JP2011196966A - 慣性センサ - Google Patents

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美南 庄子
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千咲紀 田窪
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康 後藤
Kigen Tei
希元 鄭
Kiyoko Yamanaka
聖子 山中
Hideaki Takano
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Abstract

【課題】 検出電極を基板に固定せずに可動できるようにした高感度(=狭ギャップ)な静電容量型の慣性センサにおいて、外乱振動や衝撃などで可動質量体の変位量を正しく測定できない虞がある。
【解決手段】 可動検出電極(21A)に対向して固定部(25A)を設け、可動検出電極(21A)を変位させた後、機械的に固定する。
【選択図】 図7

Description

本発明は慣性センサに関し、特に、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)技術により作製された静電容量型の慣性センサに関する。
近年、加速度や角速度などを検出する慣性センサは、半導体プロセスを利用したマイクロマシニング技術(いわゆるMEMS技術)により劇的に小型化され、自動車の衝突検知やデジタルカメラの手ぶれ防止、携帯電話の傾斜センサなどの幅広い用途で実用化されている。
このような慣性センサの一例として、静電容量型の角速度センサが特許文献1に記載されている。梁を介して基板に固定された可動質量体と、基板に固定された検出電極とでコンデンサーが構成されており、角速度の大きさに応じて可動質量体が変位する量を、その静電容量値の変化量として検出するものである。
センサの感度を高くするためには、可動質量体と検出電極間の距離(以下、ギャップという)をできる限り狭くすることが望ましい。しかしながら通常、静電容量型慣性センサの検出電極は基板に固定されているため、製造プロセスの最小加工寸法よりも小さいギャップを形成することはできない。
特許文献2は、検出電極を基板に固定せずに可動できるようにしたものである(以下、可動検出電極という)。可動検出電極と、それに近接して設けられた固定電極との間に所望の電位差を印加することで可動検出電極の位置を調整し、製造プロセスの最小加工寸法よりも小さいギャップを実現することができる。
特開平11−173851号公報 特開2004−361388号公報
しかしながら特許文献2においては、センサ動作時にも可動検出電極が固定されておらず、振動外乱などで位置が動きやすい課題があった。ギャップ(可動質量体と検出電極間の距離)の変化、すなわち静電容量値の変化をセンサ出力としているため、検出電極自体が計測中に動いてしまうと基準点が動くことなり、可動質量体の変位量を正しく計測することができない。
可動検出電極の位置は、近接して設けられた固定電極との間に働く静電力と、可動検出電極の梁による弾性力とがつりあう場所で決まる。なるべく低電圧で可動検出電極を移動させるためには、梁を柔らかくする必要がある。すると、センサに働く加速度に応じて可動検出電極もより動きやすくなる。
更に、外乱振動や衝撃が加わった場合、上記の静電力と弾性力の安定点を中心にして可動検出電極が振動する。振動している間、ギャップは正しい値(=可動質量体の変位量)を示さないため、センサは誤った値を出力し続けることになる。これは外乱振動や衝撃に限らず、電磁ノイズや電源変動などにより静電力が一瞬乱れることによっても同様に起こる。
このような課題を解決するために、可動検出電極の振動を検出し、逆位相の静電力を印加して振動を抑制する手段(静電ダンパ)も考えられる。しかしながら高速で複雑な制御回路が必要であり、また可動検出電極の位置変動を抑制するために継続的な電力供給が必要となるため、低コスト化や低消費電力化との両立は難しい。
本発明の目的は、上記課題を解決し、高感度(=狭ギャップ)、高信頼な静電容量型慣性センサを提供することにある。
本発明における代表的な解決手段を以下示す。
本発明は、半導体基板と、半導体基板上に形成された可動する可動部と、可動部の変位量による静電容量値の変化を検出する検出部と、を備え、検出部は、一部に可動できる構造体を有し、構造体は、構造体の位置を変更してから機械的に固定されている慣性センサである。
