JP2013236751A - 遊技機 - Google Patents

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邦秋 泉
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Abstract

【課題】従来よりも低コストで立体的な視認性を確保できるようにした装飾プレートを備える遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機1は、遊技球が打ち出される遊技領域12を有し、該遊技領域12に遊技球が入賞する複数の入賞口が設けられた遊技盤10と、遊技盤10に取り付けられる装飾プレート20とを備える。装飾プレート20は、凹凸形状が形成された下地プレート22の表面に対し、複数色のインクを用いたインクジェット印刷によって装飾図柄21をカラー印刷して生成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技盤面に遊技球を打ち出すパチンコ遊技機などの遊技機に関する。
パチンコ遊技機などの遊技機は、遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球が遊技領域を転動して入賞口に入球すると、その入賞口に応じた所定球数の賞球を払い出す。この種の遊技機においては、遊技盤の盤面を装飾するために様々な装飾プレートが取り付けられる。近年では、立体的な視認性を付与するために装飾プレートの表面に凹凸形状を付したものが取り付けられ、盤面上の細部においても緻密な装飾が行われることがある。
一方、従来においては、遊技盤に取り付けられる装飾プレートの形成手法として、熱膨張性マイクロカプセルを含有した塗料を用いて図柄・模様などを描いた図柄部を有する装飾シールを基板に貼付し、その後、加熱処理を行うことによって熱膨張マイクロカプセルを膨張させて装飾プレートの表面に凹凸形状を形成するようにした技術が公知である(例えば特許文献1)。
特開平6−63219号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、装飾プレートの製造工程において装飾シールを基板に貼付する工程があると、シールの位置ずれや傾き、回転などが発生しやすく、不良品が多発するという問題がある。特に、人手による手作業で装飾シールを貼付する場合は、装飾シールの貼付状態にばらつきが発生しやすく、シール貼付後に一品ずつ検査を行うことが必要不可欠となる。加えて、1つの装飾プレートの複数箇所に装飾シールを貼付する場合には、1箇所に貼付不良があると、他の箇所が正常に貼付されていても装飾プレート自体が不良品となってしまうため、歩留まりが悪い。それ故、装飾プレートの製造工程に装飾シールを貼付する工程が含まれると、装飾プレートの製造コストが著しく上昇してしまうという問題がある。
さらに上記特許文献1の技術では、装飾シールが正常に貼付されている場合であっても、その後に加熱処理を行う工程が必要であるため、装飾プレートを製造するための工程数が多い。そのため、多くの工程が存在するということがコスト上昇の一要因ともなっている。
そこで本発明は、上記課題を解決することを目的としており、従来よりも低コストで立体的な視認性を確保できるようにした装飾プレートを備える遊技機を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、遊技機であって、遊技球が打ち出される遊技領域を有し、該遊技領域に遊技球が入賞する複数の入賞口が設けられた遊技盤と、前記遊技盤に取り付けられる装飾プレートと、を備え、前記装飾プレートは、凹凸形状が形成された下地プレートの表面に対し、インクジェット印刷によって装飾図柄をカラー印刷されたものであることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記装飾プレートは、前記下地プレートの表面において互いに分離した複数箇所にインクジェット印刷によって装飾図柄がカラー印刷された領域を有することを特徴とする構成である。
尚、上記請求項1又は2に係る発明の構成において、前記装飾プレートは、前記下地プレートが透明な合成樹脂によって形成される構成を採用するようにしても良い。また上記請求項1又は2に係る発明の構成において、前記遊技盤の前面側に設けられ、前記遊技盤の正面側から前記遊技領域を視認可能にする透明ガラス板をさらに備え、前記装飾プレートは、前記遊技盤に取り付けられた状態で前記透明ガラス板との間に遊技球が通過する隙間が生じない位置に取り付けられるようにした構成を採用するようにしても良い。
本発明に係る遊技機によれば、立体的な視認性を確保することができ、緻密な装飾効果を発揮する装飾プレートを備える遊技機を従来よりも低コストで実現することができるようになる。
