JP4113856B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は柱状導光体と光源を組み合わせた柱状発光装置を利用してバリエーションに富んだ遊技球の誘導経路を構築することによって、発光演出効果が高く、遊技球の動作に影響を与えることができる多様な役物を提供し、遊技者の興趣を高めることを可能としたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機、アレンジボール等の遊技機においては、単なる照明手段としてのみならず、遊技進行上での電飾効果を発揮させる等の光演出上の目的から、盤面周縁部に沿って多数のフィラメント式ランプや、LEDランプ等の発光装置を線状、その他任意の配列にて配置している。
例えば、従来の電飾装置は、遊技盤や役物の外部や内部に直接LEDや電球等の光源を配設し、必要に応じて光源の表面を透明部材で覆う等の構造を採用してきた。しかし、何れの電飾装置にあっても、遊技盤側から遊技者側に向かって照明光を照射するという点では共通しており、いずれも平面的な演出に過ぎなかった。つまり、遊技領域を流下する遊技球に対して直接光を照射して光演出を盛り上げるという配慮はなかった。また、LEDや電球等の光源は、配線や組付けなどの取付け作業性の面からの制約があるため、それらの設置場所に制限があり、レイアウト自由度に欠けるという欠点があった。
これに対して、特開2000−222907公報、特開2003−308705公報、特開2003−339975公報には、夫々透明なアクリル樹脂等から成るロッド状の透明導光体を用いた電飾装置が提案されている。しかし、従来の提案は、いずれも形状変化の多様性によるレイアウト自由度の向上、発光源数の低減、連続的な線状光パターンの形成可能性等といったアクリル樹脂製導光体の利点を活用して遊技盤、遊技枠を装飾することを目的としているに過ぎない。つまり、従来のロッド状の透明導光体を用いた電飾装置にあっては、遊技盤上を移動する遊技球に対して直接照明光を照射し投影させることによって、遊技球の動作と、遊技球上に投影される光演出とを連動させて、トータルの光演出効果を高める、といった配慮は一切なされていなかった。
また一方で、役物、その他、遊技領域上に配置される従来の盤面部品は、遊技球の移動経路に変化を与えることのみを目的としており、光演出に欠けるきらいがあった。
つまり、従来は電飾部品と役物は、夫々の役割を別個に果たすことが多く、電飾部品でありながら役物としても多大の効果を発揮するもの、或いは役物でありながら電飾部品として多大な光演出効果を発揮するものは提案されていなかった。
特開2000−222907公報 特開2003−308705公報 特開2003−339975公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、アクリル樹脂等から成る柱状導光体と光源を組み合わせた柱状発光装置を、遊技球の動作に影響を与える誘導経路として活用し、発光演出を伴い、バリエーションに富んだ遊技球の動作変化を構築することによって、遊技者の興趣を高めることを可能としたパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、発明は、発射した遊技球を遊技盤の遊技領域内に導き、流下させることによって遊技を行うパチンコ遊技機において、遊技領域には、柱状導光体と、該柱状導光体の少なくとも長手方向一端部に配設されて柱状導光体内に光を入射させる光源と、を有した柱状発光装置を備え、前記柱状発光装置を一個、又は複数個使用して遊技球の誘導経路を形成したことを特徴とする。
本発明は、前記遊技球の誘導経路は、一個の柱状発光装置を所定形状に変形させるか、或いは複数個の柱状発光装置を近接して並行配置することによって、並行する複数個の柱状発光装置の表面に沿って遊技球を誘導するように構成されていることを特徴とする。
本発明は、前記遊技球の誘導経路は、複数個の柱状発光装置を所要の間隔を隔てて配設することによって形成される誘導空間であり、該誘導空間内部を遊技球が通過するように構成したことを特徴とする。
本発明は、前記遊技球の誘導経路は、U字型に形成した柱状発光装置にて構成され、取付対象面にU字型柱状発光装置の両端部を取り付けることによって両者間に形成される誘導空間内部を遊技球が通過可能となるように構成したことを特徴とする。
