JP2016012761A - 読取システム、読取制御装置、及び、読取制御装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】読取装置が読み取った画像データを転送する構成において、転送中のエラーに対し、効率よく対処できるようにする。
【解決手段】読取システム1は、読取装置10と、制御装置50と、を有し、読取装置10は、読取対象物を読み取る読取制御回路17と、読み取った読取画像データをページ単位で記憶するメモリー15と、記憶した読取画像データをブロック単位で送信する制御部11と、を備え、制御装置50は、読取画像データを受信する通信部56と、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であったブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部51と、を備え、読取装置10の制御部11は、制御装置50が読取画像データの再送信を要求した場合に、メモリー15に記憶した読取画像データのうち要求されたブロックを含むページの先頭から再送信を実行する。
【選択図】図1
【解決手段】読取システム1は、読取装置10と、制御装置50と、を有し、読取装置10は、読取対象物を読み取る読取制御回路17と、読み取った読取画像データをページ単位で記憶するメモリー15と、記憶した読取画像データをブロック単位で送信する制御部11と、を備え、制御装置50は、読取画像データを受信する通信部56と、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であったブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部51と、を備え、読取装置10の制御部11は、制御装置50が読取画像データの再送信を要求した場合に、メモリー15に記憶した読取画像データのうち要求されたブロックを含むページの先頭から再送信を実行する。
【選択図】図1
Description
本発明は、読取システム、読取制御装置、及び、読取制御装置の制御方法に関する。
従来、複数ページのドキュメントを連続で読み取る読取装置を、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等により他の機器に接続したシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、画像読取装置が読み取った画像データをプリンター装置に転送する。
また、従来、ファクシミリ装置において、データの転送中に通信エラーが発生した場合に、通信エラーが解消してから未転送であったデータを再度送信するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来、ファクシミリ装置において、データの転送中に通信エラーが発生した場合に、通信エラーが解消してから未転送であったデータを再度送信するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
読取装置を利用するシステムにおいて、通信エラーが発生した場合、読取装置からの画像データの転送に支障が生じ、例えば、読み取りをやり直すことになってしまう。この問題を解決する手法として、例えば特許文献1、2に記載のように、再送を行うことが考えられる。特許文献1には、データを転送する際に未転送ページに関する情報を記憶し、通信が切断されて再接続がされた場合に、記憶していた情報に基づき未転送の部分を送信することが記載されている。また、特許文献2には、各文章に発信端末識別子と文章識別子を付与することにより、通信エラーの発生時に文章の再送を行って、受信側で完全な文章とすることが記載されている。
しかしながら、上記従来の構成では、通信エラーへの対処として、未転送のページに関する情報を読取装置が記憶したり、発信端末識別子と文章識別子を送受信したりする必要があった。つまり、通信エラーから復旧するための情報を記憶し、或いは送受信する必要があった。このため、読取装置が記憶し処理するデータ量が増えるという問題があった。
しかしながら、上記従来の構成では、通信エラーへの対処として、未転送のページに関する情報を読取装置が記憶したり、発信端末識別子と文章識別子を送受信したりする必要があった。つまり、通信エラーから復旧するための情報を記憶し、或いは送受信する必要があった。このため、読取装置が記憶し処理するデータ量が増えるという問題があった。
例えば、特許文献2に記載されたファクシミリ装置は大容量の蓄積メモリーを備えるので、処理するデータ量が増えることの問題は小さく、通信エラーが発生しても、エラー解消後に蓄積メモリーのデータを再送信することができたが、これ大容量のメモリーを搭載した構成に限られる。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、読取装置が読み取った画像データを転送する構成において、転送中のエラーに対し、効率よく対処できるようにすることを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、読取装置が読み取った画像データを転送する構成において、転送中のエラーに対し、効率よく対処できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の読取システムは、読取対象物を読み取る読取装置と、前記読取装置に接続された制御装置と、を有し、前記読取装置は、前記読取対象物を光学的に読み取る読取部と、前記読取部が読み取った読取画像データをページ単位で記憶するメモリーと、前記メモリーに記憶した前記読取画像データをブロック単位で送信する制御部と、を備え、前記制御装置は、前記読取装置が送信する前記読取画像データを受信する通信部と、前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部と、を備え、前記読取装置の制御部は、前記制御装置が前記読取画像データの再送信を要求した場合に、前記メモリーに記憶した前記読取画像データのうち要求された前記ブロックを含むページの先頭から再送信を実行すること、を特徴とする。
この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置で受信エラーが発生した場合に、読取装置が制御装置に対し、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再送信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置で受信エラーが発生した場合に、読取装置が制御装置に対し、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再送信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
また本発明は、上記読取システムにおいて、前記読取装置の前記メモリーは、少なくとも前記読取対象物の1ページ分の読取画像データを記憶し、前記読取画像データは、前記制御装置にページの送信が完了されるまで前記メモリーに記憶されること、を特徴とする。
この構成によれば、読取装置が読み取った読取画像データは、ページの送信が完了されるまで、メモリーに記憶される。このため、通信エラーが発生した場合に、転送途中だったページの先頭から読取画像データを再送信でき、読取画像データを受信する制御装置は、ページの先頭から読取画像データを受信できる。従って、制御装置が、通信エラーの発生前に受信したデータと再送信されたデータとを結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。
この構成によれば、読取装置が読み取った読取画像データは、ページの送信が完了されるまで、メモリーに記憶される。このため、通信エラーが発生した場合に、転送途中だったページの先頭から読取画像データを再送信でき、読取画像データを受信する制御装置は、ページの先頭から読取画像データを受信できる。従って、制御装置が、通信エラーの発生前に受信したデータと再送信されたデータとを結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。
