JP5191258B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は遊技盤面のほぼ中央に配置される液晶表示器などの図柄可変表示装置を取り囲むように設けられ、その輪郭部分が遊技盤面内の遊技領域を流下する遊技球の案内壁として作用するセンター飾り役物を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
現行のパチンコ遊技機における遊技盤面のほぼ中央には、液晶表示器やデジタル表示器あるいはリール表示器などからなる可変表示装置が配置され、その周囲をセンター飾り役物と称される合成樹脂製の役物で包囲した形態のセンター役物が設けられている。このセンター役物は、前記液晶表示器等による演出効果を高めるために、急速に大型化の傾向にあり、これに伴って遊技盤面における遊技釘の配置スペースは狭まる一方である。したがって、遊技盤面の上方の遊技釘のほとんどは遊技球の流下軌跡パターン、所謂、「玉スジ」の多様化に寄与しておらず、遊技盤の上方に打ち出された遊技球は、その大分部が前記センター飾り役物の上面から左右両側の輪郭部に沿って下方に落下するだけであり、センター役物の上部および左右両側部での遊技球の流下パターンが単調なものになっている。
特開平10−277221公報
このため、下記特許文献2では、遊技球の流下経路パターンを多様に変化させるために、前記センター飾り役物の側方の遊技盤面に、該遊技盤面と直交方向に出没する流路変更部材を設けたパチンコ遊技機が提案されている。しかし、この流路変更部材は局所的な流路を変更し得るに過ぎず、遊技盤面内に発射された遊技球の球流れを遊技盤面全体に亘って変化させることができない。しかも、前記流路変化部材は遊技盤面に対し垂直に出没する構成のため、これを大型化した場合には、遊技球が前記変更部材と前面ガラスの間に挟まって停滞するという問題が生じる。
特開2002−315885公報
一方、下記特許文献3には、遊技盤面のセンター役物の上部にシーソー形態のガイド部材を配置し、遊技盤面の略中央上部に発射された遊技球を遊技状態に応じて、左右に振分ける構成のパチンコ遊技機が提案されている。しかし、このパチンコ遊技機は、遊技状態に応じて前記ガイド部材の傾きを予め決定された傾きへ自動的に変更し、遊技者にとって常に有利になるように遊技球を左右に振分けるためのもので、センター役物上部での遊技球振分けは達成できても、本発明が対象とする大型の液晶表示器や大型のセンター飾り役物を使用したパチンコ遊技機に対しては、遊技盤面全体に亘る多様な遊技球の流下軌跡パターンを実現できないという問題があった。
特開2004−121805公報
本発明は、かかる従来のパチンコ遊技機における遊技盤面内での球流れの問題に着目してなされたもので、遊技盤面のほぼ中央に配置されるセンター飾り役物の輪郭部を周期的に形態変化させることで、センター役物上部での遊技球の左右盤面振分け動作や、センター飾り役物の左右両側を通過する遊技球の流下パターンを多様に変化させると共に、センター飾り役物を遊技者にとって有利な形態や不利な形態に周期的に変化させることにより、パチンコ遊技機の興趣を高めることを目的とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1乃至7にかかる発明は、遊技盤に設けた電気的遊技装置の動作制御を行う主制御部と、前記遊技盤の遊技領域のほぼ中央に配置された図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を包囲するように遊技盤面に取付けられたセンター飾り役物とを具備すると共に、前記センター飾り役物の上面および左右両側面を構成する輪郭部材は、その外面が前記遊技領域の球案内壁を構成してなるパチンコ遊技機であって、前記輪郭部材は、少なくとも一部が前記遊技盤面に沿って変位可能な構造を有し、かつ、前記主制御部の制御下にある役物駆動手段によって一定周期で駆動される。なお、上記構成の一定周期の概念は、例えば、輪郭部材が一往復運動したり、一回転したりする動作および動作時間を1単位とし、これを一定の周期性をもって繰り返す場合に限るものではなく、1回あたりの往復時間あるいは回転時間が異なる複数の動作や動作時間の組合せ動作パターンを1単位とし、これを繰り返し実行する概念も発明に含まれる。また、「主制御部の制御下にある」とは、直接信号を受ける場合のように直接的制御下にあること、信号を受けた他の制御機構によって制御される場合のように間接的制御下にあることの双方を含む意味である。
この構成によれば、センター飾り役物が周期的に形態変化を生じるので、センター役物上部に発射された遊技球は、センター飾り役物の変形によって、遊技盤面上の左右振分動作が一定とならず変化に富んだものとなると共に、センター飾り役物の左右両側部を通過する遊技球は、常時変化するセンター飾り役物の左右両側に沿って流路パターンが多様に変化し、遊技球の流下経路パターンが複雑化するので、遊技性をより一層向上させることが出来る。しかも、本発明によれば、遊技者がハンドルを遊技球や硬貨を用いて固定遊技を行い遊技球の発射強度を一定とした場合、センター飾り役物の形態変化によって随時、遊技球の流下経路パターンが変化するので、遊技者はセンター飾り役物の形態変化に応じて、常時、発射強度を適正に調整する必要があり、パチンコ遊技機の遊技介入性が保たれると共に、固定遊技を未然に防止出来る効果を有する。
求項に示す実施形態においては、センター飾り役物の上面側に位置する輪郭部材は、少なくともその一部が遊技領域側に向かって上方に突出した山型形状をなし、これが役物駆動手段により遊技盤面に沿って左右方向に一定周期で往復駆動される。
上記の構成によれば、センター飾り役物の上面側に位置する山型形状の輪郭部材が左右に一定周期で往復移動することによって、前記遊技領域内でのセンター役物の左右の球流れを振分けることが出来ると共に、遊技球を振分ける山型輪郭部の頂点が周期的に移動するので、遊技者はその頂点の位置に注目しながら、発射装置の発射強度を調節する新たな遊技性が醸成される。
請求項に示す実施態様において、センター飾り役物の左右両側に位置する輪郭部材は、少なくともその一部が遊技領域側に向かって側方に突出した形状をなし、これが前記役物駆動手段により遊技盤面に沿って上下方向に一定周期で往復駆動される。