本発明は、前記遊技球の誘導経路は、1本又は複数本の柱状発光装置を螺旋状に構成することによって、該螺旋状の誘導空間内を遊技球が通過可能となるように構成したことを特徴とする。
本発明は、前記柱状発光装置を基本姿態から、他の変形姿態に変形させたり、基本姿態に復帰させる駆動機構を備えたことを特徴とする。
本発明は、前記柱状発光装置の光源の点灯パターン、及び変色パターンを制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
発明によれば、柱状導光体と光源とから成る柱状発光装置を遊技領域に備え、柱状発光装置を一個、又は複数個使用して遊技球の誘導経路を形成した。つまり、柱状発光装置により電飾効果を発揮させるのみならず、遊技球の動作に変化を与える役物としての機能も発揮させるようにしたので、発光演出を伴いながら、バリエーションに富んだ遊技球の動作変化を構築することによって、遊技者の興趣を高めることができる。
発明によれば、柱状発光装置の表面に沿って遊技球を誘導するようにしたので、露出度が高い状態で移動する遊技球に対する電飾効果を高めることができる。また、任意の立体的な誘導経路を構築することにより、遊技内容に多様性を持たせることが可能となる。なお、並行とは、柱状発光装置が平行に配置されている場合のみならず、遊技球をガイド可能な位置関係を保持しながら一定の方向へ遊技球を案内してゆく位置関係を意味する。
発明によれば、複数個の柱状発光装置によって包囲された空間を誘導経路として利用して遊技球を案内するようにしている。このため、多様性を有した誘導経路の構築が可能であり、遊技者の興趣を高めることができる。
発明によれば、遊技盤面等の取付対象面にU字型柱状発光装置の両端部を取り付けることによって両者間に形成されるトンネル状の誘導空間内部を遊技球が通過可能となるように構成したので、多様性を有した誘導経路の構築が可能であり、遊技者の興趣を高めることができる。
発明によれば、1本又は複数本の柱状発光装置を螺旋状に構成することによって、螺旋状の誘導空間内を遊技球が通過可能となるように構成したので、多様性を有した誘導経路の構築が可能であり、遊技者の興趣を高めることができる。
発明では、柱状発光装置を基本姿態から、他の変形姿態に変形させたり、基本姿態に復帰させる駆動機構を備えたので、柱状発光装置の形態が固定されず、遊技の進行状況に応じて変形可能であり、遊技の多様化に資することができる。
発明では、柱状発光装置の光源の点灯パターン、及び変色パターンを制御するようにしたので、変化に富んだ遊技球の挙動と相まって、光演出効果についても多様な変化を持たせることが可能となる。


以下、添付図面に示した実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるパチンコ遊技機の構成を示す正面図である。パチンコ遊技機1は、遊技領域2Aを備えた遊技盤2と、遊技盤2の下方に位置し遊技球を貯留し遊技球を発射機構6に供給するための上皿3と、上皿3より溢れる遊技球を貯留する下皿4と、下方隅に位置し発射機構6をその回動量に伴う強さにて駆動する操作ハンドル5と、を備え、遊技者が操作ハンドル5を操作することにより発射機構6から案内レール7を通じて遊技球を遊技盤2の遊技領域2A(遊技球の流下領域)に打ち出すように構成されている。
また、遊技盤2を支える本体枠8には、図示しない透明なガラスあるいはプラスチックからなる前面パネルが遊技盤2の前面を覆うように開閉可能に取り付けられている。この例では、本体枠8は、前面パネル9を支持した枠体9Aを開閉自在に軸支している。
遊技盤2の遊技領域2A内には、一例として始動入賞口10、普通入賞口11、大入賞口13、アウト口14、及び図柄表示装置15等の役物が設けられている。普通入賞口11への遊技球の入賞によって賞球が払い出され、始動入賞口10への遊技球の入賞によって賞球を払い出すと共に、抽選と図柄変動が行われ、抽選結果に応じて図柄変動が停止して確定図柄が表示されると共に、抽選結果が大当たりの場合には大入賞口13の開閉板が開いて一定時間一定回数の大当たり処理が始まる。
また、パチンコ遊技機の裏面側には、図12のブロック図に示すように、各入賞口に対応して遊技球検出スイッチが備えられ、始動入賞口10には始動入賞球検出スイッチ20、普通入賞口11には普通入賞球検出スイッチ21、大入賞口13には大入賞球検出スイッチ22がそれぞれ備えられる。また、アウト口14にはアウト球数確認スイッチ24が配置され、更には発射機構6にて打ち出された遊技球をガイドする内レール7aの先端の可動部16に対応して、進入球数確認スイッチ26が備えられる。更に、大入賞口13の開閉板の裏側には、この開閉板を開閉するソレノイド23が備えられる。
