JPH10328362A - 遊技機の盤面及びその製造方法 - Google Patents

遊技機の盤面及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10328362A
JPH10328362A JP14735597A JP14735597A JPH10328362A JP H10328362 A JPH10328362 A JP H10328362A JP 14735597 A JP14735597 A JP 14735597A JP 14735597 A JP14735597 A JP 14735597A JP H10328362 A JPH10328362 A JP H10328362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
board surface
sheet
resin
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14735597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuji Tanaka
一二 田中
Asao Tanaka
浅夫 田中
Yoshihiko Matsushita
良彦 松下
Norio Mori
教郎 森
Yasuharu Tsunoda
靖治 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Sales Co Ltd
Original Assignee
Universal Sales Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Universal Sales Co Ltd filed Critical Universal Sales Co Ltd
Priority to JP14735597A priority Critical patent/JPH10328362A/ja
Publication of JPH10328362A publication Critical patent/JPH10328362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 盤面の製作を簡略化させる。 【解決手段】 盤面2は、透光性を有する合成樹脂材か
ら一体成型で成型されており、その表面には釘、風車等
が設けられている。更に、盤面には、内部にシート4が
一体に埋め込まれている。シート材は表面に所定の図柄
が印刷されたシート部材であり、盤面の成型時と同時に
盤面の内部に一体に成型される。これにより、盤面の製
作にあたりシート材を盤面の表面に貼付する必要がな
く、容易に盤面に製作することができ、盤面の作成の手
間を簡略化できる。又、盤面を成型する金型にシート4
を予め配置し、シートを金型内に配置した状態で樹脂を
金型内に注入する。このように製造することにより、シ
ートを内部に有する盤面を容易に、かつ確実に製造する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機の盤面に関し、特に透光性樹脂を素材とし、盤面を
演出する演出部材を盤面の内部に一体に成型し、演出部
材が透光性樹脂を通して盤面の表面側に表れるように形
成した遊技機の盤面、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばパチンコ機は、前面に設けられた
ガラス板の奥に多数の釘や役物、入賞口等を有する盤面
を備え、玉を打ち出すと、ガラス板と盤面の間を釘等の
通路に従って順次落下し、入賞口に玉をいれて出玉を楽
しむ遊技機である。又パチンコ機には遊技者の興味を高
めるため、盤面に通常種々の図柄が描かれ、最近では可
変表示装置を盤面の中央に配置したものも広く知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらパチンコ
機の盤面は、釘等を打ち付けるためブナ等の木材あるい
は合成樹脂等を素材とした基板にて形成されており、表
面の図柄は基板表面に所定の図柄を印刷したセルを貼り
つけて形成していたため製造に非常に手間がかかってい
た。セルの貼り付けは、ずれが生じると入賞口等が合わ
なくなるので、正確な位置合わせが必要であり、又強固
に接着するとともに表面を平滑にするため圧力を均一に
加えなければならず手間がかかっていた。特にセルを一
枚ずつ盤面に貼り合わせ、圧着した後接着剤の乾燥のた
め所定時間待たなければならず、機械を用いても時間と
手間がかかっていた。
【0004】又、玉の通過によって容易に傷が付かない
よう、図柄を印刷したセルの表面に、樹脂を塗布したり
樹脂シートを貼り合わせる等保護膜を形成しなければな
らずセル自体の製作にも手間がかかっており、又保護膜
を設けることにより折り曲げ等が容易でなくなり取り扱
いにくくなっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、次のように遊技機の盤面を構成した。
【0006】すなわち、透光性を有する合成樹脂により
盤面を一体成型することとし、かつ盤面の表面を演出す
る演出部材、例えば所定の図柄を描いたシート部材を盤
面の成型時に金型内に収納し盤面と一体に成型し、盤面
の表面に演出部材が樹脂材を通して現れるようにした。
具体的には、例えば演出部材をシート状に形成し、盤面
を成型する金型間に配置し、その状態で金型を閉じ透光
性樹脂を注入する。すると演出部材が透光性樹脂に埋め
込まれた状態で盤面が一体に成型される。金型を開いて
盤面を取り出すとともに演出部材を一枚分引き出し、再
び金型内で成型を行う。
【0007】このようにすることにより、演出部材は従
来と同様盤面の表面に表れ図柄を形成し、その上セルを
基板に貼り付ける作業やセルの表面を樹脂により硬化さ
せる処理等が不要となり、又従来別途製造して組みつけ
ていた盤面の外枠等を一体に成型でき、盤面の製造を確
実かつ簡略化させることができる。
【0008】成型に用いる樹脂は、少なくとも図柄が表
われる表面側を透明、あるいは演出部材の図柄等が見ら
れる程度に着色したものとする。演出部材は、合成樹
