JP2009050489A - 球体走行玩具 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光手段の数の増加を抑制し、比較的明るくない場所においても楽しむことができる球体走行玩具を提供する。
【解決手段】球体走行玩具1は、球体10と、球体移送部12と、レール14とを備えている。球体10はレール14上を球体搬出部18から球体搬入部16まで走行した後、球体移送部12によって再度レール14の球体搬出部18まで移送される。さらに、球体走行玩具1は発光素子20を有し、球体10は、少なくとも表面が、発光素子20からの光によって蓄光する蓄光材によって形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、球体走行玩具に関する。
従来、所要の高低差をもって所定の軌跡で形成されたレールの鉛直上方側端部に球体を投入して、球体を鉛直下方側端部まで走行させる球体走行玩具が知られている(特許文献1参照)。また、同様に、レールの鉛直上方側端部に走行車を投入して、走行車を鉛直下方側端部まで走行させるコースターカー玩具が知られている(特許文献2参照)。
実開昭55−137697号公報 実開昭57−191390号公報
しかし、従来の玩具では、夜間など明るくない場所において球体や走行車などの走行体の位置が分かりにくく、比較的明るい場所でしか楽しむことができなかった。また、上記玩具において走行体は多数に及ぶことから、走行体内部に発光手段を搭載したとすると、発光手段の数が多くなってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、発光手段の数の増加を抑制し、比較的明るくない場所においても楽しむことができる球体走行玩具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る球体走行玩具は、球体と、下側部に球体搬入部と、上側部に球体搬出部とを有し、球体搬入部から送り出された球体を球体搬出部に向けて上下方向に移送する球体移送手段と、球体搬出部と球体搬入部とに亘って連結されて、球体搬出部と球体搬入部との間で球体を転動走行させるレールと、を備え、球体の少なくとも表面を蓄光材によって形成し、球体搬入部の内部若しくは近傍に、球体に光を照射する発光手段を設けたことを特徴とする。
また、球体走行玩具において、球体移送手段は、中空状に形成され上下方向に伸びるタワー部と、タワー部内に設けた上部プーリ及び下部プーリに掛け回され、いずれか一方のプーリを駆動モータの駆動により回転させることで一方向に回動する弾性材からなる無端ベルトと、を備え、無端ベルトは、その外周面に長さ方向に所定の間隔をおいて設けられ、球体搬入部から送り出される球体を載置する複数の球体ホルダを有することが好ましい。
また、球体走行玩具において、球体搬入部は、下部プーリの近傍でタワー部の側壁に形成した球体搬入口に隣接して設けられ、発光手段は、この球体搬入口の近傍に設けられ、球体搬入口に、下部プーリの回転に連動して当該球体搬入口を開閉する搬入口シャッターを設けたことが好ましい。
また、球体走行玩具において、球体搬出部は、トレイ状に形成され、上部プーリの近傍でタワー部の側壁に設けられ、当該タワー部の側壁には、球体ホルダに載置されて上部プーリの近傍に移送されてくる球体を球体搬出部上に送り出す球体搬出口が形成され、球体ホルダは、球体が自重により球体搬出口に向けて転がり出るように傾斜して形成されていることが好ましい。
また、球体走行玩具において、球体搬出口は、上部プーリと無端ベルトとの接触開始位置側と、上部プーリと無端ベルトとの接触終了位置側とに設けられた第1及び第2搬出口であって、球体搬出部は、第1搬出口から送り出された球体と、第2搬出口から送り出された球体とを異方向に分けて転動させる分流部を有し、レールは、この分流部のそれぞれの下流部分に接続された第1及び第2レールに分岐され、球体搬入部で1つに合流するように構成されていることが好ましい。
また、球体走行玩具において、第2搬出口の内側の口縁下側に、球体の落下止め用の舌片を設けたことが好ましい。
また、球体走行玩具において、上部プーリの設置部分に、球体ホルダに載置されて移送されてくる球体を、第1搬出口と第2搬出口とに選別して送り出す搬出口選別手段を設けたことが好ましい。
また、球体走行玩具において、搬出口選別手段は、無端ベルトの一側縁で特定の球体ホルダの上方近傍に突設したピン状突起と、上部プーリと同軸上に回転自由に設けられ、ピン状突起に係合して回転される回転板と、を有し、回転板は、その周面にピン状突起が係脱するカム突起と、当該回転板がピン状突起とカム突起との係合によって回転することにより、特定の球体ホルダに載置された球体が第1搬出口に差し掛かる際に第1搬出口を塞ぐ搬出口シャッターと、を有し、ピン状突起がカム突起から外れた際に、搬出口シャッターの自重により初期位置に回動復帰可能とされたことが好ましい。
また、球体走行玩具において、レールは、底壁と、底壁の両側壁とで断面凹形状に形成され、レール及びタワー部との少なくとも一方は、透明な合成樹脂材料により形成されていることが好ましい。
また、球体走行玩具において、タワー部を下側から支持する平板状の台座と、駆動モータからの駆動力を所定の減速比で上部又は下部プーリに伝達する減速ギアと、減速ギアの全周囲を覆うギアボックスと、ギアボックスの下側から伸びる足部と、を備え、ギアボックスは、足部が前記台座上に固定されて、台座上から離間配置されていることが好ましい。
また、球体走行玩具において、少なくとも表面が蓄光材と異なる材料によって形成され、球体と異なる径で構成された非蓄光球体と、球体搬入部に、レール上の走行を終えた球体と非蓄光球体とを選別して、球体と非蓄光球体とのいずれか一方のみをタワー部に送り出す球体送給切替手段と、を備えたことが好ましい。
また、球体走行玩具において、レールは、両側壁間の距離が非蓄光球体の径よりも小さくされた縮小部分を有することが好ましい。
また、球体走行玩具において、レールは、当該レールを長さ方向の所定箇所で分断した複数のレールパーツからなり、各レールパーツは、当該レールパーツの長さ方向端部に設けられたジョイント部を介して互いに接続され、一方のレールパーツに設けられたジョイント部は、一側壁側の底壁外面から当該レールパーツの長さ方向に伸びる板部と、当該板部の基部に隣接して底壁外面に板部の板厚相当の深さで形成されて他方のレールパーツに設けられたジョイント部の板部が嵌り込むように受容する凹陥部と、該凹陥部に設けられた突起部と、を有し、一方のレールパーツに設けられた板部は、当該レールパーツの幅方向内側に張り出す凸縁部と、他方のレールパーツの突起部が嵌り込む貫通孔を有し、他方のレールパーツに設けられたジョイント部は、一方のレールパーツのジョイント部の板部と凹陥部とが逆配置の関係にあって、他側壁側の底壁外面から当該レールパーツの長さ方向に伸びる板部と、当該板部の基部に隣接して底壁外面に板部の板厚相当の深さで形成されて一方のレールパーツに設けられたジョイント部の板部が嵌り込むように受容する凹陥部と、凹陥部に設けられた突起部と、を有し、他方のレールパーツに設けられた板部は、当該レールパーツの幅方向内側に張り出す凸縁部と、一方のレールパーツの突起部が嵌り込む貫通孔を有することが好ましい。
本発明に係る球体走行玩具は、球体の少なくとも表面を蓄光材によって形成し、球体搬入部の内部若しくは近傍に、球体に光を照射する発光手段を設けている。このため、球体は、発光手段からの光によって蓄光することとなる。これにより、球体は、比較的明るくない場所において発光可能となり位置が確認されることとなる。よって、使用者は、比較的明るくない場所においても発光する球体を走行させて球体走行玩具を楽しむことができる。また、球体が多数に及んだとしても、発光手段を球体搬入部の内部若しくは近傍に、球体内部に発光手段を搭載して発光手段の数が多くなってしまう事態を抑制することができる。従って、発光手段の数の増加を抑制し、比較的明るくない場所においても楽しむことができる球体走行玩具を提供することができる。
また、球体移送手段は、無端ベルトを備え、無端ベルトは、球体搬入部から送り出される球体を載置する複数の球体ホルダを有する。このように、複数の球体ホルダにより複数の球体を球体搬入部から球体搬出部へ連続的に移送でき、発光する複数の球体をレール上に次々に送り出して走行させることができる。これにより、発光した複数の球体が恰も追いかけるかの如くに走行して興趣をそそることができる。