更に、パチンコ遊技機の裏面側には、制御基板(図示省略)が備えられ、この制御基板には主制御装置30、発射制御装置31等が搭載されている。そして、前述の始動入賞球検出スイッチ20、普通入賞球検出スイッチ21、大入賞球検出スイッチ22、並びにアウト球数確認スイッチ24、進入球数確認スイッチ26は、全般的な遊技制御を司る主制御装置30に接続され、これら検出スイッチ21、22、23、24、26から遊技球検出信号が主制御装置30に入力される。また、開閉板13のソレノイド23も主制御装置30に接続され、主制御装置30からソレノイド23の駆動回路(図示省略)に開閉制御信号が出力される。また、主制御装置30とは別に備えられた発射制御装置31には、操作ハンドル5及び発射機構6が接続され、遊技者による操作ハンドル5のタッチ検出信号あるいは回動量検出信号に基づき、回動量に応じた弾発力にて発射機構6から遊技球を打ち出す。なお、主制御装置30は発射制御装置31に対して接続され、主制御装置30にタッチ検出信号が入力されて主制御装置30から発射制御装置31に発射許可信号(オン信号)が送られ、この発射許可信号に基づき発射制御装置31により操作ハンドル5の回動量に応じた発射制御が実行される。
本発明の特徴的な構成は、遊技領域2Aに、透明、又は半透明で可撓性を有した柱状導光体52と、柱状導光体52の少なくとも長手方向一端部に配設されて柱状導光体52内に光を入射させる光源53と、を有した柱状発光装置51を配備し、柱状発光装置51を一個、又は複数個使用して遊技球の誘導経路Gを形成するようにした点にある。
なお、柱状発光装置51と、誘導経路Gは、発光誘導装置50を構成している。
柱状導光体52としては、可撓性を有したアクリル樹脂製の円筒体(アクリルロッド)を用い、その長さは用途、設置場所に応じて任意に選択可能である。柱状導光体52の長手方向一端、或いは両端部には、高輝度LED等の光源53がブラケット54によって組み付けられ、ブラケット54の端面からは光源からのリード線53aが引き出されている。このリード線53aを図示しないプリント基板上の接続端子に対して接続することにより、光源53への電力供給が確保される。
なお、この実施形態では、柱状導光体52として、可撓性を有する樹脂材料を示したが、これは一例に過ぎず、非可撓性の樹脂材料やガラス等の透光性材料を用いても良い。更に、柱状導光体52は、その全体が透明、又は半透明である必要はなく、部分的に透明、半透明であってもよい。また、透明、又は半透明の柱状導光体の外面の所要個所に遮光性のある被覆を設けて任意の個所のみから発光するように構成してもよい。
光源53からの光は、柱状導光体52の内部を経て進行し、柱状導光体に沿った経路にて照光する。使用する高輝度LEDは、単色であってもよいが、色彩の変化を持たせるため複色LEDを用いた方がよりバリエーションのある変化に富んだ光演出が実現できる。
本発明の発光誘導装置50にあっては、遊技領域2A上の任意の場所に、任意の形態にて、柱状発光装置51を配設して、柱状発光装置51上に形成した誘導経路Gに沿って、或いは柱状発光装置内に形成した誘導経路(誘導空間)Gに沿って、遊技球Bを所望のルートにて案内するように構成している。つまり、柱状導光体52の可撓性、変形容易性をフルに活用して、発光演出を伴った新規な役物を構築し、従来構成では実現できなかった独特な誘導経路Gを経て遊技球を移動させつつ、遊技球に対する直接照明によって光演出効果を盛り上げるようにしている。
まず、図2(a)及び(b)は、2本の柱状発光装置51を近接して平行(並行)、且つ同じ高さ位置に配置してその上面(及びその直上の空間)を遊技球が転動、流下し得るように構成した発光誘導装置50の構成例を示す正面図、及び平面図であり、2本の柱状発光装置の上面を誘導経路Gとし、両端部に高低差を設けることにより、一端側から他端側へ遊技球Bが直線的に流下し得るように構成している。なお、この流下方向は、遊技者から見て左右方向であってもよいし、前後方向であってもよい。また、傾斜角度も任意に変更可能である。
また、この例では、各柱状導光体52を直線状に配設しているが、後述するように、柱状導光体の全部又は一部を、上下方向、横方向にアーチ状に湾曲させたり、屈曲させるように構成しても良い。また、遊技球が脱落しないよう配慮しつつ、2本の柱状導光体の高さを多少異ならせて(上下位置を多少ずらせて)、段差を持たせるようにしても良い。
