JP2009048260A - 複合処理装置及び複合処理装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】読み取り処理の実行中にホストコンピュータと複合処理装置との間のUSB通信が遮断された場合に、無駄な読み取り情報をホストコンピュータへ送信することを防止する。
【解決手段】ホストコンピュータ30とUSB通信可能に接続され、ホストコンピュータ30からの指示に応じて単票用紙Sが有する情報を複数枚に亘って連続して読み取り、読み取りデータをホストコンピュータ30へ送信する複合処理装置1の制御方法であって、ホストコンピュータ30と複合処理装置1との間の通信状態を監視し、連続読み取り処理の実行中に通信状態が通信不能となると(ステップS25:Yes)、ソフトウェアリセット処理を行うことによって連続読み取り処理を中止し、ホストコンピュータ30へ送信する前の読み取り情報を消去する(ステップS26)。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホストコンピュータとUSB通信可能に接続され、ホストコンピュータからの指示に応じて処理媒体が有する情報を複数媒体に亘って連続して読み取り、読み取り情報をホストコンピュータへ送信する複合処理装置及びその制御方法に関する。
小切手処理の効率化を図るために、小切手を電磁的に読み込む試みが始められている。小切手処理装置は、小切手が搬送される用紙搬送路の途中に、搬送されてくる小切手の画像情報を取得する画像読取手段と、小切手上に磁気インクで記述された情報を読み取る磁気インク情報読取手段と、これらの読取手段が読み取った情報をホストコンピュータに送信する送信部と、処理した小切手の裏面等に記録を付す印刷手段とを備えている。
例えば、顧客から小切手を受け取った銀行員が小切手を小切手処理装置に通すと、小切手処理装置は、ホストコンピュータから送信された読み取りコマンドに従って、小切手上の画像や小切手上に記録された磁気インク文字を複数枚に亘って連続して読み込み、読み込みが完了すると、読み込んだ画像情報や磁気文字情報をホストコンピュータに送信することができる。
ところで、コンピュータにおけるシリアル接続の規格としてUSB(Universal Serial Bus)が知られている。USB規格を用いて、たとえば、パーソナルコンピュータとプリンタなどの周辺機器とを接続することができる。USBは、プリンタをはじめマウス、キーボードなどの周辺機器を規格で定められた端子により接続できるようにし、汎用性を高めている。
これらUSB機器は、自動的にシステム構成を行うプラグ・アンド・プレイ(PnP)機能を備えることで、ユーザ自身がホストを周辺機器に合わせて設定したり、ホストを再起動する手間を不要とする。ホストコンピュータとUSB機器が接続されると、USB端子間でUSB通信をしてUSBデバイスの種類を認識する。USBデバイスに対応するドライバを読み出して、USB通信を行うシステムを確立させる。そして、通信可能であるかぎり必要に応じてUSB機器との通信を繰り返す。
すなわち、USBケーブルを接続する動作、もしくはUSB機器の電源ONによってプラグ・アンド・プレイ動作が始まり、機器が認識される。特許文献1には、ケーブルの抜き差しを行うことなくUSB通信のリセットを行うプリンタが記載されている。プリンタとホストコンピュータとの間でUSB通信中に通信異常が発生した場合、プリンタにバッファリングされたプリントデータが空になった後、擬似的な非接続状態を作り出すことで、自動的に通信異常から回復することができるようになっている。
また、特許文献2には、通信ケーブルがコネクタから抜かれ、通信不能となることでホストコンピュータとプリンタとの双方で通信ケーブルの接続断が検出された場合に、ホストコンピュータ側の通信プロトコルは印刷ジョブを削除し、プリンタ側の通信プロトコルはバッファをクリアするシステムが記載されている。ホストコンピュータ側とプリンタ側の双方でデータを削除するので、無駄な印刷を行わないようにすることができる。
特開2006−171868号公報 特開2006−294064号公報
ここで、上述した小切手処理装置をUSB機器としてホストコンピュータとUSBケーブルで接続した場合の小切手読み取り処理について図4を参照して説明する。
オペレータが、連続読み取りにおける高速読み取りモードを指示すると、ホストコンピュータは動作条件を設定する動作条件設定コマンドを生成し、小切手処理装置(複合処理装置)へ送信する(ステップS31)。小切手処理装置は、ホストコンピュータから送信されたデータが動作条件設定コマンドであると解析すると、連続読み取り処理における各小切手の排出処理を設定する(ステップS41)。