上記の構成によれば、上下方向に一定周期で往復駆動されるセンター飾り役物の左右両側の輪郭部材が、センター飾り役物の周囲の遊技領域を流下する遊技球と接触し、水平方向の球流れを多様に変化させることが出来る。
請求項に示す実施形態においては、前記センター飾り役物の左右両側に位置する輪郭部材は、少なくともその一部が遊技領域側に向かって側方に突出した形状をなし、夫々が役物駆動手段により鉛直方向に沿って左右非対称方向に駆動される。
かかる構成によれば、センター飾り役物全体の輪郭形状が左右方向において概ね非対称となり、これによって導かれる遊技球の流下経路がより多様化すると共に、遊技者はセンター飾り役物の形状に注目しながら、遊技球をセンター役物の左右いずれを通過させると有利かを判断しつつ遊技球の発射強度を調整する新規なゲーム性が醸成される。
請求項に示す実施形態においては、センター飾り役物の輪郭部材が、飾り役物の上部に位置する第1輪郭部材と飾り役物の左右両側に位置する第2輪郭部材と含み、各隣接する輪郭部材同士がリンク形態をなして連結されており、これら輪郭部材のうち少なくとも一つを役物駆動手段により一定周期で駆動することで、輪郭部材が互いに連動してセンター飾り役物全体の形状が変化するようになっている。
かかる構成とすることによって、センター飾り役物は、輪郭部材の少なくとも1個を役物駆動手段に連結するだけで、リンク機構をなして連結された他の輪郭部材が同調して一定周期で変位するため、センター飾り役物全体の輪郭形状を複雑に変化させることができるにもかかわらず、装置を安価に構成できる効果を奏する。
請求項に示す実施形態では、センター役物の左右両側に位置する輪郭部材が、遊技盤面に沿って水平方向に変位可能な複数個のブロック体からなり、各ブロック体を所定の位相のずれをもって前記役物駆動手段により一定周期で水平方向に往復駆動することにより、前記各ブロック体の突出端で形成される輪郭部材の外形が変化する構成を採用している。
かかる構成によれば、ブロック体の突出端の並び方によって、センター飾り役物の両側部の輪郭形状が決定されるため、より複雑な輪郭形状の変化を実現することが可能であり、この輪郭形状に沿って流下する遊技球の流下経路もより複雑になる利点がある。
請求項および請求項の実施形態においては、センター飾り役物の輪郭部材が、図柄可変表示装置の周囲を包囲する任意の外形状を有する複数枚の環状部材からなり、これらを厚み方向に重ね合わせて夫々が単独回転可能に構成し、各環状部材を図柄可変表示装置の周囲において役物駆動手段により異なる方向に回転駆動したり、同一方向に異なる回転周期で回転駆動したりすることで、前記各環状部材の輪郭を合成した外周形状が変化するようにした。
かかるセンター飾り役物は、複数枚の環状部材を駆動手段により一定周期で回転させることによって、複雑な輪郭形状変化を実現することが可能であり、これに接触しつつ流下する遊技球の流下パターンを増加させることが出来る。
更に、請求項の実施形態においては、前記センター飾り役物の輪郭部材と接触して変化する遊技球の複数の流下経路のうち、少なくとも一つの流下経路の途中に、スルーゲートやワープルート入口や一般入賞口あるいは始動口などの遊技球の入球口を配置した構成とした。
かかる構成とすれば、センター飾り役物の輪郭部材の外形状の周期的変化に伴って、遊技球の流下経路パターンも必然的に周期的に変化し、各入球口への入球確率が変化に富むものになり、弾球遊技の興趣が高められる。
更に、請求項に係る発明は、前記請求項1乃至9のいずれかに記載のパチンコ遊技機において、前記輪郭部材の変位可能な変位領域、及び前記変位領域の周辺には、遊技釘が植設されない無釘領域が設けられるものとする。
かかる構成とすれば、輪郭部材の変形が好適に行えるとともに、遊技球の盤面における流下の障害となることを防ぐことができる。
図1は、この発明を適用したパチンコ遊技機1の全体構成を示す。
このパチンコ遊技機の本体を構成する遊技盤保持枠1の前面には、矩形状の遊技盤2が着脱自在に保持されている。遊技盤2の前方には、2枚構成の透明ガラス3を保持させた丸窓を有する前扉4が配置され、この前扉4が前記遊技盤保持枠1の左端に設けたヒンジ5,5によって開閉可能に取付けられている。前記遊技盤保持枠1の下部には、上皿6、下皿7、発射ハンドル8、一対のスピーカ9,9が設けられている。また、前記上皿6の前面部には、演出用のゲームで使用される3個の押しボタンを備えたスイッチユニット10が取付けられている。
前記遊技盤2には発射された打球を誘導するための金属帯製の誘導レール11が円弧状をなして立設され、この誘導レール11で区画された領域が前記前扉4の丸窓から視認可能な遊技領域12として構成されている。
前記遊技盤2の遊技領域12のほぼ中央に設けた役物取付孔2bにはセンター役物13が取付けられ、このセンター役物13の中央に液晶表示ユニットからなる図柄可変表示装置14が配置されている。なお、センター役物13に設けられる図柄可変表示装置14としては、上記液晶表示ユニットのほか、LED、CRT、回転ドラム等の各種の例が挙げられる。なお、上記センター役物13の外周部分は、本発明の要部をなすセンター飾り役物15によって構成されているが、このセンター飾り役物15の構成の詳細については後述する。
前記センター役物13の上部の遊技領域12には、ここに向けて発射された遊技球Bと衝突して、遊技球Bの振分けを行う遊技釘16が多数植設されている。なお、遊技釘16はセンター役物13の下方の遊技盤面2aにも配置されており、ここを通過する遊技球Bに予測不可能な動作をさせるため、その間隔や配列が適宜設定されている。
一方、前記センター役物13の左側の遊技領域12には、スルーゲート17が設けられており、下方の遊技領域12には上下二段構成の始動入賞口18,19や、大入賞口20や、普通入賞口21,22,23,24や、アウト孔25等が配置されている。更に、下方の遊技領域12には、前記スルーゲート17を遊技球Bが通過したことを契機に実行される普通図柄抽選の結果を表示するための普図用デジタル表示器26や、前記始動入賞口18.19への入球を契機に実行される特別図柄抽選の結果を表示するための特図用デジタル表示器27が配置されている。図中、28は前記誘導レール11の端部に取付けられ、遊技領域12内に発射された遊技球Bが逆流するのを防止するための板バネ、29は前記誘導レール11の途中に設けられ遊技領域12内に強く発射された遊技球Bを衝突させて方向転換させるための返しゴム、30は前記センター役物13の左右に配置された風車である。