脂、紙、布等材質は問わない。又、図柄の形成は印刷に
限らず、紙のちぢれ等演出部材の表面に形成された形状
等でもよい。また、演出部材の形状は平板なシート状で
なく、盤面内に収容可能であれば花やキャラクター、電
球等立体のものでもよい。更に、演出部材は盤面の全体
を覆う必要はなく、盤面の一部分に用いたり、あるいは
一部分を除去した形状でもよい。一部分を除去した場合
は、演出部材以外の樹脂部分を透明にしておき、盤面の
裏側に液晶画面、CRT等の表示装置や電球等を取り付
け、透明部分を通してこれら表示装置が見られるように
してもよい。表示装置のために透明にした部分は、平面
のままでもあるいは釘等を設けて玉の通路として利用し
てもよく、又広さも特に制限はなく盤面全体を表示装置
のために透明としてもよい。この場合、盤面のところど
ころに演出部材を配置し、盤面の演出効果と裏面を隠す
覆いとして用いることもできる。
【0009】埋め込む部材の数は一つでなく、複数でも
よい。又、色の異なる樹脂を複数金型内に射出し、樹脂
どうしによる模様を形成しても、あるいは盤面の表側に
透明樹脂を用い、裏側に着色あるいは不透明の樹脂を用
いて成型してもよい。又、演出部材を盤面の厚み方向の
中央に配置するのではなく、盤面の表側(この場合には
必要であれば表面に硬質膜を設ける。)あるいは盤面裏
側に配置してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかる遊技機の盤面の一
実施形態について説明する。
【0011】図2にパチンコ機1を示す。パチンコ機1
は、前面にガラス板12を備え、ガラス板12の奥に釘
16や入賞口等が設けられた盤面2を有し、右下部に設
置されたハンドル14を操作して打ち出された遊技玉が
盤面2上を釘16に沿って順次流下し入賞口等に入る。
【0012】盤面2は、透光性を有する合成樹脂材から
形成された基板(以下これも盤面という。)と、基板に
設けられる釘16、風車、入賞装置等からなり、更に図
1に示すように基板には所定の図柄が描かれたシート4
が厚み方向の内部に設けられている。釘等を取り付ける
以前の盤面2は、釘孔や風車の取り付け部等(いずれも
図示せず)とともにシート4を埋め込んで一体成型で形
成する。
【0013】シート4は、合成樹脂のシート材で、パチ
ンコ機1の機種に応じた図柄が表面に印刷してあり、中
央部分に切り欠き5が形成してある。
【0014】シート4が埋め込まれた盤面2は、表面に
釘16を打ちつけ、風車、入賞装置等を取り付け、又裏
面に液晶表示装置7を図4に示すように取り付ける。液
晶表示装置7はシート4の切り欠き5に一致させて取り
付け、表面から盤面2を通して画面が見られる。これに
より盤面2には、透明な樹脂を通してシート4の図柄が
表面に現れ、かつ中央の切り欠き5の部分には液晶表示
装置7の画面が組み込まれる。
【0015】したがって遊技者は、シート4に描かれた
図柄と、液晶表示装置7が表示する画面とを見ながら遊
技を行う。液晶表示装置7が表示する画面は、遊技に関
連したものでも、あるいは遊技に関係しないものでもよ
い。又、シート4が設けられているので、パチンコ機1
の内部が覆い隠され、遊技者がパチンコ機1の裏側や内
部を見ることはない。
【0016】尚、盤面2の裏側には、液晶表示装置7に
限らず、他の表示装置例えばCRT、プラズマディスプ
レイ、LEDディスプレイ等を組みつけてもよい。更
に、シート4を目立たなく、あるいは透明な着色とし、
盤面2の全体に液晶表示装置7等の画面を組み付けても
よい。
【0017】次に、盤面2の製造方法について説明す
る。
【0018】図3に、盤面2を成型する金型30を示
す。金型30は盤面2の型を備え、金型30を閉じると
型の間に通されたシート4が金型30の内部に入いり、
樹脂を金型30内に注入することにより、内部にシート
4が一体に埋め込まれた状態で盤面2が成型される。
【0019】具体的には、例えば盤面2を成型する金型
30の前後に図3に示すようにロール状のシート4を設
置し、ロールから引き出したシート4を雌雄の金型30
の間を通るようにする。シート4は表面に所定の図柄が
印刷してあり、又中央には表示装置に合わせた切り欠き
等が形成してある。そして、金型30が開いている時に
位置合わせをしてシート4を金型30間に配置し、次に
金型30を締め、締めた金型30内に樹脂を射出する。
こうすることにより、内部に一体にシート4が埋め込ま
れた盤面2が成型される。盤面2が成型されたなら、金
型30から盤面2を取り出し、盤面2の釘穴に釘16を
打ち込み、また取り付け部等に各種金具類を取りつけ、
裏面に液晶表示装置等を組みつける。
【0020】したがって、金型30によって成型された
盤面2は、盤面2の内部に、シート4に形成された図柄
が盤面2の表面に現れるように一体に形成されているこ
とから、そのまま釘16等の打ちつけ、各種金具類の取
りつけを行い、パチンコ機1の組み立て作業を開始する
ことができる。これにより、パチンコ機1の製造の手間
を省略し、組立作業を確実、かつ容易にすることができ
る。尚、シート4に切り欠きや周囲との間隙を設けず盤
面2の全面にシート4を設けると、盤面2が表裏剥離す
るおそれがあるので、その場合には少なくとも盤面2の
一部で表裏が連結されるように成型する。
【0021】
【発明の効果】本発明の遊技機の盤面によれば、透光性
を有する合成樹脂の一体成型により形成し、かつ表面を
演出する演出部材を成型時に金型内に入れて一体に成型
することとしたので、セルを別途盤面に貼り付ける必要
がなく、またセルの表面を硬化処理する必要がなくなる
ため、盤面の作製が確実、かつ簡略化される。
【0022】又、演出部材は盤面内に埋設させるため、
平面でなくともよく、形状、配置位置、個数等を任意に
設定できる。更に、演出部材を一部切り欠くことにより
表示画面等を容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる盤面を示す斜視図である。
【図2】パチンコ機を示す図である。
【図3】金型を示す斜視図である。