また、別の本発明は、半導体基板と、半導体基板上に形成された可動する可動部と、可動部の変位量による静電容量値の変化を検出する検出部と、を備え、検出部は、可動できる構造体と、基板に固定された固定部とを含み、構造体は固定部に接触することで固定されている慣性センサである。
また、別の本発明は、半導体基板と、半導体基板上に形成された可動する可動部と、可動部の変位量による静電容量値の変化を検出する容量検出電極と、半導体基板上に形成された第一の固定部と、半導体基板上に形成された第二の固定部と、容量検出電極と第一の固定部とを接続する梁と、可動部を封止する基板と、を備え、容量検出電極は、梁が撓んだ状態で、基板ないし第二の固定部に固定されている慣性センサである。
本発明においては、可動検出電極が機械的に固定されており動くことがないため、可動質量体の変位量とギャップの変化量が1対1対応となり外乱振動や衝撃、電磁ノイズ、電源変動などがあっても検出電極が可動することがなく、安定で高信頼な測定が可能となる。
また、本発明では可動検出電極の位置変動を抑制するための高速で複雑な制御回路も不要化でき、回路の小型・低コスト化が図れるだけでなく、継続的な電力供給も不要化できるので低消費電力化も実現できる。
このようにして、製造プロセスの最小加工寸法よりも小さいギャップを有する高感度、且つ高信頼な静電容量型慣性センサを実現することができる。
本発明の実施の形態を示す加速度センサの上面図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの断面図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの断面図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの作製プロセスである。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの作製プロセスである。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの作製プロセスである。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの断面図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの拡大図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの基板レイアウトである。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの拡大図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサのガラス基板である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの拡大図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの断面図である。 本発明の実施の形態を示す加速度センサの断面図である。 本発明の別の実施の形態を示す加速度センサの拡大図である。 本発明の別の実施の形態を示す加速度センサの斜視図である。 本発明の更に別の実施の形態を示す加速度センサの拡大図である。 本発明の更に別の実施の形態を示す加速度センサの作製プロセスである。 本発明の更に別の実施の形態を示す加速度センサの作製プロセスである。 本発明の更に別の実施の形態を示す加速度センサの作製プロセスの斜視図である。
本発明の実施の形態について、静電容量型MEMS加速度センサを例に説明する。本実施の形態においては、可動検出電極に対向して固定部を設け、可動検出電極と固定部との間にプルイン電圧以上の電圧を印加することで固定部に接触させた後、ガラスとの陽極接合により可動検出電極を固定する形態を説明する。ここで可動検出電極とは、容量検出電極21A、固定部接触電極22Aが主な構成要素である。
図1に、SOI(Silicon On Insulator)基板を加工して形成した加速度センサ構造の上面図を示す。これはSOI基板最上層の導電性シリコンの加工形状を示したものである。
可動部1は、可動質量体11が支持梁12を介して可動部固定部13に固定されており、本センサに働く加速度に応じて支持梁12が弾性変形し、y方向に変位可能な構造となっている。検出部2Aは、このy方向への変位量を静電容量値の変化として検出するものである。
本実施の形態においては4つの検出部2A、2B、2C、2Dを設けているが、これらは対称な構造であるので、ここでは2Aについて説明する。