使用する柱状導光体52の直径は、例えば5〜8mm程度とし、2つの柱状導光体52間の隙間から遊技球Bが落下しない程度に両者の間隔を設定する。
図3は図2の実施形態の変形例の平面図であり、2本の柱状発光装置51の間隔が、上流側から下流側へ向けてテーパー状に漸増(拡開)するように構成したものである。この場合も両柱状発光装置51の上面が誘導経路Gを形成するように両者間の間隔を設定する。
図4は、図2の実施形態の他の変形例の平面図であり、この例では、高さを同じくする2本の柱状発光装置51の柱状導光体52を横方向(奥行き方向)に湾曲させて、カーブ状の誘導経路Gを形成している。
次に、図5(a)(b)及び(c)は、2本の柱状発光装置51間の高さを同じに維持しつつ、下向きに湾曲した誘導経路Gを形成したものである。このように誘導経路を構成することにより、遊技球の速度に変化を付与することができる。
なお、図5と図4を組み合わせた構成、例えば図5に示した2本の柱状発光装置51の上端部を奥側に配置し、下端部を手前側に配置することにより三次元的な誘導経路Gを形成するようにしてもよい。これにより、遊技球の移動態様に更なる変化をもたらすことができる。
次に、図6は本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置の断面図であり、この実施形態では、2本を越える本数の柱状発光装置51を用いて各柱状発光装置上に誘導経路Gを形成するようにしている。全ての柱状導光体52の径を同一にする必要はなく、図示のように少なくとも一本の径を細くするようにしてもよい。このように3本以上の柱状発光装置51を組み合わせて誘導経路を構成すれば、遊技球の転動時の安定性を高めることができるので、柱状導光体52の配設位置や配設経路、レイアウトの自由度が拡大し、遊技球の移動態様に多大な変化、多様性をもたらすことが可能となる。
或いは、遊技盤面、或いは他の役物の壁面等と、一本、或いは2本の柱状発光装置とを組み合わせることによって、誘導経路Gを形成するようにしてもよい。
上記した各実施形態は、複数の柱状発光装置を並行(平行とは限らない)、或いは並列状態に配置し、それらの上面に形成される誘導経路上を遊技球を通過させるように構成した。このため、遊技球の露出度を高く維持しながら、柱状導光体からの光によって遊技球をライトアップすることができ、遊技球の所在、挙動を目で的確に確認することができるため、光演出効果を高めることができる。
次に、図7(a)(b)及び(c)は本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置の構成を示す平面図、正面図、及び底面図であり、この発光誘導装置50は、3本、又はそれ以上の本数の柱状発光装置51を直線状に保持した状態で垂直方向に配設するとともに、各柱状発光装置51間の空間内が誘導経路(誘導空間)Gとなるように構成している。この例では、3本の柱状発光装置51が正三角形の各頂点に位置するように配置し、内部空間に形成される誘導経路Gに沿って遊技球Bが流下し得るように構成している。
図示した例では、誘導経路Gは垂直方向に延びて形成されているが、これは一例に過ぎず、誘導経路が延びる方向は横、斜め、これらの組み合わせ等々、任意に設定可能である。また、各柱状発光装置51の間隔についても誘導経路に沿って常に均一間隔である必要はなく、遊技球の脱落を招かない範囲内で広狭変更することは任意である。
或いは、遊技盤の盤面、或いは他の役物の壁面を利用して、2本、或いは3本以上の柱状導光体52を組み合わせ使用して誘導経路を形成するようにしてもよい。
次に、図8(a)(b)及び(c)は、本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置の構成を示す平面図、正面図、及び底面図であり、この実施形態係る発光誘導装置50は、3本、又はそれ以上の本数の柱状発光装置51を夫々螺旋状(傾斜状)に保持した状態で垂直方向に配設するとともに、各柱状発光装置51間の空間内が誘導経路Gとなるように構成している。この誘導経路Gに沿って遊技球Bが流下し得るように構成している。この例では、3本の柱状発光装置51の上端部及び下端部に夫々位置する光源53が正三角形の各頂点に位置するように配置しているが、光源間に位置する柱状導光体52は誘導経路Gの外周に沿って螺旋を描くように捻って配設されている。