遊技機の外観構成の一例を示す正面図である。 遊技機の前枠扉を開放した状態を示す斜視図である。 遊技盤に取り付けられた装飾プレートの一例を拡大して示す図である。 装飾プレートの構成を示す概念図である。 凹凸面を有する下地プレートに対してインクジェット印刷でカラー印刷を行う概念図である。 インクジェット印刷によって装飾図柄がカラー印刷された装飾を盤面部品に取り付ける概念を示す図である。 装飾プレートが遊技盤に取り付けられた状態を拡大して示す遊技機の縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについて重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態における遊技機1の外観構成の一例を示す正面図である。この遊技機1は、遊技者の指示操作によって打ち出される遊技球が各種入賞口に入球すると賞球を払い出すように構成された弾球式の遊技機である。
図1に示すように、遊技機1は、ホール(店舗)の島設備などに固定される遊技機本体1aと、その遊技機本体1aの正面側(前面側)に開閉可能に取り付けられる前枠扉2を備えている。前枠扉2は、その中央に透明ガラス板3が嵌め込まれた窓部2aを有している。したがって、遊技者は、窓部2aに嵌め込まれた透明ガラス板3を介して、遊技機1の正面側から遊技機本体1aの内側に取り付けられる遊技盤10を視認可能である。
前枠扉2は、窓部2aの下方右側に、遊技者が操作するハンドルレバー4を備えている。遊技者がこのハンドルレバー4を右回り方向(時計回り方向)に回転操作すると、その操作角度に応じた打球力で遊技球が遊技盤10の盤面に所定の時間間隔で1球ずつ打ち出されるようになっている。
また前枠扉2は、窓部2aの上方左右両側に設けられた一対のスピーカ5と、窓部2aの上方および下方のそれぞれ中央に設けられた枠ランプ6とを備えている。スピーカ5は楽曲や音声、効果音などを発することで各種の演出を行い、枠ランプ6は点灯点滅のパターンや発光色の違いなどで各種の演出を行うように構成されている。
図2は、遊技機1の前枠扉2を開放した状態を示す斜視図である。図2に示すように前枠扉2は、遊技機本体1aの左側上下2箇所に設けられた支持部1bにより回動可能に軸支されている。遊技者が遊技を行うときには、図1に示すように前枠扉2は遊技機本体1aに閉じられ、施錠された状態となる。遊技中、例えば遊技盤10の遊技領域12において球詰まりなどが生じると、店員が前枠扉2を解錠して図2に示すように前枠扉2を回転させて遊技機本体1aの前方を開放することにより、球詰まりなどを解消することができる。
図2に示すように遊技機本体1aには、合板材などで形成される略矩形状の遊技盤10が取り付けられる。この遊技盤10の正面側には、遊技球の転動範囲を規制するレール11によって囲まれた略円形の遊技領域12が形成されている。ハンドルレバー4が操作されることによって打ち出される遊技球は、遊技盤10の左側に設けられた2本のレール11の間を進み、遊技領域12の上部に打ち出され、その後、遊技領域12を下方に向かって転動していく。
遊技領域12の内側には、図示を省略しているが、多数の釘やスルーゲート、風車などの公知の部材が設けられる。また遊技領域12の内側には、遊技球が入球する入賞口として、第1始動口13、第2の始動口14、大入賞口15および複数の普通入賞口16が設けられている。遊技領域12に打ち出された遊技球は、釘や風車などによって進行方向を変えながら転動していき、第1始動口13、第2の始動口14、大入賞口15および普通入賞口16のいずれかに入球すると、それら入賞口毎に設定された所定球数の賞球が払い出される。特に第1始動口13又は第2始動口14に遊技球が入球した場合には、遊技機1において大当たり抽選が行われ、その大当たり抽選の結果に応じて様々な演出が行われるようになる。そして大当たり抽選に当選している場合には、遊技機1においてリーチ演出が行われた後、大当たり遊技状態へと移行して大入賞口15が開放されるようになる。
また図2に示すように、遊技盤10は、遊技領域12の略中央に開口部10aを有している。この開口部10aは、遊技盤10の背面側に取り付けられる画像表示器8を遊技機1の正面側から視認可能にするためのものである。画像表示器8は、カラー液晶ディスプレイやLEDアレイディスプレイなどで構成され、各種演出画像や大当たり抽選の結果などを表示する。例えば画像表示器8は、遊技機1において大当たり抽選が行われると、1〜9などの数字が付された3つの装飾図柄画像を変動させる変動演出を開始し、その変動演出中に様々な予告演出画像やリーチ演出画像などを表示する。そして変動表示を開始してから所定時間が経過したタイミングで3つの装飾図柄画像を停止させることにより、大当たりの抽選結果を表示する。このとき、3つの装飾図柄画像が揃った状態で停止すれば大当たりとなり、遊技機1は大入賞口を開放させる大当たり遊技状態へと移行することにより、遊技者に有利な遊技価値を付与する。すなわち、大当たり遊技状態では、大入賞口を長時間開放して多数の遊技球が入球し得る状態になるので、遊技者は多くの賞球を獲得することができるという遊技価値を享受することができる。