また、発光手段は、この球体搬入口の近傍に設けられ、球体搬入口に、下部プーリに連動して当該球体搬入口を開閉する搬入口シャッターを設けている。このため、球体が発光手段の照射箇所を瞬時に通り過ぎて、蓄光が不充分となってしまう事態を抑制することができる。
また、球体搬出口は、上部プーリの近傍でタワー部の側壁に設けられ、タワー部の側壁には、球体ホルダに載置されて上部プーリの近傍に移送されてくる球体を球体搬出部上に送り出す球体搬出口が形成され、球体ホルダは、球体が自重により球体搬出口に向けて転がり出るように傾斜して形成されている。このため、球体搬出口付近において球体を球体搬出口側に押し出す機構等を設けなくとも、球体を球体搬出口から排出することができる。従って、構成の簡易化を図ることができる。
また、上部プーリと無端ベルトとの接触開始位置側と、上部プーリと無端ベルトとの接触終了位置側とに設けられた第1及び第2搬出口を有し、第1搬出口から送り出された球体と、第2搬出口から送り出された球体とを異方向に分けて転動させる分流部を有し、レールは、この分流部のそれぞれの下流部分に接続された第1及び第2レールに分岐されている。これにより、第1球体出口から送り出された球体を第1レールに流し、第2球体出口から排出された球体を第2レールに流すなどを分流部によって制御することができる。加えて、レールは、球体搬入部で1つに合流するように構成されているため、異なる経路を走行した球体の走行終着点を同じとすることができる。これにより、球体の走行終着点が異なって球体搬入部の構成が複雑化してしまう事態を防止することができる。
また、第2搬出口の内側の口縁下側に球体の落下止め用の舌片を設けている。ここで、球体ホルダに載置された球体は、上部プーリの上を通過した段階で落下してしまうこととなる。しかし、舌片を有するため、上部プーリの上を通過して落下する球体は舌片に受け止められて、第2搬出口から排出されることとなる。従って、球体の排出不良を防止することができる。
また、上部プーリの設置部分に、球体ホルダに載置されて移送されてくる球体を、第1搬出口と第2搬出口とに選別して送り出す搬出口選別手段をさらに備えている。このため、球体は、第1搬出口と第2搬出口とから選別して排出され、分流部よって第1レールと第2レールとに別々に送り出されることとなる。従って、球体が複数の経路を走行する様子を楽しむことができる。
搬出口選別手段は、ピン状突起と回転板とを有し、回転板は、ピン状突起とカム突起との係合によって回転することにより、特定の球体ホルダに載置された球体が第1搬出口に差し掛かる際に第1搬出口を塞ぐ搬出口シャッターとを有する。このため、第1搬出口及び第2搬出口からの球体排出を電気的に制御することなく、機械的構成によって制御することができ、コストの上昇を抑制することができる。加えて、ピン状突起がカム突起から外れた際に、搬出口シャッターの自重により初期位置に回動復帰する。このため、搬出口シャッターが第1搬出口を塞ぎ続けることなく、第2搬出口にのみ球体が排出されてしまう事態を防止することができる。
レール及びタワー部との少なくとも一方は、透明な合成樹脂材料により形成されている。このため、球体がレール上を走行する過程及びタワー部内を移送される過程の少なくとも一方において、球体の移動の様子が認識され易くなり、球体の走行等を一層楽しむことができる。
また、減速ギアの全周囲を覆うギアボックスは、足部が台座上に固定されて、台座から離間配置された状態となっている。このため、減速ギアの噛み合いにより生じる振動を台座に伝えにくくなり、使用者に与えてしまう音による不快感を軽減することができる。特に、球体走行玩具は比較的明るくない場所、即ち夜間に電気を消した状態などに用いられるため、音による不快感を軽減することにより、一層快適に楽しむことができる。
また、レール上の走行を終えた球体と非蓄光球体とを選別して、球体と非蓄光球体とのいずれか一方のみを球体搬入口に送り出す球体送給切替手段とをさらに備えている。このため、比較的明るくない場所で用いる球体と、比較的明るい場所で用いる非蓄光球体とのいずれか一方のみをレール上に流すことができ、玩具設置場所の明るさに応じて球体走行を楽しむことができる。
レールは、両側壁間の距離が非蓄光球体の径よりも小さくされた縮小部分を有している。これにより、非蓄光球体は、レールの底壁に接して走行する場合と、レールの両側壁の縁上を走行する場合との2通りの走行をすることとなり、それぞれの場合において走行速度を異ならせることができる。従って、非蓄光球体の走行に緩急をもたせることができる。
また、レールは、複数のレールパーツがジョイント部を介して接続され、一方のレールパーツのジョイント部は、板部と他方のレールパーツのジョイント部の板部が嵌り込むように受容する凹陥部と突起部とを有し、一方のレールパーツの板部は、当該レールパーツの幅方向内側に張り出す凸縁部と、他方のレールパーツのジョイント部の突起部が嵌り込む貫通孔とを有している。さらに、他方のレールパーツのジョイント部は、一方のレールパーツのジョイント部の板部と凹陥部とが逆配置の関係にある。このため、接続されたレールパーツ同士を互いに引っ張ったとしても凸縁部及び突起部により抜け止めされ、且つ、接続されたレールパーツの一方を上方へ他方を下方などに引っ張ったとしても、板部が底壁に接触して抜け止めされる。従って、レールをレールパーツに分割して梱包等の際にコンパクト化を図りつつも、組み立て後にレールパーツが簡単に外れてしまうことを防止することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る球体走行玩具の全体構成図である。同図に示すように、球体走行玩具1は、球体10と、球体移送部(球体移送手段)12と、レール14とを備え、レール14上を走行する球体10の様子を楽しむための玩具である。
球体10は、球体走行玩具1において走行体となるものである。球体移送部12は、下側部に球体搬入部16と、上側部に球体搬出部18とを有し、球体搬入部16から送り出された球体10を球体搬出部18に向けて上下方向に移送するものである。
レール14は、球体搬出部18と球体搬入部16とに亘って連結されて、球体搬出部18と球体搬入部16との間で球体10を転動走行させるものである。なお、レール14は、上下方向の変位が存在すれば、右旋回や左旋回など他の軌跡を含んでいてもよいし、一端下方に降下した球体が上方移動するような構成であってもよい。
また、レール14は、図1に示すように、所定の軌跡をもって形成された第1レール14a及び第2レール14bを有している。球体10は、これら第1レール14a及び第2レール14bのうち、いずれか一方を選択的に走行するようになっている。また、第1レール14a及び第2レール14bは球体搬入部16の上流において合流され、1つの経路となるように接続される。なお、上記レール14の数は2つに限らず3つ以上であってもよい。
以上のように構成されるため、球体10は、レール14の走行を終えた後に球体搬入部16に至り、球体移送部12によって球体搬出部18まで移送され、再度レール14上を走行することとなる。なお、球体移送部12による移送は、例えば駆動モータなどによって構成される駆動源(図示せず)の電源がオフされるまで行われる。
ここで、本実施形態に係る球体走行玩具1は、更に発光素子(発光手段)20を備えている。発光素子20は、紫色の光を照射する発光ダイオードであり、球体搬入部16の内部若しくは近傍に設置されている。さらに、本実施形態において、球体10は、少なくとも表面が蓄光材によって形成されている。蓄光材は、発光素子20からの光によって蓄光するものである。また、蓄光材は、光が照射されていない場合、蓄えられた光を放出する。このため、球体10は、比較的明るくない場所においても、蓄光材からの光によって、その位置が確認されることとなる。よって、本実施形態に係る球体走行玩具1は、比較的明るくない場所においても楽しむことができる構成となっている。
さらに、本実施形態に係る球体走行玩具1は、非蓄光球体22を備えている。非蓄光球体22は、例えば鉄球など、少なくとも表面が蓄光材と異なる材料(蓄光機能を有しない材料)によって形成された球体である。また、非蓄光球体22は、蓄光機能を有する球体10と異なる径(球体10よりも大きい径)で形成されている。この非蓄光球体22についても球体10と同様に、レール14上を球体搬出部18から球体搬入部16に向かって走行すると共に、走行を終えて球体搬入部16まで到達すると、球体移送部12によって球体搬出部18へ移送される。
図2は、図1に示した球体移送部12の詳細を示す構成図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。また、図3は、図1に示した球体移送部12の詳細を示す斜視図である。図2及び図3に示すように、球体移送部12は、タワー部24と、上部プーリ26aと、下部プーリ26bと、無端ベルト28とを備えている。