本発明を適用したパチンコ遊技機は概ね上記の構成からなり、遊技者が発射ハンドル8
を操作して遊技領域12内に遊技球Bを打ち出すと、発射された遊技球Bは遊技領域12に植設された遊技釘16と衝突を繰り返し、遊技領域12内を重力作用により予測不可能な流下軌跡を描きつつ流下する。このとき遊技球Bは前記センター役物13の上面と接触しつつ遊技領域12の左右に振分けられる。左右に振分けられた遊技球Bが、スルーゲート17を通過した場合には、遊技盤保持枠1の背面に配置された図示なき主制御部70の作用により、前記遊技球Bがスルーゲート17を通過したタイミングを契機に普通図柄抽選が実行され、これに当選した場合は、前記始動入賞口19の上部に設けた電動チューリップ31が所定時間開放されて遊技球Bが始動入賞口19に入りやすい状態が生じる。
前記始動入賞口18または19に遊技球Bが入球した場合は、これを契機に前記主制御部70にて特別図柄抽選が実行され、この特別図柄抽選に当選すると、センター役物13の下方の大入賞口20を所定回数繰り返し開放動作させる「大当り遊技状態」が実行される。
なお、特図用デジタル表示器27には前記入賞口18,19への入球を契機に実行される抽選の当否結果の如何に係わらず、抽選結果が表示されると共に、センター役物13の中央に設けた液晶表示ユニット上においては、上記の抽選結果に関連した図柄の変動表示演出が実行される。すなわち、特別図柄抽選に当選している場合は、液晶表示ユニット上において図柄の変動表示が行われた後に、「7」などの特別図柄(大当り図柄)が停止表示され、その後に前記大入賞口20が開かれて、特別遊技状態に移行する。この特別遊技状態移行中にも液晶表示ユニットでは遊技状態の進行に関する画像表示や、大入賞口20の開放回数を報知するラウンド進行表示などが実行される。
前記センター役物13は、図1乃至図3に示すように、遊技盤2のほぼ中央に設けた役物取付孔2bに合成樹脂製のセンター飾り役物15の枠部材35を嵌装し、この枠部材35の中央に設けた表示器保持孔36内に液晶ユニット等からなる図柄可変表示装置14を収容保持している。
前記枠部材35は、その下部に遊技球Bを誘導可能なステージ面37を有しており、両側面に設けたワープ入口38から入球した遊技球Bがワープ通路39を通じて前記ステージ面37上に転入するようになっている。ステージ面37には遊技球Bが入球可能な連絡孔40が上向きに開口しており、ここに運良く入球した遊技球Bは遊技盤面2aとほぼ同面に設けられた放出口41から遊技領域12に放出されるが、この放出口41は、前記遊技盤面2aに設けた始動入賞口18の直上に位置していることから極めて高い確率で始動入賞口18に入球させることが出来る。
また、前記ステージ面37上を転動して連絡孔40に入球出来なかった遊技球Bは、前端の放出部42から遊技領域12に放出されるようになっている。
また、センター飾り役物15の外周部には、無釘領域AL,AC,ARが形成されている。左側無釘領域ALは、センター飾り役物15の左側盤面領域に設けられる無釘領域であり、センター飾り役物の左盤面に突出する左側輪郭部材46Aの可動領域から、遊技球1個分の直径より大きく、最大1.5球分程度広く設けられている。同様に、中央無釘領域ACは、センター飾り役物15の上部に設けられる無釘領域であり、上部輪郭部材47の可動領域に設けられている。右側無釘領域ARは、センター飾り役物15の右側盤面領域に設けられる無釘領域であり、センター飾り役物の左盤面に突出する右側輪郭部材46Bの可動領域から、遊技球1個分の直径より広く、最大1.5球分程度広く設けられている。上部無釘領域を設けることによって、上部輪郭部材47と、障害釘16が干渉する事がない。また、左側無釘領域AL、右側無釘領域ARを設けることによって、少なくとも左右輪郭部材46に最も接近している釘との距離は、遊技球1〜1.5球分あり、遊技球を輪郭部材と障害釘との間に挟み込んで遊技球の停留を生じたり、輪郭部材の破損を引き起こしたりする虞がない。
さらに、左側無釘領域AL,右側無釘領域ARの下部には、落下阻止用の障害釘16’が配置されている。これは、左右無釘領域を設けたことにより、この無釘領域を直線的に落下する遊技球が生じる虞があるが、この遊技球の進路に変化を与えるための障害釘である。加えて、前述の風車30は、この無釘領域AL,ARの下部に配設されており、輪郭部材により進路を変更された遊技球を適宜振分けることができるようになっている。
図3に示すように、前記枠部材35には、上部および左右両側部にそれぞれ収容凹部43,44,45が形成されており、各収容凹部43,44,45には、以下に説明する構成の形状変化可能な輪郭部材46,47が収容されている。
まず、左右輪郭部材46,46および上部輪郭部材47は、何れも類似した形態を有しているが、ここではこれらを代表しセンター飾り役物15の右側面部に設けられる輪郭部材46について説明する。前記枠部材35の収容凹部45の底に形成したリブ48,49には、図示無き軸受部材を介し外周に螺旋ギア部50aを刻設した螺子軸50の両端が回転自在に軸支されている。前記ネジ軸には、一端にナイロン製の平歯車51が固着されている。
図4に、図3におけるIV-IV断面図を示している。前記ネジ軸50の一端に固着したナイロン製の平歯車51は、遊技盤2の背面にモータベース52を介して固定したステッピングモータ53の出力軸54に取付けた平歯車55と、アイドルギヤ56,57を介して噛合している。前記螺子軸50の螺旋ギア部50aには、移動軸受58の雌ネジ部59が螺合している。移動軸受58にはスプロケット60が回転自在に支持されており、これが一端を枠部材35に止着した合成樹脂製のチェーン61と噛み合っており、チェーン61の他端側は、チェーン61に所定のテンションを付与する為のスプリング62を介して前記枠部材35に連結されている。なお、図2に示すチェーン61の手前側のリンクプレート63は略三角形状をなしており、スプロケット60が遊技機の正面から露見しないよう隠蔽する作用をなすものである。
図4に示すように、センター飾り役物15は、透明ガラス3(二重ガラス構造となっている)との間には遊技球が流下不可能な間隙を設けて近接しており、このため、遊技球はセンター飾り役物15の外周部分及び輪郭部材と衝突しつつ外縁に沿って落下する。