また本発明は、上記読取システムにおいて、前記制御装置の前記通信制御部は、前記読取装置から前記読取画像データの前記ブロックを受信する毎に前記読取装置に読込要求を送信し、前記読取装置の前記制御部は、前記制御装置に前記読取画像データの前記ブロックを送信した後、前記制御装置から読込要求が送信された場合に、次の前記ブロックを送信し、前記メモリーに記憶した前記読取画像データをページの末端まで送信が完了した後で前記制御装置から読込要求を受信した場合に、送信が完了したページの前記読取画像データを前記メモリーから消去すること、を特徴とする。
この構成によれば、制御装置がブロックを受信する毎に読込要求を送信し、読取装置は読込要求を受信すると次のブロックを送信する。このように読取画像データのブロックと読込要求とが交互に送受信されるシステムにおいて、読取装置は、読取画像データをページの末端まで送信した後で読込要求を受信した場合に、送信済みの読取画像データをメモリーから消去する。これにより、通信エラーが発生した場合でも読取画像データが消失することがなく、適切なタイミングで読取画像データをメモリーから消去するので、読取装置のメモリー容量を抑えることができる。
この構成によれば、制御装置がブロックを受信する毎に読込要求を送信し、読取装置は読込要求を受信すると次のブロックを送信する。このように読取画像データのブロックと読込要求とが交互に送受信されるシステムにおいて、読取装置は、読取画像データをページの末端まで送信した後で読込要求を受信した場合に、送信済みの読取画像データをメモリーから消去する。これにより、通信エラーが発生した場合でも読取画像データが消失することがなく、適切なタイミングで読取画像データをメモリーから消去するので、読取装置のメモリー容量を抑えることができる。
また本発明は、上記読取システムにおいて、前記制御部は、前記制御装置から前記読取画像データの再送信の要求を受信した場合に、前記メモリーに記憶した前記読取画像データを先頭から再送信すること、を特徴とする。
この構成によれば、制御装置が再送信を要求した場合に、読取装置が、読取画像データのページ区切りを識別することなく、読取画像データをページの先頭から再送信できる。このため、読取画像データの送信側である読取装置の制御が容易である。また、読取装置の処理の効率化を図ることができる。
この構成によれば、制御装置が再送信を要求した場合に、読取装置が、読取画像データのページ区切りを識別することなく、読取画像データをページの先頭から再送信できる。このため、読取画像データの送信側である読取装置の制御が容易である。また、読取装置の処理の効率化を図ることができる。
また上記目的を達成するために、本発明は、読取制御装置において、読取装置が読取対象物をページ単位で光学的に読み取ってブロック単位で送信する読取画像データを受信する通信部と、前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データの再送信を要求するので、読取画像データを消失することなく受信できる。また、読取装置が読取画像データを送信する送信単位に従って、データの再送信を要求するので、読取装置は再送信を要求された送信単位に基づいて再送信を行えばよく、読取装置の制御が容易である。また、制御装置は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
この構成によれば、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データの再送信を要求するので、読取画像データを消失することなく受信できる。また、読取装置が読取画像データを送信する送信単位に従って、データの再送信を要求するので、読取装置は再送信を要求された送信単位に基づいて再送信を行えばよく、読取装置の制御が容易である。また、制御装置は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
また本発明は、上記読取制御装置において、前記通信制御部は、前記読取装置から前記読取画像データの前記ブロックを受信する毎に前記読取装置に読込要求を送信すること、を特徴とする。
この構成によれば、制御装置は、ブロックを受信する毎に読込要求を送信し、読取画像データのブロックと読込要求とが交互に送受信される。これにより、制御装置は、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データの再送要求を効率よく行うことができる。
この構成によれば、制御装置は、ブロックを受信する毎に読込要求を送信し、読取画像データのブロックと読込要求とが交互に送受信される。これにより、制御装置は、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データの再送要求を効率よく行うことができる。
また本発明は、上記読取制御装置において、前記通信制御部は、前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含む範囲の読取画像データを消去して、データの再送信を要求すること、を特徴とする。
この構成によれば、受信エラーが発生したときに受信中であった送信単位のデータだけでなく、この送信単位を含む範囲の読取画像データを消去する。このため、受信エラーが発生したときに受信中であった送信単位を含む、より大きい範囲の読取画像データが再送信された場合に、再送信されたデータを全て受信できる。これにより、通信エラーの発生前に受信したデータと再送信されたデータとを結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。
この構成によれば、受信エラーが発生したときに受信中であった送信単位のデータだけでなく、この送信単位を含む範囲の読取画像データを消去する。このため、受信エラーが発生したときに受信中であった送信単位を含む、より大きい範囲の読取画像データが再送信された場合に、再送信されたデータを全て受信できる。これにより、通信エラーの発生前に受信したデータと再送信されたデータとを結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。
また上記目的を達成するために、本発明は、読取制御装置の制御方法において、読取装置が読取対象物をページ単位で光学的に読み取ってブロック単位で送信する読取画像データを受信し、前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含むデータの再送信を要求する、ことを特徴とする。
この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置で受信エラーが発生した場合に、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再受信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置で受信エラーが発生した場合に、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再受信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した読取システム1の機能的構成を示すブロック図である。読取システム1は、読取装置10と、制御装置(読取制御装置)50とを、相互に通信可能に接続した構成である。図1は、読取装置10と、制御装置50と、がUSBケーブル2で接続された例を示す。
読取装置10は、読取対象物であるシート状の小切手や帳票類に対し、この媒体の両面の光学的読み取りを行う装置(スキャナー)である。本実施形態の読取対象物の一例である小切手は、紙などのシート(用紙)に金額、振出人、通し番号、サインなどが印字または記載された帳票である。金額、振出人、通し番号、サイン等は表面に記録され、裏面には裏書き欄が設けられている。小切手の短辺方向及び長辺方向のサイズは規格化されており、読取装置10では、一般的な小切手のサイズをほぼ包含し得る最小サイズ及び最大サイズが規定され、この規定の範囲内の小切手であれば処理できる。
図1は、本発明を適用した読取システム1の機能的構成を示すブロック図である。読取システム1は、読取装置10と、制御装置(読取制御装置)50とを、相互に通信可能に接続した構成である。図1は、読取装置10と、制御装置50と、がUSBケーブル2で接続された例を示す。
