との間に静電引力が発生して検出電極6a,6bと可動質量体5との張り付きが生じることを防ぐことができる。
また、シリコン基板15およびガラスキャップ19はウエハ全面において接合前に物理接触しているわけではなく、隙間が空いている可能性がある。したがって、可動コンタクト電極22がガラスキャップ19に張り付く電圧V1および可動質量体5がガラスキャップ19に張り付く電圧V2はウエハ全面で同一値ではなく、ばらつく。
そこで、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法では、接合枠2とガラスキャップ19との間にステップ的に電圧を印加するのではなく、アナログ的に電圧を印加する。このような構成により、多数の慣性力検知部7が形成されているウエハ全面において、陽極接合時に金属薄膜21と可動コンタクト電極22とを物理的に確実に接触させることができるため、金属薄膜21と可動質量体5と可動コンタクト電極22とを確実に同電位にすることができる。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサは、加速度センサであるとしたが、これに限定するものではなく、角速度センサ等、キャビティ内に可動構造体(可動質量体)を備え、陽極接合において可動構造体とキャップとが静電引力によって張り付く可能性のあるセンサであれば、本発明を適用することにより、歩留まり向上の効果が得られる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る慣性力センサと比べて可動コンタクト電極を複数個備える構成とした慣性力センサに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る慣性力センサと同様である。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る慣性力センサの構成を示す図である。
図7を参照して、慣性力センサ102は、本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサと比べて、さらに、可動コンタクト電極35と、支持梁31,33と、アンカー32,34を備える。また、慣性力センサ102は、信号処理部51の代わりに信号処理部52を備える。信号処理部52は、測定部61を含む。
接合枠2は、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、慣性力検知部7、可動コンタクト電極22,35、支持梁23,26,31,33およびアンカー24,27,32,34を囲む。
ガラスキャップ19は、慣性力検知部7、可動コンタクト電極22,35、支持梁23,26,31,33およびアンカー24,27,32,34を覆うように接合枠2と陽極接合されている。より詳細には、慣性力検知部7、可動コンタクト電極22,35、支持梁23,26,31,33およびアンカー24,27,32,34は、接合枠2と、ガラスキャップ19と、シリコン基板15とによって封止されている。
金属薄膜21は、ガラスキャップ19の下面すなわち可動質量体5と対向する主表面S2上に設けられている。
可動コンタクト電極22,35は、接合枠2と、ガラスキャップ19と、シリコン基板15とで形成された密封キャビディー20内に配置される。また、可動コンタクト電極22,35は、金属薄膜21と接している。
アンカー24,27は、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、支持梁23,26がシリコン基板15から離間するように支持梁23,26をそれぞれシリコン基板15の主表面S1上に支持する。支持梁23,26は、可動コンタクト電極22がシリコン基板15から離間するように可動コンタクト電極22をシリコン基板15の主表面S1上に支持する。
アンカー32,34は、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、支持梁31,33がシリコン基板15から離間するように支持梁31,33をそれぞれシリコン基板15の主表面S1上に支持する。支持梁31,33は、可動コンタクト電極35がシリコン基板15から離間するように可動コンタクト電極35をシリコン基板15の主表面S1上に支持する。
可動コンタクト電極22の面外剛性および可動コンタクト電極22を支持する支持梁23,26の面外剛性は、可動質量体5の面外剛性および可動質量体5を支持する梁4の面外剛性より低く、たとえば1/2以下に設定される。また、可動コンタクト電極35の面外剛性および可動コンタクト電極35を支持する支持梁31,33の面外剛性は、可動質量体5の面外剛性および可動質量体5を支持する梁4の面外剛性より低く、たとえば1/2以下に設定される。このため、可動コンタクト電極22,35は可動質量体5と比べて面外方向に動きやすい。ここで、面外方向とは、シリコン基板15から金属薄膜21への方向を意味する。
電極パッド11は、可動質量体5と電気的に接続されている。電極パッド10は、検出電極6aと電気的に接続されている。電極パッド13は、検出電極6bと電気的に接続されている。電極パッド9は、可動コンタクト電極22と電気的に接続されている。電極パッド14は、可動コンタクト電極35と電気的に接続されている。ここで、シリコン基板15と接合枠2とは電気的に接続されている。たとえば、図示していないが、接合枠2はアンカー24,27,32,34と接することにより、シリコン基板15と電気的に接続される構成であってもよい。すなわち、電極パッド12は、シリコン基板15を介して接合枠2と電気的に接続されている。