したがって、前記ステッピングモータ53の出力軸54を正逆駆動すると、これに連動して前記螺子軸50が正逆回転し、螺子軸50に螺合している移動軸受58およびスプロケット60が螺子軸50の長さ方向に沿って往復駆動される。なお、ステッピングモータ53の駆動は、前述の主制御部70により一定の周期で移動軸受58およびスプロケット60が往復運動するように制御される。
かくして移動軸受58およびスプロケット60の垂直移動に伴って輪郭部材46を構成するチェーン61が図2(a)および図2(b)のように変形し、スプロケット60によって外側に押し出された部分を頂点として、その上部および下部の傾斜が刻々変化するため、センター役物13の周囲を流下する遊技球Bはこれに沿ってセンター役物13の両側を流下するので、その流下経路パターンが随時変化することになる。
また、図2(a)に示したように、左側輪郭部材の可動領域ML(一点破線で示した領域)と、右側輪郭部材の可動領域MRは、ステージへのワープルート39より上流側(遊技球の流下方向に対して)に設けられるものであって、この領域内で各輪郭部材が変形する。また、この可動領域ML、MRの外周にそって、上述した無釘領域AL、ARが設けられている。また、図2(a)中、Dで示した最大変形距離、つまり輪郭部材の一端が待避位置にある時と突出位置にあるときの距離の差の最大値について、以下の関係が成り立っている。遊技球の直径をdとした場合、1/40d≦D≦2dの範囲で輪郭部材が変形するように設計されている。これは、これよりDが小さい場合は、球の流路に変化を与える効果が薄れてしまう一方、大きい場合は、可動領域を大きくとる必要が生じ、この関係からゲージの設計自由度がかえって低下してしまうからである。
輪郭部材の変形速度、つまり待避状態から突出状態になる速度は、遊技球の直径をdとした場合、毎分1/2d以下に設定されている。これは、これよりも速度が速い場合は、遊技球の流下に影響を与えすぎてしまい、遊技の障害となってしまう虞があるからである。
各輪郭部材46A,46B,47の変形は、一定周期で行われるが、それぞれの輪郭部材について、周期が異なっている。例えば、左側輪郭部材46Aは4時間、右側輪郭部材46Bは6時間、上部輪郭部材47は3時間で一周期を終えるようになっている。つまり、電源投入時と同様の形状に戻ってくるまでの時間は、これらの最小公倍数である12時間後ということになる。また、一旦電源がOFFされ、再度投入された場合には、各輪郭部材は所定の初期姿勢に復帰するように制御される。この所定の初期姿勢への復帰は、後述の移動軸受58の位置あるいはスプロケット60の回転位置を図示なき光電センサで検出し、初期位置まで補正することによって行われるものである。この初期姿勢として、球流下状態が有利になる有利形状を規定しておけば、電源投入時に輪郭部材の形状によって有利状態を生起することができ、遊技の興趣を高めることができる。また、初期位置探出用のセンサ位置を複数の値に設定変更可能とすれば、有利状態となる時間帯を自由に設定変更すことができる。
また、前記センター飾り役物15には、図示していないが、多数の多色LEDが配置されており、これらを主制御部の制御下にある基板(後述の演出ランプ基板87)によって発光パターン制御するようになっている。そして、これらは、上述の輪郭部材の変形状態に対応して、発光状態を断続的にあるいは連続的に変化させるように制御される。これらの発光状態により、遊技者は、輪郭部材の変形状態、つまり遊技球の流路振分けの状態がどのような状態となっているかを一目でわかるようになっている。これらの発光パターン制御は、輪郭部材の変形状態を示唆する変形状態示唆手段として働くものであり、この発光パターンは、演出制御基板73のROMに記憶されている。なお、本実施形態では変形状態示唆手段としてこれらLEDの発光パターン制御を示したが、これに変えて、図柄可変表示装置14(演出表示装置)にて、有利な球流れとなる打球ポイント等を表示しても良い。
前記センター飾り役物15の上部に設けられる輪郭部材47の構成は、前記左右両側の輪郭部材46,46の構成と略同一であるが、チェーン61の一端を枠部材35によって軸支したプーリー64によって支持した点のみが、輪郭部材46,46の構成とは異なる。なお、輪郭部材47の構成において、輪郭部材46と同一符号を付した部材は、夫々同一部材を示しており、ここでは説明を割愛する。
図5に、図3におけるV-V断面図を示す。図5に示すように、移動軸受58の内側には、スプロケット60が回転可能に軸支されており、リンクプレート63は、一旦をチェーン61に螺着されて輪郭部材の各変形機構を隠蔽するようになっている。また、前述したように、スプロケット60と噛合した状態のチェーン61と、障害釘16との間には、遊技球1球分〜1.5球分の間隙があるように障害釘が植設されている。これは、前述したように、無釘領域AL、AC、ARを設けたことによるものである。
かくして輪郭部材47を構成するチェーン61は、スプロケット60によって上方に押し出された部分を頂点として左右に直線的な山型傾斜部が形成されると共に、移動軸受58およびスプロケット60の水平移動に伴い、頂点の位置が左右方向に変位するので、センター飾り役物15の上部に向けて発射された遊技球Bは、遊技釘16の隙間から流下する位置と前記スプロケット60の位置とのズレ量に応じてセンター役物の左右に振分けられる。 また、左右に振分けられた遊技球Bはセンター飾り役物15の左右に位置する輪郭部材46,46によって案内され、更に複雑な流下経路パターンとして振分けられる。
なお、前記センター飾り役物15の左右に位置する輪郭部材46,46のスプロケット60は、図2(a)(b)に示すように、一方の輪郭部材46のスプロケット60が下降している場合は、他方の輪郭部材46のスプロケット60が上昇するように制御され、所謂、非対称の方向に移動するように制御されるのが好ましい態様である。これは球流れのパターンを画一化しないための工夫の一つであり、たとえば、仮にこれらが左右対称に制御された場合は、遊技者が遊技領域12の左右何れに遊技球Bを発射しても条件がほぼ同じになるため、周期的に遊技者が止め打ちしてしまうことになる。
その点、左右が非対称に変形するように駆動すれば、いずれか一方の輪郭部材46が遊技者にとって不利な形態のときに、他方が遊技者にとって有利な形態となるので、これにあわせて遊技釘16や各入賞口をバランスよく左右配置すれば、遊技者は有利な位置を狙って遊技球Bを発射することになり、止め打ちを防止することが出来る。また、前記センター飾り役物15の上部に位置する輪郭部材47のスプロケット60についても、輪郭部材46,46の移動と同調させて左右に移動させたり、異なる周期によって左右に移動させたりすれば、複雑な流下経路パターンを実現することが出来る。