読取装置10は、読取対象物であるシート状の小切手や帳票類に対し、この媒体の両面の光学的読み取りを行う装置(スキャナー)である。本実施形態の読取対象物の一例である小切手は、紙などのシート(用紙)に金額、振出人、通し番号、サインなどが印字または記載された帳票である。金額、振出人、通し番号、サイン等は表面に記録され、裏面には裏書き欄が設けられている。小切手の短辺方向及び長辺方向のサイズは規格化されており、読取装置10では、一般的な小切手のサイズをほぼ包含し得る最小サイズ及び最大サイズが規定され、この規定の範囲内の小切手であれば処理できる。
読取装置10は、読取装置10全体を制御する制御部11と、モータードライバー16、読取制御回路17、センサー駆動回路18、及び接続部19を有し、これらの各部は相互に通信可能に接続されている。
モータードライバー16は、ASF(Auto Sheet Feeder)モーター21に接続される。モータードライバー16は、ASFモーター21に駆動電流や駆動パルスを出力して、制御部11の制御に従いASFモーター21を動作させる。読取制御回路17は、表面CIS(Contact Image Sensor)ユニット22、及び、裏面CISユニット23に接続されている。読取制御回路17は、制御部11の制御に従って、表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23に駆動電流を出力する。そして、読取制御回路17は、表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23の各々から出力される信号をデジタルデータ化し、制御部11に出力する。センサー駆動回路18は、ASF用紙検出器24、及び、用紙長検出器25に接続され、これらの各検出器に電流を供給する。そして、センサー駆動回路18は、所定周期で各検出器24,25の出力値を取得し、取得した出力値をデジタルデータに変換して制御部11に出力する。接続部19は、制御装置50に対して有線で接続され、制御部11の制御に従って、制御装置50との間で制御データを含む各種データを送受信する。
モータードライバー16は、ASF(Auto Sheet Feeder)モーター21に接続される。モータードライバー16は、ASFモーター21に駆動電流や駆動パルスを出力して、制御部11の制御に従いASFモーター21を動作させる。読取制御回路17は、表面CIS(Contact Image Sensor)ユニット22、及び、裏面CISユニット23に接続されている。読取制御回路17は、制御部11の制御に従って、表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23に駆動電流を出力する。そして、読取制御回路17は、表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23の各々から出力される信号をデジタルデータ化し、制御部11に出力する。センサー駆動回路18は、ASF用紙検出器24、及び、用紙長検出器25に接続され、これらの各検出器に電流を供給する。そして、センサー駆動回路18は、所定周期で各検出器24,25の出力値を取得し、取得した出力値をデジタルデータに変換して制御部11に出力する。接続部19は、制御装置50に対して有線で接続され、制御部11の制御に従って、制御装置50との間で制御データを含む各種データを送受信する。
読取装置10は、図示は省略するが、処理前の複数の読取対象物を貯留できるストッカーと、処理後の読取対象物が排出され、複数溜められるポケットとを有する。ストッカーに貯留された読取対象物は、ASFモーター21により駆動される搬送機構(図示略)によって、1枚ずつ読取装置10の内部に取り込まれて読み取られ、ポケットに排出される。ASF用紙検出器24は、例えば透過型光センサーで構成され、ストッカーにおける読取対象物の有無を検出する。用紙長検出器25は、例えば反射型光センサーで構成され、読取装置10内部の搬送路上を通る読取対象物の先端及び後端を検出する。用紙長検出器25の検出値は制御部11により取得され、この検出値の変化に基づいて読取対象物の長さが求められる。
読取対象物の表面を読み取る表面CISユニット22と、裏面を読み取る裏面CISユニット23とは、用紙長検出器25の下流側に搬送路を挟んで対向配置され、読取対象物の両面を光学的に読み取る。表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23は、読取対象物の搬送方向に対して垂直にライン状に配置された複数の読取素子(光電変換素子)を備える。表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23は、それぞれ、搬送路を搬送される読取対象物の一面に光を照射し、反射した光を複数の読取素子を介して受光し、受光した光を電気信号に変換して1ライン分の画像を取得する。表面CISユニット22は、読取対象物の表面画像を、裏面CISユニット23は、読取対象物の裏面画像を、1ラインずつ順次読み取ることにより、読取対象物の両面に対して二次元画像を取得する。表面CISユニット22、裏面CISユニット23の下流側には上述したポケットが設けられている。
読取対象物の表面を読み取る表面CISユニット22と、裏面を読み取る裏面CISユニット23とは、用紙長検出器25の下流側に搬送路を挟んで対向配置され、読取対象物の両面を光学的に読み取る。表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23は、読取対象物の搬送方向に対して垂直にライン状に配置された複数の読取素子(光電変換素子)を備える。表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23は、それぞれ、搬送路を搬送される読取対象物の一面に光を照射し、反射した光を複数の読取素子を介して受光し、受光した光を電気信号に変換して1ライン分の画像を取得する。表面CISユニット22は、読取対象物の表面画像を、裏面CISユニット23は、読取対象物の裏面画像を、1ラインずつ順次読み取ることにより、読取対象物の両面に対して二次元画像を取得する。表面CISユニット22、裏面CISユニット23の下流側には上述したポケットが設けられている。
制御部11は、制御プログラムを実行するCPU、CPUが実行するプログラムを記憶するROM、及びプログラムやデータを一時的に記憶するRAM等を備える。CPUが実行する制御プログラムは、例えば後述するファームウェア62(図2)を含む。制御部11は、上記制御プログラムを実行することにより、搬送制御部12、及び、処理制御部13の機能を実現する。
搬送制御部12は、モータードライバー16を制御してASFモーター21を動作させる。例えば、搬送制御部12は、読取対象物を読取装置10が処理している間に、上述のストッカーに貯留された次の読取対象物の搬送を開始するか否かを判定する。そして、次の読取対象物の処理が可能になると、ASFモーター21を動作させて次の読取対象物をピックアップし、搬送路に搬送する。また、搬送制御部12は、モータードライバー16を制御して、処理後の読取対象物を不図示のポケットに排出する。
搬送制御部12は、モータードライバー16を制御してASFモーター21を動作させる。例えば、搬送制御部12は、読取対象物を読取装置10が処理している間に、上述のストッカーに貯留された次の読取対象物の搬送を開始するか否かを判定する。そして、次の読取対象物の処理が可能になると、ASFモーター21を動作させて次の読取対象物をピックアップし、搬送路に搬送する。また、搬送制御部12は、モータードライバー16を制御して、処理後の読取対象物を不図示のポケットに排出する。
処理制御部13は、読取制御回路(読取部)17を制御して、表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23を動作させ、読取対象物の表面、及び、裏面の読み取りを行う。読取制御回路17は、表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23の各々から出力される信号をデジタルデータ化した読取画像データを、制御部11に出力する。制御部11には、読取画像データを記憶するメモリー15が接続されている。制御部11は、処理制御部13の機能により読取画像データをページ単位でメモリー15に記憶する。つまり、一つの読取対象物の読取画像データが一つのページ(1ページ)を構成する。両面の場合、両面を合わせて1ページとしてもよいし、表面および裏面それぞれを1ページとしてもよい。例えば、読取対象物が小切手の場合には、小切手1枚分の読取画像データが1ページ分として、ページ単位でメモリー15に記憶される。メモリー15は、制御部11を構成するROMやRAMの一部の記憶領域を利用したものであってもよいし、上記ROMやRAMとは別体の揮発性メモリー、或いは不揮発性メモリーであってもよい。制御部11は、メモリー15に記憶された読取画像データの制御装置50への転送を行う。