タワー部24は、中空状に形成され上下方向に伸びた透明な合成樹脂材料によりなるカバー部材である。上部プーリ26aはタワー部24内の上部に設けられた滑車であり、下部プーリ26bはタワー部24内の下部に設けられた滑車である。無端ベルト28は、タワー部24の形状(上下方向)に沿って回動する弾性部材である。この無端ベルト28は、上部プーリ26a及び下部プーリ26bの双方に掛け回されている。
また、下部プーリ26bは、駆動モータなどによって構成される駆動源(図示せず)からの駆動力によって回転されるようになっている。この回転によって下部プーリ26bに掛け回される無端ベルト28は回動することとなる。なお、本実施形態では、下部プーリ26bが駆動モータからの駆動力によって回転させられるが、これに限らず、上部プーリ26aが駆動モータによって回転させられてもよい。
また、無端ベルト28は、複数の球体ホルダ30を有している。複数の球体ホルダ30は、無端ベルト28の外側面(すなわち上部プーリ26a及び下部プーリ26bが接しない側の面)において、長さ方向に所定の間隔で設けられている。また、これら球体ホルダ30は、球体搬入部16から送り出された球体10及び非蓄光球体22を載置する構成となっている。この構成により、球体10及び非蓄光球体22は、球体ホルダ30に載置されて上方へ移送されることとなる。
また、上記タワー部24には、球体搬入口32と球体搬出口34とが形成されている。球体搬入口32は、レール14の走行を終えた球体10及び非蓄光球体22が進入する口であって、下部プーリ26bの近傍でタワー部24の側壁に形成されている。この球体搬入口32の近傍には移送開始位置Sがあり、球体搬入口32から進入した球体10及び非蓄光球体22は、移送開始位置Sに到達するようになっている。
一方、球体搬出口34は、球体10及び非蓄光球体22が排出される口であって、上部プーリ26aの近傍でタワー部24の側壁に形成されている。この球体搬出口34から排出された球体10及び非蓄光球体22は、球体搬出部18に至り、球体搬出部18からレール14上に送り出されることとなる。より詳細に、球体搬出口34は、第1搬出口34aと第2搬出口34bとの2つからなっている。第1搬出口34aは上部プーリ26aと無端ベルト28との接触開始位置側に設けられ、第2搬出口34bは上部プーリ26aと無端ベルト28との接触終了位置側に設けられている。
ここで、本実施形態において球体ホルダ30は、球体10及び非蓄光球体22がその自重によって第1搬出口34aに向けて転がり出るように傾斜した傾斜構造となっている(図2(b)参照)。これにより、球体移送部12は、球体10及び非蓄光球体22を第1搬出口34aへ簡易に排出することができる。
また、本実施形態に係る球体搬入部16は、球体搬入口32に隣接して設けられた球体送給切替部(球体送給切替手段)36を有している。図4は、図1に示した球体送給切替部36の詳細を示す側方断面図である。図4に示すように、球体送給切替部36は、球体搬入通路38と、非蓄光球体通路40と、球体通路42と、ガイドレール44とを有している。球体搬入通路38は、レール14に連結され、レール14の走行を終えた球体10及び非蓄光球体22を導入する通路である。非蓄光球体通路40は、球体搬入通路38に連結される通路である。また、非蓄光球体通路40の下側には開口部40aが設けられている。球体通路42は、開口部40aに連結される通路である。ガイドレール44は、開口部40aの上方に設けられる突条片である。
本実施形態において、球体10と非蓄光球体22とはガイドレール44及び開口部40aによって通過する通路が選択されるようになっている。図5は、図4に示したガイドレール44の詳細を示す上面図であり、(a)は球体10及び非蓄光球体22が進入していないときの様子を示し、(b)は非蓄光球体22が進入したときの様子を示し、(c)は球体10が進入したときの様子を示している。
図5(a)に示すように、ガイドレール44は、通路内側へ迫り出して設けられている。また、図5(b)及び図5(c)に示すように、ガイドレール44間の距離は、非蓄光球体22の径よりも小さく、且つ、球体10の径よりも大きくなっている。このため、非蓄光球体22はガイドレール44に乗って非蓄光球体通路40に導かれ、球体10はガイドレール44に乗らず開口部40aから落ちて球体通路42に導かれることとなる。
なお、ガイドレール44は、図5に示すように、球体搬入通路38から進行してきた非蓄光球体22がガイドレール44の角部に衝突して勢いを失い難いように、面取りされた面取り部44aを有していることが望ましい。
再度、図4を参照する。図4に示すように、球体搬入部16は、上記構成に加えて、球体排出口46と、球体止め部48とを有している。球体排出口46は、タワー部24の球体搬入口32まで連結されている。このため、球体排出口46を通過した球体10及び非蓄光球体22はタワー部24の球体搬入口32を通って移送開始位置Sまで導かれることとなる。
球体止め部48は、球体10及び非蓄光球体22の進行を球体搬入部16内で止めるものであり、非蓄光球体通路40及び球体通路42の球体走行側に設けられている。この球体止め部48は、第1止め部50と第2止め部52と連結バー54とからなっている。
第1止め部50は、回転軸50aと球体接触板50bとを有しており、球体接触板50bは回転軸50aを中心にして所定角度だけ回動可能となっている。また、球体接触板50bは、回転軸50aを中心に最下方位置まで回動させられたとき、端部が非蓄光球体通路40に突き出す構成となっている(実線の球体接触板50b参照)。一方、球体接触板50bは、回転軸50aを中心に最上方位置まで回動させられたとき、非蓄光球体通路40を開放する構成となっている(2点鎖線の球体接触板50b参照)。
第2止め部52についても第1止め部50と同様に、回転軸52aと球体接触板52bとを有しており、球体接触板52bは回転軸52aを中心にして所定角度だけ回動可能となっている。また、球体接触板52bは、回転軸52aを中心に最下方位置まで回動させられたとき、球体通路42を開放する構成となっている(実線の球体接触板52b参照)。一方、球体接触板52bは、回転軸52aを中心に最上方位置まで回動させられたとき、端部が球体通路42に突き出す構成となっている(2点鎖線の球体接触板52b参照)。
連結バー54は、第1止め部50の球体接触板50bと、第2止め部52の球体接触板52bとを連結するものである。この連結バー54によって、第1止め部50の球体接触板50bと、第2止め部52の球体接触板52bとは、リンクして回動することとなる。また、連結バー54は操作部(図示せず)に接続されており、使用者は操作部を操作することにより、両球体接触板50b,52bの位置を設定することができるようになっている。
図6は、図4に示した第1止め部50の球体接触板50bと第2止め部52の球体接触板52bとの動作の様子を示す側方断面図であり(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示している。上記したように、両球体接触板50b,52bは連結バー54によって連結されている。このため、図6(a)に示すように、第1止め部50の球体接触板50bが最下方位置まで回動させられた場合、第2止め部52の球体接触板52bについても最下方位置まで回動させられる。これにより、球体通路42のみが開放状態となり、球体10は球体排出口46に導かれることとなる。
一方、図6(b)に示すように、第1止め部50の球体接触板50bが最上方位置まで回動させられた場合、第2止め部52の球体接触板52bについても最上方位置まで回動させられる。これにより、非蓄光球体通路40のみが開放状態となり、非蓄光球体22は球体排出口46に導かれることとなる。このように、球体搬入部16は、球体10及び非蓄光球体22のうち、いずれか一方のみを球体排出口46に導き、移送開始位置Sまで誘導することとなる。
また、本実施形態に係る球体搬出部18は以下の構成となっている。図7は、図1に示した球体搬出部18の詳細を示す斜視図である。図7に示すように、球体搬出部18は、トレイ状に形成され、上部プーリ26aの近傍のタワー部31側壁に設けられている。この球体搬出部18は、分流部56を有している。分流部56は、第1搬出口34aから排出された球体10及び非蓄光球体22と、第2搬出口34bから排出された球体10及び非蓄光球体22とを異方向に分けて走行させるものである。
