JP2009051585A - 原稿搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿載置トレイにステイプルで綴じた原稿を載置した場合でも、早急にその誤給紙を検知してジャムの発生を予防することができ、ジャムを起こした原稿や供給ローラ、搬送ガイド部材などの構成要素の破損を防止することが可能な原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】原稿搬送装置1は、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を搬送方向下流に向かって供給する供給ローラ12と、この供給ローラ12に近接して設けられ、原稿の斜め給紙を検知する斜め給紙検知装置30とを備えるとともに、斜め給紙検知装置30が原稿の斜め給紙を検知したときには、供給ローラ12による原稿の供給を停止する。これにより、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を誤って載置した場合であっても、その最上層がステイプルに引っ掛かって斜め給紙になることを検知でき、供給ローラ12による原稿の供給を停止させることが可能である。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機やファクシミリに代表される画像形成装置に適用可能な、原稿の搬送装置に関する。
複写機やファクシミリなどの画像形成装置には、複数枚の原稿を自動的に原稿読取部へと送り出す原稿搬送装置を備えているものがある。原稿搬送装置は、原稿載置トレイに積み上げられた原稿束の最上層から1枚ずつ分離して搬送する。原稿は、原稿読取部でその表面の画像データを読み取られた後、原稿搬送路の最下流に設けられた原稿排出トレイに排出される。
原稿の搬送に関しては、例えば原稿を、原稿載置トレイから原稿読取部へと続く原稿搬送路に受け渡すには、供給ローラや供給ベルトといった供給部材が用いられる。この供給部材は、原稿載置トレイの原稿搬送方向下流部に設けられ、原稿束の最上層に圧接して原稿を下流側へと送り出す。また、原稿搬送路上には、原稿を搬送するための搬送ローラやコロといった搬送部材が様々な箇所に設けられ、原稿は、これらの搬送ローラとコロとが圧接することにより形成されるニップに挿通され、搬送される。
上記のような原稿の供給部材や搬送部材を備えた原稿搬送装置の一例を、特許文献1に見ることができる。特許文献1に記載された原稿搬送装置は、原稿を積み上げる原稿載置トレイ(原稿トレイ)の、原稿搬送方向のすぐ下流に供給ローラ(原稿ピックアップローラ)を備えている。
特開2001−117292号公報(第3頁、図2)
特許文献1に記載された原稿搬送装置は、原稿載置トレイ(原稿トレイ)の、原稿搬送方向のすぐ下流に配置された供給ローラ(原稿ピックアップローラ)により、原稿載置トレイから原稿読取部へと続く原稿搬送路に、原稿を送り込むことができる。しかしながら、この構成では、原稿搬送方向と直角をなす用紙幅方向の一方の端部を、搬送方向に沿ってステイプルで綴じた、小冊子のような原稿を、ユーザが誤って原稿載置トレイに載置した場合、その誤給紙を検知することができず、原稿の供給を停止させることもできない。これにより、ジャムが発生し、原稿が破損する可能性がある。また、ジャムを起こした原稿自体や、原稿を綴じているステイプルによって、供給ローラやその周辺の搬送ガイド部材などが破損する恐れもある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、原稿載置トレイに、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を誤って載置した場合であっても、早急にその誤給紙を検知して、ジャムの発生を予防することができ、ジャムを起こした原稿や供給ローラ、搬送ガイド部材などの構成要素の破損を防止することが可能な原稿搬送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、原稿載置トレイに積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置において、前記原稿載置トレイに積み上げられた原稿を搬送方向下流に向かって供給する供給ローラと、この供給ローラに近接して設けられ、原稿の斜め給紙を検知する斜め給紙検知装置とを備えるとともに、この斜め給紙検知装置が原稿の斜め給紙を検知したときには、前記供給ローラによる原稿の供給を停止することとした。
また、上記構成の原稿搬送装置において、前記斜め給紙検知装置は、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に沿って間隔をあけて配置された、複数の原稿検知センサを備えることとした。