このようにセンター飾り役物15の輪郭部材46,47が個別に駆動され、夫々が一定周期で変形することにより、例えば、複数ある遊技球Bの複雑な流下経路パターンの一つにスルーゲート17やワープルート39等の入口を配置すれば、前記輪郭部材46,47の変形態様によって容易に入球可能な状況と、入球が困難な状況が周期的に訪れることになる。これを図1の場合を例にとれば、センター飾り役物15の左側に位置する輪郭部材46の頂点が上昇している場合は、左側のワープルート入口38に遊技球が入り易い状態となり、右側に位置する輪郭部材46の頂点が下降している場合は、右側のワープルート入口38に遊技球が入り難い状態となるので、遊技者はセンター飾り役物15の輪郭部材46,47の変形態様を観察しながら、発射ハンドル8を調整し、適正な位置に向けて遊技球Bを発射することが必要となる。
図6は本発明のパチンコ遊技機の制御を実施するための制御系統のブロック図である。
なお、図中の矢印は制御信号の方向を示すものであり、各基板への電源供給経路や本件発
明と無関係な状態信号経路の一部については省略している。
このパチンコ遊技機の制御系統には、ワンチップマイコンからなる主制御部70を搭載した主制御基板71をはじめ、前記主制御部70の指令に基づいて賞球の払出制御を実行する払出制御基板72や、前記主制御部70の指令に基づいて前記図柄可変表示装置14や音声制御あるいはランプ制御を実行する演出制御基板73や、払出制御基板72の指令に基づいて動作する払出中継基板74や、発射制御基板75が含まれている。
前記主制御基板71には、前記始動入賞口18,19内に設けた始動口スイッチ76や、前記大入賞口20内に設けたカウントスイッチ77や、スルーゲート17内に設けたゲートスイッチ78や、普通入賞口21,22,23,24に入球した遊技球Bの通過を検知する入賞口スイッチ79の入力信号ケーブルが接続されている。
また、前記主制御基板71には、大当り時に前記大入賞口20を開放するために動作する大入賞口ソレノイド80や、前記始動入賞口19の直上に設けた電動チューリップ31を開閉動作させるための普通電動役物ソレノイド81や、普図用デジタル表示器26や特図用デジタル表示器27に抽選結果を7ゼグ図柄で表示するための図柄表示基板82などが接続されると共に、本発明にかかるセンター飾り役物15の輪郭部材を駆動する電磁ソレノイドやロータリーソレノイドあるいはモータ等の役物駆動手段を制御するセンター飾り役物基板83が接続されている。
このセンター飾り役物基板83は、主制御基板(主制御部)からの指令に基づいて、上述の役物駆動手段を制御する役物駆動制御手段として働くものである。なお、本実施形態では、この役物駆動制御手段(センター飾り役物基板83)が主制御部と直接接続して設けられて、主制御部の制御下にある例を示しているが、本発明はこれに限らず、「主制御部の制御下にある」とは、主制御基板(主制御部)に接続されて指令を受けて演出を制御する演出制御基板73(演出制御部)に接続され、主制御部からの指令を受ける演出制御部の制御下にあること、あるいは演出制御部と一体化している場合も含む意味である。また、センター飾り役物基板83は、能動素子を有しない基板であっても良いし、CPUやROM、RAM、あるいはこれらを統合したマイクロチップを有し、これらの働きによって輪郭部材の駆動を制御するものであってもよい。いずれの場合も主制御部の制御下で役物駆動手段を制御するものである。
前記演出制御基板73には、遊技機の前面に設けられる前記スイッチユニット10のスイッチ基板84が接続されていると共に、図柄可変表示装置14としての液晶ユニットの画像制御回路を含む液晶モジュール85や、スピーカ9の音声制御を行うスピーカ基板86や、遊技盤2や前扉4の前面に設けられた演出ランプ(図示せず)の制御を行う演出ランプ基板87が接続されている。
一方、前記払出制御基板72には、払出中継基板74を介して払出モータ88や、賞球払出装置から払出された賞球数をカウントするための払出検出スイッチ89が接続されている。また、発射制御基板75には、図1に示した発射ハンドル8に設けられるタッチスイッチ90や発射ストップスイッチ91等の入力手段と共に、図示なき発射装置の駆動源である発射モータ92が接続されている。
すなわち、上記の制御系統における主制御基板71は、始動口スイッチ76やゲートスイッチ78の信号入力を契機に主制御部70内で内部抽選を実行し、その結果を図柄表示基板82を介し普図用デジタル表示器26や特図用デジタル表示器27で報知するのと並行して、演出制御基板73を介してセンター役物13の図柄可変表示装置14にて図柄変動演出やリーチ演出あるいは大当り演出などの画像演出を行いつつ、スピーカ9から効果音を出力して演出効果を高めると共に、前記始動入賞口18.19や、大入賞口20や、普通入賞口21,22,23,24の入球信号に基づいて、払出制御基板72に対して賞球払出指令コマンドを一方向に送信するので、払出制御基板72はこれに従って払出モータ88を駆動し、前記賞球払出指令コマンドに応じた賞球を払出す。
前記主制御部70は、上記の遊技制御を実行する間において、センター飾り役物基板83を介してセンター飾り役物15に関連して設けたモータや電磁ソレノイド等からなる役物駆動手段の動作制御を行い、センター飾り役物15の外周部を構成する輪郭部材を一定周期をもって形態変形させる。なお、上記の一定周期の概念は、一般的には、例えば、輪郭部材が所定の区間を一往復するか、あるいは一回転する動作および動作時間を1単位とし、これを周期性をもって繰り返す概念を指すが、本発明はこれに限るものではなく、1回あたりの往復時間あるいは回転時間が異なる複数の動作の組合せからなる動作パターンを1単位とし、これを繰り返し実行する場合も含まれる。
図7は本発明の他の実施例を示すパチンコ遊技機の正面図である。図7において前記図1と同一符号を付した部分は同一部材、同一部分を示しており説明を省略するが、この実施例では、特にセンター飾り役物115の輪郭部材の構造が図1とは異なっている。