次に、ホストコンピュータが小切手の連続読み取りコマンドを生成し、複合処理装置へ送信する(ステップS32)。複合処理装置は連続読み取りコマンドを受信すると、1枚目の小切手を送り出すとともに送り出し開始ステータスを送信する。画像読取手段によって小切手の画像を読み取り(ステップS42)、磁気インク情報読取手段によって小切手の磁気インク情報を読み取る(ステップS43)。読み取り情報は複合処理装置からホストコンピュータへ送信される(ステップS44)。読み取り処理が終了すると、読み取り終了ステータスをホストコンピュータへ送信する。
特定の読み取り項目について読み取り結果を判断し(ステップS45)、ステップ41で設定された動作条件にしたがって判断結果に応じた排出処理を行う(ステップS46)。具体的には、電子化済スタンプを押印する設定になっていれば小切手の表面に押印してから排出トレイへ排出する。また、排出トレイのうち動作条件設定コマンドによって設定された排出路へ排出される。1枚目の小切手の排出処理が終了すると、複合処理装置はホストコンピュータへ排出終了ステータスを送信する。
連続読み取り処理を継続する設定になっている場合には(ステップS47:Yes)、全ての小切手の読み取り処理が終了していなければ(ステップS48:No)、次の小切手を送り出し(ステップS49)、ステップS42からステップS48を繰り返し実行する。ステップS48において全ての小切手の読み取り処理が終了すると(ステップS48:Yes)連続読み取り終了ステータスをホストコンピュータへ送信し、連続読み取り処理を終了する(ステップS50)。
一方、ホストコンピュータでは、複合処理装置から送信されたデータが連続読み取り終了ステータスであると判断すると(ステップS33)、小切手の連続読み取り処理を終了する。
ところでステップS44で、連続読み取り実行中にホストコンピュータと複合処理装置とを接続するUSBケーブルが引き抜かれると、通信が遮断される。再度USBケーブルを挿した後、ホストコンピュータから通信を行おうとすると、複合処理装置は送信途中で中断しまだ大量に残っている読み取りデータをホストコンピュータへ送信しようとする。一方、複合処理装置は、USBケーブルが引き抜かれたことを検出しなかった場合、無駄に読み取り処理を継続して実行してしまう。このため、再度読み取り処理を行わなければならない小切手を不必要に増やしてしまうことになる。
また上記課題は、昨今発表されたWindows Vista(登録商標)をOSに搭載するホストコンピュータと、複合処理装置と、を接続した場合にも生じることが分かっている。Windows Vista(登録商標) が備える電源管理機能により、アプリケーションが動作中であってもホストコンピュータが強制的にスリープモードへ移行するためである。この点従来は、アプリケーションはOSからのスリープ指示に対して拒否権を発動することができたため、強制的にスリープモードへ移行することなく、通信が遮断されることがなかった。
Windows Vista(登録商標) では、アプリケーションは拒否権を発動することができずスリープモードへ移行しUSB接続を遮断してしまう。このため、複合処理装置はUSBケーブルが引き抜かれた場合と同様に認識してしまう。すなわち、複合処理装置が連続読み取り処理を実行中にホストコンピュータがスリープモードへ移行し通信が遮断された場合も、無駄に読み取り処理を継続して実行してしまう。また、スリープモードから復帰した後、ホストコンピュータから通信を再開しようとすると複合処理装置は残っている読み取りデータをホストコンピュータへ送信しようとする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、連続読み取り処理の実行中にホストコンピュータと複合処理装置との間のUSB通信が遮断された場合に、無駄な読み取り情報をホストコンピュータへ送信することを防止することを目的とする。
上記課題を解説することのできる本発明は、ホストコンピュータとUSB通信可能に接続され、前記ホストコンピュータからの指示に応じて処理媒体が有する情報を複数媒体に亘って連続して読み取り、読み取り情報を前記ホストコンピュータへ送信する複合処理装置であって、
前記ホストコンピュータと前記複合処理装置との間の通信状態を監視する通信状態管理部と、連続読み取り処理の実行中に前記通信状態が通信不能となると、前記連続読み取り処理を中止し、前記ホストコンピュータへ送信する前の読み取り情報を消去する読み取り制御部と、を有することを特徴とする。