具体的に分流部56は、第1通路56aと第2通路56bとを有している。第1通路56aは、レール14の第1レール14aが接続され、第1搬出口34aから排出された球体10及び非蓄光球体22が第1レール14aに流れるように傾斜した構造となっている。一方、第2通路56bは、レール14の第2レール14bが接続され、第2搬出口34bから排出された球体10及び非蓄光球体22が第2レール14bに流れるように傾斜した構造となっている。また、第1通路56aと第2通路56bとは、傾斜の最頂部において互いに連続した構造となっている。
さらに、本実施形態に係る球体走行玩具1は、シャッター機構58を有している。図8は、図1に示したシャッター機構58の詳細を示す斜視図である。シャッター機構58は、球体排出口46から移送開始位置Sまでの間に設けられており、球体10及び非蓄光球体22を所定位置で停止させる状態と、球体10及び非蓄光球体22を所定位置で停止させずに通過させる状態との2状態間で動作するものである。ここで、所定位置とは、発光素子20の近傍位置である。このため、シャッター機構58によって停止させられた球体10は、シャッター機構58が球体10を通過させるまで、発光素子20からの光によって蓄光させられることとなる。
このようなシャッター機構58は、図8に示すように、誘導通路60と、搬入口シャッター62と、カム板64と、円板66と、駆動軸68と、ガイド棒70とを備えている。誘導通路60は、球体搬入部16の球体排出口46を通って送り出された球体10及び非蓄光球体22が走行する通路である。搬入口シャッター62は、誘導通路60の終端に設けられており、上下動することにより、誘導通路60の終端に突き出す位置と、誘導通路60を開放状態とする位置とで動作するものである。この上下動により、搬入口シャッター62は、球体搬入口32(図2(a)参照)を開閉することとなる。
なお、球体搬入口32を開閉するとは、球体搬入口32自体を開閉することのみならず、球体搬入口32に通じる球体10等の通路を開閉する概念を含むものである。
カム板64は、搬入口シャッター62に接続された板状部材であり、搬入口シャッター62と共に上下動するものである。このカム板64は、中央に、横方向(上下方向及び後述の駆動軸68に直交する方向)へ伸びる楕円形状の貫通孔64aが形成されている。円板66は、カム板64の貫通孔64aと同一平面状に設けられる板状部材である。駆動軸68は、駆動モータからの駆動力を円板66に伝えるための軸部材であって、円板66の中心位置から偏心した位置に取り付けられている。このため、円板66は、駆動軸68を中心に回転することとなり、回転動作によってカム板64を上下動させることとなる。ガイド棒70は、カム板64の横方向両端に設けられており、カム板64の上下動をガイドするものである。なお、駆動軸68は、円板66を貫通し、下部プーリ26bの回転軸にも接続されている。このため、搬入口シャッター62は、下部プーリ26bの回転に連動して動くこととなる。
次に、シャッター機構58の動作を説明する。図9は、図8に示したシャッター機構58の動作を示す側面図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示し、(d)は第4の状態を示している。まず、図9(a)に示すように、駆動軸68から最も離れた円板66の最大偏心位置66aが下方にある場合、カム板64は下方に押し下げられることとなる。これにより、搬入口シャッター62は押し下げられ、誘導通路60は開放状態となる。
次に、駆動モータからの駆動力によって円板66が約90°回転して最大偏心位置66aが左方に向いた場合、カム板64は上方に押し上げられることとなる。これにより、搬入口シャッター62も押し上げられ、搬入口シャッター62は誘導通路60の終端を一部塞ぐこととなる。このため、球体10は、誘導通路60の終端位置で停止させられることとなり、発光素子20からの光によって蓄光することとなる。
その後、駆動モータからの駆動力によって円板66が更に約90°回転して最大偏心位置66aが上方に向いたとする。この場合、カム板64は更に上方に押し上げられることとなる。これにより、搬入口シャッター62は誘導通路60の終端を完全に塞ぐこととなる。この状態においても、球体10は、誘導通路60の終端位置で停止させられることとなり、発光素子20からの光によって蓄光することとなる。
次いで、駆動モータからの駆動力によって円板66が更に約90°回転して最大偏心位置66aが右方に向いたとする。この場合、カム板64は下方に押し下げられることとなる。これにより、搬入口シャッター62は誘導通路60の終端を一部塞ぐこととなる。この状態においても、図9(b)に示した状態と同様に、球体10は、誘導通路60の終端位置で停止させられることとなり、発光素子20からの光によって蓄光することとなる。
以後、シャッター機構58は、図9(a)の状態に戻り、上記の動作を繰り返すこととなる。
さらに、本実施形態に係る球体走行玩具1は、搬出口選別部(搬出口選別手段)72を有している。図10は、図1に示した搬出口選別部72の詳細を示す分解斜視図である。図10に示す搬出口選別部72は、上部プーリ23aの設置部分に設けられ、球体ホルダ30によって載置されて移送されてくる球体10及び非蓄光球体22を、第1搬出口34aと第2搬出口34bとに選別して送り出すものである。この搬出口選別部72は、ピン状突起74と、回転板76とからなっている。
ピン状突起74は、図2に示すように、弾性部材によって構成され、無端ベルト28の一側縁で特定の球体ホルダ30の上方近傍に突設している。これにより、ピン状突起74は、無端ベルト28の回動に伴って移動する構成となっている。
回転板76は、図10に示すように、上部プーリ26aと同軸上に回転自在に設けられた円板状の部材であり、ピン状突起74に係合して回転するものである。この回転板76は、カム突起78と、搬出口シャッター80とを有している。カム突起78は、回転板76の周面に設けられ、無端ベルト28の回動によって近寄ってきたピン状突起74と係脱するものである。搬出口シャッター80は、第1搬出口34aを閉塞可能とされたものである。
図11は、図10に示した回転板76の動作を示す構成図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。図11(a)に示すように、ピン状突起74がカム突起78に接触していない状態において、第1搬出口34aは開放状態にある。その後、この状態から無端ベルト28が回動することによって、ピン状突起74はカム突起78に接触する。また、回転板76は回転自在に設けられているため、ピン状突起74がカム突起78に接触すると、図11(b)に示すように、回転板76はピン状突起74に押されて回転することとなる。
なお、タワー部24は、上部プーリ26aの回転方向側に停止部82を有している。このため、カム突起78が停止部82に接触するまで、回転板76は回転する。また、この状態において球体ホルダ30により載置された球体10及び非蓄光球体22は第1搬出口34aに差し掛かっている。ところが、第1搬出口34aは搬出口シャッター80により一部が塞がれることとなる。これにより、球体10及び非蓄光球体22は、第1搬出口34aから排出されず、球体ホルダ30に載置された状態で第2搬出口34bに向けて移送される。そして、球体10及び非蓄光球体22は第2搬出口34bから排出されることとなる。なお、第1搬出口34aの一部を塞ぐ状態は、ピン状突起74がカム突起78から外れるまで維持されることとなる。
さらに、この状態から無端ベルト28が回動すると、カム突起78が停止部82に抑えられているため、回転板76は回転せず、ピン状突起74は弾性変形してカム突起78から外れることとなる。ここで、搬出口シャッター80は、重り84を有している。このため、ピン状突起74がカム突起78から外れると、搬出口シャッター80は、自重により第1搬出口34aを塞がない初期位置(すなわち図11(a)の位置)に復帰することとなる。
なお、図2等に示すように、ピン状突起74は球体ホルダ30に対して1つおきに設けられている。このため、球体10及び非蓄光球体22は、第1搬出口34a及び第2搬出口34bから交互に排出されることとなる。
ここで、再度、タワー部24について説明する。図11に示したように、球体10及び非蓄光球体22は、搬出口シャッター80によって第1搬出口34aから排出されず、第2搬出口34bへ移送されることとなる。しかし、球体ホルダ30に載置された球体10及び非蓄光球体22は、上部プーリ26aの上方を通過した段階で落下してしまい、第2搬出口34bを通過してしまう。そこで、タワー部24は、図7及び図10に示すように、第2搬出口34bの下側縁部に舌片86を有している。