可動部1の可動電極14と、検出部2Aの容量検出電極21Aおよび固定部接触電極22Aとで平行平板型コンデンサーが構成されている。可動電極14のy方向への変位量に応じて、コンデンサーの静電容量値は変化する。これをチップ外部に接続した容量-電圧(C-V)変換回路を用いて、電圧変化として出力するものである。
図2は、図1のA−A’線に沿った断面図を示したものである。可動部1の可動質量体11と支持梁12は、支持基板500(半導体基板)の上に空隙部503を介して導体層(活性層)502で形成されている。
図3は、図1のB―B’線に沿った断面図を示している。可動電極14、および容量検出電極21A、固定部接触電極22Aは、支持基板500の上に空隙部503を介して導体層502で形成されている。一方、ダミーパターン3、および可動部固定部13、固定部25Aは支持基板500の上の中間絶縁層501を介して固定されている。図1の検出部固定部24Aも同様に支持基板500に固定されている。図3に示すように、可動電極14と容量検出電極21Aおよび固定部接触電極22Aはギャップを介して設けられており、平行平板型コンデンサーが構成されている。
本発明の特徴としては、検出部2Aが、容量検出電極21Aが検出梁23Aを介して検出部固定部24Aに固定された可動な電極構造と、固定部25Aとから構成されており、後述する製造プロセスにおいて可動な電極構造を固定部25Aに近接もしくは接触させた後に、可動な電極構造を機械的に固定する点である。本実施の形態においては、可動な電極構造と固定部25Aとの間に静電力を働かせ、その後ガラスとの陽極接合により機械的に固定する方法を示す。
図1では、可動な電極構造と固定部25Aとの間に電位差を与える方法として、SOI基板の表裏両面からの電界印加する場合を想定し、容量検出電極21Aおよび固定部接触電極22Aの電極26Aについては、貫通電極27Aを介して基板裏面に取り出した構成としている。
図4(A)及び(B)に、貫通電極を作製するプロセスフローを示す。図1のC―C’線に沿った断面図を示している。
はじめに、SOI基板の導体層502の表面にシリコン酸化膜(SiO2)504を成膜し、レジスト505を塗布してパターニングを行う。マスク材料504を選択的にエッチングする(図4(A)(a))。
次に、DRIE(Deep RIE)ドライエッチング方法を用いて、中間絶縁層501をエッチストップ層として、導体層502を深堀エッチングする。その後、酸素プラズマアッシャでレジストを除去する(図4(A)(b))。
続いて、基板裏面も同様のエッチングを行う。通常、中間絶縁層501が数μmの厚みをもつSOI基板では、基板の反りを低減するため、基板裏面にも同程度の厚みの絶縁層(SiO2)504を形成することが多いため、これをマスク材料に用いることができる。表面の加工と同様にレジスト505を塗布し、マスク材料をパターニングする(図4(A)(c))。
そしてDRIEドライエッチングにより、中間絶縁層501まで深堀エッチングを行い、レジスト505を除去する(図4(A)(d))。
フッ酸溶液を用いて中間絶縁層501を除去し、貫通孔を形成する(図4(B)(a))。この時、基板裏面のSiO2も同時に除去されるため、基板の反りが発生してしまう。
そこで、1000℃以上の酸素雰囲気中で熱酸化処理を行うことで、SOI基板の表面、裏面、および貫通孔表面にSiO2膜を形成する。処理時間を調整することにより、中間絶縁層501と同程度の厚みのSiO2膜504を形成した。そして導体層502表面のSiO2膜をCMP(Chemical Mechanical Polishing)により研磨除去し、基板の反りを回復させた(図4(B)(b))。
次にCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて高濃度ポリシリコンなどの導電体材料506を成膜し、貫通電極を形成する(図4(B)(c))。導電体材料としては金属材料をめっき法で形成してもよい。その後、導電体材料のパターニングを行う(図4(B)(d))。
図5に、MEMS構造体を作製するプロセスフローを示す。図1のB―B’線に沿った断面図を示している。
貫通電極を形成したSOI基板の導体層502の表面にシリコン酸化膜(SiO2)504を成膜し、レジスト505を塗布してパターニングを行う。マスク材料504を選択的にエッチングする(図5(a))。
そしてDRIEドライエッチングにより、中間絶縁層501まで深堀エッチングを行い、レジスト505を除去する(図5(b))。