制御装置50は、通信制御部51と、表示部58と、入力部57と、通信部56と、を備えている。通信制御部51は、CPU52、ROM53、RAM54、記憶部55、及び、その他の周辺回路を備え、制御装置50の各部を中枢的に制御する。記憶部55は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種プログラムや、各種データを不揮発的に記憶する。
表示部58は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、通信制御部51の制御の下、各種情報を表示パネルに表示する。入力部57は、マウスやキーボード等の入力デバイスに接続され、入力デバイスに対する操作を検出して、通信制御部51に出力する。通信部56は、通信制御部51の制御の下、読取装置10との間で通信規格に準拠した通信を行う。また、記憶部55には、読取装置10を制御するためのスキャナードライバー61(図2)がインストールされており、通信制御部51は、このスキャナードライバー61を実行して、読取装置10を制御する。制御装置50の通信制御部51は、入力部57により入力された指示に従って、スキャナードライバー61を実行し、読取装置10を制御する。
表示部58は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、通信制御部51の制御の下、各種情報を表示パネルに表示する。入力部57は、マウスやキーボード等の入力デバイスに接続され、入力デバイスに対する操作を検出して、通信制御部51に出力する。通信部56は、通信制御部51の制御の下、読取装置10との間で通信規格に準拠した通信を行う。また、記憶部55には、読取装置10を制御するためのスキャナードライバー61(図2)がインストールされており、通信制御部51は、このスキャナードライバー61を実行して、読取装置10を制御する。制御装置50の通信制御部51は、入力部57により入力された指示に従って、スキャナードライバー61を実行し、読取装置10を制御する。
図2は、読取システム1のソフトウェア構成を示す模式図である。
図2に示す各ソフトウェアは、制御装置50が備えるCPU52、及び、読取装置10が備える制御部11のCPUにより実行される。
制御装置50は、基本制御プログラムであるオペレーティングシステム60を実行する。また、制御装置50には、オペレーティングシステム60の一部の機能と協調して動作するスキャナードライバー61が実装されている。スキャナードライバー61は、制御装置50が読取装置10を認識し、制御するためのスキャナードライバープログラムをCPU52が実行することで、実現される機能モジュールである。また、制御装置50は、オペレーティングシステム60上で動作するアプリケーション63を備える。アプリケーション63は、CPU52がアプリケーションプログラムを実行することで実現され、具体的には、読取装置10の読取画像データの編集、読取画像データをデータベースに記憶させる処理、外部のサーバー装置に送信する処理等を行う。
また、読取装置10は、上述した読取装置10の基本制御プログラムとしてファームウェア62を実行する。
図2に示す各ソフトウェアは、制御装置50が備えるCPU52、及び、読取装置10が備える制御部11のCPUにより実行される。
制御装置50は、基本制御プログラムであるオペレーティングシステム60を実行する。また、制御装置50には、オペレーティングシステム60の一部の機能と協調して動作するスキャナードライバー61が実装されている。スキャナードライバー61は、制御装置50が読取装置10を認識し、制御するためのスキャナードライバープログラムをCPU52が実行することで、実現される機能モジュールである。また、制御装置50は、オペレーティングシステム60上で動作するアプリケーション63を備える。アプリケーション63は、CPU52がアプリケーションプログラムを実行することで実現され、具体的には、読取装置10の読取画像データの編集、読取画像データをデータベースに記憶させる処理、外部のサーバー装置に送信する処理等を行う。
また、読取装置10は、上述した読取装置10の基本制御プログラムとしてファームウェア62を実行する。
アプリケーション63は、読取装置10の読取画像データを処理するため、読取画像データの取得に関する指示を生成して、スキャナードライバー61に出力する。スキャナードライバー61は、アプリケーション63から入力された指示に基づいて、読取装置10に読取動作を実行させるための各種制御コマンドを生成する。スキャナードライバー61は、オペレーティングシステム60が提供するAPI(Application Programming Interface)を利用して、制御コマンドを読取装置10に送信する。
読取装置10では、ファームウェア62が、制御装置50が送信する制御コマンドを受信する。
読取装置10では、ファームウェア62が、制御装置50が送信する制御コマンドを受信する。
制御装置50から読取装置10に送信される制御コマンドには、設定コマンド、読取開始コマンド、排紙コマンドが含まれる。
設定コマンドは、読取装置10における読取解像度、読取面毎の読取の要否、スキャン方向(読取対象物の搬送方向の逆方向)、カラー種別(カラースキャンかモノクロスキャンか)、モノクロスキャンを行う場合の階調、モノクロスキャンを行う場合のLED発光色、読取対象の一部エリアのみを読み取る場合の読取範囲(エリアの開始位置および終了位置)、等を指定するコマンドである。設定コマンドを受信したファームウェア62は、この設定コマンドにより指定された値を設定値として取得する。
設定コマンドは、読取装置10における読取解像度、読取面毎の読取の要否、スキャン方向(読取対象物の搬送方向の逆方向)、カラー種別(カラースキャンかモノクロスキャンか)、モノクロスキャンを行う場合の階調、モノクロスキャンを行う場合のLED発光色、読取対象の一部エリアのみを読み取る場合の読取範囲(エリアの開始位置および終了位置)、等を指定するコマンドである。設定コマンドを受信したファームウェア62は、この設定コマンドにより指定された値を設定値として取得する。
読取開始コマンドは、読取装置10に対して読取動作の開始を指示するコマンドである。この読取開始コマンドには、読み取りを実行する読取範囲を指定する情報が含まれる。読取範囲としては、たとえば、読取対象の全体を読み取る全体読取、或いは、設定コマンドにより指定された読取対象の一部エリアを読み取る指定エリア読取がある。読取開始コマンドを受信したファームウェア62は、モータードライバー16、及び、読取制御回路17を制御して、読取対象物の読み取りを開始する。ファームウェア62は、読み取った読取画像データを、制御装置50に対して送信する。
排紙コマンドは、読み取りが終了した後で、読取対象物をポケットに排出するよう指示するためのコマンドであり、排紙コマンドを受信したファームウェア62は、この排紙コマンドの指定に基づいて読取対象物を排出する。
排紙コマンドは、読み取りが終了した後で、読取対象物をポケットに排出するよう指示するためのコマンドであり、排紙コマンドを受信したファームウェア62は、この排紙コマンドの指定に基づいて読取対象物を排出する。
次に、制御装置50の通信制御部51が、制御コマンドを読取装置10に出力して読取動作を実行させ、読取画像データを記憶させる際の動作について説明する。
図3は、上記動作時における、制御装置50、及び、読取装置10の動作を示すフローチャートである。図3(A)は制御装置50の動作を示し、図3(B)は読取装置10の動作を示す。
制御装置50の通信制御部51は、入力部57を介して、読取対象物の読取を開始する指示が入力されたか否かを検出する(ステップS1)。読取指示が入力されると(ステップS1:Yes)、通信制御部51は、通信部56を介して読取装置10に、読取開始コマンドを送信する(ステップS2)。読取装置10の制御部11は、接続部19を介して制御装置50から読取開始コマンドを受信し(ステップS11)、受信した制御コマンドに基づいて、モータードライバー16、読取制御回路17、及び、センサー駆動回路18を制御する。