この舌片86は、タワー部24の内側に伸びており、球体10及び非蓄光球体22の落下を防止する構成となっている。すなわち、球体10及び非蓄光球体22は、上部プーリ26aの上方を通過した後、舌片86によって受け止められることとなる。その後、舌片86によって受け止められた球体10及び非蓄光球体22は、球体ホルダ30に押され第2搬出口34bから排出されることとなる。
図12は、図11に示した第2搬出口34bから球体10及び非蓄光球体22が排出される様子を示す概念図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示している。まず、図12(a)に示すように、上部プーリ26aの上を通過した球体10及び非蓄光球体22は舌片86によって受け止められる。この段階で球体10及び非蓄光球体22は、第2搬出口34bから排出されない。
その後、図12(b)に示すように、球体ホルダ30が球体10及び非蓄光球体22の上に覆い被さる。ここで、球体ホルダ30は傾斜構造となっている。このため、球体10及び非蓄光球体22は、球体ホルダ30の傾斜面によって押されて第2搬出口34bに向かう力が加えられる。これにより、球体10及び非蓄光球体22は、第2搬出口34bから排出されることとなる。
なお、本実施形態では、球体10及び非蓄光球体22が球体ホルダ30によって押し出されることにより第2搬出口34bから排出される例を説明したが、これに限らず、舌片86の長さをより長くし、且つ、球体10及び非蓄光球体22がその自重によって第2搬出口34bから転がり出るように舌片86を傾斜構造としてもよい。
また、詳細に図1に示すレール14は以下の構成となっている。すなわち、レール14は、従来のように2本の鋼線を用いたものではなく、長さ方向断面(長さ方向に垂直な面で切断したときの断面)が凹形状となっており、底壁88と、底壁88の両側に設けられる両側壁90a,90bとから構成されている。ここで、断面凹形状とは、厳密に平板からなる底壁88と平板からなる両側壁90a,90bとによって角部を有する形状に限らず、角部に丸みをもたせた略凹形状であってもよい。次に、図13を参照してレール14を詳細に説明する。
図13は、図1に示したレール14の詳細を示す図であり、(a)は上面図を示し、(b)は(a)の13b−13b断面図を示し、(c)は(a)の13c−13c断面図を示し、(d)は(c)に示した例の変形例を示す断面図である。図13(a)に示すように、レール14は、両側壁90a,90b間の距離が非蓄光球体22よりも小さくされた縮小部分92を有している。
図13(b)に示すように、非蓄光球体22は、縮小部分92でない箇所において、底壁88に接した状態でレール14上を走行する。一方、図13(c)に示すように、非蓄光球体22は、縮小部分92において底壁88に接さず両側壁90a,90bの縁部によって支えられた状態で走行することとなる。このように、非蓄光球体22は、レール14の底壁88に接して走行する場合と、レール14の両側壁90a,90bの縁上を走行する場合との2通りの走行をすることとなり、それぞれの場合において走行速度が異なることとなる。これにより、非蓄光球体22の走行に緩急をもたせることができる。
なお、非蓄光球体22が両側壁90a,90bの縁部を走行する場合において、非蓄光球体22がレール14から外れてしまわないように、縮小部分92は図13(d)に示されるように構成されていてもよい。すなわち、縮小部分92において両側壁90a,90bの縁部をテーパ形状となるように構成してもよい。また、図13に示す例では、非蓄光球体22のみについて縁部を走行させる例を説明したが、これに限らず、球体10について縁部を走行させるように構成してもよいし、球体10及び非蓄光球体22の双方について縁部を走行させるように構成してもよい。
ここで、上記したようにレール14は、底壁88と両側壁90a,90bとからなっている。このため、球体10は走行時に両側壁90a,90bによって隠れてしまい、蓄光材からの光が両側壁90a,90bによって遮断され、球体10が見え難くなってしまう可能性がある。ところが、本実施形態においてレール14は透明樹脂材料によって形成されている。これにより、上記構造のレール14であっても、蓄光材によって光る球体10を見えやすくすることができる。
さらに、図1に示すように、レール14は、長さ方向の所定箇所で分断した複数のレールパーツ94からなっている。また、これら複数のレールパーツ94は、長さ方向端部にジョイント部96が設けられ、ジョイント部96を介して接続された構造となっている。
図14は、図1に示したレール14のジョイント部96の詳細を示す斜視図であり、(a)はレールパーツ94を上方側から見たときの斜視図であり、(b)はレールパーツ94を下方側から見たときの斜視図である。図14(a)及び図14(b)に示すように、接続される一方のジョイント部96aは、一側壁90a側の底壁外面からレールパーツ94の長さ方向に伸びる板部98aを有している。
また、一方のジョイント部96aは、板部98aの基部に隣接して底壁外面に板部98aの板厚相当の深さで形成された凹陥部99aを有している。凹陥部99aは、他方のジョイント部96bの板部98bが嵌り込むように受容するものである。さらに、一方のジョイント部96aは、凹陥部99aの中央部分に設けられた突起部100aを有している。この突起部100aは、底壁88に対して略直交方向に伸びている。
また、板部98aは、レールパーツ94の幅方向内側に張り出す凸縁部102aと、貫通孔104aとを有している。この貫通孔104aは、他方のジョイント部96bの突起部100bが嵌り込む構造となっている。
さらに、接続される他方のジョイント部96bは、上記した一方のジョイント部96aの板部98aと凹陥部99aとが逆配置の関係となっている。すなわち、ジョイント部96bは、他側壁90b側の底壁外面からレールパーツ94の長さ方向に伸びる板部98bを有している。
また、他方のジョイント部96bは、板部98bの基部に隣接して底壁外面に板部98bの板厚相当の深さで形成された凹陥部99bを有している。凹陥部99bは、一方のジョイント部96aの板部98aが嵌り込むように受容するものである。さらに、他方のジョイント部96bは、凹陥部99bの中央部分に設けられた突起部100bを有している。この突起部100bは、底壁88に対して略直交方向に伸びている。
さらに、板部98bは、レールパーツ94の幅方向内側に張り出す凸縁部102bと、貫通孔104bとを有している。この貫通孔104bは、前述した一方のジョイント部96aの突起部100aが嵌り込む構造となっている。
このようなジョイント部96a,96bを有するレールパーツ94を接続するにあたっては、まず、双方のレールパーツ94を互いに近づけ、レールパーツ94の端部同士を当接させる。このとき、使用者は、長手方向を軸に双方のレールパーツ94を互い違いに傾け、双方の凸縁部102a,102b同士が接触しないようにして、レールパーツ94の端部同士を当接させる。
その後、使用者は、レールパーツ94の傾きを元に戻す。これにより、一方の突起部100aが相手側の貫通孔104bに嵌り込むと共に一方の凸縁部102aが他方の凹陥部99bに合致するように嵌り込む。また、同様に、他方の突起部100bが相手側の貫通孔104aに嵌り込むと共に他方の凸縁部102bが一方の凹陥部99aに合致するように嵌り込む。以上により、レールパーツ94は接続されることとなる。そして、レールパーツ94同士がこのように接続されることにより、レールパーツ94同士を互いに引っ張ったとしても凸縁部102a,102b及び突起部100a,100bにより抜け止めされる。さらに、レールパーツ94の一方を上方へ他方を下方などに動かしたとしても、板部98a,98bが底壁88に接触して抜け止めされる。
また、本実施形態に係る球体走行玩具1は基部106を備えている。図15は、図1に示した基部106の詳細を示す斜視図である。なお、図15では、図示の関係上、シャッター機構58の一部構成について図示を省略するものとする。
図15に示すように、基部106は、台座108と、減速ギア110と、ギアボックス112と、足部114と、固定板116とを備えている。台座108はタワー部24を下側から支持する平板状の部材である。減速ギア110は駆動モータからの駆動力を円板66及び下部プーリ26bに伝えるものである。この減速ギア110は、入力ギア110aと出力ギア110bとからなっている。入力ギア110aは、所定の歯数を有し、駆動軸118を介して駆動モータに接続されている。出力ギア110bは、入力ギア110aよりも歯数が多くされたギアであり、駆動軸68を介して円板66及び下部プーリ26bに接続されている。このため、減速ギア110は、駆動力を所定の減速比で円板66及び下部プーリ26bに伝達することとなる。なお、図15においてギア数は2つであるが、これに限らず、3つ以上で構成されていてもよい。