また、上記構成の原稿搬送装置において、前記供給ローラは、その回転軸線を原稿幅方向と平行にして、原稿幅方向略中央部に配置され、前記複数の原稿検知センサは、供給ローラを挟んで、原稿幅方向に間隔をあけて配置されていることとした。
本発明の構成によれば、原稿載置トレイに積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置において、原稿載置トレイに積み上げられた原稿を搬送方向下流に向かって供給する供給ローラと、この供給ローラに近接して設けられ、原稿の斜め給紙を検知する斜め給紙検知装置とを備えるとともに、この斜め給紙検知装置が原稿の斜め給紙を検知したときには、供給ローラによる原稿の供給を停止することとしたので、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を誤って載置した場合であっても、その最上層がステイプルに引っ掛かって斜め給紙になることを検知でき、供給ローラによる原稿の供給を停止させることが可能である。これにより、ステイプルで綴じた原稿による誤給紙を早急に検知することができ、ジャムの発生を予防することが可能である。したがって、ジャムを起こした原稿や供給ローラ、搬送ガイド部材などの構成要素の破損を防止することが可能な原稿搬送装置を提供することができる。
また、前記斜め給紙検知装置は、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に沿って間隔をあけて配置された、複数の原稿検知センサを備えることとしたので、各々の原稿検知センサが原稿を検知したか否かを識別することにより、容易に原稿の斜め給紙を検知することが可能である。これにより、簡便な構成で早急に、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を原稿載置トレイに誤って載置した場合の誤給紙を検知して、ジャムの発生を予防することができる。したがって、大幅なコストアップを抑制しながら、ジャムを起こした原稿や供給ローラ、搬送ガイド部材などの構成要素の破損を防止することが可能な原稿搬送装置を提供することができる。
また、前記供給ローラは、その回転軸線を原稿幅方向と平行にして、原稿幅方向略中央部に配置され、前記複数の原稿検知センサは、供給ローラを挟んで、原稿幅方向に間隔をあけて配置されていることとしたので、原稿の、用紙幅方向に離れた複数箇所で、その存在の有無を検知することができる。これにより、原稿の斜め給紙を検知するタイミングをさらに早めることが可能である。したがって、原稿載置トレイに、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を誤って載置した場合に、より一層早急にその誤給紙を検知することが可能であり、ジャムの発生を防止する効果を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る原稿搬送装置について、図1〜図3を用いてその構造の概略を説明する。図1は原稿搬送装置の模型的垂直断面正面図、図2は原稿搬送装置の原稿送り部側から見た斜視図、図3は原稿搬送装置のトレイ側から見た斜視図である。図1中の実線矢印は、用紙の搬送経路、及び搬送方向を示す。なお、本発明の実施形態に係る原稿搬送装置は、画像形成装置である複写機、ファクシミリ、または複写機やファクシミリ等の機能を兼ね備えた複合機の上部に搭載された原稿搬送装置として設計されたものとする。
原稿搬送装置1は、図1〜図3に示すように、原稿載置トレイ2、原稿送り部10、及び原稿排出トレイ3を備えている。
原稿載置トレイ2は、原稿搬送装置1の上部に設けられている。原稿載置トレイ2には、原稿を上方から載置して、積み上げることができる。原稿載置トレイ2は、原稿搬送方向の上流から下流、すなわち図1において右方から左方に向かって傾斜をなす構成となっている。
原稿載置トレイ2の原稿搬送方向下流部には、リフト部材4が設けられている。リフト部材4は、原稿載置トレイ2の載置面に沿った形をなす板状部材で構成されている。そして、リフト部材4は、図1に示すように、その上流部に設けられた支軸4aを中心とし、下流端を自由端として、垂直面内で回転可能にして設けられている。リフト板4は、図示しないモータにより、支軸4aを中心として回転駆動せしめられ、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿の下流端が、その上方に配置された供給ローラ12に常時接触するように、上方に向かって付勢されている。