図3は、上記動作時における、制御装置50、及び、読取装置10の動作を示すフローチャートである。図3(A)は制御装置50の動作を示し、図3(B)は読取装置10の動作を示す。
制御装置50の通信制御部51は、入力部57を介して、読取対象物の読取を開始する指示が入力されたか否かを検出する(ステップS1)。読取指示が入力されると(ステップS1:Yes)、通信制御部51は、通信部56を介して読取装置10に、読取開始コマンドを送信する(ステップS2)。読取装置10の制御部11は、接続部19を介して制御装置50から読取開始コマンドを受信し(ステップS11)、受信した制御コマンドに基づいて、モータードライバー16、読取制御回路17、及び、センサー駆動回路18を制御する。
読取開始コマンドを受信すると(ステップS11)、読取装置10の制御部11は、センサー駆動回路18を制御して、ストッカーに読取対象物が有るか否かを判定する(ステップS12)。ストッカーに読取対象物が有る場合には(ステップS12:Yes)、制御部11は、モータードライバー16を制御し、1ページの読取対象物を搬送路に沿って搬送する。そして、1ページの読取対象物を搬送する間に、読取制御回路を17制御して、読取対象物の読み取りを行う(ステップS13)。表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23が読み取った1ラインの読取画像は、1ライン毎に、制御部11に出力される。制御部11は、指定された読取範囲全体の読み取りが終了すると、読取画像データをページ単位でメモリー15に記憶する(ステップS14)。制御部11は、続いて、ストッカーに読取対象物が有るか否かを判定して(ステップS12)、次の読取対象物の読み取りを開始する、或いは、処理を終了する。読取装置10の制御部11は、ストッカーに貯留された読取対象物の全を連続して読み取ってポケットに排出するまで読取動作を継続する。或いは、読取装置10は、ストッカーに貯留された読取対象物のうち、制御装置50により指定された枚数に対する読取処理が完了するまで、読取動作を継続する。
次に、読取装置10から制御装置50に読取画像データを転送する際の、読取システム1の動作について説明する。図4は、読取装置10から制御装置50に、読取画像データを転送するプロセス(シーケンス)を示す説明図である。図4(A)は読取装置10のファームウェア62の動作を示し、図4(B)は制御装置50のスキャナードライバー61の動作を示す。図4(A)と、図4(B)との間の矢印は、ファームウェア62と、スキャナードライバー61と、の間のデータの送受信を示す。
読取装置10が読取対象物の読み取りを行う際、制御部11は、制御装置50から送信されるコマンドに従って、読取範囲をスキャン方向に所定長さ毎に分割する。分割された各々の部分をブロックと呼ぶ。つまり、表面CISユニット22の読取範囲と裏面CISユニット23の読取範囲は、それぞれ所定長さ毎に複数のブロックに分割される。ブロックのサイズは、ブロックに相当する読取画像データの長さ、或いは、ブロックのデータ量で規定される。ブロックのサイズを規定するデータは予め設定され、制御部11のROMに記憶される。読取画像データのサイズはブロックのサイズの整数倍とは限らないので、読取画像データをブロックに分割した場合にはブロックのサイズに満たない余りが発生する。この余りは規定されたブロックのサイズとは異なるが、後端のブロックとなる。後端のブロックのサイズを規定されたブロックのサイズに合わせるために、制御部11がダミーデータを付与してもよい。ブロックは、読取画像データを制御装置50に転送する単位(送信単位)となる。
制御部11は、読取画像データをブロックに分割した後、ブロックのデータ量が所定容量(例えば、予め設定された上限値)より大きい場合は、ブロックのサイズが所定容量以下となるように、再度分割してもよい。例えば、ブロックのサイズが読取画像データにおける長さやライン数で規定されていて、読取画像データの色数(ビット数)や解像度の設定を変更した場合に、読取画像データのデータ量の変化に伴いブロックが所定容量より大きくなる。
制御部11は、読取画像データをブロックに分割した後、ブロックのデータ量が所定容量(例えば、予め設定された上限値)より大きい場合は、ブロックのサイズが所定容量以下となるように、再度分割してもよい。例えば、ブロックのサイズが読取画像データにおける長さやライン数で規定されていて、読取画像データの色数(ビット数)や解像度の設定を変更した場合に、読取画像データのデータ量の変化に伴いブロックが所定容量より大きくなる。
上述したように、制御装置50はスキャナードライバー61を実行し、読取装置10に読取対象物の読取動作を開始させる。読取装置10のファームウェア62は、上述したように、ストッカーに貯留された複数ページの読取対象物を、連続して読み取ることが出来る。ファームウェア62は、制御装置50から読取開始コマンドを受信すると、1枚目読み取り(プロセスP31)、2枚目読み取り(プロセスP32)、3枚目読み取り(プロセスP33)、・・・と読取対象物を連続して読み取る。
ここで、ファームウェア62は、読取対象物を読み取る動作において、読取画像データをメモリー15に記憶する。メモリー15には、ページの先頭から読取画像データが格納され、メモリー15には少なくとも1ページ(1枚)分の読取画像データを格納可能である。なお、本実施形態の読取装置10は表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23により両面を読み取ることが可能である。ファームウェア62は、表面CISユニット22が読み取った表面の読取画像データと、裏面CISユニット23が読み取った裏面の読取画像データとを、それぞれ別の1ページの画像データとして処理する。
ファームウェア62は、メモリー15の空き容量が不足している場合には読取動作をいったん停止し、メモリー15の空き容量が所定値以上になると、読取動作を再開する。
ここで、ファームウェア62は、読取対象物を読み取る動作において、読取画像データをメモリー15に記憶する。メモリー15には、ページの先頭から読取画像データが格納され、メモリー15には少なくとも1ページ(1枚)分の読取画像データを格納可能である。なお、本実施形態の読取装置10は表面CISユニット22、及び、裏面CISユニット23により両面を読み取ることが可能である。ファームウェア62は、表面CISユニット22が読み取った表面の読取画像データと、裏面CISユニット23が読み取った裏面の読取画像データとを、それぞれ別の1ページの画像データとして処理する。
ファームウェア62は、メモリー15の空き容量が不足している場合には読取動作をいったん停止し、メモリー15の空き容量が所定値以上になると、読取動作を再開する。
制御装置50は、読取装置10に読取動作を開始させると、続いて、読取装置10に読取画像データの転送を要求する読込要求Aを送信する。
読取装置10は、制御装置50から読込要求Aを受信すると、メモリー15に記憶している読取画像データの転送動作Bを行う。読取装置10は、転送動作Bで1つのブロックを送信する。読取装置10は、転送動作Bにおいて、読取画像データに、読み取った面が表面か裏面か、読み取ったブロックのサイズ、データ長等の情報を付加して制御装置50に送信してもよい。制御装置50は、読取装置10から送信された読取画像データを受信して、ブロックごとに読取画像を再構成する。
また、読取装置10は、読取画像データの各ブロックに、例えばスキャン方向に順番に番号を付して制御装置50に送信する構成であっても良い。この場合、制御装置50は、受信した読取画像データのブロックの番号に基づいて、ブロックを結合し、1ページの読取画像データを再構成してもよい。
読取装置10は、制御装置50から読込要求Aを受信すると、メモリー15に記憶している読取画像データの転送動作Bを行う。読取装置10は、転送動作Bで1つのブロックを送信する。読取装置10は、転送動作Bにおいて、読取画像データに、読み取った面が表面か裏面か、読み取ったブロックのサイズ、データ長等の情報を付加して制御装置50に送信してもよい。制御装置50は、読取装置10から送信された読取画像データを受信して、ブロックごとに読取画像を再構成する。
また、読取装置10は、読取画像データの各ブロックに、例えばスキャン方向に順番に番号を付して制御装置50に送信する構成であっても良い。この場合、制御装置50は、受信した読取画像データのブロックの番号に基づいて、ブロックを結合し、1ページの読取画像データを再構成してもよい。