この実施形態における誘導経路Gが延びる方向は、垂直方向に限らず、横、斜め、これらの組み合わせ等々、任意に設定可能である。また、各柱状発光装置51の間隔についても長手方向全長に亘って常に均一間隔である必要はなく、遊技球の脱落を招かない範囲内で広狭変更することは任意である。
なお、図示説明しないが、一本の柱状発光装置51をコイル状に緊密に巻き回すことによって、軸方向へ延びる空所を誘導経路として構成するようにしてもよい。
次に、図9(a)(b)及び(c)は、本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置を構成する柱状発光装置の一形態を示す平面図、正面図、側面図であり、(d)はこの柱状発光装置を適用した発光誘導装置の具体例を示す側面図である。
この実施形態における柱状発光装置51は、柱状導光体52を逆U字状(逆V字、M字状等を含む)に変形させた構成を備え、遊技盤面、或いは他の役物の壁面等の取付対象面60にU字型柱状導光体52の両端部に位置する光源53を近接、或いは埋設させて固定することによって、U字型柱状導光体52内の空所と、取付対象面60との間に形成されるトンネル状の誘導経路(誘導空間)G内部を遊技球が通過可能となるように構成している。
図9(d)に示した発光誘導装置50では、下向き傾斜した取付対象面60上にU字型柱状導光体52を所定のピッチにて連続配置することによって所定長の誘導経路Gを形成し、取付対象面60上に沿って転動、流下する遊技球を各U字型柱状導光体52がガイドしつつ、誘導経路Gに沿って所定の軌跡内を遊技球が移動するように構成している。
なお、図1中には図2に示した発光誘導装置50の具体的適用例が発光誘導装置50Aとして図示されている。即ち、この実施形態に係る発光誘導装置50Aでは、盤面中央に位置する図柄表示装置15の直下で、始動入賞口10の直上に張出し形成されたステージ部40上の左右両側に、アーチ状に湾曲した状態で2本の柱状発光装置51を平行に配置している。この柱状発光装置51の上面は、誘導経路Gを形成しており、各誘導経路Gの外側から進入してきた遊技球Bは内側へ下向き湾曲する誘導経路Gに沿って内側へ移動し、ステージ部40上に到着してから、始動入賞口10の直上にてステージ部40から落下できるように構成されている。
また、図柄表示装置15の左右両側には、図8に示した実施形態に係る発光誘導装置50が発光誘導装置50Bとして配置されている。この発光誘導装置50Bは、複数本の柱状発光装置51を螺旋状に組むことによって、それらの中心部に形成される誘導経路G内を遊技球が通過できるように構成されている。図柄表示装置15の上部中央付近に位置する入球口41から入球した遊技球は、矢印で示す左右方向へ振り分けられ、夫々左右に位置する発光誘導装置50Bが形成する誘導経路Gの上端部から入った遊技球は内部へ落下する。各発光誘導装置50Bから成る誘導経路Gの下端は、各発光誘導装置50Aが形成する誘導経路Gの外側端部に連通しており、発光誘導装置50Bから排出されてきた遊技球は発光誘導装置50A上に移動し、ステージ部40の中央部へと流下してゆく。
図1に示した発光誘導装置50Aは、上向きに湾曲したアーチ形状の構成を備えているが、これは一例に過ぎず、図1乃至図6に夫々示した各実施形態に係る構成を備えた発光誘導装置50Aとしてもよい。
また、例えば、発光誘導装置50Aを構成する各柱状発光装置51の外側端部を固定する一方で、内側端部を左右方向へ進退可能に構成し、進退駆動のための駆動機構を配置することによって、各柱状発光装置51を左右方向へ伸縮させて、各柱状発光装置51の湾曲率、傾斜率等を種々変更することができる。つまり、柱状発光装置51を基本姿態から、他の変形姿態に変形させたり、基本姿態に復帰させる駆動機構を設けることは、有効である。従って、遊技の進行状況等に応じて駆動装置を作動させて発光誘導装置50Aが形成する誘導経路Gの方向、形状等を遊技者に有利となるように変更できるように構成することにより、遊技者にとっての興趣を高めることが可能となる。
次に、図10は本発明の一実施形態に係る発光誘導装置をセンター役物に適用した例を示す正面図であり、図11(a)及び(b)は図10のA−A断面図であり、(a)はポケット動作時の遊技球経路、(b)はポケット非動作時の遊技球経路を示している。