ギアボックス112は、減速ギア110の全周囲を覆う筐体である。足部114はギアボックス112の下側から伸びるギアボックス112の支持部材である。この足部114は、ギアボックス112と一体的に形成され、又は接着剤などの接合部材や係止爪などの係止機構を介してギアボックス112に接続されている。また、足部114はビス114aにより固定板116に結合されている。固定板116は、台座108に一体的に形成された板部材である。
このような基部106では、駆動モータからの駆動力が減速ギア110に伝達され、減速ギア110を介して円板66や下部プーリ26bに伝達される。ここで、減速ギア110では歯の噛み合いにより異音を生じる可能性がある。特に、球体走行玩具1は比較的明るくない場所、即ち夜間に電気を消した状態などにおいて用いられるため、異音が発生すると昼間使用するような場合に比較して不快に感じやすい。ところが、本実施形態では、ギアボックス112が台座108から離間配置された状態となっているため、減速ギア110の噛み合いにより生じる振動を台座108に伝えにくくなり、使用者に与えてしまう音による不快感を軽減することができる構成になっている。なお、図15においては、ギアボックス112は、足部114のみならず固定板116を介して台座108に固定されているが、ギアボックス112が台座108から浮いていれば、特に固定板116を介していなくともよい。
次に、本実施形態に係る球体走行玩具1の全体動作を説明する。まず、電源がオンされると、発光素子20の発光と共に、駆動モータが駆動し、駆動力が円板66及び下部プーリ26bに伝達される。これにより、円板66は回転して搬入口シャッター62を上下動させる。また、下部プーリ26bは回転して、無端ベルト28は回動することとなる。
ここで、使用者は、非蓄光球体22を球体送給切替部36内で停止させるように、球体止め部48を操作していたとする。この場合、球体送給切替部36の球体10のみが球体排出口46に導かれることとなる。そして、球体10が球体送給切替部36の球体排出口46を通過して誘導通路60に進入する。このとき、搬入口シャッター62が上方移動しているとすると、球体10は搬入口シャッター62によって誘導通路60の終端位置で止められる。そして、球体10は、発光素子20からの光によって蓄光されることとなる。
その後、搬入口シャッター62が下がり誘導通路60が開放状態となると、球体10は進行してタワー部24の球体搬入口32を通過して移送開始位置Sに至る。ここで、球体10は、ピン状突起74が近傍に存在しない球体ホルダ30に載置されたとする。そして、球体10は、無端ベルト28の回動に応じて、球体搬出口34まで移送される。
次いで、球体10は第1搬出口34aに差し掛かる。このとき、球体ホルダ30が傾斜構造となっているため、球体10は第1搬出口34aから排出される。そして、球体10は第1通路56aに送り出される。これにより、球体10は第1レール14aを走行し、再度球体送給切替部36内に進入する。
球体送給切替部36内において、球体10は球体搬入通路38から開口部40aを介して球体通路42に進入する。その後、球体10は、再度球体排出口46を介して移送開始位置Sに至ることとなる。
ところで、移送開始位置Sに到達した球体10が、ピン状突起74の近傍に存在する球体ホルダ30に載置された場合、球体10は第2搬出口34bから排出される。具体的には以下の通りである。まず、球体10は無端ベルト28の回動によって第1搬出口34a付近まで移送される。このとき、ピン状突起74が回転板76のカム突起78に接触して回転板76を回転させる。これにより、搬出口シャッター80が第1搬出口34aの一部を塞ぎ、球体10は第1搬出口34aから排出されず、第2搬出口34bに向けて移送される。
その後、球体ホルダ30が上部プーリ26aの上方を通過したとする。このとき、回転板76は自重により初期位置に復帰して第1搬出口34aは開放される。一方、球体10は、落下して舌片86によって受け止められる。次いで、球体ホルダ30が球体10の上に覆い被さり、球体10を第2搬出口34bへ押し出す。そして、球体10は、第2搬出口34bから排出されて第2通路56bに送り出される。これにより、球体10はレール14の第2レール14bを走行し、再度球体送給切替部36内に進入する。
球体送給切替部36内において、球体10は球体搬入通路38から開口部40aを介して球体通路42に進入する。その後、球体10は、再度球体排出口46を介して移送開始位置Sに至ることとなる。
ここで、球体10を球体送給切替部36内で停止させるように、使用者が球体止め部48を操作したとする。これにより、非蓄光球体22は走行を開始する。そして、非蓄光球体22は、上記した球体10と同様にして、第1搬出口34a又は第2搬出口34bから排出される。
その後、第1搬出口34a又は第2搬出口34bから排出された非蓄光球体22は、それぞれ第1レール14a又は第2レール14bを走行する。この走行過程において、非蓄光球体22はレール14の底壁88に接しながら走行する。また、非蓄光球体22はレール14の縮小部分92に差し掛かると、非蓄光球体22は両側壁90a,90bの縁部を走行する。
そして、非蓄光球体22は、再度球体送給切替部36内に進入する。球体送給切替部36内において、非蓄光球体22球体搬入通路38から進入し、ガイドレール44に乗り、非蓄光球体通路40に進入する。その後、球体止め部48が非蓄光球体22を停止させるように切り替えられない限り、非蓄光球体通路40は、球体排出口46を介して移送開始位置Sに至ることとなる。以上、球体走行玩具1の電源がオフされるまで、繰り返されることとなる。
このようにして、本実施形態に係る球体走行玩具1によれば、球体10の少なくとも表面を蓄光材によって形成し、球体搬入部16の内部若しくは近傍に、球体10に光を照射する発光素子20を設けている。このため、球体10は、発光素子20からの光によって蓄光することとなる。これにより、球体10は、比較的明るくない場所において発光可能となり位置が確認されることとなる。よって、使用者は、比較的明るくない場所においても発光する球体10を発光させて球体走行玩具1を楽しむことができる。また、球体10が多数に及んだとしても、発光手段を球体搬入部16の内部若しくは近傍に設けるのみでよく、球体10内部に発光手段を搭載して発光手段の数が多くなってしまう事態を抑制することができる。従って、発光手段の数の増加を抑制し、比較的明るくない場所においても楽しむことができる球体走行玩具1を提供することができる。
また、球体移送部12は、無端ベルト28を備え、無端ベルト28は、球体搬入部16から送り出される球体10を載置する複数の球体ホルダ30を有する。このように、複数の球体ホルダ30により複数の球体10を球体搬入部16から球体搬出部18へ連続的に移送でき、発光する複数の球体10をレール14上に次々に送り出して走行させることができる。これにより、発光した複数の球体10が恰も追いかけるかの如くに走行して興趣をそそることができる。
また、発光素子20は、この球体搬入口32の近傍に設けられ、球体搬入口32に、下部プーリ26bに連動して当該球体搬入口32を開閉する搬入口シャッター62を設けている。このため、球体10が発光素子20の照射箇所を瞬時に通り過ぎて、蓄光が不充分となってしまう事態を抑制することができる。
また、球体搬出口34は、上部プーリ26aの近傍でタワー部24の側壁に設けられ、タワー部24の側壁には、球体ホルダ30に載置されて上部プーリ26aの近傍に移送されてくる球体10を球体搬出部18上に送り出す球体搬出口34が形成され、球体ホルダ30は、球体10が自重により球体搬出口34に向けて転がり出るように傾斜して形成されている。このため、球体搬出口34付近において球体10を球体搬出口34側に押し出す機構等を設けなくとも、球体10を球体搬出口34から排出することができる。従って、構成の簡易化を図ることができる。