制御装置50は、読取装置10から受信した、転送中のブロックのサイズや、データ長等の情報に基づいて、一回の転送動作Bが完了したことを検出する。制御装置50は、転送動作Bが完了し、一つのブロックの受信が完了したことを検出すると、次の読込要求Aを送信し、読取装置10に次のブロックの転送を要求する。
このように、読取装置10は、制御装置50から送信される読込要求Aを受信する毎にブロック単位で読取画像データを送信する。読取画像データは、読取装置10のメモリー15にページ単位で記憶され、1枚目の画像転送(プロセスP41)、2枚目の画像転送(プロセスP42)、・・・と読み取られた順に制御装置50に転送される。
このように、読取装置10は、制御装置50から送信される読込要求Aを受信する毎にブロック単位で読取画像データを送信する。読取画像データは、読取装置10のメモリー15にページ単位で記憶され、1枚目の画像転送(プロセスP41)、2枚目の画像転送(プロセスP42)、・・・と読み取られた順に制御装置50に転送される。
読取装置10は、1ページ分の読取画像データの末端のブロックまで送信した後、すなわち1ページ分の読取画像データ全体を送信した後で、次の読込要求Aを受信すると、転送が完了した1ページ分の読取画像データをメモリー15から消去する。読取画像データが消去されることで再びメモリー15に大きな空き領域が生じ、その後の読取画像データを記憶できる。このように、読取画像データは、読取装置10のメモリー15にページ単位で記憶され、制御装置50に転送が完了したページから順に消去されるように構成される。
ところで、読取システム1では、USBケーブルにて制御装置50と、読取装置10とを接続しているが、制御装置50と、読取装置10との間の通信エラーが発生することがある。図では通信エラーを符号Cで示す。
通信エラーの要因は、外部からの電磁ノイズ、USBケーブルの脱落や切断(断線)、制御装置50または読取装置10に供給される電源の瞬時停電などが挙げられる。本発明は、通信エラーが発生した後に、制御装置50と読取装置10とが通信を実行できる状態となる場合には全て適用可能である。例えば、ケーブルの脱落や断線により接続が切れて通信エラーとなった場合、ケーブルの再接続後に、本実施形態と同様の動作を行えばよく、その適用対象は限定されない。
通信エラーの要因は、外部からの電磁ノイズ、USBケーブルの脱落や切断(断線)、制御装置50または読取装置10に供給される電源の瞬時停電などが挙げられる。本発明は、通信エラーが発生した後に、制御装置50と読取装置10とが通信を実行できる状態となる場合には全て適用可能である。例えば、ケーブルの脱落や断線により接続が切れて通信エラーとなった場合、ケーブルの再接続後に、本実施形態と同様の動作を行えばよく、その適用対象は限定されない。
本実施形態では、一例として、通信エラーが発生した場合に、オペレーターが作業を行うことなく、制御装置50と読取装置10とが通信を実行できる状態となる種類の通信エラーを想定する。例えば、外部からの電磁ノイズの影響で発生する通信エラーが該当する。すなわち、電磁ノイズによりUSBケーブルを伝送中の信号のレベルが変動し、制御装置50が受信したデータの一部が乱れ、誤り訂正処理で訂正できない程度のデータの不整合を生じたようなケースを想定する。
図4には2枚目の読取画像データの転送中(プロセスP42)に通信エラーCが発生した例を示す。
この図4の例では、制御装置50は1枚目の画像データの受信を正常に完了する(プロセスP51)。続いて、制御装置50は2枚目の読取画像データの先頭のブロックの転送を要求する読込要求Aを送信するが、2枚目の読取画像データの転送中に通信エラーCが発生している。
この場合、制御装置50が通信エラーCを検知して、通信エラーCが発生したときに受信中であったブロックを含むページの読取画像データを破棄する(プロセスP52)。ここで、制御装置50は、破棄した部分と同じ範囲の読取画像データについて、読取装置10に再送要求Dを送信する(プロセスP53)。つまり、制御装置50は、通信エラーCが発生したときに受信中であって、受信に失敗したブロックを含むページの読取画像データを再送するように、読取装置10に要求する。
読取装置10は、再送要求Dを受信して、メモリー15に記憶した読取画像データの先頭から再送信を実行する(プロセスP42R)。メモリー15には、再送要求Dで指定されたページの読取画像データが、ページの先頭から記憶されている。このため、読取装置10は、通信エラーCの発生時に送信していたブロックを識別する処理等を行うことなく、メモリー15に記憶された読取画像データをページ先頭から読み出して再送すればよい。
この図4の例では、制御装置50は1枚目の画像データの受信を正常に完了する(プロセスP51)。続いて、制御装置50は2枚目の読取画像データの先頭のブロックの転送を要求する読込要求Aを送信するが、2枚目の読取画像データの転送中に通信エラーCが発生している。
この場合、制御装置50が通信エラーCを検知して、通信エラーCが発生したときに受信中であったブロックを含むページの読取画像データを破棄する(プロセスP52)。ここで、制御装置50は、破棄した部分と同じ範囲の読取画像データについて、読取装置10に再送要求Dを送信する(プロセスP53)。つまり、制御装置50は、通信エラーCが発生したときに受信中であって、受信に失敗したブロックを含むページの読取画像データを再送するように、読取装置10に要求する。
読取装置10は、再送要求Dを受信して、メモリー15に記憶した読取画像データの先頭から再送信を実行する(プロセスP42R)。メモリー15には、再送要求Dで指定されたページの読取画像データが、ページの先頭から記憶されている。このため、読取装置10は、通信エラーCの発生時に送信していたブロックを識別する処理等を行うことなく、メモリー15に記憶された読取画像データをページ先頭から読み出して再送すればよい。
これらの構成によれば、制御装置50の通信制御部51は、データの転送中に通信エラーCが発生した場合、受信に失敗したブロックを含むページの読取画像データ全体を破棄し、当該ページの先頭から読取画像データを読取装置10に再送信させることができる。そして、読取装置10の制御部11は、ページ単位での制御装置50へのデータの送信がエラー無く完了した後に転送が完了したページの読取画像データを消去する。これにより、制御装置50で受信エラーが発生したブロックのデータが、制御装置50に受信されずに、読取装置10のメモリー15から消失することが無い。そして、受信エラーが発生したブロックを含むページの先頭から読取画像データが制御装置50に再転送されるため、読取画像データの転送中に通信エラーCが発生しても、読取画像データの構成が崩れることがない。
また、読取装置10の制御部11は、制御装置50に転送が完了したページから順に読取画像データをメモリー15から消去する。そして、制御装置50から、再送要求Dを受信した際には、読取装置10の制御部11は、メモリー15に記憶した読取画像データの先頭から再送信を実行する。これにより、制御装置50、及び、読取装置10は、何ページ目の読取画像データを転送中であるかの情報を互いに通知することなく、読取画像データの再転送を行うことができ、効率的にデータ転送を再開することができる。
また、読取装置10の制御部11は、制御装置50に転送が完了したページから順に読取画像データをメモリー15から消去する。そして、制御装置50から、再送要求Dを受信した際には、読取装置10の制御部11は、メモリー15に記憶した読取画像データの先頭から再送信を実行する。これにより、制御装置50、及び、読取装置10は、何ページ目の読取画像データを転送中であるかの情報を互いに通知することなく、読取画像データの再転送を行うことができ、効率的にデータ転送を再開することができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、読取システム1は、読取対象物を読み取る読取装置10と、読取装置10に接続された制御装置50と、を有し、読取装置10は、読取対象物を光学的に読み取る読取制御回路17と、読取制御回路17が読み取った読取画像データをページ単位で記憶するメモリー15と、メモリー15に記憶した読取画像データをブロック単位で送信する制御部11と、を備え、制御装置50は、読取装置10が送信する読取画像データを受信する通信部56と、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であったブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部51と、を備え、読取装置10の制御部11は、制御装置50が読取画像データの再送信を要求した場合に、メモリー15に記憶した読取画像データのうち要求されたブロックを含むページの先頭から再送信を実行する。
