JP2014195523A - 遊技盤 - Google Patents

Abstract

【課題】装飾効果に優れ、製造工程および製造コストが少なくて済む遊技盤を提供する。【解決手段】遊技盤１は、合成樹脂製で透光性の基板１ａからなり、意匠が施された薄板状または膜状の意匠部材１ｂを基板１ａの裏面側に挿入してインモールド成形されている。なお、本実施形態では、基板１ａはアクリル樹脂製である。【選択図】図１

Description

本発明は、弾球遊技機の技術分野に属し、詳細には弾球遊技機に装着される遊技盤に関する。

従来より、合成樹脂製で透光性の基板からなる遊技盤が知られている（例えば、特許文献１参照。）。
この種の遊技盤は、遊技盤の前方を遊技球が転動することから、表面を平面状に形成される。

そこで、遊技盤の装飾効果を高めるには、転写やインクジェット、フィルム貼付といった手法が用いられる。

特開平１０−１７９８５４号公報

しかし、上記技術では、転写やインクジェット、フィルム貼付といった二次加工を行った後も遊技盤の表面が平面状となるために盤面に立体感が乏しく、装飾効果が限られていた。また、上記技術では、遊技盤の金型成形に加えて、転写やインクジェット、フィルム貼付といった二次加工工程が必要となるためにその分製造工程が増加し、製造コストも増加するという問題があった。

本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、装飾効果に優れ、製造工程および製造コストが少なくて済む遊技盤を提供することにある。

上記課題を解決するためになされた請求項１に係る遊技盤は、合成樹脂製で透光性の基板からなる遊技盤であって、意匠が施された薄板状または膜状の意匠部材を前記基板の裏面側に挿入してインモールド成形したことを特徴とする。

このような構成を有する本発明の遊技盤によれば、基板の裏面側に形成された意匠を基板を通して視認可能となり、装飾効果が高まる。また、基板の裏面側に凹凸を形成することや、キャビティ側にしぼやカットを入れることで、立体感のある意匠を実現することができ、装飾効果が更に高まる。さらに、金色や銀色など光沢のある配色を意匠に取り入れた場合、光沢のある部分が基板を通して鮮明に視認可能であり、斬新な装飾効果を発揮することができる。

また、本発明の遊技盤によれば、従来構成のような転写やインクジェット、フィルム貼付といった二次加工工程を必要とせず、その分製造工程および製造コストが少なくて済むとともに、不良発生率も低減される。

なお、基板の材質としては、アクリル樹脂（請求項２）や、ポリカーボネート、透明なＡＢＳ樹脂などの透光性を有する合成樹脂が好適である。

遊技盤１の側断面図である。

以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。なお、本発明は下記実施形態に限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
図１（ａ）に示す遊技盤１は、合成樹脂製で透光性の基板１ａからなり、意匠が施された薄板状または膜状の意匠部材１ｂを基板１ａの裏面側に挿入してインモールド成形されている。なお、本実施形態では、基板１ａはアクリル樹脂製である。また、基板１ａの材質としては、透光性を有する合成樹脂が好適であり、アクリル樹脂の他にも、ポリカーボネートやＡＢＳ樹脂などであってもよい。

本実施形態の遊技盤１によれば、基板１ａの裏面側に形成された意匠を基板１ａを通して視認可能となり、装飾効果が高まる。また、図１（ｂ）に例示するように基板１ａの裏面側に凹凸を形成することや、キャビティ側にしぼやカットを入れることで、立体感のある意匠を実現することができ、装飾効果が更に高まる。さらに、金色や銀色など光沢のある配色を意匠に取り入れた場合、光沢のある部分が基板を通して鮮明に視認可能であり、斬新な装飾効果を発揮することができる。

また、本実施形態の遊技盤１によれば、従来構成のような転写やインクジェット、フィルム貼付といった二次加工工程を必要とせず、その分製造工程および製造コストが少なくて済むとともに、不良発生率も低減される。

１…遊技盤、１ａ…基板、１ｂ…意匠部材。

Claims (2)

1. 合成樹脂製で透光性の基板からなる遊技盤であって、
   意匠が施された薄板状または膜状の意匠部材を前記基板の裏面側に挿入してインモールド成形したこと
   を特徴とする遊技盤。
2. 請求項１に記載の遊技盤において、
   前記基板はアクリル樹脂製であること
   を特徴とする遊技盤。