また、上部プーリ26aと無端ベルト28との接触開始位置側と、上部プーリ26aと無端ベルト28との接触終了位置側とに設けられた第1及び第2搬出口34a,34bを有し、第1搬出口34aから送り出された球体10と、第2搬出口34bから送り出された球体10とを異方向に分けて転動させる分流部56を有し、レール14は、この分流部56のそれぞれの下流部分に接続された第1及び第2レール14a,14bに分岐されている。これにより、第1球体出口34aから送り出された球体10を第1レール14aに流し、第2球体出口34bから排出された球体10を第2レール14bに流すなどを分流部56によって制御することができる。加えて、レール14は、球体搬入部16で1つに合流するように構成されているため、異なる経路に球体10を次々と走行させて楽しむことができることはもとより、異なる経路を走行した球体10の走行終着点を同じとすることができる。これにより、球体の走行終着点が異なって球体搬入部16の構成が複雑化してしまう事態を防止することができる。
また、第2搬出口34bの内側の口縁下側に球体10の落下止め用の舌片86を設けている。ここで、球体ホルダ30に載置された球体10は、上部プーリ26aの上を通過した段階で落下してしまうこととなる。しかし、舌片86を有するため、上部プーリ26aの上を通過して落下する球体10は舌片86に受け止められて、第2搬出口34bから排出されることとなる。従って、球体の排出不良を防止することができる。
また、上部プーリ26aの設置部分に、球体ホルダ30に載置されて移送されてくる球体10を、第1搬出口34aと第2搬出口34bとに選別して送り出す搬出口選別部72をさらに備えている。このため、球体10は、第1搬出口34aと第2搬出口34bとから選別して排出され、分流部56よって第1レール14aと第2レール14bとに別々に送り出されることとなる。従って、球体10が複数の経路を走行する様子を楽しむことができる。
また、搬出口選別部72は、ピン状突起74と回転板76とを有し、回転板76は、ピン状突起74とカム突起78との係合によって回転することにより、特定の球体ホルダ30に載置された球体が第1搬出口34aに差し掛かる際に第1搬出口34aを塞ぐ搬出口シャッター80とを有する。このため、第1搬出口34a及び第2搬出口34bからの球体排出を電気的に制御することなく、機械的構成によって制御することができ、コストの上昇を抑制することができる。加えて、ピン状突起74がカム突起78から外れた際に、搬出口シャッター80の自重により初期位置に回動復帰する。このため、搬出口シャッター80が第1搬出口34aを塞ぎ続けることなく、第2搬出口34bにのみ球体10が排出されてしまう事態を防止することができる。
レール14及びタワー部24との少なくとも一方は、透明な合成樹脂材料により形成されている。このため、球体10がレール14上を走行する過程及びタワー部24内を移送される過程の少なくとも一方において、球体10の移動の様子が認識され易くなり、球体10の走行等を一層楽しむことができる。
また、減速ギア110の全周囲を覆うギアボックス112は、足部114が台座108上に固定されて、台座108から離間配置された状態となっている。このため、減速ギア110の噛み合いにより生じる音を台座に伝えにくくなり、使用者に与えてしまう音による不快感を軽減することができる。特に、球体走行玩具1は比較的明るくない場所、即ち夜間に電気を消した状態などに用いられるため、音による不快感を軽減することにより、一層快適に楽しむことができる。
また、レール14上の走行を終えた球体10と非蓄光球体22とを選別して、球体10と非蓄光球体22とのいずれか一方のみを球体搬入口32に送り出す球体送給切替部36とをさらに備えている。このため、比較的明るくない場所で用いる球体10と、比較的明るい場所で用いる非蓄光球体22とのいずれか一方のみをレール14上に流すことができ、玩具設置場所の明るさに応じて球体走行を楽しむことができる。
レール14は、両側壁16a,16b間の距離が非蓄光球体22の径よりも小さくされた縮小部分92を有している。これにより、非蓄光球体22は、レール14の底壁15に接して走行する場合と、レール14の両側16a,16b壁の縁上を走行する場合との2通りの走行をすることとなり、それぞれの場合において走行速度を異ならせることができる。従って、非蓄光球体22の走行に緩急をもたせることができる。
また、レール14は、複数のレールパーツ94がジョイント部96を介して接続され、一方のジョイント部96aは、板部98aと他方のジョイント部96bの板部98bが嵌り込むように受容する凹陥部99aと突起部100aとを有し、板部98aは、レールパーツ94の幅方向内側に張り出す凸縁部102aと、他方のジョイント部96bの突起部100bが嵌り込む貫通孔104aとを有している。さらに、他方のジョイント部96bは、一方のジョイント部96aの板部98aと凹陥部99aとが逆配置の関係となっている。このため、接続されたレールパーツ94同士を互いに引っ張ったとしても凸縁部102a,102b及び突起部100a,100bにより抜け止めされ、且つ、接続されたレールパーツ94の一方を上方へ他方を下方などに引っ張ったとしても、板部98a,98bが底壁88に接触して抜け止めされる。従って、レール14をレールパーツ94に分割して梱包等の際にコンパクト化を図りつつも、組み立て後にレールパーツ94が簡単に外れてしまうことを防止することができる。
以上、本発明に係る球体走行玩具1を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、上記実施形態において、発光素子20は球体走行玩具1の電源がオンされることにより発光を開始するが、これに限らず、電源スイッチは、昼におけるオン、夜におけるオン及びオフなどの3種類からなり、昼におけるオンにおいては発光素子20が発光しないように構成してもよい。さらに、発光素子20は球体止め部48に連動し、球体10の走行時のみ発光するように構成されていてもよい。
また、搬出口選別部72は、上記のように回転板76等を有する構成に限らず、例えば、球体搬出口34をタワー部24の両側面に設け、球体ホルダ30の傾斜方向それぞれ逆にすることにより経路を選択するように構成されていてもよい。
また、球体搬入部16は、遮光部材によって形成されていてもよい。これにより、発光素子20の光が外部に漏れず、比較的明るくない場所において球体10のみを光らせることができるからである。
また、球体搬入部16は、レール14と球体移送部12とを接続する部材であれば、上記した構成に限られない。同様に、球体搬出部18についても球体移送部12とレール14とを接続する部材であれば、上記した構成に限られない。
本発明の実施形態に係る球体走行玩具の全体構成図である。 図1に示した球体移送部の詳細を示す構成図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 図1に示した球体移送部の詳細を示す斜視図である。 図1に示した球体送給切替部の詳細を示す側方断面図である。 図4に示したガイドレールの詳細を示す上面図であり、(a)は球体及び非蓄光球体が進入していないときの様子を示し、(b)は非蓄光球体が進入したときの様子を示し、(c)は球体が進入したときの様子を示している。 図4に示した第1止め部の球体接触板と第2止め部の球体接触板との動作の様子を示す側方断面図であり(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示している。 図1に示した球体搬出部の詳細を示す斜視図である。 図1に示したシャッター機構の詳細を示す斜視図である。 図8に示したシャッター機構の動作を示す側面図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示し、(d)は第4の状態を示している。 図1に示した搬出口選別部の詳細を示す分解斜視図である。 図10に示した回転板の動作を示す構成図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。 図11に示した第2搬出口から球体及び非蓄光球体が排出される様子を示す概念図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示している。 図1に示したレールの詳細を示す図であり、(a)は上面図を示し、(b)は(a)の13b−13b断面図を示し、(c)は(a)の13c−13c断面図を示し、(d)は(c)に示した例の変形例を示す断面図である。 図1に示したレールのジョイント部の詳細を示す斜視図であり、(a)はレールパーツを上方側から見たときの斜視図であり、(b)はレールパーツ94を下方側から見たときの斜視図である。 図1に示した基部の詳細を示す斜視図である。
符号の説明
1 球体走行玩具
10 レール
12 球体移送部