この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置50で受信エラーが発生した場合に、読取装置10が制御装置50に対し、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再送信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置10は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置10の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置50は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置50で受信エラーが発生した場合に、読取装置10が制御装置50に対し、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再送信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置10は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置10の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置50は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
また、読取装置10のメモリー15は、少なくとも読取対象物の1ページ分の読取画像データを記憶し、読取画像データは、制御装置50にページの送信が完了されるまでメモリー15に記憶される。これにより、読取装置10が読み取った読取画像データは、ページの送信が完了されるまで、メモリー15に記憶される。このため、通信エラーが発生した場合でも、転送途中だった読取画像データが消失することが無い。また、転送途中だったページの先頭から読取画像データを再送信でき、読取画像データを受信する制御装置50は、ページの先頭から読取画像データを受信できる。従って、制御装置50が、通信エラーの発生前に受信したデータと再送信されたデータとを結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。
また、制御装置50の通信制御部51は、読取装置10から読取画像データのブロックを受信する毎に読取装置10に読込要求を送信し、読取装置10の制御部11は、制御装置50に読取画像データのブロックを送信した後、制御装置50から読込要求が送信された場合に、次のブロックを送信し、メモリー15に記憶した読取画像データをページの末端まで送信が完了した後で制御装置50から読込要求を受信した場合に、送信が完了したページの読取画像データをメモリー15から消去する。この構成によれば、制御装置50がブロックを受信する毎に読込要求を送信し、読取装置10は読込要求を受信すると次のブロックを送信する。このように読取画像データのブロックと読込要求とが交互に送受信されるシステムにおいて、読取装置10は、読取画像データをページの末端まで送信した後で読込要求を受信した場合に、送信済みの読取画像データをメモリー15から消去する。これにより、通信エラーが発生した場合でも読取画像データが消失することがなく、適切なタイミングで読取画像データをメモリー15から消去するので、読取装置10のメモリー15容量を抑えることができる。
また、制御部11は、制御装置50から読取画像データの再送信の要求を受信すると、メモリー15に記憶した読取画像データの先頭から再送信する。この構成によれば、制御装置50が再送信を要求した場合に、読取装置10が、読取画像データのページ区切りを識別することなく、読取画像データをページの先頭から再送信できる。このため、読取画像データの送信側である読取装置10の制御が容易である。また、読取装置10の処理の効率化を図ることができる。
また読取制御装置50は、読取装置10が読取対象物をページ単位で光学的に読み取ってブロック単位で送信する読取画像データを受信する通信部56と、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であったブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部51と、を備える。
この構成によれば、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置10に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データの再送信を要求するので、読取画像データを消失することなく受信できる。また、読取装置10が読取画像データを送信する送信単位に従って、データの再送信を要求するので、読取装置10は再送信を要求された送信単位に基づいて再送信を行えばよく、読取装置10の制御が容易である。また、制御装置50は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
この構成によれば、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置10に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データの再送信を要求するので、読取画像データを消失することなく受信できる。また、読取装置10が読取画像データを送信する送信単位に従って、データの再送信を要求するので、読取装置10は再送信を要求された送信単位に基づいて再送信を行えばよく、読取装置10の制御が容易である。また、制御装置50は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
また、読取制御装置50において、通信制御部51は、読取装置10から読取画像データのブロックを受信する毎に読取装置10に読込要求を送信する。この構成によれば、制御装置50は、ブロックを受信する毎に読込要求を送信し、読取画像データのブロックと読込要求とが交互に送受信される。これにより、制御装置50は、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、読取装置10に対して、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データの再送要求を効率よく行うことができる。
また、読取制御装置50において、通信制御部51は、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であったブロックを含む範囲の読取画像データを消去して、データの再送信を要求する。この構成によれば、受信エラーが発生したときに受信中であった送信単位のデータだけでなく、この送信単位を含む範囲の読取画像データを消去する。このため、受信エラーが発生したときに受信中であった送信単位を含む、より大きい範囲の読取画像データが再送信された場合に、再送信されたデータを全て受信できる。これにより、通信エラーの発生前に受信したデータと再送信されたデータとを結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。
また、読取制御装置50の制御方法において、読取装置10が読取対象物をページ単位で光学的に読み取ってブロック単位で送信する読取画像データを受信し、読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であったブロックを含むデータの再送信を要求する。この構成によれば、読取画像データを受信する制御装置50で受信エラーが発生した場合に、エラー発生時に受信中であったブロックを含む読取画像データのページの先頭から、読取画像データを再受信する。これにより、読取画像データの送受信中に通信エラーが発生しても、読取画像データを消失することが無いので、例えば読み取りをやり直す必要もない。また、読取画像データを送信する側の読取装置10は、ブロックを識別する情報を付して読取画像データを送信する必要がないため、読取装置10の制御が容易である。また、読取画像データを受信する側の制御装置50は、受信済みのブロックと、再送されたブロックと、を結合する等の処理を行う必要がないという利点がある。従って、読取画像データの送受信中にエラーが発生しても、データを消失することなく効率よく対処できる。