また遊技盤10の盤面上には、盤面を装飾するための装飾プレート20が取り付けられている。図3は、遊技盤10に取り付けられた装飾プレート20を拡大して示す図である。図3に示すように、この装飾プレート20は、複数の普通入賞口16の前面側に取り付けられている。すなわち、遊技盤10に形成された複数の普通入賞口16の前面側には、それぞれの普通入賞口16に対して遊技球を案内するための盤面部品19が取り付けられており、装飾プレート20は、その盤面部品19の前面側に取り付けられる。例えば盤面部品19は、3つの普通入賞口16のそれぞれに遊技球を案内するための3つの樋部17と、それら3つの樋部17を連結する連結部18とを有する一体成形物であり、装飾プレート20は、それら3つの樋部17の前端部を覆うように取り付けられる。
装飾プレート20は、ABS樹脂やPET(ポリエチレンテレフタレート)、PC(ポリカーボネート)などの合成樹脂をプレート状に一体成形したものであり、その表面に凹凸形状を有すると共に、キャラクタなどの絵柄や模様、文字などによって表現される複数の図柄21a,21b,21c,21d,21eが装飾図柄21として凹凸形状を有する表面に付着されたものである。
図4は、装飾プレート20の構成を示す概念図である。この装飾プレート20は、合成樹脂によってプレート状に一体成形される下地プレート22を有している。この下地プレート22は、例えば透明な合成樹脂によって構成されることが好ましい。また下地プレート22は、図4に示すように、その表面に図柄付着領域23を有している。その図柄付着領域23には成形時に予め前面側に向かって隆起又は突起した凸状部24が設けられることにより、下地プレート22の表面に凹凸形状が形成されている。図4の例では、下地プレート22の表面において複数の図柄付着領域23a,23b,23c,23d,23eが設けられており、それら複数の図柄付着領域23a,23b,23c,23d,23eのそれぞれに凸状部24が設けられている。また図4の例では、図柄付着領域23aと図柄付着領域23bとが互いに分離しており、その間に平板状の接続部25が設けられている。この平板状の接続部25は、互いに分離した図柄付着領域23aと図柄付着領域23bと接続して下地プレート22を一体成形できるようにしたものである。同様に、図柄付着領域23bと図柄付着領域23cとの間、および、図柄付着領域23cと図柄付着領域23dとの間にも、平板状の接続部25が設けられている。尚、図柄付着領域23dと図柄付着領域23eとは互いに隣接して接続されている。
そして本実施形態の装飾プレート20は、上記のような下地プレート22の図柄付着領域23に対し、例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)などの複数色のインクを用いて装飾図柄21となる複数の図柄21a,21b,21c,21d,21eをインクジェット印刷によって直接カラー印刷することにより形成される。したがって、複数の図柄付着領域23a,23b,23c,23d,23eのそれぞれに付着させる図柄21a,21b,21c,21d,21eが互いに異なるものであっても、下地プレート22に対して1回のインクジェット印刷工程を行うことにより、それら複数の図柄付着領域23a,23b,23c,23d,23eに対して一括して各図柄21a,21b,21c,21d,21eをフルカラーで印刷することができる。
図5は、下地プレート22に対してインクジェット印刷でカラー印刷を行う概念図である。例えば図5に示すように下地プレート22の背面側には、盤面部品19に対してビス止めするためのビス孔が形成されたボス26が設けられる。そのような場合、下地プレート22の表面に対してカラー印刷を行うときには、下地プレート22を治具29に装着して印刷対象となる表面にガタツキなどが生じないようにする。そして治具29に装着された下地プレート22をインクジェット印刷機にセットし、図5に示すように複数色のインクを吐出するインクジェットノズル30を下地プレート22の表面上で相対的に移動させながら各色のインクを吐出させていくことによりカラー印刷を行う。