下層配線8は、絶縁膜16と絶縁膜18とに挟まれ、かつ絶縁膜17と同じ層に埋め込まれている。下層配線8は、接合枠2の下を通り、可動質量体5と電極パッド11とを電気的に接続し、検出電極6aと電極パッド10とを電気的に接続し、検出電極6bと電極パッド13とを電気的に接続し、可動コンタクト電極22と電極パッド9とを電気的に接続し、可動コンタクト電極35と電極パッド14とを電気的に接続している。また、電極パッド12は、シリコン基板15の電位を決めるパッドである。
電極パッド10,11,13,14は、たとえば信号処理IC(Integrated Circuit)である信号処理部51とワイヤで接続されている。
シリコン基板15は、絶縁膜16,17,18により、可動質量体5と電気的に絶縁されている。
接合枠2は、ガラスキャップ19と陽極接合によって接合されている。ここで、陽極接合とは、たとえばガラスとシリコン基板との間に数百〜数キロボルトの高電圧を印加することによりガラスとシリコンとを化学的に接合する方法である。
アンカー24,27は、可動コンタクト電極22とシリコン基板15とを接続している。アンカー24は、下層配線8を介して電極パッド9と電気的に接続されている。また、アンカー32,34は、可動コンタクト電極35とシリコン基板15とを接続している。アンカー32は、下層配線8を介して電極パッド14と電気的に接続されている。
慣性力検知部7、接合枠2、可動コンタクト電極22,35、支持梁23,26,31,33およびアンカー24,27,32,34は、たとえば同一の導電材料で構成されている。この材料は、たとえば、不純物をドープした導電性を有するポリシリコン、あるいは単結晶シリコンである。下層配線8はたとえば導電性を有するポリシリコンで構成されている。絶縁膜16〜18はたとえばシリコン酸化膜およびシリコン窒化膜などの薄膜絶縁材料で構成されている。
次に、慣性力センサ102の製造方法について説明する。
シリコン基板15上の慣性力検知部7およびガラスキャップ19等の加工は、シリコン基板15上への薄膜堆積、パターニングおよびエッチングならびにガラス基板の加工および金属薄膜形成により実施される。
より詳細には、まず、主表面S1を有するシリコン基板15と、シリコン基板15から離間して配置された可動質量体5と、可動質量体5をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつ剛性を有する梁4と、シリコン基板15の主表面S1上に設けられた検出電極6a,6bと、シリコン基板15の主表面S1上に設けられ、慣性力検知部7を囲む接合枠2と、主表面に金属薄膜21が設けられたガラスキャップ19と、可動コンタクト電極22,35と、可動コンタクト電極22をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつシリコン基板15から金属薄膜21への方向の剛性が梁4より低い支持梁23,26と、可動コンタクト電極35をシリコン基板15の主表面S1上に支持し、かつシリコン基板15から金属薄膜21への方向の剛性が梁4より低い支持梁31,33とを各種加工作業により準備する。
次に、電極パッド9,10,11,12,13,14を互いに電気的に接続する金属薄膜25を形成する。すなわち、ガラスキャップ19と接合枠2との陽極接合を行なう前に、電極パッド9,10,11,12,13,14を金属薄膜25によりすべてショートする。これにより、シリコン基板15と、接合枠2と、可動質量体5と、検出電極6a,6bと、可動コンタクト電極22,35とを同一電位たとえばグランド電位とする。
次に、ガラスキャップ19と接合枠2との位置合わせを行なう。すなわち、ガラスキャップ19が慣性力検知部7と、可動コンタクト電極22,35と、支持梁23,26,31,33とを覆うように、かつガラスキャップ19と接合枠2とが接するように配置する。
次に、400℃程度シリコン基板15を加熱する。そして、ガラスキャップ19にマイナス電圧を印加することにより、接合枠2とガラスキャップ19とを陽極接合する。
すなわち、接合枠2とガラスキャップ19との間に、可動コンタクト電極22,35が移動して金属薄膜21に接するための電圧V1より小さい電圧を印加する。その後、接合枠2とガラスキャップ19との間に印加する電圧を徐々に上昇させて電圧V1以上とすることにより、接合枠2とガラスキャップ19とを陽極接合する。
この陽極接合工程後、金属薄膜25を除去する。そして、測定部61により、可動コンタクト電極22,35間が導通しているかどうかを測定する。
本発明の第2の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法では、可動コンタクト電極および支持梁を準備する工程において、複数個の可動コンタクト電極と、対応の複数個の支持梁とを準備する。このように、金属薄膜21に接触させるための可動コンタクト電極を複数個使用することにより、陽極接合において金属薄膜21の電位を確実に固定することができるため、慣性力センサの歩留まりを向上させることができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法では、さらに、接合枠2とガラスキャップ19とを陽極接合した後、複数個の可動コンタクト電極間が導通しているかどうかを測定する。これにより、ウエハ上で金属薄膜21の電位固定状態を容易に調べることができる。すなわち、金属薄膜21の存在によって、可動質量体5を可視することは困難であるが、測定部61による金属薄膜21を介した可動コンタクト電極間の導通状態の確認により、陽極接合による可動質量体5のガラスキャップ19への張り付きの有無を容易に検出することができるため、慣性力センサの信頼性を向上することができる。