すなわち、この実施例のセンター飾り役物115は、遊技盤2の遊技領域12のほぼ中央に設けた取付孔(図示せず)に嵌装された枠部材116の左右両側において後述する輪郭部材146およびその駆動手段を収容する側面凹部117を有していると共に、上部には後述する輪郭部材147およびその駆動機構を収容する上面凹部118を有している。
なお、前記枠部材116は、その中央に設けた矩形の保持孔内において液晶ユニットからなる図柄可変表示装置14を保持していると共に、その下部において前記図1に示したパチンコ遊技機と同様に遊技球Bを誘導可能なステージ面137を有しており、両側面に設けたワープ入口138から入球した遊技球Bがワープ通路139を通じて前記ステージ面137上に転入するようになっている。前記ステージ面137には遊技球Bが入球可能な連絡孔140の入口が上向きに開口しており、ここに運良く入球した遊技球Bは遊技盤面2aとほぼ同面に設けられた放出口141から遊技領域12に放出されるが、この放出口141は、前記遊技盤面2aに設けた始動入賞口18の直上に位置していることから極めて高い確率で始動入賞口18に入球させることが出来る。 また、前記ステージ面137上を転動して連絡孔140に入球出来なかった遊技球Bは、センター飾り役物115の前面の放出部142から遊技領域12に放出されるようになっている。
前記枠部材116の左右両側面に設けた凹部117にはカム軸150がベアリング148,149により回転自在に軸支されており、カム軸150の一端に固定した合成樹脂製の平歯車151が遊技盤2の背面に対しモータベース152を介して固定したステッピングモータ153の出力軸154に取付けた平歯車155に対し、アイドルギヤ156,157を介して噛合している。
前記カム軸150には、図8に示すように外周が円筒形をなした7個の偏心カム部160が等間隔に設けられている。
このカム部160は、枠部材116の凹部117の前後壁面に突設されたガイドリブ159に沿い、遊技盤2と平行して水平方向にのみ移動自在に遊嵌された合成樹脂製のブロック体161に設けた横長の係合孔162内に挿入されており、図9に示すように前記ステッピングモータ153の駆動によりカム軸50が回転するとき、偏心カム部160の旋回によって遊技盤2の前面を水平方向に往復運動するようになっている。なお、カム軸150に設けられる偏心カム部160は、カム軸150の一端から他方端に向かって30°ずつ順次回転位相をずらして配置されており、両端の偏心カム部160同士では位相が180°ずれている。従って、各ブロック体161はカム軸150が一回転するたびに水平方向に位置往復するが、隣合うブロック体161は所定の位相ずれを生じつつ平行移動する為、ブロック体161の先端部を繋いで形成される輪郭が波打つ様に動作を繰り返すようになっている。
一方、前記枠部材116の上面凹部118には、底面に立設したリブ163,164によって回転自在に軸支された螺子軸165が水平に配置されており、その螺旋ギヤ部166に輪郭部材147の雌ねじ部167が螺合している。前記輪郭部材147は、その上面が頂点168を中心にして左右に下降傾斜した山型に形成されており、前記螺子軸165の一端に固着した合成樹脂製の平歯車169が、図示なきステッピングモータの出力軸と連動して回転することで、遊技盤2に沿って左右に平行移動するようになっている。
かかる構成のパチンコ遊技機は、主制御部70の指令によりステッピングモータ153が駆動されると、センター飾り役物115の上部の輪郭部材147が一定周期で左右に往復運動すると共に、左右両側の輪郭部材としてのブロック体161が波打つように水平方向に移動するので、センター飾り役物115は遊技領域12の案内壁を構成する上面および両側面が一定周期で形態変化するため、遊技領域12に打ち出された遊技球Bは、遊技釘16の振分け効果とセンター飾り役物115の形態変化によって遊技球Bの流下経路パターンがより複雑なものとなる。
図10および図11は本発明にかかるパチンコ遊技機に適用可能なセンター役物の他の実施例を示したものである。図中、図1乃至図5と同一符号を付した部分は同一部材、同一部分を示しており、詳しい説明を省略する。
図10において符号215を付した部材は、遊技盤2の遊技領域12のほぼ中央に設けた略円形の役物取付孔2bに前面から嵌入され、遊技盤2の背面に固定した固定板216によって止着されたセンター飾り役物であって、この飾り役物215の周囲には輪郭部材としての5角形の環状部材217と、四角形の環状部材218が回転可能に支持されている。
前記環状部材217は、正面から見た形状が角部に丸みのある略5角形状の合成樹脂製の厚板で構成されており、中央に設けた円形孔の内周に内歯ギヤ219を有し、この内歯ギヤ219に下部のステッピングモータ220のモータ軸221の先端に固着した平歯車222が噛合していると共に、この平歯車222と120度の角度をなして配置され、前記センター飾り役物215により回転自在に軸支された2個のアイドルギヤ223,224とにより、回転可能に三点支持されている。
また、もう一方の前記環状部材218は、正面から見た形状が角部に丸みのある略4角形状の合成樹脂製の厚板で構成されており、中央に設けた円形孔の内周に内歯ギヤ225を有し、この内歯ギヤ225に前記固定板216に取付けた上部のステッピングモータ226のモータ軸227の先端に固着した平歯車228が噛合していると共に、この平歯車222と120度の角度をなして配置され、前記センター飾り役物215により回転自在に軸支された2個のアイドルギヤ229,230とにより、回転可能に三点支持されている。図中、231は前記センター飾り役物215の中央に設けた円筒型の収容空間232に収容された図柄可変表示装置としての7セグユニットである。
上記構成のセンター飾り役物115は、前記主制御部70の指令に基づき、前記第1および第2のステッピングモータ220,226を駆動することによって、環状部材217が図10に示すように時計方向に一定周期回転する一方、環状部材218が図10に示す反時計方向に回転する。これによって、環状部材217の輪郭と環状部材218の輪郭とが合成された遊技球案内面が随時変化し、センター飾り役物115の上部に発射された遊技球Bが左右何れの遊技領域12に振分けられるかの予測がし難くなると共に、環状部材217および環状部材218の輪郭に沿って流下する遊技球Bの流下経路パターンが複雑なものになり、弾球遊技の興趣がさらに
向上する。