また、上記課題を解決することのできる本発明は、ホストコンピュータとUSB通信可能に接続され、前記ホストコンピュータからの指示に応じて処理媒体が有する情報を複数媒体に亘って連続して読み取り、読み取り情報を前記ホストコンピュータへ送信する複合処理装置の制御方法であって、
前記ホストコンピュータと前記複合処理装置との間の通信状態を監視し、
連続読み取り処理の実行中に前記通信状態が通信不能となると、前記連続読み取り処理を中止し、前記ホストコンピュータへ送信する前の読み取り情報を消去すること、を特徴とする。
上記構成によれば、ホストコンピュータと複合処理装置との間の通信状態を監視しているため、連続読み取り処理の実行中にUSB通信が遮断されたことによる通信不能を検出することができる。そして、通信不能を検出すると、連続読み取り処理を中止するので、無駄に読み取り処理を続行することがなくなり、再度読み取り処理を行わなければならない処理媒体を不必要に増やしてしまうことを防止することができる。さらに、通信不能を検出すると、ホストコンピュータへ送信する前の読み取り情報を消去するので、無駄な読み取り情報をホストコンピュータへ送信することを防止することができる。
また、Windows Vista(登録商標)では、アプリケーションは拒否権を発動することができずスリープモードへ移行しUSB接続を遮断してしまうが、本発明に係る複合処理装置はUSBケーブルが引き抜かれた場合と同様に認識する。すなわち、複合処理装置が連続読み取り処理を実行中にホストコンピュータがスリープモードへ移行し通信が遮断された場合も、複合処理装置は通信不能を検出し、実行中の読み取り処理を中止して、ホストコンピュータへ送信する前の読み取り情報を消去することができる。
また本発明に係る複合処理装置において、前記読み取り制御部は、通信不能通知に応じて、ソフトウェアリセット処理を行うことを特徴とする。
また本発明に係る複合処理装置の制御方法において、前記連続読み取り処理の実行中に前記通信状態が通信不能となると、通信不能通知に応じて、ソフトウェアリセット処理を行うことを特徴とする。
上記構成によれば、通信不能通知に応じてソフトウェアリセット処理を実行すると、複合処理装置に溜まっている読み取り情報を一括で消去することができる。したがって、読み取り情報の読み捨て処理を行う必要がない。また、ソフトウェアリセット処理を実行することによって、複合処理装置はハードウェアチェックの一部を省略して高速に再起動することができる。
以下、本発明に係る複合処理装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る複合処理装置の用紙搬送路の概略構成図、図2はホストコンピュータを含めた複合処理システムの機能ブロック図、図3は図1に示した複合処理装置が行うリセット処理を説明するフローチャートである。
この一実施の形態の複合処理システム100は、ホストコンピュータ30と、装置内の用紙搬送路2を搬送される小切手Sやスタブ等の単票用紙に対してホストコンピュータ30からの指示に応じた所定の処理を行う複合処理装置1とから構成されている。
複合処理装置1は、小切手やスタブを処理する窓口に設置される端末装置で、給紙部であるASF(Auto Sheet Feeder:オートシートフィーダ)3に装填される小切手やスタブ等の単票用紙(処理媒体)Sを筐体に形成された用紙搬送路2に沿って搬送しながら、単票用紙S上の両面画像の読み取り、単票用紙上の磁気インク文字の読み取りを実行可能に構成されている。
単票用紙Sの用紙搬送路2は略U字型形状を有しており、U字の底の部分に相当する部位が中間搬送路Mとなっている。この中間搬送路Mには、各種読取手段が設けられている。
用紙搬送路2は、外側ガイド2aと内側ガイド2bとの間に画成された搬送部2cによって構成されており、この搬送部2cに沿って単票用紙Sは搬送される。
用紙搬送路2の上流側に、複数の単票用紙Sを装填可能なASF3が設けられている。複数の単票用紙Sは、矢印Aの方向からASF3を介して用紙搬送路2に挿入される。ASF3に装填された複数の単票用紙Sは、一枚ずつ分離されて用紙搬送路2内に送り出される。
用紙搬送路2には、単票用紙Sの搬送を行う搬送手段として、中間搬送路Mの上流側に装備された第1搬送ローラ6と、中間搬送路Mの中間部に装備された中間搬送ローラ16と、中間搬送路Mの下流側に装備された第2搬送ローラ7と、排出口4の手前に装備された排出ローラ8とを有している。
第1搬送ローラ6は、駆動ローラ6aと、用紙搬送路2を介して駆動ローラ6aに対向配置された押し付けローラ6bとを有している。
また、第2搬送ローラ7は、駆動ローラ7aと、用紙搬送路2を介して駆動ローラ7aに対向配置された押し付けローラ7bとを有している。