続いて、フッ酸溶液のウエットエッチングあるいは気相エッチングを行う。可動させる構造には図1に示すエッチングホール15を形成しておくことで、可動部1、および検出部の容量検出電極21、固定部接触電極22、検出梁23の下部の中間絶縁層501を除去する(図5(c)。図3と同一図面)。一方、基板に固定させる構造にはエッチングホール15を形成せず、エッチング量に比べて充分広いパターンサイズの可動部固定部13、検出部の検出部固定部24、固定部25、及びダミーパターン3の下部の中間絶縁層501は、完全に除去されることはない。
図6は、上記プロセスを経た後の図1のC―C’線に沿った断面図を示している。ダミーパターン3、固定部25A、電極26Aおよび貫通電極27Aは、深堀エッチングにより電気的に分離されている。
次に、本実施の形態における特徴的な構造について説明する。
図7(a)は、検出部2Aの拡大図を示したものである。MEMS作製プロセス(図5)の際、可動電極14と容量検出電極21Aとの間のギャップg1、固定部25Aと固定部接触電極22Aとの間のギャップg2、可動電極14と固定部接触電極22Aとの間のギャップg3は、いずれも製造プロセスの最小加工寸法よりも大きいサイズで形成する。容量検出電極21A、固定部接触電極22Aの下部の中間絶縁層は除去されているので、これらの電極と固定部25Aの間に電位差を印加すれば、容量検出電極21A、固定部接触電極22Aをy方向に移動させることができる。印加電圧の大きさを調整することにより、移動量は調整できる。なお、aは可動部移動方向を示している。
図7(b)は、電極21A(22A)と固定部25Aとの間にプルイン電圧以上の電圧を印加することで移動量を最大とし、両電極を物理的に接触させた状態を示している。両電極の側面には自然酸化膜が形成されているので、物理的に接触してもショートすることはなく、電位差が印加されている限り接触状態を保持できる。この時、可動電極14と容量検出電極21Aとの間のギャップはg4(=g1−g2)、可動電極14と固定部接触電極22Aとの間のギャップはg5(=g3+g2)に保持することができる。
例えば、製造プロセスの最小加工寸法が4μmの場合、g1=g3=5μm、g2=4μmで加工しておき、その後プルイン電圧以上の電圧を印加することによって、電極21A(22A)を固定部25Aに引き付け、g4=g1−g2=1μmとし、製造プロセスの最小加工寸法よりも狭ギャップなMEMS構造を実現することができる。
次に、この狭ギャップ構造を機械的に固定する方法について説明する。
図8に、MEMS作製プロセス(図5)が終了した基板レイアウトを示す。SOI基板100に、図1に相当するセンサチップ101が等間隔に配置されている。
図9は、図8の領域102の拡大図である。図7(b)で示したように、電極21A(22A)と固定部25Aとの間に電圧を印加する必要がある。図1では、容量検出電極21Aおよび固定部接触電極22Aの電極26Aについては、貫通電極27Aを介して基板裏面に取り出すことを説明した。もう一方の電極である固定部25Aについては、ダイシングライン103に接続された構造となっている。ダイシングライン103はSOI基板の導体層502で構成されているため、配線の役割を果たし、基板表面の外周部に電気的な接続をもたらす。すなわち、基板裏面の任意の一点(電極21A、22A)と、基板表面の外周部の任意の一点(固定部25A)との間に所望の電圧を印加することによって、容量検出電極21Aおよび固定部接触電極22Aと、固定部25Aとの間に所望の電圧を印加することができる。例えば、プルイン電圧以上の電圧を加えた場合には、図7(b)で示した状態を実現することができる。
上記で実現した狭ギャップ構造を機械的に固定するために、ガラス基板との陽極接合を行う。図10は、可動部1を封止するためのガラス基板を示す。この図に示すように、ガラス基板104の一部領域には、凹み領域105と可動部と外部回路とをワイヤーボンディングで電気的に接続するための貫通孔106を設けている。
図11に、MEMS加工終了後のSOI基板101と、ガラス基板104を陽極接合した状態を示す。また、図11のB−B’線、D−D’線に沿った断面図をそれぞれ図12、図13に示す。ガラス基板104の凹み領域105の内側には可動質量体11、支持梁12、可動電極14が配置されるようにしており、陽極接合後も可動することができる。一方、検出梁23Aはガラス基板104の凹み領域105の外側に配置されており、ガラス基板に固定される。容量検出電極21A、固定部接触電極22Aはガラス基板104の凹み領域105の内側に配置されているが、上記のように検出梁23Aの弾性変形が陽極接合により禁止されることで、機械的に固定することができる。本発明の効果について説明する。