なお、上記の実施例では、説明を簡略化するために環状部材217,218として形状の異なる多角形状のものを使用し、これらを組合せて輪郭部材を構成した場合について説明したが、本発明にかかるパチンコ遊技機に使用する環状部材217,218の形状は、上記の多角形以外の任意の形状とすることが出来ると共に、環状部材217,218として同一形状のものを複数枚組み合わせて使用することが出来る。また、環状部材217,218は役物駆動手段によって、同一方向に異なる速度で回転させても良く、異なる方向に同一速度あるいは異なる速度回転させても良い。要するに、環状部材217,218の相対的な位相が変化することによって、両者の輪郭を合成した外周の遊技球案内面が常時変化すれば、種々の変形を加えることが可能である。ただし、環状部材217,218を互いに異なる方向に回転させることで、輪郭部材の外形状変化を生じさせる場合は、同一方向に回転させる場合に比べて、センター飾り役物の上部における遊技球Bの振分けが左右均等になる利点がある。
図12および図13は本発明にかかるパチンコ遊技機の他の実施例を示したものである。なお、図中、図1乃至図5と同一符号を付した部分は同一部材、同一部分を示しており、詳しい説明を省略する。図中、符号315を付した部材は、遊技領域12のほぼ中央に設けた役物取付孔2bに前面から嵌入され、遊技盤2の背面にネジ止めした固定板316によって支持されたセンター飾り役物であって、この飾り役物315の中央に設けた収容凹部317には、図柄可変表示装置としての7セグユニット318が保持されている。
センター飾り役物315および固定板316を貫通する軸孔319には前後端がベアリング320,321で回転自在に軸支された駆動シャフト322が貫挿されている。この駆動シャフト322の前方端には、前記7セグユニット318を取り囲むように配置される棒状の輪郭部材323の中間部がセットボルト324により固着されていると共に、駆動シャフト322の後方端には、リンクアーム325の一端が固着されている。図中の符号326は、遊技盤2の背面にネジ止めしたL字金具327により支持されたロータリーソレノイドであって、このロータリーソレノイド326の出力軸に固着した駆動アーム328の揺動端に設けた連結ピン329を前記リンクアーム325の揺動端に設けた長孔330に遊嵌することにより、前記ロータリーソレノイド326を正逆方向に駆動することにより、輪郭部材323が駆動シャフト322の軸心を始点として所定の角
度範囲内にて正逆方向に揺動するようになっている。
331は前記センター飾り役物315の前面に植設した支点ピン332を中心に揺動自在に設けられた第2の輪郭部材であって、この輪郭部材331の上端および前記輪郭部材323の上端は、上面が上方に突出するように湾曲した第3の輪郭部材333の両端に連結ピン334,335で夫々回動自在に連結されており、前記輪郭部材323,331,333によって一連のリンク機構が構成されている。
上記構成からなるパチンコ遊技機は、ロータリーソレノイド326を主制御部70により一定周期で正逆方向に駆動すると、輪郭部材323が図12に実線で示す傾きと二点差線で示す傾きの間で正逆方向に揺動するため、これに連結された輪郭部材331,333が図12に実線で示す傾きと二点差線で示す状態に傾斜角度を変更することになる。すなわち、センター飾り役物315の上部輪郭を構成する輪郭部材333は凸湾曲した上面の最も高い部分の左右位置が大きく変化し、遊技者によってセンター飾り役物315の上方の遊技領域12に打ち出された遊技球は、前記輪郭部材333の上面の最も高い部分を境に左右に振分けられ、センター飾り役物315の左右何れを流下するかが決定されると共に、左右両側の輪郭部材331,323は夫々前記輪郭部材333と同期して傾斜角度が様々に変化することになるため、ここを流下する遊技球Bが側面が接触して流下経路パターンを種々に変化させる働きをなす。
なお、上記の実施例では、右側の輪郭部材323の傾きの変化に応じて、上部の輪郭部材333の傾斜を変化させるために、輪郭部材323,331の支点間隔P1に対して連結ピン334,335の間隔P2を短く設定した場合について説明したが、この間隔は別段これに限定されるものではなく、例えば、これらの間隔が等しくなるように設定したり、長短の関係を逆にしたりすることも可能である。
また、本発明において、上述した輪郭部材の変形は、上述の各実施例のように、機械的駆動による変位動作に限らない。例えば、複数個の区画された気室を設け、これを所定の空気圧によって順に膨張、収縮させることによって輪郭部材の変形を実現してもよい。
上記の各実施例では、主制御部からの制御信号を受けて、抽選の当否に関わる演出表示を行う演出制御部を有し、この演出表示が行われる演出表示手段(図柄可変表示装置)を遊技盤面のほぼ中央に配し、これを包囲するように遊技盤面に取付られる輪郭部材の形状を主制御部の制御下にある役物駆動手段によって駆動することにより、遊技盤を流下する遊技球の流下態様を変化させる事が可能な構成としたため、遊技者が遊技中に一番注視する演出表示手段の周囲の流下態様を様々に変化することで、遊技者が演出表示手段における表示と、これらの周囲の流下態様に興味を持つようになり、遊技の興趣を高めることができる。更に、演出表示手段が盤面のほぼ中央に設けられているため、遊技者は演出表示手段を注視しつつ、盤面全体の遊技球流下状態に留意して遊技することができる。また、上述の実施例では、一定周期で駆動するものを示したが、これに限らず、不定周期で動いても良いし、演出表示手段における演出と同期して輪郭部材が変形するように構成してもよい。
以上の実施例では、何れもセンター役物の中央に図柄可変表示装置を配置した場合について説明したが、本発明のパチンコ遊技機は、例えば、羽根物と呼称されるパチンコ遊技機への適用も可能である。例えば、上記の各実施例で説明した図柄可変表示装置の位置に、V入賞口および一般入賞口を内部に備えた大入賞口役物を配置し、その周囲をセンター飾り役物で包囲し、その輪郭部材を主制御部によって一定周期で形態変化を生じさせることで容易に達成される。
本発明にかかるパチンコ遊技機の正面図 センター飾り役物の変化態様例を示す説明図 前カバーを一部取り除いた状態のセンター飾り役物の正面図 図3におけるIV-IV断面図 図3におけるV-V断面図 本発明に用いられる制御装置の構成を示すブロック図 本発明にかかるパチンコ遊技機の他の実施例を示す正面図 図7におけるVIII-VIII断面図 ブロック部材の構成を示す斜視図 本発明のセンター飾り役物の他の実施例を示す正面図 図10におけるXI-XI断面図 本発明のセンター飾り役物の他の実施例を示す正面図 図12におけるXIII-XIII断面図