このとき、インクジェットノズル30は、鉛直下方に向けて高速で各色のインクを吐出するため、下地プレート22の表面に若干の凹凸差Hがある場合であってもその凹凸面に対して各図柄21a,21b,21c,21d,21eを適切に印刷していくことができる。ただし、インクジェットノズル30が相対的に移動することに伴う慣性により、インクジェットノズル30から吐出されるインクはその吐出時点におけるノズル直下の位置には付着しない。そのため、下地プレート22の表面にある凹凸差Hが比較的大きい場合には、凸状部24とそれ以外の部分との間に印刷される図柄の位置ずれが発生する。その位置ずれを抑制するためには、インクジェットノズル30の相対的な移動速度を低速にすることも考えられるが、そうすると1枚当たりの印刷所要時間が長くなり、装飾プレート20の生産効率が低下する。そこで本実施形態では、下地プレート22の表面に設ける凹凸形状の凹凸差Hを例えば5mm以下、より好ましくは3mm程度以下に制限することにより、インクジェットノズル30の相対的な移動速度を低下させることなく、凹凸形状を有する図柄付着領域23への印刷時に発生する図柄の位置ずれを目立たない程度に抑えるようにしている。
また下地プレート22の表面に設けられる凹凸形状の段差部分は、直角の段差ではなく、所定角度で傾斜した傾斜面を有する段差として構成することが好ましい。これにより、凹凸形状の段差部分となる傾斜面にもインクを付着させて印刷することができるようになり、段差部分にインクの途切れ目が発生することがなく、より良好な印刷結果を得ることができる。
このように本実施形態では、1回のインクジェット印刷工程で複数の図柄付着領域23a,23b,23c,23d,23eに対してカラー印刷を直接行うことにより、装飾プレート20の生産性や歩留まりを向上させることができる。すなわち、従来のようにシールを貼付する工程が不要になると共に、加熱処理を行う工程も不要であるため、従来よりも低コストで立体的な視認性を有する装飾プレート20を得ることができる。特に、インクジェット印刷の場合には複数色を用いて1度にカラー印刷を行うことができるため、キャラクタなどの絵柄や複雑な模様などの比較的空間周波数の高いカラー画像も1度の印刷工程において下地プレート22に所低解像度で印刷できるという利点がある。しかも、上述したように、下地プレート22の表面に設けられる凹凸形状の凹凸差Hを5mm以下とすることにより、印刷時の生産性を低下させることなく、さらには装飾図柄21の識別性を低下させない状態での印刷が可能であり、品質に何ら問題のない装飾プレート20を効率的に得ることができる。
図6は、上述のようにインクジェット印刷によって装飾図柄21がカラー印刷された装飾プレート20を盤面部品19に対して取り付ける概念を示す図である。上述したように装飾プレート20の背面側には、例えばビス止めのためのボス26が設けられている。一方、盤面部品19には、そのボス26に対応する位置にビス19bを挿通して装飾プレート20を取り付ける取付部19aが設けられている。本実施形態では、盤面部品19の2箇所に取付部19aが設けられており、その2箇所の取付部19aに対してビス19bを取り付けることにより、装飾プレート20の背面側を支持する構成である。
そして本実施形態の装飾プレート20は、互いに分離した複数箇所にインクジェット印刷によって装飾図柄21がカラー印刷された領域を有しており、それら複数箇所を装飾する装飾図柄21を2つのビス19bによって盤面部品19に取り付けることが可能である。これに対し、例えば上記のような装飾プレート20を、各図柄21a,21b,21c,21d,21eごとに作成し、盤面部品19に対して個別に取り付ける場合には、少なくとも合計10個のビスが必要になる。したがって、上述した本実施形態の装飾プレート20は、インクジェット印刷によって装飾図柄21がカラー印刷される領域(図柄付着領域23)を互いに分離した複数箇所に予め設けて下地プレート22を一体成形しているため、盤面部品19への取り付け時におけるビス19bの数を少なくすることができ、取り付け工数や部品コストを削減できるという利点もある。
さらに下地プレート22を透明な合成樹脂で形成していれば、装飾プレート20を遊技盤10の盤面に取り付けた場合でも、装飾図柄21が印刷されていない平板状の接続部25を目立たないように配置できるので、何ら装飾的な印刷が施されていない接続部25が遊技盤面上の装飾性を低下させてしまうことを防止できるという利点もある。
次に図7は、装飾プレート20が遊技盤10に取り付けられた状態を拡大して示す遊技機1の縦断面図である。盤面部品19の樋部17の前端部に取り付けられた装飾プレート20は、前枠扉2が閉じられたとき、透明ガラス板3に対して近接した位置となる。これにより、インクジェット印刷によってカラー印刷が施された装飾図柄21と透明ガラス板3との間には、遊技球9が通過する隙間が生じないようになる。そして遊技領域12を転動する遊技球9が装飾プレート20の表面に印刷された装飾図柄21に当たったり、擦れたりすることがなくなるため、下地プレート22に付着したインクが剥がれ落ち難くなるという利点がある。したがって、下地プレート22に印刷した装飾図柄21が剥がれ落ちないようにするための定着剤やコーティング剤などを用いる必要がなく、より一層のコスト削減が可能である。