本発明では、容量検出電極21A、固定部接触電極22Aがガラス基板104との陽極接合により機械的に固定されているため、外乱振動や衝撃、電磁ノイズ、電源変動などがあっても検出電極が可動することがないため、安定で高信頼な測定が可能となる。
また本発明では複雑な制御回路も不要化でき、回路の小型・低コスト化が図れるだけでなく、継続的な電力供給も不要化できるので低消費電力化も実現できる。
上記により、製造プロセスの最小加工寸法よりも小さいギャップを有する高感度、且つ高信頼な静電容量型慣性センサを実現することができる。一例として、製造プロセスの最小加工寸法を4μmと仮定し、本発明を用いて1μmギャップを実現した場合を検討する。図7(b)に示す非対称な櫛歯型電極構造において、ギャップg5がg4に比べて充分大きく、g4の平行平板コンデンサーが櫛歯型電極全体の容量変化の支配的要因である場合、感度に相当する単位容量当たりの容量変化量ΔC/C0は次のように書ける。
ΔC/C0=x/(d−x) (1)
d:ギャップ
x:単位加速度に対する可動質量体の変位量
微小な加速度を測定する際はx<<dと考えてよいので、式(1)より、ΔC/C0は近似的にdに反比例する。すなわち、本発明を用いてギャップを4μmから1μmにすることができたとすると、センサの感度を4倍にすることができる。 このように、検出梁23Aを撓ませ、その後に固定することで、可動質量体11と容量検出電極21Aとの距離を、可動質量体と容量検出電極間の最小加工寸法よりも小さくすることができ、高感度の慣性センサを提供することができる。
以上により、代表例として、陽極接合技術を用いた機械的固定手段について説明した。しなしながら、ガラス基板と、検出梁23A若しくは容量検出電極21Aの一部との固定手段は、陽極接合技術に限定されるものではなく、機械的に固定できる手段であれば様々な技術を用いることができる。但し、陽極接合技術であれば、可動部1を封止する手段と同一の手段で固定することができるため、簡便に固定することができる利点がある。また、代表例として、電極21Aと固定部25Aとを物理的に接触した状態で固定する手段について説明した。しかしながら、後述するように固定部25Aと物理的に接触することは必須の条件ではない。電極21Aを固定部25Aに近接させた後に、固定部25Aとガラス基板とを機械的に固定すれば、同様の効果を得ることができるためである。
なお、図8において同一基板上に複数のセンサチップ101が含まれているが、図7(a)のギャップg2をセンサチップ毎にあらかじめ変えておけば、センサチップ毎に電極21A、22Aの移動量(=g2)を変えることができ、ギャップg4をセンサチップ毎に変えることができる。すなわち、同一基板上に異なる感度(=検出レンジ)のセンサを同時に製造することができ、少量多品種なセンサを効率よく生産することができる。
このようなウエハから、感度の異なるセンサチップ101を複数含むようにダイシングすることにより、1チップのマルチレンジ加速度センサを得ることもできる。感度の異なるセンサを複数個別に実装する場合に比べて、センサ検出方位のアライメントが不要となり、実装工程を簡略化することができる。ここでは、センサの感度調整の別な方法として、電極21A(22A)と固定部25Aとの間に印加する電圧をプルイン電圧未満で任意に調整する例について述べる。本実施の形態においては、ガラスとの陽極接合により可動検出電極の位置を固定することができるため、電極21A、22Aを固定部25Aに接触させる必要がないからである。本方法によれば、MEMS製造プロセスのフォトマスクを変更せずに、電圧値の調整のみで異なる感度(=検出レンジ)のセンサを製造することができる。
また、可動検出電極の固定方法として、ガラスとの陽極接合を用いない構成も考えられる。例えばセンサを動作させるときに、電極21A(22A)と固定部25Aとの間にプルイン電圧以上を印加し続けることで固定する方法も考えられる。本方法によれば、プルイン電圧以上を印加し続ける電源が必要となるが、電圧を調整する必要はないため複雑な回路が不要となる。また陽極接合しなくて済むため、陽極接合装置などへの設備投資が不要となる。
さらにまた、別の可動検出電極の固定方法として、電極21A(22A)と固定部25Aとの間にプルイン電圧以上の高電圧を印加することにより、接触と同時に電流をスパークさせて接合させることもできる。本方法によっても、陽極接合しなくて済むため、陽極接合装置などへの設備投資が不要となる。