符号の説明
2 遊技盤
2a 遊技盤面
12 遊技領域
14,231,318 図柄可変表示装置
15,115,215,315 センター飾り役物
17,18,19,21,22,23,24,38 遊技球入口
46(46A,46B),47,146,147 輪郭部材
53,153,220,226,326 役物駆動手段
70 主制御部
161 ブロック体(輪郭部材)
217,218 環状部材(輪郭部材)
B 遊技球

Claims (9)

  1. 遊技盤に設けた電気的遊技装置の動作制御を行う主制御部と、前記遊技盤の遊技領域のほぼ中央に配置された図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を包囲するように遊技盤面に取付けられたセンター飾り役物とを具備すると共に、前記センター飾り役物の上面および左右両側面を構成する輪郭部材の外面によって前記遊技領域の球案内壁を構成してなるパチンコ遊技機であって、
    前記センター飾り役物の上面側に位置する輪郭部材は、少なくともその一部が遊技領域側に向かって上方に突出した山型形状をなし、これが前記主制御部の制御下にある役物駆動手段により遊技盤面に沿って左右方向に一定周期で往復駆動されるパチンコ遊技機。
  2. 前記センター飾り役物の左右両側に位置する輪郭部材は、少なくともその一部が遊技領域側に向かって側方に突出した形状をなし、これが前記役物駆動手段により遊技盤面に沿って上下方向に一定周期で往復駆動される請求項記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記センター飾り役物の左右両側に位置する輪郭部材は、少なくともその一部が遊技領域側に向かって側方に突出した形状をなし、夫々が前記役物駆動手段により鉛直方向に沿って左右非対称方向に駆動される請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 遊技盤に設けた電気的遊技装置の動作制御を行う主制御部と、前記遊技盤の遊技領域のほぼ中央に配置された図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を包囲するように遊技盤面に取付けられたセンター飾り役物とを具備すると共に、前記センター飾り役物の上面および左右両側面を構成する輪郭部材の外面によって前記遊技領域の球案内壁を構成してなるパチンコ遊技機であって、
    前記センター飾り役物の輪郭部材が、飾り役物の上部に位置する第一輪郭部材と飾り役物の左右両側に位置する第二輪郭部材と含み、各隣接する輪郭部材同士がリンク形態をなして連結されており、これら輪郭部材のうち少なくとも一つを前記主制御部の制御下にある役物駆動手段により一定周期で駆動することで、輪郭部材が互いに連動してセンター飾り役物全体の形状が変化するパチンコ遊技機。
  5. 遊技盤に設けた電気的遊技装置の動作制御を行う主制御部と、前記遊技盤の遊技領域のほぼ中央に配置された図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を包囲するように遊技盤面に取付けられたセンター飾り役物とを具備すると共に、前記センター飾り役物の上面および左右両側面を構成する輪郭部材の外面によって前記遊技領域の球案内壁を構成してなるパチンコ遊技機であって、
    前記センター役物の左右両側に位置する輪郭部材が、遊技盤面に沿って水平方向に変位可能な複数個のブロック体からなり、各ブロック体を所定の位相のずれをもって前記主制御部の制御下にある役物駆動手段により一定周期で水平方向に往復駆動することにより、前記各ブロック体の突出端で形成される輪郭部材の外形が変化するパチンコ遊技機。
  6. 遊技盤に設けた電気的遊技装置の動作制御を行う主制御部と、前記遊技盤の遊技領域のほぼ中央に配置された図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を包囲するように遊技盤面に取付けられたセンター飾り役物とを具備すると共に、前記センター飾り役物の上面および左右両側面を構成する輪郭部材の外面によって前記遊技領域の球案内壁を構成してなるパチンコ遊技機であって、
    前記センター飾り役物の輪郭部材が、前記図柄可変表示装置の周囲を包囲する任意の外形状を有する複数枚の環状部材からなり、これらを厚み方向に重ね合わせて夫々が単独回転可能に構成し、各環状部材を前記図柄可変表示装置の周囲において前記主制御部の制御下にある役物駆動手段により異なる方向に回転駆動することで、前記各環状部材の輪郭を合成した外周形状が変化するようにしたパチンコ遊技機。
  7. 遊技盤に設けた電気的遊技装置の動作制御を行う主制御部と、前記遊技盤の遊技領域のほぼ中央に配置された図柄可変表示装置と、前記図柄可変表示装置を包囲するように遊技盤面に取付けられたセンター飾り役物とを具備すると共に、前記センター飾り役物の上面および左右両側面を構成する輪郭部材の外面によって前記遊技領域の球案内壁を構成してなるパチンコ遊技機であって、
    前記センター飾り役物の輪郭部材が、前記図柄可変表示装置の周囲を包囲する任意の外形状を有する複数の環状部材からなり、これらを厚み方向に重ね合わせて夫々が単独回転可能に構成し、各環状部材を前記図柄可変表示装置の周囲において前記主制御部の制御下にある役物駆動手段により同一方向に異なる回転周期で回転駆動することで、前記各環状部材の輪郭を合成した周面形状が変化するパチンコ遊技機。
  8. 前記センター飾り役物の輪郭部材と接触して変化する遊技球の複数の流下経路のうち、少なくとも一つの流下経路の途中に、スルーゲートやワープルート入口や普通入賞口あるいは始動入賞口などの遊技球の入口を配置した請求項1乃至記載のいずれかにパチンコ遊技機。
  9. 前記遊技盤において、前記輪郭部材の変位可能な変位領域、及び前記変位領域の周辺には、遊技釘が植設されない無釘領域が設けられる請求項1乃至のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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