以上のように本実施形態の遊技機1は、遊技盤10の盤面上に取り付けられる装飾プレート20を備えており、その装飾プレート20は、上述したように、予め凹凸形状が形成された下地プレート22の表面に対し、複数色のインクを用いたインクジェット印刷によって装飾図柄21をカラー印刷して生成されたものである。このような構成によれば、従来のように人手による手作業などで装飾シールを貼付するという工程を行うことなく、低コストで立体的な視認性を確保することができる装飾プレート20が実現され、従来よりも遊技機1の製造に要するコストを抑えることができるようになる。
また本実施形態の遊技機1に取り付けられる装飾プレート20は、下地プレート22の表面において互いに分離した複数箇所にインクジェット印刷によって装飾図柄21がカラー印刷された領域を有している。そのため、複数の装飾図柄21を独立した下地プレート22に印刷する場合と比較すると、より一層のコスト削減が可能である。ただし、本発明は、複数の装飾図柄21のそれぞれを独立した下地プレート22に印刷して装飾プレート20を個別に生成したものを排斥するものではない。
また本実施形態の遊技機1に取り付けられる装飾プレート20は、下地プレート22が透明な合成樹脂によって形成されることが好ましい。これにより、下地プレート22の表面においてインクジェット印刷によるカラー印刷が施されない部分が存在する場合であっても、その部分を目立たないように遊技盤10に配置することができる。
また本実施形態の遊技機1は、遊技盤10の正面側から遊技領域12を視認可能にするように遊技盤10の前面側に設けられた透明ガラス板3を備えており、装飾プレート20は、遊技盤10に取り付けられた状態で透明ガラス板3との間に遊技球が通過する隙間が生じない位置に取り付けられる。したがって、装飾プレート20の凹凸面に印刷された装飾図柄21に対して遊技球が当たったり、擦れたりすることがなく、インクの剥がれ落ちなどを良好に防止して装飾効果を長期間維持することができるようになる。
以上、本発明に関する一実施形態について説明したが、本発明は上述した内容に限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
上記実施形態では、一例として普通入賞口16の前面側に装飾プレート20が取り付けられる場合を例示した。しかし、上述した装飾プレート20の取り付け位置は、必ずしも普通入賞口16の前面側に限られない。すなわち、上述した装飾プレート20は、遊技機1を正面側から見たとき遊技者が視認可能な位置であれば、どのような位置に取り付けられるものであってもよい。ただし、例えば前枠扉2の前面側などに取り付けられる場合は、遊技者が爪などで装飾図柄21を引っ掻くとインクが剥がれ落ちてしまい、装飾図柄21による装飾効果が低下してしまうことが懸念される。そのため、上述した装飾プレート20は、透明ガラス板3の背面側に位置する遊技盤10の盤面上に取り付けられることが好ましい。そして遊技盤10の盤面上に取り付けられるものであれば、どのような位置に取り付けられるものであってもよい。例えば遊技盤10の開口部10aの周縁部には、画像表示器8の周囲を装飾するためにセンター役物などとも称される一種の盤面部品が取り付けられることがある。そのような場合には、画像表示器8の周囲を装飾するために設けられる盤面部品に対して上述した装飾プレート20を取り付けるようにしてもよい。
1 遊技機
10 遊技盤
12 遊技領域
13 第1始動口(入賞口)
14 第2始動口(入賞口)
15 大入賞口(入賞口)
16 普通入賞口(入賞口)
20 装飾プレート
21 装飾図柄
22 下地プレート
23 図柄付着領域
24 凸状部

Claims (2)

  1. 遊技球が打ち出される遊技領域を有し、該遊技領域に遊技球が入賞する複数の入賞口が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤に取り付けられる装飾プレートと、
    を備え、
    前記装飾プレートは、凹凸形状が形成された下地プレートの表面に対し、インクジェット印刷によって装飾図柄をカラー印刷されたものであることを特徴とする遊技機。
  2. 前記装飾プレートは、前記下地プレートの表面において互いに分離した複数箇所にインクジェット印刷によって装飾図柄がカラー印刷された領域を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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