14 レール
14a 第1レール
14b 第2レール
16 球体搬入部
18 球体搬出部
20 発光素子
22 非蓄光球体
24 タワー部
26a 上部プーリ
26b 下部プーリ
28 無端ベルト
30 球体ホルダ
32 球体搬入口
34 球体搬出口
36 球体送給切替部
38 球体搬入通路
40 非蓄光球体通路
40a 開口部
42 球体通路
44 ガイドレール
46 球体排出口
48 球体止め部
50 第1止め部
50a 回転軸
50b 球体接触板
52 第2止め部
52a 回転軸
52b 球体接触板
54 連結バー
56 分流部
56a 第1通路
56b 第2通路
58 シャッター機構
60 誘導通路
62 ストッパ部材
64 カム板
66 円板
68 駆動軸
70 ガイド棒
72 搬出口選別部
74 ピン状突起
76 回転板
78 カム突起
80 搬出口シャッター
82 停止部
84 重り
86 舌片
88 底壁
90a,90b 側壁
92 縮小部分
94 レールパーツ
96 ジョイント部
98a,98b 板部
99a,99b 凹陥部
100a,100b 突起部
102a,102b 凸縁部
104a,104b 貫通孔
106 基部
108 台座
110 減速ギア
110a 入力ギア
110b 出力ギア
112 ギアボックス
114 足部
114a ビス
116 固定板
118 駆動軸

Claims (13)

  1. 球体と、
    下側部に球体搬入部と、上側部に球体搬出部とを有し、前記球体搬入部から送り出された前記球体を前記球体搬出部に向けて上下方向に移送する球体移送手段と、
    前記球体搬出部と前記球体搬入部とに亘って連結されて、前記球体搬出部と前記球体搬入部との間で前記球体を転動走行させるレールと、を備え、
    前記球体の少なくとも表面を蓄光材によって形成し、
    前記球体搬入部の内部若しくは近傍に、前記球体に光を照射する発光手段を設けた
    ことを特徴とする球体走行玩具。
  2. 前記球体移送手段は、
    中空状に形成され上下方向に伸びるタワー部と、
    前記タワー部内に設けた上部プーリ及び下部プーリに掛け回され、いずれか一方のプーリを駆動モータの駆動により回転させることで一方向に回動する弾性材からなる無端ベルトと、を備え、
    前記無端ベルトは、その外周面に長さ方向に所定の間隔をおいて設けられ、前記球体搬入部から送り出される球体を載置する複数の球体ホルダを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の球体走行玩具。
  3. 前記球体搬入部は、前記下部プーリの近傍でタワー部の側壁に形成した球体搬入口に隣接して設けられ、
    前記発光手段は、この球体搬入口の近傍に設けられ、
    前記球体搬入口に、下部プーリの回転に連動して当該球体搬入口を開閉する搬入口シャッターを設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の球体走行玩具。
  4. 前記球体搬出部は、トレイ状に形成され、前記上部プーリの近傍でタワー部の側壁に設けられ、
    当該タワー部の側壁には、前記球体ホルダに載置されて上部プーリの近傍に移送されてくる球体を前記球体搬出部上に送り出す球体搬出口が形成され、
    前記球体ホルダは、前記球体が自重により前記球体搬出口に向けて転がり出るように傾斜して形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3のいずれかに記載の球体走行玩具。
  5. 前記球体搬出口は、上部プーリと無端ベルトとの接触開始位置側と、上部プーリと無端ベルトとの接触終了位置側とに設けられた第1及び第2搬出口であって、
    前記球体搬出部は、前記第1搬出口から送り出された球体と、前記第2搬出口から送り出された球体とを異方向に分けて転動させる分流部を有し、
    前記レールは、この分流部のそれぞれの下流部分に接続された第1及び第2レールに分岐され、前記球体搬入部で1つに合流するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の球体走行玩具。
  6. 前記第2搬出口の内側の口縁下側に、前記球体の落下止め用の舌片を設けた
    ことを特徴とする請求項5に記載の球体走行玩具。
  7. 前記上部プーリの設置部分に、前記球体ホルダに載置されて移送されてくる球体を、前記第1搬出口と前記第2搬出口とに選別して送り出す搬出口選別手段を設けた
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6のいずれかに記載の球体走行玩具。
  8. 前記搬出口選別手段は、前記無端ベルトの一側縁で特定の球体ホルダの上方近傍に突設したピン状突起と、前記上部プーリと同軸上に回転可能に設けられ、前記ピン状突起に係合して回転される回転板と、を有し、
    前記回転板は、
    その周面に前記ピン状突起が係脱するカム突起と、
    当該回転板が前記ピン状突起と前記カム突起との係合によって回転することにより、前記特定の球体ホルダに載置された球体が前記第1搬出口に差し掛かる際に前記第1搬出口を塞ぐ搬出口シャッターと、を有し、
    前記ピン状突起が前記カム突起から外れた際に、前記搬出口シャッターの自重により初期位置に回動復帰可能とされた
    ことを特徴とする請求項7に記載の球体走行玩具。
  9. 前記レールは、底壁と、前記底壁の両側壁とで断面凹形状に形成され、
    前記レール及び前記タワー部との少なくとも一方は、透明な合成樹脂材料により形成されている
    ことを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか1項に記載の球体走行玩具。
  10. 前記タワー部を下側から支持する平板状の台座と、
    前記駆動モータからの駆動力を所定の減速比で前記上部又は下部プーリに伝達する減速ギアと、
    前記減速ギアの全周囲を覆うギアボックスと、
    前記ギアボックスの下側から伸びる足部と、を備え、
    前記ギアボックスは、前記足部が前記台座上に固定されて、前記台座上から離間配置されている
    ことを特徴とする請求項2から請求項9のいずれか1項に記載の球体走行玩具。
  11. 少なくとも表面が蓄光材と異なる材料によって形成され、前記球体と異なる径で構成された非蓄光球体と、
    前記球体搬入部に、前記レール上の走行を終えた前記球体と前記非蓄光球体とを選別して、前記球体と前記非蓄光球体とのいずれか一方のみを前記タワー部に送り出す球体送給切替手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項2から請求項10のいずれか1項に記載の球体走行玩具。
  12. 前記レールは、前記両側壁間の距離が前記非蓄光球体の径よりも小さくされた縮小部分を有する
    ことを特徴とする請求項11に記載の球体走行玩具。
  13. 前記レールは、当該レールを長さ方向の所定箇所で分断した複数のレールパーツからなり、
    各レールパーツは、当該レールパーツの長さ方向端部に設けられたジョイント部を介して互いに接続され、
    一方のレールパーツに設けられた前記ジョイント部は、一側壁側の底壁外面から当該レールパーツの長さ方向に伸びる板部と、当該板部の基部に隣接して底壁外面に板部の板厚相当の深さで形成されて他方のレールパーツに設けられたジョイント部の板部が嵌り込むように受容する凹陥部と、該凹陥部に設けられた突起部と、を有し、前記一方のレールパーツに設けられた板部は、当該レールパーツの幅方向内側に張り出す凸縁部と、他方のレールパーツの突起部が嵌り込む貫通孔を有し、
    他方のレールパーツに設けられた前記ジョイント部は、前記一方のレールパーツのジョイント部の板部と凹陥部とが逆配置の関係にあって、他側壁側の底壁外面から当該レールパーツの長さ方向に伸びる板部と、当該板部の基部に隣接して底壁外面に板部の板厚相当の深さで形成されて一方のレールパーツに設けられたジョイント部の板部が嵌り込むように受容する凹陥部と、前記凹陥部に設けられた突起部と、を有し、前記他方のレールパーツに設けられた板部は、当該レールパーツの幅方向内側に張り出す凸縁部と、一方のレールパーツの突起部が嵌り込む貫通孔を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の球体走行玩具。
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