【図4】盤面を示す側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 盤面 4 シート 5 切り欠き 7 液晶表示装置 12 ガラス板 14 ハンドル 16 釘 30 金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 教郎 東京都港区高輪3丁目22番9号 ユニバー サル販売株式会社内 (72)発明者 角田 靖治 東京都港区高輪3丁目22番9号 ユニバー サル販売株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発射された遊技玉の流下部分に、複数の
    障害釘及び入賞部材を配設した合成樹脂からなる遊技機
    の盤面であって、 前記盤面の少なくとも表面側を透光性樹脂で成型し、か
    つ該盤面内に演出部材を一体に成型したことを特徴とす
    る遊技機の盤面。
  2. 【請求項2】 前記盤面の少なくとも表面側を透光性樹
    脂で成型し、前記透光性樹脂を通して前記演出部材を前
    記盤面の表側より視認可能に構成したことを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機の盤面。
  3. 【請求項3】 前記演出部材に切り欠き部を形成し、前
    記盤面の裏面側に表示装置を前記切り欠き部に合わせて
    取り付け、前記表示装置を前記盤面を通して視認可能に
    構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の遊技機の盤面。
  4. 【請求項4】 盤面の演出部材を成型用の金型内に予め
    配置し、該金型内に透光性樹脂を注入し、前記演出部材
    が前記盤面の表面側から視認可能に前記演出部材を前記
    盤面と一体に成型することを特徴とした遊技機の盤面の
    製造方法。
JP14735597A 1997-06-05 1997-06-05 遊技機の盤面及びその製造方法 Pending JPH10328362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14735597A JPH10328362A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 遊技機の盤面及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14735597A JPH10328362A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 遊技機の盤面及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10328362A true JPH10328362A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15428328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14735597A Pending JPH10328362A (ja) 1997-06-05 1997-06-05 遊技機の盤面及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10328362A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018144A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Olympia:Kk 遊技機の遊技盤
JP2014195523A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社セブンコーポレーション 遊技盤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018144A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Olympia:Kk 遊技機の遊技盤
JP2014195523A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 株式会社セブンコーポレーション 遊技盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005192756A (ja) 弾球遊技機の遊技盤装置
JP5280662B2 (ja) 遊技機
JP2006068563A (ja) パチンコ機
JP3765363B2 (ja) 遊技機
JP2000051464A (ja) 遊技機
JP2004073504A (ja) 遊技盤の製造方法、遊技盤および遊技機
JP2004222872A (ja) 遊技機
JPH09711A (ja) パチンコ機の遊技板
JP3765362B2 (ja) 遊技機
US7306228B2 (en) Game machine
JPH10328362A (ja) 遊技機の盤面及びその製造方法
JP3745163B2 (ja) 遊技盤
JP4169915B2 (ja) 遊技盤
JP2001017629A (ja) 遊技機およびそれに用いられる遊技盤の製造方法
JPH04354961A (ja) 弾球遊技機用遊技盤
JP3890033B2 (ja) 遊技機
JP5062914B2 (ja) 透明板ユニット及び接着用シール部材
JPH10216299A (ja) 遊技機の表示装置
JP2006320470A (ja) 遊技機及び遊技機用装飾パネル
JP2005143911A (ja) パチンコ機の遊技盤
JP2006061707A (ja) 遊技機
JP2001025540A (ja) 遊技盤用シンボルリール
JPH08164245A (ja) 遊技機の電飾装置およびその製造方法
JP2006223467A (ja) 遊技盤
JP4936612B2 (ja) 図柄表示部装飾部材

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060214

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060606