原稿送り部10は、原稿載置トレイ2の原稿搬送方向下流端に、原稿供給口11と、供給ローラ12とを備えている。供給ローラ12は、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を、最上層から原稿送り部10の内部に向かって供給する。原稿供給口11の下流側には、図1に示すように、原稿送り部10の内部に向かって原稿搬送路13が延びている。
原稿搬送路13の先は、原稿搬送装置1の底面に到達し、この箇所に第1の原稿読取部14が設けられている。第1の原稿読取部14に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図1において第1の原稿読取部14の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その下方に設けられた画像形成装置本体の原稿読取装置(図示せず、以下第1の原稿読取装置と称す)により、下側の面である第1面の画像データが読み取られる。
原稿搬送路13の、第1の原稿読取部14の下流には、第2の原稿読取部15が設けられている。原稿両面の画像データの読み取りが必要な場合、第2の原稿読取部15に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図1において第2の原稿読取部15の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その上方に設けられた第2の原稿読取装置16により、上側の面である第2面の画像データが読み取られる。
原稿搬送路13の下流端には、原稿排出口17が設けられている。画像データの読み取りが済んだ原稿は、原稿排出口17から原稿排出トレイ3に排出される。
原稿排出トレイ3は、原稿載置トレイ2のすぐ下方に備えられ、これらのトレイが上下二段にして構成されている。原稿載置トレイ3に排出された原稿は、原稿搬送装置1の手前側から取り出すことができる(図2及び図3参照)。
原稿載置トレイ2と、原稿排出トレイ3とは、互いの原稿搬送方向を逆にして、すなわち図1において原稿載置トレイ2は原稿を左方に向かって送り出し、原稿排出トレイ3は原稿を右方に向かって排出する形にして構成されている。これにより、原稿供給口11と原稿排出口17とが、原稿読取部が存在する方向に対して各トレイの同じ側、すなわち図1において左側に設けられている。そして、原稿供給口11から原稿排出口17まで延びる前記原稿搬送路13は、図1に示すように、上下方向にU字形状に、すなわち横方向から見てU字形状に湾曲した形で設けられている。
上記構成により、原稿搬送装置1は、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を、一枚ずつ分離して原稿送り部10内に送り込み、原稿読取部でその画像データを読み取った後、原稿排出トレイ3に排出する。
続いて、原稿搬送装置1の原稿送り部10の詳細な構成について、図3に加えて、図4及び図5を用いて説明する。図4は原稿搬送装置の原稿送り部を示す模型的垂直断面正面図、図5は原稿送り部の原稿供給口周辺を示す部分拡大上面図である。なお、図4において、実線矢印は原稿の搬送経路及び搬送方向を示す。また、図5では、構成を説明する上で不必要な部材、例えば原稿供給口11や供給ローラ12の上方に位置する部材の描画を省略している。
原稿送り部10は、前述のように、原稿載置トレイ2の原稿搬送方向下流端に、原稿供給口11と、供給ローラ12とを備えている(図4参照)。供給ローラ12は、その回転軸線を、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向と平行にして、原稿幅方向略中央部に配置されている(図3参照)。そして、供給ローラ12は、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿束の最上層に圧接し、原稿を下流側へと送り出す。原稿搬送路13は、図4に示すように、原稿供給口11の下流側に、斜め下方に向かって延びている。
原稿搬送路13上において、原稿供給口11のすぐ下流には、図4に示すように、互いに圧接し合う分離ローラ18aと給紙ローラ18bとが設けられている。分離ローラ18aと給紙ローラ18bとは、供給ローラ12から受け取った原稿を1枚ずつ分離して、その下流側の第1の原稿読取部14の方へと送り出す。
搬送ローラ対18の箇所の下流には、レジストローラ対19が設けられている。レジストローラ対19は、互いに圧接し合うレジストローラ19aとコロ19bとで構成され、第1の原稿読取部14へと向かう原稿に対して、正確な読み取りが実行できるよう斜め送りを矯正してから送り出す。