さらにまた、別の可動検出電極の固定方法として、図5(c)の後に、電極側壁に接着性のある物質、例えばシランカップリング剤をスプレー塗布する工程を追加しておき、その後、電極21A(22A)と固定部25Aとの間にプルイン電圧以上の電圧を印加することにより、接触と同時に接着することで固定してもよい。本方法によっても、陽極接合しなくて済むため、陽極接合装置などへの設備投資が不要となる。
別な実施の形態として、可動検出電極に対向した固定部と、可動検出電極に接続された曲率を有する細梁(ラッチ構造)を設け、可動検出電極と固定部との間にプルイン電圧以上の電圧を印加することで固定部に接触させて固定する方法を説明する。
図14(a)は、検出部2Aの拡大図を示したものである。本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した図4の検出梁とは異なり、検出梁の一部分に曲率を持つ細梁31Aが構成されている。
図14(b)は、電極21A、22Aと、固定部25Aとの間にプルイン電圧以上の電圧を印加した状態を示したものである。
図14(a)及び(b)の斜視図を図15(a)及び(b)に示す。図15(a)の細梁31Aは導体層を構成する物質(例えばシリコン)から構成されており、支持基板との間には空隙が形成されている。検出部固定部24Aと26Aの間で曲率を有した状態で安定している。ここで電極21A、22Aと、固定部25Aとの間にプルイン電圧以上の電圧を印加することによって、静電力により電極21A、22Aは固定部25Aに接触する。この時、細梁31Aは図15(b)に示すような、図15(a)とは逆の曲率をもった状態で安定させる。こうすることによって、印加電圧をゼロにしても電極21A、22Aは、梁の応力により、印加前の位置に戻ることなく、固定部25Aと接触した状態で固定される。
本実施の形態によれば、ガラスとの陽極接合を用いずに可動検出電極の固定が可能となり、陽極接合装置への設備投資が不要化できる。
更に別の実施の形態として、可動検出電極に対向した固定部と、可動検出電極に接続された梁に応力発生部を設け、中間絶縁層の除去後に梁が基板面内方向に曲がりを生じることで、前記固定部に接触させて固定する方法を説明する。
図16は、検出部2Aの拡大図を示したものである。検出梁32Aに応力発生部603を設けていることが特徴である。
図16(a)は、MEMS作製プロセスにおいて、中間絶縁層を除去する気相エッチング前の状態を示している。電極21A、22Aと、検出梁23A、32Aは、中間絶縁層を介して支持基板に固定されている状態である。図16(b)は、気相エッチング後の状態を示している。電極21A、22Aと、検出梁23A、32Aの下の中間絶縁層は除去され、支持基板から離れる。この時、梁32Aに応力発生部603が設けられていることで、梁32Aを基板から離すと応力が解放され、基板面内方向に梁が曲がる。このため、電極21A、22Aが固定部25Aに接触、固定される。図16(b)の応力発生部603は、x方向に縮む力を発生している。梁の片側だけが縮もうとするために梁が変形する力を利用している。
次に、応力発生部603を有する検出梁32Aの製造方法を説明する。
図17(A)及び(B)は、図16のE−E’線に沿った断面図を示している。
はじめに、SOI基板の導体層表面にマスクとなる酸化膜504と、レジストマスク505を形成し、応力膜を埋め込むための溝を形成するためのパターニングを行う(図17(A)(a))。この溝は、変形させたい梁の片側になるように配置する。
次に、パターニングした酸化膜をマスクにして導体層を深堀エッチングし、応力膜埋め込み用の溝601を形成する(図17(A)(b))。
その後、CVD法を用いて応力膜602を堆積させ、溝に埋め込む(図17(A)(c))。応力膜の材料には、たとえばTiNがある。
次に、溝以外の表面に成膜された応力膜をCMPで研磨して除去し、導体層の一部に応力発生部603を形成する(図17(A)(d))。
次に、MEMS構造体を導体層に形成する。これは第1の実施の形態の製造方法の図5と同様のプロセスで行う。SOI基板の導体層に表面にマスク材料(酸化膜)504を成膜した後レジスト505を塗布し、レジストのパターニングとマスク材料のエッチングを行う(図17(B)(a))。このとき、図17(A)(c)で形成した応力発生部603が検出梁の片側になるようにパターニングする。
次に、このマスクを用いて深堀エッチングを行い、導体層にMEMS構造体を形成する(図17(B)(b))。