なお、上記実施形態は本発明を適用した一具体例を示すものであり、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態においては、制御装置50と、読取装置10とをUSBケーブルにて接続した構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。制御装置50と読取装置10とをIEEE1394、RS−232C、IEEE1284等の各種の有線通信方式で接続してもよいし、近距離無線通信方式や、携帯電話回線を含む無線通信回線を介して接続してもよい。また、制御装置50と読取装置10とが無線LANやEthernet(登録商標)を含む通信ネットワークに、他の装置とともに接続された構成としてもよい。この場合、制御装置50と読取装置10との数についても制限はなく、制御装置50と読取装置10とを1対多、または多対多で接続してもよい。
また、本発明の適用対象は読取装置10に限定されず、光学的な読取機能に加えて印刷機能を備えた複合機に適用することも可能である。また、制御装置50は、サーバー装置、パーソナルコンピューター、ノート型コンピューター等の他、タブレット型コンピューター等の携帯型の装置であってもよく、具体的態様は限定されない。
また、本発明は、通信エラーによりデータ転送中にエラーが発生した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばケーブル抜け等により接続が切れてしまった場合においても、再接続後に適用可能であって、その適用対象は限定されない。
また、本発明の適用対象は読取装置10に限定されず、光学的な読取機能に加えて印刷機能を備えた複合機に適用することも可能である。また、制御装置50は、サーバー装置、パーソナルコンピューター、ノート型コンピューター等の他、タブレット型コンピューター等の携帯型の装置であってもよく、具体的態様は限定されない。
また、本発明は、通信エラーによりデータ転送中にエラーが発生した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばケーブル抜け等により接続が切れてしまった場合においても、再接続後に適用可能であって、その適用対象は限定されない。
1…読取システム、10…読取装置、11…制御部、12…搬送制御部、13…処理制御部、15…メモリー、16…モータードライバー、17…読取制御回路(読取部)、19…接続部、22…表面CISユニット、23…裏面CISユニット、50…制御装置(読取制御装置)、51…通信制御部、56…通信部、61…スキャナードライバー、62…ファームウェア、A…読込要求、B…ブロック、C…通信エラー、D…再送要求。
Claims (8)
- 読取対象物を読み取る読取装置と、前記読取装置に接続された制御装置と、を有し、
前記読取装置は、
前記読取対象物を光学的に読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った読取画像データをページ単位で記憶するメモリーと、
前記メモリーに記憶した前記読取画像データをブロック単位で送信する制御部と、を備え、
前記制御装置は、
前記読取装置が送信する前記読取画像データを受信する通信部と、
前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部と、を備え、
前記読取装置の制御部は、前記制御装置が前記読取画像データの再送信を要求した場合に、前記メモリーに記憶した前記読取画像データのうち要求された前記ブロックを含むページの先頭から再送信を実行すること、
を特徴とする読取システム。 - 前記読取装置の前記メモリーは、少なくとも前記読取対象物の1ページ分の読取画像データを記憶し、前記読取画像データは、前記制御装置にページの送信が完了されるまで前記メモリーに記憶されること、を特徴とする請求項1記載の読取システム。
- 前記制御装置の前記通信制御部は、前記読取装置から前記読取画像データの前記ブロックを受信する毎に前記読取装置に読込要求を送信し、
前記読取装置の前記制御部は、前記制御装置に前記読取画像データの前記ブロックを送信した後、前記制御装置から読込要求が送信された場合に、次の前記ブロックを送信し、前記メモリーに記憶した前記読取画像データをページの末端まで送信が完了した後で前記制御装置から読込要求を受信した場合に、送信が完了したページの前記読取画像データを前記メモリーから消去すること、を特徴とする請求項1または2記載の読取システム。 - 前記制御部は、前記制御装置から前記読取画像データの再送信の要求を受信した場合に、前記メモリーに記憶した前記読取画像データを先頭から再送信すること、を特徴とする請求項3に記載の読取システム。
- 読取装置が読取対象物をページ単位で光学的に読み取ってブロック単位で送信する読取画像データを受信する通信部と、
前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含むデータの再送信を要求する通信制御部と、
を備えることを特徴とする読取制御装置。 - 前記通信制御部は、前記読取装置から前記読取画像データの前記ブロックを受信する毎に前記読取装置に読込要求を送信すること、を特徴とする請求項5記載の読取制御装置。
- 前記通信制御部は、前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含む範囲の読取画像データを消去して、データの再送信を要求すること、を特徴とする請求項5または6記載の読取制御装置。
- 読取装置が読取対象物をページ単位で光学的に読み取ってブロック単位で送信する読取画像データを受信し、
前記読取画像データの受信エラーが発生した場合に、エラーが発生したときに受信中であった前記ブロックを含むデータの再送信を要求する、
ことを特徴とする読取制御装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014132269A JP2016012761A (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | 読取システム、読取制御装置、及び、読取制御装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014132269A JP2016012761A (ja) | 2014-06-27 | 2014-06-27 | 読取システム、読取制御装置、及び、読取制御装置の制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016012761A true JP2016012761A (ja) | 2016-01-21 |
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ID=55229242
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2016012761A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112016006305T5 (de) | 2016-01-26 | 2018-10-18 | Denso Corporation | Head-Up-Anzeigevorrichtung und Herstellungsverfahren der Head-Up-Anzeigevorrichtung |
US10270560B2 (en) | 2016-08-23 | 2019-04-23 | Renesas Electronics Corporation | Communication device and retransmission control method |
-
2014
- 2014-06-27 JP JP2014132269A patent/JP2016012761A/ja active Pending
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