中間搬送ローラ16は、用紙搬送路2の下方に配置された下部押えローラ16aと、下部押えローラ16aの上方に配置された上部押えローラ16bと、中間搬送路Mを介して上部押えローラ16a及び下部押えローラ16bと対向配置された駆動ローラ17とを有している。
ASF3から用紙搬送路2内に送り出された単票用紙Sは、第1搬送ローラ6、中間搬送ローラ16、ならびに第2搬送ローラ7によって中間搬送路M内を搬送され、排出ローラ8により矢印Bの方向へ排出口4から排出される。
中間搬送路Mには、単票用紙Sの画像(イメージデータ)を読み取る第1の画像読取手段11および第2の画像読取手段12がそれぞれ中間搬送路Mの両側に搬送方向にずれた状態で設置されている。
これらの画像読取手段11,12は、それぞれCIS(Contact Image Sensor)タイプのスキャナで、中間搬送路Mを搬送される単票用紙Sの一面に光を照射し、反射した光を複数の受光素子(光電変換素子)を介して受光し、受光した光を電気信号に変換して1ライン分の画像を取得する。本実施形態では、第1の画像読取手段11は単票用紙Sの裏面画像を、第2の画像読取手段12は単票用紙Sの表面画像を1ラインずつ順次読み取ることにより、単票用紙Sの両面に対して二次元画像を取得する。
駆動ローラ17の下方には、単票用紙S上に磁気インクで記述された情報(例えば、磁気インク文字)を読み取る磁気インク情報読取手段(MICR(Magnetic Ink Character Reader)ヘッド)13が設置されている。
この磁気インク情報読取手段13は、中間搬送路Mを介して磁気インク情報読取手段13に対向配置された図示せぬ押圧レバーによって単票用紙Sが磁気インク情報読取手段13の表面に押し付けられた状態で読み取りを実行する。
第2搬送ローラ7と排出ローラ8との間における用紙搬送路2上には、読み込みが完了した小切手の表面等に電子化が完了した旨の印を押印するスタンプ機構14が装備されている。スタンプ機構14は、図示せぬ排出トレイへ排出される直前の単票用紙Sの表面に押印する。各種読取装置によって単票用紙Sの画像情報及び磁気インク文字が読み取られると、正常に電子化されたことを意味する電子化済マークを付与する。
以上に説明した複合処理装置1の各部の動作は、複合処理装置内部のプログラム記録部に予め書き込まれたファームウエアに基づき、ホストコンピュータ30から送信されるコマンドを解析し、ホストコンピュータ30からの指令に応じた処理を行う。
(複合処理装置の内部処理について)
次に、図2に基づいて、複合処理装置1の内部処理について説明する。
複合処理装置1は、受信部21、特殊コマンド解析部22、受信バッファ23、コマンド解析部24、通信状態管理部25、状態管理部26、搬送制御部27、読み取り制御部28、ステータス情報生成部29及び送信部40を備えている。
状態管理部26は、複合処理装置1の全体の動作を統括制御する。各構成部を監視しており、変化があるとステータス情報生成部29がステータス情報を生成する。ステータス情報としては、送り出し開始ステータス、読み取り終了ステータス、排出終了ステータスを適宜生成し、生成されたステータス情報は、送信部40を介してホストコンピュータ30へ送信される。
受信部21及び送信部40は、ホストコンピュータ30から送信されるデータを受信及び送信するためのインターフェースである。本実施形態の複合処理装置1は、USBデバイスとしてホストコンピュータとUSBケーブルで接続されており、USB規格に基づいた通信を行う。
受信部21が受信したデータが特殊コマンドであれば、特殊コマンド解析部22によって解析され、特殊コマンドでない場合にはそのまま受信バッファ23へ一時的に格納される。コマンド解析部24は、受信バッファ23に格納されたデータを順次読み出して解析し、解析結果に応じて状態管理部26が各制御部に指示を行う。
コマンド解析部24がデータ解析した結果、受信したデータが連続読み取りコマンドであれば、状態管理部26は搬送制御部27及び読み取り制御部28に対して単票用紙Sの連続読み取り処理を実行するよう指示する。具体的には、単票用紙Sに記載されている表面画像、裏面画像及び磁気インク文字の読み取り処理を実行するよう指示する。
通信状態管理部25は、USBインターフェース部である受信部21及び送信部40の通信状態を監視しており、単票用紙の連続読み取り処理の実行中にUSB通信不能(USBケーブルが引き抜かれた、OSがスリープモードへ移行した)を検出すると、状態管理部26へ通知する。