最後に、フッ酸溶液のウエットエッチングあるいは気相エッチングを用いて、検出梁23A、32Aの下の中間絶縁層の酸化シリコンを除去する(図17(B)(c))。ここで、基板から分離されたために応力膜の残留応力が解放され、縮み(引張応力)が生じる。膜は梁の片側だけに形成されているため、その部分が局所的に縮むことにより梁が変形する。
図18は、引張応力を有するTiNを応力発生部に形成する方法について説明するものである。
図18(a)は、図16のE−E’線の断面であって、図の左側から見た溝601付近の作成プロセスの斜視拡大図である。
図18(b)は、この溝にTiNを埋め込み、表面をCMPで研磨したものである。TiNを埋め込んだ場合、結晶界面604は図18(b)のように存在し、矢印で示すような引張応力が存在している。ただし、この時点では、TiNを含む導体層の下には中間絶縁層があり固定されているため、応力による変形は発生しない。
図18(c)は、応力発生部が梁の片側に位置するようにマスク504を形成したところである。
図18(d)は、深堀エッチングを行い、片側の一部に応力発生部を有した梁32Aを示している。この時も梁の下には中間絶縁層があり支持基板に固定されているために、応力による梁の変形はない。
図18(e)は、最後に中間絶縁層を除去する工程であり、梁32Aが支持基板から離れ、応力を有するTiNの残留応力が解放されて縮みが生じて梁に曲がりが生じる様子である。基板に固定された検出部固定部24Aを支持点にして梁32Aが面内で曲がり、図16(b)の状態が実現する。
本実施の形態によれば、電圧印加や陽極接合を行う必要がないため、貫通電極も必要とせずに、デバイス構造が簡素化し、作製プロセスも容易である。
なお、上記では応力膜として縮み(引張応力)を利用しているが、応力膜として伸び(圧縮応力)を利用しても、同様の効果が得られる。
1 可動部
11 可動質量体
12 支持梁
13 可動部固定部
14 可動電極
15 エッチングホール
2A 検出部
21A 容量検出電極(可動検出電極)
22A 固定部接触電極(可動検出電極)
23A 検出梁
24A 検出部固定部
25A 固定部
26A 電極
27A 貫通電極
2B 検出部
2C 検出部
2D 検出部
3 ダミーパターン
31A 細梁
32A 梁
100 SOI基板
101 センサチップ
102 領域
103 ダイシングライン
104 ガラス基板
105 凹領域
106 貫通孔
500 支持基板(シリコン)
501 中間絶縁層(SiO2)
502 導体層(活性層)
503 空隙部
504 SiO2
505 レジスト
506 導電体材料
601 溝
602 応力膜
603 応力発生部
604 結晶界面

Claims (19)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された可動する可動部と、
    前記可動部の変位量による静電容量値の変化を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、一部に可動できる構造体を有し、
    前記構造体は、前記構造体の位置を変更してから機械的に固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  2. 請求項1記載の慣性センサにおいて、
    さらに、前記可動部を封止する基板を備え、
    前記構造体は、前記基板と接触して固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  3. 請求項2記載の慣性サンセにおいて、
    前記基板は、ガラス基板であって、
    前記構造体は、前記ガラス基板と陽極接合により固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  4. 請求項1記載の慣性センサにおいて、
    さらに、半導体基板上に形成された固定部を備え、
    前記構造体は、前記固定部と接触して固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  5. 請求項4記載の慣性センサにおいて、
    さらに、前記構造体と前記固定部とに電圧を供給する電源を備え、
    前記構造体は、前記固定部と前記電源により生じる静電引力により固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  6. 請求項1記載の慣性センサにおいて、
    前記検出部は、前記半導体基板上に形成された固定部を含み、
    前記構造体は、梁を介して、前記半導体基板に固定され、