その他の内容は第1の実施の形態に係る慣性力センサおよびその製造方法と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。したがって、本発明の第2の実施の形態に係る慣性力センサおよびその製造方法では、第1の実施の形態に係る慣性力センサおよびその製造方法と同様に、陽極接合における質量体のキャップへの張り付きをより確実に防ぐことにより、歩留まりを向上することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの図1におけるII−II断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの図1におけるIII−III断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法を説明するための平面図である。 図4に示すV−V断面を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る慣性力センサの製造方法における陽極接合時の時間と印加電圧との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る慣性力センサの構成を示す図である。
符号の説明
2 接合枠(枠体)、3,24,27,32,34 アンカー、4 梁(第1の弾性部)、5 可動質量体、6a,6b 検出電極、7 慣性力検知部、8 下層配線、9〜13 電極パッド、15 シリコン基板、16,17,18 絶縁膜、19 ガラスキャップ、21 金属薄膜、22,35 可動コンタクト電極、23,26,31,33 支持梁(第2の弾性部)、51,52 信号処理部、61 測定部、101,102 慣性力センサ。

Claims (9)

  1. 主表面を有する基板と、
    前記基板から離間して配置された質量体と、
    前記質量体を前記基板の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第1の支持部と、
    前記基板の主表面上に設けられ、前記質量体を囲む枠体と、
    前記質量体を覆うように前記枠体と陽極接合されたキャップと、
    前記キャップの前記質量体と対向する主表面に設けられた導電膜と、
    前記導電膜と接するコンタクト電極と、
    前記コンタクト電極を前記基板の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第2の支持部とを備え、
    前記第2の支持部の前記基板から前記導電膜への方向の剛性は、前記第1の支持部の前記基板から前記導電膜への方向の剛性より低い慣性力センサ。
  2. 前記コンタクト電極は、ポリシリコンまたは単結晶シリコンで形成されており、
    前記導電膜は、前記陽極接合時の温度において前記コンタクト電極と共に合金層を形成する金属で形成されている請求項1記載の慣性力センサ。
  3. 前記慣性力センサは、さらに、
    前記基板の主表面上に設けられた検出電極と、
    前記質量体と電気的に接続された第1の電極パッドと、
    前記検出電極と電気的に接続された第2の電極パッドと、
    前記コンタクト電極と電気的に接続された第3の電極パッドと、
    前記枠体と電気的に接続された第4の電極パッドとを備える請求項1記載の慣性力センサ。
  4. 前記慣性力センサは、前記コンタクト電極および対応の前記第2の支持部をそれぞれ複数個備え、前記複数個のコンタクト電極は、前記導電膜と複数箇所で接する請求項1記載の慣性力センサ。
  5. 前記慣性力センサは、さらに、
    前記複数個のコンタクト電極間が導通しているかどうかを測定する測定部を備える請求項4記載の慣性力センサ。
  6. 主表面を有する基板と、前記基板から離間して配置された質量体と、前記質量体を前記基板の主表面上に支持し、かつ剛性を有する第1の支持部と、前記基板の主表面上に設けられ、前記質量体を囲む枠体と、主表面に導電膜が設けられたキャップと、コンタクト電極と、前記コンタクト電極を前記基板の主表面上に支持し、かつ前記基板から前記導電膜への方向の剛性が前記第1の支持部より低い第2の支持部とを備えた慣性力センサの製造方法であって、
    前記枠体と、前記質量体と、前記コンタクト電極とを電気的に接続することにより同電位にするステップと、
    前記キャップが前記質量体と、前記コンタクト電極とを覆うように、かつ前記キャップと前記枠体とが接するように配置するステップと、
    前記枠体と前記キャップとの間に、前記コンタクト電極が移動して前記導電膜に接するための第1電圧より小さい電圧を印加し、その後、前記枠体と前記キャップとの間に印加する電圧を徐々に上昇させて前記第1電圧以上とすることにより、前記枠体と前記キャップとを陽極接合するステップとを含む慣性力センサの製造方法。
  7. 前記慣性力センサは、さらに、
    前記基板の主表面上に設けられた検出電極と、前記質量体と電気的に接続された第1の電極パッドと、前記検出電極と電気的に接続された第2の電極パッドと、前記コンタクト電極と電気的に接続された第3の電極パッドと、前記枠体と電気的に接続された第4の電極パッドとを備え、
    前記枠体と、前記質量体と、前記コンタクト電極とを同電位にするステップにおいては、
    前記第1の電極パッドと、前記第2の電極パッドと、前記第3の電極パッドと、前記第4の電極パッドとをショートする請求項6記載の慣性力センサの製造方法。
  8. 前記慣性力センサの製造方法は、さらに、
    ポリシリコンまたは単結晶シリコンで前記コンタクト電極を形成するステップと、
    前記陽極接合によって前記コンタクト電極と共に合金層を形成する金属で前記導電膜を形成するステップとを含む請求項6記載の慣性力センサの製造方法。
  9. 前記慣性力センサは、複数個の前記コンタクト電極と、対応の複数個の前記第2の支持部とを備え、
    前記慣性力センサの製造方法は、さらに、
    前記枠体と前記キャップとを陽極接合した後、前記複数個のコンタクト電極間が導通しているかどうかを測定するステップを含む請求項6記載の慣性力センサの製造方法。
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