また、読み取り制御部28は、画像読取手段11,12、磁気インク情報読取手段13によって各情報の読み取りを行う。画像読取手段11,12によって読み取った単票用紙Sのイメージデータや、磁気インク情報読取手段13によって読み取った磁気インク文字情報等は、送信部40を介してホストコンピュータ30へ送信する。また、通信状態管理部25がUSB通信不能を検出した場合に、ソフトウェアリセット処理を行う。
ソフトウェアリセット処理を行うことによって、複合処理装置1は実行中の連続読み取り処理を中止し、これまでに読み取った読み取りデータであってホストコンピュータ30へ送信する前の読み取りデータを消去する。
(ホストコンピュータの内部処理について)
次に、ホストコンピュータ30の内部処理について説明する。ホストコンピュータ30は、OSとして、Windows Vista(登録商標)を搭載している。Windows Vista(登録商標)は、すでに周知となっている電源管理機能を有しており、アプリケーションはOSからのスリープモード移行指示に対して拒否権を発動することができない。このため、強制的にスリープモードへ移行するためUSB接続を遮断してしまい、複合処理装置1はUSBケーブルが引き抜かれた場合と同様に認識してしまうことが分かっている。本実施形態の複合処理システム100では、物理的なUSBケーブルの引き抜きのみならず、Windows Vista(登録商標) におけるスリープモードへの移行という特有な事情にも対応することができる。
なお、本明細書中で使用する「スリープモード(「休止状態」ともいう)」とは、作業中の状態・データをホストコンピュータ30の図示せぬHDDに保存した上で省電力モードへ移行するモードであって、次に電源オンした時に省電力モードへ移行する前の状態をHDDから読み出して復帰させることができる状態をいう。
図2に示すように、ホストコンピュータ30はコマンド生成部32と、読み取り情報判断部33と、送受信部34と、を備えている。
コマンド生成部32は、複合処理装置1に各種動作を実行させるためのコマンドを生成する。具体的には、ASF3に装填された複数枚の単票用紙Sを搬送経路に沿って搬送させ、第1の画像読取手段11,12による画像読み取り、磁気インク情報読取手段13による磁気インク文字読み取りを指示する連続読み取りコマンドがある。また、連続読み取り処理において、各単票用紙Sの読み取り結果に応じた排出処理を設定する動作条件設定コマンドを生成する。
読み取り情報判断部33は、複合処理装置1から送信された各種の読み取り情報の認識処理を行う。具体的には、画像読取手段11,12によって読み取られたイメージデータの良否判定(CAR/LAR、IQAなど)、OCR認識処理、磁気インク情報読取手段13によって読み取られたデータによるMICR認識処理を行う。
送受信部34は、複合処理装置1との間でデータを送受信するためのUSBインターフェースである。コマンド生成部32が生成した各種コマンドを送信したり、複合処理装置1から送信された読み取り情報を受信する。
(ソフトウェアリセット処理について)
以上に説明した複合処理システム100において行うソフトウェアリセット処理について、図3に基づいて説明する。図3は、複合処理装置が行うソフトウェアリセット処理を説明するためのフローチャートである。
まず、ホストコンピュータ30と複合処理装置1とがUSBケーブルによって接続され、かつホストコンピュータ30のOS(Windows Vista(登録商標))がスリープモードにない状態で、複合処理装置1を起動する。ホストコンピュータ30及び複合処理装置1のUSB端子間でUSB通信をし、USB通信を行うシステムを確立させる(ステップS11)。このとき、通信状態管理部25は、通信状態の初期化を行う(ステップS21)。ここでは、通信の状態を「通信不能」として初期化する。ホストコンピュータ30がUSBデバイスの種類を認識して複合処理装置1に対応するドライバを読み出すと、通信状態を「通信可能」として保持する。
次にオペレータが、連続読み取りにおける高速読み取りモードを指示すると、ホストコンピュータ30のコマンド生成部32が動作条件を設定する動作条件設定コマンドを生成し、送受信部34を介して複合処理装置1へ送信する(ステップS12)。複合処理装置1のコマンド解析部24が、ホストコンピュータ30から送信されたデータが動作条件設定コマンドであると解析すると、連続読み取り処理における各単票用紙Sの排出処理を設定する(ステップS22)。
次に、ホストコンピュータ30のコマンド生成部32が単票用紙Sの連続読み取りコマンドを生成し、複合処理装置1へ送信する(ステップS13)。複合処理装置1は連続読み取りコマンドを受信すると、1枚目の単票用紙Sを送り出すとともに送り出し開始ステータスを送信する。画像読取手段11,12によって単票用紙Sの画像を読み取り処理、磁気インク文字読取手段13によって単票用紙Sの磁気インク文字の読み取り処理を開始するものの、ここで複合処理装置1のUSBケーブルが引き抜かれてしまう(OSがスリープモードに移行してしまった場合でもよい。)(ステップS14)。