    前記構造体は、梁の応力によって、前記固定部に固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  7. 請求項1記載の慣性センサにおいて、
    前記可動部と、変更された位置の前記構造体との距離が、前記可動部と前記構造体との最小加工寸法よりも小さいことを特徴とする慣性センサ。
  8. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された可動する可動部と、
    前記可動部の変位量による静電容量値の変化を検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、可動できる構造体と、基板に固定された固定部とを含み、
    前記構造体は前記固定部に接触することで固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  9. 請求項8記載の慣性センサにおいて、
    さらに、前記可動部を封止する基板を備え、
    前記構造体は、前記基板と接触して固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  10. 請求項9記載の慣性センサにおいて、
    前記基板は、ガラス基板であって、
    前記構造体は、前記ガラス基板と陽極接合により固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  11. 請求項8記載の慣性センサにおいて、
    さらに、前記構造体と前記固定部とに電圧を供給する電源を備え、
    前記構造体は、前記固定部と前記電源により生じる静電引力によって固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  12. 請求項8記載の慣性センサにおいて、
    前記構造体は、梁を介して、前記半導体基板に固定され、
    前記構造体は、前記梁の応力によって、前記固定部に固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  13. 請求項8記載の慣性センサにおいて、
    前記可動部と、固定された前記構造体との距離が、前記可動部と前記構造体との最小加工寸法よりも小さいことを特徴とする慣性センサ。
  14. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された可動する可動部と、
    前記可動部の変位量による静電容量値の変化を検出する容量検出電極と、
    前記半導体基板上に形成された第一の固定部と、
    前記半導体基板上に形成された第二の固定部と、
    前記容量検出電極と前記第一の固定部とを接続する梁と、
    前記可動部を封止する基板と、を備え、
    前記容量検出電極は、前記梁が撓んだ状態で、前記基板ないし前記第二の固定部に固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  15. 請求項14記載の慣性センサにおいて、
    前記基板は、ガラス基板であって、
    前記容量検出電極は、前記基板に固定され、
    前記容量検出電極は、前記ガラス基板と陽極接合により固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  16. 請求項14記載の慣性センサにおいて、
    前記容量検出電極は、前記第二の固定部と接触して固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  17. 請求項14記載の慣性センサにおいて、
    さらに、容量検出電極と前記第二の固定部とに電圧を供給する電源を備え、
    前記構造体は、前記固定部と前記電源により生じる静電引力によって固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  18. 請求項14記載の慣性センサにおいて、
    前記容量検出電極は、前記梁の応力によって、前記第二の固定部に固定されていることを特徴とする慣性センサ。
  19. 請求項14記載の慣性センサにおいて、
    前記可動部と、前記梁が撓んだ状態の前記容量検出電極との距離が、前記可動部と前記容量検出電極との最小加工寸法よりも小さいことを特徴とする慣性センサ。
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