レジストローラ対19の箇所の下流には、比較的大径の搬送ローラ20が設けられている。原稿搬送路13は、この大径搬送ローラ20の周面約半周分の長さで、周面に沿った形で下流へと続いている。これにより、原稿搬送路13は、大径搬送ローラ20の上流側では図4において左方に向かって延び、下流側では右方に向かって延びている。この間、原稿搬送路13には、大径搬送ローラ20に圧接する3個のコロ21、22、23が設けられている。
大径搬送ローラ20に圧接する3個のコロのうち、コロ22とコロ23との間には、第1の原稿読取部14が設けられている。この第1の原稿読取部14に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図4において第1の原稿読取部14の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その下方に設けられた第1の原稿読取装置100である画像形成装置本体の原稿読取装置により、下側の面である第1面の画像データが読み取られる。
第1の原稿読取部14の下流側であって、コロ23の箇所のさらに下流には、第2の原稿読取部15が備えられている。この第2の原稿読取部15には、密着型イメージセンサで構成された第2の原稿読取装置16と、搬送ローラ24とが設けられている。第2の原稿読取装置16は、原稿搬送路13を挟んで搬送ローラ24に対向し、原稿搬送路13の上方に設けられている。搬送ローラ24は、原稿搬送路13の下方に設けられ、その対向部材である第2の原稿読取装置16との間に原稿を挿通して搬送する。この第2の原稿読取部15に送り込まれた原稿は、原稿搬送路13上をさらに下流側へ、すなわち図4において第2の原稿読取部15の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その上方に設けられた第2の原稿読取装置16により、上側の面である第2面の画像データが読み取られる。
第2の原稿読取部15の下流側であって、原稿搬送路13の下流端には、原稿搬送ローラ対25、原稿排出口17、及び原稿排出ローラ対26が設けられている。画像データの読み取りが済んだ原稿は、搬送ローラ25aと搬送コロ25bとで構成される原稿搬送ローラ対25によって下流側へと搬送され、さらに排出ローラ26aと排出コロ26bとで構成される原稿排出ローラ対26によって原稿排出口17から原稿排出トレイ3(図1参照)に排出される。
また、原稿送り部10は、図3及び図4に示すように、原稿供給口11の上方であって、供給ローラ12に近接して、斜め給紙検知装置30を備えている。この斜め給紙検知装置30は、2個の原稿検知センサ31を備えている。
原稿検知センサ31は、光センサで構成され、その下方の原稿搬送空間に向かって光を照射し、その反射光を受光して原稿の下流側端部を検知する。2個の原稿検知センサ31は、図3及び図5に示すように、供給ローラ12を挟んで、原稿幅方向に沿って間隔をあけて配置されている。
原稿搬送装置1において、原稿載置トレイ2に、カットペーパーのような通常の原稿が積み上げられた場合、供給ローラ12は、図5に一点鎖線P1で示したように、原稿を原稿送り部10の内部に向かって供給する。すなわち、図5に白抜き矢印で示した原稿搬送方向に対して、原稿の下流側端部が直角をなすように原稿が送られる。このとき、2個の原稿検知センサ31は、ほぼ同時に原稿の存在を識別し、正常に供給ローラ12による原稿供給動作が継続される。
一方、原稿載置トレイ2に、用紙幅方向の一方の端部、すなわち図5において上側の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた、小冊子のような原稿をユーザが誤って載置した場合、供給ローラ12は、図5に二点鎖線P2で示したように、原稿を原稿送り部10の内部に向かって供給してしまう。すなわち、原稿搬送方向に対して、原稿の下流側端部が傾斜した形で原稿が送られる。このとき、図5において下側の原稿検知センサ31は原稿の存在を識別するが、図5上側の原稿検知センサ31は原稿の存在を識別できないので、斜め給紙検知装置30は原稿の斜め給紙を検知する。この斜め給紙検知装置30の情報に基づいて、原稿搬送装置1は、供給ローラ12による原稿の供給を停止する。
このようにして、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置1において、原稿載置トレイ2に積み上げられた原稿を搬送方向下流に向かって供給する供給ローラ12と、この供給ローラ12に近接して設けられ、原稿の斜め給紙を検知する斜め給紙検知装置30とを備えるとともに、この斜め給紙検知装置30が原稿の斜め給紙を検知したときには、供給ローラ12による原稿の供給を停止するので、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を誤って載置した場合であっても、その最上層がステイプルに引っ掛かって斜め給紙になることを検知でき、供給ローラ12による原稿の供給を停止させることが可能である。これにより、ステイプルで綴じた原稿による誤給紙を早急に検知することができ、ジャムの発生を予防することが可能である。したがって、ジャムを起こした原稿や供給ローラ12、搬送ガイド部材などの構成要素の破損を防止することが可能な原稿搬送装置1を提供することができる。