すると、ホストコンピュータ30との通信状態を監視している通信状態管理部25は、ホストコンピュータ30から複合処理装置1に対する通信が無いことでUSBケーブルの引き抜き、あるいはOSのスリープモードへの移行として検出する。通信状態管理部25は通信不能を検出すると、通信状態を「通信不能」として保持する(ステップS23)。状態管理部26は、最新の通信状態を読み出し(ステップS24)、保持されている通信状態が「通信不能」であるので、読み取り制御部28に対して通信不能通知を通知する。
読み取り制御部28は、通信不能通知に応じて複合処理装置1のソフトウェアリセットを行う(ステップS26)。
ソフトウェアリセットを行うことによって、既に読み取り処理が行われてホストコンピュータ30へ送信する前に複合処理装置1に蓄積されている読み取りデータを消去することができる。したがって、複合処理装置1内には読み取りデータがなくなるため、再度USBケーブルを挿した後ホストコンピュータ30から通信を行っても、ホストコンピュータ30へ無駄なデータが送信されることを防止することができる。
また、ホストコンピュータ30のOSがスリープモードへ移行し、再びスリープモードから復帰する場合も、ホストコンピュータ30へ無駄なデータが送信されることを防止することができる。
また、ソフトウェアリセットを行うことによって、ステップS14でUSBケーブルが引き抜かれた後、連続読み取り処理を速やかに中止することができる。したがって、無駄に読み取り処理を続行することがなくなり、再度読み取り処理を行わなければならない単票用紙Sを不必要に増やしてしまうことを防止することができる。
本実施形態の複合処理装置の用紙搬送路の概略構成図である。 本実施形態のホストコンピュータを含めた複合処理システムの機能ブロック図である。 本実施形態の複合処理装置が行うリセット処理を説明するフローチャートである。 小切手処理装置をUSB機器としてホストコンピュータとUSB通信で接続した場合の小切手読み取り処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1:複合処理装置、2:用紙搬送路、3:ASF、11:第1の画像読取手段、12:第2の画像読取手段、13:磁気インク情報読取手段、21:受信部、22:特殊コマンド解析部、23:受信バッファ、24:コマンド解析部、25:通信状態管理部、26:状態管理部、27:搬送制御部、28:読み取り制御部、29:ステータス情報生成部、30:ホストコンピュータ、32:コマンド生成部、33:読み取り情報判断部、34:送受信部、40:送信部、100:複合処理システム

Claims (4)

  1. ホストコンピュータとUSB通信可能に接続され、前記ホストコンピュータからの指示に応じて処理媒体が有する情報を複数媒体に亘って連続して読み取り、読み取り情報を前記ホストコンピュータへ送信する複合処理装置であって、
    前記ホストコンピュータと前記複合処理装置との間の通信状態を監視する通信状態管理部と、連続読み取り処理の実行中に前記通信状態が通信不能となると、前記連続読み取り処理を中止し、前記ホストコンピュータへ送信する前の読み取り情報を消去する読み取り制御部と、を有することを特徴とする複合処理装置。
  2. 前記読み取り制御部は、通信不能通知に応じて、ソフトウェアリセット処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の複合処理装置。
  3. ホストコンピュータとUSB通信可能に接続され、前記ホストコンピュータからの指示に応じて処理媒体が有する情報を複数媒体に亘って連続して読み取り、読み取り情報を前記ホストコンピュータへ送信する複合処理装置の制御方法であって、前記ホストコンピュータと前記複合処理装置との間の通信状態を監視し、
    連続読み取り処理の実行中に前記通信状態が通信不能となると、前記連続読み取り処理を中止し、前記ホストコンピュータへ送信する前の読み取り情報を消去すること、を特徴とする複合処理装置の制御方法。
  4. 前記連続読み取り処理の実行中に前記通信状態が通信不能となると、通信不能通知に応じて、ソフトウェアリセット処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の複合処理装置の制御方法。
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