このセンター役物は、中央上部に配置されたディスプレイ65の左右に夫々配置された羽根部66の開閉動作により開閉される入球口67を備え、各入球口67の直内側位置にはカウントスイッチ68が配置され、落下する遊技球を検知してカウントする。カウントスイッチ68の下方には所定のギャップを隔てて、奥方向へ向けて傾斜した上部傾斜板69が配置され、上部傾斜板69の両側方に位置する側壁には回転体70が水平に延びる軸70aを中心として回転自在に支持され、図示しない回転体モータによって回転駆動される。回転体の作動状況と、遊技球の入球タイミングにより、遊技球は中央と左右に振り分けられる。
上部傾斜板69の奥側端縁よりも奥寄りには、特定入賞口71へ遊技球を導くための内部経路75が開口しており、この内部経路75は、入口75aから一旦奥側へ引っ込んでから前方へ延びる経路を有しており、下側の経路に沿って下部傾斜板72が下向き傾斜して前方へ延びている。従って、内部経路75の入口から進入した遊技球は重力によって、内部経路75内を落下し、下部傾斜板72上を経て特定入賞口71内へ進行することができる。
この下部傾斜板72上には、図9に示したU字型柱状発光装置(逆U字型柱状発光装置)51から成る発光誘導装置50Cが奥方から前方へ向けて所定ピッチにて配置されている。下部傾斜板72、及びその上面に配置された発光誘導装置50Cは、遊技者から視認可能な位置に露出配置されている。
但し、この遊技機においては、内部経路75の入口75aを開閉するためのポケット(球経路変化部)80が図11(a)の突出姿勢から(b)の退避姿勢までの間を進退自在に構成されている。ポケット80は、ポケットソレノイド81によって前後方向へ進退駆動され、図11(a)の突出姿勢においては内部経路75の入口75aを開放して内部経路75内へ遊技球を進入可能な状態に保持する一方で、(b)に示した退避姿勢においては内部経路75の入口を塞ぐため、遊技球は内部経路75外を経て落下し、特定入賞口71の左右にある外れ経路を経て行くため、特定入賞口71に入賞することができない。
次に、本発明の他の実施形態では、柱状発光装置51の光源53の点灯パターン、及び変色パターンを制御するように構成することができる。即ち、例えば柱状導光体52の内部で徐々に変色しながら移動する光の動きを、遊技球の動作と連動させることによって、遊技球の動作に伴う光演出効果を多様化、ダイナミック化することが可能となる。
図12は制御基板上のブロック構成図である。即ち、単一あるいは個別の制御基板には、主制御装置(遊技状態検出手段)30、発射制御装置31、図柄制御装置(変更表示手段)32、ランプ制御装置33、音声制御装置34が搭載され、各制御装置には演算処理のためのCPU、RAM、ROM、入出力I/Oが装備されている。ここで、主制御装置30は、前述したように入力手段として始動入賞球検出スイッチ20、普通入賞球検出スイッチ21、大入賞球検出スイッチ(カウントスイッチ)22、アウト球数確認スイッチ24、及び進入球数確認スイッチ26が設けられ、出力手段として開閉板13(大入賞口)ソレノイド23が設けられている。また、主制御装置30によって制御される図柄制御装置32は、図柄表示装置15の表示動作を制御する。同時に、図柄制御装置32は、演出のためのランプ制御装置33及び音声制御装置34を制御し、ランプ制御装置33は柱状発光装置51、装飾ランプ35、枠ランプ36、保留ランプ37の点滅を制御し、音声制御装置34はスピーカ38の鳴動を制御する。また、主制御装置30には、発射制御装置31が接続され、前述のようなタッチ検出及び発射許可の各信号が送受される。
ランプ制御装置(制御手段)33は、柱状発光装置51を構成する光源53に対して発光制御信号を出力することにより、光源53を所定のタイミングにて点灯、点滅させることができる。この点灯、点滅を、遊技球が誘導経路Gに進入するタイミングに合わせて制御することにより、遊技球の動作と、柱状発光装置51の発光動作とが一体不可分となって、興趣を高めることができる。この場合、誘導経路Gの入口部の適所に、遊技球の進入、通過を検知する通過検出手段(フォトセンサ等)を設け、この通過検出手段が遊技球の進入を検知したときに出力する通過検知信号に基づいてランプ制御手段33が光源53の点灯、点滅を開始するように構成すればよい。なお、ランプ制御手段33が光源53の発光を停止させるタイミングは、入口部に設けた通過検出手段による通過検知信号から所定の期間経過してから停止させるようにしてもよいし、誘導経路Gの出口部に遊技球の排出を検出する同様の通過検知手段を設けて、この通過検知手段による排出の検知によって光源の発光を停止させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態にかかるパチンコ遊技機の構成を示す正面図。 (a)及び(b)は、2本の柱状発光装置を近接して平行、且つ同じ高さ位置に配置してその上面を遊技球が転動、流下し得るように構成した発光誘導装置の構成例を示す正面図、及び平面図。 図2の実施形態の変形例の平面図。 図2の実施形態の他の変形例の平面図。 (a)(b)及び(c)は、2本の柱状発光装置間の高さを同じに維持しつつ、下向きに湾曲した誘導経路Gを形成した構成説明図。 本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置の断面図。 (a)(b)及び(c)は、発明の他の実施形態に係る発光誘導装置の構成を示す平面図、正面図、及び底面図。 (a)(b)及び(c)は、本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置の構成を示す平面図、正面図、及び底面図。 (a)(b)及び(c)は、本発明の他の実施形態に係る発光誘導装置を構成する柱状発光装置の一形態を示す平面図、正面図、側面図であり、(d)はこの柱状発光装置を適用した発光誘導装置の具体例を示す側面図。 本発明の一実施形態に係る発光誘導装置をセンター役物に適用した例を示す正面図。 (a)及び(b)は、図10のA−A断面図であり、(a)はポケット動作時の遊技球経路、(b)はポケット非動作時の遊技球経路を示す図。 制御基板上のブロック構成図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機、2 遊技盤、2A 遊技領域、3 上皿、4 下皿、5 操作ハンドル、6 発射機構、7 案内レール、10 始動入賞口、11 普通入賞口、13 大入賞口、14 アウト口、15 図柄表示装置、20 始動入賞球検出スイッチ、21 普通入賞球検出スイッチ、22 大入賞球検出スイッチ、24 アウト球数確認スイッチ、26 進入球数確認スイッチ、30 主制御装置、31 発射制御装置、50 発光誘導装置、51 柱状発光装置、52 柱状導光体、53 光源、G 誘導経路、60 取付対象面、65 ディスプレイ、66 羽根部、67 入球口、68 カウントスイッチ、69 上部傾斜板、70 回転体、71 特定入賞口、75 内部経路

Claims (6)

  1. 発射した遊技球を遊技盤の遊技領域内に導き、流下させることによって遊技を行うパチンコ遊技機において、
    遊技領域には、柱状導光体と、該柱状導光体の少なくとも長手方向一端部に配設されて柱状導光体内に光を入射させる光源と、を有した柱状発光装置を備え、
    前記柱状発光装置を一個、又は複数個使用して遊技球の誘導経路を形成し、
    前記柱状発光装置を基本姿態から、他の変形姿態に変形させたり、基本姿態に復帰させる駆動機構を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記遊技球の誘導経路は、一個の柱状発光装置を所定形状に変形させるか、或いは複数個の柱状発光装置を近接して並行配置することによって、並行する複数個の柱状発光装置の表面に沿って遊技球を誘導するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記遊技球の誘導経路は、複数個の柱状発光装置を所要の間隔を隔てて配設することによって形成される誘導空間であり、該誘導空間内部を遊技球が通過するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記遊技球の誘導経路は、U字型に形成した柱状発光装置にて構成され、取付対象面にU字型柱状発光装置の両端部を取り付けることによって両者間に形成される誘導空間内部を遊技球が通過可能となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記遊技球の誘導経路は、1本又は複数本の柱状発光装置を螺旋状に構成することによって、該螺旋状の誘導空間内を遊技球が通過可能となるように構成したことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記柱状発光装置の光源の点灯パターン、及び変色パターンを制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のパチンコ遊技機。
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