また、斜め給紙検知装置30は、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に沿って間隔をあけて配置された、複数の原稿検知センサ31を備えているので、各々の原稿検知センサ31が原稿を検知したか否かを識別することにより、容易に原稿の斜め給紙を検知することが可能である。これにより、簡便な構成で早急に、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を原稿載置トレイ2に誤って載置した場合の誤給紙を検知して、ジャムの発生を予防することができる。したがって、大幅なコストアップを抑制しながら、ジャムを起こした原稿や供給ローラ12、搬送ガイド部材などの構成要素の破損を防止することが可能な原稿搬送装置1を提供することができる。
さらに、供給ローラ12は、その回転軸線を原稿幅方向と平行にして、原稿幅方向略中央部に配置され、複数の原稿検知センサ31は、供給ローラ12を挟んで、原稿幅方向に間隔をあけて配置されているので、原稿の、用紙幅方向に離れた複数箇所で、その存在の有無を検知することができる。これにより、原稿の斜め給紙を検知するタイミングをさらに早めることが可能である。したがって、原稿載置トレイ2に、用紙幅方向の一方の端部を搬送方向に沿ってステイプルで綴じた原稿を誤って載置した場合に、より一層早急にその誤給紙を検知することが可能であり、ジャムの発生を防止する効果を高めることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記の実施形態では、斜め給紙検知装置30が2個の原稿検知センサ31を備えることとしたが、原稿検知センサ31の数は2個に限定されるわけではなく、3個以上配置しても構わない。また、これらの原稿検知センサ31の配置箇所も、図3〜図5に示した箇所に限定されるわけではない。原稿検知センサ31の数及び配置箇所を、サイズの異なる数種類の用紙に合わせて構成することにより、用紙サイズごとに、好適なタイミングで斜め給紙の検知を実現することが可能になる。
本発明は、画像形成装置に適用可能な、原稿搬送装置全般において利用可能である。
本発明の実施形態に係る原稿搬送装置の模型的垂直断面正面図である。 図1の原稿搬送装置の原稿送り部側から見た斜視図である。 図1の原稿搬送装置のトレイ側から見た斜視図である。 図1の原稿搬送装置の原稿送り部を示す模型的垂直断面正面図である。 図4の原稿送り部の原稿供給口周辺を示す部分拡大上面図である。
符号の説明
1 原稿搬送装置
2 原稿載置トレイ
3 原稿排出トレイ
10 原稿送り部
11 原稿供給口
12 供給ローラ
13 原稿搬送路
30 斜め給紙検知装置
31 原稿検知センサ

Claims (3)

  1. 原稿載置トレイに積み上げられた原稿を、原稿面の画像データを読み取るべく1枚ずつ分離して搬送する原稿搬送装置において、
    前記原稿載置トレイに積み上げられた原稿を搬送方向下流に向かって供給する供給ローラと、この供給ローラに近接して設けられ、原稿の斜め給紙を検知する斜め給紙検知装置とを備えるとともに、この斜め給紙検知装置が原稿の斜め給紙を検知したときには、前記供給ローラによる原稿の供給を停止することを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記斜め給紙検知装置は、原稿搬送方向と直角をなす原稿幅方向に沿って間隔をあけて配置された、複数の原稿検知センサを備えることを特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 前記供給ローラは、その回転軸線を原稿幅方向と平行にして、原稿幅方向略中央部に配置され、前記複数の原稿検知センサは、供給ローラを挟んで、原稿幅方向に間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の原稿搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8837017B2 (en) 2010-11-10 2014-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

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